JP7171161B2 - 銅線材の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、銅線材の製造方法に関するものである。
銅は電気伝導率が高いことから、銅線材は導線として広く用いられている。銅線材は、その表面や内部に欠陥が存在すると、導線としての品質が低下する。そのため、銅線材に欠陥がないか適切に検査されることが望ましい。またその検査は、得られる銅線材の一部を切り出して断面を分析する破壊検査により行うのではなく、非破壊検査として行われることが生産性向上の観点から望ましい。例えば特許文献1には磁気的に銅線材の非破壊検査を行う装置及び方法が開示されている。
特開平11-30607号公報
欠陥が銅線材内に存在すると、例えば溶接時の溶接不良に繋がるおそれがある。溶接不良は、数μm~数百μm程度の微細な欠陥が存在する場合にも起こりうる。しかしながら、外部からは視認できない銅線材の内部にそのような欠陥が存在する場合、銅線材の外観からその欠陥を検出することは困難である。
金属製の線材を検査する方法としては、例えば上記のような磁気的検査の他に、例えば材料表面に渦電流を流して、材料に発生する電磁誘導の変化に基づき検査を行う渦流探傷検査法がある。また別の例としては、線材に対してX線やγ線などの放射線を送信し、線材を透過する放射線の状態に基づいて欠陥を検査する放射線検査がある。しかしながら、これらの方法では、銅線材内部の、溶接不良に繋がるような欠陥を充分に検出することが難しい。そのため、銅線材内部の微細な欠陥を充分に検出でき、品質の安定した銅線材を製造できる方法が求められていた。
そこで、銅線材内部の微細な欠陥を充分に検出でき、安定した品質の銅線材を製造することを可能とする銅線材の製造方法を提供することを目的の1つとする。
本願の銅線材の製造方法は、外周面に、長手方向に垂直な断面において直線状の領域である第1の平面を有し、銅又は銅合金からなる線材を準備する工程と、線材を長手方向に進行させながら、第1の平面に向けて第1の超音波を送信し、線材による第1の超音波の反射波である第1の反射波を受信し、受信された第1の反射波に基づいて線材の内部欠陥を検出する工程と、を含む。
上記銅線材の製造方法によれば、銅線材内部の微細な欠陥を充分に検出できることから、安定した品質の銅線材を製造することができる。
銅線材の一例を示す斜視図である。 銅線材を含む絶縁電線の一例を示す斜視図である。 銅線材を用いた絶縁電線の製造システムを説明するためのブロック図である。 超音波センサの配置例を示す概略模式図である。 銅線材を用いた絶縁電線の製造方法の手順を示すフローチャートである。 超音波により銅線材が検査される状態を説明するための概略模式図である。 超音波センサの配置位置と検出可能領域との関係を示す模式図である。 超音波センサの配置位置と検出可能領域との関係を示す模式図である。 超音波センサの配置位置と検出可能領域との関係を示す模式図である。 超音波センサの配置位置と検出可能領域との関係を示す模式図である。 実施の形態1の、超音波により銅線材の内部欠陥の検出が行われる状態の一例を示す斜視図である。 実施の形態2の、超音波により銅線材の内部欠陥の検出が行われる状態の一例を示す斜視図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本願発明の実施態様を列記して説明する。本願の銅線材の製造方法は、外周面に、長手方向に垂直な断面において直線状の領域を構成する第1の平面を有し、銅又は銅合金からなる線材を準備する工程と、線材を、その線材の長手方向に進行させながら、第1の平面に向けて第1の超音波を送信し、線材による第1の超音波の反射波である第1の反射波を受信し、受信された第1の反射波に基づいて線材の内部欠陥を検出する工程と、を含む。
欠陥が銅線材内に存在すると、銅線材の品質が低下する。そのような欠陥は、例えば溶接時において、溶接強度の低下などの溶接不良につながるおそれがある。溶接不良は、例えば比較的幅が狭いスジ状の欠陥などの、微細な欠陥が存在する場合であっても起こりうる。そのため、銅線材を検査する工程においては、このような微細な欠陥をも適切に検出することが望まれる。
