JP7181276B2 - 深部静脈血栓症の急性度を評価するデバイス、システム及び方法 - Google Patents

深部静脈血栓症の急性度を評価するデバイス、システム及び方法 Download PDF

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Description

[0001] 本開示は、一般に超音波撮像に関し、具体的には超音波撮像デバイスを使用して深部静脈血栓症の急性度を評価するデバイス、システム及び方法に関する。
[0002] 静脈血栓塞栓症(VT)とも知られている深部静脈血栓症(DVT)は、患者の体の深部静脈、通常は脚に血の塊(血栓)が形成されると発生する。深部静脈の血栓は、患者内の血流を制限するだけでなく、外れて血流を移動し、患者の肺への血流を遮断する(肺塞栓症(PE)とも知られている)と危険である。DVTは長年にわたってますます見られるようになってきており、ますます多くのアメリカ人の生活に影響を及ぼしている。米国疾病管理予防センター(「CDC」)は、米国において、毎年90万人もの人々の生活がDVTによって何らかの形で影響を受けている可能性があると予測している(「Centers for Disease Control and Prevention. Venous Thromboembolism (Blood Clots): Data & Statistics」を参照されたい。2015年6月22日最終更新、https://www.cdc.gov/ncbddd/dvt/data.htmlから入手可能)。CDCはまた、毎年約6万人から10万人のアメリカ人がDVTで死亡する可能性があると推定している(同上参照)。PEに苦しむ人々にとって、突然死が最初の症状である確率は25%である(同上参照)。
[0003] DVTが急性か慢性かによって、医師は異なる治療計画又は戦略を考案する。通常、患者が急性DVTと診断された場合、より積極的な治療計画/戦略が採用される。従来、DVTが急性か慢性かは、症状が現れる時間の長さによって決まる。現場の標準的な慣行では、約14日で境界線が引かれている。DVTに合致した症状が14日間以下であった場合、DVTは急性DVTとみなされる。このような症状が14日を超えて続いている場合、DVTは慢性DVTとみなされる。従来、医療提供者は、患者に問診をすることにより、症状がどのくらいの期間あったかを判断する。医師は、患者が初めてDVTの症状を観察した時を尋ね、症状の発症が14日よりも前かどうかを判断する。患者が症状の発症を誤って思い出す可能性があるため、問診プロセスは本質的に診断の信頼性を低くする。信頼性の低い診断では、当然、それに応じた治療計画が疑問視されることになる。
[0004] したがって、DVTの治療戦略を決定する従来の方法及び装置は、あらゆる面で完全に満足のいくものではなかった。
[0005] 本開示の実施形態は、患者の深部静脈に形成された血栓により引き起こされるDVTを評価するデバイス、システム及び方法を提供する。方法は、血栓内に超音波パルスを送信するステップと、血栓から反射した超音波エコーを表す超音波信号を受信するステップと、超音波信号の強度に基づいて血栓の急性度を判定するステップと、血栓の判定された急性度のグラフィック表示を出力するステップとを含む。方法は、血栓の急性度を判定するために、超音波信号の強度を閾値信号強度と比較する。超音波信号の強度が閾値信号強度を下回る場合、方法は血栓が急性であると判定する。それ以外の場合、方法は血栓が慢性であると判定する。本開示の実施形態はまた、患者の深部静脈に形成された血栓により引き起こされるDVTを評価するシステムを提供する。システムは、超音波撮像デバイスと通信するプロセッサを含む。プロセッサは、血栓から反射した超音波エコーを表す超音波信号を超音波撮像デバイスから受信し、超音波信号の強度に基づいて血栓の急性度を判定し、判定した急性度のグラフィック表示をディスプレイに出力する。場合によっては、システムは、上記超音波撮像デバイス及びディスプレイを含む。
[0006] 一実施形態では、患者の深部静脈に形成された血栓により引き起こされる深部静脈血栓症(DVT)を評価する方法が提供される。方法は、超音波撮像デバイスと通信するコンピューティングデバイスにおいて、血栓から反射した超音波エコーを表す超音波信号を受信するステップと、コンピューティングデバイスによって、超音波信号の強度に基づいて血栓の急性度を判定するステップと、コンピューティングデバイスと通信するディスプレイに、判定された急性度のグラフィック表示を出力するステップとを含む。超音波エコーは、超音波撮像デバイスによって送信された超音波パルスに関連付けられている。幾つかの実施形態では、方法は更に、超音波撮像デバイスを使用して、血栓が位置する深部静脈内に超音波パルスを送信するステップを含む。
[0007] 幾つかの実施形態では、血栓の急性度を判定するステップは、超音波信号の強度を閾値信号強度と比較するステップと、超音波信号が閾値信号強度を下回る場合、血栓が急性であると判定するステップと、超音波信号が閾値信号強度以上である場合、血栓が慢性であると判定するステップとを含む。場合によっては、方法は更に、ディスプレイ上に超音波信号のグレースケール画像を表示するステップを含む。幾つかの実施態様では、超音波信号のグレースケール画像を表示するステップは、超音波信号が閾値信号強度を下回る場合、第1のグラフィックオーバーレイを用いて超音波信号のグレースケール画像を表示するステップと、超音波信号が閾値信号強度以上である場合、第2のグラフィックオーバーレイを用いて超音波信号のグレースケール画像を表示するステップとを含む。幾つかの実施形態では、第1のグラフィックオーバーレイは第1の色を含み、第2のグラフィックオーバーレイは第1の色とは異なる第2の色を含む。幾つかの他の実施形態では、第1のグラフィックオーバーレイは第1のテキストを含み、第2のグラフィックオーバーレイは第1のテキストとは異なる第2のテキストを含む。場合によっては、超音波撮像デバイスは、血管内超音波カテーテルである。他の例では、超音波撮像デバイスは、外部超音波プローブである。
