JP7156244B2 - 電池監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電池セルが直列接続された組電池を監視する電池監視システムに関する。
例えば特許文献1などに開示されているように、車両に搭載される組電池を監視する電池監視システムでは、組電池を構成する複数の電池セルの充電状態であるSOCを推定するため、電池セルの電圧および電流などを検出するようになっている。なお、SOCとは、State Of Chargeの略称である。このような組電池は、複数の電池セルが直列接続された構成である。また、各電池セルは、所定の個数毎に1つの電池モジュールとしてまとめられており、その結果、組電池は、複数の電池モジュールから構成されている。
特許第6171027号公報
SOCの推定では、電池セルの電圧の検出タイミングと電流の検出タイミングとにずれが生じることは推定精度の低下に繋がるため、これらの検出タイミングは同期させる必要がある。通常、電池セルの電圧を検出する電圧検出部は、電池モジュール毎に設けられている。一方、電池セルに流れる電流、つまり充放電電流を検出する電流検出部は、その検出精度を高める必要があることから、電池モジュールとは別に1つだけ設けられている。
SOCを推定する制御装置は、電圧検出部および電流検出部との間で通信を行い、それにより電池セルの電圧の検出値および電流の検出値を取得するようになっている。車両内における配線の削減などを目的として、このような通信を無線化することが考えられているが、そうすると、無線通信に関する制約により電圧および電流の各検出タイミングの同期が難しくなるおそれがある。
また、電圧検出部および電流検出部と制御装置との間における通信を無線化しない場合、つまり有線での通信を採用する場合であっても、電池モジュールの数が多くなるほど、通信遅延が増加し、それに伴い、電圧および電流の各検出タイミングの同期が難しくなるおそれがある。
このような検出タイミングの同期を確実にするため、電池モジュール毎に電流検出部を設けることも考えられるが、その場合、一般的な電池モジュールをそのまま用いることはできず、電流センサ、高精度なシャント抵抗などを組み込むなどのモジュールの改造が必要になったり、そのような専用の電池モジュールを準備する必要があったりと、電池モジュールに制約が生じ、その結果、装置の製造コストが高騰するといった別の問題が生じるおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造コストの増加を抑制しつつ電池セルの充電状態を精度良く推定することができる電池監視システムを提供することにある。
請求項1に記載の電池監視システムは、複数の電池セルが直列接続された組電池を監視するものであり、個別検出部、電流検出部および制御部を備える。個別検出部は、複数の電池セルのうちの一部の電池セルから構成される複数の電池モジュールのそれぞれに対応して設けられる。個別検出部は、対応する電池モジュールを構成する電池セルの電圧および電流を同期して検出する。電流検出部は、電池モジュールとは独立して設けられ、電池セルに流れる電流を個別検出部と比べて高い精度で検出する。制御部は、個別検出部および電流検出部との間で通信を行い、個別検出部により検出された電池セルの電圧の検出値である個別電圧値、個別検出部により検出された電池セルの電流の検出値である個別電流値および電流検出部により検出された電池セルの電流の検出値である基準電流値を取得する。
上記構成によれば、個別検出部は、電池セルの電圧および電流を同期して検出すること、言い換えると電池セルの電圧および電流の検出値を概ね同時刻に取得すること、が可能となる。ただし、個別電流値は、基準電流値に比べて低い精度の値となっている。そこで、制御部は、個別電流値に対して基準電流値を基準として検出値のゲインを補正するゲイン補正を行い、その補正後の電流値である補正後電流値と、個別電圧値と、を用いて電池セルの充電状態を推定する。このようにすれば、制御部は、電池セルの充電状態を精度良く推定することが可能となる。
上記構成では、個別検出部は比較的低い精度で電池セルの電流を検出できればよいため、電流センサ、高精度なシャント抵抗などを組み込むなどの電池モジュールの改造は不要であり、また、専用の電池モジュールを準備する必要もない。そのため、上記構成によれば、電池モジュールに制約が生じて装置の製造コストが高騰することもない。したがって、上記構成によれば、製造コストの増加を抑制しつつ電池セルの充電状態を精度良く推定することができるという優れた効果が得られる。
