JP7174363B2 - リードフレームおよび半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、リードフレームおよび半導体装置に関する。
近年、基板に実装される半導体装置の小型化および薄型化が要求されてきている。このような要求に対応すべく、従来、リードフレームを用い、その搭載面に搭載した半導体素子を封止樹脂によって封止するとともに、裏面側にリードの一部分を露出させて構成された、いわゆるQFN(Quad Flat Non-lead)タイプの半導体装置が種々提案されている。
しかしながら、従来一般的な構造からなるQFNの場合、端子数が増加するにしたがってパッケージが大きくなるため、実装信頼性を確保することが難しくなるという課題があった。これに対して、多ピン化されたQFNを実現するための技術として、外部端子を2列に配列したパッケージの開発が進められている(例えば特許文献1参照)。
特開2003-86751号公報
近年、DR-QFNパッケージを生産するにあたり、チップサイズを変更することなく、リード部の数(ピン数)を増やすことが求められてきている。これに対して、従来、ピン数を増やすために、パッケージサイズを大きくする手法がとられてきた。しかしながら、パッケージを電子機器へ搭載する上での制約があるため、パッケージサイズを大きくすることには限界がある。
一方、パッケージサイズを大きくせずにピン数を増加しようとすると、リード部同士が接近してしまい、ダイシング時に生じたバリによりリード部同士が短絡してしまうおそれがある。また、半導体装置を製造する際、リード部同士の間を流れる封止樹脂の液流が阻害され、封止樹脂が十分に充填できないおそれもある。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、ダイシング時に生じたバリによりリード部同士が短絡してしまうことを抑制することが可能な、リードフレームおよび半導体装置を提供することを目的とする。
本発明は、リードフレームにおいて、半導体素子が搭載されるダイパッドと、前記ダイパッドの周囲に設けられた、複数の長リード部および複数の短リード部と、前記複数の長リード部および前記複数の短リード部が連結されたコネクティングバーとを備え、前記長リード部と前記短リード部とは、前記コネクティングバーの長手方向に沿って交互に配置され、前記コネクティングバーのうち、前記長リード部が連結された長リード連結部は、少なくとも部分的に裏面側から薄肉化され、前記コネクティングバーのうち、前記短リード部が連結された短リード連結部は、少なくとも部分的に表面側から薄肉化されている、リードフレームである。
本発明は、前記長リード連結部の前記薄肉化された部分は、前記コネクティングバーの長手方向に沿って、当該長リード連結部に隣接する短リード連結部側に向けて広がっている、リードフレームである。
本発明は、前記短リード連結部の前記薄肉化された部分は、前記コネクティングバーの長手方向に沿って、当該短リード連結部に隣接する長リード連結部側に向けて広がっている、リードフレームである。
本発明は、前記コネクティングバーのうち少なくとも長手方向の端部は、裏面側から薄肉化されている、リードフレームである。
本発明は、前記ダイパッドのコーナー部から吊りリードが延在し、前記吊りリードの少なくとも一部は、裏面側から薄肉化されている、リードフレームである。
本発明は、前記短リード連結部に、一対の薄肉領域が形成され、前記一対の薄肉領域の間には、前記一対の薄肉領域よりも厚い中央領域が形成されている、リードフレームである。
本発明は、半導体装置において、ダイパッドと、前記ダイパッドの周囲に設けられた、複数の長リード部および複数の短リード部と、前記ダイパッド上に搭載された半導体素子と、前記半導体素子と前記長リード部または前記短リード部とを電気的に接続する接続部材と、前記ダイパッドと、前記長リード部と、前記短リード部と、前記半導体素子と、前記接続部材とを封止する封止樹脂とを備え、前記長リード部と前記短リード部とは、前記封止樹脂の周縁に沿って交互に配置され、前記長リード部のうち前記封止樹脂から露出する部分は、裏面側から薄肉化され、前記短リード部のうち前記封止樹脂から露出する部分は、表面側から薄肉化されている、半導体装置である。
本発明によれば、ダイシング時に生じたバリによりリード部同士が短絡してしまうことを抑えることができる。
