JP7156428B2 - エレベーターの音声案内装置 - Google Patents

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本発明は、利用者に対して複数言語で音声案内を行うエレベーターの音声案内装置に関する。
我が国の国際化に伴い、エレベーターの利用者に対して複数言語で音声案内を行うことが求められている。例えば、特開2004-35131号公報には、言語が異なる複数の案内文を同時に又は逐次的に報知するエレベーターの報知装置が開示されている。
特開2004-35131号公報
言語順に音声案内を放送する場合、言語の種類が多くなるほど音声案内に要する時間がより長くなるという問題が生じる。例えば、日本語、英語、中国語及び韓国語の4カ国語で音声案内を行う場合、日本語による音声案内、英語の音声案内、中国語の音声案内、及び韓国語の音声案内を順番に行うと、韓国語を母国語とする利用者は、韓国語で音声案内がなされるまでにかなりの時間待たされることになる。このような状況は、緊急時に音声案内を行う場合には特に問題であって、音声案内の順番が遅い言語を母国語とする利用者に、迅速に情報を伝えることができず、更には、そのような利用者をかなりの時間不安にさせることになる。
音声案内において言語が異なる複数の案内文を同時に音声出力する場合、音声案内に要する時間は短くなる。しかしながら、このような手法では、言語の数が多くなるほど、各言語の音声が聞き取りにくくなるという問題が生じる。
本発明は、上記の問題を解決するものであり、複数言語で音声案内を放送するエレベーターの音声案内装置であって、外国人を含む利用者が理解しやすいような形態で同時並行的に且つ(複数言語による)案内時間が短くなるように音声案内が構成されたエレベーターの音声案内装置を提供する。
本発明のエレベーターの音声案内装置は、複数言語による音声案内を同時並行的に放送するエレベーターの音声案内装置であって、前記音声案内に係る音声データを格納する記憶手段と、前記音声データに基づいて音声をかご内に又はエレベーター乗り場に出力する音声出力手段と、前記音声案内の放送を制御する制御手段とを備えており、前記音声案内は、前記音声出力手段によって逐次的音声出力される複数の案内言葉を言語毎に含んでおり、前記音声案内に含まれる案内言葉の各々が音声出力されるタイミングは互いに異なるように構成されている。
本発明のエレベーターの音声案内装置は、複数言語による音声案内を同時並行的に放送するエレベーターの音声案内装置であって、前記音声案内に係る音声データを格納する記憶手段と、前記音声データに基づいて音声をかご内に又はエレベーター乗り場に出力する音声出力手段と、前記音声案内の放送を制御する制御手段とを備えており、前記音声案内は、前記音声出力手段によって逐次的に音声出力される複数の案内言葉を言語毎に含んでおり、各言語において最初に音声出力される第1案内言葉は、同じタイミングで音声出力され、各言語の第1案内言葉を除く前記音声案内に含まれる案内言葉の各々が音声出力されるタイミングは互いに異なるように構成されている。
本発明のエレベーターの音声案内装置は、複数言語による音声案内を同時並行的に放送するエレベーターの音声案内装置であって、前記音声案内に係る音声データを格納する記憶手段と、前記音声データに基づいて音声をかご内に又はエレベーター乗り場に出力する音声出力手段と、前記音声案内の放送を制御する制御手段とを備えており、前記音声案内は、前記音声出力手段によって逐次的に音声出力される複数の案内言葉を言語毎に含んでおり、ある言語の複数の案内言葉のうちのある特定の案内言葉と、前記特定の案内言葉に対応しているその他の言語の案内言葉とが、前記音声案内に含まれるその他の案内言葉と比較して大きな音量で且つ互いに重ならないように音声出力されるように構成されている。
本発明のエレベーターの音声案内装置は、2つの言語による音声案内を同時並行的に放送した後、前記2つの言語と異なる2つの言語による音声案内を同時並行的に放送するエレベーターの音声案内装置であって、前記2つの言語による音声案内と前記2つの言語と異なる2つの言語による音声案内とに係る音声データを格納する記憶手段と、前記音声データに基づいて音声をかご内に又はエレベーター乗り場に出力する音声出力手段と、前記音声案内の放送を制御する制御手段と、を備える。
本発明のエレベーターの音声案内装置は、少なくとも4つの言語による音声案内を放送するエレベーターの音声案内装置であって、前記音声案内に係る音声データを格納する記憶手段と、前記音声データに基づいて音声をかご内に又はエレベーター乗り場に出力する音声出力手段と、前記音声案内の放送を制御する制御手段とを備えており、前記音声出力手段は、前記かご又は前記エレベーター乗り場に設けられた第1のスピーカー及び第2のスピーカーを含んでおり、前記第1のスピーカーを用いて第1言語及び第2言語による第1の音声案内を同時並行的に放送する一方で、前記第2のスピーカーを用いて第3言語及び第4言語による第2の音声案内を同時並行的に放送し、その後、前記第1のスピーカーを用いて前記第3言語及び前記第4言語による第3の音声案内を同時並行的に放送する一方で、前記第2のスピーカーを用いて前記第1言語及び前記第2言語による第4の音声案内を同時並行的に放送する。
