JP7190734B2 - 照明装置 - Google Patents

照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7190734B2
JP7190734B2 JP2018232933A JP2018232933A JP7190734B2 JP 7190734 B2 JP7190734 B2 JP 7190734B2 JP 2018232933 A JP2018232933 A JP 2018232933A JP 2018232933 A JP2018232933 A JP 2018232933A JP 7190734 B2 JP7190734 B2 JP 7190734B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
end side
source unit
communication space
longitudinal direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018232933A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020095858A (ja
Inventor
弘樹 波多江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iris Ohyama Inc
Original Assignee
Iris Ohyama Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iris Ohyama Inc filed Critical Iris Ohyama Inc
Priority to JP2018232933A priority Critical patent/JP7190734B2/ja
Publication of JP2020095858A publication Critical patent/JP2020095858A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7190734B2 publication Critical patent/JP7190734B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)

Description

本発明は、第1光源ユニットと第2光源ユニットを備える照明装置に関する。
近年、環境意識の高まりから、省電力化に優れたLEDを光源に使用した照明装置が提案されている(例えば特許文献1)。特許文献1に開示のLED照明装置は、多角形の断面形状を有する筒部と錐状の錐状部とを有する支持部材の外面に発光ダイオードを実装した発光ダイオードユニットと、前記発光ダイオードユニットを内部に配置する円筒状のガラスバルブとを備える。発光ダイオードユニットは、その全体がガラスバルブ内に密閉されている。
特開2013-123027号公報
上述の照明装置では、発光ダイオードユニットの全体がガラスバルブ内に密閉されているため、発光ダイオードから発せられる熱がガラスバルブ内にこもりやすく、発光部の温度が過度に上昇する傾向がある。
本発明は、発光部の過度の温度上昇を抑制可能な照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、長尺な第1光源ユニットと、前記第1光源ユニットの長手方向一端側に取り付けられた第2光源ユニットと、前記第1光源ユニットと前記第2光源ユニットとの間に配され、前記長手方向と交差する向きに外部と連通する第1通気孔を有する第1放熱ユニットとを備える。
上述の構成によれば、第1光源ユニットと第2光源ユニットとの間に設けられた第1通気孔を通って空気が流れることができるため、第1光源ユニット及び第2光源ユニットの放熱性が向上し、過度の温度上昇を抑制することができる。
実施形態に係る照明装置の外観斜視図である。 実施形態に係る照明装置の側面図である。 実施形態に係る照明装置の分解斜視図である。 実施形態に係る照明装置の縦断面図である。 実施形態に係る照明装置から第2光源ユニットを取り除いた状態を示す斜視図である。 (a)は、実施形態に係るパッキンの外観斜視図である。(b)は、実施形態に係るパッキンの断面図である。(c)は、実施形態に係るパッキンの側面図である。 内筒、外筒及び口金部との接続をするための分解斜視図である。
<概要>