図1は、本発明の一実施の形態によるリードフレームを示す平面図。 図2は、本発明の一実施の形態によるリードフレームを示す底面図。 図3は、本発明の一実施の形態によるリードフレームを示す断面図(図1のIII-III線断面図)。 図4(a)は、本発明の一実施の形態によるリードフレームを示す部分拡大平面図であり、図4(b)は、本発明の一実施の形態によるリードフレームを示す部分拡大底面図。 図5(a)(b)は、本発明の一実施の形態によるリード部の長手方向に垂直な方向に沿う断面図(それぞれ図4のVA-VA線、VB-VB線断面図)。 図6は、本発明の一実施の形態による半導体装置を示す平面図。 図7は、本発明の一実施の形態による半導体装置を示す断面図(図6のVII-VII線断面図)。 図8(a)-(e)は、本発明の一実施の形態によるリードフレームの製造方法を示す断面図。 図9(a)-(e)は、本発明の一実施の形態による半導体装置の製造方法を示す断面図。 図10は、樹脂封止工程における溶融した樹脂の流れを示す概略底面図。 図11は、本発明の一変形例(変形例1)によるリードフレームを示す部分拡大平面図。 図12(a)(b)は、本発明の一変形例(変形例1)によるリード部の長手方向に垂直な方向に沿う断面図(それぞれ図11のXII-XII線断面に対応する図)。 図13は、本発明の一変形例(変形例2)によるリードフレームを示す部分拡大平面図。
以下、本発明の一実施の形態について、図1乃至図10を参照して説明する。なお、以下の各図において、同一部分には同一の符号を付しており、一部詳細な説明を省略する場合がある。
リードフレームの構成
まず、図1乃至図5により、本実施の形態によるリードフレームの概略について説明する。図1乃至図5は、本実施の形態によるリードフレームを示す図である。
図1乃至図3に示すように、リードフレーム10は、1つ又は複数の単位リードフレーム10aを含んでいる。各単位リードフレーム10aは、半導体素子21(後述)を搭載する平面矩形状のダイパッド11と、ダイパッド11周囲に設けられ、半導体素子21と外部回路(図示せず)とを接続する複数の細長い長リード部12Aおよび短リード部12Bとを備えている。なお、単位リードフレーム10aは、それぞれ半導体装置20(後述)に対応する領域であり、図1および図2において仮想線の内側に位置する領域である。
また、図1および図2の仮想線は半導体装置20の外周縁に対応している。
なお、本明細書中、「内」、「内側」とは、各単位リードフレーム10aにおいてダイパッド11の中心方向を向く側をいい、「外」、「外側」とは、各単位リードフレーム10aにおいてダイパッド11の中心から離れる側(コネクティングバー13側)をいう。
また、「表面」とは、半導体素子21が搭載される側の面をいい、「裏面」とは、「表面」の反対側の面であって外部の図示しない実装基板に接続される側の面をいう。
複数の単位リードフレーム10aは、コネクティングバー(支持部材)13を介して互いに連結されている。このコネクティングバー13は、ダイパッド11と、長リード部12Aおよび短リード部12Bとを支持するものであり、X方向およびY方向に沿ってそれぞれ延びている。ここで、X方向、Y方向とは、リードフレーム10の面内において、ダイパッド11の各辺に平行な二方向であり、X方向とY方向とは互いに直交している。また、Z方向は、X方向及びY方向の両方に対して垂直な方向である。
ダイパッド11は、平面略正方形形状を有しており、その表面には、後述する半導体素子21が搭載される。ダイパッド11の平面形状は、正方形に限らず、長方形等の多角形としても良い。また、ダイパッド11の四つのコーナー部にはそれぞれ吊りリード14が連結されており、ダイパッド11は、この4本の吊りリード14を介してコネクティングバー13に連結支持されている。各吊りリード14は、その全域にわたりハーフエッチングにより裏面側から薄肉に形成されている。しかしながら、これに限らず、吊りリード14の一部のみが裏面側から薄肉化されていても良い。とりわけ、吊りリード14の外側(コネクティングバー13側)を薄肉化した場合、樹脂封止時に、単位リードフレーム10aのコーナー部における溶融した樹脂の流動性を高めることができる。
ここでハーフエッチングとは、被エッチング材料をその厚み方向に途中までエッチングすることをいう。ハーフエッチング後の被エッチング材料の厚みは、ハーフエッチング前の被エッチング材料の厚みの例えば30%以上70%以下、好ましくは40%以上60%以下となる。なお、図1および図2において、ハーフエッチングされた領域を網掛けで示している。
各コネクティングバー13は、細長い棒形状を有しており、その端部13aには、それぞれ正方形状の環状連結部19が連結されている。環状連結部19の内側には、平面正方形状の貫通開口19aが形成されている。また、環状連結部19には、吊りリード14の外側端部が連結されている。すなわち、各環状連結部19には、それぞれ4本の吊りリード14と、X方向に延びる2本のコネクティングバー13と、Y方向に延びる2本のコネクティングバー13とが連結される。また環状連結部19は、その全域にわたりハーフエッチングにより裏面側から薄肉に形成されている。
各コネクティングバー13には、長リード部12Aと短リード部12Bとが長手方向に沿って交互に連結されている。この場合、長リード部12Aは、長リード連結部41においてコネクティングバー13に連結され、短リード部12Bは、短リード連結部42においてコネクティングバー13に連結されている。長リード連結部41と短リード連結部42の間には、中間部43が形成されている。コネクティングバー13のうち長リード連結部41は、その少なくとも一部が裏面側から薄肉化され、短リード連結部42は、その少なくとも一部が表面側から薄肉化されている。
