JP7182745B1 - 上向流濾過設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】有孔プレートでの気泡の通過量や通水量に偏りが生じることを抑制するとともに有孔プレートの耐荷重性の向上を図る。【解決手段】原水が通過する濾材層と、該濾材層の下方に設けられた原水渠と、該原水渠と前記濾材層とを仕切るように配された有孔プレート6とを備え、該有孔プレートには上下方向に貫通する複数の通水孔61が設けられ、前記原水渠に流入した前記原水が前記通水孔を通って前記濾材層を上向流となって通過するように構成され、前記有孔プレートの下面には前記通水孔を通じて浮上する気泡を放出する複数の気体分散材が固定され、該複数の気体分散材の間に前記通水孔の開口した通水領域が設けられ、前記気体分散材が該通水領域に向けて前記気泡を放出するように設けられている上向流濾過設備の提供。【選択図】図3

Description

本発明は、原水が濾材層を上向流となって通過するように構成されている上向流濾過設備に関する。
従来、汚濁物質を含む原水を濾過して浄化する方法として、砂、砂利、アンスラサイト、活性炭などを濾材として用い、これらを堆積させた濾材層を原水が下向流や上向流となるように通過させる濾過方法が知られている。このような濾過を行う濾過設備においては濾材に汚濁物質が付着して濾過性能が低下することがあるため濾過性能を復元させるために濾材の洗浄が行われる。下向流濾過設備での洗浄操作では、濾過水を上向流となるように濾材層を通過させるとともに濾材層の下方に空気などの気体を供給して多くの気泡を含んだ気液混合流によって濾材に付着している汚濁物質が除去されている。
上向流で原水を濾過する設備では、濾材層の下方に原水が導入される原水渠が設けられ、原水渠と濾材層とを仕切るように配された有孔プレートがさらに備えられており、この有孔プレートの通水孔を通って原水が濾材層の下方から供給されるようになっている。そして、このような上向流濾過設備でも下向流濾過設備と同様に濾材層の下方から気泡を浮上させて濾材の洗浄が行われている。
上向流濾過設備としては、単に汚濁物質の捕捉を目的としたもの以外に、濾材に微生物を付着させて原水に含まれる有機成分などを分解させるようにした上向流生物濾過設備などと称されるものが知られている。このような上向流生物濾過設備でも微生物の繁殖によって通水の時間経過とともに損失水頭が上昇するために定期的な洗浄が行われたりしている。
上向流濾過設備での濾材の洗浄では有孔プレートの下方で気泡が発生され、気液混合流は、有孔プレートを通じて濾材層に供給される。上向流濾過設備には、気泡を広範囲に均等に供給するために断面形状が逆V字型となるような逆樋状の空気分散材が複数本備えられたりしている(下記特許文献1参照)。上向流濾過設備では、有孔プレートの下面側にこの逆樋状の空気分散材を並列な状態となるように固定し、それぞれの空気分散材の下方で気泡を発生させることで該部材の長手方向に気体を誘導するとともに該空気分散材に設けた通気孔(オリフィス)より気泡を発生させることが行われている。
上向流濾過設備の原水渠には原水が導入される供給口が設けられ、原水は該供給口から原水渠全体に供給される。そして、有孔プレートの下方では、必ずしも原水が上下方向に流れているだけではなく横方向にも流れる。そのため、空気分散材から発生した気泡は、有孔プレートの下方に万遍無く発生されたとしても原水に流されて下流側に偏って供給されてしまうことになりかねない。下記特許文献1に示すような従来の上向流濾過設備では、隣り合う空気分散材に接するように仕切板を設け、水の移動、即ち、気泡の側方への移動を規制し、気泡の供給に偏りの生じることが抑制されている。
特許第4299396号公報
上向流濾過設備における有孔プレートには、通常、大きな荷重が加わる。そのため、上向流濾過設備においては有孔プレートでの気泡の通過量や通水量に偏りが生じることを抑制することが求められているばかりでなく有孔プレートの耐荷重性の向上を図ることが求められている。しかしながらそのような要望に応じる手立ては確立されていない。そこで本発明はそのような要望を満たすことを目的としている。
有孔プレートの下面に固定されている気体分散材や仕切板は、有孔プレートの耐荷重を向上させる点においても有効に機能していると考えられる。そのため有孔プレートの耐荷重を向上させることと気泡の供給の更なる均一化を図る上においては、仕切板を増設することが考えられる。しかしながら濾材を洗浄するような状況では有孔プレートの下面側での水の流れが横方向に大きく揺らぐことがあり、単に仕切板の数を増やして細かな区分けをしてしまうと区域ごとの水の流れに顕著な違いが生じてしまい、水の分配性が悪くなってしまうおそれがある。
本発明はそのような点に着目してなされたものであり、上記課題を解決するために、
原水が通過する濾材層と、該濾材層の下方に設けられた原水渠と、該原水渠と前記濾材層とを仕切るように配された有孔プレートとを備え、該有孔プレートには上下方向に貫通する複数の通水孔が設けられ、前記原水渠に流入した前記原水が前記通水孔を通って前記濾材層を上向流となって通過するように構成され、
前記有孔プレートの下面には前記通水孔を通じて浮上する気泡を放出する複数の気体分散材が固定され、該複数の気体分散材の間に前記通水孔の開口した通水領域が設けられ、
前記気体分散材が該通水領域に向けて前記気泡を放出するように設けられている上向流濾過設備であって、
前記有孔プレートの下面に沿った一つの方向を第1方向とし、該第1方向と直交する方向を第2方向としたときに、
前記複数の気体分散材のそれぞれが、前記第1方向に沿って延在し、前記第2方向に間隔を設けて互いに並行するように前記有孔プレートの下面側に設けられ、
前記通水領域が、前記第1方向に沿って延びるように設けられており、
前記通水領域を横断して隣り合う前記気体分散材に接する複数の仕切板が備えられ、
該複数の仕切板は、前記第1方向に沿った第1方向視での面積が異なる仕切板を含み、
該複数の仕切板には、第1仕切板と、該第1仕切板よりも前記面積の小さな第2仕切板とが含まれている上向流濾過設備、を提供する。
本発明では隣り合う前記気体分散材にそれぞれ接する仕切板として面積が大きく横方向への水の流れを大きく規制するものの有孔プレートの耐荷重の向上に大きく寄与する第1仕切板と、面積が小さく水の流れを第1仕切板ほど規制せずに耐荷重性の向上に寄与する第2仕切板とが併用されるため、有孔プレートでの気泡の通過量や通水量に偏りが生じることを抑制しつつ有孔プレートの耐荷重性の向上を図ることができる。
