JP7163561B2 - コンクリート構造体の施工方法 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 平成30年7月20日 一般社団法人 日本建築学会発行 「2018年度日本建築学会大会(東北)学術講演梗概集・建築デザイン発表梗概集(DVD版)」にて公開 平成30年9月5日 一般社団法人 日本建築学会主催 「2018年度 日本建築学会大会(東北)」にて公開
本発明は、コンクリート構造体の施工方法に関する。
アンカーボルトを介してコンクリートに固定される土台の施工方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002-201721号公報
ところで、コンクリート構造体に埋設されたアンカー部材に、構造部材を取り付けることが考えられる。
しかしながら、構造部材やコンクリート構造体の施工誤差、又はアンカー部材の設置誤差等によって構造部材とアンカー部材とに位置ずれが生じると、アンカー部材に構造部材を取り付け難くなる可能性がある。この場合、例えば、コンクリート構造体にアンカー部材を埋設し直す必要があるため、施工に手間がかかる。
本発明は、上記の事実を考慮し、コンクリート構造体に埋設されるアンカー部材、及びアンカー部材に取り付けられる構造部材の施工性を向上することを目的とする。
第1態様に係るコンクリート構造体の施工方法は、構造部材に取り付けられたアンカー部材が内側に配置された型枠内にコンクリートを打設し、前記アンカー部材が埋設されたコンクリート構造体を形成する。
第1態様に係るコンクリート構造体の施工方法によれば、構造部材に取り付けられたアンカー部材が内側に配置された型枠内に、コンクリートを打設する。これにより、アンカー部材が埋設されたコンクリート構造体を形成する。つまり、本発明では、コンクリート構造体にアンカー部材を埋設する前に、構造部材にアンカー部材を取り付ける。そのため、構造部材の所定部(所定位置)に、アンカー部材を取り付けることができる。
また、本発明では、コンクリート構造体に埋設されたアンカー部材に構造部材を取り付ける場合と比較して、アンカー部材に構造部材を取り付け易くなる。したがって、アンカー部材の施工性が向上する。
さらに、型枠内にコンクリートを打設するまでは、アンカー部材が型枠内で移動可能であるため、構造部材の設置位置を微調整することができる。これにより、構造部材の建方精度を高めることができる。したがって、構造部材の施工性が向上する。
このように本発明では、コンクリート構造体に埋設されるアンカー部材、及びアンカー部材に取り付けられる構造部材の施工性が向上する。
第2態様に係るコンクリート構造体の施工方法は、第1態様に係るコンクリート構造体の施工方法において、前記アンカー部材は、前記構造部材に形成された長孔に挿入された状態で該構造部材に取り付けられる。
第2態様に係るコンクリート構造体の施工方法によれば、アンカー部材は、構造部材に形成された長孔に挿入された状態で、構造部材に取り付けられる。この状態で、アンカー部材は、コンクリート構造体に埋設される。
ここで、アンカー部材は、構造部材の長孔に沿って移動可能とされる。そのため、構造部材は、長孔がアンカー部材の移動を許容する範囲内で、コンクリート構造体に対して移動可能とされる。
ところで、アンカー部材をコンクリート構造体に埋設した後に、構造部材の長孔にアンカー部材を挿入する場合、構造部材の施工誤差によっては、長孔の中心にアンカー部材を配置することができず、例えば、長孔の長手方向の一端側にアンカー部材が配置される可能性がある。この場合、アンカー部材と長孔の長手方向の一端との隙間が狭くなり、当該隙間側への構造部材の移動可能量が減少してしまう。
これに対して本発明では、コンクリート構造体にアンカー部材を埋設する前に、構造部材の長孔にアンカー部材を挿入するため、長孔の中心にアンカー部材を配置することができる。この場合、アンカー部材と長孔の長手方向の一端との隙間、及びアンカー部材と長孔の長手方向の他端との隙間が同じになる。
