JP7186914B1 - 開先加工方法、継手管製造方法、開先加工装置、及びそれを備える自動溶接システム - Google Patents

開先加工方法、継手管製造方法、開先加工装置、及びそれを備える自動溶接システム Download PDF

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Abstract

【課題】開先形状のばらつきの発生を抑制できる開先加工方法を提供する。【解決手段】開先加工方法は、切削工具を用いて管の一端部に開先を形成する開先加工方法であって、管の一端部の形状を計測する計測工程と、計測工程の計測結果に基づいて切削工具のツールパスを設定するツールパス設定工程と、ツールパス設定工程で設定されたツールパスに基づいて切削工具の動きを制御することによって、管の一端部に開先を形成する加工工程とを、備える。【選択図】 図9

Description

本開示は、切削工具を用いて管の一端部に開先を形成する開先加工方法、管の一端部同士を溶接して継手管を製造する継手管製造方法に関する。
また、本開示は、管の一端部に開先を形成する開先加工装置、及びそれを備える自動溶接システムに関する。
配管の端部同士を溶接することによって継手管を製造する際、配管の端部に開先が形成される。配管の端部に開先を形成する開先加工装置の一例として、例えば特許文献1に記載される開先加工装置が知られている。特許文献1の開先加工装置では、配管の偏芯量及び変形歪み量が計測される。更に、開先加工装置は、偏芯量及び変形歪み量に基づいて切削諸元を算出する。そして、開先加工装置は、切削諸元に基づいて加工工具の動きを制御する。
特開昭57-27609号公報
特許文献1の開先加工装置では、変形歪み量に基づいて切削諸元を算出している。変形歪み量は、例えば公称寸法から歪んだ量として算出されると考えられる。しかし、配管の形状には、一般的に公称寸法に対して公差が認められている。例えば管の外周長、外径、及び厚み等において、公称寸法に対して公差が±10%程度認められている。それ故、変形歪み量に基づいて切削諸元を算出しても、公差等に起因して開先形状が所望の形状にならないことが考えられる。即ち、開先形状にばらつきが生じることが考えられる。開先形状にばらつきがある場合、溶接する際に溶接の技量によって開先形状のばらつきを吸収する必要がある。しかし、溶接の自動化を図る場合や溶接の技術が低い場合には、溶接の技量によってばらつきを吸収することが難しい。それ故、開先形状のばらつきを小さくすることが必要である。そこで、開先形状のばらつきを抑制することが望まれている。
そこで本開示は、開先形状のばらつきの発生を抑制できる開先加工方法、継手製造方法、開先加工装置、及び自動溶接システムを提供することを目的としている。
本開示の開先加工方法は、切削工具を用いて管の一端部に開先を形成する方法であって、前記管の一端部の形状を計測する計測工程と、前記計測工程の計測結果に基づいて前記切削工具のツールパスを設定するツールパス設定工程と、前記ツールパス設定工程で設定されたツールパスに基づいて前記切削工具の動きを制御することによって、前記管の一端部に前記開先を形成する加工工程とを、備える方法である。
本開示に従えば、管の一端部の形状を計測した計測結果に基づいてツールパスが設定される。そして、ツールパスに基づいて切削工具の動きを制御することによって管の一端部に開先が形成される。それ故、管の一端部の実際の形状に応じて開先を形成することができる。これにより、管の実際の形状を考慮しないで開先を形成する場合に比べて、開先形状のばらつきが抑制される。即ち、開先形状を所望の形状に形成することができる。
本開示の継手製造方法は、管の一端部同士を突き合わせて溶接することによって継手管を製造する継手管製造方法であって、前述する開先加工方法によって前記管の一端部に前記開先を形成する開先加工工程と、前記開先加工工程によって前記開先が形成された前記管の一端部同士を突き合わせて溶接する溶接工程と、を備える方法である。
本開示に従えば、前述する開先加工方法によって開先が形成された一端部同士を突き合わせて溶接することによって継手管が製造される。前述する開先加工方法によって開先が形成されるので、管の一端部の実際の形状に応じて開先が形成される。それ故、開先形状のばらつきを抑制することができる。従って、容易に溶接することができるので、例えば自動溶接等によって継手管を製造することができる。
本開示の開先加工装置は、管の一端部に開先を形成するものであって、前記管の一端部の形状を計測する計測器と、切削工具によって前記管の一端部を切削する切削加工機械と、前記切削工具の動きを制御する制御器とを備え、前記制御器は、前記計測器の計測結果に基づいて前記切削工具のツールパスを設定し、前記ツールパスに基づいて前記切削工具の動きを制御するものである。
本開示に従えば、管の一端部の形状を計測した計測結果に基づいてツールパスを設定し、ツールパスに基づいて切削工具の動きを制御することによって管の一端部に開先を形成する。それ故、実際に加工される管の一端部の形状に応じて開先を形成することができる。これにより、管の実際の形状を考慮しないで開先を形成する場合に比べて、開先形状のばらつきが抑制される。即ち、開先形状を所望の形状に形成することができる。
本開示の自動溶接システムは、管の一端部同士を突き合わせて溶接するシステムであって、前述する開先加工装置と、前記開先加工装置によって前記開先が形成された前記管の一端部同士を突き合わせて溶接する溶接装置とを備えるシステムである。
本開示に従えば、前述する開先加工装置によって開先が形成された一端部同士を突き合わせて溶接装置が溶接する。前述する開先加工装置によって開先が形成されるので、実際に加工される管の一端部の形状に応じて開先を形成することができる。それ故、開先を所望の形状に精度高く形成することができる。従って、容易に溶接することができるので、自動溶接によって継手管を製造することができる。
本開示によれば、開先形状のばらつきの発生を抑制することができる。
本開示の自動溶接システムの溶接ロボットを示す斜視図である。 図2の開先加工システムによって配管に開先加工が施され、更に配管同士が突き合わされる状態を示す斜視図である。 図1の自動溶接システムに備わる開先加工装置を示す正面図である。 図3の開先加工装置によって配管の形状を計測している状態を示す正面図である。 図3の開先加工装置によって配管の外面を切削加工している状態を示す正面図である。 図3の開先加工装置によって配管の内面を切削加工している状態を示す正面図である。 図1に示す配管の溶接部分を拡大して示す断面図である。 図1に示す継手管を製造する継手管製造方法の手順を示すフローチャートである。 図7の継手管製造方法における開先加工処理の手順を示すフローチャートである。 開先加工処理によって開先が作成された配管の端部を示す図であり、(a)は適切に配管の外面及び内面が加工されている状態を示し、(b)は外面の加工が浅く且つ内面の加工が深い状態を示し、(c)は、外面の加工が深く且つ内面の加工が施されていない状態を示す。 その他の実施形態の開先加工装置を示す正面図である。