実施形態の一態様に係る照明装置は、長尺な第1光源ユニットと、前記第1光源ユニットの長手方向一端側に取り付けられた第2光源ユニットと、前記第1光源ユニットと前記第2光源ユニットとの間に配され、前記長手方向と交差する向きに外部と連通する第1通気孔を有する第1放熱ユニットとを備える。これにより、第1通気孔を通って空気が流れることができるため、第1光源ユニット及び第2光源ユニットの温度上昇を抑制することができる。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記第1放熱ユニットは、前記第2光源ユニットと前記第1光源ユニットとを接続する複数の第1固定部を有し、前記複数の第1固定部は、互いに間隔をあけて配され、前記複数の第1固定部間の空間は、前記第1通気孔を形成する。したがって、第1固定部により第2光源ユニットに対して第1光源ユニットが安定的に支持される。また、第1貫通孔が複数形成されるため、上記温度上昇抑制効果をより高めることができる。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記第1光源ユニットの長手方向の他端側に取り付けられた口金部と、前記第1光源ユニットと前記口金部との間に配され、前記長手方向と交差する向きに外部と連通する第2通気孔を有する第2放熱ユニットを備える。これにより、第2通気孔を通って空気が流れることができるため、第1光源ユニットの温度上昇をさらに抑制することができる。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記第2放熱ユニットは、前記口金部と前記第1光源ユニットとを接続する複数の第2固定部を有し、前記複数の第2固定部は、互いに間隔をあけて配され、前記複数の第2固定部間の空間は、前記第2通気孔を形成する。したがって、第2固定部により口金部に対して第1光源ユニットが安定的に支持される。また、第2貫通孔が複数形成されるため、上記温度上昇抑制効果をさらに高めることができる。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記第2光源ユニットは、基板上に発光素子が配されてなる発光モジュールと、前記発光モジュールが載置される基台と、前記発光モジュールと前記基台との間に、双方に接触して配された熱伝導部材とを有する。これにより、発光素子で発生した熱を、熱伝導部材を介して基台へと伝えることができ、発光素子の温度上昇を抑制することができる。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記複数の第1固定部のうちの少なくとも1つは、前記基板と前記第1光源ユニットとの間を連通する第1連通空間の一部を有し、前記長手方向に貫通し、前記第1連通空間の一部を構成する貫通孔を有するパッキンの少なくとも一部が、前記第1連通空間内に配され、前記パッキンは、前記貫通孔を除いて前記第1連通空間を閉塞している。これにより、第1光源ユニットの発光素子に電力を供給するためのケーブルを、貫通孔を通って配線することができる。また、第1連通空間の配線経路(貫通孔)以外の部分は、パッキンにより密閉することができ、外部からの水分や埃等の異物の侵入を抑制することができる。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記パッキンは、前記長手方向の長さを有する胴部と、前記胴部に連なって前記長手方向一端側に配された鍔部と、前記長手方向の長さを有し、前記胴部に連なって前記長手方向一端側に配された頭部とを有し、前記鍔部は、前記胴部又は前記頭部の前記長手方向の中心軸から離れる方向に前記胴部からフランジ状に突出する形状を有し、前記長手方向に沿った方向に見た場合に、前記第1連通空間の全体は、前記鍔部の内側に位置している。これにより、鍔部が第1連通空間を確実に閉塞することができ、外部からの水分や埃等の異物の侵入を抑制することができる。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記第1連通空間は、前記長手方向一端側の一端側第1連通空間と、前記長手方向他端側の他端側第1連通空間とを含み、前記一端側第1連通空間は、前記基台の前記長手方向他端側の面と前記基板とを連通し、前記他端側第1連通空間は、前記少なくとも1つの第1固定部に設けられ、前記頭部は、前記一端側第1連通空間内に配され、前記胴部は、前記他端側第1連通空間内に配され、前記貫通孔は、前記一端側第1連通空間と、前記他端側第1連通空間とを連通し、前記鍔部は、前記第1光源ユニットと前記少なくとも1つの第1固定部とに挟まれている。これにより、少なくとも1つの第1固定部にパッキンを配することができるため、パッキン配置のための別部材を設ける必要がなく、部品点数の増加を抑制し、生産性及びコストに資することができる。