JP7190544B2 - 熱交換器とそのフィン及び熱交換機器とエアコン - Google Patents

熱交換器とそのフィン及び熱交換機器とエアコン Download PDF

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Description

本発明は熱交換の技術分野に関し、特に熱交換器とそのフィン及び熱交換機器とエアコンに関する。
関連技術において、熱交換器の複数枚のフィンが第一方向に間隔を開けて配置され、気流が第二方向(第二方向は第一方向と交差している)に沿って複数枚のフィンを通る時、複数枚のフィンと熱交換を行うことで、熱交換を実現する。しかしながら、関連技術における熱交換器には、気流の流通損失が比較的大きい課題がある。
本発明の主な目的は、熱交換器の気流流通損失を下げるためのフィンを提案することにある。
上記目的を実現するために、本発明が提案するフィンは、本体部と、前記本体部の前記フィンの気流方向における片側と接続されている縁部と、を含み、前記縁部の少なくとも一部の厚さは前記本体部の厚さより小さい。
一実施例において、前記縁部は少なくとも一つの第一縁部セグメント及び少なくとも一つの第二縁部セグメントを含み、前記第一縁部セグメント及び前記第二縁部セグメントは前記縁部の長さ方向に互い違いに配置され、前記第一縁部セグメントの厚さ及び/又は前記第二縁部セグメントの厚さは前記本体部の厚さより小さい。
一実施例において、前記本体部は、厚さ方向にある第一熱交換面と第二熱交換面とを有し、前記第一縁部セグメントの厚さ及び前記第二縁部セグメントの厚さは何れも前記本体部の厚さより小さく、前記第一縁部セグメントと前記第二熱交換面は厚さ方向において異なる高さに位置し、前記第二縁部セグメントと前記第一熱交換面は厚さ方向において異なる高さに位置する。
一実施例において、前記フィンは厚さ方向に積層されて設置された第一シート体及び第二シート体を含み、前記第一熱交換面が前記第一シート体の前記第二シート体から離れた側に位置し、前記第二熱交換面は前記第二シート体の前記第一シート体から離れた側に位置し、前記第一縁部セグメントが前記第一シート体にあり、前記第二縁部セグメントが前記第二シート体にある。
一実施例において、前記縁部は二つあり、それぞれ第一縁部と第二縁部であり、前記フィンの気流方向において、前記第一縁部が前記本体部の上流側に位置し、前記第二縁部が前記本体部の下流側に位置し、前記第一縁部の前記第一縁部セグメントと前記第二縁部の前記第一縁部セグメントは前記縁部の長さ方向に互い違いに配置され、前記第一縁部の前記第二縁部セグメントと前記第二縁部の前記第二縁部セグメントは前記縁部の長さ方向に互い違いに配置されている。
一実施例において、同一の前記縁部において、前記第一縁部セグメントの前記第二縁部セグメント寄りの第一端面と前記第二縁部セグメントの前記第一縁部セグメント寄りの第二端面は同一平面にある。
一実施例において、前記第二縁部セグメントと前記第一縁部セグメントの形状及びサイズは同じである。
一実施例において、同一の前記縁部において、前記第一縁部セグメントの数は前記第二縁部セグメントの数と同じである。
一実施例において、前記本体部は熱交換管路、入口集流通路及び出口集流通路を有し、前記熱交換管路が前記本体部内にあり、厚さ方向において、前記入口集流通路及び前記出口集流通路は何れも前記本体部を貫通し、前記熱交換管路の入口が前記入口集流通路の内壁に開けられ、前記熱交換管路の出口が前記出口集流通路の内壁に開けられている。
一実施例において、前記入口集流通路はそれぞれ前記本体部を貫通する第一入口集流通路及び第二入口集流通路を含み、前記熱交換管路の入口が前記第二入口集流通路の内壁に開けられ、前記本体部はさらに前記本体部内にある絞り通路を有し、前記絞り通路の入口が前記第一入口集流通路の内壁に開けられ、前記絞り通路の出口が前記第二入口集流通路の内壁に開けられ、前記第一入口集流通路と前記第二入口集流通路の中の一方は気液分離器の気体熱交換媒体出口と接続されるために用いられ、他方は気液分離器の液体熱交換媒体出口と接続されるために用いられる。
一実施例において、前記フィンは厚さ方向に積層されて設置された第一シート体及び第二シート体を含み、前記第一シート体には第一熱交換凹溝及び第一絞り凹溝が開けられ、前記第二シート体には第二熱交換凹溝及び第二絞り凹溝が開けられており、前記第一熱交換凹溝と前記第二熱交換凹溝とが突き合わされて前記熱交換管路を囲んで形成し、前記第一絞り凹溝と前記第二絞り凹溝とが突き合わされて絞り通路を囲んで形成し、前記第一シート体には第一入口集流孔、第二入口集流孔及び第一出口集流孔が開けられ、前記第二シート体には第三入口集流孔、第四入口集流孔及び第二出口集流孔が開けられており、前記第一入口集流孔と前記第三入口集流孔とが突き合わされて前記第一入口集流通路を囲んで形成し、前記第二入口集流孔と前記第四入口集流孔とが突き合わされて前記第二入口集流通路を囲んで形成し、前記第一出口集流孔と前記第二出口集流孔とが突き合わされて前記出口集流通路を囲んで形成している。
一実施例において、前記フィンはさらにスペーサを含み、前記本体部は、厚さ方向にある第一熱交換面と第二熱交換面とを有し、前記第一熱交換面と前記第二熱交換面との少なくとも一つに前記スペーサが設置されている。
一実施例において、前記本体部は熱交換管路、入口集流通路及び出口集流通路を有し、前記熱交換管路が前記本体部内にあり、厚さ方向において、前記入口集流通路及び前記出口集流通路は何れも前記本体部を貫通し、前記熱交換管路の入口が前記入口集流通路の内壁に開けられ、前記熱交換管路の出口が前記出口集流通路の内壁に開けられており、前記入口集流通路と前記出口集流通路との少なくとも一つには対応するように前記スペーサが設置され、前記スペーサは、対応するように設置された前記入口集流通路又は前記出口集流通路と連通している。
