JP7163986B2 - 計測装置、計測方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

計測装置、計測方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮影画像を利用して計測対象の物体の大きさを計測する技術に関する。
撮影画像を利用して計測対象の物体の大きさを計測する手法がある。この手法では、例えば、裁置台に裁置された計測対象の物体を裁置台の上方から撮影装置が撮影し、これにより得られた撮影画像を用いて計測装置(コンピュータ)が計測対象の物体の大きさを算出(計測)する。
なお、特許文献1(特表2018-510347号公報)には、配置テーブルに置かれた物体の大きさを、配置テーブルの上方に設置された深さセンサを利用して計測する技術が開示されている。特許文献1では、深さセンサは、赤外線を利用した距離センサである。
特許文献2(国際公開第2019/045089号)には、撮影画像に撮影されている計測対象の物体から検知された長さ計測用の二点間の長さを算出する技術が開示されている。
特許文献3(特開2008-89357号公報)には、2台の撮影装置を用いてタイヤの三次元形状を測定するに際し、タイヤの表面に配置した複数のマーカを利用して、2台の撮影装置のキャリブレーションを行う技術が開示されている。
特表2018-510347号公報 国際公開第2019/045089号 特開2008-89357号公報
撮影画像を用いて計測対象の物体の大きさを計測する場合には、撮影画像に映っている二点間について撮影画像(平面)に沿う方向の長さの算出は容易であるが、撮影画像に直交する方向(深さ方向)の長さ(厚みや高さとも言う)を算出することは難しい。特に、計測対象の物体が撮影画像に交差する方向(撮影装置に向かう方向)に膨らんでいる形状を持つ場合には、当該計測対象の物体における深さ方向の長さ(厚み、高さ)を算出することは難しい。つまり、計測対象の物体における深さ方向の長さ(厚み、高さ)を算出する処理では、計測対象の物体における深さ方向に最も膨らんでいる頂部が長さ計測の端部の位置として用いられる。しかし、その長さ計測に用いる計測対象の物体における深さ方向の頂部を撮影画像から検知することが難しい。このため、計測対象の物体が深さ方向に膨らんでいる形状を持つ場合には、計測対象の物体における深さ方向の長さ(厚み、高さ)を算出することが難しいことになる。
ところで、撮影装置に代えて、裁置台の上方に赤外線による距離センサを設置することにより、特許文献1のように、裁置台に裁置された計測対象の物体の大きさを計測することが考えられる。しかしながら、赤外線を利用した距離センサ(深さセンサ)は深さ方向の長さの計測には適しているものの、裁置台の上面に沿う方向の長さの計測に関しては、深さ方向の計測値に比べれば、計測の精度が下がる。
そこで、撮影装置と赤外線による距離センサとの両方を使って、裁置台に裁置された計測対象の物体の大きさを算出(計測)することが考えられる。つまり、撮影画像に沿う方向(換言すれば、裁置台の上面に沿う方向)の長さの計測については、撮影装置による撮影画像を利用し、撮影画像に直交する方向(換言すれば、裁置台の上面に直交する方向)の長さ(厚み、高さ)の計測については、赤外線による距離センサを利用する。
しかしながら、この場合には、撮影装置(換言すれば、長さの計測に用いられるセンサ)と、赤外線による距離センサとの両方のセンサが必要であり、長さの計測のためのセンサの部品点数が増加してしまう。
本発明は上記課題を解決するために考え出された。すなわち、本発明の主な目的は、赤外線による距離センサを用いることなく、撮影画像を利用して、当該撮影画像に直交する方向(深さ方向)の物体の長さ(高さ、厚み)を、物体の形状に起因した影響を少なくして、計測する技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る計測装置は、その一形態として、
