JP7155212B2 - 情報処理装置および制御方法 - Google Patents
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Description
情報処理装置1は、放熱ユニット70と、CPU11と、GPU13と、ODD17と、HDD19と、回路基板20と、電源回路40と、電池パック47と、を含んで構成され、これらの各部は、筐体の内部に配置されている。
回路基板20には、システム・メモリ21、I/O(Input/output;入出力)コントローラ23、ファームウェアROM(Read Only Memory;読出専用メモリ)25およびEC(Embedded Controller;組み込みコントローラ)27が配置されている。
I/Oコントローラ23は、例えば、USB3.2規格(USB Type-C、とも呼ばれる)に準拠したUSBインタフェースを備える。USBインタフェースは、USBで外部機器(例えば、AD(Alternating current - Direct current;交流-直流変換)アダプタ91)と接続可能とし、接続された外部機器から電力の供給を受けることができる。即ち、USBインタフェースは、外部機器との間でUSBを構成する信号線を介してデータの入出力を行うことも、USBを構成する電力線を介して電力の供給を受けることもできる。
PDコントローラ41は、ADアダプタ91からDC/DCコンバータ45に供給する電力を制御する。
充電器43は、ADアダプタ91から供給される電力の電池パック47への充電を制御する。なお、ADアダプタ91から供給される電力は、DC/DCコンバータ45に供給される。供給される電力のうち、消費されずに残された電力が電池パック47に充電される。
DC/DCコンバータ45は、ADアダプタ91から供給される直流電力の入力電圧を変換する電圧変換器であり、電圧を変換して得られる所定の電圧の電力を、情報処理装置1の各デバイスに供給する。
ADアダプタ91は、商用電源から供給される交流電力を直流電力に変換する。ADアダプタ91は、変換した直流電力をDC/DCコンバータ45と充電器43にコネクタ85を経由して供給する。
なお、図1に示す例では、ADアダプタ91が情報処理装置1と別体であるが、これには限られない。ADアダプタ91は、情報処理装置1の筐体に組み込まれ一体化されてもよい。
情報処理装置1には、温度センサ51、53が設置される。温度センサ51、53は、それぞれ自部の温度を検出し、検出した温度を示す温度データをEC27に出力する。図1に示す例では、温度センサ51、53が、それぞれCPU11、GPU13の表面に接触または近接した位置に設置される。その他、温度管理を要するデバイス、人体に頻繁に接触される部位、その他の部材に、複数の温度センサが個々に設置され、それぞれ検出された温度が温度制御に用いられてもよい。
GPU13は、CPU11による制御のもとで、画像処理を実行して表示データを生成する。GPU13は、生成した表示データを表示部(図示せず)に出力する。表示部は、GPU13から入力された表示データに基づく表示画面を表示する。表示部は、例えば、液晶ディスプレイである。
GPU13は、CPU11とは別個に設けられる。CPU11と別個に設けられたGPU13は、dGPU(Discrete GPU、外部GPU、分離GPU)とも呼ばれる。GPU13は、一般にCPU11に内蔵されるiGPU(Internal GPU、内蔵GPU)よりも高速に動作する。また、CPU11は、自部の負荷に応じて、GPU13の動作の有無を制御してもよい。GPU13の動作を停止することで消費電力を抑制することができる。また、CPU11がiGPUを備える場合には、例えば、画像処理の負荷が所定の負荷量よりも少ない場合にiGPUを動作させる一方でGPU13の動作を停止させ、画像処理の負荷が所定の負荷量以上の場合にGPU13の動作を開始させ、iGPUの動作を停止してもよい。これにより、iGPUとdGPU両者の利点が図られる。CPU11とGPU13は、データバスに接続され、相互に各種のデータを入出力可能とする。
なお、CPU11、GPU13の数は、それぞれ1個に限られず、いずれか一方または両者が複数個となってもよい。
