JP7179368B2 - 出没時刻提供方法、出没時刻提供装置及び出没時刻提供プログラム - Google Patents

出没時刻提供方法、出没時刻提供装置及び出没時刻提供プログラム Download PDF

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本発明は、スカイラインにおける天体の出没時刻を提供するための出没時刻提供方法、出没時刻提供装置及び出没時刻提供プログラムに関するものである。
従来から、太陽や月等の天体の出没時刻(太陽の場合は、日の出時刻及び/又は日の入り時刻(日没時刻))の提供が行われている。例えば、非特許文献1では、地平線を求め、その地平線に太陽の上縁が現れる時刻を日の出時刻として、あるいは地平線に太陽が没する時刻を日の入り時刻として計算する。ここでの地平線とは、観測点の標高により見える範囲が変わること、大気による太陽光の屈折の効果、及び地球が太陽を公転する軌道が楕円軌道であることから見かけの太陽の大きさが変化すること等を考慮して定められる。この地平線を、太陽の地平線と呼ぶことにする。従来の日の出、日の入り時刻はこの太陽の地平線に黄道(太陽の見かけの軌道)が交差する時刻として計算されている。
更に、特許文献1として、太陽及び満月の出入り時刻方位情景表示具が知られている。特許文献1では、特定の展望者の位置に対応して、極座標系グラフを、国立天文台から提供される日の出・日の入り時刻及び方位、朔弦望の中から特定の月相に限った月の出入り時刻及び方位をそれぞれプロットして作成し、これにより太陽及び月の出入り時刻と方位を与える装置を提供することを説明している。地平線、水平線からの出入りに加えて特定の対象物の位置と高さとを地図から特定して仰角を計算することにより対象物の背景からの出入りの時刻方角を与えている。
また、特許文献2として、地図情報あるいはデータベースにある高度情報を利用して、任意の位置からみた山岳の様子を山岳形状表示機能が表示し、山名・標高表示機能、広面積表示機能、天空情報表示機能、目標物表示機能がそれぞれ表示を行い、景色を作成する技術が知られている。特許文献2では、任意の場所の任意の方向の景色を作り出す景色表示装置を、地図データと、位置情報を入力する位置入力手段と、前記地図データ内の高度情報を用いて山岳形状を作成して景色画面に表示する。またここでは景色とともに星座の表示を行うことも示されている。太陽の軌道軌跡情報もデータベースとしておいて太陽の軌跡を景色と合わせて表示する記載もある。
長沢 工「日の出・日の入りの計算 天体の出没時刻の求め方」,地人書館(1999年)
実用新案登録第3154071号公報 特開平8-201076号公報
日本の国内のほとんどの場所では天体の出没方向に山岳が存在し、非特許文献1のような太陽の地平線を前提とする出没時刻は、現実の日の出、日の入り時刻と異なることが普通である。より現実に即した日の出、日の入り時刻を計算する為には、太陽の地平線ではなく、空を背景として山岳の稜線等が描く輪郭線(以降、スカイラインと呼称する)における出没時刻を計算する必要がある。
地形を考慮して日の出、日の入り時刻を計算するとしても、特許文献1のように、予め特定の場所での出没時刻と方角を判定する図形を国立天文台の提供するデータや国土地理院の地形図をもとに作成することが行われるが、任意の場所と日付において要求に応じて即座に日の出、日の入り時刻とその方角を提供することはできない。
特許文献2では、任意の地点からの景色を表示するために、地図データ中の高度情報を使用して景色を表示する装置を提供するものである。ここでは任意の地点間の鉛直方向の切断面を地図データ中の高度情報から得ることも述べているが、具体的にそのための方法や、手段は開示されていない。また、スカイラインを考慮して、星座や日の出、日の入りも景色とともに表示できるとしているが、任意の場所と日付において、具体的にどのようにそれらを計算して提供するかを開示していない。更には、これらの計算のために時間がかかりこれを実用的にするための方法、手段をどのようなものとするかを開示していない。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたものであり、スカイラインにおける天体の出没時刻提供方法を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、スカイラインにおける天体の出没時刻を提供する出没時刻提供方法であって、
出没時刻提供装置が、日付及び、基準地点の位置情報の入力を受け付ける入力ステップと、
前記日付及び位置情報を用いて、前記日付に前記基準地点から見た天体の軌道座標を取得する軌道座標取得ステップと、
前記基準地点から見た所定の方角上に存在する複数の候補地点について、前記基準地点からの距離及び前記候補地点の高さに基づく高さ角度を取得する高さ角度取得ステップと、
前記方角における高さ角度の最大値を取得することで前記スカイライン座標を取得するスカイライン座標取得ステップと、
前記スカイライン座標及び前記軌道座標に基づいて、スカイラインにおける天体の出没時刻を決定する時刻決定ステップと、を有する。
また、本発明は、スカイラインにおける天体の出没時刻を提供する出没時刻提供装置であって、
日付及び、基準地点の位置情報の入力を受け付けるデータ入力部と、
前記日付及び位置情報を用いて、前記日付に前記基準地点から見た天体の軌道座標を取得する軌道座標取得部と、
前記基準地点から見た所定の方角上に存在する複数の候補地点について、前記基準地点からの距離及び前記候補地点の高さに基づく高さ角度を取得する高さ角度取得部と、
前記方角における高さ角度の最大値を取得することで前記スカイライン座標を取得するスカイライン座標取得部と、
前記スカイライン座標及び前記軌道座標に基づいて、スカイラインにおける天体の出没時刻を決定する時刻決定部と、を有する。
また、本発明は、スカイラインにおける天体の出没時刻を提供する出没時刻提供プログラムであって、
コンピュータを、日付及び、基準地点の位置情報の入力を受け付けるデータ入力部と、
前記日付及び位置情報を用いて、前記日付に前記基準地点から見た天体の軌道座標を取得する軌道座標取得部と、
前記基準地点から見た所定の方角上に存在する複数の候補地点について、前記基準地点からの距離及び前記候補地点の高さに基づく高さ角度を取得する高さ角度取得部と、
前記方角における高さ角度の最大値を取得することで前記スカイライン座標を取得するスカイライン座標取得部と、
