JP7173333B2 - 振動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、機械的振動によって水滴などを除去することが可能な振動装置に関する。
従来、監視装置として用いられるカメラなどのイメージングデバイスにおいては、その視野を常に明瞭にすることが求められている。特に、車載用途などの屋外で使用されるカメラにおいては、雨滴などの水滴を除去するための機構が種々提案されている。下記の特許文献1には、カメラ本体を内蔵している振動装置の一例が開示されている。カメラ本体の前方に、透光体部が配置されている。カメラ本体は、透光体部及びレンズを透過した光を光電変換する撮像部を有する。透光体部に付着した水滴を除去するために、圧電振動子が透光体部を振動させる。圧電振動子は、圧電板及び1対の端子を有する。圧電板は、1対の端子により挟持されている。端子から、圧電板に交流電界が印加される。
特許文献2及び3には、圧電振動子などの素子に給電する形態の例が開示されている。特許文献2には、圧電バイモルフ型のアクチュエータを有する圧電複合装置が開示されている。アクチュエータは、複数の端子を有する。複数の端子は、圧電体の上下面に設けられている。複数の端子には、それぞれ引き出し配線が接続されている。アクチュエータは、各引き出し配線を介して給電される。
特許文献3には、給電用のフレキシブルプリント基板を有する超音波振動子が開示されている。フレキシブルプリント基板の一部は、積層圧電素子及び下部振動体により挟持されている。フレキシブルプリント基板は5本の配線を有する。よって、フレキシブルプリント基板における、積層圧電素子に接続されている部分においては、5本の配線パターンが形成されている。
国際公開第2017/022382号 特開2006-048302号公報 特開平8-251954号公報
特許文献2に記載されたアクチュエータにおいては、端子及び引き出し配線は、はんだ付けなどの手段により接合されている。そのため、端子及び引き出し配線の接合部に応力などが加わると、接合部が破断しがちである。
他方、特許文献3に記載されたフレキシブルプリント基板は、積層圧電素子及び下部振動体により挟持されている。フレキシブルプリント基板における積層圧電素子に接続されている部分には複雑な配線パターンが形成されている。そのため、圧電体に加わる応力の分布や、圧電体の変位の分布の対称性及び均一性が損なわれるおそれがある。よって、水滴除去用の振動装置に上記のような給電用の配線を用いると、該配線の接合の信頼性や、透光体部の変位の均一性を高めることが困難となる。
本発明の目的は、配線の接合の信頼性を高めることができ、かつ振動の性能を高めることができる、振動装置を提供することにある。
本発明に係る振動装置は、開口部を有し、第1の開口端面及び第2の開口端面を有する筒状体と、前記筒状体の前記開口部を覆うように、前記筒状体の前記第1の開口端面に接合されている透光体カバーと、前記筒状体の前記第2の開口端面に直接的または間接的に接合されており、第1の主面及び第2の主面を含む圧電素子と、前記圧電素子に接合されている給電部材とを備え、前記給電部材が、対向し合う第1の面及び第2の面を含む基板と、前記第1の面または前記第2の面に設けられており、かつ互いに電気的に絶縁されている第1の給電電極及び第2の給電電極と、前記第1の面または前記第2の面に設けられている第1の外部接続電極及び第2の外部接続電極とを有し、前記第1の外部接続電極が前記第1の給電電極に接続されており、前記第2の外部接続電極が前記第2の給電電極に接続されており、前記給電部材が、前記圧電素子を厚み方向において挟んでおり、前記第1の給電電極及び前記第2の給電電極が前記圧電素子の前記第1の主面または前記第2の主面に接合されており、前記圧電素子を厚み方向において挟むように、前記給電部材の前記基板における、前記圧電素子の前記第1の主面上及び前記第2の主面上に位置していない部分が折れ曲がっている。
本発明に係る振動装置によれば、配線の接合の信頼性を高めることができ、かつ振動の性能を高めることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る振動装置の正面断面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る振動装置の分解斜視図である。 図3は、本発明の第1の実施形態における圧電素子及び給電部材の斜視図である。 図4は、本発明の第1の実施形態における給電部材の、折り曲げられていない状態の平面図である。 図5は、本発明の第1の実施形態における給電部材の、折り曲げられていない状態の底面図である。 図6は、本発明の第1の実施形態における給電部材の斜視図である。 図7(a)~図7(c)は、本発明の第1の実施形態における、給電部材により圧電素子を挟み込む方法の一例を示す図である。 図8は、第1の比較例における圧電素子及び給電部材の分解斜視図である。 図9は、第2の比較例における圧電素子及び給電部材の分解斜視図である。 図10は、本発明の第2の実施形態における給電部材の斜視図である。 図11は、本発明の第2の実施形態における圧電素子、第1の給電電極及び筒状体の付近を示す正面断面図である。 図12は、第2の比較例における圧電素子、第1の給電電極及び筒状体の付近を示す正面断面図である。 図13は、本発明の第2の実施形態及び第2の比較例における、圧電素子の径方向における位置と、筒状体及び圧電素子の接合界面に加わる最大主応力との関係を示す図である。 図14は、振動装置における応力分布の例を示す応力分布図である。 図15は、本発明の第2の実施形態の第1の変形例における給電部材の斜視図である。 図16は、本発明の第2の実施形態の第2の変形例における給電部材の斜視図である。 図17は、本発明の第3の実施形態における給電部材の、折り曲げられていない状態における、基板の第1の面側を示す斜視図である。 図18は、本発明の第3の実施形態における給電部材の、折り曲げられていない状態における、基板の第2の面側を示す斜視図である。 図19は、本発明の第3の実施形態における給電部材の斜視図である。 図20は、本発明の第4の実施形態における給電部材の、折り曲げられていない状態における斜視図である。 図21は、本発明の第4の実施形態における給電部材の斜視図である。 図22は、本発明の第4の実施形態の変形例における圧電素子の電極構造を示す斜視図である。 図23は、本発明の第5の実施形態における給電部材の、折り曲げられていない状態における斜視図である。 図24は、本発明の第5の実施形態における給電部材の斜視図である。 図25は、本発明の第6の実施形態における給電部材の、折り曲げられていない状態における斜視図である。 図26は、本発明の第7の実施形態に係るイメージングデバイスの正面断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
