JP7164807B2 - 濃縮ガス供給装置用のロータリー弁 - Google Patents

濃縮ガス供給装置用のロータリー弁 Download PDF

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Description

本開示は、濃縮ガス供給装置用のロータリー弁に関する。
従来、空気中に含まれる窒素を除去して酸素の濃縮ガスを生成する酸素濃縮装置が知られている。例えば、下記特許文献1には、窒素吸着媒体を収容した2つの吸着筒を用い、一方の吸着筒に圧縮空気を供給して当該空気に含まれる窒素を窒素吸着媒体に吸着させる吸着工程と、他方の吸着筒を大気開放して窒素吸着媒体から窒素の脱着を行わせる減圧工程とを交互に繰り返し行い、酸素の濃縮ガスを連続的に得るようにした酸素濃縮装置が開示されている。
この酸素濃縮装置においては、吸着工程と減圧工程とを切り換えるために、ロータリー弁が用いられている。このロータリー弁は、内部に弁室を有する弁箱と、弁室内に配置された弁体とを備えている。弁体は、弁室内で回転することによって、弁室内に流入する加圧空気を一方の吸着筒に供給しかつ他方の吸着筒から弁室内に流入するガスを大気への排気経路に排出する態様と、その逆の態様とを交互に切り換える。
特許第4137805号公報
特許文献1記載のロータリー弁の弁箱には、弁室から排気経路に繋がる排気用の通孔と、弁室から各吸着筒に繋がる複数の吸気用の通孔とが形成されている。このうち排気用の通孔は、弁体の回転軸心上に配置され、複数の吸気用の通孔は、排気用の通孔を中心として放射状に配置されている。
特許文献1に記載された酸素濃縮装置は2つの吸着筒しか備えていないので、ロータリー弁の弁箱に形成される通孔の数も少なくて済む。しかし、吸着筒の数が増えるほど通孔の数も多くなるので、多数の通孔を形成するためには弁体の回転軸心を中心として弁箱を径方向に拡大させる必要があり、同方向にロータリー弁が大型化する。
本開示は、コンパクトに構成することが可能な濃縮ガス供給装置用のロータリー弁を提供することを目的とする。
(1)本開示のロータリー弁は、
弁箱と、
前記弁箱内に回転自在に設けられた弁体と、を備え、
前記弁箱に、
加圧空気を流入させる吸気ポートと、吸着筒からの脱着ガスを排出させる排気ポートと、複数の前記吸着筒のそれぞれに接続される吸着筒ポートを含む複数の吸着筒用流路と、が形成され、
前記弁体に、
当該弁体の回転中における所定のタイミングで前記吸気ポートと前記各吸着筒用流路とを接続する吸気接続流路と、前記排気ポートと前記各吸着筒用流路とを接続する排気接続流路と、が形成され、
前記吸気接続流路が、
前記弁体の回転軸心に沿って形成されかつ前記吸気ポートに連通する第1縦流路と、前記第1縦流路と前記各吸着筒用流路とを接続しかつ前記回転軸心方向において互いに異なる位置に配置された複数の第1横流路と、を有し、
前記排気接続流路が、
前記第1縦流路と前記回転軸心方向において異なる位置に前記回転軸心に沿って形成されかつ前記排気ポートに連通する第2縦流路と、前記第2縦流路と前記各吸着筒用流路とを接続しかつ前記回転軸心方向において互いに異なる位置に配置された複数の第2横流路と、を有している。
以上のような構成によって、吸着筒の数が多い場合は、弁体の回転軸心に沿った方向に第1,第2縦流路を延長し、かつ第1,第2横流路の数を増やすことによって対応することができる。したがって、弁体の回転軸心を中心とした径方向にロータリー弁を拡大する必要がなく、同方向におけるロータリー弁の大型化を抑制し、同方向においてロータリー弁をコンパクトに構成することができる。
(2)上記(1)のロータリー弁において、好ましくは、前記各吸着筒用流路が、前記回転軸心方向において前記第1縦流路と前記第2縦流路とに跨る範囲で形成された第3縦流路と、前記第1、第2横流路にそれぞれ接続される複数の第3横流路とを有している。
このような構成によって、吸気接続流路の第1縦流路と排気接続流路の第2縦流路との双方を、吸着筒用流路に簡単な構成で接続することができる。
(3)上記(1)又は(2)のロータリー弁において、好ましくは、前記弁体が、一定速度で回転駆動されるものであり、
前記第1横流路及び前記第2横流路が、前記各吸着筒用流路との連通時間に応じた周方向の長さを有する連通溝を含む。
以上のように、弁体を一定速度で回転させることで、第1横流路及び第2横流路をそれぞれ吸着筒用流路に適切に連通させることができる。
(4)上記(1)~(3)のいずれか1つのロータリー弁において、好ましくは、前記弁箱に、大気開放用ポートを含む大気開放用流路が複数形成され、
前記弁体に、当該弁体の回転中における所定のタイミングで前記各大気開放用流路と前記各吸着筒用流路とを互いに連通させる連通流路が形成されている。
このような構成によって、コンプレッサ又は真空ポンプによって吸着筒を加圧又は減圧する前に、大気開放用ポートおよび連通流路を用いて吸着筒を大気圧まで増圧又は減圧することができる。
(5)上記(1)~(3)のいずれか1つのロータリー弁において、好ましくは、前記弁箱に、前記各吸着筒用流路と連通する複数の大気開放用ポートが形成されている。
このような構成によって、コンプレッサ又は真空ポンプによって吸着筒を加圧又は減圧する前に、大気開放用ポートを用いて吸着筒を大気圧まで増圧又は減圧することができる。
(6)上記(1)~(5)のいずれか1つのロータリー弁において、好ましくは、前記吸気ポートと前記排気ポートとが、前記回転軸心方向に関して互いに異なる位置に配置される。
このような構成によって、互いに回転軸心方向に関して異なる位置に配置される吸気接続流路と排気接続流路とに、それぞれ吸気ポートと排気ポートとを容易に連通させることができる。
(7)上記(1)~(6)のいずれか1つのロータリー弁において、好ましくは、複数の吸着筒ポートが、前記回転軸心を中心とする周方向に関して互いに異なる位置に配置されている。
このような構成によって、吸着筒ポートを含む複数の吸着筒用流路を形成するためのスペースを弁箱に十分確保することができる。
