JP7177663B2 - 電源制御装置、およびllc共振コンバータ - Google Patents

電源制御装置、およびllc共振コンバータ Download PDF

Info

Publication number
JP7177663B2
JP7177663B2 JP2018209577A JP2018209577A JP7177663B2 JP 7177663 B2 JP7177663 B2 JP 7177663B2 JP 2018209577 A JP2018209577 A JP 2018209577A JP 2018209577 A JP2018209577 A JP 2018209577A JP 7177663 B2 JP7177663 B2 JP 7177663B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching element
voltage
output
terminal
detection signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018209577A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020078152A (ja
Inventor
裕之 秦野
弘基 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2018209577A priority Critical patent/JP7177663B2/ja
Priority to US16/674,773 priority patent/US11005356B2/en
Priority to CN201911081365.0A priority patent/CN111162677B/zh
Publication of JP2020078152A publication Critical patent/JP2020078152A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7177663B2 publication Critical patent/JP7177663B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

本発明は、LLC共振コンバータ用の電源制御装置に関する。
従来、DC/DCコンバータの一種として、LLC共振型のDC/DCコンバータ(以下、LLC共振コンバータ)が存在する。LLC共振コンバータは絶縁型のスイッチング電源回路である。
LLC共振コンバータでは、2つのスイッチング素子を相補的にスイッチングさせることが行われ、そのときに双方のスイッチング素子がオフとなる同時オフ期間であるデッドタイムを設けることが好ましい。
スイッチングにデッドタイムを設けるLLC共振コンバータの一例は、特許文献1に開示されている。特許文献1のLLC共振コンバータでは、トランスの励磁電流でスイッチング素子の寄生容量の電荷を充放電する分、デッドタイムを確保することで、ターンオン時のZVS(ゼロ電圧スイッチング)を実現し、効率を改善している。
特許第5911553号公報
しかしながら、上記特許文献1では、第1の算出式で算出された励磁電流と、スイッチング素子の寄生容量と、平滑コンデンサの電圧とに基づき第2の算出式によってデッドタイムを算出している。計算によってデッドタイムを決定しているため、実際にスイッチング素子に印加される電圧(例えばドレイン・ソース間電圧)がゼロとなるタイミングから誤差をもったタイミングでスイッチング素子をターンオンする虞があり、ZVSの精度が低下する虞があった。
そこで、本発明は、ZVSの精度を向上させるデッドタイムの調整が可能となり、効率を向上させることのできる電源制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様は、入力電圧が一端に印加される第1スイッチング素子と、
前記第1スイッチング素子の他端に一端が接続される第2スイッチング素子と、
前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とが接続される第1接続ノードと、前記第2スイッチング素子の他端との間に直列に接続される1次巻線および共振コンデンサと、
を有するLLC共振コンバータを駆動制御する電源制御装置であり、
前記第1接続ノードに生成されるスイッチ電圧の上昇による前記入力電圧への到達、および前記スイッチ電圧の下降による0Vへの到達に基づくスイッチ電圧検出信号の変化を検出し、当該検出結果に基づき前記第1スイッチング素子のオンへの切替えのための上側オン信号および前記第2スイッチング素子のオンへの切替えのための下側オン信号を生成するオンタイミング制御部を有する電源制御装置としている(第1の構成)。
また、上記第1の構成において、前記第1接続ノードに第1コンデンサの一端が接続され、第1コンデンサの他端に第1抵抗の一端が接続され、前記スイッチ電圧検出信号は、前記第1コンデンサと前記第1抵抗とが接続される第2接続ノードに生成されることとしてもよい(第2の構成)。
また、上記第2の構成において、前記第1コンデンサと前記第1抵抗とは、第2抵抗を介して接続され、前記第1抵抗と前記第2抵抗とは、前記第2接続ノードで接続されることとしてもよい(第3の構成)。
また、上記第1から第3のいずれかの構成において、前記オンタイミング制御部は、
前記スイッチ電圧検出信号に基づく信号を正の基準電圧と比較する第1コンパレータと、
前記スイッチ電圧検出信号に基づく信号を負の基準電圧と比較する第2コンパレータと、
を有することとしてもよい(第4の構成)。
また、上記第4の構成において、前記オンタイミング制御部は、
前記第1コンパレータの出力が入力される第1インバータと、
前記第2コンパレータの出力が入力される第2インバータと、
前記第1インバータの出力が入力されるクロック端子と前記第2インバータの出力が入力されるリセット端子と前記上側オン信号を出力する出力端子を有する第1Dフリップフロップと、
前記第2インバータの出力が入力されるクロック端子と前記第1インバータの出力が入力されるリセット端子と前記下側オン信号を出力する出力端子を有する第2Dフリップフロップと、
を有することとしてもよい(第5の構成)。
また、上記第4または第5の構成において、前記オンタイミング制御部は、前記スイッチ電圧検出信号が入力されて、所定の第1基準電圧が制御端子に印加される第1トランジスタを有することとしてもよい(第6の構成)。
また、上記第4から第6のいずれかの構成において、前記オンタイミング制御部は、共振電流検出信号のレベルを検出するレベル検出部を有し、前記レベル検出部による検出結果に応じて前記基準電圧は変化することとしてもよい(第7の構成)。
また、上記第1から第7のいずれかの構成において、前記上側オン信号に基づき前記第1スイッチング素子を駆動する第1駆動信号を生成するとともに、前記下側オン信号に基づき前記第2スイッチング素子を駆動する第2駆動信号を生成するスイッチング制御部をさらに有し、
前記スイッチング制御部は、
前記第2駆動信号がオフレベルとなると第1所定期間のカウントを開始する第1カウント部と、
前記上側オン信号と前記第1カウント部の出力とが入力される第1AND回路と、
前記第1駆動信号がオフレベルとなると第2所定期間のカウントを開始する第2カウント部と、
前記下側オン信号と前記第2カウント部の出力とが入力される第2AND回路と、
を有することとしてもよい(第8の構成)。
また、ICパッケージとしての上記いずれかの構成とした電源制御装置であり、
前記スイッチ電圧検出信号を印加可能な第1外部端子は、前記ICパッケージの同一辺に沿って配置される同レベル耐圧の端子群に含まれることとしてもよい(第9の構成)。
また、上記第9の構成において、前記入力電圧を生成するための交流電圧の印加端にダイオードを介して接続可能な第2外部端子と、非接続端子である第3外部端子と、を前記同一辺においてさらに有し、前記第3外部端子は、前記端子群と前記第2外部端子との間に配置されることとしてもよい(第10の構成)。
また、本発明の別態様は、上記いずれかの構成とした電源制御装置を含むLLC共振コンバータである(第11の構成)。
また、上記第11の構成において、前記第1接続ノードに一端が接続される第1コンデンサと、前記第1コンデンサの他端に一端が接続される第1抵抗と、を有し、前記スイッチ電圧検出信号は、前記第1コンデンサと前記第1抵抗とが接続される第2接続ノードに生成されることとしてもよい(第12の構成)。
また、上記第12の構成において、前記第1コンデンサと前記第1抵抗とを接続させる第2抵抗を有し、前記第1抵抗と前記第2抵抗とは、前記第2接続ノードで接続されることとしてもよい(第13の構成)。
また、上記第12または第13の構成において、前記第2接続ノードにカソードが接続されてアノードにグランド電位が印加されるツェナーダイオードを有することとしてもよい(第14の構成)。
