JP7183155B2 - 透明基板上の欠陥部検査方法および装置 - Google Patents

透明基板上の欠陥部検査方法および装置 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本願は、米国特許法第119条の下、2016年11月2日出願の米国仮特許出願第62/416,291号の優先権の利益を主張し、その内容は依拠され、全体として参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書に開示する1つ以上の実施形態は、透明基板の第1の表面上の欠陥部、および、透明基板の第1の表面の反対側の第2の表面上の欠陥部を識別して検査する方法および装置に関する。
透明基板上の欠陥部を、光を検査対象物に出射する工程および検査対象物から反射散乱した光を検出する工程を含む光学的方法を用いて、検査しうる。この際、出射光は透明基板を透過するので、検査対象物の第1の表面(つまり、光が最初に入射する表面)上の欠陥部だけではなく、第1の表面の反対側の第2の表面上、または、検査対象物の第1の表面と第2の表面の間、つまり、その対象物中の欠陥物も検出される。
表面欠陥部を最小限にした透明基板への要求が、更に高まっている。また、透明基板の第1の表面上の欠陥部、および、透明基板の第2の表面上の欠陥部を急速かつ正確に識別して検出するために改良された技術も必要とされている。
1つ以上の実施形態は、ナノスケールの欠陥部(つまり、約数百ナノメートル以下の欠陥部)を、透明基板の第1の表面上の欠陥部および透明基板の第2の表面上の欠陥部を識別することによって、急速かつ正確に検出するための方法および装置を含む。
更なる態様を、部分的には、以下の記載で示し、それは、部分的には、記載から明らかであるか、または、示した実施形態を実施することで分かるだろう。
1つ以上の実施形態によれば、透明基板の欠陥部検査方法は、透明基板を、光を照明光学系から出射することによって、照らす工程と、照明光学系から出射されて透明基板に入射する光の入射角範囲を、光が透明基板の第1の表面に交わる第1の領域と、透明基板を透過した光が透明基板の第2の表面に交わる第2の領域とが、透明基板に垂直の方向に互いに重なり合わないように、計算する工程と、光の入射角を、計算した入射角範囲に応じて調節する工程と、第1の検出器の位置を、第1の検出器の第1の視野が第1の領域を網羅するが、第2の領域を網羅しないように、調節する工程と、第2の検出器の位置を、第2の検出器の第2の視野が第2の領域を網羅するが、第1の領域を網羅しないように、調節する工程と、第1の領域の第1の画像を、第1の検出器から取得し、第2の領域の第2の画像を、第2の検出器から取得する工程とを、含む。
入射角範囲を計算する工程は、第1の領域と第2の領域の対向する縁部との間の水平離間距離を確定する工程を含みうる。
入射角範囲を計算する工程は、以下の式を用いる工程を含みうるもので、
Figure 0007183155000001
但し、DR1R2は、第1の領域と第2の領域との間の離間距離であり、Tは、透明基板の厚さであり、θ1は、入射角であり、nは、透明基板の屈折率であり、Wは、入射光のビーム幅である。
方法は、第1の検出器の視野幅と第2の検出器の視野幅を、第1の視野と第2の視野とが互いに重なり合わないように、調節する工程を更に含みうる。
方法は、照明光学系のビーム幅、第1の検出器の視野幅、および、第2の検出器の視野幅のうち、少なくとも1つを、第1の視野の幅と第1の領域の幅とが互いに一致し、更に、第2の視野の幅と第2の領域の幅とが互いに一致するように、調節する工程を更に含みうる。
方法は、ステージ上に載置された透明基板を移動させる工程を、更に含み、透明基板を照らす工程と、第1および第2の画像を取得する工程とは、透明基板が移動される間に、同時に行われるものである。
方法は、第1および第2の画像を取得した後に、第1の表面の画像および第2の表面の画像を、第1および第2の画像を用いて取得する工程を、更に含みうる。
方法は、第1の画像で検出された欠陥部の第1の位置要素、および、第2の画像で検出された欠陥部の第2の位置要素を抽出工程と、第1および第2の位置要素を含む欠陥部位置データを生成する工程と、第1の画像の欠陥部位置データの各位置要素の光強度を、第2の画像の欠陥部位置データの各位置要素の光強度と比較する工程と、透明基板の第1の表面の画像を、第1の画像上の光強度より第2の画像上の光強度が高い位置の欠陥部を第1の画像から除去することによって、取得する工程とを、更に含みうる。
方法は、透明基板の第2の表面の画像を、第2の画像上の光強度より第1の画像上の光強度が高い位置の欠陥部を第2の画像から除去することによって、取得する工程を、
更に含みうる。
方法は、入射光の入射角を調節した後に、第1の検出器および第2の検出器を含む検出光学系の勾配を、第1および第2の検出器の各光軸が入射角以下の検出角度を有するように、調節する工程を更に含みうる。
第1および第2の検出器の少なくとも1つの位置を、以下の式により調節しうるものであり、
Figure 0007183155000002
但し、DF1F2は、第1の視野と第2の視野との間の離間距離であり、DR1R2’は、第1の領域と、第2の領域が検出角度で見える場合に、第2の領域が、そこを通って、透明基板の第1の表面へ露出される領域である2番目の領域との間の離間距離であって、DR1R2’は、以下の式によって確定されるものであり、
Figure 0007183155000003
但し、Tは、透明基板の厚さであり、θ1は、入射角であり、θ2は、検出角度であり、nは、透明基板の屈折率であり、Wは、入射光のビーム幅である。
1つ以上の実施形態によれば、透明基板の欠陥部検査装置は、光を透明基板上に出射するように構成された照明光学系と、光の入射角を、光が透明基板の第1の表面に交わる第1の領域と、透明基板を透過した光が透明基板の第1の表面の反対側の第2の表面に交わる第2の領域とが、透明基板に垂直の方向に互いに重なり合わないように、計算するように構成された制御部と、透明基板に垂直の方向を有するように位置合わせされた光軸を有するように構成されて、第1の領域を網羅するが、第2の領域を網羅しない第1の視野を有する第1の検出器、および、第2の領域を網羅するが、第1の領域を網羅しない第2の視野を有する第2の検出器を含む検出光学系とを含む。
制御部は、第1および第2の検出器の各々の位置範囲を計算しうる。
検出光学系は、透明基板の第1の表面から順に配列された撮像レンズ、および、ビームスプリッタを、含みうるものであり、第1の検出器と第2の検出器は、第1の検出器と第2の検出器が、各々、ビームスプリッタから反射された部分の光と、ビームスプリッタを透過した部分の光に向くように、互いに垂直である。
