JP7156819B2 - リチウムイオン電池セパレータ用基材及びリチウムイオン電池セパレータ - Google Patents
リチウムイオン電池セパレータ用基材及びリチウムイオン電池セパレータ Download PDFInfo
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Description
<基材の作製>
芯成分がポリプロピレン樹脂で、鞘成分がポリエチレン樹脂である繊度0.2dtex(平均繊維径5.6μm)、繊維長3mmの芯鞘型複合繊維98質量部と、全芳香族ポリアミド繊維のパルプ状物(平均繊維長1.7mm、平均繊維径10μm)を、高圧ホモジナイザーを用いて、変法濾水度50mlにまでフィブリル化させたフィブリル化耐熱性繊維2質量部とを、パルパーにより水中に分散し、濃度0.5質量%の均一な抄紙スラリーを調製し、円網型抄紙機を用いて湿紙ウェブを得て、表面温度135℃のシリンダードライヤーによって乾燥し、シートを得た。片方のロールがクロムメッキされた鋼製ロールであり、他方のロールが硬度ショアーD92の樹脂ロールであり、鋼製ロールの表面温度が128℃の熱カレンダー装置により、表1に記載した線圧で、得られたシートを熱カレンダー処理し、坪量が6g/m2、厚さ15μmの基材を作製した。
体積平均粒子径0.9μm、比表面積5.5m2/gのベーマイト100部を、その1質量%水溶液の25℃における粘度が200mPa・sのカルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.3%水溶液120部に混合し十分撹拌し、ついで、その1質量%水溶液の25℃における粘度が7000mPa・sのカルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.5%水溶液300部、リチウムイオン電池用スチレンブタジエンゴム(SBR)系バインダー(JSR株式会社製、商品名:TRD2001)(固形分濃度48%)10部を混合、撹拌して塗液を調製した。
前記基材の片面上に、キスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量が10g/m2となるように塗液を塗工・乾燥し、セパレータを作製した。
芯成分がポリプロピレン樹脂で、鞘成分がポリエチレン樹脂である繊度0.2dtex(平均繊維径5.6μm)、繊維長3mmの芯鞘型複合繊維90質量部と、全芳香族ポリアミド繊維のパルプ状物(平均繊維長1.7mm、平均繊維径10μm)を、高圧ホモジナイザーを用いて、変法濾水度50mlにまでフィブリル化させたフィブリル化耐熱性繊維10質量部とした以外、実施例1と同様な方法で坪量6g/m2、厚さ15μmの基材を作製した。ついで、実施例1で用いた塗液を、実施例1と同様の方法で、塗工量10g/m2となるように塗工・乾燥し、セパレータを作製した。
芯成分がポリプロピレン樹脂で、鞘成分がポリエチレン樹脂である繊度0.2dtex(平均繊維径5.6μm)、繊維長3mmの芯鞘型複合繊維80質量部と、全芳香族ポリアミド繊維のパルプ状物(平均繊維長1.7mm、平均繊維径10μm)を、高圧ホモジナイザーを用いて、変法濾水度350mlにまでフィブリル化させたフィブリル化耐熱性繊維20質量部とした以外、実施例1と同様な方法で坪量7g/m2、厚さ18μmの基材を作製した。ついで、実施例1で用いた塗液を、実施例1と同様の方法で、塗工量10g/m2となるように塗工・乾燥し、セパレータを作製した。
芯成分がポリプロピレン樹脂で、鞘成分がポリエチレン樹脂である繊度0.2dtex(平均繊維径5.6μm)、繊維長3mmの芯鞘型複合繊維70質量部と、全芳香族ポリアミド繊維のパルプ状物(平均繊維長1.7mm、平均繊維径10μm)を、高圧ホモジナイザーを用いて、変法濾水度350mlにまでフィブリル化させたフィブリル化耐熱性繊維30質量部とした以外、実施例1と同様な方法で坪量8g/m2、厚さ20μmの基材を作製した。ついで、実施例1で用いた塗液を、実施例1と同様の方法で、塗工量10g/m2となるように塗工・乾燥し、セパレータを作製した。
芯成分がポリプロピレン樹脂で、鞘成分がポリエチレン樹脂である繊度0.2dtex(平均繊維径5.6μm)、繊維長3mmの芯鞘型複合繊維60質量部と、全芳香族ポリアミド繊維のパルプ状物(平均繊維長1.7mm、平均繊維径10μm)を、高圧ホモジナイザーを用いて、変法濾水度350mlにまでフィブリル化させたフィブリル化耐熱性繊維40質量部とした以外、実施例1と同様な方法で坪量8g/m2、厚さ20μmの基材を作製した。ついで、実施例1で用いた塗液を、実施例1と同様の方法で、塗工量10g/m2となるように塗工・乾燥し、セパレータを作製した。