第1の実施形態に係るロータリー弁(制御弁)が適用された濃縮ガス供給装置の説明図である。 図1に示される濃縮ガス供給装置における弁の開通期間及び各吸着筒の圧力変動を示す図である。 図2の部分図であって、第1の吸着筒の1サイクルの圧力変化と開閉弁の開通状態を示す図である。 ロータリー弁の斜視図である。 ロータリー弁の正面図である。 ロータリー弁の平面図である。 ロータリー弁の断面斜視図である。 ロータリー弁の弁体の正面図である。 図6のL-M線断面図である。 図6のL-N線断面図である。 図6のL-P線断面図である。 図2のαの時点における図5のA-A線、B-B線、C-C線、D-D線の各断面図である。 図2のαの時点における図5のE-E線、F-F線、G-G線の各断面図である。 図2のαの時点における図5のH-H線、I-I線、J-J線、K-K線の各断面図である。 図2のβの時点における図5のC-C線、E-E線、J-J線の各断面図である。 第2の実施形態に係るロータリー弁(制御弁)が適用された濃縮ガス供給装置の説明図である。 ロータリー弁の図10に対応する断面図である。 第3の実施形態に係るロータリー弁(制御弁)が適用された濃縮ガス供給装置の説明図である。 同ロータリー弁の図10に対応する断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本開示の濃縮ガス供給装置の一例である酸素濃縮装置を詳細に説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[酸素濃縮装置の全体構成]
図1は、第1の実施形態に係るロータリー弁(制御弁)が適用された濃縮ガス供給装置の説明図である。
本実施形態の濃縮ガス供給装置Aは、酸素濃縮装置であり、3筒の吸着筒1a,1b,1cと、コンプレッサ2と、真空ポンプ3と、酸素タンク4と、ロータリー弁(制御弁)30とを備えた、VPSA方式の酸素濃縮装置である。参照符号1a,1b及び1cは、それぞれ第1の吸着筒、第2の吸着筒及び第3の吸着筒を示している。
コンプレッサ2は、空気取入口5から機内に取り入れられた空気を加圧し、管路6に送出する。管路6に送出された加圧空気は、管路11a,11b,11cを経て吸着筒1a,1b,1cの各下方側から吸着筒内に送入される。吸着筒1a,1b,1c内には加圧空気中の窒素を吸着する吸着剤が収納されている。
吸着剤が収納されている吸着筒1a,1b,1cを加圧空気が通過することで、空気中の酸素濃度よりも高濃度の酸素濃縮ガスを生成することができ、吸着筒1a,1b,1cの各上方側から得られる酸素濃縮ガスは、管路12a、12b、12cから管路7を経て酸素タンク4に貯留される。なお、図1において下方に図示されている管路16は、吸着筒1a,1b,1c内の気体を真空ポンプ3により外部に排出するための経路である。
ロータリー弁30は、前述の管路11a,11b,11c、16やその他の管路8a,8b,8cを開閉する複数の開閉部13a,13b,13c、15a,15b,15c、21a,21b,21cを備えている。各開閉部13a,13b,13c、15a,15b,15c、21a,21b,21cは、それぞれが配置された管路の気体の通過を開閉するための弁として機能し、制御部(図示せず)により所定のタイミングで開閉制御される。したがって、以下の説明では、各開閉部13a,13b,13c、15a,15b,15c、21a,21b,21cのことを「開閉弁」ともいう。
より詳細に説明すると、開閉弁13a,13b,13cは、加圧空気の吸着筒1a,1b,1cへの送出操作に寄与し、開閉弁15a,15b,15cは吸着筒1a,1b,1c内の気体を外部に排出する排出操作に寄与する。また、開閉弁21a,21b,21cは、各吸着筒1a,1b,1cの入口側の管路11a,11b,11cに接続され、各吸着筒1a,1b,1cと外気とを連通する連通管8a,8b,8cの管路を開閉するための弁であり、後述する負圧状態から大気圧状態への増圧操作に寄与するとともに、加圧状態から大気圧状態への減圧操作に寄与する。
各吸着筒1a,1b,1cから酸素タンク4に至る管路12a,12b,12cには、逆止弁17a,17b,17cが設けられている。これらの逆止弁17a,17b,17cは、吸着筒1a,1b,1cから酸素タンク4への流れのみ許容する弁であり、各吸着筒1a,1b,1cから送出される酸素濃縮ガスが酸素タンク4側よりも高圧の場合に当該酸素濃縮ガスの酸素タンク4への送出を可能にする。なお、逆止弁に代えて、一般的な開閉弁(制御弁)を用いることもできる。また、各管路12a,12b,12c同士を接続する管路が設けられ、この管路には、パージ操作に寄与する開閉弁18a,18b,18cが設けられている。
各吸着筒1a,1b,1cには、内部の圧力を監視するための圧力計9a,9b,9cがそれぞれ取り付けられており、また、酸素タンク4には、同じく内部の圧力を監視するための圧力計10が取り付けられている。
各連通管8a,8b,8cは、外気を吸着筒内に給気するための第1管路22a,22b,22cと、吸着筒1a,1b,1c内の気体を排気するための第2管路23a,23b,23cとを有している。これにより、第1管路22a,22b,22cを用いて吸着筒内に外気を給気することができ、前記第1管路22a,22b,22cとは別の管路である第2管路23a,23b,23cを用いて吸着筒内の気体を排気することできる。各第1管路22a,22b,22cには、外部から吸着筒内への流れのみ許容する逆止弁24a,24b,24cがそれぞれ設けられており、各第2管路23a,23b,23cには、吸着筒から外部への流れのみ許容する逆止弁25a,25b,25cがそれぞれ設けられている。
第1管路22a,22b,22cの外気取入口(図示せず)と、第2管路23a,23b,23cの排気口(図示せず)とは、当該排気口から排気された気体(通常の空気よりも酸素濃度が低い)が外気取入口付近の外気と混合して、酸素濃度が低くなった外気が当該外気取入口から吸着筒内に給気されるのを抑制するために、ある程度の距離だけ離間していることが望ましい。
[酸素濃縮装置の操作例]
つぎに前述した構成を備えた酸素濃縮装置Aの操作例について、図2及び図3を参照しつつ説明する。図2は、図1に示される酸素濃縮装置Aにおける弁の開通期間及び各吸着筒の圧力変動ないし変化を示す図であり、図3は、図2の部分図であって、第1の吸着筒1aの1サイクルの圧力変化と開閉弁及び逆止弁(以下、「開閉弁等」ともいう)の開通状態を示す図である。図2及び図3において、左側から右側に時間が経過している。また、図2において、上側の図は、各開閉弁等の開通期間を示しており、下側の図は、各吸着筒内部の圧力の変化を示している。吸着筒内の圧力は、負圧状態から加圧状態までの間で変化する。
上側の図において、ハッチングで示す期間は、コンプレッサ2の吐出口から各吸着筒1a,1b,1cに至る管路に設けられる開閉弁13a,13b,13cの開通期間を示しており、コンプレッサ2で加圧された加圧空気が各吸着筒1a,1b,1c内に送出される期間(加圧期間)である。また、ダブルハッチングで示す期間は、各吸着筒1a,1b,1cから真空ポンプ3の吸込口に至る管路に設けられる開閉弁15a,15b,15cの開通期間を示しており、各吸着筒1a,1b,1c内の気体が真空ポンプ3により排気される期間(負圧期間)である。また、下側の図において、太い実線は第1の吸着筒1aの内部の圧力の変化を示しており、細い実線及び破線は、それぞれ第2の吸着筒1b及び第3の吸着筒1cの内部の圧力の変化を示している。
