JP7186990B2 - マーケティング支援システム - Google Patents
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Description
ネット上の広告では特定のセグメントに広告を配信するターゲティング広告が行われてい
る。たとえば特許文献1にはユーザセグメントを拡大してターゲティング広告を行うため
のシステムが開示されている。
の一方で、多くの人にリーチするマス広告についてはテレビ媒体が適している。視聴者が
パーチェイスファネルのどの段階にいるかに応じて、ターゲティング広告とマス広告のど
ちらが適しているかが変わる。
のどの段階にいるかを推定する技術を提供することを目的とする。
って、前記テレビ番組を視聴した視聴者を特定する視聴ログを記憶する視聴ログ記憶部と
、前記視聴者の属するセグメントを特定するターゲット情報を記憶するターゲット情報記
憶部と、前記視聴ログおよび前記ターゲット情報に基づいて、前記テレビ番組を視聴した
前記視聴者が所属する前記セグメントである広告セグメントを特定するセグメント特定部
と、前記広告セグメントの数に応じて、前記テレビ番組に係るターゲティング広告の適合
度を評価する評価部と、を備えることとする。
より明らかにされる。
できる。
価システムは、以下のような構成を備える。
マーケティングの支援を行うシステムであって、
受像機において視聴者が視聴した広告を特定する広告ログを取得する広告ログ取得部と
、
前記視聴者の行動に係る行動履歴を取得する行動履歴取得部と、
前記広告ログおよび前記行動履歴に基づいて、前記視聴者が属するパーチェイスファネ
ルの段階を特定するファネル特定部と、
を備えることを特徴とするマーケティング支援システム。
[項目2]
項目1に記載のマーケティング支援システムであって、
前記ファネル特定部は、前記広告ログに基づいて、前記視聴者がある商品またはサービ
スに係る前記広告を視聴していた場合には、当該商品またはサービスについて少なくとも
当該視聴者の認知を獲得したと判定すること、
を特徴とするマーケティング支援システム。
[項目3]
項目2に記載のマーケティング支援システムであって、
前記ファネル特定部は、前記行動履歴に基づいて、前記視聴者が興味関心、比較検討、
購入申込の段階に所属するか否かを判定すること、
を特徴とするマーケティング支援システム。
[項目4]
項目1ないし3のいずれか1項に記載のマーケティング支援システムであって、
前記ファネル特定部が特定した前記段階に応じて、前記テレビ番組に係るターゲティン
グ広告の適合度を評価する評価部をさらに備えること、
を特徴とするマーケティング支援システム。
[項目5]
項目1ないし4のいずれか1項に記載のマーケティング支援システムであって、
前記テレビ番組を視聴した第1の視聴者を特定する視聴ログを記憶する視聴ログ記憶部
をさらに備え、
前記広告ログ取得部は、前記第1の視聴者が視聴した前記広告に係る前記広告ログを取
得し、
前記行動履歴記憶部は、前記第1の視聴者とは異なる第2の視聴者に係る前記行動履歴
と、前記第2の視聴者が視聴した前記テレビ番組を特定する視聴情報を記憶し、
前記ファネル特定部は、前記視聴ログおよび前記視聴情報を比較して、前記第1および
第2の視聴者の視聴行動の類似度を判定し、前記類似度に応じて前記第1および第2の視
聴者を対応づけ、前記第1の視聴者に対応する前記第2の視聴者に係る前記行動履歴に基
づいて、前記パーチェイスファネルの前記段階を特定すること、
を特徴とするマーケティング支援システム。
る。本実施形態のテレビ番組評価システムは、テレビ番組の評価を行う評価装置10を含
んで構成される。評価装置10は、放送局のユーザ装置20および視聴者宅の受像機41
と通信回線30を介して互いに通信可能に接続されている。通信回線30は、たとえば、
イーサネット(登録商標)や公衆電話回線網、携帯電話回線網、無線通信網などにより構
築される、インターネットやLAN(Local Area Network)である。
ピュータである。評価装置10は、たとえば、パーソナルコンピュータやスマートフォン
、クラウドコンピュータなどにより実現することができる。評価装置10は、どの視聴者
がどのテレビ番組を観たかを記録した視聴ログに基づいて、テレビ番組がターゲティング
広告に向いている度合を評価する。なお、現状ではテレビ媒体でターゲティング広告はほ
とんど行われていないが、アドレッサブル広告やプログラマティックTVと呼ばれる手法
により、テレビ番組の広告であってもターゲティング広告を表示させる技術が登場してい
る。本実施形態の評価装置10は、テレビ番組をアドレッサブル広告に対応させるべきか
否かの判断基準を提供しようとするものである。
である。ユーザ装置20は、たとえば、パーソナルコンピュータやスマートフォン、タブ
レットコンピュータなどである。放送局のユーザは、ユーザ装置20を操作することによ
り、評価装置10が表示したテレビ番組のアドレッサブル広告適合度を閲覧することがで
きる。
の電気信号を含む。)を受信し、受信した電波をデコードして、テレビ番組の映像および
音声を出力することができる。また、本実施形態の受像機41は、いわゆるアドレッサブ
ル広告の手法により、テレビ番組中またはテレビ番組の間にアドレッサブル広告を出力す
ることができるものとする。さらに、本実施形態の受像機41は、通信機能を有しており
、通信回線30を介して他の通信装置と通信を行うことができる。受像機41は、視聴者
が操作する視聴者端末42とも通信可能であり、視聴者端末42との間の通信は、たとえ
