JP7157694B2 - インバート部における防水性シートの設置方法 - Google Patents

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本発明は、インバート部における防水性シートの設置方法に関し、特に、トンネル等の地中構造物の底部に設けられる、凹状の湾曲断面を備えるインバートコンクリートによるインバート部を形成する際に、インバート部に防水性シートを設置するための防水性シートの設置方法に関する。
地中構造物として、例えば各種のトンネル工法によって形成されるトンネルは、掘削された内壁面が、コンクリート層やモルタル層による一次覆工や二次覆工によって覆われるようになっており、一次覆工や二次覆工によって内壁面が覆われたトンネルは、トンネルの底部を構成するインバート部と、側部と、トンネルの上部を構成するアーチ形状部分とを含む形状を備えるように形成されるのが一般的である。
また、トンネルの底部のインバート部には、例えば2次覆工としてコンクリートを打設することにより、凹状の湾曲断面を備えるインバートコンクリートが、好ましくは側部及び上部のアーチ形状部分の2次覆工のコンクリートと一体となって形成されることにより、トンネルの周囲の地盤からの荷重を、効率良く支持できるようになっている。
一方、近年、例えば防水型トンネル等において外部の水がトンネルの内部に流入しないようにしたり、形成した圧力水路トンネル等の地中構造物を介して汚染水を流下させたりするために、トンネル等の地中構造物の全周に亘って厚手の防水性シートを設置することで、防水性に優れたウォータータイト構造の地中構造物を構築することが望まれている。このようなことから、トンネル等の地中構造物のインバート部においても、防水性シートを設置する方法が種々開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許第3561059号公報 特開2013-2164号公報
特許文献1に記載のトンネルのインバート部に防水性シートを設置する方法では、掘削された地盤面上に、防水性シートを敷設して、敷設した防水性シートの上で鉄筋等を組み立てた後に、インバートコンクリートを打設するようになっているが、インバートコンクリートの凹状の湾曲断面に沿わせるようにして、掘削された地盤面の上に防水性シートを敷設する際に、防水性シートにヨレやシワが生じ易く、また地盤面の凹凸によって防水性シートが傷つくことで、防水性シートによる防水性が損なわれるおそれがある。
特許文献2に記載のトンネルのインバート部に防水性シートを設置する方法では、掘削された地盤面に吹付けコンクリートによる1次覆工を施工した後に、1次覆工の上に防水性シートを敷設して、インバートコンクリートによる2次覆工を施工するようになっているが、インバートコンクリートの凹状の湾曲断面に沿わせるようにして、吹付けコンクリートによる1次覆工の上に防水性シートを敷設する際に、特許文献1の方法と同様に、防水性シートにヨレやシワが生じ易く、また吹付けコンクリートによる1次覆工の表面の凹凸によって防水性シートが傷つくことで、同様に防水性シートによる防水性が損なわれるおそれがある。
本発明は、トンネル等の地中構造物のインバート部に、インバートコンクリートの凹状の湾曲断面に沿わせるようにして、防水性シートを、ヨレやシワを生じさせることなく容易に設置することができると共に、防水性シートが傷つくのを効果的に回避することのできるインバート部における防水性シートの設置方法を提供することを目的とする。
本発明は、地中構造物の底部に設けられる、凹状の湾曲断面を備えるインバートコンクリートによるインバート部を形成する際に、インバート部に防水性シートを設置するための防水性シートの設置方法であって、インバートコンクリートの前記凹状の湾曲断面に沿った湾曲形状を備えるインバート部型枠の下面の全体を覆うようにして、防水性シートを配設しておき、地中構造物の掘削底面部との間に所定の間隔おいて前記防水性シートが配設された下面を対向配置させた状態で、前記インバート部型枠を固定し、固定された前記インバート部型枠と地中構造物の掘削底面部との間の充填空間に、コンクリート又はモルタルを圧送することにより充填して、充填圧力により前記防水性シートを前記インバート部型枠の下面に密着させ、充填されたコンクリート又はモルタルが硬化したら、硬化したコンクリート層又はモルタル層の上面に前記防水性シートを残置したまま、前記インバート部型枠を脱型し、インバートコンクリートを2次覆工として形成するのに先立って、残置された前記防水性シートを覆って保護コンクリート層又は保護モルタル層を形成した後に、形成された前記保護コンクリート層又は保護モルタル層の上で、インバートコンクリートを形成する作業を行なえるようにするインバート部における防水性シートの設置方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明のインバート部における防水性シートの設置方法は、前記インバート部型枠を、前記防水性シートを残置したまま上方に移動させて、硬化した前記コンクリート層又はモルタル層から脱型し、上方に移動させた前記インバート部型枠と残置された前記防水性シートとの間の保護層充填空間に、コンクリート又はモルタルを圧送して充填することによって、前記保護コンクリート層又は保護モルタル層が形成されるようになっていることが好ましい。
