JP2017156494A - 携帯型電子機器、表示方法、及び表示プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ナイトモードで動作可能な携帯型電子機器、表示方法、及び表示プログラムの使い勝手を向上させる。【解決手段】携帯型電子機器は、表示部と、日の入りから日の出までの期間における表示部の照明の点灯頻度又は点灯輝度を、日の出から日の入りまでの期間における照明の点灯頻度又は点灯輝度よりも向上させるモードで動作し、かつ、モードにおいて照明の点灯頻度又は点灯輝度を向上させる期間の開始時刻または終了時刻を、入力情報に応じて調節可能なプロセッサーと、を含む。【選択図】図7
Description
本発明は、携帯型電子機器、表示方法、及び表示プログラムに関する。
携帯機器であるリスト機器には、バックライトの点灯頻度を必要最小限に抑えるためのモードが搭載されているものがある。非特許文献1には、リスト機器のモードの1つとしてナイトモードが説明されている。リスト機器がナイトモードに設定されると、日の入りから日の出までのトレーニング中にキー操作等が行われるとバックライトが点灯するが、日の出から日の入りまでのトレーニング中にキー操作等が行われてもバックライトが点灯しない。従って、このナイトモードによると、バックライトの点灯の禁止される時間帯が日中のみに制限されるので、夜間トレーニングにおける視認性を損なうことなく日中トレーニング中の無駄な電力消費を防ぐことができる。
"GARMIN(登録商標) ForeAthlete(登録商標) 220J 操作マニュアル",発行年:2014年,発行者:株式会社いいよねっと
しかし、ユーザーの置かれた環境によってはナイトモードの機能が不十分となり得ることが判明した。以下、本明細書では、日中と夜間とで照明の点灯頻度又は点灯輝度を切り替える動作モードのことを「ナイトモード」という。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様は、ナイトモードで動作可能な携帯型電子機器、表示方法、及び表示プログラムの使い勝手を向上させることを目的とする。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例の携帯型電子機器は、表示部と、日の入りから日の出までの期間における前記表示部の照明の点灯頻度又は点灯輝度を、日の出から日の入りまでの期間における前記照明の点灯頻度又は点灯輝度よりも向上させるモードで動作し、かつ、前記モードにおいて前記照明の点灯頻度又は点灯輝度を向上させる期間の開始時刻または終了時刻を、入力情報に応じて調節可能なプロセッサーと、を含む。
本適用例の携帯型電子機器は、表示部と、日の入りから日の出までの期間における前記表示部の照明の点灯頻度又は点灯輝度を、日の出から日の入りまでの期間における前記照明の点灯頻度又は点灯輝度よりも向上させるモードで動作し、かつ、前記モードにおいて前記照明の点灯頻度又は点灯輝度を向上させる期間の開始時刻または終了時刻を、入力情報に応じて調節可能なプロセッサーと、を含む。
プロセッサーは、日の入りから日の出までの期間における照明の点灯頻度又は点灯輝度を、日の出から日の入りまでの期間における照明の点灯頻度又は点灯輝度よりも向上させるモードで動作する。よって、携帯型電子機器は、日中における表示部の消費電力の抑制と、夜間における表示部の視認性の確保とを両立することが可能である。
但し、ユーザーの置かれた環境によっては、ユーザーの周辺が暗くなり始めるタイミングが日の入り時刻に必ずしも一致せず、また、ユーザーの周辺が明るくなり始めるタイミングが日の出時刻に必ずしも一致しない。このため、ユーザーの置かれた環境によっては
、向上させる期間の開始時刻または終了時刻が不適切となり得る。
、向上させる期間の開始時刻または終了時刻が不適切となり得る。
しかし、本適用例のプロセッサーは、当該モードにおいて照明の点灯頻度又は点灯輝度を向上させる期間の開始時刻または終了時刻を、入力情報に応じて調節可能である。したがって、本適用例の携帯型電子機器は、向上させる期間の開始時刻または終了時刻が不適切となりにくく、使い勝手を向上させることができる。
[適用例2]
本適用例の携帯型電子機器において、操作部をさらに含み、前記入力情報には、前記操作部を介して入力された情報が含まれてもよい。
本適用例の携帯型電子機器において、操作部をさらに含み、前記入力情報には、前記操作部を介して入力された情報が含まれてもよい。
従って、本適用例の携帯型電子機器は、向上させる期間の開始時刻または終了時刻を、入力された情報に応じて調節することができる。
[適用例3]
本適用例の携帯型電子機器において、前記入力情報には、センサーの出力に基づいて生成された情報が含まれてもよい。
本適用例の携帯型電子機器において、前記入力情報には、センサーの出力に基づいて生成された情報が含まれてもよい。
従って、本適用例の携帯型電子機器は、向上させる期間の開始時刻または終了時刻を、センサーの出力に応じて調節することができる。
[適用例4]
本適用例の携帯型電子機器において、通信部をさらに含み、前記入力情報には、前記通信部を介して受信した情報が含まれてもよい。
本適用例の携帯型電子機器において、通信部をさらに含み、前記入力情報には、前記通信部を介して受信した情報が含まれてもよい。
従って、本適用例の携帯型電子機器は、向上させる期間の開始時刻または終了時刻を、受信した情報に応じて調節することができる。
[適用例5]
本適用例の携帯型電子機器において、前記入力情報には、ユーザーの置かれた環境に関する情報が含まれてもよい。
本適用例の携帯型電子機器において、前記入力情報には、ユーザーの置かれた環境に関する情報が含まれてもよい。
従って、本適用例の携帯型電子機器によれば、ユーザーの置かれた環境、すなわち携帯型電子機器の使用環境に応じて、表示部の消費電力の抑制と表示部の視認性の維持との両立を図ることが可能である。
[適用例6]
本適用例の携帯型電子機器において、前記入力情報には、地形または天候に関する情報が含まれてもよい。
本適用例の携帯型電子機器において、前記入力情報には、地形または天候に関する情報が含まれてもよい。
従って、本適用例の携帯型電子機器は、向上させる期間の開始時刻または終了時刻を、地形または天候に応じて調節することができる。
[適用例7]
本適用例の携帯型電子機器は、ユーザーの腕又は手首に装着可能であってもよい。
本適用例の携帯型電子機器は、ユーザーの腕又は手首に装着可能であってもよい。
従って、ユーザーは、携帯型電子機器を腕時計と同様の感覚で使用することができる。
[適用例8]
本適用例の表示方法は、携帯型電子機器の表示部に関する表示方法であって、日の入り
から日の出までの期間における前記表示部の照明の点灯頻度又は点灯輝度を、日の出から日の入りまでの期間における前記照明の点灯頻度又は点灯輝度よりも向上させるモードで動作し、かつ、前記モードにおいて前記照明の点灯頻度又は点灯輝度を向上させる期間の開始時刻または終了時刻を、入力情報に応じて調節すること、をコンピューターに実行させる。
本適用例の表示方法は、携帯型電子機器の表示部に関する表示方法であって、日の入り
から日の出までの期間における前記表示部の照明の点灯頻度又は点灯輝度を、日の出から日の入りまでの期間における前記照明の点灯頻度又は点灯輝度よりも向上させるモードで動作し、かつ、前記モードにおいて前記照明の点灯頻度又は点灯輝度を向上させる期間の開始時刻または終了時刻を、入力情報に応じて調節すること、をコンピューターに実行させる。
コンピューターは、日の入りから日の出までの期間における照明の点灯頻度又は点灯輝度を、日の出から日の入りまでの期間における照明の点灯頻度又は点灯輝度よりも向上させるモードで動作する。よって、本適用例の表示方法によれば、日中における表示部の消費電力の抑制と、夜間における表示部の視認性の確保とを両立することが可能である。
但し、ユーザーの置かれた環境によっては、ユーザーの周辺が暗くなり始めるタイミングが日の入り時刻に必ずしも一致せず、また、ユーザーの周辺が明るくなり始めるタイミングが日の出時刻に必ずしも一致しない。このため、ユーザーの置かれた環境によっては、向上させる期間の開始時刻または終了時刻が不適切となり得る。
しかし、本適用例のコンピューターは、当該モードにおいて照明の点灯頻度又は点灯輝度を向上させる期間の開始時刻または終了時刻を、入力情報に応じて調節可能である。したがって、本適用例の表示方法によれば、向上させる期間の開始時刻または終了時刻が不適切となりにくく、使い勝手を向上させることができる。
[適用例9]
本適用例の表示プログラムは、携帯型電子機器の表示部に関する表示プログラムであって、日の入りから日の出までの期間における前記表示部の照明の点灯頻度又は点灯輝度を、日の出から日の入りまでの期間における前記照明の点灯頻度又は点灯輝度よりも向上させるモードで動作し、かつ、前記モードにおいて前記照明の点灯頻度又は点灯輝度を向上させる期間の開始時刻または終了時刻を、入力情報に応じて調節すること、をコンピューターに実行させる。
本適用例の表示プログラムは、携帯型電子機器の表示部に関する表示プログラムであって、日の入りから日の出までの期間における前記表示部の照明の点灯頻度又は点灯輝度を、日の出から日の入りまでの期間における前記照明の点灯頻度又は点灯輝度よりも向上させるモードで動作し、かつ、前記モードにおいて前記照明の点灯頻度又は点灯輝度を向上させる期間の開始時刻または終了時刻を、入力情報に応じて調節すること、をコンピューターに実行させる。
コンピューターは、日の入りから日の出までの期間における照明の点灯頻度又は点灯輝度を、日の出から日の入りまでの期間における照明の点灯頻度又は点灯輝度よりも向上させるモードで動作する。よって、本適用例の表示プログラムによれば、日中における表示部の消費電力の抑制と、夜間における表示部の視認性の確保とを両立することが可能である。
但し、ユーザーの置かれた環境によっては、ユーザーの周辺が暗くなり始めるタイミングが日の入り時刻に必ずしも一致せず、また、ユーザーの周辺が明るくなり始めるタイミングが日の出時刻に必ずしも一致しない。このため、ユーザーの置かれた環境によっては、向上させる期間の開始時刻または終了時刻が不適切となり得る。
しかし、本適用例のコンピューターは、当該モードにおいて照明の点灯頻度又は点灯輝度を向上させる期間の開始時刻または終了時刻を、入力情報に応じて調節可能である。したがって、本適用例の表示プログラムによれば、向上させる期間の開始時刻または終了時刻が不適切となりにくく、使い勝手を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.電子機器の実施形態
1−1.電子機器の概要
図1は、第1実施形態における電子機器の概要を説明するための図である。
1−1.電子機器の概要
図1は、第1実施形態における電子機器の概要を説明するための図である。
図1に示すように、本実施形態における電子機器1(携帯型電子機器の一例)は、ユーザーの身体の一部へ装着されるウェアラブルな携帯情報機器である。必要なときにユーザーが目視できるよう、電子機器1の装着先は、例えば、肘から手に至る部位(前腕)である。
図1に示す例では、電子機器1はリスト型(腕時計型)のウェアラブルな携帯情報機器として構成され、ユーザーの手首へ装着するための装着具であるベルト1Bを有している。また、電子機器1の表示部170の外縁部には、例えばメカスイッチで構成された4つの操作ボタン150B、150A、150C、150Dが設けられている。
ここで、表示部170の中央を基準とした各方向を、表示部170を12時制針式時計の文字盤であると仮定した場合の時刻で表現するならば、図1において、表示部170における操作ボタン150Bの位置は、表示部170の10時の位置であり、操作ボタン150Aの位置は、表示部170の8時の位置であり、操作ボタン150Cの位置は、表示部170の2時の位置であり、操作ボタン150Dの位置は、表示部170の4時の位置である。なお、表示部170の形状は図1に示した円盤状に限定されることはなく、表示部170における操作ボタン150B〜150Dの位置および個数は図1に示したものに限定されることはない。
さて、図1では、電子機器1が時刻表示モードにあるときの様子を示している。時刻表示モードにおける表示部170には、例えば、現在の日時、曜日、午前午後の別などが文字や数字の画像イメージとして表示される。
操作ボタン150Aには、電子機器1のモード切り替えの指示をユーザーが電子機器1へ入力するための機能が割り付けられている。但し、電子機器1がメニュー表示モードにあるとき(メニュー画面が表示されている期間中)は、ユーザーが決定指示(設定指示)を電子機器1へ入力するための機能が操作ボタン150Aに割り付けられる。
操作ボタン150Bには、例えば、ライト点灯指示及び消灯指示をユーザーが電子機器1へ入力するための機能が割り付けられている。
操作ボタン150Cには、ユーザーがパフォーマンス計測(スプリットタイムの計測、オートラップ機能などを含む。)の計測開始指示及び計測終了指示を電子機器1へ入力するための機能が割り付けられている。また、電子機器1がメニュー表示モードにあるとき(メニュー画面が表示されている期間中)は、メニュー画面におけるカーソルの上方向への移動指示を電子機器1へ入力するための機能が操作ボタン150Cに割り付けられる。
操作ボタン150Dには、メニュー画面の呼び出し指示を電子機器1へ入力するための機能が割り付けられている。但し、パフォーマンス計測中には、ユーザーがラップの記録指示(手動によるラップ区切りの指示)を電子機器1へ入力するための機能が操作ボタン150Dに割り付けられる。電子機器1がメニュー表示モードにあるとき(メニュー画面が表示されている期間中)は、カーソルの下方向への移動指示を電子機器1へ入力するための機能が操作ボタン150Dに割り付けられる。
以上の電子機器1は、時計として動作する他、パフォーマンス計測装置として動作する。パフォーマンス計測装置としての電子機器1は、各種のセンシング機能を活用してユーザーパフォーマンスデータを取得(パフォーマンス計測)する。なお、以下ではユーザーパフォーマンスデータのことを単に「パフォーマンスデータ」ともいう。以下、ユーザーがランナーであって、ランニングに有用なユーザーパフォーマンスデータが取得される場合を例に挙げる。
ユーザーパフォーマンスデータには、例えば、走行コースにおけるユーザーの運動に関する経過情報と、走行コースの区間ごとのユーザーの運動に関するラップ情報とが含まれる。
「走行コース」は、ユーザーがランニングするコースのことであって、計測開始時点から計測終了時点までの期間、又は計測開始地点から計測終了地点までの経路のことを指す。つまり、走行コースには、距離の概念(予定距離、予定経路)と時間の概念(予定時間)との双方が含まれる。
