JP7172452B2 - 車両用電源システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両用電源システムに関する。
特許文献1では、家庭用交流電源などの外部電源、または、車両に搭載される太陽電池などのサブ電源によって、車両のメインバッテリを充電する電気自動車が提案されている。この電気自動車では、リレーによって、メインバッテリの入力端が、外部電源の端子またはサブ電源の端子に対して選択的に接続される。これにより、メインバッテリは外部電源およびサブ電源のうちの何れか一方の電源によって充電される。
特開2013-150497号公報
しかしながら、上記のような何れか一方の電源による充電は、コストが高くなる場合が想定される。すなわち、外部電源のコストがサブ電源のコストよりも高い場合において、外部電源を用いた充電は、サブ電源を用いた充電よりもコストが高くなる。一方、コストが低いサブ電源を用いた充電は、サブ電源の状態によっては所望の充電特性を満たせない場合がある。
例えば、サブ電源からの出力電力が不足している場合や、出力電力が不安定な場合には、サブ電源だけでは要求充電電力を満たせない可能性がある。したがって、ユーザは、適切な充電を行うために外部電源を用いなければならず、コストが高くなるという問題がある。
本発明の目的は、このような事情に鑑み、充電のコストを低減する車両用電源システムを提供することにある。
本発明のある態様によれば、車両用バッテリと、車両用バッテリから駆動モータへ供給される電力を調節するインバータと、外部電源に着脱可能な外部接続ポートと、燃料電池と、燃料電池および外部接続ポートから車両用バッテリへ供給される電力を調節する車載充電器と、車両用バッテリとインバータとを接続する第1配線と、第1配線と車載充電器とを接続する第2配線と、車載充電器と外部接続ポートとを接続する第3配線と、車載充電器と燃料電池とを接続する第4配線と、第3配線と第4配線とを接続する第5配線と、第5配線上に配置される切替リレーと、車載充電器と切替リレーとを制御する制御部と、を有する車両用電源システムが提供される。制御部は、切替リレーを開閉することで、燃料電池および外部電源のうちの何れか一方からバッテリへの充電を行う第1充電モードと、燃料電池および外部電源の双方からバッテリへの充電を行う第2充電モードと、の間の切り替えを行う。
本発明によれば、充電のコストを低減する車両用電源システムを提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる車両用電源システムの構成を示す図である。 図2は、図1の車両用電源システムの制御プログラムの処理を示すフローチャートである。 図3は、図1の車両用電源システムの動作を示すタイムチャートである。 図4は、切替リレーが開放された状態の車両用電源システムを示す図である。 図5は、第2実施形態にかかる車両用電源システムの構成を示す図である。 図6は、図5の車両用電源システムの制御プログラムの処理を示すフローチャートである。 図7は、図5の車両用電源システムの動作を示すタイムチャートである。 図8は、第3実施形態にかかる車両用電源システムの構成を示す図である。 図9は、図8の車両用電源システムの制御プログラムの処理を示すフローチャートである。 図10は、第4実施形態にかかる車両用電源システムの構成を示す図である。
(第1実施形態)
以下、添付図面を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態にかかる車両用電源システム100の構成を示す図である。
図1を参照すると、車両用電源システム100は、車両用バッテリ10と、車両用バッテリ10から駆動モータ200へ供給される電力を調節するモータインバータ200aと、外部電源20に対して充電コネクタおよび充電ガン等を介して接続される外部接続ポート22と、燃料電池としてのSOFC(固体酸化物形燃料電池:solid oxide fuel cell)30と、SOFC30および外部接続ポート22から車両用バッテリ10へ供給される電力を調節する車載充電器40と、を備える。さらに、車両用電源システム100は、車両用バッテリ10とモータインバータ200aとを接続する第1配線50と、第1配線50上で車両用バッテリ10と車載充電器40との間に設けられる第1リレー51と、第1配線50と車載充電器40とを接続する第2配線60と、車載充電器40と外部接続ポート22とを接続する第3配線70と、車載充電器40とSOFC30とを接続する第4配線80と、第3配線70と第4配線80とを接続する第5配線90と、第5配線90上に配置される切替リレーとしての第2リレー91と、車載充電器40と第2リレー91とを制御する制御部としてのコントローラ92と、を備える。
駆動モータ200は、三相交流モータで構成されており、主として車両用バッテリ10からの電力供給を受け、車両用電源システム100が搭載される車両の駆動力を生成する。なお、駆動モータ200は、走行状態(例えば回生ブレーキの作動状態)に応じて発電機として機能し、車両用バッテリ10に回生電力を供給する。
また、駆動モータ200には、主として車両用バッテリ10から供給される直流電力を交流電力に変換する一方で、当該駆動モータ200で発電した交流の回生電力を直流電力に変換するモータインバータ200aが設けられている。
バッテリユニット11は、二次電池で構成される車両用バッテリ10と、第1リレー51と、を含む。
SOFC30は、セラミック等の固体酸化物で形成された電解質層を、アノード(燃料極)とカソード(空気極)により挟み込んで得られるセルを積層して構成される。SOFC30は、燃料極に燃料ガス(水素)の供給を受けるとともに、空気極に酸化ガス(酸素)の供給を受けることで発電する。SOFC30は、運転温度に達すると高い効率で発電することが可能となる。
コントローラ92は、少なくとも、車両用バッテリ10の充電状態を示すSOC(State Of Charge)、外部からの充電要求、SOFC30の出力電流、車両用バッテリ10へ供給される電流、および外部接続ポート22に対する外部電源20の接続の有無を示す情報を取得する。
また、コントローラ92は、車両用バッテリ10が適切に充電されるように、第2リレー91の閉塞(オン)/開放(オフ)を制御する。すなわち、コントローラ92は、第2リレー91の閉塞/開放を制御することによって、車載充電器40に流入する電流を制御することができる。以下に詳述するように、コントローラ92は、第2リレー91を開閉することで、SOFC30および外部電源20のうちの何れか一方から車両用バッテリ10への充電を行うモードと、SOFC30および外部電源20の双方から車両用バッテリ10への充電を行うモードとを切り替える。
図示を省略するが、コントローラ92は、各種プログラムが記憶されているROM(Read Only Memory)と、各種プログラムの演算部としてのCPU(Central Processing Unit)と、演算時の一時的な記憶領域としてのRAM(Random Access Memory)と、外部との入出力インターフェイスとを備えており、これらはバスを介して電気的に接続される。