図2に示される例では、第1の吸着筒1a、第2の吸着筒1b及び第3の吸着筒1cの順に吸着筒内の加圧工程が行われる。また、図2において「T」で示される期間で第1の吸着筒1aの1サイクルの処理が行われる。この1サイクルの処理には、コンプレッサ2による加圧処理、真空ポンプ3による吸引処理、並びに、連通管8a,8b,8cを用いた、加圧状態から大気圧状態への減圧処理及び負圧状態から大気圧状態への増圧処理が含まれる。
つぎに、第1の吸着筒1aについて、開閉弁の開閉と吸着筒内の圧力変化について詳細に説明する。なお、第2の吸着筒1b及び第3の吸着筒1cについての、開閉弁の開閉と吸着筒内の圧力変化は、図2に示されるように、時間のずれがあるだけで内容は第1の吸着筒1aと同様であるので、簡単のため、それらについての説明は省略する。
前述したように、図2及び図3では、左側から右側に時間が経過している。時点t0で開閉弁13aが開通する(開状態になる)と、吸着筒1a内にコンプレッサ2で加圧された加圧空気が供給され、当該吸着筒1a内の圧力は上昇する。
吸着筒1a内の圧力が上昇して、所定の圧力以上になると、当該吸着筒1aの出口側(酸素タンク側)の管路12aに設けられた逆止弁17aが開状態になる。逆止弁17aは時点t1で開状態になっている。逆止弁17aが開状態になると、吸着筒1a内の酸素濃縮ガスは、管路7を経て酸素タンク4内に供給される。逆止弁17aが開通している状態では、コンプレッサ2から吸着筒1a内に加圧空気が供給されていても、当該吸着筒1aの出口側が開放されているので吸着筒1a内の圧力は一定である。
時点t2で開閉弁13aが閉状態になり、コンプレッサ2から吸着筒1aへの加圧空気の供給が停止される。加圧空気供給の停止と同時にパージ弁である開閉弁18aが開状態になり、吸着筒1a内の酸素濃縮ガスの一部が、加圧工程に入る第2の吸着筒1b内の酸素濃度を高めるために当該第2の吸着筒1bに供給される。開閉弁18aが開状態になると、吸着筒1a内の圧力は、当該開閉弁18aが閉状態になる時点t3まで徐々に低下する。また、開閉弁18aが開状態になるのとほぼ同時に逆止弁17aは、所定の圧力未満となり、閉状態になる。
続く時点t3で開閉弁18aが閉状態になり、開閉弁21aが開状態になると、吸着筒1a内は、連通管8a(図1参照)を介して大気と連通状態になる。そうすると、時点t3における吸着筒1a内は加圧状態であり、大気は大気圧であるので、その差圧により、吸着筒1a内の気体(酸素濃度が空気中の酸素濃度よりも低くなった気体)は、第2管路23aに設けられた逆止弁25aを介して大気中に排気される。これにより、吸着筒1a内の圧力はほぼ大気圧まで減圧される。
ついで時点t4で開閉弁21aが閉状態になり、開閉弁15aが開状態になると、吸着筒1a内の気体は真空ポンプ3により吸引されて大気中に排気される。これにより、吸着筒1a内の圧力は所定の負圧まで減圧される。
ついで時点t5で開閉弁15aが閉状態になり、開閉弁21aが開状態になると、吸着筒1a内は、連通管8aを介して大気と連通状態になる。そうすると、時点t5における吸着筒1a内は負圧状態であり、大気は大気圧であるので、その差圧により、大気中の空気は、第1管路22aに設けられた逆止弁24aを通って吸着筒1a内に供給される。これにより、吸着筒1a内の圧力はほぼ大気圧まで増圧される。
続く時点t6では、前記時点t0と同じく開閉弁13aが開状態になり、吸着筒1a内にコンプレッサ2で加圧された加圧空気が供給され、当該吸着筒1a内の圧力は上昇する。以後、時点t1~t5に関連して説明した前述した工程が繰り返される。
図2の上側の図から分かるように、本実施形態では、第1の吸着筒1a、第2の吸着筒1b、第3の吸着筒1cの順に開閉弁13a,13b,13cが開状態になっている。換言すれば、第1の吸着筒1a、第2の吸着筒1b、第3の吸着筒1cの順にコンプレッサ2から加圧空気が供給されている。
また、同様に、本実施形態では、第1の吸着筒1a、第2の吸着筒1b、第3の吸着筒1cの順に開閉弁15a,15b,15cが開状態になっている。換言すれば、第1の吸着筒1a、第2の吸着筒1b、第3の吸着筒1cの順に真空ポンプ3で吸着筒内の気体が吸気されている。
本実施形態では、コンプレッサ2から吸着筒1a内に加圧空気を供給する直前の一定の期間(前記説明においてt5からt6までの期間)、開閉弁21aを開状態にして吸着筒1a内と大気とを連通状態にしている。これにより、吸着筒1a内の負圧と大気圧との差圧により、連通管8aを介して吸着筒1a内に外気が供給され、吸着筒1a内の圧力はほぼ大気圧になる。従来のVPSA方式の酸素濃縮装置では、前記時点t5においてコンプレッサ2を用いて吸着筒1a内に加圧空気を供給して大気圧状態にし、さらに加圧状態にしているが、本実施形態では、負圧状態から大気圧までの増圧を吸着筒内の負圧と大気との差圧を利用しているので、同じ容積の吸着筒に対して従来よりも小さい能力のコンプレッサでも当該吸着筒内を加圧状態にすることができ、コンプレッサ2の消費電力量を低減させることができる。
また、本実施形態では、真空ポンプ3で吸着筒1a内を吸気する直前の一定の期間(前記説明においてt3からt4までの期間)、開閉弁21aを開状態にして吸着筒1a内と大気とを連通状態にしている。これにより、吸着筒1a内の加圧圧力と大気圧との差圧により、連通管8aを介して吸着筒1a内の気体が外部に排気され、吸着筒1a内の圧力はほぼ大気圧になる。従来のVPSA方式の酸素濃縮装置では、前記時点t3において真空ポンプ3を用いて吸着筒1a内を吸気して大気圧状態にし、さらに負圧状態にしているが、本実施形態では、加圧状態から大気圧までの減圧を吸着筒内の加圧圧力と大気との差圧を利用しているので、同じ容積の吸着筒に対して従来よりも小さい能力のコンプレッサでも当該吸着筒内を負圧状態にすることができ、真空ポンプ3の消費電力量を低減させることができる。
[ロータリー弁30の具体的構造]
次にロータリー30の具体的な構造について詳細に説明する。図4は、ロータリー弁の斜視図、図5は、ロータリー弁の正面図、図6は、ロータリー弁の平面図である。また、図7は、ロータリー弁の断面斜視図である。
ロータリー弁30は、弁箱31と、弁体61とを備えている。
弁箱31は、多角柱形状に形成されている。弁箱31の中心には円筒形状の収容孔32が形成されている。本実施形態の弁箱は正八角柱であり、外周には8つの平面33a~33hが形成されている。
(弁箱31の構造)
