JP7176147B1 - プログラム、情報処理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】応募にかかる手間を少なくすることが可能なプログラム、情報処理装置及び方法を提供する。【解決手段】通信回線と、サーバ装置と、複数のユーザ端末とを備える求人支援システムにおいて、プログラムは、コンピュータであるサーバ装置に、求人に対する第1の応募受付と、第1の応募受付よりもユーザの操作が少ない第2の応募受付と、を実行させる。求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たさない場合は、第1の応募受付を行う第1の応募ボタンを表示させる。求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たす場合は、第2の応募受付を行う第2の応募ボタンを表示させる。【選択図】図17

Description

特許法第30条第2項適用 令和4年2月28日に「ジョブメドレー」https://job-medley.com/にて公開
本発明は、プログラム、情報処理装置及び方法に関する。
特許文献1には、求人情報の提供システムにおいて、求人情報へ応募したユーザが当該求人情報を掲載する店舗での勤務実績がある場合、履歴書情報の入力を省略して応募可能とする技術が開示されている。
特開2022-7432号公報
特許文献1の技術では、勤務実績がある勤務先への再応募については、求人応募に対する手間が省かれている。しかしながら、勤務実績がない勤務先への応募については手間がかかる。
本発明の一態様によれば、プログラムが提供される。このプログラムは、コンピュータに、求人に対する第1の応募受付と、第1の応募受付よりもユーザの操作が少ない第2の応募受付と、を実行させる。求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たさない場合は、第1の応募受付を行う第1の応募ボタンを表示させる。求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たす場合は、第2の応募受付を行う第2の応募ボタンを表示させる。
このような態様によれば、ワンクリック操作で応募することが可能なので、応募に対する操作性を向上させ、応募にかかる手間を少なくすることができる。
求人支援システム1の全体構成を示す図である。 サーバ装置10のハードウェア構成を示す図である。 ユーザ端末20のハードウェア構成を示す図である。 各装置の制御部の機能構成を示す図である。 応募関連処理の一例を示すアクティビティ図である。 表示された登録ページの一例を示す図である。 ユーザ情報DBの一例を示す図である。 求人情報DBの一例を示す図である。 表示された求人一覧ページの一例を示す図である。 表示された求人ページの一例を示す図である。 通常の応募用ページの一例を示す図である。 通常の応募の場合の完了表示の一例を示す図である。 表示された求人ページの一例を示す図である。 ワンクリック応募の場合の完了表示の一例を示す図である。 ブックマークに関する応募関連処理の一例を示すアクティビティ図である。 表示された求人ページの一例を示す図である。 ブックマークに関する応募関連処理の一例を示すアクティビティ図である。 表示されたキャンセルボタンの一例を示す図である。 追加画面の一例を示す図である。 提示処理により表示される登録画面の一例を示す図である。 表示されるプレビュー画像の一例を示す図である。 表示されるワンクリック応募ボタンの一例を示す図である。 表示されるワンクリック応募ボタンの別の一例を示す図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
1.ハードウェア構成
本節では、本実施形態に係る求人支援システムのハードウェア構成について説明する。
図1は、求人支援システム1の全体構成を示す図である。図1においては、求人支援システム1が備える各装置、各装置を利用するユーザ及び各装置において処理される情報等の概要が示されている。各概要については、他の図も参照しながら随時説明する。
求人支援システム1は、企業等の求人に関する処理を実行する情報処理システムである。求人支援システム1は、通信回線2と、サーバ装置10と、ユーザ端末20-1、20-2、・・・(以下それぞれを区別しない場合は「ユーザ端末20」と言う)とを備える。通信回線2は、インターネット等を含み、自回線に接続する装置同士のデータのやり取りを仲介する。通信回線2には、サーバ装置10及び各ユーザ端末20が有線又は無線で接続されている。
ユーザ端末20-1、20-2、・・・は、求人への応募を検討しているユーザU11、U12、・・・(以下それぞれを区別しない場合は「ユーザU10」と言う)によりそれぞれ利用される端末である。本実施形態では、「ユーザ」と言えば、求人への応募を検討するユーザのことを言うものとする。サーバ装置10は、求人に関する処理を実行する情報処理装置である。求人に関する処理には、求人情報の提供及び求人への応募等の処理が含まれる。
図2は、サーバ装置10のハードウェア構成を示す図である。サーバ装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、バス14とを備える。バス14は、サーバ装置10が備える各部を電気的に接続する。
(制御部11)
制御部11は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部11は、記憶部12に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、求人支援システム1に係る種々の機能を実現するコンピュータである。すなわち、記憶部12に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部11によって具体的に実現されることで、制御部11に含まれる各機能部として実行されうる。これらについては、次節においてさらに詳述する。なお、制御部11は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部11を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
(記憶部12)
記憶部12は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部11によって実行される求人支援システム1に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。記憶部12は、制御部11によって実行される求人支援システム1に係る種々のプログラムや変数等を記憶している。
(通信部13)
通信部13は、サーバ装置10から種々の電気信号を外部の構成要素に送信可能に構成される。また、通信部13は、外部の構成要素からサーバ装置10への種々の電気信号を受信可能に構成される。さらに好ましくは、通信部13がネットワーク通信機能を有し、これにより通信回線2を介して、サーバ装置10と外部機器との間で種々の情報を通信可能に実施してもよい。
図3は、ユーザ端末20のハードウェア構成を示す図である。ユーザ端末20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、入力部24と、出力部25と、バス26とを備える。バス26は、ユーザ端末20が備える各部を電気的に接続する。制御部21、記憶部22及び通信部23は、図2に示す制御部11、記憶部12及び通信部13と、スペック、モデル等は異なってもよいが、同様のハードウェアである。