本発明の電源制御装置によると、ZVSの精度を向上させるデッドタイムの調整が可能となり、効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るAC/DCコンバータの構成を示す回路図である。 電源制御ICにおけるスイッチングのオフタイミングを決定する構成を要部的に示す概略図である。 オフ閾値生成回路の一構成例を示す回路図である。 帰還電圧とオフ閾値との関係を示す模式図である。 ソフトスタート機能について説明するためのタイミングチャートである。 帰還電流合算回路の一構成例を示す回路図である。 共振電流検出信号のレベルシフトの一例を示すタイミングチャートである。 帰還電流合算回路におけるシンク電流の生成を示すタイミングチャートである。 帰還電流合算回路におけるソース電流の生成を示すタイミングチャートである。 電源制御ICの一構成例を示す回路図である。 オンタイミング制御部およびスイッチング制御部の一構成例を示す回路図である。 スイッチング状態の遷移に応じた共振電流およびスイッチ電圧の挙動を示す図である。 スイッチング状態の遷移に応じた共振電流およびスイッチ電圧の挙動を示す図である。 オンタイミング制御部の動作例を示すタイミングチャートである。 軽負荷である場合の各信号波形を示すタイミングチャートである。 重負荷である場合の各信号波形を示すタイミングチャートである。 オンタイミング制御部の一変形例を示す回路図である。
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
<1.AC/DCコンバータの全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るAC/DCコンバータ5の構成を示す回路図である。AC/DCコンバータ5は、大きく分けて、前段側の力率改善回路(PFC)51と、後段側のLLC共振コンバータ52と、から構成される。なお、AC/DCコンバータ5は、民生機器(TV、PC、サーバー等)電源、LED照明電源、産業機器電源、OA機器(レーザプリンター等)電源など、各種の電源に適用される。
力率改善回路51は、昇圧チョッパー回路として構成され、ダイオードブリッジDBと、インダクタL1と、ダイオードD1と、コンデンサC1と、スイッチング素子M1と、抵抗R1と、抵抗R2と、PFC制御IC1と、を有する。
ダイオードブリッジDBの入力端には、交流電圧Vacが印加される。ダイオードブリッジDBの出力端は、インダクタL1の一端に接続される。インダクタL1の他端は、ダイオードD1のアノードに接続される。インダクタL1とダイオードD1との接続ノードは、nチャネルMOSFETとして構成されるスイッチング素子M1のドレインに接続される。スイッチング素子M1のソースは、グランド電位の印加端に接続される。ダイオードD1のカソードは、コンデンサC1の一端に接続される。コンデンサC1の他端は、グランド電位の印加端に接続される。
PFC制御IC1は、スイッチング素子M1のオンオフ駆動を制御する。スイッチング素子M1がオンされると、インダクタL1にエネルギーが蓄積され、スイッチング素子M1がオフされると、インダクタL1からダイオードD1を介して出力側へ電流が流れ、インダクタL1のエネルギーが解放される。
PFC制御IC1は、ダイオードD1のカソード側に発生する力率改善回路51の出力電圧(=Vin)を抵抗R1,R2によって分圧した後の電圧を帰還されることで、PWM(パルス幅変調)制御によってスイッチング素子M1を駆動する。これにより、インダクタL1を流れるインダクタ電流のピークは、インダクタL1の入力側の入力電圧VIと同じ波形となり、力率改善を図ることができる。
力率改善回路51の出力としての入力電圧VinはLLC共振コンバータ52に入力される。LLC共振コンバータ52は、入力電圧Vinを出力電圧Voutに変換する。LLC共振コンバータ52は、スイッチング素子Q1,Q2と、トランスTrと、共振コンデンサCrと、ダイオードD11,D12と、シャントレギュレータSRと、フォトカプラPCと、抵抗R11,R12と、出力コンデンサC10と、電源制御IC2と、を有する。
LLC共振コンバータ52は、その他にも、抵抗R3~R8と、コンデンサC2~C9と、ダイオードD2~D5と、ツェナーダイオードZ1と、を有する。
電源制御IC(電源制御装置)2は、LLC共振コンバータ52の駆動制御を行う。電源制御IC2は、外部との電気的接続を確立するための各種外部端子を有する。より具体的には、電源制御IC2は、VH端子(1番ピン)と、非接続端子(2番ピン)と、PFC_IN端子(3番ピン)と、FB端子(4番ピン)と、SET_SS端子(5番ピン)と、ILLC端子(6番ピン)と、VLLC端子(7番ピン)と、SW端子(8番ピン)と、REG端子(9番ピン)と、VCC端子(10番ピン)と、LO端子(11番ピン)と、GND端子(12番ピン)と、非接続端子(13番ピン)と、HGND端子(14番ピン)と、HO端子(15番ピン)と、HVCC端子(16番ピン)と、を有する。
スイッチング素子Q1、Q2は、ともにnチャネルMOSFETとして構成される。スイッチング素子Q1のドレインには、入力電圧Vinが印加される。スイッチング素子Q1のソースは、スイッチング素子Q2のドレインに接続される。スイッチング素子Q2のソースは、グランド電位の印加端に接続される。
トランスTrは、1次巻線Npと、2次巻線Ns1,Ns2と、補助巻線Naと、を有する。スイッチング素子Q1とQ2とが接続される接続ノードNsは、1次巻線Npの一端に接続される。1次巻線Npの他端は、共振コンデンサCrの一端に接続される。共振コンデンサCrの他端は、スイッチング素子Q2のソースに接続される。
2次巻線Ns1の一端は、ダイオードD11のアノードに接続される。2次巻線Ns2の一端は、ダイオードD12のアノードに接続される。2次巻線Ns1の他端とNs2の他端とが接続される接続ノードは、グランド電位が印加される印加端GNDに接続される。
ダイオードD11のカソードは、ダイオードD12のカソードに接続される。ダイオードD11のカソードは、コンデンサC10の一端とともに、出力端子OUTに接続される。コンデンサC10の他端は、印加端GNDに接続される。このように、LLC共振コンバータ52における2次側は、整流平滑回路として構成される。出力電圧Voutは、出力端子OUTに生成される。
また、出力端子OUTと印加端GNDとの間には、抵抗R11,R12が直列に接続される。出力端子OUTと印加端GNDとの間には、その他として、フォトカプラPCに含まれる発光素子P1と、シャントレギュレータSRと、が配置される。出力端子OUTは、発光素子P1のアノードに接続される。発光素子P1のカソードは、シャントレギュレータSRのカソードに接続される。シャントレギュレータSRのアノードは、印加端GNDに接続される。
シャントレギュレータSRは、出力電圧Voutを抵抗R11,R12によって分圧した後の分圧電圧と、基準電圧とを比較し、上記分圧電圧の基準電圧との誤差に応じた電流をカソード・アノード間に発生させる。発生した電流によって発光素子P1は発光する。これにより、出力電圧Voutが低いほど(負荷が重いほど)発光素子P1の発光量が少なくなる帰還動作が行われる。
フォトカプラPCに含まれる受光素子P2は、発光素子P1から出力される光を受光する。受光素子P2の一端は、電源制御IC2のFB端子に接続され、他端はグランド電位の印加端に接続される。受光素子P2に流れる電流によってFB端子に帰還電圧Vfbが生成される。このような構成により、出力電圧Voutは、帰還電圧Vfbとして帰還される。
LLC共振コンバータ52では、トランスTrの結合係数を小さくすることで漏れインダクタンスを大きくし、漏れインダクタンスと励磁インダクタンスを利用する。漏れインダクタンスは、共振用インダクタとして利用される。なお、1次巻線Npに直列に共振用インダクタを別途接続するようにしてもよい。
上側のスイッチング素子Q1と下側のスイッチング素子Q2は、それぞれゲート駆動信号GH,GLによって相補的にオンオフされる。なお、ここでの「相補的」とは、双方のスイッチング素子がオフとなる期間であるデッドタイムを含むスイッチング動作も含む。また、スイッチング素子Q1,Q2ともにオンデューティは略50%である。
ダイオードブリッジDBの一方の入力端は、ダイオードD2のアノードに接続され、他方の入力端は、ダイオードD3のアノードに接続される。ダイオードD2,D3のカソード同士は、抵抗R3の一端に接続される。抵抗R3の他端は、VH端子に接続される。これにより、交流電圧Vacは、ダイオードD2,D3によって全波整流されてVH端子に入力される。VH端子は、起動時に後述するコンデンサC8に充電を行って電源制御IC2を起動するために用いられる。
PFC_IN端子は、抵抗R1とR2との接続ノードに接続される。