本発明のエレベーターの音声案内装置は、少なくとも2つの言語による音声案内を同時並行的に放送するエレベーターの音声案内装置であって、前記音声案内に係る音声データを格納する記憶手段と、前記音声データに基づいて音声をかご内に又はエレベーター乗り場に出力する音声出力手段と、前記音声案内の放送を制御する制御手段とを備えており、前記音声案内は、前記音声出力手段を用いて逐次的に音声出力される第1の言語の複数の案内言葉と、前記音声出力手段を用いて音声出力される又は逐次的に音声出力される前記第1の言語の複数の案内言葉よりも少ない数の第2の言語の案内言葉とを含んでおり、前記第1の言語の複数の案内言葉は、各々が前記第2の言語の案内言葉の何れかに対応する1又は複数の案内言葉と、前記第2の言語の案内言葉の何れにも対応しない案内言葉を含んでおり、前記第2の言語の案内言葉の何れにも対応しない案内言葉は、前記第1の言語の複数の案内言葉のうちで最初に音声出力される。前記1又は複数の案内言葉に含まれるある特定の案内言葉と、前記ある特定の案内言葉に対応する前記第2の言語の案内言葉とは、前記音声案内に含まれるその他の案内言葉と比較して大きな音量で前記音声出力手段によって音声出力されてもよい。
本発明のエレベーターの音声案内装置では、各言語の音声の性別、年齢、及び/又は周波数は互いに異なっていてもよい。
本発明のエレベーターの音声案内装置では、前記音声出力手段は、音声案内に係る音声出力に先立ってサイン音を出力してもよい。
本発明のエレベーターの音声案内装置は、上記の構成を有することで、複数言語による音声案内を利用者が理解しやすいような形態で同時並行的に且つ案内時間が短くなるように放送することができる。
図1は、本発明の一実施形態であるエレベーターの音声案内装置が設けられたエレベーターの概要を示す説明図である。 図2は、本発明の音声案内装置が放送する音声案内の例示的な実施形態を示す説明図である。 図3は、本発明の音声案内装置が放送する音声案内の例示的な実施形態を示す説明図である。 図4は、本発明の音声案内装置が放送する音声案内の例示的な実施形態を示す説明図である。 図5は、本発明の音声案内装置が放送する音声案内の例示的な実施形態を示す説明図である。 図6は、本発明の別の実施形態であるエレベーターの音声案内装置が設けられたエレベーターの概要を示す説明図である。 図7は、本発明の音声案内装置が放送する音声案内の例示的な実施形態を示す説明図である。 図8は、本発明の音声案内装置が放送する音声案内の例示的な実施形態を示す説明図である。
以下、本発明を図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態であるエレベーターの音声案内装置1が設けられたエレベーターの概要を示す説明図である。音声案内装置1は、エレベーターの利用者に複数言語で音声案内を放送するための装置であって、利用者への各種の音声案内に係る音声データを格納している音声データ格納部11と、エレベーターの運転を制御する運転制御部2から送られる通知に応答して、放送すべき音声案内に係る音声データを音声データ格納部11から読み出す音声案内制御部13と、音声案内制御部13から音声データを受け取ってアナログ音声信号を生成する音声データ処理部15とを備えている。音声案内装置1は、例えば、地震、火災、冠水、停電等の緊急事態が生じた際に利用者への音声案内を行う。
音声案内の対象であるエレベーターの利用者には、かご3に搭乗している利用者と、エレベーターの乗り場4でかご3の到着を待っている利用者とが含まれる。かご3には、行先階ボタン及びドア開閉ボタン等が設けられており、それらの押下に応じた信号を運転制御部2に送るかご内操作盤31と、かご3内の利用者への案内画像を表示するかご内ディスプレイ33と、音声データ処理部15から送られたアナログ音声信号を増幅して音声出力するかご内スピーカー17とが設けられている。エレベーターには、運転制御部2から送られる通知に応答して案内画像データを生成して、かご内ディスプレイ33に送る案内表示制御部5が設けられている。