(入力部24)
入力部24は、キー、ボタン、タッチスクリーン及びマウス等のうちの1以上の入力インターフェースを有し、ユーザによる入力を受け付ける。
(出力部25)
出力部25は、ディスプレイ及びスピーカ等の出力デバイスを有し、表示面に画面、画像、アイコン、テキスト等といった、ユーザが視認可能な態様で生成された視覚情報を表示し、音声を含む音を出力する。
2.機能構成
本節では、本実施形態の機能構成について説明する。前述の通り、各装置の記憶部に記憶されているソフトウェアによる情報処理がハードウェアの一例である制御部によって具体的に実現されることで、制御部に含まれる各機能部が実行されうる。
図4は、各装置の制御部の機能構成を示す図である。サーバ装置10の制御部11は、サーバ表示部111と、DB制御部112(DB:Database)と、ユーザ認証部113と、応募処理部114と、応募判定部とを備える。ユーザ端末20の制御部21は、ユーザ表示部211と、操作受付部212とを備える。
サーバ表示部111は、求人支援システム1に関するシステム画面をユーザ端末20に表示させるための処理を実行する。サーバ表示部111は、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)ファイルの生成及び送信等の処理を行い、システム画面を示すウェブページをユーザ端末20に表示させる。なお、サーバ表示部111は、求人支援システム1を利用するためのアプリケーションの表示用データの生成及び送信等の処理を行ってもよい。
DB制御部112は、各種のデータベースへの情報の出し入れを制御する。DB制御部112は、例えば、求人元が提供する求人情報を格納する求人情報DBと、求人に応募するユーザのユーザ情報を格納するユーザ情報DBとを制御する。ユーザ情報には、求人支援システム1を利用するユーザを認証するための認証情報が含まれている。ユーザ認証部113は、ユーザ情報DBに格納されている認証情報を用いて、ユーザを認証する。
応募処理部114は、求人に対するユーザの応募を受け付けるための処理を実行する。応募判定部115は、応募に関する条件の判定を行う。応募に関する条件については後ほど詳しく説明する。
ユーザ表示部211は、ユーザ端末20が有する表示手段であるディスプレイへの表示を制御する。ユーザ表示部211は、例えば、サーバ表示部111から送信されてくるウェブページ又はアプリの画面を表示手段に表示させる。操作受付部212は、ユーザの操作を受け付ける。
3.情報処理
本節では、本実施形態において、プログラムがコンピュータに実行させる情報処理について説明する。求人支援システム1は、ユーザの求人への応募に関する応募関連処理を実行する。
図5は、応募関連処理の一例を示すアクティビティ図である。図5に示すアクティビティは、求人への応募を検討するユーザが求人支援システム1へのユーザ登録をするための登録ページを開く操作をユーザ端末20に対して行うことを契機に開始される。まず、サーバ装置10は、A11において、サーバ表示部111により、登録ページをユーザ端末20に送信する。ユーザ端末20は、A12において、ユーザ表示部211により、送信されてきた登録ページを表示する。
図6は、表示された登録ページの一例を示す図である。ユーザ表示部211は、ユーザ情報の登録ページE1を表示している。登録ページE1には、氏名、生年月日、年齢等の基本情報C11の入力欄D11と、学歴、職務経歴、資格及び希望職種等の能力情報C12の入力欄D12と、登録ボタンB11とを含む。ユーザ端末20は、A13において、操作受付部212により、ユーザが入力欄D11及びD12に情報を入力して登録ボタンB11を押す操作を、ユーザ情報の登録操作として受け付ける。
操作受付部212は、登録操作により入力されたユーザ情報をサーバ装置10に送信する。なお、操作受付部212は、登録ボタンB11が押された場合、全てのユーザ情報が入力されていなくても、入力されたユーザ情報だけをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、A14において、DB制御部112により、送信されてきたユーザ情報をユーザ情報DBに格納する。
図7は、ユーザ情報DBの一例を示す図である。DB制御部112は、図7に示すユーザ情報DB1に、ユーザID及びパスワードを含む認証情報C13と、図6に示す基本情報C11及び能力情報C12とを格納している。図7の例では、ユーザが入力しなかった情報は「未登録」と示している。例えば、ユーザIDが「U011」の「ユーザU11」は、基本情報C11は登録しているが、能力情報C12は未登録となっている。一方、ユーザIDが「U012」の「ユーザU12」は、全てのユーザ情報を登録している。以上のとおり、ユーザが入力した情報がユーザ情報として登録される。
ユーザは、求人支援システム1を利用するため、ユーザ端末20に対してユーザID及びパスワードを認証情報として入力する操作をログイン操作として行う。ユーザ端末20は、A21において、操作受付部212により、ログイン操作を受け付け、入力された認証情報をサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、A22において、ユーザ認証部113により、送信されてきた認証情報がユーザ情報DB1に格納されている場合、その認証情報に対応付けられたユーザを認証する。
ここで、ユーザ端末20は、A23において、操作受付部212により、求人一覧ページを表示させるための一覧表示操作を受け付けるものとする。一覧表示操作は、例えば、求人を絞り込むための絞り込み条件(勤務地、職種、待遇、その他の特徴等)を選択する操作を含むものとする。操作受付部212は、絞り込み条件に適合する求人一覧ページを要求する要求データをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、A24において、DB制御部112により、上述した求人情報DBに格納されている求人情報から、絞り込み条件に適合するものを読み出す。
図8は、求人情報DBの一例を示す図である。DB制御部112は、図8に示す求人情報DB2に、企業ID、企業名、業種、事業所情報、待遇情報、求人職種、応募必要資格及び応募必要情報等を格納している。応募必要資格は、応募に必要な資格である。例えば、「K1クリニック」及び「K3医院」では医師免許が必要であり、「K4動物病院」では獣医師免許が必要である。一方、「K2薬局」では、必要な資格を定めていない。資格の有無は、図7に示す「資格」の欄に示されている。
応募必要情報は、ユーザ情報のうち、応募に最低限必要な情報である。例えば、どの企業でも図7に示す基本情報C11が必要であり、「K3医院」ではさらに5年以上の職務経験が必要である。職務経験の年数は、図7に示す「職務経歴」の欄に示されている。DB制御部112は、これらの情報に基づいて、絞り込み条件に適合する求人情報を読み出す。
次に、サーバ装置10は、A25において、サーバ表示部111により、読み出した求人情報の一覧を示す求人一覧ページを生成し、生成した求人一覧ページをユーザ端末20に送信する。ユーザ端末20は、A26において、ユーザ表示部211により、送信されてきた求人一覧ページを表示する。