CPU11、GPU13は、自部の処理能力を複数の段階のうちいずれかの段階に変化させるためにスロットリングを行う。CPU11、GPU13は、スロットリング率を高くするほど消費電力を高くすることができる。
以下の説明では、スピード・ステップとスロットリングのいずれか一方または両方によって可変に設定されうるCPU11、GPU13の処理能力もしくはその段階を、「パフォーマンス・ステップ」と呼ぶ。パフォーマンス・ステップの値が大きいほど、処理能力が高いことを示す。処理能力が高いほど消費電力が大きくなる。例えば、パフォーマンス・ステップの値が100%とは、処理能力を低下させずに最大限に発揮する動作状態を示す。
情報処理装置1は、主システム100と、パフォーマンス制御系200と、電力供給系300と、温度制御系400と、を備える。
主システム100は、CPU11、GPU13、システム・メモリ21、HID(Human Interface Device)31などのハードウェアと、OS101、スケジュール・タスクなどのソフトウェアと、を含んで構成されるコンピュータシステムである。
CPU11は、OS101その他のソフトウェアを実行して、GPU13、システム・メモリ21、HID31などのハードウェアと協働して、それらのソフトウェアで指示される機能を発揮する。
GPU13は、CPU11から提供される制御信号に応じて、所定の画像処理プログラムに従って、画像処理を実行する。
HID31は、キーボード、マウスおよびタッチスクリーンなど、ユーザが操作により物理的にアクセスして入力する入力デバイスや、ディスプレイ、スピーカなどユーザに情報を提示する出力デバイスを含んで構成される。
サービス・アプリケーション211は、さらにその時点までの所定の監視時間におけるCPU11の平均使用率、ユーザ・アクティビティの有無、ディスク・アクセスの時間などのパラメータを取得し、取得したパラメータを用いて動作状態を特定してもよい。例えば、サービス・アプリケーション211は、CPU11の使用率、消費電力のパラメータなどに基づいてアプリケーション・プログラムなどのタスクの実行開始および実行終了を認識してもよい。
サービス・アプリケーション211は、検出したCPU11、GPU13などのプロセッサの状態を示すプロセッサ状態情報をPMドライバ213に出力する。
温度測定部401は、温度センサ51、53からそれぞれ入力される温度信号が示す物理量に対応する温度を所定時間(例えば、0.1~5秒)毎に測定する。温度測定部401は、それぞれ測定した温度を示す温度データを駆動制御部403に出力する。
図3は、本実施形態に係る電圧制御におけるデータフローの例を示す概略ブロック図である。
サービス・アプリケーション211は、CPU11、GPU13のそれぞれの状態を検出し、検出した状態を示すプロセッサ状態情報をPMドライバ213に出力する。
PMドライバ213は、サービス・アプリケーション211から入力される状態情報をパフォーマンス制御部217に出力する。動作状態情報には、CPU11の消費電力とGPU13の動作の有無または温度に関する情報が含まれる。
ここで、パフォーマンス制御部217は、CPU11、GPU13それぞれの消費電力の変化傾向に応じて、CPU11、GPU13のそれぞれの電力制御モードを定める。電力制御モードに応じて、設定可能とするPL1の範囲が異なる。パフォーマンス制御部217は、CPU11、GPU13のそれぞれに対して定めたPL1の範囲とPL2を、それぞれCPU11、GPU13のレジスタにセットする。CPU11、GPU13は、パフォーマンス制御部217がそれぞれ定めたPL1の範囲ならびにPL2に基づいて消費電力を制御する。
パフォーマンス制御部217は、CPU11、GPU13のそれぞれに対して定めた電力制御モードを示す電力制御モード情報を駆動制御部403に出力する。
駆動制御部403は、予め設定された温度制御テーブル405を参照して、パフォーマンス制御部217から通知される電力制御モードと温度測定部401から入力される温度データが示す温度に基づいて放熱ファン73の動作量を定める。駆動制御部403は、温度センサ51で検出される温度とCPU11の電力制御モードに基づく動作量と温度センサ53で検出される温度とGPU13の電力制御モードに基づく動作量が異なる場合には、例えば、いずれか多い方の動作量を採用する。
駆動制御部403は、定めた動作量を示す駆動制御信号を生成し、生成した駆動制御信号を駆動回路77に出力する。