[0008] 本開示の実施形態は、患者の深部静脈に形成された血栓により引き起こされる深部静脈血栓症(DVT)を評価するシステムを提供する。システムは、超音波撮像デバイスと通信するプロセッサを含む。プロセッサは、血栓から反射した超音波エコーを表す超音波信号を受信し、超音波信号の強度に基づいて、血栓の急性度を判定し、判定された急性度のグラフィック表示をディスプレイに出力する。超音波エコーは、超音波撮像デバイスによって送信された超音波パルスに関連付けられている。幾つかの実施態様では、システムは、超音波撮像デバイスを含む。超音波撮像デバイスは、血栓が位置する深部静脈内に超音波パルスを送信し、血栓から反射した超音波エコーを表す超音波信号を受信する。場合によっては、プロセッサは、超音波信号の強度を閾値信号強度と比較し、超音波信号が閾値信号強度を下回る場合、血栓が急性であると判定する。幾つかの実施態様では、システムは更に、血栓から反射した超音波エコーを表す超音波信号のグレースケール画像を表示するディスプレイを含む。
[0009] 幾つかの実施形態では、システムのディスプレイは、超音波信号が閾値信号強度を下回る場合、第1のグラフィックオーバーレイを用いて超音波信号のグレースケール画像を表示し、超音波信号が閾値信号強度以上である場合、第2のグラフィックオーバーレイを用いて超音波信号のグレースケール画像を表示する。場合によっては、第1のグラフィックオーバーレイは第1の色を含み、第2のグラフィックオーバーレイは第1の色とは異なる第2の色を含む。幾つかの実施態様では、第1のグラフィックオーバーレイは第1のテキストを含み、第2のグラフィックオーバーレイは第1のテキストとは異なる第2のテキストを含む。場合によっては、超音波撮像デバイスは、血管内超音波カテーテルである。他の幾つかの例では、超音波撮像デバイスは、外部超音波プローブである。一実施形態では、超音波パルスは10MHzの周波数を含む。別の実施形態では、超音波パルスは20MHzの周波数を含む。
[0010] このようなデバイスとインターフェースする及び/又はこのような方法を実施するように特に構成された他のデバイス、システム及び方法もまた提供される。
[0011] 本開示の追加の態様、特徴及び利点は、図面と共に以下の詳細な説明から明らかになろう。
[0012] 本開示の態様は、添付図面と共に読まれると、以下の詳細な説明から最もよく理解される。業界の標準的な慣行に従って、様々な特徴が縮尺どおりに描かれていないことを強調する。実際には、説明を明確にするために、様々な特徴の寸法は任意に拡大又は縮小されている。加えて、本開示は、様々な例において、参照番号及び/又は文字を繰り返すことがある。この繰り返しは、単純化及び明瞭化を目的とするものであり、それ自体、説明されている様々な実施形態及び/又は構成間の関係を規定するものではない。
[0013]図1は、急性大腿DVTの血管造影画像である。 [0014]図2は、慢性大腿DVTの血管造影画像である。 [0015]図3は、本開示の態様によるDVTの急性度を評価するシステムの概略図である。 [0016]図4は、本開示の態様によるDVTの急性度を評価する例示的なシステムの概略図である。 [0017]図5は、本開示の態様にしたがって、例示的なシステムを使用して撮られた慢性DVTの超音波グレースケール画像である。 [0018]図6は、本開示の態様にしたがって、例示的なシステムを使用して撮られた急性DVTの超音波グレースケール画像である。 [0019]図7は、本開示の態様にしたがって、慢性DVTの特定を示すグラフィックユーザインターフェースの概略図である。 [0020]図8は、本開示の態様にしたがって、急性DVTの特定を示すグラフィックユーザインターフェースの概略図である。 [0021]図9は、本開示の態様によるDVTの急性度を評価する別の例示的なシステムの写真画像である。 [0022]図10は、本開示の態様にしたがって、例示的なシステムを使用して撮られた慢性DVTの超音波グレースケール画像である。 [0023]図11は、本開示の態様にしたがって、例示的なシステムを使用して撮られた急性DVTの超音波グレースケール画像である。 [0024]図12は、本開示の態様にしたがって、例示的なシステムを使用して撮られた急性DVTの超音波グレースケール画像である。 [0025]図13は、本開示の態様によるDVTの急性度を評価する例示的な方法を示すフローチャートである。 [0026]図14は、本開示の態様にしたがって、超音波信号の強度に基づいて血栓の急性度を評価する例示的な方法を示すフローチャートである。
[0027] 本開示の原理の理解を深めるために、ここで図面に示す実施形態を参照し、特定の用語を用いてそれを説明する。しかし、当然ながら、本開示の範囲に対する限定は意図していない。説明されるデバイス、システム及び方法に対する任意の変更及び更なる修正、並びに、本開示の原理の任意の更なる応用は、本開示が関連する技術分野の当業者に通常想起されるように、十分に検討され本開示内に含まれる。例えば本開示は、心臓血管撮像に関して説明される超音波撮像システムを提供するが、当然ながら、この説明はこの応用に限定されることを意図するものではなく、このような撮像システムは全身の撮像に利用することができる。幾つかの実施形態では、図示する超音波撮像システムは、側方視型血管内撮像システムであるが、本開示に従って形成されたトランスデューサを、前方視を含む他の向きに取り付けることができる。撮像システムは、小さな空洞内での撮像を必要とする任意の応用にも同様に適している。具体的には、一実施形態に関して説明される特徴、構成要素及び/又はステップは、本開示の他の実施形態に関して説明される特徴、構成要素及び/又はステップと組み合わせることができると十分に考えられる。しかし、簡潔さのために、これらの組み合わせの多数の繰り返しは、個別に説明しない。
[0028] DVTは、下肢、大腿、骨盤又は腕の主要な深部静脈の1つに血栓がある状態である。例えば患者の大腿静脈に血栓があることが分かると、患者はDVTと診断される。静脈にある血栓は、静脈を通る血液循環を制限又は遮断し、患肢の痛み、腫れ、熱っぽさ、皮膚の変色及び炎症を引き起こす可能性がある。一般的に、DVTには慢性DVTと急性DVTとの2種類がある。慢性DVT及び急性DVTは、DVTの期間に基づいて区別される。異なる医学系の学校によって定義がわずかに異なる場合があるが、通常、14日を超えてあったDVTは慢性DVTと呼ばれ、そうでないDVTは急性DVTと呼ばれる。従来、医師は、症状が感じられたり観察されたりした時間を患者に尋ねることにより、DVTがどれだけの期間あったかを判断している。例えば患者が10日前からふくらはぎに激しい痛みがあったことを訴えており、また、DVTの存在を確認するために特定の検査が行われた後、患者は急性DVTと診断される可能性がある。