また、本発明のインバート部における防水性シートの設置方法は、固定された前記インバート部型枠との間に前記充填空間が形成される地中構造物の掘削底面部が、掘削された底部地盤面を覆う下地コンクリート層又は下地モルタル層による底面部となっていることが好ましい。
さらに、本発明のインバート部における防水性シートの設置方法は、前記防水性シートが、前記インバート部型枠の周縁部から接合代を外側に張り出させた状態で、前記インバート部型枠の下面を覆って取り付けられており、前記接合代を介して、地中構造物の横断面において前記インバート部と隣接する該地中構造物の側部に設置される防水性シート、又は地中構造物の軸方向において隣接する施工スパンのインバート部に設置される防水性シートと、一体として接合されるようになっている。
本発明のインバート部における防水性シートの設置方法によれば、トンネル等の地中構造物のインバート部に、インバートコンクリートの凹状の湾曲断面に沿わせるようにして、防水性シートを、ヨレやシワを生じさせることなく容易に設置することができると共に、防水性シートが傷つくのを効果的に回避することができる。
本発明の好ましい一実施形態に係るインバート部における防水性シートの設置方法を採用して形成された地中構造物であるトンネルを説明する略示横断面図である。 (a)、(b)は、トンネルを形成する作業工程を説明する略示横断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るインバート部における防水性シートの設置方法を説明する、(a)は要部略示横断面図、(b)は要部略示縦断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るインバート部における防水性シートの設置方法を説明する、(a)は要部略示横断面図、(b)は要部略示縦断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るインバート部における防水性シートの設置方法を説明する、(a)は要部略示横断面図、(b)は要部略示縦断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るインバート部における防水性シートの設置方法を説明する、(a)は要部略示横断面図、(b)は要部略示縦断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るインバート部における防水性シートの設置方法を説明する、(a)は要部略示横断面図、(b)は要部略示縦断面図である。 インバート部型枠を説明する略示斜視図である。 防水性シートを取り付けた状態を説明するインバート部型枠の上面図である。 防水性シートに取り付けられた補強用の不織布を説明する要部略示斜視図である。
本発明の好ましい一実施形態に係るインバート部における防水性シートの設置方法は、地中構造物として、図1に示すように、好ましくは各種のトンネル工法によって形成されるトンネル10の外周部分を、全周に亘って覆うようにして防水性シート11を設置する際に、特にトンネル10の底部を構成するインバート部12に敷設される防水性シート(底部防水性シート)11aを、インバート部12の形状に沿って精度良く設置できるようにすると共に、底部防水性シート11aを設置する際に損傷が生じないようにするための方法として採用されたものである。
すなわち、本実施形態では、例えば外部の水がトンネル10の内部に流入しないようにするために、トンネル10を防水性に優れたウォータータイト構造とすることが望まれており、また特に、トンネル10のインバート部12においては、当該インバート部12は凹状の湾曲断面を備えていることから、凹状の湾曲断面に沿って防水性シート11(底部防水性シート11a)を敷設する際に、ヨレやシワが生じ易くなっていると共に、インバート部12の上でトンネル10の二次覆工13,30を構築する作業が行われることで、傷つき易くなっている。本実施形態の防水性シートの設置方法は、このようなウォータータイト構造のトンネルのインバート部12に、底部防水性シート11aを設置する際に、底部防水性シート11aにヨレやシワを生じさせることなく、インバートコンクリート13の凹状の湾曲断面に沿うように容易に設置できるようにすると共に、底部防水性シート11aが傷つくのを効果的に回避できるようにするものである。