図1は、垂直面によって上向流濾過設備を切断した場合の断面の様子を示した概略断面図である。 図2は、図1のII-II線断面図である。 図3は、濾材層とその下方の構造を示した概略斜視図である。 図4は、有孔プレートの通水孔の詳細な様子を示した概略斜視図である。 図5は、上向流濾過設備の幅方向に散気装置を見た様子を表す概略断面図である。 図6は、上向流濾過設備の奥行方向に散気装置を見た様子を表す概略断面図である。 図7Aは、有孔プレート上での網状部材の配置の例を示した概略平面図である。 図7Bは、有孔プレート上での網状部材の配置の他の例を示した概略平面図である。 図7Cは、有孔プレート上での網状部材の配置の他の例を示した概略平面図である。 図7Dは、有孔プレート上での網状部材の配置の他の例を示した概略平面図である。 図7Eは、有孔プレート上での網状部材の配置の他の例を示した概略平面図である。 図7Fは、有孔プレート上での網状部材の配置の他の例を示した概略平面図である。
以下に図を参照しつつ本発明の上向流濾過設備を説明する。
図1、2は水平方向が横(左右)方向となるように示された図であり、以下においては図1における横方向を上向流濾過設備100での“第1方向”や“幅方向X”と称することがあり、図2における横方向を上向流濾過設備100での“第2方向”や“奥行方向Y”と称することがある。また、以下においては、図1、2の縦(上下)方向について、“上下方向Z”と称することがある。
本実施形態の上向流濾過設備100は、原水を上向流で濾過処理するためのものであり、図に示したように、前記原水及び原水を濾過して得られた濾過水を収容する槽本体100aを有している。前記槽本体100aの内部には、原水を導入するための原水流入管1が配置され、該槽本体100aの底部には前記原水流入管1より流入する原水を貯留する原水渠2が備えられている。
上向流濾過設備100は、濾過に用いられて汚濁物質が付着した濾材を気液混合流によって洗浄すべく空気などの気体を前記槽本体100aの槽底部で放出するための散気装置100bを更に備えている。該散気装置100bは、前記原水渠2の上部において横置状態となるように配置された給気用本管3と、該給気用本管3から分岐し且つ給気用本管3から上向きに延びる分岐管4とを有している。本実施形態の水処理設備100は、2本の給気用本管3a,3bを備えており、それぞれの給気用本管に複数の分岐管4が接続されている。
前記散気装置100bは、前記分岐管4の上端部から放出されて浮上する気体を分岐管4の上方で捕捉するとともに該気体を水平方向に誘導する気体分散材5を備えている。上向流濾過設備100は、該気体分散材5の上方に有孔プレート6を備えている。該有孔プレート6は、厚さ方向に貫通する複数の通水孔61を有し、板面が水平方向となるように支持されて前記原水渠2の上方に備えられている。上向流濾過設備100には該有孔プレート6の上方に設けられた濾材層7が備えられている。本実施形態の前記濾材層7は、有孔プレート6に接する最下層となる部位が砂利を堆積させてなる砂利層71となっている。また、前記濾材層7は、該砂利層71の上方に活性炭を堆積させてなる活性炭層72をさらに有する。
本実施形態において例示している上向流濾過設備100は、より詳しくは、上向流生物濾過設備である。本実施形態で前記活性炭層72を構成する活性炭は、原水に含まれる有機物等(カビ臭などの臭気の原因物質、アンモニア性窒素、界面活性剤、マンガンなど)を分解する微生物の担体となっており、主として、原水を生物濾過するための濾材として機能している。前記砂利層71を構成する砂利は、微生物の主たる担体として用いられている前記活性炭を支持する支持材としても機能している。
本実施形態の上向流濾過設備100は、図3~図6に示すように、有孔プレート6の上方に網状部材8をさらに備えている。網状部材8は有孔プレート6と砂利層71との間に備えられている。即ち、本実施形態では有孔プレート6の上面6aには、該網状部材8と、濾材(砂利)とが接しており、該濾材は、前記網状部材8の網目を通じて有孔プレート6の上面6aに接している。上向流濾過設備100は、原水を上向流として前記濾材層7を通過させるように構成されており、原水を濾過して得られた濾過水を収容するための濾過水室9を前記濾材層7の上方に備えている。上向流濾過設備100は、該濾過水室9に貯留された浄化水が一定以上の水位に達した場合に当該濾過水を槽本体100aの外部に流出させるためのトラフ10を前記濾過水室9の上部に備えている。
上向流濾過設備100での槽本体100aは、上記のように槽底側から原水渠2、濾材層7、濾過水室9を順に備え、導入された原水が同じく原水渠2、濾材層7、濾過水室9の順に上向流となって通過し、前記濾過水室9での水位がトラフ10の堰を超えた時に当該トラフ10を通じて外部に流出されるように構成されている。槽本体100aは、上部に網状部材8が載置された有孔プレート6によって原水渠2と濾材層7とが上下に仕切られている。
槽本体100aは、前記原水渠2に作業員が立ち入ってメンテナンス作業を行い得るように構成されており、前記有孔プレート6の下面6bから原水渠2の底面2a(槽本体100aの底面)までとの間の距離が1.5~2m程度に設定されている。上向流が生じている際には、水による浮力で前記有孔プレート6に加わる荷重は軽減されるが、メンテナンス作業に際して水が排出されると有孔プレート6に大きな荷重が加わる。本実施形態の上向流濾過設備100は、後述するように有孔プレート6の下面側に複数の仕切板が設けられて耐荷重性の向上が図られている。
前記有孔プレート6には上下方向に貫通する複数の通水孔61が設けられており、本実施形態の上向流濾過設備100は、前記原水渠2に流入した前記原水が前記有孔プレート6の前記通水孔61を通って前記濾材層7を上向流となって通過するように構成されている。前記有孔プレート6は、濾材層7を下方から支持する支持材となっているとともに前記散気装置100bの一部を構成している。本実施形態での有孔プレート6は、前記気体分散材5によって下方から支持された状態になって濾材層7の下方に備えられている。
前記気体分散材5は、前記通水孔61を通じて浮上させるための気泡を放出すべく前記有孔プレート6の下面6bに固定されている。したがって、前記有孔プレート6の下面6bには、前記気体分散材5の固定されている分散材固定領域(以下単に「固定領域6b1」ともいう)と、固定されている気体分散材5どうしの間で前記通水孔61が開口して原水が通過可能になっている原水通水領域(以下、単に「通水領域6b2」ともいう)とが設けられている。本実施形態では有孔プレート6の下面6bに複数の気体分散材5が取り付けられており、この複数の気体分散材5は、それぞれに隣接している通水領域6b2に向けて気泡を放出するように設けられている。