なお、本明細書に記載の各実施形態は、例示的なものであり、異なる実施形態間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることを指摘しておく。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る振動装置の正面断面図である。図2は、第1の実施形態に係る振動装置の分解斜視図である。図3は、第1の実施形態における圧電素子及び給電部材の斜視図である。図3においては、電極をハッチングにより示す。なお、図3以降の斜視図においても同様である。
図1及び図2に示す振動装置1は、振動により水滴や異物を移動させ、または水滴などを霧化させることにより、撮像素子の視野内などから水滴や異物を除去する振動装置である。振動装置1は、透光体カバー2と、筒状体3と、圧電素子4と、保持部材5と、給電部材6とを有する。
透光体カバー2、筒状体3及び保持部材5により内部空間が構成されている。この内部空間内に、撮像素子などの光学検出素子が配置される。なお、本明細書において、内部空間は密閉された空間には限られず、一部が外部に開いた空間も内部空間とする。
筒状体3は開口部3eを有し、かつ第1の開口端面3a及び第2の開口端面3bを有する。ここで、筒状体3の第1の開口端面3a及び第2の開口端面3bを結ぶ方向を軸方向Zとし、軸方向Zと直交する方向を径方向とする。筒状体3は軸方向Zに延びている。本実施形態においては、筒状体3は略円筒状の形状を有する。本実施形態では、筒状体3は金属からなる。なお、筒状体3の材料は金属には限定されず、例えば、セラミック、ガラスなどを用いることもできる。
筒状体3の第1の開口端面3aには、透光体カバー2が接合されている。より具体的には、筒状体3の開口部3eを覆うように、透光体カバー2が筒状体3に直接的に接合されている。透光体カバー2は円板状の形状を有する。なお、透光体カバー2の形状は上記に限定されず、例えば、ドーム状などであってもよい。透光体カバー2の平面視における形状は、例えば、多角形であってもよい。本明細書において、平面視とは、軸方向Z上方から見る方向をいう。軸方向Z上方は、図1における上方に相当する。
透光体カバー2の材料としては、例えば、透光性のプラスチック、石英、ホウケイ酸系やソーダライム系などのガラス、または透光性のセラミックなどを用いることができる。本明細書における透光性とは、少なくとも上記撮像素子などの光学検出素子が検出する波長のエネルギー線や光が透過する透光性をいう。
筒状体3の第2の開口端面3bに、圧電素子4が接合されている。図3に示すように、圧電素子4は開口部4eを有し、かつ円環状の形状を有する。圧電素子4は円環状の圧電体13を有する。圧電体13は第1の面13a及び第2の面13bを有する。第1の面13a及び第2の面13bは、軸方向Zにおいて対向し合っている。圧電体13の材料としては、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)、PT(チタン酸鉛)や(K,Na)NbOなどの適宜の圧電セラミックスまたはLiTaOやLiNbOなどの適宜の圧電単結晶などを用いてもよい。なお、圧電体13の形状は上記に限定されない。
圧電素子4は、第1の電極14A及び第2の電極14Bを有する。第1の電極14Aは、圧電体13の第1の面13aに設けられている。第2の電極14Bは、第2の面13bに設けられている。第1の電極14A及び第2の電極14Bは互いに対向するように設けられている。第1の電極14A及び第2の電極14Bの形状は、それぞれ円環状である。第1の電極14A及び第2の電極14Bの材料としては、適宜の金属を用いることができる。第1の電極14A及び第2の電極14Bは、例えば、AgやAuなどの金属薄膜からなる電極であってもよい。この場合、第1の電極14A及び第2の電極14Bは、スパッタリング法などにより形成することができる。
ここで、圧電素子4は第1の主面4a及び第2の主面4bを有する。第1の主面4aは第1の電極14Aを含む。第2の主面4bは第2の電極14Bを含む。第1の主面4a及び第2の主面4bのうち第1の主面4aが筒状体3側に位置する。
図1に戻り、筒状体3の第2の開口端面3bには、保持部材5が接合されている。筒状体3と保持部材5とは、溶接などにより接合されていてもよい。あるいは、筒状体3及び保持部材5は一体で構成されていてもよい。保持部材5は、バネ部17と、底部18とを有する。バネ部17の一方端部が、筒状体3の第2の開口端面3bに接続されている。バネ部17の他方端部に、底部18が連ねられている。バネ部17の軸方向Zに沿う断面形状は、階段状の形状である。底部18の形状は円筒形である。なお、バネ部17及び底部18の形状は上記に限定されない。バネ部17は、例えば、円筒状または角筒状などの形状を有していてもよい。底部18は、例えば、角筒状などの形状を有していてもよい。
保持部材5は適宜の金属からなる。なお、保持部材5の材料は金属には限定されず、例えば、セラミック、ガラスなどを用いることもできる。振動装置1は、例えば、保持部材5の底部18において外部に固定される。
図3に示すように、圧電素子4に給電部材6が接合されている。給電部材6は、基板7と、第1の給電電極8A及び第2の給電電極8Bと、第1の外部接続電極9A及び第2の外部接続電極9Bとを有する。基板7は第1の面7a及び第2の面7bを有する。第1の面7a及び第2の面7bは対向し合っている。基板7は折り曲げることが可能なフレキシブル基板である。基板7は、例えば、ポリイミドなどの樹脂からなる。なお、基板7は樹脂である必要はない。薄い金属板に絶縁体を設け、その上に上記各電極を形成してもよい。第1の給電電極8A、第2の給電電極8B、第1の外部接続電極9A及び第2の外部接続電極9Bは、適宜の金属からなる。
図4は、第1の実施形態における給電部材の、折り曲げられていない状態の平面図である。図5は、第1の実施形態における給電部材の、折り曲げられていない状態の底面図である。図4及び図5においては、電極をハッチングにより示す。
図4に示すように、基板7の第1の面7aに第2の給電電極8B及び第2の外部接続電極9Bが設けられている。第2の外部接続電極9Bは第2の給電電極8Bに接続されている。図5に示すように、第2の面7bに第1の給電電極8A及び第1の外部接続電極9Aが設けられている。第1の外部接続電極9Aは第1の給電電極8Aに接続されている。給電部材6はフレキシブルプリント基板である。
第1の給電電極8A及び第2の給電電極8Bは、互いに接触しておらず電気的に絶縁されている。同様に、第1の外部接続電極9A及び第2の外部接続電極9Bは、互いに接触しておらず電気的に絶縁されている。さらに、第1の外部接続電極9A及び第2の外部接続電極9Bは異なる電位に接続される。よって、第1の給電電極8A及び第2の給電電極8Bは異なる電位に接続される。
