JP7177517B2 - 電解イオン水生成機 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 株式会社Eプランは、松澤民男が発明した電解イオン水生成機を、令和2年1月31日に蔵王産業株式会社に販売した。
本発明は、アルカリイオン水、強アルカリイオン水といった電解イオン水を生成することのできる電解イオン水生成機に関する。
アルカリイオン水は洗浄効果に優れ、地球環境に優しいことも知られている。また、飲料水としても使用できる。このため、近年アルカリイオン水を生成できる電解イオン水生成機を工場内や事務所内、家庭内に設置して、水道水等を給水してアルカリイオン水を生成して利用することが増えてきた。
電解イオン水生成機でアルカリイオン水を生成するには、電解イオン水生成機内に水を給水する必要がある。水には水道水が使用されることが多く、この場合、水道の蛇口や配水管等(以下「配水管」という。)と、電解イオン水生成機の給水口を給水ホースで連結固定し、この給水ホースを通して水道水が給水される。
前記給水ホースの連結作業は面倒で手間がかかるため、多くは、水道工事の業者や電解イオン水生成機を設置する業者により行われている。このため費用がかかる。また、電解イオン水生成機の給水口が給水ホースで常時連結されていることから、電解イオン水生成機の設置場所が限定される。また、一旦設置すると移動しにくくなるため、設置場所によっては不便であるとか邪魔になるといったこともあった。
特許文献1には、移動可能な電解イオン水生成機が開示されている。この電解イオン水生成機は水道水を使用するものである。アルカリイオン水の生成には軟水が適しているが、水道水はカルシウムやマグネシウム等(以下「カルシウム等」という。)が含まれているため、水道水を使用する場合はカルシウム等を除去した又は減少させた水(軟水)にするのが望ましい。しかし、特許文献1の電解イオン水生成機はカルシウム等を除去する装置がないため、軟水を購入して使用するか、電解イオン水生成機とは別の装置で、カルシウム等を除去して軟水化する必要がある。このため、必ずしも使い勝手の良いものではなかった。
特開2019-42684号公報
本発明の解決課題は、配水管と電解イオン水生成機の給水口をホースで連結することなく電解イオン水を生成することができ、小型、軽量で持ち運びが容易で、任意箇所に設置可能であり、生成機構成部材の一部を生成機から取り外して軟水の生成も可能な電解イオン水生成機を提供する。
本発明の電解イオン水生成機は、給水タンクと、水に含まれるカルシウム等を濾過するフィルタと、電解イオン水生成部(以下「生成部」という。)と、電解イオン水生成用添加剤(以下「添加剤」という。)を投入する添加剤投入部と、前記生成部で生成された電解イオン水を回収する回収容器を収容可能な容器収容部を備えている。
前記給水タンクとフィルタは電解イオン水生成機に脱着可能である。フィルタは電解イオン水生成機から取り出して他のフィルタと交換可能である。生成部は汎用の電解イオン水生成機と同様に、電解液を貯留する電解液タンク(陽極槽)と、電解イオン水が生成される生成タンク(陰極槽)と、イオン交換膜とそれを挟んだ陽極板と陰極板を備えている。添加剤投入部は陽極槽の上方に設けて、投入された添加剤が生成部の電解液タンク内に溶出するようにしてある。容器収容部は生成部の排水口側に設けてある。
本発明の電解イオン水生成機は、電解液タンク内の軟水に添加剤が溶出するので、アルカリイオン水、特に、洗浄に適する強アルカリイオン水を生成するのに適する。また、電解イオン水生成機が配水管に給水ホースで連結されていないため移動自在であり、小型、軽量であるため設置箇所の制約を受けにくく、所望箇所への設置が容易である。給水タンクとフィルタは電解イオン水生成機から取り出し可能であるため、取り出したその給水タンクとフィルタを使用して軟水を生成することもでき、電解イオン水の生成に必要な軟水を手軽に生成できる。
(a)は本発明の電解イオン水生成機の正面側斜視図、(b)は背面側斜視図。 図1(a)のA-A断面内部説明図。 図1(a)のB-B断面内部説明図。 本発明の電解イオン水生成機における操作表示部の説明図。 (a)は本発明の電解イオン水生成機における給水タンクの取り外し説明図、(b)は本発明の電解イオン水生成機の電源コード配線図。 本発明の電解イオン水生成機における給水タンクを使用した軟水の生成及び給水説明図。 本発明の電解イオン水生成機への添加剤投入説明図。 本発明の電解イオン水生成機における給水タンクの戻し説明図。