請求項2に記載の電池監視システムでは、電池セル同士の間および電池モジュール同士の間は、導電部材により電気的に接続されており、個別検出部は、所定の導電部材の各端部の電圧の差である差電圧に基づいて電池セルの電流を検出する。つまり、この場合、個別検出部は、元々設けられる導電部材を利用して電池セルの電流を検出するようになっている。このようにすれば、一般的な電池モジュールをそのまま用いることが可能となるため、製造コストの低減効果が高まるとともに、使用可能な電池モジュールの選択肢が広がることから、設計の自由度が高まるという効果も得られる。
請求項4に記載の電池監視システムでは、制御部は、個別検出部および電流検出部との間で無線の通信を行うようになっている。従来、制御部と各検出部との間の通信を無線にすると、電池セルの電圧および電流の各検出タイミングの同期を取ることが困難になるおそれがあった。しかし、上記構成によれば、制御部と各検出部との間の通信を無線とした場合でも、各検出タイミングの同期を確実に取ることが可能であるため、無線通信により得られる配線削減などのメリットを享受しつつ、電池セルの充電状態を精度良く推定することができる。
第1実施形態に係る電池監視システムの構成を模式的に示す図 第1実施形態に係る個別電圧値、個別電流値および基準電流値の波形を模式的に示す図 第1実施形態に係る個別電流値と理想値との関係を模式的に示す図 第1実施形態に係る基準電流値と個別電流値とのサンプリングタイミングを説明するための図 無線通信における問題の一例を説明するための図 第2実施形態に係る電池監視システムの構成を模式的に示す図
以下、本発明の複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1~図5を参照して説明する。
図1に示す本実施形態の電池監視システム1は、車両に搭載された組電池2を監視するシステムである。組電池2は、一対の直流電源線L1、L2の間に複数の電池セルCbが直列接続された構成である。本実施形態では、電池セルCbは、例えばリチウムイオン電池などの二次電池により構成されている。なお、図1では、複数の電池セルCbのうち一部だけを図示している。各電池セルCbは、所定の個数毎に1つの電池モジュールとしてまとめられている。言い換えると、電池モジュールは、複数の電池セルCbのうちの一部の電池セルCbから構成される。
このように、組電池2は、複数の電池モジュールから構成されている。ただし、図1では、組電池2の最上段、つまり最も高電位側に設けられる電池モジュール3および組電池2の最下段、つまり最も低電位側に設けられる電池モジュール4だけが図示されており、他の電池モジュールの図示は省略されている。この場合、電池モジュール3、4としては、標準化された電池モジュールを用いることができる。
PCU5は、パワーコントロールユニットであり、車両の走行時、組電池2から直流電源線L1、L2を介して与えられる直流電力を交流電力に変換して図示しないモータの駆動装置に供給する。また、PCU5は、車両の制動時、モータの駆動装置から回生される交流電力を直流電力に変換して直流電源線L1、L2を介して組電池2に供給する。電池セルCb同士の間および電池モジュール3、4同士の間は、導電部材であるバスバー6により電気的に接続されている。
本実施形態では、電池モジュール3、4毎にSBM7、8が設けられている。SBMは、Satellite Battery Monitorの略称である。SBM7、8は、同様の構成をなすモジュールであり、いずれも監視IC9、通信部10などを備えている。監視IC9は、電源回路、A/D変換器、CPU、メモリなどを備え、組電池2を監視するための所定の処理を実行する。
監視IC9が実行する所定の処理としては、電池セルCbの電圧を検出する処理、電池セルCbの電流を検出する処理、電池セルCbの温度を検出する処理、外部の制御装置11との通信、断線や機能ブロックの故障検知などの診断である故障診断、各電池セルCbの電圧を均等化するためのセル均等化などの処理が挙げられる。このように、本実施形態の電池監視システム1は、組電池2の監視機能を有するSBM7、8が電子制御装置などに設けられる制御装置11と独立して電池モジュール3、4の直近に配置されるサテライト型の電池監視システムとなっている。
