JP7159930B2 - 制御装置用架台および制御装置取替方法 - Google Patents

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Description

この発明は、制御盤や配電盤、リレー盤などの制御装置を載置する制御装置用架台および、この制御装置用架台に載置された制御装置を取り替える制御装置取替方法に関する。
例えば、寿命や故障などにより、既設の制御盤を新たな制御盤に取り替える(据え替える)際に、配電盤室が狭いため、あるいは各種機器や設備などが密集しているために、新たな制御盤を設置するスペースを配電盤室内に確保できない場合がある。このような場合、従来、既設の制御盤の配置スペースに新たな制御盤を設置していた。すなわち、既設の制御盤を設置床から持ち上げて(嵩上げして)、既設の制御盤と設置床との間に空間を形成する。そして、この空間を介して、設置床下からの新ケーブルを新たな制御盤に接続し、既設の制御盤を配置スペースから撤去した後に、新たな制御盤を配置スペースに設置していた。
しかしながら、既設の制御盤を設置床から持ち上げるため、既設の制御盤に接続されているすべてのケーブルも持ち上げられる。すなわち、持ち上げるだけの余長が、全ケーブルに必要となり、ケーブルに余長がない場合には、この方法を用いることができない。さらに、既設の制御盤を設置床から持ち上げるため、既設の制御盤と天井との間に隙間を要し、持ち上げるだけの隙間がない場合には、この方法を用いることができない。
このため、既設の制御盤を持ち上げることなく、既設の制御盤の配置スペースに新たな制御盤を設置できるようにする制御装置用架台が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この制御装置用架台は、四角い枠状で、前面側の一辺が対向する一辺に対して進退動自在な可動辺であり、この可動辺を対向する一辺側から後退させると、この可動辺と制御盤の側壁との間にケーブルを挿通可能な余剰開口部が形成されるものである。
特開2015-82877号公報
ところで、上記特許文献1に記載の制御装置用架台では、既設の制御盤が載置されている状態、つまり、制御装置用架台に荷重がかかっている状態で可動辺を動かす必要があるため、可動辺を動かすことが困難な場合がある。また、ケーブルを余剰開口部に通し可動辺を乗り越えて新たな制御盤に接続しなければならず、ケーブルを複雑に曲げる必要があり、取り回しが煩雑で手間を要するばかりでなく、ケーブルの曲率半径を確保するために広いスペースを要する場合がある。
そこで本発明は、原位置で既設の制御装置(既設制御装置)を新たな制御装置(新設制御装置)により容易かつ確実に取り替えることを可能にする、制御装置用架台および制御装置取替方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、断面が略四角い筒状体で水平に延びて設置床に設置される架台本体を備え、制御装置を載置する制御装置用架台であって、前記架台本体の正面側の垂直面部の上下縁よりも内側に、前記制御装置に接続されるケーブル群を挿入可能な正面側開口が形成され、前記架台本体の背面側の垂直面部の上下縁よりも内側に、前記ケーブル群を挿入可能な背面側開口が形成され、前記架台本体の上面側の水平面部に、前記正面側開口と前記背面側開口とに連通する上面側開口が形成され、前記正面側開口を開閉する正面側開閉蓋と、前記上面側開口を開閉する上面側開閉蓋と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の制御装置用架台において、前記正面側開口と前記背面側開口の大きさは、2台の前記制御装置分の前記ケーブル群を挿入可能に設定されている、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の制御装置用架台において、前記正面側開閉蓋は、下端部に設けられたヒンジを中心に回転することで前記正面側開口を開閉する、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1~3のいずれか1項に記載の制御装置用架台に載置された既設制御装置を、新設制御装置に取り替える制御装置取替方法であって、前記正面側開閉蓋を開けて、前記新設制御装置用の前記ケーブル群を前記設置床下から前記背面側開口および前記正面側開口を通して、前記新設制御装置に接続するケーブル接続ステップと、前記既設制御装置に接続されている前記ケーブル群を前記既設制御装置から取り外し、前記既設制御装置を撤去する撤去ステップと、前記上面側開閉蓋を開けて、前記新設制御装置に接続されている前記ケーブル群を前記上面側開口に通しながら、前記既設制御装置が設置されていた位置に前記新設制御装置を移動する移動ステップと、を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、請求項4に記載の制御装置取替方法のように、新設制御装置用のケーブル群(新設ケーブル群)を設置床下から背面側開口および正面側開口を通して新設制御装置に接続し、既設制御装置に接続されているケーブル群(既設ケーブル群)を既設制御装置から取り外して既設制御装置を撤去し、新設ケーブル群を上面側開口に通しながら既設制御装置の設置位置に新設制御装置を移動することで、既設制御装置と同じ位置つまり原位置に新設制御装置を設置することできる。
しかも、新設ケーブル群を架台本体の背面側開口と正面側開口を通して、新設制御装置に接続するため、新設ケーブル群を複雑に曲げる必要がなく、煩雑な取り回しや広いスペースを要しない。また、正面側開口を開閉する正面側開閉蓋と、上面側開口を開閉する上面側開閉蓋とを備えるため、架台本体内や設置床下などに工事端材やゴミなどが入るのを防止することができる。しかも、架台本体の垂直面部の上下縁よりも内側、つまり、制御装置や設置床に直接接しない部位に正面側開口が形成されているため、正面側開閉蓋で正面側開口を容易に開閉することができる。このようにして、同じ設置位置で既設制御装置と新設制御装置を容易かつ確実に取り替えることが可能となる。
請求項2の発明によれば、2台の制御装置分のケーブル群を挿入できるように、正面側開口と背面側開口の大きさが設定されているため、より容易に取替作業を行うことが可能となる。例えば、必要に応じて、新設ケーブル群と既設ケーブル群を正面側開口と背面側開口に挿入することで、より容易に取替作業を行うことが可能となる。つまり、作業状況や環境などに応じた柔軟な作業が可能となる。
請求項3の発明によれば、正面側開閉蓋を下端部のヒンジを中心に回転させて正面側開口を開けた状態で、正面側開口の下方に正面側開閉蓋が位置するため、正面側開閉蓋が邪魔にならず、より容易に取替作業を行うことが可能となる。しかも、正面側開閉蓋を回転させるだけで正面側開口を開閉できるため、容易かつ迅速な開閉が可能となる。
この発明の実施の形態に係る制御装置用架台を示す平面図(a)と正面図(b)である。 図1の制御装置用架台の正面側開閉蓋と上面側開閉蓋を開けた状態を示す平面図(a)と正面図(b)である。 図1のA-A断面図(a)と、図2のB-B断面図(b)である。 図2のC-C断面図である。 図1の制御装置用架台を複数配設した組架台を示す平面図(a)と正面図(b)である。 図1の制御装置用架台を用いた制御装置取替方法において、新設制御盤を仮設した状態を示す概念図である。 図6に続いて、新設制御盤に新設ケーブル群を接続した状態を示す概念図である。 図7に続いて、既設制御盤を撤去した状態を示す概念図である。 図8に続いて、新設制御盤を移動した状態を示す概念図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1~図9は、この発明の実施の形態を示し、図1は、この実施の形態に係る制御装置用架台1を示す平面図(a)と正面図(b)であり、図2は、制御装置用架台1の正面側開閉蓋3と上面側開閉蓋4を開けた状態を示す平面図(a)と正面図(b)である。この制御装置用架台1は、制御装置を載置するチャネルであり、後述するように、既設制御盤(既設制御装置)100と同じ設置位置に新設制御盤(新設制御装置)200を設置することを可能にするものである。
ここで、既設制御盤100と新設制御盤200とは構造や大きさなどが同等で、筐体状のキャビネット内に各種の制御機器や部材などが収容されている。また、キャビネットには底板が設けられておらず開口が形成され、この開口から後述するケーブル群(複数のケーブル)110、210などをキャビネット内に引き込んだり、上面側開閉蓋4を開閉したりできるようになっている。
制御装置用架台1は、主として、架台本体2と、正面側開閉蓋3と、上面側開閉蓋4と、を備える。
架台本体2は、断面が略四角い筒状体・中空体で、水平に延びて設置床Fに設置されるものである。すなわち、断面が略四角い中空の鋼材で構成され、図3に示すように、底面部(下面側の水平面部)24が設置床Fに接してアンカーボルト20で設置される。そして、後述するようにして制御盤100、200が載置された状態で、正面部(正面側の垂直面部)21が外に面して制御盤100、200の壁面(例えば、正面)とほぼ面一に位置し、背面部(背面側の垂直面部)22が制御盤100、200の内側に位置し、上面部(上面側の水平面部)23が制御盤100、200の真下に位置する。