SET_SS端子は、コンデンサC5の一端に接続される。コンデンサC5の他端は、グランド電位の印加端に接続される。抵抗R7は、コンデンサC5と並列に接続される。SET_SS端子は、ソフトスタート設定用に用いられる。なお、ソフトスタートについては、後述する。
1次巻線Npと共振コンデンサCrとの接続ノードN1は、コンデンサC3の一端に接続される。コンデンサC3の他端は、抵抗R6の一端に接続される。抵抗R6の他端は、グランド電位の印加端に接続される。ILLC端子は、コンデンサC3と抵抗R6との接続ノードに接続される。ILLC端子には、共振電流を電圧信号に変換した共振電流検出信号VISが生成される。
接続ノードN1は、コンデンサC4の一端にも接続される。コンデンサC4の他端は、コンデンサC6の一端に接続される。コンデンサC6の他端は、グランド電位の印加端に接続される。VLLC端子は、コンデンサC4とC6との接続ノードに接続される。VLLC端子には、共振電圧検出信号VCRが生成される。
接続ノードNsは、コンデンサC2の一端に接続される。コンデンサC2の他端は、抵抗R4の一端に接続される。抵抗R4の他端は、抵抗R5の一端に接続される。抵抗R5の他端は、グランド電位の印加端に接続される。抵抗R4とR5との接続ノードは、SW端子に接続される。SW端子には、ツェナーダイオードZ1のカソードが接続される。ツェナーダイオードZ1のアノードは、グランド電位の印加端に接続される。なお、抵抗R4,R5は分圧抵抗であり、分圧の必要が無い場合は、抵抗R4は設けなくてもよい。
接続ノードNsに発生するスイッチ電圧SWは、スイッチング素子Q1,Q2が双方オフのときに寄生容量の充電または放電によって、0Vから入力電圧Vinまで立ち上がる、または入力電圧Vinから0Vまで立ち下がる。SW端子には、このようなスイッチ電圧SWの立上り、および立下りを検出したスイッチ電圧検出信号VSWが生成される。なお、ツェナーダイオードZ1は、スイッチ電圧検出信号VSWが負となる場合に、スイッチ電圧検出信号VSWを順方向電圧によってクランプする。
REG端子は、コンデンサC9の一端に接続される。コンデンサC9の他端は、グランド電位の印加端に接続される。REG端子には、内部電圧Vregが生成される。
VCC端子は、コンデンサC8の一端に接続される。コンデンサC8の他端は、グランド電位の印加端に接続される。補助巻線Naの一端は、グランド電位の印加端に接続される。補助巻線Naの他端は、抵抗R8を介してダイオードD5のアノードに接続される。ダイオードD5のカソードは、VCC端子とコンデンサC8との接続ノードに接続される。これにより、補助巻線Naにより発生した電圧は、ダイオードD5およびコンデンサC8によって整流平滑され、VCC端子に生成される電源電圧Vccとなる。電源電圧Vccは、PFC制御IC1の電源としても用いられる。
LO端子は、スイッチング素子Q2のゲートに接続される。スイッチング素子Q2のゲートは、LO端子から出力されるゲート駆動信号GLによって駆動される。GND端子は、グランド電位の印加端に接続される。
HGND端子は、接続ノードNsに接続される。コンデンサC7は、HVCC端子とHGND端子との間に接続される。ダイオードD4のアノードは、REG端子とコンデンサC9との接続ノードに接続される。ダイオードD4のカソードは、HVCC端子に接続される。コンデンサC7およびダイオードD4は、スイッチング素子Q1のオン用にドレイン電圧(=Vin)よりも高い電圧のゲート駆動信号GHを生成するブートストラップに用いられる。
HO端子は、スイッチング素子Q1のゲートに接続される。スイッチング素子Q1のゲートは、HO端子から出力されるゲート駆動信号GHによって駆動される。
<2.帰還経路構成>
次に、電源制御IC2における帰還経路構成について詳述する。図2は、電源制御IC2におけるスイッチングのオフタイミングを決定する構成を要部的に示す概略図である。
図2に示すように、電源制御IC2は、オフ閾値生成回路21と、帰還電流合算回路22と、DCレベルシフト回路23と、上側コンパレータ24と、下側コンパレータ25と、を有する。
オフ閾値生成回路21は、FB端子に生成される帰還電圧Vfbに基づいて上側オフ閾値VTHHおよび下側オフ閾値VTHLを生成する。帰還電流合算回路22は、ILLC端子に生成される共振電流検出信号VISを上側オフ閾値VTHHに合算して上側オフ閾値VTHH’を生成し、共振電流検出信号VISを下側オフ閾値VTHLに合算して下側オフ閾値VTHL’を生成する。
DCレベルシフト回路23は、VLLC端子に生成される共振電圧検出信号VCRをレベルシフトし、レベルシフト後の共振電圧検出信号VCR’を出力する。上側コンパレータ24の非反転入力端(+)には共振電圧検出信号VCR’が入力され、反転入力端(-)には上側オフ閾値VTHH’が入力される。上側コンパレータ24は、共振電圧検出信号VCR’が上側オフ閾値VTHH’を上回ったタイミングで、LowからHighへ切替えた上側オフ信号H_OFFを出力する。このとき、スイッチング素子Q1がオンからオフとされる。
一方、下側コンパレータ25の反転入力端には共振電圧検出信号VCR’が入力され、非反転入力端には下側オフ閾値VTHL’が入力される。下側コンパレータ25は、共振電圧検出信号VCR’が上側オフ閾値VTHH’を下回ったタイミングで、LowからHighへ切替えた下側オフ信号H_OFFを出力する。このとき、スイッチング素子Q2がオンからオフとされる。
このような帰還構成によってスイッチング素子Q1,Q2のオフタイミングが決定され、出力電圧Voutは目標値と一致するように制御される。特に本実施形態では、帰還経路に共振電流の情報が含まれるので、LLC共振コンバータ52の負荷応答が高速となり、位相補償設計が容易となる。
<3.オフ閾値生成回路の構成>
次に、上述したオフ閾値生成回路21の具体的な構成例について述べる。図3は、オフ閾値生成回路21の一構成例を示す回路図である。
図3に示すオフ閾値生成回路21は、出力電流生成回路211と、抵抗R21と、定電流源CI21と、トランスコンダクタンスアンプTA21と、抵抗R212と、抵抗R213と、オペアンプA21と、を有する。
抵抗R21の一端には、所定の電源電圧V21が印加され、他端は、FB端子に接続される。受光素子P2に流れる電流に応じて抵抗R21に電流が流れ、帰還電圧Vfbが生成される。
出力電流生成回路211は、帰還電圧Vfbに基づいて上側出力電流IoHおよび下側出力電流IoLを生成する回路である。出力電流生成回路211は、一例として、エラーアンプEA21と、トランジスタM21と、抵抗R211と、上側カレントミラーPMと、下側カレントミラーNMと、を有する。
エラーアンプEA21の一方の非反転入力端には、帰還電圧Vfbが印加され、他方の非反転入力端には、所定の基準電圧V211が印加される。エラーアンプEA21の出力端は、nチャネルMOSFETとして構成されるトランジスタM21のゲートに接続される。トランジスタM21のソースは、抵抗R211を介してグランド電位の印加端に接続される。トランジスタM21のソースと抵抗R211との接続ノードN211は、エラーアンプEA21の反転入力端に接続される。
エラーアンプEA21は、二つの非反転入力端に印加される電圧のうち高い方の電圧を反転入力端の電圧と比較する。これにより、帰還電圧Vfbが基準電圧V211より高い場合は、接続ノードN211の電圧は帰還電圧Vfbとなるように制御され、そうでない場合は、接続ノードN211の電圧は基準電圧V211となるように制御される。従って、基準電圧V211は、接続ノードN211の電圧の最低値を規定する。
トランジスタM21のドレインは、上側カレントミラーPMの入力端に接続される。上側カレントミラーPMの一方の出力端は、下側カレントミラーNMの入力端に接続され、他方の出力端は、抵抗R212の一端と接続ノードNHで接続される。下側カレントミラーNMの出力端は、抵抗R213の一端と接続ノードNLで接続される。
接続ノードN211の電圧に応じて抵抗R211を介して電流I211が流れる。上側カレントミラーPMは、電流I211を入力として電流I212および上側出力電流IoHを出力する。下側カレントミラーNMは、電流I212を入力として下側出力電流IoLを出力する。
抵抗R212と抵抗R213との接続ノードNCは、オペアンプA21の出力端に接続される。オペアンプA21の非反転入力端には、所定の基準電圧V212が印加される。オペアンプA21の出力端は、オペアンプA21の反転入力端に接続される。このように、オペアンプA21によってボルテージフォロアが構成されるので、接続ノードNCには、基準電圧V212と同じ電圧Vncが生成される。
接続ノードNHには、上側出力電流IoHに応じた抵抗R212での電圧降下分だけ電圧Vncよりも高い電圧が上側オフ閾値VTHH(図2)として生成される。接続ノードNLには、下側出力電流IoLに応じた抵抗R213での電圧降下分だけ電圧Vncよりも低い電圧が下側オフ閾値VTHL(図2)として生成される。
