JP7158215B2 - 浴室カウンター構造 - Google Patents
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特許文献1に開示された浴室カウンターをブラケットに着脱させる際には、浴室カウンターをブラケットに対して横方向にスライドさせている。浴室カウンターをブラケットに取り付ける際には、浴室カウンターをブラケットに対して横方向にスライドさせて所定の位置に配置し、浴室カウンターの横方向の移動を規制するロックスペーサを浴室カウンターの側方に取り付けている。
このような構成とすることにより、浴室カウンターのブラケットへの着脱操作を容易に行うことができる。
このような構成とすることにより、浴室カウンターの幅方向の一方側に上方または下方に向かう外力が作用した場合でも、浴室カウンターが、幅方向のいずれか一方側が下がり、他方側が上がる方向に回転してブラケットから外れることを防止することができる。
このような構成とすることにより、浴室カウンターの幅方向の一方側に上方または下方に向かう外力が作用した場合に、第一凸部の左右方向のいずれかの側面が第一係合孔の内周面と当接する。これにより、浴室カウンターが、幅方向のいずれか一方側が下がり、他方側が上がる方向に回転することが防止され、ブラケットから外れることを防止することができる。
このような構成とすることにより、浴室カウンターの奥行き方向の手前側または奥側に下方に向かう外力が作用した場合でも、浴室カウンターが、奥行き方向の手前側が下がり奥側が上がる方向、または奥行き方向の奥側が下がり手前側が上がる方向に回転してブラケットから外れることを防止することができる。
このような構成とすることにより、浴室カウンターの奥行き方向の手前側に下方に向かう外力が作用した場合に、第二凸部の奥行き方向の奥側の側面が第二係合孔の内周面と当接する。これにより、浴室カウンターが、奥行き方向の手前側が下がる方向に回転することが防止され、ブラケットから外れることを防止することができる。
このような構成とすることにより、浴室カウンターの奥行き方向の手前側に下方に向かう外力が作用した場合に、第三凸部の周面が挿入溝の内周面と当接する。これにより、浴室カウンターが、奥行き方向の手前側が下がる方向に回転することが防止され、ブラケットから外れることを防止することができる。
図1に示すように、本実施形態に係る浴室カウンター構造1は、浴室空間BRの第一壁部103に対して着脱可能に構成された浴室カウンター2の構造であり、物品を載置可能な浴室カウンター2と、第一壁部103に固定され浴室カウンター2が着脱可能なブラケット3と、を有している。浴室カウンター2は、ブラケット3を介して第一壁部103に対して着脱可能に構成されている。
以下では、浴室カウンター構造1を用いた浴室ユニット100を例に説明する。なお、浴室カウンター構造1は浴室ユニット100に限らず、在来工法により施工された浴室においても適用可能である。
図1に示すような、浴室カウンター2が第一姿勢でブラケット3に装着されている状態を使用状態とし、図2に示すような浴室カウンター2が第二姿勢でブラケット3に装着されている状態を収納状態とする。浴室カウンター2は、使用状態となると載置面41に物品を載置して使用でき、収納状態となると第一壁部103に沿って配置され、使用状態と比べて第一壁部103からの突出寸法が小さくなる。
図2に示すように、収納状態の浴室カウンター2は、第一長辺端部21が上側となり、第二長辺端部22が下側となる向きでブラケット3に係合される。
内側凹部55と外側凹部56とは連続して設けられていて、内側凹部55の奥行き方向の奥側に外側凹部56が配置されている。
内側凹部55の幅方向の両側には、内側凹部55側の面が幅方向の内側を向く一対の側壁部551,551が配置されている。内側凹部55の奥行き方向の手前側には、内側凹部55側の面が奥行き方向の奥側を向く手前側壁部552が配置されている。内側凹部55の上側には、内側凹部55側の面が下側を向く底部553が配置されている。内側凹部55は、一対の側壁部551,551、手前側壁部552および底部553に囲まれて形成されている。
外側凹部56の上側には、外側凹部56側の面が下側を向く底部561が配置されている。
外側凹部56の奥行き方向の奥側には、幅方向の中間部に突条部53の奥行き方向の奥側に設けられた奥側壁部531が配置されているとともに、幅方向の両端部近傍それぞれに外側凹部56側の面が奥行き方向の奥側を向く手前側壁部564,564が配置されている。突条部53の奥側壁部531と、手前側壁部564,564とは幅方向に離間している。