また、鍔部が第1光源ユニットと少なくとも1つの第1固定部とに挟まれているため、第1連通空間をより確実に閉塞することができ、外部からの水分や埃等の異物の侵入をより確実に抑制することができる。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記鍔部は、前記長手方向一端側の第1面と、前記長手方向他端側の第2面とを有し、前記第1面及び前記第2面のうちの少なくとも一方には、前記長手方向に凸のリブが設けられている。これにより、リブが、第1光源ユニット及び少なくとも1つの第1固定部のうちの少なくとも一方に密着して密閉性をより高め、外部からの水分や埃等の異物の侵入をより確実に抑制することができる。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記リブは、前記第1面及び前記第2面の両方に設けられている。これにより、リブが、第1光源ユニット及び少なくとも1つの第1定部の両方に密着して密閉性をより高め、外部からの水分や埃等の異物の侵入をさらに確実に抑制することができる。
照明装置において、前記リブは、前記胴部又は前記頭部の前記長手方向に沿った軸の周りを連続的に囲む形状を有する。これにより、リブが、周方向に連続して密着し、密閉性をより高めるため、外部からの水分や埃等の異物の侵入をさらに確実に抑制することができる。
照明装置において、前記複数の第2固定部のうちの少なくとも1つは、前記第1光源ユニットと前記口金部との間を前記長手方向に連通する第2連通空間を有し、前記第1連通空間及び前記第2連通空間は、前記長手方向に沿った一直線上に配されている。これにより、第1連通空間と第2連通空間とを通る配線経路を直線状とすることができ、ケーブルを容易に配線することができる。
照明装置において、前記第1光源ユニットは、前記第1光源ユニットの前記一直線上に、前記第1連通空間と前記第2連通空間とを連通する第3連通空間を有する。これにより、第1連通空間、第3連通空間、及び第2連通空間を通る直線状の配線経路が確実に形成され、ケーブルをより容易に配線することができる。
1.全体構成
本実施形態に係る照明装置1の概要について主に図1~図4を用いて説明する。
図1は、照明装置1の外観斜視図である。図2は、照明装置1の側面図である。
図1及び図2に示されるように、照明装置1は、発光ユニット2、口金部3、第1放熱ユニット4、及び第2放熱ユニット5からなる。
発光ユニット2は、長尺な形状を有する第1光源ユニット21と、第1光源ユニット21の長手方向一端側に配された第2光源ユニット22からなる。本実施形態では、第1光源ユニット21は、円筒形である。
口金部3は、第1光源ユニット21の長手方向他端側に配されている。口金部3は、口金31、アダプタ32、及び受け部33からなる。受け部33は、第2放熱ユニット5を介して発光ユニット2に接続されている。アダプタ32は、口金31と受け部33との間を連結している。
第1放熱ユニット4は、第1光源ユニット21と第2光源ユニット22との間に設けられ、双方を接続している。
第2放熱ユニット5は、第1光源ユニット21と口金部3(受け部33)との間に設けられ、双方を接続している。
2.光源部
2-1.第1光源ユニット
図3は、照明装置1の分解斜視図である。図4は、図1のA-A線及び第1光源ユニット21の軸心線を含む平面による断面図である。
図3に示されるように、第1光源ユニット21は、主な要素として、内筒211、発光モジュール212、及び外筒213を有する。発光モジュール212は、筒状の基板214と、基板214の外周面上に互いに間隔をあけて配された複数の発光素子215を有する。
本実施形態の基板214は、例えば、互いに間隔をあけて配された複数の金属板からなり、横断面が八角形状の筒状部材である。しかし、これに限られず、基板214は、断面が、例えば、三角形や四角形の筒状部材であってもよいし、円筒状であってもよい。
また、基板214の左右方向に間隔を設けて形成された屈曲部分(八角形の屈曲部分)には、例えば、樹脂等の補強部を上下方向に設けてもよい。
本実施形態の発光素子215は、例えば、LED素子であって、上下方向に間隔をあけて配された隣接する一対の金属板にまたがるように実装されている。これにより、上下方向に隣接する金属板が、LEDにより連結される。なお、発光素子215は、LED素子に限られず、例えば、レーザーダイオード、有機EL素子、有機ELパネル等が用いられてもよい。
内筒211は、基板214の内側(筒軸側)に配される内筒本体216及び内筒本体216の一端側に配されたフランジ217を有する。ここでの内筒211は、内筒本体216の他端に配された取付部219を有する。
