JP7182386B2 - 歯間清掃具 - Google Patents
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Description
前記発泡体は、第1部分と、前記第1部分よりも前記芯材の径方向外方に突出している突出部を含む第2部分と、を前記芯材の軸方向に沿って交互に備え、
前記第1部分の外周面の全周に亘ってスキン層が形成されている歯間清掃具を提供する。
先ず、図1から図10(d)を用いて第1実施形態を説明する。
図1から図3(b)のいずれかに示すように、本実施形態に係る歯間清掃具100は、棒状の芯材11(図2(a)等)と、芯材11を被覆している発泡体12と、を有する清掃部10を備えている。図2(a)に示すように、発泡体12は、第1部分13と、第1部分13よりも芯材11の径方向外方に突出している突出部15を含む第2部分14と、を芯材11の軸方向に沿って交互に備えている。第1部分13の外周面の全周に亘ってスキン層12aが形成されている(図2(d)参照)。
スキン層12aはコア層12bよりも高剛性であるため、第1部分13の外周面の全周に亘ってスキン層12aが形成されていることにより、第1部分13を十分に高剛性にすることが可能となる。
したがって、第1部分13は、芯材11の軸方向における圧縮力に対して良好な耐変形性を有する。このため、第1部分13の両側に位置する突出部15の、芯材11の軸方向における位置を、安定的に維持させることができる。よって、清掃部10を歯間に差し入れる際などにおいて、突出部15が芯材11の軸方向において芯材11に対して位置ずれすることが抑制される。
このように、本実施形態によれば、清掃部10の保形性が良好となる。
なお、特許文献1の歯間清掃具においては、同文献の図6のX方向における両側の発泡体の側面にはスキン層が形成されていない。
ここで、第1部分13の外周面の全周に亘ってスキン層12aが形成されているとは、第1部分13の外周面の全周回に亘ってスキン層12aが形成されていることをいい、必ずしも、第1部分13の外周面の全域に隙間無くスキン層12aが形成されている構成には限定されない。
好ましくは、発泡体12が複数の第1部分13を有する場合において、少なくとも1つ以上の第1部分13については、その外周面の全域に亘ってスキン層12aが形成されており、より好ましくは、各第1部分13の外周面の全域に亘ってスキン層12aが形成されている。
本実施形態の場合、清掃部10も全体として芯材11の軸方向に延在する棒状に形成されており、清掃部10は把持部20の延長上に配置されている。
このため、本実施形態の場合、歯間清掃具100の全体が棒状に形成されており、把持部20の先端側に清掃部10が配置されている。
清掃部10の基端部17(図4参照)が把持部20に埋設されることで(図2(a)、図3(a)参照)、清掃部10は把持部20と一体化されている。
本実施形態の場合、清掃部10の芯材11は、当該芯材11の軸方向に対して直交する断面(横断面)が円形状であり(図2(b)、図2(c)、図2(d)参照)、芯材11の軸方向が直線状に延在している。ただし、芯材11の形状は、この形状に特に限定されず、横断面が楕円状、十字状、長方形等の多角形状等でもよい。また、芯材11の軸方向は、曲線状に延在する部分を含んでいたり、折れ曲がり形状に延在していたりしてもよい。
図2(a)から図3(a)に示すように、芯材11の全周囲が発泡体12によって被覆されている。
本実施形態の場合、第2部分14は、芯材11の軸方向において等間隔に配置されている。ただし、芯材11の軸方向における第2部分14の間隔は、等間隔でなくてもよい。
なお、発泡体12において、最先端位置の第2部分14よりも先端側の部分のことを、先端部16と称する。
このため、清掃部10を歯間に挿入する際に、芯材11の先端が直に歯や歯茎に当たることが無く、歯間清掃具100の使い心地が良好となる。
本実施形態の場合、突出部15の突出方向は、幅方向(X方向)となっている。各第2部分14は、例えば、幅方向(X方向)において互いに反対方向に突出している一対の突出部15を備えている。
例えば、図3(a)に示すように、各突出部15は、Z方向において発泡体12の両端間に亘って形成されている。ただし、本発明は、この例に限らず、突出部15は、Z方向において発泡体12の一部分にのみ形成されていてもよい。
一例として、清掃部10の基端側に位置する複数(例えば5つ)の第2部分14は、一対の大突出部15aを有しており、清掃部10の先端側に位置する複数(例えば5つ)の第2部分14は、一対の小突出部15bを有している。
