JP7162735B2 - 発泡体で作られた通水性のある接合部封止テープ - Google Patents

発泡体で作られた通水性のある接合部封止テープ Download PDF

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Description

本発明は、構造接合部を封止するため、特に音および煙に対してならびに任意的に火災に対して封止するための、乾式壁フレームワークの様々な外形寸法のための発泡体で作られた接合部封止テープに関し、当該接合部封止テープは、通水性がある(water-draining)。特に、本発明は、乾式壁の接続接合部、特に拡張接合部の、音響、防煙および/または耐火封止に関し、接合部封止テープは、建設初期段階で設置されるにもかかわらず、接合部封止テープ内の(例えば、雨水によって引き起こされる)保水が減少し、水の通過/水の排出(outlet of water)が加速され、接合部封止テープの完全な乾燥が保証されるように設計される。
接続接合部は通常、異なる建物部品が接触する場合に、形成される。接続接合部は、階間天井、床、および中実壁への接続領域に位置する。重量の負荷や熱の影響により、建物の天井が、上向きまたは下向きに力を加えられる場合がある。乾式壁への損傷を防ぐために、この場合の上部接続接合部は、拡張接合部として設計される。したがって、拡張接合部は、構成要素を遮断して応力亀裂を防ぐ接合部である。天井外形は、天井外形と垂直壁構成要素の間の相対移動が可能な方法で、設計される。
概して、フレームワークの一部であるU外形は、接続構成要素に固定される。石膏ボード自体は、定められた間隔で、接続構成要素に取り付けられる。通常、システムは、石膏ボードと天井の間の隙間に封止される。この目的のために、適切な封止化合物が導入されるか、そうでなければ隙間がミネラルウールで満たされ、表面に封止層が提供される。様々な発泡体および発泡体封止テープを使用してこれらの接合部を封止することも知られており、これは、十分な、動きの吸収を保証する。
特に、発泡体および発泡体封止テープを使用して隙間を封止することには、いくつかの欠点がある。特に、フィルムで囲まれておりかつ建設初期段階で設置される、連続気泡発泡体が使用される場合、ファサードがまだ閉じられていないか、または天井の開口部を通して水が入ることが多いことから、雨水が、製品に接触する可能性がある。水と接触すると、発泡体は、水を吸収する可能性があり、水出口が周囲のフィルムによって障害され、それにより、発泡体が素早く乾燥することが妨げられる。最後に、湿った封止は、建物の構造を損傷する可能性がある。
したがって、本発明の目的は、建設初期段階で設置されたときの雨水の保水/水蓄積を低減し、特に、施されるとすぐに不変の効果的な封止を有し、かつ最大限の拡張吸収における卓越した不透性、および乾式壁フレームワークのU外形の様々な外形幅に使用され得るという能力を有する一方で、水の通過/水の排出を加速し、かつ接合部封止テープが完全に乾燥することを保証する、接合部封止テープを提供することである。
本発明のさらなる目的は、火災時に、2つの構成要素間、特に乾式壁と壁、天井または床などの接続構成要素との間の接合部のより良好な封止を可能にし、したがって、音および/または煙に対するより良好で、かつ耐久性のある封止、ならびに任意的に、より良好で、かつ耐久性のある防火を提供し、わずかな作業労力で信頼性をもって欠陥なく取り付けることができ、建設初期段階で設置されるにもかかわらず、雨水によって引き起こされる接合部封止テープ内の保水/水蓄積を低減し、水の通過/水の排出を加速し、接合部封止テープが完全に乾燥することを保証する、通水性のある構成を提供することである。
以下の本発明の説明から明らかになるこの目的およびさらなる目的は、独立請求項に記載されているように、本発明によって解決される。従属請求項は、本発明の好ましい態様に関する。
本発明は、第1の構成要素と第2の構成要素との間の接合部を封止するための接合部封止テープに関し、細長い接続要素と、互いに隣接して離間されるように、かつ当該接続要素の長手方向に延在するように、当該接続要素に位置する、少なくとも2つの封止要素と、を含み、当該封止要素および当該接続要素が、一体として、連続気泡緩燃性発泡体からなり、かつプラスチックフィルムで包まれており、各封止要素の下側の当該プラスチックフィルムに少なくとも1つの開口部があることを特徴とする。
本発明はさらに2つの隣接する構成要素の間の接合部を封止するための封止構成(sealing arrangement)に関し、少なくとも第1の構成要素と、第2の構成要素と、本発明による接合部封止テープと、を含む、。
本発明の、他のいくつかの目的および特徴は、明白であり、いくつかは、以下で説明される。特に、本発明の主題は、以下の図を参照して詳細に説明される。
本発明の実施例による接合部封止テープの斜視正面図であり、外形キャリア上、封止要素は、中実発泡体外形と、丸い角を有しフィルムによって包まれた長方形外形とを有し、各封止要素の下側のプラスチックフィルムに開口部がある。 本発明のさらなる実施例による接合部封止テープの斜視正面図であり、外形キャリア上、接合部封止テープは、そのパーフォレーションで分離されており、封止要素は、中実発泡体外形と、丸い角を有しフィルムによって包まれた長方形外形とを有し、封止要素の下側のプラスチックフィルムにスリットの形態の開口部がある。