乗り場4には、乗降用ボタン等が設けられており、それらの押下に応じた信号を運転制御部2に送る乗り場操作盤41と、乗り場4の利用者への案内画像を表示する乗り場ディスプレイ43と、音声データ処理部15から送られたアナログ音声信号を増幅して音声出力する乗り場スピーカー19とが設けられている。音声データ処理部15は、かご3内の利用者向けの音声案内に係るアナログ音声信号をかご内スピーカー17に送り、乗り場4の利用者向けの音声案内に係るアナログ音声信号を乗り場スピーカー19に送る。また、案内表示制御部5は、かご3内の利用者向けの案内画像データをかご内ディスプレイ33に送り、乗り場4の利用者向けの案内画像データを乗り場ディスプレイ43に送る。
図1では、1つの乗り場4のみが図示されているが、乗り場4以外に図示を省略した1又は複数の乗り場が存在しており、これらの乗り場の各々に、上記のような乗り場操作盤41、乗り場ディスプレイ43、及び乗り場スピーカー19が設けられることは容易に理解される。
音声データ格納部11は、本発明の記憶手段を構成するものであって、非一時的な記憶装置、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリを用いて構成される。音声案内制御部13は、本発明の制御手段を構成するものであって、運転制御部2からの通知(例えば、地震、火災、冠水又は停電が発生した旨の通知)を受信して、その通知に応じた音声案内の音声データを読み出して、音声データ処理部15に送る。音声案内の音声データには、かご3内の利用者向けのものと、乗り場4の利用者向けのものとが存在している。
音声データ格納部11では、音声データは、音声案内の内容別に、そしてかご3向けと乗り場4向けの違いに応じて、WAV等の公知のフォーマットの音声データファイル(図示せず)として格納される。音声案内制御部13は、運転制御部2からの通知に応じた音声データファイルを読み出して音声データ処理部15に送り、音声データ処理部15は、受け取った音声データファイルからアナログ音声信号を生成してかご内スピーカー17又は乗り場スピーカー19に送る。音声データ処理部15、かご内スピーカー17及び乗り場スピーカー19は、本発明の音声出力手段を構成する。音声案内制御部13及び音声データ処理部15は、例えば、音声案内制御部13及び音声データ処理部15の処理を記述したプログラムを格納するROMとそれらプログラムを実行するCPUとを備えるマイクロコンピュータ、更にはD/A変換回路等を用いて構成される。
音声案内装置1は、地震等の緊急時又は(利用者への音声案内が求められる)その他のイベントが起こった際に、複数言語で音声案内を同時並行的にかご3内又は乗り場4に放送する。ここで「同時並行的」とは、各言語の音声が、その他の少なくとも1つの言語の音声の少なくとも一部と重なるように出力又は放送されることを意味する。音声案内は、1又は複数の案内言葉(又は案内文)を言語毎に含む。各言語において、案内言葉の数が複数である場合には、それら案内言葉は逐次的に放送される。各案内言葉は、1又は複数の単語で構成されており、文字を用いて表現した場合に日本語の句点「。」や英語のピリオド「.」等の終止符で終わるものであって、単一の単語のみで構成される一語文を含む。
以下では音声案内装置1が放送する音声案内の各種形態について、音声案内に使用される言語を日本語、英語、中国語及び韓国語の4カ国語として説明する。
図2は、地震が生じた際に音声案内装置1がかご3内の利用者向けに実行する音声案内の一形態について、その進行を時系列で例示的に示す説明図である。地震が発生すると、その旨の通知が運転制御部2から音声案内装置1の音声案内制御部13に送られる。音声案内制御部13は、地震の際にかご3内の利用者に対して行う音声案内の音声データファイルを読み出して音声データ処理部15に送る。音声データ処理部15は、音声データファイルに基づいてアナログ音声信号を生成し、音声データファイルに記録された音声が当該アナログ音声信号に基づいてかご内スピーカー17で再生されることで、図2に模式的に示す音声案内が実行される。
図2に示す例では、日本語の音声案内は、かご内スピーカー17から最初に音声出力される第1日本語案内言葉7a「ご案内します。」と、第1日本語案内言葉7aの後に音声出力される第2日本語案内言葉7b「地震です。」と、第2日本語案内言葉7bの後に音声出力される第3日本語案内言葉7c「ドアが開いたら降りてください。」とを含んでいる。図2において、日本語案内言葉7a-cの各々を示している長方形の左端は、その案内言葉の音声出力がかご内スピーカー17でなされるタイミング(開始時点)を示しており、右端は、その案内言葉の音声出力が終了するタイミング(終了時点)を示している(以下に言及するその他の言語の案内言葉とサイン音6についても同様)。
英語の音声案内は、第1日本語案内言葉7aに対応(又は相当)している第1英語案内言葉8aと、第2日本語案内言葉7bに対応しており、第1英語案内言葉8aの後に音声出力される第2英語案内言葉8bと、第3日本語案内言葉7cに対応しており、第2英語案内言葉8bの後に音声出力される第3英語案内言葉8cとを含んでいる。