(実施形態)
本発明の電解イオン水生成機の実施形態を、図面を参照して説明する。この実施形態はあくまでも一例であり、本発明は図に示す電解イオン水生成機に限定されるものではない。
図1(a)(b)の電解イオン水生成機(以下、単に「生成機」という。)1は、容易に持ち運びができ、卓上に設置できる程度の小型、軽量である。一例として、筐体(ケース)50の外形寸法は高さ数10cm、好ましくは60cm以下、奥行30cm前後、横幅25cm前後であり、その筐体50内に各種機器が内蔵された生成機1の重量9kg前後が適する。この数値は移動可能な範囲のサイズ、重量の一例であり、用途、生成容量、設置場所等に応じて設計変更可能である。生成機1は底側にキャスターをつけて移動可能とすることもできる。キャスターはロック機構を備えたもので、所定箇所に固定できるものが望ましい。
図1(a)(b)~図3のように、生成機1はカップ等の容器で水道水(井戸水等を含む。)を入れる給水タンク2、水道水をろ過するフィルタ3、添加剤を投入する添加剤投入部4、電解イオン水を生成する生成部5、電解イオン水を排出する排出ポンプ6、電解イオン水を回収できる回収容器7を出し入れ可能な容器収容部8、操作表示部9、電源ユニットP、二本の排水ホース10a、10bを備えている。
[給水タンク]
図2のように、給水タンク2は上部が給水部11、下部がフィルタケース12であり、給水部11とフィルタケース12が給水部11の底板13(図2)で仕切られている。底板13には通水用の小孔14があり、給水部11に入れた水道水が小孔14を通過してフィルタケース12内のフィルタ3に流下するようにしてある。底板13にはメッシュ材、パンチングメタル等を使用することができる。給水部11の上方開口部15はカバー16で開閉することができる。給水タンク2はフィルタケース12と共に生成機1の上部の設置空間26(図5~図8)内に脱着可能である(図2、図5(a))。フィルタケース12は給水タンク2と別体にして、給水タンク2とは別々に、設置空間26に脱着可能とすることもできる。
[フィルタ]
フィルタ3は給水タンク2に給水される水道水に含まれるカルシウム等をろ過して軟水にするものである。フィルタ3には、例えば、汎用のメッシュフィルタ、活性炭フィルタ(ACフィルタ)、逆浸透膜フィルタ(ROフィルタ)、その他のフィルタを使用することができる。使用後のフィルタ3はフィルタケース12から取り出して新しいフィルタと交換することができる。
[添加剤投入部]
添加剤投入部4は、投入口4aと出口4bを備えた筒状である(図3)。投入口4aは生成機1の上面に開口しており、キャップ4c(図1(a))により開閉可能である。出口4bは生成部5の陽極槽(電解液タンク)17(図2)の上に配置して、投入口4aから投入された添加剤が電解液タンク17内に落下し、電解液タンク17内の軟水に溶解して電解質液(電解液)になるようにしてある。この場合、添加剤投入部4の出口4bに多数の通孔のある底板を設け、その底板が電解液タンク17内の軟水に浸るようにしておくことにより、添加剤投入部4に投入された添加剤が底板の上で溶解して、電解液タンク17内に流出するようにすることもできる。
電解液タンク17内に引き込んであるホース19(図2、図3)にエアポンプ(図示しない)から空気を送り、電解液タンク17内に排出して電解液タンク17内の軟水(電解液)を攪拌し、添加剤の沈殿を防止して、電解液タンク17内全般の電解液を均等の濃度にするのが望ましい。
[添加剤]
添加剤には炭酸カリウム(KCO)、炭酸ナトリウム(NaCO)、水酸化カリウム(KOH)、水酸化ナトリウム(NaOH)等が用いられる。添加剤は生成する電解イオン水の量に応じた量を、前記陽極槽17(図2)内の軟水に投下する。一例として、一回の運転で1Lの強アルカリイオン水を生成する場合、42g程度の添加剤で4回生成可能である。添加剤は粒状、粉状、固形、液状等のいずれの形態でもよいが粒状、粉状が取り扱い易い。これら添加剤を一回の投入量ずつ分包しておき、分包された分だけを使い切りにしておくと使い勝手が良い。分包した添加剤は、生成機1内に添加剤貯蓄部を設けて、その中に収容しておくと使い勝手が良い。添加剤は生成する電解イオン水の性質に合わせて前記以外のものを使用することもできる。以下の説明では、説明の便宜上、添加剤を「POCA」と記すこともある。