上述のように、金属製の線材の欠陥を検出する方法はいくつか存在する。そのような方法の例としては、磁気的検査、渦流探傷検査法、放射線検査などが挙げられる。しかしながら、これらの方法では溶接不良に繋がる微細な欠陥を充分に検出することが難しい。特に空隙の厚みが薄いスジ状の欠陥を充分に検出することが難しい。
これに対し、本願の銅線材の製造方法によれば、比較的幅が狭いスジ状の欠陥をも充分に検出することが可能となる。本願の銅線材の製造方法においては、線材に対して超音波を送信し、線材からの超音波の反射波を受信することにより、線材の内部欠陥が検出される。この方法においては、超音波が欠陥の表面で反射され、空隙の厚みが小さい場合であっても欠陥を有効に検出することができる。そのため、スジ状の欠陥のような、銅線材内部の微細な欠陥を充分に検出することができ、安定した品質の銅線材を製造することができる。
上記線材は、外周面に、上記断面において第1の平面と交差する方向に延びる直線状の領域を構成する第2の平面をさらに有していてもよい。また線材の内部欠陥を検出する工程において、線材を、線材の長手方向に進行させながら、第2の平面に向けて第2の超音波を送信し、線材による第2の超音波の反射波である第2の反射波を受信し、受信された第2の反射波に基づいて線材の内部欠陥をさらに検出してもよい。このように多面的に超音波を送信することで、欠陥の検出可能領域を広げ、より精密な欠陥の検出を行うことができる。その結果、より安定した品質の銅線材を製造することができる。
線材の内部欠陥を検出する工程は、線材を液体中に浸漬した状態で行われてもよい。気体中の超音波の減衰に比べて、液体中での超音波の減衰は非常に小さい。そのため、線材を液体中に浸漬した状態で超音波を線材に送信することにより、より効率的に超音波の送信及び反射波の受信を行うことができる。その結果、欠陥をより的確に検出することができる。
上記銅線材の製造方法において、第1の超音波の周波数は10MHz以上25MHz以下であってもよい。また第2の超音波の周波数についても、10MHz以上25MHz以下であってもよい。検討によると、送信される超音波の周波数が大きいほどより広い検出可能範囲を確保できる。特に10MHz以上の周波数の超音波を使用することにより、充分な検出可能範囲を確保でき、良好に欠陥を検出することができる。そのため、上記超音波の周波数は10MHz以上であることが好ましい。一方、超音波の周波数を高くしようすると装置のコストが増大する。超音波の周波数が25MHz以下であればコスト上問題無く欠陥の検査を行うことができる。そのため上記超音波の周波数は10MHz以上25MHz以下であってもよい。
上記線材の内部欠陥を検出する工程では、第1の超音波と第2の超音波とは、線材の長手方向において異なる位置に送信されつつ、線材の内部欠陥が検出されるようにしてもよい。このようにすることで、欠陥に由来する反射波をより的確に検知でき、欠陥の検出精度を高めることができる。
上記線材の内部欠陥を検出する工程において、第1の超音波はラインフォーカス式送信により送信されてもよい。ラインフォーカス式送信とは、銅線材上の平面における、超音波が送信される領域の断面形状の幅方向または高さ方向の長さが、長手方向よりも長い長方形状になるように超音波を送信する方法である。このようにすることで、より広い範囲にわたって欠陥の検出を行うことができる。
上記第1の超音波は、第1の平面の幅方向の全域にわたって線材に対してラインフォーカス式送信により送信されてもよい。線材を長手方向に進行させながら、超音波を線材の平面の幅方向の全域にわたって送信することにより、より満遍なく線材中の欠陥の検出を行うことができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
次に、本願の銅線材の製造方法の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。以下の図面において同一又は相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
(実施の形態1)
[銅線材の構成]