本実施形態の特徴は、図3に示すように、圧電素子4を厚み方向において挟むように、給電部材6の基板7が折れ曲がっており、第1の給電電極8A及び第2の給電電極8Bが圧電素子4の第1の主面4aまたは第2の主面4bに接合されていることにある。なお、基板7における、圧電素子4の第1の主面4a上及び第2の主面4b上に位置していない部分が折れ曲がっている。それによって、配線の接合の信頼性を高めることができ、かつ振動の性能を高めることができる。この効果の詳細を、給電部材6の構成の詳細と共に、以下において説明する。
図4に示すように、基板7は、複数の円弧状の部分を有する。より具体的には、基板7は、第1の略半円環状部分7c及び第2の略半円環状部分7dを有する。第1の略半円環状部分7cの両端部を結ぶ方向と、第2の略半円環状部分7dの両端部を結ぶ方向とは平行である。本明細書においては、給電部材が円環状の部分を有しない場合には、略半円環状などの部分を含む仮想上の円の径方向を、給電部材における径方向とする。第1の略半円環状部分7c及び第2の略半円環状部分7dは互いに接続されておらず、かつ径方向において互いにずれて配置されている。第1の略半円環状部分7cの一方端部から、径方向外側に向かい、第1の直線状部分7eが延びている。同様に、第2の略半円環状部分7dの一方端部から、径方向外側に向かい、第2の直線状部分7fが延びている。第1の直線状部分7e及び第2の直線状部分7fは互いに接続されており、一体となっている。この一体となっている部分は第3の直線状部分7gである。
基板7の第1の面7aにおける、第2の略半円環状部分7dに第2の給電電極8Bが設けられている。第1の面7aにおける第2の直線状部分7f及び第3の直線状部分7gに第2の外部接続電極9Bが設けられている。図5に示すように、第2の面7bにおける、第1の略半円環状部分7cに第1の給電電極8Aが設けられている。第2の面7bにおける第1の直線状部分7e及び第3の直線状部分7gに第1の外部接続電極9Aが設けられている。なお、本実施形態においては、第1の給電電極8A及び第1の外部接続電極9Aは一体として設けられている。同様に、第2の給電電極8B及び第2の外部接続電極9Bは一体として設けられている。
図6は、第1の実施形態における給電部材の斜視図である。図6中の仮想線は、給電部材6に挟まれ、かつ給電部材6に接合されている圧電素子4を示す。
給電部材6の基板7は、第1の略半円環状部分7c及び第2の略半円環状部分7dにより、圧電素子4を挟んでいる。第1の略半円環状部分7cは本発明における第1の挟持部であり、第2の略半円環状部分7dは本発明における第2の挟持部である。
第1の給電電極8Aは圧電素子4の第1の主面4aに接合されている。より具体的には、第1の給電電極8Aは圧電素子4の第1の電極14Aに、電気的に接続されている。上記のように、本実施形態では、第1の挟持部は略半円環状である。そのため、第1の主面4aの約半分の部分は給電部材6により覆われており、他の部分は給電部材6により覆われていない。よって、圧電素子4の約半分の部分は、筒状体3に給電部材6を介して間接的に接合されている。圧電素子4の他の部分は、筒状体3に直接的に接合されている。なお、筒状体3と、圧電素子4及び給電部材6とは、接着剤層により接合されている。
第2の給電電極8Bは圧電素子4の第2の主面4bに接合されている。より具体的には、第2の給電電極8Bは圧電素子4の第2の電極14Bに、電気的に接続されている。第2の主面4bの約半分の部分は給電部材6により覆われており、他の部分は給電部材6により覆われていない。本実施形態においては、第1の給電電極8Aは第1の電極14Aに、導電性接着剤層により接合されていることが好ましい。第2の給電電極8Bは第2の電極14Bに、導電性接着剤層により接合されていることが好ましい。
第1の外部接続電極9A及び第2の外部接続電極9Bは、圧電素子4の外周縁側から引き出されている。給電部材6の基板7は、第1の外部接続電極9Aが設けられている部分及び第2の外部接続電極9Bが設けられている部分において折り曲げられている。なお、基板7において折り曲げられている部分は、図4に示した第1の直線状部分7e及び第2の直線状部分7fに相当する部分である。これに伴い、第1の外部接続電極9A及び第2の外部接続電極9Bも折り曲げられている。より具体的には、給電部材6は、第1の外部接続電極9A及び第1の給電電極8Aの境界付近の部分、並びに第2の外部接続電極9B及び第2の給電電極8Bの境界付近の部分において折り曲げられている。基板7の第2の面7bにおける第1の給電電極8Aが設けられている部分と、第1の外部接続電極9Aが延びる方向とがなす角度は90°である。同様に、第1の面7aにおける第2の給電電極8Bが設けられている部分と、第2の外部接続電極9Bが延びる方向とがなす角度は90°である。もっとも、上記角度は90°には限定されない。
なお、第1の外部接続電極9Aは、圧電素子4の側面を経て引き出されている。第1の外部接続電極9Aが圧電素子4に接する部分においては、圧電素子4の第2の電極14Bが圧電体13の外周縁に至っていないことが好ましい。これにより、第2の電極14Bと第1の外部接続電極9Aとが接触し難い。ここで、給電部材6により圧電素子4を挟み込む方法を、図7(a)~図7(c)を参照して示す。
図7(a)~図7(c)は、第1の実施形態における、給電部材により圧電素子を挟み込む方法の一例を示す図である。
図4に示す状態から、図7(a)に示すように、給電部材6の第2の外部接続電極9B及び第2の給電電極8Bの境界付近の部分を折り曲げる。次に、図7(b)に示すように、給電部材6の第1の外部接続電極9A及び第1の給電電極8Aの境界付近の部分を折り曲げる。このとき、給電部材6において、圧電素子4を挟み込む空間が設けられている。次に、図7(c)に示すように、圧電素子4を給電部材6により挟み込む。次に、圧電素子4と給電部材6とを接合する。もっとも、この挟み込む方法は一例である。例えば、図7(a)に示す状態の後に、圧電素子4を上部から搭載・接合した後、図7(b)に示すように給電部材6を折り曲げて接合してもよい。
本実施形態においては、圧電素子4の第1の主面4aの約半分の部分と、給電部材6の第1の給電電極8Aとが、面において接合されている。同様に、第2の主面4bの約半分の部分と、第2の給電電極8Bとが、面において接合されている。よって、圧電素子4と給電部材6との接合力を高めることができる。加えて、第1の外部接続電極9A及び第2の外部接続電極9Bは、給電部材6としてのフレキシブルプリント基板の一部である。このように、本実施形態においては、第1の外部接続電極9A及び第2の外部接続電極9Bは、単独で圧電素子4に接続されるという構成とはなっていない。そのため、配線の接合が脆弱となるおそれが生じ難い。従って、配線の接合の信頼性を高めることができる。
さらに、以下において、本実施形態と第1の比較例とを比較することにより、本実施形態において振動の性能を高められることを示す。
図8は、第1の比較例における圧電素子及び給電部材の分解斜視図である。