[電解イオン水生成部]
生成部5は図2のように、イオン交換膜20とそれを挟んだ陽極板21と陰極板22を一つのタンク23内に配置固定して、タンク23内を陽極板21側の陽極槽(電解液タンク)17と、陰極板22側の陰極槽(生成タンク)18に区画して一つにまとめた電解セル24としてある。電解セル24は生成機1の生成装置収容空間25(図2)内に出し入れ可能として、新しい電解セルと交換できるようにしてある。イオン交換膜20は水は通さず、陽イオンのみを通す性質の交換膜である。例えば、旭硝子株式会社製の「セレミオン」(登録商標)や、デュポン株式会社製の交換膜等を使用することができる。
陽極板21の陽極21a、陰極板22の陰極22aは生成機1に内蔵されている電源ユニットP(図2)に接続されており、電源ユニットPから電解に必要な直流電圧が給電される。電源ユニットPは外部電源(AC電源)から取り込んだ交流を直流に変換して、生成機1の稼働に必要な電気を供給するものである。
生成部5は、電解イオン水の生成が可能であれば、図2のように一つの電解セル24とするのではなく、他の構成とすることもでき、例えば、陽極板21が配置された電解液タンク17、陰極板22が配置された生成タンク18、イオン交換膜20等を生成機1内の生成装置収容空間25(図2)内に個別に収容配置することもできる。この場合も、陽極板21、電解液タンク17、陰極板22、生成タンク18、イオン交換膜20等は生成装置収容空間25から取り外し可能として、それらのメンテナンスや交換ができるようにしておくのが望ましい。
[容器収容部]
容器収容部8は生成機1の下部であって電解セル24の生成タンク18(図2)の下に設けてあり、回収容器7を出し入れできるサイズの空間である。容器収容部8の内側又は外側には報知ランプ(図示しない)を設けて電解イオン水生成中に点灯するようにしてある。報知ランプにはLEDが適する。報知ランプは電解イオン水生成中だけでは点灯せず、電解イオン水生成中であり且つ回収容器7が容器収容部8内の所定位置に収容(セット)されているときにだけ点灯するようにすれば、電解イオン水生成中であることと、電解イオン水が回収容器7に回収されていることの双方を報知することができる。この場合は、容器収容部8内に容器センサーを設けて、回収容器7が容器収容部8の所定位置にセットされたことを検知できるようにする。
[排出ポンプ]
排出ポンプ6(図2)は生成機1の生成タンク18内に溜まった電解イオン水を排出するものであり、当該排出ポンプ6の稼働により容器収容部8内の回収容器7に排出する。このポンプには汎用のポンプを使用することができる。
[回収容器]
回収容器7は排出ポンプ6で生成タンク18から排出される電解イオン水を収容(回収)するものである。図示した回収容器7はカップであるが、電解イオン水を回収できるものであればカップ以外のもの、例えば、ボトル、その他のものであってもよい。
回収容器7は給水タンク2に給水するための給水容器としても使用する(給水容器と兼用とする)こともできる。回収容器7は回収した電解イオン水の量の計測、給水タンク2に給水する水の量を計測する計量カップ(メジャーカップ)とすることもできる。その場合は、回収容器7を1L用、2L用といったように容量の異なるものを用意しておくとか、回収容器7に計測目盛を付しておくと便利である。
回収容器7はポリプロピレン、ポリエチレン、繊維強化プラスチック等の樹脂製、金属製(ステンレス等)、陶器でも良く、市販されているカップ等を使用することもできるが、アルミ製のものは生成された強アルカリイオン水と反応して水素ガスが発生する恐れがあるため好ましくない。
[排水ホース]
排水ホース10aは生成タンク18内に生成された電解イオン水排出用であり、排水ホース10bは電解液タンク17内の電解液排出用である。いずれの排水ホースもホース止具10c、10d(図1(b))から外して排水することができる。
[操作表示部]