そして、本実施形態のインバート部における防水性シートの設置方法は、地中構造物であるトンネル10の底部10aに設けられる、凹状の湾曲断面を備えるインバートコンクリート13によるインバート部12を形成する際に、インバート部12に底部防水性シート11aを設置するための設置方法であって、図3(a)及び図8に示すように、インバートコンクリート13の凹状の湾曲断面に沿った湾曲形状を備えるインバート部型枠14の下面14aの全体を覆うようにして、底部防水性シート11aを配設しておき、トンネル10の掘削底面部10dとの間に所定の間隔おいて底部防水性シート11aが配設された下面14aを対向配置させた状態で、インバート部型枠14を固定し(図3(a)参照)、固定されたインバート部型枠14とトンネル10の掘削底面部10dとの間の充填空間16に、コンクリート又はモルタル(本実施形態では、モルタル)を圧送することにより充填して(図3(b)参照)、充填圧力により底部防水性シート11aをインバート部型枠14の下面14aに密着させる。充填されたコンクリート又はモルタルが硬化したら、図4(a)、(b)に示すように、硬化したコンクリート層又はモルタル層(本実施形態では、モルタル層)17の上面に底部防水性シート11aを残置したまま、インバート部型枠14を脱型し、図5(a)、(b)に示すように、残置された底部防水性シート11aを覆って保護コンクリート層又は保護モルタル層(本実施形態では、保護モルタル層)18を形成した後に、形成された保護コンクリート層又は保護モルタル層18の上で、インバートコンクリート13(図6(a)、(b)参照)を形成する作業を行なえるようにする。
また、本実施形態では、保護モルタル層18は、図4(a)に示すように、インバート部型枠14を、底部防水性シート11aを残置したまま上方に移動させて、硬化したモルタル層17から脱型し、上方に移動させたインバート部型枠14と残置された底部防水性シート11aとの間の保護層充填空間19に、図4(b)に示すように、コンクリート又はモルタル(本実施形態では、モルタル)を圧送して充填することによって形成されるようになっている。
さらに、本実施形態では、固定されたインバート部型枠14との間に充填空間16が形成されるトンネル10の掘削底面部10dは、掘削された底部地盤面10eを覆う下地コンクリート層又は下地モルタル層(本実施形態では、下地コンクリート層)20による底面部となっている。
本実施形態では、地中構造物であるトンネル10は、図1に示すように、トンネル10の外周部分を全周に亘って覆うようにして、防水性シート11が設置されることで、防水性に優れたウォータータイト構造を備えるように形成される。また、トンネル10は、好ましくは底部10aを構成する凹状の湾曲断面を備えるインバート部12と、インバート部12の両側の端部から立設する側部10bと、両側の側部10bの上端部と連続して、トンネルの上部を構成するアーチ形状部分10cとを含む形状を備えるように形成される。
トンネル10を形成するには、図2(a)に示すように、例えばインバート部分よりも上方の側部10bからアーチ形状部分10cにかけての地山を先行して掘削すると共に、掘削した側部10bからアーチ形状部分10cにかけての内壁面を覆うようにして、例えば吹付けコンクリートを所定の厚さとなるように吹き付けることにより、吹付けコンクリート層21による1次覆工を施工する。しかる後に、図2(b)に示すように、トンネル10のインバート部分の地盤を掘削すると共に、掘削したインバート部分の底部地盤面10eを覆うようにして、例えば吹付けコンクリートを所定の厚さとなるように吹き付けることにより、下地コンクリート層20による1次覆工を施工する。
なお、本実施形態では、インバート部分の地盤は、後述するモルタル層17(例えば厚さが50mm程度)、底部防水性シート11a(例えば厚さが4mm程度)、及び保護モルタル層18(例えば厚さが50mm程度)の厚さによって、インバートコンクリート13の構造部分として要求される所定の厚さが侵食されることの無いように、予めこれらの総厚さ(例えば104mm程度の厚さに)に相当する深さの余掘分を加えて、掘削されるようになっている。また、インバート部分よりも上方の側部10bからアーチ形状部分10cにかけての地山を先行して掘削する際には、トンネルの側部10bの下端部分を、上述のインバート部分の余掘り分を見越して、外側に余掘りをしておくことにより、側部10b吹付けコンクリート層21による1次覆工と、インバート部分の吹付けコンクリートによる下地コンクリート層20との間で、段差が生じないようにしている。