前記スカイライン座標及び前記軌道座標に基づいて、スカイラインにおける天体の出没時刻を決定する時刻決定部と、として機能させる。
このような構成とすることによって、スカイラインを計算し、スカイラインにおける天体の出没時刻を提供することができる。
本発明の好ましい形態では、前記高さ角度取得ステップは、第1間隔を隔てて存在する複数の候補地点について前記高さ角度を取得するステップと、
前記高さ角度が最大となった前記候補地点周辺において、更に、第2間隔を隔てて存在する複数の候補地点について前記高さ角度を取得するステップとを有し、
前記第2間隔は、前記第1間隔より狭い間隔である。
本発明の好ましい形態では、前記第1の間隔を隔てて存在する複数の候補地点について前記高さ角度を取得するステップは、前記第1の間隔を隔てて存在する複数の候補地点に加えて、第3の間隔を隔てて存在する複数の候補地点について前記高さ角度を取得し、
前記第3間隔は、前記第1間隔より狭い間隔であって、前記第3間隔を隔てて存在する複数組の候補地点の全ては、前記第1間隔を隔てて存在する複数組の候補地点より前記基準地点近傍に存在し、
前記第2間隔は、前記第1間隔及び前記第3間隔より狭い間隔である。
このような構成とすることで、スカイライン座標の計算回数を削減することができる。
本発明の好ましい形態では、前記軌道座標取得ステップは、ある時刻において前記天体が位置する方角及び高さ角度を計算点として、所定の時間間隔で複数求めるステップと、
前記複数の計算点を近似線で結んで、任意の方角、高さ角度及び時刻を求める近似関数を計算するステップと、を有する。
このような構成とすることで、軌道座標の計算回数を削減することができる。
本発明の好ましい形態では、前記高さ角度取得ステップが、前記軌道座標取得ステップで求めた前記方角上における複数の候補地点について高さ角度を取得する処理と、
前記スカイライン座標取得ステップが、前記方角における前記スカイライン座標を取得し、更に、前記軌道座標取得ステップが、前記スカイライン座標取得ステップで取得したスカイライン座標の高さ角度から軌道座標を取得し、新たな方角を決定する処理とを、収束条件を満たすまで収束計算することで、前記スカイライン及び前記軌道の交点を求め、
前記時刻決定ステップは、前記交点における天体の出没時刻を決定し、
前記収束計算の初期値として、前記軌道座標取得ステップは、地平線における前記天体が出没する方角を取得する。
このような構成とすることで、スカイライン座標及び軌道座標の計算回数を削減することができる。
本発明の好ましい形態では、前記スカイライン座標取得ステップで取得したスカイライン座標を連ねて、スカイラインデータを生成するスカイラインデータ生成ステップと、
前記スカイライン座標を取得する際の前記基準地点の位置情報及び前記スカイラインデータを対応付けてスカイラインデータベースに格納するスカイラインデータ格納ステップと、
前記入力ステップで受け付けた前記基準地点の位置情報に基づいて、前記スカイラインデータベースに格納されたスカイラインデータを検索する利用ステップと、を有する。
このような構成とすることで、スカイライン座標の計算を削減することができる。
本発明によれば、スカイラインにおける天体の出没時刻提供方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に関する出没時刻の提供方法の概略図である。 本発明の実施形態1に関する出没時刻提供システムのブロック図である。 本発明の実施形態1に関する出没時刻提供のための処理フローチャートである。 本発明の実施形態1に関する操作用画面の画面表示例である。 本発明の実施形態1に関する軌道の計算方法を示す図である。 本発明の実施形態1に関する高さ角度取得ステップの模式図である。 本発明の実施形態1に関する標高検索の最遠距離を示す図である。 本発明の実施形態1に関する候補地点の検索方法を示す概念図である。 本発明の実施形態2に関する収束計算の方法を示す概念図である。
<実施形態1>
以下、図面を用いて、本発明の実施形態1に関する出没時刻提供システムについて説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではなく、様々な構成を採用することもできる。実施形態1は、後述するスカイラインデータを求め、スカイラインデータを用いて天体の出没時刻を求める方法について説明する。
例えば、本実施形態では出没時刻提供システムの構成、動作などについて説明するが、同様の構成の方法、装置、コンピュータプログラム、記録媒体なども、同様の作用効果を奏することができる。また、プログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。この記録媒体を用いれば、例えばコンピュータに前記プログラムをインストールすることができる。ここで、前記プログラムを記憶した記録媒体は、例えばCD-ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
図1は、本発明の実施形態に関する出没時刻の提供方法の概略図である。符号MOは山岳を示す。利用者の位置及び、1又は複数の山岳MOの位置関係によって、空を背景として山岳の稜線等が描く輪郭線(スカイラインSL)が決定される。符号SNは太陽であり、符号SOは太陽SNの軌道(黄道)を示す。ここで、日の出方角のスカイラインSLを日の出スカイラインSR、日の入り方角のスカイラインSLを日の入りスカイラインSSと呼称する。
一般的に日の出(日の入り)時刻を求める場合には、太陽の地平線HOにおける日の出(日の入り)の時刻TR(TS)を求める。利用者は、利用者端末装置CPを操作して、日の出スカイラインSR(日の入りスカイラインSS)における日の出(日の入り)の時刻STR(STS)を求める。ここで、太陽SNが軌道SOに沿って見かけ移動する時、地平線HOにおける日の出(日の入り)の方角を方角DR(方角DS)、日の出スカイラインSR(日の入りスカイラインSS)における日の出(日の入り)の方角を方角SDR(方角SDS)とする。また、地平線HOにおける日の出(日の入り)の高さ角度を高さ角度HR(高さ角度HS)、スカイラインSLにおける日の出(日の入り)の高さ角度を高さ角度SHR(高さ角度SHS)とする。
