JP7178046B2 - Strut jack installation box and earth retaining strut - Google Patents
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Description
本発明は、切梁ジャッキを内蔵した切梁ジャッキ設置ボックスおよび当該切梁ジャッキ設置ボックスを備えた山留切梁に関し、特に切梁ジャッキが切梁に作用する軸力のみを負担し、曲げ力とせん断力は負担しないようにして、切梁ジャッキを切梁軸方向の任意の位置に設置できるようにすると共に、切梁に必要量の軸力を容易にかつ安全に導入できるようにしたものである。 The present invention relates to a strut jack installation box with a built-in strut jack and an earth retaining strut equipped with the strut jack installation box. The strut jack can be installed at any position in the axial direction of the strut, and the necessary amount of axial force can be easily and safely introduced into the strut. is.
一般に山留用の切梁20は、切梁主材21、切梁ジャッキ22、継手金物23、切梁補助ピース24および調整材25を備え、切梁ジャッキ22は継手金物23と切梁主材21との間、切梁補助ピース24と調整材25は継手金物23と腹起し26との間にそれぞれ配置され、各部材どうしは互いに複数の接合ボルト27によって脱着可能に接合されている(図7参照)。
In general, the
また、切梁補助ピース24および調整材25の両側に、一組の火打梁28,28が対称に配置され、特に切梁側の端部は継手金物23に複数の接合ボルト27によって脱着可能に接合される。
In addition, a pair of
ところで、切梁ジャッキ22は切梁20にプレロードを導入して、周辺地盤の沈下やクラックを抑制したり、山留支保工の剛性を高めて工事の安全等を確保するために用いられるが、切梁ジャッキ22の設置部は強度的に切梁20の弱点とされているため、切梁ジャッキ22は特に曲げモーメントの小さい位置に設置するのが望ましく、本来なら継手金物23と切梁補助ピース24との間に設置するのが望ましい。
By the way, the
しかし、継手金物23と切梁補助ピース24との間に切梁ジャッキ22を設置すると、切梁主材21が火打梁28によって拘束されるため、切梁ジャッキ22の操作が困難になり、切梁20にプレロードを自由に導入できなくなるという課題があった。このため、切梁ジャッキ22は、今なお継手金物23と切梁主材21との間に設置されている。
However, when the
本発明は、このような現状に鑑みてなされたもので、特に切梁ジャッキが切梁に作用する軸力以外の曲げ力とせん断力を負担しないようにして、切梁ジャッキを切梁軸方向の任意の位置に設置できるようにすると共に、切梁に必要量の軸力を容易にかつ安全に導入できるようにした切梁ジャッキ設置ボックスおよび山留切梁を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such a situation. In particular, the strut jacks are arranged so that they do not bear bending forces and shearing forces other than the axial force acting on the struts. To provide a strut jack installation box and an earth retaining strut which can be installed at an arbitrary position of a strut and can easily and safely introduce a necessary amount of axial force to the strut.
本発明は、切梁と同一方向に配置され、かつ前記切梁の軸方向に伸縮して前記切梁に軸力を導入する切梁ジャッキが内蔵された切梁ジャッキ設置ボックスの発明であり、内枠と当該内枠が内接する外枠とを備え、前記外枠と内枠は前記切梁ジャッキの伸縮に伴って、切梁軸方向の相反する方向にスライド可能に配置され、前記切梁ジャッキの外周と前記内枠間は離間しており、かつ前記切梁に作用する軸力は前記切梁ジャッキが伝達し、前記切梁に作用する曲げ力とせん断力は前記外枠と内枠との当接面で伝達するように構成されていることを特徴とするものである。 The present invention is an invention of a strut jack installation box containing a strut jack that is arranged in the same direction as a strut and expands and contracts in the axial direction of the strut to introduce an axial force to the strut, An inner frame and an outer frame in which the inner frame is inscribed, the outer frame and the inner frame are arranged so as to be slidable in opposite directions of the strut axis direction as the strut jack expands and contracts, and the strut The outer circumference of the jack and the inner frame are separated from each other, and the axial force acting on the strut is transmitted by the strut jack, and the bending force and shear force acting on the strut are transmitted by the outer frame and the inner frame. It is characterized in that it is configured to transmit at the contact surface with.
特に、前記切梁ジャッキの外周と前記内枠間が離間し、かつ前記外枠と内枠は前記切梁ジャッキの伸縮に伴って、切梁軸方向の相反する方向にスライド可能に配置されているため、前記切梁に軸力を導入する際に、前記内枠と外枠の抵抗を受けることはなく、切梁に必要量の軸力を容易にかつ安全に導入することができる。 In particular, the outer periphery of the strut jack and the inner frame are spaced apart, and the outer frame and the inner frame are arranged so as to be slidable in opposite directions of the strut axis direction as the strut jack expands and contracts. Therefore, when introducing an axial force to the struts, the necessary amount of axial force can be easily and safely introduced to the struts without being subjected to the resistance of the inner frame and the outer frame.