本実施形態の気体分散材5は、一方向に長く延びた逆樋状であり長手方向に直交する平面での断面形状が逆V字型となる形状を有している。複数の気体分散材5のそれぞれは、その頂部を前記有孔プレート6の下面6bに接合させた状態で有孔プレート6に固定されている。したがって、本実施形態での前記固定領域6b1は、直線的に延びる細い帯状である。尚、後述するように本実施形態では有孔プレート6と気体分散材5とが何れも金属製であり、気体分散材5は有孔プレート6の下面に分離不能に溶接されて固定されている。
前記有孔プレート6の下面6bに沿った方向の内、一つの方向を前記の第1方向とし、該第1方向と直交する方向を第2方向としたときに、前記複数の気体分散材5のそれぞれは、前記第1方向に沿って延在し、前記第2方向に間隔を設けて互いに並行するように前記有孔プレート6の下面側に設けられている。本実施形態での気体分散材5は、上向流濾過設備100の幅方向Xに沿って延在している。すなわち、本実施形態での前記通水領域6b2は、前記固定領域6b1よりも広幅な帯状の領域となって幅方向Xに延びている。本実施形態の有孔プレート6の下面6bでは、前記通水領域6b2と前記固定領域6b1とが第1方向(幅方向X)に沿ってそれぞれ延び、第2方向(奥行方向Y)においては前記通水領域6b2と前記固定領域6b1とが交互に設けられた状態になっている。
本実施形態の有孔プレート6では、前記通水孔61が縦横に略等間隔に配列されている。前記気体分散材5は、隣り合う通水孔61の間において有孔プレート6に固定されている。本実施形態の有孔プレート6は、一つの通水孔61と、当該通水孔61に最も近い他の通水孔61とが15mm以上150mm以下の中心間距離となるように通水孔61が配列されている。複数の通水孔61は、中心どうしを結んだ図形が、例えば、正三角形、正方形、鋭角三角形、長方形、六角形などとなるように配列されてもよい。
貫通方向に見た通水孔61の形状(通水孔61の断面形状)は、特に限定されるものではないが本実施形態では円形となっている。通水孔61は、貫通方向が垂直方向でなくても斜めであってもよい。本実施形態の通水孔61の貫通方向は、垂直方向である。
前記通水孔61には、有孔プレート6の下面6bから上面6aに至るまで同じ径のものを採用することができる。本実施形態での通水孔61は、より効果を顕著に発揮すべく、途中で径を異ならせるようにしてもよい。本実施形態の通水孔61は、図4に示すように、前記有孔プレート6の下面6bから上面6aに向けて貫通する途中で拡径され、有孔プレート6の上面側が下面側よりも径大になっている。言い換えると、通水孔61を画定する周面は、有孔プレート6の厚さ方向(上下方向Z)の中間部よりも上側に下側よりも径大な大径部61aを有し、該大径部61aの下側に当該大径部61aよりも径小な小径部61bを有している。本実施形態の有孔プレート6ではこの小径部61bと大径部61aとの間に上面視における形状がドーナッツ板状となる段差部61cを有している。本実施形態の通水孔61は、大径部61aでの中心軸と小径部61bでの中心軸とが共通となっており、前記段差部61cの内縁を画定する円と外縁を画定する円とが同心円となっている。
上面視における前記大径部61aの大きさは、直径5mmの円よりも大きくてもよく、直径6mmの円よりも大きくてもよい。前記大径部61aは、直径7mmの円よりも大きくてもよく、直径8mmの円よりも大きくてもよい。前記大径部61aは、通常、直径20mmの円内に収まる大きさとされる。大径部61aは、直径15mmの円内に収まる大きさであってもよく、直径12mmの円内に収まる大きさが好ましい。
前記小径部61bの大きさは、直径2mmの円よりも大きくてもよく、直径4mmの円よりも大きくてもよく、直径5mmの円よりも大きくてもよい。前記小径部61bは、通常、直径12mmの円内に収まる大きさとされる。小径部61bは、直径10mmの円内に収まる大きさであってもよく、直径8mmの円内に収まる大きさであってもよい。
前記段差部61cの径方向での寸法(大径部61aの半径と小径部61bの半径との差)は、1mm~4mm程度とされる。
尚、本実施形態では通水孔61として途中で拡径されたものを例示しているが、通水孔は上下方向における径が一定のものであってもよく、その場合の孔の大きさは上記の大径部61aと同等のものとすることができる。
本実施形態では、網状部材8が有孔プレート6の上に配されているため、砂利などの濾材による目詰まりがさらに防止され得る。有孔プレート6の上に配する網状部材8は、特に限定されず樹脂製のものであってもよく、金属製のものであってもよい。網状部材8は、当該網状部材8に接する濾材が側方に位置ずれしてしまうことを抑制する機能も発揮する。
有孔プレート6の上面6aは、平坦面となっているため。そのため、この平坦面の上に載った濾材は、比較的弱い力でも側方に移動され易い。そうすると、濾材が通水孔61に嵌まり込んで通水孔61を塞いでしまうおそれがある。また、有孔プレート6に接する濾材が側方に移動するとその上に載っている濾材も安定を欠いて移動してしまい易い。そうすると、有孔プレート6に接する部分での濾材の移動は、上方に向けて次々と濾材の位置ずれを誘発し、水の流れを大きく変化させてしまうことにもなりかねない。網状部材8を設けた本実施形態の上向流濾過設備100は、濾材が通水孔61を塞ぐのを網状部材8によって抑制できるので、原水中の濁質等による目詰まりが起こりにくくなるとともに濾材の配置を固定し易いため、水の流れを比較的安定的に保つことができる。また、気泡も有孔プレート6の全面から比較的均一に供給されるようになるため、濾材の洗浄効率を高く維持することができ、砂利層に取り込まれている汚濁物質を効率的に除去することができる。さらには、砂利層で繁殖して濾材に過度に付着した微生物(フロック)などについても効率良く除去することができる。
気体分散材5が前記有孔プレート6の下面6bに固定されている一方で前記網状部材8は、有孔プレート6の上面6aには固定せず、単に有孔プレート6の上に載置されるだけでもよい。前記網状部材8は、濾材の重さで十分に位置が固定され得る。尚、濾材を洗浄する際には濾材からの荷重が減少して網状部材8の位置がずれることも考えられる。そのような場合のことを勘案すると濾材を堆積する前に網状部材8を有孔プレート6に固定しておいてもよい。網状部材8は、槽本体100aの壁面や他の構成部材に対して固定されて有孔プレート6との相対位置が固定されていてもよい。
