JP7158768B1 - 紫外線空気殺菌装置 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、この構造では、装置内に吸引する空気は取り入れ口のみなので、空間内の空気を十分に吸引することができず装置周辺の空気のみしか殺菌できないという問題がある。
人間の呼吸や会話から生じる空中浮遊ウィルスは室内に拡散される。空中浮遊ウィルの抑制を目的とする空気殺菌器の装置内に流入する空気はファンの吸引力のみに依存しているため流入口近傍の空気しか吸い込めないという問題がある
また、従来から行われている方法は紫外線出力の大きい紫外線殺菌光源を用いるか、装置内の空気が紫外線に当たる時間を長くすることなどの方法は装置の複雑化、消費電力の増大、装置外形寸法の増大、装置コストやランニングコストが増大してしまうという問題がある。
他の方法として、空気の流速を遅くして、紫外線の照射時間を長くするは方法、空気の流量が少なくなるため、殺菌できる空気の量が少なくなるという問題がある。
図1は、第1の実施形態に係る紫外線空気殺菌装置1の斜視図を模式的に示す図である。図2は、本実施形態に係る紫外線空気殺菌装置1を上方から見た図である。なお図1には、XYZ座標系が描かれている。
(1)導風板の構造
材料:アルミ等の金属、アクリル板、又は樹脂フィルム、
厚み:3mm~15mm:適当な強度が確保できる厚み
幅 :30mm~60mm :ケーシング部7の空気流入口3の開口径(半径)以上の長さ
長さ:100mm~1000mm程度:効率よく空気を取り入れるための長さ
なお、導風板2の表面(又は、板状部材2a、2bの表面)の端部及び略中央部には、空気を取り込むための凸形状の突起部を設けることができる。突起部により空気を捉まえて紫外線空気殺菌装置の空気流入部へ流入することができる。突起部の導風板2の表面(又は、板状部材2a、2bの表面)からの高さは、2mm~30mm程度とすることができる。
(2)導風板の固定部材(柱部材)の構造
材料 アルミ等の金属、アクリル等樹脂
厚み 3mm~5mm 適当な強度が確保できる厚み
長さ 100mm~1000mm程度:効率よく空気を取り入れるための長さ
(3)スリットを有する遮光板
材料 アルミ等の金属、アクリル等樹脂、不透明かつ紫外光が透過しない材料
厚み 3mm~5mm 適当な強度が確保できる厚み
長さ 50mm~100mm程度:スリット上に交差し光が直接漏洩しない長さ
次に、第2の実施形態に係る紫外線空気殺菌装置101について説明する。図3に、紫外線空気殺菌装置101の上方から見た概略図を示す。図3に示すように、導風板2は、2枚の平板状の板状部材2aが略同一方向に直線状に配置されている。なお、第2の実施形態に係る紫外線空気殺菌装置101において、導風板2が、2枚の板状部材2aにより構成されている以外は、紫外線空気殺菌装置1と同様の構成を有することができる。
次に、第3の実施形態に係る紫外線空気殺菌装置201について説明する。図4は、紫外線空気殺菌装置201の斜視図を模式的に示す図である。図5は、紫外線空気殺菌装置201を上方から見た図である。なお図4には、XYZ座標系が描かれている。図4、及び図5に示すように、導風板2は、断面がR形状を有する湾曲状の4枚の板状部材が略直交して放射状に配置されている。例えば、導風板2は、短辺方向がY方向に延伸する2枚の湾曲状の板状部材202aと、短辺方向がX方向に延伸する2枚の湾曲状の板状部材202bが放射状に配置されている。なお、導風板2を構成する板状部材202a,202bとしては、断面がR形状に限定されず、断面が略コ字状のもの等、種々の形状を適用することできる。