以下、本開示に係る実施形態の開先加工方法、継手管製造方法、自動溶接システム1、及び開先加工装置2が前述する図面を参照しながら説明される。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、説明する上で便宜上使用するものであって、発明の構成の向き等をその方向に限定するものではない。また、以下に説明する開先加工方法、継手管製造方法、自動溶接システム1、及び開先加工装置2は、本開示の一実施形態に過ぎない。従って、本開示は実施形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、変更が可能である。
<自動溶接システム>
図1に一部分を示す自動溶接システム1は、液体等を流す継手管3を製造する際に用いられる。継手管3は、図2に示すように2つの配管4,5の一端部4a,5a同士を突き合わせて溶接する(図1の網掛部分参照)ことによって製造される。より詳細に説明すると、自動溶接システム1は、配管4,5を溶接するにあたって、配管4,5の各々の一端部4a,5aに開先4b,5bを形成する。そして、2つの配管4,5において、一端部4a,5aが突き合わされる。自動溶接システム1は、突合せ部3aにおいて2つの配管4,5を溶接することによって、継手管3を製造する。本実施形態において、開先形状はU形である。但し、開先形状は、V形、X形、K形等であってもよく、その形状は問わない。更に詳細に説明すると、自動溶接システム1は、溶接ロボット6と開先加工装置2とを備えている。
<溶接ロボット>
溶接装置の一例である溶接ロボット6は、図1に示すように、例えば多関節ロボットである。溶接ロボット6は、先端部にアタッチメントを有している。アタッチメントには、例えば溶接棒6aが取り付けられている。溶接ロボット6は、各関節を動かすことによって溶接棒6aの先端を突合せ部3aに当てる。その後、溶接ロボット6は、突合せ部3aにてアークを発生させることによって2つの配管4,5を溶接する。なお、本実施形態では、溶接ロボット6がアーク溶接によって配管4,5を溶接する場合について説明したが、溶接方法はアーク溶接に限定されず、その他の溶接方法であってもよい。
<開先加工装置>
図3に示す開先加工装置2は、配管4,5の一端部4a,5aの各々に開先4b,5bを形成する。本実施形態において、開先加工装置2は、後で詳述する切削工具24,25を用いて配管4,5の一端部4a,5aの各々に開先4b,5bを形成する。より詳細に説明すると、開先加工装置2は、配管4,5の一端部4a,5aの形状を計測する。そして、開先加工装置2は、計測結果に基づいて切削工具24,25のツールパスを設定する。ここで、ツールパスは、後で詳述する切削工具24,25の刃部24a,25aがたどる経路を示す情報である。更に、開先加工装置2は、設定されたツールパスに基づいて切削工具24,25の動きを制御する。これにより、開先加工装置2は、配管4,5の一端部4a,5aに開先4b,5bを形成する。更に詳細に説明すると、開先加工装置2は、切削加工機械11と、計測器12と、制御器13とを備えている。
<切削加工機械>
切削加工機械11は、切削工具24,25を有している。切削加工機械11は、切削工具24,25によって配管4,5の一端部4a,5aを切削する。そうすることによって、切削加工機械11は、配管4,5の一端部4a,5aに開先4b,5bを形成する。また、切削加工機械11は、配管4,5を真円に成形する。より詳細に説明すると、切削加工機械11は、取付治具21と、回転面盤22と、ホルダー23と、切削工具24,25とを有している。
取付治具21は、配管4,5を取り付けることができる。より詳細に説明すると、配管4,5は、その軸線L1が第1方向に延在するように取付治具21に取り付けられる。ここで、第1方向は、上下方向に交差する方向である。本実施形態において、第1方向は、上下方向に直交する方向である。また、取付治具21は、配管4,5を真円に成形する。なお、真円とは、完全なる真円に限定されず、真円に近い状態も含む。より詳細に説明すると、取付治具21は、例えばチャック21aと芯調整機構21bとを有している。
チャック21aは、配管4,5を外側から把持する。本実施形態において、チャック21aは、第1方向に直交する径方向内方に向かって縮径するように動くことによって配管4,5を外側から把持する。そして、取付治具21は、チャック21aを縮径するように動かすことによって配管4,5を真円に成形する。また、チャック21aは、必ずしも縮径するように動く必要はなく、後述する第2方向又は上下方向に動くことによって配管4,5を外側から把持してもよい。
芯調整機構21bは、チャック21aを上下方向及び第2方向に移動させる。ここで、第2方向は上下方向及び第1方向に交差する方向である。本実施形態において、第2方向は上下方向及び第1方向に直交する方向である。更に詳細に説明すると、芯調整機構21bは、チャック21aの移動させることによって、チャック21aの軸線の位置を調整する。本実施形態において、取付治具21では、配管4,5が真円に成形されることによって、配管4,5の軸線L1とチャック21aの軸線とが一致するようになっている。それ故、芯調整機構21bは、チャック21aを移動させることによって、配管4,5の軸線L1の位置を調整することができる。本実施形態では、配管4,5の軸線L1の上下方向及び第2方向の位置を調整することができる。
回転面盤22は、円盤状に形成されており、その軸線L2を中心に回転する。より詳細に説明すると、回転面盤22は、図示しない移動基台に回転可能に取り付けられている。そして、回転面盤22は、その主面22aがチャック21aに対向し、且つ第1方向に距離をあけて配置されている。これにより、回転面盤22は、取り付けられる配管4,5の一端部4a,5aに主面22aを対向させて配置される。更に、回転面盤22は、移動基台によって3軸方向に移動可能に構成されている。本実施形態において、3軸方向は、上下方向、第1方向、及び第2方向である。また、回転面盤22は、図示しない電動機に連結されている。そして、回転面盤22は、電動機によって軸線L2まわりに回転させられる。