なお、本実施形態では、日の出時刻STR、日の入り時刻STSの提供方法に説明するが、同様に月やその他の天体の見かけの軌道を求めることで、月やその他の天体についての出没時刻を求めることができる。また、本実施形態では、山岳MOによってスカイラインSLを決定する場合について説明するが、スカイラインSLは地形に限らず、例えば建築物を考慮して決定してもよい。建築物を考慮する場合には、地図情報データベースに建築物の緯度、経度及び高さを登録すればよい。本発明において「出没」とは、天体が見かけ上出現すること及び、見かけ上の消失することの一方のみを指してもよく、例えば、出没時刻提供システムが、日の出時刻のみを求める構成であってもよい。
出没時刻提供システム1は、出没時刻提供装置100及び、利用者が操作する利用者端末装置CPを備える。出没時刻提供装置100及び利用者端末装置CPは、ネットワークNWによって通信可能に構成されている。無線基地局BSは、ネットワークNWに接続され、利用者端末装置CPとの間で無線通信接続を確立して、利用者端末装置CPによるデータ通信等を提供する装置である。本実施形態では、出没時刻提供プログラムを実行する出没時刻提供装置100をサーバ、利用者端末装置CPをクライアントとするクライアントサーバモデルの実施形態について説明するが、出没時刻提供装置100が有する後述の機能構成要素の一部又は全部を、利用者端末装置CPが有する構成としても構わない。
図2は、本実施形態に関する出没時刻提供システム機能構成要素を示すブロック図である。出没時刻提供装置100は、制御部101、記憶部102及び、通信部103を備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを含み、OSやウェブブラウザアプリケーション、その他のアプリケーション等を実行することで、出没時刻提供装置100の全体を制御する。制御部101は、CPUを搭載した半導体デバイスや、DSP(Digital Signal Processor)、ASICやFPGA等によるハードウェア回路等、任意のプロセッサを用いることが可能である。
記憶部102は、RAMやROM等の記憶装置を含み、RAMはCPU(制御部101)のワーキングメモリ等として使用され、CPU(制御部101)による演算結果を一時的に格納する。ROMにはCPU(制御部101)用のプログラムが記録され、CPU(制御部101)からの要求に応じて、プログラムの実行命令を順次出力する。本実施形態では、記憶部102は、オペレーティングシステム(OS)及び、出没時刻提供アプリケーション等を記憶する。通信部103は、利用者端末装置CPをネットワークNWに接続し、利用者端末装置CP等との通信を制御する。
制御部101は、アプリケーション実行部111を備える。アプリケーション実行部111は、本発明の出没時刻提供プログラムを実行することによって、出没時刻提供システム1の各機能モジュールが制御部101上に仮想的に構築される。
利用者端末装置CPは利用者が操作する端末装置であって、図示例ではスマートフォンであるが、例えばPC、タブレット端末、などを用いることもできる。利用者端末装置CPは、出没時刻提供装置100に対して出没時刻の提供リクエスト、操作用画面の表示等を行う為の出没時刻利用アプリケーション、あるいは、これらをインターネット通信等により実現する為のウェブブラウザアプリケーション等を記憶している。
利用者端末装置CPは、制御部901、記憶部902、通信部903、入力部904、出力部905、内部時計906及び、GNSS(Global Navigation Satellite System)位置情報インタフェース907を備える。
制御部901は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを含み、OSやウェブブラウザアプリケーション、その他のアプリケーション等を実行することで、利用者端末装置CPの全体を制御する。制御部901は、CPUを搭載した半導体デバイスや、DSP(Digital Signal Processor)、ASICやFPGA等によるハードウェア回路等、任意のプロセッサを用いることが可能である。
記憶部902は、RAMやROM等の記憶装置を含み、RAMはCPU(制御部901)のワーキングメモリ等として使用され、CPU(制御部901)による演算結果を一時的に格納する。ROMにはCPU(制御部901)用のプログラムが記録され、CPU(制御部901)からの要求に応じて、プログラムの実行命令を順次出力する。本実施形態では、記憶部902は、オペレーティングシステム(OS)並びに、出没時刻利用アプリケーション又はウェブブラウザアプリケーション等を記憶する。通信部903は、利用者端末装置CPをネットワークNWに接続し、出没時刻提供装置100等との通信を制御する。ネットワークNWとして採用される手段は様々あり得るが、携帯電話通信や無線LANからのインターネット接続により、通信を実現することが一般的である。
入力部904は、タッチパネル、ボタン、マウス及びキーボード等の操作デバイスから操作信号を受信し、受信した操作信号を制御部901に伝えることで、利用者はOSやアプリケーションに対する操作を行うことができる。出力部905は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスより映像や音声を出力するために、映像信号や音声信号を送出する。入力部904及び出力部905には、タッチパネル等の操作デバイスが接続されており、操作用画面の表示データをディスプレイ等の出力デバイスに表示させ、それに応じたタッチ操作等をさせることによって操作信号を取得するGUIが提供される。内部時計906は日付、時刻データを制御部901に与える。GNSS位置情報インタフェース907は、GNSS電波を受信してその場所における位置情報を取得し、制御部901に与える。
図2に示すように、出没時刻提供プログラムを実行した出没時刻提供装置100において、制御部101のアプリケーション実行部111は、データ入力部2、軌道座標取得部3、高さ角度取得部4、スカイライン座標取得部5、スカイラインデータ生成部6、スカイラインデータ格納部7、スカイデータ利用部8及び、時刻決定部9を有する。また、出没時刻提供装置100は、記憶部102に、計算パラメタファイル21、地図データベース22及びスカイラインデータベース23を有する。
記憶部102は、計算パラメタファイル21として、天体の軌道やスカイラインを計算する際に用いる所定のパラメタを記録する。地図データベース22は、各地点の緯度、経度並びに標高が紐づけられた地形図情報を記憶する。また、スカイラインデータベース23は、後述のスカイラインデータを記憶する。以降は、不明にならない範囲で、これらデータの介在を省略する。