[0029] 慢性DVT及び急性DVTは、様々な特性に関連付けられている。例えば急性の凝血塊は、静脈拡張を引き起こし、非圧縮性であり、境界が滑らかで、テクスチャが均一であることが観察されている。慢性の凝血塊は、静脈の直径を減少させ、壁の肥厚を引き起こし、境界が粗く、テクスチャが不均一であり、血液の逆流を引き起こすことが観察されている。ここで、図1及び図2を参照する。図1は急性DVT10の血管造影画像を示し、図2は慢性DVT20の血管造影画像を示す。これらから分かるように、急性DVT10は、静脈を拡張させ、境界が滑らかであり、テクスチャが均一である。慢性DVT20の境界は粗く、テクスチャが不均一である。急性DVTと慢性DVTとにはこれらの異なる特徴があるが、DVTの急性度の信頼できる指標ではない場合がある。これが、通常、患者に問診することによって急性度が判定される理由である。
[0030] 慢性DVT及び急性DVTの治療は異なる。血栓は、14日を超えて成熟すると、硬くなり、その内部構造がより組織化され、その溶解が困難になる。大抵の場合、慢性DVTは静脈を傷つけ、また、薬物の投与では除去することができない。したがって、慢性DVT及び急性DVTの治療計画は明白に異なる。しばしば患者が急性DVTと診断された場合、治療選択肢には、抗凝血剤及びクロットバスターの投与が含まれる。血液希釈剤とも呼ばれる抗凝血剤は、血液が凝固するのを防ぎ、これにより、血栓が大きくなり、ばらばらになるのを防ぐ。例としてはヘパリン、エノキサパリン、ダルテパリン、フォンダパリヌクス注射、ワルファリン及びリバロキサバン錠剤が挙げられる。生命を脅かす状況では、血液希釈剤とは異なり、組織プラスミノーゲン活性化因子(tPA)といったクロットバスターを投与して、急性血栓を破壊することができる。更に、急性の血栓はより柔らかく、外れる傾向があるため、フィルタを大きな静脈に挿入して、患者の重要な臓器に向かって流れる急性の血栓を捕まえる場合がある。抗凝血剤とクロットバスターは、慢性DVTには効果的な治療法ではない。また、通常、慢性の血栓は外れることがないため、医師は、自由に流れる血栓を捕らえるためにフィルタを挿入することを推奨しない。慢性の血栓が患者の血流を遮断している場合、医師は、通常、血流を広げるために侵襲的治療を採用する必要がある。これらの侵襲的治療には、ステントの使用が含まれる。前述の説明から理解できるように、DVTの急性度の判定は、実にDVT治療の分岐点である。治療は、慢性DVTルート又は急性DVTルートのいずれかになる。
[0031] 図3は、本開示の態様によるDVTの急性度を評価するシステム100の概略図である。システム100は、超音波撮像デバイス110、患者インターフェースモジュール(PIM)120、信号プロセッサ130及びディスプレイ140を含む。場合によっては、超音波撮像デバイス110は、血栓が位置する深部静脈に超音波パルスを送信する。超音波パルスが血栓に到達すると、血栓は超音波エコーを反射して超音波信号の形で超音波撮像デバイス110に戻す。超音波撮像デバイス110は、超音波信号を受信し、PIM120を介して信号処理デバイス130に超音波信号を渡す。場合によっては、超音波撮像デバイス110は、信号プロセッサ130に直接つながっていてもよい。この場合、システム100はPIM120を含まない。幾つかの実施形態では、信号プロセッサ130は、超音波撮像デバイス110からの超音波信号に基づいて血栓の急性度を判定する。場合によっては、信号プロセッサ130は、受信した超音波信号を処理して、血栓の急性度を評価する。場合によっては、信号プロセッサ130は、受信した超音波信号を閾値信号強度と比較する。超音波信号の強度が閾値信号強度を下回る場合、信号プロセッサ130は、血栓が急性であると判定する。超音波信号の強度が閾値信号強度以上である場合、信号プロセッサ130は、血栓が慢性であると判定する。幾つかの実施形態では、システム100はディスプレイ140と通信し、血栓の判定された急性度のグラフィック表示を出力する。場合によっては、ディスプレイ140は、超音波撮像デバイス110によって受信された超音波信号のグレースケール画像を表示する。
[0032] 場合によっては、グラフィック表示には、慢性DVTと急性DVTとで異なる色のグラフィックオーバーレイが含まれる。例えば急性DVTは、赤のグラフィックオーバーレイを用いて示され、慢性DVTは、緑のグラフィックオーバーレイを用いて示すことができる。したがって、DVTの急性度と深部静脈内でのその分布とを容易に表示及び区別することができる。幾つかの他の例では、グラフィック表示には、慢性DVTと急性DVTとで異なるテキストのグラフィックオーバーレイが含まれる。例えば急性血栓は「急性DVTの可能性があります」とのテキストを用いて示され、慢性血栓は「慢性DVTの可能性があります」とのテキストを用いて示すことができる。
[0033] 図4は、本開示の態様によるDVTの急性度を評価するシステム200の概略図である。システム200は、超音波データの取得、制御、解釈及び表示のための統合システムである。幾つかの実施形態では、システム200は、超音波信号を取得、処理及び表示するハードウェア及びソフトウェアを備えたコンピュータシステム280を含むが、他の実施形態では、コンピュータシステム280は、超音波データを処理する任意の他のタイプのコンピューティングシステムを含む。コンピュータシステム280がコンピュータワークステーションを含む実施形態では、コンピュータシステム280は、マイクロコントローラ若しくは専用中央処理演算ユニット(CPU)といったプロセッサ、ハードドライブ、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び/若しくはコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)といった非一時的コンピュータ可読記憶媒体、グラフィック処理ユニット(GPU)といったビデオコントローラ並びに/又はイーサネット(登録商標)コントローラ及びワイヤレス通信コントローラといったネットワーク通信デバイスを含む。