駆動回路77は、駆動制御部403から入力される駆動制御信号が示す動作量に対応する電力を放熱ファン73に供給する。
放熱ファン73は、駆動回路77から供給される電力を消費して動作する。
次に、本実施形態に係る電力制御モードの例について説明する。図4は、本実施形態に係る電力制御モードの例を示す説明図である。図4に示す3段階の電力制御モードは、低騒音モード(Q:Quiet)、バランスモード(B:Balance)および高性能モード(P:Performance)である。各電力制御モードは、表面温度、騒音レベルおよび設定電力で特徴づけられる。本実施形態では、上記のようにCPU11、GPU13のそれぞれの状態に応じて、それぞれの電力制御モードが自動的に制御される。従来は、CPU11の電力制御モードとGPU13の電力制御モードを等しくしていた。例えば、低騒音モード(Q)である場合には、GPU13の電力制御モードもCPU11と同様に低騒音モード(Q)と定めていた。これに対して、本実施形態では、CPU11の電力制御モードが低騒音モード(Q)であっても、GPU13の電力制御モードは、低騒音モード(Q)、バランスモード(B)および高性能モード(P)のいずれにもなりうる。CPU11の負荷が比較的軽微な状態が継続していても、GPU13の負荷が比較的多い状態や負荷量の変動が大きい場合にも処理能力を発揮することができる。
低騒音モード(Q)は、放熱ファン73の動作により生ずる騒音レベルの低減を重視した電力制御モードである。騒音レベルのパラメータとして騒音上限がSND1[dB]と低く抑えられている。放熱ファン73を動作させる機会、または放熱ファン73の出力が抑制されるため、設定電力のパラメータとしてCPU11のPL111が上限PO111qu[W]、下限PO111ql[W]ともに他の電力制御モードでのPL111よりも低く抑えられる。そのため、比較的処理能力が低い場合や、迅速な応答が要求されない場合に好適である。低騒音モード(Q)は、例えば、文書作成用アプリによる文書の編集または閲覧、ブラウザによるウェブページの閲覧、通話、電子メールの送受信、など比較的軽微な処理に適用される。GPU13のPL131も上限PO131qu[W]、下限PO131ql[W]ともに他の電力制御モードでのPL131よりも低く抑えられる。なお、PO111quは、PO111qlと等しい値に設定されてもよい。その場合には、PL111の変動が許容されずPO111quまたはPO111qlに固定値される。同様に、PO131quはPO131qlと等しい値に設定されてもよい。
バランスモード(B)に係る騒音上限は、低騒音モード(Q)に係る騒音上限SND3と高性能モード(P)に係る騒音上限SND1の中間のSND2[dB]である。そのため、消費電力が中程度となる状態が継続するが、過大にならない処理に好適である。バランスモード(B)は、例えば、大容量のファイルのオープン、アプリのインストール、セキュリティ対策アプリの実行、CADアプリの実行に適用されうる。
高性能モード(P)では、多くの処理能力が要求される場合に選択されるので放熱ファン73の動作による騒音が許容される。高性能モード(P)に係る騒音上限SND3[dB]は、他の電力制御モードに係る騒音上限よりも高い。そのため、消費電力が継続的に高い状態や、迅速な応答が要求される場合に好適である。高性能モード(P)は、例えば、映像の編集、大容量の映像のストリーミング、AR/VRシミュレーションなど、に適用されうる。
モード遷移テーブルでは、CPU11の格上げ条件とGPU13の格上げ条件のセットが、変更後の電力制御モードのPL1の降順、つまり、高性能モード(P)、バランスモード(B)の順に配列され、さらに、CPU11の格下げ条件とGPUの格下げ条件のセットが、変更後の電力制御モードのPL1の昇順、つまり、低騒音モード(Q)、バランスモード(B)の順に配列されている。これらのモード遷移条件の順序は、後述するようにパフォーマンス制御部217が適用すべきモード遷移条件の優先度に相当する。
