JP7151601B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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Description

本開示は、バルブタイミング調整装置に関する。
従来から、内燃機関のクランク軸に対するカム軸の相対回転位相をアクチュエータにより調整することで、カム軸が開閉する吸気弁や排気弁のバルブタイミングを調整する電動式のバルブタイミング調整装置が知られている。特許文献1に記載のバルブタイミング調整装置では、駆動回転体に形成されたロック爪が従動回転体の外周面に形成されたロック溝に嵌まり込むことで、内燃機関の停止中に、カム軸からかかるトルクに起因して位相がずれることを抑制している。
独国特許出願公開第102016220826A1号明細書
特許文献1に記載のバルブタイミング調整装置では、内燃機関の運転により駆動軸が回転する際の遠心力によって、ロック爪がロック溝に対して外周側へと外れてロックが解除され、クランク軸に対するカム軸の位相変更が可能となる。このため、内燃機関の停止中や、内燃機関の回転数が小さい状態においては、ロックが解除されずに位相変更できないおそれがある。このため、内燃機関の停止中に外力により位相がずれることを抑制しつつ、内燃機関の停止中や内燃機関の回転数が小さい状態においてもアクチュエータにより位相変更を可能とする技術が望まれている。
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
本開示の一形態によれば、バルブタイミング調整装置(100)が提供される。このバルブタイミング調整装置は、内燃機関(200)において、クランク軸(210)の回転位相に対しバルブを開閉するカム軸(220)の回転位相を調整するバルブタイミング調整装置であって、前記クランク軸と連動して回転し、円筒状に形成された円筒部(11)を有する駆動回転体(10)と、前記カム軸と連動して回転し、前記円筒部の径方向の内側に配置された従動回転体(50)と、アクチュエータ(230)により回転駆動される入力回転体(20)と、前記駆動回転体に対する前記従動回転体の相対回転位相を保持するロック部材(80)と、を備え、前記従動回転体は、周方向に互いに並んで形成された一対のロック解除部(66)と、前記回転力を伝達する第1伝達部(67)と、が形成された第1従動回転体(60)と、前記カム軸に固定され、前記円筒部の曲率半径よりも大きな曲率半径を有する外周面部(75)と、前記第1伝達部に係合し前記回転力が伝達される第2伝達部(77)と、が形成された第2従動回転体(70)と、を有し、前記ロック部材は、前記円筒部の内周面と前記外周面部と前記一対のロック解除部とにより囲まれて形成された収容部(90)に配置され、前記一対のロック解除部に対して前記周方向にそれぞれ対向する一対のロック部(82)と、弾性を有し前記一対のロック部を互いに離れる方向に付勢する弾性部(84)と、を有する。
この形態のバルブタイミング調整装置によれば、弾性部により互いに離れる方向に付勢された一対のロック部を有するロック部材が、駆動回転体の円筒部の内周面と第2従動回転体の外周面部と第1従動回転体の一対のロック解除部とにより囲まれて形成された収容部に配置されている。このため、一対のロック部が収容部の周方向の両端部にそれぞれ嵌まり込むことにより位相を保持できるので、内燃機関の停止中に外力により位相がずれることを抑制できる。また、第1従動回転体に形成された一対のロック解除部が、一対のロック部と周方向にそれぞれ対向しているので、アクチュエータの駆動により入力回転体の回転力をロック解除部へと伝達させて、周方向に対向するロック部によるロックを解除できる。また、第1従動回転体に形成された第1伝達部と第2従動回転体に形成された第2伝達部とが係合するので、第1従動回転体の回転力を第2従動回転体へと伝達でき、駆動回転体に対する従動回転体の相対回転位相を変更できる。したがって、内燃機関の停止中に外力により位相がずれることを抑制しつつ、内燃機関の停止中や内燃機関の回転数が小さい状態においてもアクチュエータにより位相変更を可能とすることができる。
本開示は、種々の形態で実現することも可能である。例えば、バルブタイミング調整装置の製造方法、バルブタイミング調整装置を備える内燃機関、かかる内燃機関を備える車両等の形態で実現することができる。