電池モジュール3、4には、一端がバスバー6の端部に接続された検出線12が設けられており、それら検出線12の他端は、SBM7、8の監視IC9へと引き出されている。監視IC9は、それら検出線12を利用して電池セルCbの電圧を検出する。このような検出線12は、標準化された電池モジュールに元々設けられている。また、電池モジュール3、4には、所定のバスバー6のうち検出線12の一端が接続された端部とは反対の端部に一端が接続された検出線13が設けられている。検出線13の他端は、SBM7、8の監視IC9へと引き出されている。
監視IC9は、所定のバスバー6に接続された2つの検出線12、13を利用して電池セルCbの電流、つまり電池セルCbに流れる充放電電流を検出する。すなわち、所定のバスバー6に接続された2つの検出線12、13の各電位は完全に同電位とはならず、それら各電位には充放電電流およびバスバー6の抵抗値により定まる差が生じる。そこで、監視IC9は、これら検出線12、13の各電位の差に基づいて、言い換えると、所定のバスバー6の各端部の電圧の差である差電圧に基づいて電池セルCbの電流を検出する。
ただし、バスバー6の抵抗値は、個体差があるうえ、温度により変動するし、さらには、経年劣化などにより変動する。そのため、監視IC9による電池セルCbの電流の検出精度は、比較的低い精度となる。なお、上述した検出線13は、標準化された電池モジュールに元々設けられてはおらず、別途電池モジュールに小変更を加えて追加しておく必要がある。
電池モジュール3、4には、電池セルCbの近傍に設けられたサーミスタなどの温度センサ14が設けられている。温度センサ14から出力される温度検出信号は、SBM7、8の監視IC9に与えられている。監視IC9は、温度センサ14から与えられる温度検出信号に基づいて電池セルCbの温度を検出する。通信部10は、電池監視システム1において予め定められた所定の通信プロトコルに従った無線通信を行うため無線モジュールである。監視IC9は、通信部10を介して制御装置11との間で無線通信を行い、その通信を介して各指令、各検出値などのデータを送受信するようになっている。
監視IC9は、制御装置11から与えられる指令に従い、電池セルCbの電圧を検出する処理、電池セルCbの電流を検出する処理および電池セルCbの温度を検出する処理を同期して実行する。これにより、監視IC9は、電池セルCbの電圧、電流および温度を同期して検出すること、言い換えると、電池セルCbの電圧、電流および温度をほぼ同時刻に取得することが可能となる。このように、SBM7、8は、電池モジュール3、4のそれぞれに対応して設けられたものであり、対応する電池モジュールを構成する電池セルCbの電圧、電流および温度を同期して検出する個別検出部として機能する。
電池モジュール4と低電位側の直流電源線L2との間には、電流センサ15が設けられている。電流センサ15から出力される電流検出信号は、電流検出部16に与えられている。電流検出部16は、検出回路17および通信部18を備えている。検出回路17は、電流センサ15から与えられる電流検出信号に基づいて電池セルCbの電流を検出する。この場合、電流センサ15は、その検出精度が比較的高いものが用いられている。そのため、検出回路17による電流の検出精度は、前述したように検出精度が低い監視IC9による電流の検出精度に比べ、非常に高い精度となっている。
このように、電流検出部16は、電池モジュール3、4とは独立して設けられ、電池セルCbに流れる電流をSBM7、8と比べて高い精度で検出する。通信部18は、SBM7、8の通信部10と同様、所定の通信プロトコルに従った無線通信を行うため無線モジュールである。検出回路17は、通信部18を介して制御装置11との間で無線通信を行い、その通信を介して各指令、各検出値などのデータを送受信するようになっている。
検出回路17は、制御装置11から与えられる指令に従い、電池セルCbの電流を検出する処理を実行する。制御装置11は、電流検出部16の検出回路17による電流の検出タイミングと、SBM7、8の監視IC9による電流の検出タイミングとが同時期となるように指令を生成するようになっている。しかし、無線通信に関する制約、通信遅延などの影響により、これら電流の実際の検出タイミングは、同時期とはならず、異なるタイミングとなる。
制御装置11は、電池セルCbの充電状態であるSOCを推定する制御部として機能するものであり、通信部19およびMPU20を備えている。なお、MPUは、Micro Processor Unitの略称である。通信部19は、SBM7、8の通信部10などと同様、所定の通信プロトコルに従った無線通信を行うため無線モジュールである。MPU20は、通信部19を介してSBM7、8および電流検出部16との間で無線通信を行い、その通信を介して各指令、各検出値などのデータを送受信するようになっている。