「経過情報」は、走行コースの開始点(開始地点又は開始時点)から現在点(現在地点又は現在時点)に至る区間におけるユーザーパフォーマンスデータのことである。経過情報には、例えば、当該区間の累積走行距離、当該区間の累積走行時間(スプリットタイム)、当該区間の平均走行速度、当該区間の平均心拍数などが含まれる。
「ラップ情報」は、走行コースを所定時間又は所定距離で区切ってできる区間(以下、ラップ区間という。)におけるユーザーパフォーマンスデータのことである。ラップ区間が距離の区間である場合、ラップ情報には、ラップ区間の走行時間(ラップタイム)、ラップ区間の平均走行速度(ラップペース)、ラップ区間の平均心拍数(ラップ心拍数)などが含まれる。また、ラップ区間が時間の区間である場合、ラップ情報には、ラップ区間の走行距離(ラップ距離)、ラップ区間の平均走行速度(ラップペース)、ラップ区間の平均心拍数(ラップ心拍数)などが含まれる。
なお、ユーザーパフォーマンスデータの生成(計測)には、後述する脈センサー、加速度センサー、角速度センサー、GPSセンサー(GPS:Global Positioning System)、地磁気センサー、気圧センサーなどが用いられる。但し、ユーザーパフォーマンスデータの生成(計測)には、他のセンサーを組み合わせてもよいし、一部のセンサーを用いなくて
もよい。また、「脈拍」は、心臓が全身に血液を送り出す拍動(心拍)の変化が身体の各部における動脈に伝わった脈動のことである。以下の説明で「脈拍」又は「脈」と記載する箇所は、技術的に置換可能な範囲において、適宜「心拍」と読み替えることが可能である。
もよい。また、「脈拍」は、心臓が全身に血液を送り出す拍動(心拍)の変化が身体の各部における動脈に伝わった脈動のことである。以下の説明で「脈拍」又は「脈」と記載する箇所は、技術的に置換可能な範囲において、適宜「心拍」と読み替えることが可能である。
そして、電子機器1は、各種のユーザーパフォーマンスデータについてロギングを行う。ここで、「ロギング」とは、ユーザーパフォーマンスデータを記録することを指す。また、「パフォーマンスデータのロギング」とは、パフォーマンスデータの履歴を記録すること(つまりデータを時系列または個々のデータが特定可能な形で記録すること)を指す。
1−2.ユーザー動作の概要
事前準備では、ユーザーは、電子機器1の表示部170にメニュー画面を表示させ、身長、体重、年齢、性別、体脂肪率など、自分の身体に関するデータ(ユーザー身体データ)の入力を行う。また、ユーザーは、メニュー画面において、オートラップ機能に関する設定(ラップ区間の設定など)を行い、電子機器1を時刻表示モードに戻す。なお、ユーザーは、身体データと共に目標データ(ユーザー目標データ)を入力してもよい。ユーザー目標データは、例えば、ラップタイムの目標値、ラップ距離の目標値、ラップ心拍数の目標値などである。
事前準備では、ユーザーは、電子機器1の表示部170にメニュー画面を表示させ、身長、体重、年齢、性別、体脂肪率など、自分の身体に関するデータ(ユーザー身体データ)の入力を行う。また、ユーザーは、メニュー画面において、オートラップ機能に関する設定(ラップ区間の設定など)を行い、電子機器1を時刻表示モードに戻す。なお、ユーザーは、身体データと共に目標データ(ユーザー目標データ)を入力してもよい。ユーザー目標データは、例えば、ラップタイムの目標値、ラップ距離の目標値、ラップ心拍数の目標値などである。
その後、ユーザーは、例えば、電子機器1を腕に装着した状態で、走行コースの開始点に立ち、スタートのタイミング(ユーザーが走行を開始したタイミング又はスタート合図のタイミング)で電子機器1の操作ボタン150Cを押下し、パフォーマンス計測を電子機器1に開始させ、走行を開始する。その後、電子機器1は、基本的には、例えば、通常計測画面を継続して表示し、ラップ区間の区切りのタイミングが到来したタイミングで、最新のラップ区間のラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数、それらの目標達成度など)を、音、振動、画像、光、色、又はそれらの組み合わせなどでユーザーに通知する。
その後、ユーザーは、走行コースの終了点に到達すると、電子機器1の操作ボタン150Cを押下し、パフォーマンス計測を電子機器1に終了させる。これによって、電子機器1は時刻表示モードに戻る。
その後、ユーザーは、スマートフォン、タブレットPC(PC: personal computer)、デスクトップPC等の情報端末2(後述)へ近距離無線通信などを介して電子機器1を接続することで、電子機器1に蓄積されたログデータ(ユーザーパフォーマンスデータ)、ユーザー身体データ、ユーザー目標データ等を、情報端末2へ転送することができる。
また、ユーザーは、情報端末2をインターネットなどのネットワーク3(後述)を介してサーバー4(後述)へ接続することで、ユーザーパフォーマンスデータ、ユーザー身体データ、ユーザー目標データ等をサーバー4へアップロードし、サーバー4へ保管させることもできる。
また、ユーザーは、所望のタイミングで情報端末2をインターネットなどのネットワーク3を介してサーバー4へ接続することで、自分のユーザーパフォーマンスデータ等を情報端末2にて確認することができる。また、ユーザーは、所望のタイミングで情報端末2をインターネットなどのネットワーク3を介してサーバー4へ接続することで、サーバー4から各種の付随情報(アプリケーションソフトウエアプログラム、ユーザーの走行コースに関する地図データ、地形データ、気候データなど)の提供を受けることもできる。
なお、ユーザーは、予め、例えば情報端末2をインターネットなどのネットワーク3を介してサーバー4へ接続し、電子機器1のID(識別情報)、ユーザーのID(識別情報)などの登録情報をサーバー4へ送信することにより、サーバー4に対するユーザー登録を完了させたものと仮定する。登録後、ユーザーは、ユーザーパフォーマンスデータを保管するサービスの提供及び前述した付随情報(アプリケーションソフトウエアプログラム、地図データ、地形データ、気候データなど)の提供をサーバー4から受けることが可能となる。
1−3.電子機器の構成
図2は、第1実施形態の電子機器を含むシステムの構成を説明するための機能ブロック図である。
図2は、第1実施形態の電子機器を含むシステムの構成を説明するための機能ブロック図である。
本実施形態のシステムには、電子機器1と情報端末2とサーバー4とが含まれ、情報端末2とサーバー4とはインターネットなどのネットワーク3を介して接続される。また、電子機器1と情報端末2とは例えば近距離無線通信などを介して通信することが可能である。
図2に示すように、電子機器1は、GPSセンサー110、地磁気センサー111、気圧センサー112、加速度センサー113、角速度センサー114、脈センサー115、温度センサー116、処理部120、記憶部130、操作部150、計時部160(センサーの一例)、表示部170、音出力部180、通信部190、バッテリー191などを含んで構成される。但し、電子機器1の構成は、これらの構成要素の一部を削除又は変更し、或いは他の構成要素(例えば、湿度センサー、紫外線センサーなど)を追加したものであってもよい。
GPSセンサー110は、電子機器1の位置などを示す測位データ(緯度、経度、高度、速度ベクトルなどのデータ)を生成して処理部120へ出力するセンサーであって、例えばGPS受信機(GPS: Global Positioning System)等を含んで構成される。GPSセンサー110は、外部から到来する所定周波数帯域の電磁波を不図示のGPSアンテナで受信し、GPS衛星からのGPS信号を抽出すると共に、当該GPS信号に基づき電子機器1の位置などを示す測位データを生成する。
地磁気センサー111は、電子機器1から見た地球の磁場の方向を示す地磁気ベクトルを検出するセンサーであって、例えば、互いに直交する3つの軸方向の磁束密度を示す地磁気データを生成する。地磁気センサー111には、例えば、MR(Magnet resistive)素子、MI(Magnet impedance)素子、ホール素子などが用いられる。
気圧センサー112は、周辺の気圧(大気圧)を検出するセンサーであって、例えば、振動片の共振周波数の変化を利用する方式(振動方式)の感圧素子を有している。この感圧素子は、例えば、水晶、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等の圧電材料で形成された圧電振動子であり、例えば、音叉型振動子、双音叉型振動子、AT振動子(厚みすべり振動子)、SAW共振子などが適用される。なお、気圧センサー112の出力は、測位データを補正するために使用されてもよい。
加速度センサー113は、互いに交差する(理想的には直交する)3軸方向の各々の加速度を検出し、検出した3軸加速度の大きさ及び向きに応じたデジタル信号(加速度データ)を出力する慣性センサーである。なお、加速度センサー113の出力は、GPSセンサー110の測位データに含まれる位置の情報を補正するために使用されてもよい。
角速度センサー114は、互いに交差する(理想的には直交する)3軸方向の各々の角
速度を検出し、計測した3軸角速度の大きさ及び向きに応じたデジタル信号(角速度データ)を出力する慣性センサーである。なお、角速度センサー114の出力は、GPSセンサー110の測位データに含まれる位置の情報を補正するために使用されてもよい。
速度を検出し、計測した3軸角速度の大きさ及び向きに応じたデジタル信号(角速度データ)を出力する慣性センサーである。なお、角速度センサー114の出力は、GPSセンサー110の測位データに含まれる位置の情報を補正するために使用されてもよい。
脈センサー115は、ユーザーの脈拍を示す信号を生成して処理部120へ出力するセンサーであって、例えば、適当な波長を有した計測光を皮下の血管に向けて照射するLED光源(LED: Light Emitting Diode)などの光源と、当該計測光に応じて血管で発生した光の強度変化を検出する受光素子とを有している。なお、光の強度変化波形(脈波)を周波数解析など公知の手法により処理することで、脈拍数(1分間当たりの脈拍数)を計測することができる。なお、脈センサー115としては、光源及び受光素子からなる光電センサーに代えて、超音波により血管の収縮を検出して脈拍数を計測する超音波センサーを採用してもよく、電極から微弱電流を体内に流して脈拍数を計測するセンサー等を採用してもよい。
温度センサー116は、周辺の温度に応じた信号(例えば、温度に応じた電圧)を出力する感温素子である。なお、温度センサー116は、温度に応じたデジタル信号を出力するものであってもよい。
処理部120(プロセッサー、コンピューター)は、例えば、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等により構成される。処理部120は、記憶部130に格納されたプログラムと、操作部150を介してユーザーが入力した各種のコマンドとに従い各種の処理を行う。処理部120による処理には、GPSセンサー110、地磁気センサー111、気圧センサー112、加速度センサー113、角速度センサー114、脈センサー115、温度センサー116、計時部160などが生成するデータへのデータ処理、音出力部180に音を出力させる音出力処理、バッテリー191からの電力を各部へ供給する電力制御処理などが含まれる。また、処理部120は、適宜、距離算出部121、タイム算出部122、ペース算出部123、心拍算出部124、表示制御部125として機能する。なお、距離算出部121、タイム算出部122、ペース算出部123、心拍算出部124、表示制御部125の詳細については後述する。
記憶部130は、例えば1又は複数のICメモリー(IC: Integrated Circuit)などにより構成され、プログラムなどのデータが記憶されるROMと、処理部120の作業領域となるRAMとを有する。なお、RAMには不揮発性のRAMも含まれ、不揮発性のRAMには、ユーザーパフォーマンスデータ133、ユーザー身体データ134、ユーザー目標データ135、日の出日の入りデータ136、地形データ(オープン度マップ)137、天候データ(明るさ度マップ)138などの記憶領域が確保されている。このうち、地形データ(オープン度マップ)137、天候データ(明るさ度マップ)138は、電子機器1の使用エリア、使用時期が変化した場合に更新される必要があるので、例えば、ネットワーク3及び情報端末2を介して適当なタイミングでサーバー4から提供されたものである。また、日の出日の入りデータ136は、更新される必要がないため、例えば、予め不揮発性のRAMに格納されたものである。
操作部150は、例えばボタン、キー、マイク、タッチパネル、音声認識機能(不図示のマイクロフォンを利用)、アクション検出機能(加速度センサー113などを利用)などで構成され、ユーザーからの指示を適当な信号に変換して処理部120へ送る処理を行う。前述した操作ボタン150B、150A、150C、150Dは、この操作部150の少なくとも一部である。
計時部160は、例えば、リアルタイムクロック(RTC:Real Time Clock)ICな
どにより構成され、年、月、日、時、分、秒等の時刻データ(センサーの出力に基づき生成された情報の一例)を生成して処理部120に送る。なお、時刻データは、測位データに含まれる時刻情報に基づき適宜に補正されてもよい。
どにより構成され、年、月、日、時、分、秒等の時刻データ(センサーの出力に基づき生成された情報の一例)を生成して処理部120に送る。なお、時刻データは、測位データに含まれる時刻情報に基づき適宜に補正されてもよい。
表示部170は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、EPD(Electrophoretic Display)、タッチパネル型ディスプレイ等で構成され、処理部120からの指示に従って各種の画像を表示する。表示部170には、後述するバックライト170A(表示部の照明の一例)が設けられている。なお、表示部170のバックライトは、表示部170が反射型ディスプレイである場合は、例えば、フロントライト型のバックライトである。また、表示部170が自発光ディスプレイである場合は、ディスプレイ自体の明るさ調節機能(表示部の照明の一例)のことを「バックライト170A」という。
音出力部180は、例えばスピーカー、ブザー、バイブレーターなどで構成され、処理部120からの指示に従って各種の音(又は振動)を発生させる。
通信部190は、電子機器1と情報端末2との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。通信部190は、例えば、Bluetooth(登録商標)(BTLE:Bluetooth Low Energyを含む)、Wi−Fi(登録商標)(Wi-Fi:Wireless Fidelity)、Zigbee(登録商標)、NFC(Near field communication)、ANT+(登録商標)等の近距離無線通信規格に対応した送受信機を含んで構成される。
バッテリー191は、電子機器1構成する各要素に対して電力を供給する例えば充電式のバッテリーである。バッテリー191の充電方式としては、例えば、無接点充電、有接点充電(クレードル等を使用した充電)などを適用することができる。本実施形態では、外出先におけるバッテリー191の充電が困難であって、そのために電子機器1の消費電力を抑える必要性が高い場合を想定する。なお、バッテリー191は、交換式のバッテリーであってもよい。
情報端末2は、インターネットなどのネットワーク3に接続可能なスマートフォン、タブレットPC(PC: personal computer)、デスクトップPCなどの情報端末であって、電子機器1の通信部190に対応した不図示の通信部を搭載している。また、情報端末2の記憶部(不図示)には、電子機器1を制御するためのプログラムなどがインストールされており、情報端末2は、少なくとも電子機器1に接続された際には、このプログラムに従って動作する。このプログラムは、例えば、インターネットなどのネットワーク3を介してサーバー4からダウンロードされたものである。
サーバー4は、インターネットなどのネットワーク3に接続されたサーバーである。サーバー4には、電子機器1のユーザーからアップロードされたデータなどをユーザーごとに管理する機能が搭載されている。また、サーバー4には、電子機器1のユーザーに向けてプログラム、地図データ、地形データ(オープン度マップ)、気候データ(明るさ度マップ)などを提供する機能も搭載されている。
1−4.処理部の詳細
以下、処理部120における距離算出部121、タイム算出部122、ペース算出部123、心拍算出部124について順に説明する。なお、ユーザーパフォーマンスデータの生成に用いられるセンサーの組み合わせは一例であり、ユーザーパフォーマンスデータの算出には公知の何れかの組み合わせが採用可能である。
以下、処理部120における距離算出部121、タイム算出部122、ペース算出部123、心拍算出部124について順に説明する。なお、ユーザーパフォーマンスデータの生成に用いられるセンサーの組み合わせは一例であり、ユーザーパフォーマンスデータの算出には公知の何れかの組み合わせが採用可能である。
距離算出部121は、例えば、計時部160の出力と、GPSセンサー110の出力と
に基づき、走行コースの開始時点から現在時点までの期間内におけるユーザーの累積走行距離を算出する。
に基づき、走行コースの開始時点から現在時点までの期間内におけるユーザーの累積走行距離を算出する。
また、距離算出部121は、ラップ区間として「時間のラップ区間」が設定されている場合には、例えば、計時部160の出力と、GPSセンサー110の出力とに基づき、ラップ区間の開始時点から終了時点までの期間内におけるユーザーが移動距離を、当該ラップ区間のラップ距離として算出する。
なお、距離算出部121が算出した累積走行距離、ラップ距離は、記憶部130のユーザーパフォーマンスデータ133へ書き込まれる。
また、距離算出部121は、加速度センサー113の出力と、角速度センサー114の出力と、ユーザー身体データ134と、地磁気センサー111の出力と、気圧センサー112の出力との少なくとも1つを用いることで、距離の算出精度を向上させることもできる。
タイム算出部122は、例えば、計時部160の出力に基づき、走行コースの開始時点から現在時点までの経過時間を、ユーザーのスプリットタイムとして算出する。
また、タイム算出部122は、ラップ区間として「距離のラップ区間」が設定されている場合には、例えば、計時部160の出力と、GPSセンサー110の出力とに基づき、ラップ区間の開始地点から終了地点までの経路におけるユーザーの移動時間を、当該ラップ区間のラップタイムとして算出する。
なお、距離算出部121が算出したスプリットタイム、ラップタイムは、記憶部130のユーザーパフォーマンスデータ133へ書き込まれる。
また、タイム算出部122は、加速度センサー113の出力と、角速度センサー114の出力と、ユーザー身体データ134と、地磁気センサー111の出力と、気圧センサー112の出力との少なくとも1つを用いることで、タイムの算出精度を向上させることもできる。
ペース算出部123は、例えば、計時部160の出力と、GPSセンサー110の出力とに基づき、走行コースの開始地点から現在地点までにおけるユーザーの平均走行速度を、ユーザーの平均ペースとして算出する。
また、ペース算出部123は、ラップ区間として「時間のラップ区間」が設定されている場合には、例えば、計時部160の出力と、GPSセンサー110の出力とに基づき、ラップ区間の開始時点から終了時点までの期間内におけるユーザーの平均走行速度をラップペースとして算出する。
また、ペース算出部123は、ラップ区間として「距離のラップ区間」が設定されている場合には、例えば、計時部160の出力と、GPSセンサー110の出力とに基づき、ラップ区間の開始地点から終了地点までの経路におけるユーザーの平均走行速度をラップペースとして算出する。
心拍算出部124は、例えば、計時部160の出力と、脈センサー115の出力とに基づき、走行コースの開始時点から現在時点までのユーザーの単位時間当たりの平均心拍数を算出する。
また、心拍算出部124は、ラップ区間として「時間のラップ区間」が設定されている場合には、例えば、計時部160の出力と、脈センサー115の出力とに基づき、ラップ区間の開始時点から終了時点までの期間内におけるユーザーの平均心拍数をラップ心拍数として算出する。
また、心拍算出部124は、ラップ区間として「距離のラップ区間」が設定されている場合には、例えば、計時部160の出力と、脈センサー115の出力とに基づき、ラップ区間の開始地点から終了地点までの経路におけるユーザーの平均心拍数をラップ心拍数として算出する。
また、表示制御部125は、表示部170へ画像を表示させる表示処理を行う。また、表示制御部125は、表示部170に設けられたバックライト170A(後述)に供給される電力の制御を行い、バックライト170Aの点灯照度(点灯輝度)を調節する処理、バックライト170Aの点灯タイミングを制御する処理、バックライト170Aの消灯タイミングを制御する処理などを行う。バックライト170Aの詳細については後述する。
1−5.情報端末の処理
図3は、電子機器1との間におけるデータ転送に関する情報端末2の処理を説明するためのフローチャートである。以下、図3の各ステップを順に説明する。
図3は、電子機器1との間におけるデータ転送に関する情報端末2の処理を説明するためのフローチャートである。以下、図3の各ステップを順に説明する。
まず、情報端末2は、近距離無線通信を介して電子機器1と通信が可能であるか否かを判定し(S120)、可能である判定した場合(S120Y)は次の処理(S130)を開始し、そうでない場合(S120N)には待機する。
次に、情報端末2は、電子機器1の通信部190及び処理部120を介して電子機器1の記憶部130にアクセスし、記憶部130に格納されているユーザーパフォーマンスデータ133、ユーザー身体データ134、ユーザー目標データ135を読み込む(S130)。
次に、情報端末2は、電子機器1の通信部190及び処理部120を介して電子機器1の記憶部130にアクセスし、サーバー4からダウンロードした地形データ(オープン度マップ)、気候データ(明るさ度マップ)を、当該記憶部130に書き込み、フローを終了する(S140)。なお、ダウンロードのステップは、後述する。
なお、電子機器1と情報端末2との間のデータの送信(データ転送)は、所定のフォーマットで行われる。
図4は、サーバー4との間における情報通信に関する情報端末2の処理を説明するためのフローチャートである。以下、図4の各ステップを順に説明する。
まず、情報端末2は、ネットワーク3を介してサーバー4にユーザーIDを送信する(S210)。
次に、情報端末2は、ネットワーク3を介してサーバー4からアクセスの許可通知を受信したか否かを判定し(S230)、受信したと判定した場合(ユーザー認証が完了した場合)には(S230Y)、次の処理(S250)を開始し、そうでない場合(S230N)には待機する。
次に、情報端末2は、電子機器1から読み込んだユーザーパフォーマンスデータ133、ユーザー身体データ134、ユーザー目標データ135を、サーバー4へ送信する(S
250)。
250)。
次に、情報端末2は、ユーザーから指定されたエリアの地形データ(オープン度マップ)、気候データ(明るさ度マップ)を、ネットワーク3を介してサーバー4からダウンロードし、フローを終了する(S270)。なお、当該エリアは、前述した走行コースを包含するエリアである。
なお、情報端末2とサーバー4との間のデータの送信(情報通信)は、所定のフォーマットで行われる。
1−6.バックライトについて
本実施形態の表示部170には、バックライト170Aが搭載されている。バックライト170Aは、表示部170に表示された情報の視認性を高めるために設けられた照明装置のことである。このバックライト170Aの制御は、表示制御部125(処理部120)によって行われる。
本実施形態の表示部170には、バックライト170Aが搭載されている。バックライト170Aは、表示部170に表示された情報の視認性を高めるために設けられた照明装置のことである。このバックライト170Aの制御は、表示制御部125(処理部120)によって行われる。
例えば、表示部170がLCD(LCD:Liquid Crystal Display)で構成される場合、表示部170のバックライト170Aは、LCDの液晶パネルの背面又は側部に設けられた照明装置又は液晶パネルの側部に設けられた照明装置などである。
表示部170のバックライト170Aが点灯すると、表示部170に表示されたイメージ(例えばモノクロイメージ)のうち、相対的に輝度の高い部分の輝度(すなわち、照明光の透過光量又は照明光の反射光量)が高まるので、当該イメージのコントラストが高まり、その結果当該イメージの視認性(暗い環境下での視認性)が高まる。バックライト170Aに用いられる光源は、例えば白色LED光源(LED:Light Emitting Diode)又は他の色のLED光源などである。以下、バックライト170Aによる照明光の光量を、「バックライト170Aの点灯照度」、又は「バックライト170Aの点灯輝度」という。
基本的に、処理部120は、表示部170のバックライト170Aの点灯を、ユーザーがライト点灯指示を入力している期間中に制限し、ユーザーがライト点灯指示を入力していない期間には、バックライト170Aを消灯する。または、ライト点灯指示が入力されてから所定時間以内(例えば3秒以内、10秒以内など)に制限する。但し、電子機器1からユーザーへのオート通知機能(後述するオートラップ機能もオート通知機能の一種である。)がオンされているときには、通知のタイミングで一時的にバックライト170Aが点灯することもある。一方、電子機器1にナイトモード機能(後述)が発現している場合(処理部120がナイトモードで動作している場合)には、通知のタイミングであっても、日中の期間(日の出から日の入りまでの期間)である場合には、バックライト170Aの点灯が禁止される。
なお、ここでは、文言「バックライト170Aの点灯」を、「バッテリー191からの電力がバックライト170Aへ供給され、バックライト170Aが表示部170の表示画面を所定の照度で照明する状態」の意味で使用する。但し、「バックライト170Aの点灯」には、バックライト170Aの点灯照度が定常的である場合だけでなく、バックライト170Aの点灯照度が周期変化する場合(高速に点滅し、ユーザーにとっては点灯照度が定常的とみなせる場合)が含まれてもよい。
また、ここでは、原則として、文言「バックライト170Aの消灯」を、「バッテリー191からバックライト170Aへ供給される電力が減少し、バックライト170Aが表示部170の表示画面を照明していない状態」の意味で使用する。但し、「バックライト
170Aの消灯」には、バックライト170Aの点灯照度が完全にゼロとなる場合だけでなく、バックライト170Aの点灯照度がバックライト170Aの点灯時における点灯照度より低い場合が含まれてもよい。
170Aの消灯」には、バックライト170Aの点灯照度が完全にゼロとなる場合だけでなく、バックライト170Aの点灯照度がバックライト170Aの点灯時における点灯照度より低い場合が含まれてもよい。
1−7.ナイトモード機能
前述したとおり、基本的に、表示部170のバックライト170Aが点灯するのは、ユーザーがライト点灯指示を入力している期間中に制限され、ユーザーがライト点灯指示を入力していない期間には、バックライト170Aは消灯される。但し、電子機器1からユーザーへのオート通知機能(ここでは、オートラップ機能を想定する。)がオンされているときには、通知のタイミング(ラップ区間の区切り)で一時的に(例えば2秒間に亘って)バックライト170Aが点灯する。
前述したとおり、基本的に、表示部170のバックライト170Aが点灯するのは、ユーザーがライト点灯指示を入力している期間中に制限され、ユーザーがライト点灯指示を入力していない期間には、バックライト170Aは消灯される。但し、電子機器1からユーザーへのオート通知機能(ここでは、オートラップ機能を想定する。)がオンされているときには、通知のタイミング(ラップ区間の区切り)で一時的に(例えば2秒間に亘って)バックライト170Aが点灯する。
但し、電子機器1にナイトモード機能が発現している場合には、通知のタイミング(ラップ区間の区切り)が到来した場合であっても、当該タイミングが日中の期間(日の出から日の入りまでの期間)である限り、バックライト170Aの点灯が禁止される。
つまり、ナイトモード機能とは、バックライト170Aの点灯が許可される期間(点灯許可期間)と、バックライト170Aの点灯が禁止される期間(点灯禁止期間、バックライト170Aが消灯される期間)とを電子機器1に設け、かつ、点灯許可期間を夜間(日の入りから日の出までの期間)に対応させ、点灯禁止期間を日中(日の出から日没までの期間)に対応させたものである。なお、ナイトモード機能による点灯禁止期間は、日中から微小時間(例えば数分)だけずれていてもよい。また、ナイトモード機能による点灯許可期間は、夜間から微小時間(例えば数分)だけずれていてもよい。但し、この微小時間は予め決められた時間(固定値)である。よって、当該ずれは、本実施形態の調節(後述)によって生じるずれとは異なる。
点灯許可期間におけるバックライト170Aの点灯頻度又は点灯輝度は、点灯禁止期間におけるバックライト170Aの点灯頻度又は点灯輝度よりも高く設定される。すなわち、ナイトモードは、日の入りから日の出までの期間における照明の点灯頻度又は点灯輝度を、日の出から日の入りまでの期間における照明の点灯頻度又は点灯輝度よりも向上させるモードであるということができる。
図5は、電子機器1にナイトモードの機能とオートラップ機能との双方が発現している場合における各タイミングを示す図である。図5の横軸は、距離である。
図5では、ラップ区間が1kmの区間に設定され、ラップ区間の区切りの地点P(0)〜P(10)にユーザーが到達する度に、最新のラップ区間のラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数、それらの目標達成度など)がユーザーへ通知される場合を示している。
区切りの地点P(0)〜P(10)のうち、地点P(4)、P(5)の中間地点にユーザーが到達したタイミングが日の入り時刻であったとすると、日の入り時刻よりも前にユーザーが到達した地点P(0)〜P(4)ではバックライト170Aは点灯しないが、日の入り時刻よりも後にユーザーが到達した地点P(5)〜P(10)ではバックライト170Aが点灯する。
ここで、日の出時刻及び日の入り時刻は、現在時刻(現在時点)の属する日付け(ここでは「日付け」を、当日の年月日の意味で使用する。)と、現在位置(現在地点)とによって異なる。そこで、電子機器1の処理部120は、測位データ(センサーの出力に基づき生成された情報、入力情報の一例)に含まれる現在位置と、時刻データに含まれる現在
時刻(センサーの出力に基づき生成された情報、入力情報の一例)と、日の出日の入りデータ136とに基づき、現在時刻の属する日付けにおける日の出時刻及び日の入り時刻を算出する。
時刻(センサーの出力に基づき生成された情報、入力情報の一例)と、日の出日の入りデータ136とに基づき、現在時刻の属する日付けにおける日の出時刻及び日の入り時刻を算出する。
日の出日の入りデータ136は、現在時刻及び現在位置と、日の出時刻及び日の入り時刻との関係を示すデータであって、テーブル、計算式、又はそれらの組み合わせで構成される。なお、現在時刻及び現在位置から日の出時刻及び日の入り時刻を算出するための演算(天文演算)の内容は公知であるので、ここでは日の出日の入りデータ136の詳細な説明を省略する。
日の出日の入りデータ136は、例えば、電子機器1の記憶部130に予め書き込まれる。但し、日の出日の入りデータ136は、地形データ(オープン度マップ)等と共にサーバー4から提供されたものであってもよい。また、日の出日の入りデータ136は、基本的に書き換えの必要が無いので、記憶部130に予め書き込まれる場合には、記憶部130における書き込み先は、不揮発性のRAMのほか、ROMであっても構わない。
ここで、本実施形態で用いられる日の出日の入りデータ136は、現在位置が平坦な開けた場所であるとの前提で用意されたデータであると仮定する。つまり、日の出日の入りデータ136に基づき算出される日の出時刻は、「海抜ゼロメートル地点の開けた場所に居るユーザーから見える日の出の時刻」であり、日の出日の入りデータ136に基づき算出される日の入り時刻は「海抜ゼロメートル地点の開けた場所に居るユーザーから見える日の入りの時刻」である。言い換えると、日の出日の入りデータ136は、現在位置の緯度および経度における、海抜ゼロメートル地点の、周辺地形を考慮しない日の出日の入り時刻のデータである。
以下、日の出日の入りデータ136に基づき算出される日の入り時刻を「標準の日の出時刻」と称し、日の出日の入りデータ136に基づき算出される日の入り時刻を「標準の日の入り時刻」と称し、標準の日の入り時刻から標準の日の出時刻までの期間に設定された点灯許可期間を「標準の点灯許可期間」と称し、標準の点灯許可期間の開始時刻を「標準の開始時刻」と称し、標準の点灯許可期間の終了時刻を「標準の終了時刻」と称す。
1−8.ナイトモード機能の調節について
以下、ナイトモード機能の調節の必要性について説明する。ナイトモード機能における点灯許可期間は、以下の理由により、適宜に調節する必要がある。
以下、ナイトモード機能の調節の必要性について説明する。ナイトモード機能における点灯許可期間は、以下の理由により、適宜に調節する必要がある。
図6は、ユーザーの置かれた環境と太陽の見え方との関係を説明する図である。
先ず、図6(A1)に示すとおり、ユーザーが山頂にいるときには、地表(山のふもと)にいるときよりも遠くの地平線が見えるため、実際の日の出時刻は、標準の日の出時刻よりも早まり、実際の日の入り時刻は、標準の日の入り時刻よりも遅くなる。
従って、このような環境下に置かれたユーザーにとっては、点灯許可期間の終了時刻は、標準の終了時刻よりも早めに設定されることが望ましく、点灯許可期間の開始時刻は、標準の開始時刻よりも遅めに設定されることが望ましい。
次に、図6(B1)に示すとおり、ユーザーが開けた場所(海抜ゼロメートル付近)にいるときには、実際の日の出時刻は、標準の日の出時刻と一致し、実際の日の入り時刻は、標準の日の入り時刻と一致する。
従って、このような環境下に置かれたユーザーにとっては、点灯許可期間の終了時刻は
、標準の終了時刻と同じに設定されることが望ましく、点灯許可期間の開始時刻は、標準の開始時刻と同じに設定されることが望ましい。
、標準の終了時刻と同じに設定されることが望ましく、点灯許可期間の開始時刻は、標準の開始時刻と同じに設定されることが望ましい。
次に、図6(C1)に示すとおり、ユーザーが谷間にいるときには、地平線が見えないため、実際の日の出時刻は、標準の日の出時刻よりも遅延し、実際の日の入り時刻は、標準の日の入り時刻よりも早まる。
従って、このような環境下に置かれたユーザーにとっては、点灯許可期間の終了時刻は、標準の終了時刻よりも遅めに設定されることが望ましく、点灯許可期間の開始時刻は、標準の開始時刻よりも早めに設定されることが望ましい。
更に、ユーザーが日中の山頂にいるときであっても、晴天時(図6(A1))と雲天時(図6(A2))とでは、ユーザーの近辺の明るさは異なる。具体的には、晴天時(図6(A1))よりも雲天時(図6(A2))の方がユーザーの近辺は暗くなる。よって、ユーザーが山頂に居るときの点灯許可期間は、晴天時(図6(A1))よりも雲天時(図6(A2))の方が長く確保されることが望ましい。
また、ユーザーが日中の開けた場所にいるときであっても、晴天時(図6(B1))と雲天時(図6(B2))とでは、ユーザーの近辺の明るさは異なる。具体的には、晴天時(図6(B1))よりも雲天時(図6(B2))の方がユーザーの近辺は暗くなる。よって、ユーザーが開けた場所にいときの点灯許可期間は、晴天時(図6(B1))よりも雲天時(図6(B2))の方が長く確保されることが望ましい。
また、ユーザーが日中の谷間にいるときであっても、晴天時(図6(C1))と雲天時(図6(C2))とでは、ユーザーの近辺の明るさは異なる。具体的には、晴天時(図6(C1))よりも雲天時(図6(C2))の方がユーザーの近辺は暗くなる。よって、ユーザーが谷間にいるときの点灯許可期間は、晴天時(図6(C1))よりも雲天時(図6(C2))の方が長く確保されることが望ましい。
1−9.ナイトモードの手動調節
そこで、本実施形態の電子機器1の処理部120は、ナイトモードにおける点灯許可期間を、ユーザーに手動で調節させる。以下、調節前の点灯許可期間を「標準の点灯許可期間」と称し、調節後の点灯許可期間を適宜、「調節後の点灯許可期間」又は「点灯許可期間」と称し、調節後の点灯許可期間の開始時刻を「開始時刻」と称し、調節後の点灯許可期間の終了時刻を「終了時刻」と称す。
そこで、本実施形態の電子機器1の処理部120は、ナイトモードにおける点灯許可期間を、ユーザーに手動で調節させる。以下、調節前の点灯許可期間を「標準の点灯許可期間」と称し、調節後の点灯許可期間を適宜、「調節後の点灯許可期間」又は「点灯許可期間」と称し、調節後の点灯許可期間の開始時刻を「開始時刻」と称し、調節後の点灯許可期間の終了時刻を「終了時刻」と称す。
例えば、処理部120は、基本的には、点灯許可期間を標準の点灯許可期間と同じに設定し、ユーザーからの指示があった場合に、点灯許可期間の開始時刻と終了時刻との少なくとも一方を、例えば以下の調節方法(1)〜(7)の少なくとも1つにより調節し、調節後の点灯許可期間を、実際の動作(オート通知など)に用いる。なお、当該調節後の点灯許可期間が用いられるのは、基本的に、ナイトモードの自動調節機能がオフされているか、ナイトモードの自動調節機能が電子機器1に搭載されていないときである(但し、ナイトモードの手動調節機能がナイトモードの自動調節機能より優先して発現する電子機器1を構成することも可能である。)。
(1)点灯許可期間の長さ調節
電子機器1の処理部120は、標準の点灯許可期間を「長め」に調節するのか、それとも「短め」に調節するのかの別(ユーザーから入力された情報の一例)をユーザーに指定させる。この指定は、例えば、メニュー画面において行われる。また、ユーザーによる指定は、操作部150を介して行われる。
電子機器1の処理部120は、標準の点灯許可期間を「長め」に調節するのか、それとも「短め」に調節するのかの別(ユーザーから入力された情報の一例)をユーザーに指定させる。この指定は、例えば、メニュー画面において行われる。また、ユーザーによる指定は、操作部150を介して行われる。
そして、ユーザーが「長め」を指定した場合、処理部120は、点灯許可期間の開始時刻を、標準の開始時刻よりも所定の調節量Δだけ早い時刻へと調節し、かつ、点灯許可期間の終了時刻を、標準の終了時刻よりも所定の調節量Δだけ遅い時刻へと調節する(図7の符号Δを参照)。
一方、ユーザーが「短め」を指定した場合、処理部120は、点灯許可期間の開始時刻を、標準の開始時刻よりも所定の調節量Δだけ遅い時刻へと調節し、かつ、調節後の点灯許可期間の終了時刻を、標準の終了時刻よりも所定の調節量Δだけ早い時刻へと調節する。
なお、ここでは、調節量Δが正の値であるとしたが、「変更しない」選択肢があってもよく、「変更しない」場合には調節量Δはゼロであってもよい。また、調節量Δに負の値が含まれたり、開始時刻と終了時刻とで異なる値であってもよい。
(2)点灯開始時刻の調節
電子機器1の処理部120は、点灯許可期間の開始時刻を「早め」にするのか、それとも「遅め」にするのかの別(ユーザーから入力された入力情報の一例)をユーザーに指定させる。この指定は、例えば、メニュー画面において行われる。また、ユーザーによる指定は、操作部150を介して行われる。
電子機器1の処理部120は、点灯許可期間の開始時刻を「早め」にするのか、それとも「遅め」にするのかの別(ユーザーから入力された入力情報の一例)をユーザーに指定させる。この指定は、例えば、メニュー画面において行われる。また、ユーザーによる指定は、操作部150を介して行われる。
そして、ユーザーが「早め」を指定した場合、処理部120は、点灯許可期間の開始時刻を、標準の開始時刻よりも所定の調節量Δだけ早い時刻へと調節する。
一方、ユーザーが「遅め」を指定した場合、処理部120は、点灯許可期間の開始時刻を、標準の開始時刻よりも所定の調節量Δだけ遅い時刻へと調節する。
なお、調節方法(2)は、調節方法(3)と併せて採用されることが好ましい。
また、ここでは、調節量Δが正の値であるとしたが、「変更しない」選択肢があってもよく、「変更しない」場合には調節量Δはゼロであってもよい。また、調節量Δに負の値が含まれたり、開始時刻と終了時刻とで異なる値であってもよい。
(3)点灯終了時刻の調節
電子機器1の処理部120は、点灯許可期間の終了時刻を標準の終了時刻よりも「早め」にするのか、それとも「遅め」にするのかの別(ユーザーから入力された入力情報の一例)をユーザーに指定させる。この指定は、例えば、メニュー画面において行われる。また、ユーザーによる指定は、操作部150を介して行われる。
電子機器1の処理部120は、点灯許可期間の終了時刻を標準の終了時刻よりも「早め」にするのか、それとも「遅め」にするのかの別(ユーザーから入力された入力情報の一例)をユーザーに指定させる。この指定は、例えば、メニュー画面において行われる。また、ユーザーによる指定は、操作部150を介して行われる。
そして、ユーザーが「早め」を指定した場合、処理部120は、点灯許可期間の終了時刻を、標準の終了時刻よりも所定の調節量Δだけ早い時刻へと調節する。
一方、ユーザーが「遅め」を指定した場合、処理部120は、点灯許可期間の終了時刻を、標準の終了時刻よりも所定の調節量Δだけ遅い時刻へと調節する。
なお、調節方法(3)は、調節方法(2)と併せて採用されることが望ましい。
また、ここでは、調節量Δが正の値であるとしたが、「変更しない」選択肢があってもよく、「変更しない」場合には調節量Δはゼロであってもよい。また、調節量Δに負の値が含まれたり、開始時刻と終了時刻とで異なる値であってもよい。
(4)数値入力
電子機器1の処理部120は、調節方法(1)、調節方法(2)、調節方法(3)の何れかにおける調節量の値を、ユーザーに入力させることができる。この調節量(ユーザーから入力された入力情報の一例)の入力は、例えば、メニュー画面において行われる。また、ユーザーによる入力は、操作部150を介して行われる。
電子機器1の処理部120は、調節方法(1)、調節方法(2)、調節方法(3)の何れかにおける調節量の値を、ユーザーに入力させることができる。この調節量(ユーザーから入力された入力情報の一例)の入力は、例えば、メニュー画面において行われる。また、ユーザーによる入力は、操作部150を介して行われる。
例えば、調節方法(1)において、ユーザーが「+1時間」を入力した場合、処理部120は、点灯許可期間の開示時刻を、標準の開始時刻よりも1時間だけ早い時刻へと調節し、かつ、点灯許可期間の終了時刻を、標準の終了時刻よりも1時間だけ遅い時刻へと調節する。
例えば、調節方法(1)において、ユーザーが「−1時間」を入力した場合、処理部120は、点灯許可期間の開示時刻を、標準の開始時刻よりも1時間だけ遅い時刻へと調節し、かつ、点灯許可期間の終了時刻を、標準の終了時刻よりも1時間だけ早い時刻へと調節する。
例えば、調節方法(2)において、ユーザーが「+1時間」を入力した場合、処理部120は、点灯許可期間の開始時刻を、標準の開始時刻よりも1時間だけ早い時刻へと調節する。
例えば、調節方法(2)において、ユーザーが「−1時間」を入力した場合、処理部120は、点灯許可期間の開始時刻を、標準の開始時刻よりも1時間だけ遅い時刻へと調節する。
例えば、調節方法(3)において、ユーザーが「+1時間」を入力した場合、処理部120は、点灯許可期間の終了時刻を、標準の終了時刻よりも1時間だけ遅い時刻へと調節する。
例えば、調節方法(3)において、ユーザーが「−1時間」を入力した場合、処理部120は、点灯許可期間の終了時刻を、標準の終了時刻よりも1時間だけ早い時刻へと調節する。
(5)環境入力(地形)