まず、図1~図11を参照して実施の形態1について説明する。図1は本実施の形態において製造される銅線材の一例を示す斜視図である。また図2はその銅線材を含む絶縁電線の一例を示す斜視図である。
本実施の形態において製造される銅線材1は、銅又は銅合金からなる。銅線材1が「銅又は銅合金からなる」とは、銅線材1が銅製、又は主成分である銅と、残部の他の金属(金、銀、亜鉛、錫、ニッケルなど)とを含む合金製であることを意味する。図1を参照して、銅線材1は、長手方向Lに垂直な断面1Aが正方形状の形状を有する。より詳しくは、断面1Aは、正方形状の形状を有している。
また銅線材1は、その外周面に、銅線材1の長手方向Lに垂直な断面1Aにおいて直線状の領域を構成する第1の平面1Bを有する。また銅線材1は、外周面に、銅線材1の長手方向Lに垂直な断面1Aにおいて第1の平面1Bと交差する方向に延びる直線状の領域を構成する第2の平面1Cをさらに有する。銅線材1は、第3の平面としての平面1Dと、第4の平面としての平面1Dとをさらに有する。
具体的には、平面1B、平面1C、平面1D、及び平面1Eは、長手方向Lに垂直な銅線材1の断面において4つの直線を形成する、銅線材1の外周を構成する4つの平面である。長手方向Lに垂直な銅線材1の断面において平面1Bと平面1C、及び平面1Bと平面1Eは互いに垂直に交わる。また長手方向Lに垂直な銅線材1の断面において平面1Dと平面1C、及び平面1Dと平面1Eは互いに垂直に交わる。長手方向Lに垂直な銅線材1の断面において平面1Bと平面1Dとは互いに平行である。また長手方向Lに垂直な銅線材1の断面において平面1Cと平面1Eとは互いに平行である。
上記正方形の一辺の長さ(平面1Bと平面1Dとの間の距離、又は平面1Cと平面1Eとの間の距離)は特に限定されないが、概ね2~10mm程度である。
また本実施の形態においては、図2に示すような、外周面に絶縁皮膜3を備えた銅線材1が製造される。本明細書においては、外周面に絶縁皮膜3を備える銅線材1を絶縁電線2とも呼ぶ。絶縁皮膜3は、例えばポリイミド樹脂やフッ素樹脂、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)などの電気絶縁性の高い樹脂からなる。
[銅線材の製造システム]
次に、図3及び図4を参照して、本実施の形態における銅線材の製造方法に使用される製造システムの構成を説明する。図3は銅線材を用いた絶縁電線の製造システムを説明するためのブロック図である。図4は超音波センサの配置例を示す概略模式図である。
まず図3を参照して、製造システム5の構成について説明する。製造システム5は、上流側から順に、銅線材準備部10と、銅線材検査部14と、皮膜形成部16と、絶縁電線検査部18と、巻取り部20とを備える。
銅線材準備部10は、銅又は銅合金からなる素線が供給される素線供給部11と、素線供給部11から供給された素線を、所望の形状の銅線材1へと加工する加工部12とを含む。加工部12は素線供給部11の下流に配置される。
銅線材準備部10の下流には、加工部12において加工された銅線材1の欠陥の有無の検査、及び必要な要求特性についての検査を行う銅線材検査部14が配置される。銅線材検査部14には超音波センサが備え付けられている。超音波センサは、例えば、圧電素子を備えた圧電センサである。
図4を参照して、銅線材検査部14には超音波センサ30a,30b,30c,30dが備え付けられている。超音波センサ30a,30b,30c,30dは、それぞれ、超音波を送信する送信部と、超音波を受信する受信部とを備える。4つの超音波センサ30a,30b,30c,30dは、断面1Aの形状が正方形状の銅線材1に対し、その4つの平面1B,1C,1D,1Eのそれぞれに対向するように配置される。また銅線材検査部14における線材1及び超音波センサ30a,30b,30c,30dは、超音波の減衰を少なくするために、液体(具体的には水91)中に浸漬した状態で配置されている。
