JP7188996B2 - ウォータポンプの制御装置 - Google Patents

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本発明はウォータポンプの制御装置に関する。
内燃機関を冷却するために、ウォータポンプを用いて冷却水を内燃機関に流通させる。電動のウォータポンプは例えば3相モータなどのモータを備え、通電により駆動する(特許文献1)。
国際公開第2012/176292号
ウォータポンプの回転数を高めるため、モータに印加する電気信号のデューティ比を高める。しかしモータのロータが脱調し、ウォータポンプの制御が困難となることがある。そこで、脱調を抑制することが可能なウォータポンプの制御装置を提供することを目的とする。
上記目的は、電動のウォータポンプを制御する制御装置であって、前記ウォータポンプの回転数を第1の回転数から第2の回転数に上昇させる場合、前記制御装置は、前記ウォータポンプへの通電のデューティ比を、前記第1の回転数に対応する第1のデューティ比、前記第1のデューティ比よりも大きな第2のデューティ比、および前記第2のデューティ比よりも大きく前記第2の回転数に対応する第3のデューティ比へと順に変化させ、前記第2のデューティ比は、前記第1の回転数の二乗と前記第1のデューティ比との積に比例し、前記第3のデューティ比は、前記第2の回転数の二乗と前記第2のデューティ比との積に比例するウォータポンプの制御装置によって達成できる。
脱調を抑制することが可能なウォータポンプの制御装置を提供できる。
図1は内燃機関の冷却システムを例示する模式図である。 図2はモータを例示する模式図である。 図3(a)は信号のデューティ比を示すタイムチャートである。図3(b)はウォータポンプの回転数を示すタイムチャートである。 図4はECUが実行する処理を例示するフローチャートである。
以下、図面を参照して本実施形態のウォータポンプの制御装置について説明する。図1は内燃機関の冷却システム100を例示する模式図である。図1に示すように、冷却システム100は、制御弁18、ECU(Electronic Control Unit)20を備え、エンジン10(内燃機関)に適用される。
エンジン10は例えば車両に搭載されるガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンであり、シリンダブロック11およびシリンダヘッド12を有する。シリンダブロック11およびシリンダヘッド12のウォータジャケットに冷却水が供給され、冷却水によりエンジン10は冷却される。
冷却水の温度が上昇すると冷却水が沸騰してしまう。沸騰を回避するために、冷却水をエンジン10の外に流出させ、温度を低下させる。冷却水は経路を循環し、ヒータ30、トランスミッションフルード熱交換器32(ATF/W)、およびラジエータ34などと熱交換し、エンジン10に戻る。冷却水が循環する経路は、経路40、42、44、46、48、50および52を含む。
経路40の一端はエンジン10のウォータジャケットに接続され、他端は制御弁18に接続されている。また制御弁18には経路42、44、46および48それぞれの一端が接続されている。制御弁18は後述するように多機能弁であり、冷却水の流れを制御することができる。
ヒータ30は経路44の途中に設けられている。ヒータ30において、経路44を流れる冷却水と車室内の空気とが熱交換する。経路44と経路42とは合流して経路50を形成し、経路50はウォータポンプ16に接続される。経路42と経路44との合流箇所43はヒータ30よりも下流側に位置する。
ATF/W32は経路46の途中に設けられている。ATF/W32において、トランスミッションに用いられるオイルなどの流体と、経路46を流れる冷却水とが熱交換する。
ラジエータ34は経路48の途中に設けられている。ラジエータ34において、冷却水と外気とが熱交換する。経路48と経路46とは、ATF/W32およびラジエータ34よりも下流側において合流し、ウォータポンプ16に接続される。
ウォータポンプ16は、経路46、48および50内の冷却水を、経路52を通じてエンジン10のウォータジャケットに圧送する。ウォータポンプ16は例えば電動式のポンプであり、内蔵されたモータにより駆動する。
