JP7184248B2 - リアルタイム編集システム - Google Patents
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Description
なお、8K60Pとは、解像度が8K(7680×4320画素)であり、フレームレートが60P(60fps:frame per second)であることを意味する。
合成装置は、デコードジョブ生成手段によって、制御装置が生成したレンダリングジョブで指定された分割素材映像のデコードを指令するデコードジョブを生成する。
合成装置は、デコード手段によって、デコードジョブ生成手段が生成したデコードジョブに基づいて、記憶手段の分割素材映像をデコードする。
合成装置は、合成手段によって、レンダリングジョブに基づいて、デコード手段がデコードした分割素材映像を合成する。
合成装置は、出力ボードによって、合成が最も遅れている合成装置に合わせて、合成手段が合成した分割合成映像を同期して出力する。この分割合成映像を分割領域の位置に応じて配置すれば、合成された超高解像度映像が得られる。
出力ボードは、LVDSによりリング接続されたSDIボードであり、何れか1台の前記合成装置に備えられたSDIボードがマスタSDIボードとして予め設定され、他の前記合成装置に備えられたSDIボードがスレーブSDIボードとして予め設定される。
マスタSDIボードは、分割合成映像の次フレーム番号を各スレーブSDIボードに問い合わせる問合手段と、各スレーブSDIボードが応答した次フレーム番号、及び、マスタSDIボードを備える合成装置が出力予定の次フレーム番号のうち、最小となる次フレーム番号の前記分割合成映像の出力を指令する指令手段と、指令手段から指令された次フレーム番号の分割素材映像を同期して出力する第1の同期出力手段と、を備える。
スレーブSDIボードは、問合手段からの問い合わせに応じて、スレーブSDIボードを備える合成装置が出力予定の次フレーム番号を問合手段に応答する応答手段と、指令手段から指令された次フレーム番号の分割素材映像を同期して出力する第2の同期出力手段と、を備える。
さらに、合成装置は、任意の数のデコード手段及び合成手段を備えるので、超高解像度映像の内容に応じて、システム全体の処理能力を柔軟に増減することができる。
以下、本発明の各実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施形態において、同一の手段及び同一の処理には同一の符号を付し、説明を省略した。
図1及び図2を参照し、リアルタイム編集システム1の全体構成について説明する。
図1に示すように、リアルタイム編集システム1は、制御装置10と、合成装置20と、記憶装置(HDD:Hard Disk Drive)30と、8Kディスプレイ(60P)40と、4Kディスプレイ50とを備える。
また、圧縮された分割素材映像を「圧縮分割素材映像」と記載する場合がある。
また、分割素材映像に合成処理を施したものを「分割合成映像」と記載する場合がある。
また、分割合成映像を縮小(ダウンコンバート)したものを「縮小映像」と記載する場合がある。また、各合成装置20で縮小された解像度が2K(1920画素×1080画素)の縮小映像を「2K縮小映像」と記載し、この2K縮小映像を4枚並べたものを「4K縮小映像」と記載する場合がある。
このレンダリングジョブは、分割素材映像の合成を各合成装置20に指令するものである。
また、制御装置10は、他領域レンダリングジョブを生成し、生成した他領域レンダリングジョブを各合成装置20に出力する。この他領域レンダリングジョブは、ピクチャーインピクチャー(PinP:Picture In Picture)など、他の合成装置20が記憶している分割素材映像を参照するレンダリングジョブである。
また、制御装置10は、各合成装置20から入力された2K縮小映像を並べて4K縮小映像を生成し、生成した4K縮小映像を4Kディスプレイ50に表示する。
以後、10Gbpsイーサネットボートを「10GbEボード」と略記する場合がある。
なお、図1では、マウス、キーボード、ディスプレイ、メモリ等の一般的なハードウェア構成の図示を省略した。