用語は本発明の範囲内で以下のように使用される。
本発明の範囲内で、「ジオメトリ」という用語は、様々な断面タイプおよび断面形状を含む。これは、特に、封止要素が様々な断面タイプおよび断面形状を有することができることを意味する。断面タイプは、とりわけ、丸い外形(丸い断面)、楕円形外形(楕円形断面)、多角形外形(多角形断面)、特に正方形外形(正方形断面)、長方形外形(長方形断面)、平行四辺形外形(平行四辺形の形状の断面)、三角形外形(三角形断面)などとして理解される。しかしながら、丸い角を有する長方形外形など、他のまたは組み合わされた断面形状も考えられ、かつ可能である。断面形状は、とりわけ、中実外形および中空外形として理解される。中実外形は、封止要素が完全に封止材料からなることを意味するのに対し、中空外形は、封止要素が部分的にのみ封止材料からなることを意味する。
「含む(comprise)」、「とともに(with)」、および「有する(have)」という用語は、包含的であることが意図されており、言及されているもの以外の要素も意味し得ることを意味する。
本発明の範囲内で、「膨張(intumescence)」という用語は、熱の作用の下で、例えば火災時に、材料が膨らんで難燃性材料の断熱層を形成すること、すなわち膨張することを意味する。
本発明の範囲内で、「緩燃性発泡体」は、その発泡体を通して火が広がる可能性を与えず、本質的に可燃性でなく、また滴らない発泡体として理解される。
「接合部の上部領域に位置する」とは、封止要素が、特に第1の構成要素に横方向に配置されることを意味する。
「通水性、導水、水排出輸送、水通過輸送、および透水」という用語は、本発明における意味では同義であるし、同義語と見なされるべきである。それらは、接合部封止テープ内の保水/水蓄積が減少すること、または、水が接合部封止テープ内に長期間残らず建物構造の損傷をもたらし得ること、を意味する。
本発明の範囲内で使用される場合、単数形「a」および「an」は、異なる何かが、文脈から曖昧でなく推論されることができるのでない限り、対応する複数形も含む。したがって、例えば、「a」という用語は、別途示されているのでない限り、「1つ以上の」または「少なくとも一つの」を意味することが意図されている。
一態様において、本発明は、第1の構成要素と第2の構成要素との間の接合部を封止するための、通水性のある接合部封止テープに関し、細長い接続要素と、互いに隣接して離間されるように、かつ当該接続要素の長手方向に延在するように、当該接続要素に位置する、少なくとも2つの封止要素と、を含み、当該封止要素および当該接続要素が、一体として、連続気泡緩燃性発泡体からなり、かつプラスチックフィルムで包まれており、各封止要素の下側の当該プラスチックフィルムに少なくとも1つの開口部があることを特徴とする。
さらなる態様では、本発明は2つの隣接する構成要素の間の接合部を封止するための通水性のある封止構成に関し、少なくとも第1の構成要素と、第2の構成要素と、上記の接合部封止テープと、を含み、当該接合部封止テープは、当該接合部の上部領域に位置し、当該接合部を外部から封止するように構成されている。
本発明による接合部封止テープが、特に音および/または煙に対してならびにまた任意的に火災に対して、2つの隣接する構成要素の間の構造接合部を、簡単な方法で、しっかりと封止するのに特に適していることと、接合部封止テープが、特に乾式壁フレームワークのU外形の、様々な外形幅について同時に汎用的に使用できることとが見い出されている。さらに、連続気泡緩燃性発泡体で作られた封止要素の下側の開口部が、建設初期段階で設置されるにもかかわらず、雨水によって引き起こされる接合部封止テープ内の保水/水蓄積を低減し、水の通過/水の排出を加速し、接合部封止テープの完全な乾燥を保証することが分かっている。
接合部封止テープが、様々なU外形幅に使用されることもできるように、接合部封止テープの接続要素は、パーフォレーションを有することができ、かつ/または拡大要素を有することができる。さらに、接合部封止テープの封止要素が所定のジオメトリ、特に丸い角を有する長方形外形を有すると、都合がよい。
したがって、本発明の目的は、通水性のある接合部封止テープを記述することである。さらに、本発明の目的は、接合部封止テープ、特に通水性のある封止構成の、位置付けを記述することである。
細長い接続要素と、互いに隣接して離間されるように、かつ当該接続要素の長手方向に延在するように、当該接続要素に位置する、少なくとも2つの封止要素と、を含み、当該封止要素および当該接続要素が、一体として、連続気泡緩燃性発泡体からなり、かつプラスチックフィルムで包まれている、第1の構成要素と第2の構成要素との間の接合部を封止するための、本発明による通水性のある接合部封止テープは、各封止要素の下側の当該プラスチックフィルムに少なくとも1つの開口部があることを特徴とする。
当該少なくとも1つの開口部により、保水/水蓄積が排出されることが可能になる。この保水/水蓄積は、接合部封止テープが初期に設置されるときの建設現場の雨水、および開いたファサードまたは天井の開口部を通した水との接触によって引き起こされる。連続気泡発泡体を使用する場合、水がしばしば吸い上げられ水出口が周囲のフィルムによって障害され、これにより、発泡体が素早く乾燥することが妨げられる。各封止要素の下側のプラスチックフィルムの少なくとも1つの開口部により、雨水によって引き起こされる接合部封止テープ内の保水が減少し、水の通過/水の排出が加速され、接合部封止テープが完全に乾燥することが保証される。