外側凹部56は、一対の側壁部562,562、底部561、突条部53の奥側壁部531、および手前側壁部564,564、に囲まれて形成されている。
手前側壁部564,564は、内側凹部55の側壁部551,551の奥行き方向の奥側の端部から幅方向の外側に延び、外側凹部56の側壁部562,562の奥行き方向の手前側の端部に達している。
ベース体31の幅方向の寸法は、浴室カウンター2の外側凹部56の幅方向の寸法よりも僅かに小さい。
アーム部32の幅寸法は、浴室カウンター2の内側凹部55の一対の側壁部551,551間の距離よりも僅かに小さく設定されている。
アーム部32は、幅方向に離間する2つの基部321,321がベース体31の表面部312から手前側に突出し、各基部321,321の手前側の端部間にバー322が架設されている。
バー322は、表面部312と略平行に延設されている。バー322の手前側の端面は長楕円形状に開口する形成されている。基部321,321およびバー322の手前側の端面には、化粧パネル323が取り付けられている。
図12および図13に示すように、突出部材342は、基部321(図11参照)から突出する突出部(係止凸部)344と、突出部344と一体に形成され、凹部341の内部に収容され板ばね343が当接する板ばね当接部345と、を有している。突出部344の先端部分には、基端側から先端側に向かって先細りとなるテーパー面344aが全周にわたって形成されている。
まず、使用状態における浴室カウンター2とブラケット3との係合構造について説明する。
図15に示すように、浴室カウンター2を第一姿勢として載置面41を上方に向けて、裏面51の第一被係止部52をブラケット3に上方から近付け、突条部53を係合孔33に挿入し、挿入溝54(図4-図6参照)に突出壁314を挿入し、外側凹部56にベース体31を挿入する。
また、内側凹部55の手前側壁部552と突条部53とにより、アーム部32のバー322が挟持される。さらに、突条部53の奥側壁部531がブラケット3の表面部312に当接する。突条部53の下端部は、係合孔33(アーム部32のバー322)よりも下側に位置している。
外側凹部56にベース体31を挿入すると、外側凹部56一対の側壁部562,562に形成されたスリット563,563に、ベース体31から幅方向の外側に僅かに突出する突出縁315,315が挿入される。
第一被係止凸部57が突出部材342を幅方向の内側に押圧した状態で、下側に移動し、図21に示すように、第一被係止凸部57が突出部344の下側に配置されると、突出部344の幅方向の内側への押圧が解除され。板ばね343が復元し、突出部344が基部321から突出した状態となる。
突出部材342の突出部344は、先端部がテーパー面344aに形成されているため、突出部344のテーパー面344aに第二被係止凸部581が当接する。
第二被係止凸部581が突出部材342を幅方向の内側に押圧した状態で、奥行き方向の奥側に移動し、図26に示すように、第二被係止凸部581が突出部344の奥行き方向の奥側に配置されると、突出部344の幅方向の内側への押圧が解除され。板ばね343が復元し、突出部344が基部321から突出した状態となる。
上述した本実施形態による浴室カウンター構造1では、浴室カウンター2は、ブラケット3に対して上方から下方に向かう一方向に移動して取り付けられることにより、浴室カウンター2のブラケット3への着脱操作を容易に行うことができるとともに、浴室カウンター2のブラケット3への着脱機構を簡便な構造とすることができる。
本実施形態による浴室カウンター構造1では、浴室カウンター2をブラケット3に対して使用状態に取り付ける場合も、収納状態に取り付ける場合も浴室カウンター2をブラケット3に対して一方向に移動させることで取り付けることができる。
このような構成とすることにより、浴室カウンターの幅方向の一方側に上方または下方に向かう外力が作用した場合に、突条部33の左右方向のいずれかの側面が係合孔33の内周面と当接する。これにより、浴室カウンター2が、幅方向のいずれか一方側が下がり、他方側が上がる方向に回転することが防止され、ブラケット3から外れることを防止することができる。