図9は、表示された求人一覧ページの一例を示す図である。ユーザ表示部211は、求人情報C21、C22、C23及びC24を含む求人一覧ページE2を表示している。求人情報C21、C22、C23及びC24には、それぞれ詳細表示ボタンB21、B22、B23及びB24が含まれている。ユーザ端末20は、A31において、操作受付部212により、いずれかの詳細表示ボタンを押す操作を、詳細表示操作として受け付ける。
操作受付部212は、詳細表示操作を受け付けると、詳細表示操作が行われた求人情報と詳細の表示を要求する詳細要求データをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、詳細要求データを受け取ると、A32において、応募判定部115により、受け取った詳細要求データが示す求人の内容に応じた条件(以下「第1条件」と言う)をログインしているユーザのユーザ情報が満たすか否かを判定する。
第1条件は、求人を行っている企業ごとに定められている。第1条件は、本実施形態では、図8に示す求人情報DB2に格納されている応募必要資格及び応募必要情報によって示される。例えば、「K1クリニック」であれば、基本情報C11が登録されており、医師免許を有するユーザは、第1条件を満たす。また、「K2薬局」では、資格がなくとも、基本情報C11が登録されていれば、第1条件を満たす。また、「K3医院」では、基本情報C11が登録されており、医師免許を有し、且つ、経験が5年以上のユーザが、第1条件を満たす。
詳細表示を要求された企業の第1条件をユーザが満たさないと応募判定部115により判定された場合、サーバ装置10は、A33において、サーバ表示部111により、その企業の応募に必要な情報の入力欄と通常の応募ボタンを含む求人ページを生成する。サーバ装置10は、第1条件をユーザが満たすと判定された場合、A34において、サーバ表示部111により、ワンクリック応募ボタンを含む求人ページを生成する。サーバ装置10は、A35において、生成された求人ページをユーザ端末20に送信する。ユーザ端末20は、A36において、ユーザ表示部211により、送信されてきた求人ページを表示する。
まず、A33において生成された求人ページについて説明する。
図10は、表示された求人ページの一例を示す図である。ユーザ表示部211は、A36において、求人の詳細情報C31と、応募画面への遷移ボタンB31とを含む求人ページE3を表示している。詳細情報C31には、図8に示す求人情報DB2に格納されている求人情報に基づく詳細な求人内容が示されている。遷移ボタンB31を押す操作が行われると、ユーザ端末20は、A41において、ユーザ表示部211により、通常の応募用ページを表示する。
図11は、通常の応募用ページの一例を示す図である。ユーザ表示部211は、求人の応募内容C41と、応募内容の入力欄D41と、応募ボタンB41とを含む求人ページE4を表示している。応募内容C41には、応募に必要な入力項目が示されている。入力欄D41は、応募内容C41が示す入力項目を入力する領域である。ユーザ端末20は、A42において、操作受付部212により、入力欄D41への情報の入力操作を受け付ける。
次に、ユーザ端末20は、A43において、操作受付部212により、応募ボタンB41への操作を、応募を確定させるための応募確定操作として受け付ける。操作受付部212は、応募確定操作を受け付けると、入力された応募内容により応募することを示す応募入力データをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、A44において、応募処理部114により、送信されてきた応募入力データに基づいて、該当する企業の求人への応募を受け付ける通常の応募処理を実行する。
通常の応募処理においては、応募内容C41が示す入力項目が入力されるので、面接希望日や職種の経験などの情報を応募時に求人元に送ることができる。例えば、面談希望日が送られることで、面接をスムーズに調整することができる。また、職種の経験等が送られることで、求人元にアピールすることができる。これらの情報を応募と同時に送ることで、入力の手間は多くなるが、情報量が増えて、求人元との情報のキャッチボールの回数を減らすことができる。
応募処理部114は、例えば、応募入力データが示す応募内容を図7に示すユーザ情報DB1に格納する処理と、ユーザ情報DB1から応募に必要なユーザ情報を読み出して応募データを生成する処理と、生成した応募データを求人元の企業により定められた宛先(その企業の人事システム等)に送信する処理とを通常の応募処理として実行する。なお、応募処理部114は、定められた宛先が求人元企業の人事担当者の端末である場合に、その端末に対して応募がされたことを通知する処理と、その端末から応募データにアクセスしてきた場合にその応募データを端末に送信してアクセスを受け付ける処理とを応募処理として実行してもよい。
サーバ装置10は、応募処理を終了すると、応募処理が完了した旨を示す完了通知データをユーザ端末20に送信する。ユーザ端末20は、A37において、ユーザ表示部211により、応募完了を示す表示を行う。
図12は、通常の応募の場合の完了表示の一例を示す図である。ユーザ表示部211は、図11に示す求人の応募内容C41と、その入力結果G51と、「応募が完了しました。」という応募完了を示す文字列からなる完了情報F51とを表示している。完了情報F51が表示されることで、ユーザは、応募が完了したことを把握する。
次に、A34において生成された求人ページについて説明する。
図13は、表示された求人ページの一例を示す図である。ユーザ表示部211は、A34において生成された求人ページの場合、A36において、図10に示すものと同様の求人の詳細情報C31と、ワンクリック応募ボタンB61とを含む求人ページE6を表示する。ここで、ワンクリック応募ボタンB61を押す操作が行われると、ユーザ端末20は、A51において、操作受付部212により、ワンクリック応募ボタンB61への操作を、ともに表示されている詳細情報C31が示す求人への応募を確定させるための応募確定操作として受け付ける。
操作受付部212は、応募確定操作を受け付けると、ユーザ情報DB1に格納されている登録済みのユーザ情報に基づいて応募することを示す登録応募データをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、A52において、応募処理部114により、送信されてきた登録応募データに基づいて、該当する企業の求人への応募を受け付けるワンクリック応募処理を実行する。サーバ装置10は、応募処理を終了すると、サーバ表示部111により、応募処理が完了した旨を示す完了通知データをユーザ端末20に送信する。
図14は、ワンクリック応募の場合の完了表示の一例を示す図である。ユーザ表示部211は、に示す詳細情報C31と、「応募が完了しました。」という応募完了を示す文字列からなる完了情報F71とを含む求人ページE7を表示している。完了情報F71が表示されることで、ユーザは、ワンクリック応募ボタンB61を押しただけでも、応募が完了することを把握することができる。
このように、第1条件とは、ワンクリック応募ボタンへの操作により応募を受け付けてよい程度のユーザ情報が既に登録されている場合に満たされる条件である。求人支援システム1においては、第1条件を満たさない場合、すなわち、ユーザ情報は登録されているが応募を受け付けるためにはまだ情報が不足している場合には、通常の応募用ページを表示させて不足している情報を入力させるようにしている。言い換えると、求人に応募できるほどのユーザ情報が登録されていなくても、ユーザ認証に必要な最小限のユーザ情報が登録されていればユーザ認証は可能であり、求人一覧ページを表示させることもできる。