図5に示すように、弁箱31の外周の一つの平面(第7の平面)33gには、吸気ポート34と、排気ポート35とが開口している。吸気ポート34は、弁箱31の一端部(上端部)に形成され、排気ポート35は、弁箱31の他端部(下端部)に形成されている。また、吸気ポート34及び排気ポート35は、第1の平面33aから収容孔32まで径方向に貫通して形成されている。
吸気ポート34及び排気ポート35にはそれぞれ管路(配管)を接続するための継手34a,35aが取り付けられている。図1に示すように、吸気ポート34は、コンプレッサ2の吐出側の管路6が接続される。また、排気ポート35は、真空ポンプ3の吸引側の管路16が接続される。
図6に示すように、第7の平面33gと90°位相が異なる弁箱の外周の他の平面(第1の平面)33aには、第1吸着筒ポート36が開口している。また、第1の平面と90°位相が異なり、第7の平面と180°反対側に位置する他の平面(第3の平面)33cには、第2吸着筒ポート37が開口している。さらに、第3の平面33cと90°位相が異なり、第1の平面と180°反対側に位置する他の平面(第5の平面)33eには、第3吸着筒ポート38が開口している。
第1~第3吸着筒ポート36,37,38には、それぞれ管路を接続するための継手36a,37a,38aが取り付けられている。また、図1に示すように、第1~第3吸着筒ポート36,37,38には、それぞれ第1~第3の吸着筒1a,1b,1cに繋がる管路11a,11b,11cが接続される。また、第1~第3吸着筒ポート36,37,38は、弁箱31に形成された第1~第3吸着筒用流路41,42,43(図9~図11参照)の一部を構成している。この第1~第3吸着筒用流路41,42,43については、後述する。
図6に示すように、弁箱31の外周において、第1の平面33aと第3の平面33cと間の平面(第2の平面)33bには、第1大気開放用ポート45が開口している。第3の平面33cと第5の平面33eとの間の平面(第4の平面)33dには、第2大気開放用ポート46が開口している。また、第5の平面33eと第7の平面33gとの間の平面(第6の平面)33fには、第3大気開放用ポート47が開口している。
図13(e)は、図5のE-E線断面、図13(f)は、図5のF-F線断面、図13(g)は、図5のG-G線断面を示す。
第1~第3大気開放用ポート45,46,47は、それぞれが開口する平面から収容孔32までの間を貫通して形成されている。第1~第3大気開放用ポート45,46,47には、それぞれ管路を接続するための継手45a,46a,47aが取り付けられている。図1に示すように、第1~第3大気開放用ポート45,46,47には、大気開放用の連通管8a,8b,8cが接続される。この第1~第3大気開放用ポート45,46,47は、弁箱31に形成された第1~第3大気開放用流路56,57,58の一部を構成している。この第1~第3大気開放用流路56,57,58については、後述する。
(弁体61の構造)
図8は、ロータリー弁30の弁体61の正面図である。
弁体61は、略円柱形状に形成されている。弁体61は、弁箱31の収容孔32に挿入されている。弁体61の上端及び下端は、それぞれ弁箱31の上端部及び下端部に取り付けられた転がり軸受59(図7参照)によって自身の中心(回転軸心)O周りに回転自在に支持されている。
弁体61には、全周にわたる細溝62が、弁体61の回転軸心O方向に間隔をあけて複数形成されている。そして、最上位の細溝62とその下の細溝62との間が、吸気ポート34に対応付けられた吸気部64とされ、最下部の細溝62とその上の細溝62との間が、排気ポート35に対応付けられた排気部65とされている。吸気部64には、弁体61の周方向にわたる周溝64aが形成され、排気部65にも、弁体61の周方向にわたる周溝65aが形成されている。
吸気部64と排気部65との間において、弁体61の各細溝62の間は、弁箱31に形成された吸気ポート34と吸着筒ポート36,37,38、排気ポート35と吸着筒ポート36,37,38、大気開放用ポート45,46,47と吸着筒ポート36,37,38とを相互に連通させるための弁機能を有する開閉部13a,13b,13c、15a,15b,15c、21a,21b,21cを構成している。各細溝62には、Oリング等のシール部材(図示省略)が装着され、このシール部材が収容孔32の内周面に摺接することによって、互いに隣接する吸気部64と開閉部13a、開閉部13a,13b,13c、15a,15b,15c、21a,21b,21c同士、開閉部15cと排気部65との間が区画され、各間の気密性が保たれている。
開閉部13a,13b,13c、15a,15b,15c、21a,21b,21cは、上下方向に並べて9か所に設けられている。上位の3箇所は、図1における開閉部(第1~第3吸気側開閉部)13a,13b,13cであり、下位の3箇所は、図1における開閉部(第1~第3排気側開閉部)15a,15b,15cである。中央の3箇所は、図1における開閉部(第1~第3大気開放開閉部)21a,21b,21cである。
図9は、図6のL-M線断面図である。図10は、図6のL-N線断面図である。図11は、図6のL-P線断面図である。
弁体61には、吸気接続流路67と、排気接続流路68とが形成されている。
吸気接続流路67は、前述した吸気ポート34と、第1~第3吸着筒用流路41,42,43とを連通させるための流路であり、排気接続流路68は、排気ポート35と、第1~第3吸着筒用流路41,42,43とを連通させるための流路である。吸気接続流路67は、弁体61の上部側に形成され、排気接続流路68は、弁体61の下部側に形成されている。
(吸気接続流路67)
吸気接続流路67は、第1縦流路71と、複数の第1横流路72a,72b,72cとを有する。第1縦流路71は、弁体61の上部側において弁体61の中心(回転軸心)O上に形成された流路である。第1縦流路71は、上位6箇所の開閉部13a,13b,13c、21a,21b,21cにわたる長さで形成されている。弁体61の吸気部64における周溝64aは、周方向の1個所で第1縦流路71に接続されており、第1縦流路71と吸気ポート34とは常に連通している。
第1横流路72a,72b,72cは、開閉部13a,13b,13cごとに形成され、それぞれ回転軸心Oを横切る方向に形成されている。そして、第1吸気側開閉部13aの第1横流路72aは、第1縦流路71と前述の第1吸着筒用流路41とを連通させる。同様に第2吸気側開閉部13bの第1横流路72bは、第1縦流路71と第2吸着筒用流路42とを連通させる。第3吸気側開閉部13cの第1横流路72cは、第1縦流路71と第3吸着筒用流路43とを連通させる。
(排気接続流路68)
排気接続流路68は、第2縦流路74と、複数の第2横流路75a,75b,75cとを有する。