図1に示すように、表面側から見た場合、コネクティングバー13の短リード連結部42が薄肉化され、中間部43および長リード連結部41は薄肉化されていない。一方、図2に示すように、裏面側から見た場合、コネクティングバー13の長リード連結部41および中間部43の一部が薄肉化され、中間部43の他の部分および短リード連結部42は薄肉化されていない。さらに、コネクティングバー13の両方の端部13aは、それぞれ裏面側から薄肉化されている。
ダイパッド11は、中央に位置するダイパッド厚肉部11aと、ダイパッド厚肉部11aの周縁全周にわたって形成されたダイパッド薄肉部11bとを有している(図3参照)。このうちダイパッド厚肉部11aは、ハーフエッチングされておらず、加工前の金属基板(後述する金属基板31)と同一の厚みを有している。具体的には、ダイパッド厚肉部11aの厚みは、半導体装置20の構成にもよるが、80μm以上200μm以下とすることができる。一方、ダイパッド薄肉部11bは、ハーフエッチングにより裏面側から薄肉に形成されている。このようにダイパッド薄肉部11bを設けたことにより、ダイパッド11が封止樹脂23(後述)から離脱しにくくすることができる。
各長リード部12Aおよび各短リード部12Bは、後述するようにボンディングワイヤ22を介して半導体素子21に接続されるものであり、ダイパッド11との間に空間を介して配置されている。各長リード部12Aおよび各短リード部12Bは、それぞれコネクティングバー13から延び出している。この場合、長リード部12Aの長さは、短リード部12Bの長さよりも長い。
各長リード部12Aと各短リード部12Bとは、上述したように、ダイパッド11の周囲においてコネクティングバー13の長手方向に沿って交互に配置されている。すなわち、長リード部12Aと短リード部12Bとが互いに隣接する一方、長リード部12A同士が隣接することはなく、短リード部12B同士が隣接することもない。隣接する長リード部12A及び短リード部12B同士は、半導体装置20(後述)の製造後に互いに電気的に絶縁される形状となっている。また、長リード部12A及び短リード部12Bは、半導体装置20の製造後にダイパッド11と電気的に絶縁される形状となっている。この長リード部12A及び短リード部12Bの裏面には、それぞれ外部の実装基板(図示せず)に電気的に接続される第1外部端子17A及び第2外部端子17Bが形成されている。各外部端子17A、17Bは、半導体装置20(後述)の製造後に、それぞれ半導体装置20から外方に露出するようになっている。
この場合、第1外部端子17A及び第2外部端子17Bは、平面視で複数の列(2列)に沿って配置されている。具体的には、第1外部端子17A及び第2外部端子17Bは、隣り合う長リード部12A及び短リード部12B間で交互に内側および外側に位置するよう、平面視で千鳥状に配置されている。各第1外部端子17Aはそれぞれ内側(ダイパッド11側)に位置しており、各第2外部端子17Bはそれぞれ外側(コネクティングバー13側)に位置している。複数の第1外部端子17A及び複数の第2外部端子17Bは、それぞれ異なる直線上に配置され、複数の第1外部端子17Aが配置される直線と、複数の第2外部端子17Bが配置される直線とは互いに平行である。またダイパッド11の周囲において、内側の第1外部端子17Aと外側の第2外部端子17Bとが、全周にわたり交互に配置されている。これにより、長リード部12A及び短リード部12Bの外部端子17A、17Bが、隣接する長リード部12A及び短リード部12Bに短絡することを抑制している。
次に、図4(a)(b)および図5(a)(b)を参照して、長リード部12A、短リード部12B及びコネクティングバー13の構成について更に説明する。
図4に示すように、長リード部12Aは、長リード部12Aの内端(ダイパッド11側端部)に位置する端子領域53と、端子領域53の外側(コネクティングバー13側)に位置する外側領域52とを有している。このうち外側領域52は、平面から見て細長い棒形状を有しており、端子領域53は平面視略かまぼこ形状を有している。また、端子領域53の表面には第1内部端子15Aが形成され(図4(a)参照)、端子領域53の裏面には、上述した第1外部端子17Aが形成されている(図4(b)参照)。第1内部端子15Aは、後述するようにボンディングワイヤ22を介して半導体素子21に電気的に接続される領域となっている。このため、第1内部端子15A上には、ボンディングワイヤ22との密着性を向上させるめっき部が設けられていても良い。
