JP7181791B2 - アップリンク装置、再放送装置、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、テレビジョン放送共同受信施設(以下、「テレビ共聴施設」という。)で用いられるアップリンク装置、再放送装置、及びプログラムに関する。
山間部などのテレビ放送電波の受信が困難な地域では、難視聴を解消するために、当該地域の複数世帯が共同してテレビ共聴施設を設置することが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
難視対策のテレビ共聴施設は、地形的要因により世帯周辺の平地での受信ができないことから、多くは標高の高い山の上を受信点として、そこに受信アンテナ、プリアンプ、ヘッドアンプといった機器で構成される受信点設備を設置し、そこから同軸ケーブルを引き下ろしている。引下線の長さは一般的に数100m~数kmである。
受信点設備は標高の高い山中に設置されることから、直撃雷や誘導雷の被害を受けやすく、機器の焼損などにより故障することがある。また、引下線についても、樹木の間を長距離にわたって布線されることから、空中においてはモモンガにかじられたりクマゼミが産卵管を刺したり、地上においてはイノシシやシカが噛み砕いたりすることで、断線や破損個所からの浸水によるショートが起こり、テレビ共聴施設に接続している加入世帯(加入者宅)の放送受信が不能になることがある。
また、降雪地域においては、受信アンテナに雪が付着し、放送電波を受信する機能が低下したり、全く受信できなくなったりすることがある。しかし、この付着した雪を払おうにも雪深い山中においては受信点までの登山が困難な場合がある。
そこで、特許文献1には、テレビ共聴施設において、受信点設備又は引下線などの不具合により放送受信ができなくなった場合に、迅速に放送視聴を確保することを目的として、緊急に設置することが可能な再放送装置が開示されている。
特開2018-137732号公報
"地上デジタル放送の受信~共同受信の場合~"、[online]、[2018年12月25日検索]、インターネット<URL:https://www.nhk.or.jp/digital/terrestrial/wt06.html>
特許文献1に開示された再放送装置は、インターネット再送信される動画データを取得するWEBブラウザと、動画データに対して、テレビ共聴施設で使用されていた伝送方式に適合した変調処理を行い、共同受信を行うテレビ受信機へ送信する出力処理部とを備える。
しかし、この再放送装置ではモバイルルーターなど専用のインターネット通信手段が必要となり、通信に関わるランニングコストが必要となる。また、再放送装置は屋外に設置されるため、通信品質を安定化させるための熱対策にコストが必要となる。そこで、放送受信ができなくなった度に、再放送装置にインターネット通信手段を取り付ける運用が考えられるが、大雪や土砂災害などの自然災害の発生時には、集落に入るルートが寸断され、集落外の工事者による取り付け施工ができない場合がある。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、放送受信ができなくなった場合に、同時配信された信号を再放送装置に送信することが可能なアップリンク装置びプログラムを提供することにある。また、放送受信ができなくなった場合に、インターネット通信手段が不要で、且つ迅速に放送視聴を確保することが可能な再放送装置及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るアップリンク装置は、インターネットで同時配信された同時配信信号を受信し、該同時配信信号を再放送装置に送信可能なアップリンク装置であって、放送受信不能時に、前記同時配信信号を受信する同時配信受信部と、前記同時配信信号をテレビ放送の符号化方式に準拠した方式に従って再符号化する再符号化部と、前記再符号化部により再符号化された信号に対して変調処理を行って変調信号を生成し、該変調信号に基づく信号を前記再放送装置に送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係るアップリンク装置において、前記再放送装置から送信された信号から、前記再放送装置によりあらかじめ設定された所定の周波数の信号を選択受信する起動信号受信部と、放送局が放送休止を行ったか否かを判定する放送休止判定部と、前記起動信号受信部により前記所定の周波数の信号が受信され、かつ前記放送休止判定部により放送局が放送休止を行っていないと判断された場合に、放送受信不能と判断する放送受信不能判断部と、を備え、前記同時配信受信部は、前記放送受信不能判断部により放送受信不能と判断されると、テレビ放送をインターネットで同時配信するサーバから前記同時配信信号を受信することを特徴とする。