CPU11のバランスモード(B)への格上げ条件は、CPU11の消費電力がSP112以上となる継続時間がT112以上となることである。GPU13のバランスモード(B)への格上げ条件は、GPU13が稼働中である動作状態(ON)となる継続時間がT312以上となることである。ここで、SP113は、SP112よりも大きい値をとる。SP112は、CPU11のバランスモード(B)のPL111の範囲内であってもよいし、PL111の下限よりも小さくてもよい。SP113は、CPU11の高性能モード(P)のPL111の範囲内であってもよいし、PL111の下限よりも小さくてもよい。T113はT112と等しくてもよいが、より大きくてもよい。また、T313はT312と等しくてもよいが、より大きくてもよい。
CPU11のバランスモード(B)への格下げ条件は、CPU11の消費電力がSP122以下となる継続時間がT122以上となることである。GPU13のバランスモード(B)への格下げ条件は、GPU13が稼働していない停止状態(OFF)となる継続時間がT322以上となることである。ここで、SP121は、SP122よりも小さい値をとる。SP121は、CPU11の低騒音モード(Q)のPL111の範囲内であってもよいし、PL111の下限よりも小さくてもよい。また、SP121は、SP112と等しくてもよいし、SP112よりも大きくてもよい。SP122は、CPU11のバランスモード(B)のPL111の範囲内であってもよいし、PL111の下限よりも小さくてもよい。また、SP122は、SP113と等しくてもよいし、SP113よりも大きくてもよい。T121はT122と等しくてもよいが、より小さくてもよい。T321はT322と等しくてもよいが、より小さくてもよい。
低騒音モード(Q)への格下げ条件は、温度がTP321以下である状態が継続する継続時間が、T321以上となることである。バランスモード(B)への格下げ条件は、温度がTP322以下である状態が継続する継続時間が、T322以上となることである。TP322は、TP321よりも高い温度である。TP322は、TP313と等しくてもよいし、TP313よりも低くてもよい。TP321は、TP312と等しくてもよいし、TP312よりも低くてもよい。
そこで、パフォーマンス制御部217は、CPU11またはGPU13の状態が複数の電力制御モードへの格上げ条件を満足する場合、満足した格上げ条件のうち最もPL1が高い電力制御モードへの格上げ条件を特定し、特定した格上げ条件に係る電力制御モードへの遷移を優先する。これにより、消費電力が継続的に大きい状態または動作状態が継続する局面で、できるだけPL1の大きい電力制御モードに直ちに遷移させることができる。
そこで、パフォーマンス制御部217は、CPU11またはGPU13の状態が複数の電力制御モードへの格下げ条件を満足する場合、満足した格下げ条件のうち最もPL1が低い電力制御モードへの格下げ条件を特定し、特定した格下げ条件に係る電力モードへの遷移を優先する。これにより、消費電力が継続的に小さい状態または停止状態が継続する局面で、できるだけPL1の小さい電力制御モードに直ちに遷移させることができる。
また、CPU11またはGPU13が満足する格上げ条件を格下げ条件よりも優先することで、予期せずに消費電力が継続的に大きい状態または動作状態が継続する局面が生じる場合に備え、必要とする処理能力を発揮し、放熱を促すことができる。
(ステップS102)パフォーマンス制御部217は、モード遷移テーブルを参照して、CPU11の状態が、それぞれのモード遷移条件を満足するか否かを判定する。CPU11の状態が満足するモード遷移条件が存在する場合(ステップS102 YES)、ステップS104の処理に進む。CPU11の状態がいずれのモード遷移条件も満足しない場合(ステップS102 NO)、ステップS106の処理に進む。
(ステップS104)パフォーマンス制御部217は、CPU11の状態が満足するモード遷移条件のうち、その順序が最も先行するモード遷移条件を特定する。パフォーマンス制御部217は、CPU11の電力制御モードを特定したモード遷移条件に係る電力制御モードに変更する。その後、ステップS108の処理に進む。
(ステップS106)パフォーマンス制御部217は、その時点におけるCPU11の電力制御モードを維持する。その後、ステップS108の処理に進む。
GPU13の状態が満足するモード遷移条件が存在する場合(ステップS108 YES)、ステップS110の処理に進む。GPU13の状態がいずれのモード遷移状態も満足しない場合(ステップS108 NO)、ステップS112の処理に進む。