本実施形態では、記憶部102に地図データベース22として地形図情報を記憶しているが、例えば、API等により外部サービスから取得してきても構わない。
次いで、図3~図8を参照して、出没時刻の提供方法について説明する。図3は、出没時刻提供のための処理フローチャートである。
<基準地点の入力>
図4は、操作用画面の画面表示例である。利用者端末装置CPは、出力部905を介して出力デバイスに操作用画面W90を表示処理する。操作用画面W90は、日付入力部分W91、今日の日付ボタンW92、位置入力部分W93、現在位置取得ボタンW94、日の出・入りボタンW95、日の出・入り表示部分W96、日の出地形画像表示部分W97及び、日の入り地形画像表示部分W98を備える。利用者は、入力デバイス及び入力部904を操作して、日付入力部分W91に出没時刻を取得したい日付データを書き込む。今日の日付ボタンW92が選択操作されると、内部時計906から本日の日付を取得して、日付入力部分W91に書き込む。
また、利用者は、入力デバイス及び入力部904を操作して、位置入力部分W93に、基準地点の位置情報として、緯度(北緯)、経度(東経)、標高を書き込む。現在位置取得ボタンW94が選択操作されると、GNSS位置情報インタフェース907から取得した現在地の緯度・経度・標高データが位置情報として、位置入力部分W93に入力される。利用者は、日付、位置情報を入力した後、日の出・入りボタンW95を選択操作する。日の出・入りボタンW95が選択操作されると、出没時刻提供装置100に日付及び位置情報が送信される。出没時刻提供装置100のデータ入力部2は、ステップS31において、送信された日付及び位置情報を受け付ける。
また、出没時刻提供装置100が、以降に述べる方法で計算した出没計算結果データを利用者端末装置CPに返送すると、利用者端末装置CPは、日の出・入り表示部分W96に、日の出、日の入りの時刻とともに方角(真北を0°、として東方向周りに測定した水平方向の角度)を表示する。更に、利用者端末装置CPは、日の出地形画像表示部分W97及び、日の入り地形画像表示部分W98に、軌道SO、日の出スカイラインSR、日の入りスカイラインSSを表示して、画像によって日の出と日の入りの方角を提示する。
<軌道座標及び地平線における出没方角、高さ角度の決定>
データ入力部2が日付及び基準地点の位置情報を受け付けると、軌道座標取得部3は、日付及び位置情報を用いて、この日付に、この基準地点から見た天体の見かけ上の軌道座標を複数取得すると共に(ステップS32)、地平線HOにおける日の出(日の入り)の方角DR(方角DS)及び高さ角度HR(高さ角度HS)を計算する(ステップS33)。軌道座標Pは、基準地点から見た見かけ上の天体の方角X、天体の高さ角度Y、時刻Tを有する。
本実施形態では、日の出、日の入りを対象としているので、軌道座標取得部3は、およそ想定される時間範囲について、所定の時間間隔で計算を行う。日の出については、地平線HOにおける日の出の軌道座標Pとして、地平線HOにおける日の出の時刻Tをまずは計算し、その方角Xも計算する(従来技術)。計算の精度(計算間隔)を1分とすると、このPから1分ごとに方角X(i=0,1,2・・・N)と、太陽の高度を示す高さ角度Y(i=0,1,2・・・N)を逐次計算する。計算範囲としての回数Nとしては、例えば、地平線HOからの日の出の2時間後まで、時間の精度を1分とする場合は、N=2×60=120となる。従って、軌道(黄道)はP(Ti,i,)の配列データ(i=0,1,2・・・N)として記憶部102(RAM)上に作成される。日の入りについても上記の日の出と同様であるが、地平線の日の入り方角に対して、日の出とは逆方向(日の入り方向:西から南の方向に向かって)に逐次計算する。このような計算範囲は要求により変わるので、計算パラメタファイルとして記憶部102に記録しておき、軌道座標取得部3は、日時及び/又は基準地点の位置情報に基づいて、適切な計算パラメタを取り込む。
なお、地域によっては、日の出及び日の入りが短い間隔で起こったり、複数回起こったりする。そのため、ある季節のある地点における日の出及び/又は日の入りの計算範囲は、必ずしも1つでなくてよく、また、計算範囲が日の出及び日の入りの双方の計算に用いられてもよい。
図5は、軌道の計算方法を示す図である。軌道座標取得部3は、およそ想定される時間範囲について、所定の時間間隔で軌道座標の計算を行う。本実施形態では、軌道座標取得部3は、ある時刻において天体が位置する方角及び高さ角度を計算点として、所定の時間間隔で複数求め、複数の計算点を近似線で結んで、任意の方角、高さ角度及び時刻を求める近似関数を計算する。ここで、所定の時間間隔として、例えば30分毎に、軌道座標P(T,X,Y)(i=1,2・・・,N)を計算し、連続する座標点を直線で結ぶ関数を、(1)式~(3)式を用いて直線関数で近似して表す。
Figure 0007179368000001
Figure 0007179368000002
Figure 0007179368000003
(1)式によれば方角Xを与えて、その際の高さ角度Yを、(2)式によれば高さ角度Yを与えてその際の方角Xを、(3)式によれば方角Xを与えてその際の時刻Tを求めることができる。例えば、図示例のように、方角X(X<X<X)における高さ角度Yを知りたい場合は、(1)式を用いる。このように計算した軌道座標を近似線で結んで、方角X、高さ角度Y、時刻Tを近似関数で計算することで、計算負荷の高い軌道座標の計算を簡単化し、それぞれを即座に得ることができる。
なお、必ずしも近似関数を利用する必要はなく、軌道座標取得部3は、例えば、1分等の時間間隔で軌道座標を計算しても構わない。また、例えば、30分等の時間間隔で軌道座標を計算し、間の軌道座標を1分等の時間間隔で計算しておき、P(Ti,i,)の配列データ(i=0,1,2・・・N)として記憶部102(RAM)上に記憶してもよい。
<スカイラインデータ作成、日の出方角>
ステップS34では、日の出方角におけるスカイラインSRを計算する。図6は、日の出方角における高さ角度取得ステップの模式図である。高さ角度取得部4は、基準地点から見た所定の方角上に存在する複数の候補地点について、基準地点からの距離及び候補地点の高さに基づく高さ角度を取得する。