下地コンクリート層20を施工したら、これをトンネル10の掘削底面部10dとして、インバート部型枠14を使用しながら(図3(a)、(b)、図4(a)、(b)参照)、好ましくはモルタル層17と保護モルタル層18との間に挟み込んだ状態で、底部防水性シート11aをインバート部12に設置すると共に(図5(a)、(b)参照)、保護モルタル層18の上でインバートコンクリート13を2次覆工として形成する作業を行えるようにする。
本実施形態では、掘削した側部10bからアーチ形状部分10cにかけての2次覆工30は、インバート部12にインバートコンクリート13が形成された後に、従来と同様の工法により施工することができる。また、本実施形態の設置方法によって、底部防水性シート11aをインバート部12に設置すると共に、インバート部12にインバートコンクリート13を形成する作業は、トンネル10の延長方向に沿った例えば10.5m程度の施工スパン毎に、トンネル10の軸方向に順次行われて行くことになる。
底部防水性シート11aを設置する際に用いるインバート部型枠14は、図8に示すように、例えば合成樹脂製や木製の1枚の板状部材からなり、凹状の湾曲断面を備えるインバートコンクリート13の形状に沿った、凹状の湾曲断面を備える所望の形状となるように湾曲加工されて形成されている。板状部材を湾曲加工してインバート部型枠14を形成する方法としては、例えば特許第4237782号公報に記載の曲面パネルの製造方法や、木製の板部材を湾曲加工する公知のその他の方法を採用することができる。インバート部型枠14は、横幅がインバート部12の幅に対応する例えば9~15m程度、縦幅がインバートコンクリート13の施工スパンに対応する例えば6m程度の大きさの、矩形の平面形状を備える1枚の型枠部材として形成することができる。インバート部型枠14には、縦幅方向の一方の端部に、横幅方向における凹状の湾曲断面の中央部分に配置されて、モルタル圧送孔14bが開口形成されている。このモルタル圧送孔14bを介して、下地コンクリート層20との間の、インバート部型枠14による充填空間16に、底部防水性シート11aの端部をかわしながら、モルタルを圧送して充填できるようになっている(図3(a)、(b)参照)。また、インバート部型枠14には、例えば縦幅方向の他方の端部や縦幅方向の中央部分に、補助モルタル圧送孔14b’を開口形成しておくこともできる。これらの補助モルタル圧送孔14b’やモルタル圧送孔14bから適宜選択された打設しやすい位置の圧送孔14b’,14bから、モルタル層17との間のインバート部型枠14による保護層充填空間19に、モルタルを圧送して充填できるようになっている(図4(a)、(b)参照)。選択されなかった圧送孔14b’,14bには蓋をしておくことで、モルタルを充填する作業を行うことができる。インバート部型枠14は、折り畳みが可能な1枚の板状部材として形成することもできる。
底部防水性シート11a及び防水性シート11は、例えばエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレン共重合体ビチューメン(ECB)等からなる、0.8~2.0mm程度の厚さの公知の各種の土木工事用の防水性シートを用いることができる。底部防水性シート11aは、インバート部型枠14の平面形状よりも一回り大きな矩形形状を備えるように形成されており、図8及び図9に示すように、周縁部分をインバート部型枠14の周縁部から80~100mm程度の張出し幅で接合代11bとして張り出させた状態で、インバート部型枠14の下面14aの全体を覆うようにして取り付けられている。底部防水性シート11aは、例えば剥離可能な粘着剤を介して部分的にインバート部型枠14の下面14aに粘着させることにより、インバート部型枠14に簡易に仮止めした状態で取り付けておくことができる。
また、本実施形態では、底部防水性シート11aにおける、インバート部型枠14の下面14aに粘着される側とは反対側の面(下面)には、図10に示すように、不織布11cを取り付けておくことが好ましい。不織布11cは、例えば2~3mm程度の厚さを有しており、インバート部型枠14の平面形状と同様の大きさの、矩形状の平面形状を備えるように形成されている。不織布11cは、底部防水性シート11aの周縁部分11bをこれの周縁から80~100mm程度の張出し幅で張り出させた状態で、底部防水性シート11aに重ねて一体として接合されている。不織布11cは、モルタル層17及び保護モルタル層18が硬化した後に、例えばモルタル層17に生じたクラック等を介して底部防水性シート11aの背面側に侵入してきた地下水を受けて、好ましくは下流側に流下させる機能を備えている。また不織布11cは、底部防水性シート11aに一体として接合されていることにより、底部防水性シート11aに負荷される圧縮力に対してはクッションとして機能すると共に、充填空間16にモルタルが充填された際には、モルタルを吸収することでモルタルと一体化することが可能になる。不織布11cの縦幅方向の一方の端部には、横幅方向の中央部分のインバート部型枠14のモルタル圧送孔14bと対応する位置に、モルタル打設孔11dが開口形成されている。