図8に示すように、第1の比較例においては、圧電素子104における電極の配置及び給電部材106の構成が第1の実施形態と異なる。給電部材106の基板107は、1個の円環状の部分を有する。基板107上に複数の第1の給電電極108A及び複数の第2の給電電極108Bが設けられている。より具体的には、複数の第2の給電電極108Bは、上記円環状の部分に、周回方向において分散して配置されている。基板107における、複数の第2の給電電極108Bが設けられている部分の間に、それぞれの第1の給電電極108Aが設けられている。なお、複数の第1の給電電極108A及び複数の第2の給電電極108Bは、基板107の裏面に至っている。基板107の裏面に設けられた配線により、各電極は外部接続電極109に適宜接続されている。なお、外部接続電極109は、異なる電位に接続される2個の電極を含む。
圧電素子104における圧電体13の第1の面13aには、第1の実施形態と同様の第1の電極14Aが設けられている。他方、第2の面13bには、複数の電極が設けられている。該複数の電極の配置は、給電部材106の複数の第1の給電電極108A及び複数の第2の給電電極108Bの配置に対応している。圧電体13の側面には、複数の側面電極114Dが設けられている。圧電素子104における、第1の給電電極108Aに接続されている電極は、側面電極114Dに接続されている。側面電極114Dは第1の電極14Aに接続されている。
第1の比較例の圧電素子104及び給電部材106を用いた振動装置、及び第1の実施形態の振動装置1において、透光体カバー2の最大変位量を比較した。その結果、第1の比較例における最大変位量は7.4μmとなり、第1の実施形態における最大変位量は8.6μmとなった。このように、第1の実施形態における最大変位量は、第1の比較例における最大変位量よりも大きい。
第1の比較例においては、給電部材106が圧電素子104の第2の主面104bのみに接合されている。そのため、給電部材106の、圧電素子104に電気的に接続されている部分における電極の構成が複雑になっている。よって、圧電体13に加わる応力の分布や、圧電体13の変位の分布の対称性及び均一性が損なわれる。これにより、透光体カバー2の振動の効率が低くなる。
これに対して、第1の実施形態においては、図3に示すように、給電部材6は、圧電素子4の第1の主面4a及び第2の主面4bの双方に接合されている。これにより、給電部材6の、圧電素子4に接合されている部分における電極の構成を単純なものとすることができる。より具体的には、給電部材6の、圧電素子4に接合されている部分の電極の構成は、第1の給電電極8A及び第2の給電電極8Bが1個ずつ設けられた単純な構成である。よって、圧電体13に加わる応力の分布や圧電体13の変位の分布の対称性及び均一性を高めることができる。従って、透光体カバー2の振動の効率を高めることができる。
さらに、第1の実施形態の振動装置1及び第2の比較例において、透光体カバー2の最大変位量を比較した。なお、第2の比較例においては、図9に示すように、2個の給電部材206A及び給電部材206Bが圧電素子4に接合されている。給電部材206A及び給電部材206Bにおいては、第1の比較例と同様の基板107が用いられている。給電部材206Aにおいては、基板107の円環状の部分に、円環状の給電電極208Aが設けられている。給電電極208Aは、圧電素子4の第1の電極14Aに接合されている。他方、給電部材206Bにおいては、基板107の円環状の部分に、円環状の給電電極208Bが設けられている。給電電極208Bは第2の電極14Bに接合されている。
第2の比較例の圧電素子4並びに給電部材206A及び給電部材206Bを用いた振動装置においては、透光体カバー2の最大変位量は8.8μmとなった。上記のように、第1の実施形態における最大変位量は8.6μmである。このように、第1の実施形態においては、1個だけの給電部材6を用いることにより、2個の給電部材206A及び給電部材206Bを用いる第2の比較例と同等の最大変位量とすることができる。このように、第1の実施形態においては、振動効率を高めることができ、かつ生産性をも高めることができる。
図6に示すように、第1の実施形態においては、基板7の第1の挟持部としての第1の略半円環状部分7cは、圧電素子4の第1の主面4aの約半分を覆っている。同様に、第2の挟持部としての第2の略半円環状部分7dは、第2の主面4bの約半分を覆っている。ここで、圧電素子4の開口部4eを周回する方向を周回方向とする。第1の挟持部及び第2の挟持部は、周回方向において、圧電素子4の1/3周以上を覆っていることが好ましい。第1の挟持部及び第2の挟持部は、圧電素子4の1/2周以上を覆っていることがより好ましい。さらに、周回方向において、圧電素子4の1/3周以上にわたる部分に、第1の給電電極8A及び第2の給電電極8Bが接合されていることが好ましい。圧電素子4の1/2周以上にわたる部分に、第1の給電電極8A及び第2の給電電極8Bが接合されていることがより好ましい。それによって、圧電素子4と給電部材6との接合力をより確実に高めることができ、配線の接合の信頼性をより確実に高めることができる。
ところで、以下において、保持部材5の構成の詳細を説明する。図1に示すように、保持部材5は、バネ部17及び底部18を有する。バネ部17は、2個の円筒形が階段状に接続された形状を有する。より具体的には、バネ部17は、第1の部分17aと、第2の部分17bと、第3の部分17cとを含む。第1の部分17a及び第3の部分17cは円筒状の形状を有する。第1の部分17a及び第3の部分17cは軸方向Zに延びている。第2の部分17bは円環状の形状を有する。第2の部分17bは、第1の部分17a及び第3の部分17cを接続している。第1の部分17aは、筒状体3に接続されている。第3の部分17cに底部18が連ねられている。第1の部分17aの外径は、第3の部分17cの外径よりも小さい。
ここで、保持部材5のそれぞれの部分が延びる方向に直交する方向に沿う厚みを保持部材5のそれぞれの部分の肉厚とする。保持部材5においては、バネ部17の肉厚は底部18の肉厚よりも薄い。それによって、バネ部17は底部18よりも変形し易い。これにより、振動の径方向の成分は、バネ部17のバネ性により吸収される。なお、上記のバネ部17による振動の吸収とは、圧電素子4から保持部材5に伝搬した振動の大部分をバネ部17における振動とすることができることをいう。これにより、振動を底部18まで漏洩し難くすることができる。
加えて、底部18の肉厚が厚いため、底部18自体が変形し難い。よって、保持部材5の底部18への振動の漏洩を効果的に抑制することができる。従って、底部18が外部などに固定された場合において、振動ダンピングを効果的に抑制することができる。
なお、保持部材5の形状は上記に限定されない。例えば、バネ部17における第3の部分17cの外径は、第1の部分17aの外径よりも小さくてもよい。あるいは、バネ部17は、第1の部分17a、第2の部分17b及び第3の部分17cを含んでいなくともよい。バネ部17の軸方向Zに沿う断面形状は、例えば、直線状の形状であってもよい。