車載充電器40は、少なくとも二つの充電回路を備え、並列接続された第1充電回路41および第2充電回路42として図示されている。本実施形態において、これらの二つの充電回路の変換可能な電力の上限はそれぞれ3[kW]である。以下に詳述するように、車載充電器40は、コントローラ92による信号の制御に基づいて、SOFC30および外部電源20からの電力を取り出す。より詳細には、コントローラ92は、車載充電器40の入力側の電位を操作することによって、SOFC30および外部電源20の出力電流を調節する。
また、図示を省略するが、車載充電器40の第1充電回路41および第2充電回路42は、AC/DCコンバータと、DC/DCコンバータとを備える。車載充電器40の入力側から流入した電流は、前段のAC/DCコンバータを通り、後段のDC/DCコンバータを通って出力される。
前段のAC/DCコンバータは、ダイオードとコンデンサとを有する、いわゆる整流平滑回路である。AC/DCコンバータは、入力した交流電圧を直流電圧に変換して出力する機能を有し、また直流電圧が入力した場合には直流電圧を出力する。後段のDC/DCコンバータは、主としてスイッチング回路、高周波トランス、および整流平滑回路を備え、AC/DCコンバータからの直流電圧を調節して出力する。
すなわち、外部接続ポート22に外部電源20として交流電源が接続された場合には、外部電源20から車載充電器40に入力した交流電圧は、第1充電回路41又は第2充電回路42のAC/DCコンバータにおいて直流電圧に変換されたのち、DC/DCコンバータにおいて電圧が調節されて出力される。一方、SOFC30から車載充電器40に入力した直流電圧は、第1充電回路41又は第2充電回路42のAC/DCコンバータを通って直流電圧のまま出力されたのち、DC/DCコンバータにおいて電圧が調節されて出力される。
次に、上記構成を有する車両用電源システム100の動作について説明する。
図2は、第1実施形態にかかる、車両用電源システム100の制御プログラムの処理を示すフローチャートである。ここで、制御プログラムは、コントローラ92のROMに記憶されている。コントローラ92のCPUは、このROMから読み出した当該制御プログラムを実行することによって、車両用バッテリ10の充電に用いられる電源の制御を行う。
また、図3は、第1実施形態における車両用電源システム100の動作を示すタイムチャートである。より詳細には、上段のタイムチャートは第2リレー91の閉塞/開放のタイミングを示し、中段のタイムチャートはSOFC30の出力電力の経時的な変化を示し、下段のタイムチャートは外部電源20の出力電力の経時的な変化を示す。
なお、図2に示す制御プログラムの処理は、外部接続ポート22に外部電源20が接続されておらず、第2リレー91が閉塞状態であり、且つ車両用バッテリ10の充電がSOFC30の出力電力のみで行われている初期状態を前提として開始される。
この初期状態におけるSOFC30の出力電流は、図1中の一点鎖線で示されるように、第1充電回路41を通って車両用バッテリ10へ流入するルートと、第2リレー91を介して第2充電回路42を通って車両用バッテリ10へ流入する他のルートと、の二つのルートで車両用バッテリ10に流入する。
より詳細には、SOFC30からの出力電流は、第4配線80、第1充電回路41、および第2配線60を通るルートで車両用バッテリ10へ流入する。また一方で、SOFC30からの電流は、第4配線80、第5配線90に設けられた第2リレー91、第3配線70、第2充電回路42、および第2配線60を通る他のルートで車両用バッテリ10へ流入する。
この初期状態は、図3のタイムチャートにおける時刻0から時刻t1に相当する。すなわち、コントローラ92は、時刻0から時刻t1の間において第2リレー91を閉塞状態に維持しつつ、SOFC30の出力電力を所望の値に調節する。特に、図3に示す例では、コントローラ92は、SOFC30の出力電力を6[kW]に調節する。
上述した車両用電源システム100の初期状態の下、コントローラ92は、図2に示すステップS101~ステップS107の処理を実行する。
先ず、ステップS101において、コントローラ92は、外部接続ポート22に対する外部電源20の接続の有無を判定する。コントローラ92は、外部接続ポート22に対する外部電源20の接続が有ると判定すると、処理はステップS102に進む。
コントローラ92が外部電源20の接続が有ると判定したタイミングは、図3のタイムチャートでは時刻t1に相当する。
ステップS102において、コントローラ92は、SOFC30の出力電力を制限する処理(減少させる処理)を行う。
ステップS103において、コントローラ92は、SOFC30の出力電力が第1所定電力より小さくなったか否かを判定する。コントローラ92は、SOFC30の出力電力が第1所定電力より小さくないと判定すると、小さいと判定するまで待機する。ここで、第1所定電力は、第1充電回路41の仕様などに応じた電力変換可能な電力の上限値である。例えば、本実施形態では、第1所定電力は3[kW]である。
なお、上記のステップS101からステップS103における処理は、図3のタイムチャートに示される時刻t1から時刻t2の間に行われる。すなわち、コントローラ92は、時刻t1から時刻t2の間、第2リレー91を閉塞し、SOFC30の出力電力を6[kW]から徐々に低下させるとともに、外部電源20の出力電力を0[kW]に調節する。
一方、上記ステップS103において、コントローラ92は、SOFC30の出力電力が第1所定電力より小さいと判定すると、処理はステップS104に進む。
コントローラ92がSOFC30の出力電力が第1所定電力より小さいと判定したタイミングは、図3のタイムチャートに示される時刻t2に相当する。
ステップS104において、コントローラ92が第2リレー91を開放する。コントローラ92は、第2リレー91を開放すると、ステップS105の処理に移行する。
上記のステップS104における処理は、図3のタイムチャートにおける時刻t2から時刻t3の間に行われる。すなわち、コントローラ92は、時刻t2から時刻t3の間において第2リレー91を開放し、SOFC30の出力電力を3[kW]に調節するとともに、外部電源20の出力電力を0[kW]に調節する。
ステップS105において、コントローラ92は、外部電源20からの充電を開始して、外部電源20の出力電力を徐々に増加させる(図3の時刻t3~時刻t4参照)。
図4は、第2リレー91が開放され、SOFC30及び外部電源20の双方を用いた充電が行われている場合の車両用電源システム100内における電流の流れを説明する図である。図4に示されるように、第2リレー91が開放されているため、SOFC30の出力電流は、第4配線80を介して第1充電回路41のみへ流入する(第2充電回路42には流入しない)。
一方で、この場合、外部電源20からの電流は、第2充電回路42のみへ流入する。したがって、SOFC30の出力電流及び外部電源20からの電流は、第1充電回路41および第2充電回路42のそれぞれを経由して第1配線50において合流して車両用バッテリ10に供給される。