SDIボード110は、SDIにより映像の出力を行う映像入出力ボードである。このSDIボード110は、4K縮小映像を4Kディスプレイ50に出力する。
10GbEボード120は、制御装置10と合成装置20との間でデータ通信を行うネットワークIFである。この10GbEボード120は、通信速度が10Gbpsであり、レンダリングジョブや他領域レンダリングジョブを各合成装置20に送信する。また、10GbEボード120は、各合成装置20から2K縮小映像を受信する。
CPU200は、合成装置20で必要な各種演算を行う中央演算装置であり、例えば、デュアルCPUで構成される。CPU200は、分割素材映像を合成する1以上の合成プロセス210と、分割素材映像をデコードする1以上のデコードプロセス220とを備える(図5)。合成プロセス210及びデコードプロセス220の数は任意に設定可能であり、例えば、合成プロセス210が2つ、デコードプロセス220が4つである。合成プロセス210及びデコードプロセス220は、マルチタスクOS(Operating System)のプロセスとして実装されているので、これらのプロセス数を容易に増減できる。
10GbEボード260は、制御装置10と合成装置20との間でデータ通信を行うネットワークIFである。この10GbEボード260は、制御装置10から、レンダリングジョブや他領域レンダリングジョブが入力される。また、10GbEボード260は、制御装置10に2K縮小映像を送信する。
4Kディスプレイ50は、制御装置10から入力された4K縮小映像を表示可能なFPD、CRT等のディスプレイである。
図3を参照し、リアルタイム編集システム1での編集処理について説明する。
まず、リアルタイム編集システム1の利用者(編集者)は、図示を省略したキーボード、マウス、スライダ等の入力手段を操作して、編集作業に必要な各種情報を制御装置10に設定する。例えば、各種情報には、合成装置20で行う合成処理の種類、分割素材映像の識別情報(ID)、分割素材映像のフレーム番号等の情報が含まれる。
合成プロセス210は、制御装置10からレンダリングジョブを受信し、指定された識別情報及びフレーム番号の圧縮分割素材映像を記憶装置30から読み出し、プロセス間共有メモリ230に書き込む(ステップS3)。そして、合成プロセス210は、読み出した圧縮分割素材映像のデコード指令を、デコードジョブとしてデコードプロセス220に送信する(ステップS4)。
合成プロセス210は、4Kの分割合成映像を縮小した2K縮小映像を生成する(ステップS8)。
合成プロセス210は、10GbEボード260を介して、ステップS8で生成した2K縮小映像を制御装置10に送信する(ステップS9)。
合成プロセス210は、SDIボード240を介して、分割合成映像を8Kディスプレイ(60P)40に出力する(ステップS10)。
これにより、リアルタイム編集システム1では、合成後の超高解像度映像を即座にプレビュー表示することができる。
図4を参照し、制御装置10の構成について説明する。
図4に示すように、制御装置10のCPU100は、レンダリングジョブ生成手段101と、バッファ予約手段102と、他領域レンダリングジョブ生成手段(第2レンダリングジョブ生成手段)103と、4K縮小映像生成手段104とを備える。
なお、2個のCPU100がデュアルCPUとして協調動作するため、図4ではCPU100を1個のみ図示した。
他領域レンダリングジョブ生成手段103は、他領域レンダリングジョブ(第2レンダリングジョブ)を生成するものである。この他領域レンダリングジョブは、他の合成装置20が記憶している分割素材映像を参照する場合において、分割素材映像をデコード及び合成して予約済みのバッファ251に格納する指令である。
なお、バッファ予約手段102及び他領域レンダリングジョブ生成手段103の詳細は、後記する。
その後、4K縮小映像生成手段104は、SDIボード110を介して、生成した4K縮小映像を4Kディスプレイ50に出力する。
図5を参照し、合成装置20の構成について説明する。ここでは、4台の合成装置20が同一構成のため、1台の合成装置20についてのみ説明する。