ホルダー23は、回転面盤22に取り付けられている。そして、ホルダー23は、切削工具24,25を保持する。また、ホルダー23は、回転面盤22に対して相対移動する。より詳細に説明すると、ホルダー23は、図示しないスライダ機構を有している。スライダ機構は、回転面盤22においてホルダー23を径方向にスライドさせる。
切削工具24,25は、配管4,5周りを回転することによって配管4,5の一端部4a,5aを切削する。より詳細に説明すると、2つの切削工具24,25は、径方向に互いに離してホルダー23に着脱可能に取り付けられている。また、2つの切削工具24,25は、径方向に互いに対向するように回転面盤22に配置されている。本実施形態において、一方の切削工具24である外面用切削工具24は、他方の切削工具25である内面用切削工具25より径方向外側に配置されている。そして、2つの切削工具24,25は、第1方向に延在している。また、2つの切削工具24,25は、先端部に刃部24a,25aを夫々有している。2つの切削工具24,25は、刃部24a,25aを互いに対向させている。外面用切削工具24は、回転面盤22が回転することによって配管4,5の一端部4a,5aの外周面4c,5cの周りを回る。そして、外面用切削工具24は、刃部24aによって配管4,5の一端部4a,5aの外周面4c,5cを全周にわたって切削する。また、内面用切削工具25は、回転面盤22が回転することによって配管4,5の一端部4a,5aの内周面4d,5dに沿って回る。そして、内面用切削工具25は、刃部25aによって配管4,5の一端部4a,5aの内周面4d,5dを全周にわたって切削する。
<計測器>
計測器12は、配管4,5の一端部4a,5aの形状を計測する。より詳細に説明すると、計測器12は、配管4,5の一端部4a,5aの形状である周長又は径を計測する。本実施形態において、計測器12は、配管4,5の外周面4c,5cの径、即ち外径Rを計測する。より詳細に説明すると、計測器12は、例えば開先加工装置2に取り付けられる。本実施形態において、計測器12は、ホルダー23に取り付けられている。そして、計測器12は、ホルダー23において2つの切削工具25より径方向外側に配置されている。また、計測器12は、第1方向に延在している。そして、計測器12は、先端部に計測部12aを有している。計測器12は、例えば接触式の計測器であってプローブである。即ち、計測器12は、計測部12aを配管4,5の外周面4c,5cに当接させることによって配管4,5の外径Rを計測する。本実施形態において、計測器12は、ホルダー23の径方向の移動量に応じて配管4,5の外径Rを計測する。具体的に説明すると、計測器12は、計測部12aが外周面4c,5cに接触した際、ホルダー23の軸線L2からの距離に基づいて外周面4c,5cにおける接触位置の座標を出力する。
<制御器>
制御器13は、切削工具24,25の動きを制御する。より詳細に説明すると、制御器13は、切削加工機械11の動作を制御する。即ち、制御器13は、移動基台、電動機、スライド機構、及び取付治具21の動作を制御する。例えば、制御器13は、移動基台を作動させることによって回転面盤22を第2方向及び上下方向に動かすことができる。これにより、回転面盤22の軸線L1の位置を変えることができる。また、制御器13は、移動基台を第1方向に移動させることによって回転面盤22を配管4,5の一端部4a,5aに近づけたり離したりする。即ち、制御器13は、移動基台を第1方向に移動させることによって切削工具24,25を配管4,5の一端部4a,5aに近づけたり離したりする。
また、制御器13は、電動機を駆動することによって回転面盤22を軸線L2まわりに回転させる。制御器13は、回転面盤22を回転させることによって、配管4,5の一端部4a,5aの外周面4c,5cの周りにおいて計測器12の位置を変えることができる。これにより、計測器12は、外周面4c,5cにおいて複数箇所にて座標の計測を行うことができる(図4参照)。また、制御器13は、外面用切削工具24を配管4,5の一端部4a,5aの外周面4c,5cに沿って回転させる(図5参照)。これにより、刃部24aによって外周面4c,5cが切削される。更に、制御器13は、内面用切削工具25を配管4,5の内周面4d,5dに沿って回転させる(図6参照)。これにより、刃部25aによって内周面4d,5dが切削される。
更に、制御器13は、スライド機構を作動させることによってホルダー23を回転面盤22に対して半径方向にスライドさせることができる。より詳細に説明すると、制御器13は、スライド機構を作動させることによってホルダー23を軸線L2に対して半径方向に移動させることができる。これにより、計測器12を配管4,5の外面に近接離隔させることができる。また、制御器13は、スライド機構を動かすことによって回転する2つの切削工具24,25の径方向位置を変えることができる。
更に、制御器13は、取付治具21によって配管4,5を把持させる。より詳細に説明すると、制御器13は、取付治具21のチャック21aを縮径させることによって配管4,5を把持させる。これにより、配管4,5が真円に成形される。また、制御器13は、取付治具21を上下方向及び第2方向に移動させる。より詳細に説明すると、制御器13は、芯調整機構21bを上下方向及び第2方向に移動させる。これにより、制御器13は、チャック21aに軸線、即ち配管4,5の軸線L1の上下方向及び第2方向の位置を調整する。
また、制御器13は、計測器12の計測結果を取得する。即ち、制御器13は、配管4,5の一端部4a,5aの形状に関する計測結果を取得する。本実施形態において、制御器13は、ホルダー23によって計測器12を径方向内側に動かすことによって、計測部12aを配管4,5の外周面4c,5cに当接させる。そして、制御器13は、計測器12から接触位置の座標を取得する。これにより、制御器13は、接触位置の座標に基づいて配管4,5の一端部4a,5aの外径Rを算出する。また、制御器13は、配管4,5の一端部4a,5aの複数箇所(本実施形態において、3箇所)において計測部12aを接触させて座標を計測させる。例えば、制御器13は、回転面盤22によって計測器12を軸線L2まわりに所定の角度(本実施形態において、120度)ずつ移動させる。そして、制御器13は、各位置にて計測部12aを外周面4c,5cに接触させる。これにより、制御器13は、3か所において接触位置の座標を取得することができる。そして、制御器13は、3つの座標に基づいて配管4,5の外径Rと共に配管4,5の一端部4a,5aの軸線L1の座標、即ち配管4,5の芯座標を算出する。