第2縦流路74は、弁体61の下部側において弁体61の中心(回転軸心)O上に形成された流路である。したがって、第2縦流路74は、第1縦流路71と同心状に形成され、第1縦流路71とは回転軸心方向に異なる位置に形成されている。第2縦流路74は、下位3箇所の開閉部15a,15b,15cにわたる長さで形成されている。弁体61の排気部65における周溝65aは、周方向の1個所で第2縦流路74に接続されており、第2縦流路74と排気ポート35とは常に連通している。
第2横流路75a,75b,75cは、開閉部15a,15b,15cごとに形成され、それぞれ回転軸心を横切る方向に形成されている。そして、第1排気側開閉部15aの第2横流路75aは、第2縦流路74と前述の第1吸着筒用流路41とを連通させる。同様に第2排気側開閉部15bの第2横流路75bは、第2縦流路74と第2吸着筒用流路42とを連通させる。第3排気側開閉部15cの第2横流路75cは、第2縦流路74と第3吸着筒用流路43とを連通させる。
(弁箱31と弁体61との具体的連通構造)
(第1吸着筒用流路41と吸気及び排気接続流路67,68との連通)
図9に示すように、弁箱31の第1吸着筒用流路41は、第3縦流路48と、複数の第3横流路49とを有する。第3縦流路48は、弁体61の回転軸心O方向に沿って(平行に)形成されている。また第3縦流路48は、回転軸心O方向に関して、第1縦流路71と第2縦流路74とに跨る範囲で形成されている。第1吸着筒ポート36は、回転軸心Oを横切る方向に第1の平面33aから第3縦流路48までを貫通して形成されている。また、第1吸着筒ポート36は、回転軸心O方向に関して、第1吸気側開閉部13aと同一位置に配置されている。
第1吸着筒用流路41の第3横流路49は、吸気側第3横流路49aと、排気側第3横流路49bとを有している。吸気側第3横流路49aは、回転軸心O方向に関して第1吸気側開閉部13aの位置に形成されている。吸気側第3横流路49aは、回転軸心Oを横切る方向に第3縦流路48から収容孔32までを貫通して形成されている。吸気側第3横流路49aは、弁体61に形成された吸気接続流路67における第1横流路72aに連通可能である。
排気側第3横流路49bは、回転軸心O方向に関して第1排気側開閉部15aの位置に形成されている。排気側第3横流路49bは、回転軸心Oを横切る方向に第3縦流路48から収容孔32までを貫通して形成されている。排気側第3横流路49bは、弁体61に形成された排気接続流路68における第2横流路75aに連通可能である。
(第2吸着筒用流路42と吸気及び排気接続流路67,68との連通)
図10に示すように、弁箱31の第2吸着筒用流路42は、第1吸着筒用流路41と同様に、第3縦流路50と、複数の第3横流路51とを有する。第3縦流路50は、弁体61の回転軸心O方向に沿って形成されている。また第3縦流路50は、第1縦流路71と第2縦流路74とに跨る範囲で形成されている。第2吸着筒ポート37は、回転軸心Oを横切る方向に第2の平面33cから第3縦流路50までを貫通して形成されている。また、第2吸着筒ポート37は、回転軸心O方向に関して、第2吸気側開閉部13bの位置に配置されている。
第2吸着筒用流路42の第3横流路51は、吸気側第3横流路51aと、排気側第3横流路51bとを有している。吸気側第3横流路51aは、回転軸心O方向に関して第2吸気側開閉部13bの位置に形成されている。吸気側第3横流路51aは、回転軸心Oを横切る方向に第3縦流路50から収容孔32までを貫通して形成されている。吸気側第3横流路51aは、弁体61に形成された吸気接続流路67における第1横流路72bに連通可能である。
排気側第3横流路51bは、回転軸心O方向に関して第2排気側開閉部15bの位置に形成されている。排気側第3横流路51bは、回転軸心Oを横切る方向に第3縦流路50から収容孔32までを貫通して形成されている。排気側第3横流路51bは、弁体61に形成された排気接続流路68における第2横流路75bに連通可能である。
(第3吸着筒用流路43と吸気及び排気接続流路67,68との連通)
図11に示すように、弁箱31の第3吸着筒用流路43は、第1及び第2吸着筒用流路41,42と同様に、第3縦流路52と、複数の第3横流路53とを有する。第3縦流路52は、弁体61の回転軸心O方向に沿って形成されている。また第3縦流路52は、第1縦流路71と第2縦流路74とに跨る範囲で形成されている。第3吸着筒ポート38は、回転軸心Oを横切る方向に第3の平面33eから第3縦流路52までを貫通して形成されている。また、第3吸着筒ポート38は、回転軸心O方向に関して、第3吸気側開閉部13cの位置に配置されている。
第3吸着筒用流路43の第3横流路53は、吸気側第3横流路53aと、排気側第3横流路53bとを有している。吸気側第3横流路53aは、回転軸心O方向に関して第3吸気側開閉部13cの位置に形成されている。吸気側第3横流路53aは、回転軸心Oを横切る方向に第3縦流路52から収容孔32までを貫通して形成されている。吸気側第3横流路53aは、弁体61に形成された吸気接続流路67における第1横流路72cに連通可能である。
排気側第3横流路53bは、回転軸心O方向に関して第3排気側開閉部15cの位置に形成されている。排気側第3横流路53bは、回転軸心Oを横切る方向に第3縦流路52から収容孔32までを貫通して形成されている。排気側第3横流路53bは、弁体61に形成された排気接続流路68における第2横流路75cに連通可能である。
(弁体61の回転と連通構造との関係)
図9~図11に示すように、弁体61は、弁箱31内において一定速度で回転し、図2に示す1サイクルで1回転する。そして、弁体61の吸気接続流路67における第1横流路72a,72b,72cが、第1~第3吸着筒用流路41,42,43における吸気側第3横流路49a,51a,53aと連通している間、吸気ポート34と第1~第3吸着筒ポート36,37,38とが接続され、コンプレッサ2からの圧縮空気が第1~第3の吸着筒1a,1b,1cに供給される。
図2を参照して説明したように、コンプレッサ2から第1~第3の吸着筒1a,1b,1cには、1サイクル中の所定のタイミングで所定の時間だけ圧縮空気が供給される。そのため、弁体61の第1横流路72a,72b,72cは、図12(b)~(d)に示すように、弁箱31側の端部に弁体61の周方向に長く形成された吸気側連通溝72a1,72b1,72c1を備えている。この連通溝72a1,72b1,72c1の長さによって、弁体61の第1横流路72a,72b,72cが弁箱31の第1~第3吸着筒用流路41,42,43の吸気側第3横流路49a,51a,53aに連通する時間が設定されている。