これにより、図4に模式的に示すように、帰還電圧Vfbが高くなる程、上側オフ閾値VTHHと下側オフ閾値VTHLとの乖離が電圧Vnc(=V212)を中心として大きくなる。
また、図3に示す構成では、トランスコンダクタンスアンプTA21の非反転入力端は、SET_SS端子に接続される。トランスコンダクタンスアンプTA21とSET_SS端子との接続ノードには、定電流源CI21による定電流が流れ込む。トランスコンダクタンスアンプTA21の出力端は、FB端子と抵抗R21との接続ノードに接続されるとともに、トランスコンダクタンスアンプTA21の反転入力端に接続される。トランスコンダクタンスアンプTA21は、出力端へシンク電流IS21を吸い込むのみであり、出力端からのソース電流の吐出しはしない。
このようなトランスコンダクタンスアンプTA21を用いた構成は、ソフトスタートを目的としており、図5のタイミングチャートも参照してソフトスタートについて述べる。図5において示す出力電圧Voutの波形および帰還電圧Vfb1の波形は、ソフトスタート機能を仮に設けない場合を示す。この場合、タイミングtsで電源制御IC2が起動すると、帰還電圧Vfb1は0Vから電源電圧V21まで立上り、出力電圧Voutが0Vから上昇する。
そして、出力電圧Voutが目標値REFに達したタイミングteで帰還電圧Vfb1は安定値まで低下するが、その低下に時間がかかるので、出力電圧Voutには図5に示すようにオーバーシュートOSが発生する。
これに対して、本実施形態では、起動するタイミングtsより定電流源CI21によるSET_SS端子に外付けされたコンデンサC5への充電が開始され、SET_SS端子に生じる電圧Vss(図5)が上昇を開始する。このとき、帰還電圧Vfb(図5ではVfb2)が電圧Vssよりも高くなろうとしても、トランスコンダクタンスアンプTA21によるシンク電流IS21の吸込みによって、帰還電圧Vfbは電圧Vssと一致するように制御される。従って、電圧Vssと帰還電圧Vfbは一致しつつ上昇する。
そして、帰還電圧Vfbが安定値Vsに達すると、以降、電圧Vssがさらに上昇しても、帰還電圧Vfbは安定値Vsを維持するので、電圧Vssと帰還電圧Vfbは乖離する。このとき、出力電圧Voutのオーバーシュートは抑制される。
<4.帰還電流合算回路の構成>
次に、上述した帰還電流合算回路22の具体的な構成例について述べる。図6は、帰還電流合算回路22の一構成例を示す回路図である。
図6に示す帰還電流合算回路22は、抵抗R221~R224と、エラーアンプ221と、コンデンサC221と、トランスコンダクタンスアンプ222と、コンデンサC222と、トランスコンダクタンスアンプ223と、スイッチSW221と、スイッチSW222と、を有する。
所定の電源電圧V22の印加端とILCC端子との間には、抵抗R221と抵抗R222が直列に接続される。抵抗R221とR222との接続ノードは、エラーアンプ221の非反転入力端に接続される。エラーアンプ221の出力端と、グランド電位の印加端との間には、抵抗R223とR224とが直列に接続される。抵抗R223とR224との接続ノードは、エラーアンプ221の反転入力端に接続される。
これにより、例えば抵抗R221とR222の抵抗比を1:1とし、R223とR224の抵抗比も1:1とすると、図7に示す0Vを中心とした共振電流検出信号VISに対して、エラーアンプ221の出力端には、電源電圧V22と同じ電圧(図7では一例として2V)を中心とした共振電流検出信号VIS’が生成される。すなわち、共振電流検出信号VISは、共振電流検出信号VIS’にレベルシフトされる。
エラーアンプ221の出力端は、トランスコンダクタンスアンプ222の反転入力端に接続されるとともに、スイッチSW221を介してトランスコンダクタンスアンプ222の非反転入力端に接続される。スイッチSW221とトランスコンダクタンスアンプ222との接続ノードには、コンデンサC221の一端が接続される。コンデンサ221の他端は、グランド電位の印加端に接続される。スイッチSW221とコンデンサ221は、サンプルホールド回路を構成する。
図8のタイミングチャートに示すように、ゲート駆動信号GHがLowからHighへ切替えられてスイッチング素子Q1がオフからオンへ切替えられるタイミングt81において、スイッチSW221はオンからオフへ切替えられるので、トランスコンダクタンスアンプ222の非反転入力端に生じる電圧V222は、切替えたタイミングでの共振電流検出信号VIS’の値にホールドされる。一方、トランスコンダクタンスアンプ222の反転入力端には、共振電流検出信号VIS’がそのまま入力される(図8の破線)。
トランスコンダクタンスアンプ222は、非反転入力端の電圧と反転入力端の電圧との差分ΔVHに比例した電流値のシンク電流I222を吸い込む。従って、図8に示すように、タイミングt81から差分ΔVHが大きくなるにつれて、シンク電流I222が大きくなる。
ゲート駆動信号GHがHighからLowへ切替えられてスイッチング素子Q1がオンからオフへ切替えられるタイミングt82において、スイッチSW221はオフからオンへ切替えられる。これにより、電圧V222は、共振電流検出信号VIS’と一致する。従って、差分ΔVHがゼロとなり、シンク電流I222は流れなくなる。
一方、エラーアンプ221の出力端は、トランスコンダクタンスアンプ223の反転入力端に接続されるとともに、スイッチSW222を介してトランスコンダクタンスアンプ223の非反転入力端に接続される。スイッチSW222とトランスコンダクタンスアンプ223との接続ノードには、コンデンサC222の一端が接続される。コンデンサ222の他端は、グランド電位の印加端に接続される。スイッチSW222とコンデンサ222は、サンプルホールド回路を構成する。
図9のタイミングチャートに示すように、ゲート駆動信号GLがLowからHighへ切替えられてスイッチング素子Q2がオフからオンへ切替えられるタイミングt91において、スイッチSW222はオンからオフへ切替えられるので、トランスコンダクタンスアンプ223の非反転入力端に生じる電圧V223は、切替えたタイミングでの共振電流検出信号VIS’の値にホールドされる。一方、トランスコンダクタンスアンプ223の反転入力端には、共振電流検出信号VIS’がそのまま入力される(図9の破線)。
トランスコンダクタンスアンプ223は、非反転入力端の電圧と反転入力端の電圧との差分ΔVLに比例した電流値のソース電流I223を吐出す。従って、図9に示すように、タイミングt91から差分ΔVLが大きくなるにつれて、ソース電流I223が大きくなる。
ゲート駆動信号GLがHighからLowへ切替えられてスイッチング素子Q2がオンからオフへ切替えられるタイミングt92において、スイッチSW222はオフからオンへ切替えられる。これにより、電圧V223は、共振電流検出信号VIS’と一致する。従って、差分ΔVLがゼロとなり、ソース電流I223は流れなくなる。
<5.スイッチング素子のオフタイミング決定>
図10は、電源制御IC2のより具体的な内部構成を示す回路図である。図10に示すように、電源制御IC2において、上述したオフ閾値生成回路21と帰還電流合算回路22とは接続される。より具体的には、接続ノードNHとトランスコンダクタンスアンプ222の出力端が接続ノードNH2で接続され、接続ノードNLとトランスコンダクタンスアンプ223の出力端が接続ノードNL2で接続される。
上側オフ閾値VTHH’(図2)は、接続ノードNH2に生成され、下側オフ閾値VTHL’(図2)は、接続ノードNL2に生成される。
上側オフ閾値VTHH’は、シンク電流I222が流れない場合は、上側出力電流IoHがそのまま抵抗R212に流れ、上側オフ閾値VTHH’は上側オフ閾値VTHHと一致する。シンク電流I222の流れる量が大きくなるほど、抵抗R212に流れる電流が減るので、上側オフ閾値VTHH’は上側オフ閾値VTHHより低下する。
下側オフ閾値VTHL’は、ソース電流I223が流れない場合は、下側出力電流IoLがそのまま抵抗R213に流れ、下側オフ閾値VTHL’は下側オフ閾値VTHLと一致する。ソース電流I223の流れる量が大きくなるほど、抵抗R213に流れる電流が減るので、下側オフ閾値VTHL’は下側オフ閾値VTHLより上昇する。
ここで、図10に示すように、DCレベルシフト回路23(図2)は、電源電圧V23の印加端とグランド電位の印加端との間での抵抗R231と抵抗R232との直列接続によって構成される。抵抗R231とR232との接続ノードN23は、VLLC端子に接続される。
このようなDCレベルシフト回路23により、VLLC端子に生成される0Vを中心とした共振電圧検出信号VCRは、電源電圧V23を抵抗R231,R232によって分圧した電圧を中心とした共振電圧検出信号VCR’へレベルシフトされる。
