JP7153894B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
本発明の遊技機は、
始動口への入球に基づいて取得される判定用情報の当否判定を行う当否判定手段と、
前記判定用情報を複数記憶可能な判定用情報記憶手段と、
前記当否判定の結果に基づいて複数の図柄の中からいずれかの図柄を決定する図柄決定手段と、
前記当否判定手段よりも前に前記判定用情報の判定を行う先読み判定手段と、
前記当否判定の結果に基づいて変動演出を行う演出表示手段と、
前記先読み判定手段の判定に基づいて先読み演出を行う先読み演出手段と、を備え、
前記図柄に、少なくとも前記当否判定にてハズレと判定された際に選択されるハズレ図柄を複数備え、
遊技状態によって、前記ハズレ図柄と前記変動演出の対応関係は変化するものであり、
特定の遊技状態でないときは、前記ハズレ図柄として、リーチ演出を行わない変動演出が指定された第1ハズレ図柄と、第1リーチ演出を行う変動演出が指定された第2ハズレ図柄と、第1リーチ演出よりも当選期待度の高い第2リーチ演出を行う変動演出が指定された第3ハズレ図柄が選択可能であり、特定の遊技状態であるときは、いずれのハズレ図柄も第1リーチ演出を行う変動演出が指定されておらず、第1リーチ演出を行う変動演出が指定されたハズレ図柄を選択することはない構成で、
前記先読み判定手段は、少なくとも前記図柄決定手段よりも前に選択される図柄を判別できるものであり、
前記先読み演出手段は、前記先読み判定手段にて判別した図柄に基づいて、前記リーチ演出の発生を示唆する演出の種類を決定する
ことを要旨とする。
始動口への遊技球の入球に基づいて変動表示される図柄が所定の当り図柄で停止表示されたときに当り遊技を実行する遊技機であって、
前記始動口への遊技球の入球に基づいて取得される判定用情報を複数記憶可能な判定用
情報記憶手段と、
前記判定用情報に基づいて当否判定を行なう当否判定手段と、
前記当否判定の結果に基づいて予め定められた複数の図柄の中からいずれかを停止図柄として決定する図柄決定手段と、
前記図柄を変動表示させ、前記図柄決定手段により決定された停止図柄で停止表示させる図柄表示手段と、
予め定められた複数の遊技状態のいずれかを設定する遊技状態設定手段と、
前記複数の図柄のそれぞれに遊技状態に応じた変動カテゴリが割り付けられた複数種の変動カテゴリテーブルを記憶する変動カテゴリテーブル記憶手段と、
前記変動カテゴリテーブル記憶手段に記憶された複数種の変動カテゴリテーブルの中から前記遊技状態設定手段により設定された遊技状態に対応する変動カテゴリテーブルを選択する変動カテゴリテーブル選択手段と、
前記停止図柄決定手段により決定された停止図柄と前記変動カテゴリテーブル選択手段により選択された変動カテゴリテーブルとを用いて導出される変動カテゴリに基づいて変動演出パターンを決定する変動演出パターン決定手段と、
前記図柄の変動表示に伴い、前記変動演出パターン決定手段により決定された変動演出パターンに基づいて図柄変動演出を実行する図柄変動演出実行手段と、
前記当否判定手段の当否判定に先だって、前記停止図柄を判定する先読み判定手段と、
前記先読み判定手段で判定された停止図柄に基づいて先読み演出パターンを決定する先読み演出パターン決定手段と、
前記先読み演出パターン決定手段により決定された先読み演出パターンに基づいて前記図柄表示手段による図柄の複数の変動表示に跨がる先読み演出を実行可能な先読み演出実行手段と、
を備え、
前記変動カテゴリとして、前記図柄表示手段による停止図柄が前記当り図柄となる当り期待度がそれぞれ異なる複数種の変動カテゴリを有し、
前記複数種の変動カテゴリテーブルは、前記複数の図柄のうち少なくとも特定図柄に対しては、それぞれ異なる変動カテゴリが割り付けられており、
前記先読み演出パターンとして、複数種の変動カテゴリと前記当り期待度が対応する複数種の先読み演出パターンを有し、
前記先読み演出パターン決定手段は、前記先読み判定手段により判定された停止図柄が前記特定図柄である場合には、前記複数種の変動カテゴリテーブルのそれぞれにおいて遊技状態に応じて前記特定図柄に対して割り付けられた変動カテゴリのうち前記当り期待度が低い方の変動カテゴリに対応する当り期待度を上限として前記先読み演出パターンを決定する、
ことを要旨とする。
「変動カテゴリ」は、図柄変動演出の演出内容を分類する上での区分である。例えば、リーチか非リーチかを区別し、リーチならば、更にリーチの種類まで区別してもよい。
「変動演出パターン決定手段」は、遊技状態に応じて複数種の変動カテゴリテーブルの中から一の変動カテゴリテーブルを選択するため、遊技状態が異なっていれば、同じ停止図柄に対して異なる変動カテゴリ、すなわち変動演出パターンを決定する場合がある。