外側領域52は、端子領域53から外側(コネクティングバー13側)に延びており、その基端部はコネクティングバー13に連結されている。外側領域52は、当該外側領域52が連結されるコネクティングバー13の長手方向に対して垂直に延びている。しかしながら、これに限らず、各外側領域52の一部又は全部がコネクティングバー13に対して傾斜して延びていても良い。
この外側領域52は、それぞれ裏面側からハーフエッチングにより薄肉化されている。
このように、外側領域52を裏面側から薄肉化したことにより、幅の狭い長リード部12Aを精度良く形成することができ、小型でピン数の多い半導体装置20を得ることができる。また、端子領域53は、ハーフエッチングされることなく、ダイパッド11のダイパッド厚肉部11a(加工前の金属基板31)と同一の厚みを有している。さらに外側領域52の幅(コネクティングバー13の長手方向に平行な長さ)wは、端子領域53の幅wよりも狭くなっている。これにより、端子領域53の面積を確保しつつ、外側領域52と短リード部12Bとの間隔を一定程度確保している。
一方、短リード部12Bは、端子領域63から構成されている。この端子領域63は、平面から見て略かまぼこ形状を有しており、その基端部はコネクティングバー13に連結されている。また、端子領域63の表面には第2内部端子15Bが形成され(図4(a)参照)、端子領域63の裏面には、上述した第2外部端子17Bが形成されている(図4(b)参照)。第2内部端子15Bは、後述するようにボンディングワイヤ22を介して半導体素子21に電気的に接続される領域となっている。このため、第2内部端子15B上には、ボンディングワイヤ22との密着性を向上させるめっき部が設けられていても良い。
図4(a)に示すように、端子領域63の外側(コネクティングバー13側)の領域は、表面側からハーフエッチングされることにより薄肉化されている。端子領域63の薄肉化された部分と薄肉化されていない部分との境界64は、単位リードフレーム10aの内側に位置する。一方、端子領域63の内側(ダイパッド11側)の領域は、ハーフエッチングされることなく、ダイパッド11のダイパッド厚肉部11a(加工前の金属基板31)と同一の厚みを有している。なお、短リード部12Bの端子領域63の幅(コネクティングバー13の長手方向に平行な長さ)wは、長リード部12Aの端子領域53の幅wと略同一であるが、これに限らず、端子領域63の幅wが端子領域53の幅wと異なっていても良い。
なお、図4(a)(b)において、長リード部12Aの外側領域52の幅wは、例えば60μm以上180μm以下であり、互いに隣接する長リード部12Aと短リード部12Bとの間のピッチpは、例えば85μm以上200μm以下である。また、端子領域53、63の幅w、wは、例えば65μm以上200μm以下である。
コネクティングバー13は、上述したように、長リード部12Aが連結される長リード連結部41と、短リード部12Bが連結される短リード連結部42と、長リード連結部41と短リード連結部42との間に位置する中間部43とを有している。なお、長リード連結部41とは、長リード部12Aの外側領域52の両側縁(Y方向)の延長線と、コネクティングバー13の両側縁(X方向)とによって取り囲まれた領域をいう。また、短リード連結部42とは、短リード部12Bの端子領域63の両側縁(Y方向)の延長線と、コネクティングバー13の両側縁(X方向)とによって取り囲まれた領域をいう。
長リード連結部41は、平面視矩形形状であり、その全域にわたり裏面側からハーフエッチングにより薄肉化されている(図4(b)参照)。この長リード連結部41の薄肉化され部分は、外側領域52の薄肉化された部分に連続している。一方、長リード連結部41は表面側からは薄肉化されていない(図4(a)参照)。なお、これに限らず、長リード連結部41の一部のみが裏面側から薄肉化されていても良い。
図4(b)に示すように、長リード連結部41の裏面の薄肉化された部分は、コネクティングバー13の長手方向に沿って、隣接する短リード連結部42側に向けて広がっている。すなわち、中間部43のうち長リード連結部41側の一部は、裏面側からハーフエッチングにより薄肉化されている。この場合、中間部43のうち薄肉部分43aの長さLは、中間部43全体の長さ(上述したピッチp)の5%以上50%以下であり、好ましくは10%以上30%以下である。
短リード連結部42は、平面視矩形形状であり、その全域にわたり表面側からハーフエッチングにより薄肉化されている(図4(a)参照)。この短リード連結部42の薄肉化された部分は、端子領域63の薄肉化された部分に連続して延びる。一方、短リード連結部42は裏面側からは薄肉化されていない(図4(b)参照)。なお、これに限らず、短リード連結部42の一部のみが表面側から薄肉化されていても良い。