この架台本体2の正面部21の上下縁よりも内側に、図1に示すように、制御盤100、200に接続されるケーブル群110、210を挿入可能な正面側開口2Aが形成されている。すなわち、横長の長方形状の正面部21の上辺よりも低く下辺よりも高い領域内に、横長の長方形状・窓孔状の正面側開口2Aが形成されている。同様に、架台本体2の背面部22の上下縁よりも内側に、ケーブル群110、210を挿入可能な背面側開口2Bが形成されている。すなわち、横長の長方形状の背面部22の上辺よりも低く下辺よりも高い領域内に、横長の長方形状の背面側開口2Bが形成されている。
この正面側開口2Aと背面側開口2Bとは、同じ形状、大きさで同位置に対向して形成され、その大きさは、2台の制御盤分のケーブル群を同時に挿入可能に設定されている。すなわち、この実施の形態では、既設制御盤100の既設ケーブル群110と新設制御盤200の新設ケーブル群210とを同時に挿入できるように、正面側開口2Aと背面側開口2Bの大きさ、形状および架台本体2の高さが設定されている。
また、架台本体2の上面部23には、図2に示すように、正面側開口2Aと背面側開口2Bとに連通する上面側開口2Cが形成されている。すなわち、正面側開口2Aの上縁・上辺と背面側開口2Bの上縁とを繋いで一体的な開口になるように、上面側開口2Cが形成されている。この上面側開口2Cは、正面側開口2Aと背面側開口2Bの水平方向(架台本体2の長手方向)の中央部に形成され、水平方向の長さは、後述するように、正面側開口2Aと背面側開口2Bに対してケーブル群110、210を出し入れする際に、円滑に行えるように設定されている。ここで、この実施の形態では、上面側開口2Cの両側に位置する上面部23の部位に、制御盤100、200が当接して支持されるようになっている。
正面側開閉蓋3は、正面側開口2Aを開閉する蓋であり、下端部に設けられたヒンジ31を中心に回転することで正面側開口2Aを開閉する。すなわち、鋼板で構成され、正面側開口2Aと略同じ形状、大きさで、正面側開口2A内に嵌合するように形成されている。そして、正面側開閉蓋3の下端部・下辺部と正面側開口2Aの下縁部とを連結するようにヒンジ31が取り付けられ、このヒンジ31を中心に正面側開閉蓋3が回転することで正面側開口2Aを開閉するようになっている。また、正面側開閉蓋3の左右上部の角部には、後述する正面蓋固定ネジ33を挿入するための挿入孔が形成されている。
一方、図2および図4に示すように、正面側開口2Aの左右上部の角部には、正面部21の裏面から取り付けられた蓋固定板32が、正面側開口2A側に突出して配設され、この蓋固定板32にはネジ孔32aが形成されている。そして、図1に示すように、正面側開閉蓋3を閉じて、正面側開閉蓋3の左右上部の角部から正面蓋固定ネジ33をネジ孔32aに螺合することで、正面側開口2Aの閉状態が維持され、正面蓋固定ネジ33を外すことで正面側開閉蓋3を開けられるものである。
上面側開閉蓋4は、上面側開口2Cを開閉する蓋であり、鋼板で構成され、上面側開口2Cの外形状とほぼ同形状に形成されている。すなわち、図1に示すように、断面が略コ字状で、上面側開口2Cを塞いだ状態で上面部23と面一になる蓋上面部4aと、この蓋上面部4aの両端縁から垂直に延びて正面部21と背面部22と面一になる蓋側面部4bと、を有する。また、蓋上面部4aの長手方向の両端から延びる蓋取付部41が設けられ、この蓋取付部41には、後述する上面蓋固定ネジ43を挿入するための挿入孔が形成されている。
一方、上面側開口2Cの長手方向の両端部周辺において、図2に示すように、上面部23の一部が切り取られて、正面部21の一部である正面端部211と、背面部22の一部である背面端部221とが形成されている。さらに、正面端部211と背面端部221との間を架設するように被取付部42が取り付けられ、図4に示すように、この被取付部42の上面は、正面端部211と背面端部221の上縁と面一となっている。また、被取付部42にはネジ孔42aが形成されている。
そして、図1に示すように、両蓋取付部41を両被取付部42に載せて上面側開閉蓋4を閉じて、両蓋取付部41から上面蓋固定ネジ43をネジ孔42aに螺合することで、上面側開口2Cの閉状態が維持され、上面蓋固定ネジ43を外すことで上面側開閉蓋4を開けられるものである。
次に、このような構成の制御装置用架台1の作用および、この制御装置用架台1を使用した制御装置取替方法について説明する。