この点に関して、幾つかの特定の例では、コンピュータシステム280は、本明細書で説明するデータ取得及び分析に関連するステップを実行するようにプログラムされている。したがって、本開示のデータ取得、データ処理、機器制御及び/又は他の処理若しくは制御態様に関連する任意のステップは、処理システムによってアクセス可能である非一時的コンピュータ可読媒体に格納された対応する命令を使用してコンピュータシステム280によって実施可能であることが理解される。場合によっては、コンピュータシステム280は携帯型である(例えば手持ち式、ローリングカートに搭載される等)。更に、場合によっては、コンピュータシステム280は複数のコンピューティングデバイスを含むことが理解される。この点に関して、本開示の異なる処理及び/又は制御態様は、個別に、又は、複数のコンピューティングデバイスを使用して所定グループ内で実施可能であることが特に理解される。複数のコンピューティングデバイス間での以下で説明する処理及び/又は制御態様の任意の分割及び/又は組み合わせは、本開示の範囲内である。
[0034] 図示する実施形態では、システム200は、制御室70を有するカテーテル処置室60内に配備される。コンピュータシステム280は制御室70内に配置されている。他の実施形態では、コンピュータシステム280は、カテーテル処置室60内、医療施設の集中領域内又はネットワークを介してアクセス可能なオフサイト位置といった他の場所に配置されてもよい。例えばコンピュータシステム280はクラウドベースのリソースであってよい。カテーテル処置室60は、通常は処置領域を含む無菌領域があるが、関連する制御室70は、処置及び/又は医療施設の要件に応じて無菌であってもなくてもよい。カテーテル処置室60及び制御室70は、血管造影、血管内超音波(IVUS)、光音響IVUS、前方視IVUS(FL-IVUS)、仮想組織学(VH)、血管内光音響(IVPA)撮像、圧力測定、光学圧力測定、部分冠血流予備量比(FFR)測定、冠血流予備能(CFR)測定、光干渉断層法(OCT)、コンピュータ断層撮影、心内心エコー検査(ICE)、前方視ICE(FLICE)、血管内パルポグラフィ、経食道超音波又は当技術分野で知られている任意の他の医用検知モダリティといった任意の数の医用検知処置を患者30に行うために使用することができる。更に、カテーテル処置室60及び制御室70は、高周波アブレーション(RFA)、凍結療法、アテローム切除術又は当技術分野で知られている任意の他の医療処置といった1つ以上の処置又は療法処置を患者に行うために使用することができる。場合によっては、カテーテル処置室60は、患者30から様々な異なる医用検知モダリティで医用検知データを収集する医用検知デバイスを含む複数の医療機器を含む。
[0035] 幾つかの実施形態では、超音波撮像デバイス220は、IVUSカテーテルである。IVUSカテーテル220は、患者の脈管構造に挿入するためのサイズ及び形状の柔軟な細長い部材を含むことができる。超音波トランスデューサ又は超音波トランスデューサのアレイを、柔軟な細長い部材の遠位部分に配置することができる。IVUSカテーテルを血管内に配置し、血管内に配置されながら超音波撮像データを取得することができる。幾つかの実施形態では、柔軟な細長い部材の近位部は、PIMに機械的及び/又は電気的に結合することができる。様々な実施形態において、IVUSカテーテル220は、PIM(例えばPIM120)及び/又はコンピューティングデバイス(例えば信号プロセッサ130)と有線又は無線で通信することができる。
[0036] IVUSカテーテル220は、固体カテーテル又は回転カテーテルであってよい。例示的な固体カテーテルは、カテーテルの周囲に分布し、電子マルチプレクサ回路に接続されたトランスデューサのアレイを使用する。マルチプレクサ回路は、超音波信号を送信し、反射した超音波信号を受信するトランスデューサをアレイから選択する。一連の送受信トランスデューサペアをステップスルーすることにより、固体カテーテルは、可動部分を使用することなく、機械的に走査されたトランスデューサ要素の効果を合成することができる。回転する機械要素がないため、トランスデューサアレイを、血管外傷のリスクを最小限に抑えて血液及び血管組織と直接接触するように配置でき、固体スキャナは簡単な電気ケーブル及び標準的な取り外し可能な電気コネクタで撮像システムに直接配線することができる。固体カテーテルは、フェーズドアレイカテーテルと呼ばれることもある。例示的な回転カテーテルは、関心血管に挿入されたシースの内側で回転する柔軟な駆動シャフトの先端に配置された単一のトランスデューサを含む。トランスデューサは通常、超音波信号がカテーテルの軸にほぼ垂直に伝播するように方向付けられる。典型的な回転カテーテルでは、液体で満たされた(例えば生理食塩水で満たされた)シースによって、超音波信号がトランスデューサから組織へと自由に伝播できるようにしながら、回転するトランスデューサ及び駆動シャフトから血管組織が保護される。駆動シャフトが回転すると(例えば1秒間に30回転)、トランスデューサは高電圧パルスで周期的に励起され、短い超音波バーストを放出する。超音波信号は、駆動シャフトの回転軸にほぼ垂直な方向に、流体で満たされたシース及びシース壁を介してトランスデューサから放出される。次に、同じトランスデューサが様々な組織構造から反射して返ってきた超音波信号を聞き、撮像システムは、トランスデューサの1回転中に発生するこれらの一連の数百の超音波パルス/エコー収集シーケンスから血管断面の2次元画像を組み立てる。超音波撮像デバイス220は、10MHz又は20MHzの周波数で動作する場合がある。10MHzで動作する超音波撮像デバイス220は、人間の組織のより深くまで侵入し、より広い視野を有する。20MHzで動作する超音波撮像デバイス220は、それほど深く侵入しないが、より高い解像度のグレースケール画像を生成する。