本発明はさらに、熱交換器を提案し、この熱交換器は複数枚の上記フィンを含み、複数枚の前記フィンは厚さ方向に配置されており、隣り合う二つの前記フィンの間には気流通路が形成されており、隣り合う二枚の前記フィンの前記縁部間の間隔が隣り合う二枚の前記フィンの前記本体部間の間隔より大きい。
一実施例において、前記フィンが厚さ方向に積層されて設置された第一シート体及び第二シート体を含む場合、複数枚の前記フィンの前記第一シート体と前記第二シート体は厚さ方向に互い違いに配置されている。
本発明はさらに、上記の熱交換器を含む熱交換機器を提案する。
本発明はさらに、上記熱交換機器を含むエアコンを提案する。
上記フィンにおいて、縁部は本体部のフィンの気流方向における片側と接続され、縁部の少なくとも一部の厚さが本体部の厚さより小さく、即ち、フィンには厚さが比較的小さい縁部が存在し、上記フィンを熱交換器中に応用する場合、隣り合う二枚のフィンの縁部の間の間隔を比較的大きく、隣り合う二枚のフィンの本体部間の間隔より大きくすることが可能であるので、気流流通損失を下げて、さらには熱交換器の熱交換効率を向上させることが可能である。
本発明の実施例及び従来技術の技術案をより明確に説明するため、以下では、実施例或いは従来技術の説明に必要とされる添付図面を簡単に説明する。下記説明における添付図面は本発明の一部の実施例に過ぎないことは明らかであって、当業者にとって、創造的な労働を行わないことを前提に、これらの添付図面が示す構造により他の添付図面を得ることができる。
本発明の一実施例の熱交換器の斜視構造模式図である。 図1のAでの部分拡大図である。 図1のBでの部分拡大図である。 図1に示す熱交換器の二つのフィンの斜視分解図である。 図1に示す熱交換器のもう一つの斜視分解図である。 本発明のもう一つの実施例の熱交換器の斜視構造模式図である。 図6に示す熱交換器の二つのフィンの斜視分解図である。 図6に示す熱交換器のもう一つの斜視分解図である。 本発明のもう一つの実施例の熱交換器の斜視構造模式図である。 従来技術における熱交換器の気体熱交換媒体及び液体熱交換媒体の入口集流通路の長さ方向における流量分配模式図である。 図1に示す熱交換器の気体熱交換媒体及び液体熱交換媒体の入口集流通路の長さ方向における流量分配模式図である。
実施例と組み合わせて、添付図面を参照して本発明の目的の実現、機能特徴及び長所をさらに説明する。
以下では、本発明の実施例における添付図面と組み合わせ、本発明の実施例における技術案を明確且つ完全に説明する。説明される実施例は本発明の全ての実施例ではなく、一部の実施例に過ぎないことは明らかである。本発明における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行わないことを前提に得られる全ての他の実施例は、本発明の保護の範囲に属す。
もし本発明の実施例において方向性指示(例えば上、下、左、右、前、後…)に関わった場合、当該方向性指示はある特定の姿勢における各部品間の相対的位置関係、運動状況等を説明するためだけに用いられるのであって、もし当該特定の姿勢が変わる場合、当該方向性指示もそれ相当に変わることは説明すべきである。
また、本発明の実施例において「第一」、「第二」等の説明に関わる場合、当該「第一」、「第二」等の説明は、説明のために利用されるだけであって、その相対的重要性を提示又は暗示する、或いは提示される技術的特徴の数を暗示的に指定するように理解すべきではない。これにより、「第一」、「第二」に限定された特徴は明示的或いは暗示的に少なくとも一つの当該特徴を含んでもよい。また、全文において現れた「及び/又は」は三つの並行する案を含むことを意味する。「A及び/又はB」を例に取ると、A案、或いはB案、或いはAとBとが同時に満たされる案を含むことになる。また、各実施例の技術案はお互いに組み合わせることができる。ただし、当業者が実現できることはその基礎である。技術案の組み合わせに矛盾が生じるか、実現できない場合には、このような技術案の組み合わせが存在しない、且つ本発明が主張する保護範囲にないと理解すべきである。
本発明は熱交換器を提案する。
本発明の実施例において、図1~図4に示すように、この熱交換器10は複数枚のフィン200を含み、複数枚のフィン200は厚さ方向に配置されている。隣り合う二つの前記フィン200の間には気流通路12が形成されている。気流が気流通路12を通る時、フィン200と熱交換を行うことで、熱交換を実現する。図1~図4に示す熱交換器10は二枚のフィン200を含む。
本実施例において、フィン200は本体部210及び縁部220を含む。縁部220は本体部210のフィン200の気流方向における片側と接続され、縁部220の少なくとも一部の厚さは本体部210の厚さより小さい。図1~図4に示すフィン200は二つの縁部220を有し、一つの縁部220と本体部210とは破線a-aを境界線として、もう一つの縁部220と本体部210とは破線b-bを境界線としている。
関連技術において、フィンの各所の厚さが同じであり、フィンを熱交換器に応用する場合、隣り合う二枚のフィンの縁部間の間隔が比較的小さく、気流流通損失が比較的大きく、熱交換器の熱交換効率に影響してしまう。一方、上記フィン200において、縁部220は本体部210のフィン200の気流方向における片側と接続され、縁部220の少なくとも一部の厚さが本体部210の厚さより小さく、即ち、フィン200には厚さが比較的小さい縁部220が存在し、上記フィン200を熱交換器10中に応用する場合、隣り合う二枚のフィン200の縁部220の間の間隔を比較的大きく、隣り合う二枚のフィン200の本体部210間の間隔より大きくすることが可能であるので、気流流通損失を下げて、さらには熱交換器10の熱交換効率を向上させることが可能である。