したがって、本発明では、アンカー部材に対する長孔の長手方向の両側に、所定の移動可能量(隙間)を確保することができる。
第3態様に係るコンクリート構造体の施工方法は、第2態様に係るコンクリート構造体の施工方法において、前記型枠内にコンクリートを打設する前に、前記アンカー部材に、前記構造部材を滑り支持する支持部材を取り付ける。
第3態様に係るコンクリート構造体の施工方法によれば、型枠内にコンクリートを打設する前に、アンカー部材に、構造部材を滑り支持する支持部材を取り付ける。
これにより、本発明では、コンクリート構造体にアンカー部材を埋設した後に、アンカー部材に支持部材を取り付ける場合と比較して、アンカー部材に支持部材を容易に取り付けることができる。
また、型枠内にコンクリートを打設する前に、例えば、構造部材に支持部材の支持面を接触させることにより、支持部材の支持面にコンクリートが付着することが抑制される。したがって、コンクリートによる支持部材の支持面の汚損を抑制することができる。
以上説明したように、本発明によれば、コンクリート構造体に埋設されるアンカー部材、及びアンカー部材に取り付けられる構造部材の施工性を向上することができる。
第一実施形態に係るコンクリート構造体の施工方法によって施工された構造物を示す立面図である。 図1に示される滑り構造を示す分解斜視図である。 図1の3-3線断面図である。 第一実施形態に係るコンクリート構造体の施工方法を説明する立面図である。 第二実施形態に係るコンクリート構造体の施工方法によって施工された構造物を示す縦断面図である。 第二実施形態に係るコンクリート構造体の施工方法を説明する縦断面図である。 比較例に係る型枠を示す縦断面図である。
(第一実施形態)
先ず、第一実施形態について説明する。
(構造物)
図1には、第一実施形態に係るコンクリート構造体の施工方法によって施工された構造物10が示されている。構造物10は、コンクリート壁20と、アンカーボルト30と、鉄骨梁40と、滑り構造50とを備えている。
(コンクリート壁)
コンクリート壁20は、例えば、構造物10の外壁とされる。また、コンクリート壁20は、鉄筋コンクリート造とされている。このコンクリート壁20は、本体壁部22と、薄壁部24とを有している。なお、コンクリート壁20は、コンクリート構造体の一例である。
本体壁部22は、コンクリート壁20の下部を構成している。この本体壁部22の上面における外壁面20A側には、薄壁部24が設けられている。薄壁部24は、本体壁部22の上面における外壁面20A側から立ち上げられている。また、薄壁部24の壁厚は、本体壁部22の壁厚よりも薄くされている。この薄壁部24の内側(室内側)には、後述する鉄骨梁40の端部が配置されている。
本体壁部22の上面における内壁面20B側は、鉄骨梁40の端部を下から支持する受け部22Uとされている。受け部(受け面)22Uは、平坦面とされている。この受け部22Uには、アンカーボルト30が設けられている。
(アンカーボルト)
アンカーボルト30は、例えば、スタッドボルトとされており、軸方向を上下方向として配置されている。このアンカーボルト30の下部は、本体壁部22に埋設されている。一方、アンカーボルト30の上部は、本体壁部22の受け部22Uから上方へ突出されている。このアンカーボルト30の上部には、鉄骨梁40の端部が取り付けられている。なお、アンカーボルト30は、アンカー部材の一例である。
(鉄骨梁)
鉄骨梁40は、例えば、構造物10の屋根梁(鉄骨屋根梁)とされている。この鉄骨梁40は、コンクリート壁20と、コンクリート壁20と対向する図示しないコンクリート壁(外壁)や柱とに架設されている。
図2に示されるように、鉄骨梁40は、H形鋼によって形成されている。この鉄骨梁40は、一対の下側フランジ部40A及び上側フランジ部40Bと、一対の下側フランジ部40Aと上側フランジ部40Bとを接続するウェブ部40Cとを有している。