図4(a)に示すように、短リード連結部42の表面の薄肉化された部分は、コネクティングバー13の長手方向に沿って、隣接する長リード連結部41側に向けて広がっている。すなわち、図4(a)の丸囲み部に示すように、中間部43のうち、短リード連結部42側であって、コネクティングバー13の側縁に隣接する一部が、表面側からハーフエッチングにより薄肉化されている。この中間部43の薄肉部分43bは平面視略三角形形状を有している。また、この中間部43の薄肉部分43bの長さLは、中間部43全体の長さ(上述したピッチp)の1%以上20%以下であり、好ましくは3%以上10%以下である。なお、中間部43の表面側の薄肉部分43bの長さLは、上述した裏面側の薄肉部分43aの長さLよりも短い。
図5(a)(b)は、長リード部12A及び短リード部12Bの長手方向に垂直な方向の断面図である。
図5(a)に示すように、コネクティングバー13の近傍において、長リード部12Aの外側領域52が裏面側から薄肉化され、短リード部12Bの端子領域63が表面側から薄肉化されている。このように、長リード部12Aおよび短リード部12Bの断面積が狭くなっているので、後述するように封止樹脂23をダイシングする際、長リード部12Aおよび短リード部12Bから生じるバリを小さくすることができる。これにより、ダイシング時に生じたバリによって長リード部12Aと短リード部12Bとが短絡することを抑制している。
一方、図5(b)に示すように、コネクティングバー13から離れた位置において、長リード部12Aの外側領域52が裏面側から薄肉化される一方、短リード部12Bの端子領域63は、表面及び裏面側のいずれも薄肉化されていない。これにより、短リード部12Bの第2内部端子15Bの面積を確保し、第2内部端子15Bとボンディングワイヤ22とを強固に接続することが可能となる。一方、図5(b)に示す位置では、ダイシング時に長リード部12Aおよび短リード部12Bからバリが生じることがないため、長リード部12Aと短リード部12Bとが短絡するおそれはない。
以上説明したリードフレーム10は、全体として銅、銅合金、42合金(Ni42%のFe合金)等の金属から構成されている。また、リードフレーム10の厚みは、製造する半導体装置20の構成にもよるが、80μm以上200μm以下とすることができる。
なお、本実施の形態において、長リード部12A及び短リード部12Bは、ダイパッド11の4辺全てに沿って配置されているが、これに限られるものではなく、例えばダイパッド11の対向する2辺のみに沿って配置されていても良い。
また、本実施の形態では、長リード部12Aの第1外部端子17Aと短リード部12Bの第2外部端子17Bとが千鳥状に2列に配置されている場合を例にとって説明したが、これに限らず、外部端子が3列以上に配置されていても良い。
半導体装置の構成
次に、図6および図7により、本実施の形態による半導体装置について説明する。図6および図7は、本実施の形態による半導体装置(DR-QFN(Dual Row QFN)タイプ)を示す図である。
図6および図7に示すように、半導体装置(半導体パッケージ)20は、ダイパッド11と、ダイパッド11の周囲に配置された複数の長リード部12A及び複数の短リード部12Bと、ダイパッド11上に搭載された半導体素子21と、長リード部12A又は短リード部12Bと半導体素子21とを電気的に接続する複数のボンディングワイヤ(接続部材)22とを備えている。また、ダイパッド11、長リード部12A、短リード部12B、半導体素子21およびボンディングワイヤ22は、封止樹脂23によって樹脂封止されている。
ダイパッド11、長リード部12A及び短リード部12Bは、上述したリードフレーム10から作製されたものである。このうち長リード部12A及び短リード部12Bは、封止樹脂23の周縁23aに沿って交互に配置されている。また、長リード部12Aのうち封止樹脂23の周縁23aから露出する部分(外側領域52)は、裏面側から薄肉化されている。一方、短リード部12Bのうち封止樹脂23の周縁23aから露出する部分(端子領域63)は、表面側から薄肉化されている。このほか、ダイパッド11、長リード部12A及び短リード部12Bの構成は、半導体装置20に含まれない領域を除き、上述した図1乃至図5に示すものと同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
半導体素子21としては、従来一般に用いられている各種半導体素子を使用することが可能であり、特に限定されないが、例えば集積回路、大規模集積回路、トランジスタ、サイリスタ、ダイオード等を用いることができる。この半導体素子21は、各々ボンディングワイヤ22が取り付けられる複数の電極21aを有している。また、半導体素子21は、例えばダイボンディングペースト等の接着剤24により、ダイパッド11の表面に固定されている。
各ボンディングワイヤ22は、例えば金、銅等の導電性の良い材料からなっている。各ボンディングワイヤ22は、それぞれその一端が半導体素子21の電極21aに接続されるとともに、その他端が各長リード部12A又は短リード部12Bの内部端子15A、15Bにそれぞれ接続されている。なお、内部端子15A、15Bには、ボンディングワイヤ22と密着性を向上させるめっき部が設けられていても良い。
