JP7151623B2 - 単結晶引き上げ装置の評価システム及び評価方法 - Google Patents
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Description
CZ引き上げ炉3内の熱遮蔽体17がカメラ視野イメージに与える影響を評価した。熱遮蔽体17の下端部をある厚さに設定してシリコン単結晶7の直胴部育成工程中のカメラ視野イメージを再現したところ、シリコン単結晶7のメニスカスを視認することができた。しかし、熱遮蔽体17の下端部を徐々に厚くしたところ、メニスカスを捉えることができなくなった。これにより、メニスカスを視認可能な熱遮蔽体17の下端部の最大厚さを特定することができた。さらに、熱遮蔽体17の形状を変更したところ、熱遮蔽体17の下端部の厚さが厚くてもメニスカスを視認できることが分かった。
CZ引き上げ炉3内のドローチューブ20がカメラ視野イメージに与える影響を評価した。ドローチューブ20をある長さに設定してシリコン単結晶7の直胴部育成工程中のカメラ視野イメージを再現したところ、融液面を視認することはできたが、シリコン単結晶7のメニスカスを視認することができなかった。ドローチューブ20の長さを徐々に短くしながらカメラ視野イメージを確認したところ、メニスカスを視認することができるようになり、これによりメニスカスを視認可能なドローチューブ20の長さを特定することができた。
熱遮蔽体17の下端に取り付けたギャップ棒がカメラ視野イメージに与える影響を評価した。ギャップ棒は、熱遮蔽体の下端から融液面までの距離(ギャップ)を測定するために設けられるシリコン棒である。融液面をゆっくり上昇させてギャップ棒の先端が融液面と接触したことをカメラ視野イメージから確認できたとき、ギャップがギャップ棒の長さと一致したものと判断することができる。
2 単結晶引き上げ装置の評価システム
3 CZ引き上げ炉
4 CZ制御システム
5 3Dシミュレーター
6 シリコン融液
7 シリコン単結晶(インゴット)
7a ネック部
7b 肩部
7c 直胴部
7d テール部
7e メニスカス
10 チャンバー
10a メインチャンバー
10b プルチャンバー
10c ガス導入口
10d ガス排出口
10e 覗き窓
11 石英ルツボ
12 黒鉛ルツボ
13 回転シャフト
14 シャフト駆動機構
15 ヒーター
16 断熱材
17 熱遮蔽体
17a 熱遮蔽体の開口
18 ワイヤー
19 ワイヤー巻き取り機構
20 ドローチューブ
22 カメラ
23 画像解析部
24 制御部
31 3Dモデル生成部
32 3DCG演算部
33 出力評価部
34 データベース
34a 構造データ
34b 結晶データ
34c 液面データ
34d 光源データ
34e 材質データ
S11 原料融解工程
S12 着液工程
S13 ネッキング工程
S14 肩部育成工程
S15 直胴部育成工程
S16 テール部育成工程
S17 冷却工程
Claims (14)
- チョクラルスキー法による単結晶の引き上げに用いられる単結晶引き上げ装置の評価システムであって、
前記単結晶引き上げ装置のCZ引き上げ炉の形状データを用いて炉内構造の3Dモデルを生成する3Dモデル生成部と、
前記炉内構造の3Dモデルに対するレンダリングを行って3Dコンピュータグラフィックスを生成する3DCG演算部とを備え、
前記3DCG演算部は、前記CZ引き上げ炉内を撮影するカメラの視野イメージを再現し、
当該カメラの視野イメージを用いて当該単結晶引き上げ装置が正しく動作するか否かを評価することを特徴とする単結晶引き上げ装置の評価システム。 - 前記3Dモデル生成部は、前記単結晶引き上げ装置によって育成される単結晶及び融液面の形状データをさらに用いて単結晶育成中の炉内構造の3Dモデルを生成し、
前記3DCG演算部は、前記単結晶育成中の炉内構造の3Dモデルに対するレンダリングを行って、前記単結晶育成中の前記CZ引き上げ炉内を撮影する前記カメラの視野イメージを再現する、請求項1に記載の単結晶引き上げ装置の評価システム。 - 前記3DCG演算部は、前記単結晶のメニスカスに現れるフュージョンリングと前記融液面に映り込んだ前記炉内構造物の鏡像を再現する、請求項2に記載の単結晶引き上げ装置の評価システム。
- 前記3DCG演算部から出力される前記カメラの視野イメージは、前記単結晶引き上げ装置のCZ制御システムに入力され、
前記CZ制御システムは、前記カメラの視野イメージの解析結果に基づいて、前記CZ引き上げ炉を制御するための制御信号を出力する、請求項2又は3に記載の単結晶引き上げ装置の評価システム。 - 前記CZ制御システムは、育成中の単結晶の直径、結晶引き上げ速度及び液面位置の少なくとも一つを制御する、請求項4に記載の単結晶引き上げ装置の評価システム。
- 前記CZ制御システムから出力される制御信号を評価する出力評価部をさらに備え、
前記出力評価部は、前記制御信号に基づいて、前記CZ引き上げ炉の3Dモデル及び前記単結晶及び融液面の3Dモデルの少なくとも一方を変更する、請求項4又は5に記載の単結晶引き上げ装置の評価システム。 - 前記CZ引き上げ炉は、
融液を保持するルツボと、
前記ルツボを取り囲むように配置されたヒーターと、
前記融液から引き上げられた単結晶を取り囲むように前記ルツボの上方に配置され、前記ヒーターからの輻射熱を遮蔽する熱遮蔽体とを含み、
前記3DCG演算部は、前記熱遮蔽体の鏡像が映り込んだ前記融液面を再現する、請求項4乃至6のいずれか一項に記載の単結晶引き上げ装置の評価システム。 - 前記CZ引き上げ炉は、前記単結晶の引き上げ経路を取り囲むように前記熱遮蔽体よりも上方に設けられた水冷体をさらに含み、
前記3DCG演算部は、前記融液面に映り込んだ前記水冷体の鏡像をさらに再現する、請求項7に記載の単結晶引き上げ装置の評価システム。 - 前記3DCG演算部は、少なくとも前記ヒーターを光源として設定して前記3Dコンピュータグラフィックスを生成する、請求項7又は8のいずれか一項に記載の単結晶引き上げ装置の評価システム。
- 前記3DCG演算部は、前記熱遮蔽体を光源としてさらに設定して前記3Dコンピュータグラフィックスを生成する、請求項9に記載の単結晶引き上げ装置の評価システム。
- 前記3DCG演算部は、前記炉内構造の変化又は前記単結晶の成長に伴う前記カメラの視野イメージの変化を3DCGアニメーションにより再現する、請求項2乃至10のいずれか一項に記載の単結晶引き上げ装置の評価システム。
- 前記3DCG演算部から出力される前記カメラの視野イメージを用いて、前記単結晶の引き上げを制御するCZ制御システムの動作を評価する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の単結晶引き上げ装置の評価システム。
- 前記CZ引き上げ炉は、
融液を保持するルツボと、
前記ルツボを取り囲むように配置されたヒーターと、
前記融液から引き上げられた単結晶を取り囲むように前記ルツボの上方に配置され、前記ヒーターからの輻射熱を遮蔽する熱遮蔽体とを含み、
前記CZ制御システムは、前記単結晶の直径、前記単結晶の引き上げ速度、及び前記熱遮蔽体の下端と融液面との間の距離のうち、少なくとも一つを制御する、請求項12に記載の単結晶引き上げ装置の評価システム。 - チョクラルスキー法による単結晶の引き上げに用いられる単結晶引き上げ装置の評価方法であって、
前記単結晶引き上げ装置のCZ引き上げ炉の形状データを用いて炉内構造の3Dモデルを生成する3Dモデル生成ステップと、
前記炉内構造の3Dモデルに対するレンダリングを行って3Dコンピュータグラフィックスを生成する3DCG演算ステップとを備え、
前記3DCG演算ステップは、前記CZ引き上げ炉内を撮影するカメラの視野イメージを再現し、
当該カメラの視野イメージを用いて当該単結晶引き上げ装置が正しく動作するか否かを評価することを特徴とする単結晶引き上げ装置の評価方法。
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