MPU20は、SBM7、8により検出された電池セルCbの電圧の検出値である個別電圧値、SBM7、8により検出された電池セルCbの電流の検出値である個別電流値、電流検出部16により検出された電池セルCbの電流の検出値である基準電流値およびSBM7、8により検出された電池セルCbの温度の検出値である個別温度値を取得する。MPU20は、電流補正部21および状態推定部22を備えている。電流補正部21は、個別電流値に対して基準電流値を基準として検出値のゲインを補正するゲイン補正を行う。状態推定部22は、上記補正後の電流値である補正後電流値と、個別電圧値と、個別温度値と、を用いて電池セルCbのSOCを推定する。
電流補正部21および状態推定部22は、MPU20のCPUがROMなどに格納されているコンピュータプログラムを実行してコンピュータプログラムに対応する処理を実行することにより、つまりソフトウェアにより実現されている。なお、電流補正部21および状態推定部22は、ハードウェア、または、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現することもできる。
上記構成において、実際に車両が走行している期間における電池セルCbの電圧の検出値および電流の検出値を表す波形は、図2に示すようなものとなる。図2において、電圧および電流がマイナス方向に変動する変動期間はモータに電力が供給される力行状態であり、電圧および電流がプラス方向に変動する変動期間はモータから電力が回生される回生状態である。
図2に示すように、上記した変動期間における電流検出部16による電流の検出値である基準電流値と、SBM7、8による電流の検出値である個別電流値と、は、それらの検出精度の違いから、電流値、つまりゲインが異なっている。この場合、基準電流値は、個別電流値に比べ、電池セルCbに流れる実際の電流をより正確に表す値となっている。ただし、基準電流値は、電池セルCbの電圧の検出値である個別電圧値との同期がとれていない可能性がある。一方、個別電流値は、個別電圧値との同期がとれている。
そこで、電流補正部21は、個別電流値に対し、基準電流値に基づいたゲイン補正を行う。ゲイン補正では、次のようなことが行われる。すなわち、図3に実線で示す個別電流値は、図3に点線で示す電池セルCbに流れる実際の電流値である理想値から、バスバー6の抵抗値の誤差分に相当するゲイン誤差αだけずれることになる。なお、図3において、横軸は、補正前の電流値Iinであり、縦軸は、補正後の電流値Ioutである。
ゲイン補正では、このようなゲイン誤差αを合わせこむように、下記(1)式に示すような補正が行われる。
Iout=Iin×(1+α) …(1)
以下、このようなゲイン補正について、2つの具体的な手法を説明する。なお、ここでは、基準電流値が理想値であるとの前提において補正を行うようになっている。
[1]第1手法
図2に示すように、変動期間において、基準電流値と個別電流値とは、変化の傾向が同じとなっている、言い換えると、基準電流値の波形と個別電流値の波形とは相似の関係となっている。各波形が相似の関係であることから、基準電流値および個別電流値の各波高値は、同一のタイミングにおける値であると考えられる。なお、ここで言う「波高値」とは、完全な最大値ではなく、所定期間毎の最大値のことを表している。
このような点を踏まえ、電流補正部21は、個別電流値の波高値および基準電流値の波高値を取得し、それら取得した各波高値の差に基づいてゲイン誤差αを算出し、そのゲイン誤差αを用いてゲイン補正を行う。なお、各波高値の取得を一定期間だけ行い、一定期間中に取得された各波高値の平均値を求め、それら平均値同士の差に基づいてゲイン誤差αを算出してもよい。このようにすれば、ゲイン補正後の電流値である補正後電流値は、基準電流値と同様に電池セルCbに流れる実際の電流をより正確に表す値になるとともに、個別電圧値との同期がとれた値となる。
[2]第2手法
第2手法では、電流補正部21は、所定期間中に検出された複数の基準電流値の平均値に対する所定期間中に検出された複数の個別電流値の平均値の誤差に基づいてゲイン補正を行う。すなわち、図4に示すように、電流補正部21は、基準電流値の波形と個別電流値の波形とを所定期間中に複数点サンプリングし、それらサンプリングした値を平均化したもの同士を比較することでゲイン誤差αを算出する。なお、図4において、上向きの矢印は、サンプリングするタイミングを表している。
例えば、所定期間が1secであり、電流検出部16におけるサンプリング間隔が100msであり、SBM7、8におけるサンプリング間隔が20msである場合、所定期間において基準電流値が10点分得られるとともに個別電流値が50点分得られる。電流補正部21は、10点分の基準電流値の平均値と、50点分の個別電流値の平均値との差に基づいてゲイン誤差αを算出し、そのゲイン誤差αを用いてゲイン補正を行う。このようにすれば、ゲイン補正後の電流値である補正後電流値は、基準電流値と同様に電池セルCbに流れる実際の電流をより正確に表す値になるとともに、個別電圧値との同期がとれた値となる。
以上説明した本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
電池モジュール3、4のそれぞれに対応して設けられるSBM7、8は、対応する電池モジュールを構成する電池セルCbの電圧および電流を同期して検出する。電池モジュール3、4とは独立して設けられた電流検出部16は、電池セルCbに流れる電流をSBM7、8と比べて高い精度で検出する。制御装置11は、SBM7、8および電流検出部16との間で通信を行い、SBM7、8による電圧および電流の各検出である個別電圧値および個別電流値と、電流検出部16による電流の検出値である基準電流値を取得する。
上記構成によれば、SBM7、8は、電池セルCbの電圧および電流を同期して検出すること、言い換えると電池セルCbの電圧および電流の検出値を概ね同時刻に取得すること、が可能となる。ただし、個別電流値は、基準電流値に比べて低い精度の値となっている。そこで、制御装置11は、個別電流値に対して基準電流値を基準として検出値のゲインを補正するゲイン補正を行い、その補正後の電流値である補正後電流値と、個別電圧値と、を用いて電池セルCbのSOCを推定する。このようにすれば、制御装置11は、電池セルCbのSOCを精度良く推定することが可能となる。
上記構成では、SBM7、8は比較的低い精度で電池セルCbの電流を検出できればよいため、電流センサ、高精度なシャント抵抗などを組み込むなどの電池モジュール3、4の改造は不要であり、また、専用の電池モジュールを準備する必要もない。そのため、上記構成によれば、電池モジュール3、4に制約が生じて装置の製造コストが高騰することもない。したがって、本実施形態によれば、製造コストの増加を抑制しつつ電池セルCbのSOCを精度良く推定することができるという優れた効果が得られる。
本実施形態では、電池セルCb同士の間および電池モジュール3、4同士の間は、導電部材であるバスバー6により電気的に接続されており、SBM7、8は、所定のバスバー6の各端部の電圧の差である差電圧に基づいて電池セルCbの電流を検出する。つまり、この場合、SBM7、8は、元々設けられるバスバー6を利用して電池セルCbの電流を検出するようになっている。このようにすれば、一般的な電池モジュールをそのまま用いることが可能となるため、製造コストの低減効果が高まるとともに、使用可能な電池モジュールの選択肢が広がることから、設計の自由度が高まるという効果も得られる。
本実施形態では、制御装置11は、SBM7、8および電流検出部16との間で無線の通信を行うようになっている。従来、制御装置11と各検出部との間の通信を無線にすると、無線通信に関する様々な制約により、電池セルCbの電圧および電流の各検出タイミングの同期を取ることが困難になるおそれがあった。以下、このような無線通信における問題の一例について図5を参照して説明する。なお、以下の説明および図5において、親機とは本実施形態における制御装置11に相当するものであり、子機とは本実施形態におけるSBM7、8および電流検出部16に相当するものである。また、図5において、白い丸印は、通信が正常に行われたことを表し、バツ印は、通信に異常が生じたこと、つまり通信エラーが発生したことを表している。
例えば、親機が100ms周期で確実に検出値などのデータを読み込むためには、子機に対するデータ取得要求は50ms程度とする必要がある。その結果、無線通信では、データの更新周期が50ms程度となり、データの更新周期が20ms程度である有線での通信に比べ、データの更新周期が長くなる。そして、この場合、通信エラーが発生すると、再接続シーケンスに入り、しばらく通信が途絶する。再接続シーケンスは、通信の空き時間を利用して実施されるものであり、1~2秒程度要することになる。そのため、図5に示すように、例えば子機[1]において通信エラーが発生すると、子機[1]は電流同期ができない期間が発生する。
