JP7163690B2 - 現像器及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像器及び画像形成装置に関する。
落下するトナーを受けてトナー搬送手段へ受け渡す、トナー搬送手段に向って下り傾斜のトナー搬送経路面を有するトナー搬送機構において、
トナー搬送経路面の上に、面方向に移動可能な可動板を有し、可動板がトナー搬送手段のトナー搬送動作に連動して移動動作するトナー搬送機構が知られている(特許文献1)。
現像ローラ、トナー供給ローラ、及び規制ブレードを収容するケーシング内に配置され、規制ブレードと像担持体との間において現像ローラ又はトナー供給ローラと対向するトナー受け支持部材とトナー受け支持部材の長手方向に沿って配置され現像ローラから落下するトナーを受けるトナー受け面を有するトナー受け部材と、トナー受け部材を振動させる振動発生手段と、を備えた現像装置において、規制ブレードは、トナー受け支持部材のトナー供給ローラ側の端縁から突出する先端上面に、トナー供給ローラに向かって下り勾配となる傾斜面が形成されている現像装置も知られている(特許文献2)。
特開2008-268800号公報 特開2017-32931号公報
本発明は、トナーカートリッジから現像器へトナーを導く通過路におけるトナー詰まりを抑制することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の現像器は、
現像剤を収容する収容部と、
補給されるトナーを前記収容部に導く通過路を有し前記収容部を覆う蓋体と
前記収容部内で前記通過路に面して回転軸の一端を前記収容部内で支持され前記回転軸の他端で駆動力を受けて回転可能に配置された回転体と、
前記通過路の前記回転体側近傍において、前記回転体の前記回転軸を跨ぐ一対の脚部を有し、前記回転体の回転に伴って前記回転軸の突出部が前記脚部に接触して前記崩し手段を一方向及び一方向とは逆方向となる他方向に移動し、前記通過路内の前記トナーを崩す崩し手段と、を備えた、
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項に記載の現像器において、
前記崩し手段の前記一対の脚部の内側間距離は、前記回転軸の回転半径方向における前記回転軸の突出部の突出量よりも大きい、
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項に記載の現像器において、
前記回転軸の突出部は、テーパ形状又はR形状の先端部を有する、
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項に記載の現像器において、
前記崩し手段の前記一対の脚部は、前記回転軸を跨ぐ方向に誘い込み部を有する、
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項に記載の現像器において、
前記誘い込み部は、前記一対の脚部の先端部の内側に前記回転軸を跨ぐ方向に傾斜するテーパ形状として形成されている、
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1項に記載の現像器において、
前記崩し手段は、前記回転体の回転軸と交差し前記回転軸方向に対向した一対の側板と前記側板を連結するとともに板面が前記回転体の回転軸方向を向いた連結壁を有し、前記側板に設けられた軸受け部を回転中心にして一方向及び一方向とは逆方向となる他方向に移動する際に前記連結壁が前記トナーと接触して前記トナーを崩す、
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項に記載の現像器において、
前記側板は、前記通過路に向かって開口する開口部を有し、前記崩し手段は、前記開口部から前記蓋体に設けられた軸部を前記軸受け部に嵌め込んで前記蓋体に回転可能に配置される、
請求項記載の発明は、請求項に記載の現像器において、
前記軸受け部は、前記開口部の一端に前記軸部を受け入れるスナップフィット形状を有して形成されている、
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1項に記載の現像器において、
前記崩し手段は、一方向及び一方向とは逆方向となる他方向に移動した際に、前記通過路の内壁と接触しない、
ことを特徴とする。
請求項1記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1項に記載の現像器において、
前記回転体が、前記収容部内の前記現像剤の剤面が閾値高さ以上の場合に前記現像剤を搬送して前記通過路の一端に滞留させ、前記剤面が閾値高さ未満の場合に前記通過路の前記トナーを前記収容部に搬送する、
ことを特徴とする。
請求項1記載の発明は、請求項1に記載の現像器において、