また、図9~図11に示すように、弁体61の排気接続流路68における第2横流路75a,75b,75cが、第1~第3吸着筒用流路41,42,43における排気側第3横流路49b,51b,53bと連通している間、排気ポート35と第1~第3吸着筒ポート36,37,38とが接続され、第1~第3の吸着筒1a,1b,1c内のガスが真空ポンプ3によって吸引される。
図2を参照して説明したように、第1~第3の吸着筒1a,1b,1c内のガスは、1サイクル中の所定のタイミングで所定の時間だけ真空ポンプ3によって吸引される。そのため、弁体61の第2横流路75a,75b,75cは、図14(h)~(j)に示すように、弁箱31側の端部に弁体61の周方向に長く形成された排気側連通溝75a1,75b1,75c1を備えている。この排気側連通溝75a1,75b1,75c1の長さによって、弁体61の第2横流路75a,75b,75cと第1~第3吸着筒用流路41,42,43の排気側第3横流路49b,51b,53bに連通する時間が設定されている。
(大気開放用流路56,57,58の構造)
図13(e)は、図5のE-E線断面図であり、図13(f)は、図5のF-F線断面図、図13(g)は、図5のG-G線断面図である。
弁箱31に形成された大気開放用流路56,57,58は、前述した第1~第3大気開放用ポート45,46,47と、第1~第3吸着筒用流路41,42,43における第3縦流路48,50,52と収容孔32との間で貫通して形成された第4横流路54a,54b,54cとを備えている。
図13(e)に示すように、第1大気開放用流路56の第1大気開放用ポート45と第4横流路54aとは、いずれも第1大気開放開閉部21aと同一の回転軸心O方向の位置に形成されている。また、弁体61において、第1大気開放開閉部21aには、第1大気開放用ポート45と第4横流路54aとを連通させる第1連通流路77a1,77a2が形成されている。この第1連通流路77a1,77a2は、第1吸気側連通流路77a1と、第1排気側連通流路77a2とからなる。
図13(f)に示すように、第2大気開放用流路57の第2大気開放用ポート46と第4横流路54bとは、いずれも第2大気開放開閉部21bと同一の回転軸心O方向の位置に形成されている。また、弁体61において、第2大気開放開閉部21bには、第2大気開放用ポート46と第4横流路54bとを連通させる第2連通流路77b1、77b2が形成されている。この第2連通流路は、第2吸気側連通流路77b1と、第2排気側連通流路77b2とからなる。
図13(g)に示すように、第3大気開放用流路58の第3大気開放用ポート47と第4横流路54cとは、いずれも第3大気開放開閉部21cと同一の回転軸心O方向の位置に形成されている。また、弁体61において、第3大気開放開閉部21cには、第3大気開放用ポート47と第4横流路54cとを連通させる第3連通流路77c1,77c2が形成されている。この第3連通流路は、第3吸気側連通流路77c1と、第3排気側連通流路77c2とからなる。
第1~第3吸気側連通流路77a1,77b1,77c1は、図1において、第1~第3の吸着筒1a,1b,1cを連通管8a,8b,8cの第1管路22a,22b,22cに接続して大気開放し、第1~第3吸着筒1a,1b,1cを負圧状態から大気圧まで増圧するものである。
第1~第3排気側連通流路77a2,77b2,77c2は、図1において、第1~第3の吸着筒1a,1b,1cを連通管8a,8b,8cの第2管路23a,23b,23cに接続して大気開放し、第1~第3吸着筒1a,1b,1cを加圧状態から大気圧まで減圧するものである。
以下、弁体61の各開閉部について説明する。特に、図2の弁の開通期間におけるαの時点とβの時点とを例に各開閉部の状態を説明する。
図12は、図2のαの時点における図5のA-A線、B-B線、C-C線、D-D線の各断面図、図13は、図2のαの時点における図5のE-E線、F-F線、G-G線の各断面図、図14は、図2のαの時点における図5のH-H線、I-I線、J-J線、K-K線の各断面図である。
図2のα時点では、第1吸気側開閉部13aと、第2排気側開閉部15bが開き、他の開閉部が閉じた状態となっている。
図12(a)は吸気部64を示す。弁箱31の吸気ポート34は、弁体61の吸気部64における周溝64aを介して弁体61の第1縦流路71に連通している。
図12(b)は第1吸気側開閉部13aを示す。弁体61は、吸気接続流路67の第1横流路72aが第1吸着筒用流路41に連通し始めている。第1横流路72aの連通溝72a1は、図2に示す第1吸気側開閉部13aの開通期間に応じた周方向の長さを有している。
図12(c)は、第2吸気側開閉部13bを示す。吸気接続流路67の第1横流路72bは第2吸着筒用流路42に連通していないので、第2吸気側開閉部13bは閉じた状態である。
図12(d)は、第3吸気側開閉部13cを示す。吸気接続流路67の第1横流路72cが第3吸着筒用流路43との連通を終えたところであり、第3吸気側開閉部13cは閉じた状態にある。
図13(e)は、第1大気開放開閉部21aを示す。第1大気開放用ポート45と、第1吸着筒用流路41とは、吸気側及び排気側の第1連通流路77a1,77a2のいずれによっても連通していないので、第1の吸着筒1aは大気に開放されていない。
図13(f)は、第2大気開放開閉部21bを示す。第2大気開放用ポート46と、第2吸着筒用流路42とは、吸気側及び排気側の第2連通流路77b1,77b2のいずれによっても連通していないので、第2の吸着筒1bも大気に開放されていない。
図13(g)は、第3大気開放開閉部21cを示す。第3大気開放用ポート47と、第3吸着筒用流路43とは、吸気側及び排気側の第3連通流路77c1,77c2のいずれによっても連通していないので、第3の吸着筒1cも大気に開放されていない。
図14(h)は、第1排気側開閉部15aを示す。弁体61の排気接続流路68の第2横流路75aが、第1吸着筒用流路41に連通していないので、第1排気側開閉部15aは閉じた状態にある。
図14(i)は、第2排気側開閉部15bを示す。弁体61の排気接続流路68の第2横流路75bが、第2吸着筒用流路42に連通しているので、第2排気側開閉部15bは開いた状態にある。
図14(j)は、第3排気側開閉部15cを示す。弁体61の排気接続流路68の第2横流路75cが、第3吸着筒用流路43に連通していないので、第3排気側開閉部15cも閉じた状態にある。
図14(k)は、排気部65を示す。弁箱31の排気ポート35は、弁体61の排気部65における周溝65aを介して弁体61の第2縦流路74に連通している。
図15は、図2のβの時点における図5のC-C線、E-E線、J-J線の各断面図である。図2のβ時点では、第2吸気側開閉部13bと、第3排気側開閉部15cと、第1大気開放開閉部21aとが開き、他の開閉部が閉じた状態となっている。