上記のように、図3に示す圧電素子4は円環状の形状を有する。本実施形態においては、圧電素子4の厚み方向に直交する方向は、圧電素子4の径方向である。圧電素子4は、径方向における内側に位置する内側端縁4cと、径方向における外側に位置する外側端縁4dとを有する。圧電素子4の内側端縁4c及び外側端縁4dを結ぶ方向を、圧電素子4の幅方向とする。なお、給電部材6における第1の給電電極8Aは圧電素子4の第1の主面4aに接合されており、第2の給電電極8Bは第2の主面4bに接合されている。よって、第1の給電電極8A及び第2の給電電極8Bにおいても、内側端縁4c及び外側端縁4dを結ぶ方向を、幅方向とする。
本実施形態においては第1の給電電極8Aの幅及び第2の給電電極8Bの幅は、圧電素子4の幅と同じである。もっとも、第1の給電電極8A及び第2の給電電極8Bのうち少なくとも一方の幅が、圧電素子4の幅よりも狭くてもよい。
図10は、第2の実施形態における給電部材の斜視図である。
本実施形態は、第1の給電電極28A及び第2の給電電極28Bの幅が、圧電素子4の幅よりも狭い点、及び基板27の一部の構成において、第1の実施形態と異なる。上記の点以外においては、本実施形態の振動装置は第1の実施形態の振動装置1と同様の構成を有する。
第1の給電電極28Aは、圧電素子4の外側端縁4dに至っており、かつ圧電素子4の内側端縁4cには至っていない。一方で、第2の給電電極28Bは、圧電素子4の内側端縁4c及び外側端縁4dの双方に至っていない。基板27における、第1の給電電極28Aが設けられている部分の幅は、第1の給電電極28Aの幅と同じである。他方、基板27における、第2の給電電極28Bが設けられている部分の幅は、圧電素子4の幅と同じである。もっとも、基板27における、第1の給電電極28Aが設けられている部分の幅は、圧電素子4の幅と同じであってもよい。あるいは、基板27における、第2の給電電極28Bが設けられている部分の幅は、第2の給電電極28Bの幅と同じであってもよい。
本実施形態においても、給電部材26と圧電素子4とが接合している面積は大きく、かつ第1の外部接続電極9A及び第2の外部接続電極9Bは、給電部材26としてのフレキシブルプリント基板の一部である。さらに、給電部材26が圧電素子4に接合されている部分の電極の構成は、第1の給電電極28A及び第2の給電電極28Bが1個ずつ設けられた単純な構成である。よって、第1の実施形態と同様に、配線の接合の信頼性を高めることができ、かつ振動の性能を高めることができる。
図11は、第2の実施形態における圧電素子、第1の給電電極及び筒状体の付近を示す正面断面図である。
圧電素子4は、筒状体3と直接的に接合されている部分及び間接的に接合されている部分を有する。より具体的には、圧電素子4は、給電部材26が設けられている部分においては、筒状体3に給電部材26を介して間接的に接合されている。他方、圧電素子4は、給電部材26が設けられていない部分においては、筒状体3に直接的に接合されている。なお、筒状体3と、圧電素子4及び給電部材26との間には、接着剤層29が設けられている。筒状体3と、圧電素子4及び給電部材26とは、接着剤層29により接合されている。
接着剤層29における、筒状体3及び圧電素子4の間に位置する部分の厚みは、筒状体3及び給電部材26の間に位置する部分の厚みよりも厚い。他方、図12に示すように、上記第2の比較例においては、接着剤層29の厚みは径方向において均一である。ここで、第2の実施形態及び第2の比較例において、筒状体3及び圧電素子4の接合界面に加わる最大主応力を比較した。
図13は、第2の実施形態及び第2の比較例における、圧電素子の径方向における位置と、筒状体及び圧電素子の接合界面に加わる最大主応力との関係を示す図である。図14は、振動装置における応力分布の例を示す応力分布図である。なお、図14は、振動装置の軸方向Zに沿う断面の、径方向における半分に相当する部分を示す。
図13に示すように、第2の実施形態においては、第2の比較例よりも、径方向の全域にわたり、筒状体3及び圧電素子4の接合界面に加わる最大主応力が小さいことがわかる。第2の実施形態においては、径方向内側において、上記最大主応力を第2の比較例よりも特に小さくすることができている。この理由は以下の通りである。
図14に示すように、筒状体3及び圧電素子4の接合界面に加わる応力は、径方向内側において特に大きい。これに対して、第2の実施形態においては、接着剤層29の厚みが、径方向内側において厚い。これにより、径方向内側において、筒状体3及び圧電素子4の接合界面に加わる応力を効果的に緩和することができる。よって、図13に示すように、上記接合界面に加わる最大主応力を小さくすることができる。従って、本実施形態においては、接合界面の破断が発生しにくく振動装置が破損し難い。
なお、第1の給電電極28A及び第2の給電電極28Bの配置は上記に限定されない。以下において、第1の給電電極28A及び第2の給電電極28Bの配置が第2の実施形態と異なる、第2の実施形態の第1の変形例及び第2の変形例を示す。第1の変形例及び第2の変形例においても、第2の実施形態と同様に、配線の接合の信頼性を高めることができ、かつ振動の性能を高めることができる。
図15に示す第1の変形例においては、第1の給電電極28Aは、圧電素子4の内側端縁4cに至っており、かつ外側端縁4dには至ってない。他方、第2の給電電極28Bは、圧電素子4の外側端縁4dに至っており、かつ内側端縁4cには至っていない。なお、基板37における、第2の給電電極28Bが設けられている部分の幅は、第2の給電電極28Bの幅と同じである。
図16に示す第2の変形例においては、第2の給電電極28Bは、圧電素子4の内側端縁4cに至っており、かつ外側端縁4dには至ってない。本変形例においても、第1の給電電極28Aが圧電素子4の外側端縁4dに至っており、かつ内側端縁4c至っていない。よって、圧電素子4及び筒状体3の接合界面に加わる最大主応力を小さくすることができる。
図17は、第3の実施形態における給電部材の、折り曲げられていない状態における、基板の第1の面側を示す斜視図である。図18は、第3の実施形態における給電部材の、折り曲げられていない状態における、基板の第2の面側を示す斜視図である。図19は、第3の実施形態における給電部材の斜視図である。
図17に示すように、本実施形態は、給電部材46の構成が第1の実施形態と異なる。上記の点以外においては、本実施形態の振動装置は第1の実施形態の振動装置1と同様の構成を有する。
給電部材46の基板47は、1個の円環状の部分及び1個の略半円環状の部分を有する。円環状の部分から、径方向外側に向かい、直線状の部分が延びている。該直線状の部分は、略半円環状の部分の中央に接続されている。さらに、略半円環状の部分の中央から、径方向外側に向かい、直線状の部分が延びている。
