JP7154103B2 - タレットパンチプレス及びタレットパンチプレスの制御方法 - Google Patents

タレットパンチプレス及びタレットパンチプレスの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7154103B2
JP7154103B2 JP2018199795A JP2018199795A JP7154103B2 JP 7154103 B2 JP7154103 B2 JP 7154103B2 JP 2018199795 A JP2018199795 A JP 2018199795A JP 2018199795 A JP2018199795 A JP 2018199795A JP 7154103 B2 JP7154103 B2 JP 7154103B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
turret
die
storage
station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018199795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020066023A (ja
Inventor
元良 井室
俊和 家垣
文隆 杉崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2018199795A priority Critical patent/JP7154103B2/ja
Publication of JP2020066023A publication Critical patent/JP2020066023A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7154103B2 publication Critical patent/JP7154103B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

本発明は、タレットパンチプレス及びタレットパンチプレスの制御方法に関する。
板金を加工するための金型としてパンチとダイとを用いて板金を加工するタレットパンチプレスが普及している。タレットパンチプレスは、パンチ及びダイをそれぞれ装着する上部タレット及び下部タレットを備える。
特許第6174986号公報
特許文献1には、タレットに装着した状態でタレットパンチプレスの動作を妨げるおそれがある金型を特殊金型に分類し、特殊金型を用いた板金の加工後に特殊金型をバッファタレットに移動させるタレットパンチプレスが記載されている。特殊金型は加工プログラムの指令に基づいて板金を加工するときのみタレットに装着され、加工後にタレットから取り外されることから、非常駐金型とも称される。バッファタレットとは、非使用または使用するまで待機させる金型を保管する保管用のタレットである。
非常駐金型をタレットから取り外すことによってタレットパンチプレスの動作を妨げるおそれを解消することができる。ところが、非常駐金型をステーションから取り外すことによって金型非装着の状態となると、タレットパンチプレスの動作を妨げる新たな不具合が発生することがあることが明らかとなった。
本発明は、非常駐金型をステーションから取り外しても、タレットパンチプレスの動作を妨げる不具合をほとんど回避することができるタレットパンチプレス及びタレットパンチプレスの制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、金型を用いて板金を加工するタレットパンチプレスであり、ワークを加工するときに使用される金型を装着するための複数の第1のステーションを有するタレットと、金型を装着するための複数の第2のステーションを有するストレージと、前記第2のステーションに装着されている金型を前記第1のステーションに移動させ、前記第1のステーションに装着されている金型を前記第2のステーションに移動させる金型移動機構と、前記第1のステーションまたは前記第2のステーションに装着されている金型が、前記タレットに常時装着されている通常金型であるか、前記タレットに常時装着されておらず、前記ワークを加工するときに前記ストレージから前記タレットに移動される非常駐金型であって、前記タレットに装着された状態であると前記タレットパンチプレスの動作を妨げるおそれがある特殊金型であるかを示す金型情報を記憶する金型情報記憶部と、加工プログラムによって前記タレットに装着されている金型を交換する金型交換指令を受けたとき、前記複数の第1のステーションのうち、前記金型交換指令で指定された指定ステーションに金型が装着されている場合には、前記指定ステーションに装着されている金型を前記ストレージに移動させた後に、前記ストレージに装着されている前記金型交換指令で指定された金型を前記タレットに移動させて、前記指定ステーションに装着するよう前記金型移動機構を制御する金型移動制御部と、前記金型情報に基づき、前記指定ステーションに装着されている金型が通常金型であり、前記ストレージから前記指定ステーションに移動させた金型が前記特殊金型であるとき、前記指定ステーションに装着されていて前記ストレージに移動させた通常金型を、前記特殊金型を前記ストレージに戻すことによって前記指定ステーションに生じる空洞を埋めるための穴埋め金型として選定する穴埋め金型選定部と、前記特殊金型を前記ストレージに戻した後に前記指定ステーションに前記穴埋め金型を装着するために、前記穴埋め金型選定部によって選定された穴埋め金型に関する穴埋め金型情報を記憶する穴埋め金型情報記憶部とを備えるタレットパンチプレスを提供する。
