JP7169527B2 - 電子機器、機能制限方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、地図表示機能を有する地図アプリケーションを備えた電子機器、機能制限方法及びプログラムに関する。
地図表示機能を有する地図アプリケーションには例えば、交通網や地下街エリアなど、様々な地図画像を表示する地図表示機能のほかに、この地図画像上に現在地を表示して経路案内を行うナビゲーション機能、住所や電話番号などの条件入力によって該当する施設を検索する施設検索機能など、多くの機能が備えられている。ここで、地図画像上に現在地を表示する機能は、例えば、特開2014-130079号公報に示すように、複数の衛星から発信されたGPS(Global Positioning System)信号を受信して、そのGPS信号を地図アプリケーションが利用して、地図画像上に現在の位置情報(現在地)を表示するようにしている。
特開2014-130079号公報
しかしながら、国、州などの特定の地域によっては、地図アプリケーションによって表示される地図画像上に現在の位置情報を表示する機能を禁止していることがあるため、当該地図アプリケーションの配布の扱いを、その禁止地域と非禁止地域とで変える必要があり、その配布が煩雑なものとなるという問題があった。
本発明の課題は、地図アプリケーションの配布の煩雑さを解消できるようにすることである。
上述した課題を解決するために本発明に係る電子機器は、
地図表示機能を有する地図アプリケーションを備えた電子機器であって、
当該電子機器の現在の位置情報を取得する位置取得手段と、
前記位置情報を前記地図アプリケーションが利用可能な状態にあるか否かを判断する第1判断手段と、
前記位置情報が特定の地域に対応するか否かを判断する第2判断手段と、
前記位置情報の利用が不可能な状態にあると前記第1判断手段により判断された場合に前記地図アプリケーションによる前記位置情報の利用を制限し、前記位置情報を利用可能な状態であると前記第1判断手段により判断された場合であっても前記位置情報が前記特定の地域に対応すると前記第2判断手段により判断された場合に前記地図アプリケーションによる前記位置情報の利用を制限する機能制限手段と、
を備え
前記地図アプリケーションは、前記位置取得手段によって取得される位置情報を用いる部分の機能と、前記位置情報を用いない部分の機能を有し、
前記機能制限手段は、前記位置情報の利用が不可能な状態にあると前記第1判断手段により判断された場合に、前記位置情報を用いない部分の機能を利用可能とし、前記位置情報を用いる部分の機能を利用不可とする機能制限を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る発明に係る機能制限方法は、
少なくとも地図表示機能を有する地図アプリケーションを備えた電子機器が実行する機能制限方法であって、
当該電子機器の現在の位置情報を取得する位置取得処理と、
前記位置情報を前記地図アプリケーションが利用可能な状態にあるか否かを判断する第1判断処理と、
前記位置情報が特定の地域に対応するか否かを判断する第2判断処理と、
前記位置情報の利用が不可能な状態にあると前記第1判断処理により判断された場合に前記地図アプリケーションによる前記位置情報の利用を制限し、前記位置情報を利用可能な状態であると前記第1判断処理により判断された場合であっても前記位置情報が前記特定の地域に対応すると前記第2判断処理により判断された場合に前記地図アプリケーションによる前記位置情報の利用を制限する機能制限処理と、
を含み、
前記地図アプリケーションは、前記位置取得処理において取得される位置情報を用いる部分の機能と、前記位置情報を用いない部分の機能を有し、
前記位置情報の利用が不可能な状態にあると前記第1判断処理により判断された場合に、前記機能制限処理において、前記位置情報を用いない部分の機能を利用可能とし、前記位置情報を用いる部分の機能を利用不可とする機能制限を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る発明に係るプログラムは、
少なくとも地図表示機能を有する地図アプリケーションを備えた電子機器のコンピュータに対して、
当該電子機器の現在の位置情報を取得する位置取得手段、
前記位置情報を前記地図アプリケーションが利用可能な状態にあるか否かを判断する第1判断手段、
前記位置情報が特定の地域に対応するか否かを判断する第2判断手段、
前記位置情報の利用が不可能な状態にあると前記第1判断手段により判断された場合に前記地図アプリケーションによる前記位置情報の利用を制限し、前記位置情報を利用可能な状態であると前記第1判断手段により判断された場合であっても前記位置情報が前記特定の地域に対応すると前記第2判断手段により判断された場合に前記地図アプリケーションによる前記位置情報の利用を制限する機能制限手段、
として機能させ
前記地図アプリケーションは、前記位置取得手段によって取得される位置情報を用いる部分の機能と、前記位置情報を用いない部分の機能を有し、
前記機能制限手段は、前記位置情報の利用が不可能な状態にあると前記第1判断手段により判断された場合に、前記位置情報を用いない部分の機能を利用可能とし、前記位置情報を用いる部分の機能を利用不可とする機能制限を行うことを特徴とする。
本発明によれば、地図アプリケーションの配布の煩雑さを解消することができる。