応募可能なユーザ情報の項目は、求人元の企業ごとに異なるので、どの企業にも応募可能なユーザ情報を予め登録しておくことはユーザへの負担が大きい。そこで、求人支援システム1においては、第1条件を満たさないユーザであっても、ユーザ認証に必要な最小限のユーザ情報が登録されていれば、通常の応募用ページにより応募を行うことができるようになっている。なお、応募処理部114は、通常の応募処理を実行するにあたり、通常の応募用ページにおいて入力された応募情報が第1条件を満たすことを必須としてもよいし、入力された応募情報が第1条件を完全に満たさなくともよいものとしてもよい。
以上のとおり、本実施形態では、サーバ装置10が、求人に対する第1の応募受付(A44での受け付け)と、第2の応募受付(A52での受け付け)と、を実行させる。第2の応募受付は、図13に示すワンクリック応募ボタンB61への操作という1度の操作だけに基づいて行われる。一方、第1の応募受付は、図10に示す応募画面への遷移ボタンB31への操作と、図11に示す応募情報の入力操作及び応募確定操作という複数の操作に基づいて行われる。つまり、第2の応募受付は、第1の応募受付よりもユーザの操作が少ない応募受付である。
サーバ装置10は、求人の内容に応じた条件(上述した第1条件)をユーザ情報が満たさない場合は、第1の応募受付を行う第1の応募ボタン(遷移ボタンB31)を表示させる。また、サーバ装置10は、求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たす場合は、第2の応募受付を行う第2の応募ボタン(ワンクリック応募ボタンB61)を表示させる。このように、本実施形態では、第1条件を満たす特定のユーザについてはより少ない操作で応募を可能にすることで、通常の応募処理のみが実行される場合に比べて、そのような特定のユーザの応募率を高めることができる。
なお、サーバ装置10は、第2の応募受付のためのワンクリック応募ボタンを表示させる場合は、第1の応募受付のための応募ボタンを合わせて表示させてもよい。ユーザは、応募と同時に送る情報量が多い通常の応募ボタンと、すぐに応募できるワンクリック応募ボタンとを使い分けることが出来る。
上記の第2の応募受付による応募では、登録済みのユーザ情報のみが求人元に提供される。一方、第1の応募受付による応募では、入力操作により入力された応募情報がユーザ情報に加えて求人元に提供される。このように、第1の応募受付による応募では、第2の応募受付による応募よりも求人元に提供される情報量が多い。このような態様によれば、第2の応募受付では応募者側の利便性を追求するのに対し、第1の応募受付では求人元が応募者を評価しやすいようにすることができる。また、第1の応募受付では、第2の応募受付に比べて、応募と同時に送る情報量を多くすることで、求人元とユーザとの情報のキャッチボールの回数を減らすことができる。
<その他の実施形態>
<所定の操作>
サーバ装置10は、実施形態では、ワンクリック応募ボタンを表示させるか否かを判断する際に、求人の内容に応じた第1条件を用いたが、他の条件をさらに用いてもよい。例えば、サーバ装置10は、求人の内容に応じた第1条件をユーザ情報が満たす場合は、その求人に対してユーザが所定の操作を行っていることを条件(以下「第2条件」と言う)に、第2の応募受付を行う第2の応募ボタン(ワンクリック応募ボタン)を表示させる。
第2条件で用いる所定の操作は、例えば、ユーザによる求人に対するブックマーク操作である。第2条件を用いる場合について、図15を参照して説明する。
図15は、ブックマークに関する応募関連処理の一例を示すアクティビティ図である。図15の例では、まず、サーバ装置10が、A61において、サーバ表示部111により、求人ページをユーザ端末20に送信する。ユーザ端末20は、A62において、ユーザ表示部211により、送信されてきた求人ページを表示する。
図16は、表示された求人ページの一例を示す図である。ユーザ表示部211は、求人の詳細情報C31と、応募画面への遷移ボタンB81と、ブックマークボタンB82とを含む求人ページE8を表示している。ユーザ端末20は、A63において、操作受付部212により、ブックマークボタンB82への操作をブックマーク操作として受け付けると、ログインしているユーザのユーザID及び求人の詳細情報C31のブックマーク要求を示す要求データをサーバ装置10に送信する。
サーバ装置10は、送信されてきた要求データを受け取ると、A64において、DB制御部112により、その要求データが示す求人の詳細情報C31をブックマークすることを示すブックマーク情報を、その要求データが示すユーザIDに対応付けてユーザ情報DB1に格納する。これにより、ユーザが求人の詳細情報C31をブックマークしたことがサーバ装置10に記憶される。
その後、図5に示すA26における求人一覧ページの表示と、A31における詳細表示操作の受け付けが行われたものとする。サーバ装置10は、ユーザ端末20からの詳細要求データを受け取ると、A71において、応募判定部115により、受け取った詳細要求データが示す求人の内容に応じた第1条件をユーザ情報が満たすか否かと、その求人に対してユーザが所定の操作(例えばブックマーク操作)を行っているという第2条件を満たすか否かを判定する。
第1条件又は第2条件のいずれか一方でもユーザが満たさないと応募判定部115により判定された場合、サーバ装置10は、A72において、A33と同様に、サーバ表示部111により、その企業の応募に必要な情報の入力欄と通常の応募ボタンを含む求人ページを生成する。また、サーバ装置10は、第1条件及び第2条件の両方を満たすと判定された場合、A73において、A34と同様に、サーバ表示部111により、ワンクリック応募ボタンを含む求人ページを生成する。
このような態様によれば、第2条件の判定を行わない場合に比べて、ブックマーク操作を行うくらい求人に関心を持つユーザの応募に対する手間を減らし、そのようなユーザの応募率を高めることができる。なお、所定の操作は、ブックマーク操作に限らない。例えば、図11に示す求人ページE4において途中まで応募情報を入力する操作が所定の操作として用いられてもよい。それ以外にも、求人に興味があることを示す操作が所定の操作として用いられてもよい。
また、サーバ表示部111は、所定時間の閲覧、詳細ページの閲覧又は応募フォーム(例えば図14に示す応募内容の入力ページ)の閲覧等を過去に行った等、求人に対してユーザが所定の量以上の検討をしたと判断されるような操作を所定の操作として行った場合に、ワンクリック応募ボタンを含む求人ページを表示させてもよい。このような態様によれば、第2条件の判定を行わない場合に比べて、特定のユーザの応募率をさらに高めることができる。また、第2条件の判定を行わない場合に比べ、検討を十分にしていない求人に対して、ユーザが誤ってワンクリック応募ボタンを押してしまうことを抑制することができる。
<求人情報の閲覧状況>
図5の例では、サーバ表示部111は、求人一覧ページからユーザの操作により選択された求人情報を示す求人ページをユーザ端末20に表示させた。この求人ページがウェブページである場合、これ以外にも、例えば、インターネットの検索サービスで検索して表示させたり、他のウェブページに含まれたリンクから表示させたり、電子メールやDM(Direct Message)に含まれたリンクから表示させたりする場合がある。