「対応する当り期待度を上限とした先読み演出パターン」とは、当り期待度が当該上限を超えない先読み演出パターンであれば、如何なる先読み演出パターンが決定されてもよいことを意味する。例えば、当り期待度が低い方から順にA,B,Cの先読み演出パターンを有する場合、当り期待度の上限とした先読み演出パターンがBのときには、Bが決定されてもよいし、Aが決定されてもよい。
本実施例のパチンコ機1は、図1に示すように、前面枠(ガラス枠)3に嵌め込まれたガラス板(透明板)4を介して盤面が視認可能に配置された遊技盤20と、遊技球を貯留する上受け皿11および下受け皿12と、上受け皿11に貯留されている遊技球を遊技盤20へ発射するための発射ハンドル13と、を備える。本実施例のパチンコ機1は、プリペイドカードに対応したCR機であり、当該パチンコ機1の左側には、プリペイドカードの読み書きを行なうためのCRユニット50が設けられている。
遊技盤20は、図2に示すように、外レール21aと内レール21bとによって囲まれる遊技領域21が形成されている。この遊技盤20は、遊技領域21の中央部に設けられた演出図柄表示装置37と、演出図柄表示装置37の右方に配置された普通図柄作動ゲート22と、演出図柄表示装置37の下方に配置された常時開放の第1始動口23と、普通図柄作動ゲート22の下方に開閉可能に配置された第2始動口24と、遊技領域21の下部に配置された大入賞口25と、遊技領域21の左下部にそれぞれ配置された普通入賞口26と、何れの入賞口にも入らなかった遊技球を回収するためのアウト口27と、を備える。なお、図示しないが、遊技盤30には、遊技領域21を流下する遊技球をガイドしたり弾いたりする多数の釘が植設されている。
4cによって可動片24bが左右に開くことにより、遊技球の入球が可能な開放状態とされる。本実施例では、第2始動口24の開放パターンとして、開放時間が短時間(例えば、0.6秒の開放動作を1回実行)の通常開放パターンと、開放時間が長時間(例えば、1.0秒の開放動作を3回実行)の開放延長パターンとがあり、第2始動口24が通常開放パターンで開放した場合には、遊技者が第2始動口24に向けて遊技球を発射しても、遊技球が第2始動口24に入球することは困難であり、第2始動口24が開放延長パターンで開放した場合には、遊技者は第2始動口24に向けて遊技球を発射すれば、遊技球がほぼ確実に第2始動口24に入球可能となっている。
変動時間が短縮され且つ第2始動口24の開放時間が延長される状態を、電サポ状態とも呼ぶ。電サポ状態は、普図高確率状態と時短状態と開放延長状態の全てが発生する状態に限られず、いずれか一つまたは二つが発生する状態であってもよい。
には、外れとなり(リーチ外れ)、中の演出図柄37Cが左右の演出図柄37L,37Rと一致したときには、大当りとなる。この演出図柄表示装置37は、基本的には、上述した特別図柄表示装置(第1特図表示装置31、第2特図表示装置32)に停止表示される特別図柄(第1特別図柄、第2特別図柄)が外れ図柄であれば、3つの演出図柄37L,37C,37Rを外れ態様(通常外れまたはリーチ外れ)で停止表示し、特別図柄表示装置に停止表示される特別図柄が大当り図柄であれば、3つの演出図柄37L,37C,37Rを大当り態様で停止表示する。また、演出図柄表示装置37の表示画面の右上部には、演出内容に応じて表示態様(表情)が変化するキャラクタ図柄38a(「熊の達吉」)が表示される。
また、パチンコ機1は、図3に示すように、その制御回路として、主制御装置60と、払出制御装置70と、発射制御装置80と、サブ統合制御装置90と、演出図柄制御装置91と、図示しない電源基板と、を備える。主制御装置60は、CPU60aを中心としたマイクロプロセッサとして構成され、CPU60aの他に、処理プログラムやテーブルを記憶するROM60b,処理プログラムの実行に際してデータを一時的に記憶するRAM60c,入出力ポート,通信ポートなどを備える。なお、図示しないが、払出制御装置70や発射制御装置80、サブ統合制御装置90も同様に、CPUを中心としたマイクロプロセッサとして構成され、CPUの他に、ROM,RAM,入出力ポート,通信ポートなどを備える。また、パチンコ機1には外部接続端子65が設けられており、外部接続端子65により遊技状態や遊技結果を示す信号がホールコンピュータ100(図3参照)へ送信される。
入力され、上受け皿11に払い出される遊技球を検知する払出スイッチ74からの検知信号が払出中継端子板71および裏配線中継端子板64を介して入力され、下受け皿12の満杯を検知する満杯スイッチ75からの検知信号が直接に入力される。一方、払出制御装置70からは、払出モータ73への駆動信号が裏配線中継端子板64および払出中継端子板71を介して出力される。払出制御装置70は、主制御装置60と双方向通信が可能に構成されており、主制御装置60から送信されるコマンドに従って払出モータ73を駆動して賞球の払い出しを行なう。払出制御装置70は、球切れスイッチ76および満杯スイッチ75のいずれかから検知信号を入力すると、その検知の状況が解消して検知信号を入力しなくなるまで、払出モータ73を駆動停止し、賞球の払出動作を中断する。