電子機器(スマートフォン)1に関する通信システムを説明するための図。 電子機器1の基本的な構成要素を示したブロック図。 外部装置(モーションセンサ付GPS測位装置)2の基本的な構成要素を示したブロック図。 電子機器1において経路案内を表示するナビゲーション画面を例示した図。 電子機器1においてその管理ソフトウエアの動作手順を示したフローチャート。 電子機器1においてその転送アプリケーションの動作手順を示したフローチャート。 電子機器1においてその地図アプリケーションの動作手順を示したフローチャート。 図7に続く地図アプリケーションの動作手順を示したフローチャート。
以下、図1~図8を参照して本発明の実施形態を説明する。
本実施形態は、電子機器として、スマートフォンと呼ばれる多機能型携帯電話機に適用した場合で、図1は、電子機器(スマートフォン)1に関する通信システムを説明するための図である。
電子機器(スマートフォン)1は、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能、計時機能、タッチ表示機能、カメラ機能などの基本的な機能のほかに、地図アプリケーションの実行によって地図画像を表示する地図表示機能を備えている。なお、以下、アプリケーション(アプリケーションソフト)を“アプリ”と略称するものとする。
この地図表示機能は、様々な地図画像を表示する基本的な機能のほかに、地図画像上に現在位置を表示する位置表示機能(ナビゲーション機能など)、住所や電話番号などの条件入力から該当する施設を検索して地図画像上に表示する検索機能など、多くの機能を備えている。電子機器1は、外部装置2との間で、例えば、Bluetooth(登録商標)規格の短距離無線通信(BLE:Bluetooth Low Energy)を行ったり、広域通信網3を介して広域通信を行ったりすることが可能な構成となっている。なお、電子機器1と外部装置2との間での短距離無線通信においてその電波到達可能範囲を、例えば、30cm程度とすることにより他の装置との混信などを防いでいる。
外部装置2は、位置測定用の複数の人口衛星(既知の点)から発信されたGPS信号を受信し、そのGPS信号から衛星までの距離を求め、この距離と衛星の位置を用いて当該外部装置2の現在の位置情報(経緯度情報)を算出するGPS測位機能(或いは、GPS衛星を除く他の衛星を利用してGPS測位と同様に現在位置を測位する他の現在位置測位機能)と、このGPS測位機能によって得られた現在の位置情報を発信する無線通信機能を有する携帯可能な小型機器であるが、本実施形態においては、更に人間の各種の動作を検出するモーションセンサ機能を備えた構成となっている。なお、外部装置2は、GPS測位機能、無線通信機能、モーションセンサ機能を備えた電子腕時計などのウエアラブル端末であってもよい。
電子機器1は、外部装置(モーションセンサ付GPS測位装置)2で測位された位置情報を受信取得して、地図アプリなどの各種のアプリで利用するようにしている。この場合、外部装置2から受信した位置情報は、外部装置2の現在位置を示す情報であるが、電子機器1と外部装置2との電波到達可能範囲は30cm程度と短いため、外部装置2の位置情報を自己(電子機器1)の位置情報として取得して利用するようにしている。このように本実施形態において電子機器1は、電力消費の多いGPS測位機能を内蔵せず、又はこのGPS測位内蔵機能を利用せずに、外部装置2を経由して取得した位置情報を自己(電子機器1)の位置情報として利用するようにしている。
図2は、電子機器(スマートフォン)1の基本的な構成要素を示したブロック図である。
電子機器1は、制御部11を中核とするもので、この制御部11は、二次電池(図示省略)を備えた電源部12からの電力供給によって動作し、記憶部13内の各種のプログラムに応じてこの電子機器1の全体動作を制御する中央演算処理装置などである。記憶部13は、プログラムメモリ13A、ワークメモリ13B、地域データベース13Cなどを有し、プログラムメモリ13Aは、図5~図8に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリとして、本実施形態では地図アプリP1、転送アプリP2、管理ソフト(ソフトウエア)P3などが格納されている。
この地図アプリP1は、有料無料を問わず配信されたアプリを所定サーバから任意にダウンロードしてインストールしたもので、制御部11は、図7及び図8に示した地図アプリP1の動作手順に応じて上述した各種の機能として、様々な地図画像を表示する地図表示機能、地図画像上に現在地を表示して経路案内を行うナビゲーション機能、住所や電話番号などの条件入力によって該当する施設を検索する施設検索機能などを実行する。転送アプリP2は、有料無料を問わず配信されたアプリを所定サーバから任意にダウンロードしてインストールしたもので、地図アプリP1又はその他のアプリ(図示省略)から位置情報の要求を受けた際に、外部装置2で測位された位置情報を取得して、その要求元に転送するもので、各種のアプリに汎用的に利用可能なソフトウエアである。
なお、このような転送アプリP2の機能を、例えば、位置情報を利用する全てのソフトに個別に組み込むものとすると、システム全体としてソフトの増大化を招くと共に、位置情報を利用しないときにでも位置情報を取得可能な状態にしておかなければならず、消費電力の点でも無駄になるため、この転送アプリP2を地図アプリP1などから独立別体とし、必要に応じて各種のソフトが任意に転送アプリP2を利用できるようにし汎用的に利用可能としている。管理ソフトP3は、必要に応じて地図アプリP1と転送アプリP2との連携やその機能を管理するソフトウエアで、制御部11は、図5に示した管理ソフトP3の動作手順に応じて地図アプリP1と転送アプリP2を制御するようにしている。