図1に示されるように、鉄骨梁40の端部は、後述する滑り構造50を介してコンクリート壁20の受け部22Uに載置されている。また、鉄骨梁40は、コンクリート壁20の薄壁部24との間に隙間Dを空けた状態で配置されている。この鉄骨梁40の端部は、アンカーボルト30を介して、コンクリート壁20の受け部22Uに、鉄骨梁40の材軸方向(矢印X方向)に移動可能(スライド可能)に連結されている。
具体的には、図2及び図3に示されるように、鉄骨梁40の下側フランジ部40Aには、鉄骨梁40の材軸方向に延びる長孔42が形成されている。長孔42は、下側フランジ部40Aを厚み方向に貫通する孔とされている。この長孔42には、コンクリート壁20の受け部22Uから上方へ突出するアンカーボルト30の上部が下から挿入される。
下側フランジ部40Aから上方へ突出するアンカーボルト30の上部には、固定ナット32が取り付けられている。これらのアンカーボルト30及び固定ナット32によって、鉄骨梁40の端部の下側フランジ部40Aが、コンクリート壁20の受け部22Uに連結されている。また、アンカーボルト30の上部は、長孔42内を鉄骨梁40の材軸方向へ移動可能とされている。つまり、鉄骨梁40の端部は、アンカーボルト30を介して、コンクリート壁20の受け部22Uに鉄骨梁40の材軸方向へ移動可能に連結されている。
(滑り構造)
図1に示されるように、鉄骨梁40の端部は、滑り構造50を介してコンクリート壁20の受け部22Uに支持されている。滑り構造50は、土台52と、一対の下側滑り材56及び上側滑り材60とを有している。土台52は、コンクリート壁20の受け部22Uに設けられている。
図2に示されるように、土台52は、例えば、プレキャストコンクリートによって扁平なブロック状に形成されている。また、土台52の中央部には、アンカーボルト30が貫通される貫通孔54が形成されている。貫通孔54は、土台52を厚み方向(上下方向)に貫通する円形状の孔とされている。図1に示されるように、土台52の下部は、本体壁部22に埋設されている。一方、土台52の上部は、受け部22Uから上方へ突出されている。この土台52の上面には、下側滑り材56が設けられている。
なお、アンカーボルト30には、土台52を下から支持する支持ナット34が取り付けられている。
図2に示されるように、下側滑り材56は、例えば、ステンレス板や、上面がテフロン(登録商標)加工された金属板等の低摩擦材によって形成されている。この下側滑り材56は、土台52の上面に重ねられた状態で、接着剤等によって固定されている。
下側滑り材56の中央部には、アンカーボルト30が貫通される貫通孔58が形成されている。貫通孔58は、下側滑り材56を厚み方向(上下方向)に貫通する円形状の孔とされている。この下側滑り材56の上面は、上側滑り材60が載置される滑り面56Aとされている。なお、下側滑り材56は、支持部材の一例である。
上側滑り材60は、下側滑り材56と同様に、ステンレス板等の低摩擦材によって形成されている。また、上側滑り材60は、鉄骨梁40の下側フランジ部40Aの端部の下面に重ねられた状態で、接着剤等によって固定されている。この上側滑り材60の中央部には、アンカーボルト30が貫通される長孔62が形成されている。
長孔62は、鉄骨梁40の材軸方向に延びるとともに、上側滑り材60を厚み方向(上下方向)に貫通する孔とされている。この上側滑り材60の下面は、下側滑り材56の滑り面(上面)56Aに重ねられる滑り面60Aとされている。この上側滑り材60の滑り面60Aが、下側滑り材56の滑り面56A上を滑ることにより、鉄骨梁40の端部がコンクリート壁20の受け部22Uに対して鉄骨梁40の材軸方向へ移動し易くなっている。
なお、本実施形態では、下側フランジ部40A及び上側滑り材60の長孔42,62の形状及び大きさが同じとされているが、異なっていても良い。
