JP7156841B2 - アキュムレータ及び冷凍サイクル - Google Patents
アキュムレータ及び冷凍サイクル Download PDFInfo
- Publication number
- JP7156841B2 JP7156841B2 JP2018131502A JP2018131502A JP7156841B2 JP 7156841 B2 JP7156841 B2 JP 7156841B2 JP 2018131502 A JP2018131502 A JP 2018131502A JP 2018131502 A JP2018131502 A JP 2018131502A JP 7156841 B2 JP7156841 B2 JP 7156841B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- container
- accumulator
- port
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Compressor (AREA)
Description
特許文献1には、冷凍装置のアキュムレータが記載されている。この特許文献1では、複数台のコンプレッサに対して一台のアキュムレータが設けられている。この特許文献1に記載のアキュムレータは、複数台のコンプレッサにそれぞれ接続されるU字管を備えている。これら複数のU字管は、一つの容器内に収容されている。この特許文献1のアキュムレータは、容器の上部に接続された入口管から冷媒が導入される。この入口管から導入された冷媒のうち、液冷媒は、その自重により下方に移動して容器の下部に溜まる。その一方で、気体冷媒は、容器内の上部に配置されたU字管の吸込口からU字管内の流路を介してアキュムレータから排出される。
この発明の第一態様によれば、アキュムレータは、容器と、U字管と、入口管と、を備えている。容器は、冷媒を気液分離する内部空間を有している。U字管は、直管部と曲管部とを備えている。直管部は、前記容器を上下方向に貫通するとともに、気体冷媒を取り込む吸込口を前記内部空間の上部に有している。曲管部は、前記容器の外部に配置されて前記直管部の下端部から上方に向かって折り返すように形成されている。入口管は、前記容器の内部に冷媒を噴射する噴射口を備え、上下方向から見て前記噴射口から前記冷媒を噴射する方向に延びる第一仮想直線が、前記噴射口の中心と前記直管部の中心とを通る第二仮想直線に対して傾斜するように配置されている。前記容器は、上下方向に延びる軸線を有し、前記軸線を中心とした断面円形の内壁面を有した胴部を備え、前記直管部は、前記軸線を中心とした円管状に形成され、前記吸込口は、上下方向から見て、前記第二仮想直線を挟んで前記第一仮想直線とは反対側に配置されるとともに、前記第一仮想直線と前記容器の内壁面との交点と前記軸線とを通る第三仮想直線状に配置されている。
この第一態様では、直管部が容器を上下方向に貫通している。そのため、直管部の上部と下部とが容器によって支持される。そのため、U字管を全て容器内に配置する場合に必要となるブラケットを省略できる。第一態様では、上下方向から見て第一仮想直線が、第二仮想直線に対して傾斜している。そのため、噴射口から噴射された冷媒が、直管部周りに旋回する。この旋回による遠心力及び、気体冷媒と液冷媒との密度差によって、液冷媒が気体冷媒よりも外側を旋回して容器の内壁面に付着し、重力により容器の内壁面を伝って下方へ流れ落ちる。この第一態様では、曲管部が容器の外部に配置され、直管部のみが容器の内部に配置されるため、冷媒の旋回する旋回中心が上下方向に延びる直線状になる。したがって、曲管部が容器の内部に配置されている場合と比較して、ブラケットに冷媒が衝突して飛散することで液冷媒が吸入口に入り込んだり、ブラケットや曲管部によって冷媒の旋回が阻害されたりすることを抑制して、気液分離の効率向上を図ることができる。
このように構成することで、噴射口から噴射された冷媒が容器の内壁面や直管部の外周面に衝突して飛散したとしても重力により直ぐに下方へ向かうので、冷媒の衝突位置よりも上方に配置された吸込口から直管部の内部に液冷媒が入り込むことを抑制できる。
この第三態様では、第一又は第二態様に係るアキュムレータを備えている。そのため、アキュムレータによる冷媒の気液分離の効率向上が可能となる。したがって、アキュムレータを大型化することなくコンプレッサに液冷媒が供給されることを抑制し、冷凍サイクルの信頼性を向上できる。
図1は、この発明の実施形態における冷凍サイクルの概略構成を示す構成図である。
図1に示すように、この実施形態の冷凍サイクル100は、循環ライン10と、アキュムレータ5と、コンプレッサ60と、第一熱交換器1と、第二熱交換器2と、膨張弁3と、四方切替弁4と、を備えている。この実施形態の冷凍サイクル100は、例えば、陸上輸送用の冷凍ユニット(陸上レフユニットともいう)に使用することができる。以下の説明では、通常時は、第一熱交換器1が凝縮器として機能し、第二熱交換器2が蒸発器として機能する場合について説明するが、四方切替弁4によって第一熱交換器1の機能と第二熱交換器の機能とを切り替えても良い。
図2に示すように、アキュムレータ5は、容器21と、U字管22と、入口管24と、を備えている。容器21は、蒸発器として機能する第一熱交換器1又は第二熱交換器2から供給される冷媒Rを気液分離する内部空間S1を有している。この実施形態で例示する容器21は、円筒状に形成された胴部21Aと、胴部21Aの両端部を塞ぐ二つの鏡板部21Bとを備えている。この容器21は、胴部21Aの軸線O1が上下方向(より具体的には、鉛直方向)に延びる姿勢で、例えば、コンプレッサ60に隣接して配置されている。なお、この実施形態では、鏡板部21Bが球面を有する場合を例示しているが、鏡板部21Bの形状は、この形状に限られない。
直管部26は、内部空間S1の内部で上下方向に延びる断面円形の管状(言い換えれば、円管状)に形成されている。直管部26は、内部空間S1の気体冷媒RGを取り込む吸込口28を上部に有している。この実施形態における吸込口28は、上下方向に長い楕円状に形成されている。