ワークメモリ13Bは、このスマートフォンが動作するために必要となる各種の情報を一時的に記憶するワーク領域である。地域データベース13Cは、国、州、県などの地域情報に対応付けてその位置情報(経緯度情報)を記憶する構成で、制御部11は、外部装置2を経由して取得した現在の位置情報に基づいて、地域データベース13Cを検索し、該当する地域情報を読み出して、現在地域の特定を行うようにしている。なお、記憶部13は、例えば、SDカード、USBメモリなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、通信機能を介してネットワークに接続されている状態においては所定のサーバ装置側の記憶領域を含むものであってもよい。
押しボタン操作部14は、図示省略したが、電源オン又はオフする電源キーなどを備え、制御部11は、この押しボタン操作部14からの入力操作信号に応じた処理を行う。タッチ表示部15は、タッチ表示機能を構成するもので、各種のソフトウェアキー(タッチキー)を割り当て配置してその機能名を表示したり、各種のメッセージを表示したりする他、タッチ操作を感知してそのタッチ操作に応じた操作信号を入力したりする入力表示デバイスである。撮像部16は、カメラ機能を構成するもので、光学レンズからの被写体像が撮像素子に結像されることによって被写体を高精細に撮影可能なカメラ部である。広域通信部17は、音声通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能時に使用される無線通信部である。短距離通信部18は、外部装置2との間でBluetooth(登録商標)規格の無線通信部である。
図3は、外部装置(モーションセンサ付GPS測位装置)2の基本的な構成要素を示したブロック図である。
外部装置2は、制御部21を中核とするもので、この制御部21は、二次電池(図示省略)を備えた電源部22からの電力供給によって動作し、記憶部23内の各種のプログラムに応じてこの外部装置2の全体動作を制御する中央演算処理装置などである。この制御部21には、その入出デバイスとしてセンサ部24、GPS測位部25、無線通信部26が接続されている。
センサ部24は、各種のセンサとして、例えば、3軸の加速度センサ・ジャイロセンサ・地磁気センサ(図示省略)を有し、加速度、傾き、方向などによって人間の各種の動作を検出する三次元モーションセンサ(動作検出部)を構成する。なお、このセンサ部(動作検出部)24に、高度計などを備えるようにしてもよい。GPS測位部25は、上述したGPS測位機能を構成するもので、衛星からGPS信号を受信して衛星までの距離と衛星の位置から自己の現在位置を測位するもので、これによって得られた現在の位置情報は、無線通信部26から発信出力される。
ここで、本実施形態においては、3軸の加速度センサ・ジャイロセンサを利用することによって外部装置2の自己の位置を検出可能としている。すなわち、GPS信号を受信不可能な環境下などにおいては、GPS測位部25に切り替わって、加速度センサ・ジャイロセンサを用いて外部装置2の移動方向及び移動距離を求めると共に、この移動方向及び移動距離に基づいて外部装置2の現在の位置情報を測位し、無線通信部26から現在の位置情報を発信出力するようにしている。なお、制御部21は、GPS信号を受信不可能と判断したときにGPS測位から加速度センサ・ジャイロセンサを用いた測位に自動的に切り替えるようにしている。
図4は、経路案内を表示するナビゲーション画面を例示した図である。
すなわち、図4は、地図アプリP1を構成する各種の機能(ナビゲーション機能、施設検索機能など)の中からナビゲーション機能がユーザ操作で選択された際に表示されるナビゲーション画面を示し、電子機器1の制御部11は、ナビゲーション機能が選択されると、外部装置2で測位された現在の位置情報を転送アプリP2経由で取得して、ナビゲーション画面(地図画面)上に現在地として表示させたり、この現在地から目的地までの経路を矢印表示させたりする。
このように地図画面上に現在の位置情報を表示させる部分を含む機能(ナビゲーション機能など)が選択されると、制御部21は、外部装置2で測位された現在の位置情報を地図アプリP1が利用可能な状態にあるか否かを判断する。ここで、現在の位置情報を地図アプリP1が利用可能な状態にあるか否かの判断は、転送アプリP2が正常に使用可能な状態にあるか否かに基づいて判断するようにしている。“転送アプリP2が正常使用可能な状態にあるか否か”とは、転送アプリP2がインストールされているか否か(転送アプリP2の存在有無)、転送アプリP2が正常に動作可能な状態であるか否か、転送アプリP2が有効期限切れか否か、などを意味している。