ば、図1に示すように、通信路31を介してBlueTooth(登録商標)などのプロ
トコルにより直接通信を行うようにしてもよいし、視聴者端末42を通信回線30に接続
して通信回線30を介して行うようにしてもよい。受像機41は、視聴者端末42と通信
を行うことにより、現在テレビ番組を視聴している視聴者を特定することができる。
やタブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータなどにより実現することができる。
1、メモリ402、記憶装置403、通信装置404、放送受信モジュール405、出力
装置406を備える。記憶装置403は、各種のデータやプログラムを記憶する、たとえ
ばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。
通信装置404は、通信を行うための装置であり、たとえばイーサネット(登録商標)に
接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うため
の無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS2
32Cコネクタなどである。受像機41は通信装置404は複数備えてよい。放送受信モ
ジュール405は、テレビ放送の電波を受信し、受信した電波から映像および音声をデコ
ードするモジュールである。なお、放送受信モジュール405には、一般的なテレビ放送
の受信およびデコードに係るハードウェアを用いることができる。出力装置406は、デ
ータを出力する、ディスプレイおよびスピーカを含む。
部411、映像音声処理部412、アドレッサブル広告表示部413、広告特定部414
、および広告ログ送信部415の各機能部と、視聴者情報記憶部431、広告記憶部43
2、および広告ログ記憶部433の各記憶部とを備えている。なお、上記各機能部は、受
像機41が備えるCPU401が記憶装置403に記憶されているプログラムをメモリ4
02に読み出して実行することにより実現され、上記各記憶部は、受像機41が備えるメ
モリ402および記憶装置403が提供する記憶領域の一部として実現される。
る情報(以下、視聴者情報という。)を記憶する。視聴者情報は、視聴者を認証するため
の情報を含む。図4は、視聴者情報記憶部431の構成例を示す図である。図4の例では
、視聴者情報には、視聴者を特定するための情報(以下、視聴者IDという。)に対応付
けて、視聴者が保持する視聴者端末42を認証するための認証情報(以下、端末認証情報
という。)を含んでいる。端末認証情報は、たとえば、視聴者端末42に割り当てられて
いる固有IDとすることができる。なお、視聴者端末42の認証ではなく、視聴者を認証
するための、ユーザIDとパスワード、視聴者の公開鍵、視聴者の顔画像の特徴量などと
することもできる。
特定する。視聴者特定部411は、たとえば、BLE(Bluetooth Low Energy)などのプ
ロトコルに従って受像機41の近傍に存在している視聴者端末42と通信を行い、通信で
きた視聴者端末42を、視聴者情報記憶部431に記憶されている視聴者情報を用いて認
証し、認証に成功した場合に、視聴者情報の視聴者IDが示す視聴者が現在視聴している
と特定することができる。視聴者特定部411は、複数の視聴者端末42の認証に成功し
た場合には、複数の視聴者が視聴中であると判定することができる。
よび音声を出力装置406から出力する。
う。)を記憶する。図5は、広告記憶部432の構成例を示す図である。同図に示すよう
に、広告情報には、広告を特定する情報(以下、広告IDという。)に対応付けて、アド
レッサブル広告を重畳表示するチャンネル、アドレッサブル広告に置き換える広告枠の開
始日時および終了日時、ならびに、アドレッサブル広告として出力される映像および音声
を含む動画データを含む。なお、たとえば、放送受信モジュール405が受信する放送波
や放送データなどに広告枠の開始終了のタイミングを表す信号が含まれているなど、搬送
されてくる放送データ中で広告枠を特定することができる場合には、開始日時および終了
日時に代えて当該広告枠を示す情報を含めるようにしてもよい。また、動画データに代え
て、テキストデータや3Dモデルなどの情報を含め、これに基づいて映像や音声を生成す
るようにしてもよい。
広告表示部412は、広告記憶部432に記憶されている広告情報を参照して、現在出力
されているチャンネルにマッチする広告情報が存在している場合に、開始日時から終了日
時まで、映像音声処理部411が出力している映像および音声に代えて動画データを出力
することができる。また、アドレッサブル広告表示部413は、広告情報に広告枠を指定
する情報が含まれていた場合には、映像音声処理部411が出力している映像および音声
のストリームにおいて当該広告枠の部分を特定し、特定した部分に動画データを再生する
こともできる。
という。)を記憶する。図6は、広告ログ記憶部433の構成例を示す図である。同図に
示すように、広告ログには、出力された広告を示す広告IDと、当該広告を視聴していた
視聴者を示す視聴者IDと、当該広告が表示されたチャンネルおよび番組と、当該広告が
視聴された日時とが含まれる。複数人の視聴者が視聴していた場合には、視聴者ごとに広
告ログが登録される。なお、広告ログ記憶部433は、広告ID、視聴者ID、チャンネ
ルおよび番組に対応付けて、閲覧された回数を管理するようにしてもよい。
映像音声処理部411が出力している映像および音声のストリームから広告枠(チャンネ