濾材の横移動に強い規制を加えるとともに濾材が通水孔61の出口を塞ぐことを阻止する上で前記網状部材8は、ある程度の剛性を有していることが好ましい。網状部材8は、互いに交差する金属線で構成された金網であってもよい。
網状部材8として用いられる金網は、前記有孔プレートの上面における前記通水孔の開口形状よりも一回り大きく、上面視において通水孔61に重ならない網目を有し、金属線が前記通水孔61を包囲するように配されていてもよい。この場合、金網を構成する金属線が水の抵抗となることを抑制しつつ濾材が通水孔61の出口を塞ぐことを阻止することができる。同様の効果は、例えば、通水孔の出口を包囲するように配された複数の突起が上面側に設けられた有孔プレートを採用することによっても発揮され得る。しかしながら金網などの網状部材を用いる方がコスト面においても有利となり得るだけでなく、必要に応じて通水孔との位置関係を容易に調整できる点において優れている。また、金網は、前記有孔プレート6の上面における前記通水孔の開口よりも細く、上面視において通水孔61の開口を完全に覆い隠さない太さの前記金属線を備え、該金属線が前記開口を横切るように配されていてもよい。言い換えると前記金網は、上面視において前記出口の一部が前記金属線で覆われ、前記出口の残部が前記金属線から横にはみ出した状態となるように配されてもよい。この場合、砂利などの濾材が通水孔61の出口を塞ぐことをより確実に阻止することができる。
前記金網は、網目のピッチを通水孔61のピッチと共通化させて金属線が前記通水孔61の上部開口を包囲している第1の状態と、金属線が通水孔61の開口を横切る第2の状態の何れか一方のみの状態となるように配置することができる。本実施形態では、網目のピッチを通水孔61のピッチと異ならせて一つの金網に第1の状態となっている部位と第2の状態となっている部位とが混在するようにしてもよい。後者の場合、濾材の洗浄時などにおいて濾材が移動し易いような部位(有孔プレート6の中央部など)を第2の状態にし、他の部位が第1の状態になるように金網を配置してもよい。
本実施形態では、縦線81aと横線81bとの2方向の金属線81が溶接されている溶接金網を用いる場合を図等に例示しているが、前記金網は、溶接金網でなくてもよく、織金網であってもよく、エキスパンドメタルであってもよく、ひし形金網(Chain link wire netting)であってもよい。織金網の場合、平織であってもよく、綾織であってもよい。織金網は、クリンプ金網であってもよい。金網は、縦線81aと横線81bとが直交するような、金属線を2方向に配したものでなくてもよく、互いに60度に交差する3方向に金属線が配されたものであってもよい。また、ひし形金網は、一般に亀甲金網と称されるような網目が6角形になっているものであってもよい。
金網を構成する金属線は、例えば、直径0.5mm以上とすることができる。金属線の直径は、0.8mm以上であってもよく、1mm以上であってもよい。金属線の直径は、例えば、4mm以下とすることができる。金属線の直径は、3mm以下であってもよい。金属線は、ステンレス鋼線や亜鉛メッキ鋼線などの鋼線であってもよく、銅線やアルミニウム線などであってもよい。
縦線81aのピッチから線径を減じて求められる線間距離(図3のL1)は、5mm以上25mm以下とすることができる。横線81bのピッチから線径を減じて求められる線間距離(図3のL2)も同様に5mm以上25mm以下とすることができる。縦線81aと横線81bとは、ピッチや線径が共通していてもよく、それらが共通していなくてもよい。本実施形態での縦線81aや横線81bは、図7Aに示すようにそれぞれ等間隔に配されているが、例えば、図7B、図7C、図7Dに示すような配置がされてもよい。縦線81aや横線81bは、図7E、図7Fに示すような形で等間隔の配置としてもよい。
この内、図7Bに示す例は、金属線81が延在する方向を3方向とし、3本の金属線が上面視における形状が3角形となって通水孔61を包囲するように配置したものである。また、図7C、図7Dに示す例は、図7Aと同様に縦線81a、横線81bの2方向の金属線81で構成された網状部材8を用いる事例である。これらの事例では、通水孔61を拡径させずに有孔プレート6の上面6aにおける開口面積を小さくし、金属線81が通水孔61を囲う面積を図7Aに示した例よりも少なくしている。言い換えると、これらの例では通水孔61を囲う部分以外の面積が広く確保されており、有孔プレート6の上面6aに接している濾材を囲う面積が広く確保されている。即ち、このような態様においては濾材の配置をより堅固に保持させることができる。
上記のような網状部材8に接する前記濾材層7の最下層は、砂利層71でなくても別の濾材で構成されていてもよい。尚、砂利層71には、大きさの異なった複数種類の砂利を使って積層構造を備えさせてもよい。例えば、粒径の最も大きな砂利で粗粒層を構成させ、粒径の最も小さな砂利で細粒層を構成させ、中間的な粒径の砂利で中粒層を構成させ、砂利層71を上から下に向けて細粒層/中粒層/粗粒層の積層構造を備えた状態のものにしてもよい。尚、有孔プレート6に接する砂利は、10mm以上のサイズを有することが好ましく、10mmふるいを通過する割合が5質量%以下であることが好ましい。
砂利は、角の尖った砕石であってもよく、丸みをもった玉砂利であってもよい。表面に細かな凹凸が少なく丸みをもった玉砂利は、有孔プレート6上での安定性も乏しく、有孔プレート6上を移動し易い。そして、緩やかな曲面を有する玉砂利は、角張った砕石ではその一部が通水孔61に入り込んでも通水孔61の周方向の何れかに水の通り道となる隙間が形成され易いのに比べて通水孔61の出口を密閉に近い状態で防ぎ易い。従って、網状部材8による効果は当該網状部材8に接する濾材が玉砂利である場合により顕著に発揮され得る。
本実施形態の有孔プレート6は、前記のように気体分散材5が下面に固定されており、後述するように仕切板11も下面に固定されているため、優れた耐荷重性を発揮することができる。前記有孔プレート6は、例えば、ステンレス鋼などの鋼材で形成される。上記のように優れた耐荷重性を備えた本実施形態の有孔プレート6は、従来のものよりも薄型化が可能で、例えば、厚さを1mm以上12mm以下とすることができる。有孔プレート6の厚さは、2mm以上であってもよく、3mm以上であってもよい。有孔プレート6の厚さは、5mm以上であってもよく、8mm以上であってもよい。有孔プレート6の厚さは、10mm以下であることが好ましい。有孔プレート6の厚さは、上面6aから下面6bまでの寸法を複数箇所で測定した平均値として求めることができる。