開口部は、穴またはスリットの形態であることができ、特に好ましくは、角のある穴または丸い穴の形態であることができる。好ましい実施形態では、当該少なくとも1つの開口部は、1~10mm、好ましくは3~7mmの範囲の直径を有し、最も好ましくは、直径は、3mmである。
接合部封止テープの特に好ましい実施形態では、各封止要素の下側に、互いに10~60mm、好ましくは10~50mm、最も好ましくは15~40mmの範囲の距離にある、複数の開口部がある。
開口部は、切断、パンチ、スリット、またはレーザーの手段により、各封止要素の下側に作ることができる。特に、レーザーが、好ましい。レーザーは、特に連続製造で使用される、非接触の精密な方法ステップだからである。特に、レーザーは、材料が取り去られず、製造ラインにチッピングおよび/または他の形態の汚染がなく、発泡体に材料損失がないことを、確実にする。
接合部封止テープの一実施形態では、接続要素は、パーフォレーションを有する。接続要素のパーフォレーションは、好ましくは、接続要素の中央、すなわち、接合部封止テープの長手方向に延在する。このパーフォレーションにより、半分の接合部封止テープ2つを、容易に分離し(引き裂き)、または代わりに引き離すことが、可能になる。分離した半分の接合部封止テープ2つを、工具を使用せずに引き裂いて容易に作り出すことができ、それらは、各々が封止要素を有し、かつ個別の接着テープまたは接着スプレーなどの接着デバイスの手段により、片側封止か、またはより広いU外形、特に10インチ(254mm)を超える外形幅を有するU外形のために、使用されることができる。引き裂かれた後に、何らの追加的な補助もなく直ちに設置できる半分のテープ2つが形成されるように、分離する前に、接合部封止テープに自己接着デバイスを設けることも可能である。したがって、半分の接合部封止テープは、様々な外形寸法に汎用的に使用できる。
第1の構成要素と第2の構成要素との間の接合部を封止するための、本発明による接合部封止テープの封止要素は、所定のジオメトリを有する。すでに上述したように、本発明の範囲内のジオメトリは、様々な断面タイプおよび断面形状を含む。
本発明による封止要素の好ましい断面タイプは、中実外形および中空外形である。中空外形は、閉じたまたは開いた中空外形であり得る。大きい外形肉厚を有する中実外形および中空外形は、必然的に2つの接触する封止要素の当接部に隙間がないという利点を有する。中空外形は、大幅に圧縮できるため、より多くの動きを吸収できる。封止要素が中実外形を有することは、特に好ましい。
本発明による封止要素の好ましい断面形状は、丸い外形、ならびに多角形外形、特に長方形外形、正方形外形、楕円形外形、平行四辺形外形、および三角形外形である。丸い外形および長方形外形が、特に好ましいが、長方形外形が、最も好ましい。しかしながら、封止要素が、接合部封止テープが設置された後に2つの構成要素に隣接し、かつ2つの構成要素の間に存在する接合部を閉じることができる限り、他のまたは組み合わされた断面形状、例えば丸い角を有する長方形外形も考えられ、かつ可能である。封止要素は、好ましくは、接続要素の外縁に位置する。
本発明による接合部封止テープの好ましい実施形態では、封止要素は、丸い外形を有する。
本発明による接合部封止テープのさらなる好ましい実施形態では、封止要素は、楕円形外形を有する。
本発明による接合部封止テープのさらに別の好ましい実施形態では、封止要素は、丸い角を有する長方形外形を、有する。
本発明による接合部封止テープの特に好ましい実施形態では、封止要素は、中実外形および丸い外形を有する。
本発明による接合部封止テープのさらなる特に好ましい実施形態では、封止要素は、中実外形および楕円形外形を有する。
本発明による接合部封止テープのなおさらなる特に好ましい実施形態では、封止要素は、中実外形、および丸い角を有する長方形外形を、有する。
封止要素のジオメトリは、例えば適切な封止材料の定められたサイズへの切断、定められた押出し、または定められたプレスの手段によって、予め製造することができる。そのような断面タイプおよび断面形状の製造は、当業者に知られている。好ましくは、封止要素のジオメトリは、定められたサイズへの切断、または定められた押出しによって、予め製造される。封止要素のジオメトリが押出しによって製造されることは、特に好ましい。
本発明によれば、封止要素および接続要素は、一体として、連続気泡緩燃性発泡体からなる。ポリエチレンおよびポリウレタン発泡体または気泡ゴムなどの一般的な発泡体は、発泡体材料として指定され得る。発泡体は、発泡体の封止性を増大する含浸剤を使用して、含浸されてもよい。煙についての不透性を達成するために、連続気泡封止要素は、プラスチックフィルムで包まれている。
連続気泡緩燃性発泡体の気泡サイズが、0.1~10mmの、好ましくは0.2~5.0mmの、最も好ましくは0.3mmを超える範囲にあると、都合がよい。