更に、制御器13は、計測結果に基づいて切削工具24,25のツールパスを設定する。より詳細に説明すると、制御器13は、外面加工における外面用切削工具24のツールパスを設定する。外面加工は、例えば外面用切削工具24を回転させることによって外周面4c,5cが切削される切削加工(より詳しくは、フェーシング加工)である。本実施形態において、制御器13は、外面加工におけるツールパスとして外面用切削工具24の径方向位置を計測結果に基づいて設定する。また、制御器13は、内面加工における内面用切削工具25のツールパスを設定する。内面加工は、例えば内面用切削工具25を回転させることによって内周面4d,5dが切削される切削加工(より詳しくは、シンニング加工)である。本実施形態において、制御器13は、内面加工におけるツールパスとして内面用切削工具25の径方向位置を計測結果に基づいて設定する。
更に詳細に説明すると、制御器13は、図7に示すルート面rが所定値r0となるように外面加工及び内面加工の各々におけるツールパスを設定する。ツールパスの設定方法について具体的に説明すると、制御器13は、開先形状(本実施形態においてU形)と計測結果である外周面4c,5cの外径Rとに基づいて2つの切削工具24,25のツールパスを設定する。例えば、継手管3では、内面加工が開先4b,5bより更に他端側の部分である内面加工部分4e,5eまで及んでいる。内面加工のツールパスは、内面加工部分4e,5eの厚みtが所定厚さt0となるように設定される。具体的には、制御器13は、配管4,5の外径Rの1/2倍した値から所定厚さt0を減算した値に基づいて内面用切削工具25の径方向位置を設定する。更に、制御器13は、内面用切削工具25を配管4,5の一端面から第1方向に所定の内面加工距離αまで推し進めるように内面加工のツールパスを設定する。また、外面加工のツールパスは、配管4,5のルート面rが所定値r0となるように設定される。具体的には、制御器13は、前述する所定厚さt0から所定値r0を減算した開先深さdに基づいて外面用切削工具24の径方向位置を設定する。そして、制御器13は、外面用切削工具24を配管4,5の一端面から第1方向に所定の外面加工距離βまで推し進め、その後第1方向に押し進めながら外面用切削工具24を径方向外側に移動させるように外面加工のツールパスを設定する。
<継手管製造方法>
以下では、自動溶接システム1を用いた継手管3を製造する継手管製造方法が図8のフローチャートを参照しながら説明される。継手管製造方法では、2つの配管4,5を溶接することによって継手管3が製造される。配管4,5を溶接するにあたって、配管4,5の一端部4a,5aに開先4b,5bが形成される。継手管製造方法では、継手管3の製造が開始されると、ステップS1にて移行する。ステップs1では、開先加工処理が行われる。以下では、開先加工処理について、図9のフローチャートを参照しながら説明される。
開先加工処理では、開先加工方法によって配管4,5の一端部4a,5aに開先4b,5bが形成される。開先加工方法は、切削工具24,25を用いて配管4,5の一端部4a,5aに開先4b,5bを形成する方法である。開先加工処理が実行されると、ステップS11に移行する。
配管取付工程であるステップS11では、取付治具21に配管4,5の一方、例えば配管4が取り付けられる。より詳細に説明すると、取付治具21のチャック21aの中に配管4が配置される。なお、配管4の配置は、作業者によって手動で行われたり、ロボット等の装置によって自動的に行われたりしてもよい。また、本実施形態では、配管4の一端部4aより他端側の部分がチャック21a内に配置される。配管4が配置されると、制御器13は、チャック21aを径方向内方向に向かって縮径させる。これにより、取付治具21に配管4が取り付けられると共に配管4が真円に成形される。そうすると、ステップS12に移行する。
計測工程であるステップS12では、配管4の一端部4a,5aの形状が計測される。より詳細に説明すると、取付工程において取付治具21によって配管4を真円に成形した後に配管4の一端部4a,5aの形状が計測される。また、本実施形態において、配管4の外径Rが計測器12によって計測される。具体的に説明すると、制御器13は、回転面盤22によって計測器12を軸線L2まわりに所定の角度(本実施形態において、120度)ずつ移動させる。これにより、制御器13は、3か所において接触位置の座標を取得する。そして、制御器13は、3つの座標に基づいて配管4の外径Rと共に配管4の芯座標を算出する。そうすると、ステップS13に移行する。
芯位置調整工程であるステップS13では、配管4の軸線L1に回転面盤22の軸線L2を合わせるように回転面盤22の芯座標が調整される。より詳細に説明すると、制御器13は、計測工程において算出される配管4の芯座標に基づいて移動基台を動かすことによって回転面盤22の芯座標を調整する。これにより、制御器13は、回転面盤22の軸線L2を配管4の軸線L1に一致させる。本実施形態では、移動基台によって回転面盤22の芯座標を調整しているが、取付治具21の芯調整機構21bを作動させることによって配管4の芯座標が調整されてもよい。回転面盤22の軸線L2を配管4の軸線L1に一致させると、ステップS14に移行する。
ツールパス設定工程であるステップS14では、計測工程の計測結果に基づいて切削工具24,25のツールパスが設定される。より詳細に説明すると、外面加工及び内面加工の各々におけるツールパスは、ルート面rが所定値r0となるように設定される。また、内面加工におけるツールパスは、内面加工部分4eの厚みtが所定厚さt0になるように設定される。
具体的に説明すると、内面加工におけるツールパスとして内面用切削工具25の径方向位置が計測結果、本実施形態において配管4の外径Rに基づいて設定される。例えば、制御器13は、配管4,5の外径Rの1/2倍した値から所定厚さt0を減算した値に基づいて内面用切削工具25の径方向位置を内面加工のツールパスとして設定する。更に、制御器13は、内面用切削工具25を第1方向に所定の内面加工距離αまで推し進めるように内面加工のツールパスを設定する。他方、外面加工におけるツールパスとして外面用切削工具24の径方向位置が計測結果、本実施形態において配管4の外径Rに基づいて設定される。例えば、制御器13は、所定厚さt0から所定値r0を減算した開先深さdに基づいて内面用切削工具25の径方向位置を外面加工のツールパスとして設定する。更に、制御器13は、外面用切削工具24を第1方向に所定の外面加工距離β(<α)まで推し進め、その後第1方向に押し進めながら外面用切削工具24を径方向外側に移動させるように外面加工のツールパスを設定する。ツールパスが設定されると、ステップS15に移行する。