これらの求人情報の閲覧には、ユーザが能動的に行うものと、ユーザが受動的に行うものとがある。能動的な閲覧とは、例えば、ユーザ操作によりウェブページを経由して表示させた求人ページ又は検索サービスで検索して見つけた求人ページのように、自分から情報の在り処を探して表示させた求人情報の閲覧である。一方、受動的な閲覧とは、例えば、電子メール又はDM等によって送られてきた電子メール又はDMの本文に記載された求人情報やリンクが表示された求人情報のように、他者から直接又は情報の在り処を伝えられて表示させた求人情報の閲覧である。ここでいう他者には、例えば、採用活動を行うスカウト、就職活動を行う知人、就職活動セミナーの主催者又は求人元企業の求人情報の配信システム等が含まれる。
サーバ装置10の応募判定部115は、ユーザが求人の求人情報を能動的に閲覧している場合と、ユーザが求人の求人情報を受動的に閲覧している場合とで、上述した所定の操作を異ならせた上で、第2条件を判定してもよい。応募判定部115は、例えば、能動的な閲覧の場合は第1の所定操作を用いて第2条件を判定し、受動的な閲覧の場合は第2の所定操作を用いて第2条件を判定する。このような判定が行われる場合の応募関連処理について図17を参照して説明する。
図17は、ブックマークに関する応募関連処理の一例を示すアクティビティ図である。図17の例では、まず、ユーザ端末20が、A81において、操作受付部212により、ユーザが選択した求人ページを表示させる表示操作を受け付ける。操作受付部212は、表示操作を受け付けると、表示操作を受け付けた画面(以下「受付画面」と言う)の種類と、ユーザが選択した求人ページの要求とを示す要求データをサーバ装置10に送信する。
サーバ装置10は、送信されてきた要求データを受け取ると、A82において、応募判定部115により、その要求データが示す求人ページの閲覧が能動的か受動的かを判定する。応募判定部115は、例えば、要求データが示す受付画面の種類に基づいて、閲覧の種類を判定する。応募判定部115は、例えば、受付画面がウェブページである場合は、求人ページの閲覧が能動的であると判定する。また、応募判定部115は、受付画面が電子メール又はDMの画面である場合は、求人ページの閲覧が受動的であると判定する。
ここで、図17の例では、第1条件は満たされているものとする。また、第1の所定操作は、上述したブックマーク操作であり、第2の所定操作は、図11に示す応募内容の入力欄D41に途中まで応募情報を入力する操作であるものとする。
サーバ装置10は、求人ページの閲覧が能動的と判定した場合は、A83において、応募判定部115により、ユーザが第1の所定操作(ブックマーク操作)を行っているという第2条件を満たすか否かを判定する。サーバ装置10は、ブックマーク操作を所定操作として第2条件の判定を行ったあとは、図15の例と同様に、A72又はA73の求人ページの生成と、A74の求人ページの送信とを行う。ユーザ端末20は、A75において、ユーザ表示部211により、送信されてきた求人ページを表示する。
サーバ装置10は、求人ページの閲覧が受動的と判定した場合は、A84において、応募判定部115により、ユーザが第2の所定操作(途中まで応募情報を入力する操作)を行っているという第2条件を満たすか否かを判定する。サーバ装置10は、途中まで応募情報を入力する操作を所定操作として第2条件の判定を行ったあとは、図15の例と同様に、A72又はA73の求人ページの生成と、A74の求人ページの送信とを行う。ユーザ端末20は、A75において、ユーザ表示部211により、送信されてきた求人ページを表示する。
なお、第1の所定操作及び第2の所定操作は、上記の例のように完全に異なる操作であってもよいし、一部だけが異なる操作であってもよい。例えば、第1の所定操作は、ブックマーク操作又は途中まで応募情報を入力する操作のいずれか一方でよいものとし、第2の所定操作は、ブックマーク操作及び途中まで応募情報を入力する操作の両方としてもよい。また、第1の所定操作は、2割以上の応募情報を途中まで入力する操作とし、第2の所定操作は、5割以上の応募情報を途中まで入力する操作としてもよい。
途中まで応募情報を入力したユーザは、求人への関心が一度高まってから低下したユーザと言える。そのような操作を所定の操作として用いることで、求人への関心の高さが過去に変動したユーザの応募率を高めることができる。また、能動的な閲覧と受動的な閲覧とで異なる操作を所定の操作とすることで、ユーザの応募率を高めることができる。
なお、例えば、ユーザに配信されるメール本文やDMにHTML形式等で求人情報そのものが貼られている場合がある。そのような配信は、受動的な閲覧であると分類される。サーバ装置10は、例えば、求人情報のメール配信やDM配信が行われる際に、まず、配信される情報に含まれる求人情報を抽出する。そして、サーバ装置10は、抽出した求人情報が配信先のユーザに対してワンクリック応募の対象である(第1条件又は第1条件及び第2条件の両方を満たす)場合、メール本文やDMにワンクリック応募ボタンを含めて配信する。
サーバ表示部111は、自動的にワンクリック応募ボタンを含める以外にも、例えば、配信の作業者が利用する端末にワンクリック応募ボタンを配信する情報に含めるか否かを選択する選択操作ボタンを表示させてもよい。この場合、サーバ表示部111は、配信される求人情報と配信先のユーザのユーザ情報とに基づいてワンクリック応募ボタンの対象であることが判定される場合に、選択操作ボタンを表示させてもよい。サーバ装置10は、その選択操作ボタンが操作された場合、ワンクリック応募ができる形式で求人情報を配信させる。
<キャンセル>
サーバ表示部111は、第2の応募受付、すなわち、図13に示すワンクリック応募ボタンB61への操作による応募が完了した場合、その応募のキャンセル受付を行うキャンセルボタンを表示させてもよい。
図18は、表示されたキャンセルボタンの一例を示す図である。サーバ表示部111は、図5に示すA52におけるワンクリック応募処理が終わったあと、応募処理が完了した旨とともに、キャンセルボタンB91を示す完了通知データをユーザ端末20に送信する。ユーザ表示部211は、受信した完了通知データが示すキャンセルボタンB91を含む求人ページE7を表示している。なお、サーバ表示部111は、図5に示すA44における通常の応募処理が終わったあとは、キャンセルボタンを示さない完了通知データをユーザ端末20に送信する。
操作受付部212は、表示されたキャンセルボタンB91に対する操作を受け付けた場合、完了した応募をキャンセルする指示を示すキャンセル指示データをサーバ装置10に送信する。応募処理部114は、キャンセル処理が可能な場合、応募データを求人元の企業により定められた宛先に送信する処理を、所定の時間遅らせてから実行する。また、応募処理部114は、人事担当者の端末に対して応募がされたことを通知してアクセスを受け付ける処理を応募処理として実行する場合は、キャンセル処理が可能な場合、応募がされたことを通知したあと、所定の時間は、人事担当者の端末からのアクセスを受け付けないようにしてもよい。または、人事担当者の端末に対して、応募されたことの通知を、所定の時間遅らせてもよい。