基板47の第1の面7aにおける、略半円環状の部分に第2の給電電極48Bが設けられている。より具体的には、略半円環状の部分における中央の部分を除く部分に、第2の給電電極48Bが設けられている。第1の面7aにおける直線状の部分に第2の外部接続電極49Bが設けられている。図18に示すように、第2の面7bにおける、円環状の部分に第1の給電電極48Aが設けられている。第2の面7bにおける直線状の部分に第1の外部接続電極49Aが設けられている。なお、本実施形態においては、第1の給電電極48A及び第1の外部接続電極49Aは一体として設けられている。同様に、第2の給電電極48B及び第2の外部接続電極49Bは一体として設けられている。
図19に示すように、圧電素子4を厚み方向において挟むように、給電部材46の基板47が折れ曲がっている。第1の外部接続電極49A及び第2の外部接続電極49Bも折れ曲がっている。この状態において、給電部材46が圧電素子4に接合されている。なお、給電部材46の略半円環状の部分においては、中央の部分と、他の部分とが分離している。これにより、給電部材46によって、圧電素子4を厚み方向において好適に挟むことができる。給電部材46の基板47においては、第1の挟持部は円環状であり、第2の挟持部は略半円環状である。
本実施形態においても、同一の基板47に、第1の給電電極48A、第1の外部接続電極49A、第2の給電電極48B及び第2の外部接続電極49Bが設けられている。加えて、給電部材46が圧電素子4に接合されている部分における電極の構成は単純なものとされている。従って、第1の実施形態と同様に、配線の接合の信頼性を高めることができ、かつ振動の性能を高めることができる。
第1の給電電極48A及び第2の給電電極48Bの幅は、圧電素子4の幅よりも狭い。第1の給電電極48Aは、圧電素子4の内側端縁4cに至っており、かつ外側端縁4dには至ってない。他方、第2の給電電極48Bは、圧電素子4の外側端縁4dに至っており、かつ内側端縁4cには至っていない。もっとも、第1の給電電極48A及び第2の給電電極48Bの配置は上記に限定されない。あるいは、第1の給電電極48A及び第2の給電電極48Bの幅は、圧電素子4の幅と同じであってもよい。
図20は、第4の実施形態における給電部材の、折り曲げられていない状態における斜視図である。図21は、第4の実施形態における給電部材の斜視図である。
図20に示すように、本実施形態は、給電部材56の構成が第1の実施形態と異なる。上記の点以外においては、本実施形態の振動装置は第1の実施形態の振動装置1と同様の構成を有する。
給電部材56の基板57は、第1の円環状部分57c及び第2の円環状部分57dを有する。第2の円環状部分57dの径方向外側に、第1の円環状部分57cが位置する。第2の円環状部分57dから、径方向内側に向かい、第1の直線状部分57eが延びている。さらに、第2の円環状部分57dから、径方向外側に向かい、第2の直線状部分57fが延びている。第2の直線状部分57fは、第1の円環状部分57cに接続されている。なお、第1の直線状部分57e及び第2の直線状部分57fは、第2の円環状部分57dにおける異なる部分から延びている。第1の直線状部分57eは、第2の直線状部分57fの延長線上に位置する。もっとも、第1の直線状部分57e及び第2の直線状部分57fの位置関係は上記に限定されない。
基板57の第1の面7aにおける第1の円環状部分57c、第2の円環状部分57d及び第1の直線状部分57eに、第1の給電電極58Aが設けられている。より具体的には、第1の給電電極58Aの第1の円環状部分57cに設けられた部分は、円環状である。第1の給電電極58Aの第1の直線状部分57eに設けられた部分は、直線状である。第1の給電電極58Aの第2の円環状部分57dに設けられた部分は、略半円環状である。
第1の面7aにおける第2の円環状部分57dに、第2の給電電極58Bが設けられている。第2の給電電極58Bは第1の給電電極58Aと接触していない。第2の給電電極58Bは略半円環状である。さらに、第1の面7aにおける第2の直線状部分57fに、第1の外部接続電極9A及び第2の外部接続電極9Bが設けられている。第1の外部接続電極9A及び第2の外部接続電極9Bは互いに接触していない。なお、本実施形態においては、第1の給電電極58A及び第1の外部接続電極9Aは一体として設けられている。同様に、第2の給電電極58B及び第2の外部接続電極9Bは一体として設けられている。
図21に示すように、圧電素子4を厚み方向において挟むように、給電部材56の基板57が折れ曲がっている。第1の外部接続電極9A及び第2の外部接続電極9Bも折れ曲がっている。この状態において、給電部材56が圧電素子4に接合されている。給電部材56の基板57においては、第1の挟持部及び第2の挟持部の双方は円環状である。もっとも、第1の挟持部及び第2の挟持部の形状は、周回方向において、圧電素子4の一部を覆う形状であってもよい。
図20に戻り、給電部材56は、第1の領域A及び第2の領域Bを有する。第1の給電電極58Aの第1の円環状部分57cに設けられた部分は、第1の領域Aに含まれる。一方で、第1の給電電極58Aの第2の円環状部分57dに設けられた部分は、第2の領域Bに含まれる。第2の給電電極58Bは、第1の領域Aに含まれる。給電部材56は、第1の領域Aにおいては、導電性接着剤層により圧電素子4に接合されている。他方、給電部材56は、第2の領域Bにおいては、絶縁性接着剤層により圧電素子4に接合されている。これにより、圧電素子4の第1の電極14A及び第2の電極14Bに、異なる電圧を好適に印加することができる。
本実施形態においても、同一の基板57に、第1の給電電極58A、第1の外部接続電極9A、第2の給電電極58B及び第2の外部接続電極9Bが設けられている。加えて、給電部材56が圧電素子4に接合されている部分における電極の構成は単純なものとされている。従って、第1の実施形態と同様に、配線の接合の信頼性を高めることができ、かつ振動の性能を高めることができる。
第1の給電電極58A及び第2の給電電極58Bの幅は、圧電素子4の幅よりも狭い。第1の給電電極58Aは、圧電素子4の内側端縁4cに至っており、かつ外側端縁4dには至ってない。他方、第2の給電電極58Bは、圧電素子4の外側端縁4dに至っており、かつ内側端縁4cには至っていない。もっとも、第1の給電電極58A及び第2の給電電極58Bの配置は上記に限定されない。あるいは、第1の給電電極58A及び第2の給電電極58Bの幅は、圧電素子4の幅と同じであってもよい。
なお、給電部材及び圧電素子の電気的な接続の形態は上記に限定されない。以下において、給電部材及び圧電素子の電気的な接続の形態が第4の実施形態と異なる、第4の実施形態の変形例を示す。該変形例においても、第4の実施形態と同様に、配線の接合の信頼性を高めることができ、かつ振動の性能を高めることができる。
図22は、第4の実施形態の変形例における圧電素子の電極構造を示す斜視図である。