生成機1の上面には操作表示部9(図1(a))がある。操作表示部9には図4のように、電源ランプ35、運転ランプ36、電解ランプ37、POCAランプ38、フィルタランプ39、セルランプ40、運転ボタン41、リセットボタン42がある。生成機1の主電源スイッチSW(図5(b))を入れると、電源ランプ35からセルランプ40までの全てのランプが順に点灯し、2循点灯する。2循後は電源ランプ35、電解ランプ37のみが点滅するようにしてある。
[運転ボタン]
運転ボタン41を押すと、生成運転が開始するようにしてある。
[電源ランプ]
電源ランプ35は、電源投入時の前記2循点灯の後、点滅に変わり、添加剤投入部4(図3)内の水が適量となると点灯に変わるようにしてある。
[運転ランプ]
運転ランプ36は、電源投入時の前記2循点灯の後、消灯し、電解イオン水生成中に点灯するようにしてある。
[電解ランプ]
電解ランプ37は、電源投入時の前記2循点灯の後、点滅に変わり、生成タンク18(図2)内の水が適量となると消灯するようにしてある。
[POCAランプ]
POCAランプ38は、添加剤(POCA)の投入が必要な時に点灯する。点灯時に規定量の添加剤(前記分包1袋)を投入口4aから投入し、その後、リセットボタン42(図4)を長押し(例えば、2秒以上)すると、リセットされて消灯するようにしてある。
[フィルタランプ]
フィルタランプ39は、フィルタ3の寿命が近くなると点滅し、寿命を超えると点灯する。点灯してから約10回、電解イオン水の生成後、機器保護のため運転できなくなり、フィルタランプ39が点滅してフィルタの交換を要求するようにしてある。
[セルランプ]
セルランプ40は、電解セル24(図2)の寿命が近くなると点滅し、寿命を超えると点灯する。点灯してから約10回、電解イオン水の生成後、機器保護のため運転できなくなり、セルランプ40が点滅して、電解セルの交換を要求するようにしてある。
[リセットボタン]
リセットボタン42を長押し(例えば、2秒以上)すると、POCAランプ38、フィルタランプ39の点灯、点滅を停止できるようにしてある。
[電解イオン水の生成]
本発明の生成機1で電解イオン水を生成するには、一例として、次のようにして行うことができる。
1.生成機1の準備
図5(b)のように、AC電源コードCを、商用電源のコンセントDと生成機1のコンセントEに接続してから、主電源スイッチSWを投入する。これにより、操作表示部9の全てのランプ(図4)が電源ランプ35からセルランプ40側に順に点灯し、点灯2循後、電源ランプ35と電解ランプ37の点滅のみとなる。
2.軟水の生成
(1)図5(a)のように、生成機1の容器収容部8から取り出した回収容器7の上に、生成機1から取り出した給水タンク2を載せる。このとき、フィルタケース12を回収容器7内に収まるように載せる。給水タンク2に被さっているカバー16を取り外す。
(2)給水タンク2に水道水を入れて、フィルタケース12内のフィルタ3で水道水のカルシウム等を除去して軟水にする。
3.軟水の投入
(1)生成機1の添加剤投入部4の投入口4aのキャップ4c(図5(a))を取り外してから、前記2の操作で生成した回収容器7内の軟水を、図7のように生成機1の投入口4aから添加剤投入部4(図3)内に投入する。水道水を投入すると、水道水に含まれるカルシウム等が電解セル24(図2)に付着して、電解セル24の早期故障の一因となるので、前記軟水を投入する。
(2)一杯の回収容器7内の軟水で足りないときは、前記2の軟水の生成を繰り返し、生成した軟水を回収容器7から投入口4に投入する。
(3)投入された軟水が規定量になると、前記電源ランプ35(図4)が点滅から点灯に変わる。このとき、電解ランプ37は点滅のままである。
(4)電源ランプ35が点灯に変わったら、給水タンク2を生成機1の設置空間26内に戻し(図8)、空になった回収容器7を生成機1の容器収容部8内に戻す。
4.生成機の運転
(1)生成用水の給水
生成機1に戻した給水タンク2に水道水を給水する。このとき、水道水を前記回収容器7に入れて給水することができる。給水された水道水は給水タンク2からフィルタケース12内のフィルタ3に落下し、フィルタ3を通過することにより水道水のカルシウム等が除去されて軟水となり、生成タンク18(図2)内に貯水される。貯水が完了すると、電解ランプ37の点滅が消え、電源ランプ35の点灯のみとなる。電解ランプ37の点滅が消えないときは水量不足であるから、その点滅が消えるまで給水タンク2に水道水を追加する。給水が完了したら、給水タンク2にタンクカバー16(図3)を被せる。前記給水タンク2への水道水の給水には、回収容器7のカップ、ボトル等の容器を使用することもできる。