前記通過路は、上方に開口する受け入れ口を有し、前記受け入れ口は前記回転体に面する領域の開口幅が前記回転体の外形よりも小さい、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の画像形成装置は、
像保持体と、
前記像保持体に形成された潜像をトナー像として現像する請求項1ないし1のいずれか1項に記載の現像器と、
前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
前記記録媒体に転写された前記トナー像を定着する定着手段と、を備えた、
ことを特徴とする。
請求項1、1に記載の発明によれば、トナーカートリッジから現像器へトナーを導く通過路におけるトナー詰まりを抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、崩し手段を一方向及び一方向とは逆方向となる他方向に連続して移動させることができる。
請求項に記載の発明によれば、駆動源が崩し手段の脚部と接触する際の衝撃及び騒音を抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、崩し手段を駆動源に容易に係合させることができる。
請求項に記載の発明によれば、崩し手段を駆動源に容易に係合させることができる。
請求項に記載の発明によれば、崩し手段を弾性部材を用いて移動させる構成に比べて低コスト化するとともに動作時の騒音を抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、崩し手段を通過路に向かって配置するための開口を小さくすることができる。
請求項に記載の発明によれば、崩し手段を蓋体に容易に取り付けることができる。
請求項に記載の発明によれば、崩し手段の動作時の騒音を抑制することができる。
請求項1に記載の発明によれば、収用部内における現像剤のトナー濃度を所定の範囲に維持することができる。
請求項1に記載の発明によれば、現像剤の漏出を抑制することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の内部構成を示す縦断面模式図である。 感光体ユニット、現像装置及びトナーカートリッジを示す縦断面模式図である。 トナーの通過路を含む現像装置の要部を示す断面模式図である。 磁性ロールを示す斜視図である。 (a)は蓋体の通過路を磁性ローラとともに示す平面図、(b)は蓋体の通過路を磁性ローラとともに示す縦断面模式図である。 揺動部材の全体を示す斜視図である。 揺動部材の脚部側を示す側面図である。 揺動部材の蓋体への取り付けを説明する図である。 通過路における揺動部材の動作を説明する図である。 揺動部材の作用を説明する図である。 揺動部材を備えていない比較例の現像装置を示す縦断面模式図である。 比較例の現像装置におけるトナーの補給を説明する縦断面模式図である。 通過路におけるトナーブリッジを説明する断面模式図である。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び具体例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び具体例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
尚、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする。
(1)画像形成装置の全体構成及び動作
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の内部構成を示す縦断面模式図である。
以下、図面を参照しながら、画像形成装置1の全体構成及び動作を説明する。
画像形成装置1は、制御装置10、用紙搬送装置20、感光体ユニット30、現像装置40、トナーカートリッジ50、露光装置60、転写装置70、定着装置80を備えて構成されている。
制御装置10は、画像形成装置1の動作を制御する画像形成装置制御部11と、印刷処理要求に応じた画像データを準備するコントローラ部12、露光装置60の光源の点灯を制御する露光制御部13、電源装置14等を有する。電源装置14は、後述する帯電ローラ32、現像ローラ42、転写ローラ72等に所定の電圧を印加するとともに、露光装置60に電力を供給する。
コントローラ部12は、画像読み取り装置(不図示)から入力される画像データや外部の情報送信装置(例えばパーソナルコンピュータ等)から入力された印刷情報を潜像形成用の画像情報に変換して予め設定されたタイミングで、駆動信号を露光制御部13に出力する。露光制御部13は、露光装置60を駆動して、形成される画像データに応じて変調された光で感光体ドラム31の表面を走査する。
本実施形態の露光装置60は、LED(Light Emitting Diode)が線状に配置されたLEDヘッドにより構成されている。