ルおよび番組を含む。)を特定し、当該広告枠において出力された広告を特定する。広告
の特定は、たとえば、受像機41が広告IDに対応付けて、映像や音声の特徴量を記憶し
ておき、映像および音声のストリームから抽出した特徴量と比較することにより実現する
ことができる。また、広告特定部414は、たとえば、放送局のサーバコンピュータにア
クセスして、その放送局が提供するチャンネルおよび番組における広告枠の開始および終
了の日時を取得し、映像音声処理部411が出力していたチャンネルと日時とに応じて、
表示されていた広告を特定するようにしてもよい。広告特定部414はまた、アドレッサ
ブル広告表示部413がアドレッサブル広告を出力した場合には、映像および音声のスト
リームに含まれていた広告ではなく、アドレッサブル広告が出力されたものとして、出力
された広告を特定する。広告特定部414は、特定した広告を示す広告IDと、視聴者特
定部411が特定した視聴者を示す視聴者IDと、広告が表示されたチャンネルおよび番
組と、広告が視聴された日時(広告が出力された日時)とを含む広告ログを広告ログ記憶
部433に登録する。
10に送信する。広告ログ送信部415は、広告ログが広告ログ記憶部433に登録され
る度に広告ログを評価装置10に送信してもよいし、定期的に新規登録された広告ログを
評価装置10に送信してもよい。また、広告ログ送信部415は、広告ログを集計して、
どの広告がどの視聴者に何回視聴されたかを示す情報を評価装置10に送信するようにし
てもよい。
101、メモリ102、記憶装置103、通信装置104、入力装置105、および出力
装置106を備える。記憶装置103は、各種のデータやプログラムを記憶する、たとえ
ばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。
通信装置104は、通信回線30に接続するための装置であり、たとえばイーサネット(
登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通
信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネ
クタやRS232Cコネクタなどである。入力装置105は、データを入力する、たとえ
ばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置1
06は、データを出力する、たとえばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。
装置10は、類似度判定部111、セグメント特定部112、評価部113、視聴率算出
部114、番組情報送信部115、ファネル特定部116、広告ログ取得部121、広告
頻度算出部122、視聴ログ記憶部131、ターゲット情報記憶部132および広告ログ
記憶部133を備える。なお、類似度判定部111、セグメント特定部112、評価部1
13、視聴率算出部114、番組情報送信部115、ファネル特定部116、広告ログ取
得部121および広告頻度算出部122は、評価装置10が備えるCPU101が記憶装
置103に記憶されているプログラムをメモリ102に読み出して実行することにより実
現され、視聴ログ記憶部131、ターゲット情報記憶部132および広告ログ記憶部13
3は、評価装置10が備えるメモリ102および記憶装置103の少なくともいずれかが
提供する記憶領域の一部として実現される。
グという。)を記憶する。図9は、視聴ログ記憶部131の構成例を示す図である。視聴
ログ記憶部131は、視聴者の属性(視聴者属性)と、視聴ログとを記憶する。視聴者属
性には、視聴者IDに対応付けて、視聴者の性別や年代、所得などが含まれる。視聴ログ
は、視聴率調査のために無作為に抽出されたサンプル世帯にログ記録装置を設置し、この
ログ記録装置が視聴されたチャンネルを特定するとともに、視聴者が視聴開始時にボタン
を押すなどの行為によってどの視聴者が視聴したかを特定することで収集した情報である
。視聴ログには、世帯を示す世帯IDと、視聴者IDと、当該世帯において当該視聴者が
テレビの視聴を開始した日時と、視聴したチャンネルとが含まれる。視聴ログと番組表と
を照合することにより、どの視聴者がどのテレビ番組を視聴したのかを特定することがで
きる。
下、ターゲット情報という。)を記憶する。図10は、ターゲット情報記憶部132の構
成例を示す図である。同図に示すように、ターゲット情報記憶部132は、ターゲット情
報として、デモグラフィック情報、視聴情報および行動履歴を記憶している。これらのタ
ーゲット情報は、たとえばアンケート調査やWebブラウザのクッキーの解析などにより
収集することができる。デモグラフィック情報は、視聴者のデモグラフィック属性を含む
。デモグラフィック情報には、視聴者IDに対応づけて、性別、年代、所得などの属性が
含まれる。視聴情報は、視聴者が視聴したテレビ番組を示す。視聴情報には、視聴者ID
に対応付けて、当該視聴者が視聴した番組と視聴を開始した日時とが含まれる。行動履歴
は、視聴者の各種の行動に関する情報である。たとえば、視聴者が買物をしたり、雑誌を
読んだり、Webサイトを閲覧したりと、オンラインおよびオフラインを問わず、視聴者
が取った行動についてのログを行動履歴として記録することができる。なお、行動履歴は
、インターネット上での行動(Webブラウザを利用した履歴)のみとしてもよい。行動
履歴には、視聴者IDに対応付けて、行動を行った日時と行動内容とが含まれる。