図5のように、合成装置20のCPU200は、合成プロセス210と、デコードプロセス220と、プロセス間共有メモリ230とを備える。前記したように、各合成装置20は、マルチタスクOSのプロセスとして、合成プロセス210及びデコードプロセス220を任意の数だけ起動し、並列処理を行うことができる。
図6を参照し、デコードプロセス220の並列処理について説明した後、合成装置20の構成を説明する。
合成装置20では、合成処理よりデコード処理に時間を要するため、合成プロセス210の数よりデコードプロセス220の数を多くするとよい。図6では、1台目の合成装置201が、1つの合成プロセス210を起動し、4つのデコードプロセス2201~2204を起動することとして説明する。つまり、図6の例では、4つのデコードプロセス2201~2204が並列処理を行う。
なお、図6では、デコードされた後の映像をO1,O2とする。また、V1,V2,O1,O2に付したカッコ書きの数値は、フレーム番号を意味する。
合成プロセス210は、デコードジョブ生成手段211と、圧縮分割素材映像読出手段212と、合成手段213と、2K縮小映像生成手段214とを備える。
ここで、各合成装置20は、8Kの素材映像を分割した4Kの分割素材映像を扱う。このため、各合成装置20は、以下で説明するように、レンダリングジョブに含まれる8K座標系を4K座標系に変換する。
また、重畳対象である文字スーパーは、静止画であり、再生開始前に内容が確定することから、合成装置20のCPU200やメモリ(不図示)の容量・性能を圧迫しないので、8Kの静止画のまま扱ってもよい。
2K縮小映像生成手段214は、合成手段213が合成した分割合成映像を縮小し、2K縮小映像(分割縮小映像)を生成するものである。つまり、2K縮小映像生成手段214は、分割合成映像の解像度を4Kから2Kまでダウンコンバートする。そして、2K縮小映像生成手段214は、10GbEボード260を介して、生成した2K縮小映像を制御装置10に出力する。
デコード手段221は、デコードジョブ生成手段211が生成したデコードジョブに基づいて、圧縮分割素材映像をデコードするものである。このデコード手段221は、デコードジョブで指定された内容のデコード処理を、プロセス間共有メモリ230に格納された圧縮分割素材映像に施す。そして、デコード手段221は、デコードした分割素材映像をプロセス間共有メモリ230に格納する。
図8を参照し、合成装置20が備えるSDIボード240の構成について説明する。
リアルタイム編集システム1では、何れか1台の合成装置20に備えられたSDIボード240がマスタSDIボードとして予め設定される。また、リアルタイム編集システム1では、他の合成装置20に備えられたSDIボード240がスレーブSDIボードとして予め設定される。本実施形態では、図8に示すように、1台目の合成装置201のSDIボード240がマスタSDIボード2401として設定されている。また、2台目から4台目までの合成装置202~204のSDIボード240がスレーブSDIボード2402~2404として設定されていることとする。
なお、前記したSDIボード240の構成は、マスタSDIボード2401及びスレーブSDIボード2402~2404で共通する。
問合手段246は、分割合成映像の次フレーム番号をスレーブSDIボード2402~2404に問い合わせるものである。
指令手段247は、最小の次フレーム番号の分割合成映像の出力をマスタSDIボード2401及びスレーブSDIボード2402~2404に指令するものである。この最小の次フレーム番号は、スレーブSDIボード2402~2404が応答した次フレーム番号、及び、マスタSDIボード2401を備える合成装置201が出力予定の次フレーム番号のうち、最小のものである。
同期出力手段248Mは、指令手段247から指令された次フレーム番号の分割合成映像を同期して出力するものである。
応答手段249は、問合手段246からの問い合わせに応じて、そのスレーブSDIボード2402~2404を備える合成装置202~2404が出力予定の次フレーム番号を、問合手段246に応答するものである。