ステップS105の処理が開始されるタイミングは、図3のタイムチャートに示される時刻t3に相当する。このように、ステップS105の処理により、コントローラ92が外部電源20からの充電を開始すると、処理はステップS106に進む。
ステップS106において、コントローラ92は、外部電源20の出力電力が第2所定電力以上であるか否かを判定する。コントローラ92は、外部電源20の出力電力が第2所定電力以上ではないと判定すると、出力電力が第2所定電力以上であると判定するまで待機する。ここで、第2所定電力は、第2充電回路42の仕様などに応じた電力変換可能な電力の上限値である。例えば、本実施形態では、第2所定電力は3[kW]である。
上記のステップS105からステップS106における処理は、図3のタイムチャートに示される時刻t3から時刻t4の間に行われる。すなわち、時刻t3から時刻t4の間において、コントローラ92は、第2リレー91を開放した状態とし、SOFC30の出力電力を3[kW]に調節するとともに、外部電源20の出力電力を徐々に増加させる。
一方、上記ステップS106において、コントローラ92は、外部電源20の出力電力が第2所定電力以上である判定すると、ステップS107の処理に移行する。ステップS107において、コントローラ92は、外部電源20の出力電力を第2所定電力に制限する。
上記のステップS107の処理は、図3のタイムチャートに示される時刻t4において行われる。すなわち、時刻t4の間、コントローラ92は、第2リレー91を開放し、SOFC30の出力電力を3[kW]に調節するとともに、外部電源20の出力電力を3[kW]に調節する。
このように、第1実施形態にかかる車両用電源システム100は、SOFC30の出力電力のみで充電を行っている状態から外部電源20を充電に用いる場合において、コントローラ92は、SOFC30を完全に停止させることなくその出力電力を第1所定電力に制限する。そして、その状態で第2リレー91を開放し、外部電源20の出力電力を用いた充電を開始する。
すなわち、上記車両用電源システム100では、SOFC30のみを用いた充電(第1充電モード)と、SOFC30および外部電源20の双方を用いた充電(第2充電モード)を、第2リレー91の開閉によって切り替えることができる。すなわち、第1実施形態にかかる車両用電源システム100では、コントローラ92は、単一の電源による充電と、複数の電源を併用した充電と、を適宜切り替えることができる。結果として、要求に応じた好適な充電態様のバリエーションを実現することができる。
以上説明した第1実施形態にかかる車両用電源システム100によれば、以下の作用効果を奏する。
車両用電源システム100は、車両用バッテリ10と、車両用バッテリ10から駆動モータ200へ供給される電力を調節するモータインバータ200aと、外部電源20に対して着脱自在な外部接続ポート22と、燃料電池としてのSOFC30と、SOFC30および外部接続ポート22のうちの少なくとも何れかから車両用バッテリ10へ供給される電力を調節する車載充電器40と、車両用バッテリ10とモータインバータ200aとを接続する第1配線50と、第1配線50上で車両用バッテリ10と車載充電器40との間に設けられる第1リレー51と、第1配線50と車載充電器40とを接続する第2配線60と、車載充電器40と外部接続ポート22とを接続する第3配線70と、車載充電器40とSOFC30とを接続する第4配線80と、第3配線70と第4配線80とを接続する第5配線90と、第5配線90上に配置される切替リレーとしての第2リレー91と、車載充電器40と第2リレー91とを制御する制御部としてのコントローラ92と、を備える。
上記の構成を備える車両用電源システム100において、コントローラ92は、第2リレー91を開閉することで、SOFC30および外部電源20のうちの何れか一方から車両用バッテリ10への充電を行う第1充電モードと、SOFC30および外部電源20の双方から車両用バッテリ10への充電を行う第2充電モードと、の間の切り替えを行う。
このように、コントローラ92は、車両用バッテリ10の充電において、SOFC30と外部電源20の何れか一方のみを用いる充電に加えて、これらを併用する充電を行うことができるため、充電態様のバリエーションが増加する。すなわち、SOFC30の運転状態、外部電源20の接続の有無、およびこれらの電源の電力の価格などの種々の要素に応じた好適な電源の選択が可能となる。換言すれば、種々の充電態様の中から、コストを削減する観点から好適な充電態様を選択することができる。これにより、第1実施形態にかかる車両用電源システム100は、充電のコストを低減することができる。
特に、本実施形態では、コントローラ92は、第2リレー91を閉塞した状態でSOFC30および外部電源20のうちの何れか一方を用いて車両用バッテリ10への充電を行う。また、コントローラ92は、第2リレー91を開放した状態でSOFC30および外部電源20を用いて車両用バッテリ10への充電を行う。
これにより、本実施形態の車両用電源システム100の回路構成において、第2リレー91の開閉による充電モードの選択についての具体的な態様が提供される。
また、第1実施形態にかかる車両用電源システム100は、第2リレー91を閉塞させた状態でSOFC30の出力電力のみで充電を行っているときに外部電源20から充電を行う場合において、コントローラ92は、SOFC30の出力電力を第1所定電力に制限した後に、第2リレー91を開放し、外部電源20からの充電を開始する。
これにより、SOFC30の出力電力のみで充電を行っている状態(第1充電モード)から、外部電源20の電力で充電を行う状態(第2充電モード)に切り替える場合において、SOFC30の出力電力を第1所定電力に制限した後に、第2リレー91を開放して外部電源20の電力で充電を行う状態に切り替えることができる。
これによると、例えば、SOFC30の出力電力のみでは充電要求を満たすことができないなどの事情により、SOFC30のみによる充電から外部電源20を用いた充電に切り替えることが要求される場合に、SOFC30の運転を完全に停止させることなく、外部電源20による充電を行うことができる。
ここで、本実施形態にかかる電源としてのSOFC30は、運転を停止すると系の温度が経時的に低下するため、SOFC30の出力電力のみを用いる充電から外部電源20の電力のみを用いる充電にダイレクトに切り替えると、次にSOFC30を起動するまでの時間(SOFC30の停止時間)が長くなり、SOFC30の過度な温度低下をもたらすことが想定される。
このような状況に対して、本実施形態の構成であれば、SOFC30と外部電源20とを併用することができるため、外部電源20の使用中も、SOFC30の運転を継続することができる。より詳細には、外部電源20による充電を行いつつも、SOFC30の運転を完全に停止させることなく、第1所定電力までの出力制限にとどめることができる。これにより、SOFC30の運転の停止による過度な温度の低下を防止することができる。結果として、本実施形態にかかる車両用電源システム100であれば、SOFC30の運転の停止から運転の再開に要する暖機のエネルギを削減することができるため、SOFC30のランニングコストを低減することができる。