バルブタイミング調整装置の概略構成を示す断面図である。 バルブタイミング調整装置の概略構成を示す分解斜視図である。 図1のIII-III線に沿った断面を示す断面図である。 図1のIV-IV線に沿った断面を示す断面図である。 図3の領域Vを拡大して示す拡大断面図である。
A.第1実施形態:
図1に示す第1実施形態のバルブタイミング調整装置100は、図示しない車両が備える内燃機関200において、クランク軸210の回転位相に対し、バルブを開閉するカム軸220の回転位相を調整する。バルブタイミング調整装置100は、カム軸220の回転軸心AX1に沿った方向(以下、「軸方向AD」とも呼ぶ)において、カム軸220の端部に締結されている。
図1および図2に示すように、本実施形態のバルブタイミング調整装置100は、いわゆるK-H-V型の遊星歯車機構の減速機構を含んで構成され、アクチュエータとしての電動モータ230により駆動される。電動モータ230は、内燃機関200の全体動作を制御する図示しないECUにより制御される。バルブタイミング調整装置100は、駆動回転体10と、入力回転体20と、遊星回転体30と、継手部40と、従動回転体50と、3つのロック部材80とを備える。
駆動回転体10は、カム軸220の回転軸心AX1を中心に、クランク軸210と連動して回転する。駆動回転体10は、略有底筒状の外観形状を有し、円筒部11と、駆動底部15とを有する。円筒部11は、略円筒状の外観形状を有する。円筒部11の外周面には、スプロケット12が形成されている。図1に示すように、スプロケット12と、クランク軸210に形成されたスプロケット212とには、タイミングチェーン215が掛け渡される。クランク軸210の機関トルクがタイミングチェーン215を介してスプロケット12に伝達することにより、駆動回転体10は、クランク軸210と連動して回転する。なお、タイミングチェーン215に代えてタイミングベルト等が用いられてもよい。
図1および図2に示すように、円筒部11の径方向内側には、従動回転体50が配置されている。円筒部11の内周面のうち、軸方向ADにおいて駆動底部15側とは反対側に位置する開口側には、内歯車部13が形成されている。内歯車部13は、径方向内側に向かって形成された複数の内歯を有する。また、円筒部11の内周面のうち、軸方向ADにおいて駆動底部15側には、径方向内側に向かって突出する3つのストッパ部17が周方向に並んで形成されている。ストッパ部17についての詳細な説明は、後述する。図1に示すように、駆動底部15は、軸方向ADにおいて電動モータ230側とは反対側に位置している。駆動底部15の略中央には、軸方向ADに貫通する挿入孔16が形成されている。挿入孔16には、カム軸220の端部が挿入されている。なお、「径方向」とは、軸方向ADに直交する方向を意味する。
入力回転体20は、略円筒状の外観形状を有し、電動モータ230の出力軸232と接続されて回転駆動される。入力回転体20は、回転軸心AX1を中心に回転する。入力回転体20は、偏心部21と、カバー部25とを有する。偏心部21の外周面は、回転軸心AX1に対して偏心している。以下の説明では、偏心部21の外周面の軸心を、偏心軸心AX2とも呼ぶ。偏心部21の径方向外側には、遊星回転体30と従動回転体50とが軸方向ADに互いに並んで配置されている。カバー部25は、円環板状の外観形状を有し、入力回転体20のうち電動モータ230側の端部を構成している。
遊星回転体30は、偏心部21の径方向外側に配置され、偏心軸心AX2を中心に回転する。遊星回転体30の径方向内側には、遊星ベアリング38が設けられている。遊星回転体30の外周面には、外歯車部33が形成されている。外歯車部33は、径方向外側に向かって形成された複数の外歯を有する。外歯車部33は、駆動回転体10に形成された内歯車部13と互いに噛み合う。遊星回転体30は、駆動回転体10に対して入力回転体20が相対回転するとき、偏心軸心AX2を中心に自転しつつ、回転軸心AX1まわりに公転する遊星運動を行なう。遊星回転体30の自転速度は、入力回転体20の回転速度に対して減速される。また、遊星回転体30のうち軸方向ADにおいて電動モータ230側とは反対側には、環状凹部34が形成されている。環状凹部34には、後述する継手部40の環状部41のうち、軸方向ADにおいて電動モータ230側の部分が収容される。また、環状凹部34には、径方向外側に延設された図示しない4つの偏心吸収凹部が、周方向に互いに並んで形成されている。各偏心吸収凹部には、後述する継手部40の偏心吸収凸部44のうち、軸方向ADにおいて電動モータ230側の部分がそれぞれ係合する。