中国語の音声案内は、第1日本語案内言葉7a及び第1英語案内言葉8aに対応している第1中国語案内言葉9aと、第2日本語案内言葉7b及び第2英語案内言葉8bに対応しており、第1中国語案内言葉9aの後に音声出力される第2中国語案内言葉9bと、第3日本語案内言葉7c及び第3英語案内言葉8cに対応しており、第2中国語案内言葉9bの後に音声出力される第3中国語案内言葉9cとを含んでいる。
韓国語の音声案内は、第1日本語案内言葉7a、第1英語案内言葉8a及び第1中国語案内言葉9aに対応している第1韓国語案内言葉10aと、第2日本語案内言葉7b、第2日本語案内言葉7b、第2英語案内言葉8b及び第2中国語案内言葉9bに対応しており、第1韓国語案内言葉10aの後に音声出力される第2韓国語案内言葉10bと、第3日本語案内言葉7c、第3英語案内言葉8c及び第3中国語案内言葉9cに対応しており、第2韓国語案内言葉10bの後に音声出力される第3韓国語案内言葉10cとを含んでいる。
図2に示す例では、第1日本語案内言葉7a、第1英語案内言葉8a、第1中国語案内言葉9a及び第1韓国語案内言葉10aは互いに翻訳関係にあり、第2日本語案内言葉7b、第2英語案内言葉8b、第2中国語案内言葉9b及び第2韓国語案内言葉10bは互いに翻訳関係にあり、第3日本語案内言葉7c、第3英語案内言葉8c、第3中国語案内言葉9c及び第3韓国語案内言葉10cは互いに翻訳関係にある。しかしながら、これらの案内言葉は翻訳関係によって対応している必要は必ずしもなく、互いに対応している各言語の案内言葉は、それらが伝える内容(又は情報)又は内容の少なくとも一部が共通していればよい。
図2に示す例では、音声案内は、音声案内が行われることを利用者に知らせる目的でかご内スピーカー17から出力されるサイン音6(例えば、チャイム音やブザー音)の後に始まる。サイン音6の後、第1日本語案内言葉7a、第2日本語案内言葉7b及び第3日本語案内言葉7cがかご内スピーカー17を用いて逐次的に音声出力されることで、日本語の案内音声がかご3内に放送される。加えて、第1英語案内言葉8a、第2英語案内言葉8b及び第3英語案内言葉8cが逐次的に音声出力され、第1中国語案内言葉9a、第2中国語案内言葉9b及び第3中国語案内言葉9cが逐次的に音声出力され、第1韓国語案内言葉10a、第2韓国語案内言葉10b及び第3韓国語案内言葉10cとが逐次的に音声出力されることで、日本語の音声案内と、英語の音声案内と、中国語の音声案内と、韓国語の音声案内とが同時並行的にかご3内に放送される。
図2に例示された音声案内の形態は、音声案内に含まれる案内言葉の各々が音声出力されるタイミングが互いに異なるように構成されていることを特徴としている。図2に示す例では、第1乃至3日本語案内言葉7a-c、第1乃至3英語案内言葉8a-c、第1乃至3中国語案内言葉9a-c、及び第1乃至3韓国語案内言葉10a-cの各々が音声出力されるタイミングは、互いに異なっている。案内言葉の各々が音声出力されるタイミングが互いに異なるようにすることで、複数言語の同時並行的な音声案内によって音声案内を構成する全ての案内言葉の音声出力に要する時間が短くなっている一方で、各言語の案内言葉の各々をその言語を理解できる利用者が聞き取ることが容易にされている。
図2に例示された音声案内に関連して音声データ処理部15から読み出される音声データファイルには、音声出力される第1乃至3日本語案内言葉7a-cの音声、第1乃至3英語案内言葉8a-cの音声、第1乃至3中国語案内言葉9a-cの音声、及び第1乃至3韓国語案内言葉10a-cの音声が、図2に示す音声出力のタイミングを実現するように記録されている。サイン音6の音声データファイルも音声データ格納部11に格納されており、音声案内の音声データファイルに先だって読み出されて再生される。
地震が発生した旨の通知を運転制御部2から受け取ると、案内表示制御部5は、音声案内される情報に関連した情報を視覚的に利用者に示すための画像データを生成してかご内ディスプレイ33に送る。図2に例示された音声案内に合わせて、情報が視覚的にかご内ディスプレイ33に表示されることで、利用者の理解が促進される。
上記のような音声案内は、乗り場4にいる利用者に対しても案内言葉を変更して同様に行われる。つまり、地震が発生した旨の通知を運転制御部2から受け取ると、音声案内制御部13は、地震の際に乗り場4にいる利用者に対して行う音声案内の音声データファイルを読み出して、音声データ処理部15に送る。音声データ処理部15は、音声データファイルに基づいてアナログ音声信号を生成し、音声データファイルに記録された音声が当該アナログ音声信号に基づいて乗り場スピーカー19で再生される。更に、この音声案内に関連した情報が視覚的に乗り場ディスプレイ43に表示される。例えば、乗り場4にいる利用者に対しては、地震が発生した旨と避難経路に沿って屋外に避難する旨と伝えるための音声案内が上記の4カ国語で同時並行的に放送される。