本発明は、タレットパンチプレスを制御する制御装置が、加工プログラムによってタレットに装着されている金型を交換する金型交換指令を受けたとき、前記タレットが有する複数の第1のステーションのうち、前記金型交換指令で指定された指定ステーションに金型が装着されているか否かを判定し、前記指定ステーションに金型が装着されている場合、前記指定ステーションに装着されている金型をストレージに移動させ、前記ストレージに装着されている前記金型交換指令で指定された金型を前記タレットへと移動させて、前記指定ステーションに装着するよう金型移動機構を制御し、金型情報記憶部に記憶されている金型情報に基づき、前記指定ステーションに装着されている金型が通常金型であり、前記ストレージから前記指定ステーションに移動させた金型が、前記タレットに装着された状態であると前記タレットパンチプレスの動作を妨げるおそれがある特殊金型であるという条件を満たすか否かを判定し、前記条件を満たすとき、前記指定ステーションに装着されていて前記ストレージに移動させた通常金型を、前記特殊金型を前記ストレージに戻すことによって前記指定ステーションに生じる空洞を埋めるための穴埋め金型として選定し、前記特殊金型を前記ストレージに戻した後に前記指定ステーションに前記穴埋め金型を装着するために、選定された穴埋め金型に関する穴埋め金型情報を穴埋め金型情報記憶部に記憶させるタレットパンチプレスの制御方法を提供する。
本発明のタレットパンチプレス及びタレットパンチプレスの制御方法によれば、非常駐金型をステーションから取り外しても、タレットパンチプレスの動作を妨げる不具合をほとんど回避することができる。
一実施形態のタレットパンチプレスの全体的な構成例を示す図である。 一実施形態のタレットパンチプレスが備えるNC装置の具体的な構成例を示すブロック図である。 加工プログラムを概略的に示す図である。 タレットとストレージと間で移動する金型の一例を示す図である。 パンチ及びダイが装着されている状態の上部タレット及び下部タレットを概略的に示す断面図である。 パンチ及びダイを取り外した状態の上部タレット及び下部タレットを概略的に示す断面図である。 NC装置がタレットに装着されている金型を交換する金型交換指令を受信したときに実行する処理を示すフローチャートである。 図6Aに続く、NC装置がタレットに装着されている金型を交換する金型交換指令を受信したときに実行する処理を示すフローチャートである。
以下、一実施形態のタレットパンチプレス及びタレットパンチプレスの制御方法について、添付図面を参照して説明する。図1において、タレットパンチプレス100は、本体部1、加工対象の板金であるワークWを載置するテーブル2、ワークWをテーブル2と一体的に移動させるワーク移動機構3、ストレージ5、NC装置7を備える。本体部1には、軸4aを中心として回転自在に設けられたタレット4と、軸6aを中心として回転するアーム6とが設けられている。
タレット4には、複数の金型を装着するための複数のステーション40(第1のステーション)が設けられている。ステーション40をタレットステーションと称することがある。詳細には、後述するように、タレット4はパンチPを装着するための上部タレット4Uと、ダイDを装着するための下部タレット4Lとよりなる(図5Aまたは図5B参照)。
ワーク移動機構3は、一対のワーククランパ32によってワークWを保持するワーク保持部31、ワーク保持部31をX方向に移動させるためのX軸33、ワーク保持部31をテーブル2と一体的にY方向に移動させるためのY軸34を有する。
ストレージ5はタレット4の近くであって、本体部1に近接した位置に設けられている。ストレージ5は特許文献1におけるバッファタレットに相当し、ストレージ5には非使用の金型または使用するまで待機させる複数の金型が装着されている。タレット4と同様に、詳細には、ストレージ5はパンチPを装着するためのパンチ用ストレージと、ダイDを装着するためのダイ用ストレージとよりなる。例えば、ダイ用ストレージは上段と下段の2段に設けられている。ストレージ5は軸5aを中心として回転自在である。ストレージ5には、金型を装着するための複数のステーション50(第2のステーション)が設けられている。