フランジ217の一端側には、複数の第1固定部41が設けられている。本実施形態では、内筒本体216、フランジ217、及び第1固定部41は、一体的に形成されており、例えば、樹脂等の絶縁性の材料からなる。
本実施形態では、複数の第1固定部41が、一体的に形成された例を示したが、別体的に設けられてもよい。
また、複数の第1固定部41は、一体的に設けられる場合も別体的に設けられる場合も光を効率的に出射させるために樹脂等の透光性の材料から構成されていればよい。
取付部219は、内筒本体216の他端から筒軸に向かって張り出す張出部分219aと、張出部分219aの貫通孔219bとを有する。貫通孔219bには、図4に示すねじ81が挿通する。
外筒213は、筒状の部材であって、ガラス、樹脂等の透光性の材料からなる。外筒213の内側には、発光モジュール212及び内筒本体216が挿入されている。本実施形態の外筒213は、例えば、円筒状である。発光モジュール212から発せられた光は、外筒213を透過して、第1光源ユニット21の側方、即ち、第1光源ユニット21の長手方向に直交する方向に照射される。
外筒213の他端側には、第2固定部51が配されている。本実施形態では、第2固定部51の他端側に、これら複数の第2固定部51を連結するように円盤状の円盤部分53と、円盤部分53の周縁から口金部3側にリング状に張り出す張出部分54が設けられている。
本実施形態では、複数の第2固定部51が、一体的に形成された例を示したが、別体的に設けられてもよい。
また、複数の第2固定部51は、一体的に設けられる場合も別体的に設けられる場合も光を効率的に出射させるために樹脂等の透光性の材料から構成されていればよい。
外筒213は、内筒211を取り付けるための取付部55を円盤部分53に有する。取付部55は、ボス55aと、ボス55aに形成されたねじ孔55bとで構成され、内筒211の取付部219の貫通孔219bを挿通するねじ81が螺合する。
なお、第2固定部51は、換言すると、外筒213と円盤部分53とを周方向に間隔を置いて接続する。
外筒213は、口金部3と結合するための結合部56を円盤部分53に有する。結合部56は、口金部3のアダプタ32の中心軸に沿って延伸する筒部321と嵌合する筒部分56aと、円盤部分53の貫通孔56bとで構成され、貫通孔56bを挿通するねじ83がアダプタ32の筒部321のねじ孔に螺合する。
張出部分54は、図4の拡大図にも示すように、口金部3の受け部33の受け溝33a内に収容される。
本実施形態では、外筒213、第2固定部51、円盤部分53及び張出部分54は、一体的に形成されている。
2-2.第2光源ユニット
第2光源ユニット22は、主な構成要素として、発光モジュール221、基台222、及びカバー223を有する。
発光モジュール221(図3)は、主な構成要素として、発光素子221a及び基板221bとを有する。
本実施形態の発光素子221aは、例えば、LED素子である。しかし、これに限られず、例えば、レーザーダイオード、有機EL素子、有機ELパネル等が用いられてもよい。
基板221bは、例えば、樹脂等の電気絶縁性の材料からなる。基板221bの一端側の面上には、複数の発光素子221aが配されている。
なお、本実施形態では、基板221bは、一枚の電気絶縁板から構成された基板を例示したが、複数の金属板を円形状に隣接するように配置し、複数の金属板同士を複数の発光素子221aで連結してもよい。
基台222は、一端側に平坦面を有し、当該平坦面上に発光モジュール221が載置される。基台222は、例えば、金属等の良好な熱伝導性を有する材料からなるのが好ましい。本実施形態では、例えば、発光モジュール221と基台222との間に、良好な熱伝導性を有する熱伝導部材222aが配されている。熱伝導部材222aとして、例えば、熱伝導性を有するグリスやヒートシンクを用いることができる。熱伝導部材222aは、発光モジュール221の基板221bの発光素子221aが配されている面とは反対側の面と、基台222との双方に接触して配されている。これにより、発光素子221aで発生した熱を、熱伝導部材222aを介して、効率的に基台222側へと伝導させることができる。
また、別例としては、基台222は、PC等の樹脂製の材質または高反射PC等で構成されてもよい。
発光モジュール221の一端側には、カバー223が配される。本実施形態のカバー223は、例えば、ドーム状であって、発光モジュール221を覆うように基台222に取り付けられている。カバー223は、ガラスや樹脂等の透光性の材料からなる。これにより、発光素子221aから発せられた光を、一端側に照射させることができる。
3.口金部