いずれの場合も、この所定の時間の間にキャンセルボタンB91に対する操作が行われた場合、応募データが上記宛先に送信されなくなるので、その宛先となっているシステム又は端末で応募データを削除しなくてもよくすることができる。また、上記のキャンセル処理が行われることで、誤った応募を取りやめさせることができる。
また、サーバ表示部111は、前述したキャンセル表示を、第2の応募ボタン、すなわちワンクリック応募ボタンによる第2の応募受付が所定の種類の端末で行われた場合に実行させてもよい。所定の種類の端末としては、例えば、スマートフォンのように、画面が小さい場合や、タッチ操作により誤操作が起こりやすい端末が定められる。この場合、サーバ表示部111は、第2の応募受付が所定の種類の端末以外、すなわち、画面が大きく誤操作が起こりにくい端末で行われた場合には、キャンセル表示を実行しない。このような態様によれば、キャンセルの乱用を抑制することができる。
<ユーザ情報の追加>
実施形態では、第2の応募受付による応募では、第1の応募受付による応募よりも求人元に提供される情報量が少なかった。そこで、サーバ表示部111は、第2の応募受付による応募が完了したあとに、求人元に伝える情報を追加する追加操作に対応する追加画面の表示を実行させてもよい。
図19は、追加画面の一例を示す図である。サーバ表示部111は、図19(a)に示すように、図14に示すワンクリック応募の場合の完了表示がされた求人ページE7に、情報の追加ボタンB101を表示させている。操作受付部212が追加ボタンB101への操作を受け付けると、サーバ表示部111は、図19(b)に示すように、情報の追加内容C101(応募職種、応募職種の経験、保有資格、取得予定及び面接希望日)と、追加内容の入力欄D101と、追加ボタンB102とを含む追加画面E10を表示させている。
操作受付部212が、ユーザによる入力欄D101への情報の入力と、追加ボタンB102に対する操作とを受け付けると、応募処理部114が、追加されたユーザ情報を示す応募データを求人元の企業により定められた宛先に送信する。このような態様によれば、ワンクリック応募ボタンによる利便性を追求した場合でも、求人元に提供する情報量を増やすことができる。なお、図19の例では、第1の応募操作において応募完了前に入力が可能な情報を、第2の応募操作における追加可能な情報としている。これにより、これらの情報が異なる場合に比べて、応募操作の種類によって有利になったり不利になったりすることを抑制することができる。
また、図19に示す操作は、応募において必須の行為ではなく、任意の操作である。また、図19に示す操作により提供される情報は、応募後に求人元との情報のキャッチボールにより確認される項目である。ユーザは、求人元との情報のキャッチボールを事前に減らしたい場合は、図19に示す操作を行うことにより、応募後に確認される項目について予め入力しておくことができるようになっている。
<登録時の補足情報の提示>
DB制御部112は、図6に示すように、ユーザの登録操作に基づいて、ユーザ情報を登録する登録処理を実行した。この登録操作により複数の項目が順次入力される場合に、例えば、サーバ表示部111が、入力済みの項目がユーザ情報として登録された場合に第2の応募受付により応募が可能な求人の量を、登録の際の補足情報として提示する提示処理を実行してもよい。
図20は、提示処理により表示される登録画面の一例を示す図である。サーバ表示部111は、図6に示す登録ページE1に、基本情報C11及び能力情報C12を順次入力した場合にワンクリック応募が可能になる求人件数を表示させている。図20の例では、「氏名」から「住所」までは入力しても0件であるが、「電話番号」まで入力すると求人件数が120件となり、「メールアドレス」まで入力すると285件、「就業状況」まで入力すると290件となっている。
また、「学歴」、「職務経歴」、「資格」、「希望職種1」、「希望職種2」を順次入力すると、求人件数が320件、350件、400件、480件、500件と増えていくことが提示されている。これらの求人件数は、例えば、応募判定部115が、予め全ての求人に対して、各入力項目まで入力された場合に上述した第1条件及び第2条件を満たすか否かの判定を行っておくことで算出する。なお、求人量は、求人件数に限らず、全求人件数に対する割合等によって示されてもよい。
また、単に項目を入力するだけで第1条件を満たす求人もあれば、例えば「職務経験5年以上」のような所定の内容を入力した場合に第1条件を満たす特定の条件付きの求人もある。サーバ表示部111は、その項目の入力前は前者の求人件数を表示させ、その項目に所定の内容が入力された場合には後者の特定の条件付きの求人を含む求人件数を表示させてもよい。
登録時の補足情報は求人量に限らない。例えば、特定の資格の有無を入力する項目があった場合、サーバ表示部111は、その項目を入力した場合の内定率が入力しなかった場合の何倍になるかといった採用に与える影響度を示す情報を補足情報として表示させてもよい。このような態様によれば、提示処理が実行されない場合に比べて、ユーザ情報の情報量を増やす動機を高めることができる。
<応募情報のプレビュー>
第1の応募受付が行われる場合、例えば、図11の例であれば、入力欄D41に入力した内容が求人元に伝えられることが応募する前から分かっている。一方、ワンクリック応募ボタンによる第2の応募受付が行われる場合、応募時にはユーザ情報の入力が行われないので、求人元にどのような情報が伝えられるのかが分からない。そこで、第2の応募受付が行われる場合でも、求人元に伝えられる情報が予め分かるようにしてもよい。
ワンクリック応募ボタンに対する操作は、求人への応募に必要な情報を示す応募データの送信を指示する操作であり、且つ、ワンクリック応募ボタンの選択を示す操作とその選択を決定する操作とを含む。例えば、マウスで操作が行われる場合であれば、マウスポインタをワンクリック応募ボタンに重ねる操作がワンクリック応募ボタンの選択を示す操作として行われ、マウスをクリックする操作がその選択を決定する操作として行われる。
その場合に、サーバ表示部111は、ワンクリック応募ボタンの選択を示す操作が行われた段階で、応募データが示す情報をユーザ端末20に表示させる。サーバ表示部111は、マウス操作の場合は、マウスポインタをワンクリック応募ボタンに重ねる操作が行われた段階で、応募データが示す情報を表示させる。言い換えると、サーバ表示部111は、ワンクリック応募ボタンに対してマウスオーバーされた場合に、応募データが示す情報をプレビュー画像のようにユーザ端末20に表示させる。
図21は、表示されるプレビュー画像の一例を示す図である。サーバ表示部111は、図13に示すワンクリック応募ボタンB61を含む求人ページE6を表示している。求人ページE6には、ユーザ表示部211により、マウスポインタM1がワンクリック応募ボタンB61に重ねて表示されている。この場合、サーバ表示部111は、ワンクリック応募ボタンB61を操作することで求人元に送信される情報(氏名、生年月日等)のプレビュー画像C121を表示させている。
なお、プレビュー画像に表示させる情報には、氏名等の情報に限らず、応募データに含まれる定型文(求人元の人事担当者が見る文章)等が含まれていてもよい。このような態様によれば、ワンクリック応募ボタンを操作する前に、求人元に伝えられる情報が分かるので、プレビュー画像が表示されない場合に比べて、応募の際の安心感を高めることができる。
<ワンクリック応募ボタンの表示>
サーバ表示部111は、実施形態とは異なる画面でワンクリック応募ボタンを表示させてもよい。