このような構成とすることにより、例えば、浴室カウンター2の奥行き方向の手前側に使用者が手をついたり、物品を置いたりして浴室カウンター2の奥行き方向の手前側に下方に向かう外力が作用した場合に、突条部33の奥行き方向の奥側の側面が係合孔33の内周面と当接する。これにより、浴室カウンター2が、奥行き方向の手前側が下がり、奥側が上がる方向に回転することが防止され、ブラケット3から外れることを防止することができる。また、例えば、浴室カウンター2の奥行き方向の奥側に使用者が手をついたり、物品を置いたり、浴室カウンター2の奥行き方向の手前側に下側から人や物が当たったりして浴室カウンター2の奥行き方向の奥側に下方に向かう外力が作用した場合に、突条部33の奥行き方向の手前側の側面が係合孔33の内周面と当接する。これにより、浴室カウンター2が、奥行き方向の奥側が下がり、手間側が上がる方向に回転することが防止され、ブラケット3から外れることを防止することができる。
このような構成とすることにより、浴室カウンター2の奥行き方向の手前側に下方に向かう外力が作用した場合に、突出壁314部の周面が挿入溝54の内周面と当接する。これにより、浴室カウンター2が、奥行き方向の手前側が下がる方向に回転することが防止され、ブラケット3から外れることを防止することができる。
例えば、上記の実施形態では、例えば、上記の実施形態では、浴室カウンター2は、第一姿勢および第二姿勢の両方でブラケット3に取り付け可能に構成されているが、使用状態となる第一姿勢のみでブラケット3に取り付け可能に構成されていてもよい。
また、浴室カウンター2を使用状態でブラケット3に取り付ける際に、浴室カウンターを上方から下方に向かって移動させてブラケット3に取り付けているが、奥行き方向の手前側から奥側に移動させてブラケット3に取り付けてもよいし、幅方向に移動させてブラケット3に取り付けてもよい。
また、上記の実施形態では、第一回転規制機構および第二回転規制機構が設けられているが、これらのいずれか一方または両方が設けられていなくてもよい。また、第一回転規制機構および第二回転規制機構の形態は、上記の形態以外でもよく、適宜設定されてよい。
2 浴室カウンター
3 ブラケット
33 係合孔(第一係合孔、第二係合孔)
53 突条部(第一凸部、第二凸部)
54 挿入溝
103 第一壁部(壁面)
314 突出壁(第三凸部)
BR 浴室空間(浴室)
Claims (6)
- 浴室の壁面に固定されたブラケットと、
前記ブラケットに着脱可能な浴室カウンターと、
前記ブラケットに装着された前記浴室カウンターが、幅方向のいずれか一方側が下がり、他方側が上がる方向の回転を規制する第一回転規制機構と、を有し、
前記浴室カウンターは、前記ブラケットに対して一方向に移動して装着され、
前記ブラケットは、前記浴室の壁面に設けられた水栓の下に配置され、
前記ブラケットの奥行き方向の長さは、前記水栓の奥行き方向の長さよりも短いことを特徴とする浴室カウンター構造。 - 前記浴室カウンターは、前記ブラケットに対して上方から下方に向かって移動して装着されることを特徴とする請求項1に記載の浴室カウンター構造。
- 前記第一回転規制機構は、前記ブラケットに設けられ上下方向に貫通する第一係合孔と、
前記浴室カウンターに設けられ、前記第一係合孔に上方から挿入される第一凸部と、を有し、
前記第一凸部は、左右方向の両側の側面が前記第一係合孔の内周面と当接または近接している請求項1または2に記載の浴室カウンター構造。 - 前記ブラケットに装着された前記浴室カウンターが、奥行き方向の手前側および奥側のいずれか一方側が下がり、他方側が上がる方向の回転を規制する第二回転規制機構を有する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の浴室カウンター構造。
- 前記第二回転規制機構は、前記ブラケットに設けられ上下方向に貫通する第二係合孔と、
前記浴室カウンターに設けられ、前記第二係合孔に上方から挿入される第二凸部と、を有し、
前記第二凸部の下端部は前記第二係合孔よりも下側に位置し、
前記第二凸部の奥行き方向の奥側の側面が前記第二係合孔の内周面と当接または近接している請求項4に記載の浴室カウンター構造。 - 前記第二回転規制機構は、前記ブラケットに設けられ前記第二係合孔よりも奥行き方向の奥側かつ上側において上方に突出する第三凸部と、
前記浴室カウンターに前記第二凸部の基端部よりも上側に設けられ下方に開口し前記第三凸部が下側から挿入される挿入溝と、を有する請求項5に記載の浴室カウンター構造。
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