このような判断の結果に応じて制御部21は、地図アプリP1の一部の機能を制限する。すなわち、転送アプリP2が使用可能な状態(現在の位置情報を地図アプリP1が利用可能な状態)であれば、地図アプリP1の機能を制限しないが、転送アプリP2が使用不可能な状態(現在の位置情報を地図アプリP1が利用不可能な状態)であれば、地図アプリP1が位置情報を利用できないようにその部分の機能(現在位置を地図画像上に表示する機能)を制限するようにしている。この場合、地図アプリP1の中に位置情報を用いる部分の機能と位置情報を用いない部分の機能が含まれている場合に、位置情報の利用が不可能な状態にあれば、位置情報を用いる部分の機能を利用不可とする機能制限を行うが、位置情報を用いない部分の機能についてはその利用を可能としている。地図アプリP1は、上述したように所定サーバから任意にダウンロードしてインストールしたもので、図7及び図8に示した地図アプリP1の動作手順に応じた各種の機能を有し、上述した判断する手段として外部装置2で測位された現在の位置情報を地図アプリP1が利用可能な状態にあるか否かを判断する機能と、上述した制限手段として、この判断結果に応じて地図アプリP1の一部の機能を制限する制限機能を備えている。
次に、本実施形態における電子機器1の動作概念を図5~図8に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体の他に、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。なお、図5~図8は、電子機器1の全体動作のうち、本実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャートであり、この図5~図8のフローから抜けた際には、全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。
図5は、電子機器1においてその管理ソフトP3の動作手順を示したフローチャートであり、一定時間毎の割り込みで実行開始される。
電子機器1の制御部11は、管理ソフトP3の動作手順にしたがって次のように動作する。まず、制御部11は、ユーザ操作によって地図アプリP1の起動が指示されたかを判別し(ステップA1)、その起動指示が無ければ(ステップA1でNO)、図5のフローから抜けるが、地図アプリP1の起動指示が有れば(ステップA1でYES)、転送アプリP2は正常に使用可能な状態にあるか否かを判別する(ステップA2)。
すなわち、上述したように外部装置2で測位された現在の位置情報を地図アプリP1が利用可能な状態にあるか否かを、転送アプリP2が正常に使用可能な状態にあるか否かに基づいて判別する。ここで、転送アプリP2がインストールされていないなど、転送アプリP2を正常に使用することができない状態であれば(ステップA3でNO)、ステップA11に移り、地図アプリP1を起動した後、地図アプリP1に対して位置情報の表示を制限すべきことを通知する(ステップA12)、その後、図5のフローから抜ける。一方、転送アプリP2がインストールされているなど、転送アプリP2を正常に使用可能な状態であれば(ステップA3でYES)、転送アプリP2を起動して現在の位置情報の転送を転送アプリP2に対して要求する(ステップA4)。
図6は、電子機器1においてその転送アプリP2の動作手順を示したフローチャートであり、一定時間毎の割り込みで実行開始される。
電子機器1の制御部11は、転送アプリP2の動作手順にしたがって次のように動作する。まず、制御部11は、地図アプリP1、管理ソフトP3などの他のアプリから位置情報の転送が要求されたかを判別し(ステップB1)、その転送要求が無ければ(ステップB1でNO)、図6のフローから抜けるが、位置情報の転送要求を受け取ると、外部装置2で測位された位置情報を自己(電子機器1)の現在の位置情報として受信取得する(ステップB2)。
ここで、外部装置(モーションセンサ付GPS測位装置)2は、通常、GPS信号に用いて位置情報を測位して発信出力しているが、GPS信号を受信不可能な環境下などでは、GPS測位に切り替わって、加速度センサ・ジャイロセンサを用いて位置情報を測位して発信するようにしている。電子機器1においてその制御部11は、この外部装置2で測位された位置情報を受信取得すると、この位置情報を要求元である地図アプリP1や管理ソフトP3に対して転送(ステップB3)した後、図6のフローから抜ける。
ここで、位置情報の要求元である管理ソフトP3側では外部装置2で測位された位置情報を転送アプリP2から取得する(図5のステップA5)。なお、この取得した位置情報は、外部装置2の現在位置を示す情報であるが、電子機器1と外部装置2とは距離的に近いので、電子機器1は、この位置情報を自己(電子機器)の現在位置を示す情報として取得する。そして、この位置情報に基づいて地域データベース13Cを検索することによって(ステップA6)、現在の地域を特定し(ステップA7)、この地域情報は、地図画像上に位置情報の表示を禁止している特定の地域(禁止地域)に該当するか否かを判別する(ステップA8)。
いま、地図上への位置表示を禁止していない非禁止地域であれば(ステップA9でNO)、地図アプリP1を起動(ステップA10)した後、地図上に位置情報を表示することを制限しないようにするために、そのまま図5のフローから抜けるが、地図上に位置情報の表示することを禁止している禁止地域であれば(ステップA9でYES)、地図アプリP1を起動(ステップA11)した後、地図アプリP1に対して位置情報の表示を禁止すべきことを示す位置表示制限通知を行う(ステップA12)。その後、図5のフローから抜ける。
図7及び図8は、電子機器1においてその地図アプリP1の動作手順を示したフローチャートであり、地図アプリ起動指示に応じて実行開始される。