ただし、本発明は、この例に限らず、各突出部15の大きさは一定であってもよいし、突出部15の大きさ(例えば突出長)が3種類以上であってもよい。
また、X方向において、一方側(図2(a)における上側)に突出している突出部15と、他方側(図2(a)における下側)に突出している突出部15とが、芯材11の軸方向において互い違いに(千鳥状に)配置されていてもよい。
また、本実施形態では、個々の突出部15の突出方向が一方向である例を示すが、本発明は、この例に限らず、個々の突出部15が第1部分13から複数の方向に突出していてもよく、また後述する他の実施形態のように個々の突出部15が芯材11の軸周りにおける全周囲に向けて第1部分13から突出していてもよい。
また、図3(a)に示すように、本実施形態の場合、Z方向における発泡体12の寸法は、清掃部10(において把持部20から突出している部分)の基端から先端に亘って一定の大きさとなっている。ただし、本発明は、この例に限らず、Z方向における発泡体12の寸法は、清掃部10の先端側に向けて縮小していてもよい。
このため、発泡体12の先端について、良好な耐久性を得ることができる。
このため、第2部分14の全体について、良好な耐久性を得ることができる。
ここで、第2部分14の外周面の全周に亘ってスキン層12aが形成されているとは、第2部分14の外周面の全周回に亘ってスキン層12aが形成されていることをいい、必ずしも、第2部分14の外周面の全域に隙間無くスキン層12aが形成されている構成には限定されない。
好ましくは、発泡体12が複数の第2部分14を有する場合において、少なくとも1つ以上の第2部分14については、その外周面の全域に亘ってスキン層12aが形成されており、より好ましくは、各第2部分14の外周面の全域に亘ってスキン層12aが形成されている。
すなわち、歯間清掃具100は、使用者に把持される把持部20を備え、把持部20によって清掃部10の基端部17(図4)が保持されており、発泡体12において把持部20から露出している表面の全域に亘ってスキン層12aが形成されている。
このため、発泡体12の全体について、良好な耐久性を得ることができる。
Y方向における清掃部10の長さは、当該清掃部10を把持部20に固定するための基端部17を含めると、7mm以上50mm以下であることが好ましい。同方向における芯材11の長さも同様である。
セル面積(気泡の面積)の測定は、走査型電子顕微鏡(リアルサーフェイス顕微鏡 商品名VE7800;(株)キーエンス製)を用いて測定する。清掃部10を切断し、走査型電子顕微鏡を用いて、清掃部10の切断面の拡大写真を撮影する。そして、この拡大写真から、10個の気泡(セル)を選択し、画像処理ソフト(商品名ウィンルーフ バージョン5.6.2 三谷商事製)を用いて、それぞれの気泡におけるセル面積(気泡面積)を測定する。それらの結果を平均して平均セル面積を算出する。
平均セル面積の測定同様、走査型電子顕微鏡を用いて測定する。清掃部10の切断面10000μm2当たりに、気泡が何個含まれているのかを10箇所、目視にて測定し、平均値を求める。この平均値を1cm2当たりに換算した値を平均セル密度とする。
スキン層12aの平均厚みも、上述した平均セル面積の測定同様、走査型電子顕微鏡を用いて測定する。清掃部10の切断面の拡大写真を撮影し、この拡大写真から、スキン層12aの厚みを10箇所測定し、測定値の平均をスキン層12aの平均厚みとする。
突出部15の突出長(本実施形態の場合、X方向における突出部15の寸法)は、清掃性と歯間挿入性を両立させる観点から、0.1mm以上2mm以下であることが好ましく、0.2mm以上2mm以下であることが更に好ましい。本実施形態の場合、大突出部15aの突出長は、0.3mm以上2mm以下であることが好ましく、小突出部15bの突出長は、0.2mm以上0.5mm以下であることが好ましい。
突出部15の基端部のY方向における寸法は、清掃性、歯間挿入性及び耐久性を満足させる観点から、0.2mm以上1mm以下であることが好ましく、0.3mm以上0.7mm以下であることが更に好ましい。
突出部15の基端部のZ方向における寸法は、0.1mm以上2mm以下であることが好ましい。
また、Y方向における突出部15どうしの間隙の長さは、0.3mm以上3mm以下であることが好ましい。