これに対し、本実施形態の構成によれば、制御装置11とSBM7、8および電流検出部16との間の通信を無線とした場合でも、各検出タイミングの同期を確実に取ることが可能である。そのため、本実施形態によれば、無線通信により得られる配線削減などのメリットを享受しつつ、電池セルCbのSOCを精度良く推定することができる。
本実施形態では、SBM7、8は、対応する電池モジュールを構成する電池セルCbの電圧および電流に加え、電池セルCbの温度も同期して検出するようになっている。また、制御装置11は、SBM7、8により検出された電池セルCbの温度の検出値である個別温度値を取得し、補正後電流値および個別電圧値に加え、個別温度値も用いて電池セルCbの充電状態を推定するようになっている。このようにすれば、電池セルCbのSOCを一層精度良く推定することができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について図6を参照して説明する。
図6に示すように、本実施形態の電池監視システム31は、第1実施形態の電池監視システム1に対し、SBM7、8に代えてSBM32、33を備えている点などが異なる。SBM32、33は、SBM7、8と同様の構成であるが、それらの監視対象が複数の電池モジュールとなっている。
すなわち、SBM32は、組電池34を構成する電池モジュール35~38のうち、2つの電池モジュール35、36に対応して設けられており、SBM33は、2つの電池モジュール37、38に対応して設けられている。電池モジュール35~38において、電池セルCb同士の間は、第1実施形態の電池モジュール3、4と同様、バスバー6により電気的に接続されている。また、電池モジュール35、36同士の間および電池モジュール37、38同士の間は、導電部材であるバスバー39により電気的に接続されている。以下の説明では、バスバー39のことを、モジュール跨ぎのバスバー39と称することとする。
電池モジュール35~38には、第1実施形態の電池モジュール3、4と同様の検出線12が設けられている。また、電池モジュール35~38において、モジュール跨ぎのバスバー39のうち検出線12の一端が接続された端部とは反対の端部に一端が接続された検出線40が設けられている。検出線40の他端は、SBM32、33の監視IC9へと引き出されている。
このような検出線40は、標準化された電池モジュールに元々設けられている。この場合、監視IC9は、モジュール跨ぎのバスバー39に接続された2つの検出線12、40を利用して電池セルCbの電流を検出する。すなわち、監視IC9は、これら検出線12、40の各電位の差に基づいて、言い換えると、モジュール跨ぎのバスバー39の各端部の電圧の差である差電圧に基づいて電池セルCbの電流を検出する。
電池モジュール35~38には、第1実施形態の電池モジュール3、4と同様、電池セルCbの近傍に設けられたサーミスタなどの温度センサ41が設けられている。温度センサ41から出力される温度検出信号は、SBM32、33の監視IC9に与えられている。監視IC9は、温度センサ41から与えられる温度検出信号に基づいて電池セルCbの温度を検出する。
以上説明した本実施形態によっても第1実施形態と同様の効果が得られる。また、本実施形態では、SBM32、33は、元々2つの検出線12、40が接続されているモジュール跨ぎのバスバー39を利用して電池セルCbの電流を検出するようになっている。そのため、本実施形態では、第1実施形態のように検出線13を追加するといった小変更をも必要とすることなく、一般的な電池モジュールを完全にそのまま用いることが可能となり、製造コストの低減効果を一層高めることができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で任意に変形、組み合わせ、あるいは拡張することができる。
上記各実施形態で示した数値などは例示であり、それに限定されるものではない。
SBM7、8などは、電池セルCbの電圧および電流を同期して検出するための構成を有していればよく、電池セルCbの温度を検出するための構成は省くことができる。その場合、電池セルCbの温度を検出する温度検出部を電池モジュール3、4などとは独立して設ければよい。この場合、電池セルCbの温度の検出タイミングと、電池セルCbの電圧および電流の各検出タイミングとの同期がとれなくなるおそれがある。しかし、電池セルCbの温度は、電圧、電流などとは異なり、短期間で大きく変化することがない。そのため、温度を検出する温度検出部を独立して設けた構成であっても、SOCの推定精度を良好に維持することができる。