圧電体13の第1の面13aには、第4の実施形態と同様の第1の電極14Aが設けられている。他方、第2の面13bには、第2の電極54B及び第3の電極54Cが設けられている。第2の電極54B及び第3の電極54Cは、略半円環状である。第2の電極54B及び第3の電極54Cは互いに接触していない。さらに、圧電体13の側面には、側面電極54Dが設けられている。第1の電極14A及び第3の電極54Cは、側面電極54Dにより接続されている。
本変形例においては、図21に示す第1の給電電極58Aは、導電性接着剤層により、第1の電極14A及び第3の電極54Cに接合されている。よって、第1の電極14A及び第3の電極54Cには、同じ電圧が印加される。他方、第2の給電電極58Bは、導電性接着剤層により、第2の電極54Bに接合されている。よって、第2の電極54Bには、第1の電極14A及び第3の電極54Cとは、異なる電圧が印加される。この場合においても、圧電素子を好適に振動させることができる。
図23は、第5の実施形態における給電部材の、折り曲げられていない状態における斜視図である。図24は、第5の実施形態における給電部材の斜視図である。
本実施形態は、第1の外部接続電極9A及び第2の外部接続電極9Bが引き出されている方向が第1の実施形態と異なる。上記の点以外においては、本実施形態の振動装置は第1の実施形態の振動装置1と同様の構成を有する。
基板67は、第1の実施形態と同様に、2個の略半円環状の部分を有する。一方の略半円環状の部分の一方端部から、径方向内側に向かい、直線状の部分が延びている。同様に、他方の略半円環状の部分の一方端部から、径方向内側に向かい、直線状の部分が延びている。双方の直線状の部分は互いに接続されており、一体となっている。基板67の第1の面7aにおける直線状の部分に第2の外部接続電極9Bが設けられている。第2の面7bにおける直線状の部分に第1の外部接続電極9Aが設けられている。
基板67は、各直線状の部分が径方向内側に向かい延びている。そのため、給電部材66の折り曲げられていない状態における外周の形状は、略円形となる。よって、上記外周の形状における、径方向に沿う寸法の最大値は小さい。従って、振動装置の製造に際し、基板67の母材から複数の基板67を得る場合には、基板67の取り出し数を増加させることができる。従って、生産性を高めることができる。
図24に示すように、圧電素子4を厚み方向において挟むように、給電部材66の基板67が折れ曲がっている。この状態において、給電部材66が圧電素子4に接合されている。なお、第1の外部接続電極9A及び第2の外部接続電極9Bは、圧電素子4の開口部4e側から引き出されている。本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、配線の接合の信頼性を高めることができ、かつ振動の性能を高めることができる。
図25は、第6の実施形態における給電部材の、折り曲げられていない状態における斜視図である。
本実施形態は、基板77、第1の外部接続電極79A及び第2の外部接続電極79Bがミアンダ状の部分を有する点において、第5の実施形態と異なる。上記の点以外においては、本実施形態の振動装置は第5の実施形態の振動装置と同様の構成を有する。
基板77は、第5の実施形態と同様に、2個の略半円環状の部分を有する。一方の略半円環状の部分の一方端部から、径方向内側に向かい、直線状の部分が延びている。同様に、他方の略半円環状の部分の一方端部から、径方向内側に向かい、直線状の部分が延びている。双方の直線状の部分はミアンダ状の部分に接続されている。基板77の第1の面7aにおける直線状の部分及びミアンダ状の部分に第2の外部接続電極79Bが設けられている。第2の面7bにおける直線状の部分及びミアンダ状の部分に第1の外部接続電極79Aが設けられている。
第1の外部接続電極79Aは、ミアンダ状の部分において、複数の直線状部分79a及び複数のコーナー部79bを有する。各コーナー部79bは略U字状である。各コーナー部79bは、2個の直線状部分79aをそれぞれ接続している。同様に、第2の外部接続電極79Bは、複数の直線状部分79c及び複数のコーナー部79dを有する。各コーナー部79dは、2個の直線状部分79cをそれぞれ接続している。
給電部材76はフレキシブルプリント基板である。よって、第1の外部接続電極79Aを外部に接続するに際し、ミアンダ状の部分を略直線状や曲線状に変形させることができる。同様に、第2の外部接続電極79Bを外部に接続するに際し、ミアンダ状の部分を変形させることができる。従って、第1の外部接続電極79A及び第2の外部接続電極79Bを長い配線として用いることができ、設計の自由度を高めることができる。なお、第1の外部接続電極79Aは、少なくとも1個のコーナー部79bを有していればよい。同様に、第2の外部接続電極79Bは、少なくとも1個のコーナー部79dを有していればよい。
さらに、基板77においては、ミアンダ状の部分が径方向内側に配置されている。そのため、給電部材76の折り曲げられていない状態における外周の形状は、略円形となる。よって、上記外周の形状における、径方向に沿う寸法の最大値は小さい。従って、第5の実施形態と同様に、生産性を高めることができる。
上記のように、本実施形態の基板77においては、略半円環状の部分から直線状の部分が延びている。該直線状の部分は、ミアンダ状の部分における直線状部分と一体とされている。もっとも、ミアンダ状の部分における直線状部分は、上記直線状の部分が延びる方向に対して、傾斜して延びていてもよい。
本実施形態においても、同一の基板77に、第1の給電電極8A、第1の外部接続電極79A、第2の給電電極8B及び第2の外部接続電極79Bが設けられている。加えて、給電部材76が圧電素子4に接合されている部分における電極の構成は単純なものとされている。従って、第5の実施形態と同様に、配線の接合の信頼性を高めることができ、かつ振動の性能を高めることができる。
図26は、第7の実施形態に係るイメージングデバイスの正面断面図である。
図26示すように、光学検出装置としてのイメージングデバイス80は、第1の実施形態の振動装置1と、振動装置1の内部空間内に配置された撮像素子82とを有する。なお、イメージングデバイス80の振動装置は、第1の実施形態の振動装置1には限られない。イメージングデバイス80の振動装置は、例えば、第2~第6の実施形態のうちいずれかの振動装置であってもよい。該振動装置は、本発明に係る振動装置であればよい。
撮像素子82としては、例えば、可視領域から遠赤外領域のいずれかの波長の光を受光する、CMOS、CCD、ボロメーターやサーモパイルなどを挙げることができる。イメージングデバイス80としては、例えば、カメラ、RadarやLIDARデバイスなどを挙げることができる。
なお、振動装置1の内部空間内には、撮像素子82以外の、エネルギー線を光学的に検出する光学検出素子が配置されていてもよい。検出するエネルギー線としては、例えば、電磁波や赤外線などの活性エネルギー線であってもよい。光学検出素子の検出領域は、透光体カバー2に含まれる。図26に示すイメージングデバイス80においては、検出領域としての、撮像素子82の視野が透光体カバー2に含まれる。