歯間清掃具100の清掃部10は、化学発泡法及び物理発泡法により製造することができる。化学発泡法としては、樹脂中に加熱分解とともにガスを発生させる化合物を用いて発泡体を得る方法を用いることができる。使用する化合物としては、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、アゾ化合物等を用いることができる。これ以外の化学発泡法としては、樹脂中に水や酸と反応することによりガスを発生させる化合物を用いて発泡体を得る方法も用いることができる。使用する化合物としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、イソシアネート等を用いることができる。
清掃部10は、以上に述べた何れの方法を用いても製造することができるが、以下に、臨界流体用原料として二酸化炭素を用いた物理発泡法であるバッチ法によって清掃部10を製造する方法を、図面を参照しながら説明する。
金型40は、例えば、互いに向かい合わせに配置される一対の金型、すなわち第1金型部41と第2金型部42とを備えて構成されている。
第1金型部41と第2金型部42とは互いに異なる形状であってもよいが、本実施形態の場合、第1金型部41と第2金型部42とは互いに同形状である。
図9(a)及び図8(a)に示すように、第1金型部41は、平板状に形成されている。第1金型部41の一方の面には、複数のキャビティ形成凹部43がアレイ状などの配置で形成されている。
なお、第1金型部41のキャビティ形成凹部43と第2金型部42のキャビティ形成凹部43とが互いに向かい合わせて配置されることで、清掃部10の成形時に切断母材33を収容するキャビティが形成される。
第2空間部形成凹部46は第1空間部形成凹部45よりも幅方向に広く(図7(b)、図7(c))、キャビティにおいて第1空間部形成凹部45が向かい合わされて形成される部分は、切断母材33の樹脂材32が発泡して拡大するための余裕空間をより多く含んでいる。
また、キャビティにおいて第3空間部形成凹部47が向かい合わされて形成される部分も、切断母材33の樹脂材32が発泡して拡大するための余裕空間を含むように、第3空間部形成凹部47が形成されている。また、キャビティにおける当該部分は、樹脂材32が先端側(図6における上側)にも発泡して拡大するための余裕空間を含んでいる。
また、キャビティにおいて基端側配置部44が向かい合わされて形成される部分も、切断母材33の樹脂材32が発泡して拡大するための余裕空間を含むように、基端側配置部44が形成されている。キャビティにおける当該部分は、例えば、第1空間部形成凹部45が向かい合わされて形成される部分と比べて、より多くの余裕空間を含んでいる。
なお、各キャビティは、スリット48を通して金型40の外部空間と連通した状態となっている。
製造装置は、圧力チャンバーを減圧する機能と、圧力チャンバー内に超臨界流体用原料である二酸化炭素を供給する機能と、を備えている。
より詳細には、例えば、超臨界流体用原料を冷却器により冷却して液化させた後、加熱器により加熱しながら圧力チャンバーに供給する。
超臨界流体用原料として二酸化炭素を用いる場合の冷却器の冷却温度は、-10℃以上30℃以下であることが好ましく、-5℃以上5℃以下であることが更に好ましい。
超臨界流体用原料として二酸化炭素を用いる場合の加熱器の加熱温度としては、臨界温度Tc以上であることが好ましく、樹脂材32が結晶性の場合には、融点近傍がさらに好ましく(例えば融点±20℃、好ましくは±10℃)、非晶性の場合には、ガラス転移温度以上であることがさらに好ましい。
圧力チャンバー内を減圧させる工程は、第1減圧工程と、第1減圧工程よりも後で行われる第2減圧工程を有し、第2減圧工程での減圧スピードが、第1減圧工程での減圧スピードよりも遅いことが好ましい。
更に、清掃部10の基端部17を把持部20に取り付ける。
こうして、歯間清掃具100を得ることができる。
キャビティは、母材よりも大径の第1空間部(例えば一対の第1空間部形成凹部45により形成される)と、第1空間部よりも芯材11の径方向外方に拡がっている第2空間部(例えば一対の第2空間部形成凹部46により形成される)と、を芯材11の軸方向に沿って交互に備え、金型40において第1空間部を囲む内周面は、芯材11の軸周りの全周において母材を囲む形状である。