次に、こうして構成されたパチンコ機1における遊技の概要について説明する。図5は、パチンコ機1の仕様を説明する説明図である。第1始動口23は遊技領域21の中央部に配置された演出図柄表示装置37の下方に位置しており、遊技者は遊技球を遊技領域21の左側領域に流下させるように発射ハンドル13を回動操作(いわゆる左打ち)することにより第1始動口23へ遊技球を入球させることができる。第1始動口23に遊技球が入球すると、第1特別図柄の変動表示が開始され、第1特別図柄が大当り図柄で停止表示すると、大当りとなり、大入賞口25の開放動作が繰り返される(例えば、28秒×15
回)大当り遊技が実行される。大入賞口25は第1始動口23の下方に位置しており、大当り遊技が実行されると、遊技者は左打ちすることにより大入賞口25に遊技球を入球させることができる。なお、本実施例では、遊技者は遊技球を遊技領域21の右側領域に流下させるように発射ハンドル13を回動操作(いわゆる右打ち)することによっても大入賞口25に遊技球を入球させることができる。
次に、パチンコ機1の動作、特に主制御装置60の動作について更に詳細に説明する。図6は、主制御装置60のCPU60aにより実行される主制御処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、パチンコ機1の電源スイッチが操作されたときに実行される。主制御処理は、パチンコ機1の電源投入に必要な電源投入処理を実行した後(S100)、乱数更新処理(S110)と、入賞確認処理(S120)と、始動入賞処理(S130)と、普通図柄遊技処理(S140)と、普通図柄当り遊技処理(S150)と、特別図柄遊技処理(S160)と、大当り遊技(特別遊技)処理(S170)とを繰り返し実行することにより行なわれる。なお、本実施例では、S110~S170の処理に要する時間は約2msecであり、これらの処理は、約2msecの間隔で繰り返し実行される。主制御装置60は、主制御処理の実行により、各種コマンドを担当する制御装置に送信してコマンドに応じた処理を実行させることで、パチンコ機1の全体の遊技を進行させている。
S110の乱数更新処理は、各種判定用乱数を更新する処理である。判定用乱数としては、例えば、始動口(第1始動口23または第2始動口24)への遊技球の入球に基づいて行なわれる大当り判定(当否判定)に用いる大当り判定用乱数(特別図柄当否判定用乱
数)や、大当り判定の結果が大当りであった場合に特図表示装置(第1特図表示装置31または第2特図表示装置32)に停止表示させる大当り図柄の決定に用いる大当り図柄決定用乱数,大当り判定の結果が外れであった場合に特図表示装置(第1特図表示装置31または第2特図表示装置32)に停止表示させる外れ図柄の決定に用いる外れ図柄決定用乱数、普通図柄作動ゲート22への遊技球の通過に基づいて行なわれる当否判定に用いる普通図柄当否判定用乱数などを挙げることができる。乱数更新処理を終了すると、主制御処理に戻って次の入賞確認処理(S120)に進む。
S120の入賞確認処理は、各種センサ(第1始動口スイッチ23aや第2始動口スイッチ24a、ゲートスイッチ22a、大入賞口スイッチ25a、普通入賞口スイッチ26aなど)の状態を検出してRAM60cの所定の状態記憶領域に保存する。また、賞球に関わるスイッチ(ゲートスイッチ22aを除く上記入賞口スイッチ)により遊技球が検知されたか否かを判定し、検知されたと判定すると、払い出すべき賞球数を演算して賞球情報としてRAM60cの所定の賞球情報記憶領域に保存する。そして、賞球情報が値0でないときには賞球数指定コマンド(賞球情報)を払出制御装置70に送信して入賞確認処理を終了する。払出制御装置70は、賞球数指定コマンドを受信すると、払出モータ73を駆動して遊技球を1球ずつ払い出すと共に払出スイッチ74により払い出した遊技球が検知される度に賞球情報(未払いの遊技球数)を値1ずつデクリメントする賞球払出処理を実行する。この賞球払出処理は、賞球情報が値0となるまで繰り返し実行されるが、遊技球の入球が検知されて主制御装置60から新たな賞球数指定コマンドを受信すると、その賞球情報も値0となるまで処理が繰り返される。入賞確認処理を終了すると、主制御処理に戻って次の始動入賞処理(S130)に進む。