装置は、検出光学系の勾配を調節するように構成された角度調節部材を、更に含みうる。
第1および第2の検出器は、各々、時間遅延積分を用いた画像センサを含みうる。
1つ以上の実施形態によれば、透明基板の欠陥部検査装置は、透明基板の上方に位置する光源と、光源から出射された光の入射角を調節するように構成されたミラーと、ミラーを、光が透明基板の第1の表面に交わる第1の領域と透明基板を透過した光が第1の表面の反対側の第2の表面に交わる第2の領域とが透明基板に垂直の方向に互いに重なり合わないように、制御して回転させるように構成された制御部と、透明基板の上方に位置する第1の検出器であって、第1の検出器の第1の視野は、第1の領域を含むが第2の領域は含まないように配置されたものである第1の検出器と、透明基板の上方に位置する第2の検出器であって、第2の検出器の第2の視野は、第2の領域を網羅するが、第1の領域を網羅しないように配置されたものである第2の検出器とを含みうる。
光源は、透明基板に垂直の方向に位置合わせされた光軸を有するように構成されたものでありうる。
第1および第2の検出器は、透明基板の第1の表面に対して、透明基板に垂直の方向に位置合わせされた光軸を有するように構成されたものでありうる。
制御部は、ミラーを、第1の領域と第2の領域の対向する縁部の間の水平距離に基づいて制御して回転させるものでありうる。
これらの態様、および/または、他の態様は、次の実施形態の記載を、添付の図面と共に読むことで明らかになり、更に容易に分かるだろう。
一実施形態による透明基板の欠陥部検査装置を示す図である。 図1AのA部分の拡大図であり、透明基板の入射光および透過光を示している。 一実施形態による透明基板の欠陥部の検出方法のフローチャートである。 照明光学系の勾配を選択する動作、並びに、第1および第2の検出器の位置を調節する動作を説明するための図1AのA部分の拡大図である。 透明基板の第1の表面の画像および第2の表面の画像を、第1および第2の画像を用いて取得する動作を説明するためのフローチャートである。 第1の表面の画像および第2の表面の画像を取得する図1Aに示した動作の一実施形態を示す。 第1の表面の画像および第2の表面の画像を取得する図1Aに示した動作の一実施形態を示す。 第1の表面の画像および第2の表面の画像を取得する図1Aに示した動作の一実施形態を示す。 第1の表面の画像および第2の表面の画像を取得する図1Aに示した動作の一実施形態を示す。 一実施形態による透明基板の欠陥部検査装置を示す図である。 照明光学系の勾配を選択する動作、並びに、第1および第2の検出器の位置を調節する動作を説明するための図5AのA部分の拡大図である。 一実施形態による透明基板の欠陥部検査装置を示す図である。
本明細書において、様々な実施形態を示した添付の図面を参照して、実施形態を、より完全に記載し、図面では、同じ、または、類似した部分を示すには、同じ参照番号を用いている。本明細書において、第1、第2などの用語を用いて、様々な構成要素を記載しているが、これらの構成要素は、これらの用語によって限定されるべきものではないと理解されるだろう。これらの用語は、1つの構成要素を、他の構成要素から識別するためだけに用いている。
本開示で用いる用語は、実施形態を記載するために用いたものであり、単数で表したものは、文脈において、明らかに異なる意味を有しない限りは、複数の物を包含する。本開示において、「含む」、「有する」、「含み」などの用語は、本開示で示した特徴物、数、工程、作用、要素、部分、または、それらの組合せが存在すると示すことを意図するものであり、1つ以上の他の特徴物、数、工程、作用、要素、部分、または、それらの組合せが存在するか、加えられる可能性を排除することを意図しないと理解すべきである。
本明細書において用いた技術的および科学的用語を含む全ての用語は、特に定義されない限りは、当業者が一般的に理解しうる意味を有する。辞書が定義した一般的用語は、当分野で文脈から理解しうる意味を有すると理解すべきであって、本明細書で特に定義されない限りは、理想的または過度に正式の意味を有するとは限らない。
ある実施形態を異なる形態で用いうる場合には、具体的な処理順序は、記載した順序と異なりうる。例えば、2つの連続して記載した処理を、略同時に行うか、記載した順序とは逆の順序で行いうる。
例えば、製造技術および/または誤差の結果、示した形状からの変形が予想されるだろう。したがって、実施形態を、本明細書で示したような特定の領域形状に限定されると解釈すべきではなく、例えば、製造工程の結果、形状が逸脱したものを含みうる。本明細書で用いているように、「および/または」という用語は、関連して挙げた1つ以上の項目の任意および全ての組合せを含む。
本明細書で用いているように、「および/または」という用語は、関連して挙げた項目の1つ以上の任意および全ての組合せを含む。「少なくとも1つ」などの表現を列挙した構成要素の前に用いた場合には、列挙した構成要素の全体を修飾し、個々の構成要素を修飾するものではない。
図1Aは、一実施形態による透明基板TSの欠陥部を検査する装置100を示す図である。図1Bは、図1AのA部分の拡大図であり、透明基板TSの入射光Lおよび透過光Lを示している。
図1Aおよび1Bを参照すると、透明基板TSの欠陥部を検出する装置は、照明光学系110、ミラー120、第1および第2の検出器130a、130bを含む検出光学系130、並びに、制御部140を含みうる。
装置100による検査対象物は、透明基板TSである。透明基板TSは、光が入射する第1の表面TSTS、および、第1の表面TSTSの反対側の第2の表面BSTSを含みうる。この際、透明基板TSは、液晶表示装置、有機発光ダイオード(OLED)表示装置、量子(QD)ドット表示装置などの表示装置で使用されるガラス基板でありうる。異物材料である粒子PTS、PBSが、各々、第1の表面TSTSと第2の表面BSTS上に存在しうる。粒子PTS、PBSは、透明基板TSを用いる後の工程で、透明基板TSに欠陥部を生じうる。したがって、透明基板TSの第1の表面TSTS上の約数100ナノメートル以下の大きさを有する粒子PTSを正確に監視することが必要である。第2の表面BSTS上の所定の大きさ以上の粒子PBS、または、輸送中に生じる傷などの欠陥部を監視することも必要である。透明基板TSを、実際の透明基板の厚さ(例えば、数ミリメートルから数マイクロメートル)と比べると、誇張した厚さを有して示している。
照明光学系110は、透明基板TSの上方に位置して、透明基板TSに垂直の方向に位置合わせされた光軸を有しうる。照明光学系110は、光源110-1、および、合焦レンズ110-2を含みうる。合焦レンズ110-2は、光源110-1から生成される光の光路内に位置する。