まず、この実施の形態では、図5に示すように、制御装置用架台1が複数配設されて組架台10が構成され、この組架台10上に複数の既設制御盤100が設置され、そのうちの1台の既設制御盤100を新設制御盤200に取り替える場合について、以下に説明する。ここで、組架台10は、同じ高さである、制御装置用架台1と、断面が略四角い中空の背面架台5と、断面がL字状の縦架台61~63と、を複数格子状(碁盤の目状)に配設して構成されている。
具体的には、制御装置用架台1は、組架台10の四角い外枠の前面側と背面側に配設され、背面架台5は、組架台10の枠内であって各制御装置用架台1に対向して配設されている。そして、対向する一対の制御装置用架台1と背面架台5とで挟まれた領域が、制御盤100、200が配置される配置スペースSとなる。この実施の形態では、6つの配置スペースSが設けられている。また、背面架台5は着脱自在で、対向する背面架台5間の床下には、ケーブルなどを敷設するためのピットが設けられている。
第1の縦架台61は、組架台10の四角い外枠の左右側に配設され、第2の縦架台62は、隣接する配置スペースS間に2つ並列して配設され、第3の縦架台63は、端面が対向する第2の縦架台62間に2つ並列して配設されている。この第3の縦架台63は、ボルト、ナットなどによって、隣接する第2の縦架台62に着脱自在に連結されている。そして、既設制御盤100の正面と制御装置用架台1の正面部21とが、ほぼ面一に位置して既設制御盤100が設置されているものとする。
まず、図6に示すように、既設制御盤100の周辺の空スペース、例えば、前面側のスペースに新設制御盤200を仮置きする。このとき、開口201aが設けられた仮架台201の上に新設制御盤200を載置し、新設制御盤200の下面と設置床Fとの間に空間を設け、後述する新設ケーブル群210を配設できるようにする。また、仮架台201の高さは、制御装置用架台1の高さよりもやや高いことが望ましく、これにより、後述する移動ステップを容易、円滑に行うことが可能となる。
続いて、ケーブル接続ステップとして、図7に示すように、制御装置用架台1の正面側開閉蓋3を開けて、新設ケーブル群210を新設制御盤200に接続する。すなわち、ピットからの新設ケーブル群210を既設制御盤100の真下(配置スペースS)の床下から引き上げて、背面側開口2B、正面側開口2Aおよび仮架台201の開口201aを通して新設制御盤200の制御機器などに接続する。このとき、取替対象の配置スペースSつまり既設制御盤100の位置などに応じて第3の縦架台63を取り外すことで、ピットからの新設ケーブル群210を容易、円滑に既設制御盤100側に取り回すことができる。
その後、既設制御盤100から新設制御盤200に通電を切り替えて、既設制御盤100を通電停止状態とし、新設制御盤200を通電可能状態とする。これにより、既設ケーブル群110は非通電状態となる。
次に、撤去ステップとして、図8に示すように、既設制御盤100に接続されている既設ケーブル群110を既設制御盤100から取り外し、既設制御盤100を撤去する。すなわち、既設ケーブル群110を既設制御盤100の制御機器などから取り外し、床下に引き下ろしてピットから撤去する。あるいは、取り外した既設ケーブル群110を背面側開口2Bと正面側開口2Aを通して床上に引き出す。その後、既設制御盤100内の制御機器などを取り外して、できるだけ既設制御盤100を軽量な状態にし、既設制御盤100を水平に移動させて制御装置用架台1および背面架台5(配置スペースS)から移動、撤去する。
続いて、移動ステップとして、図9に示すように、既設制御盤100が設置されていた配置スペースSに新設制御盤200を移動する。すなわち、上面側開閉蓋4を開け、新設ケーブル群210を上面側開口2Cに通しながら、新設制御盤200を制御装置用架台1側に移動して、新設制御盤200を水平移動させて(横滑りさせて)制御装置用架台1および背面架台5の上に載置する。そして、新設ケーブル群210の余長を引っ張ってピット内に収納して、正面側開閉蓋3と上面側開閉蓋4を閉めるものである。
以上のように、この制御装置用架台1および制御装置取替方法によれば、新設ケーブル群210を設置床Fの下から背面側開口2Bおよび正面側開口2Aを通して新設制御盤200に接続し、既設ケーブル群110を既設制御盤100から取り外して既設制御盤100を撤去し、新設ケーブル群210を上面側開口2Cに通しながら既設制御盤100の設置位置(配置スペースS)に新設制御盤200を移動することで、既設制御盤100と同じ位置つまり原位置に新設制御盤200を設置することできる。