加工工程であるステップS15は、ツールパス設定工程で設定されたツールパスに基づいて切削工具24,25の動きを制御することによって、配管4の一端部4aに開先4bを形成する。より詳細に説明すると、加工工程では、制御器13が外面用切削工具24によって外面加工を行う。即ち、制御器13は、電動機によって回転面盤22を回転させつつ、外面加工のツールパスに応じて外面用切削工具24を移動させる。これにより、開先4bを形成すべく配管4の外周面4cが切削される。また、制御器13が内面用切削工具25によって内面加工を行う。即ち、制御器13は、電動機によって回転面盤22を回転させつつ、内面加工のツールパスに応じて内面用切削工具25を移動させる。これにより、開先4bを形成すべく配管4の内周面4dが切削される。なお、加工工程では、外面加工及び内面加工は何れから行われてもよく、同時に行われてもよい。このように配管4の外周面4c及び内周面5dが切削されると、配管4の一端部4aに開先4bが形成される(図10(a)参照)。開先4bが形成されると、ステップS16に移行する。
開先加工有無確認工程であるステップS16では、溶接する2つの配管4,5の両方の一端部4a,5aに開先加工が施されているか否かを判断する。2つの配管4,5のうち一方の配管4の一端部4aにのみ開先加工が施されている場合、他方の配管5の一端部5aにも開先加工を施すべく、ステップS11に戻る。そして、ステップS11以降では、配管4の一端部4aに対する開先加工と同様に配管5の一端部5aに開先加工が施される。即ち、ステップS11では、取付治具21に配管5が取り付けられる。これにより、配管5が真円に成形される。ステップS12では、配管5の一端部5aの形状が計測される。ステップS13では、配管5の軸線L1に回転面盤22の軸線L2を合わせるように回転面盤22の芯座標が調整される。ステップS14では、計測結果に基づいて配管5に対する切削工具24,25のツールパスが設定される。ステップS15では、ツールパスに基づいて切削工具24,25の動きを制御することによって、配管5の一端部5aに開先5bが形成される。そして、ステップS16において、溶接する2つの配管4,5の両方の一端部4a,5aに開先加工が施されていたことを確認すると、開先加工処理が終了する。そして、開先加工処理が終了すると、ステップS2に移行する。
自動溶接工程であるステップS2では、開先加工工程によって開先4b,5bが形成された配管4,5の一端部4a,5a同士を突き合わせて溶接する。より詳細に説明すると、2つの配管4,5は、開先4b,5b同士を突き合せるように配置される。なお、突き合せる際、2つの配管4,5は、内面加工された内周面4d,5dが面一となるように配置される。そして、溶接ロボット6は、突合せ部3aを溶接することによって継手管3を製造する。より詳細に説明すると、溶接ロボット6は、各関節を動かすことによって溶接棒6aの先端を突合せ部3aに当てる。その後、溶接ロボット6は、突合せ部3aにてアークを発生させることによって2つの配管4,5を溶接する。このように、配管4,5を溶接することによって継手管3が製造されると、継手管製造方法が終了する。
本実施形態の開先加工方法では、配管4,5の一端部4a,5aの形状を計測した計測結果に基づいてツールパスが設定される。ツールパスに基づいて切削工具24,25の動きを制御することによって配管4,5の一端部4a,5aに開先4b,5bが形成される。それ故、配管4,5の一端部4a,5aの実際の形状に応じて開先4b,5bを形成することができる。これにより、配管4,5の実際の形状を考慮しないで開先4b,5bが形成される場合に比べて、開先形状のばらつきが抑制される。即ち、開先形状を所望の形状に形成することができる。
また、本実施形態の開先加工方法では、外面加工におけるツールパスとして外面用切削工具24の径方向位置が計測結果に基づいて設定される。それ故、配管4,5の実際の外形形状に応じて外面加工を施すことができる。これにより、配管4,5の外形形状に応じて開先4b,5bの深さが小さくなったり大きくなったりすることが抑制される(例えば、図10(b)及び(c)参照)。従って、配管4,5の外形形状に拘らず、開先4b,5bの深さを確保することができる。
また、本実施形態の開先加工方法では、内面加工におけるツールパスとして内面用切削工具25の径方向位置が計測結果に基づいて設定される。それ故、配管4,5の実際の外形形状及び厚み、即ち配管4,5の形状に応じて内面加工を施すことができる。これにより、配管4,5の形状に拘らず、ルート面rの大きさを確保することができる。
また、本実施形態の開先加工方法では、ルート面rが所定値r0となるように外面加工及び内面加工の各々におけるツールパスが設定される。それ故、配管4,5の一端部4a,5aに所望の大きさのルート面rを形成することができる。
また、本実施形態の開先加工方法では、配管4,5の一端部4a,5aにおいて開先4b,5bより他端側の厚みtが所定厚さt0以上になるように外面加工及び内面加工の各々におけるツールパスが設定される。それ故、配管4,5の一端部4a,5aにおいて開先4b,5bより他端部側の厚みtが所定厚さt0未満になることを抑制できる(図10(a)参照)。これにより、開先加工を行った後であっても配管4,5の一端部4a,5aにおける強度を確保することができる。
また、本実施形態の開先加工方法では、計測工程で計測される外径Rに基づいてツールパスが設定される。それ故、ツールパスを設定するための計測が容易である。これにより、開先加工を容易に行うことができる。
また、本実施形態の開先加工方法では、取付治具21によって配管4,5を真円に成形した後に開先4b,5bが形成される。それ故、精度よく開先4b,5bを形成することができるので、開先4b,5bをより精度よく所望の形状に形成することができる。
本実施形態の継手管製造方法では、前述する開先加工方法によって開先4b,5bが形成された一端部4a,5a同士を突き合わせて溶接することによって継手管3が製造される。前述する開先加工方法によって開先4b,5bが形成されるので、配管4,5の一端部4a,5aの実際の形状に応じて開先4b,5bが形成される。それ故、開先形状のばらつきを抑制することができる。従って、容易に溶接することができるので、例えば自動溶接等によって継手管3を製造することができる。これにより、継手管3やそれを備える設備に関するリードタイムが短縮される。