同期出力手段248Sは、指令手段247から指令された次フレーム番号の分割合成映像を同期して出力するものである。
なお、スレーブSDIボード2403,2404の符号は、図面を見やすくするために省略した。
図9を参照し、SDIボード240による同期制御について説明する。
図9は、合成装置20がバッファ243に分割合成映像を格納するタイミングと、SDIボード240がバッファ243の分割合成映像を出力するタイミングと、ビデオクロックを出力するタイミングと、SDIボード240による同期制御とを表している。
なお、図9では、横軸が時間の経過を表し、分割素材映像や分割合成映像で連続する4枚のフレーム画像を異なるハッチングで図示した。
ここで、SDIボード240をはじめとして、映像入出力インタフェースのタイミング同期の手段として、外部同期信号を用いる方法が一般的である。例えば、単一の同期信号源から送信される水平同期信号及び垂直同期信号に一致するタイミングで各装置が映像信号を出力することにより、複数の装置間でタイミングを同期させることができる。この方法によれば、複数の装置で映像信号を単純に同期させるだけであれば十分であるが、分割合成映像間で時刻の整合性を保つには不十分である。つまり、リアルタイム編集システム1では、4台の合成装置20から出力される4Kの分割合成映像を8Kの合成映像として再構築する。このとき、リアルタイム編集システム1では、同時刻に出力される分割合成映像のフレーム画像が、同時刻の素材映像から分割されたものでなければならない。一般的な外部同期信号による同期では、分割合成映像間で時刻の整合性を保てず、不十分である。
スレーブSDIボード2402の応答手段249は、LVDSリングで接続されたスレーブSDIボード2403に対し、2台目の合成装置202の次フレーム番号を送信する(ステップS21)。
スレーブSDIボード2403の応答手段249は、LVDSリングで接続されたスレーブSDIボード2404に対し、3台目の合成装置203の次フレーム番号を送信する(ステップS22)。
スレーブSDIボード2404の応答手段249は、LVDSリングで接続されたマスタSDIボード2401に対し、4台目の合成装置204の次フレーム番号を送信する(ステップS23)。
さらに、指令手段247は、その次フレーム番号の分割合成映像の出力を、マスタSDIボード2401の同期出力手段248Sに指令する(ステップS24)。
次フレームのビデオクロックに合わせ、同期出力手段248M,248Sは、次フレーム番号の分割合成映像を出力する(ステップS26)。
合成装置20の光IFボード250は、バッファ251と、アドレステーブル252とを備える。
バッファ251は、4台の合成装置20が生成した4つの分割合成映像を記憶するバッファメモリである。つまり、各合成装置20は、それぞれのバッファ251に、各合成装置20が生成した4つの分割合成映像を格納する。このバッファ251は、複数(例えば64個)のフレームデータを格納可能なリングバッファであり、後記するバッファ番号で各リングバッファを特定できる。
アドレステーブル252は、バッファ251のバッファ領域を管理するテーブルである。
図10及び図11を参照し、バッファ251を用いた他領域レンダリング処理について説明する。
前記したように、合成処理の際、他の合成装置20に割り当てられた分割領域の素材映像を参照することもある。図10に示すように、8K映像の右上にPinPを行う場合を考える。このとき、右上の分割領域が割り当てられた3台目の合成装置203のみで8K映像のデコード処理を行うことを考える。この場合、3台目の合成装置203の演算量のみが増大し、各合成装置20の演算量に大きな偏りが生じるために好ましくない。そこで、各合成装置20で素材映像をデコードし、デコードされた素材映像を3台目の合成装置203が取得する手法を検討する。
他領域レンダリングジョブ生成手段103は、生成した他領域レンダリングジョブを合成装置20に送信する(ステップS33)。
デコード手段221は、デコードした分割素材映像を予約したバッファ251に書き込む。例えば、デコード手段221は、合成装置20の識別番号(1~4)及び予約済みのバッファ番号で特定されるバッファ251に書き込む(ステップS37)。