計測対象の物体を裁置する裁置面と、
前記裁置面に裁置された前記計測対象の物体を前記裁置面の上方から撮影する撮影装置と、
前記撮影装置により撮影された前記計測対象の物体を含む撮影画像に基づいて前記計測対象の物体の大きさを算出する演算装置と
を備え、
前記演算装置は、前記撮影画像に基づいて、前記計測対象の物体における予め定められた対を成す部位と部位との間の前記裁置面に沿う方向の長さを算出し、また、計測に用いる基準となる前記裁置面の部位を表す基準明示部と、前記裁置面に対する前記計測対象の物体の高さ計測に用いる前記計測対象の物体の部位を表す計測端明示部とに基づいた前記裁置面に対する前記計測対象の物体の高さを前記撮影画像に基づいて算出する。
また、本発明に係る計測方法は、その一態様として、
コンピュータによって、
計測対象の物体を裁置する裁置面に裁置された前記計測対象の物体が前記裁置面の上方から撮影されている撮影画像に基づいて、前記計測対象の物体における予め定められた対を成す部位と部位との間の前記裁置面に沿う方向の長さを算出し、
計測に用いる基準となる前記裁置面の部位を表す基準明示部と、前記裁置面に対する前記計測対象の物体の高さ計測に用いる前記計測対象の物体の部位を表す計測端明示部とに基づいた前記裁置面に対する前記計測対象の物体の高さを前記撮影画像に基づいて算出する。
さらに、本発明に係るコンピュータプログラムは、その一形態として、
計測対象の物体を裁置する裁置面に裁置された前記計測対象の物体が前記裁置面の上方から撮影されている撮影画像に基づいて、前記計測対象の物体における予め定められた対を成す部位と部位との間の前記裁置面に沿う方向の長さを算出する処理と、
計測に用いる基準となる前記裁置面の部位を表す基準明示部と、前記裁置面に対する前記計測対象の物体の高さ計測に用いる前記計測対象の物体の部位を表す計測端明示部とに基づいた前記裁置面に対する前記計測対象の物体の高さを前記撮影画像に基づいて算出する処理と
をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、赤外線による距離センサを用いることなく、撮影画像を利用して、当該撮影画像に直交する方向(深さ方向)の物体の長さ(高さ、厚み)を、物体の形状に起因した影響を少なくして、計測できる。
本発明に係る第1実施形態の計測装置の構成を説明する図である。 魚の尾叉長と体高を説明する図である。 魚の体幅を説明する図である。 第1実施形態における計測装置の裁置面を説明する図である。 撮影装置から出力される撮影画像の一例を表す図である。 撮影画像から検知する部分の一例を説明する図である。 第1実施形態の計測装置における演算装置の算出動作の一例を説明するフローチャートである。 その他の実施形態の計測装置の構成を説明する図である。 その他の実施形態の計測装置における演算装置の算出動作の一例を説明するフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施形態を図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係る第1実施形態の計測装置の構成を表す図である。第1実施形態の計測装置1は、撮影装置による撮影画像を利用して計測対象の物体の大きさを計測(算出)する装置であり、当該計測装置1が計測対象とする物体は魚40である。計測装置1は、計測対象の物体の大きさとして、魚40の尾叉長と体高と体幅と重さを計測可能である。魚40の尾叉長とは、図2に表されるような魚40の口先から尾の二叉する部分までの長さLである。体高とは、腹側の膨らんでいる部分から背縁までの幅Hである。体幅とは、図3に表されるような魚40の両側の胸びれの付け根部分間の幅(厚み)Wであり、図2や図3に表されるような体格を持つ種類の魚であれば、最も膨らんでいる部分の厚みである。