口金31は、金属等の導電性の材料からなり、ソケットに装着されて、発光ユニット2を発光させるための電源を外部から受けるためのものである。アダプタ32及び受け部33は、例えば樹脂等の電気絶縁性の材料からなる。
図4に示されるように、本実施形態の照明装置1では、口金31を介して外部から受け入れた電力を、発光素子215及び221aを発光させるための電力に変換する回路34が、アダプタ32内部に配されている。
4.第1放熱ユニット
第1放熱ユニット4は、複数の第1固定部41を有する。複数の第1固定部41は、第1光源ユニット21の周方向に互いに間隔をあけて配されている。隣り合う第1固定部41間の空間は、それぞれ、第1通気孔42を形成している。これにより、第1通気孔42を通って空気が流れることができ、当該空気と第1光源ユニット21及び第2光源ユニット22との間で熱交換が行われる。したがって、第1放熱ユニット4が設けられていない場合と比較して、第1光源ユニット21及び第2光源ユニット22の放熱性を向上させることができ、発光ユニット2の過度の温度上昇を抑制することができる。なお、図面において、空間を示す引き出し線は、空間の奥に存在する部材と区別するために、矢印としている。
5.第2放熱ユニット
第2放熱ユニット5は、複数の第2固定部51を有する。複数の第2固定部51は、第1光源ユニット21の周方向に互いに間隔をあけて配されている。隣り合う第2固定部51間の空間は、それぞれ、第2通気孔52を形成している。これにより、第2通気孔52を通って空気が流れることができ、当該空気と第1光源ユニット21との間で熱交換が行われる。したがって、第2放熱ユニット5が設けられていない場合と比較して、第1光源ユニット21の放熱性を向上させることができ、第1光源ユニット21の過度の温度上昇をさらに抑制することができる。
6.配線
図4に示されるように、照明装置1は、口金部3と第1光源ユニット21及び第2光源ユニット22とを電気的に接続し、口金31で受電した電力を、発光素子215、221aに伝達してこれらの発光素子を発光させるためのケーブル7を有する。ケーブル7は、例えば、金属等の良好な導電性を有する材料からなる導電線である。ケーブル7は、好ましくは、樹脂等の電気絶縁性の材料により被覆されている。
本実施形態の照明装置1は、ケーブル7の配線経路の一部として、例えば、第1光源ユニット21と第2光源ユニット22とを連通する第1連通空間411を有する。第1連通空間411は、一端側の一端側第1連通空間411a及び他端側の他端側第1連通空間411bを含む。
一端側第1連通空間411aは、基板221bの発光素子221aが配されている側の面(一端側の面)と、基台222の他端側の面との間を連通している。本実施形態では、図3に示されるように、基板221b及び基台222の淵部の一部が切り欠かれ、当該切欠き部221b1、222bが一端側第1連通空間411aを形成している。
図5は、第2光源ユニット22を取り除いた状態の照明装置1を示す斜視図である。図5に示されるように、複数の第1固定部41のうちの少なくとも1つは、長手方向に連通する貫通孔を有し、当該貫通孔は、他端側第1連通空間411bを構成している。本実施形態では、他端側第1連通空間411bを有する第1固定部41は、四角筒状であり、図5では、符号41Aで示されている。
一端側第1連通空間411a及び他端側第1連通空間411b内には、パッキン6が配される。
図6(a)は、パッキン6の外観斜視図である。図6(b)は、パッキン6の縦断面図である。図6(c)は、パッキン6の側面図である。
図6(a)に示されるように、本実施形態のパッキン6は、胴部61、鍔部62、及び頭部63からなる。鍔部62は、胴部61の一端側に連なって配され、頭部63は、鍔部62の一端側に連なって配されている。本実施形態のパッキン6は、全体として前記長手方向に長尺な形状を有する。鍔部62は、胴部61及び頭部63から前記長手方向周りの全周に連続してフランジ状に突出している。
図6(a)及び図6(b)に示されるように、パッキン6は、長手方向に貫通する貫通孔64を有する。本実施形態のパッキン6は、2つの貫通孔64を有する。
本実施形態の胴部61は、他端側第1連通空間411bにフィットする形状、即ち、略四角柱状の形状を有し、他端側第1連通空間411b内に嵌めこまれている。本実施形態の頭部63は、胴部61と同様の形状を有し、一端側第1連通空間411a内に嵌めこまれている。
また、鍔部62は、胴部61及び頭部63からフランジ状に突出しているため、長手方向の軸に沿った方向に見た場合に、一端側第1連通空間411a及び他端側第1連通空間411bは、その全体が鍔部62の内部に存在している。