ターゲット情報の視聴者IDが示す視聴者(たとえば、アンケートを回答した視聴者)と
は重ならなくてもよい。類似度判定部111は、視聴ログとターゲット情報との対応づけ
を行う。類似度判定部111は、視聴ログに基づいて把握される視聴行動のパターンと、
ターゲット情報の視聴情報に基づいて把握される視聴行動のパターンとの類似度を算出し
、類似度に応じて対応づけを行うことができる。類似度の判定は、たとえば、同じ日時に
同じテレビ番組を視聴していた回数に応じて決定するようにしてもよいし、視聴されたテ
レビ番組またはそのジャンル、視聴時間、視聴の順番などを比較してもよい。また、たと
えば、曜日毎に視聴したテレビ番組あるいはそのジャンルを並べたパターンを比較しても
よい。類似度判定部111は、求めた類似度に応じて視聴ログとターゲット情報とを対応
づけることができる。
ント特定部112は、テレビ番組について、対応する視聴ログを視聴ログ記憶部131か
ら読み出し、読み出した視聴ログに対応するターゲット情報(対応づけは上記類似度判定
部111により行われる。)のデモグラフィック情報に含まれる属性や行動履歴に含まれ
る行動などにより、セグメントを特定する。なお、デモグラフィック属性や行動履歴に基
づいてセグメントを決定する手法については周知の手法を用いるものとして、ここでは説
明を省略する。セグメント特定部112はまた、各セグメントに含まれる視聴者の数を算
出する。セグメント特定部112は、たとえば、当該セグメントに属する視聴者IDを含
むターゲット情報を選択し、特定したターゲット情報に対応する視聴ログを特定し、特定
した視聴ログに含まれる視聴者IDを重複を排除してカウントすることにより、セグメン
トに含まれる視聴者の数を算出することができる。
ルともいう。)の段階を特定する。図11はファネルを説明する図である。パーチェイス
ファネルとは、消費行動の流れをモデル化したものであり、消費者は、ある商品またはサ
ービスについて、「認知」、「興味・関心」、「比較・検討」という段階を経て最終的な
「購入・申込」に至ることを示す。本実施形態では、「認知」に至る前の「無関心」の段
階を加えた5つの段階でファネルが構成されているものと想定する。
ァネル特定部116は、たとえば、ターゲット情報に含まれている行動履歴に基づいてフ
ァネルの段階を特定することもできる。たとえば、ファネル特定部116は、視聴者が所
定の商品の広告を閲覧していた場合には「認知」があったと判定し、視聴者が所定のWe
bページを訪問していた場合には「興味・関心」があったと判定し、視聴者が特定のキー
ワードを検索した場合には「比較・検討」があったと判定し、視聴者による購買や申込が
あった場合には「購買・申込」があったと判定することができる。本実施形態では、ファ
ネル特定部116は、広告ログに基づいて、当該視聴者が過去に対象商品の広告を視聴し
た視聴回数をカウントし、視聴回数が所定値以上であれば、当該視聴者が「認知」に属し
ていると推定することができる。これにより、マス広告(の一部、すなわちテレビ放送に
よるマス広告)による認知の効果を判定することができる。なお、ファネル特定部116
は、広告ログに含まれている視聴者IDに対応する行動履歴をターゲット情報記憶部13
2から取得するようにしてもよいし、広告ログに含まれている視聴者IDに対応する視聴
ログと類似していると判定されたターゲット情報の行動履歴をターゲット情報記憶部13
2から取得するようにしてもよい。すなわち、広告ログに係る第1の視聴者の視聴行動と
類似した視聴行動の他の第2の視聴者に関する行動履歴を、第1の視聴者の行動履歴とみ
なしてファネルの段階を分析することができる。
ファネル特定部116は、アンケートの結果の入力を受け付けて、当該結果からファネル
の段階を推定することができる。
限らず、他の区切りにより消費活動を表現したパーチェイスファネルであってもよい。ま
た、本実施形態では、パーチェイスファネルのみでなく、購入後の行動を示すファネル(
インフルエンスファネル)を含めるようにしてもよい。インフルエンスファネルは、たと
えば、「継続」「紹介」「発信」の段階を含むことができる。この場合、ファネル特定部
116は、たとえば、複数回の購入履歴があった場合には「継続」があったと判定し、視
聴者からの紹介者割引のクーポンが利用された場合には「紹介」があったと判定し、SN
Sなどにおいて商品に関する情報が発信された場合には「発信」があったと判定すること
ができる。また、ファネル特定部116は、一般的な手法を用いて視聴者がファネルのど
の段階にいるかを判定すればよい。
ネル特定部116は、たとえば、アンケートを行った視聴者のそれぞれについて、あるい
は、行動履歴に含まれる各視聴者IDが示す視聴者について、ファネルのどの段階にいる
かを推定し、推定した段階ごとに視聴者の数を集計すればよい。なお、ファネル特定部1
16は、たとえば、視聴者ごとにファネルの特定を行わず、行動履歴に含まれる、訪問し
たWebサイト、検索したキーワード、購買した商品などの消費行動がどのファネルの段
階に当たるかを特定し、この消費行動ごとに行動履歴のレコードを集計して、ファネルを
構成する各段階に所属する視聴者の割合を計算してもよい。
ファネルを特定することができる。ファネル特定部116は、ある番組において広告対象
となる1つ以上の商品の入力を受け付けて、受け付けた商品のそれぞれについてファネル
を特定することができる。ファネル特定部116は、たとえば、放送局のコンピュータに
アクセスして、特定の番組において広告対象となる商品を取得するようにしてもよい。フ
ァネル特定部116は、商品ごとのファネルの構成比を計算するようにしてもよいし、全
商品についての人数を合計して構成比を計算するようにしてもよい。また、本実施形態で
は、ファネル特定部116は、「購買・申込」の段階を除く、「無関心」、「認知」、「
興味・関心」、「比較・検討」の4段階に所属する視聴者数の合計を100%として、こ
れら4段階の構成比を算出についての構成比を算出するものとする。
価部113は、視聴者のセグメントのばらつき度合に応じてターゲティング広告の適合度
を決定する。たとえば、小学生も、10代の女子高生も、30代の会社員男性も視聴して
いるような番組の場合、同じ商品が全ての視聴者に訴求することは少なく、小学生、女子
高生、会社員男性のそれぞれに異なる商品を訴求した方が広告効果が高いと考えられる。
逆に、30代の女性会社員が主に視聴しているような番組であれば、広告を切り換えるこ
となく従来通りのマス広告による広告効果が高いと考えられる。そこで、評価部113は
、視聴者のセグメントのばらつき度合に応じて適合度を決定することができる。セグメン
トのばらつき度合は、セグメントの数で表してもよいし、セグメント間の関係性の遠さに
よって表してもよい。セグメント間の関係性の遠さは、たとえば、セグメントを構成する
各種属性(本実施形態では、デモグラフィック属性の各属性と、行動履歴に基づいて求め
られる属性とが該当する。)を軸とした多次元空間における距離として把握することがで
きる。カテゴリ変数となる属性については、ダミー変数に変換したうえで軸とすることが
できる。たとえば、評価部113は、セグメント数が多いほど適合度が高くなるように適
合度を決定することができる。また、たとえば、性別と年代を用いたセグメントである場
合に、男性を1、女性を0とし、年代について10代を0、20代を0.17、30代を
0.33、40代を0.5、50代を0.67、60代を0.83、70以上を1として
標準化したうえで距離を計算することができる。たとえば、視聴者のセグメントが10代
男性と、40代女性の2つであったとすると、その距離は、10代-40代(0-0.5
)の2乗+男性-女性(1-0)の2乗の平方根で、1.12と算出することができる。
また、視聴者のセグメントが10代女性と20代女性であった場合は、10代-20代(
0-0.17)の2乗+女性-女性(0-0)の2乗の平方根で、0.17と算出するこ
とができる。この距離が遠いほど適合度が高くなるように適合度を決定することができる
。なお、評価部113は、属する視聴者数が少ないセグメントについては考慮しないよう
にしてもよい。たとえば、評価部113は、所定の人数以上のセグメントのばらつき度合
に応じて適合度を決定することができる。
従来の手法を用いて番組の視聴率を算出するものとし、ここでは詳細な説明を省略する。
告に適合している適合度とを含む情報(以下、番組情報という。)をユーザ装置20に送
信する。ユーザ装置20では、受信した番組情報を表示し、放送局側では、視聴率に基づ
いて広告価格を決定するとともに、どのテレビ番組をアドレッサブル広告の対象にするか
を決定することができる。
1は、受像機41から送信される広告ログを受信することで広告ログを取得するものとす
る。広告ログ取得部121は取得した広告ログを広告ログ記憶部133に登録する。本実
施形態において、広告ログは、図6に示した、受像機41において収集される広告ログと
同様であるが、たとえば、受像機41を特定する情報を付帯させてもよい。
22は、広告ログから、広告IDおよび番組の組み合わせについて、視聴者1人あたりに
表示された回数(広告ログの数を視聴者数で割った値)を算出することができる。なお、
広告頻度算出部122は、たとえば、曜日ごとに集計を行ってもよい。また、広告頻度算
出部122は、視聴者1人あたりではなく、当該番組において広告が表示された絶対数を
カウントするようにしてもよい。また、広告頻度算出部122は、たとえば、過去一定期
間(たとえば、1か月、3ヶ月、6ヶ月、1年など任意の期間を設定することができる。
)における広告ログのみを集計対象としてもよい。
正する。評価部113は、視聴頻度が低いほど適合度を下げるように補正を行う。これに
より、番組の視聴者のセグメントにばらつきが大きく、一般的にはアドレッサブル広告の
適合度が高い場合であっても、マス広告による認知度の向上が十分でないときには、ター
ゲティング広告を行うより先にマス広告を行う方が効果的でありうるところ、そのような
状況を評価値に反映することができる。また、評価部113は、視聴頻度が高いほど適合
度を上げるように補正を行う。これにより、番組の視聴者のセグメントにばらつきが小さ
く、一般的にはマス広告の効果が高い場合であっても、広告の視聴頻度が高く商品が認知
されているような場合には、マス広告に飽きや煩わしさを感じることがありうるところ、
そのような状況を評価値に反映することができる。
視聴者数の構成比に応じて適合度を補正することもできる。評価部113は、ファネルの
構成比の標準値(通常、購入・申込、比較・検討、興味・関心、認知、無関心の順に数が
大きくなる。)と、ファネル特定部116が算出した構成比とを比較して、どの階層が標
準値よりも少ないかに応じて補正を行うことができる。ファネル特定部116は、たとえ
ば、無関心が標準よりも多く、かつ、認知が標準よりも少ない場合には、認知が足りない
として、ターゲティング広告よりもマス広告が妥当するものとして、標準値からの乖離度
に応じて、適合度を下げるように補正することができる。また、ファネル特定部116は