封止要素が、気泡ゴムまたはポリウレタン発泡体などの緩燃性発泡体からなる場合、有利であることが、証明されている。緩燃性発泡体の場合、発泡体を通して火が広がる可能性はない。上記の発泡体基材については、本質的な燃焼性は、排除される。火災時に滴りが発生しないことも、有利である。緩燃性発泡体は、500℃~800℃の温度範囲で、なおもその当初の体積の少なくとも20%、少なくとも25%、好ましくは少なくとも30%、20%~60%、20%~40%、好ましくは25%~30%を維持する必要がある。さらに、緩燃性発泡体は、500℃~800℃の温度範囲で、なおもその当初の質量の少なくとも10%、少なくとも20%、好ましくは少なくとも30%、10%~40%、10%~30%、好ましくは15%~20%を維持する必要がある。
さらに、例えば膨張などの防火性が望ましい場合、材料は、適切な添加剤を含有してもよい。火災時などの熱の作用の下で、材料は、膨らんで難燃性材料の断熱層を形成する。体積の大きい断熱層、具体的には灰層は、互いに釣り合い、かつ熱の作用の下で互いに反応する、化合物の混合物の化学反応によって形成され得る。この種のシステムは、化学的膨張(chemical intumescence)として当業者に知られており、本発明に従って使用することができる。あるいは、体積の大きい断熱層は、熱の作用の下で気体を放出する個々の化合物が、膨らむことよって、2つの化合物間の化学反応が、起きることなく、形成されてもよい。この種のシステムは、物理的膨張(physical intumescence)として当業者に知られており、この種のシステムも、本発明に従って使用することができる。これら2つのシステムは各々、単独で、または組み合わせとして一緒に、本発明に従って使用することができる。
本発明による接合部封止テープの特に好ましい実施形態では、連続気泡緩燃性発泡体は、膨張性ポリウレタン材料からなる。
本発明による接合部封止テープの一実施形態では、封止要素は、少なくとも接続要素の外周の一部にわたって、接続要素に堅固に接続されている。これにより、固定領域に大きな負荷がかかっている場合であって封止要素が接続要素から部分的に分離しているときでも、封止要素が接続要素から完全に分離することが防止されるように、接続要素と封止要素の間に堅固な接続が作り出される。
本発明による接合部封止テープのさらなる実施形態では、封止要素は、接続要素の外周全体にわたって、接続要素に堅固に接続されている。このようにして、接続要素への封止要素の最適かつ恒久的な固定が達成され、このことによって、封止要素を接続要素から分離することが、ほとんど不可能になる。
本発明による接合部封止テープの特に好ましい実施形態では、封止要素および接続要素は、連続気泡膨張性ポリウレタン材料からなり、ポリエチレンフィルムによって完全に包まれている。
2つの封止要素の間、より正確には、接続要素の封止要素との2つの接触点の間にある、接続要素の領域は、接続要素のみからなる支持領域を定める。支持領域は、それがU外形のウェブの幅にほぼ対応するような、寸法とされる。これにより、U外形のウェブ上への接合部封止テープの設置、特に位置付けが容易になる。本発明による接合部封止テープの支持領域は、約30mm~約300mmの範囲、好ましくは約50~250mmの範囲、より好ましくは、約90~155mmの範囲の幅を有することが好ましい。本発明による接合部封止テープの支持領域は、2+1/2インチ(64mm)のレールに対して67mm、3+5/8インチ(92mm)のレールに対して95mm、4インチ(102mm)のレールに対して105mm、6インチ(152mm)のレールに対して155mm、8インチ(203mm)のレールに対して206mm、または10インチ(254mm)のレールに対して257mmの幅を有することが特に好ましい。本発明による接合部封止テープの支持領域は、3+5/8インチ(92mm)のレールに対して95mm、または6インチ(152mm)のレールに対して155mmの幅を有することが最も好ましい。
様々な外形寸法、特に支持領域の様々な幅を得るために、本発明による接合部封止テープの接続要素は、少なくとも1つの拡大要素をさらに有することができる。拡大要素は、ループの形態であることが好ましい。拡大要素は、変形可能材料、プラスチックフィルム、織布、不織布など、好ましくはポリエチレンなどのプラスチックフィルムからなる。
この拡大要素は、ループが形成されるように、接続要素の上側または下側に固定される。それは、縫合(sewing)、接着(gluing)、または溶着(welding)、好ましくは溶着よって固定される。ループの寸法は、半分の接合部封止テープ2つを引き離した後、接続要素のパーフォレーションを通って切断することによって、代わりの外形のための所望の幅が作り出されるようなものである。このようにして、分離ステップによって第2の外形寸法を得ることができる。すなわち、接合部封止テープは、同時に例えば3+5/8インチ(92mm)または6インチ(152mm)のレールに対して、使用することができる。
さらに、本発明による接合部封止テープは、ループの形態の1つ以上の追加の拡大要素を有することができる。これらの追加の拡大要素は、述べたところに従ってシームを分離するという手段によって1つの製品で複数の外形幅を対象とすることができるように、ウェルディングのシームを使用して少なくとも1つの拡大要素のループを1回以上分割することにより、得ることができる。特に、2+1/2インチ(64mm)、3+5/8インチ(92mm)、4インチ(102mm)、6インチ(152mm)、8インチ(203mm)、および10インチ(254mm)の外形幅を有する一般的なU外形は、1つ以上の拡大要素の手段によって対象とされ得る。これにより、U外形のウェブ上への接合部封止テープの設置、特に位置付けが容易になる。特定の外形のための接合部封止テープの所望の幅の選択を容易にするために、特定の外形サイズについてのマーキングを拡大要素に提供することができる。しかしながら、拡大要素の柔軟性により、乾式壁フレームワークの他の外形幅のU外形を、本発明による接合部封止テープで覆い、接合部を封止することも可能である。