接続ノードN23は、上側コンパレータ24の非反転入力端に接続されるとともに、下側コンパレータ25の反転入力端に接続される。また、接続ノードNH2は、上側コンパレータ24の反転入力端に接続され、接続ノードNL2は、下側コンパレータ25の非反転入力端に接続される。これにより、上側コンパレータ24は、共振電圧検出信号VCR’と上側オフ閾値VTHH’とを比較し、比較結果として上側オフ信号H_OFFを出力する。また、下側コンパレータ25は、共振電圧検出信号VCR’と下側オフ閾値VTHL’とを比較し、比較結果として下側オフ信号L_OFFを出力する。
上側オフ信号H_OFFおよび下側オフ信号L_OFFは、スイッチング制御部27に入力される。後述する図11に示すように、スイッチング制御部27において、上側オフ信号H_OFFは上側DフリップフロップDHのリセット端子に入力され、下側オフ信号L_OFFは下側DフリップフロップDLのリセット端子に入力される。
これにより、共振電圧検出信号VCR’が上側オフ閾値VTHH’を上回ると、上側コンパレータ24によって上側オフ信号H_OFFがHighへ切替えられ、上側DフリップフロップDHがリセットされ、ゲート駆動信号GHがLowへ切替えられ、スイッチング素子Q1はオフへ切替えられる。
また、共振電圧検出信号VCR’が下側オフ閾値VTHL’を下回ると、下側コンパレータ25によって下側オフ信号L_OFFがHighへ切替えられ、下側DフリップフロップDLがリセットされ、ゲート駆動信号GLがLowへ切替えられ、スイッチング素子Q2はオフへ切替えられる。
<6.スイッチング素子のオンタイミング決定>
また、図10に示すように、電源制御IC2は、スイッチングのオンタイミングを制御するための構成を有する。オンタイミング制御部26は、SW端子に生成されるスイッチ電圧検出信号VSWに基づいて上側オン信号QHと下側オン信号QLを出力する。スイッチング制御部27は、上側オン信号QH、下側オン信号QL、上側オフ信号H_OFF、および下側オフ信号L_OFFに基づいてゲート駆動信号GH,HLを生成する。
図11は、オンタイミング制御部26およびスイッチング制御部27の一構成例を示す回路図である。
図11に示すように、オンタイミング制御部26は、トランジスタ261と、コンパレータ262,263と、インバータ264,265と、Dフリップフロップ266,267と、を有する。
nチャネルMOSFETで構成されるトランジスタ261のドレインは、SW端子に接続される。トランジスタ261のゲートには、基準電圧V261が印加される。トランジスタ261のソースは、コンパレータ262の非反転入力端とともにコンパレータ263の反転入力端に接続される。
コンパレータ262の反転入力端には、正の基準電圧Vrefhが印加される。コンパレータ262の出力端は、インバータ264の入力端に接続される。インバータ264の出力端は、Dフリップフロップ266のクロック端子とともにDフリップフロップ267のリセット端子に接続される。コンパレータ263の非反転入力端には、負の基準電圧Vreflが印加される。コンパレータ263の出力端は、インバータ265の入力端に接続される。インバータ265の出力端は、Dフリップフロップ267のクロック端子とともにDフリップフロップ266のリセット端子に接続される。
Dフリップフロップ266のQ出力端子から上側オン信号QHが出力され、Dフリップフロップ267のQ出力端子から下側オン信号QLが出力される。なお、オンタイミング制御部26のより詳細については後述する。
また、図11に示すように、スイッチング制御部27は、AND回路A3,A4と、インバータIV1,IV2と、OR回路OR1と、上側DフリップフロップDHと、下側DフリップフロップDLと、最小デッドタイム部DT1,DT2と、を有する。
AND回路A3の一方の入力端には、上側オン信号QHが入力され、他方の入力端には、最小デッドタイム部DT1の出力がインバータIV1を介して入力される。
AND回路A3の出力端は、OR回路OR1の一方の入力端に接続される。OR回路1の他方の入力端には、起動信号START_Hが入力される。OR回路OR1の出力端は、上側DフリップフロップDHのクロック端子に接続される。
起動信号START_HをHighへ立ち上げることで、上側DフリップフロップDHが駆動信号GHをHighに切替え、スイッチング動作状態へ移行する。スイッチング動作状態では、起動信号START_HはLowであるので、OR回路OR1の出力レベルはAND回路A3の出力に応じたものとなる。
最小デッドタイム部DT1は、ゲート駆動信号GLのLowへの切替えを検出すると、カウントを開始し、最小デッドタイムに相当する所定期間をカウントすると、Lowへ切替えた出力をインバータIV1に入力させる。オンタイミング制御部26によって上側オン信号QHがHighへ切替えられても、未だ上記所定期間がカウントされていない場合は、インバータIV1からAND回路A3へ入力される信号はLowであるので、AND回路A3の出力はLowで維持される。その後、上記所定期間がカウントされると、インバータIV1の出力がHighへ切替えられるので、AND回路A3の出力はHighへ切替えられる。なお、上記所定期間のカウント後に上側オン信号QHがHighへ切替えられた場合は、その時点でAND回路A3の出力はHighへ切替えられる。
AND回路A3の出力がHighへ切替えられると、上側DフリップフロップDHのQ出力端子から出力されるゲート駆動信号GHはHighへ切替えられ、スイッチング素子Q1はオンへ切替えられる。このように、スイッチング素子Q2がオフとなってからスイッチング素子Q1がオンとなるまでのデッドタイム(同時オフ期間)が調整され、当該デッドタイムは最小デッドタイム以上に確保される。
また、AND回路A4の一方の入力端には、下側オン信号QLが入力され、他方の入力端には、最小デッドタイム部DT2の出力がインバータIV2を介して入力される。AND回路A4の出力端は、下側DフリップフロップDLのクロック端子に接続される。
最小デッドタイム部DT2は、ゲート駆動信号GHのLowへの切替えを検出すると、カウントを開始し、最小デッドタイムに相当する所定期間をカウントすると、Lowへ切替えた出力をインバータIV2に入力させる。オンタイミング制御部26によって下側オン信号QLがHighへ切替えられても、未だ上記所定期間がカウントされていない場合は、インバータIV2からAND回路A4へ入力される信号はLowであるので、AND回路A4の出力はLowで維持される。その後、上記所定期間がカウントされると、インバータIV2の出力がHighへ切替えられるので、AND回路A4の出力はHighへ切替えられる。なお、上記所定期間のカウント後に下側オン信号QLがHighへ切替えられた場合は、その時点でAND回路A4の出力はHighへ切替えられる。
AND回路A4の出力がHighへ切替えられると、下側DフリップフロップDLのQ出力端子から出力されるゲート駆動信号GLはHighへ切替えられ、スイッチング素子Q2はオンへ切替えられる。このように、スイッチング素子Q1がオフとなってからスイッチング素子Q2がオンとなるまでのデッドタイムが調整され、当該デッドタイムは最小デッドタイム以上に確保される。
<7.スイッチ電圧の挙動>
ここで、オンタイミング制御部26の動作について説明する前に、スイッチ電圧SWの挙動について図12および図13を用いて説明する。
図12は、スイッチング素子Q1がオフ、スイッチング素子Q2がオンの状態から同時オフ状態を経てスイッチング素子Q1がオン、スイッチング素子Q2がオフとなるまでの共振電流Irおよびスイッチ電圧SWの挙動を示す図である。なお、図12および後述の図13において、1次側巻線Npに直列接続される共振インダクタLr、スイッチング素子Q1,Q2のそれぞれのボディダイオードBD1,BD2、およびスイッチング素子Q2のドレイン・ソース間に配置される寄生容量CCを図示している。なお、寄生容量CCと並列に別途、容量素子を接続した構成を採ってもよい。
また、入力電圧Vinは、一例として400Vとしている。
図12に示すように、スイッチング素子Q1がオフ、スイッチング素子Q2がオンの状態では、共振電流Irは、共振インダクタLr、接続ノードNs、スイッチング素子Q2の順に流れる。このとき、スイッチ電圧SWは、0Vである。
そして、タイミングt121でスイッチング素子Q1,Q2が双方ともにオフとされてデッドタイムが開始されると、共振電流Irは、接続ノードNsからスイッチング素子Q1のボディダイオードBD1を経由して流れ始める。このとき、寄生容量CCへの充電が開始され、スイッチ電圧SWは上昇を開始する。
スイッチ電圧SWは、上昇してタイミングt122で400Vに到達すると、400Vで一定となる。スイッチ電圧SWが400Vに到達する瞬間であるタイミングt122で、スイッチング素子Q1をオンとすることができれば、ZVSによるターンオンを精度良く行うことができる。仮に、タイミングt122より早めにスイッチング素子Q1をオンとすると、スイッチング素子Q1のハードスイッチングとなってしまい、タイミングt122より遅めにスイッチング素子Q1をオンとすると、ボディダイオードBD1に流れる電流により無駄な電力消費が生じる。