第1実施形態の計測装置1は、図1に表されるように、裁置部11と、重さ計測器12と、撮影装置13と、支持部材14と、演算装置20とを備えている。
裁置部11は、計測対象の物体である魚40を裁置する部材であり、第1実施形態では、重さ計測器12の計量皿が裁置部として機能する。この裁置部11において魚40が裁置される裁置面(上面)42は、平坦な面となっている。付言すれば、裁置部11において、魚40が裁置される裁置面(上面)42が平坦な面となっていれば、裁置部11の端縁部分は、外側に向かうに従って高くなる方向に傾斜しているテーパ面であってもよいし、縁が立ち上がっていてもよい。
第1実施形態では、裁置面42は、魚40の大きさを計測する際の高さ方向の基準となる基準面として機能する。このため、魚40の大きさを計測する際に、高さ方向の基準位置の情報を取得するために、裁置面42において予め定められた基準明示部の位置が検知される。基準明示部とは、計測に用いる基準となる裁置面42の部位を表す部分であり、第1実施形態では、基準明示部として機能する計測基準点が裁置面42において次のように定められている。
図4は、裁置面42を上方から見た模式図である。第1実施形態では、裁置面42には、市松模様(格子模様、ブロックチェック、チェスボード柄などとも称される)が付けられている。このような裁置面42において、撮影装置13により撮影される部分であり、かつ、計測対象の魚40が裁置された場合に魚40によって隠れない部分における市松模様の図4に表されるような格子の交点Qsが計測基準点として定められる。裁置面42を市松模様とすることにより、計測基準点Qsの位置を定めることや当該計測基準点Qsを検知すること(計測基準点Qsの設定や検知)が容易となる。なお、裁置面42における模様は市松模様に限定されず、計測基準点Qsの設定や検知の簡単さを考慮した適宜な模様(例えば、ドット柄、格子状の線による模様)であってもよい。あるいは、裁置面42に、計測基準点Qsを表す点などが付けられていてもよい。
図1に表される重さ計測器12は、裁置部11の裁置面42に裁置された計測対象の物体である魚40の重さを計測する計測器である。
撮影装置13は、裁置面42に裁置されている魚40を裁置面42の上方から撮影する装置であり、裁置面42の上方に支持部材14によって支持固定されている。この撮影装置13は、当該撮影装置13が備えるレンズの光軸が裁置面42に直交あるいはほぼ直交するように設置されている。第1実施形態では、撮影装置13は、当該装置13から離れる方向である深さ方向の長さの情報を取得可能な撮影画像を出力可能である。つまり、撮影装置13は、複数の異なる方向から、図1における鎖線Ga,Gbで表されるような撮影範囲でもって同時に対象物を撮影することにより両眼視差を実現することによって立体写真を生成可能な構成を備えている。このような構成を備える撮影装置として、ステレオカメラと称されるカメラがある。このステレオカメラは、1台のカメラに複数のレンズが並設された状態で搭載され当該レンズを通して同時に撮影された複数の撮影画像を取得可能な撮影装置である。撮影装置13は、そのようなステレオカメラであってもよいし、2台の並設されたカメラを有して構成される撮影装置であってもよい。
撮影装置13からは、裁置面42に裁置された魚40を同時に撮影した図5に表されるような複数の撮影画像44a,44bが出力される。撮影装置13から出力される撮影画像44a,44bには、撮影日時などの予め定められた情報が関連付けられている。
また、第1実施形態では、撮影装置13によって計測対象の魚40が撮影される際には、魚40における撮影装置13に向いている側に小片45が配置される。小片45の配置位置は、魚40における撮影装置13に向いている側であって、体幅Wを計測する際に用いる部分(つまり、胸びれの付け根部分(裁置面42に対して高さ方向に膨らんでいる魚40の部分))である。これにより、計測対象の魚40を撮影した撮影画像には、計測対象の魚40と共に、裁置面42だけでなく、小片45も撮影される。