(コンクリート構造体の施工方法)
次に、第一実施形態に係るコンクリート構造体の施工方法の一例について説明する。
(構造部材設置工程)
先ず、構造部材設置工程について説明する。図4に示されるように、構造部材設置工程では、鉄骨梁40を所定位置に設置する。この際、鉄骨梁40を、例えば、複数の支保工44等によって仮支持する。
(アンカー部材取付工程)
次に、アンカー部材取付工程について説明する。アンカー部材取付工程では、鉄骨梁40の端部にアンカーボルト30及び滑り構造50を取り付ける。具体的には、先ず、鉄骨梁40の端部の下側フランジ部40Aの下面に、上側滑り材60を重ねた状態で接着等により固定する。この際、図2に示されるように、下側フランジ部40Aの長孔42に、上側滑り材60の長孔62を重ね合せる。
次に、図4に示されるように、土台52、下側滑り材56、及び支持ナット34が予め取り付けられたアンカーボルト30を鉄骨梁40の端部の下側フランジ部40Aに取り付ける。
具体的には、上側滑り材60の長孔62及び鉄骨梁40の下側フランジ部40Aの長孔42の中心に、下からアンカーボルト30の上部を挿入し、下側フランジ部40Aの上面から上方へ突出したアンカーボルト30の上部に固定ナット32を締め込む。これにより、固定ナット32と支持ナット34との間で、下側フランジ部40A及び滑り構造50が挟持され、長孔42,62の中心にアンカーボルト30が配置された状態で保持される。
(型枠仮設工程)
次に、型枠仮設工程について説明する。型枠仮設工程では、鉄骨梁40の端部から下方へ延出するアンカーボルト30の下部を取り囲むように、コンクリート壁20の本体壁部22用の型枠26を仮設する。これにより、鉄骨梁40の端部から下方へ延出するアンカーボルト30を、型枠26の内側に配置する。
この際、支保工44によって仮支持された鉄骨梁40を必要に応じて移動し、鉄骨梁40の設置位置を微調整する。また、鉄骨梁40の下側フランジ部40Aに取り付けられたアンカーボルト30を必要に応じて移動し、下側フランジ部40Aに対するアンカーボルト30の取付位置を微調整する。
なお、型枠26は、木製であっても良いし、鋼製であっても良い。
(コンクリート打設工程)
次に、コンクリート打設工程について説明する。コンクリート打設工程では、型枠26内に壁筋等を適宜配筋した状態でコンクリートを打設し、コンクリートを硬化させる。これにより、アンカーボルト30の下部及び土台52の下部が埋設されたコンクリート壁20の本体壁部22を形成する。その後、型枠26を脱型する。また、本体壁部22上に、薄壁部24を適宜施工する。なお、薄壁部24は、本体壁部22と一体に形成(施工)しても良いし、本体壁部22とは別に形成(施工)しても良い。
なお、構造部材設置工程、アンカー部材取付工程、及び型枠仮設工程の実施順序は、適宜変更可能である。例えば、構造部材設置工程の前に、アンカー部材取付工程を実施しても良い。つまり、鉄骨梁40を所定位置に設置する前に、鉄骨梁40の端部にアンカーボルト30を取り付けても良い。
また、例えば、型枠仮設工程の後に、構造部材設置工程やアンカー部材取付工程を実施しても良い。つまり、型枠26の仮設後に、鉄骨梁40を所定位置に設置したり、鉄骨梁40の端部にアンカーボルト30を取り付けたりしても良い。この際、例えば、鉄骨梁40に取り付けられたアンカーボルト30を型枠26内に挿入しても良いし、型枠26内において、鉄骨梁40にアンカーボルト30を取り付けても良い。
(作用及び効果)
次に、第一本実施形態の作用及び効果について説明する。
鉄骨梁40は、鉄骨造であるため、例えば、日射を受けると膨張(熱膨張)する。一方、鉄骨梁40は、冷却されると収縮(熱収縮)する。このように鉄骨梁40は、温度変化によって伸縮(熱伸縮)する。この鉄骨梁40の伸縮量は、鉄骨梁40の材軸方向で大きくなる。したがって、鉄骨梁40の端部をコンクリート壁20に固定すると、鉄骨梁40の熱伸縮に伴って、鉄骨梁40の端部等に応力が発生する可能性がある。
この対策として本実施形態では、鉄骨梁40の端部が、コンクリート壁20の受け部22Uに、鉄骨梁40の材軸方向に移動可能に連結されている。具体的には、鉄骨梁40の端部の下側フランジ部40Aには、鉄骨梁40の材軸方向に延びる長孔42が形成されている。この長孔42に、コンクリート壁20の受け部22Uから上方へ突出するアンカーボルト30が挿入されている。
これにより、鉄骨梁40が材軸方向に熱伸縮したときに、長孔42がアンカーボルト30の移動を許容する範囲内で、鉄骨梁40の端部がコンクリート壁20に対して鉄骨梁40の材軸方向に移動する。したがって、鉄骨梁40の端部、及びアンカーボルト30に発生する応力が低減される。
また、前述したように、本実施形態に係るコンクリート構造体の施工方法では、鉄骨梁40の端部に取り付けられたアンカーボルト30が、内側に配置された型枠26内にコンクリートを打設する。これにより、アンカーボルト30が埋設されたコンクリート壁20を形成する。つまり、本実施形態では、コンクリート壁20にアンカーボルト30を埋設する前に、鉄骨梁40の端部にアンカーボルト30を取り付ける。そのため、鉄骨梁40の端部の所定部(所定位置)に、アンカーボルト30を取り付けることができる。
また、本実施形態では、コンクリート壁20に埋設されたアンカーボルト30に鉄骨梁40を取り付ける場合と比較して、アンカーボルト30に鉄骨梁40を取り付け易くなる。したがって、アンカーボルト30の施工性が向上する。
さらに、型枠26内にコンクリートを打設するまでは、アンカーボルト30が型枠26内で移動可能であるため、鉄骨梁40の設置位置を微調整することができる。これにより、鉄骨梁40の建方精度を容易に高めることができる。したがって、鉄骨梁40の施工性が向上する。
このように本実施形態では、コンクリート壁20に埋設されるアンカーボルト30、及びアンカーボルト30に取り付けられる鉄骨梁40の施工性が向上する。
また、本実施形態のアンカーボルト30は、鉄骨梁40に形成された長孔42に挿入された状態で、鉄骨梁40に取り付けられる。この状態で、アンカーボルト30は、コンクリート壁20に埋設される。
ここで、アンカーボルト30は、鉄骨梁40の長孔42に沿って移動可能とされる。そのため、鉄骨梁40は、長孔42がアンカーボルト30の移動を許容する範囲内で、コンクリート壁20の受け部22Uに対して移動可能とされる。
ところで、アンカーボルト30をコンクリート壁20に埋設した後に、鉄骨梁40の長孔42にアンカーボルト30を挿入する場合、鉄骨梁40の施工誤差によっては、長孔42の中心にアンカーボルト30を配置することができず、例えば、長孔42の長手方向の一端側にアンカーボルト30が配置される可能性がある。この場合、アンカーボルト30と長孔42の長手方向の一端との隙間が狭くなり、当該隙間側への鉄骨梁40の移動可能量が減少してしまう。
これに対して本実施形態では、コンクリート壁20にアンカーボルト30を埋設する前に、鉄骨梁40の長孔42にアンカーボルト30を挿入するため、長孔42の中心にアンカーボルト30を配置することができる。この場合、アンカーボルト30と長孔42の長手方向の一端との隙間、及びアンカーボルト30と長孔42の長手方向の他端との隙間が同じになる。
したがって、本実施形態では、アンカーボルト30に対する長孔42の長手方向の両側に、所定の移動可能量(隙間)を確保することができる。これと同様に、本実施形態では、上側滑り材60の長孔62の中心に、アンカーボルト30を配置することができる。
さらに、本実施形態では、型枠26内にコンクリートを打設する前に、アンカーボルト30に滑り構造50を取り付ける。これにより、コンクリート壁20にアンカーボルト30を埋設した後に、アンカーボルト30に滑り構造50を取り付ける場合と比較して、アンカーボルト30に滑り構造50を容易に取り付けることができる。