電子機器1の制御部11は、地図アプリP1の動作手順にしたがって次のように動作する。まず、制御部11は、地図アプリP1の初期画面(機能一覧のメニュー画面など)を表示(図7のステップC1)させると共に、外部装置2によって測位された位置情報を地図画像上に表示することを制限するための位置表示制限フラグ(図示省略)を初期化(オフ)して位置情報を地図上に表示することを許可しておく(ステップC2)。この状態において、管理ソフトP3から位置表示制限通知を受けたか否かを判別し(ステップC3)、その制限通知を受けたときには(ステップC3でYES)、その制限通知を受けたことを示すために位置表示制限フラグ(図示省略)をオンする処理(ステップC4)に移る。
このような初期化処理(ステップC1~C4)が終ると、上述の初期画面(機能一覧のメニュー画面)からユーザ操作によって任意の機能が選択されたかを判別したり(ステップC5)、地図アプリP1の終了を指示するユーザ操作が行われたかを判別したり(図8のステップC15)しながら、このステップC5、C15を繰り返す待ち状態となる。いま、メニュー画面の中から任意の機能が選択されると(ステップC5でYES)、その選択機能に対応する画面に切り替え表示させる(ステップC6)。そして、この選択された機能の中には位置情報を表示する部分の機能が含まれているかを判別する(ステップC7)。
いま、選択された機能の中に位置情報を表示する部分の機能が含まれていなければ(ステップC7でNO)、その選択機能に応じた処理の実行に移る(ステップC8)。そして、図8のステップC15に移り、地図アプリP1の終了が指示されたかを判別し、その終了指示がなければ(ステップC15でNO)、図7のステップC5に戻り、新たな機能が選択(変更)されたかを判別し、機能の選択(変更)がなければ(ステップC5でNO)、以下、上述の動作を繰り返す。
一方、選択機能の中に位置情報を表示する部分の機能が含まれている場合には、例えば、現在位置を表示する部分が含まれているナビゲーション機能などが選択された場合には(ステップC5でYES)、上述した位置表示制限フラグ(図示省略)はオンされているか、つまり、地図アプリP1の起動時に管理ソフトP3から位置表示制限通知を受けているかを判別する(ステップC9)。いま、位置表示制限フラグがオフされていれば、管理ソフトP3から位置表示制限通知は受けていないので(ステップC9でNO)、図8のステップC10に移り、転送アプリP2に対して位置情報の転送を要求する。
この転送要求に応答して外部装置2から位置情報を転送アプリP2経由で取得すると(図8のステップC11)、この位置情報を表示中の地図画面上に案内表示(識別表示)させる(ステップC12)。例えば、図4に示したナビゲーション画面のように、現在の位置情報を地図画面上に現在地として表示させると共に、この現在地から目的地までの経路を矢印表示させる。この状態において、何らかの操作が行われたかを判別し(ステップC13)、操作が無ければ(ステップC13でNO)、上述のステップC15に移るが、何らかの操作(例えば、スクロール操作)が行われると(ステップC13でYES)、その操作に応じた処理(例えば、画面スクロール処理)を実行(ステップC14)した後、上述のステップC15に移る。
他方、位置表示制限フラグがオンされていれば、つまり、管理ソフトP3から位置表示制限通知を受けていれば(図7のステップC9でYES)、図8のステップC13に移る。ここで、位置表示制限フラグがオンされるのは、管理ソフトP3から位置表示制限通知を受けた場合、つまり、転送アプリP2が使用可能な状態にない場合、又は転送アプリP2が使用可能な状態であっても現在の地域情報が特定の地域に該当する場合であり、このような場合には、位置情報を用いる地図アプリP1の機能を利用できないように図8のステップC10~C13をキャンセルすることによってその部分の機能(位置情報を表示する部分の機能)を制限する。この場合、制限される機能は、外部装置2から位置情報を転送アプリP2経由で取得して表示中の地図画面上に案内表示(識別表示)させる部分であり、他の部分(地図表示する部分)は制限されずにそのまま地図表示が継続される。
このように位置情報を用いる部分の機能を制限する場合でも、何らかの操作が行われると(ステップC13でYES)、その操作に応じた処理(ステップC14)の実行に移る。すなわち、選択機能の中に位置情報を用いる部分の機能と位置情報を用いない部分の機能とが含まれている場合において、位置情報の利用が不可能な状態にあれば(ステップC9でYES)、位置情報を用いる部分の機能を利用不可とする機能制限を行うが(ステップC10~C13をキャンセルするが)、位置情報を用いない部分の機能を利用可能とするためにステップC13に移り、操作に応じた処理(ステップC14)の実行を可能としている。以下、地図アプリP1の終了が指示されるまで(ステップC15)、上述の動作を繰り返す。
以上のように、本実施形態において電子機器1の制御部11は、位置情報を地図アプリP1が利用可能な状態にあるか否かを判断し、その利用が不可能な状態にあれば、地図アプリP1が位置情報を利用できないようにその機能を制限するようにしたから、地図アプリP1の配布の扱いを、位置情報を地図アプリP1が利用可能な状態にあるか否かによって変える必要が無くなり、その配布の煩雑さを解消することができる。