したがって、鍔部62は、第2光源ユニット22と他端側第1連通空間411bを有する第1固定部41との間に挟まれるため、第1連通空間411は、貫通孔64を除いて、パッキン6により閉塞されている。そして、ケーブル7が、貫通孔64内を通って配されている。
また、鍔部62が第2光源ユニットと他端側第1連通空間411bを有する第1固定部41との間に密閉状態で挟まれていることにより密閉性が増し、これにより、外部からの湿気や埃等の異物の進入を防ぐことができる。
図6(a)~(c)に示されるように、鍔部62は、長手方向一端側の第1面621及び他端側の第2面622を有する。第1面621上には、長手方向一端側に凸のリブ65が設けられている。第2面622上には、長手方向他端側に凸のリブ66が設けられている。
リブ65及びリブ66は、それぞれ、パッキン6の長手方向の中心軸Pの周りを囲むように、鍔部62の外周に沿って連続的に設けられている。リブ65が、その全周にわたって基台222の長手方向他端側の面に押し付けられて密着することにより、一端側第1連通空間411aは、より確実に密閉される。当然、リブ66が、その全周にわたって第1固定部41の長手方向一端側の端面に押し付けられて密着することにより、他端側第1連通空間411bが、より確実に密閉される。
尚、リブ65と接触する基台222の長手方向他端側の面に凹部を設けてもよい。
加えて、リブ66と接触する第1固定部41の長手方向一端側の端面に凹部を設けてもよい。
リブ65、リブ66の凸部が、基台222、第1固定部の一端側の端面の凹部に嵌合することで、より確実に密閉される。
なお、本実施形態のパッキン6は、リブ65及び66を有するが、これに限られない。例えば、鍔部62の第1面621及び第2面622のうちの何れか一方のみを有する構成でもよいし、何れも備えない構成でもよい。何れの場合であっても、鍔部のリブが設けられていない面が第2光源ユニット22及び/又は第1固定部41に密着するように固定されることによって、上記密閉効果を得ることができる。
また、本実施形態のリブ65及び66は、軸Pの周りを囲むように連続的に形成されているが、これに限られない。例えば、一部に切れ目や欠けを有していてもよい。この場合でも、押し付けられた際に、リブが変形して当該切れ目や欠けが塞がるような態様であれば、密閉性を確保することができる。
なお、貫通孔64のうち、鍔部62に形成された部分については、一端側第1連通空間411a及び他端側第1連通空間411bの何れか一方に属するとしてもよいし、どちらにも属さないとしてもよい。
図4に示されるように、第2固定部51のうちの少なくとも1つには、第1光源ユニット21と口金部3とを連通する第2連通空間511が設けられている。
また、第1連通空間411と、第2連通空間511とは、照明装置1の長手方向に沿った直線L上に配されている。これにより、配線の乱雑化を抑制することができる。さらには、ケーブルを短くすることができる。
さらには、第1光源ユニット21は、第3連通空間218を有する。本実施形態では、第3連通空間218は、好ましくは、内筒211と外筒213との間に、直線L上に配されている。これにより、一直線上に並んだ第1連通空間411、第3連通空間218、第2連通空間511を通ってケーブル7を配することができ、配線の乱雑化をより一層抑制することができる。
また、第3連通空間218には、基板214及び発光素子215が配されていないことが好ましい。これにより、配線をより容易に行うことができる。さらには、配線時や使用中に、ケーブル7が基板214や発光素子215と接触することによるこれらの損傷を防ぐことができる。
さらには、ケーブルによる影の発生を抑制することができる。
なお、本実施形態では、直線Lは、照明装置1の長手方向の軸X(図1では、照明装置1の中心軸)に沿った直線であるが、これに限られない。例えば、第1連通空間411、第3連通空間218、第2連通空間511が、軸Xと角度を有して交わる直線上に配されていてもよい。また、第3連通空間218が、外筒213の内周面に沿ってのびる緩やかな螺旋の一部として構成されていてもよい。これらの場合であっても、配線の乱雑化を抑制することができる。ただし、軸Xとなす角度や螺旋の角度は小さい方が好ましい。上記角度が大きすぎると、配線経路が長くなったり、他の部材と干渉しやすくなったりといった問題が生じる虞があるためである。
7.効果
照明装置1を点灯させて、第1放熱ユニット4と第2放熱ユニット5の効果を確認した。確認試験は、25℃環境下で定常点灯させた際の第1光源ユニット21の基板214と第2光源ユニット22の基板221bの温度を測定した。その結果を表1に示す。ここでは、照明装置1の長手方向を上下方向とし、口金部を上側としている。