画像形成装置1の底部には、用紙搬送装置20が設けられている。用紙搬送装置20は、用紙カセット21を備え、用紙カセット21の上面には多数の用紙Pが積載され、規制板(不図示)で幅方向位置が決められた用紙Pは、上側から1枚ずつ用紙引き出し部22により後方(X方向)に引き出された後、レジストローラ対23の接触部まで搬送される。
感光体ユニット30は、用紙搬送装置20の上方に設けられ、回転駆動する感光体ドラム31を備えている。感光体ドラム31の回転方向にそって、帯電ローラ32、現像装置40、転写ローラ72、クリーニングブレード34が配置されている。帯電ローラ32には、帯電ローラ32の表面をクリーニングするクリーニングローラ33が対向、接触して配置されている。
現像装置40は、内部に現像剤Gが収容される現像ハウジング41を有する。現像ハウジング41内には、感光体ドラム31に対向して配置された現像ローラ42と、この現像ローラ42の背面側斜め下方には現像剤Gを現像ローラ42側へ撹拌しながら供給する一対の供給オーガ43及び撹拌オーガ44が配設されている。
現像装置40の上方には、トナーカートリッジ50がトナーカートリッジガイド51に支持されて配置されている。トナーカートリッジ50は内部にトナーTを収容し、必要に応じて現像装置40にトナーを補給する。
回転する感光体ドラム31の表面は、帯電ローラ32により帯電され、露光装置60により静電潜像が形成される。感光体ドラム31上に形成された静電潜像は現像ローラ42によりトナー像として現像される。
転写装置70は、転写ローラ72を感光体ドラム31に切離可能に支持する後カバー1aと、感光体ドラム31とニップを形成する転写ローラ72とから構成されている。転写ローラ72には、画像形成装置制御部11により制御される電源装置14から所定の転写電圧が印加され、感光体ドラム31と転写ローラ72間を通過する用紙Pに感光体ドラム31上のトナー像を転写する。
感光体ドラム31表面の残留トナーは、クリーニングブレード34により除去され、廃トナーボックス(不図示)内に回収される。その後、感光体ドラム31の表面は、帯電ローラ32により再帯電される。尚、クリーニングブレード34で除去しきれず帯電ローラ32に付着した残留物は、帯電ローラ32に接触して回転するクリーニングローラ33の表面に捕捉された後、再度帯電ローラ32を経由して感光体ドラム31上へ排出される。
定着装置80は一対の加熱モジュール81と加圧モジュール82を有し、加熱モジュール81と加圧モジュール82の圧接領域によって定着ニップ部(定着領域)が形成される。
転写ローラ72によってトナー像が転写された用紙Pは、トナー像が未定着の状態で搬送ガイド74を経由して定着装置80に搬送される。
定着装置80に搬送された用紙Pは、一対の加熱モジュール81と加圧モジュール82により、加熱と圧着の作用でトナー像が定着される。定着トナー像が形成された用紙Pは、排出ローラ対84から画像形成装置1上面の上カバー1bに排出される。
(2)要部構成
図2は感光体ユニット30、現像装置40及びトナーカートリッジ50を示す縦断面模式図、図3はトナーの通過路を含む現像装置40の要部を示す断面模式図、図4は磁性ロール50を示す斜視図、図5(a)は蓋体46の通過路47を磁性ローラ45とともに示す平面図、(b)は縦断面模式図、図6は揺動部材48の全体を示す斜視図、図7は揺動部材48の脚部48C側を示す側面図、図8は揺動部材48の蓋体46への取り付けを説明する図である。
以下、図面を参照しながら現像装置及びトナーの通過路の構成について説明する。
(2.1)現像装置の全体構成
現像装置40は、現像剤Gを収容する収容部としての現像ハウジング41、感光体ドラム31と対向して配置されている現像ローラ42、現像ローラ42に現像剤Gを供給する供給オーガ43、現像剤Gを撹拌しながら搬送する撹拌オーガ44、トナーカートリッジ50から補給されるトナーTを現像ハウジング41内に供給又は供給の停止を行う回転体の一例としての磁性ローラ45、トナーカートリッジ50から補給されるトナーTを現像ハウジング41内に導く通過路47を有し現像ハウジング41を覆う蓋体46と、磁性ローラ45から駆動力を受けて通過路47内のトナーTを崩す崩し手段の一例としての揺動部材48を備えている。
(2.2)現像ハウジング
現像ハウジング41は、縦断面方向において感光体ドラム31と対向する一端側に現像ローラ42を回転支持し、他端側には磁性ローラ45を回転支持している。また、現像ローラ42及び磁性ローラ45との間には、仕切り壁41aで仕切られた供給オーガ43、撹拌オーガ44を回転支持している。
現像ハウジング41は、現像ローラ42、供給オーガ43、撹拌オーガ44、磁性ローラ45を回転支持した状態でその表面に帯電したトナーTを保持する現像剤Gを収容している。