本実施形態の防水性シートの設置方法によって、トンネル10の底部10aのインバート部12に底部防水性シート11aを設置するには、図3(a)、(b)に示すように、トンネル10の好ましくは下地コンクリート層20による掘削底面部10dとの間に所定の間隔おいて、底部防水性シート11aが配設された下面14aを下地コンクリート層20と対向配置させた状態で、インバート部型枠14を固定する。インバート部型枠14を固定するには、例えば下端部分にインバート部12の凹状の湾曲断面に沿った形状の下端支持パイプ23aを備えるトラス形状の支持枠部材23に、インバート部型枠14を、取付け金具24(図3(b)参照)を介して下端支持パイプ23aに接合することによって取り付ける。支持枠部材23は、例えば一対の当該支持枠部材23が、インバート部型枠14の縦幅方向に間隔をおいて互いに連結した状態で配置されており、これらの一対の支持枠部材23によって、インバート部型枠14を安定した状態で支持させることができる。
しかる後に、例えば吹付けコンクリート層21によるトンネル10の側部10bの1次覆工に基端部分を埋設固定したり、若しくはトンネルの内周面に沿って取り付けたH形鋼等からなる鋼製支保工(図示せず)に溶接固定して設置した支持ブラケット25に支持させて、インバート部型枠14を取り付けた支持枠部材23の両側の端部を、伸縮ジャッキ部26を介在させた状態で連結する。これによって、インバート部型枠14を、支持枠部材23と共に、支持ブラケット25に支持させて上下動可能な状態でトンネル10の内部に固定することができる。またこれによって、伸縮ジャッキ部26の伸縮量を調整することで、インバート部型枠14を、トンネル10の掘削底面部10dとの間に所定の間隔おいて下面14aを対向配置させた状態で、容易に固定することが可能になる。
インバート部型枠14を、トンネル10の掘削底面部10dとの間に所定の間隔をおいて固定したら、この間隔部分における、インバート部型枠14の縦幅方向の端部に、妻型枠としてエアーチューブ28(図3(b)参照)を設置すると共に、横幅方向の両側の端部に、端部型枠として同様にエアーチューブ28(図3(a)参照)を設置することにより、モルタルを圧送して充填させる充填空間16を形成する。ここで、インバート部型枠14の横幅方向の両側の端部のエアーチューブ28は、インバート部型枠14の横幅方向の両側の端部に設置されたスペーサー部材27によって、側部10bの吹付けコンクリート層21に向けて押付けられることで、押し潰されるようにして斜めに傾いた状態で配置されるようになっている。これによって、底部防水性シート11aが残置されるモルタル層17の上面と、側部10bの吹付けコンクリート層21による1次覆工との間に、段差を解消して斜めに擦り付けるスロープ部17aを形成することが可能になって、後述するように、モルタル層17や保護モルタル層18の横幅方向の端面から外側に張り出した状態となっている接合代11bを、トンネル10の側部10bに設置される防水性シート11の下端部分と接合する際に、モルタル層17の上面と側部10bの吹付けコンクリート層21とを擦り付ける当該スロープ部17aを介することで、重ね合わせた状態でこれらを容易に接合することが可能になる(図1参照)。また、充填空間16の横幅方向の両側の端部の端部型枠としてエアーチューブ28を用いたことにより、充填空間16にモルタルを圧送して充填する際に、充填空間16から空気を、エアーチューブ28とインバート部型枠14や下地コンクリート層20との間の隙間を介して、スムーズに排除することが可能になる。
インバート部型枠14と下地コンクリート層20との間に充填空間16を形成したら、モルタル圧送管31から、インバート部型枠14に形成されたモルタル圧送孔14b及び不織布11cに形成されたモルタル打設孔11dを介して、充填空間16にモルタルを圧送することにより充填する。モルタルを圧送する際に、図9及び図10にも示すように、底部防水性シート11aの縦幅方向におけるモルタル打設孔11d側の端部分11eを、上方に折り返しておくことにより、底部防水性シート11aにモルタル圧送孔を設けることなく、モルタル圧送孔14bとモルタル打設孔11dとを連通させて、モルタル圧送管31から充填空間16にモルタルをスムーズに圧送することが可能になる。