電子機器1の処理部120は、電子機器1の使用される環境が「開けた場所」であるか、それとも「開けていない場所」であるのかの別(ユーザーから入力された入力情報、ユーザーの置かれた環境に関する情報、地形に関する情報の一例)を、ユーザーに指定させる。この指定は、例えば、メニュー画面において行われる。また、ユーザーによる指定は、操作部150を介して行われる。
電子機器1の処理部120は、電子機器1の使用される環境が「開けた場所」であるか、それとも「開けていない場所」であるのかの別(ユーザーから入力された入力情報、ユーザーの置かれた環境に関する情報、地形に関する情報の一例)を、ユーザーに指定させる。この指定は、例えば、メニュー画面において行われる。また、ユーザーによる指定は、操作部150を介して行われる。
そして、ユーザーが「開けていない場所」を指定した場合、処理部120は、点灯許可期間の開始時刻を、標準の開始時刻よりも所定の調節量Δだけ早い時刻へと調節し、かつ、点灯許可期間の終了時刻を、標準の終了時刻よりも所定の調節量Δだけ遅い時刻へと調節する。
一方、ユーザーが「開けた場所」を指定した場合、処理部120は、点灯許可期間の開始時刻を、標準の開始時刻よりも所定の調節量Δだけ遅い時刻へと調節し、かつ、点灯許可期間の終了時刻を、標準の終了時刻よりも所定の調節量Δだけ早い時刻へと調節する。
なお、ここでは、ユーザーが指定可能な環境の項目を、「開けた場所」、「開けていな
い場所」としたが、その他に、「ビル街」、「オープン」、「谷間」、「山頂」、「稜線」、「海岸」、「山に囲まれている」、「山に囲まれていない」、「標高1000m以上の山頂付近」などの何れかを加えたり、これらのいずれかの組み合わせであってもよい。少なくとも、ユーザーが指定可能な環境の項目は、実際の日の出時刻と標準の日の出時刻とのずれ、及び、実際の日の入り時刻と標準の日の入り時刻とのずれを推測するために必要な項目であることが望ましい。
い場所」としたが、その他に、「ビル街」、「オープン」、「谷間」、「山頂」、「稜線」、「海岸」、「山に囲まれている」、「山に囲まれていない」、「標高1000m以上の山頂付近」などの何れかを加えたり、これらのいずれかの組み合わせであってもよい。少なくとも、ユーザーが指定可能な環境の項目は、実際の日の出時刻と標準の日の出時刻とのずれ、及び、実際の日の入り時刻と標準の日の入り時刻とのずれを推測するために必要な項目であることが望ましい。
なお、ここでは、調節量Δが正の値であるとしたが、「変更しない」選択肢があってもよく、「変更しない」場合には調節量Δはゼロであってもよい。また、調節量Δに負の値が含まれたり、開始時刻と終了時刻とで異なる値であってもよい。
(6)環境入力(気候)
電子機器1の処理部120は、電子機器1の使用される環境が「晴天」であるか、それとも「曇天」であるのかの別(ユーザーから入力された入力情報、ユーザーの置かれた環境に関する情報、気候に関する情報の一例)を、ユーザーに指定させる。この指定は、例えば、メニュー画面において行われる。また、ユーザーによる指定は、操作部150を介して行われる。
電子機器1の処理部120は、電子機器1の使用される環境が「晴天」であるか、それとも「曇天」であるのかの別(ユーザーから入力された入力情報、ユーザーの置かれた環境に関する情報、気候に関する情報の一例)を、ユーザーに指定させる。この指定は、例えば、メニュー画面において行われる。また、ユーザーによる指定は、操作部150を介して行われる。
そして、ユーザーが「曇天」を指定した場合、処理部120は、点灯許可期間の開始時刻を、標準の開始時刻よりも所定の調節量Δだけ早い時刻へと調節し、かつ、点灯許可期間の終了時刻を、標準の終了時刻よりも所定の調節量Δだけ遅い時刻へと調節する。
一方、ユーザーが「晴天」を指定した場合、処理部120は、点灯許可期間の開始時刻を、標準の開始時刻よりも所定の調節量Δだけ遅い時刻へと調節し、かつ、点灯許可期間の終了時刻を、標準の終了時刻よりも所定の調節量Δだけ早い時刻へと調節する。
なお、ここでは、ユーザーが指定可能な環境の項目を、「晴天」、「曇天」としたが、その他に、「雨天」、「弱い雨」などの何れかを加えてもよいし、ユーザーが指定可能な環境の項目に、他の項目を加えてもよい。少なくとも、ユーザーが指定可能な環境の項目は、実際の日の出時刻と標準の日の出時刻とのずれ、及び、実際の日の入り時刻と標準の日の入り時刻とのずれを推測するために必要な項目であることが望ましい。
なお、ここでは、調節量Δが正の値であるとしたが、「変更しない」選択肢があってもよく、「変更しない」場合には調節量Δはゼロであってもよい。また、調節量Δに負の値が含まれたり、開始時刻と終了時刻とで異なる値であってもよい。
(7)環境入力(地形及び気候)
調節方法(7)は、調節方法(5)、(6)を組み合わせたものである。つまり、処理部120は、地形に関する項目と気候に関する項目との双方をユーザーに指定させる。
調節方法(7)は、調節方法(5)、(6)を組み合わせたものである。つまり、処理部120は、地形に関する項目と気候に関する項目との双方をユーザーに指定させる。
処理部120は、地形に関する項目によって決まる「オープン度」と、気候に関する項目によって決まる「明るさ度」との組み合わせによって、調節量Δを設定する。
例えば、処理部120は、ユーザーの指定した地形が遠くの地平線が見える地形であるときほどオープン度が高いとみなし、ユーザーの指定した気候が明るい時間が長い気候であるときほど明るさ度が高いとみなす。そして、処理部120は、オープン度と明るさ度との組み合わせに応じて調節量Δを設定する。具体的に、調節量Δは、オープン度が低いほど大きく設定され、明るさ度が低いほど大きく設定される。
例えば、処理部120は、オープン度と明るさ度との組み合わせに応じて図10に示す
算出テーブルを参照することにより、調節量Δを決定し、点灯許可期間の開始時刻を、標準の開始時刻よりも所定の調節量Δだけ早い時刻へと調節し、かつ、点灯許可期間の終了時刻を、標準の終了時刻よりも所定の調節量Δだけ遅い時刻へと調節する。
算出テーブルを参照することにより、調節量Δを決定し、点灯許可期間の開始時刻を、標準の開始時刻よりも所定の調節量Δだけ早い時刻へと調節し、かつ、点灯許可期間の終了時刻を、標準の終了時刻よりも所定の調節量Δだけ遅い時刻へと調節する。
従って、調節量Δが正の値(プラスの値)である場合には、点灯許可期間は拡大され、調節Δが負の値(マイナスの値)である場合には、点灯許可期間は縮小されることになる。
なお、算出テーブル(図10)を用いた調節の詳細については、「ナイトモードの自動調節」において説明する。この算出テーブル(図10)では、調節量Δが正の値になる場合と負の値になる場合との双方を想定している。
1−9.地形データ及び天候データによるナイトモードの自動調節
以下、ナイトモードの自動調節機能を説明する。この自動調節機能は、前述した調節方法(7)を自動化したものである。
以下、ナイトモードの自動調節機能を説明する。この自動調節機能は、前述した調節方法(7)を自動化したものである。
1−9−1.地形データ(オープン度マップ)
図8は、記憶部130に格納された地形データ(オープン度マップ)の一例を説明する図である(地形データは、受信した情報、地形に関する情報、入力情報の一例。)。図8においては、例えば、縦方向が緯度方向に対応し、横方向が経度方向に対応する。
図8は、記憶部130に格納された地形データ(オープン度マップ)の一例を説明する図である(地形データは、受信した情報、地形に関する情報、入力情報の一例。)。図8においては、例えば、縦方向が緯度方向に対応し、横方向が経度方向に対応する。
この地形データ(オープン度マップ)は、サーバー4から提供されたものであって、ユーザーの走行コースを包含するエリアのマップである。
図8に示すとおり、地形データ(オープン度マップ)には、エリアの地形(標高分布)が反映されている。但し、本実施形態の地形データ(オープン度マップ)は、エリアの標高分布をエリアのオープン度の分布に変換したものであると仮定する。つまり、図8における「低」「高」「中」は、エリア内の各地点の標高を示しているのではなく、エリア内の各地点のオープン度を表す。
なお、標高分布から地形データ(オープン度マップ)への変換は、例えばサーバー4によって予め行われてもよいし、情報端末2のアプリケーションウエアが実行してもよいし、処理部120が実行してもよい。また、標高に加えて、建造物等の高さを考慮しても良い。例えば、変換の際に、サーバー4は、エリア内の各地点のオープン度を、当該地点の標高と、当該地点の周辺に存在する建造物(地点)から当該標高までの高低差とに基づき、当該地点が開けた地点である場合には、オープン度を高く設定し、当該地点が開けていない地点である場合には、オープン度を低く設定する。
処理部120は、GPSセンサー110が出力する測位データに基づき現在位置を認識すると、当該現在位置に応じて地形データ(オープン度マップ)を参照することにより、現在位置におけるオープン度を算出する。
1−9−2.気候データ(明るさ度マップ)
図9は、記憶部130に格納された気候データ(明るさ度マップ)の一例を説明する図である(気候データは、受信した情報、天候に関する情報、入力情報の一例。)。図9においては、例えば、縦方向が緯度方向に対応し、横方向が経度方向に対応する。
図9は、記憶部130に格納された気候データ(明るさ度マップ)の一例を説明する図である(気候データは、受信した情報、天候に関する情報、入力情報の一例。)。図9においては、例えば、縦方向が緯度方向に対応し、横方向が経度方向に対応する。
この地形データ(オープン度マップ)は、サーバー4から提供されたものであって、ユーザーの走行コースを包含するエリアのマップである。
図9に示すとおり、気候データ(明るさ度マップ)には、エリアの気候(雲の分布)が反映されている。但し、本実施形態の気候データ(明るさ度マップ)は、エリアの雲の分布をエリアの明るさ度の分布に変換したものであると仮定する。つまり、図9における「低」「高」「中」は、エリア内の各地点の雲の厚さ示しているのではなく、エリア内の各地点の明るさ度を表す。
なお、雲の分布から気候データ(明るさ度マップ)への変換は、例えばサーバー4によって予め行われてもよいし、情報端末2のアプリケーションウエアが実行してもよいし、処理部120が実行してもよい。例えば、変換の際に、サーバー4は、エリア内の各地点の明るさ度を、当該地点に存在する雲の厚さ、当該地点の気圧などに基づき、当該地点が明るい地点である場合には、明るさ度を高く設定し、当該地点が明るくない地点である場合には、明るさ度を低く設定する。
処理部120は、GPSセンサー110が出力する測位データに基づき現在位置を認識すると、当該現在位置に応じて気候データ(明るさ度マップ)を参照することにより、現在位置における明るさ度を算出する。
1−9−3.調節量Δの算出テーブル
図10は、調節量Δの算出テーブルの一例を説明する図である。算出テーブルは、例えば、記憶部130に予め格納されている(図2では不図示)。
図10は、調節量Δの算出テーブルの一例を説明する図である。算出テーブルは、例えば、記憶部130に予め格納されている(図2では不図示)。
この算出テーブルは、現在位置のオープン度と明るさ度との組み合わせから前述した調節量Δを一義的に算出するための算出テーブルである。
図10に示すとおり、この算出テーブルには、オープン度と明るさ度との組み合わせごとに、当該組み合わせに適した調節量Δの値が対応付けられている。この算出テーブルによると、オープン度が低いほど調節量Δは大きな値に設定され、明るさ度が低いほど調節量Δは大きな値に設定される。
処理部120は、現在位置のオープン度と、現在位置の明るさ度とをそれぞれ認識すると、認識したオープン度及び明るさ度に応じて算出テーブル(図10)を参照することにより、現在位置に適した調節量Δを算出する。
そして、処理部120は、点灯許可期間の開始時刻を、標準の開始時刻よりも所定の調節量Δだけ早い時刻へと調節し、かつ、点灯許可期間の終了時刻を、標準の終了時刻よりも所定の調節量Δだけ遅い時刻へと調節する。
従って、調節量Δが正の値(プラスの値)である場合には、点灯許可期間は拡大され、調節Δが負の値(マイナスの値)である場合には、点灯許可期間は縮小されることになる。
1−10.フロー
図11は、ナイトモード機能及びオートラップ機能がオンされた場合における電子機器1の処理のフローチャートである。以下、図11における各処理を順に説明する。なお、ここでは、ナイトモードの自動調節機能がオンされている場合を想定する。
図11は、ナイトモード機能及びオートラップ機能がオンされた場合における電子機器1の処理のフローチャートである。以下、図11における各処理を順に説明する。なお、ここでは、ナイトモードの自動調節機能がオンされている場合を想定する。
先ず、電子機器1の処理部120は、ユーザーから計測開始指示が入力されたか否かを判定し(S11)、入力されない場合(S11N)には待機する。
その後、計測開始指示が入力されると(S11Y)、処理部120は、ラップ区間の計
測を開始する(S12)。ここで、ラップ区間の計測とは、先のラップ区切りから次のラップ区切りまでの間におけるラップ情報を生成するための処理のことである。例えば、ラップ区間が「1km区間」に設定されている場合は、1km区間の区切りにおいて通知又は記録すべきラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数、それらの目標達成度など)を生成するための処理のことである(以下、ラップ区間を「1km区間」と仮定する。)。
測を開始する(S12)。ここで、ラップ区間の計測とは、先のラップ区切りから次のラップ区切りまでの間におけるラップ情報を生成するための処理のことである。例えば、ラップ区間が「1km区間」に設定されている場合は、1km区間の区切りにおいて通知又は記録すべきラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数、それらの目標達成度など)を生成するための処理のことである(以下、ラップ区間を「1km区間」と仮定する。)。
次に、処理部120は、最新の測位データに含まれる現在位置と、最新の時刻データに含まれる現在時刻と、日の出日の入りデータ136とに基づき、標準の点灯許可期間(標準の開始時刻及び標準の終了時刻)を算出する(S13)。なお、当初の点灯許可期間は、標準の点灯許可期間と同じに設定される。
次に、処理部120は、計時部160の時刻データに含まれる現在時刻が準備期間に属するか否かを判定する(S15)。ここで、準備期間は、設定中の点灯許可期間の開始時刻前後の所定時間、及び、設定中の点灯許可期間の終了時刻前後の所定時間のことである。例えば、処理部120は、開始時刻前後の3時間と、終了時刻前後の3時間とを準備期間とする。
そして、処理部120は、現在時刻が準備期間に属する場合(S15Y)には、調節処理(S17〜S23)を開始し、そうでない場合(S15N)には、調節処理(S17〜S23)を実行せずに、ラップ区切りの判定処理(S27)を開始する。