図2はモータ60を例示する模式図である。モータ60は3相のセンサレス駆動方式のブラシレスモータであり、ウォータポンプ16に搭載される。モータ60は、ロータ62と、ステータ64とを備える。ロータ62は例えば永久磁石を含むマグネットロータである。ステータ64はロータ62の周囲に配置され、ステータ64は3相(U相、V相、W相)の通電相であるコイル64u、64vおよび64wを有する。各通電相のコイルへの通電を順次行うことで電磁力が発生し、ロータ62が回転する。これによりウォータポンプ16が駆動する。
図1に示すように、シリンダブロック11とシリンダヘッド12との間に経路54が接続され、経路54にはオイルクーラ14が設けられている。オイルクーラ14には例えばオイルポンプにより不図示のオイルパンなどからオイル(潤滑油)が供給される。冷却水の一部は、経路54およびオイルクーラ14を介して、シリンダブロック11からシリンダヘッド12に供給される。オイルクーラ14においてオイルと冷却水とが熱交換を行う。
車内温度センサ22は車室の温度を検出する。水温センサ24はウォータジャケット内における冷却水の温度を検出する。また、例えばエンジンオイルの温度を検出する油温センサ、トランスミッションのオイルの温度を検出するセンサなどが設けられてもよい。
ECU20は、CPU(Central Processing Unit)を備え、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の記憶装置も備える。ECU20は、ROMや記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより各種制御を行う。ECU20は制御弁18の開度およびウォータポンプ16の回転数を制御することで、冷却水の流れる経路、流量などを変えることができる。
ECU20はウォータポンプ16の駆動を制御する制御装置として機能する。ECU20は、モータ60の非通電相のコイルに発生する起電力からロータ62の位置を検出し、ステータ64への通電を制御する。具体的にECU20は、ステータ64に入力する電気信号のデューティ比を0~100%の範囲で変化させる。
図3(a)は信号のデューティ比を示すタイムチャートである。図3(b)はウォータポンプ16の回転数を示すタイムチャートである。実線は本実施形態、破線は比較例である。比較例とはデューティ比および回転数を二段階で変化させる例である。デューティ比がD0である場合、回転数はN0(第1の回転数)である。デューティ比を高くすることで回転数を目標のN5(第2の回転数)まで上昇させる。
比較例においては、図3(a)に示すようにデューティ比をD0からD5まで一気に増加させる。このためモータ60が脱調し、図3(b)に示すようにウォータポンプ16の回転数の制御が困難となる。この結果、回転数が目標のN5まで到達しない。冷却システムの冷却性能が悪化し、例えば冷却水のオーバーヒート、オイルクーラ14での沸騰などが発生する。
一方、実施形態では、図3(a)に示すようにデューティ比をD0からD5まで多段階で増加させる。例えば、デューティ比は小さい方から順にD0、D1、D2、D3、D4、D5と増加し、図3(b)に示すようにウォータポンプ16の回転数はN0からN5へと徐々に上昇する。D1~D4などは、各段階におけるモータ60が脱調しない程度のデューティ比の上限である。このためモータ60の脱調が抑制される。
各デューティ比は、例えば前段階におけるウォータポンプ16の回転数の二乗とデューティ比との積に比例する。つまり以下のような関係が成り立つ。
D2∝N1×D1
D3∝N2×D2
D4∝N3×D3
D5∝N4×D4
ECU20はこれらの関係に基づいて複数のデューティ比を算出する。
図4はECU20が実行する処理を例示するフローチャートである。図4に示すカウンタとはデューティ比の段階を示す数値である。例えばカウンタが0ならばデューティ比および回転数はD0およびN0、カウンタが1ならばD1およびN0、カウンタが2ならばD2およびN2などとする。
図4に示すように、ECU20はウォータポンプ16を低回転数から高回転数に加速するか否かを判定する(ステップS10)。否定判定(No)の場合、ECU20はカウンタをクリアし(ステップS14)、処理を終了する。このとき、信号のデューティ比はD0であり、ウォータポンプ16は例えば回転数N0で駆動し続ける。