図3、図4に示すように、入口管24は、容器21の内部に冷媒Rを噴射する噴射口33を有している。この噴射口33は、吸込口28よりも下方に配置されている。言い換えれば、吸込口28は、噴射口33よりも上方に配置されている。この実施形態における入口管24は、円管状に形成されている。この実施形態における噴射口33は、胴部21Aの径方向で容器21の内壁面21iと同じ位置(言い換えれば、面一)に配置されている。
また、この実施形態における直管部26は、容器21内の最下部に油戻し孔36を有している。この油戻し孔36は、U字管22内に、容器21の下部に貯留された潤滑油を含む液冷媒RLを導入可能となっている。
そのため、U字管を支持するブラケットに冷媒Rが衝突して飛散することで、液冷媒RLが吸込口28に入り込むことを抑制できる。
したがって、気液分離の効率向上を図ることができる。
したがって、冷媒Rを円滑に旋回させることが可能となり、気液分離の効率をより一層向上できる。
この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、吸込口28が楕円に形成されている場合について説明した。しかし、吸込口28の形状は楕円に限られず、例えば、円形、長円形、矩形等、他の形状としても良い。
1a 第一冷媒口
1b 第二冷媒口
2 第二熱交換器
2a 第一冷媒口
2b 第二冷媒口
3 膨張弁
4 四方切替弁
4a 第一ポート
4b 第二ポート
4c 第三ポート
4d 第四ポート
5 アキュムレータ
5a 冷媒入口
5b 冷媒出口
10 循環ライン
21 容器
21A 胴部
21B 鏡板部
21i 内壁面
22 U字管
24 入口管
26 直管部
26o 外周面
27 曲管部
28 吸込口
33 噴射口
35 均圧管
36 油戻し孔
60 コンプレッサ
65 吸入口
66 吐出口
100 冷凍サイクル
IL1 第一仮想直線
IL2 第二仮想直線
IL3 第三仮想直線
Claims (3)
- 冷媒を気液分離する内部空間を有した容器と、
前記容器を上下方向に貫通するとともに、気体冷媒を取り込む吸込口を前記内部空間の上部に有した直管部と、前記容器の外部に配置されて前記直管部の下端部から上方に向かって折り返すように形成された曲管部と、を有するU字管と、
前記容器の内部に冷媒を噴射する噴射口を備え、上下方向から見て前記噴射口から前記冷媒を噴射する方向に延びる第一仮想直線が、前記噴射口の中心と前記直管部の中心とを通る第二仮想直線に対して傾斜するように配置された入口管と、
を備え、
前記容器は、
上下方向に延びる軸線を有し、前記軸線を中心とした断面円形の内壁面を有した胴部を備え、
前記直管部は、前記軸線を中心とした円管状に形成され、
前記吸込口は、
上下方向から見て、前記第二仮想直線を挟んで前記第一仮想直線とは反対側に配置されるとともに、前記第一仮想直線と前記容器の内壁面との交点と前記軸線とを通る第三仮想直線状に配置されている
アキュムレータ。 - 前記吸込口は、
上下方向で前記噴射口よりも上方に配置されている請求項1に記載のアキュムレータ。 - 冷媒が流れる循環ラインと、
前記冷媒を気液分離する請求項1又は2に記載のアキュムレータと、
前記アキュムレータによって分離された気体冷媒を圧縮するコンプレッサと、
前記循環ライン中に配置され、前記循環ラインを流れる前記冷媒と第一媒体とを熱交換させて、前記冷媒を相変化させる第一熱交換器と、
前記循環ライン中に配置され、前記循環ラインを流れる前記冷媒と第二媒体とを熱交換させて、前記冷媒を相変化させる第二熱交換器と、
前記第一熱交換器と前記第二熱交換器との間の前記循環ラインのうち、前記コンプレッサが配置されていない側の前記循環ラインに配置されている膨張弁と、
を備える冷凍サイクル。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018131502A JP7156841B2 (ja) | 2018-07-11 | 2018-07-11 | アキュムレータ及び冷凍サイクル |
JP2022160990A JP7430759B2 (ja) | 2018-07-11 | 2022-10-05 | アキュムレータ及び冷凍サイクル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018131502A JP7156841B2 (ja) | 2018-07-11 | 2018-07-11 | アキュムレータ及び冷凍サイクル |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022160990A Division JP7430759B2 (ja) | 2018-07-11 | 2022-10-05 | アキュムレータ及び冷凍サイクル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020008240A JP2020008240A (ja) | 2020-01-16 |
JP7156841B2 true JP7156841B2 (ja) | 2022-10-19 |
Family
ID=69151090
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018131502A Active JP7156841B2 (ja) | 2018-07-11 | 2018-07-11 | アキュムレータ及び冷凍サイクル |
JP2022160990A Active JP7430759B2 (ja) | 2018-07-11 | 2022-10-05 | アキュムレータ及び冷凍サイクル |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022160990A Active JP7430759B2 (ja) | 2018-07-11 | 2022-10-05 | アキュムレータ及び冷凍サイクル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7156841B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111810380B (zh) * | 2020-06-09 | 2022-06-17 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 一种消音装置、包括其的压缩机组件及冰箱 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007101121A (ja) | 2005-10-06 | 2007-04-19 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍空調装置 |