光源110-1の例は、光出射装置、照明装置、ランプ、および、ビーム形成器を含む。入射光Lは、光線、または、レーザビームでありうる。光源110-1は、例えば、青色光を生成する。一実施形態において、光源110-1は、約400nmから約500nmの範囲の波長帯域を有する光を生成しうる。
合焦レンズ110-2は、光源110-1から生成された光を、透明基板TSの出射領域に合焦しうる。つまり、合焦レンズ110-2は、透明基板TSの出射領域の大きさを調節しうる。
ミラー120は、照明光学系110から出射された光の光路L内に位置して、入射光Lが、透明基板TSの第1の表面TSTSへと出射されるようにしうる。入射光Lの入射角θは、光路L内に位置するミラー120によって調節されうる。したがって、入射光Lは、透明基板TSの第1の表面TSTSへと、比較的大きい入射角θで出射されうる。
ミラー120は、制御部140に、電気的に接続され、制御部140からの制御信号に基づいて回転しうる。ミラー120は、回転軸121を中心に、時計回りに、または、反時計回りに回転しうる。このために、ミラー120は、駆動機構、および、動力伝達機構を含みうる。駆動機構の例は、駆動モータ、および、電気モータを含みうる。動力伝達機構の例は、滑車とベルト、スプロケットとチェーン、および、駆動ギアと被駆動ギアを含みうる。ミラー120の例は、反射ミラー、反射装置、および、反射器を含みうる。
制御部140は、入射光Lの入射角θを計算して、ミラー120を、計算した入射角θに基づいて制御して回転させうる。詳しくは、制御部130は、透明基板TSを上から見た場合に、入射光Lが透明基板TSの第1の表面TSTSに交わる第1の領域と、入射光Lのうち透明基板TSを透過した透過光Lが透明基板TSの第2の表面BSTSに交わる第2の領域とが互いに重なり合わないように、入射光Lの入射角θを計算しうるものであり、これを、図2、3を参照して、以下に詳細に記載する。
更に、制御部140は、第1および第2の検出器130a、130bの位置範囲も計算しうるものである。つまり、制御部140は、第1の検出器130aの位置範囲を、第1の検出器130aの第1の視野FOV1が第1の領域を網羅するが、第2の領域を網羅しないように計算しうる。同様に、制御部140は、第2の検出器130bの位置範囲を、第2の検出器130bの第2の視野FOV2が第2の領域を網羅するが、第1の領域を網羅しないように計算しうる。
更に、制御部140は、第1および第2の検出器130a、130bによって取得された画像を分析し、検出された粒子が、透明基板TSの第1の表面TSTS、または、第2の表面BSTS上に存在するかを確定し、透明基板TSの第1の表面の画像および第2の表面の画像を取得するように構成されうる。
いくつかの実施形態において、制御部140は、プログラム記憶部を有するコンピュータを含みうる。プログラム記憶部に、照明光学系110、透明基板TS、および、検出光学系130の少なくとも1つの位置範囲を計算し、画像を分析するためのプログラムまたは任意のプログラムを、保存しうる。プログラム記憶部の例は、コンピュータ読取可能なハードディスク、フロッピーディスク、コンパクトディスク、光磁気ディスク、および、メモリーカードを含みうる。
検出光学系130は、透明基板TSの上方に位置して、透明基板TSの第1の表面TSTSに垂直な光軸を有しうる。検出光学系130は、フィルタ133、撮像レンズ135、ビームスプリッタ137、第1および第2の検出器130a、130b、並びに、第1および第2の検出器130a、130bに各々が接続された第1および第2の位置調節部材131a、131bを含みうる。第1および第2の検出器130a、130bは、第1および第2の検出器130a、130bが、各々、ビームスプリッタ137から反射された部分の光と、ビームスプリッタ137を透過した部分の光に向くように、互いに垂直でありうる。
第1および第2の検出器130a、130bは、各々、透明基板TSの第1の表面TSTSに垂直の光軸を有するように位置しうる。したがって、第1および第2の検出器130a、130bは、透明基板TSに垂直に下方に延伸して、透明基板TS上に第1および第2の視野FOV1、FOV2を形成しうる。この際、第1および第2の検出器130a、130bの位置を、制御部140によって計算した位置範囲に応じて調節しうる。したがって、第1の検出器130aは、第1の視野FOV1が第1の領域を網羅するが、第2の領域を網羅しないように位置しうる。同様に、第2の検出器130bは、第2の視野FOV2が、第2の領域を網羅するが、第1の領域を網羅しないように位置しうる。
したがって、第1の検出器130aは、透明基板TSの第2の表面BSTS上の粒子PBSから散乱した光を最小限にして、透明基板TSの第1の表面TSTS上の粒子PTSから散乱した光を検出しうる。同様に、第2の検出器130bは、透明基板TSの第1の表面TSTS上の粒子PTSから散乱した光を最小限にして、透明基板TSの第2の表面BSTS上の粒子PBSから散乱した光を検出しうる。つまり、第1および第2の検出器130a、130bは、透明基板TSの第1の表面TSTS上の粒子PTSと、透明基板TSの第2の表面BSTS上の粒子PBSとを識別して検出しうるものであり、これを、図2、3を参照して、以下に詳細に記載する。
第1および第2の検出器130a、130bによって取得された画像は、制御部140に、電気信号として送信されうる。一実施形態において、第1および第2の検出器130a、130bは、各々、時間遅延積分(TDI)を用いた(TDI CMOS画像センサと称される)画像センサでありうる。TDI CMOS画像センサは、ステージ上に載置された透明基板TSを移動させながら、透明基板TS上の粒子PTSを、高精度に検出しうる。更に、TDI CMOS画像センサは、約400nmから約500nmの範囲の波長帯域を有する青色光に対して高い感度を有するので、TDI CMOS画像センサは、粒子が極めて小さく、散乱強度が低い場合でも、高い検出効率を示しうる。画像センサの例は、CMOSカメラ、および、一次元電荷結合装置(CCD)カメラを含みうる。各第1および第2の検出器130a、130bの例は、撮影装置、撮像装置、検出装置、および、検出器を含みうる。
第1および第2の位置調節部材131a、131bは、各々、第1および第2の検出器130a、130bに接続されて、第1および第2の検出器130a、130bの位置を、各々調節しうる。第1および第2の位置調節部材131a、131bは、第1および第2の検出器130a、130bの位置を、制御部140によって計算された位置範囲に基づいて調節しうる。
第1および第2の検出器130a、130bに伝えられる、対象波長帯域以外の波長帯域の光、または、バックグランドノイズを除去するために、フィルタ133を、撮像レンズ135の前端に、配置しうる。撮像レンズ135は、第1および第2の検出器130a、130bの第1および第2の視野FOV1、FOV2の範囲を調節しうる。ビームスプリッタ137を備えて、第1および第2の検出器130a、130bが、透明基板TSから散乱した光の部分L1、L2を別々に検出するようにしうる。この際、撮像レンズ135が高倍率のレンズの場合には、ビームスプリッタ137を、透明基板TSの第1の表面TSTSから遠く、撮像レンズ135の後端に配置しうる。