[0037] 場合によっては、IVUS患者インターフェースモジュール(PIM)225は、接続270を介してIVUSカテーテル220をコンピュータシステム280に結合する。具体的には、IVUS PIM225は、IVUSカテーテル220によって患者30から収集された超音波信号を受信し、受信した超音波信号を制御室70内のコンピュータシステム280に送信する。一実施形態では、PIM225は、アナログデジタル(A/D)コンバータを含み、デジタルデータをコンピュータシステム280に送信するが、他の実施形態では、PIM225はアナログデータをコンピュータシステム280に送信する。一実施形態では、IVUS PIM225は、周辺機器相互接続エクスプレス(PCIe)データバス接続を介して超音波信号を送信するが、他の実施形態では、USB接続、サンダーボルト接続、ファイアワイヤ接続又は他の高速データバス接続を介してデータを送信してもよい。場合によっては、IVUS PIM225は、IEEE802.11Wi-Fi規格、ウルトラワイドバンド(UWB)規格、ワイヤレスファイヤワイヤ、ワイヤレスUSB又は別の高速ワイヤレスネットワーキング規格を使用するワイヤレス接続を介してコンピュータシステム280に接続されてもよい。場合によっては、血栓が急性か慢性かを判定するために、コンピュータシステム280は、受信した超音波信号を閾値信号強度と比較する。閾値信号強度は、コンピュータシステム280に保存された固定値又は調整可能な値であってよい。後者の場合、値は、患者の検査結果又は患者の病歴に基づいて調整される。超音波信号の強度が閾値信号強度を下回る場合、コンピュータシステム280は、血栓が急性であると判定する。超音波信号の強度が閾値信号強度以上である場合、コンピュータシステム280は、血栓が慢性であると判定する。幾つかの実施形態では、コンピュータシステム280が血栓の急性度を判定した後、コンピュータシステム280は、判定された血栓の急性度のグラフィック表示を、ブームディスプレイ260の複数のモニタのうちの1つのモニタといったディスプレイに出力する。
[0038] 更に、システム200では、心電図(ECG)デバイス250が、心電図信号又は他の血行動態データを患者30からコンピュータシステム280に送信する。更に、血管造影システム240が、患者30のX線画像、コンピュータ断層撮影(CT)画像又は磁気共鳴(MR)画像を収集し、それらをコンピュータシステム280に送信する。一実施形態では、血管造影システム240は、アダプタデバイスを介してコンピュータシステム280に通信可能に結合される。このようなアダプタデバイスは、データを独自の第三者形式からコンピュータシステム280が使用可能な形式に変換することができる。幾つかの実施形態では、コンピュータシステム280は、血管造影システム240からの画像データ(例えばX線データ、MRIデータ、CTデータ等)をIVUSカテーテル220からの超音波信号と位置合わせする。この一態様として、当該位置合わせは、検知データを用いて3次元画像を生成するために行われてよい。
[0039] ベッドサイドコントローラ210もコンピュータシステム280に通信可能に結合され、患者30を診断するために使用される特定の1つの医療モダリティ(又は複数のモダリティ)のユーザ制御を提供する。幾つかの実施形態では、ベッドサイドコントローラ210は、単一の表面上にユーザ制御部及び診断画像を提供するタッチスクリーンコントローラである。代替実施形態では、ベッドサイドコントローラ210は、非インタラクティブディスプレイと、制御パネル230上に配置された物理ボタン及び/又はジョイスティックといった別個の制御部との両方を含んでよい。
[0040] 制御室70内のメインコントローラ290もコンピュータシステム280に通信可能に結合され、また、図4に示すように、カテーテル処置室60に隣接する。本実施形態では、メインコントローラ290は、タッチスクリーンを含み、その上で実行されるUIフレームワークサービスを介して異なる医用検知モダリティに対応する多数のGUIベースのワークフローを表示する点でベッドサイドコントローラ210と同様である。幾つかの実施形態では、メインコントローラ290は、ベッドサイドコントローラ210とは異なる手順のワークフローの態様を同時に実行するために使用される。代替実施形態では、メインコントローラ290は、非インタラクティブディスプレイと、マウス及びキーボードといったスタンドアロンの制御部とを含む。
[0041] システム200は更に、コンピュータシステム280に通信可能に結合されるブームディスプレイ260を含む。ブームディスプレイ260は、それぞれが医用検知処置に関連付けられる異なる情報を表示することができるモニタのアレイを含んでよい。例えばIVUS処置中、ブームディスプレイ260内の1つのモニタは断層撮影ビューを表示し、1つのモニタは矢状ビューを表示することができる。
[0042] 更に、図示する実施形態では、上述したシステム200の医用検知ツールは、標準の銅リンク又は光ファイバリンクといった有線接続を介してコンピュータシステム280に通信可能に結合されているものとして示されているが、代替実施形態では、ツールはIEEE802.11Wi-Fi規格、ウルトラワイドバンド(UWB)規格、ワイヤレスファイヤワイヤ、ワイヤレスUSB又はその他の高速ワイヤレスネットワーキング規格を使用するワイヤレス接続を介してコンピュータシステム280に接続されてよい。
[0043] 図5に、本開示の態様にしたがって、図4のシステム200を使用して撮られた慢性DVTの超音波グレースケール画像を示す。図5に示すグレースケール画像を撮影するためには、血栓が位置する深部静脈内にIVUSカテーテル220が挿入される。場合によっては、IVUSカテーテル220が遠位開始位置から引き戻されている間にグレー画像が撮影される。血栓から反射した超音波エコーを表す超音波信号の強度は、グレースケール画像の明るさに比例する。つまり、超音波信号が強いほど、グレースケール画像は明るくなる。図5に示す超音波グレースケール画像の領域201は、明るいグレースケール画像信号を含み、静脈内の対応する領域からの超音波エコーの強い反射を示す。上述したように、急性血栓はより柔らかく、エコールーセント(echolucent)である一方で、慢性血栓はより組織化され、エコジェニック(echogenic)である。したがって、領域201の強く明るいグレースケール画像信号は、慢性血栓の存在を示す。