また、前記切梁ジャッキの外周と前記内枠間が離間しており、かつ前記切梁に作用する曲げ力とせん断力は前記内枠と外枠との当接面で伝達するように構成され、前記切梁ジャッキが曲げ力とせん断力を受けないため、前記切梁ジャッキの設置位置として構造的に不利となる位置はなく、切梁軸方向の任意の位置を自由に選択することができる。 Further, the outer circumference of the strut jack and the inner frame are spaced apart, and the bending force and shear force acting on the strut are transmitted by the contact surface between the inner frame and the outer frame. , Since the strut jack does not receive bending force and shear force, there is no position that is structurally disadvantageous as the installation position of the strut jack, and any position in the strut axis direction can be freely selected. .
また、前記内枠と外枠との当接面に摩擦低減材を介在することで、前記内枠と外枠の切梁軸方向へのスライドがスムーズになり、切梁ジャッキの操作をスムーズに作動させることができる。 In addition, by interposing a friction reducing material on the contact surface between the inner frame and the outer frame, the inner frame and the outer frame slide smoothly in the strut axial direction, and the strut jack can be operated smoothly. can be activated.
本発明は、内枠と当該内枠が内接する外枠とを備え、前記外枠と内枠は前記切梁ジャッキの伸縮に伴って、切梁軸方向の相反する方向にスライド可能に配置され、前記切梁ジャッキの外周と前記内枠間は離間しており、かつ前記切梁に作用する軸力は前記切梁ジャッキが伝達し、前記切梁に作用する曲げ力とせん断力は前記外枠と内枠との当接面で伝達するように構成され、前記切梁ジャッキが曲げ力とせん断力を受けないため、前記切梁ジャッキの設置位置として構造的に不利となる位置はなく、切梁軸方向の任意の位置を自由に選択することができる。 The present invention comprises an inner frame and an outer frame to which the inner frame is inscribed, and the outer frame and the inner frame are arranged so as to be slidable in opposite directions of the strut axis direction as the strut jack expands and contracts. , the outer circumference of the strut jack and the inner frame are separated from each other, the axial force acting on the strut is transmitted by the strut jack, and the bending force and shear force acting on the strut are transmitted by the outer Since it is configured to transmit at the contact surface between the frame and the inner frame, and the strut jack does not receive bending force and shear force, there is no position that is structurally disadvantageous as the installation position of the strut jack, Any position in the axial direction of the strut can be freely selected.
図1~図4は、本発明の一実施形態を図示したものであり、山留切梁1は切梁主材2、切梁ジャッキ3、切梁ジャッキ設置ボックス4、継手金物5、切梁補助ピース6および調整材7を備え、対向する腹起し8,8間に架設されている。
FIGS. 1 to 4 illustrate an embodiment of the present invention, and an
切梁主材2、切梁ジャッキ3、切梁ジャッキ設置ボックス4、継手金物5、切梁補助ピース6および調整材7は、同一軸線上に配置され、特に切梁ジャッキ3は切梁ジャッキ設置ボックス4内に配置されている(図4参照)。そして、各部材どうしは複数の接合ボルト9によって脱着可能に接合されている。
The strut
また、切梁補助ピース6および調整材7の両側に、一組の火打梁10,10が対称に配置され、その山留切梁1側の端部は継手金物5の側部に、腹起し8側の端部は腹起し8の側部にそれぞれ複数の接合ボルト9によって脱着可能に接合されている。
A pair of
なお、切梁主材2、継手金物5、調整材7、腹起し8および火打梁10は、いずれもH形鋼などの形鋼や角形鋼管から形成されている。また、継手金物5の両側部に火打梁10の端部をボルト接合するための継手5a,5aが山留切梁1の長手方向にリブ状に連続して形成されている。
The strut
切梁ジャッキ設置ボックス4は、切梁主材2側に配置された外枠11と継手金物5側に配置された内枠12を備え、外枠11と内枠12は共に山留切梁1の軸方向に一定長の方形または円形断面の筒状に形成されている。