透明基板TSは、ステージによって、水平または垂直に移動されうる。いくつかの実施形態において、ステージは、空気ベアリングアセンブリを含みうる。空気ベアリングアセンブリは、透明基板TSとの接触を最小限にして構成しうるので、したがって、欠陥部の検査中に、透明基板TSを保護しうる。
照明光学系110、および、検出光学系130は、透明基板TSに垂直の方向に対して垂直に位置するので、装置100を、コンパクトに製作し、高い機械的強度を有するようにしうる。しかしながら、本開示は、それに限定されず、照明光学系110、および、検出光学系130は、透明基板TSに垂直の方向から異なる角度で傾斜しうるものであり、これを、図5A、5Bを参照して、以下に詳細に記載する。
図2は、一実施形態による透明基板TSの欠陥部の検出方法のフローチャートである。図3は、照明光学系110の勾配を選択する動作、および、第1および第2の検出器130a、130bの位置を調節する動作を説明するための図1AのA部分の拡大図である。図4Aは、透明基板の第1の表面の画像および第2の表面の画像を、図2の第1および第2のS115の画像を用いて取得する動作を説明するためのフローチャートである。図4Bから4Eは、第1の表面の画像および第2の表面の画像を取得する図1Aに示した動作の実施形態を示す。透明基板TSの欠陥部の検出方法は、図1A、1Bの透明基板TSの欠陥部を検査する装置100を使用しうる。同じ構成要素を、同じ参照番号で示しているので、説明を繰り返さずに、省略する。
図1Aから3を参照すると、第1の領域R1は、照明光学系110から出射された入射光Lが、透明基板TSの第1の表面TSTSと交わる時に形成されうる。第2の領域R2は、入射光Lのうち、透明基板TSを透過した透過光Lが透明基板TSの第2の表面BSTSと交わる時に形成されうる。この際、動作S101において、制御部140は、入射光Lの入射角範囲を、第1の領域R1と第2の領域R2が透明基板TSに垂直な方向に重ならないように計算しうる。
つまり、制御部140は、入射光の入射角θの範囲を、第1の領域R1と第2の領域R2の対向する縁部の間の水平離間距離DR1R2が0より大きくなるように計算しうる。したがって、照明光学系110は、第1の表面TSTSの粒子PTSと第2の表面BSTSの粒子PBSを識別して、照らしうる。
詳しくは、入射角θは、式1により計算される入射角範囲から選択されうる。
Figure 0007183155000004
但し、DR1R2は、第1の領域R1と第2の領域R2との間の離間距離であり、Tは、透明基板TSの厚さであり、θは、入射角であり、nは、透明基板TSの屈折率であり、Wは、入射光Lのビーム幅である。
式1は、入射光L、透過光L、および、反射光Lが、各々、平行光であり、そこへと入射光Lが出射される空気の屈折率が1である条件に基づいて、導出しうる。照明光学系110から出射された入射光Lは、第1のビーム幅Wを有し、次に、透明基板TSに交わる時に、第1の領域R1上で第2のビーム幅W’を有しうる。この際、第2のビーム幅W’と第1のビーム幅Wとは、
Figure 0007183155000005
の関係を有する。透過光Lは、第3のビーム幅WLT’を有しうるもので、それは、透明基板TSの第2の表面BSTSに交わる時の第2の領域R2上の第2のビーム幅W’と、同じである。
したがって、制御部140は、入射光Lの入射角範囲を、式1を用いて、第1の領域R1と第2の領域R2が透明基板TSに垂直な方向に互いに重なり合わないように計算しうる。入射角範囲を計算する工程は、透明基板TSの厚さT、透明基板TSの屈折率、および、入射光の第1のビーム幅Wの少なくとも1つが変化する度に、行いうる。
次に、動作S103において、入射光Lの入射角θを、計算した入射角範囲に基づいて選択して、調節しうる。この際、入射光Lの入射角θを、ミラー120の回転によって調節しうる。
次に、動作S105において、第1の検出器130aの位置を、第1の検出器130aの第1の視野FOV1が第1の領域R1を網羅するが、第2の領域R2を網羅しないように、調節しうる。同様に、動作S107において、第2の検出器130bの位置を、第2の検出器130bの第2の視野FOV2が第2の領域R2を網羅するが、第1の領域R1を網羅しないように、調節しうる。
上記のように、入射光Lの入射角θを、第1の領域R1と第2の領域R2が透明基板TSに垂直の方向に重ならないように調節する。したがって、第1の領域R1だけを網羅する第1の検出器130aは、第2の領域R2の画像を最小限にして、第1の領域R1の画像を取得しうる。つまり、透明基板TSの第2の表面BSTSの第2の領域R2は、そこに光が出射される領域であるが、第2の領域R2は、第1の検出器130aによって検出されない。したがって、第1の検出器130aが、第2の領域R2上の粒子PBSの画像を取得するのは困難である。更に、光は、透明基板TSの第2の表面BSTSの第2の領域R2以外の粒子PBSに達しないので、第1の検出器130aが、第2の領域R2以外の領域上の粒子PBSの画像を取得するのも困難である。したがって、第1の検出器130aは、透明基板TSの第2の表面BSTS上の粒子PBSの画像を最小限にして、第1の領域R1上の粒子PTSの画像を取得しうる。
同様に、第1の領域R1と第2の領域R2が、互いに重なり合わない場合、第2の検出器130bは、第1の領域R1の画像を最小限にして、第2の領域R2の画像を取得しうる。つまり、透明基板TSの第1の表面TSTSの第1の領域R1は、第2の検出器130bによって検出されない。したがって、第2の検出器130bが、第1の領域R1上の粒子PTSの画像を取得するのは困難である。したがって、第2の検出器130bは、透明基板TSの第1の表面TSTS上の粒子PTSの画像を最小限にして、第2の領域R2上の粒子PBSの画像を取得しうる。
図5A、5Bの欠陥部検査装置を用いた場合、検出光学系130の勾配を調節する動作S104を、第1および第2の検出器130a、130bの位置を調節する動作S105、S107の前に、更に行いうるものであり、これを、図5A、5Bを参照して、以下に詳細に記載する。
次に、動作S109において、第1の検出器130aの第1の視野幅WFOV1、および、第2の検出器130bの第2の視野幅WFOV2を、第1の視野FOV1と第2の視野FOV2が互いに重なり合わないように調節しうる。この際、第1の視野FOV1と第2の視野FOV2の離間距離は、0より大きく、第1の領域R1と第2の領域R2の間の離間距離DR1R2より短いべきである。