封止樹脂23としては、シリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいはPPS樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることができる。封止樹脂23全体の厚みは、300μm以上1200μm以下程度とすることができる。また、封止樹脂23の一辺(半導体装置20の一辺)は、例えば6mm以上16mm以下することができる。なお、図6において、封止樹脂23のうち、ダイパッド11、長リード部12A及び短リード部12Bよりも表面側に位置する部分の表示を省略している。
リードフレームの製造方法
次に、図1乃至図5に示すリードフレーム10の製造方法について、図8(a)-(e)を用いて説明する。なお、図8(a)-(e)は、リードフレーム10の製造方法を示す断面図(図3に対応する図)である。
まず図8(a)に示すように、平板状の金属基板31を準備する。この金属基板31としては、銅、銅合金、42合金(Ni42%のFe合金)等の金属からなる基板を使用することができる。なお金属基板31は、その両面に対して脱脂等を行い、洗浄処理を施したものを使用することが好ましい。
次に、金属基板31の表裏全体にそれぞれ感光性レジスト32a、33aを塗布し、これを乾燥する(図8(b))。なお感光性レジスト32a、33aとしては、従来公知のものを使用することができる。
続いて、この金属基板31に対してフォトマスクを介して露光し、現像することにより、所望の開口部32b、33bを有するエッチング用レジスト層32、33を形成する(図8(c))。
次に、エッチング用レジスト層32、33を耐腐蝕膜として金属基板31に腐蝕液でエッチングを施す(図8(d))。これにより、ダイパッド11、長リード部12Aおよび短リード部12Bの外形が形成される。なお、腐蝕液は、使用する金属基板31の材質に応じて適宜選択することができ、例えば、金属基板31として銅を用いる場合、通常、塩化第二鉄水溶液を使用し、金属基板31の両面からスプレーエッチングを行うことができる。
その後、エッチング用レジスト層32、33を剥離して除去することにより、図1乃至図5に示すリードフレーム10が得られる。(図8(e))。
なお、上記においては、金属基板31の両面側からスプレーエッチングを行う場合を例にとって説明したが、これに限られるものではない。例えば、金属基板31の片面ずつ2段階のスプレーエッチングを行っても良い。具体的には、まず金属基板31の表面側の全体に第1エッチング用レジスト層を設けるとともに、裏面側に所定のパターンをもつ第2エッチング用レジスト層を形成し、金属基板31の裏面側のみエッチングを施す。次に、第1及び第2エッチング用レジスト層を除去するとともに、金属基板31の裏面側に耐エッチング性のある樹脂からなる封止層を設ける。続いて、金属基板31の表面側に所定のパターンをもつ第3エッチング用レジスト層を形成し、この状態で金属基板31の表面側のみエッチングを施す。その後、裏面側の封止層を剥離することにより、リードフレーム10の外形が形成される。このように金属基板31の片面ずつスプレーエッチングを行うことにより、長リード部12A及び短リード部12Bの変形を回避しやすいという効果が得られる。
半導体装置の製造方法
次に、図6および図7に示す半導体装置20の製造方法について、図9(a)-(e)を用いて説明する。
まず、例えば図8(a)-(e)に示す方法により、リードフレーム10を作製する(図9(a))。
次に、リードフレーム10のダイパッド11上に、半導体素子21を搭載する。この場合、例えばダイボンディングペースト等の接着剤24を用いて、半導体素子21をダイパッド11上に載置して固定する(ダイアタッチ工程)(図9(b))。
次に、半導体素子21の各電極21aと、各長リード部12A及び短リード部12Bの内部端子15A、15Bとを、それぞれボンディングワイヤ(接続部材)22によって互いに電気的に接続する(ワイヤボンディング工程)(図9(c))。
次に、リードフレーム10に対して熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂を射出成形またはトランスファ成形することにより、封止樹脂23を形成する(樹脂封止工程)(図9(d))。このようにして、ダイパッド11、長リード部12A、短リード部12B、半導体素子21およびボンディングワイヤ22を封止する。
この間、コネクティングバー13側から各単位リードフレーム10aの内側に向けて、樹脂が回り込む。本実施の形態において、環状連結部19、吊りリード14及びコネクティングバー13の端部13aは、それぞれ裏面側から薄肉化されている。このため、図10に示すように、樹脂が通過する流路が広く確保され、溶融した樹脂は、各単位リードフレーム10aのコーナー部の周囲をスムーズに流れる(図10の矢印F参照)。これにより、各単位リードフレーム10aのコーナー部近傍の特定の箇所に応力が集中しにくくなり、封止樹脂23を各単位リードフレーム10aの内側に確実に充填することができる。