小片45は、魚40の体幅Wの計測(換言すれば、裁置面42に対する計測対象の魚40の高さ計測)に用いる魚40の部位を表す計測端明示部として機能する。この小片45の大きさは特に限定されず、魚40の大きさと、魚40に配置したときの揺れに因る位置ずれなどを考慮した適宜な大きさを有している。また、小片45は、板状であってもよいし、フレキシブルなフィルム状であってもよい。
また、小片45には、撮影画像から検知する検知点が予め定められている。例えば、小片45の表面に市松模様が付けられている場合には、市松模様の格子の交点の一つが検知点として定められる。また、小片45が図5に表されるような四角形状である場合には、その四角形状の一つの角が検知点として定められてもよい。このように、小片45における検知点は、表面の模様や小片45の形状に基づく適宜な位置に定められる。なお、小片45の模様は市松模様に限定されず、検知点の設定や検知の容易さを考慮した適宜な模様であればよい。また、検知点が小片45の形状によって定められる場合には小片45に模様は無くてもよい。また、小片45の形状は四角形状に限定されず、例えば、検知点を考慮した場合には、少なくとも一つの角部を有する形状であればよい。さらに、検知点が小片45の模様によって定められる場合には小片45の形状は円形や楕円形などの角部がない形状であってもよい。
演算装置20は、コンピュータ装置であり、撮影装置13から出力された計測対象の魚40を含む撮影画像を用いて、計測対象の魚40の尾叉長Lと体高Hと体幅Wを算出可能である。また、演算装置20は、算出した尾叉長Lや体高Hや体幅Wの長さを表す計測情報を、重さ計測器12による計測対象の魚40の重さを表す計測情報と共に、表示装置30に表示する機能を備えている。
演算装置20は、プロセッサ21と、記憶装置22とを備え、また、表示装置30と接続している。記憶装置22は、各種データやコンピュータプログラム(以下、プログラムとも記す)23を記憶する構成を有し、例えば、ハードディスク装置や半導体メモリ等の記憶媒体により実現される。演算装置20に備えられる記憶装置は一つに限定されず、複数種の記憶装置が演算装置20に備えられていてもよく、この場合には、複数の記憶装置を総称して記憶装置22と記す。
プロセッサ21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などのプロセッサにより構成される。プロセッサ21は、記憶装置22に格納されているプログラム23を実行することにより、様々な機能を有することができる。第1実施形態では、プロセッサ21は、機能部として、受信部25と、検知部26と、出力部27と、計測部28とを備えている。
受信部25は、撮影装置13から出力された撮影画像44a,44bを受信すると、受信した撮影画像44a,44bを、関連付けられている撮影日時などの情報と共に、記憶装置22に格納する。また、受信部25は、重さ計測器12により計測された計測対象の魚40の重さについての計測情報を受信すると、受信した重さの計測情報を記憶装置22に格納する。記憶装置22に格納された重さの計測情報には、計測日時などの計測した魚40を特定できる情報が関連付けられている。
検知部26は、撮影装置13による撮影画像44a,44bのそれぞれから、図6に表されるような裁置面42における計測基準点Qsと、計測対象の魚40に前述のように裁置された小片45の検知点Pqとを検知する機能を備えている。また、検知部26は、撮影画像44a,44bから、計測対象の魚40における計測利用点を検知する機能を備えている。計測利用点とは、計測対象の魚40の尾叉長Lと体高Hを算出する処理で利用する魚40の部位の位置を表す点であり、ここでは、図6に表されるような計測利用点Pt,Pm,Pb,Psが検知される。つまり、尾叉長Lの計測に利用する魚40の尾の二叉する部分Ptと口先Pmが予め定められた対を成す計測利用点として検知される。また、魚40の体高Hの計測に利用する背側の頂部Pbと、腹びれの付け根部分(腹側の最も膨らんでいる部分)Psとが予め定められた対を成す計測利用点として検知される。
計測基準点Qsや、検知点Pqや、計測利用点Pt,Pm,Pb,Psを検知する手法としては、例えばAI(Artificial Intelligence)を利用する手法がある。この場合には、魚40の尾の二叉する部分の画像や、口先の画像や、裁置面42における計測基準点Qsとなる部分の画像というような検知したい部位の画像を機械学習することにより生成された検知用モデルが予め記憶装置22に格納される。
計測部28は、検知部26により検知された撮影画像44a,44bにおける計測基準点Qsと検知点Pqと計測利用点Pt,Pm,Pb,Psを利用して、計測対象の魚40の尾叉長Lと体高Hと体幅Wを次のように算出する機能を備えている。すなわち、計測部28は、同時に撮影された複数の撮影画像44a,44bのそれぞれで検知された計測基準点Qsと検知点Pqと計測利用点Pt,Pm,Pb,Psの撮影画像44a,44bにおける位置と、予め与えられている撮影位置の間隔(レンズの間隔)との情報を取得する。そして、計測部28は、それら取得した情報を利用して、三角測量法によって、計測基準点Qsと検知点Pqと計測利用点Pt,Pm,Pb,Psの例えば三次元直交座標系での空間座標を算出する。
そして、計測部28は、対を成す計測利用点Pt,Pmの空間座標を利用して、計測対象の魚40における尾叉長Lを算出する。また、計測部28は、対を成す計測利用点Pb,Psの空間座標を利用して、計測対象の魚40における体高Hを算出する。つまり、計測部28は、計測対象の物体における対を成す部位と部位との間の裁置面42に沿う方向の長さを算出する。
さらに、計測部28は、計測基準点(基準明示部)Qsと検知点(計測端明示部)Pqの空間座標を利用して、計測基準点Qsに対する検知点Pqの高さの値から小片45の厚さ分を差し引いた値を体幅Wとして算出する。つまり、計測部28は、基準明示部と計測端明示部を利用して、裁置面42に対する計測対象の物体の高さ計測に用いる計測対象の物体の部位の高さを算出する。
さらにまた、計測部28は、算出された尾叉長Lと体高Hと体幅Wの計測情報を記憶装置22に格納する。このように格納された尾叉長Lと体高Hと体幅Wの計測情報には、算出に利用した撮影画像の撮影日時というような計測した魚40を特定することが可能な情報が関連付けられている。また、記憶装置22において、同じ魚40における尾叉長Lと体高Hと体幅Wの計測情報と、重さの計測情報とは関連付けられている。
出力部27は、受信部25により受信された撮影装置13による撮影画像や、重さ計測器12により計測された魚40の重さの計測情報を表示装置30に表示させるべく表示装置30の表示動作を制御する機能を備える。また、出力部27は、計測部28により算出された魚40の尾叉長Lと体高Hと体幅Wの計測情報を表示装置30に表示させるべく表示装置30の表示動作を制御する機能を備える。なお、撮影画像や、重さの計測情報や、尾叉長Lと体高Hと体幅Wの計測情報の表示態様は、計測装置1のユーザのニーズなどに基づいた適宜な表示態様としてよく、ここでは限定されない。
第1実施形態の計測装置1は上記のように構成されている。次に、計測装置1における演算装置20の尾叉長Lと体高Hと体幅Wの算出に係る動作の一例を図7を参照しつつ説明する。図7は、演算装置20の尾叉長Lと体高Hと体幅Wの算出に係る動作の一例を説明するフローチャートである。
例えば、まず、計測対象の魚40が計測装置1の裁置面42に裁置され、当該魚40において体幅Wの計測に利用する部分(胸びれの付け根部分(最も膨らんでいる部分))に小片45が乗せられている状態で、撮影装置13によって計測対象の魚40が撮影される。そして、演算装置20の受信部25が、撮影装置13から、その魚40を含む撮影画像44a,44bを受信すると(図7におけるステップ101)、検知部26が、撮影画像44a,44bにおいて、検知処理を実行する。ここでの検知処理とは、撮影画像44a,44bから、魚40の大きさの計測に利用する計測基準点Qsと検知点Pqと計測利用点Pt,Pm,Pb,Psを検知する処理である(ステップ102)。
然る後に、計測部28が、検知された計測基準点Qsと検知点Pqと計測利用点Pt,Pm,Pb,Psにおける空間座標を算出する(ステップ103)。その後、計測部28が、対を成す計測利用点Pt,Pmの空間座標を利用して尾叉長Lを算出し、また、対を成す計測利用点Pb,Psの空間座標を利用して体高Hを算出する。さらに、計測部28は、計測基準点Qsと検知点Pqの空間座標を利用して体幅Wとして算出する(ステップ104)。この体幅Wの算出では、計測基準点Qsに対する検知点Pqの高さの値から小片45の厚み分が差し引かれる。
演算装置20は、上記のように、計測対象の魚40が撮影されている撮影画像から魚40の尾叉長Lと体高Hと体幅Wを算出し、算出した尾叉長Lと体高Hと体幅Wの計測情報を、例えば、重さ計測器12による重さの計測情報と共に、表示装置30に表示させる。また、演算装置20は、同じ魚40に関する尾叉長Lと体高Hと体幅Wと重さの計測情報を互いに関連付けて記憶装置22に保持する。
第1実施形態の計測装置1は、上記のように構成されていることにより、次のような効果を得ることができる。すなわち、計測装置1は、重さ計測器12により計測対象の魚40の重さを計測でき、また、演算装置20によって、撮影装置13による撮影画像から検知された計測利用点Pt,Pm,Pb,Psに基づいて魚40の尾叉長と体高を算出できる。さらに、第1実施形態では、裁置面42に裁置されている魚40の体幅Wを計測(算出)するために、体幅Wの計測の基準となる裁置面42には計測基準点Qsが定められ、計測対象の魚40における最も膨らんでいる部分には小片45が配置される。第1実施形態では、裁置面42には、模様(市松模様)が付けられており、計測基準点Qsは、その裁置面42の模様に基づいて定められた点であることから、撮影画像から計測基準点Qsを検知することは、裁置面42に模様が無い場合に比べて、容易となる。また、体幅Wの計測に用いる魚40の撮影装置13に向かう方向に膨らんでいる部分を対策無く撮影画像から検知することは難しいが、小片45を配置することにより、その体幅Wの計測に用いる魚40の部位を検知することが容易となる。つまり、第1実施形態に示されている構成は、計測対象の物体の形状に起因した影響を少なくして、裁置面42に対する計測対象の物体の高さを計測できるという効果を得ることができる。
さらに、小片45は、当該小片45に定められた検知点Pqを撮影画像から検知し易くするための模様や形状を備えている。この構成は、撮影画像から小片45における検知点Pqを検知しやすくできる。
さらに、第1実施形態では、上記のような裁置面42の模様や小片45の模様や形状を利用して計測基準点Qsや検知点Pqが定められていることにより、撮影画像44a,44bの両方において、計測基準点Qsや検知点Pqを精度良く検知できる。このため、撮影画像44a,44bからそれぞれ検知された計測基準点Qsや検知点Pqに基づいた計測基準点Qsや検知点Pqの空間座標の確からしさが高くなり、これにより、体幅Wの算出値の算出精度(計測精度)を高めることができる。
<その他の実施形態>
なお、本発明は第1実施形態に限定されず、様々な実施の態様を採り得る。例えば、第1実施形態では、計測装置1は、重さ計測器12を備えているが、計測装置1を例えば魚40の尾叉長と体高と体幅というような長さを計測する装置とする場合には、重さ計測器12は省略されていてもよい。
また、第1実施形態では、計測対象の物体として魚40を例にして、計測装置1の構成を説明しているが、本発明に係る計測装置が計測対象とする物体は、魚40に限定されない。