まず、高さ角度取得部4は、軌道座標取得部3が計算した日の出方角DRについて、地図データベース22を参照し、その方角d(DR)上の候補地点を検索する。検索の最遠距離の詳細、候補地点の決定方法については、後述する。高さ角度取得部4は、複数の候補地点を基準地点(基準地点の標高hは位置情報として与えられている)から遠くに向かって検索し、地図データベース22より検索されたそれぞれの候補地点の標高hに対して、基準地点及び候補地点の距離Lから地球の円みによる沈み距離ΔR(Lが地球半径Rより十分小さい近似でΔR=0.5L/R)を計算する。標高補正データをh-h-ΔRとし、基準地点から見た候補地点の高さ角度φを、そこまでの距離Lをもとに(4)式により計算する。
Figure 0007179368000004
<最遠距離の決定>
候補地点の標高検索の間隔は例えば10m毎に、遠方は次に示す最遠距離に至るまでを計算する。最遠距離は一律に決定すると、例えば平野に続いて海の上までのように標高を検索することに意味がない、あるいは遠方になれば明らかに最大見上げ角度は無いような場合の、無駄な標高検索と計算を行うことになる。そこで、図7に例示すように、実線31で区分した領域内での最遠距離を東側で100km、西側で150km(一点鎖線32の範囲内)のようにその区分ごとに、それ以上の距離の標高を検索しても見上げ最大角度はない距離を予め定義し、計算パラメタファイル21として記憶しておく。図7の例では、北西点と南東点の二点でつくる矩形範囲内の点での標高検索の東西方向の検索最遠距離を以下のように定義する。日本国内をこのような矩形範囲で区分して最遠距離を定義することにより、標高検索に要する時間の短縮が可能となる。
中部1:北西点緯度=37° 北西点経度=137° 南東点緯度=34.5° 南東点経度=138°
東側最遠距離=100km 西側最遠距離=150km
スカイライン座標取得部5は、ある方角における高さ角度の最大値を取得し、スカイライン座標を取得する。スカイライン座標取得部5は、高さ角度取得部4が算定した複数の候補地点のうち、高さ角度が最大値をとる候補地点を決定し、この最大角度を、この方角におけるスカイラインSR上の一点であるスカイライン座標とする。
図6(a)において、基準地点Oを起点として、各候補地点の標高を検索すれば、標高検索結果として方角dにおける地形の断面形状が得られる。図6(a)の例では、方角d(DR)において、地点A及び地点Bが候補地点として選ばれたとする。この時、基準地点Oから地点Aを見上げた高さ角度φ0Aは、地点Bを見上げた高さ角度φB0より大きい為、方角d(DR)における最大の高さ角度φ0MAXとなる。スカイライン座標取得部5は、方角=d、高さ角度φ0MAX(=高さ角度φ0A)とするスカイライン座標cを決定する。スカイラインはC(Ti,i,)の配列データ(i=0,1,2・・・N)として記憶部102(RAM)上に作成される。
高さ角度取得部4及びスカイライン座標取得部5は、日の出方角DR(方角d)から南へ、所定の角度毎に上記の計算を実施し、スカイライン座標c0~Nを決定する。図示例では、高さ角度取得部4及びスカイライン座標取得部5は、方角d(DR)、d1、、・・・、dの各方角について上記の計算を行い、スカイライン座標c0~Nを計算する。図6(b)は、計算したスカイライン座標c0~Nを並べて生成された日の出スカイラインSRを示す図である。この所定の方角の最大値(スカイライン座標の最南点の方角d)は、例えば、軌道座標Pの方角Xとする。
なお、スカイライン座標c0~Nの方角は、軌道座標の方角Xiと一致させておくと、後述する出没時刻の計算が簡素化される。
<スカイラインデータ作成、日の入り方角>
また、ステップS35では、同様に日の入り方角におけるスカイラインSSを計算する。高さ角度取得部4は、軌道座標取得部3が計算した日の入り方角DSについて、地図データベース22を参照し、その方角d(DS)上の候補地点を検索する。また、高さ角度取得部4及びスカイライン座標取得部5は、日の入り方角DS(方角d)から南へ、所定の角度毎に上記の計算を実施し、スカイライン座標c0~Nを決定する。
<スカイラインデータの再利用>
スカイラインデータ生成部6は、スカイライン座標取得部5が取得したスカイライン座標を連ねて、スカイラインデータを生成する。本実施形態では、スカイラインデータ格納部7は、スカイライン座標を取得する際の基準地点の位置情報、スカイラインデータ生成部6が生成したスカイラインデータ及び、スカイラインデータの生成日時を対応付けてスカイラインデータベース23に格納する。
スカイデータ利用部8は、データ入力部2が受け付けた基準地点の位置情報に基づいて、スカイラインデータベース23に格納されたスカイラインデータを検索し、利用する。本実施形態では、ステップS34(ステップS35)において、ステップS31で受け付けた位置情報に基づいて、スカイラインデータベース23内のスカイラインデータを検索する。そして、スカイラインデータベース23に記録された基準地点が、ステップS31で受け付けた位置情報と近いと判断される場合には、高さ角度取得部4及びスカイライン座標取得部5によるスカイライン座標の計算を行うことなく、スカイラインデータベース23に記録されたスカイラインデータを取得し、次のステップに進む。
<出没時刻の計算>
ステップS36において、時刻決定部9は、スカイライン座標及び軌道座標に基づいて、スカイラインにおける天体の出没時刻を計算する。軌道座標取得部3がステップS32で計算した軌道座標の配列(T,X,Y)と、スカイラインの配列(T,X,Z)より方角Xを取り出して、その方角Xごとに算定した最大高さ角度ZをYと比較する。なお、高さ角度Zと高さ角度Yiは一致するとは限らないが、日の入りの場合にはZ<Yとなる直後にZi+1>=Yi+1となれば(日の出の場合にはZ>Yとなる直後にZi+1=<Yi+1となれば)、そこを一致点とみなす。
あるいは、軌道座標取得部3がステップS32で計算した軌道座標を補完した関数により定義される軌道関数と、スカイライン座標取得部5がステップS34(ステップS35)で計算したスカイライン座標を補完したスカイライン関数と、の交点を求めることで、日の出(日の入り)時刻を計算してもよい。なお、補間の方法は任意であり、例えば線形補間により計算を行う。
時刻決定部9は、この一致点(又は交点)を、日の出スカイラインSR(日の入りスカイラインSS)と軌道SOの交わる点の日の出方角SDR(日の入り方角SDS)と日の出高さ角度SHR(日の入り高さ角度SHS)を計算する。