次に、調節処理(S17〜S23)が開始されると、先ず、処理部120は、現在位置と地形データ(オープン度マップ)とに基づき現在位置のオープン度を算出する(S17)。
次に、処理部120は、現在位置と気候データ(明るさ度マップ)とに基づき現在位置の明るさ度を算出する(S19)。
次に、処理部120は、算出したオープン度及び算出した明るさ度に基づき算出テーブル(図10)を参照することにより、現在位置に適した調節量Δを算出する(S21)。
次に、処理部120は、算出した調整量Δに応じて点灯許可期間を調節する(S23)。点灯許可期間の調節方法については、前述したとおりである。
次に、ラップ区切りの判定処理(S27)が開始されると、処理部120は、前回のラップ区切りの時点(又は開始指示が入力されたとき時点)から現在時点までの累積移動距離が1kmに達したか否かを判定し(S27)、達した場合(S27Y)には、通知処理(S29〜S33)を開始し、そうでない場合(S27N)には、通知処理(S29〜S33)をスキップして終了判定処理(S35)へ移行する。
通知処理(S29〜S33)が開始されると、先ず、処理部120は、計時部160の時刻データに含まれる現在時刻が設定中の点灯許可期間に属するか否かを判定し(S29)、属する場合(S29Y)には、バックライト170Aの点灯を伴う通知処理(S31)を開始し、そうでない場合(S29N)には、バックライト170Aの点灯を伴わない通知処理(S33)を開始する。
バックライト170Aの点灯を伴う通知処理(S31)が開始されると、処理部120は、表示部170のバックライト170Aを一定時間(例えば2秒間)に亘り点灯し、かつ、最新ラップ区間におけるラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数、
それらの目標達成度など)をユーザーへ通知し、かつ、ユーザーパフォーマンスデータ133へ記録する。ユーザーに対するラップ情報の通知は、主に、表示部170に対するイメージの表示によって行われるが、音や振動の出力(報知)を伴ってもよい。その後、処理部120は、終了判定処理(S35)へ移行する。
それらの目標達成度など)をユーザーへ通知し、かつ、ユーザーパフォーマンスデータ133へ記録する。ユーザーに対するラップ情報の通知は、主に、表示部170に対するイメージの表示によって行われるが、音や振動の出力(報知)を伴ってもよい。その後、処理部120は、終了判定処理(S35)へ移行する。
バックライト170Aの点灯を伴わない通知処理(S33)が開始されると、処理部120は、表示部170のバックライト170Aを点灯せずに、最新ラップ区間におけるラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数、それらの目標達成度など)をユーザーへ通知し、かつ、ユーザーパフォーマンスデータ133へ記録する。ユーザーに対するラップ情報の通知は、主に、表示部170に対するイメージの表示によって行われるが、音や振動の出力(報知)を伴ってもよい。その後、処理部120は、終了判定処理(S35)へ移行する。
終了判定処理(S35)が開始されると、処理部120は、ユーザーから計測終了指示が入力されたか否かを判定し(S35)、入力されない限り(S35N)、以上のステップS13〜S33を繰り返す。
その後、ユーザーから計測終了指示が入力された場合(S35Y)に、処理部120はフローを終了する。
なお、以上のフローにおけるステップの順序は、可能な範囲で入れ替えが可能である。
1−11.第1実施形態の補足
本実施形態の処理部120は、点灯許可期間の開始時刻の属する準備期間(開始の準備期間)と、点灯許可期間の終了時刻の属する準備期間(終了の準備期間)とで同じ処理を行ったが、異なる処理を行ってもよい。
本実施形態の処理部120は、点灯許可期間の開始時刻の属する準備期間(開始の準備期間)と、点灯許可期間の終了時刻の属する準備期間(終了の準備期間)とで同じ処理を行ったが、異なる処理を行ってもよい。
例えば、処理部120は、開始の準備期間では、点灯許可期間の開示時刻と終了時刻とのうち開始時刻のみを調節し、終了の準備期間では、点灯許可期間の開始時刻と終了時刻とのうち終了時刻のみを調節してもよい。
また、本実施形態の処理部120は、準備期間のうち点灯許可期間に近い時期と遠い時期との間で点灯許可期間の見直しの頻度(ステップS17〜S23の実行頻度)を変えてもよい。例えば、点灯許可期間に近い時期には、点灯許可期間の見直しの頻度(ステップS17〜S23の実行頻度)を高く設定し、点灯許可期間から遠い時期には、点灯許可期間の見直しの頻度(ステップS17〜S23の実行頻度)を低く設定してもよい。
1−12.第1実施形態の作用効果
以上説明したとおり、本実施形態の電子機器1は、表示部170と、処理部120とを含み、処理部120は、標準の日の入りから標準の日の出までの期間におけるバックライト170Aの点灯頻度又は点灯輝度を、標準の日の出から標準の日の入りまでの期間における前記表示部の照明の点灯頻度又は点灯輝度よりも向上させるナイトモードで動作する。よって、本実施形態の電子機器1は、日中における表示部170の消費電力の抑制と、夜間における表示部170の視認性の確保とを両立することが可能である。
以上説明したとおり、本実施形態の電子機器1は、表示部170と、処理部120とを含み、処理部120は、標準の日の入りから標準の日の出までの期間におけるバックライト170Aの点灯頻度又は点灯輝度を、標準の日の出から標準の日の入りまでの期間における前記表示部の照明の点灯頻度又は点灯輝度よりも向上させるナイトモードで動作する。よって、本実施形態の電子機器1は、日中における表示部170の消費電力の抑制と、夜間における表示部170の視認性の確保とを両立することが可能である。
但し、ユーザーの置かれた環境によっては、ユーザーの周辺が暗くなり始めるタイミングが日の入り時刻に必ずしも一致せず、また、ユーザーの周辺が明るくなり始めるタイミングが日の出時刻に必ずしも一致しない。例えば、ユーザーが山頂にいるとビル街にいるときとでは、ユーザーの位置に到達可能な太陽光の角度範囲が異なるため1日のうち明るい時間帯の長さが異なる。また、例えば、ユーザーの周辺が晴天であるときと曇天である
ときとでは、ユーザーの位置に到達可能な太陽光の光量が異なるため1日のうち表示部の視認性を確保できる時間帯の長さが異なる。このため、ユーザーの置かれた環境によっては、点灯許可期間の開始時刻または終了時刻が不適切となり得る。
ときとでは、ユーザーの位置に到達可能な太陽光の光量が異なるため1日のうち表示部の視認性を確保できる時間帯の長さが異なる。このため、ユーザーの置かれた環境によっては、点灯許可期間の開始時刻または終了時刻が不適切となり得る。
しかし、本実施形態の処理部120は、ナイトモードにおいて点灯許可期間の開始時刻または終了時刻を、入力情報に応じて調節可能である。したがって、本実施形態の電子機器1は、点灯許可期間の開始時刻または終了時刻が不適切となることを防ぐことができる。
2.第2実施形態
上述した第1実施形態の電子機器1は、ナイトモードの自動調節を地形データ(オープン度マップ)及び気候データ(明るさデータ)に基づき行ったが、センサーの出力に基づき行うことも可能である。以下、センサーの出力に基づく場合の実施形態を第2実施形態として説明する。ここでは、第1実施形態との相違点を主に説明し、共通の構成については共通の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、第1実施形態における要素と共通の要素については、共通の符号を付して説明する。
上述した第1実施形態の電子機器1は、ナイトモードの自動調節を地形データ(オープン度マップ)及び気候データ(明るさデータ)に基づき行ったが、センサーの出力に基づき行うことも可能である。以下、センサーの出力に基づく場合の実施形態を第2実施形態として説明する。ここでは、第1実施形態との相違点を主に説明し、共通の構成については共通の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、第1実施形態における要素と共通の要素については、共通の符号を付して説明する。
2−1.電子機器の構成
図12は、第2実施形態の電子機器を含むシステムの構成を説明するための機能ブロック図である。図12において、図2に示す要素と同じものについては同じ符号を付してある。
図12は、第2実施形態の電子機器を含むシステムの構成を説明するための機能ブロック図である。図12において、図2に示す要素と同じものについては同じ符号を付してある。
図12に示すとおり、本実施形態の電子機器1’(携帯型電子機器の一例)は、第1実施形態の電子機器1において、照度センサー1161が付加されたものである。また、本実施形態の電子機器1’の記憶部130には、地形データ(オープン度マップ)137、気候データ(明るさ度マップ)138が格納されていることは必須ではない。
照度センサー1161は、例えば表示部170の近傍に設けられ、外界からの入射光量に基づき、ユーザーの置かれた環境の明るさのデータ(センサーの出力に基づき生成された情報の一例)を生成するセンサーである。
処理部120は、照度センサー1161のデータに基づき環境の明るさを検出し、当該明るさに基づき、点灯許可期間を調節する。例えば、明るさが所定の閾値を下回った場合には、点灯許可期間を所定の調節量Δだけ拡大し、明るさが所定の閾値を上回った場合には、点灯許可期間を縮小する。
例えば、明るさが所定の閾値を下回った場合、処理部120は、点灯許可期間の開始時刻を、標準の開始時刻よりも所定の調節量Δだけ早い時刻へと調節し、かつ、点灯許可期間の終了時刻を、標準の終了時刻よりも所定の調節量Δだけ遅い時刻へと調節する(図7の符号Δを参照)。
一方、明るさが所定の閾値を上回った場合、処理部120は、点灯許可期間の開始時刻を、標準の開始時刻よりも所定の調節量Δだけ遅い時刻へと調節し、かつ、調節後の点灯許可期間の終了時刻を、標準の終了時刻よりも所定の調節量Δだけ早い時刻へと調節する。
一方、明るさが所定の閾値と同等であった場合、処理部120は、調節量Δをゼロとする。つまり点灯許可期間を、標準の点灯許可期間と同じに設定する。
なお、本実施形態の処理部120は、明るさの閾値及び調節量Δを、現在時刻と標準の
点灯許可期間とに応じて適切に調節するものとする。
点灯許可期間とに応じて適切に調節するものとする。
具体的に、処理部120は、現在時刻が開始の準備期間に属するときには、現在時刻から標準の開始時刻までの残り時間が長く明るさが低いときほど、早めに点灯開始時刻が到来するように調節を行う。
また、処理部120は、現在時刻が終了の準備期間に属するときには、現在時刻から標準の終了時刻までの残り時間が長く明るさが低いときときほど、遅めに点灯終了時刻が到来するように調節を行う。
2−2.フロー
図13は、ナイトモード機能及びオートラップ機能がオンされた場合における電子機器1の処理のフローチャートである。以下、図13における各処理を順に説明する。なお、ここでは、ナイトモードの自動調節機能がオンされている場合を想定する。また、図13において、図11に示すステップと同じものには同一の符号を付した。
図13は、ナイトモード機能及びオートラップ機能がオンされた場合における電子機器1の処理のフローチャートである。以下、図13における各処理を順に説明する。なお、ここでは、ナイトモードの自動調節機能がオンされている場合を想定する。また、図13において、図11に示すステップと同じものには同一の符号を付した。
先ず、電子機器1の処理部120は、ユーザーから計測開始指示が入力されたか否かを判定し(S11)、入力されない場合(S11N)には待機する。
その後、計測開始指示が入力されると(S11Y)、処理部120は、ラップ区間の計測を開始する(S12)。ここで、ラップ区間の計測とは、先のラップ区切りから次のラップ区切りまでの間におけるラップ情報を生成するための処理のことである。例えば、ラップ区間が「1km区間」に設定されている場合は、1km区間の区切りにおいて通知又は記録すべきラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数、それらの目標達成度など)を生成するための処理のことである(以下、ラップ区間を「1km区間」と仮定する。)。
次に、処理部120は、最新の測位データに含まれる現在位置と、最新の時刻データに含まれる現在時刻と、日の出日の入りデータ136とに基づき、標準の点灯許可期間(標準の開始時刻及び標準の終了時刻)を算出する(S13)。なお、当初の点灯許可期間は、標準の点灯許可期間と同じに設定される。
次に、処理部120は、計時部160の時刻データに含まれる現在時刻が準備期間に属するか否かを判定する(S15)。ここで、準備期間は、設定中の点灯許可期間の開始時刻前後の所定時間、及び、設定中の点灯許可期間の終了時刻前後の所定時間のことである。例えば、処理部120は、開始時刻前後の3時間と、終了時刻前後の3時間とを準備期間とする。
そして、処理部120は、現在時刻が準備期間に属する場合(S15Y)には、調節処理(S17〜S23)を開始し、そうでない場合(S15N)には、調節処理(S17〜S23)を実行せずに、ラップ区切りの判定処理(S27)を開始する。
次に、調節処理(S17’〜S23’)が開始されると、先ず、処理部120は、照度センサー1161をオンする(S17’)。「照度センサー1161をオンする」とは、バッテリー191からの電力を照度センサー1161に供給することを意味する。
次に、処理部120は、照度センサー1161の出力に基づき現在位置の明るさを検出し、当該明るさ等に基づき調節量Δを算出する(S19’)。調整量Δの算出方法については、前述したとおりである。
次に、処理部120は、照度センサー1161をオフする(S21’)。「照度センサー1161をオフする」とは、バッテリー191からの照度センサー1161への電力供給を停止することを意味する。
次に、処理部120は、算出した調整量Δに応じて点灯許可期間を調節する(S23’)。点灯許可期間の調節方法については、前述したとおりである。
次に、ラップ区切りの判定処理(S27)が開始されると、処理部120は、前回のラップ区切りの時点(又は開始指示が入力されたとき時点)から現在時点までの累積移動距離が1kmに達したか否かを判定し(S27)、達した場合(S27Y)には、通知処理(S29〜S33)を開始し、そうでない場合(S27N)には、通知処理(S29〜S33)をスキップして終了判定処理(S35)へ移行する。
通知処理(S29〜S33)が開始されると、先ず、処理部120は、計時部160の時刻データに含まれる現在時刻が設定中の点灯許可期間に属するか否かを判定し(S29)、属する場合(S29Y)には、バックライト170Aの点灯を伴う通知処理(S31)を開始し、そうでない場合(S29N)には、バックライト170Aの点灯を伴わない通知処理(S33)を開始する。