また、封止樹脂23の圧力によって。長リード部12Aや短リード部12Bが変形するおそれも少ない。
次に、各半導体素子21間の封止樹脂23をダイシングすることにより、リードフレーム10を各半導体装置20に分離する。この際、例えばダイヤモンド砥石からなるブレード(図示せず)を回転させながら、各半導体装置20間のリードフレーム10および封止樹脂23を切断しても良い。
この場合、コネクティングバー13の長リード連結部41は裏面側から薄肉化され、コネクティングバー13の短リード連結部42は、表面側から薄肉化されている。また、コネクティングバー13の近傍において、長リード部12Aが裏面側から薄肉化され、短リード部12Bが表面側から薄肉化されている。このように、ブレードの進行方向に沿って、コネクティングバー13、長リード部12Aおよび短リード部12Bの断面積が狭くなっているので、封止樹脂23をダイシングする際、コネクティングバー13、長リード部12Aおよび短リード部12Bから生じるバリを小さくすることができる。これにより、ダイシング時に生じたバリにより長リード部12Aと短リード部12Bとが短絡する不具合を抑制することができる。
このようにして、図6および図7に示す半導体装置20が得られる(図9(e))。
以上説明したように、本実施の形態によれば、コネクティングバー13のうち長リード連結部41は、裏面側から薄肉化され、短リード連結部42は、表面側から薄肉化されている。これにより、ダイシングする方向(コネクティングバー13)に沿ったコネクティングバー13、長リード部12Aおよび短リード部12Bの断面積が狭くし、ダイシング時に生じるバリを減らし、バリによりリード部同士が短絡することを抑制することができる。また、上記断面積を狭くしたことにより、ダイシング時に発生する熱を低減し、リードフレーム10を構成する金属(銅等)の伸びを抑えることができる。また、外部端子17A、17Bに予め半田めっきが付着している場合、ダイシング時の熱によってこの半田めっきが溶融することを抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、長リード連結部41の薄肉化された部分(薄肉部分43a)は、コネクティングバー13の長手方向に沿って、長リード連結部41に隣接する短リード連結部42側に向けて広がっている。これにより、樹脂封止時に、長リード連結部41の裏面側における封止樹脂23の流路を広く確保し、溶融した樹脂をスムーズに流すことができる。
また、本実施の形態によれば、短リード連結部42の薄肉化された部分(薄肉部分43b)は、コネクティングバー13の長手方向に沿って、短リード連結部42に隣接する長リード連結部41側に向けて広がっている。これにより、コネクティングバー13の断面積が狭くなるので、ダイシング時に短リード連結部42の周辺から生じるバリを減らし、バリによりリード部12A、12B同士が短絡しないようにすることができる。
さらに、本実施の形態によれば、コネクティングバー13のうち少なくとも長手方向の端部13aは、裏面側から薄肉化されている。また、吊りリード14の少なくとも一部は、裏面側から薄肉化されている。これにより、樹脂封止時に、溶融した樹脂が各単位リードフレーム10aのコーナー部の周囲をスムーズに流れるので、特定の箇所に応力が集中せず、封止樹脂23を各単位リードフレーム10aの内側に確実に充填することができる。
変形例
次に、図11乃至図13により、本実施の形態によるリードフレームの変形例について説明する。図11乃至図13に示す変形例は、主として短リード連結部42の薄肉化された部分の形状が異なるものであり、他の構成は、図1乃至図10に示す実施の形態と略同一である。図11乃至図13において、図1乃至図10と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
(変形例1)
図11および図12に示すリードフレーム10Aにおいて、短リード連結部42は、その一部が表面側から薄肉化されている。具体的には、各短リード連結部42において、コネクティングバー13の長手方向に垂直な方向に沿って、表面側から薄肉化された一対の薄肉領域46a、46bが形成されている。この薄肉領域46a、46bは、短リード連結部42から、短リード部12Bの両側縁部に沿って、短リード部12Bの途中まで延びている。一対の薄肉領域46a、46bの間には、薄肉領域46a、46bよりも厚い中央領域47が形成されている。この中央領域47は、薄肉領域46a、46bから表面側に突出する表面側凸部からなる。
図12(a)に示すように、中央領域47は、薄肉化(ハーフエッチング)されることなく、加工前の金属基板31と同一の厚みを有していても良い。この場合、コネクティングバー13近傍における短リード部12Bの垂直断面は、断面視略T字状となる。