ステップS37において、時刻決定部9は、日の出高さ角度SHR(日の入り高さ角度SHS)と一致する時刻、すなわちスカイライン日の出時刻STR(スカイライン日の入り時刻STS)を計算する。例えば、既述の(3)式などを用いて時刻STR(時刻STS)を計算する。
ステップS38では、時刻決定部9が求めた日の出時刻STR、方角SDR、日の入り時刻STS、方角SDSを出没計算結果データとして、利用者端末装置CPに送信(返送)する。利用者端末装置CPは、受け取った出没計算結果データを表示処理し、図3で例示するような日の出・入り表示部分W96、日の出地形画像表示部分W97及び、日の入り地形画像表示部分W98が表示処理される。
<候補地点の決定方法>
ここで、ステップS34(ステップS35)において、高さ角度取得部4が行う候補地点の検索方法について細述する。図8は、候補地点の検索方法を示す概念図である。
図8(a)に示す計算方法では、高さ角度取得部4は、最初に検索の間隔を広く第1間隔D1で検索して、第1の候補地点を検索し、その中から高さ角度の最大点となる候補地点Aを求める。次に、その候補地点Aの前後の間隔について、検索の間隔を第2間隔D2に狭くして(第1間隔>第2間隔)再度標高の検索を繰り返す。図示例では、候補地点Aの前後の間隔として、候補地点A1からA2迄の間について、第2間隔D2で検索をすることで、新たな候補地点a1,a2,a3,a4・・・を得る。そして高さ角度取得部4は、最大角度となった候補地点をスカイライン座標の高さ角度とする。
本実施形態では、高さ角度取得部4は、2回目の検索で最大角度となった候補地点a4を最大角度と判断しているが、例えば、前の検索(ここでは1回目の第1間隔D1での検索)において得られた候補地点を、比較対象に加えて最大角度を決定してよい。なお、この検索間隔を狭くしていく繰り返し検索は二回とは限らずに三回、四回と実施してもよい。また、本実施形態では、候補地点Aの前後の間隔を決定する際に、その前後の候補地点までの距離(第1間隔の2倍)としたが、この間隔は任意の距離として構わない。
基準地点Oに近い候補地点については、(1)式の通り、標高hが低くても、距離Lが小さく高さ角度φが大きくなることが避けられない。このため、図8(b)に示す計算方法では、高さ角度取得部4は、基準地点Oから近い範囲(例えばL<10km)での検索の間隔を狭くして第3間隔D3で検索し、遠くなる範囲(10km≦L)の検索の間隔を広くして(第1間隔)標高を検索する(第1間隔>第3間隔)。これにより標高検索の回数を少なくして見上げ角度の最大点を求めることにより、近くでのスカイラインとなる点の見逃しを回避できる。なお、この検索方法は、図8(a)に示す検索方法の1回目の検索時や、2回目以降の検索距離が基準地点Oに近い、あるいは基準地点Oを含むような場合に組み合わせてもよい。このようにすることで、標高点の検索回数を格段に少なくし、計算時間の短縮に大きな効果がある。
<実施形態2>
次いで、図9を用いて、本発明の実施形態2に関する出没時刻提供システムについて説明する。なお、実施形態1と同様の構成については、同様の符号を付してその説明を省略する。
実施形態2では、スカイラインデータを求めずに、図3のステップS34~ステップS36に代えて、収束計算によって日の出方角SDR(日の入り方角SDS)と日の出高さ角度SHR(日の入り高さ角度SHS)を計算する。
収束計算として、高さ角度取得部4が、軌道座標取得部3で求めた方角上における複数の候補地点について高さ角度を取得し、スカイライン座標取得部5が、当該方角におけるスカイライン座標を取得し、更に、軌道座標取得部3が、スカイライン座標取得部5で取得したスカイライン座標の高さ角度から軌道座標を取得し、新たな方角を決定する処理とを、収束条件を満たすまで収束計算することで、スカイライン及び軌道の交点を求め、時刻決定部9は、この交点における天体の出没時刻を決定し、収束計算の初期値として、軌道座標取得部3は、地平線における天体が出没する方角とする。
図9を用いて、より具体的に説明する。図9は、日の出方角における収束計算の方法を示す概念図である。まず、軌道座標取得部3は、地平線HOの日の出の点pを求める。そして、高さ角度取得部4は、点pの方角X(方角DR)について高さ角度を計算し、スカイライン座標取得部5は、その方角X0でのスカイラインSR上の点p(スカイライン座標)を求める。次にpの高さ角度φ1となる軌道上の点pを(1)式を用いて計算する。
次に高さ角度取得部4は、点pの方角Xについて高さ角度を計算し、スカイライン座標取得部5は、方角XでのスカイラインSR上の点p(スカイライン座標)を求める。
同様に、このpと高さ角度が同じとなる軌道上の点pの方角Xを(1)式により 計算する。このような収束計算を、判定条件に達するまで行うことによりスカイラインと黄道の交点に収束させることができる。収束したかどうかの判定は任意であるが、例えば、方角X及び/又は高さ角度の変化量が閾値を下回った場合等に、収束したと判断する。例えば、方角Xが点p及びpi+1の差が0.1°以内となったことをもって、収束と判定する。
なお、建築物等によってスカイラインを形成する場合、日本等の地域においてある日の日の出時刻STRが得られなければ、基準地点から太陽が目視できない(基準地点に直射日光が当たらない)と把握される。また、太陽の軌道を分断する位置に建築物等が存在する場合、日の出時刻STR・日の入り時刻STSが複数組得られる場合もある。これに基づいて、例えば、直射日光の有無、日照時間等、日照に関するシミュレーションを行うこともできる。
1 :出没時刻提供システム
2 :データ入力部
3 :軌道座標取得部
4 :高さ角度取得部
5 :スカイライン座標取得部
6 :スカイラインデータ生成部
7 :スカイラインデータ格納部
8 :スカイデータ利用部
9 :時刻決定部
21 :計算パラメタファイル
22 :地図データベース
23 :スカイラインデータベース
100 :出没時刻提供装置
101 :制御部
102 :記憶部
103 :通信部
111 :アプリケーション実行部
901 :制御部
902 :記憶部
903 :通信部
904 :入力部
905 :出力部
906 :内部時計
907 :GNSS位置情報インタフェース
BS :無線基地局
CP :利用者端末装置
HO :地平線
NW :ネットワーク
SL、SR、SS :スカイライン
SN :太陽
SO :軌道
W90 :操作用画面
W91 :日付入力部分
W92 :日付ボタン
W93 :位置入力部分
W94 :現在位置取得ボタン
W95 :日の出・入りボタン