このため、例えば、基端部17を把持部20の先端に形成された取付穴に圧入することによって清掃部10を把持部20に取り付ける場合において、清掃部10をより安定的に把持部20に取り付けることができ、把持部20からの清掃部10の脱落を好適に抑制できる。また、把持部20が一対の半割部分からなる分割構造となっていて、これら半割部分を相互に固定することによって基端部17を挟持し、把持部20に清掃部10を取り付ける場合にも、清掃部10をより安定的に把持部20に取り付けることができ、把持部20からの清掃部10の脱落を好適に抑制できる。
次に、図11(a)、図11(b)及び図11(c)を用いて第2実施形態を説明する。
本実施形態に係る歯間清掃具100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る歯間清掃具100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係る歯間清掃具100と同様に構成されている。
次に、図12(a)、図12(b)及び図12(c)を用いて第3実施形態を説明する。
本実施形態に係る歯間清掃具100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る歯間清掃具100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係る歯間清掃具100と同様に構成されている。
また、芯材11の軸周りにおける突出部15の外周面151には、スキン層12aが非形成となっており、当該外周面151においてコア層12bが露出している。なお、本実施形態でも、突出部15の外周面151以外については、発泡体12において把持部20から露出している表面の全域に亘ってスキン層12aが形成されている。したがって、突出部15についても、Y方向における両面にはスキン層12aが形成されている。
次に、図13を用いて第4実施形態を説明する。
本実施形態に係る歯間清掃具(全体図示略)は、以下に説明する点で、上記の第3実施形態に係る歯間清掃具100と相違しており、その他の点では、上記の第3実施形態に係る歯間清掃具100と同様に構成されている。
図13に示すように、本実施形態の場合、突出部15の大きさ(芯材11の軸方向に対して直交する外径)が、清掃部10の先端側の突出部15ほど小さくなっている。本実施形態の場合、各突出部15の外周面151においては、第3実施形態と同様にスキン層12aが非形成となっている。
次に、図14を用いて、上記の各実施形態の変形例1を説明する。
図14に示すように、芯材31は、樹脂材32の被覆前に予め軸周りにひねる(撚りをかける)ことによって、芯材31の外周面に螺旋状の凹部が形成されていてもよい。このようにすることによって、芯材31と樹脂材32との接触面積を十分に確保することができるため、芯材31と樹脂材32との密着性(接合性)を良好にすることができる。また、清掃部10の作製後においても、芯材11と発泡体12との接触面積を十分に確保できるため、歯間清掃具100の芯材11と発泡体12との密着性(接合性)を良好にすることができる。
次に、図15(a)、図15(b)、図15(c)及び図15(d)を用いて、上記の各実施形態の変形例2を説明する。これらの図は、芯材11の軸方向に対して直交する清掃部10の断面図(横断面図)である。本変形例のように、芯材11の横断面形状は、円形以外の異形形状であってもよい。このようにすることによって、芯材11と発泡体12接触面積を十分に確保することができるため、芯材11と発泡体12との密着性(接合性)を良好にすることができる。
図15(a)に示す例の場合、芯材11の横断面形状は、正方形状である。
図15(b)に示す例の場合、芯材11の横断面形状は、長方形状である。
図15(c)に示す例の場合、芯材11の横断面形状は、五角形状である。
図15(d)に示す例の場合、芯材11の横断面形状は、星形である。
次に、図16を用いて、上記の各実施形態の変形例3を説明する。図16は、芯材11の軸方向に対して直交する清掃部10の断面図(横断面図)である。本変形例のように、清掃部10における芯材11の本数は、複数本であってもよい。すなわち、発泡体12には、互いに並列に延在する複数本の芯材11が埋設されていてもよい。このようにすることによって、芯材11と発泡体12接触面積を十分に確保することができるため、芯材11と発泡体12との密着性(接合性)を良好にすることができる。
なお、図16には、発泡体12内の芯材11の本数が3本の例を示しているが、芯材11の本数は、2本であってもよいし、4本以上であってもよい。
また、発泡体12内の芯材11どうしは、互いに接触していても良いし、図16に示すように互いに離間していてもよい。