充填空間16に充填したモルタルが硬化したら、図4(a)、(b)に示すように、硬化したモルタル層17の上面に底部防水性シート11aを残置したまま、インバート部型枠14を脱型して取り外す。本実施形態では、好ましくは支持枠部材23を支持する伸縮ジャッキ部26を収縮することで、底部防水性シート11aを残置したまま支持枠部材23と共に上方に移動させて、インバート部型枠14を硬化したモルタル層17から離間させることにより脱型することができる。
インバート部型枠14をモルタル層17から脱型したら、エアーチューブ28を撤去すると共に、底部防水性シート11aの上方に折り返していた端部分11eを、平坦に敷き直して、モルタル層17の端面よりも先端側に、トンネル10の軸方向において隣接する次の施工スパンの底部防水性シート11aとの接合代11bとして張り出させた状態とする(図4(b)参照)。また、上方に移動させたインバート部型枠14の位置を、伸縮ジャッキ部26を伸縮させることで上下に調整して、インバート部型枠14と残置された底部防水性シート11aとの間に所定の間隔を保持させると共に、インバート部型枠14の縦幅方向の端部に妻型枠としてエアーチューブ28を設置し、横幅方向の両側の端部に端部型枠としてエアーチューブ28を設置することにより、モルタルを圧送することで充填させる保護層充填空間19を形成する。
インバート部型枠14とモルタル層17の上面に残置された底部防水性シート11aとの間に保護層充填空間19を形成したら、モルタル圧送管31、及びインバート部型枠14に形成されたモルタル圧送孔14bや補助モルタル圧送孔14b’から適宜選択された圧送孔を介して、保護層充填空間19にモルタルを圧送することにより充填する。保護層充填空間19に充填したモルタルが硬化したら、好ましくは支持枠部材23を支持する伸縮ジャッキ部26を収縮することで、支持枠部材23と共に上方に移動させて、インバート部型枠14を、硬化した保護モルタル層18(図5(a)、(b)参照)から脱型することができる。
硬化した保護モルタル層18からインバート部型枠14を脱型したら、支持枠部材23や伸縮ジャッキ部26や支持ブラケット25と共に、エアーチューブ28やインバート部型枠14を撤去して、好ましくは次の施工スパンで使用できるようにする。また、図5(a)、(b)に示すように、形成したモルタル層17や保護モルタル層18の端部仕上げを行なった後に、保護モルタル層18の上での作業によって、鉄筋29を組み立てると共に型枠(図示せず)を組み立て、コンクートを打設することにより、図6(a)に示すように、従来と同様の方法によって、凹状の弧状断面を備えるインバートコンクリート13を形成することができる。
インバートコンクリートを形成したら、図6(b)に示すように、モルタル層17や保護モルタル層18の端面よりもトンネル10の軸方向において先端側に張り出した底部防水性シート11aの接合代11bを、トンネル10の軸方向に隣接する次の施工スパンのインバート部12に設置される、インバート部型枠14’に取り付けられた底部防水性シート11a’の後端側に張り出す接合代11b’と、例えば重ね合わせて溶着することにより、一体として接合する。
一体として接合した接合代11b,11b’は、図7に示すように、次の施工スパンのインバート部12を形成する際に用いるインバート部型枠14’の下面側に折り込んだ状態として、インバート部型枠14’を、前の施工スパンで形成されたモルタル層17や保護モルタル層18の端部と連設配置して固定する。これによって、上述と同様の工程に従って、次の施工スパンのインバート部12を施工することが可能になる。次の施工スパンのインバート部型枠14’の下面側に折り込まれた接合代11b,11b’は、次の施工スパンの保護モルタル層の内部に埋め込まれることで、底部防水性シート11a,11a’は、その全体が保護モルタル層の表面に現れないことになる。
また、インバート部型枠14の横幅方向の両側の端部から外側に張り出して設けられた底部防水性シート11aの接合代11bは、モルタル層17や保護モルタル層18の端部仕上げを行なった後は、モルタル層17や保護モルタル層18の横幅方向の端面から外側に張り出した状態となっている(図5(a)、図6(a)参照)。これらの接合代11bを介して、底部防水性シート11aが、トンネル10の横断面においてインバート部12と隣接するトンネルの側部10b、及びこれの上方に連続するアーチ形状部分10cに設置される防水性シート11と、強固に一体として接合されることになる(図1参照)。モルタル層17や保護モルタル層18の横幅方向の端面から外側に張り出した状態となっている接合代11bを、トンネル10の側部10bに設置される防水性シート11の下端部分と接合する作業は、上述のように、モルタル層17の上面と側部10bの吹付けコンクリート層21との段差を擦り付けるスロープ部17aを介することで、これらを重ね合わせた状態で容易に行うことが可能になる(図1参照)。接合部分の防水性シート11,11bは、インバートコンクリート13が形成された後に、側部10bからアーチ形状部分10cにかけての2次覆工30を形成する際に、打設されたまだ固まらない状態のコンクリートの圧力によって、スロープ部17aや、側部10bの吹付けコンクリート層21に押し付けられることで、たるみの無い安定した状態でこれらに密着して取り付けることが可能になる。