現像ハウジング41内に収容されている現像剤Gの一部はその剤面(現像剤Gの現像ハウジング41内での上面)の高さに応じて磁性ローラ45に保持されて、トナーカートリッジ50から補給されるトナーTを取り込む。大半の現像剤Gは、撹拌オーガ44、供給オーガ43の周辺で撹拌・搬送されながら保持されて、一部は現像ローラ42に保持されている。
(2.3)磁性ローラ
磁性ローラ45は、内部に固定された磁石からなるマグネットローラ(不図示)と、マグネットローラの外周面を覆い回転するスリーブ45Aからなり、後述する蓋体46の通過路47の下方に配置されている。
磁性ローラ45は、図4に示すように、回転軸45Bの一端側に駆動源(不図示)から回転力が伝達されてスリーブ45Aが回転するようになっている(図4中 矢印参照)。スリーブ45Aの表面には、回転軸45B方向に溝45Aaが形成され、マグネットローラの磁力で吸着した現像剤Gを保持してスリーブ45Aの回転に伴って現像剤Gを搬送する。
磁性ローラ45の回転軸45Bの他端側には、回転軸45Bの周方向に突出する突出部45Cが一体に設けられている。突出部45Cは、後述する揺動部材48の脚部48Cと接触して揺動部材48を揺動させるようになっている。突出部45Cの先端部はテーパ形状又はR形状とされている。図4においては、先端部のR形状を示している。これにより、揺動部材48の脚部48Cと接触する際の衝撃及び騒音を抑制している。
(2.4)蓋体
蓋体46は、現像ローラ42、供給オーガ43、撹拌オーガ44、磁性ローラ45、及び現像剤Gを収容する現像ハウジング41の上部開口を塞ぐ蓋部材である。
蓋体46には、磁性ローラ45の上方に外部と繋がるように開口した通過路47が形成されている。通過路47は、トナーカートリッジガイド51に保持されたトナーカートリッジ50のトナー供給口に接するように形成され、トナーカートリッジ50から補給されるトナーTを受け入れて、磁性ローラ45の上方領域に導く。
通過路47の開口47Aは、上方(Z方向)から見て装置奥行き方向(Y方向)に延びる矩形状とされてトナーカートリッジ50から補給されるトナーTを受け入れるようになっている。図5に示すように、通過路47の開口47Aの幅(X方向)W1は磁性ローラ45の外形Dよりも小さくなっている。これにより、現像装置40からの現像剤Gの漏出を抑制することができる。
通過路47の開口47Aには、互いに内側(Y方向)に向き合って突出する軸部47Bが設けられている。軸部47Bには、後述する揺動部材48が嵌め込まれて、通過路47の開口47A内で回転可能に配置される。
(2.5)揺動部材
揺動部材48は、図6に示すように、蓋体46の通過路47に取り付けられた際、磁性ローラ45の回転軸45Bと交差し回転軸45B方向(Y方向)に対向した一対の側板48Aと、側板48Aを連結するとともに板面48Baが磁性ローラ45の回転軸45B方向を向いた連結壁48Bと、一方の側板48Aから下方(-Z方向)に延び磁性ローラ45の回転軸45Bを跨ぐ一対の脚部48Cから構成されている。
図7に示すように、側板48Aは、上方(Z方向)に向かって開口する開口部48Aaを有し、開口部48Aaの一端には通過路47の内側に向かって突出して形成された軸部47Bを受け入れるスナップフィット形状部48Abを有する軸受け部48Acが形成されている。
揺動部材48は、図8に矢印で示すように、側板48Aの開口部48Aaから蓋体46の通過路47に設けられた軸部47Bを軸受け部48Acに嵌め込んで蓋体46に回転可能に配置される。これにより、揺動部材48を通過路47に向かって配置するための開口を小さくできるとともに、揺動部材48を蓋体46に容易に取り付けることができる。
一対の脚部48Cの先端側には、磁性ローラ45の回転軸45Bを跨ぐ方向に傾斜するテーパ形状からなる誘い込み部48Caが形成されている。これにより、揺動部材48を駆動源としての磁性ローラ45の回転軸45Bに容易に係合させることができる。
(3)揺動部材の作用
図9は通過路47における揺動部材48の動作を説明する図、図10は揺動部材48の作用を説明する図、図11は揺動部材を備えていない比較例の現像装置400を示す縦断面模式図、図12は比較例の現像装置400におけるトナーの補給を説明する縦断面模式図、図13は通過路47におけるトナーブリッジを説明する断面模式図である。
(3.1)比較例の現像装置
比較例の現像装置400は、図11に示すように、現像剤Gを収容する収容部としての現像ハウジング41、感光体ドラム31と対向して配置されている現像ローラ42、現像ローラ42に現像剤Gを供給する供給オーガ43、現像剤Gを撹拌しながら搬送する撹拌オーガ44、トナーカートリッジ50から補給されるトナーTを現像ハウジング41内に供給する磁性ローラ45、トナーカートリッジ50から補給されるトナーTを現像ハウジング41内に導く通過路47を有し現像ハウジング41を覆う蓋体46とを備えている。