光IFボード250は、デコード手段221からの依頼に応じて、RDMA処理を行う(ステップS39)。
合成手段213は、制御装置10が生成した他領域レンダリングジョブに基づいて、読み出した全分割素材映像に合成処理を施す。例えば、合成手段213は、バッファ251読み出した全分割素材映像を縮小して重畳するPinP処理を行う(ステップS41)。
なお、ステップS8~S11の処理は、図3の編集処理と同様のため、説明を省略した。
また、ステップS8,S10,S41の処理は、PinPを行う3台目の合成装置203のみで実行すればよい。
以上のように、リアルタイム編集システム1は、合成装置20が超高解像度映像を分割して扱うので、分割素材映像のデータ量が低減し、合成装置20内部のバス帯域が不足する事態を防止することができる。
さらに、リアルタイム編集システム1は、合成装置20の合成プロセス210及びデコードプロセス220がマルチタスクOSのプロセスとして実装されている。これにより、リアルタイム編集システム1では、超高解像度映像の内容に応じて、それらプロセスの個数を容易に変更し、システム全体の処理能力を柔軟に増減することができる。
[リアルタイム編集システムの全体構成]
第2実施形態に係るリアルタイム編集システム1Bについて、第1実施形態と異なる点を説明する。
第1実施形態では超高解像度映像が8K60Pであるのに対し、第2実施形態では超高解像度映像が8K120Pとより高フレームレートになっている。このため、リアルタイム編集システム1Bは、偶数台の合成装置20を複数の処理系統に予めグループ分けし、その処理系統毎に時分割処理を行う点が第1実施形態と異なる。
なお、図13には、各フレームバッファ41のバッファ番号bと各フレームバッファ41のフレーム番号fとを図示した。バッファ番号bは、6個のフレームバッファ41A,41Bを一意に識別する番号であり、0~5までの整数となる。フレーム番号fは、各フレームバッファ41に格納されたフレーム画像を一意に識別する番号である。例えば、リアルタイム編集システム1Bの起動後から連番で単調増加する整数値である(図13の例では、0~11)。
なお、式(1)では、αが処理系統20の数、βが処理系統20毎のバッファの個数である。
b=(f/α)%β
=(f/2)%6 …式(1)
以上のように、リアルタイム編集システム1Bは、第1実施形態と同様の効果に加え、さらなる高フレームレート化を図り、フルスペックSHVにも対応することができる。
以上、本発明の実施形態を詳述してきたが、本発明は前記した各実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
前記した各実施形態では、合成装置と記憶装置が別々の構成であることとして説明したが、合成装置が記憶装置を内蔵してもよい。
前記した各実施形態では、合成後の超高解像度映像をSDIディスプレイに出力することとして説明したが、その出力先は特に限定されない。
10 制御装置
100 CPU
101 レンダリングジョブ生成手段
102 バッファ予約手段
103 他領域レンダリングジョブ生成手段(第2レンダリングジョブ生成手段)
104 4K縮小映像生成手段
110 SDIボード
120 10GbEボード
20 合成装置
200 CPU
210 合成プロセス
211 デコードジョブ生成手段
212 圧縮分割素材映像読出手段
213 合成手段
214 2K縮小映像生成手段
220 デコードプロセス
221 デコード手段
230 プロセス間共有メモリ
240 SDIボード
2401 マスタSDIボード
2402~2404 スレーブSDIボード
241 Sync端子
242 SDI端子
243 バッファ
244 PCI Express
245IN LVDS入力端子
245OUT LVDS出力端子
246 問合手段
247 指令手段
248M 同期出力手段(第1の同期出力手段)
248S 同期出力手段(第2の同期出力手段)
249 応答手段
250 光IFボード
251 バッファ
252 アドレステーブル
260 10GbEボード
30 記憶装置(HDD)
40 8Kディスプレイ(60P)
40B 8Kディスプレイ(120P)
