JP7158011B2 - 排便補助器具 - Google Patents

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Description

本発明は、直腸内の便の排出を補助するための排便補助器具に関する。
直腸内に溜まった宿便を摘出したり排便を補助したりするための器具が提供されており、例えば、下記特許文献1~4に開示されている。
特開2017-124148号公報 特許第6289706号公報 特開2011-172619号公報 特開2006-204900号公報
しかし、上記特許文献1~4に開示された摘便器具や排便補助器具は、液体等を直腸内に挿入する等の手間がかかったり、少量の宿便しか摘出できないなどの課題があり、未だ効果的な摘便器具や排便補助器具は提供されていない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、手軽に使用することができ、効果的に直腸内の便を排出することのできる排便補助器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る排便補助器具は、肛門から直腸内に挿入されて使用される排便補助器具において、先端側に位置する、長尺部材をらせん状に巻いたらせん部と、根元側に位置する取っ手部と、を備え、前記長尺部材は、長尺の帯板であることを特徴とする。
本発明に係る排便補助器具によれば、シンプルな構造であり、容易に直腸内に挿入して、効果的に直腸内の便を排出することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る排便補助器具の斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る排便補助器具の構成を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る排便補助器具の挿入状態を示す図である。 図4は、本発明の実施形態の変形例に係る排便補助器具の斜視図である。 図5は、本発明の実施形態の変形例に係る排便補助器具の構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、直腸内に溜まった便を摘出するために直腸内に挿入される排便補助器具であって、長尺の帯板をらせん状に巻いた構造の器具について説明する。
図1は、本実施形態に係る排便補助器具の斜視図である。図2は、本実施形態に係る排便補助器具の構成を示す図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は正面図である。排便補助器具1は、一本の長尺の帯板5を折り曲げて構成され、先端から、らせん部10と、ストレート部15と、取っ手部20とを備えている。
なお、本実施形態では、排便補助器具1を直腸内に挿入する際に、先に挿入されて奥に位置する側を先端とし、反対側の端部を根元端とする。よって、図1において、上方端部が器具の先端、下方端部が器具の根元端となる。
らせん部10は、帯板5をその表面が排便補助器具1の長手方向に略平行となるようにらせん状に巻いた構造である。らせん部10は、全体として略筒形状であるが、ストレート部15との接続部を除いて帯板5が側面にのみ位置し、先端は大きく開放されて開口している。
取っ手部20は、帯板5の根元端8を、排便補助器具1の長手方向に対して垂直に所定の長さ折り曲げた構造である。ストレート部15は、長手方向に略真っ直ぐに延在する帯板5の部分であり、らせん部10と取っ手部20とを一体に連結する。
ここで、排便補助器具1を構成する帯板5は、幅5~6mm、厚み約2mmの長尺平板である。らせん部10のらせんピッチは、約21mmであり、内径は約20mm、長手方向に隣接する帯板5の隙間の長さは約15mmである。排便補助器具1の全長は、12cm程度であり、らせん部10の長手方向の長さは8cm程度である。
また、排便補助器具1は、図1に破線で示すように、帯板根元端8から帯板先端7の略全長にわたって延在して帯板5内に埋め込まれた長尺の針金35を備える。帯板5内に略全長にわたって延在する針金35を埋め込むことで、帯板5が折れたり割れたりする等の排便補助器具1の破損を防止することができる。
排便補助器具1は、エポキシ樹脂製であり、二液性エポキシ樹脂を上記形状に成形しながら硬化させることで製造される。もちろん、排便補助器具1の素材は、エポキシ樹脂に限定されるものではなく、その他の合成樹脂や天然樹脂、ガラス、金属等、その他の素材を用いることができる。
なお、排便補助器具1のサイズは適宜変更可能であり、子供用の場合には、小さいサイズの排便補助器具1を使用すれば良い。また、複数のサイズの排便補助器具1をセットにして提供するようにすれば、様々なシチュエーションに対応することができる。
例えば、宿便が非常に硬くなっている場合には、基本的には、便の太さに近い径のサイズの排便補助器具1を使うのが望ましく、直径が40mm程度の宿便であれば、らせん部10の内径が40mm程度の排便補助器具1を使って、手前側から少しずつ便を崩して取り出せば良い。
また、比較的柔らかい便の場合には、便よりも細いサイズの排便補助器具1を使っても便の中をらせん部10が通過できるので、容易に便が取り出せる。もちろん、便よりも太いサイズの排便補助器具1を使って便を一気に排出することもできる。また、直腸内に少量残った便を取り出す場合には、細いサイズの排便補助器具1を使えば、便の捕捉を容易に行うことができる。
続いて、図3を参照しながら、排便補助器具1の使用形態について説明する。図3に示すように、排便補助器具1は、帯板先端7を奥にして、肛門Bから直腸A内に挿入して使用される。
排便補助器具1の挿入にあたっては、らせん部10の帯板5の外表面が筒状の直腸Aの内壁面に平行となるように、らせん部10を直腸Aの出入口である肛門Bから直腸A内に真っ直ぐ挿入する。直腸Aは伸縮自在のため、直腸A内はある程度広いが、肛門Bの穴の周囲には内外肛門括約筋Cが位置し、穴が狭いため、太い挿入物を入れるのは困難である。
これに対して、本実施形態では、排便補助器具1は、全体としては円筒形状であるが、側面に位置する帯板5がらせん状(根元側から見て時計回り)に巻かれると共に、長手方向に隣接する帯板5の間に、肛門括約筋Cの厚み(挿入方向の長さ)に対応する15mmの隙間が形成されている。