また、図13は、スイッチング素子Q1がオン、スイッチング素子Q2がオフの状態から同時オフ状態を経てスイッチング素子Q1がオフ、スイッチング素子Q2がオンとなるまでの共振電流Irおよびスイッチ電圧SWの挙動を示す図である。
図13に示すように、スイッチング素子Q1がオン、スイッチング素子Q2がオフの状態では、共振電流Irは、スイッチング素子Q1、接続ノードNs、共振インダクタLrの順に流れる。このとき、スイッチ電圧SWは、400Vである。
そして、タイミングt131でスイッチング素子Q1,Q2が双方ともにオフとされてデッドタイムが開始されると、共振電流Irは、共振コンデンサCrからスイッチング素子Q2のボディダイオードBD2を経由して接続ノードNsへ向かって流れる。このとき、寄生容量CCへの放電が開始され、スイッチ電圧SWは下降を開始する。
スイッチ電圧SWは、下降してタイミングt132で0Vに到達すると、0Vで一定となる。スイッチ電圧SWが0Vに到達する瞬間であるタイミングt132で、スイッチング素子Q2をオンとすることができれば、ZVSによるターンオンを精度良く行うことができる。仮に、タイミングt132より早めにスイッチング素子Q2をオンとすると、スイッチング素子Q2のハードスイッチングとなってしまい、タイミングt132より遅めにスイッチング素子Q2をオンとすると、ボディダイオードBD2に流れる電流により無駄な電力消費が生じる。
<8.オンタイミング制御部の動作>
次に、オンタイミング制御部26の動作について、図14に示すタイミングチャートを用いて説明する。なお、図14には、上段より順にスイッチ電圧SW、スイッチ電圧検出信号VSW、コンパレータ262の出力PH、コンパレータ263の出力PL、上側オン信号QH、下側オン信号QLを示す。
スイッチング素子Q2がオンからオフとなることにより、スイッチング素子Q1,Q2の双方がオフとなったタイミングt141で、共振電流による寄生容量の充電により、スイッチ電圧SWは0Vから上昇を開始する。ここで、接続ノードNsとグランド電位の印加端との間に配置されるコンデンサC2および抵抗R4,R5による構成により、スイッチ電圧検出信号VSWは、0Vから上昇を開始する。
ここで、トランジスタ261は、ドレインに入力されるスイッチ電圧検出信号VSWを基準電圧V261からゲート・ソース間の閾値電圧Vgsだけ低い所定電圧以下に制限する。従って、コンパレータ262は、制限後のアナログ信号Vaと正の基準電圧Vrefhを比較する。コンパレータ262は、アナログ信号Vaが基準電圧Vrefh以下の場合、Lowの出力PHを出力し、アナログ信号Vaが基準電圧Vrefhを上回った場合、Highの出力PHを出力する。コンパレータ262は、入力されるアナログ信号Vaをパルス状の出力PHに整形する。
また、コンパレータ263は、制限後のアナログ信号Vaと負の基準電圧Vreflを比較する。コンパレータ263は、アナログ信号Vaが基準電圧Vrefl以上の場合、Lowの出力PLを出力し、アナログ信号Vaが基準電圧Vreflを下回った場合、Highの出力PLを出力する。コンパレータ263は、入力されるアナログ信号Vaをパルス状の出力PLに整形する。
図14の説明に戻り、タイミングt141からスイッチ電圧検出信号VSWが上昇を開始し、タイミングt142でアナログ信号Vaが基準電圧Vrefhを上回ると、出力PHがHighに切替えられ、Dフリップフロップ267がリセットされて下側オン信号QLはLowに切替えられる。
その後、スイッチ電圧検出信号VSWは上昇を続け、スイッチ電圧SWが400Vに到達したタイミングt143でスイッチ電圧検出信号VSWは、0Vまでの下降を開始する。スイッチ電圧検出信号VSWは、抵抗R4,R5による分圧後の所定の電圧Vin’まで上昇するが、電圧Vin’はトランジスタ261によって制限される。これにより、コンパレータ262,263の耐圧を高くする必要が無い。
スイッチ電圧検出信号VSWの下降によってアナログ信号Vaが基準電圧Vrefh以下となったタイミングt144で、出力PHはLowに切替えられる。これにより、インバータ264の出力はHighへ立ち上り、Dフリップフロップ266は上側オン信号QHをHighに切替え、ゲート駆動信号GHはHighに切替えられ、スイッチング素子Q1はオンに切替えられる。
このように、スイッチング素子Q1,Q2が双方オフの状態でスイッチ電圧SWが400Vに到達した瞬間をスイッチ電圧検出信号VSWの下降によって検出してスイッチング素子Q1をオンとするので、スイッチング素子Q1のターンオン時のZVSを精度良く行うことができ、効率を向上させることができる。
スイッチング素子Q1がオン、スイッチング素子Q2がオフの状態では、スイッチ電圧SWは400Vに維持される。そして、スイッチング素子Q1がオンからオフとなることにより、スイッチング素子Q1,Q2の双方がオフとなったタイミングt145で、共振電流による寄生容量の放電により、スイッチ電圧SWは400Vから下降を開始する。ここで、スイッチ電圧検出信号VSWは0Vから下降を開始し、タイミングt146でアナログ信号Vaが基準電圧Vreflを下回ると、出力PLがHighに切替えられ、Dフリップフロップ266がリセットされて上側オン信号QHはLowに切替えられる。
その後、スイッチ電圧検出信号VSWは下降を続けるが、ツェナーダイオードZ1によってスイッチ電圧検出信号VSWは順方向電圧Vfによって-Vf以上となるように制限される。これにより、電源制御IC2のチップ基板に負の電圧を印加することによる誤動作を抑制することができる。
そして、下降によってスイッチ電圧SWが0Vに到達したタイミングt147でスイッチ電圧検出信号VSWは、0Vまでの上昇を開始する。スイッチ電圧検出信号VSWの上昇によってアナログ信号Vaが基準電圧Vrefl以上となったタイミングt148で、出力PLはLowに切替えられる。これにより、インバータ265の出力はHighへ立ち上り、Dフリップフロップ267は下側オン信号QLをHighに切替え、ゲート駆動信号GLはHighに切替えられ、スイッチング素子Q2はオンに切替えられる。
このように、スイッチング素子Q1,Q2が双方オフの状態でスイッチ電圧SWが0Vに到達した瞬間をスイッチ電圧検出信号VSWの上昇によって検出してスイッチング素子Q2をオンとするので、スイッチング素子Q2のターンオン時のZVSを精度良く行うことができ、効率を向上させることができる。
また、スイッチ電圧SWが400Vまで上昇または0Vまで下降変化する際のスルーレートは、LLC共振コンバータ52の負荷の大きさ(すなわちデッドタイム開始時にトランスTrに残っている電流の値)、および寄生容量CCの大きさによって変化するが、本実施形態では、変化するスルーレートに応じてスイッチ電圧SWが400Vまたは0Vに到達する瞬間をスイッチ電圧検出信号VSWによって検出できるので、ターンオン時のZVSを精度良く行うことができる。
<9.スイッチング動作状態での波形例>
ここで、図15は、LLC共振コンバータ52の負荷が軽負荷である場合の各信号波形を示すタイミングチャートである。図16は、LLC共振コンバータ52の負荷が重負荷である場合の各信号波形を示すタイミングチャートである。図15および図16ともに、上段から順に、共振電圧検出信号VCR、共振電圧検出信号VCR’、共振電流検出信号VIS、および、ゲート駆動信号GH,GLを示す。なお、共振電圧検出信号VCR’は、上側オフ閾値VTHH’および下側オフ閾値VTHL’と併せて示す。
また、共振電圧検出信号VCR’は、共振電圧検出信号VCRに対して中心を0Vから2Vへレベルシフトした例としている。すなわち、電源電圧V23(図10)を4Vとして、抵抗R231と抵抗R232の抵抗比を1:1とした場合である。また、電圧Vnc(=V212)を例として2Vとしている。
図16に示す重負荷の場合は、図15に示す軽負荷の場合に比べて、帰還電圧Vfbの値が高いので、上側オフ閾値VTHHと下側オフ閾値VTHLとの乖離が大きくなる。図15および図16ともに、ゲート駆動信号GHがオンレベル(High)へ切替えられると、シンク電流I222が流れ始め、上側オフ閾値VTHH’が低下する。そして、共振電圧検出信号VCR’が上側オフ閾値VTHH’を上回ったタイミングでゲート駆動信号GHがオフレベル(Low)へ切替えられる。また、図15および図16ともに、ゲート駆動信号GLがオンレベル(High)へ切替えられると、ソース電流I223が流れ始め、下側オフ閾値VTHL’が上昇する。そして、共振電圧検出信号VCR’が下側オフ閾値VTHL’を下回ったタイミングでゲート駆動信号GLがオフレベル(Low)へ切替えられる。
<10.変形例>
図17は、一変形例に係るオンタイミング制御部26の構成を示す回路図である。図17に示す構成の先述した図11に示した構成との相違点は、平均検出部268を設けていることである。