(2)添加剤の投入
投入口4a(図3)から添加剤投入部4内に炭酸カリウム(KCO)等の添加剤を投入する。添加剤は、前記のように、あらかじめ所定量ずつ分包してあるものを開封して投入する。添加剤投入部4内の添加剤が電解液タンク17(図2)内の軟水に落下して溶解し、カリウムイオンの電解液となるが、イオン交換膜20(図2)は陽イオンのみを通すため、電解液自体が生成タンク18内の原水(軟水)に混ざることはない。
(3)生成機の運転開始
前記軟水の生成に使用した回収容器7(図5(a))を、図3のように容器収容部8内に戻す。容器収容部8内の奥の壁に突き当たるまで押し込む。電源ランプ35のみ点灯状態であることを確認後、運転ボタン41を操作すると、電源ランプ35、運転ランプ36、電解ランプ37の全てが点灯し、電解イオン水の生成が開始される。この間、生成部5内で電気分解が行われて、電解液タンク17からカリウムイオン等の陽イオンがイオン交換膜20を透過して生成タンク18内に入り、生成タンク18内で還元反応がおきて電解イオン水(アルカリイオン水、強アルカリイオン水)が生成される。生成中は容器収容部8の近くに設けた報知ランプが点滅して生成中であることを知らせる。予め設定してある時間、例えば、15分程度で電解イオン水が生成される。生成が完了すると、運転ランプ36の点灯が消え、電源ランプ35と電解ランプ37の点灯のみとなる。
[電解イオン水の回収]
生成された電解イオン水は、前記生成タンク18内に溜まる。溜まった電解イオン水は排水ポンプ6(図2)の作動で、容器収容部8に収容されている回収容器7へ排出され、回収容器7に蓄えることができる。
[添加剤の追加投入]
添加剤投入から、生成回数が4回を経過するとPOCAランプ38が点灯して添加剤の投入が要求される。このとき、新たに添加剤を投入し、リセットボタン42を長押しするとPOCAランプ38が消灯して、新たな生成が可能となる。
[軟水の追加給水]
生成を数回繰り返すと、電解液タンク17内の軟水が蒸発し、減量することがある。このような場合は、電源ランプ35が点滅するようにしてある。点滅した場合は、添加剤投入部4に軟水を注水する。軟水は前記と同様に給水タンク2を使用して、フィルタ3を通して生成した軟水を使用することができる。この場合、電源ランプ35が点滅から点灯に変わるまで注水する。
[トラブル発生による電解液の交換]
添加剤を既定量より多く入れ過ぎると、電源装置に負担が掛りすぎるので、電解イオン水生成中であっても生成機1が停止するようにしてある。このときは、主電源スイッチSWを切ってから、生成機1の運転を停止し、排水ホース10bから、電解液タンク17内の電解液を全量排出し、電解液タンク17内を水道水で洗浄する。洗浄後の電解液タンク17内に軟水を注水して、生成を再開する。
[移動、移設時の排水]
生成機1を移動あるいは移設するときは、生成機1の故障発生を防止するため、電解液タンク17、生成タンク18内の液体は全量排出することが望ましい。そのときは、夫々のタンク内の液体を排水ホース10a、10bから排水する。
本発明の電解イオン水生成機1、それによる電解イオン水生成方法はあくまでも一例であって、これに限られるものではない。本発明の課題を解決可能な範囲で変更可能である。本発明の電解イオン水生成機1は、業種を問わず、各種分野において利用することができる。前記一例は金属加工品をはじめとして金属製品や部品の洗浄に適した強アルカリイオン水の生成用の場合であるが、飲料用あるいは食品洗浄用のアルカリイオン水の生成にも使用可能である。
1 電解イオン水生成機(生成機)
2 給水タンク
3 フィルタ
4 添加剤投入部
4a (添加剤投入部の)投入口
4b (添加剤投入部の)出口
4c キャップ
5 電解イオン水生成部(生成部)
6 排出ポンプ
7 回収容器
8 容器収容部
9 操作表示部
10a、10b 排水ホース
10c、10d ホース止具
11 (給水タンクの)給水部
12 (給水タンクの)フィルタケース
13 (給水部の)底板
14 小孔
15 (給水部の)上方開口部