図22は、表示されるワンクリック応募ボタンの一例を示す図である。図22の例では、サーバ表示部111は、求人情報C21、C22、C23及びC24を含む求人一覧ページE13を表示している。求人情報C21、C24には、それぞれワンクリック応募ボタンB131、B134が含まれ、求人情報C22、C23には、それぞれ応募画面への遷移ボタンB132、B133が含まれている。このような態様によれば、求人一覧ページから直接応募や応募情報の入力ページへの遷移を行うことができ、詳細情報に遷移する操作及び処理が省ける分だけ応募の手間を減らすことができる。
なお、サーバ表示部111は、求人一覧ページにおいては、例えば、応募画面への遷移ボタンを表示させず、ワンクリック応募ボタンのみを表示させてもよい。求人一覧ページには、求人情報の詳細までは表示されていない。しかし、ワンクリック応募ボタンを表示するか否かの判定にユーザが第1の所定操作(途中まで応募情報を入力する操作等)を行っているという第2条件が用いられる場合、第2条件を満たすユーザは既に求人情報の詳細を見て検討しているから、一覧から応募しても問題ない。一方、第2条件を満たさないユーザは、まだ求人情報の詳細を見ていないから、応募画面へ遷移させてしまうと詳細情報を見ないで応募させてしまう可能性がある。前述のとおりワンクリック応募ボタンのみを表示させることで、そのような検討不足のユーザによる応募を防ぐことができる。
図23は、表示されるワンクリック応募ボタンの別の一例を示す図である。図23の例では、サーバ表示部111は、求人情報のブックマーク一覧E141を表示させている。ブックマーク一覧E141には、ブックマーク情報C141及びC144が含まれている。ブックマーク情報C141及びC144には、それぞれ、求人元による求人情報と、ワンクリック応募ボタンB141及びB143と、応募情報の入力画面への遷移ボタンB142及びB144とが含まれている。
操作受付部212が遷移ボタンB142及びB144への操作を受け付けた場合、サーバ表示部111は、図11に示すような応募内容の入力ページを表示させる。このとき、サーバ表示部111は、既にユーザ情報DB1に格納されている情報を入力欄に表示させる。そして、DB制御部112は、入力欄に新たな情報が入力された場合、その入力された情報でユーザ情報DB1に格納されている情報を更新する。
このような態様によれば、ブックマークを操作して詳細情報を表示させることなく直接応募や応募情報の入力ページへの遷移を行うことができ、詳細情報に遷移する操作及び処理が省ける分だけ応募の手間を減らすことができる。また、ワンクリック応募ボタンと応募情報の入力画面への遷移ボタンの両方を表示させることで、簡易で迅速な応募と、より詳しい情報を求人元に伝える応募とをユーザが選択可能にすることができる。
図1に示す全体構成は一例であり、これに限られない。例えば、サーバ装置10は、2台以上の装置に分散されてもよいし、クラウドコンピューティングシステムに代替されてもよい。また、図4に示す機能構成も一例であり、これに限られない。例えば、サーバ装置10の機能が2台以上の装置に分散して実現されてもよい。
また、1つの機能(例えばサーバ表示部111、DB制御部112又は応募処理部114等)が行う動作を2以上の機能が分散して行ってもよいし、2以上の機能(例えば応募処理部114及び応募判定部115等)が1つの機能に統合されてもよい。要するに、求人支援システム1の全体で図4に示す各機能が実現されていれば、それらの機能を実現する装置はどのような構成であってもよい。
上述した実施形態の態様は、サーバ装置10のような情報処理装置を備える求人支援システム1のような情報処理システムであったが、情報処理方法であってもよい。その情報処理方法は、その情報処理システムが実行する各処理のステップを備える。また、上述した実施形態の態様は、プログラムであってもよい。そのプログラムは、コンピュータに、同様の情報処理システムが実行する各処理を実行させる。
<付記>
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
(1)コンピュータに、求人に対する第1の応募受付と、前記第1の応募受付よりもユーザの操作が少ない第2の応募受付と、を実行させ、前記求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たさない場合は、前記第1の応募受付を行う第1の応募ボタンを表示させ、前記求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たす場合は、前記第2の応募受付を行う第2の応募ボタンを表示させるためのプログラム。
このような態様によれば、特定のユーザの応募率を高めることができる。
(2)前記コンピュータに、前記求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たす場合は、前記求人に対してユーザが所定の操作を行っていることを条件に、前記第2の応募受付を行う第2の応募ボタンを表示させる、上記(1)に記載のプログラム。
このような態様によれば、特定のユーザの応募率をさらに高めることができる。
(3)前記所定の操作は、前記ユーザによる前記求人に対するブックマーク操作である、上記(2)に記載のプログラム。
このような態様によれば、求人に関心を持つユーザの応募率を高めることができる。
(4)前記所定の操作は、ユーザが前記求人の求人情報を能動的に閲覧している場合に前記第2の応募ボタンを表示する第1の所定操作と、ユーザが前記求人の求人情報を受動的に閲覧している場合に前記第2の応募ボタンを表示する第2の所定操作と、を含み前記第1の所定操作と前記第2の所定操作とは、異なる操作である上記(2)に記載のプログラム。
このような態様によれば、求人への関心の高さによって異なるタイプのユーザの応募率を高めることができる。
(5)、前記第1の所定操作は、前記ユーザによる前記求人に対するブックマーク操作であり、前記第2の所定操作は、前記求人に対する応募操作を途中まで行う操作である、上記(4)に記載のプログラム。
このような態様によれば、求人への関心が一度高まってから低下したユーザの応募率を高めることができる。
(6)前記コンピュータに、前記第2の応募受付による応募が完了した場合、当該応募のキャンセル受付を行うキャンセルボタンを表示させる、上記(1)~(5)の何れか1つに記載のプログラム。
このような態様によれば、誤った応募を取りやめさせることができる。
(7)前記コンピュータに、前記キャンセルボタンを、前記第2の応募ボタンによる前記第2の応募受付が所定の種類の端末で行われた場合に表示させる、上記(6)に記載のプログラム。
このような態様によれば、キャンセルの乱用を抑制することができる。
(8)前記第1の応募受付による応募では、前記第2の応募受付による応募よりも求人元に提供される情報量が多い、上記(1)~(7)の何れか1つに記載のプログラム。
このような態様によれば、第2の応募受付では利便性を追求することができる。
(9)前記コンピュータに、前記第2の応募受付による応募が完了したあとに、求人元に伝える情報を追加する追加操作に対応する追加画面の表示を実行させる、上記(1)~(8)の何れか1つに記載のプログラム。
このような態様によれば、利便性を追求した場合でも、求人元に提供する情報量を増やすことができる。