[0044] 図6は、本開示の態様にしたがって、図4のシステム200を使用して撮られた急性DVTの超音波グレースケール画像である。図6に示す超音波グレースケール画像の領域202は、エアリーな低輝度グレースケール画像信号を含み、静脈内の対応する領域からの超音波エコーの弱い反射を示す。したがって、領域202のエアリーな低輝度グレースケール画像信号は、急性血栓の存在を示す。
[0045] 図7及び図8に示す幾つかの実施形態では、ブームディスプレイ260は、超音波撮像デバイス(IVUSカテーテル)220によって撮られたグレースケール画像を示すグラフィックユーザインターフェースを含む。場合によっては、グラフィックユーザインターフェースはまた、システム200の選択されたモード及び血栓の特定された急性度のグラフィック表示も表示する。図7は、本開示の態様にしたがって、慢性DVTの特定を示すグラフィックユーザインターフェース300の概略図である。幾つかの実施形態では、グラフィックユーザインターフェース300は、IVUSビューインジケータ310、DVTビューインジケータ320、急性度インジケータ330及び超音波撮像デバイス220によって撮られたグレースケール画像を含む。IVUSビューが選択されている場合、IVUSビューインジケータ310が点灯するか、そうでなければ選択状態に示される一方で、DVTビューインジケータ320は非選択状態に示される。DVTビューが選択されている場合、DVTビューインジケータ320が選択状態に示され、IVUSビューインジケータ310は非選択状態に示される。場合によっては、DVTビューが選択されている場合、血栓の急性度をよりよく示すために、グラフィックオーバーレイがグレースケール画像に重ね合わされる。例えば図7は、DVTビューが選択され、領域340においてグレースケール画像上に青色のグラフィックオーバーレイが重ね合わされ、領域340が慢性血栓である可能性が高いことが示されている状況を示す。場合によっては、グラフィックユーザインターフェース300はまた、テキスト表現によって急性度を特定する急性度インジケータ330も含む。例えば図7は、血栓の急性度のシステム評価を伝えるために、急性度インジケータ330が「慢性DVTの可能性があります」と示していることを示す。
[0046] 図8は、本開示の態様にしたがって、急性DVTの特定を示すグラフィックユーザインターフェース400の概略図である。幾つかの実施形態では、グラフィックユーザインターフェース400は、IVUSビューインジケータ410、DVTビューインジケータ420、急性度インジケータ430及び超音波撮像デバイス220によって撮られたグレースケール画像を含む。IVUSビューが選択されている場合、IVUSビューインジケータ410が点灯するか、そうでなければ選択状態に示される一方で、DVTビューインジケータ420が非選択状態に示される。DVTビューが選択されている場合、DVTビューインジケータ420が選択状態に示され、IVUSビューインジケータ410は非選択状態に示される。場合によっては、DVTビューが選択されている場合、血栓の急性度をよりよく示すために、グラフィックオーバーレイがグレースケール画像に重ね合わされる。例えば図8は、DVTビューが選択され、領域440においてグレースケール画像上に赤色のグラフィックオーバーレイが重ね合わされ、領域440が急性血栓である可能性が高いことが示されている状況を示す。場合によっては、グラフィックユーザインターフェース400はまた、テキスト表現によって急性度を特定する急性度インジケータ430も含む。例えば図8は、血栓の急性度のシステム評価を伝えるために、急性度インジケータ430が「急性DVTの可能性があります」と示していることを示す。
[0047] 図9は、本開示の態様によるDVTの急性度を評価するシステム500の写真画像である。システム500は、超音波撮像デバイス510、コンピュータシステム520及びアダプタ530を含む。幾つかの実施形態では、超音波撮像デバイス510は外部超音波プローブである。場合によっては、超音波撮像デバイス510は、完全に浸水可能又は少なくとも部分的に防水である。外部超音波プローブは超音波伝達ゲルと共に使用される。まず、深部静脈血栓が位置する患者の手足に超音波伝達ゲルを塗布し、次に超音波撮像のために外部超音波プローブを患者の手足に接触させる。場合によっては、超音波撮像デバイス510は、患者の深部静脈の血栓に向けて超音波パルスを送信する。血栓は、超音波エコーを反射して、超音波信号の形で超音波撮像デバイス510に戻す。超音波撮像デバイス510は、10MHz又は20MHzの周波数で動作する場合がある。10MHzで動作する超音波撮像デバイス510は、人間の組織のより深くまで侵入し、より広い視野を有する。20MHzで動作する超音波撮像デバイス510は、それほど深く侵入しないが、より高い解像度のグレースケール画像を生成する。
[0048] 次に、超音波撮像デバイス510は、アダプタを介するコンピュータシステム520への接続を通して、超音波信号をコンピュータシステム520に渡す。場合によっては、コンピュータシステム520は、タブレットパーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯電話又は特殊なハンドヘルドデバイスといったポータブルコンピューティングデバイスである。幾つかの実施形態では、コンピュータシステム520は、血栓の急性度のグラフィック表示を表示するディスプレイを含む。幾つかの実施形態では、コンピュータシステム520のディスプレイは、超音波信号のグレースケール画像を表示する。幾つかの実施形態では、コンピュータシステム520は、血栓から反射した超音波エコーを表す超音波信号を受信し、超音波信号の強度に基づいて血栓の急性度を判定するプロセッサを含む。場合によっては、プロセッサはまた、判定された急性度のグラフィック表示をコンピュータシステム520のディスプレイに出力する。場合によっては、血栓が急性か慢性かを判定するために、コンピュータシステム520は、受信した超音波信号を閾値信号強度と比較する。閾値信号強度は、コンピュータシステム520に保存された固定値又は調整可能な値であってよい。