芯成分がポリプロピレン樹脂で、鞘成分がポリエチレン樹脂である繊度0.5dtex(平均繊維径8.1μm)、繊維長3mmの芯鞘型複合繊維90質量部と、全芳香族ポリアミド繊維のパルプ状物(平均繊維長1.7mm、平均繊維径10μm)を、高圧ホモジナイザーを用いて、変法濾水度50mlにまでフィブリル化させたフィブリル化耐熱性繊維10質量部とした以外、実施例1と同様な方法で坪量8g/m2、厚さ18μmの基材を作製した。ついで、実施例1で用いた塗液を、実施例1と同様の方法で、塗工量10g/m2となるように塗工・乾燥し、セパレータを作製した。
芯成分がポリプロピレン樹脂で、鞘成分がポリエチレン樹脂である繊度0.2dtex(平均繊維径5.6μm)、繊維長3mmの芯鞘型複合繊維70質量部と、0.3dtex(平均繊維径6.7μm)、繊維長3mmのポリプロピレン短繊維10質量部と、全芳香族ポリアミド繊維のパルプ状物(平均繊維長1.7mm、平均繊維径10μm)を、高圧ホモジナイザーを用いて、変法濾水度50mlにまでフィブリル化させたフィブリル化耐熱性繊維20質量部とした以外、実施例1と同様な方法で坪量7g/m2、厚さ15μmの基材を作製した。ついで、実施例1で用いた塗液を、実施例1と同様の方法で、塗工量10g/m2となるように塗工・乾燥し、セパレータを作製した。
芯成分がポリプロピレン樹脂で、鞘成分がポリエチレン樹脂である繊度0.2dtex(平均繊維径5.6μm)、繊維長3mmの芯鞘型複合繊維100質量部とした以外、実施例1と同様な方法で坪量8g/m2、厚さ20μmの基材を作製した。ついで、実施例1で用いた塗液を、実施例1と同様の方法で、塗工量10g/m2となるように塗工・乾燥し、セパレータを作製した。
芯成分がポリプロピレン樹脂で、鞘成分がポリエチレン樹脂である繊度0.2dtex(平均繊維径5.6μm)、繊維長3mmの芯鞘型複合繊維98.6質量部と、全芳香族ポリアミド繊維のパルプ状物(平均繊維長1.7mm、平均繊維径10μm)を、高圧ホモジナイザーを用いて、変法濾水度50mlにまでフィブリル化させたフィブリル化耐熱性繊維1.4質量部とした以外、実施例1と同様な方法で坪量6g/m2、厚さ15μmの基材を作製した。ついで、実施例1で用いた塗液を、実施例1と同様の方法で、塗工量10g/m2となるように塗工・乾燥し、セパレータを作製した。
芯成分がポリプロピレン樹脂で、鞘成分がポリエチレン樹脂である繊度0.2dtex(平均繊維径5.6μm)、繊維長3mmの芯鞘型複合繊維59.5質量部と、全芳香族ポリアミド繊維のパルプ状物(平均繊維長1.7mm、平均繊維径10μm)を、高圧ホモジナイザーを用いて、変法濾水度350mlにまでフィブリル化させたフィブリル化耐熱性繊維40.5質量部とした以外、実施例1と同様な方法で坪量8g/m2、厚さ20μmの基材を作製した。ついで、実施例1で用いた塗液を、実施例1と同様の方法で、塗工量10g/m2となるように塗工・乾燥し、セパレータを作製した。
JIS P8124に準拠して、基材及びセパレータの坪量を測定した。塗層の塗工量はセパレータの坪量から基材の坪量を差し引いて算出した。
JIS B7502に規定された外側マイクロメーターを用いて、5N荷重時の厚さを測定した。
各セパレータから幅方向100mm×流れ方向100mmサイズの試験片を5枚切り出し、幅10mm×長さ50mmのセロハンテープを、流れ方向と幅方向に、セパレータの塗層の上から軽く貼り付けて、1kgのステンレス製の円柱を2往復させた。その後、セロハンテープを塗層から剥がし、セパレータを目視にて観察し、次の評価基準で評価した。
△:塗層の約半分が基材から剥がれている。
×:塗層の殆ど全部分が基材から剥がれている。
各セパレータの塗層表面を目視にて観察し、次の評価基準で評価した。
△:塗層表面にはじきはないが、凹凸やピンホールがわずかに見られる。
×:塗層表面にはじきが見られる。
Claims (3)
- フィブリル化耐熱性繊維と合成樹脂短繊維とを含有してなるリチウムイオン電池セパレータ用基材において、該基材に含まれる全繊維成分に対して、フィブリル化耐熱性繊維の含有率が10質量%以上40質量%以下であり、合成樹脂短繊維として、融点160℃以上の樹脂を芯成分とし、ポリエチレン樹脂を鞘成分とする芯鞘型複合繊維を含むことを特徴とするリチウムイオン電池セパレータ用基材。
- 前記芯鞘型複合繊維の芯成分がポリプロピレン樹脂であり、平均繊維径が6μm以下である請求項1記載のリチウムイオン電池セパレータ用基材。
- 請求項1又は2に記載のリチウムイオン電池セパレータ用基材と無機粒子を含む塗層とを有していることを特徴とするリチウムイオン電池セパレータ。
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