銅線材検査部14の下流には、銅線材検査部14において検査された銅線材1の表面を被覆する絶縁皮膜3を形成する皮膜形成部16が配置されている。皮膜形成部16の下流には、銅線材1上に絶縁皮膜3が形成された絶縁電線2に対し絶縁特性検査などの必要な検査を行う絶縁電線検査部18が配置されている。また絶縁電線検査部18の下流には、絶縁電線検査部18において検査された絶縁電線2をボビンやリールに巻き取る巻取り部20が配置されている。
[銅線材の製造方法]
次に図3~図11を参照して本実施の形態における銅線材1の製造方法について説明する。図5は銅線材1を用いた絶縁電線2の製造方法の手順を示すフローチャートである。図6は超音波により銅線材1が検査される状態を説明するための概略模式図である。図7~図10は超音波センサの配置位置と検出可能領域との関係を示す模式図である。図11は、超音波により銅線材1の内部欠陥の検出が行われる状態の一例を示す斜視図である。
外周面に絶縁皮膜3を備える銅線材1である絶縁電線2は、図5に示すS10~S60のステップを経て製造される。絶縁皮膜3を有しない銅線材1をそのまま製品とする場合には、ステップS30及びステップS40は省略が可能である。その場合、図3における皮膜形成部16及び絶縁電線検査部18についても省略が可能である。
図5を参照して、まず銅線材準備部10の素線供給部11から素線が供給される(S10)。具体的には、リール状に巻かれた状態で素線供給部11に保持された素銅線が引き出される。本実施の形態において使用される素銅線は、長手方向に垂直な断面の形状が円形である。図3を参照して、素銅線は矢印Dの方向に送られ、加工部12に供給される。
加工部12においては、素線供給部11から供給された円形の断面形状を有する銅素線が、ダイスによる引き抜き加工(伸線加工)により、所望の形状及びサイズを有する銅線材1へと加工される(S20)。本実施の形態においては、円形の断面形状を有する銅素線は正方形の断面形状を有する銅線材1へと加工される。加工部12における素銅線の加工により得られた銅線材1は、銅線材検査部14に送られる。
銅線材検査部14では、超音波を利用して銅線材1内部の欠陥の有無が検査される(S30)。この検査ステップS30においては、本実施の形態では、銅線材1を長手方向Lに進行させながら、超音波センサの送信部から、銅線材1の第1の平面(例えば平面1B)に向けて第1の超音波を送信する。送信された第1の超音波の一部は銅線材1の表面及び内部で反射される。超音波センサの受信部は、その反射波(第1の反射波)を受信する。受信部により受信された第1の反射波に基づいて銅線材1の内部欠陥を検出する。
超音波センサ30による銅線材1内部の欠陥の有無の検査は以下の手順により行われる。例えば、図6に示すような、銅線材1内部に欠陥40が存在する場合の検査例を参照して説明する。超音波センサ30の送信部から銅線材1に対して送信される超音波42は、異種物質間の境界面において反射する。例えば超音波42は、周囲雰囲気と銅線材1との、超音波センサ30に近い側の境界面Bにおいて反射される。また超音波42は、周囲雰囲気と銅線材1との、超音波センサ30から遠い側の境界面Bにおいて反射される。さらに超音波42は、銅線材1を構成する銅と、欠陥40の空隙との、超音波センサ30に近い側の境界面40A及び超音波センサ30から遠い側の境界面40Bにおいても反射される。
上記のようにして銅線材1により反射された反射波は超音波センサ30の受信部によって受信される。超音波センサ30が反射波による振動を受信すると、波形55に示されるような電気信号が得られる。例えば境界面B又は境界面Bからの反射波を超音波センサ30が受信すると、その反射波に対応して、それぞれパルスP2,P3で表される電気信号が流れる。また銅と欠陥40との境界面からの反射波を超音波センサ30が受信すると、その反射波に対応して、パルスP1で表される電気信号が流れる。反射波の存在を示すこのような電気信号に基づいて、銅線材1内部の欠陥40の存在を検知することができる。
ここで欠陥40が銅線材1の内部の、境界面B又は境界面Bの近傍に存在する場合、パルスP1と、パルスP2又はパルスP3が一体化して、欠陥40の存在を示すパルスP1を認知することが難しくなる。境界面B又は境界面Bからの反射波の大きさは、通常、銅と欠陥40との境界面からの反射波の大きさよりも大きい。したがってパルスP2又はパルスP3の大きさも、パルスP1の大きさよりも大きい。そのため、境界面B又は境界面Bの近傍領域に欠陥が存在した場合、パルスP2又はパルスP3にパルスP1が埋もれてパルスP1の存在を判別するのが難しい。このような理由により、境界面B又は境界面Bの近傍領域においては、正確な欠陥の検出が難しくなる。