さらに、本発明に係るアップリンク装置において、前記送信部は、前記変調信号を、地域ごとに定められた周波数に周波数変換した後に、前記再放送装置に送信することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る再放送装置は、インターネットで同時配信された同時配信信号を受信するアップリンク装置に接続される再放送装置であって、放送断が発生した場合に、所定の周波数の信号を起動信号として生成する起動信号送信部と、放送受信不能時に、前記アップリンク装置から前記同時配信信号を上り信号として受信する上り信号受信部と、放送波信号、前記起動信号、及び前記上り信号を周波数多重し、周波数多重した信号を下り信号として伝送する混合部と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る再放送装置において、前記所定の周波数は、スーパーハイバンドから選択された周波数であることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、インターネットで同時配信された同時配信信号を受信し、該同時配信信号を再放送装置に送信可能なアップリンク装置として機能するコンピュータに、放送受信不能時に、前記同時配信信号を受信するステップと、前記同時配信信号をテレビ放送の符号化方式に準拠した方式に従って再符号化するステップと、を実行させることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、インターネットで同時配信された同時配信信号を受信するアップリンク装置に接続される再放送装置として機能するコンピュータに、放送断が発生した場合に、所定の周波数の信号を起動信号として生成するステップと、放送受信不能時に、前記アップリンク装置から前記同時配信信号を上り信号として受信するステップと、放送波信号、前記起動信号、及び前記上り信号を周波数多重し、周波数多重した信号を下り信号として伝送するステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、放送受信ができなくなった場合に、迅速に放送視聴を確保することが可能となる。また、再放送装置においては、インターネット通信手段が不要となる。
本発明の一実施形態に係るアップリンク装置及び再放送装置を備える再放送システムの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るアップリンク装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る再放送装置の構成例を示すブロック図である。 従来の難視対策用のテレビ共聴施設の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本発明に係る再放送システムは、難視対策のテレビ共聴以外への適用も可能である。例えば、事業所などの館内共聴や、集合住宅共聴、戸建住宅のホーム共聴においても、適用することができる。したがって、本明細書における「テレビ共聴施設」とは、難視対策用の施設のみではなく、様々な形態のテレビ共聴を行う施設を意味するものとする。本実施形態では、難視対策用のテレビ共聴施設に再放送システムを適用した例について説明する。
まず、図4を参照して、従来の難視対策用のテレビ共聴施設100の一例について説明する。図4に示す例では、テレビ共聴施設100は、受信点設備11と、引下線12と、支持柱13と、幹線14とを備える。
受信点設備11は、受信アンテナで受信したテレビ放送電波を、引下線12を介して伝送する。
支持柱13は、引下線12及び幹線14を支持する柱であり、支持柱13には電力供給装置15及び増幅器16が取り付けられる。
増幅器16は、引下線12を介して伝送されたテレビ放送電波を増幅し、幹線14から引込線17を経由して各加入者宅80の放送受信機(共同受信を行うテレビ受信機)に伝送する。
(再放送システム)
図1に、本発明の一実施形態に係るアップリンク装置及び再放送装置を備える再放送システムの構成例を示す。図1に示すように、再放送システム1は、アップリンク装置10と、再放送装置20とを備える。再放送装置20の出力信号は、光送受信機30、クロージャ(端子函)40、及び光受信機60を介して、放送受信機70に入力される。
再放送装置20は、図4に示した増幅器16の入力側又は出力側にあらかじめ配置される。図1では、増幅器16の図示を省略する。再放送装置20は、受信点設備11、増幅器16、及び光送受信機30と、引下線12(同軸ケーブル)で接続される。光送受信機30は、光信号を送受信する既知の装置である。
アップリンク装置10は、特定の1つの加入者宅80-1にあらかじめが配置され、他の加入者宅80-2~80-nには配置する必要はない。本実施形態においては、テレビ放送がインターネットで同時配信(ネット同時配信)されているものとする。アップリンク装置10は、同時配信された同時配信信号を受信し、放送受信機70での放送受信ができなくなった(放送受信不能になった)と判断した場合には、同時配信信号を再放送装置20に送信する。
再放送装置20は、放送受信ができる場合には、受信点設備11から受信したテレビ放送を各加入者宅80に送信し、放送受信ができなくなった場合には、アップリンク装置10から受信した信号をテレビ放送と同じ方式の信号に変換し、各加入者宅80に送信する。