(ステップS110)パフォーマンス制御部217は、GPU13の状態が満足するモード遷移条件のうち、その順序が最も先行するモード遷移条件を特定する。パフォーマンス制御部217は、GPU13の電力制御モードを特定したモード遷移条件に係る電力制御モードに変更する。その後、ステップS102の処理に戻る。
(ステップS112)パフォーマンス制御部217は、その時点におけるGPU13の電力制御モードを維持する。その後、ステップS102の処理に戻る。
なお、CPU11の状態がいずれのモード遷移条件を満たさない場合には(浮動状態)、パフォーマンス制御部217は、その時点でのモード遷移条件を変更せずに維持する。GPU13の状態がいずれのモード遷移条件を満たさない場合には、パフォーマンス制御部217は、その時点でのモード遷移条件を変更せずに維持する。
GPU13の電力制御モードの遷移において、動作状態の継続時間T312、停止状態の継続時間T121、等を用いることで、継続的に動作状態であるか否かが評価される。動作状態が長く継続するほど、パフォーマンス制御部217は、より高い段階の電力制御モードに遷移させることができる。
GPU13の電力制御モードの遷移において、温度TP312と継続時間T312の組、温度TP121と継続時間T121、等を用いることで、継続的に温度が高い状態であるか否かが評価される。温度が高い状態が長く継続するほど、パフォーマンス制御部217は、より高い段階の電力制御モードに遷移させることができる。
この構成によれば、より定格電力が小さい電力制御モードよりも、より定格電力が大きい電力制御モードへの遷移が優先されるので、より高い処理量が要求される場合に、プロセッサは、その能力を発揮させることができる。また、電力制御モードの遷移を、個々の遷移条件を順次評価する場合よりも迅速にすることができる。
この構成によれば、第2のプロセッサが継続して動作する期間が長いほど第2の定格電力が大きくなるので、継続的に高い処理能力を発揮することができる。
この構成によれば、第2のプロセッサが継続して停止する期間が長いほど第2の定格電力が小さくなるので、継続的に高い処理能力が発揮できない状態が許容される状態で電力消費量を低減することができる。
この構成によれば、第2のプロセッサの温度が継続的に高い場合には、より第2の定格電力が大きい第2の電力制御モードに遷移させることで、放熱を促進するとともに、より高い処理能力を実現することができる。
この構成によれば、第2のプロセッサの温度が継続的に低い場合には、より第2の定格電力が小さい第2の電力制御モードに遷移させることで、必要以上に高い処理能力を確保することを避けることで消費電力を低減することができる。電力制御部は、例えば、第2の定格電力がより小さい第2の電力制御モードに遷移させるための条件として、第2のプロセッサの温度が所定の温度の閾値(例えば、TP321、TP322)以下となる状態が所定の継続時間(例えば、T321、T322)以上継続するという条件を満たすか否かを判定する。所定の温度の閾値は、遷移先とする第2の電力制御モードの第2の定格電力(例えば、PL1)が小さいほど、低くなるように設定しておく(例えば、TP321<TP322)。
この構成によれば、第2のプロセッサの動作状態が継続的に活発または温度が継続的に上昇する場合には、より高い定格電力に係る第2の電力制御モードへの遷移を、個々の遷移条件を順次評価する場合よりも迅速に行うことができる。
この構成によれば、第2のプロセッサの動作状態が継続的に不活性化または温度が継続的に下降する場合には、より低い定格電力に係る第2の電力制御モードへの遷移を、個々の遷移条件を順次評価する場合よりも迅速に行うことができる。
この構成によれば、より定格電力が小さい第2の電力制御モードよりも、より定格電力が大きい第2の電力制御モードへの遷移が優先されるので、より高い処理量が要求される場合に、第2のプロセッサは、その能力を発揮させることができる。
この構成により、より定格電力が大きい電力制御モードのもとで顕著な処理能力の変動が生じても、発熱量のより変動に応じた放熱を実現して温度上昇を抑制することができる。
また、上記の説明では、情報処理装置1がCPUとGPUを各1個備える場合を主に例にしたが、これらには限られない。CPUの個数は2個以上となってもよいし、GPUの個数は2個以上となってもよい。パフォーマンス制御部217は、それぞれのプロセッサの状態に応じて、その電力制御モードや消費電力を制御できればよい。