バックライト170Aの点灯を伴う通知処理(S31)が開始されると、処理部120は、表示部170のバックライト170Aを一定時間(例えば2秒間)に亘り点灯し、かつ、最新ラップ区間におけるラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数、それらの目標達成度など)をユーザーへ通知し、かつ、ユーザーパフォーマンスデータ133へ記録する。ユーザーに対するラップ情報の通知は、主に、表示部170に対するイメージの表示によって行われるが、音や振動の出力(報知)を伴ってもよい。その後、処理部120は、終了判定処理(S35)へ移行する。
バックライト170Aの点灯を伴わない通知処理(S33)が開始されると、処理部120は、表示部170のバックライト170Aを点灯せずに、最新ラップ区間におけるラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数、それらの目標達成度など)をユーザーへ通知し、かつ、ユーザーパフォーマンスデータ133へ記録する。ユーザーに対するラップ情報の通知は、主に、表示部170に対するイメージの表示によって行われるが、音や振動の出力(報知)を伴ってもよい。その後、処理部120は、終了判定処理(S35)へ移行する。
終了判定処理(S35)が開始されると、処理部120は、ユーザーから計測終了指示が入力されたか否かを判定し(S35)、入力されない限り(S35N)、以上のステップS13〜S33を繰り返す。
その後、ユーザーから計測終了指示が入力された場合(S35Y)に、処理部120はフローを終了する。
なお、以上のフローにおけるステップの順序は、可能な範囲で入れ替えが可能である。
2−3.第2実施形態の補足
以上説明したとおり、本実施形態の電子機器1’は、点灯許可期間の調節に照度センサー1161の出力を用いるので、ユーザーの置かれた環境の実際の明るさに柔軟に対応することができる。
以上説明したとおり、本実施形態の電子機器1’は、点灯許可期間の調節に照度センサー1161の出力を用いるので、ユーザーの置かれた環境の実際の明るさに柔軟に対応することができる。
また、本実施形態の電子機器1’は、照度センサー1161がオンされる期間を、準備
期間のみに制限しているので、照度センサー1161の駆動に要する消費電力を必要最小限に抑えることもできる。
期間のみに制限しているので、照度センサー1161の駆動に要する消費電力を必要最小限に抑えることもできる。
なお、本実施形態の処理部120は、ステップS15〜S23’の処理が実行される頻度を低減すること(すなわち照度センサー1161が駆動される頻度を低減すること)により、更なる消費電力の削減を図ることもできる。
また、本実施形態の処理部120は、照度センサー1161の出力を用いてユーザーの置かれた環境の明るさを検出したが、ユーザーの置かれた環境の明るさを検出する代わりに、気圧センサー112の出力と、GPSセンサー110の測位データに含まれる現在位置(高度)とを用いてユーザーの置かれた環境の明るさを推測してもよい。例えば、処理部120は、高度に比して気圧が低いときには曇天である(すなわち暗い)と推測し、高度に比して気圧が高いときには晴天である(明るい)と推測することができる。
また、本実施形態の処理部120は、点灯許可期間の開始時刻の属する準備期間(開始の準備期間)と、点灯許可期間の終了時刻の属する準備期間(終了の準備期間)とで、それぞれ以下の処理を行ってもよい。
例えば、処理部120は、開始の準備期間では、検出した明るさが所定の閾値を下回った場合に点灯許可期間を開始すると共に準備期間を中断し、終了の準備期間では、検出した明るさが所定の閾値を上回った場合に点灯許可期間を終了すると共に準備期間を中断してもよい(なお、その場合、閾値を所定値に固定してもよい。)。
また、本実施形態の処理部120は、準備期間のうち点灯許可期間に近い時期と遠い時期との間で点灯許可期間の見直しの頻度(ステップS17’〜S23’の実行頻度)を変えてもよい。例えば、点灯許可期間に近い時期には、点灯許可期間の見直しの頻度(ステップS17’〜S23’の実行頻度)を高く設定し、点灯許可期間から遠い時期には、点灯許可期間の見直しの頻度(ステップS17’〜S23’の実行頻度)を低く設定してもよい。これによって、照度センサー1161の駆動に要する消費電力を効率的に削減することができる。
3.変形例
3−1.点灯パターン
上述した何れかの実施形態の処理部120は、オート通知機能により通知される情報の内容によってバックライト170Aの点灯パターンを変えてもよい。例えば、目標ラップタイムよりも実際のラップタイムが短かった場合(目標を達成した場合)と、長かった場合(達成しなかった場合)とで点灯パターンを変えてもよい。
3−1.点灯パターン
上述した何れかの実施形態の処理部120は、オート通知機能により通知される情報の内容によってバックライト170Aの点灯パターンを変えてもよい。例えば、目標ラップタイムよりも実際のラップタイムが短かった場合(目標を達成した場合)と、長かった場合(達成しなかった場合)とで点灯パターンを変えてもよい。
また、処理部120は、目標が達成された場合は、ユーザーが表示部170を見るジェスチャーをしたタイミングでバックライト170Aを点灯し、目標が達成されないときには、見るジェスチャーをしたタイミングでなくてもバックライト170Aを常時点灯させ、目標の達成度が著しく低かったとき(又は目標達成度が顕著に高かったとき)には、見るジェスチャーをしたタイミングでなくてもバックライト170Aを常時点滅させてもよい。
また、上述した何れかの実施形態では、バックライト170Aの光源を複数化し、複数の光源の色を互いに異なる色としてもよい。その場合、処理部120は、通知すべき情報の内容に応じて、点灯色を変化させてもよい(表示部170をカラーディスプレイで構成して、表示色を変化させてもよい)。
また、上述した何れかの実施形態の処理部120は、バッテリー191の残量に応じてバックライト170Aの点灯照度(点灯輝度)を変えてもよい。例えば、残量が少ないときほど段階的に点灯照度が暗くなるようにしてもよい。これによって、更なる省電力が図られる。
また、上述した何れかの実施形態の処理部120は、少なくとも1つのセンサーの出力を基に生成したユーザーパフォーマンスデータに異変がある場合、又は、ユーザーパフォーマンスデータの測定が不能である場合に、バックライト170Aを点灯状態から点滅状態に移行させ、それによってユーザーへの通知を行ってもよい。例えば、脈波が測定できないときには、危険または異常を知らせるためにユーザーへの通知(又はユーザーの周囲への通知)が有効である。
また、上述した何れかの実施形態の処理部120は、電子機器1、1’がいわゆる長時間モードに設定されたときには、電子機器1、1’を自動的に(強制的に)ナイトモードに設定してもよい。「長時間モード」とは、電子機器1、1’の少なくとも一部の要素(回路等)を間欠駆動することで、バッテリー191の寿命を延長させるモードである。
また、上述した第1実施形態の処理部120は、測位データに基づき衛星信号(GPS信号)の受信環境が不良と判断した場合(受信強度が弱い場合、又は補足衛星数が少ない場合)に、前述したオープン度が低いと判断し、受信環境が良好と判断した場合に、前述したオープン度が高いと判断してもよい。また、第1実施形態の処理部120は、受信環境の良否を、バックライト170Aの点灯パターンによりユーザーへ通知してもよい。
また、上述した何れかの実施形態の処理部120は、ユーザーへ通知する情報の内容に応じて、バックライト170Aの点灯照度(輝度)を変えてもよい。
また、第2実施形態における処理部120は、照度センサー1161の出力に基づき、ユーザーの置かれた環境が明るいと判断できる期間を点灯許可期間とし、そうでない期間を点灯禁止期間としてもよい。
また、上述した第2実施形態では、照度センサー1161の代わりに又は照度センサー1161に加えて、ソーラーパネル(発電量)及び紫外線センサー(紫外線量)の少なくとも一方を用いて、明るさを推測してもよい。
また、上述した何れかの実施形態の処理部120は、ユーザーが所定の操作ボタン(操作ボタン150B)を押下した場合にバックライト170Aの点灯指示が入力されたと判定したが、ユーザーが表示部170を見るジェスチャーをした場合にバックライト170Aの点灯指示が入力されたと判定してもよい。
また、上述した何れかの実施形態の処理部120は、点灯禁止期間であるか否かに拘わらず、ユーザーが所定の操作ボタン(操作ボタン150B)を押下したタイミングでバックライト170Aを点灯させてもよい(強制点灯モード)。
あるいは、上述した何れかの実施形態の処理部120は、操作ボタン150Bが押下され場合であっても、点灯禁止期間である場合にはバックライト170Aを必ず非点灯としてもよい(非強制点灯モード)。
或いは、上述した何れかの実施形態の処理部120は、上記の強制点灯モードと上記の非強制点灯モードの何れで動作するのかをユーザーに予め指定させてもよい。
また、上述した何れかの実施形態の処理部120は、以上の各種の機能のうち少なくとも1つ(又は2以上の組み合わせ)を、ユーザーの設定に応じて電子機器1、1’に発現させてもよい。
3−2.ラップ情報のバリエーション
本実施形態の電子機器1の処理部120は、通知及び記録すべきラップ情報に、ラップタイム、ラップ距離、ラップペース、ラップ心拍数の少なくとも1つを含めたが、他のラップ情報を含めてもよい。ラップ情報は、ユーザーパフォーマンスデータ(又はユーザー活動量データ)をラップ区間ごとに計測したものである。ユーザーパフォーマンスデータ(又はユーザー活動量データ)の例は、後述するが、以下、ラップ情報として採用可能なデータをいくつか説明する。
本実施形態の電子機器1の処理部120は、通知及び記録すべきラップ情報に、ラップタイム、ラップ距離、ラップペース、ラップ心拍数の少なくとも1つを含めたが、他のラップ情報を含めてもよい。ラップ情報は、ユーザーパフォーマンスデータ(又はユーザー活動量データ)をラップ区間ごとに計測したものである。ユーザーパフォーマンスデータ(又はユーザー活動量データ)の例は、後述するが、以下、ラップ情報として採用可能なデータをいくつか説明する。
例えば、処理部120は、通知及び記録すべきラップ情報の1つに、最大酸素摂取量(VO2max)、最小酸素摂取量(VO2min)、のうち少なくとも一方を加えてもよい。
ここで、最大酸素摂取量(VO2max)は、ラップ区間におけるユーザーの最大の酸素摂取量である。酸素摂取量は、ユーザーの年齢や性別、体重等のパラメーター値を用いて、所定の演算式に従って演算(推定)することができる。なお、演算式それ自体は公知であるため、ここでは説明を省略する。
また、上記の実施形態の処理部120は、通知及び記録すべきラップ情報の1つに、最大脈拍数の項目と、最小脈拍数の項目の少なくとも一方を加えてもよい。
ここで、最大脈拍数“HRmax”は、ラップ区間におけるユーザーの最大の脈拍数であり、例えば「HRmax=220−ユーザーの年齢」によって算出することが可能である。また、最小脈拍数“HRmin”は、ラップ区間におけるユーザーの最小の脈拍数であり、例えば安静時脈拍数を設定することが可能である。一般的な成人の安静時脈拍数は「60〜70」程度である。この範囲の中から、ユーザーの性別や年齢等に基づいて安静時脈拍数を決定し、最小脈拍数“HRmin”として設定することができる。
3−3.ユーザーパフォーマンスデータについて
また、上記の実施形態の処理部120は、以下のユーザーパフォーマンスデータの少なくとも1つを生成して記録してもよい。
また、上記の実施形態の処理部120は、以下のユーザーパフォーマンスデータの少なくとも1つを生成して記録してもよい。
ユーザーパフォーマンスデータの例:運動距離(移動距離、累積移動距離)、運動時間、所定の心拍ゾーンにおける運動時間、歩数、ラップ歩数、走行ペース、走行ピッチ、歩幅(ストライド)、スプリットタイム、ラップタイム、累積上昇高度、累積下降高度、標高(運動した場所の平均高度)、勾配、トレーニング回数(ランニング回数、最大、平均など)、目標達成度、姿勢(走行姿勢)、左右差、接地時間、真下着地率、推進効率、脚の流れ、着地ブレーキ量、着地衝撃、心拍数、消費カロリー、酸素摂取量、発汗量、水分摂取量、所定条件における予想運動距離(移動距離、予想累積距離)、所定の心拍ゾーンに到達するまでの時間、所定条件での予想ペース、所定条件での予想ピッチ、所定条件での予想歩幅(予想ストライド)、所定条件での予想タイム(ラップタイム、スプリットタイム)、所定条件での予想消費カロリー、自動生成された目標、紫外線量、VO2max、SpO2(動脈血酸素飽和度、推定値)、種目別ユーザーパフォーマンスデータ、…など。
3−4.ユーザー活動量データについて
また、上記の実施形態の処理部120は、以下のユーザー活動量データの少なくとも1
つを生成して記録してもよい。
また、上記の実施形態の処理部120は、以下のユーザー活動量データの少なくとも1
つを生成して記録してもよい。
ユーザー活動量データの例:移動距離、運動時間、歩数、歩行ペース、歩行ピッチ、歩幅、早歩き歩数、ランニング歩数、上昇階数(「5階分」、「2階分」等)、上昇階段数(「100段」、「200段」等)、心拍数、睡眠時間、ストレス(興奮状態とリラックス状態とのバランス)、酸素摂取量、発汗量、水分摂取量(ユーザーによる手動入力)、消費カロリー、摂取カロリー(ユーザーによる手動入力)、カロリー収支、体重(体重計との通信による入力、又はユーザーによる手動入力)、ウエストサイズ(ユーザーによる手動入力)、緊張時間とリラックス時間とのバランス(心バランス)、心拍数、目標達成度、紫外線量、VO2max、SpO2(動脈血酸素飽和度、推定値)、睡眠状態(深い、浅い、良い、悪い、などの割合又は点数)…など。
3−5.センサー種類について
上記の実施形態の電子機器1は、センサーとして、以下の各種のセンサーのうち少なくとも1つを用いることができる。すなわち、加速度センサー、GPS(GNSS)センサー、角速度センサー、速度センサー、心拍センサー(胸ベルトなど)、脈拍センサー(心臓以外の場所で測るセンサー)、歩数計、圧力センサー、高度センサー、温度センサー(気温センサー、体温センサー)、地磁気センサー、体重計(電子機器1の外部装置として用いる)、紫外線センサー、発汗量センサー、血圧センサー、血中酸素濃度(SpO2)センサー、乳酸センサー、血糖値センサーなどである。
上記の実施形態の電子機器1は、センサーとして、以下の各種のセンサーのうち少なくとも1つを用いることができる。すなわち、加速度センサー、GPS(GNSS)センサー、角速度センサー、速度センサー、心拍センサー(胸ベルトなど)、脈拍センサー(心臓以外の場所で測るセンサー)、歩数計、圧力センサー、高度センサー、温度センサー(気温センサー、体温センサー)、地磁気センサー、体重計(電子機器1の外部装置として用いる)、紫外線センサー、発汗量センサー、血圧センサー、血中酸素濃度(SpO2)センサー、乳酸センサー、血糖値センサーなどである。