前記気体分散材5や後述する仕切板11は、溶接などの手段によって有孔プレート6に分離不能に固定され得る。従って、気体分散材5や仕切板11は、有孔プレート6と同じようにステンレス鋼などの鋼製とすることができる。
本実施形態での前記気体分散材5は、前記のように逆樋状である。気体分散材5は、有孔プレート6の下面6bから垂下する一対の側壁50を備えている。一対の側壁50のそれぞれは、前記第1方向が長手方向となる長板状であり、同じ形状を有している。一対の側壁50のそれぞれは、有孔プレート6に溶接されている固定領域6b1から下方に向かうに従って互いに第2方向に離間するように配され、第1方向視での形状が逆V字型となるように配されている。側壁50の下端縁50eの位置(側壁50の上下方向の寸法)は、場所によって異なっていてもよく、同じであってもよい。本実施形態では、有孔プレート6の下面6bから下端縁50eまでの上下方向Zでの距離は、第1方向での一端部から他端部まで概ね一定している。
一つの気体分散材5を構成している一対の側壁50の一方と他方とでも有孔プレート6の下面6bから下端縁50eまでの上下方向Zでの距離は共通しており、複数の気体分散材5どうしにおいても該距離は共通している。一対の側壁50の間には前記分岐管4が下方から進入しており、該分岐管4から放出されて浮上する気体が蓄えられるようになっている。また、気体分散材5は、前記分岐管4から放出されて浮上する気体を水平方向(第1方向)に誘導する誘導路を形成すべく互いに並行して水平方向に延在している。気体分散材5での側壁50の間の空間は、気体分散材5の長手方向両端部において側方に向けて解放されてはおらず、閉塞された状態になっている。即ち、本実施形態の散気装置100bは、分岐管4から放出された気体が気体分散材5の両端から漏洩されないように構成されている。
有孔プレート6の下面6bから前記側壁50の下端縁50eまでの上下方向Zでの距離は、例えば、100mm~300mm程度とされる。また、第2方向に隣り合う2つの気体分散材5の中心間距離は、150mm~400mm程度とされる。従って、第2方向における通水領域6b2の寸法も本実施形態では150mm~400mm程度となっている。
本実施形態においては、前記濾材層7の下方における気泡の発生箇所を複数に分散させるべく、前記側壁50には複数の通気孔51が形成されている。前記側壁50は、複数の前記通気孔51が前記第1方向に並んでいる整列孔を複数列備えている。該複数の整列孔のそれぞれは、側壁50の上端部50aから下端部50bに至る途中に設けられ、上下方向Zでの形成位置が共通する複数の通気孔51で構成されている。該複数の整列孔には、第1整列孔511と、該第1整列孔511よりも下方に位置する第2整列孔512とが含まれ、前記第1整列孔511を構成する第1の前記通気孔51aよりも前記第2整列孔512を構成する第2の前記通気孔51bの方が大きい。即ち、第2の通気孔51bは、気体の流通方向に直交する平面での断面積が第1の通気孔51aよりも大きく、第1の通気孔51aよりも径大となっている。気体の流通方向に見た時の第1の通気孔51aの大きさは、例えば、直径1mmの円より大きくてもよく、直径2mmの円より大きくてもよい。第2の通気孔51bの大きさは、例えば、直径3mmの円より大きくてもよく、直径4mmの円より大きくてもよい。前記第2の通気孔51bの大きさは、例えば、直径10mmの円に収まる大きさであってもよく、直径8mmの円に収まる大きさであってもよい。前記第1の通気孔51aの大きさは、例えば、直径5mmの円に収まる大きさであってもよく、直径4mmの円に収まる大きさであってもよい。前記第2の通気孔51bの方が大きい場合、原水中に含まれる汚濁物質などでの目詰まりが第2の通気孔51bでは起こりにくくなり、第1の通気孔51aが目詰まりしたとしても、当該第2の前記通気孔51bから気泡の放出を行うことができる。
第1整列孔511は、例えば、有孔プレート6の下面6bから垂直に50mm~100mm下がった位置において並んでいるように設けられ得る。第2整列孔512は、第1整列孔511に対してさらに垂直に20mm~70mm下がった位置において並んでいるように設けられ得る。
本実施形態の散気装置100bは、前記分岐管4から放出された気体で側壁50の原水の水面を押し下げ、該水面が第1整列孔511に達した時点から当該第1整列孔511を構成する第1の通気孔51aから気泡を発生させ得るように構成されている。即ち、本実施形態の散気装置100bは、一つの気体分散材5から該気体分散材5の両脇に設けられている2つの通水領域6b2のそれぞれに向けて第1の通気孔51aから散気を行い得るように構成されている。
前記第2の通気孔51bは、第1の通気孔51aが目詰まりなどして正常な散気が行われなくなった際のバックアップのために設けられている。本実施形態では、一つの側壁50における第2の通気孔51bの個数は、第1の通気孔51aよりも少ない。本実施形態では第1の通気孔51aの個数(N1)と第2の通気孔51bの個数(N2)とが2:1の比率となっている。また、本実施形態では第1方向における第2の通気孔51bの形成位置は、第1方向に隣り合う2つの第1の通気孔51aの中間地点となっている。
気体分散材5の側壁50間に空気を溜めて水位が第1の通気孔51aに達した時に第1の通気孔51aから放出される空気の単位時間当たりの放出量を「V1(Nm/min)」とし、第1の通気孔51aを全て塞いで水位が第2の通気孔51bに達するようにしたときに第2の通気孔51bから放出される空気の単位時間当たりの放出量を「V2(Nm/min)」としたときに、前者(V1)と後者(V2)とは比較的近い値であることが好ましい。即ち、前者(V1)に対する後者(V2)の比率(V2/V1)は、1に近い値であることが好ましい。
気体分散材5でのそれぞれの側壁50は、幅方向X全域での全ての第1の通気孔51aからの空気の合計放出量(V1a(Nm/min))と全ての第2の通気孔51bからの空気の合計放出量(V2a(Nm/min))とを測定し、前記の比率(V2a/V1a)を求めた場合、当該比率が1に近い値となるように第1の通気孔51aと第2の通気孔51bとが設けられていることが好ましい。前記の比率(V2a/V1a)は、0.8以上であることが好ましく、0.9以上であることがより好ましい。また、前記比率(V2a/V1a)は、1.2以下であることが好ましく、1.1以下であることがより好ましい。