更に、発泡体12内の複数の芯材11どうしが互いに撚り合わされていてもよい。
また、清掃部10は、把持部20に対して脱着可能に設けられていてもよく、この場合、清掃部10が汚れた場合などには清掃部10を交換することができる。
11 芯材
12 発泡体
12a スキン層
12b コア層
13 第1部分
14 第2部分
15 突出部
15a 大突出部
15b 小突出部
151 外周面
16 先端部
16a 先端面
17 基端部
17a 基端本体部
17b 基端突出部
20 把持部
30 母材
31 芯材
32 樹脂材
33 切断母材
40 金型
41 第1金型部
42 第2金型部
43 キャビティ形成凹部
44 基端側配置部
45 第1空間部形成凹部
46 第2空間部形成凹部
46a 第2空間部形成凹部(大)
46b 第2空間部形成凹部(小)
47 第3空間部形成凹部
48 スリット
51 セル
52、52a、52b 仮想円
100 歯間清掃具
Claims (10)
- 棒状の芯材と、前記芯材を被覆している発泡体と、を有する清掃部を備え、
前記発泡体は、第1部分と、前記第1部分よりも前記芯材の径方向外方に突出している突出部を含む第2部分と、を前記芯材の軸方向に沿って交互に備え、
前記第1部分の外周面の全周に亘ってスキン層が形成されており、
前記芯材の軸方向と前記突出部の突出方向との双方に直交する方向である第1方向における前記第1部分の寸法と前記第2部分の寸法とが互いに等しく、
前記軸方向に対して直交する断面において、前記第1部分は、前記第1方向における両側に向けて円弧状に凸の形状であり、
前記突出方向に対して直交する断面において、前記突出部は、前記第1方向における両側に向けて円弧状に凸の形状である歯間清掃具。 - 前記第1方向に対して直交する断面において、前記突出部の突出方向における先端部は、当該突出方向に向けて円弧状に凸の形状である請求項1に記載の歯間清掃具。
- 前記芯材の外周面に螺線状の凹部が形成されている請求項1又は2に記載の歯間清掃具。
- 複数本の前記芯材を有する請求項1から3のいずれか一項に記載の歯間清掃具。
- 前記発泡体は、前記芯材の径方向外方における一方側に突出している前記突出部と、前記芯材の径方向外方における他方側に突出している前記突出部と、を前記芯材の軸方向に沿って交互に備えている請求項1から4のいずれか一項に記載の歯間清掃具。
- 前記芯材の先端が前記発泡体に覆われている請求項1から5のいずれか一項に記載の歯間清掃具。
- 前記芯材の前記先端側における前記発泡体の端面にも前記スキン層が形成されている請求項6に記載の歯間清掃具。
- 前記第2部分の外周面の全周に亘って前記スキン層が形成されている請求項1から7のいずれか一項に記載の歯間清掃具。
- 使用者に把持される把持部を備え、
前記把持部によって前記清掃部の基端部が保持されており、
前記発泡体において前記把持部から露出している表面の全域に亘って前記スキン層が形成されている請求項1から8のいずれか一項に記載の歯間清掃具。 - 棒状の芯材と、前記芯材を被覆している発泡体と、を有する清掃部を備える歯間清掃具を製造する方法であって、
前記芯材と、前記芯材を被覆している樹脂材と、を有する母材を準備する工程と、
前記母材を金型のキャビティに配置する工程と、
前記金型内の前記母材の前記樹脂材に超臨界流体を接触させて、前記樹脂材を発泡させて発泡体を形成する工程と、
を備え、
前記キャビティは、前記母材よりも大径の第1空間部と、前記第1空間部よりも前記芯材の径方向外方に拡がっている第2空間部と、を前記芯材の軸方向に沿って交互に備え、
前記金型において前記第1空間部を囲む内周面は、前記芯材の軸周りの全周において前記母材を囲む形状であり、
前記発泡体は、第1部分と、前記第1部分よりも前記芯材の径方向外方に突出している突出部を含む第2部分と、を前記芯材の軸方向に沿って交互に備え、
前記第1部分の外周面の全周に亘ってスキン層が形成されており、
前記芯材の軸方向と前記突出部の突出方向との双方に直交する方向である第1方向における前記第1部分の寸法と前記第2部分の寸法とが互いに等しく、
前記軸方向に対して直交する断面において、前記第1部分は、前記第1方向における両側に向けて円弧状に凸の形状であり、
前記突出方向に対して直交する断面において、前記突出部は、前記第1方向における両側に向けて円弧状に凸の形状である歯間清掃具の製造方法。
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