クロージャ40は、光ファイバを接続収納する設備であり、幹線14を複数の引込線17に分岐する。
光カプラ50は、一本の光ファイバを複数本の光ファイバに分岐する既知の素子である。図1に示す例では、一本の光ファイバを2分岐し、加入者宅80-1における光受信機60及びアップリンク装置10と接続させる。
光受信機60は、V-ONU(Video-Optical Network Unit)などの、光信号を受信する既知の装置であり、各加入者宅80の軒先などに配置される。光受信機60は、放送受信機70と同軸ケーブルで接続される。
(アップリンク装置)
次に、アップリンク装置10について説明する。図2は、アップリンク装置10の構成例を示すブロック図である。図2に示す例では、アップリンク装置10は、O/E部101と、制御部120と、送信部130とを備える。制御部120は、起動信号受信部102と、放送休止判定部103と、放送受信不能判断部104と、同時配信サービス選択部105と、同時配信受信部106と、再符号化部107と、多重化部108とを備える。送信部130は、変調部109と、伝送チャンネル設定部110と、周波数変換部111と、E/O部112と、光送信部113とを備える。
O/E部101は、再放送装置20から送信された光信号を下り信号として受信し、受信した光信号を電気信号に変換する。そして、O/E部101は、変換した電気信号を起動信号受信部102に出力する。
起動信号受信部102は、O/E部101から入力された電気信号から、再放送装置20によりあらかじめ設定された所定の周波数(例えば、スーパーハイバンドの周波数帯域から選択された周波数)の信号を選択受信する。そして、起動信号受信部102は、選択受信した信号を放送受信不能判断部104に出力する。
放送休止判定部103は、放送局が放送休止を行ったか否かを判定する。例えば、インターネット上の放送番組表を提供するホームページにおける放送休止の記載をもとに判定する。そして、放送休止判定部103は、判定結果を放送受信不能判断部104に出力する。
放送受信不能判断部104は、起動信号受信部102から所定周波数の信号が入力され、かつ放送休止判定部103から入力された判定結果が放送休止ではない旨を示していた場合には、放送受信不能になったと判定する。そして、放送受信不能判断部104は、放送受信不能になったと判定した場合には、その旨を示す放送受信不能信号を同時配信受信部106に出力する。
同時配信サービス選択部105は、テレビ放送の同時配信を行うサーバのURLを記憶する。
同時配信受信部106は、放送受信不能判断部104から放送受信不能信号が入力された場合に、同時配信サービス選択部105からURLを取得し、ネットワークを介して該URLにアクセスし、テレビ放送の同時配信を行うサーバから、同時配信された同時配信信号(映像信号及び音声信号)を受信する。そして、同時配信受信部106は、受信した映像信号及び音声信号を、VGA(Video Graphics Array)やHDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)などの一般的な通信インターフェースを用いて、再符号化部107に転送する。
再符号化部107は、同時配信受信部106から転送された映像信号及び音声信号を、テレビ放送の符号化方式に準拠した方式に従って再符号化する。そして、再符号化部107は、再符号化した映像信号及び音声信号を多重化部108に出力する。
多重化部108は、再符号化部107から入力された映像信号及び音声信号を多重化した多重化信号を生成する。そして、多重化部108は、多重化信号を変調部109に出力する。
変調部109は、多重化部108から入力された多重化信号に対して、テレビ共聴施設100で使用されていた伝送方式に適合した変調処理を行って変調信号を生成する。そして、変調部109は、変調信号を周波数変換部111に出力する。
伝送チャンネル設定部110は、地域ごとに定められた周波数の設定、すなわち、テレビ共聴施設100で使用されているテレビチャンネル周波数の設定を行う。例えば、伝送チャンネル設定部110はダイヤル式スイッチであり、伝送チャンネル設定部110の設置時に作業者により設定される。
周波数変換部111は、変調部109から入力された変調信号を、伝送チャンネル設定部110により設定された周波数に周波数変換する。そして、周波数変換部111は、周波数変換した信号をE/O部112に出力する。
伝送チャンネル設定部110及び周波数変換部111は必須の構成ではない。しかし、伝送チャンネル設定部110及び周波数変換部111を備えることにより、同時配信されたテレビ放送を、アップリンク装置10及び再放送装置20を介して各加入者宅80で視聴する際に、放送受信機70における地域設定及びチャンネル設定を行う手間を省くことが可能となる。
E/O部112は、周波数変換部111から入力された電気信号を光信号に変換する。そして、E/O部112は、変換した光信号を光送信部113に出力する。
光送信部113は、E/O部112から入力された光信号を光強度変調し、上り光周波数帯で再放送装置20に送信する。