なお、実施形態における外枠11と内枠12は方形断面の筒状に形成されている。また、外枠11と内枠12は方形または円形の鋼管、または複数の鋼板を円形または方形断面形に配置しかつ溶接することにより形成されている。
The strut
Note that the
また、外枠11内に内枠12が内接した状態に配置され、両者は切梁ジャッキ3が切梁軸方向に伸縮すると同時に、切梁ジャッキ3と共に山留切梁1の軸方向の相反する方向に自由にスライドするようになっている(図4参照)。
In addition, the
また特に、外枠11の内周面と内枠12の外周面は密着し、山留切梁1の軸方向以外の方向には変位することなく、同一軸線上で山留切梁1の軸方向の相反する方向にスムーズにスライドするようになっている。
In particular, the inner peripheral surface of the
なお、外枠11と内枠12との当接面に摩擦低減材が介在してあれば、外枠11と内枠12は切梁軸方向の相反する方向にスムーズにスライドすることができる。また、外枠11と内枠12は、山留切梁1に作用する軸力、曲げ力およびせん断力に対して充分な強度を備えるべく断面設計されている。
If a friction reducing material is interposed between the contact surfaces of the
また、外枠11と内枠12は、必ずしも閉断面の筒状である必要はなく、外周が例えば格子状などに軸組された開断面形状に形成されていてもよい。
Further, the
さらに、外枠11の切梁主材2側の端部に継手プレート13、内枠12の継手金物5側の端部に継手プレート14がそれぞれ取り付けられている。そして、継手プレート13は切梁主材2の端部に、継手プレート14は継手金物5の端部にそれぞれ複数の接合ボルトによって脱着可能にボルト止めされている。
Further, a
切梁ジャッキ3は、切梁ジャッキ設置ボックス4内に山留切梁1の軸方向に伸縮するように設置され、その一端側3aは外枠11の継手プレート13に、他端側3bは内枠12の継手プレート14にそれぞれ複数の接合ボルトによって脱着可能に接続されている。また、切梁ジャッキ3の外周は、切梁ジャッキ設置ボックス4の外枠11および内枠12の内周より離間されており、山留切梁1に作用するせん断力と曲げ力が切梁ジャッキ3に伝達されないようなっている。
The
なお、符号15は、切梁ジャッキ設置ボックス4内における切梁ジャッキ3の切梁軸方向の位置を調整するための調整材である。
このような構成において、切梁ジャッキ3の外周と内枠12間が離間しており、かつ外枠11と内枠12は切梁ジャッキ3の伸縮に伴って切梁軸方向の相反する方向にスライド可能に配置されているため、切梁ジャッキ3によって山留切梁1に必要量の軸力を容易にかつ安全に導入することができる。
In such a configuration, the outer periphery of the
また、切梁ジャッキ3の外周と内枠12間が離間しており、かつ山留切梁1に作用する曲げ力とせん断力が、外枠11と内枠12との当接面で伝達するように構成され、切梁ジャッキ3は山留切梁1に作用する曲げ力やせん断力を受けないため、切梁ジャッキ3の設置位置として構造的に不利となる位置はなく、切梁軸方向の任意の位置を自由に選択することができる。
In addition, the outer circumference of the
図5と図6は、本発明の変形例を図示したものであり、切梁ジャッキ設置ボックス4と切梁補助ピース6との間に継手金物16が配置され、当該継手金物16を介して切梁ジャッキ設置ボックス4と切梁補助ピース6と左右火打梁10,10が互いに脱着可能に接合されている。
FIGS. 5 and 6 illustrate a modification of the present invention, in which a
継手金物16は、山留切梁1の軸方向に配置された継手本体16aと、当該継手本体16aの両側部に対称に突設された左右継手部16b,16bとから一体に形成され、また、継手本体16aおよび左右継手部16b,16bは、それぞれH形鋼または角形鋼管より形成されている。
The
そして、継手本体16aの両端部に切梁ジャッキ設置ボックス4と切梁補助ピース6がそれぞれボルト接合され、継手部16bの端部に左右火打梁の端部がそれぞれボルト接合されている。
The strut
なお、符号16cは継手本体16aの両端部および左右継手部16b,16bの端部に取り付けられ、切梁ジャッキ設置ボックス4、切梁補助ピース6および左右火打梁がそれぞれボルト接合され、継手部16bの端部に左右火打梁10を接合するための継手プレートである。また、継手本体16aは複数の鋼板を矩形断面形に溶接して形成することもできる。
本発明は、切梁ジャッキが切梁に作用する曲げ力とせん断力を負担しないようにして、切梁ジャッキを切梁軸方向の任意の位置に設置できるようにすると共に、切梁に必要量の軸力を容易にかつ安全に導入することができる。 The present invention prevents the strut jack from bearing the bending force and shear force acting on the strut, and enables the strut jack to be installed at any position in the axial direction of the strut, and the necessary amount of the strut to the strut. can be introduced easily and safely.
1 山留切梁
2 切梁主材
3 切梁ジャッキ
4 切梁ジャッキ設置ボックス
5 継手金物
6 切梁補助ピース
7 調整材
8 腹起し
9 接合ボルト
10 火打梁
11 外枠
12 内枠
13 継手プレート
14 継手プレート
15 調整材
16 継手金物
16a 継手本体
16b 継手プレート
16c 継手プレート
1
10 Fire beam
11 Outer frame
12 inner frame
13 Joint plate
14 Joint plate
15 Conditioner
16 Fitting hardware
16a Joint body
16b Joint plate
16c joint plate
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