境界面B又は境界面Bの近傍における欠陥の検出が難しい領域は不感帯と呼ばれる。不感帯は境界面B又は境界面Bから、ある特定の深さまでの領域にわたって存在する。図6において、境界面B近傍には不感帯52が存在する。また境界面B近傍には不感帯54が存在する。すなわち、単一の超音波センサ30で欠陥を適切に検出できるのは、破線56,57と、平面1Cおよび平面1Eによって取り囲まれる検出可能領域50として表される領域である。
検出困難な領域を減らすために、本実施の形態においては複数の超音波センサ30a,30b,30c,30dを用いる。図6を参照して、4つの超音波センサ30a,30b,30c,30dは、断面1Aの形状が正方形状の銅線材1に対し、その4つの平面1B,1C,1D,1Eのそれぞれに対向するように配置される。
図7を参照して、平面1Bに対して超音波42aを送信する超音波センサ30aは、破線56a,57aと、平面1Cおよび平面1Eによって取り囲まれる検出可能領域50aに存在する欠陥を検出することが可能である。図8を参照して、平面1Cに対して超音波42bを送信する超音波センサ30bは、破線56b,57bと、平面1Bおよび平面1Dによって取り囲まれる検出可能領域50bに存在する欠陥を検出することが可能である。図9を参照して、平面1Dに対して超音波42cを送信する超音波センサ30cは、破線56c,57cと、平面1Cおよび平面1Eによって取り囲まれる検出可能領域50cに存在する欠陥を検出することが可能である。また図10を参照して、平面1Eに対して超音波42dを送信する超音波センサ30dは、破線56d,57dと、平面1Bおよび平面1Dによって取り囲まれる検出可能領域50dに存在する欠陥を検出することが可能である。4つの検出可能領域50,50a,50b,50c,50dを組み合わせると、銅線材1の長手方向Lに垂直な断面1Aのほぼ全体にわたって欠陥を検出することができる。このように複数の超音波センサ30a,30b,30c,30dを用いて銅線材1の検査を行うことで、断面1Aにおける検出困難な領域をできる限り少なくし、より有効に欠陥の検査を行うことができる。
超音波42a,42b,42c,42dの周波数は、それぞれ10MHz以上25MHz以下であるのが好ましく、15MHz以上25MHz以下であるのがより好ましい。図6に示す、超音波センサ30に近い側の境界面B近傍の不感帯52の大きさは送信される超音波の波長に依存し、波長が短くなるほど不感帯52は小さくなる。言い換えると、周波数が大きくなるほど不感帯52は小さくなり、検出可能領域50が広がる。特に10MHz以上の周波数の超音波を使用することにより、充分な検出可能範囲を確保でき、良好に欠陥を検出することができる。そのため、超音波42a,42b,42c,42dの周波数は10MHz以上であることが好ましい。
一方、超音波の周波数を高くしようするとコストが増大する。具体的には、高い周波数の超音波を送信可能な超音波センサ30a,30b,30c,30dを作成するためのコストが増大する。超音波の周波数が25MHz以下であればコスト上問題無い範囲で欠陥の検査を行うことができる。
そのため超音波42a,42b,42c,42dの周波数は、10MHz以上25MHz以下の範囲内の間で設定される。なかでも、充分な検出可能範囲を確保できることから、上記周波数は15MHz以上25MHz以下であるのがより好ましい。
次に図11を参照して、内部欠陥の検出方法を説明する。図11を参照して、超音波センサ30aによる銅線材1の内部欠陥の検出は、銅線材1を長手方向Lに沿った方向Dに進行させながら、銅線材1に対して平面1B側から送信領域60の範囲に超音波42aを送信し、銅線材1からの超音波42aの反射波を受信することにより行われる。同様に、銅線材1に対して平面1C側から超音波42bを送信し、銅線材1からの超音波42bの反射波を受信することにより行われる。超音波センサ30c,30dによる検査も同様に行われる。なお説明上の便宜のため、図11において超音波センサ30c,30d、及び超音波センサ30c,30dからそれぞれ送信される超音波42c,42dは図示を省略する。