縁部220が本体部210のフィン200の気流方向における片側と接続されるとは、少なくとも以下のような三つの状況が含まれる。
一つ目の状況は、縁部220が一つあって、フィン200の気流方向において、縁部220が本体部210の上流側にある。
二つ目の状況は、縁部220が一つあって、フィン200の気流方向において、縁部220が本体部210の下流側にある。
三つ目の状況は、縁部220が二つあって、一つの縁部220が本体部210の上流側にあって、もう一つの縁部220が本体部210の下流側にある。
本実施例において、三つ目の状況を採用することにより、気流流通損失をさらに下げて、熱交換器10の熱交換効率を向上させることが可能である。
本実施例において、図1~図5に示すように、本体部210は、厚さ方向にある第一熱交換面2022と第二熱交換面2042とを有する。縁部220は少なくとも一つの第一縁部セグメント222及び少なくとも一つの第二縁部セグメント224を含み、第一縁部セグメント222及び第二縁部セグメント224は縁部220の長さ方向に互い違いに配置されている。
本実施例において、第一縁部セグメント222の厚さ及び第二縁部セグメント224の厚さは何れも本体部210の厚さより小さく、第一縁部セグメント222と第二熱交換面2042は厚さ方向において異なる高さに位置し、即ち、第一縁部セグメント222と第二熱交換面2042には、厚さ方向で高度差が存在し、第二縁部セグメント224と第一熱交換面2022は厚さ方向において異なる高さに位置し、即ち、第二縁部セグメント224と第一熱交換面2022には、厚さ方向で高度差が存在する。こうして、隣り合う二つのフィン200において、縁部220の長さ方向において、少なくとも二つのサブ気流通路12a(この二つのサブ気流通路12aの厚さ方向における幅は伝統的な気流通路の幅と比べて何れも大きくなっている)が存在し、二つのサブ気流通路12aが厚さ方向で位置をずらして設置されていることにより、気流が曲がって流動しやすくして、さらには気流とフィン200との熱交換効率を増大させる。
他の実施例において、第一縁部セグメント222の厚さ又は第二縁部セグメント224の厚さを本体部210の厚さより小さくしてもよいことは、理解できるであろう。こうして、隣り合う二つのフィン200において、縁部220の長さ方向において、同様に、少なくとも二つのサブ気流通路12a(この二つのサブ気流通路12aの中の一つのサブ気流通路12aの厚さ方向における幅は伝統的な気流通路の幅と比べて大きくなっている)が存在し、二つのサブ気流通路12aが厚さ方向で位置をずらして設置されていることにより、気流が曲がって流動しやすくして、さらには気流とフィン200との熱交換効率を増大させる。
本実施例において、縁部220の長さ方向において、第一縁部セグメント222の長さが本体部210の長さより小さく、第二縁部セグメント224の長さも本体部210の長さより小さい。
他の実施例において、縁部220は第一縁部セグメント222及び第二縁部セグメント224を同時に含まず、第一縁部セグメント222(又は第二縁部セグメント224)のみを含んでもよく、第一縁部セグメント222が縁部220の長さ方向に延び、第一縁部セグメント222(又は第二縁部セグメント224)と第一熱交換面2022及び第二熱交換面2042の中の少なくとも一つとは厚さ方向において異なる高さに位置することは、理解できるであろう。この場合、縁部220の長さ方向において、第一縁部セグメント222(又は第二縁部セグメント224)の長さは本体部210の長さと等しくてもよい。
本実施例において、図1~図5に示すように、フィン200は厚さ方向に積層されて設置された第一シート体202及び第二シート体204を含み、第一熱交換面2022が第一シート体202の第二シート体204から離れた側に位置し、第二熱交換面2042は第二シート体204の第一シート体202から離れた側に位置する。第一縁部セグメント222が第一シート体202上にあり、第二縁部セグメント224が第二シート体204上にあって、即ち、第一シート体202の第二縁部セグメント224に対応する位置に第一切欠き202aが形成され、第一切欠き202aが厚さ方向に第一シート体202を貫通し、第二シート体204の第一縁部セグメント222に対応する位置に第二切欠き204aが形成され、第二切欠き204aが厚さ方向に第二シート体204を貫通する。こうして、第一縁部セグメント222と第二縁部セグメント224との設置を非常に容易にできる。
他の実施例において、フィン200は積層されて設置された第一シート体202及び第二シート体204を同時に含まず、第一シート体202(又は第二シート体204)のみを含んでもよく、第一シート体202の厚さ方向にある両側にそれぞれ第一凹み及び第二凹みが形成され、第一凹み及び第二凹みのあるエリアはそれぞれ第一縁部セグメント222と第二縁部セグメント224に対応することは、理解できるであろう。
本実施例において、図3に示すように、同一の縁部220において、第一縁部セグメント222の第二縁部セグメント224寄りの第一端面222aと第二縁部セグメント224の第一縁部セグメント222寄りの第二端面224aは同一平面にある。この場合、第一切欠き202aの形状及びサイズは第二縁部セグメント224の形状及びサイズと同じで、第二切欠き204aの形状及びサイズは第一縁部セグメント222の形状及びサイズと同じである。