W96 :日の出・入り表示部分
W97 :日の出地形画像表示部分
W98 :日の入り地形画像表示部分

Claims (10)

  1. スカイラインにおける天体の出没時刻を提供する出没時刻提供方法であって、
    出没時刻提供装置が、日付及び、基準地点の位置情報の入力を受け付ける入力ステップと、
    前記日付及び位置情報を用いて、前記日付に前記基準地点から見た天体の軌道座標を取得する軌道座標取得ステップと、
    前記基準地点から見た所定の方角上に存在する複数の候補地点について、前記基準地点からの距離及び前記候補地点の高さに基づく高さ角度を取得する高さ角度取得ステップと、
    前記方角における高さ角度の最大値を取得することで前記スカイライン座標を取得するスカイライン座標取得ステップと、
    前記スカイライン座標及び前記軌道座標に基づいて、スカイラインにおける天体の出没時刻を決定する時刻決定ステップと、を有し、
    前記高さ角度取得ステップは、第1間隔を隔てて存在する複数の候補地点について前記高さ角度を取得するステップと、
    前記高さ角度が最大となった前記候補地点周辺において、更に、第2間隔を隔てて存在する複数の候補地点について前記高さ角度を取得するステップとを有し、
    前記第2間隔は、前記第1間隔より狭い間隔である出没時刻提供方法。
  2. 前記第1の間隔を隔てて存在する複数の候補地点について前記高さ角度を取得するステップは、前記第1の間隔を隔てて存在する複数の候補地点に加えて、第3の間隔を隔てて存在する複数の候補地点について前記高さ角度を取得し、
    前記第3間隔は、前記第1間隔より狭い間隔であって、前記第3間隔を隔てて存在する複数組の候補地点の全ては、前記第1間隔を隔てて存在する複数組の候補地点より前記基準地点近傍に存在し、
    前記第2間隔は、前記第1間隔及び前記第3間隔より狭い間隔である請求項に記載の出没時刻提供方法。
  3. スカイラインにおける天体の出没時刻を提供する出没時刻提供方法であって、
    出没時刻提供装置が、日付及び、基準地点の位置情報の入力を受け付ける入力ステップと、
    前記日付及び位置情報を用いて、前記日付に前記基準地点から見た天体の軌道座標を取得する軌道座標取得ステップと、
    前記基準地点から見た所定の方角上に存在する複数の候補地点について、前記基準地点からの距離及び前記候補地点の高さに基づく高さ角度を取得する高さ角度取得ステップと、
    前記方角における高さ角度の最大値を取得することで前記スカイライン座標を取得するスカイライン座標取得ステップと、
    前記スカイライン座標及び前記軌道座標に基づいて、スカイラインにおける天体の出没時刻を決定する時刻決定ステップと、を有し、
    出没時刻提供装置が、前記高さ角度取得ステップとして、前記軌道座標取得ステップで求めた前記方角上における複数の候補地点について高さ角度を取得する処理と、前記スカイライン座標取得ステップにおいて、前記方角における前記スカイライン座標を取得し、更に、前記軌道座標取得ステップにおいて、前記スカイライン座標取得ステップで取得したスカイライン座標の高さ角度から軌道座標を取得し、新たな方角を決定する処理とを、収束条件を満たすまで収束計算することで、前記スカイライン及び前記軌道の交点を求め、
    前記時刻決定ステップにおいて、前記交点における天体の出没時刻を決定し、
    前記収束計算の初期値として、前記軌道座標取得ステップにおいて、地平線における前記天体が出没する方角を取得する出没時刻提供方法。
  4. スカイラインにおける天体の出没時刻を提供する出没時刻提供方法であって、
    出没時刻提供装置が、日付及び、基準地点の位置情報の入力を受け付ける入力ステップと、
    前記日付及び位置情報を用いて、前記日付に前記基準地点から見た天体の軌道座標を取得する軌道座標取得ステップと、
    前記基準地点から見た所定の方角上に存在する複数の候補地点について、前記基準地点からの距離及び前記候補地点の高さに基づく高さ角度を取得する高さ角度取得ステップと、
    前記方角における高さ角度の最大値を取得することで前記スカイライン座標を取得するスカイライン座標取得ステップと、
    前記スカイライン座標及び前記軌道座標に基づいて、スカイラインにおける天体の出没時刻を決定する時刻決定ステップと、
    前記スカイライン座標取得ステップで取得したスカイライン座標を連ねて、スカイラインデータを生成するスカイラインデータ生成ステップと、
    前記スカイライン座標を取得する際の前記基準地点の位置情報及び前記スカイラインデータを対応付けてスカイラインデータベースに格納するスカイラインデータ格納ステップと、
    前記入力ステップで受け付けた前記基準地点の位置情報に基づいて、前記スカイラインデータベースに格納されたスカイラインデータを検索する利用ステップと、
    を有する出没時刻提供方法。
  5. スカイラインにおける天体の出没時刻を提供する出没時刻提供装置であって、
    日付及び、基準地点の位置情報の入力を受け付けるデータ入力部と、
    前記日付及び位置情報を用いて、前記日付に前記基準地点から見た天体の軌道座標を取得する軌道座標取得部と、
    前記基準地点から見た所定の方角上に存在する複数の候補地点について、前記基準地点からの距離及び前記候補地点の高さに基づく高さ角度を取得する高さ角度取得部と、
    前記方角における高さ角度の最大値を取得することで前記スカイライン座標を取得するスカイライン座標取得部と、
    前記スカイライン座標及び前記軌道座標に基づいて、スカイラインにおける天体の出没時刻を決定する時刻決定部と、を有し、
    前記高さ角度取得部は、第1間隔を隔てて存在する複数の候補地点について前記高さ角度を取得し、
    前記高さ角度が最大となった前記候補地点周辺において、更に、第2間隔を隔てて存在する複数の候補地点について前記高さ角度を取得し、
    前記第2間隔は、前記第1間隔より狭い間隔である出没時刻提供装置。
  6. スカイラインにおける天体の出没時刻を提供する出没時刻提供プログラムであって、
    コンピュータを、日付及び、基準地点の位置情報の入力を受け付けるデータ入力部と、
    前記日付及び位置情報を用いて、前記日付に前記基準地点から見た天体の軌道座標を取得する軌道座標取得部と、
    前記基準地点から見た所定の方角上に存在する複数の候補地点について、前記基準地点からの距離及び前記候補地点の高さに基づく高さ角度を取得する高さ角度取得部と、