以上、アップリンク装置10について説明したが、アップリンク装置10として機能させるためにコンピュータを用いることも可能である。そのようなコンピュータは、アップリンク装置10の一部(例えば、制御部120)の機能を実現する処理内容を記述したプログラムを該コンピュータの記憶部に格納しておき、該コンピュータのCPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)によってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。
また、このプログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROMなどの記録媒体であってもよい。
(再放送装置)
次に、再放送装置20について説明する。図3は、再放送装置20の構成例を示すブロック図である。図3に示す例では、再放送装置20は、分岐器201と、放送波再送信部202と、放送断判定部203と、起動信号送信部204と、スケルチ制御部205と、上り信号受信部206と、混合部207とを備える。
分岐器201は、受信点設備11から引下線12を介して入力された放送波信号を分岐し、放送波再送信部202及び放送断判定部203に出力する。
放送波再送信部202は、分岐器201から入力された放送波信号の電気的レベルを調整する。そして、放送波再送信部202は、調整した放送波信号を混合部207に出力する。
放送断判定部203は、分岐器201から入力された放送波信号の電気的レベルを計測し、電気的レベルが閾値未満となったときに、放送断が発生したと判定する。閾値は、あらかじめ設定した電気的レベルであり、例えば30dBμVとする。そして、放送断判定部203は、放送断と判定すると、放送断が発生した旨を示すトリガー信号を起動信号送信部204及びスケルチ制御部205に出力する。
起動信号送信部204は、放送断判定部203からトリガー信号が入力された場合(すなわち、放送断が発生した場合)に、所定の周波数の信号(以下、「起動信号」という。)を生成する。そして、起動信号送信部204は、生成した起動信号を混合部207に出力する。ここで、所定の周波数は、再放送システム1で放送波伝送に使用していない周波数とする。例えば、スーパーハイバンドと呼ばれる周波数帯から選択してもよい。また、信号の種類は例えばCW(Continuous Wave)でもよい。この周波数は、上述したアップリンク装置10の起動信号受信部102において選択受信する信号の周波数と同じである。
スケルチ制御部205は、放送断判定部203からトリガー信号が入力されていない場合(すなわち、放送断が発生していない場合)には、上り信号受信部206のゲインをオフにし、放送断判定部203からトリガー信号が入力された場合(すなわち、放送断が発生した場合)には、上り信号受信部206のゲインをオンにする。
上り信号受信部206は、スケルチ制御部205によりゲインがオンに設定された場合(すなわち、放送断が発生した場合)に、アップリンク装置10からの上り信号を受信し、該上り信号のゲインを調整する。例えば、上り信号受信部206は、出力が80dBμVとなるよう調整する。そして、上り信号受信部206は、ゲイン調整した上り信号を混合部207に出力する。アップリンク装置10から受信する上り信号は、放送受信不能時には、インターネットで同時配信された同時配信信号となる。スケルチ制御部205は、上り信号が無信号の場合に、上り信号受信部206にてノイズ信号を増幅することを防止するために、上記の制御を行う。
混合部207は、放送波再送信部202から入力された放送波信号、起動信号送信部204から入力された起動信号、及び上り信号受信部206から入力された上り信号を、周波数多重する。そして、混合部207は、周波数多重した信号を、下り信号として加入者宅80に伝送する。
以上、再放送装置20について説明したが、再放送装置20として機能させるためにコンピュータを用いることも可能である。そのようなコンピュータは、再放送装置20の全部又は一部の機能を実現する処理内容を記述したプログラムを該コンピュータの記憶部に格納しておき、該コンピュータのCPUやDSPによってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。
また、このプログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROMなどの記録媒体であってもよい。
上述したように、アップリンク装置10は、放送受信不能時に、同時配信受信部106により、インターネットで同時配信された同時配信信号を受信し、再符号化部107により、テレビ放送の符号化方式に準拠した方式に従って再符号化し、送信部130により、変調処理を行って再放送装置20に送信する。また、再放送装置20は、放送断が発生した場合に、起動信号送信部204により、所定の周波数の信号を生成し、上り信号受信部206により、放送受信不能時に、アップリンク装置10から同時配信信号を上り信号として受信し、混合部207により、放送波信号、起動信号、及び上り信号を周波数多重し、下り信号として伝送する。