側壁50は、第1仕切板11aが配されている箇所を境界として幅方向Xに並んだ複数の領域に当該側壁50を区分けし、且つ、各領域においてそれぞれ第1の通気孔51aからの合計放出量(V1b(Nm/min)と第2の通気孔51bからの空気の合計放出量(V2b(Nm/min))とを測定し、これらの比率(V2b/V1b)を求めた場合、それぞれの領域で全体比率(V2a/V1a)と同様の結果となるよう第1の通気孔51aや第2の通気孔51bが設けられていることがより好ましい。即ち、該比率(V2b/V1b)は、0.8以上であることが好ましく、0.9以上であることがより好ましい。また、前記比率(V2b/V1b)は、1.2以下であることが好ましく、1.1以下であることがより好ましい。
側壁50は、第1仕切板11aだけでなく第2仕切板11bが配されている箇所をも境界とし、前記領域を更に細かな小領域に区分けして、各小領域においてそれぞれ第1の通気孔51aからの合計放出量(V1c(Nm/min)と第2の通気孔51bからの空気の合計放出量(V2c(Nm/min))とを測定し、それらの比率(V2c/V1c)を求めた場合、それぞれの小領域で全体比率(V2a/V1a)と同様の結果となるよう第1の通気孔51aや第2の通気孔51bが設けられていることがさらに好ましい。即ち、該比率(V2c/V1c)は、0.8以上であることが好ましく、0.9以上であることがより好ましい。また、前記比率(V2c/V1c)は、1.2以下であることが好ましく、1.1以下であることがより好ましい。
本実施形態においては、第2方向において隣り合う2つの前記気体分散材5の間に設けられた通水領域6b2を横断して隣り合う前記気体分散材5に接する複数の仕切板11が備えられている。仕切板11は、隣り合う前記気体分散材5どうしを接続するように設けられている。本実施形態の気体分散材5は、L字アングルの角部を有孔プレート6の下面6bに当接させるような形で有孔プレート6を支持している。そのため、荷重による撓みが生じる場合は逆V字状に配された一対の側壁50の開き角が広がる方向に変形する。本実施形態においては、隣り合う2つの気体分散材5の側壁50どうしが仕切板11で接続されていることでそのような撓みが生じ難くなっており、当該気体分散材5が有孔プレート6の耐荷重性に有効に機能できるようになっている。
複数の仕切板11は、前記第1方向に沿った第1方向視での面積が異なる仕切板11を含み、該複数の仕切板には、第1仕切板11aと、該第1仕切板11aよりも前記面積の小さな第2仕切板11bとが含まれている。本実施形態では第2方向に隣り合う気体分散材5の間に設けられた一つの通水領域6b2に第1仕切板11aと第2仕切板11bとがそれぞれ1以上配されている。
本実施形態での第1仕切板11aと第2仕切板11bとは、例えば、第1方向において交互となるように設けられてもよい。第1仕切板11aと第2仕切板11bとの配置は、第1仕切板11aの前後に2~3枚の第2仕切板11bが並ぶようなものであってもよい。有孔プレート6の下面に沿った水の流れを大きく規制することなく有孔プレート6の耐荷重性の向上に有効に機能する第2仕切板11bは、第1仕切板11aよりも数多く設けられていてもよい。即ち、各通水領域6b2においては第2仕切板11bの方が第1仕切板11aよりも数多く設けられていてもよい。
第2方向において気体分散材5を介して隣り合う2つの通水領域6b2は、第1仕切板11aの設けられる位置が共通していることが好ましい。即ち、隣り合う通水領域6b2に設けられる第1仕切板11aは、第2方向に沿って延びる一つの直線上に並ぶように設けられることが好ましい。第2方向において気体分散材5を介して隣り合う2つの通水領域6b2は、第2仕切板11bの設けられる位置が共通していることが好ましい。即ち、隣り合う通水領域6b2に設けられる第2仕切板11bは、第2方向に沿って延びる一つの直線上に並ぶように設けられることが好ましい。
図5、図6に示されているように本実施形態の第1仕切板11aは、前記有孔プレート6の下面6bから下方に延び、下端11aeが前記側壁50の下端部50bに位置するように設けられている。一方で第2仕切板11bは、前記有孔プレート6の下面6bから下方に延び、下端11beが前記通気孔51までの何れかに位置するように設けられている。即ち、第2仕切板11bの下端11beは、上下方向Zの位置が通気孔51と共通するか、通気孔51よりも上方に位置している。本実施形態での第2仕切板11bの下端は、前記第1整列孔511までの何れかに位置している。
本実施形態の通気孔51からそれぞれ発生される複数の気泡は、水中を広がりながら浮上する。そのため、第2仕切板11bの下端11beを通気孔51よりも下方に位置させると、当該通気孔51から発生される全ての気泡を特定の領域のみに誘導することになりかねない。複数の通気孔51の内の幾つかの通気孔51は、汚濁物質の付着などによって他の通気孔51よりも気泡の放出量が減少したり、完全に目詰まりしてしまったりすることもあり得る。そのため、気泡を有孔プレート6の全域に万遍無く供給するという観点からは第2仕切板11bの下端11beの位置は、通気孔51よりも下方にさせないことが望ましい。
第1仕切板11aは、有孔プレート6の下面6bに沿った原水の移動を大きく規制して通気孔51から発生した気泡が原水の流れの下流側に偏って供給されることを抑制するとともに隣り合う気体分散材5の側壁50どうしを大きく接続して有孔プレート6の耐荷重性を向上させている。この点に関しては第1仕切板11aを増設することで耐荷重をより強固なものとすることができるが、原水渠2での原水の流れは特に濾材の洗浄時において複雑なものとなる可能性があり、第1方向に狭いピッチで数多くの第1仕切板11aを配置すると原水の流れが幅方向Xや奥行方向Yに揺らいだ際に第1仕切板11aで仕切られた各エリアでの上向流に大きな脈動を生じ、原水の分配性が悪化する。本実施形態においては第1仕切板11aを増設するのに代えて第2仕切板11bが設けられているため、上向流に乱れを生じさせることを抑制して良好な原水分配性を発揮させるとともに有孔プレート6の耐荷重性の向上を図ることができる。また、第1仕切板11aや第2仕切板11bで仕切られた各領域内に配置されている通気孔51から放出された気泡は、直上に位置する有孔プレート6から気泡を放出させることができるので、有孔プレート6の全面からの均一な気泡放出が可能となり、濾材層7に対する高い洗浄性が維持され得る。