図3は、地震が生じた際に音声案内装置1がかご3内の利用者向けに実行する音声案内の別の形態について、その進行を時系列で例示的に示す説明図である。図3に例示されている音声案内の形態は、図2に例示されている音声案内の形態と比較して、各言語において最初に音声出力される案内言葉が同じタイミングで音声出力される点で異なっている。図3に示す例では、第1日本語案内言葉7a、第1英語案内言葉8a、第1中国語案内言葉9a、及び第1韓国語案内言葉10aが音声出力されるタイミングが同じにされている。これにより、図2に例示されている音声案内の形態と比較して、全ての案内言葉の伝達に要する時間をより短くすることができる。なお、第1日本語案内言葉7a、第1英語案内言葉8a、第1中国語案内言葉9a、及び第1韓国語案内言葉10a以外の案内言葉が音声出力されるタイミングは互いに異なっている。
各言語の音声案内において最初に音声出力される第1日本語案内言葉7a「ご案内します。」と、これに対応している第1英語案内言葉8a、第1中国語案内言葉9a、及び第1韓国語案内言葉10aは、案内をする旨の告知であって、その後に音声出力されるその他の案内言葉と比較して重要な情報を含んでいないことから、第1日本語案内言葉7a、第1英語案内言葉8a、第1中国語案内言葉9a、及び第1韓国語案内言葉10aのタイミングを同じにして若干聞き取りにくくしても支障は少ない。音声案内においてこのような告知を冒頭で行うことは頻繁になされていることから、このようなケースにおいて図3に例示した音声案内の形態は有効に機能するであろう。
図3に例示した音声案内の形態に関するその他の事項は、図2に例示した音声案内の形態と同様である。
図4に例示されている音声案内の形態は、ある言語の複数の案内言葉のうちのある特定の案内言葉と、その特定の案内言葉に対応するその他の言語の案内言葉とを、音声案内に含まれるその他の案内言葉と比較して大きな音量で且つ互いに重ならないように出力することを特徴としている。
図4に示す例では、互いに対応関係にある第2日本語案内言葉7b「地震です。」、第2英語案内言葉8b、第2中国語案内言葉9b及び第2韓国語案内言葉10bとは、その他の案内言葉に対して大きな音量で、且つ、互いに重ならないようにかご内スピーカー17を用いて音声出力されている。図4の音声案内の際に音声データ格納部11から読み出される音声データファイルには、第2日本語案内言葉7b、第2英語案内言葉8b、第2中国語案内言葉9b及び第2韓国語案内言葉10bは、その他の案内言葉の音量よりも音量が大きくなるように且つ互いに重ならないように記録されている。
複数言語の音声案内が同時並行的に放送される場合、言語順に音声案内が音声出力される場合と比較して音声が聞き取りにくくなってしまう。図4に例示されている音声案内の形態によれば、このような状況下でも、少なくとも重要な情報については、外国人を含む利用者に確実に伝えることができる。
図4に例示した音声案内の形態に関するその他の事項は、図2等に例示した音声案内の形態と同様である。
図5に例示されている音声案内の形態は、2つの言語で音声案内を同時並行的に放送した後、それら2つの言語と異なる2つの言語で音声案内を同時並行的に放送することを特徴としている。
図5に示す例では、日本語と英語とで音声案内が同時並行的に放送された後に、中国語と韓国語とで音声案内が同時並行的に放送されている。図2乃至4に例示した音声案内の形態と比較して、図5に例示した音声案内の形態では、4カ国語による音声案内が完了する時間、即ち、全ての案内言葉の音声出力に要する時間は長くなるが、その一方、2カ国語のみで同時並行的に音声案内されることで、利用者の聞き取りはより容易になる。
図5に例示した音声案内の形態に関するその他の事項は、図2等に例示した音声案内の形態と同様である。
図6は、本発明の別の実施形態であるエレベーターの音声案内装置1が設けられたエレベーターの概要を示す説明図である。図6に示された音声案内装置1は、図1に示された音声案内装置1と比較して、かご3内と乗り場4の各々に2つのスピーカー17a-b,19a-bが設けられている点で異なっている。
図7は、図6に示す音声案内装置1が、地震が生じた際にかご3内の利用者向けに実行する音声案内の一形態について、その進行を時系列で例示的に示す説明図である。図7に例示した形態の音声案内は、かご3内にある第1のスピーカー17aを用いて第1の言語ペアによる音声案内を同時並行的に放送する一方で、第2のスピーカー17bを用いて第2の言語ペアで音声案内を同時並行的に放送することを特徴とする。