次に、第4の実施形態に係る紫外線空気殺菌装置301について説明する。図6は、紫外線空気殺菌装置301の斜視図を模式的に示す図である図6には、XYZ座標系が描かれている。図6に示すように、導風板2は、断面がR形状の湾曲状の4枚の板状部材302a,302bが略直交して放射状に配置されている。図6に示すように、板状部材302a、302bは、上端から下端の方向(第1の方向)に向かって板状部材302a,302bの幅が漸次小さくなる形状を有することができる。例えば、導風板2は、短辺方向がY方向に延伸する2枚の湾曲状の板状部材302aと、短辺方向がX方向に延伸する2枚の湾曲状の板状部材302bが放射状に配置されている。なお、導風板2を構成する板状部材302a,302bとしては、断面がR形状に限定されず、断面が略コ字状のもの等、種々の形状を適用することできる。
次に、第5の実施形態に係る紫外線空気殺菌装置401について説明する。図7は、紫外線空気殺菌装置401の斜視図を模式的に示す図である。なお図7には、XYZ座標系が描かれている。図7に示すように、導風板2は、断面がR形状の湾曲状の4枚の板状部材402a,402bが略直交して放射状に配置されている。図6に示すように、板状部材402a、402bは、上端から下端の方向(第1の方向)に向かって板状部材402a,402bの幅が漸次小さくなる形状を有すると共に、第1の方向に導風板2の中心軸周りの螺旋状に延在して設けることができる。例えば、導風板2は、短辺方向がY方向に延伸する2枚の湾曲状の板状部材402aと、短辺方向がX方向に延伸する2枚の湾曲状の板状部材402bが放射状に配置されている。なお、導風板2を構成する板状部材402a,402bとしては、断面がR形状に限定されず、断面が略コ字状のもの等、種々の形状を適用することできる。
吸入用ファン4から、吸引された紫外線殺菌装置1の周囲の空気は導風板2を通じて、空気流入口3の外側から空気を吸い込みケーシング7内に送り込む。吸入用ファン4の風下側には、遮光版5が設置されている。送り込まれた空気の流れ(気流)9は、最も風上側の遮光板と風下側の遮光版の間の空間を通り、紫外線殺菌光源6とケーシング7との間の空間である空気流通部10を通る。この時に気流9は紫外線殺菌光源6からの直接光を受けて殺菌される。殺菌された気流9は空気流出口8より、紫外線殺菌装置の外へ吹き出される。
殺菌された気流9は空気流出口8より、紫外線殺菌装置の外へ吹き出される。
2 導風板
2a Y方向導風板
2b X方向導風板
3 空気流入口
4 吸入用ファン
5 遮光版
6 紫外線殺菌光源
7 ケーシング
8 空気流出口
9 気流
10 空気流通部
11 導風板突起
11a 端部導風板突起
11b 中央部導風板突起
Claims (4)
- 紫外線光源を用いて、空気を殺菌するための紫外線空気殺菌装置であって、
殺菌する空気が流れる空気流通部を有するケーシング部と、
前記ケーシング部の上部に設けられた空気流入口近傍に設置され、前記ケーシングが延伸する第1の方向に延伸する導風板と、
前記空気流通部に紫外線を照射するための紫外線光源と、
前記空気流通部から前記ケーシング部内に空気を吸引するための吸引ファン部と、を備え、
前記導風板は、略放射状に配置された板状部材を有しており、
前記板状部材の表面には、前記第1の方向に延伸し、前記導風板に遮られた空気を前記空気流通部内にガイドするための凸形状の突起部が設けられており、
前記導風板は、外部から前記第1の方向と交差する第2の方向に前記導風板に向かって流れる空気が、当該導風板に遮られて、前記第1の方向に方向を変えながら前記空気流通部内に導入されるように構成されていることを特徴とする紫外線空気殺菌装置。
- 前記板状部材は、平板状又は湾曲状の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の紫外線空気殺菌装置。
- 前記板状部材は、前記第1の方向に前記導風板の中心軸周りの螺旋状に延在していることを特徴とする請求項1に記載の紫外線空気殺菌装置。
- 前記突起部は、前記板状部材の端部近傍及び/又は略中央部に設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の紫外線空気殺菌装置。
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