このとき、銅線材1へ送信される超音波42a,42b,42c,42dは、銅線材1の平面1B,1C,1D,1Eのそれぞれに対してラインフォーカス式送信により送信される。超音波42を上記平面1Bに対して送信する方法としては、ポイントフォーカス式送信と、ラインフォーカス式送信とがある。ポイントフォーカス式送信とは、銅線材1上の、超音波が送信される平面における断面形状の縦横の長さがほぼ等しくなるように超音波42を送信する方法である。一方、ラインフォーカス式送信とは、図11に示すように、銅線材1上の、超音波が送信される平面における断面形状の幅方向W又は高さ方向Hの長さが、長手方向Lの長さよりも長くなるように超音波を送信する方法である。図11において、平面1Bの送信領域60の形状は幅方向Wの長さが長手方向Lの長さよりも長い。また平面1Cの送信領域61の形状は高さ方向Hの長さが長手方向Lの長さよりも長い。平面1D及び平面1Eにおいても同様である。
銅線材1を長手方向Lに沿った方向Dに進行させながら、超音波センサ30a,30bから、送信領域60又は送信領域61に示すようなラインフォーカス式送信を行うことにより、より広い範囲にわたって欠陥の検出を行うことができる。また超音波42aは、平面1Bの幅方向Wの一部に対してラインフォーカス式送信により送信されてもよい。また超音波42aは、平面1Bの幅方向Wの全域にわたって銅線材1に対してラインフォーカス式送信により送信されてもよい。また超音波42bは、平面1Cの高さ方向Hの全域にわたって銅線材1に対してラインフォーカス式送信により送信されてもよい。平面1Bの幅方向W又は平面1Cの高さ方向Hの全域にわたってラインフォーカス式送信を行うことにより、満遍なく線材中の欠陥の検出を行うことができる。また図示は省略するが、超音波センサ30c,30dから平面1D及び平面1Eに対してもラインフォーカス式送信を行うことができる。
本実施の形態においては、超音波センサ30a及び超音波センサ30bは、銅線材1の長手方向Lに垂直な同一の断面内に超音波42a及び超音波42bが送信されるように配置される。超音波センサ30c及び超音波センサ30d、及び超音波センサ30cから送信される超音波42c及び超音波センサ30dから送信される超音波42dについても同様である。
このようにして銅線材検査部14において、銅線材1の内部欠陥の有無が検査される。銅線材1の表面に絶縁皮膜3を被覆する場合、上記のように銅線材検査部14にて内部欠陥の検出が行われた銅線材1は、皮膜形成部16に送られる。皮膜形成部16においては、銅線材1の表面に絶縁皮膜3が形成される(S40)。
図2に示すように、絶縁皮膜3は、銅線材1の外周側の面を覆うように形成される。絶縁皮膜3は絶縁性の樹脂などの絶縁体からなる。絶縁皮膜3は以下のようにして形成される。一例として、上記絶縁体がポリイミドからなる場合について説明する。まずポリイミドの前駆体であるプレポリマーの溶液(ワニス)を準備する。準備したワニスを銅線材1の表面に塗工し、銅線材1の表面に塗膜を形成する。この塗膜を加熱すると、プレポリマーからポリイミドへの反応が促進される。ポリイミドは熱硬化性であるため、加熱により塗膜が硬化し、絶縁皮膜3が形成される。このような手順により、銅線材1と、銅線材1を被覆する絶縁皮膜3とを有する絶縁電線2が得られる。
また必要に応じて上記ワニスの塗工及び加熱のサイクルを繰り返し、ポリイミド層を繰り返し形成することにより、所望の厚みの絶縁皮膜3を形成することもできる。
このようにして皮膜形成部16において、外周面に絶縁皮膜3が形成された銅線材1(絶縁電線2)は絶縁電線検査部18に送られる。絶縁電線検査部18においては、絶縁特性に関する検査や、絶縁皮膜3の欠陥の有無などが検査される(S50)。例えば、キャパシタンスセンサによる静電容量の検査や、画像分析による表面欠陥の有無の検査などが行われる。