第一縁部セグメント222と第二縁部セグメント224を長さ方向で重ねて接続して、且つ第一端面222aと第二端面224aを離間させて設置する方式に対して、或いは、第一縁部セグメント222と第二縁部セグメント224を長さ方向で離間させて(重ねて接続しない)、且つ第一端面222aと第二端面224aを離間させて設置する方式に対して、第一端面222aと第二端面224aを同一平面にあるように設置することで、フィン200の熱伝導面積を小さくすることなく、フィン200の縁部220の厚さを小さくできるので、フィン200が比較的高い熱交換効率を有するようになる。
本実施例において、第二縁部セグメント224の形状及びサイズは第一縁部セグメント222の形状及びサイズと同じである。こうして、同一の型で第二縁部セグメント224と第一縁部セグメント222を製造することができる。
本実施例において、同一の縁部220において、第一縁部セグメント222の数は第二縁部セグメント224の数と同じである。こうして、隣り合う二つのフィン200において、縁部220の長さ方向において、厚さ方向で位置をずらして設置されたサブ気流通路12aは均一に分配できるので、熱交換を均一にすることが可能になる。いくつかの実施例において、図1~図5に示すように、縁部220は一つの第一縁部セグメント222及び一つの第二縁部セグメント224を含む。いくつかの実施例において、図6~図9に示すように、縁部220は二つの第一縁部セグメント222及び二つの第二縁部セグメント224を含む。
他の実施例において、縁部220の第一縁部セグメント222の数と縁部220の第二縁部セグメント224の数は同じではなくてもよいことは、理解できるであろう。縁部220は三つ又は三つ以上の第一縁部セグメント222又は第二縁部セグメント224を含んでもよい。
本実施例において、第一縁部セグメント222の第二縁部セグメント224寄りの第一端面222aと第二縁部セグメント224の第一縁部セグメント222寄りの第二端面224aは同一平面にあり、第二縁部セグメント224の形状及びサイズは第一縁部セグメント222の形状及びサイズと同じであり、且つ同一の縁部220において、第一縁部セグメント222の数は第二シート体204の数と同じである。こうして、第二シート体204が第一シート体202に相当するので、同一の型を利用して第一シート体202と第二シート体204を製造でき、さらには同一の型を利用してフィン200を製造することが可能である。
図5に示す角度を例とすると、積層されて設置された第一シート体202及び第二シート体204において、縁部220の長さ方向で、第二シート体204の一端を支点として、他端を180°回動させると、第二縁部セグメント224を第一縁部セグメント222と厚さ方向で正対して積層することができ、第二切欠き204aを第一切欠き202aと厚さ方向で正対して積層することができ、即ち第二シート体204が第一シート体202に相当するので、同一の型を利用して第一シート体202と第二シート体204を製造でき、さらには同一の型を利用してフィン200を製造することが可能である。
いくつかの実施例において、第一シート体202と第二シート体204とは完全に同じでもよい。いくつかの実施例において、「第一シート体202の位置を固定したまま、第二シート体204の位置を変えると、第二縁部セグメント224は第一縁部セグメント222と厚さ方向で正対して積層することができ、第二切欠き204aは第一切欠き202aと厚さ方向で正対して積層することができる。第二縁部セグメント224と第一縁部セグメント222とは形状及びサイズが同じで、第二切欠き204aと第一切欠き202aとは形状及びサイズが同じである」という条件を満たせれば、第一シート体202と第二シート体204とは部分的に同じでもよい。
本実施例において、図5に示すように、第一シート体202は第一熱交換面2022と反対するように設置された第一面2024を有し、第一縁部セグメント222の厚さ方向における両側はそれぞれ第一熱交換面2022及び第一面2024と面一である。こうして、第一シート体202をより容易に製造できる。
第二シート体204は第二熱交換面2042と反対するように設置された第二面2044を有し、第二縁部セグメント224の厚さ方向における両側はそれぞれ第二熱交換面2042及び第二面2044と面一である。こうして、第二シート体204をより容易に製造できる。
本実施例において、縁部220は二つあって、それぞれ第一縁部220aと第二縁部220bである。フィン200の気流方向において、第一縁部220aが本体部210の上流側に位置し、第二縁部220bが本体部210の下流側に位置する。第一縁部220aの第一縁部セグメント222と第二縁部220bの第一縁部セグメント222は縁部220の長さ方向に互い違いに配置されている。第一縁部220aの第二縁部セグメント224と第二縁部220bの第二縁部セグメント224は縁部220の長さ方向に互い違いに配置されている。こうして、隣り合う二つのフィン200において、フィン200の気流方向において、サブ気体取入通路12b及びサブ気体排出通路12cが存在し、サブ気体取入通路12b及びサブ気体排出通路12cは厚さ方向で位置をずらして設置されていることにより、気流が曲がって流動しやすくして、さらには気流とフィン200との熱交換効率を増大させる。
本実施例において、図1~図5に示すように、本体部210はフィン200の主な熱交換エリアである。本実施例において、本体部210の内部には熱交換管路212が形成されている。熱交換媒体(例えば、冷媒)は熱交換管路212内で流れるとともに、本体部210と熱交換し、気流がフィン200の外で流れるとともに、フィン200と熱交換をする。他の実施例において、本体部210の内部に熱交換管路212が形成されなくてもよく、この場合、本体部210に熱交換管路212を有する伝熱管を挿設してもよいことは、理解できるであろう。
本体部210に熱交換管路212を有する伝熱管を挿設するのに対して、本体部210の内部に熱交換管路212を形成することで、管径がより小さい熱交換管路212を得て、フィン200により高い熱交換効率を持たせることが可能になる。
本実施例において、熱交換管路212の横断面は円形又は多角形であり、実際の需要によって適当な形状を選ぶことが可能である。例えば、熱交換管路212の横断面が円形である時、その加工と製造が比較的容易であり、さらに横断面の外周の周長が同じである時、円形の横断面の面積が最も大きく、より多くの熱交換媒体流量を耐えることが可能である。
本実施例において、本体部210にはさらに入口集流通路214及び出口集流通路216が形成されている。厚さ方向において、入口集流通路214及び出口集流通路216は何れも本体部210を貫通している。熱交換管路212の入口は入口集流通路214の内壁に開けられ、熱交換管路212の出口は出口集流通路216の内壁に開けられており、つまり、熱交換管路212によって入口集流通路214と出口集流通路216を連通させている。入口集流通路214は熱交換管路212内に熱交換媒質(例えば冷媒)を取り入れるためのもので、出口集流通路216は熱交換管路212内の熱交換媒体(例えば冷媒)を排出するためのものである。
本実施例において、縁部220の長さ方向において、熱交換管路212は本体部210の中部に位置し、入口集流通路214及び出口集流通路216はそれぞれ本体部210の両端に位置する。こうして、熱交換媒体をより流れやすくする。他の実施例において、縁部220の長さ方向において、入口集流通路214及び出口集流通路216が本体部210の同一端部に位置してもよいことは、理解できるであろう。
関連技術において、入口集流通路内には気液二相状態の熱交換媒体が流れ込み、そして、長さ方向で順に熱交換媒体を熱交換管路内に分配する。しかしながら、入口集流通路の長さ方向における熱交換媒体の分配は非常に困難である。図10に示すように、具体的に、入口集流通路の内部に流れ込んだ気液二相の熱交換媒体では、液体の熱交換媒体は密度が大きいので運動エネルギーが大きく、より多く入口集流通路の入口側の遠位端の熱交換管路内に分配され、一方、気体の熱交換媒体は密度が小さいので運動エネルギーが小さく、より多く入口集流通路の入口側の近位端の熱交換管路内に分配される。これにより、気体熱交換媒質と液体熱交換媒質の入口集流通路の長さ方向における分配が非常に不均一になるので、熱交換器の熱交換性能を低下させてしまうことになる。
上記課題を解決するために、本実施例において、入口集流通路214はそれぞれ本体部210を貫通する第一入口集流通路214a及び第二入口集流通路214bを含む。熱交換管路212の入口は、第二入口集流通路214bの内壁に開けられている。
本体部210の内部にはさらに絞り通路218が形成され、絞り通路218の入口は第一入口集流通路214aの内壁に開けられ、絞り通路218の出口は第二入口集流通路214bの内壁に開けられ、即ち、絞り通路218により第一入口集流通路214aと第二入口集流通路214bを連通させている。
熱交換器10はさらに気液分離器を含み、気液分離器は気体熱交換媒体出口と液体熱交換媒体出口を有する。第一入口集流通路214aと第二入口集流通路214bの中の一つは気液分離器の気体熱交換媒体出口と接続され、もう一つは気液分離器の液体熱交換媒体出口と接続されている。
気液分離器とは、気液二相の熱媒体を気体熱交換媒体と液体熱交換媒体を分離させる機器であり、気液二相の熱交換媒体が気液分離器を通して気体熱交換媒体と液体熱交換媒体に分離してから、気体熱交換媒体と液体熱交換媒体はそれぞれ、異なる入口集流通路に取り入れられる。
図6に示すように、第一入口集流通路214aと第二入口集流通路214bとが基本的に水平に配置されている。熱交換器の作動時に、気液二相の熱交換媒体が気液分離器を経て気体熱交換媒体と液体熱交換媒体に分離してから、気体熱交換媒体が第一入口集流通路214aに取り入れられ、液体熱交換媒体が第二入口集流通路214bに取り入れられる場合、図中の矢印方向が即ち熱交換媒体が流れる方向で、この場合、第一入口集流通路214aの内部に気体熱交換媒体が充満するので、第一入口集流通路214aが長さ方向において、絞り通路218を通して第二入口集流通路214bへ均一の流量の気体熱交換媒体を取り入れて、液体熱交換媒体が第二入口集流通路214bの末端部分へ過度に流れるのを抑えて、気体熱交換媒体と液体熱交換媒体とを第二入口集流通路214bの長さ方向での均一な混合を実現してから、熱交換管路212内に流れて熱交換を行うようにする。気液二相の熱交換媒体が気液分離器を経て気体熱交換媒体と液体熱交換媒体とに分離してから、その中の液体熱交換媒体が第一入口集流通路214aに取り入れられ、気体熱交換媒体が第二入口集流通路214bに取り入れられる場合、この場合、第一入口集流通路214aの内部には液体熱交換媒体が充満して、液体熱交換媒体の密度の大きさによる慣性力を相殺することで、第一入口集流通路214aが長さ方向において、絞り通路218を通して第二入口集流通路214bへ均一の流量の液体熱交換媒体を取り入れるようにし、液体熱交換媒体と気体熱交換媒体を第二入口集流通路214bの長さ方向で均一な混合を実現してから、熱交換管路212内に流れて熱交換するようにする。