図1および図2に示すように、継手部40は、遊星回転体30と従動回転体50との間の偏心を吸収しながら動力を伝達する。継手部40は、環状部41と、4つの偏心吸収凸部44とを有する。環状部41は、略環状の外観形状を有する。4つの偏心吸収凸部44は、環状部41から径方向外側に向かってそれぞれ突出し、周方向に互いに並んで形成されている。偏心吸収凸部44は、遊星回転体30に形成された偏心吸収凹部と後述する従動回転体50に形成された偏心吸収溝部64との間において、径方向に沿ってスライドする。これにより、継手部40は、径方向に沿って揺動する。
従動回転体50は、回転軸心AX1を中心として、カム軸220と連動して回転する。従動回転体50は、センターボルト240によってカム軸220の軸方向ADの端部に締結され、駆動回転体10に対して相対回転可能に構成されている。従動回転体50は、第1従動回転体60と第2従動回転体70とを有し、駆動回転体10の円筒部11の径方向内側に配置されている。
第1従動回転体60には、入力回転体20の回転力が伝達される。本実施形態では、遊星回転体30および継手部40を介して、入力回転体20の回転力が間接的に第1従動回転体60へと伝達される。第1従動回転体60は、プレート部61と、4つの壁部62と、6つのロック解除部66とを有する。
プレート部61は、円環板状の外観形状を有する。プレート部61の略中央には、開口部63が形成されている。開口部63には、後述する第2従動回転体70の挿入部71が挿入される。4つの壁部62は、プレート部61から軸方向ADに沿って電動モータ230側に向かってそれぞれ突出し、所定の間隔を空けて周方向に互いに並んで形成されている。4つの壁部62とプレート部61とにより囲まれる空間には、継手部40の環状部41のうち軸方向ADにおいて電動モータ230側とは反対側の部分が収容される。図2に示すように、周方向に隣り合う壁部62の間は、それぞれ偏心吸収溝部64として機能する。各偏心吸収溝部64には、継手部40に形成された偏心吸収凸部44がそれぞれ係合する。
図1ないし図3に示すように、6つのロック解除部66は、プレート部61から軸方向ADに沿って電動モータ230側とは反対側に向かってそれぞれ突出し、間隔を空けて周方向に互いに並んで形成されている。各ロック解除部66は、周方向にロック部材80を押すことにより、位相のロックを解除する。位相のロックおよびロックの解除についての詳細な説明は、後述する。周方向に隣り合うロック解除部66の間の空間は、後述する収容部90と係合溝部67とのうちのいずれか一方として機能する。収容部90と係合溝部67とは、周方向に交互に並んでいる。このため、収容部90と係合溝部67とは、それぞれ3つずつ形成されている。このような構成により、ロック解除部66と係合溝部67と収容部90とは、互いに同周上に位置している。各係合溝部67には、後述する第2従動回転体70の各突出部77がそれぞれ係合する。各係合溝部67は、遊星回転体30および継手部40を介して第1従動回転体60へと伝達される入力回転体20の回転力を、第2従動回転体70へと伝達する第1伝達部として機能する。
第2従動回転体70は、略有底筒状の外観形状を有し、カム軸220に固定されている。第2従動回転体70は、従動底部72と、挿入部71と、6つの外周面部75とを有する。
図1および図4に示すように、従動底部72は、径方向に沿って形成され、第2従動回転体70のうち電動モータ230側とは反対側の端部を構成している。従動底部72の略中央には、軸方向ADに貫通するボルト挿入孔73が形成されている。ボルト挿入孔73には、回転軸心AX1に沿ってセンターボルト240が挿入されている。また、従動底部72には、図4に示すように、軸方向ADに貫通する供給孔74がボルト挿入孔73と連なって形成されている。供給孔74には、カム軸220側から潤滑油が供給される。これにより、バルブタイミング調整装置100の内部が潤滑される。
図1および図2に示す挿入部71は、従動底部72から軸方向ADに沿って電動モータ230側に向かって筒状に突出して形成されている。挿入部71は、第1従動回転体60の開口部63に挿入されている。挿入部71の径方向内側には、従動ベアリング78が設けられている。