図15(c)は、第2吸気側開閉部13bを示し、弁体61の吸気接続流路67の第1横流路72bが、第2吸着筒用流路42に接続され、第2吸気側開閉部13bが開いた状態となる。
図15(e)は、第1大気開放開閉部21aを示し、第1大気開放用ポート45と、第1吸着筒用流路41とは、第1排気側連通流路77a2によって連通しており、第1の吸着筒1a内が大気開放され、減圧される。
図15(j)は、第3排気側開閉部15cを示し、弁体61の排気接続流路68の第2横流路75cが、第3吸着筒用流路43に連通し、第3排気側開閉部15cが開いた状態にある。
[本実施形態の作用効果]
上記実施形態のロータリー弁30は、図9~図11に示すように、弁箱31と、弁箱31内に回転自在に設けられた弁体61と、を備えている。弁箱31には、加圧空気を流入させる吸気ポート34と、吸着筒1a,1b,1cからの脱着ガスを排出させる排気ポート35と、複数の吸着筒1a,1b,1cのそれぞれに接続される吸着筒ポート36,37,38を含む複数の吸着筒用流路41,42,43とが形成される。弁体61には、当該弁体61の回転中における所定のタイミングで吸気ポート34と各吸着筒用流路41,42,43とを接続する吸気接続流路67と、排気ポート35と各吸着筒用流路41,42,43とを接続する排気接続流路68とが形成される。そして、吸気接続流路67は、弁体61の回転軸心Oに沿って形成されかつ吸気ポート34に連通する第1縦流路71と、第1縦流路71と各吸着筒用流路41,42,43とを接続しかつ弁体61の回転軸心O方向において互いに異なる位置に配置された複数の第1横流路72a,72b,72cと、を有している。さらに、排気接続流路68は、第1縦流路71と回転軸心O方向において異なる位置に回転軸心Oに沿って形成されかつ排気ポート35に連通する第2縦流路74と、第2縦流路74と各吸着筒用流路41,42,43とを接続しかつ回転軸心O方向において互いに異なる位置に配置された複数の第2横流路75a,75b,75cとを有している。
以上のような構成によって、吸着筒1a,1b,1cの数が多い場合は、弁体61の回転軸心Oに沿った方向に第1,第2縦流路71,74を延長し、かつ第1,第2横流路72a,72b,72c、75a,75b,75cの数を増やすことによって対応することができる。したがって、弁体61の回転軸心Oを中心とした径方向にロータリー弁30を拡大する必要がなく、同方向におけるロータリー弁30の大型化を抑制し、同方向においてロータリー弁30をコンパクトに構成することができる。
各吸着筒用流路41,42,43は、回転軸心O方向において第1縦流路71と第2縦流路74とに跨る範囲で形成された第3縦流路48,50,52と、第1、第2横流路72a,72b,72c、75a,75b,75cにそれぞれ接続される複数の第3横流路49,51,53とを有している。そのため、吸気接続流路67の第1縦流路71と排気接続流路68の第2縦流路74との双方を、吸着筒用流路41,42,43に簡単な構成で接続することができる。
弁体61は、一定速度で回転駆動される。そして、図12及び図14に示すように、弁体61の第1横流路72a,72b,72c及び第2横流路75a,75b,75cは、各吸着筒用流路41,42,43との連通時間に応じた周方向の長さを有する連通溝72a1,72b1,72c1、75a1,75b1,75c1を含む。この構成によれば、弁体61を一定速度で回転させることで、第1横流路72a,72b,72c及び第2横流路75a,75b,75cをそれぞれ吸着筒用流路41,42,43に適切に連通させることができる。
図13に示すように、弁箱31には、大気開放用ポート45,46,47を含む大気開放用流路56,57,58が複数形成されている。そして、弁体61に、当該弁体61の回転中における所定のタイミングで各大気開放用流路56,57,58と各吸着筒用流路41,42,43とを互いに連通させる連通流路77a1,77b1,77c1、77a2,77b2,77c2が形成されている。そのため、コンプレッサ2又は真空ポンプ3によって吸着筒1a,1b,1cを加圧又は減圧する前に、大気開放用ポート45,46,47および連通流路77a1,77b1,77c1、77a2,77b2,77c2を用いて吸着筒1a,1b,1cを大気圧まで増圧又は減圧することができる。
図9~図11に示すように、吸気ポート34と排気ポート35とは、回転軸心O方向に関して互いに異なる位置に配置されている。そのため、互いに回転軸心O方向に関して異なる位置に配置された吸気接続流路67と排気接続流路68とに、それぞれ吸気ポート34と排気ポート35とを容易に連通させることができる。
図6に示すように、複数の吸着筒ポート36,37,38は、前記回転軸心Oを中心とする周方向に関して互いに異なる位置に配置されている。そのため、弁箱31に対して、各吸着筒ポート36,37,38を含む各吸着筒用流路41,42,43を形成するスペースを弁箱31に十分に確保することができる。
弁箱31は、多角柱形状に形成され、弁箱31の外周には複数の平面33a~33gが形成されているので、各平面33a~33gに吸気ポート34、排気ポート35、吸着筒ポート36,37,38、及び大気開放用ポート45,46,47を形成し、各ポートに管路6、16、11a,11b,11c、8a,8b,8cを接続することで、管路同士が干渉し難くなり、容易に各ポートに管路を接続することができる。
[第2の実施形態]
図16は、第2の実施形態に係るロータリー弁(制御弁)が適用された濃縮ガス供給装置の説明図である。
本実施形態のロータリー弁30は、大気開放用ポート45,46,47を備えているが、大気開放開閉部21a,21b,21cとしての機能を備えておらず、大気開放用ポート45,46,47に接続される連通管8a,8b,8cにそれぞれ開閉弁21a,21b,21cが別途設けられている。
図17は、第2の実施形態に係るロータリー弁の図10に対応する断面図である。
本実施形態のロータリー弁30は、図10に示す第1の実施形態に係るロータリー弁30と比べると、大気開放開閉部21a,21b,21cに相当する部分がなく、弁体61には、吸気側開閉部13a,13b,13cと排気側開閉部15a,15b,15cとの6つの開閉部が弁体61の回転軸心O方向に並べて設けられている。そして、第2大気開放用ポート46は、第2吸着筒用流路42の第3縦流路50に接続されている。第1大気開放用ポート45及び第3大気開放用ポート47については、図示しないが、それぞれ第1吸着筒用流路41の第3縦流路48と、第3吸着筒用流路43の第3縦流路52とに接続される。
したがって、第1~第3大気開放用ポート45,46,47は、常に第1~第3吸着筒1a,1b,1cに連通した状態となり、ロータリー弁30の外に設けられた開閉弁21a,21b,21cによってガスの流れが制御されることになる。