地図アプリP1は、位置情報を用いる部分の機能と、位置情報を用いない部分の機能を有し、制御部11は、位置情報の利用が不可能な状態にあれば、位置情報を用いない部分の機能を利用可能とし、位置情報を用いる部分の機能を利用不可とする機能制限を行うようにしたので、地図アプリP1の中の一部の機能だけを制限して他の機能を利用可能とすることができる。したがって、地図画像上に位置情報を表示することが禁止されている地域(禁止地域)においては、転送アプリP2が配信されていないので、地図画像上に位置情報を表示することはできないが、地図アプリP1の他の部分の機能については、そのまま継続利用が可能となる。つまり、禁止地域であっても地図アプリP1の一部分の機能(位置情報を表示する部分の機能)を制限した状態で地図アプリP1を配信することが可能となる。
外部装置2が受信した位置情報を当該電子機器1の位置情報として外部装置2から取得して地図アプリP1に転送する転送アプリP2が使用可能な状態にあるか否かに基づいて、位置情報を地図アプリP1が利用可能な状態にあるか否かを判断し、転送アプリP2が使用不可能な状態にあれば、位置情報を用いる地図アプリP1の機能を制限するようにしたので、位置情報を地図アプリP1が利用可能な状態にあるか否かを転送アプリP2の有無に基づいて容易に判断することができる。例えば、転送アプリP2が存在していなかったり、その有効期限が過ぎていたりすれば、位置情報を用いる部分の機能を制限することができる。
転送アプリP2が使用可能な状態にある場合でも、現在の地域が特定の地域であれば、位置情報を用いる地図アプリP1の機能を制限するようにしたので、転送アプリP2がインストールされていても現在地が特定の地域であれば、位置情報を用いる地図アプリP1の機能を制限することができる。例えば、地図画像上に位置を表示することが禁止されていない地域(非禁止地域)で、転送アプリP2をインストールした電子機器1を、地図画像上に位置情報を表示することが禁止されている地域(禁止地域)に持ち込んだ場合でも地図アプリP1の機能を制限することができる。
電子機器1の位置情報に基づいて、その位置情報に該当する地域情報を取得するようにしたので、正しい地域情報を容易に得ることができる。
(変形例1)
なお、上述した実施形態において電子機器1は、転送アプリP2が使用可能な状態にあるか否かに基づいて、位置情報を地図アプリP1が利用可能な状態にあるか否かを判断するようにしたが、電子機器1の現在の地域を示す情報を取得して、その地域情報が特定の地域か否かに基づいて、位置情報を地図アプリP1が利用可能な状態にあるか否かを判断するようにしてもよい。この場合、電子機器1の現在の位置情報を取得し、この現在位置から現在の地域を取得するようにすればよい。
すなわち、上述した実施形態と同様に、電子機器1の位置情報を取得し、この位置情報に基づいて地域データベース13Cを参照して該当する地域情報を取得するようにしてもよい。このように取得した地域情報が特定の地域か否かに基づいて、位置情報を地図アプリP1が利用可能な状態にあるか否かを判断するようにしても、上述した実施形態と同様、地図アプリP1の配布の扱いを、位置情報を地図アプリP1が利用可能な状態にあるか否かによって変える必要が無くなり、その配布の煩雑さを解消することができる。
(変形例2)
上述した実施形態において電子機器1は、その位置情報に基づいて地域データベース13Cを検索して、現在の地域情報を特定するようにしたが、電子機器1で使用される言語の設定、使用地域の設定、ネットワーク用の自己の通信アドレス、例えば、IP(Internet Protocol Address)アドレス、地図アプリP1が利用するハードウエア(例えば、内蔵カメラなど)の仕向け地の何れか、又はそれらの組み合わせに基づいて地域情報を取得するようにしてもよい。これによって現在の地域情報を容易に取得することができる。
上述した実施形態において電子機器1は、外部装置2側のGPS測位機能によって測位された位置情報を転送アプリP2が受信取得して地図アプリP1に転送する構成としたが、電子機器1にGPS測位機能を内蔵し、そのGPS測位機能で測位された位置情報を転送アプリP2が取得して地図アプリP1に転送するようにしてもよい。また、現在位置を測位する手段としては、GPS測位機能に限らず、無線LAN(Local Area Network)システム、モバイルネットワークシステムなどを利用した測位機能であってもよい。
また、上述した実施形態においては、電子機器1としてスマートフォンに適用した場合を示したが、これに限らず、PDA(個人向け携帯型情報通信機器)、タブレット端末装置、電子ゲーム、音楽プレイヤー、腕時計などに適用するようにしてもよい。
また、上述した実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
地図表示機能を有する地図アプリケーションを備えた電子機器であって、
当該電子機器の現在の位置情報を取得する位置取得手段と、
前記位置取得手段により取得される位置情報を前記地図アプリケーションが利用可能な状態にあるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段による判断の結果、前記位置情報の利用が不可能な状態にあると判断された場合に、前記地図アプリケーションが前記位置情報を利用できないようにその機能制限を行う機能制限手段と、
を備えることを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子機器において、
前記地図アプリケーションは、前記位置取得手段によって取得される位置情報を用いる部分の機能と、前記位置情報を用いない部分の機能を有し、
前記機能制限手段は、前記判断手段による判断の結果、前記位置情報の利用が不可能な状態にあると判断された場合に、前記位置情報を用いない部分の機能は利用可能とし、前記位置情報を用いる部分の機能は利用不可とする機能制限を行う、