50 4Kディスプレイ
Claims (5)
- 超高解像度の素材映像を分割した分割領域が予め割り当てられ、前記分割領域の素材映像である分割素材映像をデコードして合成する複数の合成装置と、前記合成装置を制御する1台の制御装置と、圧縮された前記分割素材映像を記憶する記憶装置とを備えるリアルタイム編集システムであって、
前記制御装置は、
前記分割素材映像の合成を前記合成装置に指令するレンダリングジョブを生成するレンダリングジョブ生成手段、を備え、
前記合成装置は、
前記制御装置が生成したレンダリングジョブで指定された分割素材映像のデコードを指令するデコードジョブを生成するデコードジョブ生成手段と、
前記デコードジョブ生成手段が生成したデコードジョブに基づいて、前記記憶装置の分割素材映像をデコードする1以上のデコード手段と、
前記レンダリングジョブに基づいて、前記デコード手段がデコードした分割素材映像を合成する1以上の合成手段と、
合成が最も遅れている前記合成装置に合わせて、前記合成手段が合成した分割合成映像を同期して出力する出力ボードと、を備え、
前記出力ボードは、LVDSによりリング接続されたSDIボードであり、何れか1台の前記合成装置に備えられたSDIボードがマスタSDIボードとして予め設定され、他の前記合成装置に備えられたSDIボードがスレーブSDIボードとして予め設定され、
前記マスタSDIボードは、
前記分割合成映像の次フレーム番号を各スレーブSDIボードに問い合わせる問合手段と、
前記各スレーブSDIボードが応答した次フレーム番号、及び、当該マスタSDIボードを備える合成装置が出力予定の次フレーム番号のうち、最小となる前記次フレーム番号の前記分割合成映像の出力を指令する指令手段と、
前記指令手段から指令された次フレーム番号の前記分割素材映像を同期して出力する第1の同期出力手段と、を備え、
前記スレーブSDIボードは、
前記問合手段からの問い合わせに応じて、当該スレーブSDIボードを備える合成装置が出力予定の次フレーム番号を前記問合手段に応答する応答手段と、
前記指令手段から指令された次フレーム番号の前記分割素材映像を同期して出力する第2の同期出力手段と、を備えることを特徴とするリアルタイム編集システム。 - 超高解像度の素材映像を分割した分割領域が予め割り当てられ、前記分割領域の素材映像である分割素材映像をデコードして合成する複数の合成装置と、前記合成装置を制御する1台の制御装置と、圧縮された前記分割素材映像を記憶する記憶装置とを備えるリアルタイム編集システムであって、
前記制御装置は、
前記分割素材映像の合成を前記合成装置に指令するレンダリングジョブを生成するレンダリングジョブ生成手段、を備え、
前記合成装置は、
前記制御装置が生成したレンダリングジョブで指定された分割素材映像のデコードを指令するデコードジョブを生成するデコードジョブ生成手段と、
前記デコードジョブ生成手段が生成したデコードジョブに基づいて、前記記憶装置の分割素材映像をデコードする1以上のデコード手段と、
前記レンダリングジョブに基づいて、前記デコード手段がデコードした分割素材映像を合成する1以上の合成手段と、
合成が最も遅れている前記合成装置に合わせて、前記合成手段が合成した分割合成映像を同期して出力する出力ボードと、を備え、
前記合成装置は、
全分割領域の前記分割素材映像を格納するバッファを有し、リング接続された光IFボード、をさらに備え、
前記制御装置は、
他の前記合成装置が記憶している分割素材映像を参照する場合、前記光IFボードのバッファを予約するバッファ予約手段と、
前記分割素材映像をデコード及び合成して予約済みの前記バッファに格納する指令である第2レンダリングジョブを生成する第2レンダリングジョブ生成手段と、をさらに備え、
前記合成装置は、
前記デコード手段が、前記第2レンダリングジョブに基づいて、前記記憶装置の分割素材映像をデコードして前記予約済みのバッファに格納し、
前記予約済みのバッファに格納された前記分割素材映像を、他の前記合成装置が備える光IFボードのバッファにRDMA処理により格納することで、各合成装置が備える光IFボードのバッファに前記全分割領域の分割素材映像が格納され、