一実施形態において、第1の視野FOV1の第1の視野幅WFOV1は、第1の領域R1の幅と完全に同じであってもよい。上記のように、第1の領域R1の幅は、第2のビーム幅W’である。更に、第2の視野FOV2の第2の視野幅WFOV2は、第2の領域R2の幅と完全に同じであってもよい。上記のように、第2の領域R2の幅は、第3のビーム幅WLT’である。この際、照明光学系110の第1のビーム幅Wを調節するか、第1および第2の検出器130a、130bの第1および第2の視野幅WFOV1、WFOV2を調節することによって、第1の視野幅WFOV1を第2のビーム幅W’に一致させ、第2の視野幅WFOV2を第3のビーム幅WLT’と一致させうる。照明光学系110から出射された入射光Lは、第1のビーム幅Wを有し、第1の領域R1上で、第2のビーム幅W’を有しうる。透過光Lは、第2の領域R2上で、第2のビーム幅W’と略同じ第3のビーム幅WLT’を有しうる。
第1の視野FOV1と第1の領域R1を一致させることによって、第1の領域R1の画像以外のノイズ光が、第1の検出器130aへと導かれるのを防ぎ、照明光学系110の入射光Lが無駄になるのを防ぎうる。同様に、第2の視野FOV2と第2の領域R2を一致させることによって、第2の領域R2の画像以外のノイズ光が、第2の検出器130bへと導かれるのを防ぎうる。図3では説明のために、第2のビーム幅W’と第1の視野幅WFOV1が互いに異なるか、または、第3のビーム幅WLT’と第2の視野幅WFOV2が互いに異なるが、第2のビーム幅W’と第1の視野幅WFOV1は、略同じであるか、または、第3のビーム幅WLT’と第2の視野幅WFOV2は、略同じであってもよい。
動作S111において、照明光学系110および検出光学系130を上記のように設定して、透明基板TSを、照明光学系110を用いて照らしうる。同時に、動作S113において、第1の領域R1の第1の画像を、第1の検出器130aを用いて取得し、第2の領域R2の第2の画像を、第2の検出器R2を用いて取得しうる。
透明基板TSが照らされる動作S111、および、第1および第2の画像を取得する動作113を、ステージに載置された透明基板TSを移動させながら、同時に行いうる。したがって、透明基板TS全体上の欠陥部さえ、急速に検査しうる。
次に、動作S115において、第1および第2の画像を用いて、ノイズを除去した透明基板TSの第1の表面の画像および第2の表面の画像を取得しうる。上記のように、入射光Lは、第1および第2の領域R1、R2が互いに重なり合わないように入射し、第1および第2の検出器130a、130bは、各々、第1および第2の領域R1、R2を網羅するので、第1および第2の画像は、透明基板TSの第1の表面TSTSおよび第2の表面BSTSを正確に反映しうる。しかしながら、第1の表面TSTS上の粒子PTSの画像を、第2の表面BSTS上の粒子PBSの画像から、より正確に識別するために、ノイズを第1および第2の画像を組み合わせることによって除去する動作を、更に行いうる。
詳しくは、図4Aから4Eを参照すると、動作S115-1において、第1の検出器130aによって取得された第1の画像pIMG1で検出された各欠陥部D1、D2、D3の第1の位置要素P1、P2、P3、および、第2の検出器130bによって取得された第2の画像pIMG2で検出された各欠陥部D4、D5、D6の第2の位置要素P1、P2、P4を、抽出しうる。第1の位置要素P1、P2、P3は、第1の画像pIMG1上で検出された1組の欠陥部D1、D2、D3の位置でありうる。更に、第2の位置要素P1、P2、P4は、第2の画像pIMG2上で検出された1組の欠陥部D4、D5、D6の位置でありうる。動作S115-2において、第1の位置要素P1、P2、P3、および、第2の位置要素P1、P2、P4を含む欠陥部位置データを生成しうる。欠陥部位置データは、第1の位置要素P1、P2、P3および第2の位置要素P1、P2、P4からなる1組の位置要素P1、P2、P3、P4でありうる。次に、動作S115-3において、第1の画像pIMG1上の欠陥部位置データの各位置要素P1、P2、P3、P4の光強度と、第2の画像pIMG2上の欠陥部位置データの各位置要素P1、P2、P3、P4の光強度を互いに比較しうる。比較結果に応じて、位置要素P1上の欠陥部D1、D4で検出された実際の粒子、および、位置要素P2上の欠陥部D2、D5で検出された他の実際の粒子は、第1の表面TSTS上に位置するか、または、第2の表面BSTS上に位置するかを判断しうる。動作S115-4において、第2の画像pIMG2上の位置要素P2上の欠陥部D5の光強度I5より低い光強度I2を有する、第1の画像pIMG1上の同じ位置要素P2上の欠陥部D2を、第1の画像pIMG1から除去して、透明基板TSの第1の表面の画像IMG1を取得しうる。第2の画像pIMG2上の位置要素P1上の欠陥部D4の光強度I4より高い光強度I1を有する第1の画像pIMG1上の同じ位置要素P1上の欠陥部D1、および、光強度I3を有する位置要素P3上の欠陥部D3は、第1の画像pIMG1に維持されうる。更に、動作S115-5において、第1の画像pIMG1上の位置要素P1上の欠陥部D1の光強度I1より低い光強度I4を有する、第2の画像pIMG2上の同じ位置要素P1上の欠陥部D4を、第2の画像pIMG2から除去して、透明基板TSの第2の表面の画像IMG2を取得しうる。第1の画像pIMG1上の位置要素P2上の欠陥部D2の光強度I2より高い光強度I5を有する第2の画像pIMG2上の同じ位置要素P2上の欠陥部D5、および、光強度I6を有する位置要素P4上の欠陥部D6は、第2の画像pIMG2に維持されうる。
したがって、第1および第2の画像pIMG1、pIMG2より正確である、透明基板TSの第1の表面TSTS上の粒子PTSの第1の表面の画像IMG1、および、第2の表面BSTS上の粒子PBSの第2の表面の画像IMG2を取得しうる。
図1Bにおいて、粒子PTS、PBSは、透明基板TSの第1の表面TSTS、および、第2の表面BSTS上に存在するが、本開示による透明基板TSの欠陥部の検出方法は、粒子PTS、PBS以外の一般的な欠陥部を検査するのにも用いうる。
図5Aは、一実施形態による透明基板TSの欠陥部検査装置200を示す図である。図5Bは、照明光学系110の勾配を選択する動作、並びに、第1および第2の検出器130a、130bの位置を調節する動作を説明するための図5AのA部分の拡大図である。装置200は、検出光学系130の勾配を調節するための角度調節部材250を更に含むものである以外は、図1A、1Bの装置100と同じである。
図5A、5Bを参照すると、装置200の検出光学系130は、角度調節部材250に接続されうる。角度調節部材250は、検出光学系130の勾配を、検出光学系130が透明基板110に垂直の方向から所定の角度で傾斜するように、調節しうる。