また、型枠26内にコンクリートを打設する前に、例えば、下側滑り材56及び上側滑り材60の滑り面56A,60Aを互いに接触させることにより、これらの滑り面56A,60Aにコンクリートが付着することが抑制される。したがって、コンクリートによる滑り面56A,60Aの汚損を抑制することができる。
(第二実施形態)
次に、第二実施形態について説明する。なお、第二実施形態において、第一実施形態と同じ構成の部材等には、同符号を付して説明を適宜省略する。
図5には、第二実施形態に係るコンクリート構造体の施工方法によって施工された構造物70が示されている。構造物70は、コンクリート壁80と、鉄骨梁90と、複数のアンカープレート100とを備えている。
コンクリート壁80は、鉄筋コンクリート造とされている。このコンクリート壁80の上端部は、複数のアンカープレート100を介して鉄骨梁90に接合(固定)されている。
(鉄骨梁)
鉄骨梁90は、例えば、図示しない一対の柱に架設されており、これらの柱と共に架構を構成している。この鉄骨梁90は、コンクリート壁80に沿って配置されている。また、鉄骨梁90は、コンクリート壁80の上方に配置されている。これにより、鉄骨梁90の下端とコンクリート壁80の上端との間に隙間Sが形成されている。
鉄骨梁90は、H形鋼によって形成されている。この鉄骨梁90は、一対の下側フランジ部90A及び上側フランジ部90Bと、一対の下側フランジ部90Aと上側フランジ部90Bとを接続するウェブ部90Cとを有している。
(アンカープレート)
下側フランジ部90Aの下面には、複数のアンカープレート100が取り付けられている。複数のアンカープレート100は、矩形状の鋼板等によって形成されている。また、各アンカープレート100は、厚み方向をコンクリート壁80の壁厚方向(鉄骨梁90の幅方向)として配置されている。これらのアンカープレート100は、鉄骨梁90の材軸方向に間隔を空けて配置されている。
アンカープレート100は、鉄骨梁90のウェブ部90Cと連続するように配置されており、その上端部が下側フランジ部90Aの幅方向の中央部に溶接によって接合(固定)されている。このアンカープレート100は、下側フランジ部90Aの下面から下方へ延出し、コンクリート壁80の上部に埋設されている。
アンカープレート100の高さ方向の中間部には、貫通孔102が形成されている。貫通孔102は、アンカープレート100を厚み方向に貫通する円形状の孔とされている。この貫通孔102には、一対の固定ナット106によって、スタッドボルト104が着脱可能に取り付けられている。
具体的には、スタッドボルト104は、アンカープレート100の貫通孔102に挿入されている。このスタッドボルト104には、一対の固定ナット106が取り付けられている。一対の固定ナット106は、アンカープレート100の両側に配置されている。この一対の固定ナット106によって、アンカープレート100を両側から挟み込むことにより、スタッドボルト104がアンカープレート100に着脱可能に固定されている。
スタッドボルト104は、コンクリート壁80の上部に埋設されている。これにより、地震時に、スタッドボルト104を介して、アンカープレート100とコンクリート壁80との間でせん断力が伝達される。なお、スタッドボルト104は、せん断力伝達部材の一例である。
(コンクリート構造体の施工方法)
次に、第二実施形態に係るコンクリート構造体の施工方法の一例について説明する。
(アンカー部材取付工程)
先ず、アンカー部材取付工程について説明する。アンカー部材取付工程では、例えば、工場や現場において、鉄骨梁90の下側フランジ部90Aの下面に、複数のアンカープレート100を溶接によって接合する。
この際、下側フランジ部90Aの下面を上に向けた状態で鉄骨梁90を仮置きすることにより、下側フランジ部90Aの下面に対してアンカープレート100の端部を下向き溶接で溶接することができる。したがって、アンカープレート100の溶接作業が容易となる。