ことを特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電子機器において、
前記位置取得手段は、外部装置が受信した位置情報を当該電子機器の位置情報として前記外部装置から取得して前記地図アプリケーションに転送するアプリケーションを含み、
前記判断手段は、前記転送アプリケーションが使用可能な状態にあるか否かに基づいて、前記位置情報を前記地図アプリケーションが利用可能な状態にあるか否かを判断し、
前記機能制限手段は、前記判断手段による判断の結果、前記転送アプリケーションが使用不可能な状態にあると判断された場合に、前記位置情報を用いる前記地図アプリケーションの機能を利用できないようにその部分の機能を制限する、
ことを特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電子機器において、
当該電子機器が存在している現在の地域を示す情報を取得する地域取得手段を、更に備え、
前記機能制限手段は、前記判断手段による判断の結果、前記転送アプリケーションが使用可能な状態にあると判断された場合でも、前記地域取得手段によって取得された地域情報が特定の地域であると判断された場合には、前記位置情報を用いる前記地図アプリケーションの機能を利用できないようにその部分の機能を制限する、
ことを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電子機器において、
当該電子機器が存在している現在の地域を示す情報を取得する地域取得手段を、更に備え、
前記判断手段は、前記地域取得手段によって取得された地域情報が特定の地域か否かに基づいて、前記位置情報を前記地図アプリケーションが利用可能な状態にあるか否かを判断する、
ことを特徴とする。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の電子機器において、
前記地域取得手段は、前記位置取得手段によって取得される位置情報に基づいて、その位置情報に該当する地域情報を取得する、
ことを特徴とする。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の電子機器において、
前記地図アプリケーションが少なくとも前記判断手段及び前記機能制限手段を含む、
ことを特徴とする。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7の何れかに記載の電子機器において、
前記地図アプリケーションは、前記電子機器が有する通信手段により所定サーバからダウンロードされ前記電子機器にインストールされたものである、
ことを特徴とする。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、
少なくとも地図表示機能を有する地図アプリケーションを備えた電子機器における機能制限方法であって、
当該電子機器の現在の位置情報を取得する処理と、
前記位置情報を前記地図アプリケーションが利用可能な状態にあるか否かを判断する処理と、
前記位置情報の利用が不可能な状態にあると判断された場合に、前記地図アプリケーションが前記位置情報を利用できないようにその機能制限を行なう処理と、
を含むことを特徴とする。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、
少なくとも地図表示機能を有する地図アプリケーションを備えた電子機器のコンピュータに対して、
当該電子機器の現在の位置情報を取得するステップと、
前記位置情報を前記地図アプリケーションが利用可能な状態にあるか否かを判断するステップと、
前記位置情報の利用が不可能な状態にあると判断された場合に、前記地図アプリケーションが前記位置情報を利用できないようにその機能制限を行なうステップと、
を実現させるためのプログラムである。
(請求項11)
請求項1に記載の発明は、請求項10に記載のプログラムにおいて、
前記地図アプリケーションが前記電子機器のコンピュータに対して、
前記位置情報を前記地図アプリケーションが利用可能な状態にあるか否かを判断するステップと、
前記位置情報の利用が不可能な状態にあると判断された場合に、前記地図アプリケーションが前記位置情報を利用できないようにその機能制限を行なうステップと、
を実現させることを特徴とする。
1 電子機器
2 外部装置
11、21 制御部
13、23 記憶部
13C 地域データベース
18 短距離通信部
24 センサ部
25 GPS測位部
26 無線通信部
P1 地図アプリ
P2 転送アプリ
P3 管理ソフト

Claims (8)

  1. 地図表示機能を有する地図アプリケーションを備えた電子機器であって、
    当該電子機器の現在の位置情報を取得する位置取得手段と、
    前記位置情報を前記地図アプリケーションが利用可能な状態にあるか否かを判断する第1判断手段と、
    前記位置情報が特定の地域に対応するか否かを判断する第2判断手段と、
    前記位置情報の利用が不可能な状態にあると前記第1判断手段により判断された場合に前記地図アプリケーションによる前記位置情報の利用を制限し、前記位置情報を利用可能な状態であると前記第1判断手段により判断された場合であっても前記位置情報が前記特定の地域に対応すると前記第2判断手段により判断された場合に前記地図アプリケーションによる前記位置情報の利用を制限する機能制限手段と、