、たとえば、認知が標準よりも多く、「興味・関心」または「比較・検討」が標準よりも
少ない場合には、ターゲティング広告が妥当するものとして、標準値からの乖離度に応じ
て、適合度を上げるように補正することができる。
・申込」の段階に達していた場合(および、その後のインフルエンスファネルの全段階を
進むにつれて)、適合度を下げるように補正を行ってもよい。すなわち、ターゲティング
広告は、視聴者の購買前の心理状態を購買に向けて動機づけさせるものと位置づけた場合
には、購買後については、再度マス広告によりブランド認知度を下げないことが有効であ
ることが起こりうる。このような場合を考慮して、評価部113は、ターゲティング広告
であるアドレッサブル広告の適合度を調整することができる。
おき、この補正値を用いて補正を行うようにしてもよい。この場合、広告主のファネルを
考慮したブランディング戦略に応じて、アドレッサブル広告の有効性を決定することが可
能となる。
について以下の処理が行われる。
う。すなわち、類似度判定部111は、視聴ログとターゲット情報との対応づけを行う(
S401)。上述したように、類似度判定部111は、視聴ログに基づいて把握される視
聴行動のパターンと、ターゲット情報の視聴情報に基づいて把握される視聴行動のパター
ンとの類似度を算出し、類似度に応じて対応づけを行うことができる。
セグメント特定部112は、テレビ番組に対応する視聴ログに対応するターゲット情報
に基づいて、視聴者が属するセグメントを特定する(S402)。なお、1人の視聴者は
複数のセグメントに所属してよい。セグメント特定部112は、各セグメントについて所
属している視聴者の数をカウントし、カウントした視聴者数が所定数以上であるセグメン
トを広告セグメントとする(S403)。
)。評価部113は、広告セグメントのばらつき度合が大きいほど適合度が大きくなるよ
うに決定することができる。上述のとおり、広告セグメントのばらつき度合は、たとえば
、広告セグメントの数や広告セグメント間の距離とすることができる。
示頻度に応じて補正を行うことができる。広告頻度算出部122は、広告ログに含まれて
いる広告IDおよび番組の組み合わせごとに、広告ログの数(表示数)をカウントすると
ともに、広告ログに含まれている重複ない視聴者IDの数(視聴者数)をカウントし、表
示数を視聴者数で割って広告頻度を算出する。評価部113は、算出された広告頻度が低
いほど適合度を下げ、当該広告頻度が高いほど適合度を上げるように補正を行う。評価部
113は、たとえば、広告頻度が所定の第1閾値を下回った場合には、適合度から第1所
定数を減算し、広告頻度が所定の第2閾値を超えた場合には、適合度に第2所定数を加算
することができる。また、評価部113は、ファネル特定部116が特定したファネルの
各段階に所属する視聴者数の構成比に応じてさらに適合度を補正することもできる。上述
したように、評価部113は、「認知」の構成比が標準値よりも少ない場合には適合度を
下げ、「興味・関心」または「比較・検討」の構成比が標準値よりも少ない場合には適合
度を上げるように補正することができる。
択し、選択した視聴ログに基づいて視聴率を算出する(S406)。視聴率算出部114
は、たとえば、選択した視聴ログに含まれている重複ない世帯IDの数をサンプル世帯数
で割って視聴率とすることができる。
についての視聴率と適合度とを含む番組情報を作成して、ユーザ装置20に送信する(S
407)。番組情報送信部115は、番組に対応する広告セグメントを説明する情報や、
広告セグメントの数などを番組情報に含めるようにしてもよい。
てのアドレッサブル広告の適合度とを表示することができる。図13は、ユーザ装置20
に表示される画面例を示す図である。図13に示されるように、ユーザ装置20は、各テ
レビ番組の番組名に対応付けて、視聴率とアドレッサブル広告の適合度とを表示すること
ができる。放送局では、ユーザ装置20の出力を参考に、どの番組でアドレッサブル広告
を行うかを決定することができる。
ビ番組がターゲティング広告(アドレッサブル広告)が有効かどうかの適合度を算出する
ことができる。したがって、ターゲティング広告に向いた番組だけをアドレッサブル広告
対応にすることが可能となり、リニア放送において多くの人にリーチして認知度を上げよ
うとするマス広告の有効性は保持しつつ、アドレッサブル広告を効果的に採用することが
できる。
広告が表示されたか否かをもって、視聴者がパーチェイスファネルにおいて「無関心」か
ら「認知」の段階に移行したことを推定することができる。マス広告の媒体としてはWe
bサイトよりもテレビ放送の方が向いているところ、テレビ放送によるマス広告の効果、
すなわち、「認知」獲得ができたか否かを判定することができる。また、このような視聴
者が所属するパーチェイスファネルの段階に応じて、テレビ番組へのアドレッサブル広告
が適しているか否かを示す適合度を求めることができるので、より効果的なアドレッサブ
ル広告の導入が可能となる。
特定し、番組を視聴している視聴者のセグメント数に応じて、当該番組に係るターゲティ
ング広告の適合度を求めることができる。幅広いセグメントの視聴者が視聴しているテレ
ビ番組において全視聴者に向けたマス広告は、企業イメージのブランディングなどには有
効であっても、利用者層が限られる商品の広告の場合には有効性が劣る。本実施形態の評
価装置10によれば、視聴者のセグメントが多い場合には、ターゲティング広告が有効で
あると評価することができるので、放送局や広告主、広告代理店などのユーザは、本実施