したがって、本発明によれば、大雪や土砂災害といった自然災害発生時において、地上放送と同じ情報を提供するネット同時配信を利用して、地域の防災・減災情報をより多く得たいという加入者の要望に応えることができる。また、再放送装置20に専用のインターネット通信手段を必要としない構成とすることができる。そのため、整備コスト及び運用コストを抑えるとともに、気温など気象条件の影響の少ない安定運用が可能になる。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態の構成図に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
1 再放送システム
10 アップリンク装置
11 受信点設備
12 引下線
13 支持柱
14 幹線
15 電力供給装置
16 増幅器
17 引込線
20 再放送装置
30 光送受信機
40 クロージャ
50 光カプラ
60 光受信機
70 放送受信機
80 加入者宅
100 テレビ共聴施設
101 O/E部
102 起動信号受信部
103 放送休止判定部
104 放送受信不能判断部
105 同時配信サービス選択部
106 同時配信受信部
107 再符号化部
108 多重化部
109 変調部
110 伝送チャンネル設定部
111 周波数変換部
112 E/O部
113 光送信部
120 制御部
130 送信部
201 分岐器
202 放送波再送信部
203 放送断判定部
204 起動信号送信部
205 スケルチ制御部
206 上り信号受信部
207 混合部

Claims (7)

  1. インターネットで同時配信された同時配信信号を受信し、該同時配信信号を再放送装置に送信可能なアップリンク装置であって、
    放送受信不能時に、前記同時配信信号を受信する同時配信受信部と、
    前記同時配信信号をテレビ放送の符号化方式に準拠した方式に従って再符号化する再符号化部と、
    前記再符号化部により再符号化された信号に対して変調処理を行って変調信号を生成し、該変調信号に基づく信号を前記再放送装置に送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする、アップリンク装置。
  2. 前記再放送装置から送信された信号から、前記再放送装置によりあらかじめ設定された所定の周波数の信号を選択受信する起動信号受信部と、
    放送局が放送休止を行ったか否かを判定する放送休止判定部と、
    前記起動信号受信部により前記所定の周波数の信号が受信され、かつ前記放送休止判定部により放送局が放送休止を行っていないと判断された場合に、放送受信不能と判断する放送受信不能判断部と、を備え、
    前記同時配信受信部は、前記放送受信不能判断部により放送受信不能と判断されると、テレビ放送をインターネットで同時配信するサーバから前記同時配信信号を受信することを特徴とする、請求項1に記載のアップリンク装置。
  3. 前記送信部は、前記変調信号を、地域ごとに定められた周波数に周波数変換した後に、前記再放送装置に送信することを特徴とする、請求項1又は2に記載のアップリンク装置。
  4. インターネットで同時配信された同時配信信号を受信するアップリンク装置に接続される再放送装置であって、
    放送断が発生した場合に、所定の周波数の信号を起動信号として生成する起動信号送信部と、
    放送受信不能時に、前記アップリンク装置から前記同時配信信号を上り信号として受信する上り信号受信部と、
    放送波信号、前記起動信号、及び前記上り信号を周波数多重し、周波数多重した信号を下り信号として伝送する混合部と、
    を備えることを特徴とする、再放送装置。
  5. 前記所定の周波数は、スーパーハイバンドから選択された周波数であることを特徴とする、請求項4に記載の再放送装置。
  6. インターネットで同時配信された同時配信信号を受信し、該同時配信信号を再放送装置に送信可能なアップリンク装置として機能するコンピュータに、
    放送受信不能時に、前記同時配信信号を受信するステップと、
    前記同時配信信号をテレビ放送の符号化方式に準拠した方式に従って再符号化するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  7. インターネットで同時配信された同時配信信号を受信するアップリンク装置に接続される再放送装置として機能するコンピュータに、
    放送断が発生した場合に、所定の周波数の信号を起動信号として生成するステップと、
    放送受信不能時に、前記アップリンク装置から前記同時配信信号を上り信号として受信するステップと、
    放送波信号、前記起動信号、及び前記上り信号を周波数多重し、周波数多重した信号を下り信号として伝送するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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