本発明による接合部封止テープは、製造ラインであまり費用をかけずに製造することもでき、通水性もある、様々な外形サイズおよび用途向けの、汎用製品を提供する。
接合部封止テープ、特に封止要素および接続要素の、寸法および材料は、接合部封止テープの計画されている使用に従って選択される。
概して、封止要素の寸法は、外形タイプおよび使用される材料に応じて、選択される。寸法は、接合部封止テープが、石膏ボードと天井の間の隙間を埋めて天井および石膏ボードに封止的に当接するように、選択されるべきである。石膏ボードの垂直な動きが許されるべきである場合、接合部封止テープは、石膏ボードとの接触が引き裂かれずかつ封止要素と石膏ボードの間に隙間が形成され得ないように、石膏ボードの動きに追従しなければならない。この目的のために、封止要素は、好ましくは、連続気泡発泡体材料からなり、下方への石膏ボードの動きが可能であってその結果としてこれと天井の間の隙間がより大きくなるように、石膏ボードの取付け中に適切に予め圧縮される。このようにして、石膏ボードの動きの予め設定された自由度が封止要素の寸法を決定する。
封止要素は、接続要素の手段を使用して、1つのステップで構成要素上に位置付けられ得る。次に接続要素および/または封止要素が、例えば自己接着層の形態、適切な外形またはその他などの形状にぴったり合ってまたは摩擦によって作用する手段の形態で、乾式壁外形などの構成要素に固定されるための手段を有することも可能であり、例えば接合部封止テープがパーフォレーションにおいて分離され半分の接合部封止テープ2つが得られる場合、任意的に、封止要素の個別の位置付けも可能である。しかしながら、本発明による接合部封止テープは、好ましくは、1つのステップで構成要素上に位置付けられる。
本発明による通水性のある封止構成を作り出すために、本発明による接合部封止テープは、第1の構成要素を取り付ける前に第1の構成要素上に位置付けられ、次に、従来の方法、例えばねじ留めまたは釘留めによって、当該第1の構成要素と一緒に第2の構成要素に固定される。好ましくは、第1の構成要素は、乾式壁フレームワークのフレーム外形、例えばU外形であり、第2の構成要素は、建物の、壁、天井、または床である。特に好ましくは、第1の構成要素は、U外形であり、第2の構成要素は、天井である。この構成では、接合部封止テープは、接合部の上部領域に位置しており、かつ接合部を外部から封止するように構成されている。
乾式構造において接続接合部を封止することの1つの実現性として、接合部封止テープは、外形が天井などの接続構成要素に取り付けられる前に、U外形上に位置付けられ、次に、これと一緒に天井に固定される。さらなる運用において、石膏ボードは、それが1層でも2層でも、端面で封止要素に押し付けられる。これにより、二重ボード構成の場合、2つの石膏ボードが、各々において上縁によって封止要素に接触し、そのようにして接合部を封止する。最大の動きの場合に、封止要素と1つ以上の石膏ボードとの間の隙間の形成なしに石膏ボードの動きを許すために、石膏ボードの取付けの間、封止要素は、圧縮されていなければならない。
この目的のために、封止要素の材料および厚さは各々、封止要素が、石膏ボードの動きを妨げないように、かつ、接合部の最大の幅で、石膏ボードの上縁が、気体に対する十分な封止を確実にするために、なおも封止要素と接触したままであるように、選択される。封止要素の幅は、好ましくは、それが石膏ボード1つの幅の約2倍に一致するように選択される。封止要素の幅が、石膏ボード1つだけの幅に一致する場合に、十分な封止も達成され得ることが分かっている。
接合部封止テープが、U外形上に配置されかつ天井に当接する場合、2つの構成要素の不均一性が補償されることができ、グルーイングなしに簡単に位置付けられることが可能になる。さらに、接合部の間隔は、石膏ボードのその後の位置付けによって、さらには封止材料の選択および/または接合部封止テープのジオメトリ構成によって、制御することができる。
あるいは、石膏ボードが、1つだけ使用される場合、それは、封止要素に当接する方法で下からではなく、代わりに、石膏ボードが封止要素に部分的に重なるような方法で、取り付けられてもよい。それにより、石膏ボードは、部分的に封止要素の上に突出し、封止要素の重なる部分は、U外形と石膏ボードとの間で押される。これにより、特に気体に対して、十分な封止も達成できることが分かっている。不透性および/または滑り性を改善するために、封止テープは、石膏ボードの動きを妨げたりその石膏ボードによって破壊されたりしない、プラスチックフィルムなどの材料の層で一方の側に積層されていてもよい。例として、石膏ボードのための位置付けマーキングは、フィルム上に容易に施され得る。