また、第1実施形態にかかる車両用電源システム100の車載充電器40は、並列に接続される二つの充電回路(電力変換回路)として、第1充電回路41および第2充電回路42を有している。
コントローラ92は、第2リレー91を閉塞してSOFC30の出力電力のみで充電を行っているときに、外部電源20から充電を行う場合において、SOFC30の出力電流を、第1充電回路41において変換できる電力の上限(第1所定電力)まで制限する。その後、コントローラ92は、第2リレー91を開放し、外部電源20からの充電を開始する。
これにより、第1充電回路41に過剰に電力が供給されることが防止される。特に、予め定められた第1充電回路41の定格電力に応じて第1所定電力が設定されることで、コントローラ92は、第1充電回路41の定格内で充電を制御することができる。したがって、既存のシステムに対してその構成を大幅に変更することなく、本実施形態の車両用電源システム100の構成を適用することができる。
特に、車載充電器40は、並列に接続される第1充電回路41および第2充電回路42を備えており、第1充電回路41および第2充電回路42が、ともにAC/DCコンバータと、DC/DCコンバータとを有する。AC/DCコンバータは、前段に設けられており、入力した交流電圧を直流電圧に変換して出力し、また直流電圧が入力した場合には直流電圧を出力する。DC/DCコンバータは、後段に設けられており、主としてスイッチング回路、高周波トランス、および整流平滑回路を備え、前段のAC/DCコンバータからの直流電圧を調節して出力する。
第1充電回路41および第2充電回路42が上記の構成を有することによって、車載充電器40は、交流電流が流入する場合6[kW]の車載充電器40として機能する。一方、車載充電器40は、直流電流が流入する場合6[kW]の昇圧コンバータとして機能する。さらに、第1充電回路41に直流電流が流入し、第2充電回路42に交流電流が流入する場合には、車載充電器40は、3[kW]の充電器と3[kW]の昇圧コンバータとを兼ねた機能を有する。
このように、車載充電器40は、並列に接続される第1充電回路41および第2充電回路42を備えることにより、6[kW]の車載充電器40、6[kW]の昇圧コンバータ、または3[kW]の充電器と3[kW]の昇圧コンバータとの兼用、としての三通りの機能を発揮することができる。
なお、本実施形態において、二つの充電回路の変換可能な電力の上限はそれぞれ3[kW]であるが、電力の上限は3[kW]に限られない。例えば、第1充電回路41と第2充電回路42とがそれぞれ等しく3[kW]以上もしくは3[kW]以下の電力を変換可能であってもよく、また二つの充電回路のそれぞれが異なる電力を変換可能であってもよい。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2実施形態の車両用電源システム100のハードウェア構成は、第1実施形態と同様であるが、コントローラ92による処理が異なる。より詳細には、第1実施形態では、コントローラ92は、SOFC30のみの充電からSOFC30および外部電源20の双方の充電へ切り替えたが、第2実施形態では、コントローラ92は、外部電源20のみの充電から双方の充電へ切り替える点において異なる。
図5は、外部電源20の出力電力のみを用いて充電が行われている場合の車両用電源システム100内における電流の流れを説明する図である。図5で示す状態では、外部接続ポート22に外部電源20が接続されており、第2リレー91が閉塞状態であり、且つ車両用バッテリ10の充電が外部電源20の出力電力のみで行われている。
このとき、外部電源20からの電流は、図5中の破線で示されるように、第2充電回路42を通って車両用バッテリ10へ流入するルートと、第2リレー91を介して第1充電回路41を通って車両用バッテリ10へ流入する他のルートと、の二つのルートで車両用バッテリ10に流入する。
より詳細には、第2リレー91が閉塞された状態では、外部電源20からの電流は、第3配線70、第2充電回路42、および第2配線60を通るルートで車両用バッテリ10へ流入する。また一方で、外部電源20からの電流は、第3配線70、第5配線90に設けられた第2リレー91、第4配線80、第1充電回路41、および第2配線60を通る他のルートで車両用バッテリ10へ流入する。
図6は、第2実施形態にかかる車両用電源システム100の制御プログラムの処理を示すフローチャートである。
なお、本実施形態において、コントローラ92は、車両用電源システム100が上述した外部電源20の出力電力のみで充電を行う初期状態であることを前提として、図6に示すステップS201~ステップS207の処理を実行する。
また、図7は、車両用電源システム100の動作を示すタイムチャートである。第1実施形態と同様に、上段のタイムチャートは第2リレー91の閉塞/開放のタイミングを示し、中段のタイムチャートはSOFC30の出力電力の経時的な変化を示し、下段のタイムチャートは外部電源20の出力電力の経時的な変化を示す。
なお、本実施形態の初期状態は、図7のタイムチャートにおける時刻0から時刻t4に相当する。すなわち、コントローラ92は、時刻0から時刻t4の間において、第2リレー91を閉塞状態に維持しつつ、外部電源20の出力電力を所望の値に調節する。特に、図7に示す例では、コントローラ92は、外部電源20の出力電力を6[kW]に調節するとともに、SOFC30の出力電力を0[kW]に調節する。
そして、上記初期状態の下、先ず、ステップS201において、コントローラ92は、受電経路の切り替え指令の有無を判定する。受電経路の切り替え指令は、例えば、ユーザが入出力インターフェイスに対して受電経路を切り替えるコマンドを入力することによって行われる。コントローラ92は、受電経路の切り替え指令が有ると判定すると、処理はステップS202に進む。
なお、コントローラ92が受電経路の切り替え指令が有ると判定したタイミングは、図7のタイムチャートに示される時刻t4に相当する。
ステップS202において、コントローラ92は、外部電源20の出力電力を制限する処理(減少させる処理)を行う。
ステップS203において、コントローラ92は、外部電源20の出力電力が第2所定電力より小さくなったか否かを判定する。コントローラ92は、外部電源20の出力電力が第2所定電力より小さくないと判定すると、小さいと判定するまで待機する。ここで、第2所定電力は、第2充電回路42の仕様などに応じた電力変換可能な電力の上限値である。例えば、本実施形態では、第2所定電力は3[kW]である。
なお、上記のステップS201からステップS203における処理は、図7のタイムチャートに示される時刻t4から時刻t5の間に行われる。すなわち、コントローラ92は、時刻t4から時刻t5の間、第2リレー91を閉塞した状態とし、外部電源20の出力電力を6[kW]から徐々に低下させるとともに、SOFC30の出力電力を0[kW]に維持している。
一方、上記ステップS203において、コントローラ92は、外部電源20の出力電力が第2所定電力より小さいと判定すると、処理はステップS203に進む。
コントローラ92が外部電源20の出力電力が第2所定電力より小さいと判定したタイミングは、図7のタイムチャートに示される時刻t5に相当する。