第1方向において第1仕切板11aの設けられる間隔は、有孔プレート6の厚さや設定する荷重条件によっても異なるが、例えば、300mm~700mmの何れかとすることができる。第2仕切板11bは、この第1仕切板11aの設けられる間隔をn等分(nは例えば2~4の整数)するように設けることができる。
図6に示されているように前記第1方向において本実施形態の第1仕切板11aの設けられている位置は、前記第1整列孔511で隣り合う第1の通気孔51aの間であり、且つ、前記第2整列孔512で隣り合う第2の通気孔51bの間である。本実施形態の第2仕切板11bの設けられている位置も同様であり、前記第1方向における第2仕切板11bの位置は、前記第1整列孔511で隣り合う第1の通気孔51aの間であり、且つ、前記第2整列孔512で隣り合う第2の通気孔51bの間である。このように第1仕切板11aや第2仕切板11bは、通気孔51から浮上される気泡を目的とするエリアの通水孔61へと案内するのに適した位置に配されている。
第1仕切板11aは、上下方向Zの寸法が側壁50の寸法よりも長くてもよく、側壁50の下端縁50eよりも下方に突出するように設けられてもよい。第1仕切板11aは、有孔プレート6の下面6bより通気孔51の形成位置よりも下方にまで延びており、その下端が側壁50の下端部50bに位置している。具体的には、上下方向Zでの第1仕切板11aの寸法は側壁50の寸法の0.9倍~1.1倍程度とすることができる。一方で、上下方向Zでの第2仕切板11bの寸法は側壁50の寸法の0.1倍~0.5倍程度とすることができる。第2仕切板11bの寸法は側壁50の寸法の0.3倍以下であることが好ましく、0.2倍以下であることがより好ましい。
第1仕切板11aや第2仕切板11bは、例えば、厚さ2~10mmの鋼板(例えば、ステンレス鋼板)によって構成させることができる。第1仕切板11aや第2仕切板11bは、両端部がそれぞれ気体分散材5の側壁50に溶接され、上端部が有孔プレート6に溶接されて配されることが好ましい。
尚、本実施形態の上向流濾過設備100は、生活廃水、食品工場・化学工場・製薬工場などの廃水、埋立地浸出水、上水、用水ならびに海水等の幅広い分野の水を濾過する目的で用いることができる。本実施形態においては、気体分散材5を逆V字型のものとして例示しているが、本発明における気体分散材5は、その他の形状であってもよい。また、それ以外にも本実施形態において例示されている事項は、あくまでも例示であり、本発明は上記のような特定の例示に限定されるものではない。
また、本発明の水処理設備は、上記の例示に何等限定されるものではなく、上記に例示した態様に対して各種変更を加え得るものである。
上記のように本明細書は以下の開示を含む。
(1)
原水が通過する濾材層と、該濾材層の下方に設けられた原水渠と、該原水渠と前記濾材層とを仕切るように配された有孔プレートとを備え、該有孔プレートには上下方向に貫通する複数の通水孔が設けられ、前記原水渠に流入した前記原水が前記通水孔を通って前記濾材層を上向流となって通過するように構成され、
前記有孔プレートの下面には前記通水孔を通じて浮上する気泡を放出する複数の気体分散材が固定され、該複数の気体分散材の間に前記通水孔の開口した通水領域が設けられ、
前記気体分散材が該通水領域に向けて前記気泡を放出するように設けられている上向流濾過設備であって、
前記有孔プレートの下面に沿った一つの方向を第1方向とし、該第1方向と直交する方向を第2方向としたときに、
前記複数の気体分散材のそれぞれが、前記第1方向に沿って延在し、前記第2方向に間隔を設けて互いに並行するように前記有孔プレートの下面側に設けられ、
前記通水領域が、前記第1方向に沿って延びるように設けられており、
前記通水領域を横断して隣り合う前記気体分散材に接する複数の仕切板が備えられ、
該複数の仕切板は、前記第1方向に沿った第1方向視での面積が異なる仕切板を含み、
該複数の仕切板には、第1仕切板と、該第1仕切板よりも前記面積の小さな第2仕切板とが含まれている上向流濾過設備。
上記のような上向流濾過設備では、大きさの異なる仕切板が用いられることで有孔プレートでの気泡の通過量や通水量に偏りが生じることを抑制しつつ有孔プレートの耐荷重性の向上を図ることができる。
(2)
前記第1仕切板よりも前記第2仕切板の方が数多く設けられている(1)記載の上向流濾過設備。
このような上向流濾過設備では、仕切板をより多く設置し易く、有孔プレートの耐荷重性をより一層向上させ得る。
(3)
前記気体分散材は、前記第2方向に距離を隔てて設けられた2つの側壁を有する逆樋状となっており、
隣り合う2つの前記気体分散材は、それぞれの前記側壁が前記仕切板に接し、
前記仕切板に接している前記側壁には、上端部から下端部に至る途中に前記気泡を放出するための通気孔が設けられており、
前記第1仕切板は、前記有孔プレートの下面から下方に延び、下端が前記側壁の下端部に位置するように設けられ、
前記第2仕切板は、前記有孔プレートの下面から下方に延び、下端が前記通気孔までの何れかに位置するように設けられている(1)又は(2)記載の上向流濾過設備。
(4)
前記気体分散材は、前記第2方向に距離を隔てて設けられた2つの側壁を有する逆樋状となっており、
隣り合う2つの前記気体分散材は、それぞれの前記側壁が前記仕切板に接し、
前記仕切板に接している前記側壁には、上端部から下端部に至る途中に前記気泡を放出するための複数の通気孔が設けられており、
前記側壁には複数の前記通気孔が前記第1方向に並んでいる整列孔が複数列設けられ、
該複数列の整列孔には、第1整列孔と、該第1整列孔よりも下方に位置する第2整列孔とが含まれ、
前記第1整列孔を構成する第1の前記通気孔よりも前記第2整列孔を構成する第2の前記通気孔の方が大きい(1)又は(2)記載の上向流濾過設備。
(5)
前記第1仕切板は、前記有孔プレートの下面から下方に延び、下端が前記側壁の下端部に位置するように設けられ、
前記第2仕切板は、前記有孔プレートの下面から下方に延び、下端が前記第1整列孔までの何れかに位置するように設けられ、
該第2仕切板の前記第1方向での位置は、前記第1整列孔で隣り合う前記通気孔の間であり、且つ、前記第2整列孔で隣り合う前記通気孔の間である(4)記載の上向流濾過設備。
(6)
前記気体分散材は、前記第2方向に距離を隔てて設けられた2つの側壁を有する逆樋状となっており、
隣り合う2つの前記気体分散材は、それぞれの前記側壁が前記仕切板に接し、
前記仕切板に接している前記側壁には、上端部から下端部に至る途中に前記気泡を放出するための複数の通気孔が設けられており、