図7は、始動入賞処理の一例を示すフローチャートである。S130の始動入賞処理では、主制御装置60のCPU60aは、まず、第1始動口スイッチ23aからの検知信号を入力して第1始動口23に遊技球が入球したか否かを判定する(S200)。第1始動口23に遊技球が入球したと判定すると、現在の第1特別図柄の保留数(第1特図保留数)がその上限数(本実施例では、値4)よりも少ないか否かを判定する(S202)。第1特別図柄の保留数が上限数よりも少ないと判定したときには、第1特別図柄の保留数を値1だけインクリメントすると共に第1特図保留数表示装置33の表示を更新し(S204)、第1特別図柄の判定用乱数を取得してRAM60cの所定の判定用乱数記憶領域に格納する(S206)。ここで、S206で取得される判定用乱数としては、上述した大当り判定用乱数や大当り図柄決定用乱数、外れ図柄決定用乱数など第1特別図柄の変動遊技の進行に関する情報を挙げることができる。次に、取得した判定用乱数に基づいて先読み判定処理を実行する(S208)。ここで、先読み判定処理は、S206で取得した判定用乱数(大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数および外れ図柄決定用乱数)に基づいて第1特別図柄を変動表示する直前に行なわれる大当り判定に先立って当該判定用乱数に基づいて行なう処理であり、大当り判定用乱数を用いた大当り判定と大当り図柄決定用乱数を用いた大当り図柄の判定と外れ図柄決定用乱数を用いた外れ図柄の判定とを行なう。大当り判定は、遊技状態(通常状態、確変状態)に応じて異なる当選確率をもって行ない、外れ図柄の判定は、大当り判定の結果に拘わらず(大当り判定の結果が大当りであっても)行なう。先読み判定の結果は、後述する先読み演出に用いられる。そして、第1特別図柄先読み判定コマンドをサブ統合制御装置90に送信すると共に(S210)、第1特別図柄保留数指示コマンドをサブ統合制御装置90に送信して(S212)、S214の処理に進む。第1特別図柄先読み判定コマンドには、先読み判定に係る大当り判定の結果と大当り図柄と外れ図柄とが含まれる。上述したように、先読み判定処理は、先読み判定に係る大当り判定の結果に拘わらず外れ図柄を判定し、第1特別図柄先読み判定コマンドには、当該大当り判定の結果に拘わらず外れ図柄が含まれる。この理由については後述
する。また、第1特別図柄保留数指示コマンドには、演出図柄表示装置37に第1保留図柄39aを表示させるための第1特別図柄の保留数に関する情報が含まれる。なお、S200で第1始動口23に遊技球が入球していないと判定したり、S202で第1特別図柄の保留数が上限数に達していると判定すると、S204~S212の処理をスキップして次のS214の処理に進む。
ることができる。そして、普通図柄保留数指示コマンドをサブ統合制御装置90に送信して(S236)、始動入賞処理を終了する。S228で普通図柄作動ゲート22に遊技球が通過していないと判定したり、S230で普通図柄の保留数が上限値に達していると判定すると、S232~236の処理をスキップして、始動入賞処理を終了する。始動入賞処理を終了すると、主制御処理に戻って次の普通図柄遊技処理(S140)に進む。
S140の普通図柄遊技処理では、主制御装置60のCPU60aは、まず、普通図柄の保留数が値0よりも多いか否かを判定する。保留数が値0であると判定すると、普通図柄遊技処理を終了する。一方、保留数が値0よりも多いと判定したときには保留数を値1だけデクリメントして普通図柄の当否判定を行なうと共に当否判定の結果に基づいて停止表示させる普通図柄(停止図柄)を決定する。普通図柄の当否判定は、普通図柄作動ゲート32を遊技球が通過することに基づいて取得される普通図柄当否判定用乱数と普通図柄当り判定テーブルに含まれる当り値とを比較することにより行ない、普通図柄当否判定用乱数がいずれかの当り値と一致したときには当りと判定し、普通図柄当否判定用乱数がいずれの当り値とも一致しなかったときには外れと判定する。本実施例では、電サポ状態にないときには当り値の少ない、即ち当り確率の低い(例えば、1/10.0)低確率用の普通図柄当り判定テーブルが用いられ、電サポ状態にあるときには当り値の多い、即ち当り確率の高い(例えば、1/1.0)高確率用の普通図柄当り判定テーブルが用いられる。また、当否判定の結果が当りのときには、当り図柄を停止図柄に決定し、当否判定の結果が外れのときには、外れ図柄を停止図柄に決定する。そして、普通図柄の変動時間を設定して普通図柄の変動表示を開始し、変動時間が経過していないと判定すると、普通図柄遊技処理を一旦終了する。変動時間の設定は、電サポ状態にないときには長時間(例えば、20秒)に設定され、電サポ状態にあるときには短時間(例えば、2秒)に短縮される。変動時間が経過すると、決定した停止図柄で普通図柄を停止表示する。停止表示した普通図柄が外れ図柄のときには、外れとして、普通図柄遊技処理を終了する。一方、停止表示した普通図柄が当り図柄のときには、当りとして、第2始動口24の開放時間を設定し、第2始動口24の開放作動を開始して普通図柄遊技処理を終了する。第2始動口24の開放時間は、電サポ状態にないときには短時間(例えば、0.6秒×1回)に設定され、電サポ状態にあるときには長時間(例えば、1.0秒×3回)に延長される。また、第2始動口24の開放作動は、上述したように、第2始動口ソレノイド24cを駆動制御することによって、可動片38cを左右に開くことにより行なう。普通図柄遊技処理を終了すると、主制御処理に戻って次の普通図柄当り遊技処理(S150)に進む。