したがって、検出光学系130は、透明基板TSを間に挟んで、照明光学系110の反対側でありうるもので、透明基板TSに垂直の方向から、入射角θ以下の検出角度θで傾斜した光軸を有しうる。つまり、第1の検出器130aの光軸iAX2、および、第2の検出器130bの光軸iAX3は、透明基板TSに垂直な方向から検出角度θで傾斜しうる。この際、検出角度θを、入射角θ以下となるように選択しうる。したがって、第1および第2の検出器130a、130bの第1および第2の視野iFOV1、iFOV2は、透明基板TSの第2の表面BSTSから反射して、透明基板TSの第1の表面TSTSから入射角θと同じ角度で出射された反射光と重ならなくなりうる。したがって、検出光学系130は、第2の表面BSTSの反射光によるノイズ光の影響を最小限にしうる。
図1Aから3を参照して記載したように、第1の検出器130aの位置を、第1の検出器130aの第1の視野iFOV1が第1の領域R1を網羅するが、第2の領域R2を網羅しないように調節する。同様に、第2の検出器130bの位置を、第2の検出器130bの第2の視野iFOV2が第2の領域R2を網羅するが、第1の領域R1を網羅しないように調節する。詳しくは、第1および第2の検出器130a、130bの少なくとも1つの位置を、以下の式により調節しうる。
Figure 0007183155000006
但し、iDF1F2は、第1の視野iFOV1と第2の視野iFOV2との間の離間距離である。DR1R2’は、第1の領域R1と、第2の領域R2が検出角度θと同じ角度で見える場合に、第2の領域R2が、そこを通って、透明基板TSの第1の表面TSTSへ露出される領域である2番目の領域との間の離間距離である。DR1R2’は、以下の式によって確定される。
Figure 0007183155000007
但し、Tは、透明基板TSの厚さであり、θは、入射角であり、θは、検出角度であり、nは、透明基板TSの屈折率であり、Wは、入射光Lのビーム幅である。
一実施形態において、第1の視野iFOV1の幅は、第1の領域R1と完全に同じで、第2の視野iFOV2の幅は、第2の領域R2と完全に同じでありうる。この際、第1および第2の検出器130a、130bの第1および第2の視野幅iWFOV1、iWFOV2の少なくとも1つ、または、照明光学系110の第1のビーム幅Wを、調節しうる。
照明光学系110および検出光学系130を上記のように設定して、透明基板TSを照明光学系110を用いて照らし、第1の領域R1の第1の画像を、第1の検出器130aを用いて取得し、更に、第2の領域R2の第2の画像を、第2の検出器130bを用いて取得しうる。
図6は、一実施形態による透明基板TSの欠陥部検査装置300を示す図である。装置300は、透明基板TSに入射する入射光Lの入射角を調節するために照明光学系110を所定の角度で傾斜させる角度調節部材321を更に含むものである以外は、図1A、1Bの装置100と同じである。しかしながら、本開示は、それに限定されず、様々な他の構造物を用いて、入射光Lの入射角を調節しうる。
本開示によれば、透明基板の第1の表面および第2の表面上に存在するナノスケールの欠陥部を、急速かつ正確に識別して検出しうる。
本開示を、実施形態を参照して、特定して示し、記載したが、例示のためであり、当業者であれば、本開示から様々な変更例、および、等価である他の実施形態が可能であることを理解するだろう。本開示の真の技術的範囲は、添付の請求項の技術的精神によって画定されるものである。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
透明基板の欠陥部検査方法において、
透明基板を、光を照明光学系から出射することによって、照らす工程と、
前記照明光学系から出射されて前記透明基板に入射する光の入射角範囲を、前記光が該透明基板の第1の表面に交わる第1の領域と、該透明基板を透過した該光が該透明基板の前記第1の表面の反対側の第2の表面に交わる第2の領域とが、該透明基板に垂直の方向に互いに重なり合わないように、計算する工程と、
前記光の入射角を、前記計算した入射角範囲に応じて調節する工程と、
第1の検出器の位置を、前記第1の検出器の第1の視野が前記第1の領域を網羅するが、前記第2の領域を網羅しないように、調節する工程と、
第2の検出器の位置を、前記第2の検出器の第2の視野が前記第2の領域を網羅するが、前記第1の領域を網羅しないように、調節する工程と、
前記第1の領域の第1の画像を、前記第1の検出器から取得し、前記第2の領域の第2の画像を、前記第2の検出器から取得する工程とを、
含む方法。
実施形態2
前記入射角範囲を計算する工程は、前記第1の領域と前記第2の領域の対向する縁部との間の水平離間距離を確定する工程を含むものである、実施形態1に記載の方法。
実施形態3
前記入射角範囲を計算する工程は、以下の式を用いる工程を含み、
Figure 0007183155000008
但し、DR1R2は、前記第1の領域と前記第2の領域との間の離間距離であり、Tは、前記透明基板の厚さであり、θは、入射角であり、nは、該透明基板の屈折率であり、Wは、前記入射光のビーム幅である、実施形態2に記載の方法。
実施形態4
前記第1の検出器の視野幅と前記第2の検出器の視野幅を、前記第1の視野と前記第2の視野とが互いに重なり合わないように、調節する工程を、
更に含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態5
前記照明光学系のビーム幅、前記第1の検出器の視野幅、および、前記第2の検出器の視野幅のうち、少なくとも1つを、前記第1の視野の幅と前記第1の領域の幅とが互いに一致し、更に、前記第2の視野の幅と前記第2の領域の幅とが互いに一致するように、調節する工程を、
更に含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態6
ステージ上に載置された前記透明基板を移動させる工程を、
更に含み、
前記透明基板を照らす工程と、前記第1および第2の画像を取得する工程とは、該透明基板が移動される間に、同時に行われるものである、実施形態1に記載の方法。
実施形態7
前記第1および第2の画像を取得した後に、第1の表面の画像および第2の表面の画像を、該第1および第2の画像を用いて取得する工程を、
更に含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態8
前記第1の画像で検出された欠陥部の第1の位置要素、および、前記第2の画像で検出された欠陥部の第2の位置要素を抽出工程と、
前記第1および第2の位置要素を含む欠陥部位置データを生成する工程と、
前記第1の画像の前記欠陥部位置データの各位置要素の光強度を、前記第2の画像の前記欠陥部位置データの各位置要素の光強度と比較する工程と、