後者の場合、値は患者の検査結果又は患者の病歴に基づいて調整される。超音波信号の強度が閾値信号強度を下回る場合、コンピュータシステム520は、血栓が急性であると判定する。超音波信号の強度が閾値信号強度以上である場合、コンピュータシステム520は、血栓が慢性であると判定する。閾値は、超音波撮像周波数での背景血液スペックルの輝度と比較して+3~+6dBの間隔で設定できる。+6dB前後の閾値が、一般的に急性血栓と慢性血栓との優れた識別をもたらすが、閾値は、患者の検査結果又は患者の病歴に基づいて調整することができる。より高い超音波撮像周波数では、背景血液スペックルの輝度が増加する。これは、約+3~+6dBの間隔での閾値のより細かい調整をもたらす。したがって、10MHzでの撮像に設定される閾値を、20MHzでの撮像に設定される閾値と異ならせることができる。閾値は、超音波撮像周波数で血液スペックルを表す領域のピクセルの輝度に対する、超音波画像内で認定されるべき血栓の関心領域のピクセルの輝度として表されてよい。dB単位の閾値は、ピクセル輝度の閾値に変換することもできる。
[0049] 幾つかの実施形態では、システム500はドップラー超音波モダリティを含む。ドップラー超音波モダリティでは、超音波撮像デバイス510は、静脈を流れる血液に向けて超音波パルスを送信し、流れる血液から反射した超音波エコーを受信する。ドップラー効果による反射超音波のピッチの変化を使用して、静脈の血流速度を測定することができる。
[0050] 図7及び図8に示すグラフィックユーザインターフェースと同様に、場合によって、システム500は、最も高い可能性としてはコンピュータシステム520のディスプレイ上に、グラフィックユーザインターフェースを有することができる。グラフィックユーザインターフェースは、超音波撮像デバイス(外部超音波プローブ)510によって撮られたグレースケール画像を表示する。場合によっては、グラフィックユーザインターフェースはまた、システム500の選択されたモード及び血栓の特定された急性度のグラフィカル表示も表示する。幾つかの実施形態では、システム500のグラフィックユーザインターフェースは、外部超音波ビューインジケータ、DVTビューインジケータ、急性度インジケータ及び超音波撮像デバイス510によって撮られたグレースケール画像を含む。IVUSビューが選択されている場合、IVUSビューインジケータが点灯するか、そうでなければ選択状態に示される一方で、DVTビューインジケータは非選択状態に示される。DVTビューが選択されている場合、DVTインジケータが選択状態に示され、IVUSビューインジケータは非選択状態に示される。場合によっては、DVTビューが選択されている場合、血栓の急性度をよりよく示すために、グラフィックオーバーレイがグレースケール画像に重ね合わされる。例えば第1の色のグラフィックオーバーレイをある領域においてグレースケール画像上に重ね合わせて慢性血栓の可能性が示され、第2の色のグラフィックオーバーレイを別の領域においてグレースケール画像上に重ね合わせて急性血栓の可能性が示される。場合によっては、第1の色は第2の色とは異なる。場合によっては、システム500のグラフィックユーザインターフェースはまた、テキスト表現によって急性度を特定する急性度インジケータも含む。幾つかの実施形態では、システム500の急性度インジケータは、血栓の急性度のシステム評価を伝えるために「慢性DVTの可能性があります」又は「急性DVTの可能性があります」と示す。幾つかの実施形態では、システム500のグラフィックユーザインターフェースは更に、ドップラー超音波ビューインジケータを含むことができる。ドップラー超音波ビューが選択されている場合、ドップラー超音波ビューインジケータが選択状態に示され、コンピュータシステム520のディスプレイは、図10及び図11に示すものと同様のカラードップラー超音波画像を表示する。
[0051] 図10に、本開示の態様にしたがって、システム500を使用して撮られた慢性DVTの超音波グレースケール画像を示す。血栓から反射した超音波エコーを表す超音波信号の強度は、グレースケール画像の明るさに比例する。つまり、超音波信号が強いほど、グレースケール画像は明るくなる。図10に示す超音波グレースケール画像の領域610は、明るいグレースケール画像信号を含み、静脈内の対応する領域からの超音波エコーの強い反射を示す。上述したように、急性血栓はより柔らかく、エコールーセントである一方で、慢性血栓はより組織化され、エコジェニックである。したがって、領域610の強く明るいグレースケール画像信号は、慢性血栓の存在を示す。
[0052] 図11に、本開示の態様にしたがって、システム500を使用して撮られた急性DVTの超音波グレースケール画像を示す。図11に示す超音波グレースケール画像の領域620は、エアリーな低輝度グレースケール画像信号を含み、静脈内の対応する領域からの超音波エコーの弱い反射を示す。したがって、領域620のエアリーな低輝度グレースケール画像信号は、急性血栓の存在を示す。
[0053] 図12は、本開示の態様にしたがって、システム500を使用して撮られた急性DVTの超音波グレースケール画像である。静脈の半径方向から横向きに撮られた超音波グレースケール画像である図10及び図11とは異なり、図12は、静脈の長手方向に沿って撮られた超音波グレースケール画像である。図12に示す超音波グレースケール画像の領域630は、エアリーな低輝度グレースケール画像信号を含み、静脈内の対応する領域からの超音波エコーの弱い反射を示す。したがって、領域630のエアリーな低輝度グレースケール画像信号は、急性血栓の存在を示す。
[0054] 図13に、本開示の態様によるDVTの急性度を判定する方法700を説明するフローチャートを示す。ステップ710において、血栓が位置する深部静脈内に超音波パルスが送信される。次に、ステップ720において、血栓から反射した超音波エコーを表す超音波信号が受信される。ステップ730において、血栓から反射した超音波エコーを表す超音波信号の強度に基づいて、血栓の急性度が判定される。場合によっては、方法700は更に、超音波信号のグレースケール画像を表示することを含む。