Claims (7)
- 第1の定格電力が異なる複数段階の第1の電力制御モードをとりうる第1のプロセッサと、
第2の定格電力が異なる複数段階の第2の電力制御モードをとりうる第2のプロセッサと、
いずれか1段階の第1の電力制御モードに従って前記第1のプロセッサの消費電力を制御し、
いずれか1段階の第2の電力制御モードに従って前記第2のプロセッサの消費電力を制御する電力制御部と、を備え、
前記電力制御部は、
個々のプロセッサについて遷移後の電力制御モードごとに予め定めた所定の状態が所定の継続期間以上継続する事象がモード遷移条件として設定され、
個々のプロセッサの状態を監視し、前記モード遷移条件を満足するか否かを判定し、
複数のモード遷移条件を満足するプロセッサについて、
前記複数のモード遷移条件から、現在の電力制御モードよりも定格電力がより低い電力制御モードへの遷移条件である格下げ条件よりも、現在の電力制御モードよりも定格電力がより高い電力制御モードへの遷移条件である格上げ条件を優先し、
前記格上げ条件のうち、遷移後の定格電力がより高い電力制御モードほど優先し、
前記格下げ条件のうち、遷移後の定格電力がより低い電力制御モードほど優先して選択する
情報処理装置。 - 前記電力制御部は、
前記第2のプロセッサの所定の状態として前記第2のプロセッサが動作する動作状態が継続する第2の継続時間が長いほど、第2の定格電力が大きい第2の電力制御モードに定める
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記電力制御部は、
前記第2のプロセッサの所定の状態として前記第2のプロセッサが停止する停止状態が継続する第2の継続時間が長いほど、第2の定格電力が小さい第2の電力制御モードに定める
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記電力制御部は、
前記第2のプロセッサの所定の状態として前記第2のプロセッサの温度が高いほど、第2の定格電力が大きい第2の電力制御モードに定める
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記電力制御部は、
前記第2のプロセッサの所定の状態として前記第2のプロセッサの温度が低いほど、第2の定格電力が小さい第2の電力制御モードに定める
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 自装置の温度を制御する温度制御部、を備え、
前記温度制御部は、
前記第1の定格電力が大きい第1の電力制御モードほど、または、第2の定格電力が大きい第2の電力制御モードほど、自装置のファンの出力範囲を大きくする
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 第1の定格電力が異なる複数段階の第1の電力制御モードをとりうる第1のプロセッサと、
第2の定格電力が異なる複数段階の第2の電力制御モードをとりうる第2のプロセッサと、を備える情報処理装置の制御方法であって、
前記情報処理装置が、
いずれか1段階の第1の電力制御モードに従って前記第1のプロセッサの消費電力を制御するステップと
いずれか1段階の第2の電力制御モードに従って前記第2のプロセッサの消費電力を制御するステップと、を有し、
個々のプロセッサについて遷移後の電力制御モードごとに予め定めた状態が所定の継続期間以上継続する事象がモード遷移条件として設定され、
個々のプロセッサの状態を監視し、前記モード遷移条件を満足するか否かを判定し、
複数のモード遷移条件を満足するプロセッサについて、
前記複数のモード遷移条件から、現在の電力制御モードよりも定格電力がより低い電力制御モードへの遷移条件である格下げ条件よりも、現在の電力制御モードよりも定格電力がより高い電力制御モードへの遷移条件である格上げ条件を優先し、
前記格上げ条件のうち、遷移後の定格電力がより高い電力制御モードほど優先し、
前記格下げ条件のうち、遷移後の定格電力がより低い電力制御モードほど優先して選択する
制御方法。
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