現像装置40の通過路47の上方(Z方向)には、トナーカートリッジ50がトナーカートリッジガイド51に支持されて配置され、必要に応じて現像装置40にトナーを補給する。
図12には、現像ハウジング41内での現像剤Gの剤面GLと通過路47におけるトナーTとの関係を示している。
現像ハウジング41内での現像剤Gのトナー濃度が所定値(基準値)よりも低い場合(図12(a)参照)、現像剤Gの剤面GLは磁性ローラ45の磁極(磁性ローラ45の上方(Z方向)に配置:不図示)に届かないレベルまで下がり、磁性ローラ45のスリーブ45Aには現像剤Gは吸着されない(開状態)。そのために、通過路47内のトナーTは磁性ローラ45の表面に付着して現像ハウジング41内に供給される。
現像ハウジング41内での現像剤Gのトナー濃度が基準値に近づくと(図12(b)参照)、現像剤Gの剤面GLは磁性ローラ45の磁極に届くレベルまで上昇し、磁性ローラ45のスリーブ45Aには現像剤Gが吸着され始める。そのために、通過路47内のトナーTは磁性ローラ45の表面に吸着された現像剤Gに混ざりながら現像ハウジング41内に供給されるが、トナーカートリッジ50からのトナー供給量は磁性ローラ45に吸着された現像剤Gとともに排出されるトナー量よりも多くなり、通過路47内のトナーTのかさ密度は上昇する。
現像ハウジング41内での現像剤Gのトナー濃度が基準値に達すると(図12(c)参照)、現像剤Gの剤面GLは上昇し、磁性ローラ45のスリーブ45Aには現像剤Gが所定量吸着される。そして、トナーTは通過路47内で磁性ローラ45に吸着されて搬送される現像剤Gによって擦り切られた状態で通過路47内に滞留する(閉状態)。そのために、トナーカートリッジ50からのトナー供給量は変わらないが、磁性ローラ45に吸着された現像剤Gとともに排出されるトナーは殆どなくなり、通過路47内のトナーTのかさ密度は更に上昇し最大となる。
このように、現像剤Gの剤面GLが上昇して通過路47内のトナーTのかさ密度が上昇した状態で、画像形成によって現像剤G中のトナーTが消費されれば、現像剤Gの剤面GLは下がることから、上述した図12(b)の状態を経て、再度トナーTが現像ハウジング41内へ供給される。
一方、図13に示すように、装置の使用環境(設置環境)が高温多湿(例えば、28℃/85%RH)である場合、現像剤Gの剤面GLが低下しても、上述した図12(c)の状態で通過路47内で圧迫されたトナーTは、通過路47内でトナーブリッジを形成して、磁性ローラ45に現像剤Gが吸着されない状態(開状態)になっても、現像ハウジング41内へ供給されず、現像剤Gのトナー濃度が低下する虞があった。
(3.2)揺動部材の動作
図9(a)は、揺動部材48の脚部48Cが磁性ローラ45の回転軸45Bを跨いで配置され、回転軸45Bの突出部45Cと接触していない状態を示している。この状態では、揺動部材48は、通過路47の軸部47Bに回転支持されて左右に揺動可能となっている。
そして、図9(a)に示すように、揺動部材48の脚部48Cの内側間距離L1は回転軸45Bの突出部45Cの突出量L2よりも大きくなっている(L1>L2)。これにより、磁性ローラ45が回転することで、揺動部材48を一方向及び一方向とは逆方向となる他方向に連続して揺動(移動)させることができる。
図9(b)は、揺動部材48の脚部48Cが磁性ローラ45の回転軸45Bを跨いで配置され、磁性ローラ45が回転して突出部45Cが脚部48Cの内側に接触した状態を示している。磁性ローラ45が回転して突出部45Cが揺動部材48の脚部48Cの内側に接触すると、揺動部材48は通過路47の軸部47Bを揺動中心(回転中心)として左右(X方向、-X方向)に揺動する。
(3.3)揺動部材の作用
図10(a)は通過路47内で揺動部材48が一方向に揺動した状態を示している。磁性ローラ45が回転して突出部45Cが揺動部材48の一方の脚部48Cの内側に接触すると、揺動部材48は通過路47の軸部47Bを揺動中心(回転中心)として右(X方向)に揺動する。そのために、通過路47内でトナーブリッジが形成される条件になっても、揺動部材48の連結壁48BがトナーTと接触してトナーを崩し、トナーブリッジは形成されにくくなる。
図10(b)は通過路47内で揺動部材48が一方向とは逆方向となる他方向に揺動した状態を示している。磁性ローラ45が回転して突出部45Cが揺動部材48の他方の脚部48Cの内側に接触すると、揺動部材48は通過路47の軸部47Bを揺動中心(回転中心)として左(-X方向)に揺動する。そのために、通過路47内でトナーブリッジが形成される条件になっても、揺動部材48の連結壁48BがトナーTと接触してトナーを崩し、トナーブリッジは形成されにくくなる。
本実施形態の現像装置40においては、磁性ローラ45が回転することで、揺動部材48は、上述した図10(a)及び図10(b)の状態を交互に繰り返し、通過路47内でのトナーブリッジを崩しトナー詰まりを抑制している。