ステップS204において、コントローラ92が第2リレー91を開放すると、処理はステップS205に進む。
上記のステップS204における処理は、図7のタイムチャートにおける時刻t5から時刻t6の間に行われる。すなわち、コントローラ92は、時刻t5から時刻t6の間において第2リレー91を開放し、外部電源20の出力電力を3[kW]に調節するとともに、SOFC30の出力電力を0[kW]に調節する。
ステップS205において、コントローラ92は、SOFC30からの充電を開始して、SOFC30の出力電力を徐々に増加させる(図7の時刻t6~時刻t7参照)。すなわち、車両用電源システム100は図4に示したSOFC30及び外部電源20の双方を用いた充電が行われる状態となる。
なお、ステップS205の処理が開始されるタイミングは、図7のタイムチャートに示される時刻t6に相当する。このように、ステップS205の処理により、コントローラ92が外部電源20からの充電を開始すると、処理はステップS206に進む。
ステップS206において、コントローラ92は、SOFC30の出力電力が第1所定電力以上であるか否かを判定する、コントローラ92は、SOFC30の出力電力が第1所定電力以上はないと判定すると、出力電力が第1所定電力以上であると判定するまで待機する。
上記のステップS205からステップS206における処理は、図7のタイムチャートに示される時刻t6から時刻t7の間に行われる。すなわち、時刻t6から時刻t7間において、コントローラ92は、第2リレー91を開放した状態とし、外部電源20の出力電力を3[kW]に調節するとともに、SOFC30の出力電力を徐々に増加させる。
一方、上記ステップS206において、コントローラ92は、SOFC30の出力電力が第1所定電力以上である判定すると、ステップS206の処理に移行する。ステップS207において、コントローラ92は、SOFC30の出力電力を第1所定電力に制限する。
上記のステップS207の処理は、図7のタイムチャートに示される時刻t7において行われる。すなわち、時刻t7において、コントローラ92は、第2リレー91を開放し、外部電源20の出力電力を3[kW]に調節するとともに、SOFC30の出力電力を3[kW]に調節する。
本実施形態の車両用電源システム100の制御によれば、外部電源20の出力電力のみで充電を行っている状態からSOFC30を充電に用いる場合において、外部電源20の出力電力を完全にゼロとせずに第2所定電力に制限した状態で第2リレー91を開放し、SOFC30を用いた充電を開始する。
以上説明した第2実施形態にかかる車両用電源システム100によれば、以下の作用効果を奏する。
本実施形態にかかる車両用電源システム100は、第2リレー91を閉塞させた状態で外部電源20の出力電力のみで充電を行っているときにSOFC30から充電を行う場合において、コントローラ92は、外部電源20の供給電力(出力電力)を第2所定電力に制限した後に、第2リレー91を開放し、SOFC30からの充電を開始する。
このように、コントローラ92は、外部電源20のみを用いて充電を行っている状態からSOFC30を用いた充電に切り替える場合に、外部電源20の出力を完全に停止させるのではなく、第2所定電力に制限した状態にする。これにより、SOFC30を用いた充電に切り替える際に、SOFC30の運転状態に応じて、外部電源20の充電を併用しつつ、SOFC30の出力電力を徐々に上昇させていくことができる。
例えば、SOFC30の起動時など、当該SOFC30の発電特性が充電要求を満たす観点から所望の特性に至っていなシーンにおいても、外部電源20による充電を併用してSOFC30の出力を本来の充電要求に対して抑えつつ発電を実行しながら、SOFC30が所望の特性に至るまでの処理(暖機など)を実行することができる。すなわち、本実施形態であれば、SOFC30の暖機等のような通常運転状態に対して低い発電特性となっている場合であっても、SOFC30の出力特性の影響を抑制しつつ、SOFC30による充電を行うことができる。
また、第2実施形態にかかる車両用電源システム100の車載充電器40は、電力変換可能な並列に接続される二つの充電回路として、第1充電回路41および第2充電回路42を有している。
コントローラ92は、第2リレー91を閉塞して外部電源20の出力電力のみで充電を行っているときに、SOFC30から充電を行う場合において、外部電源20の出力電流を、第2充電回路42において変換できる電力の上限(第2所定電力)まで制限する。その後、コントローラ92は、第2リレー91を開放し、SOFC30からの充電を開始する。
これにより、第2充電回路42に過剰に電力が供給されることが防止される。特に、予め定められた第1充電回路41の定格電力に応じて第1所定電力が設定されることで、コントローラ92は、第2充電回路42の定格内で充電を制御することができる。したがって、既存のシステムに対してその構成を大幅に変更することなく、本実施形態の車両用電源システム100の構成を適用することができる。
なお、車載充電器40の構成は、第1実施形態と同様であるため、その作用および効果の説明は省略する。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態または第2実施形態と同様の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第3実施形態の車両用電源システム100は、第1実施形態または第2実施形態で説明したハードウェア構成を有する車両用電源システム100に対して、SOFC30の単位電力あたりの燃料の価格情報と、外部電源20から供給される電力の価格情報を含む価格情報Inv、車両用バッテリ10の必要充電容量、および許容充電時間の情報に基づいて、第1充電モードと第2充電モードとの間の切り替えを行う処理をさらに行う。
図8は、第3実施形態にかかる車両用電源システム100の構成を示す図である。コントローラ92は、外部のサーバやクラウド(Cloud Computing)等から上記の情報を取得する。なお、コントローラ92は、ROMに記憶されているナビゲーションソフト等のアプリケーションを通じて上記の情報を外部から取得しても良い。
ここで、情報には、例えばSOFC30および外部電源20の単位電力あたりの電力の価格が含まれるが、ここでの単位電力は1[kW]などの所定の電力である。価格情報Invは、例えば、SOFC30が単位電力を発電するために消費される燃料量の価格と、外部電源20の電力が電力系統から供給される場合には各電力系統における単位電力の価格と、を含む。
さらに、コントローラ92は、入出力インターフェイスを介してユーザの充電要求を受け付ける。充電要求は、例えば、許容充電時間としてのユーザが希望する充電時間、および必要充電容量としてのユーザが希望する充電の容量である。
ここにいう許容充電時間は、例えば、ユーザが入出力インターフェイスを用いて直接設定する充電時間、ユーザが設定する充電開始時刻から出発予定時刻までの間の時間、またはユーザが設定する出発予定時刻から外部電源20を外部接続ポート22に接続した時刻(例えば、充電ガンを挿した時刻)までの時間として設定される時間である。