(10)前記コンピュータに、登録操作に基づいて、複数の項目の情報が含まれる前記ユーザ情報を登録する登録処理を実行させ、前記登録操作により前記複数の項目を順次入力する場合に、入力済みの項目が前記ユーザ情報として登録された場合に第2の応募受付により応募が可能な求人の量を提示する提示処理を実行させる、上記(1)~(9)の何れか1つに記載のプログラム。
このような態様によれば、ユーザ情報の情報量を増やす動機を高めることができる。
(11)前記コンピュータに、前記第2の応募ボタンに対する操作が、前記求人への応募に必要な情報を示す応募データの送信を指示する操作であり、且つ、前記第2の応募ボタンの選択を示す操作と当該選択を決定する操作とを含む場合に、前記選択を示す操作が行われた段階で前記応募データが示す情報を表示させる、上記(1)~(10)の何れか1つに記載のプログラム。
このような態様によれば、応募の際の安心感を高めることができる。
(12)求人に対する第1の応募受付と、前記第1の応募受付よりもユーザの操作が少ない第2の応募受付と、を実行させ、前記求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たさない場合は、前記第1の応募受付を行う第1の応募ボタンを表示させ、前記求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たす場合は、前記第2の応募受付を行う第2の応募ボタンを表示させる、情報処理装置。
(13)コンピュータが、求人に対する第1の応募受付と、前記第1の応募受付よりもユーザの操作が少ない第2の応募受付と、を実行し、前記求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たさない場合は、前記第1の応募受付を行う第1の応募ボタンを表示させ、前記求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たす場合は及び前記第2の応募受付を行う第2の応募ボタンを表示させる方法。
もちろん、この限りではない。
また、上述した実施形態及び変形例を任意に組み合わせて実施するようにしてもよい。
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 :求人支援システム
10 :サーバ装置
11 :制御部
20 :ユーザ端末
21 :制御部
111 :サーバ表示部
112 :DB制御部
113 :ユーザ認証部
114 :応募処理部
115 :応募判定部
211 :ユーザ表示部
212 :操作受付部

Claims (13)

  1. コンピュータに、
    求人に対する第1の応募受付と、
    前記第1の応募受付よりもユーザの操作が少ない第2の応募受付と、を実行させ、
    前記求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たさない場合は、前記第1の応募受付を行う第1の応募ボタンを表示させ、
    前記求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たす場合は、前記第2の応募受付を行う第2の応募ボタンを表示させるためのプログラム。
  2. 前記コンピュータに、
    前記求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たす場合は、前記求人に対してユーザが所定の操作を行っていることを条件に、前記第2の応募受付を行う第2の応募ボタンを表示させる、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記所定の操作は、前記ユーザによる前記求人に対するブックマーク操作である、
    請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記所定の操作としては、
    ユーザが前記求人の求人情報を能動的に閲覧している場合第1の所定操作が用いられ
    ユーザが前記求人の求人情報を受動的に閲覧している場合第2の所定操作が用いられ
    前記第1の所定操作と前記第2の所定操作とは、異なる操作である
    請求項2に記載のプログラム。
  5. 記第1の所定操作は、前記ユーザによる前記求人に対するブックマーク操作であり、
    前記第2の所定操作は、前記求人に対する応募操作を途中まで行う操作である、
    請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記コンピュータに、
    前記第2の応募受付による応募が完了した場合、当該応募のキャンセル受付を行うキャンセルボタンを表示させる、
    請求項1に記載のプログラム。
  7. 前記コンピュータに、
    前記キャンセルボタンを、前記第2の応募ボタンによる前記第2の応募受付が所定の種類の端末で行われた場合に表示させる、
    請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記第1の応募受付による応募では、前記第2の応募受付による応募よりも求人元に提供される情報量が多い、
    請求項1に記載のプログラム。
  9. 前記コンピュータに、
    前記第2の応募受付による応募が完了したあとに、求人元に伝える情報を追加する追加操作に対応する追加画面の表示を実行させる、
    請求項1に記載のプログラム。
  10. 前記コンピュータに、
    登録操作に基づいて、複数の項目の情報が含まれる前記ユーザ情報を登録する登録処理を実行させ、
    前記登録操作により前記複数の項目を順次入力する場合に、入力済みの項目が前記ユーザ情報として登録された場合に第2の応募受付により応募が可能な求人の量を提示する提示処理を実行させる、
    請求項1に記載のプログラム。
  11. 前記コンピュータに、
    前記第2の応募ボタンに対する操作が、前記求人への応募に必要な情報を示す応募データの送信を指示する操作であり、且つ、前記第2の応募ボタンの選択を示す操作と当該選択を決定する操作とを含む場合に、前記選択を示す操作が行われた段階で前記応募データが示す情報を表示させる、
    請求項1に記載のプログラム。
  12. 求人に対する第1の応募受付と、
    前記第1の応募受付よりもユーザの操作が少ない第2の応募受付と、を実行
    前記求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たさない場合は、前記第1の応募受付を行う第1の応募ボタンを表示手段に表示させ、
    前記求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たす場合は、前記第2の応募受付を行う第2の応募ボタンを前記表示手段に表示させる、
    情報処理装置。
  13. コンピュータが、
    求人に対する第1の応募受付と、
    前記第1の応募受付よりもユーザの操作が少ない第2の応募受付と、を実行し、
    前記求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たさない場合は、前記第1の応募受付を行う第1の応募ボタンを表示手段に表示させ、
    前記求人の内容に応じた条件をユーザ情報が満たす場合は及び前記第2の応募受付を行う第2の応募ボタンを前記表示手段に表示させる
    方法。
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