さらに、第1実施形態では、体幅Wの計測のために利用する魚40の部分に、計測端明示部として小片45が配置される。これに代えて、例えば、その体幅Wの計測のために利用する魚40の部分に、検知点Pqの位置を表す例えば光が計測端明示部として照射され、当該光を利用して、撮影画像から検知点Pqを演算装置20が検知してもよい。
図8は、本発明に係る計測装置の最小構成の一形態例を説明する図である。この計測装置50は、撮影装置52と、裁置面53と、演算装置54とを備えている。裁置面53は、計測対象の物体57を裁置する面である。撮影装置52は、裁置面53に裁置された計測対象の物体57を裁置面53の上方から撮影する装置である。演算装置54は、撮影装置52により撮影された計測対象の物体57を含む撮影画像に基づいて、計測対象の物体57の大きさを算出する機能を備えている。つまり、演算装置54は、撮影画像に基づいて、計測対象の物体57における予め定められた対を成す部位58aと部位58bとの間の裁置面53に沿う方向の長さdを算出する。また、演算装置54は、計測に用いる基準となる裁置面53の部位を表す基準明示部59と、裁置面53に対する計測対象の物体57の高さ計測に用いる計測対象の物体57の部位を表す計測端明示部60とに基づいた裁置面53に対する計測対象の物体57の高さを算出する。このような演算装置54は、例えば、第1実施形態と同様に、コンピュータにより構成される。
図9は演算装置54の算出処理の一例を説明するフローチャートである。例えば、演算装置54は、裁置面53に裁置されている計測対象の物体57が撮影されている撮影画像を受信すると(図9におけるステップ201)、計測対象の物体57の大きさを算出する処理を実行する。すなわち、演算装置54は、受信した撮影画像から、計測対象の物体57における予め定められた対を成す部位58aと部位58bを検知し、これら部位58aと部位58bとの間の裁置面53に沿う方向の長さdを算出する(ステップ202)。また、演算装置54は、受信した撮影画像から、計測に用いる基準となる裁置面53における基準明示部59と、裁置面53に対する計測対象の物体57の高さ計測に用いる計測対象の物体57における計測端明示部60とを検知する。そして、演算装置54は、基準明示部59と計測端明示部60を利用して、裁置面53に対する計測対象の物体57の高さを算出する(ステップ203)。演算装置54は、このようにして計測対象の物体57の大きさを計測する。
図8に表されている計測装置50は、上記のような構成を備えていることにより、赤外線による距離センサを用いることなく、撮影画像を利用して、撮影画像に直交する方向(深さ方向)の物体の長さ(つまり、裁置面53に対する計測対象の物体の高さ)を計測できる。
1,50 計測装置
12 重さ計測器
13,52 撮影装置
20,54 演算装置
42,53 裁置面

Claims (6)

  1. 計測対象の物体を裁置する裁置面と、
    前記裁置面に裁置された前記計測対象の物体を前記裁置面の上方から撮影する撮影装置と、
    前記撮影装置により撮影された前記計測対象の物体を含む撮影画像から、前記計測対象の物体における前記裁置面に沿う方向の長さおよび前記裁置面に対する高さを算出する演算装置と
    を備え、
    前記撮影装置は、前記裁置面と、高さ計測に用いる基準となる前記裁置面の部位を表す基準明示部と、前記裁置面に対する前記計測対象の物体の高さ計測に用いる前記計測対象の物体の部位を表す計測端明示部と共に、前記計測対象の物体を、並設されている複数のレンズを通して同時に撮影した複数の撮影画像を出力し、
    前記演算装置は、同時に撮影された複数の前記撮影画像のそれぞれから、長さ計測に用いる前記計測対象の物体予め定められた対を成す部位と部位を検知し、検知した前記対を成す部位と部位との間の前記裁置面に沿う方向の長さを算出し、また、高さ計測に用いる前記基準明示部および前記計測端明示部を、同時に撮影された複数の前記撮影画像のそれぞれから検知し、検知した前記基準明示部と前記計測端明示部の前記撮影画像における位置の情報と、前記レンズの間隔の情報とを用いて前記基準明示部と前記計測端明示部のそれぞれの空間座標を算出し、算出した前記基準明示部と前記計測端明示部のそれぞれの空間座標を用いて前記裁置面に対する前記計測対象の物体の高さを算出する