図6及び図11に示すように、この熱交換器10は気液分離器を通して気液二相の熱交換媒体を気体熱交換媒体と液体熱交換媒体に分離させるとともに、気体熱交換媒体と液体熱交換媒体をそれぞれ第一入口集流通路214aと第二入口集流通路214bの中の一つに取り入れることで、気体熱交換媒体と液体熱交換媒体をそれぞれ異なる入口集流通路に取り入れて、そして、第一入口集流通路214a内の気体熱交換媒体又は液体熱交換媒体が絞り通路218を経て第二入口集流通路214b内に均一に流れ込み、第二入口集流通路214b内の液体熱交換媒体又は気体熱交換媒体と十分に混合されてから、熱交換管路212に入って熱交換を行うため、気体熱交換媒体と液体熱交換媒体の入口集流通路214の長さ方向における流量分配をより均一にして、気体熱交換媒体と液体熱交換媒体の密度の差による分配不均一の問題を取り除いて、熱交換器10の熱交換性能の向上に有利である。
図9に示すように、いくつかの実施例において、第一入口集流通路214aの熱交換媒体の流れ込み方向は第二入口集流通路214bの熱交換媒体の流れ込み方向とは反対であり、図中の矢印方向は即ち熱交換媒体の流動方向である。液体熱交換媒体と比べて、気体熱交換媒体の流動損失が比較的大きいため、気体熱交換媒体が入口集流通路の入口側近位端により多く分配される一方、液体熱交換媒体は密度が大きい故運動エネルギーも大きく、入口集流通路の入口側遠位端により流れやすく、この場合、気体熱交換媒体と液体熱交換媒体の入口集流通路における流れ込み方向を反対するように設置することで、気体熱交換媒体と液体熱交換媒体の密度の違いによる、両者の入口集流通路の長さ方向における流量の分配不均一の問題をさらに軽減でき、熱交換器の熱交換性能のさらなる向上に有利である。
いくつかの実施例において、第一入口集流通路214aは気液分離器の液体熱交換媒体出口と連通し、第二入口集流通路214bは気液分離器の気体熱交換媒体出口と連通し、第一入口集流通路214aの管径が第二入口集流通路214bの管径より小さい。この場合、第一入口集流通路214aに液体熱交換媒体が取り入れられ、第二入口集流通路214bには気体熱交換媒体が取り入れられることになり、第二入口集流通路214bの管径が第一入口集流通路214aの管径より大きいため、液体熱交換媒体に対して気体熱交換媒体の流動損失が大きい問題をさらに緩和して、気体熱交換媒体と液体熱交換媒体との入口集流通路の長さ方向における流量分配の均一性を向上させることが可能である。
本実施例において、気液分離器にはさらに熱交換媒体入口が設置され、熱交換媒体入口は気液二相の熱交換媒体を受けるためのもので、気液二相の熱交換媒体は熱交換媒体入口を通って気液分離器に入り、気液分離器によって気液二相の熱交換媒体を気体熱交換媒体と液体熱交換媒体に分離させてから、気体熱交換媒体と液体熱交換媒体をそれぞれ、異なる入口集流通路に取り入れる。
本実施例において、気液分離器は表面張力型又は遠心分離型でもよく、両者のハイブリッド型でもよく、実際の需要によって具体的に選択できる。
本実施例において、図5に示すように、第一シート体202には第一熱交換凹溝202b及び第一絞り凹溝202cが開けられている。第二シート体204には第二熱交換凹溝204b及び第二絞り凹溝204cが開けられている。第一熱交換凹溝202bと第二熱交換凹溝204bを突き合わせて熱交換管路212を囲んで形成する。第一絞り凹溝202cと第二絞り凹溝204cを突き合わせて絞り通路218を囲んで形成する。
第一シート体202には第一入口集流孔202d、第二入口集流孔202e及び第一出口集流孔202fが開けられている。第二シート体204には第三入口集流孔204d、第四入口集流孔204e及び第二出口集流孔204fが開けられている。第一入口集流孔202dと第三入口集流孔204dを突き合わせて第一入口集流通路214aを囲んで形成する。第二入口集流孔202eと第四入口集流孔204eを突き合わせて第二入口集流通路214bを囲んで形成する。第一出口集流孔202fと第二出口集流孔204fを突き合わせて出口集流通路216を囲んで形成する。
本実施例において、第一シート体202と第二シート体204とは完全に同じである。それに対応するように、図1に示すように、出口集流通路216は第一出口集流通路216a及び第二出口集流通路216bを含む。熱交換管路212の出口は、第二出口集流通路216bの内壁に開けられている。
第一出口集流通路216a及び第二出口集流通路216bは本体部210の内部に形成された絞り通路218によって連通している。
実際の応用では、熱交換器10の作動時に、第一出口集流通路216aを塞いで、熱交換媒体を第二出口集流通路216bから直接排出するようにしてもよく、或いは、第二出口集流通路216bを塞いで、熱交換媒体を第一出口集流通路216aから排出するようにしてもよく、さらに、熱交換媒体を第一出口集流通路216a及び第二出口集流通路216bから排出するようにしてもよい。
実際の応用では、入口集流通路214と出口集流通路216とは位置を入れ替えてもよく、即ち、出口集流通路216を熱交換管路212への熱交換媒体(例えば、冷媒)の取り入れに利用し、入口集流通路214を熱交換管路212内の熱交換媒体(例えば、冷媒)の排出に利用する。この場合、出口集流通路216を気液分離器に接続してもよい。
本実施例において、フィン200はさらにスペーサ206を含む。第一熱交換面2022と第二熱交換面2042との少なくとも一つにスペース06が設置されている。こうして、複数枚のフィン200を離間させて配置する際、スペーサ206により、隣り合う二枚のフィン200を既定距離だけ離間させて、既定サイズを有する気流通路12を形成することが可能である。
本実施例において、入口集流通路214と出口集流通路216との少なくとも一つには対応するようにスペーサ206が設置され、スペーサ206は、対応するように設置された入口集流通路214又は出口集流通路216と連通している。こうして、熱交換媒体の流通を容易にするだけではなく、スペーサ206の気流通路12の空間に対する占用を回避することも可能である。