    を備え
    前記地図アプリケーションは、前記位置取得手段によって取得される位置情報を用いる部分の機能と、前記位置情報を用いない部分の機能を有し、
    前記機能制限手段は、前記位置情報の利用が不可能な状態にあると前記第1判断手段により判断された場合に、前記位置情報を用いない部分の機能を利用可能とし、前記位置情報を用いる部分の機能を利用不可とする機能制限を行うことを特徴とする電子機器。
  2. 前記位置取得手段は、外部装置が受信した位置情報を当該電子機器の位置情報として前記外部装置から取得して前記地図アプリケーションに転送する転送アプリケーションを含み、
    前記第1判断手段は、前記転送アプリケーションが使用可能な状態にあるか否かに基づいて、前記位置情報を前記地図アプリケーションが利用可能な状態にあるか否かを判断し、
    前記機能制限手段は、前記転送アプリケーションが使用不可能な状態にあると前記第1判断手段により判断されて前記位置情報の利用が不可能な状態にある場合に、前記地図アプリケーションによる前記位置情報の利用を制限する、
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  3. 前記機能制限手段は、前記転送アプリケーションが使用可能な状態にあると前記第1判断手段により判断された場合でも、前記第2判断手段により前記位置情報が前記特定の地域に対応すると判断された場合に、前記位置情報を用いる前記地図アプリケーションによる前記位置情報の利用を制限する、
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  4. 前記特定の地域の位置情報を含む地域データベースを記憶した記憶部を更に備え、
    前記第2判断手段は、前記位置取得手段により取得された現在の位置情報と、前記地域データベースとに基づいて、前記位置情報が前記特定の地域に対応するか否かを判断する、
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の電子機器。
  5. 前記特定の地域は、前記地図アプリケーションの地図表示機能により表示される地図画像上に前記位置取得手段により取得される前記位置情報を表示することが禁止されている地域である、
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の電子機器。
  6. 前記地図アプリケーションは、前記電子機器が有する通信手段により所定サーバからダウンロードされて前記電子機器にインストールされたものである、
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の電子機器。
  7. 少なくとも地図表示機能を有する地図アプリケーションを備えた電子機器が実行する機能制限方法であって、
    当該電子機器の現在の位置情報を取得する位置取得処理と、
    前記位置情報を前記地図アプリケーションが利用可能な状態にあるか否かを判断する第1判断処理と、
    前記位置情報が特定の地域に対応するか否かを判断する第2判断処理と、
    前記位置情報の利用が不可能な状態にあると前記第1判断処理により判断された場合に前記地図アプリケーションによる前記位置情報の利用を制限し、前記位置情報を利用可能な状態であると前記第1判断処理により判断された場合であっても前記位置情報が前記特定の地域に対応すると前記第2判断処理により判断された場合に前記地図アプリケーションによる前記位置情報の利用を制限する機能制限処理と、
    を含み、
    前記地図アプリケーションは、前記位置取得処理において取得される位置情報を用いる部分の機能と、前記位置情報を用いない部分の機能を有し、
    前記位置情報の利用が不可能な状態にあると前記第1判断処理により判断された場合に、前記機能制限処理において、前記位置情報を用いない部分の機能を利用可能とし、前記位置情報を用いる部分の機能を利用不可とする機能制限を行うことを特徴とする機能制限方法。
  8. 少なくとも地図表示機能を有する地図アプリケーションを備えた電子機器のコンピュータに対して、
    当該電子機器の現在の位置情報を取得する位置取得手段、
    前記位置情報を前記地図アプリケーションが利用可能な状態にあるか否かを判断する第1判断手段、
    前記位置情報が特定の地域に対応するか否かを判断する第2判断手段、
    前記位置情報の利用が不可能な状態にあると前記第1判断手段により判断された場合に前記地図アプリケーションによる前記位置情報の利用を制限し、前記位置情報を利用可能な状態であると前記第1判断手段により判断された場合であっても前記位置情報が前記特定の地域に対応すると前記第2判断手段により判断された場合に前記地図アプリケーションによる前記位置情報の利用を制限する機能制限手段、
    として機能させ
    前記地図アプリケーションは、前記位置取得手段によって取得される位置情報を用いる部分の機能と、前記位置情報を用いない部分の機能を有し、
    前記機能制限手段は、前記位置情報の利用が不可能な状態にあると前記第1判断手段により判断された場合に、前記位置情報を用いない部分の機能を利用可能とし、前記位置情報を用いる部分の機能を利用不可とする機能制限を行うことを特徴とするプログラム。
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