図3に示す断面において、第2従動回転体70の外周部は、軸方向ADに見て略六角形の断面視形状を有する。6つの外周面部75は、かかる略六角形の各辺を構成する面に沿って形成されている。換言すると、6つの外周面部75は、径方向に略直交する外周面をそれぞれ有し、周方向に互いに連続して並んで形成されている。各外周面部75の曲率半径は、無限大とみなすことができるので、駆動回転体10の円筒部11の曲率半径よりも大きい。本実施形態では、6つの外周面部75のうち、突出部77が形成された外周面部75と、突出部77が形成されていない外周面部75とが、周方向に交互に並んで形成されている。このような構成により、第2従動回転体70には、3つの突出部77が形成されていることとなる。
各突出部77は、各外周面部75から径方向の外側に向かってそれぞれ突出して形成されている。各突出部77のうち軸方向ADにおいて電動モータ230側の部分は、第1従動回転体60に形成された各係合溝部67とそれぞれ係合する。また、各突出部77のうち軸方向ADにおいて電動モータ230側とは反対側の部分は、駆動回転体10に形成された各ストッパ部17と周方向に当接する。突出部77のうち係合溝部67と係合する部分は、第1従動回転体60から回転力が伝達される第2伝達部として機能し、突出部77のうちストッパ部17と当接する部分は、駆動回転体10に対する従動回転体50の相対回転の限度を定める位相規制部として機能する。突出部77の機能についての詳細な説明は、後述する。
図2および図3に示す3つのロック部材80は、駆動回転体10に対する従動回転体50の相対回転位相を保持する。すなわち、位相をロックする。各ロック部材80は、一対のロック部82と弾性部84とをそれぞれ有する。各ロック部82は、金属製のボールによりそれぞれ構成されている。弾性部84は、弾性を有し、一対のロック部82を互いに離れる方向に付勢している。本実施形態において、弾性部84は、一対のロック部82の間に挿入されているが、一対のロック部82に接合されていてもよい。本実施形態において、弾性部84は、圧縮コイルバネにより構成されている。
図3に示すように、各ロック部材80は、駆動回転体10の円筒部11の内周面と、第2従動回転体70の外周面部75と、一対のロック解除部66とにより囲まれて形成された収容部90にそれぞれ配置されている。ここで、「一対のロック解除部66」とは、一対のロック部82に対して周方向にそれぞれ対向する2つのロック解除部66を意味する。本実施形態のバルブタイミング調整装置100は、3つのロック部材80を備えているので、三対のロック解除部66を備えていることとなる。各ロック部材80による位相のロックおよびロックの解除についての詳細な説明は、後述する。
図4に示すように、駆動回転体10の円筒部11の内周面には、径方向内側に向かって突出する3つのストッパ部17が周方向に並んで形成されている。周方向に隣り合うストッパ部17の間には、第2従動回転体70の突出部77がそれぞれ配置されている。以降の説明では、或る突出部77に対して周方向の両側に位置するストッパ部17を、「一対のストッパ部17」とも呼ぶ。一対のストッパ部17は、或る突出部77を周方向に挟む位置に形成されている。本実施形態のバルブタイミング調整装置100が備える第2従動回転体70には、3つの突出部77が形成されている。このため、駆動回転体10には、各ストッパ部17を重複カウントするものとして合計三対のストッパ部17が形成されていることとなる。具体的には、各ストッパ部17は、或る突出部77が進角方向に当接可能に構成されているとともに、或る突出部77とは異なる突出部77が遅角方向に当接可能に構成されている。
ストッパ部17は、軸方向ADの位置がロック解除部66とずれた位置に形成されている。換言すると、ストッパ部17の軸方向ADの位置は、ロック解除部66の軸方向ADの位置と並んでいる。このような構成により、突出部77のうち軸方向ADにおいて電動モータ230側の部分は、第1従動回転体60に形成された係合溝部67と係合し、突出部77のうち軸方向ADにおいて電動モータ230側とは反対側の部分は、周方向においてストッパ部17と当接する。一対のストッパ部17の間の周方向に沿った角度に応じて、位相の変更角θが規定されている。