具体的に、本実施例において、第一熱交換面2022と第二熱交換面2042には何れもスペーサ206が設置されている。本実施例において、スペーサ206は、第一熱交換面2022に設置された第一スペーサ及び第二熱交換面2042に設置された第二スペーサを含む。第一入口集流通路214a、第二入口集流通路214b、第一出口集流通路216a及び第二出口集流通路216bとの少なくとも一つに対応するように第一スペーサが設置され、第一スペーサは、対応するように設置された第一入口集流通路214a、第二入口集流通路214b、第一出口集流通路216a又は第二出口集流通路216bと連通している。第一入口集流通路214a、第二入口集流通路214b、第一出口集流通路216a及び第二出口集流通路216bとの少なくとも一つに対応するように第二スペーサが設置されている。第二スペーサは、対応するように設置された第一入口集流通路214a、第二入口集流通路214b、第一出口集流通路216a又は第二出口集流通路216bと連通している。
いくつかの実施例において、隣り合う二枚のフィン200において、一枚のフィン200の第一スペーサともう一枚のフィン200の第二スペーサとは突き合わせられて且つ連通している。この場合、隣り合う二枚のフィン200間の間隔は第一スペーサと第二スペーサとの長さの和とほぼ等しい。さらに、この場合、第一スペーサと第二スペーサとが完全に一致してもよく、それによって第一シート体202と第二シート体204とが完全に同じでもよい。
いくつかの実施例において、隣り合う二枚のフィン200において、一枚のフィン200の第一スペーサともう一枚のフィン200の第二スペーサとは挿接されている。この場合、隣り合う二枚のフィン200間の間隔が第一スペーサと第二スペーサの長さの和より小さく、隣り合う二枚のフィン200間の間隔が第一スペーサ又は第二スペーサの長さと等しくてもよい。
本実施例において、第一シート体202は第一スペーサと一体成型されている。第一切欠き202a、第一熱交換凹溝202b、第一絞り凹溝202c、第一入口集流孔202d、第二入口集流孔202e、第一出口集流孔202f及び第一スペーサなどは、プレスなどのプロセスにより形成できる。本実施例において、第一シート体202と第一スペーサの材質は金属でアルミニウムである。第二シート体204は第一シート体202と同じなので、ここでは改めて説明しない。
本実施例において、熱交換器10は複数枚のフィン200を含み、複数枚のフィン200は厚さ方向に配置されている。隣り合う二枚のフィン200の縁部220間の間隔が隣り合う二枚のフィン200の本体部210間の間隔より大きいため、気流流通損失を下げることができ、さらには熱交換器10の熱交換効率を向上させることが可能である。
本実施例において、複数枚のフィン200の第一シート体202と第二シート体204は厚さ方向に互い違いに配置されている。こうすることで、気流通路12のサイズをより抑えやすくなる。
本実施例において、複数枚のフィン200の第一入口集流通路214aが順に連通し、複数枚のフィン200の第二入口集流通路214bが順に連通し、複数枚のフィン200の第一出口集流通路216aが順に連通し、複数枚のフィン200の第二出口集流通路216bが順に連通している。
本発明はさらに、上記の熱交換器10を含む熱交換機器を提案する。この熱交換機器は、冷蔵庫、除湿機、エアコン室内機及びエアコン室外機などとすることが可能である。
本実施例において、さらに上記の熱交換器10を含むエアコンを提案する。エアコンは一体式エアコンでもよく、セパレート型エアコンでもよく、他のタイプのエアコンでもよい。
以上に述べたことは本発明の好ましい実施例にすぎず、それによって本発明の特許の範囲を制限するわけではない。本発明の構想の下で、本発明の明細書及び添付図面の内容を利用してなされた等価構造変換、或いは他の関連する技術分野への直接/間接的な応用は、何れも本発明の特許の保護範囲に含まれる。
10 熱交換器
200 フィン
210 本体部
220 縁部
2022 第一熱交換面
2042 第二熱交換面
222 第一縁部セグメント
224 第二縁部セグメント
202 第一シート体
204 第二シート体
202a 第一切欠き
204a 第二切欠き
220a 第一縁部
220b 第二縁部
12 気流通路
12a サブ気流通路
12b サブ気体取入通路
12c サブ気体排出通路
222a 第一端面
224a 第二端面
2024 第一面
2044 第二面
212 熱交換管路
214 入口集流通路
216 出口集流通路
214a 第一入口集流通路
214b 第二入口集流通路
218 絞り通路
202b 第一熱交換凹溝
202c 第一絞り凹溝
202d 第一入口集流孔
202e 第二入口集流孔
202f 第一出口集流孔
204d 第三入口集流孔
204e 第四入口集流孔
204f 第二出口集流孔
216a 第一出口集流通路
216b 第二出口集流通路
206 スペーサ

Claims (14)

  1. フィンであって、
    本体部と、
    前記本体部の前記フィンの気流方向における片側と接続されている縁部と、
    を含み
    前記縁部は少なくとも一つの第一縁部セグメント及び少なくとも一つの第二縁部セグメントを含み、前記第一縁部セグメント及び前記第二縁部セグメントは前記縁部の長さ方向に互い違いに配置され、
    前記本体部は、厚さ方向にある第一熱交換面と第二熱交換面とを有し、
    前記第一縁部セグメントの厚さ及び前記第二縁部セグメントの厚さは何れも前記本体部の厚さより小さく、前記第一縁部セグメントと前記第二熱交換面は厚さ方向において異なる高さに位置し、前記第二縁部セグメントと前記第一熱交換面は厚さ方向において異なる高さに位置し、