本実施形態の開先加工装置2では、配管4,5の一端部4a,5aの形状を計測した計測結果に基づいてツールパスが設定される。ツールパスに基づいて切削工具24,25の動きを制御することによって配管4,5の一端部4a,5aに開先4b,5bが形成される。それ故、配管4,5の一端部4a,5aの実際の形状に応じて開先4b,5bを形成することができる。これにより、配管4,5の実際の形状を考慮しないで開先4b,5bを形成する場合に比べて、開先形状のばらつきが抑制される。即ち、開先形状を所望の形状に形成することができる。
また、本実施形態の開先加工装置2では、外面加工におけるツールパスとして外面用切削工具24の径方向位置が計測結果に基づいて設定される。それ故、配管4,5の実際の外形形状に応じて外面加工を施すことができる。これにより、配管4,5の外形形状に応じて開先4b,5bの深さが小さくなったり大きくなったりすることが抑制される(例えば、図10(b)及び(c)参照)。従って、配管4,5の外形形状に拘らず、開先4b,5bの深さを確保することができる。
また、本実施形態の開先加工装置2では、内面加工におけるツールパスとして内面用切削工具25の径方向位置が計測結果に基づいて設定される。それ故、配管4,5の実際の外形形状及び厚み、即ち配管4,5の形状に応じて内面加工を施すことができる。これにより、配管4,5の形状に拘らず、ルート面rの大きさを確保することができる。
また、本実施形態の開先加工装置2では、計測器12で計測される配管4,5の一端部4a,5aの周面における複数箇所の位置に基づいて外径Rが算出される。そして、外径Rに基づいてツールパスが設定される。それ故、計測器12による計測が容易であって外径Rの算出が容易である。これにより、ツールパスの設定が容易である。
本実施形態の自動溶接システム1では、前述する開先加工装置2によって開先4b,5bが形成された一端部4a,5a同士を突き合わせて溶接ロボット6が溶接する。前述する開先加工装置2によって開先4b,5bが形成されるので、配管4,5の一端部4a,5aの実際の形状に応じて開先4b,5bを形成することができる。それ故、開先4b,5bを所望の形状に精度高く形成することができる。従って、容易に溶接することができるので、自動溶接によって継手管3を製造することができる。これにより、複数の溶接ロボット6によって自動溶接を行うことによって、継手管3やそれを備える設備に関するリードタイムが短縮される。
<その他の実施形態>
本実施形態の開先加工方法において、計測工程では、配管4,5の一端部4a,5aの形状として配管4,5の外径Rが計測されているが、配管4,5の周長が計測されてもよい。この場合、自動溶接システム1Aの開先加工装置2Aは、図11に示すように例えば切削加工機械11と、計測器12Aと、制御器13とを備えている。計測器12Aは、計測部12aを有している。計測器12Aは、配管4,5の一端部4a,5aを軸線L1まわりに計測部12Aaを操作させることよって一端部4a,5aの形状を計測する。計測器12Aは、例えばレーザ照射式の計測器であるが、接触式の計測器又はカメラ式の計測器であってもよい。計測器12Aについて更に具体的に説明すると、計測器12Aは、操作されることによって配管4,5の外周面4c,5cの周長を計測する。制御器13は、周長に基づいて切削工具24,25のツールパスを設定する。例えば、制御器13は、周長に基づいて配管4,5の外径Rを算出する。そして、制御器13は、外径Rに基づいて切削工具24,25のツールパスを設定する。なお、制御器13は、外径Rを算出せずに周長に基づいて切削工具24,25のツールパスを設定してもよい。また、計測器12Aは、外径Rに拘らず、内径を計測してもよく、また制御器13は、径として外周面4c,5cの半径又は内周面4d,5dの半径を計測してもよい。更に、計測器12Aは、3D計測器であってもよく、配管4,5の一端部4a,5aの形状そのもの(具体的には、一端部4a,5a上に配置される各点群の座標)を計測してもよい。
本実施形態の開先加工方法及び開先加工装置2において、ツールパスとして軸線L2を中心とする径方向位置及び第1方向の移動距離等が含まれているが、ツールパスは、3次元座標を含んでいてもよい。また、ツールパスは、必ずしも配管4,5の一端部4a,5aにおいて開先4b,5bより他端側の厚みtが所定厚さt0となるように設定されている必要はない。また、本実施形態の開先加工方法及び開先加工装置2では、取付治具21がチャック21aを縮径させることによって配管4,5を外側から把持しているが、以下のように構成されてもよい。即ち、配管4,5内においてチャックが拡径することによって、内側から押し広げるようにして取付治具21に配管4,5が取り付けられてもよい。また、取付治具21の動きは、制御器13によって制御されているが、制御器13以外の制御器によって制御されてもよい。
また、本実施形態の開先加工方法では、加工工程において外面加工及び内面加工の両方が実施されているが、外面加工だけであってもよい。また、開先加工方法では、継手管3においてU形開先を形成すべく、配管4,5の両方に開先4b,5bが形成されている。しかし、継手管3に例えばK形開先を形成すべく配管4,5の一方にのみ開先4b,5bが形成されてもよい。また、配管4,5に関して、一端部4a,5aの端面である一端面を切削工具24,25で切削することによって、一端面が軸線L1に対して垂直になるように形成されてもよい。更に、加工工程における開先4b,5bの加工は、前述するような加工方法に限定されず、開先4b,5bが形成される加工方法であればその他の加工方法であってよい。また、本実施形態において、外面加工としてフェーシング加工が採用され、且つ内面加工としてシンニング加工が採用されているが、その他の加工が採用されてもよい。
更に、本実施形態の開先加工方法では、取付治具21によって配管4,5が真円に成形されているが、別途成形工程によって配管4,5が真円に成形されてもよい。また、予め真円に成形されている場合には、取付治具21や別途成形工程によって配管4,5が真円に成形される必要もない。
本実施形態の開先加工方法において、計測工程、ツールパス設定工程、及び加工工程が開先加工装置2で行われているが、計測工程、ツールパス設定工程、及び加工工程の各々が別々の装置によって実行されてもよい。また、溶接装置は、必ずしも溶接ロボット6である必要はなく、例えば全姿勢自動溶接機であってもよい。全姿勢自動溶接機は、突合せ部3aを外囲するように配置される溶接部を備える。そして、全姿勢自動溶接機では、突合せ部3aに溶接棒を当てながら溶接部が突合せ部3aの周りを一周することによって配管4,5を溶接する。更に、溶接工程では、必ずしも溶接装置によって配管4,5を溶接する必要はなく、作業者によって行われてもよい。更に、溶接工程は、溶接ロボット6によって自動的に行われる必要はなく、操作者が溶接装置を操作することによって行われてもよい。
また、本実施形態の開先加工装置2もまた前述するような構成を備えるものに限定されない。例えば、開先加工装置2の切削加工機械11は、移動基台によって切削工具24,25が第1方向に進退するが、径方向に進退するような構成であってもよい。
<例示的な実施形態>
第1の局面における開先加工方法は、切削工具を用いて管の一端部に開先を形成する方法であって、前記管の一端部の形状を計測する計測工程と、前記計測工程の計測結果に基づいて前記切削工具のツールパスを設定するツールパス設定工程と、前記ツールパス設定工程で設定されたツールパスに基づいて前記切削工具の動きを制御することによって、前記管の一端部に前記開先を形成する加工工程とを、備える方法である。
上記局面に従えば、管の一端部の形状を計測した計測結果に基づいてツールパスが設定される。そして、ツールパスに基づいて切削工具の動きを制御することによって管の一端部に開先が形成される。それ故、管の一端部の実際の形状に応じて開先を形成することができる。これにより、管の実際の形状を考慮しないで開先を形成する場合に比べて、開先形状のばらつきが抑制される。即ち、開先形状を所望の形状に形成することができる。
第2の局面における開先加工方法において、前記加工工程では、前記管の一端部における外周面に沿って前記切削工具が回転することによって前記管の一端部の外周面が切削される外面加工によって、前記管に前記開先が形成され、前記ツールパス設定工程では、外面加工におけるツールパスとして前記切削工具の径方向位置が計測結果に基づいて設定されてもよい。
上記局面に従えば、外面加工におけるツールパスとして切削工具の径方向位置が計測結果に基づいて設定される。それ故、管の実際の外形形状に応じて外面加工を施すことができる。これにより、管の外形形状に応じて開先の深さが小さくなったり大きくなったりすることが抑制される。従って、管の外形形状に拘らず、開先の深さを確保することができる。
第3の局面における開先加工方法において、前記加工工程では、前記管の一端部における内周面に沿って前記切削工具が回転することによって前記管の一端部の内周面が切削される内面加工によって、前記管のルート面を調整し、前記ツールパス設定工程では、内面加工におけるツールパスとして前記切削工具の径方向位置が計測結果に基づいて設定されてもよい。
上記局面に従えば、内面加工におけるツールパスとして切削工具の径方向位置が計測結果に基づいて設定される。それ故、管の実際の外形形状及び厚み、即ち管の形状に応じて内面加工を施すことができる。これにより、管の形状に拘らず、ルート面の大きさを確保することができる。
第4の局面における開先加工方法において、前記ツールパス設定工程では、前記ルート面が所定値となるように外面加工及び内面加工の各々におけるツールパスが設定されてもよい。
上記局面に従えば、ルート面が所定値となるように外面加工及び内面加工の各々におけるツールパスが設定される。それ故、管の端部に所望の大きさのルート面を形成することができる。
第5の局面における開先加工方法において、前記加工工程では、外面加工に比べて内面加工が軸方向に長く施され、前記ツールパス設定工程では、前記管の一端部において前記開先より前記他端側の厚みが所定厚さになるように内面加工の各々におけるツールパスが設定されてもよい。
上記局面に従えば、管の一端部において開先より他端側の厚みtが所定厚さ以上になるように外面加工及び内面加工の各々におけるツールパスが設定される。それ故、管の一端部において開先より他端部側の厚みtが所定厚さ未満になることを抑制できる。これにより、開先加工を行った後であっても管の一端部における強度を確保することができる。
第6の局面における開先加工方法において、前記計測工程では、前記管の一端部の形状である周長又は径が計測され、前記ツールパス設定工程では、前記計測工程で計測される周長又は径に基づいてツールパスが設定されてもよい。
上記局面に従えば、計測工程で計測される周長又は径に基づいてツールパスが設定される。それ故、ツールパスを設定するための計測が容易である。これにより、開先加工を容易に行うことができる。
第7の局面における開先加工方法において、前記計測工程では、治具によって前記管を真円に成形した後に前記管の形状が計算されてもよい。
上記局面に従えば、治具によって管を真円に成形した後に開先が形成される。それ故、精度よく管の形状を計測することができる。これにより、精度よく開先を形成することができるので、開先をより精度よく所望の形状に形成することができる。
第8の局面における継手管製造方法は、管の一端部同士を突き合わせて溶接することによって継手管を製造する方法であって、前述する開先加工方法によって前記管の一端部に前記開先を形成する開先加工工程と、前記開先加工工程によって前記開先が形成された前記管の一端部同士を突き合わせて溶接する溶接工程と、を備える方法である。
上記局面に従えば、前述する開先加工方法によって開先が形成された一端部同士を突き合わせて溶接することによって継手管が製造される。前述する開先加工方法によって開先が形成されるので、管の一端部の実際の形状に応じて開先が形成される。それ故、開先形状のばらつきを抑制することができる。従って、容易に溶接することができるので、例えば自動溶接等によって継手管を製造することができる。
第9の局面における開先加工装置は、管の一端部に開先を形成するものであって、前記管の一端部の形状を計測する計測器と、切削工具によって前記管の一端部を切削する切削加工機械と、前記切削工具の動きを制御する制御器とを備え、前記制御器は、前記計測器の計測結果に基づいて前記切削工具のツールパスを設定し、前記ツールパスに基づいて前記切削工具の動きを制御するものである。
上記局面に従えば、管の一端部の形状を計測した計測結果に基づいてツールパスを設定し、ツールパスに基づいて切削工具の動きを制御することによって管の一端部に開先を形成する。それ故、実際に加工される管の一端部の形状に応じて開先を形成することができる。これにより、管の実際の形状を考慮しないで開先を形成する場合に比べて、開先形状のばらつきが抑制される。即ち、開先形状を所望の形状に形成することができる。
第10の局面における開先加工装置において、前記切削加工機械は、前記管の一端部における外周面に沿って前記切削工具を回転させることによって前記管の一端部の外周面を切削する外面加工によって、前記管に前記開先を形成し、前記制御器は、外面加工におけるツールパスとして前記切削工具の径方向位置を前記計測器の計測結果に基づいて設定してもよい。