以上のような構成を備えるバルブタイミング調整装置100は、入力回転体20の回転速度を減速して従動回転体50へと伝達し、駆動回転体10に対する従動回転体50の相対回転位相を変更させ、クランク軸210に対するカム軸220の位相を変更させる。これにより、かかる位相に応じたバルブタイミングを実現する。
入力回転体20の回転速度と駆動回転体10の回転速度とが同じである場合には、遊星回転体30が遊星運動せず、駆動回転体10および従動回転体50と連れ回りする。その結果、駆動回転体10に対する従動回転体50の相対回転位相が変更されず、クランク軸210に対するカム軸220の位相が変更されないので、バルブタイミングが保持される。
他方、入力回転体20の回転速度が駆動回転体10の回転速度よりも速い場合には、遊星回転体30が遊星運動し、駆動回転体10に対して従動回転体50が遅角側へと相対回転し、クランク軸210に対してカム軸220が遅角側へと相対回転するので、バルブタイミングが遅角する。なお、一対のストッパ部17の間に位置する突出部77が遅角方向のストッパ部17に当接すると、駆動回転体10に対する従動回転体50の遅角方向への相対回転が規制されて最遅角の位相となる。
また、入力回転体20の回転速度が駆動回転体10の回転速度よりも遅い場合、または、入力回転体20の回転方向が駆動回転体10の回転方向と反対方向である場合には、遊星回転体30が遊星運動し、駆動回転体10に対して従動回転体50が進角側へ相対回転し、クランク軸210に対してカム軸220が進角側へと相対回転するので、バルブタイミングが進角する。なお、一対のストッパ部17の間に位置する突出部77が進角方向のストッパ部17に当接すると、駆動回転体10に対する従動回転体50の進角方向への相対回転が規制されて最進角の位相となる。
図5を参照して、位相のロックおよびロックの解除について説明する。内燃機関200を停止させる際には、予め所望の位相に調整した状態で内燃機関200を停止させる場合がある。このような場合としては、例えば、内燃機関200の次回始動時に所望のバルブタイミングを実現させるために所望の位相に調整する場合が想定される。ここで、吸気弁がバルブスプリングにより閉方向に付勢されていること等に起因して、カム軸220には、トルクが発生している。本実施形態のバルブタイミング調整装置100では、ロック部材80により位相を保持する、すなわち位相をロックすることで、カム軸220のトルクに起因して内燃機関200の停止中に位相がずれることを抑制している。本実施形態において、「内燃機関200の停止中」とは、クランク軸210が回転していない状態を意味する。また、「内燃機関200の運転中」とは、内燃機関200の燃焼室における連続的な爆発によりクランク軸210にトルクが発生している状態を意味する。
図5では、説明の便宜上、収容部90を周方向において二分した第1収容部91と第2収容部92とを図示している。図5に示す断面において、各収容部91、92は、それぞれ円筒部11と外周面部75とロック解除部66とに囲まれた略楔形の断面視形状を有する。この理由は、径方向に互いに対向する円筒部11と外周面部75との間の隙間が、外周面部75の中央部で最大となっており、かかる中央部から周方向に離れるにつれて次第に小さくなっているからである。上述のように、一対のロック部82は、弾性部84によって互いに離れる方向に付勢されている。したがって、一対のロック部82は、円筒部11と外周面部75との間の隙間が小さくなる方向に向かってそれぞれ付勢され、かかる隙間に嵌まり込む。換言すると、一対のロック部82は、収容部90の周方向の両端部にそれぞれ嵌まり込む。これにより、カム軸220のトルクに起因して従動回転体50が駆動回転体10に対して相対回転することが抑制されて、位相がロックされる。一対のロック部82により位相がロックされるので、進角方向と遅角方向との両方向において位相がずれることが抑制される。なお、図5では、図示の便宜上、各ロック部82と収容部90の外縁とをわずかに離間させて示している。
図5では、白抜きの矢印により、進角方向と遅角方向のうち進角方向にロックが解除される様子を代表して示している。本実施形態のバルブタイミング調整装置100は、電動モータ230を駆動することによりロックを解除する。図5に示す例では、入力回転体20の回転力が第1従動回転体60へと伝達することで、第1従動回転体60が白抜きの矢印で示す進角方向に回転する。これにより、ロック解除部66から周方向に対向する一方のロック部82に荷重が加えられ、かかるロック部82が収容部90の周方向の外縁部から中央部に向かう進角方向へと押されて弾性部84が圧縮され、進角方向にロックが解除される。また、係合溝部67によって、係合する突出部77が進角方向へと押される。これにより、第1従動回転体60から回転力が第2従動回転体70へと伝達され、第2従動回転体70が第1従動回転体60と一体となって回転し、駆動回転体10に対して従動回転体50が進角側へと相対回転する。したがって、ロックが解除される前と比較して位相が進角する。