    前記フィンは厚さ方向に積層されて設置された第一シート体及び第二シート体を含み、前記第一熱交換面が前記第一シート体の前記第二シート体から離れた側に位置し、前記第二熱交換面は前記第二シート体の前記第一シート体から離れた側に位置し、
    前記第一縁部セグメントが前記第一シート体にあり、前記第二縁部セグメントが前記第二シート体にある
    ことを特徴とするフィン。
  2. 前記縁部は二つあり、それぞれ第一縁部と第二縁部であり、前記フィンの気流方向において、前記第一縁部が前記本体部の上流側に位置し、前記第二縁部が前記本体部の下流側に位置し、
    前記第一縁部の前記第一縁部セグメントと前記第二縁部の前記第一縁部セグメントは前記縁部の長さ方向に互い違いに配置され、前記第一縁部の前記第二縁部セグメントと前記第二縁部の前記第二縁部セグメントは前記縁部の長さ方向に互い違いに配置されている
    ことを特徴とする請求項に記載のフィン。
  3. 同一の前記縁部において、前記第一縁部セグメントの前記第二縁部セグメント寄りの第一端面と前記第二縁部セグメントの前記第一縁部セグメント寄りの第二端面は同一平面にある
    ことを特徴とする請求項又はに記載のフィン。
  4. 前記第二縁部セグメントの形状及びサイズは前記第一縁部セグメントの形状及びサイズと同じである
    ことを特徴とする請求項に記載のフィン。
  5. 同一の前記縁部において、前記第一縁部セグメントの数は前記第二縁部セグメントの数と同じである
    ことを特徴とする請求項に記載のフィン。
  6. 前記本体部は熱交換管路、入口集流通路及び出口集流通路を有し、前記熱交換管路が前記本体部内にあり、厚さ方向において、前記入口集流通路及び前記出口集流通路は何れも前記本体部を貫通し、前記熱交換管路の入口が前記入口集流通路の内壁に開けられ、前記熱交換管路の出口が前記出口集流通路の内壁に開けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィン。
  7. 前記入口集流通路はそれぞれ前記本体部を貫通する第一入口集流通路及び第二入口集流通路を含み、前記熱交換管路の入口が前記第二入口集流通路の内壁に開けられ、
    前記本体部はさらに前記本体部内にある絞り通路を有し、前記絞り通路の入口が前記第一入口集流通路の内壁に開けられ、前記絞り通路の出口が前記第二入口集流通路の内壁に開けられ、
    前記第一入口集流通路と前記第二入口集流通路の中の一方は気液分離器の気体熱交換媒体出口と接続されるために用いられ、他方は気液分離器の液体熱交換媒体出口と接続されるために用いられる
    ことを特徴とする請求項に記載のフィン。
  8. 前記フィンは厚さ方向に積層されて設置された第一シート体及び第二シート体を含み、
    前記第一シート体には第一熱交換凹溝及び第一絞り凹溝が開けられ、前記第二シート体には第二熱交換凹溝及び第二絞り凹溝が開けられており、前記第一熱交換凹溝と前記第二熱交換凹溝とが突き合わされて前記熱交換管路を囲んで形成し、前記第一絞り凹溝と前記第二絞り凹溝とが突き合わされて絞り通路を囲んで形成し、
    前記第一シート体には第一入口集流孔、第二入口集流孔及び第一出口集流孔が開けられ、前記第二シート体には第三入口集流孔、第四入口集流孔及び第二出口集流孔が開けられており、前記第一入口集流孔と前記第三入口集流孔とが突き合わされて前記第一入口集流通路を囲んで形成し、前記第二入口集流孔と前記第四入口集流孔とが突き合わされて前記第二入口集流通路を囲んで形成し、前記第一出口集流孔と前記第二出口集流孔とが突き合わされて前記出口集流通路を囲んで形成している
    ことを特徴とする請求項に記載のフィン。
  9. 前記フィンはさらにスペーサを含み、前記本体部は、厚さ方向にある第一熱交換面と第二熱交換面とを有し、前記第一熱交換面と前記第二熱交換面との少なくとも一つに前記スペーサが設置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィン。
  10. 前記本体部は熱交換管路、入口集流通路及び出口集流通路を有し、前記熱交換管路が前記本体部内にあり、厚さ方向において、前記入口集流通路及び前記出口集流通路は何れも前記本体部を貫通し、前記熱交換管路の入口が前記入口集流通路の内壁に開けられ、前記熱交換管路の出口が前記出口集流通路の内壁に開けられており、
    前記入口集流通路と前記出口集流通路との少なくとも一つには対応するように前記スペーサが設置され、前記スペーサは、対応するように設置された前記入口集流通路又は前記出口集流通路と連通している
    ことを特徴とする請求項に記載のフィン。
  11. 複数枚の請求項1~10の何れか一項に記載のフィンを含む熱交換器であって、複数枚の前記フィンが厚さ方向に配置されており、隣り合う二つの前記フィンの間には気流通路が形成されており、
    隣り合う二枚の前記フィンの前記縁部間の間隔が隣り合う二枚の前記フィンの前記本体部間の間隔より大きい
    ことを特徴とする熱交換器。
  12. 前記フィンが厚さ方向に積層されて設置された第一シート体及び第二シート体を含む場合、複数枚の前記フィンの前記第一シート体と前記第二シート体は厚さ方向に互い違いに配置されている
    ことを特徴とする請求項11に記載の熱交換器。
  13. 請求項11又は12に記載の熱交換器を含む
    ことを特徴とする熱交換機器。
  14. 請求項11又は12に記載の熱交換器を含む
    ことを特徴とするエアコン。
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