前記透明基板の前記第1の表面の画像を、前記第1の画像上の光強度より前記第2の画像上の光強度が高い位置の欠陥部を該第1の画像から除去することによって、取得する工程とを、
更に含む、実施形態7に記載の方法。
実施形態9
前記透明基板の前記第2の表面の画像を、前記第2の画像上の光強度より前記第1の画像上の光強度が高い位置の欠陥部を該第2の画像から除去することによって、取得する工程を、
更に含む、実施形態8に記載の方法。
実施形態10
前記入射光の前記入射角を調節した後に、前記第1の検出器および前記第2の検出器を含む検出光学系の勾配を、該第1および第2の検出器の各光軸が該入射角以下の検出角度を有するように、調節する工程を、
更に含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態11
前記第1および第2の検出器の少なくとも1つの位置を、以下の式により調節し、
Figure 0007183155000009
但し、DF1F2は、前記第1の視野と前記第2の視野との間の離間距離であり、DR1R2’は、前記第1の領域と、前記第2の領域が前記検出角度で見える場合に、該第2の領域が、そこを通って、前記透明基板の前記第1の表面へ露出される領域である2番目の領域との間の離間距離であって、DR1R2’は、以下の式によって確定されるものであり、
Figure 0007183155000010
但し、Tは、前記透明基板の厚さであり、θは、入射角であり、θは、検出角度であり、nは、該透明基板の屈折率であり、Wは、前記入射光のビーム幅である、実施形態10に記載の方法。
実施形態12
透明基板の欠陥部検査装置において、
光を透明基板上に出射するように構成された照明光学系と、
前記光の入射角を、該光が前記透明基板の第1の表面に交わる第1の領域と、該透明基板を透過した該光が該透明基板の前記第1の表面の反対側の第2の表面に交わる第2の領域とが、該透明基板に垂直の方向に互いに重なり合わないように、計算するように構成された制御部と、
前記透明基板に垂直の方向に位置合わせされた光軸を有するように構成されて、前記第1の領域を網羅するが、前記第2の領域を網羅しない第1の視野を有する第1の検出器、および、該第2の領域を網羅するが、該第1の領域を網羅しない第2の視野を有する第2の検出器を含む検出光学系とを、
含む装置。
実施形態13
前記制御部は、前記第1および第2の検出器の各々の位置範囲を計算するものである、実施形態12に記載の装置。
実施形態14
前記検出光学系は、前記透明基板の前記第1の表面から順に配列された撮像レンズ、および、ビームスプリッタを、含むものであり、
前記第1の検出器と前記第2の検出器は、該第1の検出器と該第2の検出器が、各々、前記ビームスプリッタから反射された部分の光と、該ビームスプリッタを透過した部分の光に向くように、互いに垂直なものである、実施形態12に記載の装置。
実施形態15
前記検出光学系の勾配を調節するように構成された角度調節部材を、
更に含む、実施形態12に記載の装置。
実施形態16
前記第1および第2の検出器は、各々、時間遅延積分を用いた画像センサを含むものである、実施形態12に記載の装置。
実施形態17
透明基板の欠陥部検査装置において、
透明基板の上方に位置する光源と、
前記光源から出射された光の入射角を調節するように構成されたミラーと、
前記ミラーを、前記光が前記透明基板の第1の表面に交わる第1の領域と該透明基板を透過した該光が前記第1の表面の反対側の第2の表面に交わる第2の領域とが該透明基板に垂直の方向に互いに重なり合わないように、制御して回転させるように構成された制御部と、
前記透明基板の上方に位置する第1の検出器であって、前記第1の検出器の第1の視野は、前記第1の領域を網羅するが、前記第2の領域を網羅しないように配置されたものである第1の検出器と、
前記透明基板の上方に位置する第2の検出器であって、前記第2の検出器の第2の視野は、前記第2の領域を網羅するが、前記第1の領域を網羅しないように配置されたものである第2の検出器とを、
含む装置。
実施形態18
前記光源は、前記透明基板に垂直の方向に位置合わせされた光軸を有するように構成されたものである、実施形態17に記載の装置。
実施形態19
前記第1および第2の検出器は、前記透明基板の前記第1の表面に対して、該透明基板に垂直の方向に位置合わせされた光軸を有するように構成されたものである、実施形態17に記載の装置。
実施形態20
前記制御部は、前記ミラーを、前記第1の領域と前記第2の領域の対向する縁部の間の水平距離に基づいて制御して回転させるものである、実施形態17に記載の装置。
100、200、300 透明基板の欠陥部検査装置
110 照明光学系
120 ミラー
130 検出光学系
137 ビームスプリッタ
140 制御部
250、321 角度調節部材

Claims (15)

  1. 透明基板の欠陥部検査方法において、
    透明基板を、光を照明光学系から出射することによって、照らす工程と、
    前記照明光学系から出射されて前記透明基板に入射する光の入射角範囲および出射領域の大きさを、前記光が該透明基板の第1の表面に交わる第1の領域と、該透明基板を透過した該光が該透明基板の前記第1の表面の反対側の第2の表面に交わる第2の領域とが、該透明基板に垂直の方向に互いに重なり合わないように、計算する工程と、
    前記光の出射領域を、前記計算した出射領域の大きさに応じて調節する工程と、
    前記光の入射角を、前記計算した入射角範囲に応じて調節する工程と、
    第1の検出器の位置を、前記第1の検出器の第1の視野が前記第1の領域を網羅するが、前記第2の領域を網羅しないように、調節する工程と、
    前記第1の検出器の光軸と平行な光軸を有する第2の検出器の位置を、前記第2の検出器の第2の視野が前記第2の領域を網羅するが、前記第1の領域を網羅しないように、当該光軸の方向に調節する工程と、
    前記第1の領域の第1の画像を、前記第1の検出器から取得し、前記第2の領域の第2の画像を、前記第2の検出器から取得する工程と
    を含む方法。
  2. 前記入射角範囲を計算する工程は、前記第1の領域と前記第2の領域の対向する縁部との間の水平離間距離を確定する工程を含むものである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記入射角範囲を計算する工程は、以下の式を用いる工程を含み、
    Figure 0007183155000011
    但し、DR1R2は、前記第1の領域と前記第2の領域との間の離間距離であり、Tは、前記透明基板の厚さであり、θは、入射角であり、nは、該透明基板の屈折率であり、Wは、前記入射する光のビーム幅である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の検出器の視野幅と前記第2の検出器の視野幅を、前記第1の視野と前記第2の視野とが互いに重なり合わないように、調節する工程