形態の評価装置10による評価を参照にして、どの番組がアドレッサブル広告に向いてい
るかを容易に把握することができる。
合度を決定している。したがって、セグメントに分けながらも、ターゲティング広告の対
象となる視聴者の数を考慮した適合度を決定することが可能となり、番組におけるターゲ
ティング広告の有用性を正確に評価することができる。
ことができる。したがって、視聴者のセグメントのばらつきが大きく、アドレッサブル広
告に適していると評価される場合であっても、広告の表示頻度が低く、広告対象となるブ
ランドや商品(サービスを含む。以下同じ。)の認知度が高まっていないような状況があ
りうるところ、そのような状況に鑑みて適合度を補正することができる。また、視聴者の
セグメントのばらつきが小さく、アドレサブル広告にあまり適していない(マス広告に適
している)と評価される場合であっても、広告の表示頻度が高く、広告対象となるブラン
ドや商品の認知は十分に行き渡っており、マス広告により、ブランドや商品がむしろ飽き
られてしまったり煩わしいと感じられてしまうような状況がありうるところ、そのような
状況に鑑みて適合度を補正することができる。
属性と行動履歴とが含まれており、年齢、性別、所得、職業などの属性に応じたターゲテ
ィング広告も、閲覧履歴やクリック履歴、購買履歴などの行動に応じた行動ターゲティン
グも含めたターゲティング広告の適合度を求めることができる。
送信することができる。したがって、ユーザ側では、視聴率に応じた広告料金を想定しな
がら、当該番組をアドレッサブル広告対応にした場合のシミュレーションを行うことがで
きる。
ンなどの類似度に応じて対応づけ、ターゲット情報に基づいて視聴者のセグメントを推定
することができる。したがって、インターネットにおけるWebブラウザの閲覧履歴(行
動履歴)などを利用して、リニア放送であるテレビ番組の視聴者をセグメント分けするこ
とができる。したがって、視聴者の基本情報に限らず、幅広い属性や行動履歴などに基づ
いたターゲティング広告の対象となるセグメントの観点からテレビ番組の評価を行うこと
ができる。
のものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸
脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
に基づいて視聴者のセグメントを特定するものとしたが、視聴ログ記憶部131に記憶さ
れている視聴者属性を用いて視聴者のセグメントを求めるようにしてもよい。
集するものとしたが、これに限らず、たとえば、ログ記録装置による視聴ログに代えて、
あるいはそれに加えて、テレビ受像機において記録した視聴ログ(デバイスログ)を用い
るようにしてもよい。デバイスログについても、テレビ受像機が、視聴者によってボタン
が押されたなどの行為によってどの視聴者が視聴したかを特定するようにしてもよいし、
ログ記録装置が収集した視聴ログを機械学習させ、デバイスログからどのような世帯構成
であり、どの構成員がどの番組を視聴したかを推定するようにしてもよい。
をリンクし、テレビ受像機が映像出力時に近傍に存在している携帯デバイスを認識するこ
とで、視聴者個人を特定し、デバイスログとして記録するようにすることができる。
ものとしたが、これに限らず、他で算出された視聴率の入力を受け付けるようにしてもよ
い。たとえば、視聴率算出部114は、ユーザから、番組を示す情報と当該情報が示す番
組の視聴率とを受け付けるようにしてもよいし、視聴率を記憶している他のコンピュータ
(たとえばデータベースサーバなど)にアクセスして番組ごとの視聴率を取得するように
してもよい。
したが、番組情報を、広告主や広告代理店などのユーザが使用するユーザ装置に送信する
ようにしてもよい。この場合、広告主や広告代理店など、広告の出稿者側において、適合
度の高い番組をアドレッサブル広告にして欲しい旨を放送局にリクエストすることが可能
となる。
とが含まれるものとしたが、いずれか一方のみであってもよいし、たとえば視聴者の習慣
、趣味、嗜好、価値観などを分析したサイコグラフィック属性などを含めるようにしても
よい。また、GPSなどにより収集した位置に基づくジオグラフィック情報を含めるよう
にしてもよい。さらに、検索エンジンに入力した検索キーワードを含む検索履歴を含める
ようにしてもよい。
ーの解析などにより収集するものとしたが、これに代えて、またはこれに加えて、Web
サイト側におけるアクセスログや、販売店における販売履歴、広告配信サービスの運営者
が計測しているクリック履歴などを収集するようにしてもよい。また、テレビ受像機がス
マートフォンやタブレットコンピュータなどの携帯デバイスと連携し、連携した携帯デバ
イスから携帯デバイスの操作情報などの各種の履歴情報を取得してデバイスログとして記
録するようにしてもよい。
ようにしたが、これに限らず、たとえば、視聴者数による重み付けを行ったうえでセグメ
ント数を合計して、適合度を算出するようにしてもよい。また、視聴者の属性に応じた重
み付けをしたうえで視聴者の数を合計し、その重み付け視聴者数に応じてセグメント数を
カウントするようにしてもよい。たとえば、少数でも富裕層が視聴している番組について
は、その富裕層のみをターゲットとしたターゲティング広告を展開したいというニーズが
存在し得るところ、こうしたニーズを考慮してターゲティング広告の適合度を決定するこ
とが可能となる。
これに限らず、受像機41は、アドレッサブル広告に係る広告ログのみを作成し、広告ロ
グとともに、どの視聴者がどの期間にどのチャンネルを視聴していたかを示す視聴ログを