前記合成手段が、前記第2レンダリングジョブに基づいて、前記バッファに格納された全分割領域の分割素材映像を合成することを特徴とするリアルタイム編集システム。 - 超高解像度の素材映像を分割した分割領域が予め割り当てられ、前記分割領域の素材映像である分割素材映像をデコードして合成する複数の合成装置と、前記合成装置を制御する1台の制御装置と、圧縮された前記分割素材映像を記憶する記憶装置とを備えるリアルタイム編集システムであって、
前記制御装置は、
前記分割素材映像の合成を前記合成装置に指令するレンダリングジョブを生成するレンダリングジョブ生成手段、を備え、
前記合成装置は、
前記制御装置が生成したレンダリングジョブで指定された分割素材映像のデコードを指令するデコードジョブを生成するデコードジョブ生成手段と、
前記デコードジョブ生成手段が生成したデコードジョブに基づいて、前記記憶装置の分割素材映像をデコードする1以上のデコード手段と、
前記レンダリングジョブに基づいて、前記デコード手段がデコードした分割素材映像を合成する1以上の合成手段と、
合成が最も遅れている前記合成装置に合わせて、前記合成手段が合成した分割合成映像を同期して出力する出力ボードと、を備え、
前記出力ボードは、LVDSによりリング接続されたSDIボードであり、何れか1台の前記合成装置に備えられたSDIボードがマスタSDIボードとして予め設定され、他の前記合成装置に備えられたSDIボードがスレーブSDIボードとして予め設定され、
前記マスタSDIボードは、
前記分割合成映像の次フレーム番号を各スレーブSDIボードに問い合わせる問合手段と、
前記各スレーブSDIボードが応答した次フレーム番号、及び、当該マスタSDIボードを備える合成装置が出力予定の次フレーム番号のうち、最小となる前記次フレーム番号の前記分割合成映像の出力を指令する指令手段と、
前記指令手段から指令された次フレーム番号の前記分割素材映像を同期して出力する第1の同期出力手段と、を備え、
前記スレーブSDIボードは、
前記問合手段からの問い合わせに応じて、当該スレーブSDIボードを備える合成装置が出力予定の次フレーム番号を前記問合手段に応答する応答手段と、
前記指令手段から指令された次フレーム番号の前記分割素材映像を同期して出力する第2の同期出力手段と、を備え、
前記合成装置は、
全分割領域の前記分割素材映像を格納するバッファを有し、リング接続された光IFボード、をさらに備え、
前記制御装置は、
他の前記合成装置が記憶している分割素材映像を参照する場合、前記光IFボードのバッファを予約するバッファ予約手段と、
前記分割素材映像をデコード及び合成して予約済みの前記バッファに格納する指令である第2レンダリングジョブを生成する第2レンダリングジョブ生成手段と、をさらに備え、
前記合成装置は、
前記デコード手段が、前記第2レンダリングジョブに基づいて、前記記憶装置の分割素材映像をデコードして前記予約済みのバッファに格納し、
前記予約済みのバッファに格納された前記分割素材映像を、他の前記合成装置が備える光IFボードのバッファにRDMA処理により格納することで、各合成装置が備える光IFボードのバッファに前記全分割領域の分割素材映像が格納され、
前記合成手段が、前記第2レンダリングジョブに基づいて、前記バッファに格納された全分割領域の分割素材映像を合成することを特徴とするリアルタイム編集システム。 - 前記合成装置は、
前記分割合成映像を縮小した分割縮小映像を生成する分割縮小映像生成手段、をさらに備え、
前記制御装置は、
前記分割領域に応じて前記分割縮小映像を並べた縮小映像を生成する縮小映像生成手段、をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のリアルタイム編集システム。 - 偶数台の前記合成装置が、同一台数の前記合成装置で構成される処理系統に予めグループ分けされ、前記処理系統毎に時分割処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のリアルタイム編集システム。
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