上記局面に従えば、外面加工におけるツールパスとして切削工具の径方向位置が計測結果に基づいて設定される。それ故、実際の管の外形形状に応じて外面加工を施すことができる。これにより、管の外形形状に応じて開先の深さが小さくなったり大きくなったりすることが抑制される。従って、管の外形形状に拘らず、開先の深さを確保することができる。
第11の局面における開先加工装置において、前記切削加工機械は、前記管の一端部における内周面に沿って前記切削工具を回転させることによって前記管の一端部の内周面を切削する内面加工によって、前記管のルート面を調整し、前記制御器は、内面加工におけるツールパスとして前記切削工具の径方向位置を計測結果に基づいて設定してもよい。
上記局面に従えば、内面加工におけるツールパスとして切削工具の径方向位置が計測結果に基づいて設定される。それ故、実際の管の外形形状及び厚み、即ち管の形状に応じて内面加工を施すことができる。これにより、管の形状に拘らず、ルート面の大きさを確保することができる。
第12の局面における開先加工装置において、前記計測器は、前記管の一端部の周面における複数箇所の位置を計測し、前記制御器は、前記計測器が計測する複数箇所の位置に基づいて前記管の形状である周長又は径を算出し、周長又は径に基づいてツールパスを設定してもよい。
上記局面に従えば、計測器で計測される管の一端部の周面における複数箇所の位置に基づいて周長又は径が算出される。そして、周長又は径に基づいてツールパスが設定される。それ故、計測器による計測が容易であって、周長又は径の算出が容易である。これにより、ツールパスの設定が容易である。
第13の局面における自動溶接システムは、管の一端部同士を突き合わせて溶接するシステムであって、前述する開先加工装置と、前記開先加工装置によって前記開先が形成された前記管の一端部同士を突き合わせて溶接する溶接装置とを備えるシステムである。
上記局面に従えば、前述する開先加工装置によって開先が形成された一端部同士を突き合わせて溶接装置が溶接する。前述する開先加工装置によって開先が形成されるので、実際に加工される管の一端部の形状に応じて開先を形成することができる。それ故、開先を所望の形状に精度高く形成することができる。従って、容易に溶接することができるので、自動溶接によって継手管を製造することができる。
1,1A 自動溶接システム
2,2A 開先加工装置
3 継手管
4 配管(管)
4a 一端部
4b 開先
4c 外周面
4d 内周面
5 配管(管)
5a 一端部
5b 開先
5c 外周面
5d 内周面
6 溶接ロボット(溶接装置)
11 切削加工機械
12,12A 計測器
13 制御器
24 外面用切削工具(切削工具)
25 内面用切削工具(切削工具)
r ルート面
t 厚み

Claims (9)

  1. 切削工具を用いて管の一端部に開先を形成する開先加工方法であって、
    前記管の一端部の形状を計測する計測工程と、
    前記計測工程の計測結果に基づいて前記切削工具のツールパスを設定するツールパス設定工程と、
    前記ツールパス設定工程で設定されたツールパスに基づいて前記切削工具の動きを制御することによって、前記管の一端部に前記開先を形成する加工工程とを、備え、
    前記加工工程では、前記管の一端部における外周面に沿って前記切削工具が回転することによって前記管の一端部の外周面が切削される外面加工によって、前記管に前記開先が形成され、前記管の一端部における内周面に沿って前記切削工具が回転することによって前記管の一端部の内周面が切削される内面加工によって、前記管のルート面が調整され、
    前記ツールパス設定工程では、外面加工及び内面加工の各々におけるツールパスとして前記切削工具の径方向位置が計測結果に基づいて設定される、開先加工方法。
  2. 前記ツールパス設定工程では、前記ルート面が所定値となるように外面加工及び内面加工の各々におけるツールパスが設定される、請求項に記載の開先加工方法。
  3. 前記加工工程では、外面加工に比べて内面加工が軸方向に長く施され、
    前記ツールパス設定工程では、前記管の一端部において前記開先より他端側の厚みが所定厚さになるように外面加工及び内面加工の各々におけるツールパスが設定される、請求項に記載の開先加工方法。
  4. 前記計測工程では、前記管の一端部の形状である周長又は径が計測され、
    前記ツールパス設定工程では、前記計測工程で計測される周長又は径に基づいてツールパスが設定される、請求項1に記載の開先加工方法。
  5. 前記計測工程では、治具によって前記管を真円に成形した後に前記管の形状が計算される、請求項1に記載の開先加工方法。
  6. 管の一端部同士を突き合わせて溶接することによって継手管を製造する継手管製造方法であって、
    請求項1に記載の開先加工方法によって前記管の一端部に前記開先を形成する開先加工工程と、
    前記開先加工工程によって前記開先が形成された前記管の一端部同士を突き合わせて溶接する溶接工程と、を備える継手管製造方法。
  7. 管の一端部に開先を形成する開先加工装置であって、
    前記管の一端部の形状を計測する計測器と、
    切削工具によって前記管の一端部を切削する切削加工機械と、
    前記切削工具の動きを制御する制御器とを備え、
    前記切削加工機械は、前記管の一端部における外周面に沿って前記切削工具を回転させることによって前記管の一端部の外周面を切削する外面加工によって、前記管に前記開先を形成し、前記管の一端部における内周面に沿って前記切削工具を回転させることによって前記管の一端部の内周面を切削する内面加工によって、前記管のルート面を調整し、
    前記制御器は、外面加工及び内面加工におけるツールパスとして前記切削工具の径方向位置を前記計測器の計測結果に基づいて設定し、前記ツールパスに基づいて前記切削工具の動きを制御する、開先加工装置。
  8. 前記計測器は、前記管の一端部の周面における複数箇所の位置を計測し、
    前記制御器は、前記計測器が計測する複数箇所の位置に基づいて前記管の形状である周長又は径を算出し、周長又は径に基づいてツールパスを設定する、請求項に記載の開先加工装置。
  9. 管の一端部同士を突き合わせて溶接する自動溶接システムであって、
    請求項に記載の開先加工装置と、
    前記開先加工装置によって前記開先が形成された前記管の一端部同士を突き合わせて溶接する溶接装置とを備える、自動溶接システム。
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