その他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
[第3の実施形態]
図18は、第3の実施形態に係るロータリー弁(制御弁)が適用された濃縮ガス供給装置の説明図である。
本実施形態のロータリー弁30は、大気開放用ポートを備えていない。したがって、大気開放に用いられる連通路8a,8b,8cは、管路11a,11b,11cから直接分岐している。
図19は、第3の実施形態に係るロータリー弁の図10に対応する断面図である。
ロータリー弁30は、第2の実施形態と同様に、図10に示す第1の実施形態のロータリー弁30と比べると、大気開放開閉部21a,21b,21cに相当する部分がなく、弁体61には、吸気側開閉部13a,13b,13cと排気側開閉部15a,15b,15cとの6つの開閉部が弁体61の回転軸心O方向に並べて設けられている。
その他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
[その他の変形例]
本開示は前述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、前述した実施形態では、3つの吸着筒を備えた酸素濃縮装置としているが、吸着筒の数は3以上の複数であればよく、例えば4つの吸着筒を備えていてもよい。
また、本開示の濃縮ガス供給装置は、酸素濃縮装置に限らず、酸素以外のガス(例えば、窒素)を濃縮して供給する装置であってもよい。
1a:第1の吸着筒
1b:第2の吸着筒
1c:第3吸着筒
30:ロータリー弁(制御弁)
31:弁箱
34:吸気ポート
35:排気ポート
36:第1吸着筒ポート
37:第2吸着筒ポート
38:第3吸着筒ポート
41:第1吸着筒用流路
42:第2吸着筒用流路
43:第3吸着筒用流路
45:第1大気開放用ポート
46:第2大気開放用ポート
47:第3大気開放用ポート
48,50,52:第3縦流路
49,51,53:第3横流路
56:第1大気開放用流路
57:第2大気開放用流路
58:第3大気開放用流路
61:弁体
67:吸気接続流路
68:排気接続流路
71:第1縦流路
72a,72b,72c:第1横流路
72a1,72b1,72c1:吸気側連通溝
74:第2縦流路
75a,75b,75c:第2横流路
75a1,75b1,75c1:排気側連通溝
77a1,77a2:第1連通流路
77b1,77b2:第2連通流路
77c1,77c2:第3連通流路
O:回転軸心

Claims (7)

  1. 弁箱(31)と、
    前記弁箱(31)内に回転自在に設けられた弁体(61)と、を備え、
    前記弁箱(31)に、
    加圧空気を流入させる1つの吸気ポート(34)と、吸着筒(1a,1b,1c)からの脱着ガスを排出させる1つの排気ポート(35)と、複数の前記吸着筒(1a,1b,1c)のそれぞれに接続される吸着筒ポート(36,37,38)を含む複数の吸着筒用流路(41,42,43)と、が形成され、
    前記弁体(61)に、
    当該弁体(61)の回転中における所定のタイミングで前記吸気ポート(34)と前記各吸着筒用流路(41,42,43)とを接続する吸気接続流路(67)と、前記弁体(61)の回転中における所定のタイミングで前記排気ポート(35)と前記各吸着筒用流路(41,42,43)とを接続する排気接続流路(68)と、が形成され、
    前記吸気接続流路(67)が、
    前記弁体(61)の回転軸心(O)に沿って形成されかつ前記吸気ポート(34)に連通する1つの第1縦流路(71)と、1つの前記第1縦流路(71)と前記各吸着筒用流路(41,42,43)とを接続しかつ前記回転軸心(O)方向において互いに異なる位置に配置された複数の第1横流路(72a,72b,72c)と、を有し、
    前記排気接続流路(68)が、
    前記第1縦流路(71)と前記回転軸心(O)方向において異なる位置に前記回転軸心(O)に沿って形成されかつ前記排気ポート(35)に連通する1つの第2縦流路(74)と、1つの前記第2縦流路(74)と前記各吸着筒用流路(41,42,43)とを接続しかつ前記回転軸心(O)方向において互いに異なる位置に配置された複数の第2横流路(75a,75b,75c)と、を有している、濃縮ガス供給装置用のロータリー弁。
  2. 前記各吸着筒用流路(41,42,43)が、前記回転軸心(O)方向において前記第1縦流路(71)と前記第2縦流路(74)とに跨る範囲で形成された第3縦流路(48,50,52)と、前記第1、第2横流路(72a,72b,72c、75a,75b,75c)にそれぞれ接続される複数の第3横流路(49,51,53)とを有している、請求項1に記載の濃縮ガス供給装置用のロータリー弁。
  3. 前記弁体(61)が、一定速度で回転駆動されるものであり、
    前記第1横流路(72a,72b,72c)及び前記第2横流路(75a,75b,75c)が、前記各吸着筒用流路(41,42,43)との連通時間に応じた周方向の長さを有する連通溝(72a1,72b1,72c1、75a1,75b1,75c1)を含む、請求項1又は2に記載の濃縮ガス供給装置用のロータリー弁。
  4. 前記弁箱(31)に、大気開放用ポート(45,46,47)を含む大気開放用流路(56,57,58)が複数形成され、
    前記弁体(61)に、当該弁体(61)の回転中における所定のタイミングで前記各大気開放用流路(56,57,58)と前記各吸着筒用流路(41,42,43)とを互いに連通させる連通流路(77a1,77b1,77c1、77a2,77b2,77c2)が形成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の濃縮ガス供給装置用のロータリー弁。
  5. 前記弁箱(31)に、前記各吸着筒用流路(41,42,43)と連通する複数の大気開放用ポート(45,46,47)が形成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の濃縮ガス供給装置用のロータリー弁。
  6. 前記吸気ポート(34)と前記排気ポート(35)とが、前記回転軸心(O)方向に関して互いに異なる位置に配置される、請求項1~5のいずれか1項に記載の濃縮ガス供給装置用のロータリー弁。
  7. 複数の吸着筒ポート(36,37,38)が、前記回転軸心(O)を中心とする周方向に関して互いに異なる位置に配置されている、請求項1~6のいずれか1項に記載の濃縮ガス供給装置用のロータリー弁。
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