    を更に含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記照明光学系のビーム幅、前記第1の検出器の視野幅、および、前記第2の検出器の視野幅のうち、少なくとも1つを、前記第1の視野の幅と前記第1の領域の幅とが互いに一致し、更に、前記第2の視野の幅と前記第2の領域の幅とが互いに一致するように、調節する工程
    を更に含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. ステージ上に載置された前記透明基板を移動させる工程
    を更に含み、
    前記透明基板を照らす工程と、前記第1および第2の画像を取得する工程とは、該透明基板が移動される間に、同時に行われるものである、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記第1および第2の画像を取得した後に、第1の表面の画像および第2の表面の画像を、該第1および第2の画像を用いて取得する工程
    を更に含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記第1の表面および前記第2の表面が、それぞれ前記透明基板の前記照明光学系側の表面および前記照明光学系と反対側の表面のとき、
    前記第1の画像で検出された欠陥部の第1の位置要素、および、前記第2の画像で検出された欠陥部の第2の位置要素を抽出工程と、
    前記第1および第2の位置要素を含む欠陥部位置データを生成する工程と、
    前記第1の画像の前記欠陥部位置データの各位置要素の光強度を、前記第2の画像の前記欠陥部位置データの各位置要素の光強度と比較する工程と、
    前記透明基板の前記第1の表面の画像を、前記第1の画像上の光強度より前記第2の画像上の光強度が高い位置の欠陥部を該第1の画像から除去することによって、取得する工程と
    を更に含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記透明基板の前記第2の表面の画像を、前記第2の画像上の光強度より前記第1の画像上の光強度が高い位置の欠陥部を該第2の画像から除去することによって、取得する工程
    を更に含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記入射する光の前記入射角を調節した後に、前記第1の検出器および前記第2の検出器を含む検出光学系の勾配を、該第1および第2の検出器の各光軸が該入射角以下の検出角度を有するように、調節する工程
    を更に含む、請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記第1および第2の検出器の少なくとも1つの位置を、以下の式により調節し、
    Figure 0007183155000012
    但し、DF1F2は、前記第1の視野と前記第2の視野との間の離間距離であり、DR1R2’は、前記第1の領域と、前記第2の領域が前記検出角度で見える場合に、該第2の領域が、そこを通って、前記透明基板の前記第1の表面へ露出される領域である2番目の領域との間の離間距離であって、DR1R2’は、以下の式によって確定されるものであり、
    Figure 0007183155000013
    但し、Tは、前記透明基板の厚さであり、θは、入射角であり、θは、検出角度であり、nは、該透明基板の屈折率であり、Wは、前記入射する光のビーム幅である、請求項10に記載の方法。
  12. 透明基板の欠陥部検査装置において、
    光を透明基板上に出射するように構成された照明光学系と、
    前記光の入射角範囲および出射領域の大きさを、該光が前記透明基板の第1の表面に交わる第1の領域と、該透明基板を透過した該光が該透明基板の前記第1の表面の反対側の第2の表面に交わる第2の領域とが、該透明基板に垂直の方向に互いに重なり合わないように、計算して、前記光の出射領域を、前記計算した出射領域の大きさに応じて調節し、および前記光の入射角を、前記計算した入射角範囲に応じて調節するように構成された制御部と、
    前記透明基板に垂直の方向に位置合わせされた光軸を有するように構成されて、前記第1の領域を網羅するが、前記第2の領域を網羅しない第1の視野を有する第1の検出器、および、該第2の領域を網羅するが、該第1の領域を網羅しない第2の視野を有する前記第1の検出器の光軸と平行な光軸を有して当該光軸の方向に調節される第2の検出器を含む検出光学系と
    を含む装置。
  13. 前記検出光学系は、前記透明基板の前記第1の表面から順に配列された撮像レンズ、および、ビームスプリッタを含むものであり、
    前記第1の検出器と前記第2の検出器は、該第1の検出器と該第2の検出器が、各々、前記ビームスプリッタから反射された部分の光と、該ビームスプリッタを透過した部分の光に向くように、互いに垂直なものである、請求項12に記載の装置。
  14. 透明基板の欠陥部検査装置において、
    透明基板の上方に位置する光源と、
    前記光源から出射された光の入射角および出射領域の大きさを調節するように構成されたミラーと、
    前記光源から出射されて前記透明基板に入射する光の入射角範囲および出射領域の大きさを、前記光が前記透明基板の第1の表面に交わる第1の領域と該透明基板を透過した該光が前記第1の表面の反対側の第2の表面に交わる第2の領域とが該透明基板に垂直の方向に互いに重なり合わないように、計算し、前記光の出射領域を、前記計算した出射領域の大きさに応じて調節し、および前記光の入射角を、前記計算した入射角範囲に応じて調節するように前記ミラーを制御して回転させるように構成された制御部と、
    前記透明基板の上方に位置する第1の検出器であって、前記第1の検出器の第1の視野は、前記第1の領域を網羅するが、前記第2の領域を網羅しないように配置されたものである第1の検出器と、
    前記透明基板の上方に位置する第2の検出器であって、前記第2の検出器の第2の視野は、前記第2の領域を網羅するが、前記第1の領域を網羅しないように配置されたものである前記第1の検出器の光軸と平行な光軸を有して当該光軸の方向に調節される第2の検出器と
    を含む装置。
  15. 前記制御部は、前記ミラーを、前記第1の領域と前記第2の領域の対向する縁部の間の水平距離に基づいて制御して回転させるものである、請求項14に記載の装置。
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