肯定判定(Yes)の場合、ECU20は前回の信号印加時にデューティ比の制限があったか否か判定する(ステップS12)。肯定判定の場合、ECU20はカウンタをクリアし、処理を終了する(ステップS14)。これは回転数の加速の途中で一定のデューティ比の信号を複数回入力した状態から、加速を再開する例である。例えばN0からN5への加速の途中、デューティ比D3の信号が複数回入力され、回転数はN3程度を維持する。デューティ比をD3からD4に上昇させ、回転数をN3からN4とする際には、カウンタを一旦クリアする。
ステップS12において否定判定の場合、ECU20はカウンタをスタートさせる(ステップS16)。ECU20は上記の関係などを用いてデューティ比を算出し(ステップS18)、ウォータポンプ16のモータ60には当該デューティ比を有する信号が印加される。ECU20はカウンタを加算し(ステップS20)、カウンタが目標回数に到達したか否かを判定する(ステップS22)。否定判定の場合、ステップS18、S20およびS22が繰り返される。肯定判定の場合、処理は終了する。
図3(a)および図3(b)の例においては、デューティ比D0、D1、D2、D3、D4、D5がそれぞれカウンタ0~5に対応する。ECU20はカウンタ0およびデューティ比D0から開始し、カウンタの加算に応じてデューティ比を変化させる。カウンタが1ならばデューティ比D1、カウンタが2ならばデューティ比D2などとデューティ比が変化し、カウンタが目標回数の5に到達するとデューティ比はD5になる。これにより回転数はN0からN5へと徐々に変化し、モータ60の脱調も抑制される。
本実施形態によれば、ウォータポンプ16の回転数を上昇させる場合、ECU20はデューティ比をD0、D1~D4およびD5と順に変化させる。このためモータ60急激な加速が抑制され、脱調が抑制される。デューティ比の変化に応じてウォータポンプ16の回転数はN0からN5まで加速する。これにより冷却システム100に冷却水が循環し、冷却水のオーバーヒートなどが抑制される。
デューティ比は前段階の回転数の二乗とデューティ比との積から算出するとしたが、他の算出方法を用いてもよい。図3では回転数N0からN5に達するまでのデューティ比の段数は4つ以下でもよいし6つ以上でもよい。モータ60は三相ブラシレスモータとしたが他のモータでもよく、本実施形態は電動モータに適用可能である。
ウォータポンプ16はIC(Integrated Circuit、集積回路)などの制御部を搭載し、制御部がモータ60の回転を制御することがある。ECU20と制御部とで同期してモータ60の回転を制御する。例えばECU20は一定時間ごとにデューティ比を算出し、ウォータポンプ16の制御部は、算出された時間の順にしたがったデューティ比の信号をモータ60に入力する。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 エンジン
11 シリンダブロック
12 シリンダヘッド
14 オイルクーラ
16 ウォータポンプ
18 制御弁
20 ECU
22 車内温度センサ
24 水温センサ
30 ヒータ
32 ATF/W
34 ラジエータ
40、42、44、46、48、50、52、54 経路
60 モータ
62 ロータ
64 ステータ
100 冷却システム

Claims (1)

  1. 電動のウォータポンプを制御する制御装置であって、
    前記ウォータポンプの回転数を第1の回転数から第2の回転数に上昇させる場合、前記制御装置は、前記ウォータポンプへの通電のデューティ比を、前記第1の回転数に対応する第1のデューティ比、前記第1のデューティ比よりも大きな第2のデューティ比、および前記第2のデューティ比よりも大きく前記第2の回転数に対応する第3のデューティ比へと順に変化させ、
    前記第2のデューティ比は、前記第1の回転数の二乗と前記第1のデューティ比との積に比例し、
    前記第3のデューティ比は、前記第2の回転数の二乗と前記第2のデューティ比との積に比例するウォータポンプの制御装置。
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