次に、図9を参照して、第3実施形態の車両用電源システム100の動作、すなわちコントローラ92による電源の制御について説明する。
ステップS301において、コントローラ92は、SOFC30の単位電力あたりの燃料の価格情報Inv、および外部電源20の電力の価格情報Invを取得する。なお、これらの電力の価格は、日単位、または時刻単位で変化する場合がある。コントローラ92は、ステップS301において価格情報Invを取得すると、処理はステップS302に進む。
ステップS302において、コントローラ92は、ユーザの充電要求を取得する。充電要求は、例えば、ユーザが入出力インターフェイスに走行予定を入力することによって自動的に演算される。あるいは、充電要求は、ユーザが許容充電時間および必要充電容量を、入出力インターフェイスに直接入力することによって決定されてもよい。コントローラ92がステップS302において充電要求を取得すると、処理はステップS303に進む。
ステップS303において、コントローラ92は、ステップS301において取得した価格情報Invに基づいて、SOFC30の単位電力あたりの燃料の価格と外部電源20の単位電力あたりの電力の価格を比較する。コントローラ92は、SOFC30の単位電力あたりの燃料の価格が、外部電源20の単位電力あたりの電力の価格よりも小さくないと判定すると、すなわちSOFC30の単位電力あたりの燃料の価格が外部電源20の単位電力あたりの電力の価格以上であると判定すると、処理はステップS308に進む。ステップS308において、コントローラ92は、外部電源20による充電を開始する。
一方、ステップS303において、コントローラ92は、SOFC30の単位電力あたりの燃料の価格が外部電源20の電力の価格よりも小さいと判定すると、処理はステップS304に進む。
ステップS304において、コントローラ92は、SOFC30のみで車両用バッテリ10の充電を実行する場合の充電時間を演算する。コントローラ92は、充電時間を演算すると、処理はステップS305に進む。
ステップS305において、コントローラ92は、充電時間と許容充電時間とを比較する。ステップS305において、コントローラ92は、充電時間が許容充電時間を超える、すなわちSOFC30のみによる充電が可能ではないと判定すると、ステップS309の処理に進む。
ここで、充電時間が許容充電時間を超える状況(すなわち、SOFC30のみによる充電が可能ではない)の一例としては、SOFC30の起動時など通常運転よりも発電特性が低く、当該SOFC30に高い出力を設定することができないか、或いは好ましくない場合が想定される。
このように、コントローラ92は、SOFC30のみを用いた充電が低コストであっても、許容充電時間を超える場合には、SOFC30のみでは充電を行うことができないと判定する。したがって、ステップS309において、コントローラ92は、SOFC30および外部電源20の双方から車両用バッテリ10の充電を開始する。
ステップS309において、コントローラ92は、許容充電時間内で必要充電容量が充電され、かつ充電のコストが最少になるように、SOFC30および外部電源20での充電を行う。これにより、コントローラ92は、許容充電時間内において最少のコストで必要充電容量の充電を行う。
一方、ステップS305において、コントローラ92は、許容充電時間内において、SOFC30のみで必要充電容量の充電が可能であると判定すると、処理はステップS306に進む。
ステップS306において、コントローラ92は、SOFC30のみによって車両用バッテリ10の充電を開始する。
ステップS307において、コントローラ92は、ステップS306、ステップS309、またはステップS308において開始した充電が完了したか否かを判定する。コントローラ92は、充電が完了するまでの間、ステップS301からステップS309の処理を、所定の時間間隔で実行する。
このように、ステップS307において、コントローラ92は、処理をステップS301に戻すことによって、所定の時間間隔でステップS303における価格の比較を行う。したがって、コントローラ92は、所定の時間間隔で充電の態様を見直すため、相対的にコストが低い充電の態様を維持し、充電のコストを低減することができる。
このように、第3実施形態では、コントローラ92は、燃料電池の単位電力あたりの燃料の価格情報Inv、外部電源20から供給される単位電力あたりの電力の価格情報Inv、ならびに車両用バッテリ10の必要充電容量および許容充電時間の情報に基づいて、許容充電時間内で必要充電容量の充電に用いられる電力の合計の価格が最少になるように、車両用バッテリ10の充電に用いる電力を制御する。これにより、第3実施形態にかかる車両用電源システム100は、充電のコストを低減することができる。
以上説明した第3実施形態にかかる車両用電源システム100によれば、以下の作用効果を奏する。
コントローラ92は、SOFC30の単位電力あたりの燃料の価格情報、および外部電源20から供給される単位電力あたりの電力の価格情報に基づいて、SOFC30および外部電源20のうち相対的に価格の低い方を用いて第1充電モードを実行する(ステップS303,S306,S308)。
これにより、コントローラ92は、充電のコストが低くなるように第2リレー91を制御して、一方の電源を用いて充電を行うことができる。
コントローラ92は、SOFC30の単位電力あたりの燃料の価格情報Inv、外部電源20から供給される電力の価格情報Inv、車両用バッテリ10の許容充電時間、および必要充電容量の情報に基づいて、第1充電モードと第2充電モードとの間の切り替えを行う。
これにより、ユーザは、コストを低減することが可能となるような、電源を選択することができる。すなわち、ユーザは、SOFC30のみ、外部電源20のみ、またはSOFC30および外部電源20、を用いる充電の態様の中から単位電力あたりの価格が低い充電の態様を選択して、車両用バッテリ10の充電を行うことができる。結果として、充電のコストを低減することができる。
特に、本実施形態では、コントローラ92は、SOFC30の単位電力あたりの燃料の価格と外部電源20から供給される単位電力あたりの電力の価格とを比較し(ステップS303)、SOFC30の単位電力あたりの燃料の価格が相対的に低い場合、SOFC30によって必要充電容量の充電を行った場合の充電時間を算出する(ステップS304)。また、コントローラ92は、充電時間と許容充電時間を比較し(ステップS305)、充電時間が許容充電時間を超えないと判定した場合において、SOFC30から車両用バッテリ10へ充電を行う第1充電モードを実行する(ステップS306)。
すなわち、コントローラ92は、外部電源20またはSOFC30のうち、相対的に価格が低いSOFC30のみによる充電が充電要求を満たすと判定した場合、SOFC30のみを用いて車両用バッテリ10を充電する。
これにより、コントローラ92は、SOFC30のみによる充電が充電要求を満たす場合、充電要求を満たし、かつコストが低くなるように、第2リレー91を制御してSOFC30のみを用いて充電を行うことができる。このように、第3実施形態にかかる車両用電源システム100は、充電のコストを低減することができる。