よって、排便補助器具1を根元側からみて中心軸回りに反時計回りに回転させながら帯板先端7から肛門B内へと挿入することで、一本の帯板5が帯板先端7から帯板根元端8へかけて順次肛門Bを通過する。
すなわち、排便補助器具1の直腸A内への挿入にあたって、肛門Bを一時に通過するのは、幅5~6mm、厚み約2mmの一本の帯板5のみとなるため、狭い穴を容易に通過させることができる。
また、排便補助器具1の器具先端は開口しているので、直腸A内に宿便が存在する場合に、らせん部10が直腸A内に進入しても、便が先端開口かららせん部10内に入ることができ、らせん部10の進入にあたって宿便が奥へ押し込まれることがない。よって、直腸A内の肛門付近に宿便が溜まっている場合でも、排便補助器具1を容易に直腸A内に挿入することができる。
このとき、らせん部10の外径は約24mmであり、膨らんだ状態でない通常サイズの直腸Aであれば、らせん部10の外径よりも細いため、らせん部10の帯板5の外表面が直腸Aの内壁面に接触し、直腸Aを押し広げながら内部へ進むことになる。
一般に、便秘の場合の宿便は、直腸Aの内壁面に貼り付いている場合が多く、便が排出されない一因となっている。これに対して、本実施形態によれば、排便補助器具1の直腸A内への挿入の際に、帯板5が便と直腸Aの内壁面との間に入り込むように挿入することで、直腸Aの内壁面から便を剥がすことができ、便を取り出しやすくすることもできる。
排便補助器具1を直腸A内の奥へと挿入し、取っ手部20が肛門Bに到達すると、挿入が完了する。このとき、直腸A内に位置していた便の一部は、らせん部10内に保持されている。
よって、挿入後、使用者が取っ手部20を摘まんで引っ張ることで、排便補助器具1を直腸A内から抜き出すことができ、らせん部10内に保持されている便も一緒に排出することができる。
なお、排便補助器具1の使用形態としては、事前に便が無い状態の直腸A内に挿入して留置しておき、便が溜まったら排便補助器具1を抜き出して便を排出するようにしても良い。
続いて、本実施形の変形例について、図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、本変形例に係る排便補助器具の斜視図であり、図5は、本変形例に係る排便補助器具の構成を示す図であり、図5(a)は平面図、図5(b)は正面図である。
本変形例に係る排便補助器具1'は、らせん部10'の構造が上記実施形態のらせん部10と異なるが、その他の構造は上記実施形態に係る排便補助器具1と同じであるため、異なる点を中心に説明する。
排便補助器具1'は、一本の長尺の帯板5'を折り曲げて構成され、先端から、らせん部10'と、ストレート部15と、取っ手部20とを備えている。らせん部10'では、帯板5'は、その表面が長手方向に平行ではなく、先端側が外側になるように約30°程度傾斜している。
このように、らせん部10'の帯板5'表面が長手方向に平行な状態から先端側が外側になるように傾斜した姿勢であれば、らせん部10'の直腸A内への進入に伴って、直腸A内壁面から剥がされるなどしてらせん部10'内に進入してくる便が中央に寄せられて圧縮されるため、排便補助器具1'を抜く際に、らせん部10'内に収容された便を排便補助器具1'と一緒に確実に外部に摘出することができる。
もちろん、この帯板5'の長手方向に平行な状態からの先端側の外側への傾斜角度は適宜変更可能であり、良好な挿入と便の圧縮を実現するためには、10~50°程度であるのが望ましい。
以上、変形例を含めて本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施の形態は上記形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、排便補助器具の素材や形状、サイズ等は適宜変更可能であり、排便補助器具は、人間だけでなく、犬や猫等の動物にも使用することができる。
なお、らせん部10での長手方向に隣接する帯板5の間の隙間の長さは、10mm以上であるのが望ましい。一般に、成人の肛門括約筋の挿入方向の厚みが20mm程度であり、らせん部や肛門括約筋の変形等を考慮すれば、隙間が10mm以上であれば、隣接する帯板の間に肛門括約筋を挟みながららせん部を回転させて、肛門の部分を通過させることができる。
また、上記実施形態では、取っ手部をらせん部と一体に帯板から構成したが、取っ手部は、木製の取っ手等、別素材で形成された別体の取っ手としても良い。また、ストレート部は省略することもできる。
また、上記実施形態では、らせん部で巻かれる長尺部材として長尺帯板を採用したが、長尺の棒状部材等、らせん状に巻くことのできる長尺のものであれば、適宜長尺部材として採用することができる。
また、上記実施形態では、らせん部の先端から根元側まで同じ径としたが、途中で径を変えるようにしても良い。例えば、らせん部の先端から根元側へと徐々に径を太くするように構成すれば、1つの排便補助器具で色々なサイズの直腸に対応することが可能となる。
また、排便補助器具の取っ手部に縫合糸等の取出糸を連結しておいても良い。取っ手部が直腸内に誤進入した場合であっても、取出糸があれば、排便補助器具を容易に直腸内から取り出すことができる。
1 排便補助器具
5 帯板
7 帯板先端
8 帯板根元端
10 らせん部
15 ストレート部
20 取っ手部
35 針金
A 直腸
B 肛門
C 肛門括約筋

Claims (3)

  1. 肛門から直腸内に挿入されて使用される排便補助器具において、
    先端側に位置する、長尺部材をらせん状に巻いたらせん部と、
    根元側に位置する取っ手部と、を備え、
    前記長尺部材は、長尺の帯板であることを特徴とする排便補助器具。
  2. 前記らせん部は、前記帯板の表面が前記排便補助器具の長手方向に略平行となるように巻いた構造であることを特徴とする請求項1記載の排便補助器具。
  3. 前記らせん部は、前記帯板の表面が前記排便補助器具の長手方向に平行な状態より、先端側が外側に10~50°傾斜して巻いた構造であることを特徴とする請求項1記載の排便補助器具。
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