第1光源ユニット21について測定部位は、長手方向の上部、中央、下部の3か所である。第2光源ユニット22についての測定部位は、円形状に似た基板221bの内周近傍と、外周近傍2箇所である。
第1放熱ユニット4及び第2放熱ユニット5を開放したタイプ1では、第1放熱ユニット4と第2放熱ユニット5を閉塞したタイプ3に対して、温度が8.9~17.5℃低くなっており、第1放熱ユニット4と第2放熱ユニット5の放熱効果が大きいことが分かる。
また、第1放熱ユニット4を閉塞し、第2放熱ユニット5を開放したタイプ2においても、タイプ3に対して、温度が0.1~1.3℃低くなっており、第1放熱ユニット4が第2放熱ユニット5よりも効果が大きいことが分かる。
なお、以上の結果から、照明装置は、第1放熱ユニット4を備えることが好ましい。
Figure 0007190734000001
1 照明装置
2 光源部
3 口金部
4 第1放熱ユニット
5 第2放熱ユニット
6 パッキン
7 ケーブル
21 第1光源ユニット
22 第2光源ユニット
31 口金
32 アダプタ
33 受け部
34 回路
41 第1固定部
42 第1通気孔
51 第2固定部
52 第2通気孔
53 リンク部分
61 胴部
62 鍔部
63 頭部
64 貫通孔
65 リブ
66 リブ
211 内筒
212 発光部
213 外筒
214 基板
215 発光素子
216 内筒本体
217 フランジ
218 第3連通空間
221 発光部
221a 発光素子
221b 基板
222 基台
222a 熱伝導部材
223 カバー
411 第1連通空間
411a 一端側第1連通空間
411b 他端側第1連通空間
511 第2連通空間
621 第1面
622 第2面

Claims (7)

  1. 長尺な第1光源ユニットと、
    前記第1光源ユニットの長手方向一端側に取り付けられた第2光源ユニットと、
    前記第1光源ユニットと前記第2光源ユニットとの間に配され、前記長手方向と交差する向きに外部と連通する第1通気孔を有する第1放熱ユニットと
    を備え
    前記第1放熱ユニットは、前記第2光源ユニットと前記第1光源ユニットとを接続する複数の第1固定部を有し、
    前記複数の第1固定部は、互いに間隔をあけて配され、
    前記複数の第1固定部間の空間は、前記第1通気孔を形成し、
    前記複数の第1固定部のうちの少なくとも1つは、前記第1光源ユニットと前記第2光源ユニットとの間を連通する第1連通空間の一部を有する
    照明装置。
  2. 前記長手方向に貫通する貫通孔を有するパッキンの少なくとも一部が、前記第1連通空間内に配されている
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記パッキンは、前記貫通孔を除いて前記第1連通空間を閉塞している
    請求項に記載の照明装置。
  4. 前記パッキンは、前記長手方向の長さを有する胴部と、
    前記胴部に連なって前記長手方向一端側に配された鍔部と、
    前記長手方向の長さを有し、前記胴部に連なって前記長手方向一端側に配された頭部とを有し、
    前記鍔部は、前記胴部又は前記頭部の前記長手方向の中心軸から離れる方向に前記胴部からフランジ状に突出する形状を有し、
    前記長手方向に沿った方向に見た場合に、前記第1連通空間の全体は、前記鍔部の内側に位置している
    請求項2又は3に記載の照明装置。
  5. 前記第2光源ユニットは、基板と、前記基板の一端側に配される発光素子と、前記基板が配される基台とを含み、
    前記第1連通空間は、前記長手方向一端側の一端側第1連通空間と、前記長手方向他端側の他端側第1連通空間とを含み、
    前記一端側第1連通空間は、前記基台の前記長手方向他端側の面と前記基板とを連通し、
    前記他端側第1連通空間は、前記少なくとも1つの第1固定部に設けられ、
    前記頭部は、前記一端側第1連通空間内に配され、
    前記胴部は、前記他端側第1連通空間内に配され、
    前記貫通孔は、前記一端側第1連通空間と、前記他端側第1連通空間とを連通し、
    前記鍔部は、前記第1光源ユニットと前記少なくとも1つの第1固定部とに挟まれている
    請求項に記載の照明装置。
  6. 前記鍔部は、前記長手方向一端側の第1面と、前記長手方向他端側の第2面とを有し、
    前記第1面及び前記第2面のうちの少なくとも一方には、前記長手方向に凸のリブが設けられている
    請求項又はに記載の照明装置。
  7. 前記リブは、前記第1面及び前記第2面の両方に設けられている
    請求項に記載の照明装置。