なお、スタッドボルト104は、鉄骨梁90にアンカープレート100を取り付ける前に、アンカープレート100に取り付けても良いし、鉄骨梁90にアンカープレート100を取り付けた後に、アンカープレート100に取り付けても良い。
(構造部材設置工程)
次に、構造部材設置工程について説明する。図6に示されるように、構造部材設置工程では、鉄骨梁90を図示しない一対の柱に架設し、鉄骨梁90を所定位置に設置する。
なお、鉄骨梁90は、一対の柱に架設せず、図示しない複数の支保工等によって鉄骨梁90を仮支持しても良い。
(型枠仮設工程)
次に、型枠仮設工程について説明する。型枠仮設工程では、鉄骨梁90の下面から下方へ延出する複数のアンカープレート100を取り囲むように、鉄骨梁90の下方にコンクリート壁80用の型枠82を仮設する。これにより、鉄骨梁90に取り付けられたアンカープレート100を型枠82の内側に配置する。
なお、型枠82の高さは、型枠82の上端と鉄骨梁90の下端との間に所定の隙間Sが形成されるように設定されている。
(コンクリート打設工程)
次に、コンクリート打設工程について説明する。コンクリート打設工程では、型枠82内に壁筋等を適宜配筋する。この際、鉄骨梁90の材軸方向に隣り合うアンカープレート100の間にも、壁筋等を適宜配筋する。
次に、型枠の上端と鉄骨梁90の下端との隙間Sから、型枠82内にコンクリートを打設し、コンクリートを硬化させる。これにより、アンカープレート100の下部、スタッドボルト104及び一対の固定ナット106が埋設されたコンクリート壁80を形成する。その後、型枠82を脱型する。
なお、アンカー部材取付工程、構造部材設置工程、及び型枠仮設工程の実施順序は、適宜変更可能である。従って、例えば、構造部材設置工程の後に、アンカー部材取付工程を実施しても良い。つまり、鉄骨梁90を所定位置に設置した後に、鉄骨梁90にアンカープレート100を取り付けても良い。
また、例えば、型枠仮設工程の後に、アンカー部材取付工程や構造部材設置工程を実施しても良い。つまり、型枠82の仮設後に、鉄骨梁90を所定位置に設置したり、鉄骨梁90にアンカープレート100を取り付けたりしても良い。この際、鉄骨梁90に取り付けられたアンカープレート100を型枠82内に挿入しても良いし、型枠82内において、鉄骨梁90にアンカープレート100を取り付けても良い。
(作用及び効果)
次に、第二実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係るコンクリート壁80の施工方法によれば、鉄骨梁90に取り付けられたアンカープレート100が内側に配置された型枠82内に、コンクリートを打設する。これにより、アンカープレート100が埋設されたコンクリート壁80を形成する。つまり、本実施形態では、コンクリート壁80にアンカープレート100を埋設する前に、鉄骨梁90にアンカープレート100を取り付ける。そのため、鉄骨梁90の所定部(所定位置)に、アンカープレート100を取り付けることができる。
ここで、比較例として、例えば、コンクリート壁80に埋設されたアンカープレート100の上端部に鉄骨梁90の下側フランジ部90Aの下面を溶接する場合、上向き溶接となるため、施工性が低下する。
これに対して本実施形態では、アンカープレート100をコンクリート壁80に埋設する前に、アンカープレート100を鉄骨梁90に溶接する。そのため、本実施形態では、下側フランジ部90Aの下面を上に向けた状態で鉄骨梁90を仮置きし、この下側フランジ部90Aの下面に対してアンカープレート100の端部を下向き溶接で溶接することができる。したがって、施工性が向上する。
また、型枠82内にコンクリートを打設するまでは、アンカープレート100が型枠82内で移動可能であるため、鉄骨梁90の設置位置を微調整することができる。これにより、鉄骨梁90の建方精度を容易に高めることができる。したがって、鉄骨梁90の施工性が向上する。