なお銅線材検査部14における検査、及び絶縁電線検査部18における検査はオンラインで行われる。オンラインで行う検査は、素線供給部11から巻取り部20に至るまでの製造ラインを停止することなく行われる検査である。この場合、銅線材1及び絶縁電線2の製造を中断すること無く(銅線材1及び絶縁電線2を切断することなく)検査を行うことができる。また当然ながら、より詳細な断面の状況を知る必要がある場合には、オフライン検査を併用して、銅線材検査部14における検査、及び絶縁電線検査部18における検査において欠陥の存在が検出された部分について、断面観察などのより詳細な検査を行ってもよい。
絶縁電線検査部18において検査された絶縁電線2は巻取り部20に送られる。巻取り部20においては、絶縁電線2(絶縁皮膜3を形成しない場合には、銅線材1)がボビンやリールを用いてロール状に巻き取られる(S60)。巻取り部20において巻き取られたロールは次の工程に送られるか、又は製品として出荷される。銅線材検査部14又は絶縁電線検査部18によって欠陥が検出された部分は、直接銅線材1上にマーキングされるか、あるいは欠陥検出位置を示すデータとして記録される。欠陥が検出された銅線材1は廃棄されるか、欠陥箇所をマークした状態で出荷される。
以上が実施の形態1の製造方法の一連の流れである。このような手順により、銅線材1内部の微細な欠陥を充分に検出でき、安定した品質の銅線材を製造することができる。
(実施の形態2)
(実施の形態2)
次に、他の実施の形態である実施の形態2について説明する。図12は、実施の形態2の、超音波により銅線材1の内部欠陥の検出が行われる状態の一例を示す斜視図である。実施の形態2は、図12における超音波センサ30b’が配置される位置が、図11の超音波センサ30bが配置される位置と異なる点を除き、実施の形態1と同じである。
本実施の形態においては、銅線材1の内部欠陥を検出する工程では、上記超音波42aと超音波42bとが、銅線材1の長手方向Lにおいて異なる位置に送信されつつ、銅線材1の内部欠陥40が検出される。そのために、超音波センサ30a及び超音波センサ30bは、それぞれ銅線材1の長手方向Lにおいて異なる位置に配置されていている。図12において、超音波センサ30aと超音波センサ30b’とは、長手方向Lにおいて間隔をおいて配置されている。超音波センサ30a,30b’から、送信領域60又は送信領域61’に示すようなラインフォーカス式送信により超音波42a及び超音波42b’を送信する。このようにすることで、超音波42aと超音波42b’とは、銅線材1の長手方向Lにおいて異なる位置に送信される。このようにすることで、欠陥に由来する反射波をより的確に検知でき、欠陥の検出精度を高めることができる。
なお説明上の便宜のため、図12においても超音波センサ30c,30dは図示を省略する。超音波センサ30c,30dは、それぞれ銅線材1の長手方向Lにおいて、超音波センサ30a又は超音波センサ30bと同じ位置に配置されていてもよく、超音波センサ30a及び超音波センサ30bとは異なる位置に配置されていてもよい。
以上が実施の形態2の説明である。実施の形態2に係る銅線材の製造方法により、銅線材1内部の微細な欠陥を充分に検出でき、安定した品質の銅線材を製造することができる。
なお上記実施の形態1および実施の形態2においては、正方形状の断面形状を有する銅線材1を用いたが、銅線材1の断面形状はこのような形状に限定されない。例えば、長方形などの矩形や、六角形などの他の多角形、コーナー部分がアーチ状に湾曲した角丸長方形といった任意の形状に加工することが可能である。断面形状が多角形の銅線材を用いる場合には、その各平面に対向するように、対応する数の超音波センサ30を配置してもよい。
また線材の内部欠陥を検出する工程において使用される超音波センサ30としては、圧電素子を有する圧電センサ以外にも、超音波を送信及び受信できる任意のセンサや装置を利用することが可能である。