    計測装置。
  2. 前記裁置面に裁置された前記計測対象の物体の重さを計測する重さ計測器をさらに備える請求項1に記載の計測装置。
  3. 前記基準明示部は、前記裁置面における模様により定められる部位である請求項1又は請求項2に記載の計測装置。
  4. 前記計測端明示部は、前記裁置面に対する前記計測対象の物体の高さ計測に用いる前記計測対象の物体の部位に配置される小片である請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の計測装置。
  5. 計測対象の物体を裁置する裁置面と、前記裁置面に裁置された前記計測対象の物体を前記裁置面の上方から撮影する撮影装置と、前記撮影装置により撮影された前記計測対象の物体を含む撮影画像から前記計測対象の物体における前記裁置面に沿う方向の長さおよび前記裁置面に対する高さを算出する演算装置とを備え、前記撮影装置が、前記裁置面と、高さ計測に用いる基準となる前記裁置面の部位を表す基準明示部と、前記裁置面に対する前記計測対象の物体の高さ計測に用いる前記計測対象の物体の部位を表す計測端明示部と共に、前記計測対象の物体を、並設されている複数のレンズを通して同時に撮影した複数の撮影画像を出力する構成を備える計測装置の前記演算装置のコンピュータによって、
    同時に撮影された複数の前記撮影画像のそれぞれから、長さ計測に用いる前記計測対象の物体予め定められた対を成す部位と部位を検知し、検知した前記対を成す部位と部位との間の前記裁置面に沿う方向の長さを算出し、
    また、高さ計測に用いる前記基準明示部および前記計測端明示部を、同時に撮影された複数の前記撮影画像のそれぞれから検知し、
    検知した前記基準明示部と前記計測端明示部の前記撮影画像における位置の情報と、前記レンズの間隔の情報とを用いて前記基準明示部と前記計測端明示部のそれぞれの空間座標を算出し、
    算出した前記基準明示部と前記計測端明示部のそれぞれの空間座標を用いて前記裁置面に対する前記計測対象の物体の高さを算出する
    計測方法。
  6. 計測対象の物体を裁置する裁置面と、前記裁置面に裁置された前記計測対象の物体を前記裁置面の上方から撮影する撮影装置と、前記撮影装置により撮影された前記計測対象の物体を含む撮影画像から前記計測対象の物体における前記裁置面に沿う方向の長さおよび前記裁置面に対する高さを算出する演算装置とを備え、前記撮影装置が、前記裁置面と、高さ計測に用いる基準となる前記裁置面の部位を表す基準明示部と、前記裁置面に対する前記計測対象の物体の高さ計測に用いる前記計測対象の物体の部位を表す計測端明示部と共に、前記計測対象の物体を、並設されている複数のレンズを通して同時に撮影した複数の撮影画像を出力する構成を備える計測装置の前記演算装置のコンピュータに、
    同時に撮影された複数の前記撮影画像のそれぞれから、長さ計測に用いる前記計測対象の物体予め定められた対を成す部位と部位を検知し、検知した前記対を成す部位と部位との間の前記裁置面に沿う方向の長さを算出する処理と、
    高さ計測に用いる前記基準明示部および前記計測端明示部を、同時に撮影された複数の前記撮影画像のそれぞれから検知する処理と、
    検知した前記基準明示部と前記計測端明示部の前記撮影画像における位置の情報と、前記レンズの間隔の情報とを用いて前記基準明示部と前記計測端明示部のそれぞれの空間座標を算出する処理と、
    算出した前記基準明示部と前記計測端明示部のそれぞれの空間座標を用いて前記裁置面に対する前記計測対象の物体の高さを算出する処理と
    を実行させるコンピュータプログラム。
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