このように本実施形態では、コンクリート壁80に埋設されるアンカープレート100、及びアンカープレート100に取り付けられる鉄骨梁90の施工性が向上する。
また、図7に示される比較例のように、鉄骨梁90の下端と型枠110の上端との間に隙間がない場合は、例えば、型枠110の上部にコンクリートの打設口112を形成する必要がある。この場合、型枠110が複雑化する。
これに対して本実施形態では、鉄骨梁90の下端と型枠82の上端との間の隙間Sから、型枠82内にコンクリートを打設することができる。したがって、施工性が向上する。
また、スタッドボルト104は、一対の固定ナット106によってアンカープレート100に取り付けられる。したがって、本実施形態では、アンカープレート100にスタッドボルト104を溶接する場合と比較して、アンカープレート100にスタッドボルト104を容易に取り付けることができる。
また、スタッドボルト104は、一対の固定ナット106によってアンカープレート100に着脱可能に取り付けられる。そのため、スタッドボルト104を交換することにより、スタッドボルトの長さ(全長)を容易に調整することができる。
(変形例)
次に、上記第一実施形態及び第二実施形態の変形例について説明する。なお、以下では、第一実施形態を例に各種の変形例について説明するが、これらの変形例は、第二実施形態にも適宜適用可能である。
上記第一実施形態では、鉄骨梁40の下側フランジ部40Aに形成された長孔42の中心にアンカーボルト30を配置するが、長孔42の中心から外れた位置に、アンカーボルト30を配置しても良い。
また、上記第一実施形態では、鉄骨梁40の端部が、コンクリート壁20の受け部22Uに移動可能に取り付けられるが、鉄骨梁40の端部は、コンクリート壁の受け部22Uに移動不能に取り付けられても良い。また、滑り構造50は、適宜省略可能である。
また、上記第一実施形態では、構造部材が鉄骨梁40とされるが、構造部材は、小梁や、柱、ブレース、壁、基礎、土台等であっても良い。また、構造部材は、鉄骨造に限らず、鉄筋コンクリート造や、鉄骨鉄筋コンクリート造であっても良い。
また、上記第一実施形態では、アンカー部材がアンカーボルト30とされるが、アンカー部材は、例えば、J形アンカーやL形アンカー等の一般的なコンクリートアンカーであっても良いし、異形鉄筋や形鋼、プレート等であっても良い。
また、上記第一実施形態では、コンクリート構造体がコンクリート壁20とされが、コンクリート構造体は、コンクリート梁や、コンクリート柱、コンクリート床、コンクリート基礎、コンクリート土台等であっても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
20 コンクリート壁(コンクリート構造体)
26 型枠
30 アンカーボルト(アンカー部材)
40 鉄骨梁(構造部材)
42 長孔
56 下側滑り材(支持部材)
80 コンクリート壁(コンクリート構造体)
82 型枠
90 鉄骨梁(構造部材)
100 アンカープレート(アンカー部材)

Claims (2)

  1. 構造部材に仮止めではなく取り付けられたアンカー部材の自由端側が内側に配置された型枠内に、前記構造部材の下面との間に隙間が形成されるようにコンクリートを打設し、前記アンカー部材の前記自由端側が埋設されたコンクリート構造体を形成した後、前記型枠を脱型する、
    コンクリート構造体の施工方法。
  2. 構造部材に形成された長孔に挿入された状態で該構造部材に取り付けられるとともに、前記構造部材を滑り支持する支持部材が取り付けられたアンカー部材が内側に配置された型枠内にコンクリートを打設し、前記アンカー部材が埋設されるとともに前記支持部材を介して前記構造部材を支持するコンクリート構造体を形成する、
    コンクリート構造体の施工方法。
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