3−6.データ集計手法について
上記の実施形態の処理部120は、少なくとも1つのラップ情報として、ラップ区間内の平均値の他に、ラップ区間内の代表値(ベスト値、ワースト値)、ラップ区間内の累計、ラップ区間内の推移、ラップ区間内の割合、ラップ区間内のばらつき、ラップ区間内のばらつき(変動の大きさまたは小ささなど)、ラップ区間内の目標達成度、ラップ区間内データから算出した予想値、ラップ区間内のデータから算出した目標値、ラップ区間の評価結果(点数、レベル、良かった割合など)の少なくとも1つをユーザーへ通知又は記録することができる。
上記の実施形態の処理部120は、少なくとも1つのラップ情報として、ラップ区間内の平均値の他に、ラップ区間内の代表値(ベスト値、ワースト値)、ラップ区間内の累計、ラップ区間内の推移、ラップ区間内の割合、ラップ区間内のばらつき、ラップ区間内のばらつき(変動の大きさまたは小ささなど)、ラップ区間内の目標達成度、ラップ区間内データから算出した予想値、ラップ区間内のデータから算出した目標値、ラップ区間の評価結果(点数、レベル、良かった割合など)の少なくとも1つをユーザーへ通知又は記録することができる。
3−7.グラフ表示について
上記の実施形態の処理部120は、ラップ区間におけるデータを数値で表してもよいし、棒グラフや折れ線グラフなどの他種のグラフで表示してもよい。
上記の実施形態の処理部120は、ラップ区間におけるデータを数値で表してもよいし、棒グラフや折れ線グラフなどの他種のグラフで表示してもよい。
また、上記の実施形態の処理部120は、少なくとも1つのデータを数値イメージで表したが、ユーザーが所定の操作ボタンを押下し続けること(又は繰り返し押下すること)で数値イメージが時系列に切り替わるようにしてもよい。或いは、上記の実施形態の処理部120は、複数の数値イメージを画面内に列記することで数値の推移が一覧できるようにしてもよい。
また、上記の実施形態の処理部120は、少なくとも1つのデータを当該項目の目標と共に表示してもよい(目標と結果)。また、その場合、処理部120は、或る項目のデータが目標に達した場合には、データを強調表示してもよい。データの強調表示は、データのコントラスト、明るさ、色、彩度の少なくとも1つを変化させたり、反転表示したり、点滅表示したり、マークを付与したり、データの表示サイズを拡大したりすることなどにより行われる。
また、上記の実施形態の処理部120は、少なくとも1つの項目に関する(i)目標と結果、(ii)結果と予想、(iii)最大最小と平均のうち、少なくとも1つの組み合わせを並べて表示してもよい。
3−8.通知態様について
また、電子機器1又は情報端末2は、ユーザーに対する情報の通知を、画像表示により行ってもよいし、画像表示のほかに、音出力、振動、光、色(LEDの発光やディスプレイの表示色)などにより行ってもよいし、画像表示、音出力、振動、光、色のうち少なくとも2つの組み合わせにより行ってもよい。
また、電子機器1又は情報端末2は、ユーザーに対する情報の通知を、画像表示により行ってもよいし、画像表示のほかに、音出力、振動、光、色(LEDの発光やディスプレイの表示色)などにより行ってもよいし、画像表示、音出力、振動、光、色のうち少なくとも2つの組み合わせにより行ってもよい。
3−9.ユーザー設定について
また、上記の実施形態では、情報の入力を電子機器1に対してユーザーが直接的に行ったが、ユーザーが情報端末2を介して間接的に行ってもよい。情報端末2は、電子機器1の設定に必要な情報をユーザーに入力させ、情報端末2は、電子機器1と通信可能な環境にあるときに、当該情報を電子機器1へ転送すればよい。
また、上記の実施形態では、情報の入力を電子機器1に対してユーザーが直接的に行ったが、ユーザーが情報端末2を介して間接的に行ってもよい。情報端末2は、電子機器1の設定に必要な情報をユーザーに入力させ、情報端末2は、電子機器1と通信可能な環境にあるときに、当該情報を電子機器1へ転送すればよい。
3−10.その他のカスタマイズについて
また、上記の実施形態の処理部120によるユーザーへの通知内容(通知期間、通知項目、通知態様、集計手法、通知順序などを含む)の少なくとも一部は、ユーザーが予め設定することが可能(カスタマイズ可能)であってもよい。
また、上記の実施形態の処理部120によるユーザーへの通知内容(通知期間、通知項目、通知態様、集計手法、通知順序などを含む)の少なくとも一部は、ユーザーが予め設定することが可能(カスタマイズ可能)であってもよい。
3−11.機器の形態について
また、電子機器1及び情報端末2の少なくとも一方は、リスト型電子機器、イヤホン型電子機器、指輪型電子機器、ペンダント型電子機器、スポーツ器具に装着して使用する電子機器、スマートフォン、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mount Display)、ヘッドアップディスプレイ(HUD:Head Up Display)など、様々なタイプの携帯情報機器として構成することができる。
また、電子機器1及び情報端末2の少なくとも一方は、リスト型電子機器、イヤホン型電子機器、指輪型電子機器、ペンダント型電子機器、スポーツ器具に装着して使用する電子機器、スマートフォン、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mount Display)、ヘッドアップディスプレイ(HUD:Head Up Display)など、様々なタイプの携帯情報機器として構成することができる。
3−12.オプション機能について
また、電子機器1及び情報端末2の少なくとも一方には、他の機能が搭載されてもよい。他の機能とは、例えば公知のスマートフォン機能である。スマートフォン機能には、例えば、通話機能、メール着信通知機能、電話着信通知機能、通信機能、カメラ機能、などが含まれる。
また、電子機器1及び情報端末2の少なくとも一方には、他の機能が搭載されてもよい。他の機能とは、例えば公知のスマートフォン機能である。スマートフォン機能には、例えば、通話機能、メール着信通知機能、電話着信通知機能、通信機能、カメラ機能、などが含まれる。
3−13.種目
上述した何れかの実施形態では、システムの用途がランニングである場合を説明したが、実施形態のシステムは、夜間に行われる可能性のある各種のスポーツに適用することができる。例えば、ウォーキング、自転車などである。
上述した何れかの実施形態では、システムの用途がランニングである場合を説明したが、実施形態のシステムは、夜間に行われる可能性のある各種のスポーツに適用することができる。例えば、ウォーキング、自転車などである。
また、何れかの実施形態のシステムは、バックライト170Aの点灯許可期間を制限する必要のある何れかのスポーツに適用することができる。「昼間は点灯禁止」、「夜も所定条件の時だけ点灯を許可」するスポーツである。水泳、トレイルランニング、登山、トレッキング、トライアスロン、スキー(クロスカントリースキー等を含む)、スノーボード、スノーシューハイキングなど、野外活動を伴うスポーツや長時間に亘って行われるスポーツに有効と考えられる。
さらには、本実施形態のシステムの用途としては、マラソン、ランニング、ウォーキングのほか、登山、トレッキング、スキー(クロスカントリー、スノーボード)、スノーボード、スノーシューハイキング、自転車、スイミング、トライアスロン、ダイエット、フィットネス(総称:アクティビティ)、の他に、スケート、バイク、ボート(漕艇)、ヨット、トレイルランニング、パラグライダー、犬ぞり、馬術、などの各種スポーツが挙げられる。またスポーツ以外であっても、ナビゲーション、リハビリテーションなどにも適用が可能である。また、本実施形態のシステムは、各用途に応じて異なる項目をロギング
してもよいし、ユーザーに用途又は項目を選択させてもよい。
してもよいし、ユーザーに用途又は項目を選択させてもよい。
3−14.システム形態について
上記の実施形態では、サーバー4の機能の一部が情報端末2又は電子機器1に搭載されてもよいし、情報端末2又は電子機器1の機能の一部がサーバー4に搭載されてもよい。また、上記の実施形態では、電子機器1の機能の一部又は全部が情報端末2に搭載されてもよいし、サーバー4及び情報端末2の機能の一部又は全部が電子機器1に搭載されてもよいし、サーバー4及び電子機器1の機能の一部又は全部が情報端末2に搭載されてもよい。
上記の実施形態では、サーバー4の機能の一部が情報端末2又は電子機器1に搭載されてもよいし、情報端末2又は電子機器1の機能の一部がサーバー4に搭載されてもよい。また、上記の実施形態では、電子機器1の機能の一部又は全部が情報端末2に搭載されてもよいし、サーバー4及び情報端末2の機能の一部又は全部が電子機器1に搭載されてもよいし、サーバー4及び電子機器1の機能の一部又は全部が情報端末2に搭載されてもよい。
3−15.測位システムについて
また、上記の実施形態では、全地球衛星測位システムとしてGPS(Global Positioning System)を利用したが、他の全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation
Satellite System)を利用してもよい。例えば、EGNOS(European Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)、GLONASS(GLObal NAvigation Satellite System)、GALILEO、BeiDou(BeiDou Navigation Satellite System)、等の衛星測位システムのうち1又は2以上を利用してもよい。また、衛星測位システムの少なくとも1つにWAAS(Wide Area Augmentation System)、EGNOS(European Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)等の静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS:Satellite-based Augmentation System)を利用してもよい。
また、上記の実施形態では、全地球衛星測位システムとしてGPS(Global Positioning System)を利用したが、他の全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation
Satellite System)を利用してもよい。例えば、EGNOS(European Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)、GLONASS(GLObal NAvigation Satellite System)、GALILEO、BeiDou(BeiDou Navigation Satellite System)、等の衛星測位システムのうち1又は2以上を利用してもよい。また、衛星測位システムの少なくとも1つにWAAS(Wide Area Augmentation System)、EGNOS(European Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)等の静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS:Satellite-based Augmentation System)を利用してもよい。
4.その他
本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
また、上述した各実施形態及び各変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態及び各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
また、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…電子機器、110…GPSセンサー、120…処理部、130…記憶部、111…地磁気センサー、112…気圧センサー、113…加速度センサー、114…角速度センサー、115…脈センサー、116…温度センサー、150…操作部、160…計時部、170…表示部、180…音出力部、190…通信部、2…情報端末、3…ネットワーク、4…サーバー
Claims (9)
- 表示部と、
日の入りから日の出までの期間における前記表示部の照明の点灯頻度又は点灯輝度を、日の出から日の入りまでの期間における前記照明の点灯頻度又は点灯輝度よりも向上させるモードで動作し、かつ、前記モードにおいて前記照明の点灯頻度又は点灯輝度を向上させる期間の開始時刻または終了時刻を、入力情報に応じて調節可能なプロセッサーと、
を含む、携帯型電子機器。 - 操作部をさらに含み、
前記入力情報には、
前記操作部を介して入力された情報が含まれる、
請求項1に記載の携帯型電子機器。 - 前記入力情報には、
センサーの出力に基づいて生成された情報が含まれる、
請求項1に記載の携帯型電子機器。 - 通信部をさらに含み、
前記入力情報には、
前記通信部を介して受信した情報が含まれる、
請求項1に記載の携帯型電子機器。 - 前記入力情報には、
ユーザーの置かれた環境に関する情報が含まれる、
請求項2に記載の携帯型電子機器。 - 前記入力情報には、
地形または天候に関する情報が含まれる、
請求項4に記載の携帯型電子機器。 - ユーザーの腕又は手首に装着可能な請求項1〜6の何れか一項に記載の携帯型電子機器。
- 携帯型電子機器の表示部に関する表示方法であって、
日の入りから日の出までの期間における前記表示部の照明の点灯頻度又は点灯輝度を、日の出から日の入りまでの期間における前記照明の点灯頻度又は点灯輝度よりも向上させるモードで動作し、かつ、前記モードにおいて前記照明の点灯頻度又は点灯輝度を向上させる期間の開始時刻または終了時刻を、入力情報に応じて調節すること、
をコンピューターに実行させる表示方法。 - 携帯型電子機器の表示部に関する表示プログラムであって、
日の入りから日の出までの期間における前記表示部の照明の点灯頻度又は点灯輝度を、日の出から日の入りまでの期間における前記照明の点灯頻度又は点灯輝度よりも向上させるモードで動作し、かつ、前記モードにおいて前記照明の点灯頻度又は点灯輝度を向上させる期間の開始時刻または終了時刻を、入力情報に応じて調節することと、
をコンピューターに実行させる表示プログラム。
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