アーム6は、ストレージ5に装着されている金型をタレット4へと移動させたり、タレット4に装着されている金型をストレージ5に移動させたりする金型移動機構である。
NC装置7は、タレットパンチプレス100の全体の動きを制御する。NC装置7はタレットパンチプレス100を制御する制御装置の一例である。NC装置7には、プログラムサーバ8及び金型サーバ9が接続されている。プログラムサーバ8及び金型サーバ9はNC装置7とは離れた遠隔地に設置されていて、LAN等の任意のネットワークによってNC装置7と接続されていてもよい。
図2を用いて、NC装置7の具体的な構成及び動作を説明する。図2において、NC装置7は、記憶部71と中央処理装置(以下、CPU)72とを有する。プログラムサーバ8には、ワークWを加工するための加工プログラムが記憶されている。加工プログラムはNC装置7へと転送され、記憶部71に記憶される。後述するように加工プログラムはワークWを加工するために使用される金型の情報を含み、記憶部71には加工プログラムに基づいて使用金型リストが記憶される。
金型サーバ9には金型情報が記憶されている。金型情報は、各金型の種別及び大きさ等の情報を含む。また、金型情報は、各金型が、タレット4に常時装着されている通常金型であるか、通常はストレージ5に装着されていてワークWを加工するときにストレージ5からタレット4へと移動される非常駐金型であるかを示す情報を含む。記憶部71には、金型サーバ9より読み出された金型情報が記憶される。
記憶部71には、少なくとも、タレット4に装着されている金型、及びストレージ5に装着されている金型に関する金型情報が記憶されていればよい。金型情報は、使用金型リストにない金型の金型情報を含む。記憶部71には、後述する穴埋め金型情報が記憶されることがある。
図2では図示を省略しているが、記憶部71には、アーム6がタレット4とストレージ5との間で金型を移動させたとき、CPU72が、金型がタレット4に装着されているのか、ストレージ5に装着されているのかを示す情報を記憶部71に記憶させるように構成されている。
図2においては、加工プログラム、使用金型リスト、金型情報、穴埋め金型情報が1つの記憶部71に記憶されるように図示しているが、それぞれが個別の記憶部に記憶されてもよい。加工プログラム、使用金型リスト、金型情報、穴埋め金型情報が1または複数の記憶部にどのように記憶されるかは任意である。NC装置7は、加工プログラム記憶部、使用金型リスト記憶部、金型情報記憶部、穴埋め金型情報記憶部を有すればよい。各記憶部はNC装置7の外部に設けられていてもよい。
CPU72は、ワーク移動機構3を制御するワーク移動制御部721、タレット4の回転を制御するタレット回転制御部722、ストレージ5の回転を制御するストレージ回転制御部723、アーム6を制御する金型移動制御部724を有する。また、CPU72は、穴埋め金型選定部725を有する。ワーク移動制御部721~穴埋め金型選定部725は、CPU72がソフトウェア(コンピュータプログラム)を実行することによって機能的に構成することができる。
図3は、機械制御コードによって構成された加工プログラムの一例を概略的に示している。図3に示すコードC1~C9におけるX1000.Y1200.等のX及びYを付した文字列はワーク移動機構3によってワークWを移動させてワークWを加工する位置を示している。また、例えばコードC1のT1019011なる文字列のT101はタレット4のステーション40の番号を示し、それに続く901はストレージ5のステーション50の番号を示す。
パンチPと対となるダイDは2つ存在し、一方のダイDは上段のダイ用ストレージ、他方が下段のダイ用ストレージに装着されている。末尾の1は、2つのダイDのうちのいずれであるかを特定する値であり、例えば1は上段のダイ用ストレージに装着されているダイDであるとする。
図4に、タレット4に設けられているステーション40、及び、ストレージ5に設けられているステーション50を抜粋して示す。ステーション40にはTで始まる番号が付されており、ストレージ5にはSで始まる番号が付されている。図4及び図5に示す各大きさのステーション40及び50の配置は一例である。
コードC1のT1019011なる文字列は、図4に示す番号S901のステーション50に装着されている金型を番号T101のステーション40に移動させる移動指令M1であることを意味する。コードC1で指定されている金型とは、詳細には、パンチ用ストレージの番号S901のステーション50に装着されているパンチPと、上段のダイ用ストレージの番号S901のステーション50に装着されているダイDである。番号S901のステーション50に装着されている金型は通常金型であるとする。図4において、ストレージ5からタレット4への金型の移動を破線で示し、タレット4からストレージ5への金型の移動を一点鎖線で示している。
よって、図3に示すコードC1は、番号S901のステーション50に装着されている通常金型を番号T101のステーション40へと移動させ、その通常金型でX1000及びY1200なる位置を加工せよ、という指令を意味する。コードC2及びC3は金型の移動指令を含まないので、コードC1と同じ通常金型で各位置を加工せよ、という指令を意味する。
同様に、コードC4は、図4に移動指令M2で示すように、番号S301のステーション50に装着されている金型を番号T106のステーション40へと移動させ、その金型でX1500及びY1000なる位置を加工せよ、という指令を意味する。コードC4においても末尾が1であるから、コードC4で指定されている金型とは、詳細には、パンチ用ストレージの番号S301のステーション50に装着されているパンチPと、上段のダイ用ストレージの番号S301のステーション50に装着されているダイDである。コードC5及びC6は、コードC4と同じ金型で各位置を加工せよ、という指令を意味する。
コードC7におけるT1014011なる文字列は、番号S401のステーション50に装着されている金型を番号T101のステーション40へと移動させることを意味する。コードC7においても末尾が1であるから、コードC7で指定されている金型とは、詳細には、パンチ用ストレージの番号S401のステーション50に装着されているパンチPと、上段のダイ用ストレージの番号S401のステーション50に装着されているダイDである。番号S401のステーション50に装着されている金型は非常駐金型であるとする。
ところが、番号T101のステーション40には、上記の移動指令M1によって、既に番号S901のステーション50に装着されていた通常金型が装着されている。
そこで、この場合には、T1014011なる文字列は、図4に示す移動指令M3に続けて、移動指令M4を実行させることを意味する。移動指令M3は、番号T101のステーション40に装着されている通常金型を番号S901のステーション50に戻す指令である。移動指令M4は、番号S401のステーション50に装着されている非常駐金型を番号T101のステーション40へと移動させる指令である。
よって、コードC7は、番号T101のステーション40へと移動させた非常駐金型で、X1000及びY1200なる位置を加工せよ、という指令を意味する。コードC8及びC9は、コードC7と同じで非常駐金型で各位置を加工せよ、という指令を意味する。
CPU72は、既に金型が装着されているステーション40に他の金型を移動させる指令であるとき、既に装着されている金型をステーション50に戻した上で、他の金型を移動させる指令であると理解する。よって、金型を入れ替えるための独立した指令は不要である。
図2において、穴埋め金型選定部725は、既にタレット4に装着されている金型が通常金型であって、ストレージ5からタレット4に移動させた金型が非常駐金型であるという条件を満たすとき、ストレージ5に戻した通常金型を穴埋め金型に選定する。CPU72は、穴埋め金型選定部725が選定した穴埋め金型に関する情報を記憶部71に穴埋め金型情報として記憶させる。穴埋め金型情報は、ストレージ5に戻された通常金型が装着されたステーション50の番号でよい。
後述するように、穴埋め金型選定部725は、上記の条件を満たす以外の条件で、所定の金型を穴埋め金型に選定することがある。
図5A及び図5Bを用いて、穴埋め金型を選定する理由を説明する。図5Aは、上部タレット4U及び下部タレット4LにそれぞれパンチP及びダイDが装着され、パンチPとダイDとの間にワークWが挿入された状態を示している。非常駐金型は非常駐金型を用いたワークWの加工後にタレット4からストレージ5へと戻される。すると、図5Bに示すように、下部タレット4Lのステーション40は空洞となるため、板厚の薄いワークWの先端が垂れ下がって空洞内に侵入することがある。ワークWの先端が空洞内に侵入した状態でワークW(テーブル2)が移動すると、ワークWの適切な移動が妨げられてしまう。
非常駐金型をストレージ5へと戻した後に下部タレット4Lに生じる空洞を埋めるため、ステーション40に穴埋め金型としてのダイDを装着すれば、ワークWの先端が空洞内に侵入してワークWの適切な移動が妨げられるという不具合を回避することができる。即ち、穴埋め金型を空洞のステーション40に装着することにより、タレットパンチプレス100の動作を妨げるおそれはほとんど発生しない。
図6A及び図6Bに示すフローチャートを用いて、タレットパンチプレス100の動作、及び、タレットパンチプレス100の制御方法を説明する。
図6Aにおいて、CPU72は、ステップS1にて、加工プログラムによってタレット4に装着されている金型(パンチP及びダイD)を交換する金型交換指令を受信したか否かを判定する。金型交換指令を受信していなければ(NO)、CPU72はステップS1の処理を繰り返す。金型交換指令を受信すれば(YES)、CPU72は、ステップS2にて、指定されたタレットステーション(以下、指定ステーション)に金型が装着されているか否かを判定する。指定ステーションに金型が装着されていなければ(NO)、CPU72は処理をステップS6に移行させる。
指定ステーションに金型が装着されていれば(YES)、CPU72は、ステップS3にて、指定ステーションに装着されている金型をストレージ5に戻す。続けて、CPU72は、ステップS4にて、戻した金型が通常金型で金型交換指令の金型が非常駐金型であるか否かを判定する。このとき、CPU72は、記憶部71に記憶されている金型情報を参照する。
戻した金型が通常金型で金型交換指令の金型が非常駐金型でなければ(NO)、CPU72は処理をステップS6に移行させる。戻した金型が通常金型で金型交換指令の金型が非常駐金型であれば(YES)、CPU72は、ステップS5にて、ストレージ5に戻した金型(パンチP及びダイD)を指定ステーションに対する穴埋め金型として記憶部71に記憶させる。続けて、CPU72は、処理をステップS6に移行させる。CPU72は、ステップS6にて、金型交換指令の金型を指定ステーションに移動させる。
図6Bにおいて、CPU72は、ステップS7にて、タレット4内に金型交換指令の金型以外の非常駐金型があるか否かを判定する。金型交換指令の金型以外の非常駐金型がなければ(NO)、CPU72は処理をステップS13に移行させる。
金型交換指令の金型以外の非常駐金型があれば(YES)、CPU72は、ステップS8にて、タレット4内の金型交換指令の金型以外の非常駐金型をストレージ5に戻す。続けて、CPU72は、ステップS9にて、非常駐金型を移動させたタレットステーションに対する穴埋め金型があるか否かを判定する。このとき、CPU72は、記憶部71に記憶されている金型情報を参照する。
穴埋め金型があれば(YES)、CPU72は、ステップS12にて、非常駐金型を移動させて空になっているタレットステーションに穴埋め金型を移動させて、処理をステップS13に移行させる。
ステップS9にて穴埋め金型がなければ(NO)、CPU72は、ステップS10にて、非常駐金型を移動させて空になっているタレットステーションと同じ大きさの金型がストレージ5あるか否かを判定する。同じ大きさの金型があれば(YES)、CPU72は、ステップS11にて、使用金型リストにない金型を優先的に穴埋め金型に選定して、処理をステップS12に移行させる。同じ大きさの金型が使用金型リストにある金型しかない場合には、使用金型リストにある金型を穴埋め金型に選定してもよい。
なお、ステップS11において選定される金型としては、例えば下部タレット4LにダイDを装着したときに下部タレット4Lの上面からダイDの上端部が突出して、タレットパンチプレス100の動作を妨げるおそれがある特殊金型は除外される。
ステップS11からステップS12に移行したとき、CPU72は、ステップS12にて、ステップS11で選定した穴埋め金型を空になっているタレットステーションに移動させて、処理をステップS13に移行させる。ステップS10にて同じ大きさの金型がなければ(NO)、穴埋め金型に選定できる金型は存在しないので、CPU72は処理をステップS13に移行させる。
CPU72は、ステップS13にて、タレット4に空のタレットステーションがあるか否かを判定する。空のタレットステーションがあれば(YES)、CPU72は、ステップS14にて、空のタレットステーションと同じ大きさの金型がストレージ5あるか否かを判定する。空のタレットステーションと同じ大きさの金型がストレージ5にあれば(YES)、CPU72は、ステップS15にて、使用金型リストにない金型を優先的に穴埋めタレット4に移動させて処理を終了させる。ステップS15においても特殊金型は除外される。
ステップS13にてタレット4に空のタレットステーションがなければ(NO)、また、ステップS14にて同じ大きさの金型がストレージ5になければ(NO)、CPU72は処理を終了させる。
金型移動制御部724は、非常駐金型をストレージ5に戻した後、記憶部71に記憶されている穴埋め金型情報に基づいて、ストレージ5に装着されている穴埋め金型を、タレット4に移動させて指定ステーションに装着するようアーム6を制御する。これにより、非常駐金型をタレット4のステーション40から取り外しても、タレットパンチプレス100の動作を妨げる不具合はほとんど発生しない。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 本体部
2 テーブル
3 ワーク移動機構
4 タレット
5 ストレージ
6 アーム(金型移動機構)
7 NC装置(制御装置)
8 プログラムサーバ
9 金型サーバ
71 記憶部
72 中央処理装置
721 ワーク移動制御部
722 タレット回転制御部
723 ストレージ回転制御部
724 金型移動制御部
725 穴埋め金型選定部
100 タレットパンチプレス
W ワーク

Claims (4)

  1. 金型を用いて板金を加工するタレットパンチプレスであり、
    ワークを加工するときに使用される金型を装着するための複数の第1のステーションを有するタレットと、
    金型を装着するための複数の第2のステーションを有するストレージと、
    前記第2のステーションに装着されている金型を前記第1のステーションに移動させ、前記第1のステーションに装着されている金型を前記第2のステーションに移動させる金型移動機構と、
    前記第1のステーションまたは前記第2のステーションに装着されている金型が、前記タレットに常時装着されている通常金型であるか、前記タレットに常時装着されておらず、前記ワークを加工するときに前記ストレージから前記タレットに移動される非常駐金型であって、前記タレットに装着された状態であると前記タレットパンチプレスの動作を妨げるおそれがある特殊金型であるかを示す金型情報を記憶する金型情報記憶部と、
    加工プログラムによって前記タレットに装着されている金型を交換する金型交換指令を受けたとき、前記複数の第1のステーションのうち、前記金型交換指令で指定された指定ステーションに金型が装着されている場合には、前記指定ステーションに装着されている金型を前記ストレージに移動させた後に、前記ストレージに装着されている前記金型交換指令で指定された金型を前記タレットに移動させて、前記指定ステーションに装着するよう前記金型移動機構を制御する金型移動制御部と、
    前記金型情報に基づき、前記指定ステーションに装着されている金型が通常金型であり、前記ストレージから前記指定ステーションに移動させた金型が前記特殊金型であるとき、前記指定ステーションに装着されていて前記ストレージに移動させた通常金型を、前記特殊金型を前記ストレージに戻すことによって前記指定ステーションに生じる空洞を埋めるための穴埋め金型として選定する穴埋め金型選定部と、
    前記特殊金型を前記ストレージに戻した後に前記指定ステーションに前記穴埋め金型を装着するために、前記穴埋め金型選定部によって選定された穴埋め金型に関する穴埋め金型情報を記憶する穴埋め金型情報記憶部と、
    を備えるタレットパンチプレス。
  2. 前記金型移動制御部は、前記特殊金型を前記ストレージに戻した後、前記穴埋め金型情報記憶部に記憶されている前記穴埋め金型情報に基づいて、前記ストレージに装着されている前記穴埋め金型を、前記タレットに移動させて前記指定ステーションに装着するよう前記金型移動機構を制御する請求項1に記載のタレットパンチプレス。
  3. タレットパンチプレスを制御する制御装置が、
    加工プログラムによってタレットに装着されている金型を交換する金型交換指令を受けたとき、前記タレットが有する複数の第1のステーションのうち、前記金型交換指令で指定された指定ステーションに金型が装着されているか否かを判定し、
    前記指定ステーションに金型が装着されている場合、前記指定ステーションに装着されている金型をストレージに移動させ、前記ストレージに装着されている前記金型交換指令で指定された金型を前記タレットへと移動させて、前記指定ステーションに装着するよう金型移動機構を制御し、
    金型情報記憶部に記憶されている金型情報に基づき、前記指定ステーションに装着されている金型が通常金型であり、前記ストレージから前記指定ステーションに移動させた金型が、前記タレットに装着された状態であると前記タレットパンチプレスの動作を妨げるおそれがある特殊金型であるという条件を満たすか否かを判定し、
    前記条件を満たすとき、前記指定ステーションに装着されていて前記ストレージに移動させた通常金型を、前記特殊金型を前記ストレージに戻すことによって前記指定ステーションに生じる空洞を埋めるための穴埋め金型として選定し、
    前記特殊金型を前記ストレージに戻した後に前記指定ステーションに前記穴埋め金型を装着するために、選定された穴埋め金型に関する穴埋め金型情報を穴埋め金型情報記憶部に記憶させる
    タレットパンチプレスの制御方法。
  4. 前記制御装置は、前記特殊金型を前記ストレージに戻した後、前記穴埋め金型情報記憶部に記憶されている前記穴埋め金型情報に基づいて、前記ストレージに移動させた前記穴埋め金型を、前記タレットに移動させて前記指定ステーションに装着するよう前記金型移動機構を制御する請求項3に記載のタレットパンチプレスの制御方法。
JP2018199795A 2018-10-24 2018-10-24 タレットパンチプレス及びタレットパンチプレスの制御方法 Active JP7154103B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018199795A JP7154103B2 (ja) 2018-10-24 2018-10-24 タレットパンチプレス及びタレットパンチプレスの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018199795A JP7154103B2 (ja) 2018-10-24 2018-10-24 タレットパンチプレス及びタレットパンチプレスの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020066023A JP2020066023A (ja) 2020-04-30
JP7154103B2 true JP7154103B2 (ja) 2022-10-17

Family

ID=70389153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018199795A Active JP7154103B2 (ja) 2018-10-24 2018-10-24 タレットパンチプレス及びタレットパンチプレスの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7154103B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011074556A1 (ja) 2009-12-18 2011-06-23 株式会社 アマダ パンチプレス機
JP2015107501A (ja) 2013-12-04 2015-06-11 株式会社アマダ タレットパンチプレスにおける金型取り扱い方法及び金型取り扱い装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04129520U (ja) * 1991-05-08 1992-11-26 株式会社アマダ タレツトパンチプレス
JPH069723U (ja) * 1992-07-10 1994-02-08 村田機械株式会社 ツインヘッドパンチプレスのワーク傷防止装置
JPH0623622U (ja) * 1992-08-29 1994-03-29 村田機械株式会社 タレットパンチプレスのタレット

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011074556A1 (ja) 2009-12-18 2011-06-23 株式会社 アマダ パンチプレス機
JP2015107501A (ja) 2013-12-04 2015-06-11 株式会社アマダ タレットパンチプレスにおける金型取り扱い方法及び金型取り扱い装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020066023A (ja) 2020-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6322896B2 (ja) 工作機械
JP4184438B2 (ja) 板金加工ラインの制御方法、及びその制御装置
JP7154103B2 (ja) タレットパンチプレス及びタレットパンチプレスの制御方法
EP2839923A1 (en) Flexible manufacturing system
JPH08187640A (ja) 自動工具交換装置
JP5102589B2 (ja) 板金加工システム及びその方法
CN111727414B (zh) 机器人控制方法、控制系统、机器人和存储装置
JP2009288998A (ja) チェンジャー付き加工機制御装置
EP1229413A1 (en) Multipurpose processing program and nc processing machine using the same
EP4360804A1 (en) Tool transport system, control method, and control program
JP6174986B2 (ja) タレットパンチプレスにおける金型取り扱い方法及び金型取り扱い装置
JP4839656B2 (ja) チェンジャー付き加工設備制御システム
JP4505080B2 (ja) タレットパンチプレスの金型段取り方法及びその装置
KR102504724B1 (ko) 터닝 센터
JP2636130B2 (ja) タレットパンチプレスの金型自動交換制御装置とその金型交換方法
JPH11254260A (ja) 工作機械の工具交換装置
JP4839655B2 (ja) チェンジャー付き加工設備制御システム
JPH0470907A (ja) Nc加工機の段取り情報処理装置
JP2006326709A (ja) 工具ホルダチェンジャー制御プログラム作成装置
JP3224274B2 (ja) パンチプレスにおける金型選択制御装置
JP2005288579A (ja) 工作機械の工具交換方法および装置
JP2006326711A (ja) 工具ホルダチェンジャー動作情報作成装置
JP2009106983A (ja) パンチプレスの工具寿命到達予想表示装置
JP5140360B2 (ja) 成形パラメータ管理装置及びその方法
JP4683707B2 (ja) パンチプレスおよびこのパンチプレスにおける金型交換方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7154103

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150