一方、本実施形態では、コントローラ92は、SOFC30の単位電力あたりの燃料の価格と外部電源20から供給される単位電力の価格とを比較し(ステップS303)、SOFC30の単位電力あたりの燃料の価格が相対的に低い場合、SOFC30によって必要充電容量の充電を行った場合の充電時間を算出する(ステップS304)。また、コントローラ92は、充電時間と許容充電時間を比較し(ステップS305)、充電時間が許容充電時間を超えると判定した場合において、許容充電時間内でSOFC30および外部電源20の双方から車両用バッテリ10への充電を行う場合の必要充電容量の充電に用いられる電力の合計の価格が最少になるように第1充電モードと第2充電モードとの間の切り替えを行う(ステップS309)。
すなわち、コントローラ92は、外部電源20またはSOFC30のうち、相対的に価格が低い方のみによる充電が充電要求を満たさないと判定した場合、外部電源20およびSOFC30の双方を用いて車両用バッテリ10を充電する。
これにより、コントローラ92は、SOFC30のみによる充電が充電要求を満たさない場合、充電要求を満たし、かつコストが低くなるように、第2リレー91を制御して双方の電源を用いて充電を行うことができる。このように、第3実施形態にかかる車両用電源システム100は、充電のコストを低減することができる。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態について説明する。なお、第1実施形態から第3実施形態と同様の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図10を参照して、第4実施形態にかかる車両用電源システム100について説明する。第4実施形態の車両用電源システム100は、第1実施形態から第3実施形態の車両用電源システム100に対して、第3リレー95が追加される点において異なる。
図10を参照すると、車両用電源システム100は、第4配線80において第5配線90が接続される接続箇所と、SOFC30との間に設けられた第3リレー95を備える。
また、第1充電回路41の入力側には、図示しないプリチャージ用のサブコンバータ(以下、「サブコンバータ」と称する。)が設けられる。コントローラ92は、このサブコンバータの信号を制御することによって、第1充電回路41の入力側に設けられたコンデンサの電位を調節する。コントローラ92は、図示しないコンデンサの電位を調節することによって、第3リレー95の両端の電圧を調節する。
コントローラ92は、第3リレー95の両端の電圧が所定値未満の場合、第3リレー95を閉塞する。ここで、所定値は、例えば第1充電回路41の定格電圧未満の値である。
一方、コントローラ92は、第3リレー95の両端の電圧が所定値未満でない場合、サブコンバータの信号を制御して、第1充電回路41の入力側に設けられたコンデンサの電位を調節する。
第3リレー95の両端の電圧が所定値未満でない場合とは、例えば、SOFC30が通常運転を行うために好適な特性をとっており、開放電圧(OCV)が車載充電器40の入力側の電圧に対して大きい場合である。このような状態で、コントローラ92が第3リレー95を閉塞すると、第1充電回路41に過大な電流(以下、「突入電流」と称する。)が流入する。
そこで、コントローラ92は、第1充電回路41の入力側、すなわちSOFC30の出力側に設けられた、図示しないコンデンサの電位を調節して、第3リレー95の両端の電圧を所定値未満にする。より詳細には、コントローラ92は、サブコンバータの信号を制御することによって、コンデンサの電位が高くなるように調節し、第3リレー95の両端の電圧を下げることができる。
コントローラ92は、第3リレー95の両端の電圧が所定値未満になると判定すると、第3リレー95を閉塞する。これにより、突入電流が抑制される。
ここで、コンデンサの電位の調節は、第2リレー91が閉塞された状態でおこなわれてもよい。この場合、コントローラ92は、サブコンバータを介して、第1充電回路41および第2充電回路42のうちの何れか一方に設けられたコンデンサの電位を調節するだけでよい。すなわち、第2リレー91が閉塞された状態では、第3配線70と第4配線80との電位は等しいため、何れか一方の配線の電位が調節されると、他方の配線の電位は一方の配線と同一の電位に定まる。
より詳細には、コントローラ92が第2リレー91を閉塞した状態で、SOFC30のみから充電を行う場合、コントローラ92はサブコンバータを介して第1充電回路41または第2充電回路42のコンデンサの電位を調節する。例えば、コントローラ92が第1充電回路41のコンデンサの電位を調節する場合、コントローラ92は、第2充電回路42のコンデンサの電位を積極的に調節しなくても、第2充電回路42のコンデンサの電位は、第1充電回路41のコンデンサの電位に拘束されて同一電位となる。
すなわち、コントローラ92が、第2リレー91を閉塞した状態で、第3リレー95の両端の電圧を調節する場合、サブコンバータは、第1充電回路41および第2充電回路42のうちの何れか一方に設けられればよい。換言すれば、コントローラ92は、第2リレー91を閉塞することによって、第1充電回路41および第2充電回路42に対する突入電流をまとめて抑制することができる。
このように、コントローラ92は、車載充電器40の入力側の電位を調節することによって、SOFC30の出力電流を適切に調節する。これにより、コントローラ92が、第3リレー95を閉塞しても、車載充電器40に過大な電流が流入することを防止できる。
以上説明した第4実施形態にかかる車両用電源システム100によれば、以下の作用効果を奏する。
第4実施形態の車両用電源システム100は、第4配線80において第5配線90が接続される接続箇所と、SOFC30との間に設けられた燃料電池接続リレーとしての第3リレー95をさらに備える。
このように、コントローラ92は、第1充電回路41に設けられた図示しないコンデンサの電位を調節することによって、第3リレー95の両端の電圧を所定値未満にする。これにより、コントローラ92は、第3リレー95を閉塞させたときの車載充電器40への突入電流を防止する。
また、第3リレー95が、SOFC30と第1充電回路41との間に設けられることによって、SOFC30を常に通常運転させておくことができる。すなわち、例えばSOFC30が通常運転するとSOFC30の開放電圧が大きいが、このような状態であっても、第3リレー95が開放されていることにより第1充電回路41に突入電流は流入しない。そして、コントローラ92は、SOFC30が通常運転する間においても、第3リレー95の両端の電圧を所定値未満に調節したのちに、第3リレー95を閉塞する。これにより、第1充電回路41に突入電流が流入しない。
このように、コントローラ92が、第3リレー95の両端の電圧を調節し、電圧が所定値未満になったときに第3リレー95を閉塞することによって、突入電流を防止することができる。このため、コントローラ92は、SOFC30を常に通常運転の状態を維持することができる。