このタイプの取付けでは、接合部の幅に対して相対的に、動きの吸収の大きな容量が実現できる。さらに、このタイプは、石膏ボードが、間隔を測定する必要なしに封止要素に簡単に取り付けられ得ることから、上記の単一ボードまたは二重ボード構成よりも、取付けしやすい。位置付けマーキングを使用する場合、間隔を測定する必要なしに石膏ボードを取り付けることができる。これに加えて、このタイプの取付けでは、容易に圧縮可能な材料を封止要素に使用する必要がないため、材料の選択において、比較的広範な自由が許される。
さらに特に好ましい代替案では、接合部の封止は、二重ボード構成の場合において、2つの石膏ボードが、2つの石膏ボードのうちの外側(外側の第2の石膏ボードとも呼ばれる)が、内側の石膏ボード(内側の第1の石膏ボードとも呼ばれる)よりも、高く(つまり、天井により近く)取り付けられるような方法で、水平オフセットに取り付けられるときに、達成され得る。この実施形態では、封止要素の厚さは、石膏ボード1つの厚さに一致するように選択される。第1の内側の石膏ボードは、その上縁が封止要素の端面に接触するような方法で取り付けられ、この場合、封止要素を予め圧縮することは、ゼロであるか、ほとんど必要ない。第2の外側の石膏ボードは、水平オフセットに取り付けられる。つまり、第2の外側の石膏ボードは、封止要素に部分的に重なるように、第1の内側の石膏ボードよりも高く取り付けられる。この場合、外側の第2の石膏ボードと封止要素の間の隙間を、特に気体に対して、封止するために、封止要素と石膏ボードは、互いに封止的に当接するべきである。このようにして、封止は、封止要素と、天井、壁または床などの第2の構成要素との間、および封止要素と外側の第2の石膏ボードとの間で、達成される。
天井、壁または床などの第2の構成要素と外側の第2の石膏ボードとの間には、空の隙間が、残る。第2の構成要素の、または石膏ボードの垂直な動きの場合、この隙間は、完全に動きを吸収する能力がある。
外側の第2の石膏ボードが封止要素とどの程度まで重なるか(オフセットのサイズ)に依存して、他の方向の動きも、吸収され得る。この場合、第2の石膏ボードと接合部封止テープとの間に、依然として重なりが確保されることが、重要である。好ましくは、したがって、封止要素の寸法は、その厚さが、いくらか、石膏ボード1つの厚さよりも大きく、その高さが、いくらか、構成要素の許容可能な最大の動き(接合部の最大幅)よりも覆うように、選択される。
封止要素の厚さが石膏ボードの厚さよりも大きいということが理由で、石膏ボードは、封止要素に押し付けられかつ取り付けられている間にいくらか圧縮され、その結果、封止要素と石膏ボードの間の隙間は、特に気体に対して、信頼性をもって封止される。
外側の第2の石膏ボードの接合部の正確な寸法を、より容易に設定するために、位置付けマーキングと呼ばれるマーキングが、接合部封止テープ上に横方向に作られてもよい。不透性および/または滑り性を改善するために、封止テープは、石膏ボードの動きを妨げたりその石膏ボードによって破壊されたりしない、プラスチックフィルムなどの材料の層で一方の側に積層されていてもよい。例として、外側の第2の石膏ボードのための位置付けマーキングは、フィルム上に容易に施され得る。
このタイプの取付けでは、接合部の幅に対して相対的に、動きの最大限の吸収が実現できる。さらに、このタイプは、非常に取付けしやすい。第一に、第1の石膏ボードが、間隔を測定する必要なしに、封止要素に接触して簡単に取り付けられ得るからである。第二に、特に位置付けマーキングを使用する場合、間隔を測定する必要なしに、第2の石膏ボードも取り付けられ得る。さらに、このタイプの取付けによって、封止要素の材料の選択において、可能な限り広範な自由が達成される。これら封止要素は、わずかしか圧縮されず、したがって封止要素の圧縮可能性についてわずかな要件しか課されないからである。
本発明によれば、接合部封止テープは、1つの構成要素が別の構成要素と接触する、すべての種類の接続接合部に使用することができる。したがって、接合部封止テープは、すべての外形に使用され得、接続面で封止されなければならない閉じた外形または木製の梁にさえ、使用され得る。特に、接合部封止テープは、台形/波形の金属シートを封止するため、または床から壁まで封止するためにも使用でき、この場合、その接合部封止テープは、特に乾燥の改善を可能にする。
したがって、接合部封止テープの特に好ましい用途は、乾式構造における外形の封止に関し、第1の構成要素は、天井、床もしくは壁の外形、または乾式構造要素の金属もしくは木のフレームワークであり、第2の構成要素は、建物要素、例えば組積構造またはコンクリート建物要素の、床、天井または壁である。外形は、それがスリット付きまたはスリットなしのウェブを有するか、スリット付きまたはスリットなしのフランジを有するかに関係なく、乾式構造に一般的に使用される外形のいずれかであり得る。さらなる構成要素は、外形に密接に当接しておりかつフレームワークに固定されている、石膏ボードである。例えば地震時に、石膏ボードの垂直な動きを許すために、石膏ボードは、壁、床または天井から間隔をおいて垂直に動けるように、取り付けられる。これにより、石膏ボードと壁、床または天井との間に、隙間(本明細書において接合部とも呼ばれる)が、形成される。この接合部は、封止要素が、音および/または煙に対して、ならびに接合部封止テープの材料に応じて任意的に火災に対しても、接合部を封止するように、接合部封止テープの封止要素によって埋められる。
本発明の技術的範囲を制限することなく、本発明は、接合部封止テープの特別な実施例に基づいてより詳細に説明される。これらの実施例では、接合部封止テープは、乾式壁の接続接合部に施される。封止テープが、他のタイプの構造接合部にも施され得ることは、当業者に明らかである。
図1は、本発明による、外形キャリア7上の接合部封止テープ1の好ましい実施例の斜視正面図を示す。図1aの接合部封止テープ1は、接続要素2の外縁に位置付けられた2つの封止要素3aおよび3bを有する。封止要素3aおよび3bは、丸い角を有する長方形外形および中実外形を有し、接続要素2は、封止要素3aおよび3bに横方向に位置付けられている。さらに、封止要素3aおよび3bならびに接続要素2は、一体に作られ、防火添加剤を含有し得る連続気泡緩燃性発泡体からなる。接合部封止テープ1は、プラスチックフィルム4によって完全に包まれており、任意的に、接合部封止テープ1の長手方向にパーフォレーション(P)(図示せず)を有する。各封止要素3aおよび3bの下側において、プラスチックフィルム4にレーザー穴の形態の開口部5がある。
図2は、本発明のさらなる実施例による、外形キャリア上の接合部封止テープの斜視正面図を示し、接合部封止テープは、そのパーフォレーションで分離されており、封止要素は、中実発泡体外形と、丸い角を有しフィルムによって包まれた長方形外形とを有し、封止要素の下側のプラスチックフィルムにスリットの形態の開口部がある。分離後、半分の接合部封止テープ2つは各々、封止要素3aまたは3b(図示せず)を有し、各々が、接続要素2の部分2aまたは2b(図示せず)を有し、各々部分的にプラスチックフィルム4によって包まれている。封止要素3aの下側において、プラスチックフィルム4に作られたスリットの形態の開口部5がある。
接合部封止テープの切断縁の雨試験(rain test)
テスト手順:接合部封止テープの端面を、少なくとも24時間、水流(0.5l/min)にさらす。次に、重量の増加を通して、吸水g/timeを、測定し、水の水平広がりcm/timeを、建物湿度センサを使用して確認し、7日を超える観察期間の後、乾燥の手段によって、水放出を、測定する(水放出=乾燥g/time)。
下方位置(封止要素の下側)のフィルムの開口部は、上記パラメータのすべてにプラスの影響を与えた。開口部には、ある特定の開口部サイズがあることが観察された。理想的には、おおよそ、少なくとも1mm、好ましくは3mmの直径が、有利である。開口部間の距離は、60mmを超えるべきでなく、好ましくは10~40mmの範囲である。スリット状の開口部は、水の経路が延ばされるから、水の広がりに関して、時としてさらにより良い結果を示す。これにより、疎水性発泡体の場合、吸引効果が妨げられる。毛管力の手段による拡張も、妨げられる。理想的には、これらの方策は、可能な限り大きな細孔を有する、疎水性発泡体および/または連続気泡発泡体と組み合わされる。気泡のサイズは、多かれ少なかれ通水性に影響を与える。この文脈での最良の結果は、連続気泡発泡体材料の、0.3mmを超える気泡サイズを使用して達成された。使用された気泡安定剤も、気泡サイズおよび気泡壁の性質、さらには気泡構造および疎水性発泡体特性に影響を与える可能性がある、有利な効果を有していた。
雨試験は、本発明による接合部封止テープが、より少ない水を吸収することと、切断縁での吸水と排出開口部を介した放水との間のバランスが、非常に素早く確立されることと、開口部が、より小さく、より短い、水の水平広がりを引き起こすことと、接合部封止テープが、大幅により良い乾燥挙動を有することと、接合部封止テープに含有される空気が、石膏ボードを取り付ける時に非常に容易に発泡体から逃げることができることと、根本的に、発泡体が水を吸い上げた場合、水があらゆる場所で流出することができるから、その水が、非常に簡単に外へ輸送されることができることと、を示した。
上記の説明から明白なように、本発明による通水性のある接合部封止テープは、特に音および/または煙に対してならびにまた任意的に火災に対して、2つの隣接する構成要素の間の構造接合部を、簡単な方法で、しっかりと封止するのに特に適しており、かつ様々な外形幅について同時に汎用的に使用できる。特に、本発明によるものが、乾式壁の接続接合部、特に拡張接合部の、音響、防煙および/または耐火封止を保証することと、建設初期段階で設置されるにもかかわらず、接合部封止テープ内の、雨水によって引き起こされる保水/水蓄積が減少し、水の通過/水の排出が加速され、かつ接合部封止テープの完全な乾燥が保証されることと、が示されている。
さらに、本発明による接合部封止テープは、乾式壁フレームワークのU外形の様々な外形幅、特に通常の外形幅2+1/2インチ(64mm)、3+5/8インチ(92mm)、4インチ(102mm)、6インチ(152mm)、8インチ(203mm)、および10インチ(254mm)に、汎用的に使用できる。本発明による接合部封止テープは、製造ラインであまり費用をかけずに製造することもできる、様々な外形サイズおよび用途向けの、汎用製品を提供する。
さらに、施工については、非常に取付けしやすい。接合部封止テープの、例えば外形または天井への、追加の固定が必要ないからである。構成要素に外形を取り付けるときの接合部封止テープのセルフセンタリングによって、例えば接合部封止テープを外形に精密に合わせることも、必要ない。したがって、取付けは、考えられるところでは容易であり、接合部封止テープを取り付けるための作業労力が、大きく削減される。したがって、本発明は、2つの構成要素間の、特に乾式壁フレームワークの外形と、天井、壁または床などの隣接する構成要素との間の接合部の、しっかりとした信頼性のある封止を達成する。これに関連して、両側封止が、予め製造された封止要素を提供することにより、1つだけの操作で達成できる。
さらに、本発明による接合部封止テープを使用して卓越した不透性を達成できることが、示されている。封止材料および/またはジオメトリ構成を選択することによって、封止要素の良好な圧縮可能性が、追加的な補助なしに確保されるからである。封止材料および/またはジオメトリ構成を適切に選択することにより、本発明は、当該予め圧縮することを達成するために、石膏ボードと接続構成要素との間に正確な間隔を、追加的な補助なしに設定することも可能にする。
さらに、本発明による接合部封止テープを使用すると、1つの構成要素が別の構成要素上に配置されてすぐに、構成要素表面の不均一性をしっかりと封止できる。接合部封止テープの封止要素が、1つの構成要素の表面に、かつ同時に他の構成要素の側面に、十分に堅く押し付けられるからである。
上記を考慮すると、本発明の目的が解決されたことは、明白である。本発明の技術的範囲から逸脱することなく上記の接合部封止テープに様々な修正をすることができるから、上記の説明に含まれるすべての主題は、例示的なものとして、かつ限定的な意味でなく解釈されることが、意図されている。

Claims (14)

  1. 第1の構成要素と第2の構成要素との間の接合部を封止するための接合部封止テープ(1)であって、細長い接続要素(2)と、互いに隣接して離間されるように、かつ前記接続要素の長手方向に延在するように、前記接続要素(2)に位置する、少なくとも2つの封止要素(3a、3b)と、を含み、前記封止要素(3a、3b)および前記接続要素(2)が、一体として、連続気泡緩燃性発泡体からなり、かつプラスチックフィルム(4)で包まれている接合部封止テープ(1)において、
    各封止要素(3a、3b)の下側の前記プラスチックフィルム(4)に複数の開口部(5)があり、前記複数の開口部(5)はスリットであり、各封止要素(3a、3b)の前記下側に、互いから10~80mmの範囲の距離で配置されている
    ことを特徴とする接合部封止テープ。
  2. 前記接続要素(2)はパーフォレーション(P)を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の接合部封止テープ。
  3. 前記封止要素(3a、3b)は前記接続要素(2)の外縁に位置する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の接合部封止テープ。
  4. 前記封止要素(3a、3b)は、少なくとも前記接続要素(2)の外周の一部にわたって、前記接続要素(2)に堅固に接続されている、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の接合部封止テープ。
  5. 前記封止要素(3a、3b)は、丸い外形、楕円形外形、または丸い角を有する長方形外形を有する、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の接合部封止テープ。
  6. 前記連続気泡緩燃性発泡体は膨張性ポリウレタン材料からなる、ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1つに記載の接合部封止テープ。
  7. 前記封止要素(3a、3b)および前記接続要素(2)は連続気泡膨張性ポリウレタン材料からなり、かつポリエチレンフィルム(4)で完全に包まれている、ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1つに記載の接合部封止テープ。
  8. 前記接続要素(2)は少なくとも1つの拡大要素(6)をさらに含む、ことを特徴とする請求項1~7のいずれか1つに記載の接合部封止テープ。
  9. 前記拡大要素はループの形態である、ことを特徴とする請求項8に記載の接合部封止テープ。
  10. 前記拡大要素は、変形可能材料、プラスチックフィルム、織布、または不織布からなる、ことを特徴とする請求項8または9に記載の接合部封止テープ。
  11. 前記封止要素(3a、3b)への前記接続要素(2)の2つの接触点の間にある支持領域は、30mm~300mmの範囲の幅を有する、ことを特徴とする請求項1~10のいずれか1つに記載の接合部封止テープ。
  12. 少なくとも第1の構成要素(7)と、第2の構成要素(9)と、請求項1から11のいずれか1つに記載の接合部封止テープ(1)と、を含む、2つの隣接する構成要素の間の接合部を封止するための封止構成であって、
    前記封止要素(3a、3b)は、前記接合部の上部領域に位置し、かつ前記接合部を外部から封止するように構成されている、
    ことを特徴とする、封止構成。
  13. 前記封止要素(3a)および(3b)は前記第1の構成要素(7)に横方向に配置されている、ことを特徴とする請求項12に記載の封止構成。
  14. 前記第1の構成要素(7)は、乾式壁のフレーム外形であり、前記第2の構成要素(9)は、建物の壁、天井、または床である、ことを特徴とする請求項12または13に記載の封止構成。
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