しかも、新設ケーブル群210を架台本体2の背面側開口2Bと正面側開口2Aを通して、新設制御盤200に接続するため、新設ケーブル群210を複雑に曲げる必要がなく(制御装置用架台1を乗り越えたりする必要がなく)、煩雑な取り回しや広いスペースを要しない。また、正面側開口2Aを開閉する正面側開閉蓋3と、上面側開口2Cを開閉する上面側開閉蓋4とを備えるため、架台本体2内や床下などに工事端材やゴミなどが入るのを防止することができる。しかも、架台本体2の正面部21の上下縁よりも内側、つまり、制御盤100、200や設置床Fに直接接しない部位に正面側開口2Aが形成されているため、正面側開閉蓋3で正面側開口2Aを容易に開閉することができる。このようにして、同じ設置位置で既設制御盤100と新設制御盤200を容易かつ確実に取り替えることが可能となる。
また、2台の制御盤分のケーブル群を挿入できるように、正面側開口2Aと背面側開口2Bの大きさ、架台本体2の高さが設定されているため、より容易に取替作業を行うことが可能となる。例えば、上記のように、必要に応じて、新設ケーブル群210と既設ケーブル群110を同時に正面側開口2Aと背面側開口2Bに挿入することで、より容易に取替作業を行うことが可能となる。つまり、作業状況や環境などに応じた柔軟な作業が可能となる。
さらに、正面側開閉蓋3を下端部のヒンジ31を中心に回転させて正面側開口2Aを開けた状態で、図2に示すように、正面側開口2Aの下方に正面側開閉蓋3が位置するため、正面側開閉蓋3が邪魔にならず、より容易に取替作業を行うことが可能となる。しかも、正面側開閉蓋3を回転させるだけで正面側開口2Aを開閉できるため、容易かつ迅速な開閉が可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、制御盤100、200の正面と制御装置用架台1の正面部21とが同じ向きに位置する場合について説明したが、設置環境などに応じて、制御盤100、200の側面や背面と制御装置用架台1の正面部21とが、同じ向きに位置するようにしてもよい。一方、制御装置には、制御盤や配電盤、リレー盤などを含み、キャビネット内に各種機器が収容され、床下からケーブルが接続されているものが含まれる。
1 制御装置用架台
10 組架台
2 架台本体
21 正面部(正面側の垂直面部)
22 背面部(背面側の垂直面部)
23 上面部(上面側の水平面部)
24 底面部(下面側の水平面部)
2A 正面側開口
2B 背面側開口
2C 上面側開口
3 正面側開閉蓋
31 ヒンジ
4 上面側開閉蓋
100 既設制御盤(既設制御装置)
110 既設ケーブル群
200 新設制御盤(新設制御装置)
210 新設ケーブル群
F 設置床

Claims (4)

  1. 断面が略四角い筒状体で水平に延びて設置床に設置される架台本体を備え、制御装置を載置する制御装置用架台であって、
    前記架台本体の正面側の垂直面部の上下縁よりも内側に、前記制御装置に接続されるケーブル群を挿入可能な正面側開口が形成され、
    前記架台本体の背面側の垂直面部の上下縁よりも内側に、前記ケーブル群を挿入可能な背面側開口が形成され、
    前記架台本体の上面側の水平面部に、前記正面側開口と前記背面側開口とに連通する上面側開口が形成され、
    前記正面側開口を開閉する正面側開閉蓋と、
    前記上面側開口を開閉する上面側開閉蓋と、
    を備えることを特徴とする制御装置用架台。
  2. 前記正面側開口と前記背面側開口の大きさは、2台の前記制御装置分の前記ケーブル群を挿入可能に設定されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置用架台。
  3. 前記正面側開閉蓋は、下端部に設けられたヒンジを中心に回転することで前記正面側開口を開閉する、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の制御装置用架台。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の制御装置用架台に載置された既設制御装置を、新設制御装置に取り替える制御装置取替方法であって、
    前記正面側開閉蓋を開けて、前記新設制御装置用の前記ケーブル群を前記設置床下から前記背面側開口および前記正面側開口を通して、前記新設制御装置に接続するケーブル接続ステップと、
    前記既設制御装置に接続されている前記ケーブル群を前記既設制御装置から取り外し、前記既設制御装置を撤去する撤去ステップと、
    前記上面側開閉蓋を開けて、前記新設制御装置に接続されている前記ケーブル群を前記上面側開口に通しながら、前記既設制御装置が設置されていた位置に前記新設制御装置を移動する移動ステップと、
    を備えることを特徴とする制御装置取替方法。
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