あるいは、図12(b)に示すように、中央領域47は、一対の薄肉領域46a、46bから表面側(Z方向プラス側)に突出するとともに、長リード部12Aの表面よりも裏面側(Z方向マイナス側)に位置していても良い。この場合、中央領域47は、断面視略山型形状を有している。この場合、コネクティングバー13近傍における短リード部12Bの垂直断面は、断面視略五角形形状となる。
図11および図12において、一対の薄肉領域46a、46bの間に中央領域47が形成されているので、この中央領域47によって短リード連結部42の強度を保持しつつ、ダイシング時に発生する熱を低減することができる。
(変形例2)
図13に示すリードフレーム10Bにおいて、短リード連結部42は、その一部が表面側から薄肉化されている。具体的には、各短リード連結部42において、コネクティングバー13の長手方向に沿って、表面側から薄肉化された一対の薄肉領域48a、48bが形成されている。この薄肉領域48a、48bは、短リード連結部42から、短リード部12Bの途中まで延びている。一対の薄肉領域48a、48bの間には、薄肉領域48a、48bよりも厚い中央領域49が形成されている。この中央領域49は、薄肉化(ハーフエッチング)されておらず、コネクティングバー13の長さ方向に沿って延びている。
図13において、一対の薄肉領域48a、48bの間に中央領域49が形成されているので、この中央領域49によって短リード連結部42の強度を保持しつつ、ダイシング時に発生する熱を低減することができる。
上記各実施の形態及び変形例に開示されている複数の構成要素を必要に応じて適宜組合せることも可能である。あるいは、上記各実施の形態及び変形例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
10 リードフレーム
11 ダイパッド
12A 長リード部
12B 短リード部
15A、15B 内部端子
17A 第1外部端子
17B 第2外部端子
20 半導体装置
21 半導体素子
22 ボンディングワイヤ
23 封止樹脂
41 長リード連結部
42 短リード連結部
43 中間部
52 外側領域
53 端子領域
63 端子領域

Claims (2)

  1. リードフレームにおいて、
    半導体素子が搭載されるダイパッドと、
    前記ダイパッドの周囲に設けられた、複数の長リード部および複数の短リード部と、
    前記複数の長リード部および前記複数の短リード部が連結されたコネクティングバーとを備え、
    前記長リード部と前記短リード部とは、前記コネクティングバーの長手方向に沿って交互に配置され、
    前記コネクティングバーのうち、前記長リード部が連結された長リード連結部は、少なくとも部分的に裏面側から薄肉化され、
    前記コネクティングバーのうち、前記短リード部が連結された短リード連結部は、少なくとも部分的に表面側から薄肉化され、
    前記コネクティングバーの端部には環状連結部が連結され、
    前記コネクティングバーの端部から当該コネクティングバーの端部に最も近い前記短リード連結部までの間の領域が、少なくとも部分的に裏面側から薄肉化され
    前記環状連結部の全域が裏面側から薄肉化され、前記環状連結部の裏面側から薄肉化された部分と、前記コネクティングバーの端部から当該コネクティングバーの端部に最も近い前記短リード連結部までの間の領域の裏面側から薄肉化された部分とが、連続している、リードフレーム。
  2. リードフレームにおいて、
    半導体素子が搭載されるダイパッドと、
    前記ダイパッドの周囲に設けられた、複数の長リード部および複数の短リード部と、
    前記複数の長リード部および前記複数の短リード部が連結されたコネクティングバーとを備え、
    前記長リード部と前記短リード部とは、前記コネクティングバーの長手方向に沿って交互に配置され、
    前記コネクティングバーのうち、前記長リード部が連結された長リード連結部は、少なくとも部分的に裏面側から薄肉化され、
    前記コネクティングバーのうち、前記短リード部が連結された短リード連結部は、少なくとも部分的に表面側から薄肉化され、
    前記コネクティングバーの端部には環状連結部が連結され、
    前記コネクティングバーの端部から当該コネクティングバーの端部に最も近い前記短リード連結部までの間の領域が、少なくとも部分的に裏面側から薄肉化され、
    前記コネクティングバーの端部に最も近い前記短リード連結部が裏面側から薄肉化されておらず、当該短リード連結部の裏面側から薄肉化されていない部分が前記コネクティングバーの長手方向に沿って前記コネクティングバーの端部側に向けて広がっている、リードフレーム。
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