WO2010090288A1 (ja) | 2009-02-06 | 2010-08-12 | 東芝キヤリア株式会社 | 冷凍サイクル用容器と冷凍サイクル装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS471949Y1 (ja) * | 1969-06-24 | 1972-01-24 | ||
JPH0318467U (ja) * | 1989-06-28 | 1991-02-22 | ||
JPH08271094A (ja) * | 1995-04-04 | 1996-10-18 | Matsushita Refrig Co Ltd | アキュムレータ |
JP2013134004A (ja) | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Chiyoda Kucho Kiki Kk | アキュムレータ及びアキュムレータの製造方法 |
-
2018
- 2018-07-11 JP JP2018131502A patent/JP7156841B2/ja active Active
-
2022
- 2022-10-05 JP JP2022160990A patent/JP7430759B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007101121A (ja) | 2005-10-06 | 2007-04-19 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍空調装置 |
WO2010090288A1 (ja) | 2009-02-06 | 2010-08-12 | 東芝キヤリア株式会社 | 冷凍サイクル用容器と冷凍サイクル装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022173565A (ja) | 2022-11-18 |
JP7430759B2 (ja) | 2024-02-13 |
JP2020008240A (ja) | 2020-01-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5493769B2 (ja) | 蒸発器ユニット | |
JP5482767B2 (ja) | エジェクタ式冷凍サイクル | |
JP3945252B2 (ja) | エジェクタサイクル用の気液分離器 | |
JP2008032269A (ja) | アキュムレータ | |
US10935288B2 (en) | Condenser | |
US6494059B2 (en) | Receiver tank for use in refrigeration cycle, heat exchanger with said receiver tank, and condensing apparatus for use in refrigeration cycle | |
WO2013076971A1 (ja) | 気液分離器および冷凍サイクル装置 | |
JP7430759B2 (ja) | アキュムレータ及び冷凍サイクル | |
JP2008196721A (ja) | 気液分離器 | |
JP2008008577A (ja) | 冷凍サイクル | |
JP5316465B2 (ja) | 蒸発器ユニット | |
JP5381875B2 (ja) | 蒸発器ユニット | |
JP2014055765A (ja) | 蒸発器ユニット | |
JP5977952B2 (ja) | エコノマイザ及び冷凍機 | |
JP7235451B2 (ja) | アキュムレータ | |
KR20220158796A (ko) | 증발기 | |
JP2009019781A (ja) | 熱交換器 | |
JP2014124573A (ja) | 気液分離器 | |
JP2007107861A (ja) | リキッドタンク | |
JP6601022B2 (ja) | 気液分離装置 | |
JP7304518B2 (ja) | 気液分離器および気液分離器を備えた冷媒循環システム | |
JP6849094B2 (ja) | 気液分離器および冷媒回路 | |
WO2022239211A1 (ja) | 冷媒貯留容器及び該冷媒貯留容器を備えた冷凍サイクル装置 | |
WO2023017594A1 (ja) | 冷媒貯留容器及び該冷媒貯留容器を備えた冷凍サイクル装置 | |
JP2017020700A (ja) | コンデンサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20210706 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220412 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220419 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220620 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220906 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221006 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7156841 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |