JP7155056B2 - 車両の充電システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両の充電システムに関し、特に、複数の充電口を備えた車両に対する充電システムに関する。
近年、EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)等、駆動源として蓄電装置を備えた車両(以下、電気車両とも称する)に対する需要が増加している。
電気車両では、ガソリン車両の給油時間に比べて、蓄電装置の充電時間に時間がかかることから、充電に必要な時間を短縮する急速充電に関する技術が開発されている。
短時間で蓄電装置を充電するためには、例えば充電器となる外部電源側で高電圧を付加する等により、蓄電装置への充電電流値を大きくする必要がある。充電率の低い蓄電装置では、充電器からの高い電流を流すことにより急速に充電が行われる。また、蓄電装置の充電率が上昇して端末電圧が高くなってくると、蓄電装置に流れる電流値は低くなり、充電末期では、蓄電装置の内部抵抗が急激に増加して端子電圧が上昇することにより、電流値が大幅に減少する。
電気車両の普及にともない、一つ高電圧電源を有する充電器によって、一度に高い電流を流すことが可能な充電設備の開発が進んでいる。しかしながら、このような充電器においては部品コストが高く、充電器自体が高価になることから、充電設備の建設コストが増大するという問題がある。また、充電の急速化が進む度に、車両側においても規格の変更や、対応技術の開発が必要となることから、開発コストや製品コストが増大してしまうという問題がある。
このような事情に鑑みて、既存設備を利用して急速充電を行うことが可能な技術が開発されている。
例えば、特許文献1では、車両に複数の充電口を設け、各充電口から同時に充電を行うことが可能な車両用充電装置が開示されている。この車両用充電装置は、一般家庭で使用される商用電源を用いて急速充電を行うことが可能な装置であり、車両に設けられた複数の充電口のそれぞれに、充電用ケーブルを介して充電器となる外部商用電源を接続することにより複数の充電器を並列接続した状態とし、各充電用ケーブルを流れる電流を蓄電装置へ流すことによって電流値を増加させている。
特開2014-155420号公報
特許文献1に記載された装置のように、車両に設けた複数の充電口のそれぞれに一つの充電器を接続し、並列接続された各充電器から電流を流して充電可能な構造とすることで、一般家庭のみならず、例えば、サービスエリア等の公共施設に設置された充電設備においても、大型専用設備を新たに開発・設置することなく、従来の設備を活用して急速充電を行うことが可能である。
しかしながら、公共の充電設備においては、車両を急速充電できるだけではなく、混雑時に、多数の車両に対して同時進行で効率よく充電を行うことも求められる。それ故、複数の充電器を用いて急速充電を行えるとともに、各充電器の使用効率を高めて、複数台の車両に対して効率よく充電できる充電設備の開発が求められていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、1台の車両に対して複数の充電器を用いて急速充電を行うことができるとともに、各充電器の使用効率を高めることができる車両の充電システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、複数の充電器を有する外部電源装置と、蓄電装置と該蓄電装置に電気エネルギを供給するための複数の充電口とを有する車両に対し、前記複数の充電口と前記複数の充電器とをそれぞれ電気的に接続する接続手段と、を備え、前記複数の充電器から同時に前記蓄電装置に電気エネルギを供給可能な車両の充電システムにおいて、前記外部電源装置は、各充電器に設けられ、前記接続手段により接続された車両の蓄電装置の充電率情報を取得する通信手段と、該通信手段が取得した情報に基づいて、前記複数の充電器と電気的に接続された前記蓄電装置の充電率が所定値以上となった場合に、該蓄電装置に接続された各充電器からの電流値を1つずつ順番に零になるまで低下させる電流垂下制御を行う充電制御部とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、1台の車両に設けられた複数の充電口と、外部電源装置の複数の充電器とをそれぞれ電気的に接続し、複数の充電器から同時に電気エネルギを供給することで、車両の蓄電装置を急速充電することができる。また、この蓄電装置の充電率が所定値以上となって、各充電器からの電流値が低下してきた場合に、蓄電装置に接続された各充電器の電流値を1つずつ順番に零になるまで低下させる電流垂下制御により、一つの蓄電装置に電気的に接続された複数の充電器のうち、電流値が零になって通電が終了した充電器を他の車両に接続して他の蓄電装置の充電に用いることができる。また、蓄電装置に接続された残りの充電器の充電効率を高く保持すことができる。これにより、外部電源装置の各充電器の使用効率を高めることができる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両の充電システムにおいて、前記外部電源装置は、各充電器の温度を検出する温度センサを備え、前記電流垂下制御は、複数の充電器と電気的に接続された蓄電装置の充電率が所定値以上となった場合に、前記温度センサの検出結果に基づき、温度の高い充電器から順番に電流値を低下させることを特徴とする。
この構成によれば、複数の充電器を同時に使用した場合、各充電器に対する外部環境の相違によって、各充電器間に温度の差異が生じ、温度が高い充電器では、内部抵抗が大きくなって充電効率が低下している可能性がある。このように充電効率が低下している可能性がある充電器の電流を他の充電器よりも先に低下させることで、急速充電を行う場合に充電効率を高く保つことができる。また、温度の高い充電器の電流を先に低下させることで、この充電器を他の充電器よりも先に冷却させることができる。
また、請求項3に係る発明は、請求項1に記載の車両の充電システムにおいて、前記充電制御部は、各充電器から使用累計時間情報を取得し、前記電流垂下制御は、複数の充電器と電気的に接続された蓄電装置の充電率が所定値以上となった場合に、前記通信手段が取得した使用累積時間情報に基づいて、使用累計時間が多い充電器から順番に電流値を低下させることを特徴とする。
この構成によれば、外部電源装置が備える複数の充電器の使用累積時間を均一化させることができる。これにより、特定の充電器が経年劣化して充電効率が著しく低下することを防止し、充電システムの全体の充電効率を高く維持することができる。
また、請求項4に係る発明は、請求項3に記載の車両の充電システムにおいて、前記外部電源装置は、各充電器の温度を検出する温度センサを備え、前記電流垂下制御は、複数の充電器と電気的に接続された蓄電装置の充電率が所定値以上となった場合に、使用累計時間が多い充電器から順番に電流値を低下させるとともに、該使用累積時間の差が所定値未満の場合に、前記温度センサの検出結果に基づき、温度の高い充電器から順番に電流値を低下させることを特徴とする。
この構成によれば、外部電源装置が備える複数の充電器の使用累積時間を均一化させることができるとともに、同時に使用している充電器同士の使用累積時間の差が少ない場合には、温度が高い充電器の電流を先に低下させることにより、急速充電時の充電効率を高く保つことができる。
本発明に係る車両の充電システムによれば、1台の車両に対して複数の充電器を用いて急速充電を行うことができるとともに、各充電器の使用効率を高めることができる。
本発明の一実施形態である充電システムの構成を説明するブロック図。 充電制御部による各充電器の制御の手順を示すフローチャート図。 蓄電装置に接続された各充電器の電流の時間変化を示すグラフ。
以下、本発明に係る充電システムについて説明する。図1は本発明の一実施形態である充電システムの構成を説明するブロック図である。
充電システム10は、例えば、EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)等の電気車両(以下、単に「車両」とも称する)20に搭載された蓄電装置22に、外部電源装置30から充電を行うシステムであり、車両20と、複数の充電器A~Cを有する外部電源装置30と、これらを電気的に接続する接続ケーブル(接続手段)40とを備える。なお、図1では、充電器A~Cと蓄電装置22とを繋ぐ充電用電気回路の正極側の電気ライン21のみを実線で示し、負極側の電気ラインの記載を省略している。
車両20は、駆動源となる蓄電装置22と、複数の充電用コネクタ24A,24B,24Cと、蓄電装置22の電池状態を制御するためのバッテリ制御部26と、車両側通信部(通信手段)28とを備える。
蓄電装置22は、車両20の駆動源となる電気エネルギを蓄える装置であり、例えば、鉛電池、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などを用いることができる。
充電口24A~24Cは、外部電源装置30から電気エネルギを取り込むためのコネクタを構成しており、本実施形態において各充電口24A~24Cは同一の構成を有している。なお、本実施形態では充電口の数を3つに設定しているが、数はこれに限られず2つ以上であればよい。各充電用口24A~24Cは充電回路の正極側ライン21及び負極側電気ラインにおいて、並列に接続されている。
各充電口24A,24B,24Cと蓄電装置22とを繋ぐ正極側電気ライン21には、電流の逆流を防止する逆流防止装置25A,25B,25Cがそれぞれ設けられている。逆流防止装置25A~25は、例えばダイオードで構成することができる。
バッテリ制御部26は、蓄電装置22と接続され、蓄電装置22の状態を監視して蓄電装置22の充放電を制御する。バッテリ制御部26は、中央演算処理装置であるCPUや、ROM、RAM及びこれらを接続する内部バスを有するマイコン等で構成することができる。蓄電装置22の状態は、例えば、蓄電装置22に搭載した図示していない電圧センサや電流センサによって蓄電装置22の電圧や蓄電装置22に流れる電流を検出することにより監視することができる。
さらに、バッテリ制御部26は、図1において破線で示すように、車両側通信部28を介して各充電口24A~24Cに接続されており、接続ケーブル40を介して、蓄電装置22の情報(例えば蓄電装置22の充電率や、他の蓄電装置との識別情報など)を外部電源装置30の充電側制御部32へ送信することが可能である。
蓄電装置22は、バッテリ制御部26により充電電圧の最大値が制限されており、充電率が高い充電末期状態では、バッテリ制御部26に設定された電流垂下特性に従って、蓄電装置22に流れる充電電流値が制御される。
外部電源装置30は、蓄電装置22に電気エネルギを供給するための複数の充電器A,B,Cと、各充電器A~Cによる充電状態を制御するための充電制御部32とを備える。各充電器A~Cは同一の規格となるように構成しても良いし、また、各々の充電状態が適切に制御可能とした、異なる規格の物で構成しても良い。なお、本実施形態では充電器の数を3つに設定しているが、数はこれに限られず2つ以上であればよい。
充電器A~Cには、それぞれ、接続ケーブル40が接続されるコネクタ部34A,34B,34Cと、充電器A,B,Cの温度を検出する温度センサ36A,36B,36Cと、充電側通信部(通信手段)38A,38B,38Cとが設けられている。本実施形態では、コネクタ部34A~34Cに温度センサ36A~36Cが搭載されている。
充電側通信部38A~38Cは、コネクタ部34A~34Cに接続ケーブル40を介して接続された車両20の蓄電装置22に関する情報を充電制御部32に送信する。なお、本実施形態では、車両側通信部28、接続ケーブル40及び充電側通信部38A~38Cを用いて、蓄電装置22に関する情報を有線的に充電制御部32に送信しているが、情報の通信方法は有線に限られず、無線であってもよい。
充電制御部32は、各充電器A~Cと接続され、各充電器A~C22の状態、例えば、電圧、電流、充電器A~C22の温度、使用累積時間等を監視し、各充電器A~C22の電圧値や電流値を制御する。充電制御部32は、中央演算処理装置であるCPUや、ROM、RAM及びこれらを接続する内部バスを有するマイコン等で構成することができる。充電器A~Cの状態は、例えば、各充電器A~Cに搭載した図示していない電圧センサや電流センサによって電圧や電流を検出することができる。また、温度センサ36A~36Cによって温度を検出し、充電制御部32に内蔵したタイマによって使用累積時間を算出することができる。することができる。
接続ケーブル40は、車両20の蓄電装置22と、充電器A~Cとを電気的に接続可能であって、一方の端部に充電口24A~24Cに接続可能な車両側コネクタ42を有し、他方の端部にコネクタ部34A~34Cに接続可能な充電側コネクタ43を有する。
また、各充電口24A,24B,24C及び各コネクタ部34A,34B,34には、接続ケーブル40のコネクタ42,43が接続されたか否かを検知する接続検知センサ(図示せず)が内蔵されている。バッテリ制御部26や充電制御部32は、この接続検知センサの検知結果により、接続ケーブル40の接続状態や、各充電口24A~24Cと各充電器A~Cの接続状態を検知することが可能である。
上述した充電システム10では、車両20の充電口24A~24Cに接続ケーブル40の車両側コネクタ42を接続し、充電器A~Cのコネクタ部34A~34Cに接続ケーブル40の充電側コネクタ43を接続して、外部電源装置30における充電器A~Cの充電状態をON状態とすることで、車両20に搭載した蓄電装置22を充電することができる。また、蓄電装置22に対して、接続する充電器A~Cの数を変えることにより、急速充電と低速充電の切り替えを行うことができる。
例えば、車両20に設けられた複数の充電口24A~24Cと、外部電源装置30の各充電器A~Cとを接続ケーブル40を介して電気的に接続することにより、並列接続された複数の充電器A~Cから同時に電流を流して蓄電装置22に流れる電流値を大きくすることができる。これにより、充電時間を短縮する急速充電を行うことができる。また、車両の混雑時など、外部電源装置30において使用可能な充電器の数が少ない場合には、蓄電装置22と接続される充電器の数を少なくする、例えば、1つの充電器Aのみを接続して充電を行うことにより、蓄電装置22に流れる電流値を小さくして低速充電を行うことができる。
蓄電装置22を充電する場合、充電率が低い状態においては、外部電源装置30側から大きな電流を流すことができる。一方、充電率が上昇して蓄電装置22の端末電圧が高くなると流れる電流が小さくなる。外部電源装置30は、充電側通信部38A~38Cによって、充電器A~Cに接続された蓄電装置22の充電率が所定値S以上となる充電末期状態であることを検知すると、この通信部を介して取得した蓄電装置22の電流垂下特性に従って、充電器A~Cから蓄電装置22に流れる電流値が低下するように、充電器A~Cをそれぞれ制御する。
本実施形態の充電システム10では、1つの蓄電装置22に対して、2つ以上の充電器を同時に使用して充電を行う急速充電を行った場合に、蓄電装置22が充電末期状態になると、充電制御部32は、蓄電装置22に接続された複数の充電器の電流を1つずつ順番に電流値が零になるまで低下させる電流垂下制御を行う。電流値を低下させる充電器A~Cの順番は、充電制御部32に予め設定された選択基準に従って決定され、本実施形態では、温度センサ36A~36Cが検出した充電器A~Cの温度が高いものから順に電流値を低下させる。
次に、上述した充電システム10を用いて1台の車両20の蓄電装置22を充電する際の充電制御について説明する。図2は、充電制御部32による各充電器の制御の手順を示すフローチャート図である。なお、このフローチャートでは、一例として、3つの充電器A~Cを同時に使用して急速充電する際のフローを示している。
車両20の充電口24A~24Cのうち、少なくとも1つの充電口に、接続ケーブル40を介して、充電器A~Cのいずれかが電気的に接続されると、充電制御部32は、接続された充電器の充電側通信部38A~38Cを介して、蓄電装置22に関する情報、すなわち、蓄電装置22の識別情報、充電率、電流垂下特性等を取得する(ステップS11)。
次に、蓄電装置22に接続された充電器A~Cの数が、1つである低速充電か、2つ以上である急速充電かを判断する(ステップS12)。
充電制御部32は、急速充電であると判断した場合(ステップS12:Yes)、蓄電装置22に対して並列接続された複数の充電器(ここでは3つの充電器A~C)によって、各充電器A~Cからの蓄電装置22への電流がほぼ同一の値となるように制御する急速充電制御を行う(ステップS13)。この制御は、蓄電装置22の充電率がバッテリ制御部26に設定された所定値Sとなるまで行われる。
急速充電制御により蓄電装置22の充電率が所定値S以上となると(ステップS14:Yes)、充電制御部32は、温度センサ36A~36Cの検出結果に基づき、充電器A~Cのうち、検出された温度が最も高い充電器(以下、第1の充電器という)の電流値を蓄電装置22の電流垂下特性に合わせて低下させる(ステップS15)。第1の充電器の電流値が零になると、第1の充電器をOFF状態にして蓄電装置22に対する電気的接続を切断する(ステップS16)。
第1の充電器の電流値が零になると、充電制御部32は、残りの充電器のうち、温度センサによる検出温度が最も高い充電器(以下、第2の充電器という)の電流値を蓄電装置22の電流垂下特性に合わせて低下させる(ステップS17)。第2の充電器の電流値が零になると、第2の充電器をOFF状態にして蓄電装置22に対する電気的接続を切断する(ステップS18)。
第2の充電器の電流値が零になると、充電制御部32は、残り1つの充電器(以下、第3の充電器という)の電流値を蓄電装置22の電流垂下特性に合わせて低下させる(ステップS19)。第3の充電器の電流値が零になると、第3の充電器をOFF状態にして蓄電装置22に対する電気的接続を切断し(ステップS20)、充電制御を終了する。
ステップS12において、低速充電であると判断された場合には(ステップS12:No)、接続された1つの充電器により蓄電装置22を充電する低速充電制御を行う(ステップS22)。低速充電制御では、充電率が所定値以上となった場合に電流垂下特性に合わせて接続された充電器の電流値を低下させた後、該充電器をOFF状態にする。
図3は、3つの充電器A~Cを同時に使用して蓄電装置22を急速充電した場合の各充電器A~Cの電流値の時間変化を示すグラフである。図3では、一例として、充電器Aを第1の充電器、充電器Bを第2の充電器、充電器Cを第3の充電器とした例を示している。
急速充電開始時には、各充電器A~Cにほぼ同一の電流Iが流れており、蓄電装置22には、3つの充電器A~Cの電流値を加算した3Iが流れている。充電時間が経過し、時間tに蓄電装置22の充電率が所定値Sになると、充電制御部32は第1の充電器Aの電流値を低下させる。その後、時間tに第1の充電器Aの電流値が零になると、充電制御部32は第2の充電器Bの電流値を低下させる。その後、時間tに第2の充電器Bの電流値が零になると、充電制御部32は第3の充電器Cの電流値を低下させる。なお、グラフにおける時間tの関係は、t<t≦t<t≦t<tである。
上述したように、本実施形態の充電システム10では、車両20に設けられた複数の充電口24A~24Bと、外部電源装置30の複数の充電器A~Cとを接続ケーブル40を用いてそれぞれ電気的に接続し、複数の充電器A~Cから同時に電気エネルギを供給することで、蓄電装置22を急速充電することができる。
また、蓄電装置22の充電率が所定値S以上となって、蓄電装置22に対する電流垂下制御を行う際に、接続された各充電器A~Cの電流値を1つずつ順番に零になるまで低下させるようにしているので、一つの蓄電装置22に電気的に接続された複数の充電器A~Cのうち、電流値が零になって通電が終了した第1の充電器Aを他の車両の充電口に接続して、この車両の蓄電装置の充電に用いることができる。このように、車両20を充電している間に、電流値が零になって通電が終了した第1の充電器Aや第2の充電器Bを他の車両の充電に使用することができるので、混雑時に、多数の車両に対して同時進行で効率よく充電を行うことができる。さらに、車両20に接続された残りの充電器Cの充電効率を充電末期において高く保持すことができる。これにより、外部電源装置30の各充電器A~Cの使用効率を高めることができる。特に、本実施形態のように、複数の充電器A~Cのうち、いずれか1つの充電器の電流値を低下させ、この電流値が零になった後に、次の充電器の電流値を低下させるようにすることで、先の充電器を早くOFF状態にして他の車両の充電に用いることができるので、使用効率を高めることができる。
また、電流値を低下させる順番を各充電器A~Cの温度によって決定することにより、充電効率を高く保持することができる。具体的には、急速充電において複数の充電器A~Cを同時に使用した場合、各充電器A~Cに対する外部環境の相違(例えば、太陽光の当たり方や、車両20の発熱部が近辺にあるか等)によって、各充電器A~C間には温度の差異が生じる。温度が高い充電器(例えば、第1の充電器A)では、内部抵抗が大きくなって充電効率が低下している可能性があり、このような充電器の電流を他の充電器B,Cよりも先に低下させることで、充電効率を高く保つことができる。また、温度の高い充電器Aの電流値を先に低下させることで、この充電器Aの過熱を抑制して他の充電器B,Cよりも先に冷却させることができる。
なお、充電制御部32によって選択される電流を低下させる充電器の順番は、上述したものに限られず、適宜、設定を変更することが可能である。
例えば、初期設定において、電流値を低下させる充電器A~Cの順番を予め決定しておいてもよい。
また、各充電器の使用累積時間に応じて、使用累積時間が多いものから先に電流値を低下させるようにしてもよい。一例として、充電器Bの使用累積時間が最も多く、充電器Aの使用累積時間が最も少ない場合には、第1の充電器B、第2の充電器C、第3の充電器Aの順に電流値を低下させる電流垂下制御を行う。充電システム10において急速充電により、複数の充電器A~Cを1つずつ順番に低下させる電流垂下制御を行うと、各充電器A~Cの使用時間が不均一になるが、その後の急速充電において、電流値を低下させる充電器A~Cの順番を使用累積時間が多いものから順に行うことで、使用累積時間が均一化される。これにより、特定の充電器が経年劣化して充電効率が著しく低下することを防止し、充電システム10の全体の充電効率を高く維持することができる。
さらに、各充電器A~Cの使用累積時間と温度とに基づいて、電流値を低下させる順番を決定してもよい。例えば、各充電器A~Cの使用累積時間を算出し、それぞれの使用累積時間の差が大きい、具体的には使用累積時間の差が所定値以上となる場合には、使用累積時間が多いものから順に電流値を低下させる。一方、使用累積時間の差が少ない、具体的には、2つ(又は3つ)の充電器の使用累積時間の差が所定値未満となっている場合には、温度センサ36A~36Cが検出した温度に基づき、温度の高い充電器から順に電流値を低下させる制御を行う。このような制御を行うことで、外部電源装置30が備える複数の充電器A~Cの使用累積時間を均一化させることができるとともに、同時に使用している充電器A~C同士の使用累積時間の差が少ない場合には、温度が高い充電器の電流値を先に低下させることにより、充電効率を高く保つことができる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、急速充電における電流垂下制御は、1つの蓄電装置に接続された複数の充電器のうち、まず、第1の充電器の電流値を低下させ、その後、第1の充電器の電流値が零になる前に第2の充電器の電流を低下させてもよい。かかる場合には、第1の充電器の電流値が第2の充電器よりも先に零になるように制御を行う。このような電流垂下制御においても、電流値が零になった第1の充電器を他の車両の充電に使用することができる。
10 充電システム
20 車両
22 蓄電装置
24A,24B,24C 充電口
25A,25B,25C 逆流防止装置
26 バッテリ制御部
28 車両側通信部
30 外部電源装置
32 充電制御部
34A,34B,34C コネクタ部
36A,36B,36C 温度センサ
38A,38B,38C 充電器側通信部
40 接続ケーブル
A,B,C 充電器

Claims (4)

  1. 複数の充電器を有する外部電源装置と、
    蓄電装置と該蓄電装置に電気エネルギを供給するための複数の充電口とを有する車両に対し、前記複数の充電口と前記複数の充電器とをそれぞれ電気的に接続する接続手段と、を備え、前記複数の充電器から同時に前記蓄電装置に電気エネルギを供給可能な車両の充電システムにおいて、
    前記外部電源装置は、
    各充電器に設けられ、前記接続手段により接続された車両の蓄電装置の充電率情報を取得する通信手段と、
    該通信手段が取得した情報に基づいて、前記複数の充電器と電気的に接続された前記蓄電装置の充電率が所定値以上となった場合に、該蓄電装置に接続された各充電器からの電流値を1つずつ順番に零になるまで低下させる電流垂下制御を行う充電制御部とを備えたことを特徴とする車両の充電システム。
  2. 前記外部電源装置は、各充電器の温度を検出する温度センサを備え、
    前記電流垂下制御は、複数の充電器と電気的に接続された蓄電装置の充電率が所定値以上となった場合に、前記温度センサの検出結果に基づき、温度の高い充電器から順番に電流値を低下させることを特徴とする請求項1に記載の車両の充電システム。
  3. 前記充電制御部は、各充電器から使用累計時間情報を取得し、
    前記電流垂下制御は、複数の充電器と電気的に接続された蓄電装置の充電率が所定値以上となった場合に、前記通信手段が取得した使用累積時間情報に基づいて、使用累計時間が多い充電器から順番に電流値を低下させることを特徴とする請求項1に記載の車両の充電システム。
  4. 前記外部電源装置は、各充電器の温度を検出する温度センサを備え、
    前記電流垂下制御は、複数の充電器と電気的に接続された蓄電装置の充電率が所定値以上となった場合に、使用累計時間が多い充電器から順番に電流値を低下させるとともに、該使用累積時間の差が所定値未満の場合に、前記温度センサの検出結果に基づき、温度の高い充電器から順番に電流値を低下させることを特徴とする請求項3に記載の車両の充電システム。
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