負荷の大きさによってスイッチング素子Q1,Q2が双方オフ時のスイッチ電圧SWのスルーレートは変化する。スルーレートが小さくなると、スイッチ電圧検出信号VSWの正負のピークが小さくなり、固定の基準電圧Vrefh,Vreflであると、比較が行えない場合がある。
そこで、図17に示す変形例では、平均検出部268によって共振電流検出信号VISの正側の平均値を検出することで負荷の大きさを検出し、検出結果に応じて基準電圧Vrefh,Vreflを変化させる。なお、共振電流検出信号VISの平均に限らず、例えば正側のピーク値を検出することで負荷の大きさを検出してもよい。
<11.電源制御ICの端子配置>
ここで、電源制御IC2(図1)の端子配置について述べる。なお、以下では、端子を1番ピン~16番ピンと記載して説明する。
図1は、ICパッケージとしての電源制御IC2を上面から視た図である。電源制御IC2では、ICチップが支持体(銅フレーム等)に固着される。ICチップは、リードフレーム(銅フレーム等)とAuワイヤ等により接続される。図1に示す1番ピン~16番ピンは、リードフレームとして構成される。支持体、ICチップ、およびリードフレームは、モールド樹脂等の封止材によって封止される。
上面から視て矩形状の電源制御IC2において、第1辺に沿って1番~8番ピンが順に配置され、第1辺と対向する第2辺に沿って9番~16番ピンが順に配置される。なお、1番~8番ピンは、16番~9番ピンと一対一に対向する。
1番、および14番~16番ピンは、例えば400V程度まで上昇する電圧が印加される端子であり、高耐圧の端子である。2番~8番ピンは、低耐圧(例えば10V以下)の端子である。9番~11番ピンは、中耐圧(例えば40V以下)の端子である。
1番ピンは、交流電圧Vacの印加端から直接に電圧が入力されるので、隣接する2番ピンを非接続端子として3番ピンから分離している。
3番~8番ピンは、高耐圧の端子および中耐圧の端子との隣接ショートを避けるため、第1辺の紙面下方に一群として集めて配置している。
9番~11番ピンは、高耐圧の端子とのショートを避けるため、13番ピンを非接続端子としている。
14番~16番ピンは、高耐圧の端子であるので、中耐圧の端子および低耐圧の端子との隣接ショートを避けるため、第2辺の紙面上方に一群として集めて配置している。但し、14番~16番ピン間の電圧差は例えば30V程度にしかならないので、当該ピンがショートしても問題はない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は種々の変形が可能である。
本発明は、各種機器の電源として用いられるLLC共振コンバータに利用することができる。
1 PFC制御IC
2 電源制御IC
21 オフ閾値生成回路
211 出力電流生成回路
22 帰還電流合算回路
221 エラーアンプ
222、223 トランスコンダクタンスアンプ
23 DCレベルシフト回路
24 上側コンパレータ
25 下側コンパレータ
26 オンタイミング制御部
261 トランジスタ
262、263 コンパレータ
264、265 インバータ
266、267 Dフリップフロップ
268 平均検出部
27 スイッチング制御部
5 AC/DCコンバータ
51 力率改善回路
52 LLC共振コンバータ
DB ダイオードブリッジ
L1 インダクタ
D1~D5 ダイオード
M1 スイッチング素子
R1~R8 抵抗
C1~C9 コンデンサ
Z1 ツェナーダイオード
Q1、Q2 スイッチング素子
Cr 共振コンデンサ
Lr 共振インダクタ
CC 寄生容量
Tr トランス
Np 1次巻線
Ns1、Ns2 2次巻線
Na 補助巻線
D11、D12 ダイオード
PC フォトカプラ
P1 発光素子
P2 受光素子
SR シャントレギュレータ
C10 出力コンデンサ
R11、R12 抵抗
DH 上側Dフリップフロップ
DL 下側Dフリップフロップ
A3、A4 AND回路
IV1、IV2 インバータ
OR1 OR回路
DT1、DT2 最小デッドタイム部

Claims (9)

  1. 入力電圧が一端に印加される第1スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子の他端に一端が接続される第2スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とが接続される第1接続ノードと、前記第2スイッチング素子の他端との間に直列に接続される1次巻線および共振コンデンサと、
    を有するLLC共振コンバータを駆動制御する電源制御装置であり、
    前記第1接続ノードに生成されるスイッチ電圧の上昇による前記入力電圧への到達、および前記スイッチ電圧の下降による0Vへの到達に基づくスイッチ電圧検出信号の変化を検出し、当該検出結果に基づき前記第1スイッチング素子のオンへの切替えのための上側オン信号および前記第2スイッチング素子のオンへの切替えのための下側オン信号を生成するオンタイミング制御部を有し、
    前記オンタイミング制御部は、
    前記スイッチ電圧検出信号に基づく信号を正の基準電圧と比較する第1コンパレータと、
    前記スイッチ電圧検出信号に基づく信号を負の基準電圧と比較する第2コンパレータと、
    前記第1コンパレータの出力に基づく信号が入力されるクロック端子と前記第2コンパレータの出力に基づく信号が入力されるリセット端子と前記上側オン信号を出力する出力端子を有する第1Dフリップフロップと、
    前記第2コンパレータの出力に基づく信号が入力されるクロック端子と前記第1コンパレータの出力に基づく信号が入力されるリセット端子と前記下側オン信号を出力する出力端子を有する第2Dフリップフロップと、
    を有する、電源制御装置。
  2. 前記オンタイミング制御部は、前記第1コンパレータの出力が入力される第1インバータと、前記第2コンパレータの出力が入力される第2インバータと、を有し、
    前記第1Dフリップフロップの前記クロック端子には、前記第1インバータの出力が入力され、
    前記第1Dフリップフロップの前記リセット端子には、前記第2インバータの出力が入力され、
    前記第2Dフリップフロップの前記クロック端子には、前記第2インバータの出力が入力され、
    前記第2Dフリップフロップの前記リセット端子には、前記第1インバータの出力が入力される、請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 入力電圧が一端に印加される第1スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子の他端に一端が接続される第2スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とが接続される第1接続ノードと、前記第2スイッチング素子の他端との間に直列に接続される1次巻線および共振コンデンサと、
    を有するLLC共振コンバータを駆動制御する電源制御装置であり、
    前記第1接続ノードに生成されるスイッチ電圧の上昇による前記入力電圧への到達、および前記スイッチ電圧の下降による0Vへの到達に基づくスイッチ電圧検出信号の変化を検出し、当該検出結果に基づき前記第1スイッチング素子のオンへの切替えのための上側オン信号および前記第2スイッチング素子のオンへの切替えのための下側オン信号を生成するオンタイミング制御部を有し、
    前記オンタイミング制御部は、
    前記スイッチ電圧検出信号に基づく信号を正の基準電圧と比較する第1コンパレータと、
    前記スイッチ電圧検出信号に基づく信号を負の基準電圧と比較する第2コンパレータと、
    前記スイッチ電圧検出信号が入力されて、所定の第1基準電圧が制御端子に印加される第1トランジスタと、
    を有する、電源制御装置。
  4. 入力電圧が一端に印加される第1スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子の他端に一端が接続される第2スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とが接続される第1接続ノードと、前記第2スイッチング素子の他端との間に直列に接続される1次巻線および共振コンデンサと、
    を有するLLC共振コンバータを駆動制御する電源制御装置であり、
    前記第1接続ノードに生成されるスイッチ電圧の上昇による前記入力電圧への到達、および前記スイッチ電圧の下降による0Vへの到達に基づくスイッチ電圧検出信号の変化を検出し、当該検出結果に基づき前記第1スイッチング素子のオンへの切替えのための上側オン信号および前記第2スイッチング素子のオンへの切替えのための下側オン信号を生成するオンタイミング制御部を有し、
    前記オンタイミング制御部は、
    前記スイッチ電圧検出信号に基づく信号を正の基準電圧と比較する第1コンパレータと、
    前記スイッチ電圧検出信号に基づく信号を負の基準電圧と比較する第2コンパレータと、
    共振電流検出信号のレベルを検出するレベル検出部と、