図7に示す例では、日本語と英語で音声案内がかご内第1スピーカー17aから同時並行的に放送される一方で、中国語と韓国語で音声案内がかご内第2スピーカー17bから同時並行的に放送される。そして、全ての案内言葉7a-c,8a-c,9a-c,10a-cが音声出力された後、かご内第1スピーカー17aから放送される音声案内の言語ペアと、かご内第2スピーカー17bから放送される音声案内の言語ペアとを切り替えて、全ての案内言葉7a-c,8a-c,9a-c,10a-cが再度音声出力される。
音声データ格納部11には、日本語及び英語による音声案内を記録した音声データファイルと、中国語及び韓国語による音声案内を記録した音声データファイルとが格納されている。音声案内制御部13は、サイン音6の音声データファイルと、これらの音声案内の音声データファイルとを読み出して音声データ処理部15に送る。音声データ処理部15は、サイン音6のアナログ音声信号をかご内第1スピーカー17a及びかご内第2スピーカー17bに送り、その後、日本語及び英語による音声案内のアナログ音声信号をかご内第1スピーカー17aに、また、中国語及び韓国語による音声案内のアナログ音声信号をかご内第2スピーカー17bに送る。その後、音声データ処理部15は、これらの音声案内のアナログ音声信号を切り替えてかご内第1スピーカー17a及びかご内第2スピーカー17bに送る。
4カ国語で音声案内を同時並行的に放送する場合、各言語の音声は聞き取りにくくなるが、図7に例示した音声案内の形態では、かご内第1スピーカー17a付近にいる利用者と、かご内第2スピーカー17b付近にいる利用者との夫々に対して聞き取りやすい言語ペアを設けると共に、これら言語ペアを切り替えて音声案内を行うことで、図2及び図3に例示した音声案内の形態と比較して、各言語の音声の聞き取りが容易にされている。
図7に例示した音声案内は、乗り場4にいる利用者向けにも案内言葉を変更して同様に行われる。例えば、日本語と英語で音声案内が乗り場第1スピーカー19aから同時並行的に放送される一方で、中国語と韓国語で音声案内が乗り場第2スピーカー19bから同時並行的に放送される。そして、全ての案内言葉が音声出力された後、乗り場第1スピーカー19aで放送される音声案内の言語ペアと、乗り場第2スピーカー19bで放送される音声案内の言語ペアとを切り替えて、全ての案内言葉が音声出力される。
かご内第1スピーカー17a、かご内第2スピーカー17b、乗り場第1スピーカー19a及び乗り場第2スピーカー19bの各々は、指向性スピーカーであってもよい。指向性スピーカーを用いることで、日本語と英語の音声案内が放送される領域と、中国語と韓国語の音声案内が放送される領域とがより明確に区別されるので、各言語の音声の聞き取りがより容易になる。
図7に例示した音声案内の形態に関するその他の事項は、図2等に例示した音声案内の形態と同様である。
図8に例示する音声案内の形態は、図1に示された音声案内装置1で行われるものであって、図5に例示した音声案内の形態と同様に、2つの言語で音声案内を同時並行的に放送した後、それら2つの言語と異なる2つの言語で音声案内を同時並行的に放送するものである。しかしながら、図8に例示する音声案内の形態では、同時並行的に放送される2つの言語の一方の言語の音声案内は複数の案内言葉で構成されているが、当該2つの言語の他方の言語の音声案内は一方の言語の案内言葉の数よりも少ない数(1つであってもよい)の案内言葉で構成されており、一方の言語の複数の案内言葉は、他方の言語の案内言葉の何れとも対応関係にない案内言葉を含んでおり、他方の言語の案内言葉の何れとも対応関係にない案内言葉は、一方の言語の複数の案内言葉のうちで最初に音声出力される。
図8に示す例では、図5に示す例と同様に、日本語と英語とで音声案内が同時並行的に放送された後に、中国語と韓国語とで音声案内が同時並行的に放送される。しかしながら、日本語の音声案内は、第1日本語案内言葉7a、第2日本語案内言葉7b及び第3日本語案内言葉7cで構成されているが、英語の音声案内は、第2英語案内言葉8b及び第3英語案内言葉8cで構成されており、第1日本語案内言葉7aに対応している第1英語案内言葉8aは含まれていない。また、韓国語の音声案内は、第1韓国語案内言葉10a、第2韓国語案内言葉10b及び第3韓国語案内言葉10cで構成されているが、中国語の音声案内は、第2中国語案内言葉9b及び第3中国語案内言葉9cで構成されており、第1韓国語案内言葉10aに対応している第1中国語案内言葉9aは含まれていない。
図3に関連して述べたように、音声案内において、案内をする旨の告知や挨拶を冒頭で行うことは頻繁になされている。図8に例示する音声案内の形態では、同時並行的に音声案内が放送される一方の言語において、このような比較的重要ではない情報を含む案内言葉を削除することで、全ての案内言葉の音声出力に要する時間を(図5に示す音声案内の形態と比較して)短縮することが可能とされる。