そして、本実施形態のインバート部における防水性シートの設置方法によれば、トンネル10のインバート部12に、インバートコンクリート13の凹状の湾曲断面に沿わせるようにして、防水性シート(底部防水性シート)11aを、ヨレやシワを生じさせることなく容易に設置することが可能になると共に、防水性シート(底部防水性シート)11aが傷つくのを効果的に回避することが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、インバートコンクリート13の凹状の湾曲断面に沿った湾曲形状を備えるインバート部型枠14の下面14aの全体を覆うようにして、底部防水性シート11aを配設しておき、トンネル10の掘削底面部10dとの間に所定の間隔をおいて底部防水性シート11aが配設された下面14aを対向配置させた状態で、インバート部型枠14を固定し、固定されたインバート部型枠14とトンネル10の掘削底面部10dとの間の充填空間16に、モルタルを圧送することにより充填して、充填圧力により底部防水性シート11aをインバート部型枠14の下面14aに密着させるようになっている。
これによって、例えば底部防水性シート11aを、粘着剤により部分的に下面14aに粘着させるだけの簡易な仮止め状態で、多くの手間をかけることなくインバート部型枠14に取り付けた場合でも、モルタルの充填圧力によって底部防水性シート11aをインバート部型枠14の下面14aに容易に密着させて、インバート部型枠14に案内させながらこれの下面14aに沿って容易に敷設することが可能になるので、硬化したモルタル層17の上面に底部防水性シート11aを残置したままインバート部型枠14を脱型するだけの簡単な操作によって、ヨレやシワを生じさせることなく、インバートコンクリート13の凹状の湾曲断面に沿わせるようにして、底部防水性シート11aを容易に設置することが可能になる。
また、インバート部型枠14の縦幅方向の一方の端部に、モルタル圧送孔14bが、インバート部型枠14の横幅方向における凹状の湾曲断面の中央部分に配置されて開口形成されているので、モルタル圧送孔14bから圧送されるモルタルによる充填圧力の生じる向きが、常に同じ方向(縦幅方向では他方の端部側の方向、横幅方向では左右に広がる方向)になり、これに伴って底部防水性シート11aのヨレやシワが、充填圧力の生じる同じ方向に押し出されていくことになるので、底部防水性シート11aを、さらに効果的にヨレやシワを生じさせることなく、インバートコンクリート13の凹状の湾曲断面に沿わせるようにして設置することが可能になる。
また、本実施形態によれば、好ましくは上方に移動させたインバート部型枠14を用いて、残置された底部防水性シート11aを覆って保護モルタル層18を形成した後に、形成された保護モルタル層18の上で、インバートコンクリート13を形成する作業を行なうようになっているので、保護モルタル層18によって底部防水性シート11aを効果的に保護して、インバートコンクリート13の作業時に組み立てられる鉄筋や、作業員が歩き回ること等によって、底部防水性シート11aが傷つくことになるのを、効果的に回避することが可能になる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の防水性シートの設置方法を用いてインバート部に防水性シートが設置される構造物は、トンネル以外の地中構造物であっても良い。トンネル等の地中構造物は、汚染水を流下させるものであっても良く、原子力発電所等で汚染された廃棄物の貯蔵施設として利用するものであっても良い。本発明の防水性シートの設置方法は、このような地中構造物から汚染水や廃棄物等を外部に流出させないようにするための設置方法として用いることができる。地中構造物は、廃棄物貯蔵用の構造物以外の構造物であっても良い。保護コンクリート層や保護モルタル層は、上方に移動させたインバート部型枠を用いて形成する必要は必ずしも無く、その他の型枠部材を用いて、手均しによって形成することもできる。固定されたインバート部型枠との間に充填空間を形成する掘削底面部は、掘削された地盤面を覆う下地コンクリート層や下地モルタル層による底面部となっている必要は必ずしもなく、砕石層による掘削底面部や、地山による掘削底面部であっても良い。防水性シートは、インバート部型枠の周縁部から接合代を外側に張り出させた状態で、インバート部型枠の下面を覆って取り付けられていなくても良い。