S150の普通図柄当り遊技処理では、主制御装置60のCPU60aは、第2始動口24が開放作動中であるか否かを判定する。第2始動口24が開放作動中でないと判定すると、普通図柄当り遊技処理を終了する。一方、第2始動口24が開放作動中であると判定すると、開放作動を開始してからの経過時間(開放時間)が普通図柄遊技処理で設定された設定時間に達しているか否か、規定数(例えば、4個)の遊技球が第2始動口24に入球しているか否かを判定する。開放時間が設定時間に達しておらず規定数の遊技球が第2始動口24に入球してもいないと判定すると、第2始動口24の開放作動を維持したまま普通図柄当り遊技処理を一旦終了する。一方、開放時間が設定時間に達していると判定したり、開放時間が設定時間に達する前であっても既に規定数の遊技球が第2始動口24に入球していると判定すると、第2始動口24の開放作動を終了(第2始動口ソレノイド24cの駆動を終了)して、普通図柄当り遊技処理を終了する。普通図柄当り遊技処理を終了すると、主制御処理に戻って次の特別図柄遊技処理(S160)に進む。
図8および図9は、特別図柄遊技処理の一例を示すフローチャートである。S160の
特別図柄遊技処理では、主制御装置60のCPU60aは、まず、条件装置が作動中であるか否か、すなわち大当り遊技(特別遊技)中であるか否かを判定する(S300)。条件装置が作動中であると判定すると、特別図柄遊技処理を終了する。なお、特別遊技処理を終了すると、主制御処理に戻って次の大当り遊技(特別遊技)処理(S170)に進む。一方、条件装置が作動中でないと判定すると、第1特別図柄および第2特別図柄のいずれかが、変動表示中であるか否か(S302)、停止表示時間中であるか否か(S304)、をそれぞれ判定する。第1特別図柄および第2特別図柄のいずれかが変動表示中ではなく停止表示時間中でもないと判定すると、第2特別図柄の保留数が値0よりも多いか否かを判定する(S306)。第2特別図柄の保留数が値0よりも多いと判定すると、判定用乱数記憶領域に記憶されている第2特別図柄の判定用乱数のうち最も古いものを読み出し(S308)、第2特別図柄の変動表示を行なうための変動表示関連処理を実行する(S310)。
バッファ設定処理を行なう(S412)。モードバッファ設定処理は、図柄モードに応じて決定される大当り遊技終了後の遊技状態の内容を、当該遊技状態を設定する大当り遊技終了時まで保存する処理である。これは、大当り遊技中は、遊技状態を設定する確変フラグおよび時短フラグの値をクリアする必要があることによる措置である。そして、特別図柄の変動表示を開始してから決定した大当り図柄で停止表示するまでの特別図柄の変動時間(大当り変動パターン)を大当り変動カテゴリテーブルを用いて決定する(S414)。図11は、大当り変動カテゴリテーブルの一例を示す説明図である。大当り変動カテゴリテーブルは、主制御装置60のROM60bに記憶されている。図示するように、大当り変動カテゴリテーブルは、複数の大当り図柄A~Cと複数の変動カテゴリ(変動時間、図柄変動演出の演出内容)とが関連付けられたテーブルであり、本実施例では、特図当り確率が低確率の場合か高確率の場合かに拘わらず同じテーブルが用いられる。勿論、特図当り確率が低確率の場合と高確率の場合とでそれぞれ異なるテーブルが用いられてもよい。特別図柄の変動時間の決定は、S410で決定した大当り図柄に対応する変動カテゴリを大当り変動カテゴリテーブルから導出することにより行なうことができる。本実施例では、大当り変動カテゴリテーブルには、変動カテゴリ(変動時間、演出内容)として、大当り図柄Aに関連付けられたSPリーチA(変動時間が60秒)と、大当り図柄Bに関連付けられたSPリーチB(変動時間が80秒)と、大当り図柄Cに関連付けられたSPリーチC(変動時間が100秒)とを有する。図11に示すように、大当り図柄A~Cは、選択率の高い方から順に、大当り図柄C,大当り図柄B,大当り図柄Aとなっている。即ち、大当り判定の結果が大当りの場合、各変動カテゴリ(SPリーチA~C)の出現率は、高い方から、SPリーチC,SPリーチB,SPリーチAの順となっている。
を示し、図13(b)に高確率用外れ変動カテゴリテーブルを示す。低確率用外れ変動カテゴリテーブルおよび高確率用外れ変動カテゴリテーブルは、主制御装置60のROM60bに記憶されている。低確率用外れ変動カテゴリテーブルは、図13(a)に示すように、変動カテゴリ(変動時間、演出内容)として、外れ図柄Aに関連付けられた通常変動(リーチ無し外れ、変動時間が10秒または2秒)と、外れ図柄Bに関連付けられたノーマルリーチ(変動時間が20秒)と、外れ図柄Cに関連付けられたSPリーチA(変動時間が60秒)と、外れ図柄Dに関連付けられたSPリーチB(変動時間が80秒)、外れ図柄Eに関連付けられたSPリーチC(変動時間が100秒)とを有する。そして、外れ図柄A~Eの選択率は、高い方から、外れ図柄A,外れ図柄B,外れ図柄C,外れ図柄D,外れ図柄Eの順となっている。したがって、特図当り確率が低確率で且つ大当り判定の結果が外れの場合、各変動カテゴリ(通常変動、ノーマルリーチおよびSPリーチA~C)の出現率は、高い方から、通常変動,ノーマルリーチ,SPリーチA,SPリーチB,SPリーチCの順となる。
パターン(変動時間)、停止図柄(大当り図柄、外れ図柄)などが含まれる。また、モード情報指定コマンドには、遊技状態が含まれる。
S170の大当り遊技処理では、主制御装置60のCPU60aは、まず、条件装置が作動中(大当り遊技中)であるか否かを判定する。条件装置が作動中でないと判定すると、大当り遊技処理を終了する。一方、条件装置が作動中であると判定すると、大入賞口25が開放中であるか否か、インターバル中であるか否か、をそれぞれ判定する。大入賞口25が開放中でなくインターバル中でもないと判定すると、大入賞口ソレノイド25cの駆動により大入賞口25を開放して、大当り遊技処理を一旦終了する。一方、大入賞口25が開放中と判定すると、大入賞口25の開放を開始してからの経過時間(開放時間)が予め定められた規定時間(例えば、28秒)に達しているか否か、規定数(例えば、9個)の遊技球が大入賞口25に入球しているか否か、をそれぞれ判定する。開放時間が規定時間に達しておらず、規定数の遊技球が大入賞口25に入球してもいないと判定すると、大入賞口25の開放を維持したまま大当り遊技処理を終了する。一方、開放時間が規定時間に達していると判定したり、開放時間が規定時間に達する前であっても既に規定数の遊技球が大入賞口25に入球していると判定すると、大入賞口25を閉鎖する。こうした大入賞口25の開放と閉鎖を、最終ラウンドが終了するまで繰り返し実行する。大当り遊技における大入賞口25の開放と閉鎖の繰り返し回数、即ちラウンド数は、S412のモードバッファ設定処理で記憶された大当り遊技の内容によって決定される。最終ラウンドが終了したと判定すると、大当り遊技終了演出コマンドをサブ統合制御装置90に送信する。大当り遊技終了演出コマンドを受信したサブ統合制御装置90は、大当り遊技終了演出(エンディング演出)を実行する。そして、S412で記憶された大当り遊技後の遊技状態に応じて確変フラグ、確変カウンタ、時短フラグおよび時短カウンタに各種値をセットすると共に大当り遊技終了後の遊技状態を含むモード情報指定コマンドをサブ統合制御装置90に送信して、大当り遊技処理を終了する。本実施例では、大当り遊技後の遊技状態が確変状態かつ電サポ状態のときには、確変フラグおよび時短フラグに値1をセットすると共に確変カウンタおよび時短カウンタに値100をセットし、大当り遊技後の遊技状態が通常状態のときには、確変フラグおよび時短フラグに値0をセットする。
次に、サブ統合制御装置90により実行される演出制御について説明する。図14は、サブ統合制御装置90のCPUにより実行される演出制御処理の一例を示すフローチャートである。本実施例の演出制御処理は、保留表示処理(S500)や図柄変動演出処理(
S510)、先読み演出処理(S520)などの各種演出処理を繰り返し実行することにより行なわれる。なお、演出制御処理では、大当り遊技開始演出コマンドや大当り遊技終了演出コマンドの受信に基づく大当り遊技演出なども実行されるが、こうした演出は本発明の要旨をなさないから説明を省略する。
図15は、保留表示演出処理の一例を示すフローチャートである。S500の保留表示処理では、サブ統合制御装置90のCPUは、まず、図7の始動入賞処理のS212またはS226で主制御装置60により送信される保留数指示コマンド(第1特図保留数指示コマンド,第2特図保留数指示コマンド)を受信したか否かを判定する(S600)。保留数指示コマンドを受信していないと判定すると、S606に進む。一方、保留数指示コマンドを受信したと判定すると、特別図柄の保留数を値1だけインクリメントすると共に(S602)、保留図柄を1つ追加表示して(S604)、S606に進む。この処理は、保留数指示コマンドとして第1特図保留数指示コマンドを受信した場合には、第1特別図柄の保留数を値1だけインクリメントすると共に演出図柄表示装置37に第1保留図柄39aが1つ追加表示されるよう制御コマンドを演出図柄制御装置91に送信する処理となり、第2特図保留数指示コマンドを受信した場合には、第2特別図柄の保留数を値1だけインクリメントすると共に演出図柄表示装置37に第2保留図柄39bが1つ追加表示されるよう制御コマンドを演出図柄制御装置91に送信する処理となる。
図16は、図柄変動演出処理の一例を示すフローチャートである。S510の図柄変動演出処理では、サブ統合制御装置90のCPUは、まず、主制御装置60から送信される変動指示コマンドを受信したか否かを判定する(S700)。変動指示コマンドを受信していないと判定すると、S706に進む。一方、変動指示コマンドを受信したと判定すると、変動指示コマンドに含まれる特別図柄の変動パターン(変動時間)と停止図柄とに基づいて図柄変動演出の演出パターン(演出図柄の変動パターン)と演出図柄の停止図柄とを設定する。図柄変動演出の演出パターンの決定は、特別図柄の変動パターン(変動時間)と図柄変動演出の演出パターンとが関連付けられたテーブル(図11,13参照)を用いて特別図柄の変動パターン(変動時間)に対応する演出パターンを導出することにより行なわれる。本実施例では、上述したように、特別図柄の変動時間が2秒または10秒のときには通常変動が決定され、20秒のときにはノーマルリーチが決定され、60秒のと
きにはSPリーチAが決定され、80秒のときにはSPリーチBが決定され、100秒のときにはSPリーチCが決定される。上述したように、特別図柄の各変動パターン(2秒または10秒,20秒,60秒,80秒,100秒の各変動時間)は、特別図柄の各停止図柄(大当り図柄A~C,外れ図柄A~E)の何れかに関連付けられているため、演出図柄の演出パターン(通常変動,ノーマルリーチ,SPリーチA~C)も特別図柄の各停止図柄(大当り図柄A~C,外れ図柄A~E)の何れかに関連付けられている。そして、特定の外れ図柄B,Dについては、遊技状態が通常状態(通常モード)であるか確変状態(高確モード)であるかによって異なる演出パターンが関連付けられている。具体的には、図11,13に示すように、外れ図柄Bは、遊技状態が通常状態であれば、演出パターンとしてノーマルリーチが決定される一方、遊技状態が確変状態であれば、演出パターンとして通常変動(リーチなし外れ)が決定される。また、外れ図柄Dは、遊技状態が通常状態であれば、演出パターンとしてSPリーチBが決定される一方、遊技状態が確変状態であれば、演出パターンとしてSPリーチCが決定される。
定すると、演出図柄表示装置37の表示画面を高確モード用画面にして(S718)、図柄変動演出処理を終了する。これらの処理は、通常モード用画面または高確モード用画面の表示を指示する制御コマンドを演出図柄制御装置91に送信することにより行なう。通常モード用画面の一例を図19(a)に示し、高確モード用画面の一例を図19(b)に示す。上述したように、確変状態で特別図柄が所定回数(例えば、100回)実行されると、確変状態が終了し、図9の特別遊技処理のS354で主制御装置60からサブ統合制御装置90へモード情報指定コマンドが送信される。サブ統合制御装置90は、このモード情報指定コマンドを受信すると、演出図柄制御装置91に制御コマンドを送信して演出図柄表示装置37の表示画面を高確モード用画面から通常モード用画面に変更させる。本実施例では、高確モード用画面から通常モード用画面に変更するに際しては、図20に示すように、確変状態(高確モード)の終了を遊技者に報知するための高確モード終了演出画面を表示する。
図21は、先読み演出処理の一例を示すフローチャートである。S520の先読み演出処理では、サブ統合制御装置90のCPUは、まず、図7の始動入賞処理のS210またはS224で保留の発生に伴って主制御装置60により送信される先読み判定コマンド(第1特別図柄先読み判定コマンドまたは第2特別図柄先読み判定コマンド)を受信したか否かを判定する(S800)。先読み判定コマンドを受信していないと判定すると、S808に進む。一方、先読み判定コマンドを受信したと判定すると、先読み判定コマンドに含まれる外れ図柄が先読み演出を実施可能な図柄であるか否かを判定する(S802)。本実施例では、外れ図柄A~Eのうち外れ図柄Aを除く外れ図柄B~Eが先読み演出を実施可能な図柄に定められている。外れ図柄が先読み演出実施可能図柄でない(外れ図柄A)と判定すると、S810に進む。一方、外れ図柄が先読み演出実施可能図柄である(外れ図柄B~Eのいずれか)と判定すると、外れ図柄に基づいて演出パターンを決定し(S804)、今回発生した保留を先読み演出対象保留に設定する(S806)。
白塗りの星型マーク「☆」)、SPリーチCが発生することを示唆する第4段階先読み演出用図柄(例えば、黒塗りの星型マーク「★」)とを有している。これにより、先読み演出において表示される先読み演出用図柄の種類(何段階か)によってリーチ演出の発生や発生するリーチ演出の種類(SPリーチA~C)が示唆される。上述したように、複数のリーチ演出(SPリーチA~C)にはそれぞれ異なる大当り期待度が定められているから、先読み演出は、表示する先読み演出用図柄の種類によって大当り期待度を示唆するものともいえる。
演出パターン(SPリーチB)に対応する大当り期待度を上限とした上限先読み演出用図柄(第3段階先読み演出用図柄)が決定されるのである。これは、先読み演出が特別図柄の複数の変動表示に跨がって実行されるため、先読み演出の途中で、遊技状態が変更されると、遊技状態が変更される前に実行される先読み演出の演出パターンと遊技状態が変更された後に実行される図柄変動演出の演出パターンとの間に齟齬が生じる虞があるためである。
も、先読み演出対象保留に係る先読み演出の演出パターンは、当該先読み演出対象保留に係る図柄変動演出の演出パターンを示唆したものとなり、両者の間で齟齬は生じない。なお、実施例では、確変状態がそのまま継続していれば、先読み演出における第3段階先読み演出用図柄(「☆」)が示唆するSPリーチBよりも大当り期待度が高いSPリーチCが発生することになるが、こうした演出は、遊技者の大当りに対する期待感を高めるものとなるから、遊技者による遊技興趣を減退させることはない。
)実行されるまで確変状態を継続するものとした。しかし、図26に示すように、パチンコ機1は、大当り遊技終了後の遊技状態が確変状態(高確モード)に移行すると、特別図柄の変動表示が実行される度に確変状態を継続するか否かの抽選(転落抽選)を行ない、抽選結果が外れであれば確変状態を継続し、抽選結果が当りであれば通常状態へ移行する仕様としてもよい。この場合、遊技状態がどのタイミングで確変状態から通常状態へ変化するのかが不明であるため、本発明を適用する意義が大きい。
普通図柄作動ゲート、22a ゲートスイッチ、23 第1始動口、23a 第1始動口スイッチ、24 第2始動口、24a 第2始動口スイッチ、24b 可動片、24c
第2始動口ソレノイド、25 大入賞口、25a 大入賞口スイッチ、25b 開閉部材、25c 大入賞口ソレノイド、26 普通入賞口、26a 普通入賞口スイッチ、27 アウト口、31 第1特別図柄表示装置(第1特図表示装置)、32 第2特別図柄表示装置(第2特図表示装置)、33 第1特別図柄保留数表示装置(第1特図保留数表示装置)、34 第2特別図柄保留数表示装置(第2特図保留数表示装置)、35 普通図柄表示装置、36 普通図柄保留数表示装置、37 演出図柄表示装置、37C、37L、37R 演出図柄、38a キャラクタ図柄、39a 第1保留図柄、39b 第2保留図柄、50 CRユニット、51 CRユニット端子板、52 精算表示装置、53
球貸ボタン、53a 球貸スイッチ、54 精算ボタン、54a 精算スイッチ、60
主制御装置、60a CPU、60b ROM、60c RAM、61 遊技盤中継端子板、62 図柄表示装置中継端子板、63 演出中継端子板、64 裏配線中継端子板、65 外部接続端子板、70 払出制御装置、71 払出中継端子板、73 払出モータ、74 払出スイッチ、75 満杯スイッチ、76 球切れスイッチ、80 発射制御装置、81 発射停止スイッチ、82 タッチスイッチ、83 発射モータ、90 サブ統合制御装置、91 演出図柄制御装置、100 ホールコンピュータ。
Claims (1)
- 始動口への入球に基づいて取得される判定用情報の当否判定を行う当否判定手段と、
前記判定用情報を複数記憶可能な判定用情報記憶手段と、
前記当否判定の結果に基づいて複数の図柄の中からいずれかの図柄を決定する図柄決定手段と、
前記当否判定手段よりも前に前記判定用情報の判定を行う先読み判定手段と、
前記当否判定の結果に基づいて変動演出を行う演出表示手段と、
前記先読み判定手段の判定に基づいて先読み演出を行う先読み演出手段と、を備え、
前記図柄に、少なくとも前記当否判定にてハズレと判定された際に選択されるハズレ図柄を複数備え、
遊技状態によって、前記ハズレ図柄と前記変動演出の対応関係は変化するものであり、
特定の遊技状態でないときは、前記ハズレ図柄として、リーチ演出を行わない変動演出が指定された第1ハズレ図柄と、第1リーチ演出を行う変動演出が指定された第2ハズレ図柄と、第1リーチ演出よりも当選期待度の高い第2リーチ演出を行う変動演出が指定された第3ハズレ図柄が選択可能であり、特定の遊技状態であるときは、いずれのハズレ図柄も第1リーチ演出を行う変動演出が指定されておらず、第1リーチ演出を行う変動演出が指定されたハズレ図柄を選択することはない構成で、
前記先読み判定手段は、少なくとも前記図柄決定手段よりも前に選択される図柄を判別できるものであり、
前記先読み演出手段は、前記先読み判定手段にて判別した図柄に基づいて、前記リーチ演出の発生を示唆する演出の種類を決定する
ことを特徴とする遊技機。
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