図8に例示した音声案内の形態では、図4に例示した音声案内の形態のように、一方の言語の複数の案内言葉のうちのある特定の案内言葉と、その特定の案内言葉にしているその他の言語の案内言葉とが、音声案内に含まれるその他の案内言葉と比較して大きな音量で音声出力されてもよい。図8に示す例では、また、第2日本語案内言葉7bと、それに対応している第2英語案内言葉8bとが、第1日本語案内言葉7a、第3日本語案内言葉7c及び第3英語案内言葉8cよりも大きな音量で放送される。また、第2韓国語案内言葉10bと、それに対応している第2中国語案内言葉9bとが、第1韓国語案内言葉10a、第3韓国語案内言葉10c及び第3中国語案内言葉9cよりも大きな音量で放送される。これにより、外国人を含む利用者に重要な情報をより確実に伝えることができる。
図8に例示した音声案内の形態は、図6に示す音声案内装置1を用いて行われてもよい。この場合、例えば、図8に示した日本語と英語の音声案内がかご内第1スピーカー17aから同時並行的に放送される一方で、図8に示した中国語と韓国語の音声案内がかご内第2スピーカー17bから同時並行的に放送される。
図8に例示した音声案内の形態に関するその他の事項は、図2等に例示した音声案内の形態と同様である。
上記の音声案内の各形態では、各言語の音声案内の音声は、性別、年齢、及び/又は周波数が互いに異なるように構成されることが好ましい。これにより、利用者自身が理解できる言語の音声案内を聞き取ることが容易になる。
上記の音声案内の各形態では、音声案内が繰り返し放送されてもよく、更に、繰り返される音声案内の内容は、エレベーターの状態の変更に応じて適宜変更されてもよい。例えば、上記の例の音声案内は、かご3が所定の階床に着床するまで繰り返し放送されて、かご3が所定の階床に着床してドアが開いた後、速やかにかご3から出ることを乗客に促す内容の音声案内に変更されてもよい。
上記の音声案内の各形態では、案内言葉が簡略化されたバージョンの音声案内が用意されて、エレベーターの状態に応じて、簡略化されていないバージョンの音声案内との間で使い分けがなされてもよい。例えば、緊急の度合いに応じて、或いはかご3内又は乗り場4にいる利用者の数に応じて、放送される音声案内のバージョンが変更されてもよい。
本発明においては、音声案内の言語の数は基本的に制限されない。本発明に係る音声案内の形態の上記の例では、音声案内に使用される言語を日本語、英語、中国語及び韓国語の4カ国語としていたが、例えば、図2及び図3に例示した音声案内の形態では、日本語及び英語の2カ国語で音声案内がなされてよく、日本語、英語及び中国語の3カ国語で音声案内がなされてよく、或いは、日本語、英語、中国語、韓国語及びスペイン語の5カ国語で音声案内がなされてもよい。また、図5に例示した音声案内の形態では、日本語及び英語の2カ国語で音声案内が繰り返しなされてよく、日本語及び英語の2カ国語、更には中国語及び韓国語の2カ国語で音声案内がなされた後に、スペイン語及びフランス語の2カ国語で音声案内がなされてもよい。
上記の音声案内の各形態において、各言語の音声案内に含まれる案内言葉の数は、各形態における作用効果が得られる限りにおいて制限されない。図2乃至4に例示した形態では、各言語の音声案内に含まれる案内言葉の数は2以上であり、図5及び図7に例示した形態では、各言語の音声案内に含まれる案内言葉の数は1つであってもよく、図8に例示した形態では、同時並行的に音声出力される一方の言語の案内言葉の数は2以上であるが、一方の言語の案内言葉の数は1つであってもよい。
上記の音声案内の各形態の例では、どの言語においても、第1案内言葉7a,8a,9aの後に第2案内言葉7b,8b,9bが音声出力され(図8に示す例の英語及び中国語の音声案内を除く)、第2案内言葉7b,8b,9bの後に第3案内言葉7c,8c,9cが音声出力されている。しかしながら、本発明において、このように案内音声が音声出力される必要はなく、各言語において、案内言葉の音声出力の順番は独立に設定されてもよい。
上記の音声案内の各形態では、複数言語の音声案内の音声を記録した音声データファイルが再生されているが、音声案内の音声を記録した音声データファイルを各言語別に用意して、各言語の音声データファイルから得られた音声信号をミキシングすることで複数言語の音声案内が放送されてもよい。また、音声データファイルは、各言語の案内言葉毎に用意されてもよい。
図2乃至5、図7及び図8に図示された各種言語の案内文言と、これら案内文言の各々について図示された音声出力のタイミング及び継続時間とは、あくまで本発明の技術的思想の説明を目的としたものであって、本発明を実施する場合において実際に選択される案内言葉の内容、音声出力のタイミング及び継続時間とを示すことを意図していないことに留意のこと。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を減縮するように解すべきではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