イメージングデバイス80は、第1の実施形態の振動装置1を有するため、配線の接合の信頼性を高めることができ、かつ振動装置1における振動の性能を高めることができる。
1…振動装置
2…透光体カバー
3…筒状体
3a,3b…第1,第2の開口端面
3e…開口部
4…圧電素子
4a,4b…第1,第2の主面
4c…内側端縁
4d…外側端縁
4e…開口部
5…保持部材
6…給電部材
7…基板
7a,7b…第1,第2の面
7c,7d…第1,第2の略半円環状部分
7e,7f,7g…第1,第2,第3の直線状部分
8A,8B…第1,第2の給電電極
9A,9B…第1,第2の外部接続電極
13…圧電体
13a,13b…第1,第2の面
14A,14B…第1,第2の電極
17…バネ部
17a,17b,17c…第1,第2,第3の部分
18…底部
26…給電部材
27…基板
28A,28B…第1,第2の給電電極
29…接着剤層
37…基板
46…給電部材
47…基板
48A,48B…第1,第2の給電電極
49A,49B…第1,第2の外部接続電極
54B,54C…第2,第3の電極
54D…側面電極
56…給電部材
57…基板
57c,57d…第1,第2の円環状部分
57e,57f…第1,第2の直線状部分
58A,58B…第1,第2の給電電極
66…給電部材
67…基板
76…給電部材
77…基板
79A,79B…第1,第2の外部接続電極
79a…直線状部分
79b…コーナー部
79c…直線状部分
79d…コーナー部
80…イメージングデバイス
82…撮像素子
104…圧電素子
104b…第2の主面
106…給電部材
107…基板
108A,108B…第1,第2の給電電極
109…外部接続電極
114D…側面電極
206A,206B…給電部材
208A,208B…給電電極

Claims (11)

  1. 開口部を有し、第1の開口端面及び第2の開口端面を有する筒状体と、
    前記筒状体の前記開口部を覆うように、前記筒状体の前記第1の開口端面に接合されている透光体カバーと、
    前記筒状体の前記第2の開口端面に直接的または間接的に接合されており、第1の主面及び第2の主面を含む圧電素子と、
    前記圧電素子に接合されている給電部材と、
    を備え、
    前記給電部材が、対向し合う第1の面及び第2の面を含む基板と、前記第1の面または前記第2の面に設けられており、かつ互いに電気的に絶縁されている第1の給電電極及び第2の給電電極と、前記第1の面または前記第2の面に設けられている第1の外部接続電極及び第2の外部接続電極と、を有し、前記第1の外部接続電極が前記第1の給電電極に接続されており、前記第2の外部接続電極が前記第2の給電電極に接続されており、
    前記給電部材が、前記圧電素子を厚み方向において挟んでおり、前記第1の給電電極及び前記第2の給電電極が前記圧電素子の前記第1の主面または前記第2の主面に接合されており、
    前記圧電素子を厚み方向において挟むように、前記給電部材の前記基板における、前記圧電素子の前記第1の主面上及び前記第2の主面上に位置していない部分が折れ曲がっており、
    前記圧電素子が開口部を有し、かつ前記圧電素子の厚み方向に直交する方向における内側に位置する内側端縁と、前記圧電素子の厚み方向に直交する方向における外側に位置する外側端縁と、を有し、
    前記内側端縁及び前記外側端縁を結ぶ方向を、前記圧電素子、前記第1の給電電極及び前記第2の給電電極の幅方向としたときに、前記第1の給電電極及び前記第2の給電電極のうち少なくとも一方の幅が、前記圧電素子の幅よりも狭く、
    前記第1の給電電極が前記圧電素子の前記第1の主面に接合されており、
    前記筒状体と、前記圧電素子の前記第1の主面及び前記給電部材とを接合している接着剤層をさらに備え、
    前記第1の給電電極が前記圧電素子の前記外側端縁に至っており、前記第1の給電電極の幅が前記圧電素子の幅よりも狭く、
    前記接着剤層における前記筒状体と前記圧電素子とを接合している部分の厚みが、前記筒状体と前記給電部材とを接合している部分の厚みよりも厚い、振動装置。
  2. 前記基板の前記第1の面側が前記圧電素子の前記第2の主面に接合されており、前記基板の前記第2の面側が前記圧電素子の前記第1の主面に接合されており、
    前記基板の前記第1の面に前記第2の給電電極が設けられており、前記基板の前記第2の面に前記第1の給電電極が設けられている、請求項1に記載の振動装置。
  3. 前記基板の前記第1の面側が前記圧電素子の前記第1の主面及び前記第2の主面に接合されており、
    前記基板の前記第1の面に前記第1の給電電極及び前記第2の給電電極が設けられている、請求項1に記載の振動装置。
  4. 前記第1の給電電極が、前記圧電素子の前記第1の主面及び前記第2の主面のうち一方の主面に絶縁性接着剤層により接合されており、かつ他方の主面に導電性接着剤層により接合されている、請求項3に記載の振動装置。
  5. 記基板が、前記圧電素子を挟んでいる第1の挟持部及び第2の挟持部を有し、
    前記圧電素子の前記開口部を周回する方向を周回方向としたときに、前記第1の挟持部及び前記第2の挟持部が、前記周回方向において前記圧電素子の一部を覆っており、
    前記第1の挟持部に前記第1の給電電極が設けられており、前記第2の挟持部に前記第2の給電電極が設けられている、請求項1~4のいずれか1項に記載の振動装置。
  6. 記第1の外部接続電極及び前記第2の外部接続電極が、前記圧電素子の外周縁側及び前記開口部側のうち、前記開口部側から引き出されている、請求項1~のいずれか1項に記載の振動装置。
  7. 前記圧電素子が円環状の形状を有する、請求項1~のいずれか1項に記載の振動装置。
  8. 前記第1の外部接続電極及び前記第2の外部接続電極が、少なくとも1個のコーナー部を有する、請求項1~のいずれか1項に記載の振動装置。
  9. 前記圧電素子が、対向し合う第1の面及び第2の面を含む圧電体と、前記第1の面に設けられている第1の電極と、前記第2の面に設けられており、前記第1の電極と対向している第2の電極と、を有し、
    前記圧電素子の前記第1の主面が、前記第1の電極を含み、前記第2の主面が前記第2の電極を含み、
    前記第1の給電電極が前記第1の電極に接続されており、前記第2の給電電極が前記第2の電極に接続されている、請求項1~のいずれか1項に記載の振動装置。
  10. 前記筒状体が金属からなる、請求項1~のいずれか1項に記載の振動装置。
  11. 前記筒状体に接続されており、かつ外部に固定される保持部材をさらに備える、請求項1~10のいずれか1項に記載の振動装置。
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