16 カバー
17 電解液タンク(陽極槽)
18 生成タンク(陰極槽)
19 ホース
20 イオン交換膜
21 陽極板
21a 陽極
22 陰極板
22a 陰極
23 タンク
24 電解セル
25 生成装置収容空間
26 設置空間
35 電源ランプ
36 運転ランプ
37 電解ランプ
38 POCAランプ
39 フィルタランプ
40 セルランプ
41 運転ボタン
42 リセットボタン
50 筐体(ケース)
C AC電源コード
D 商用電源コンセント
E 生成機コンセント
P 電源ユニット
SW 主電源スイッチ

Claims (5)

  1. 電解イオン水生成機において、
    前記電解イオン水生成機は、給水タンクと、給水タンクに供給された水を軟水化できるフィルタと、電解イオン水生成用添加剤を投入する添加剤投入部と、電解イオン水を生成する電解イオン水生成部と、電解イオン水生成部で生成されたイオン水を回収する回収容器をセット、取り出し可能な容器収容部と、操作表示部を備え、これらが筐体に装備されており、
    前記フィルタは前記給水タンクの下に設けて、給水タンクに供給された水が前記フィルタに落下できるようにしてあり、
    前記給水タンクとフィルタは筐体の上部に設けた凹状の設置空間に脱着可能に設置して電解イオン水生成部よりも上方に設けることにより、給水タンクに供給されてフィルタで軟水化された水が前記電解イオン水生成部に落下できるようにしてあり、
    前記電解イオン水生成部は、電解質溶液が収容される電解液タンクと、電解イオン水が生成される生成タンクと、陰極板と陽極板とイオン交換膜を備え、
    前記添加剤投入部は前記電解イオン水生成部の上方に設けられ、添加剤投入部の添加剤投入口が筐体の外表面に開口しており、添加剤投入口から添加剤投入部に投入された電解イオン水生成用添加剤が電解イオン水生成部の電解液タンク内の軟水に落下して溶解するようにしてあり、
    生成タンク内に溜まった電解イオン水は容器収容部内にセットした回収容器に回収することができ、
    操作表示部は筐体の外表面に設けてあり、少なくとも、POCAランプ、フィルタランプ、セルランプ、運転ボタンを備えており、
    運転ボタンは電解イオン水の生成運転を開始させることができるものであり、
    POCAランプは添加剤の投入要求時に作動して添加剤の投入要求を知らせるものであり、
    フィルタランプはフィルタの交換要求時に作動してフィルタの交換要求を知らせるものであり、
    セルランプは電解セルの交換要求時に作動して、電解セルの交換要求を知らせるものである、
    ことを特徴とする電解イオン水生成機。
  2. 請求項1記載の電解イオン水生成機において、
    電解イオン水生成機が生成装置収容空間を備えており、
    電解イオン水生成部は、イオン交換膜を挟んだ陽極と陰極が生成タンク内に配置されて、生成タンクが陽極槽と陰極槽に区画された電解セルであり、
    前記電解セルは前記生成装置収容空間内に出し入れ可能である、
    ことを特徴とする電解イオン水生成機。
  3. 請求項2記載の電解イオン水生成機において、
    電解イオン水生成部の陽極板が配置された電解液タンク、陰極板が配置された生成タンク、イオン交換膜が個別に、電解イオン水生成機の生成装置収容空間内に出し入れ可能に収容配置できる、
    ことを特徴とする電解イオン水生成機。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電解イオン水生成機において、
    給水タンクとフィルタは電解イオン水生成機から脱着可能である、
    ことを特徴とする電解イオン水生成機。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電解イオン水生成機において、
    電解イオン水生成機が給水タンク及びフィルタケースを収容可能な設置空間を備え、
    給水タンクの下部にフィルタケースがあり、フィルタがフィルタケース内に収容され、給水タンクがフィルタケースと共に又は別々に前記設置空間内に脱着可能である、
    ことを特徴とする電解イオン水生成機。
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