他方、ロックが解除される前と比較して位相を遅角させる場合には、駆動回転体10の回転方向とは反対の方向に入力回転体20を回転させる。これにより、第1従動回転体60が遅角方向に回転し、ロック解除部66によって遅角方向にロックが解除される。また、係合溝部67と突出部77とにより第1従動回転体60の回転力が第2従動回転体70へと伝達され、駆動回転体10に対して従動回転体50が遅角側へと相対回転し、ロックが解除される前と比較して位相が遅角する。
本実施形態において、電動モータ230は、本開示におけるアクチュエータの下位概念に相当し、吸気弁は、本開示におけるバルブの下位概念に相当する。また、係合溝部67は、本開示における第1伝達部の下位概念に相当し、突出部77は、本開示における第2伝達部の下位概念に相当する。また、突出部77が形成されていない外周面部75は、本開示における外周面部の下位概念に相当する。
以上説明した本実施形態のバルブタイミング調整装置100によれば、弾性部84により互いに離れる方向に付勢された一対のロック部82を有するロック部材80が、駆動回転体10の円筒部11の内周面と第2従動回転体70の外周面部75と第1従動回転体60の一対のロック解除部66とにより囲まれて形成された収容部90に配置されている。このため、一対のロック部82が収容部90の周方向の両端部にそれぞれ嵌まり込むことにより位相を保持するので、進角方向と遅角方向との両方向において位相がずれることを抑制でき、カム軸220のトルクに起因して内燃機関200の停止中に位相がずれることを抑制できる。また、第1従動回転体60に形成された一対のロック解除部66が、一対のロック部82と周方向にそれぞれ対向しているので、電動モータ230の駆動により入力回転体20の回転力をロック解除部66へと伝達させて、周方向に対向するロック部82によるロックを解除できる。また、第1従動回転体60に形成された係合溝部67と第2従動回転体70に形成された突出部77とが係合するので、第1従動回転体60の回転力を第2従動回転体70へと伝達でき、駆動回転体10に対する従動回転体50の相対回転位相を変更できる。このように、電動モータ230を駆動させることにより、ロックを解除して位相変更できる。したがって、内燃機関200の停止中に外力により位相がずれることを抑制しつつ、内燃機関200の停止中や内燃機関の回転数が小さい状態においても電動モータ230により位相変更を可能とすることができる。
ここで、例えば、駆動回転体に形成されたロック爪が従動回転体の外周面に形成されたロック溝に対して外周側へと外れることによりロックを解除する構成等、内燃機関200の運転によりクランク軸210が回転する際の遠心力によってロックを解除する構成では、遠心力が小さい場合にロックを解除できない。より具体的には、位相のロックとロックの解除とが、回転軸心からロック爪までの距離およびロック爪の質量等に依存して切り替えられる構成では、内燃機関200の回転数が或る回転数以下の場合にロックを解除できない。このため、例えば、内燃機関200を停止する際にロックしておいた位相から、最遅角の位相等の所望の位相に変更して内燃機関200を始動させたい場合等の、内燃機関200の停止中に位相を変更したいという要請を満たせない。
これに対し、本実施形態のバルブタイミング調整装置100によれば、電動モータ230を駆動させることによりロックを解除するので、ロックの解除にクランク軸210の遠心力を要さない。このため、内燃機関200の停止中や内燃機関200の回転数が小さい状態においても、ロックを解除して位相変更することができる。