    前記方角における高さ角度の最大値を取得することで前記スカイライン座標を取得するスカイライン座標取得部と、
    前記スカイライン座標及び前記軌道座標に基づいて、スカイラインにおける天体の出没時刻を決定する時刻決定部と、として機能させ
    前記高さ角度取得部は、第1間隔を隔てて存在する複数の候補地点について前記高さ角度を取得し、
    前記高さ角度が最大となった前記候補地点周辺において、更に、第2間隔を隔てて存在する複数の候補地点について前記高さ角度を取得し、
    前記第2間隔は、前記第1間隔より狭い間隔である出没時刻提供プログラム。
  7. スカイラインにおける天体の出没時刻を提供する出没時刻提供装置であって、
    日付及び、基準地点の位置情報の入力を受け付けるデータ入力部と、
    前記日付及び位置情報を用いて、前記日付に前記基準地点から見た天体の軌道座標を取得する軌道座標取得部と、
    前記基準地点から見た所定の方角上に存在する複数の候補地点について、前記基準地点からの距離及び前記候補地点の高さに基づく高さ角度を取得する高さ角度取得部と、
    前記方角における高さ角度の最大値を取得することで前記スカイライン座標を取得するスカイライン座標取得部と、
    前記スカイライン座標及び前記軌道座標に基づいて、スカイラインにおける天体の出没時刻を決定する時刻決定部と、を有し、
    前記高さ角度取得部が、前記軌道座標取得部で求めた前記方角上における複数の候補地点について高さ角度を取得する処理と、
    前記スカイライン座標取得部が、前記方角における前記スカイライン座標を取得し、更に、前記軌道座標取得部が、前記スカイライン座標取得部で取得したスカイライン座標の高さ角度から軌道座標を取得し、新たな方角を決定する処理とを、収束条件を満たすまで収束計算することで、前記スカイライン及び前記軌道の交点を求め、
    前記時刻決定部は、前記交点における天体の出没時刻を決定し、
    前記収束計算の初期値として、前記軌道座標取得部は、地平線における前記天体が出没する方角を取得する出没時刻提供装置。
  8. スカイラインにおける天体の出没時刻を提供する出没時刻提供プログラムであって、
    コンピュータを、日付及び、基準地点の位置情報の入力を受け付けるデータ入力部と、
    前記日付及び位置情報を用いて、前記日付に前記基準地点から見た天体の軌道座標を取得する軌道座標取得部と、
    前記基準地点から見た所定の方角上に存在する複数の候補地点について、前記基準地点からの距離及び前記候補地点の高さに基づく高さ角度を取得する高さ角度取得部と、
    前記方角における高さ角度の最大値を取得することで前記スカイライン座標を取得するスカイライン座標取得部と、
    前記スカイライン座標及び前記軌道座標に基づいて、スカイラインにおける天体の出没時刻を決定する時刻決定部と、として機能させ
    前記高さ角度取得部が、前記軌道座標取得部で求めた前記方角上における複数の候補地点について高さ角度を取得する処理と、
    前記スカイライン座標取得部が、前記方角における前記スカイライン座標を取得し、更に、前記軌道座標取得部が、前記スカイライン座標取得部で取得したスカイライン座標の高さ角度から軌道座標を取得し、新たな方角を決定する処理とを、収束条件を満たすまで収束計算することで、前記スカイライン及び前記軌道の交点を求め、
    前記時刻決定部は、前記交点における天体の出没時刻を決定し、
    前記収束計算の初期値として、前記軌道座標取得部は、地平線における前記天体が出没する方角を取得する出没時刻提供プログラム。
  9. スカイラインにおける天体の出没時刻を提供する出没時刻提供装置であって、
    日付及び、基準地点の位置情報の入力を受け付けるデータ入力部と、
    前記日付及び位置情報を用いて、前記日付に前記基準地点から見た天体の軌道座標を取得する軌道座標取得部と、
    前記基準地点から見た所定の方角上に存在する複数の候補地点について、前記基準地点からの距離及び前記候補地点の高さに基づく高さ角度を取得する高さ角度取得部と、
    前記方角における高さ角度の最大値を取得することで前記スカイライン座標を取得するスカイライン座標取得部と、
    前記スカイライン座標及び前記軌道座標に基づいて、スカイラインにおける天体の出没時刻を決定する時刻決定部と、
    前記スカイライン座標取得部で取得したスカイライン座標を連ねて、スカイラインデータを生成するスカイラインデータ生成部と、
    前記スカイライン座標を取得する際の前記基準地点の位置情報及び前記スカイラインデータを対応付けてスカイラインデータベースに格納するスカイラインデータ格納部と、
    前記データ入力部で受け付けた前記基準地点の位置情報に基づいて、前記スカイラインデータベースに格納されたスカイラインデータを検索するスカイデータ利用部と、
    を有する出没時刻提供装置。
  10. スカイラインにおける天体の出没時刻を提供する出没時刻提供プログラムであって、
    コンピュータを、日付及び、基準地点の位置情報の入力を受け付けるデータ入力部と、
    前記日付及び位置情報を用いて、前記日付に前記基準地点から見た天体の軌道座標を取得する軌道座標取得部と、
    前記基準地点から見た所定の方角上に存在する複数の候補地点について、前記基準地点からの距離及び前記候補地点の高さに基づく高さ角度を取得する高さ角度取得部と、
    前記方角における高さ角度の最大値を取得することで前記スカイライン座標を取得するスカイライン座標取得部と、
    前記スカイライン座標及び前記軌道座標に基づいて、スカイラインにおける天体の出没時刻を決定する時刻決定部と、
    前記スカイライン座標取得部で取得したスカイライン座標を連ねて、スカイラインデータを生成するスカイラインデータ生成部と、
    前記スカイライン座標を取得する際の前記基準地点の位置情報及び前記スカイラインデータを対応付けてスカイラインデータベースに格納するスカイラインデータ格納部と、
    前記 データ入力部 で受け付けた前記基準地点の位置情報に基づいて、前記スカイラインデータベースに格納されたスカイラインデータを検索するスカイデータ利用部と、として機能させる出没時刻提供プログラム。
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