JP7152343B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
実施形態では、イジングモデルを拡張した、以下の(数2)で示されるモデルを、これ以降イジングモデルと呼ぶものとする。
図1は、実施の形態による情報処理装置(半導体装置)の全体構成を示す。この情報処理装置1は、パーソナルコンピュータやワークステーション又はサーバなどから構成され、システムバス2を介して構成されたCPU(処理装置)3、メモリ4、記憶装置5及び1つ又は複数のイジングボード6aを備える。また、システムバス2とは直接接続せず、イジングボード6aとボード間通信路18を介して情報処理装置1に接続されるイジングボード6bを備える。
イジングボード6aは、イジングモデルの基底状態探索を行う専用ハードウェアであり、例えば画面描画処理のための専用ハードウェアであるGPU(Graphics Processing Unit)のように、情報処理装置1に装着する拡張カードの形態を取る。
図4は、イジングコア19の概略構成を示す。イジングコア19は、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)集積回路やFPGA(Field Programmable Gate Array)上の論理回路として実装されていることを想定して説明するが、他の固体素子でも実現可能である。
スピンアレイ20は、1個のスピンσi並びにそれに付随する相互作用係数Ji,j及び外部磁場係数hiの保持と、基底状態探索演算とを実現するスピンユニットを基本構成単位として、スピンユニットを多数個並べた構成を有する。
スピンユニット40の一構成例を図8及び図9を用いて説明する。
スピンユニット40は2つの側面をもっており、便宜上、図8及び図9に分けて説明するが、1個のスピンユニット40は図8及び図9の構成の双方を含む。図8はスピンユニット40間の相互作用を実現するための回路を示し、図9はスピンユニット40が有するメモリセルN,IS0,IS1,IU0,IU1,IL0,IL1,IR0,IR1,ID0,ID1,IF0,IF1にイジングコア19外からアクセスするためのインタフェースであるビット線41とワード線42とに注目してスピンユニット40の構成を図示したものである。
図12Aは、情報処理システム1に入力される入力データであるイジングモデルと、イジングモデルの各部分の計算を行うイジングボード6a及び6bとの対応を示す模式図である。イジングモデルは、各イジングボード6a及び6bが一度に処理できるスピンの数に応じて分割され、隣接するボードに順次割り当てられる。このとき、前述の通りCPU3上のイジングボード制御プログラム9がこのイジングモデルの分割処理を担当し、割当先に応じて適切な書き込み先を決定したうえでイジングボード6a上のホストI/F36を介して書き込む。このときは、CPU3から見て各イジングボード6aおよび6b上のスピンアレイ20に含まれるスピンに対してアドレスを付与して管理することが望ましい。
図15は制御用の通信と相互作用時の通信の内容を示した模式図である。制御パケット50は制御用の通信の内容を示したものである。CPU3から見てアクセス対象となるイジングボード6aおよび6bを特定するためのアドレス情報を含み、これに読み書きすべき内容であるスピン値・相互作用係数・外部磁場係数の情報が続く。一方、データパケット51は相互作用時の通信の内容を示したものであり、前述のとおりイジングボード6aおよび6b間が1対1で通信するため、アドレス情報を排してスピンアレイ端部のスピン値のみを送受信することで帯域を最大限活用している。
図16は情報処理装置1の使用に関する全体の動作フローを示したものである。まず、ステップS1501で計算開始に先立って、各イジングボード6aおよび6bをリセットする。続いて、ステップS1502でCPU3から各イジングボード6aおよび6bに対して、スピン初期値・相互作用係数値および外部磁場係数値を書き込む。この際、CPU3がイジングボード制御プログラム9を実行して計算対象となるイジングモデルの分割処理を行い、分割の結果得られた宛先のイジングボード6aおよび6bに対応するアドレスを付与する。CPU3はアドレスを付与した制御パケット50を生成し、システムバス2を介してイジングボード6aに書き込む。
図17に振り分け部33の構成例を示す。振り分け部33はモードレジスタ170とカウンタ171と閾値レジスタ172と剰余演算器173とNOT演算器174とOR演算器175とデマルチプレクサ176とを備える。モードレジスタ170は振り分け部の動作を切り替えるモードレジスタで、値が0であれば相互作用演算中に用いるデータパケットを主として受け取る転送モードを表し、値が1であれば初期化中等に用いる制御パケットのみを入力として受け取る転送モードを表すものとする。
2 システムバス
3 CPU
4 メモリ
5 記憶装置
6a イジングボード
6b イジングボード
17 乱数発生器
18 ボード間通信路
19 イジングコア
31 送信部
32 バッファ
33 振り分け部
34 制御部
35 制御レジスタ
36 ホストI/F
37 受信部
50 制御パケット
51 データパケット
Claims (9)
- 処理装置と、通信路を介して接続された複数のイジングボードとを有し、イジングモデルの基底状態探索を行う半導体装置であって、
前記処理装置は、
隣接する前記イジングボードの間でスピン値の送受信を行う相互作用演算モードと、前記イジングボードとの間で前記イジングモデルの制御情報の送受信を行う制御モードとを前記通信路を時分割に共有して実行することを特徴とする半導体装置。 - 前記イジングボードは、
前記相互作用演算モードと前記制御モードを判別する振り分け部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 前記振り分け部が前記相互作用演算モードと判別した場合は、
相互作用演算中に、隣接する前記イジングボード同士で前記イジングボードの端部に位置する前記スピン値を有するデータパケットを前記通信路を介してやり取りし、
前記振り分け部が前記制御モードと判別した場合は、
前記イジングモデルの前記制御情報として、前記イジングボードを特定するためのアドレス、前記スピン値、相互作用係数及び外部磁場係数を有する制御パケットを前記通信路を介してやり取りすることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。 - 前記イジングボードは、
前記スピン値を持つスピンアレイを有するイジングコアと、
前記振り分け部と前記イジングコアとの間に設けられたバッファと、
前記振り分け部に接続された制御部と、を更に有し、
前記振り分け部は、
前記相互作用演算モードと判別した場合は、相互作用演算中の前記スピン値を前記バッファに入力し、
前記制御モードと判別した場合は、前記制御情報を前記制御部に入力することを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。 - 前記イジングボードは、
前記制御部に接続された制御レジスタを更に有し、
前記制御部は、
前記振り分け部から入力された前記制御パケットの前記アドレスを確認し、自身の前記イジングボードに割り当てられたアドレス範囲であれば、前記制御パケットの前記スピン値、前記相互作用係数及び前記外部磁場係数を前記制御レジスタに書き込み、
自身の前記イジングボードに割当たられた前記アドレス範囲でなければ、前記制御パケットを隣接する前記イジングボードに転送することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。 - 前記振り分け部は、閾値レジスタを有し、
前記処理装置は、
前記振り分け部に入力されたパケットを、前記閾値レジスタで指定される値に応じて、制御パケットとデータパケットに振り分けることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。 - 前記処理装置は、
前記相互作用演算モードにおいては、前記データパケットの数を前記制御パケットの数よりも多く設定することを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。 - 前記イジングボードは、
前記処理装置との間で情報の授受を行うホストインターフェースを更に有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 前記処理装置は、
前記イジングモデルを前記イジングボードが一度に処理できるスピン数に応じて分割して、隣接する前記イジングボードに順次割り当てることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
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