前記側壁には複数の前記通気孔が前記第1方向に並んでいる整列孔が複数列設けられ、
該複数列の整列孔には、第1整列孔と、該第1整列孔よりも下方に位置する第2整列孔とが含まれ、
前記第1整列孔を構成する第1の前記通気孔の方が前記第2整列孔を構成する第2の前記通気孔よりも数が多い(1)又は(2)記載の上向流濾過設備。
(7)
前記第1仕切板は、前記有孔プレートの下面から下方に延び、下端が前記側壁の下端部に位置するように設けられ、
前記第2仕切板は、前記有孔プレートの下面から下方に延び、下端が前記第1整列孔までの何れかに位置するように設けられ、
該第2仕切板の前記第1方向での位置は、前記第1整列孔で隣り合う前記通気孔の間であり、且つ、前記第2整列孔で隣り合う前記通気孔の間である(6)記載の上向流濾過設備。
(3)~(7)のような上向流濾過設備では、有孔プレートに対してより均一に気泡を供給させることができる。耐荷重性をより一層向上させ得る。
以上のように本発明によれば有孔プレートでの気泡の通過量や通水量に偏りが生じることを抑制するとともに有孔プレートの耐荷重性の向上を図ることができる。
2:原水渠、3,3a,3b:給気用本管、4:分岐管、
5:気体分散材、50:側壁、51:通気孔(51a:第1の通気孔、51b:第2の通気孔)、511:第1整列孔、512:第2整列孔、
6:有孔プレート、6a:上面、6b:下面(6b1:固定領域、6b2:通水領域)、61:通水孔、61a:大径部、61b:小径部、61c:段差部、
7:濾材層(71:砂利層、72:活性炭層)、
8:網状部材、81:金属線(81a:縦線、81b:横線)、
9:濾過水室、10、トラフ、
11:仕切板(11a:第1仕切板、11b:第2仕切板)、
100:上向流濾過設備(100a:槽本体、100b:散気装置)

Claims (7)

  1. 原水が通過する濾材層と、該濾材層の下方に設けられた原水渠と、該原水渠と前記濾材層とを仕切るように配された有孔プレートとを備え、該有孔プレートには上下方向に貫通する複数の通水孔が設けられ、前記原水渠に流入した前記原水が前記通水孔を通って前記濾材層を上向流となって通過するように構成され、
    前記有孔プレートの下面には前記通水孔を通じて浮上する気泡を放出する複数の気体分散材が固定され、該複数の気体分散材の間に前記通水孔の開口した通水領域が設けられ、
    前記気体分散材が該通水領域に向けて前記気泡を放出するように設けられている上向流濾過設備であって、
    前記有孔プレートの下面に沿った一つの方向を第1方向とし、該第1方向と直交する方向を第2方向としたときに、
    前記複数の気体分散材のそれぞれが、前記第1方向に沿って延在し、前記第2方向に間隔を設けて互いに並行するように前記有孔プレートの下面側に設けられ、
    前記通水領域が、前記第1方向に沿って延びるように設けられており、
    前記通水領域を横断して隣り合う前記気体分散材に接する複数の仕切板が備えられ、
    該複数の仕切板は、前記第1方向に沿った第1方向視での面積が異なる仕切板を含み、
    該複数の仕切板には、第1仕切板と、該第1仕切板よりも前記面積の小さな第2仕切板とが含まれている上向流濾過設備。
  2. 前記第1仕切板よりも前記第2仕切板の方が数多く設けられている請求項1記載の上向流濾過設備。
  3. 前記気体分散材は、前記第2方向に距離を隔てて設けられた2つの側壁を有する逆樋状となっており、
    隣り合う2つの前記気体分散材は、それぞれの前記側壁が前記仕切板に接し、
    前記仕切板に接している前記側壁には、上端部から下端部に至る途中に前記気泡を放出するための通気孔が設けられており、
    前記第1仕切板は、前記有孔プレートの下面から下方に延び、下端が前記側壁の下端部に位置するように設けられ、
    前記第2仕切板は、前記有孔プレートの下面から下方に延び、下端が前記通気孔までの何れかに位置するように設けられている請求項1又は2記載の上向流濾過設備。
  4. 前記気体分散材は、前記第2方向に距離を隔てて設けられた2つの側壁を有する逆樋状となっており、
    隣り合う2つの前記気体分散材は、それぞれの前記側壁が前記仕切板に接し、
    前記仕切板に接している前記側壁には、上端部から下端部に至る途中に前記気泡を放出するための複数の通気孔が設けられており、
    前記側壁には複数の前記通気孔が前記第1方向に並んでいる整列孔が複数列設けられ、
    該複数列の整列孔には、第1整列孔と、該第1整列孔よりも下方に位置する第2整列孔とが含まれ、
    前記第1整列孔を構成する第1の前記通気孔よりも前記第2整列孔を構成する第2の前記通気孔の方が大きい請求項1又は2記載の上向流濾過設備。
  5. 前記第1仕切板は、前記有孔プレートの下面から下方に延び、下端が前記側壁の下端部に位置するように設けられ、
    前記第2仕切板は、前記有孔プレートの下面から下方に延び、下端が前記第1整列孔までの何れかに位置するように設けられ、
    該第2仕切板の前記第1方向での位置は、前記第1整列孔で隣り合う前記通気孔の間であり、且つ、前記第2整列孔で隣り合う前記通気孔の間である請求項4記載の上向流濾過設備。
  6. 前記気体分散材は、前記第2方向に距離を隔てて設けられた2つの側壁を有する逆樋状となっており、
    隣り合う2つの前記気体分散材は、それぞれの前記側壁が前記仕切板に接し、
    前記仕切板に接している前記側壁には、上端部から下端部に至る途中に前記気泡を放出するための複数の通気孔が設けられており、
    前記側壁には複数の前記通気孔が前記第1方向に並んでいる整列孔が複数列設けられ、
    該複数列の整列孔には、第1整列孔と、該第1整列孔よりも下方に位置する第2整列孔とが含まれ、
    前記第1整列孔を構成する第1の前記通気孔の方が前記第2整列孔を構成する第2の前記通気孔よりも数が多い請求項1又は2記載の上向流濾過設備。
  7. 前記第1仕切板は、前記有孔プレートの下面から下方に延び、下端が前記側壁の下端部に位置するように設けられ、
    前記第2仕切板は、前記有孔プレートの下面から下方に延び、下端が前記第1整列孔までの何れかに位置するように設けられ、
    該第2仕切板の前記第1方向での位置は、前記第1整列孔で隣り合う前記通気孔の間であり、且つ、前記第2整列孔で隣り合う前記通気孔の間である請求項6記載の上向流濾過設備。
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