以上、本発明の実施形態として、具体例を挙げて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、トナーカートリッジ50からトナーTに少量の現像剤Gを含むトリクル現像剤が補給される場合にも適用でき、画像形成装置としては、モノクロ印刷用の画像形成装置のみならず、カラー印刷用の画像形成装置とすることもできる。
1・・・画像形成装置
10・・・制御装置
20・・・用紙搬送装置
30・・・感光体ユニット
40・・・現像装置
41・・・現像ハウジング
45・・・磁性ローラ
46・・・蓋体
47・・・通過路
48・・・揺動部材
50・・・トナーカートリッジ
60・・・露光装置
70・・・転写装置
80・・・定着装置
G・・・現像剤
T・・・トナー

Claims (12)

  1. 現像剤を収容する収容部と、
    補給されるトナーを前記収容部に導く通過路を有し前記収容部を覆う蓋体と
    前記収容部内で前記通過路に面して回転軸の一端を前記収容部内で支持され前記回転軸の他端で駆動力を受けて回転可能に配置された回転体と、
    前記通過路の前記回転体側近傍において、前記回転体の前記回転軸を跨ぐ一対の脚部を有し、前記回転体の回転に伴って前記回転軸の突出部が前記脚部に接触して前記崩し手段を一方向及び一方向とは逆方向となる他方向に移動し、前記通過路内の前記トナーを崩す崩し手段と、を備えた、
    ことを特徴とする現像器。
  2. 前記崩し手段の前記一対の脚部の内側間距離は、前記回転軸の回転半径方向における前記回転軸の突出部の突出量よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項に記載の現像器。
  3. 前記回転軸の突出部は、テーパ形状又はR形状の先端部を有する、
    ことを特徴とする請求項に記載の現像器。
  4. 前記崩し手段の前記一対の脚部は、前記回転軸を跨ぐ方向に誘い込み部を有する、
    ことを特徴とする請求項に記載の現像器。
  5. 前記誘い込み部は、前記一対の脚部の先端部の内側に前記回転軸を跨ぐ方向に傾斜するテーパ形状として形成されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の現像器。
  6. 前記崩し手段は、前記回転体の回転軸と交差し前記回転軸方向に対向した一対の側板と前記側板を連結するとともに板面が前記回転体の回転軸方向を向いた連結壁を有し、前記側板に設けられた軸受け部を回転中心にして一方向及び一方向とは逆方向となる他方向に移動する際に前記連結壁が前記トナーと接触して前記トナーを崩す、
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の現像器。
  7. 前記側板は、前記通過路に向かって開口する開口部を有し、前記崩し手段は、前記開口部から前記蓋体に設けられた軸部を前記軸受け部に嵌め込んで前記蓋体に回転可能に配置される、
    ことを特徴とする請求項に記載の現像器。
  8. 前記軸受け部は、前記開口部の一端に前記軸部を受け入れるスナップフィット形状を有して形成されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の現像器。
  9. 前記崩し手段は、一方向及び一方向とは逆方向となる他方向に移動した際に、前記通過路の内壁と接触しない、
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の現像器。
  10. 前記回転体が、前記収容部内の前記現像剤の剤面が閾値高さ以上の場合に前記現像剤を搬送して前記通過路の一端に滞留させ、前記剤面が閾値高さ未満の場合に前記通過路の前記トナーを前記収容部に搬送する、
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の現像器。
  11. 前記通過路は、上方に開口する受け入れ口を有し、前記受け入れ口は前記回転体に面する領域の開口幅が前記回転体の外形よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の現像器。
  12. 像保持体と、
    前記像保持体に形成された潜像をトナー像として現像する請求項1ないし1のいずれか1項に記載の現像器と、
    前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記記録媒体に転写された前記トナー像を定着する定着手段と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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