また、弾性部84と一対のロック部82とを有するロック部材80により、駆動回転体10に対する従動回転体50の相対回転位相を保持するので、位相がずれることを抑制するための構造が複雑化することを抑制できる。また、一対のロック部82がそれぞれ円筒部11と外周面部75と周方向に対向するロック解除部66とに囲まれた略楔形の断面視形状を有する第1収容部91または第2収容部92に収容されているので、進角方向と遅角方向との両方向において位相がずれることを抑制できる。また、一対のロック解除部66を備えるので、進角方向と遅角方向との両方向において位相のロックを解除できる。このため、ロックの解除における利便性の低下を抑制できる。
また、本実施形態のバルブタイミング調整装置100では、ロック部82とロック解除部66とを、それぞれ三対ずつ備えているので、周方向におけるバランスが崩れることを抑制できる。また、一対のロック部82が金属製のボールによりそれぞれ構成され、弾性部84が圧縮コイルバネにより構成されているので、ロック部材80の構成を簡素化でき、ロック部材80の製造に要するコストが増大することを抑制できる。
また、一対のロック解除部66と係合溝部67とが同周上に形成されているので、従動回転体50の軸方向ADに沿った寸法が大型化することを抑制でき、バルブタイミング調整装置100の大型化を抑制できる。
また、第1従動回転体60の係合溝部67に第2従動回転体70の突出部77が係合することにより回転力が伝達されるので、バルブタイミング調整装置100の回転軸心AX1に沿ってセンターボルト240が配置されている構成等、回転力を伝達する部材をロック部材80よりも径方向内側に配置することができない構成においても、回転力の伝達を実現できる。このため、第1従動回転体60から第2従動回転体70への回転力の伝達を実現するための構造が複雑化することを抑制でき、バルブタイミング調整装置100の製造に要するコストが増大することを抑制できる。
また、駆動回転体10の円筒部11において、ロック解除部66と軸方向ADに互いに並ぶ位置であって突出部77に対して周方向の両側の位置に、径方向の内側に向かってそれぞれ突出する一対のストッパ部17が形成されている。このため、ストッパ部17と突出部77との周方向の当接により、駆動回転体10と従動回転体50との相対回転の限度を定めることができる。また、突出部77が、回転力が伝達される動力伝達部としての第2伝達部の機能と位相規制部の機能とを兼用しているので、部品点数の増加を抑制でき、バルブタイミング調整装置100の大型化を抑制できる。
B.他の実施形態:
(1)上記実施形態におけるロック部材80の構成は、あくまで一例であり、種々変更可能である。例えば、各ロック部82は、金属製のボールにより構成されていたが、金属に限らず任意の材料により形成されていてもよく、球状に限らず軸方向ADに沿った筒状や、径方向に沿った断面視形状が略楔形等、収容部90の周方向の両端部に嵌まり込むことが可能な任意の外観形状を有していてもよい。また、例えば、弾性部84は、圧縮コイルバネにより構成されていたが、圧縮コイルバネに限らず他の形式のバネやゴム等、弾性を有して一対のロック部82を互いに離れる方向に付勢可能な任意の部材により構成されていてもよい。このような構成によっても、上記実施形態と同様な効果を奏する。
(2)上記実施形態における従動回転体50の構成は、あくまで一例であり、種々変更可能である。例えば、一対のロック解除部66と係合溝部67とが同周上に形成されていなくてもよい。換言すると、一対のロック解除部66と係合溝部67とが、軸方向ADに互いに並ぶ位置に形成されていてもよい。また、例えば、径方向内側に向かって突出する第1伝達部としての突出部が第1従動回転体60に形成され、かかる突出部と係合可能な第2伝達部としての係合溝部が第2従動回転体70に形成されていてもよい。また、例えば、第2従動回転体70に形成された突出部77が、位相規制部としての機能を兼用していなくてもよい。また、例えば、外周面部75は、径方向に略直交するように形成されていたが、径方向に略直交する態様に限らず、円筒部11の内周面の曲率半径よりも大きな曲率半径を有する円弧面状に形成される態様であってもよい。すなわち一般には、第2従動回転体70には、円筒部11の曲率半径よりも大きな曲率半径を有する外周面部75が形成されていてもよい。また、例えば、突出部77が形成されていない外周面部75の外周面は、任意の形状であってもよい。このような構成によっても、上記実施形態と同様な効果を奏する。
(3)上記実施形態のバルブタイミング調整装置100では、3つのロック部材80を備えていたが、3つに代えて1つや4つ等、任意の数のロック部材80を備える態様であってもよい。かかる態様においては、ロック部材80の数に対応させて、一対または複数対のロック解除部66が形成されていてもよい。かかる構成によっても、上記実施形態と同様な効果を奏する。