    を有し、
    前記レベル検出部による検出結果に応じて前記基準電圧は変化する、電源制御装置。
  5. 前記第1接続ノードに第1コンデンサの一端が接続され、第1コンデンサの他端に第1抵抗の一端が接続され、前記スイッチ電圧検出信号は、前記第1コンデンサと前記第1抵抗とが接続される第2接続ノードに生成される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電源制御装置。
  6. 前記第1コンデンサと前記第1抵抗とは、第2抵抗を介して接続され、前記第1抵抗と前記第2抵抗とは、前記第2接続ノードで接続される、請求項に記載の電源制御装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電源制御装置を含むLLC共振コンバータ。
  8. 前記第1接続ノードに一端が接続される第1コンデンサと、
    前記第1コンデンサの他端に一端が接続される第1抵抗と、
    を有し、
    前記スイッチ電圧検出信号は、前記第1コンデンサと前記第1抵抗とが接続される第2接続ノードに生成される、請求項に記載のLLC共振コンバータ。
  9. 前記第1コンデンサと前記第1抵抗とを接続させる第2抵抗を有し、
    前記第1抵抗と前記第2抵抗とは、前記第2接続ノードで接続される、請求項に記載のLLC共振コンバータ。
JP2018209577A 2018-11-07 2018-11-07 電源制御装置、およびllc共振コンバータ Active JP7177663B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018209577A JP7177663B2 (ja) 2018-11-07 2018-11-07 電源制御装置、およびllc共振コンバータ
US16/674,773 US11005356B2 (en) 2018-11-07 2019-11-05 Power supply control device and LLC resonant converter
CN201911081365.0A CN111162677B (zh) 2018-11-07 2019-11-07 电源控制装置、以及llc谐振变换器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018209577A JP7177663B2 (ja) 2018-11-07 2018-11-07 電源制御装置、およびllc共振コンバータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020078152A JP2020078152A (ja) 2020-05-21
JP7177663B2 true JP7177663B2 (ja) 2022-11-24

Family

ID=70725188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018209577A Active JP7177663B2 (ja) 2018-11-07 2018-11-07 電源制御装置、およびllc共振コンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7177663B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2023100318A1 (ja) * 2021-12-02 2023-06-08

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015077007A (ja) 2013-10-09 2015-04-20 コーセル株式会社 スイッチング電源装置
US20160087543A1 (en) 2014-09-19 2016-03-24 Chengdu Monolithic Power Systems Co., Ltd. Resonant converter, control circuit and associated control method with adaptive dead-time adjustment

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3459142B2 (ja) * 1995-08-09 2003-10-20 ソニー株式会社 駆動パルス出力制限回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015077007A (ja) 2013-10-09 2015-04-20 コーセル株式会社 スイッチング電源装置
US20160087543A1 (en) 2014-09-19 2016-03-24 Chengdu Monolithic Power Systems Co., Ltd. Resonant converter, control circuit and associated control method with adaptive dead-time adjustment

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020078152A (ja) 2020-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11005356B2 (en) Power supply control device and LLC resonant converter
US9998012B2 (en) Voltage peak detection circuit and detection method
US8581508B2 (en) LED driving apparatus
TWI441427B (zh) 並聯調節器、返馳轉換器及其輸出回授的控制方法
US20120224397A1 (en) Devices and methods of constant output current and voltage control for power supplies
US20190044434A1 (en) Dc/dc resonant converters and power factor correction using resonant converters, and corresponding control methods
US8395912B2 (en) Resonant switching power supply device which suppresses a switching frequency raised at the time of light load
US10263510B2 (en) DC/DC resonant converters and power factor correction using resonant converters, and corresponding control methods
CN103477295B (zh) 电流调节装置
US9246381B2 (en) Active power factor correction control circuit, chip and LED driving circuit thereof
KR20090132497A (ko) Dc-dc 컨버터
US20120262079A1 (en) Circuits and methods for driving light sources
CN104272476A (zh) 发光二极管驱动装置以及半导体装置
CN113746347B (zh) 反激式开关电源及其采样控制电路、采样控制方法和芯片
CN111819779B (zh) 电源
JP2003259641A (ja) 直流電圧変換回路
CN103517506B (zh) 为发光二极管光源供电的驱动电路及方法、电力变换器
JP2004364433A (ja) 直流電圧変換回路
TW202008700A (zh) 電源控制器與相關之控制方法
JP7141917B2 (ja) 電源制御装置、およびllc共振コンバータ
US9723668B2 (en) Switching converter and lighting device using the same
JP7177663B2 (ja) 電源制御装置、およびllc共振コンバータ
JP7141916B2 (ja) 電源制御装置、およびllc共振コンバータ
US7154762B2 (en) Power source apparatus
JP7291604B2 (ja) 電源制御装置、および電源回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7177663

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150