1 音声案内装置
11 音声データ格納部
13 音声案内制御部
15 音声データ処理部
17 かご内スピーカー
17a かご内第1スピーカー
17b かご内第2スピーカー
19 乗り場スピーカー
19a 乗り場第1スピーカー
19b 乗り場第2スピーカー
2 運転制御部
3 かご
4 乗り場
7a-c 日本語案内言葉
8a-c 英語案内言葉
9a-c 中国語案内言葉
11a-c 韓国語案内言葉

Claims (7)

  1. 複数言語による音声案内を同時並行的に放送するエレベーターの音声案内装置であって、
    前記音声案内に係る音声データを格納する記憶手段と、前記音声データに基づいて音声をかご内に又はエレベーター乗り場に出力する音声出力手段と、前記音声案内の放送を制御する制御手段とを備えており、
    前記音声案内は、前記音声出力手段によって逐次的に音声出力される複数の案内言葉を言語毎に含んでおり、
    各言語において最初に音声出力される第1案内言葉は、同じタイミングで音声出力され、
    各言語の第1案内言葉を除く前記音声案内に含まれる案内言葉の各々が音声出力されるタイミングは互いに異なるように構成されている、エレベーターの音声案内装置。
  2. 複数言語による音声案内を同時並行的に放送するエレベーターの音声案内装置であって、
    前記音声案内に係る音声データを格納する記憶手段と、前記音声データに基づいて音声をかご内に又はエレベーター乗り場に出力する音声出力手段と、前記音声案内の放送を制御する制御手段とを備えており、
    前記音声案内は、前記音声出力手段によって逐次的に音声出力される複数の案内言葉を言語毎に含んでおり、
    ある言語の複数の案内言葉のうちのある特定の案内言葉と、前記特定の案内言葉に対応するその他の言語の案内言葉とが、前記音声案内に含まれるその他の案内言葉と比較して大きな音量で且つ互いに重ならないように音声出力されるように構成されている、エレベーターの音声案内装置。
  3. 少なくとも4つの言語による音声案内を放送するエレベーターの音声案内装置であって、
    前記音声案内に係る音声データを格納する記憶手段と、前記音声データに基づいて音声をかご内に又はエレベーター乗り場に出力する音声出力手段と、前記音声案内の放送を制御する制御手段とを備えており、前記音声出力手段は、前記かご又は前記エレベーター乗り場に設けられた第1のスピーカー及び第2のスピーカーを含んでおり、
    前記第1のスピーカーを用いて第1言語及び第2言語による第1の音声案内を同時並行的に放送する一方で、前記第2のスピーカーを用いて第3言語及び第4言語による第2の音声案内を同時並行的に放送し、その後、前記第1のスピーカーを用いて前記第3言語及び前記第4言語による第3の音声案内を同時並行的に放送する一方で、前記第2のスピーカーを用いて前記第1言語及び前記第2言語による第4の音声案内を同時並行的に放送する、エレベーターの音声案内装置。
  4. 少なくとも2つの言語による音声案内を同時並行的に放送するエレベーターの音声案内装置であって、
    前記音声案内に係る音声データを格納する記憶手段と、前記音声データに基づいて音声をかご内に又はエレベーター乗り場に出力する音声出力手段と、前記音声案内の放送を制御する制御手段とを備えており、
    前記音声案内は、前記音声出力手段を用いて逐次的に音声出力される第1の言語の複数の案内言葉と、前記音声出力手段を用いて音声出力される又は逐次的に音声出力される前記第1の言語の複数の案内言葉よりも少ない数の第2の言語の案内言葉とを含んでおり、
    前記第1の言語の複数の案内言葉は、各々が前記第2の言語の案内言葉の何れかに対応する1又は複数の案内言葉と、前記第2の言語の案内言葉の何れにも対応しない案内言葉を含んでおり、前記第2の言語の案内言葉の何れにも対応しない案内言葉は、前記第1の言語の複数の案内言葉のうちで最初に音声出力される、エレベーターの音声案内装置。
  5. 前記1又は複数の案内言葉に含まれるある特定の案内言葉と、前記ある特定の案内言葉に対応する前記第2の言語の案内言葉とは、前記音声案内に含まれるその他の案内言葉と比較して大きな音量で前記音声出力手段によって音声出力される、請求項に記載のエレベーターの音声案内装置。
  6. 各言語の音声の性別、年齢、及び/又は周波数は互いに異なる、請求項1乃至の何れかに記載のエレベーターの音声案内装置。
  7. 前記音声出力手段は、音声案内に係る音声の音声出力に先立ってサイン音を出力する、請求項1乃至の何れかに記載のエレベーターの音声案内装置。
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