制御装置11と、SBM7、8、32、33と、電流検出部16との間の通信は、無線に限らず、有線でもよい。有線での通信を採用する場合でも、電池モジュールの数が多くなるほど通信遅延により検出タイミングずれの問題が生じるため、上記各実施形態において説明した効果が有益なものとなる。
SBM7、8、32、33による電池セルCbの電流の検出は、バスバー6、39を利用した検出方法に限らずともよく、様々な方法を採用することができる。例えば、電池モジュール間を導電部材であるワイヤで接続する構成などでは、そのワイヤを利用して電池セルCbの電流を検出するようにしてもよい。
電流補正部21により実行されるゲイン補正の具体的な方法としては、上記実施形態において説明した手法に限らず、様々な手法を採用することができる。
バスバー6、39の抵抗値の個体差を吸収するため、装置の製造工程などにおいてバスバー6、39の初期抵抗値を計測しておき、制御装置11が、上記実施形態において説明したゲイン補正とは別に、初期抵抗値の計測結果に基づいて別途ゲイン補正を実施するようにしてもよい。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
1、31…電池監視システム、2、34…組電池、3、4、35~38…電池モジュール、6、39…バスバー、7、8、32、33…SBM、11…制御装置、16…電流検出部、Cb…電池セル。

Claims (6)

  1. 複数の電池セル(Cb)が直列接続された組電池(2、34)を監視する電池監視システム(1、31)であって、
    前記複数の電池セルのうちの一部の前記電池セルから構成される複数の電池モジュール(3、4、35~38)のそれぞれに対応して設けられ、対応する前記電池モジュールを構成する前記電池セルの電圧および電流を同期して検出する個別検出部(7、8、32、33)と、
    前記電池モジュールとは独立して設けられ、前記電池セルに流れる電流を前記個別検出部と比べて高い精度で検出する電流検出部(16)と、
    前記個別検出部および前記電流検出部との間で通信を行い、前記個別検出部により検出された前記電池セルの電圧の検出値である個別電圧値、前記個別検出部により検出された前記電池セルの電流の検出値である個別電流値および前記電流検出部により検出された前記電池セルの電流の検出値である基準電流値を取得する制御部(11)と、
    を備え、
    前記制御部は、前記個別電流値に対して前記基準電流値を基準として検出値のゲインを補正するゲイン補正を行い、その補正後の電流値である補正後電流値と、前記個別電圧値と、を用いて前記電池セルの充電状態を推定する電池監視システム。
  2. 前記電池セル同士の間および前記電池モジュール同士の間は、導電部材(6、39)により電気的に接続されており、
    前記個別検出部は、所定の前記導電部材の各端部の電圧の差である差電圧に基づいて前記電池セルの電流を検出する請求項1に記載の電池監視システム。
  3. 前記個別検出部は、前記電池モジュール(35~38)同士の間を電気的に接続する前記導電部材(39)の前記差電圧に基づいて前記電池セルの電流を検出する請求項2に記載の電池監視システム。
  4. 前記制御部は、前記個別検出部および前記電流検出部との間で無線の通信を行うようになっている請求項1から3のいずれか一項に記載の電池監視システム。
  5. 前記制御部は、所定期間中に検出された複数の前記基準電流値の平均値に対する前記所定期間中に検出された複数の前記個別電流値の平均値の誤差に基づいて前記ゲイン補正を行う請求項1から4のいずれか一項に記載の電池監視システム。
  6. 前記個別検出部は、対応する前記電池モジュールを構成する前記電池セルの電圧および電流に加え、前記電池セルの温度も同期して検出し、
    前記制御部は、前記個別検出部により検出された前記電池セルの温度の検出値である個別温度値を取得し、前記補正後電流値および前記個別電圧値に加え、前記個別温度値も用いて前記電池セルの充電状態を推定する請求項1から5のいずれか一項に記載の電池監視システム。
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