[0055] 図14は、本開示の態様にしたがって、超音波信号の強度に基づいて血栓の急性度を判定するステップ730の更なるステップを説明するフローチャートを示す。ステップ731において、超音波信号の強度が閾値強度と比較される。超音波信号が閾値信号強度を下回る場合、ステップ732において、血栓が急性であると判定される。超音波信号が閾値信号強度以上である場合、ステップ733において、血栓は慢性であると判定される。
[0056] 当業者であれば、上記装置、システム及び方法が様々なやり方で修正可能であることを認識するであろう。したがって、当業者であれば、本開示に含まれる実施形態が上記特定の例示的な実施形態に限定されないことは理解するであろう。この点に関して、例示的な実施形態を図示し説明したが、前述の開示では、広範な修正、変更及び置換が想定されている。このような変形は、本開示の範囲から逸脱することなく、前述のものに対してなされてよいことが理解される。したがって、添付の特許請求の範囲を広くかつ本開示と合致するやり方で解釈することが適切である。

Claims (15)

  1. 患者の深部静脈に形成された血栓により引き起こされる深部静脈血栓症(DVT)を評価するシステムの作動方法であって、前記システムは、超音波撮像デバイスと通信するコンピューティングデバイス及びディスプレイを備え、前記方法は、
    前記コンピューティングデバイス、前記血栓から反射した、前記超音波撮像デバイスによって送信された超音波パルスに関連する超音波エコーを表す超音波信号を受信するステップと、
    前記コンピューティングデバイス、前記超音波信号の強度に基づいて前記血栓の急性度を判定するステップと、
    前記コンピューティングデバイスが、判定された前記急性度のグラフィック表示を前記ディスプレイに出力するステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記コンピューティングデバイスが前記血栓の前記急性度を判定するステップは、
    前記コンピューティングデバイスが、前記超音波信号の強度を閾値信号強度と比較するステップと、
    前記超音波信号の強度が前記閾値信号強度を下回る場合、前記コンピューティングデバイスが、前記血栓が急性であると判定するステップと、
    前記超音波信号の強度が前記閾値信号強度以上である場合、前記コンピューティングデバイスが、前記血栓が慢性であると判定するステップと、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ディスプレイ前記超音波信号のグレースケール画像を表示するステップを更に含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ディスプレイが前記超音波信号の前記グレースケール画像を表示するステップは、
    前記超音波信号の強度が前記閾値信号強度を下回る場合、前記ディスプレイが第1のグラフィックオーバーレイを用いて前記超音波信号の前記グレースケール画像を表示するステップと、
    前記超音波信号の強度が前記閾値信号強度以上である場合、前記ディスプレイが第2のグラフィックオーバーレイを用いて前記超音波信号の前記グレースケール画像を表示するステップと、
    を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 患者の深部静脈に形成された血栓により引き起こされる深部静脈血栓症(DVT)を評価するシステムであって、
    超音波撮像デバイスと通信するプロセッサを含み、
    前記プロセッサは、
    前記血栓から反射した、前記超音波撮像デバイスによって送信された超音波パルスに関連する超音波エコーを表す超音波信号を受信し、
    前記超音波信号の強度に基づいて、前記血栓の急性度を判定し、
    判定された前記急性度のグラフィック表示をディスプレイに出力する、システム。
  6. 前記超音波撮像デバイスを更に含み、前記超音波撮像デバイスは、前記血栓が位置する前記深部静脈内に前記超音波パルスを送信し、前記血栓から反射した前記超音波エコーを表す前記超音波信号を受信する、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記プロセッサは、前記超音波信号の強度を閾値信号強度と比較し、前記超音波信号の強度が前記閾値信号強度を下回る場合、前記血栓が急性であると判定し、前記超音波信号の強度が前記閾値信号強度以上である場合、前記血栓が慢性であると判定する、請求項5に記載のシステム。
  8. 前記血栓から反射した前記超音波エコーを表す前記超音波信号のグレースケール画像を表示する前記ディスプレイを更に含む、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記ディスプレイは、前記超音波信号の強度が前記閾値信号強度を下回る場合、第1のグラフィックオーバーレイを用いて前記超音波信号の前記グレースケール画像を表示し、前記超音波信号の強度が前記閾値信号強度以上である場合、第2のグラフィックオーバーレイを用いて前記超音波信号の前記グレースケール画像を表示する、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記第1のグラフィックオーバーレイは、第1の色を含み、前記第2のグラフィックオーバーレイは、前記第1の色とは異なる第2の色を含む、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記第1のグラフィックオーバーレイは、第1のテキストを含み、前記第2のグラフィックオーバーレイは、前記第1のテキストとは異なる第2のテキストを含む、請求項9に記載のシステム。
  12. 前記超音波撮像デバイスは、血管内超音波カテーテルである、請求項5に記載のシステム。
  13. 前記超音波撮像デバイスは、外部超音波プローブである、請求項5に記載のシステム。
  14. 前記超音波パルスは10MHzの周波数又は20MHzの周波数を含む、請求項5に記載のシステム。
  15. 前記閾値信号強度は、超音波撮像周波数での背景血液スペックルの輝度と比較して+3~+6dBの間隔である、請求項7に記載のシステム。
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