これにより、コントローラ92は、第3リレー95の両端の電圧を調節するために、SOFC30の停止する必要がなくなる。したがって、コントローラ92は、SOFC30の運転と停止とを繰り返す回数を減らすことができる。結果として、第4実施形態にかかる車両用電源システム100は、SOFC30の暖機のエネルギを削減することができるため、充電のコストを低減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記各実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。例えば、本発明にかかる車両用電源システム100は、第1から第4の実施形態のすべてを備える構成であってもよく、また第1から第4の実施形態のうちの少なくとも何れか一つを備える構成であってもよい。
10 車両用バッテリ
11 バッテリユニット
20 外部電源
22 外部接続ポート
40 車載充電器
41 第1充電回路
42 第2充電回路
50 第1配線
51 第1リレー
60 第2配線
70 第3配線
80 第4配線
90 第5配線
91 第2リレー
92 コントローラ
95 第3リレー
100 車両用電源システム
200 駆動モータ
200a モータインバータ
nv 価格情報

Claims (12)

  1. 車両用バッテリと、
    前記車両用バッテリから駆動モータへ供給される電力を調節するインバータと、
    外部電源に着脱可能な外部接続ポートと、
    燃料電池と、
    前記燃料電池および前記外部接続ポートから前記車両用バッテリへ供給される電力を調節する車載充電器と、
    前記車両用バッテリと前記インバータとを接続する第1配線と、
    前記第1配線と前記車載充電器とを接続する第2配線と、
    前記車載充電器と前記外部接続ポートとを接続する第3配線と、
    前記車載充電器と前記燃料電池とを接続する第4配線と、
    前記第3配線と前記第4配線とを接続する第5配線と、
    前記第5配線上に配置される切替リレーと、
    前記車載充電器と前記切替リレーとを制御する制御部と、を有し
    前記制御部は、前記切替リレーを開閉することで、
    前記燃料電池および前記外部電源のうちの何れか一方から前記車両用バッテリへの充電を行う第1充電モードと、
    前記燃料電池および前記外部電源の双方から前記車両用バッテリへの充電を行う第2充電モードと、の間の切り替えを行う、
    車両用電源システム。
  2. 請求項1に記載の車両用電源システムであって、
    前記制御部は、
    前記切替リレーを閉塞した状態で前記第1充電モードを実行し、
    前記切替リレーを開放した状態で前記第2充電モードを実行する、
    車両用電源システム。
  3. 請求項2に記載の車両用電源システムであって、
    前記制御部は、
    前記切替リレーを閉塞させた状態で前記燃料電池の出力電力のみで充電を行っているときに、前記外部電源から充電を行う場合において、第1所定電力まで前記燃料電池の出力電力を制限した後に、前記切替リレーを開放し、前記外部電源からの充電を開始する、
    車両用電源システム。
  4. 請求項3に記載の車両用電源システムであって、
    前記車載充電器は、並列に接続される第1充電回路および第2充電回路を有し、
    前記第1充電回路は、前記燃料電池に接続される電力変換回路であって、前記第1所定電力は、前記第1充電回路によって電力変換可能な範囲の電力である、
    車両用電源システム。
  5. 請求項2~4の何れか1項に記載の車両用電源システムであって、
    前記制御部は、前記切替リレーを閉塞させた状態で前記外部電源からの電力のみで充電を行っているときに、前記燃料電池の出力電力により充電を行う場合において、第2所定電力まで前記外部電源からの供給電力を制限した後に、前記切替リレーを開放し、前記燃料電池からの充電を開始する、
    車両用電源システム。
  6. 請求項5に記載の車両用電源システムであって、
    前記車載充電器は、並列に接続される第1充電回路および第2充電回路を有し、
    前記第2充電回路は、前記外部接続ポートに接続される電力変換回路であって、前記第2所定電力は、前記第2充電回路によって電力変換可能な範囲の電力である、
    車両用電源システム。
  7. 請求項1から請求項6の何れか一項に記載の車両用電源システムであって、
    前記制御部は、前記燃料電池の単位電力あたりの燃料の価格情報、および前記外部電源から供給される単位電力あたりの電力の価格情報に基づいて、前記燃料電池および前記外部電源のうち相対的に価格の低い方を用いて前記第1充電モードを実行する、
    車両用電源システム。
  8. 請求項1から請求項6の何れか一項に記載の車両用電源システムであって、
    前記制御部は、前記燃料電池の単位電力あたりの燃料の価格情報、前記外部電源から供給される単位電力あたりの電力の価格情報、許容充電時間、および必要充電容量の情報に基づいて、前記第1充電モードと前記第2充電モードとの間の切り替えを行う、
    車両用電源システム。
  9. 請求項8に記載の車両用電源システムであって、
    前記制御部は、
    前記燃料電池の単位電力あたりの燃料の価格と前記外部電源から供給される単位電力あたりの電力の価格とを比較し、
    前記燃料電池の単位電力あたりの燃料の価格が相対的に低い場合、前記燃料電池によって前記必要充電容量の充電を行った場合の充電時間を算出し、
    前記充電時間と前記許容充電時間を比較し、
    前記充電時間が前記許容充電時間を超えない場合において、前記燃料電池から前記車両用バッテリへ充電を行う前記第1充電モードを実行する、
    車両用電源システム。
  10. 請求項8に記載の車両用電源システムであって、
    前記制御部は、
    前記燃料電池の単位電力あたりの燃料の価格と前記外部電源から供給される単位電力あたりの電力の価格とを比較し、
    前記燃料電池の単位電力あたりの燃料の価格が相対的に低い場合、前記燃料電池によって前記必要充電容量の充電を行った場合の充電時間を算出し、
    前記充電時間と前記許容充電時間を比較し、
    前記充電時間が前記許容充電時間を超える場合において、前記許容充電時間内で前記燃料電池および前記外部電源の双方から前記車両用バッテリへの充電を行った場合の前記必要充電容量の充電に用いられる電力の合計の価格が最少になるように前記第1充電モードと前記第2充電モードとの間の切り替えを行う、
    車両用電源システム。
  11. 請求項1から請求項10の何れか一項に記載の車両用電源システムであって、
    前記第4配線において前記第5配線が接続される接続箇所と、前記燃料電池との間に設けられた燃料電池接続リレーをさらに有する、
    車両用電源システム。
  12. 請求項1から請求項11の何れか一項に記載の車両用電源システムであって、
    前記燃料電池は固体酸化物形燃料電池である、
    車両用電源システム。
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