評価装置10に送信するようにしてもよい。この場合、評価装置10が、放送局のサーバ
コンピュータにアクセスしたり、オペレータから入力を受け付けたりすることで、どのチ
ャンネルでいつ(どの日時に)どの広告が表示されるかを示すリニア広告情報を取得し、
当該リニア広告情報と、アドレッサブル広告の広告ログとに基づいて、どの広告をどの視
聴者がいつ視聴したかを判定するようにしてもよい。
告主を考慮しない視聴頻度に応じて行うものとしたが、広告主を考慮した補正を行うよう
にしてもよい。たとえば、広告頻度算出部122は、広告主および番組の組み合わせにつ
いて、視聴者1人あたりの広告の表示回数を集計し、当該番組において当該広告主に係る
広告が何回視聴されたかを計算し、この計算結果に応じて評価部133が補正を行うこと
ができる。これにより、たとえば、広告主のブランディング広告としていくつかのパター
ンの広告を出稿していた場合に、広告主のブランド認知度が上がったと推定される表示回
数(フリークエンシー)に応じて、アドレッサブル広告に切り換えるように判断可能な適
合度を評価することが可能となる。
体的な商品を考慮しない視聴頻度に応じて行うものとしたが、具体的な商品を考慮した補
正を行うようにしてもよい。たとえば、広告頻度算出部122は、各広告で広告対象とな
っている商品と番組との組み合わせについて、視聴者1人あたりの広告の表示回数を集計
し、当該番組において当該商品に係る広告が何回視聴されたかを計算し、この計算結果に
応じて評価部133が補正を行うことができる。これにより、たとえば、商品の広告とし
ていくつかのパターンの広告を出稿していた場合に、当該商品の認知度が上がったと推定
される表示回数(フリークエンシー)に応じて、アドレッサブル広告に切り換えるように
判断可能な適合度を評価することが可能となる。
し、視聴頻度に応じて補正を行うものとしたが、これに限らず、評価部113は、視聴頻
度のみから適合度を評価するようにしてもよい。
し、ファネルの段階に応じて補正を行うものとしたが、これに限らず、評価部113は、
ファネルの段階のみから適合度を評価するようにしてもよい。
20 ユーザ装置
111 類似度判定部
112 セグメント特定部
113 評価部
114 視聴率算出部
115 番組情報送信部
131 視聴ログ記憶部
132 ターゲット情報記憶部
Claims (5)
- マーケティングの支援を行うシステムであって、
視聴者の行動に係る行動履歴を取得する行動履歴取得部と、
前記行動履歴に基づいて、前記視聴者が属するパーチェイスファネルの段階を特定するファネル特定部と、
受像機においてテレビ番組を視聴した第1の視聴者を特定する視聴ログを記憶する視聴ログ記憶部と、
を備え、
前記行動履歴取得部は、前記第1の視聴者とは異なる第2の視聴者に係る前記行動履歴と、前記第2の視聴者が視聴した前記テレビ番組を特定する視聴情報を取得し、
前記ファネル特定部は、前記視聴ログおよび前記視聴情報を比較して、前記第1および第2の視聴者の視聴行動の類似度を判定し、前記類似度に応じて前記第1および第2の視聴者を対応づけ、前記第1の視聴者に対応する前記第2の視聴者に係る前記行動履歴に基づいて、前記パーチェイスファネルの前記段階を特定すること、
を特徴とするマーケティング支援システム。 - 請求項1に記載のマーケティング支援システムであって、
前記ファネル特定部が特定した前記パーチェイスファネルの各前記段階に所属する前記視聴者の数に応じて、前記テレビ番組に係るターゲティング広告の適合度を評価する評価部をさらに備えること、
を特徴とするマーケティング支援システム。 - 請求項2に記載のマーケティング支援システムであって、
前記ファネル特定部は、前記行動履歴に基づいて、前記視聴者が無関心、認知、興味関心、比較検討、購入申込の段階に所属するか否かを判定すること、
を特徴とするマーケティング支援システム。 - 請求項3に記載のマーケティング支援システムであって、
前記評価部は、前記無関心の前記段階に所属する前記視聴者の数が前記無関心に係る標準値よりも多く、かつ、前記認知の前記段階に所属する前記視聴者の数が前記認知に係る標準値よりも少ない場合には、前記適合度を下げるように補正すること、
または、
前記評価部は、前記認知の前記段階に所属する前記視聴者の数が前記認知に係る標準値よりも多く、かつ、前記興味関心又は前記比較検討の前記段階に所属する前記視聴者の数が前記興味関心又は前記比較検討に係る標準値よりも少ない場合には、前記適合度を上げるように補正すること、
を特徴とするマーケティング支援システム。 - コンピュータが、
視聴者の行動に係る行動履歴を取得するステップと、
前記行動履歴に基づいて、前記視聴者が属するパーチェイスファネルの段階を特定するステップと、
受像機においてテレビ番組を視聴した第1の視聴者を特定する視聴ログを記憶するステップと、
を実行し、
前記行動履歴を取得するステップにおいて、前記第1の視聴者とは異なる第2の視聴者に係る前記行動履歴と、前記第2の視聴者が視聴した前記テレビ番組を特定する視聴情報を取得し、
前記段階を特定するステップにおいて、前記視聴ログおよび前記視聴情報を比較して、前記第1および第2の視聴者の視聴行動の類似度を判定し、前記類似度に応じて前記第1および第2の視聴者を対応づけ、前記第1の視聴者に対応する前記第2の視聴者に係る前記行動履歴に基づいて、前記パーチェイスファネルの前記段階を特定すること、
を特徴とするマーケティング支援方法。
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