(4)上記実施形態において、バルブタイミング調整装置100は、いわゆるK-H-V型の遊星歯車機構を含んで構成されていたが、K-H-V型に限らず、いわゆる2K-H型や、3K型の遊星歯車機構を含んで構成される態様であってもよい。また、遊星歯車機構に代えて、波動歯車を有する波動歯車機構を含んで構成されていてもよく、径方向において内歯と対向する複数のローラと保持器とを有する減速機構を含んで構成されていてもよい。このような構成によっても、上記実施形態と同様な効果を奏する。
(5)上記実施形態において、バルブタイミング調整装置100は、電動モータ230の駆動力によりクランク軸210に対するカム軸220の相対回転位相を変更していたが、電動モータ230に限らず、ブレーキ式アクチュエータ等の任意のアクチュエータの駆動力により相対回転位相を変更してもよい。また、駆動軸としてのクランク軸210から中間の軸を介して動力が伝達される従動軸としてのカム軸220の端部に固定されていてもよい。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10 駆動回転体、11 円筒部、20 入力回転体、50 従動回転体、60 第1従動回転体、66 ロック解除部、67 係合溝部(第1伝達部)、70 第2従動回転体、75 外周面部、77 突出部(第2伝達部)、80 ロック部材、82 ロック部、84 弾性部、90 収容部、100 バルブタイミング調整装置、200 内燃機関、210 クランク軸、220 カム軸、230 電動モータ(アクチュエータ)

Claims (4)

  1. 内燃機関(200)において、クランク軸(210)の回転位相に対しバルブを開閉するカム軸(220)の回転位相を調整するバルブタイミング調整装置(100)であって、
    前記クランク軸と連動して回転し、円筒状に形成された円筒部(11)を有する駆動回転体(10)と、
    前記カム軸と連動して回転し、前記円筒部の径方向の内側に配置された従動回転体(50)と、
    アクチュエータ(230)により回転駆動される入力回転体(20)と、
    前記駆動回転体に対する前記従動回転体の相対回転位相を保持するロック部材(80)と、
    を備え、
    前記従動回転体は、
    前記入力回転体の回転力が伝達され、周方向に互いに並んで形成された一対のロック解除部(66)と、前記回転力を伝達する第1伝達部(67)と、が形成された第1従動回転体(60)と、
    前記カム軸に固定され、前記円筒部の曲率半径よりも大きな曲率半径を有する外周面部(75)と、前記第1伝達部に係合し前記回転力が伝達される第2伝達部(77)と、が形成された第2従動回転体(70)と、
    を有し、
    前記ロック部材は、前記円筒部の内周面と前記外周面部と前記一対のロック解除部とにより囲まれて形成された収容部(90)に配置され、前記一対のロック解除部に対して前記周方向にそれぞれ対向する一対のロック部(82)と、弾性を有し前記一対のロック部を互いに離れる方向に付勢する弾性部(84)と、を有する、
    バルブタイミング調整装置。
  2. 請求項1に記載のバルブタイミング調整装置において、
    前記一対のロック解除部と前記第1伝達部とは、同周上に形成されている、
    バルブタイミング調整装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のバルブタイミング調整装置において、
    前記第2伝達部は、前記径方向の外側に向かって突出して形成された突出部(77)により構成され、
    前記第1伝達部は、前記突出部と係合する係合溝部(67)により構成されている、
    バルブタイミング調整装置。
  4. 請求項3に記載のバルブタイミング調整装置において、
    前記円筒部には、前記径方向に直交する軸方向(AD)の位置が前記一対のロック解除部とずれており前記突出部に対して前記周方向の両側の位置に、前記径方向の内側に向かってそれぞれ突出する一対のストッパ部(17)が形成されている、
    バルブタイミング調整装置。
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