JP2018232933A 2018-12-12 2018-12-12 照明装置 Active JP7190734B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018232933A JP7190734B2 (ja) 2018-12-12 2018-12-12 照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018232933A JP7190734B2 (ja) 2018-12-12 2018-12-12 照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020095858A JP2020095858A (ja) 2020-06-18
JP7190734B2 true JP7190734B2 (ja) 2022-12-16

Family

ID=71086414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018232933A Active JP7190734B2 (ja) 2018-12-12 2018-12-12 照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7190734B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014032850A (ja) 2012-08-03 2014-02-20 Mec:Kk Led照明装置
JP2018170298A (ja) 2018-08-09 2018-11-01 シャープ株式会社 照明装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014032850A (ja) 2012-08-03 2014-02-20 Mec:Kk Led照明装置
JP2018170298A (ja) 2018-08-09 2018-11-01 シャープ株式会社 照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020095858A (ja) 2020-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7744251B2 (en) LED lamp having a sealed structure
EP2929240B1 (en) Flat lighting device
KR101227527B1 (ko) 조명 장치
JP5499475B2 (ja) ランプ装置および照明装置
JPWO2011135766A1 (ja) ランプ及び照明装置
KR101349843B1 (ko) 조명 장치
KR101295281B1 (ko) 조명 장치
US8777462B2 (en) Lamp structure with a heat dissipation space
KR101227526B1 (ko) 조명 장치
JP5477529B2 (ja) 照明器具
US20170343204A1 (en) Led device
US20140355276A1 (en) Light emitting device with heat sink
JP7190734B2 (ja) 照明装置
US9979154B2 (en) Semiconductor laser device
JPWO2015064181A1 (ja) Ledランプ
US20170268765A1 (en) Lamp capable of isolating heat source
US11022296B2 (en) Operatory lights and replacement bulbs for operatory lights
JP6956381B2 (ja) 照明装置
KR100927217B1 (ko) 방열기능을 개선한 고출력 엘이디 전구
TWI388766B (zh) 燈具結構
US20140022800A1 (en) Cup-shaped heat dissipater having heat conductive rib therein and applied in electric luminous body
JP7120625B2 (ja) 照明装置
JP6421328B2 (ja) 照明装置
KR20150011540A (ko) 광 반도체 조명장치
JP2014222627A (ja) ランプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7190734

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150