さらに、配置される超音波センサ30の数は1以上である限り特に限定されず、必要に応じて増減が可能である。例えば上記実施の形態においては、銅線材1の4つの平面1B,1C,1D,1Eのそれぞれに対向するように、4つの超音波センサ30a,30b,30c,30dが配置されるが、配置される超音波センサの数は1つ以上3つ以下でもよく、5つ以上であってもよい。また複数の超音波センサ30が配置される位置は、銅線材1の長手方向Lに沿って異なる位置に配置されていてもよい。
上記実施形態においては加工部12と皮膜形成部16の間に銅線材検査部14を設けたが、銅線材検査部14の配置はこれに限定されない。例えば銅線材検査部14は、図3において皮膜形成部16よりも下流に配置されていてもよい。また図5において、銅線材を検査する工程(S30)を、引き抜き加工を行う工程(S20)から絶縁電線2を巻き取る工程(S60)までの任意の時点にて行ってもよい。
また上記実施形態においては、銅線材検査部14、皮膜形成部16、絶縁電線検査部18を別個に説明したが、これらは一体化されていてもよい。例えば図3において、銅線材検査部14は、皮膜形成部16または絶縁電線検査部18のいずれか又は両方と一体化されていてもよく、皮膜形成部16または絶縁電線検査部18の一部として、銅線材検査部14の超音波センサ30a,30b,30c,30dに相当する検査機構が含まれていてもよい。銅線材1の検査は皮膜形成部16において行ってもよく、絶縁電線検査部18における検査において、銅線材1を同時に検査してもよい。また図5において、例えば絶縁電線を検査する工程(S50)が、銅線材を検査する工程(S30)を兼ねていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本願の銅線材の製造方法は、銅線材内部の微細な欠陥を充分に検出し、安定した品質の銅線材を製造することが求められる技術分野において、特に有利に適用され得る。
1 銅線材
1A 断面
1B,1C,1D,1E 平面
2 絶縁電線
3 絶縁皮膜
5 製造システム
10 銅線材準備部
11 素線供給部
12 加工部
14 銅線材検査部
16 皮膜形成部
18 絶縁電線検査部
20 巻取り部
30,30a,30b,30b’,30c,30d 超音波センサ
40 欠陥
42,42a,42b,42b’,42c,42d 超音波
50,50a,50b,50c,50d 検出可能領域
52,54 不感帯
55 波形
56,56a,56b,56c,56d 破線
57,57a,57b,57c,57d 破線
60 送信領域
61,61’ 送信領域
91 水

Claims (3)

  1. 銅線材準備部と、銅線材検査部と、皮膜形成部と、絶縁電線検査部と、巻取り部とを備える製造システムにおいて、外周面に絶縁皮膜を備える銅線材である絶縁電線を製造する方法であって、
    前記銅線材準備部において、外周面に、長手方向に垂直な断面において直線状の領域を構成する4つの平面を有し、銅又は銅合金からなる、前記断面における一辺の長さが2~10mmである線材を準備する工程と、
    前記銅線材検査部において、前記銅線材準備部から送られる前記線材を前記線材の長手方向に進行させながら、前記4つの平面のそれぞれに向けて、前記4つの平面のそれぞれに対向するよう配置された超音波センサの送信部から、前記平面の表面の幅方向の全域にわたってラインフォーカス式送信により超音波を送信し、前記線材によるそれぞれの超音波の反射波を受信し、受信された前記反射波に基づいて前記線材の内部欠陥を検出する工程と、
    前記皮膜形成部において、前記銅線材検査部から送られる、前記銅線材検査部にて内部欠陥の検出が行われた前記線材の表面に絶縁皮膜を形成する工程と、
    を含み、
    前記線材の内部欠陥を検出する工程では、前記4つの平面のそれぞれに向けて送信される前記超音波は、前記線材の長手方向において互いに異なる位置に送信されつつ、前記線材の内部欠陥が検出される、
    絶縁電線の製造方法。
  2. 前記線材の内部欠陥を検出する工程は、前記線材を液体中に浸漬した状態で行われる、請求項1に記載の絶縁電線の製造方法。
  3. 前記超音波の周波数は10MHz以上25MHz以下である、請求項1または請求項2に記載の絶縁電線の製造方法。
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