また、充填空間のモルタル等の圧送は、モルタル圧送孔等にモルタル圧送管を接続して行う必要は必ずしも無く、モルタル圧送孔や端部型枠として用いたエアーチューブの隙間から、打設用のホースを充填空間に挿入して、挿入した打設用のホースを引く抜きながら充填空間の奥側から圧送して打設することもできる。モルタル圧送孔の入口側から圧送する場合には、流動性の高いモルタル等を用いることが好ましい。充填空間の奥側からモルタル等を圧送して打設する場合には、凹状の湾曲断面の充填空間の両側の立上り部分まで圧入してから打設用のホースを引き抜く際に、モルタル等の流動性が高いとホースが詰まり易くなってホースによる圧送や引き抜きが困難になることから、流動性が比較的低いモルタル等を用いることが好ましい。
上記の実施形態では、保護モルタル層18を形成した後、インバートコンクリート13を形成してから、次の施工スパンに移動して、底部防水性シート11aが上面に設置されたモルタル層17や保護モルタル層18を形成していたが、前の施工スパンのインバートコンクリート13を形成する作業を開始する前に、次の施工スパンのモルタル層17や保護モルタル層18を形成する作業を開始しても良く、両者を並行して行うこともできる。
10 トンネル(地中構造物)
10a 底部
10b 側部
10c アーチ形状部分(上部)
10d 掘削底面部
10e 底部地盤面
11 防水性シート
11a 底部防水性シート
11b 接合代(周縁部分)
11c 不織布
11d モルタル打設孔
11e 端部分
12 インバート部
13 インバートコンクリート(二次覆工)
14 インバート部型枠14
14a 下面
14b モルタル圧送孔
16 充填空間
17 モルタル層
17a スロープ部
18 保護モルタル層
19 保護層充填空間
20 下地コンクリート層(1次覆工)
21 吹付けコンクリート層(1次覆工)
23 支持枠部材
23a 下端支持パイプ
24 取付け金具
25 支持ブラケット
26 伸縮ジャッキ部
27 スペーサー部材
28 エアーチューブ
29 鉄筋
30 2次覆工
31 モルタル圧送管

Claims (4)

  1. 地中構造物の底部に設けられる、凹状の湾曲断面を備えるインバートコンクリートによるインバート部を形成する際に、インバート部に防水性シートを設置するための防水性シートの設置方法であって、
    インバートコンクリートの前記凹状の湾曲断面に沿った湾曲形状を備えるインバート部型枠の下面の全体を覆うようにして、防水性シートを配設しておき、
    地中構造物の掘削底面部との間に所定の間隔おいて前記防水性シートが配設された下面を対向配置させた状態で、前記インバート部型枠を固定し、
    固定された前記インバート部型枠と地中構造物の掘削底面部との間の充填空間に、コンクリート又はモルタルを圧送することにより充填して、充填圧力により前記防水性シートを前記インバート部型枠の下面に密着させ、
    充填されたコンクリート又はモルタルが硬化したら、硬化したコンクリート層又はモルタル層の上面に前記防水性シートを残置したまま、前記インバート部型枠を脱型し、
    インバートコンクリートを2次覆工として形成するのに先立って、残置された前記防水性シートを覆って保護コンクリート層又は保護モルタル層を形成した後に、形成された前記保護コンクリート層又は保護モルタル層の上で、インバートコンクリートを形成する作業を行なえるようにするインバート部における防水性シートの設置方法。
  2. 前記保護コンクリート層又は保護モルタル層は、前記インバート部型枠を、前記防水性シートを残置したまま上方に移動させて、硬化した前記コンクリート層又はモルタル層から脱型し、上方に移動させた前記インバート部型枠と残置された前記防水性シートとの間の保護層充填空間に、コンクリート又はモルタルを圧送して充填することによって形成される請求項1記載のインバート部における防水性シートの設置方法。
  3. 固定された前記インバート部型枠との間に前記充填空間が形成される地中構造物の掘削底面部は、掘削された底部地盤面を覆う下地コンクリート層又は下地モルタル層による底面部となっている請求項1又は2記載のインバート部における防水性シートの設置方法。
  4. 前記防水性シートは、前記インバート部型枠の周縁部から接合代を外側に張り出させた状態で、前記インバート部型枠の下面を覆って取り付けられており、前記接合代を介して、地中構造物の横断面において前記インバート部と隣接する該地中構造物の側部に設置される防水性シート、又は地中構造物の軸方向において隣接する施工スパンのインバート部に設置される防水性シートと、一体として接合されるようになっている請求項1~3のいずれか1項記載のインバート部における防水性シートの設置方法。
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