JP7151559B2 - アルカリ電池 - Google Patents

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Description

本発明は、アルカリ電池に関する。
一般に、ニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池等のアルカリ電池は、正極、負極、正極及び負極の間に設けられるセパレータを備える電極要素と、アルカリ電解液と、開口部を有し、電極素子及びアルカリ電解液を収容する外装体及び外装体の開口部を封口する封口体を有する密閉型の電池ケースと、を備える(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2007-172976号公報 特表2013-122862号公報
ところで、アルカリ電池において、電池ケース内のアルカリ電解液が、電池ケース外へ漏洩する場合がある。特に、アルカリ電池の過充電等により、ガスが発生して、電池内圧が上昇すると、アルカリ電解液が電池ケース外へ漏れやすくなる。アルカリ電解液の漏洩は、電池性能の低下に繋がるため、アルカリ電解液の漏洩を抑制することは重要な課題である。なお、従来には、アルカリ電解液を含浸した電極体の外周を絶縁性部材でシールする技術があるが、例えば、絶縁性部材の経時的劣化や、上記のような電池内圧の上昇等により、絶縁性部材が剥がれたり亀裂が生じたりするため、アルカリ電解液が電極素子外へ漏れて、更には電池ケース外へ漏れる場合があり、アルカリ電解液の漏洩を抑制する技術としては充分ではない。
そこで、本発明は、電池ケース内に収容されたアルカリ電解液が、電池ケース外へ漏洩することを抑制することができるアルカリ電池を提供することを目的とする。
本実施形態に係るアルカリ電池は、正極活物質を含む正極、負極活物質を含む負極、前記正極及び前記負極の間に設けられたセパレータを備える電極素子を有する電極体と、前記電極素子に含浸されたアルカリ電解液と、前記電極体及び前記アルカリ電解液を収容する密閉型の電池ケースと、前記電池ケースの内部であって、前記電極体の周囲空間に充填される、前記アルカリ電解液よりも表面張力の小さい絶縁性液体と、を備え、前記電極体は、前記電極素子が複数積層された積層体と、前記複数の電極素子間に設けられた導電性隔壁板とを備え、前記複数の電極素子は、前記導電性隔壁板を介して、直列に接続されている
また、前記アルカリ電池において、前記導電性隔壁板の一方の面側に配置されている前記電極素子の前記正極又は前記負極は、前記導電性隔壁板の一方の面に接合された複数の孔を有する集電体を有し、前記集電体の前記孔内に前記正極活物質又は前記負極活物質が充填されていることが好ましい。
また、前記アルカリ電池において、前記導電性隔壁板を介して隣り合う一方の前記電極素子の前記負極は、前記導電性隔壁板の一方の面に接合された複数の孔を有する負極集電体を有し、前記負極集電体の前記孔内に前記一方の電極素子の前記負極活物質が充填され、前記導電性隔壁板を介して隣り合う他方の前記電極素子の前記正極は、前記導電性隔壁板の他方の面に接合された複数の孔を有する正極集電体を有し、前記正極集電体の前記孔内に前記他方の電極素子の前記正極活物質が充填されていることが好ましい。
また、前記アルカリ電池において、前記電池ケース内の前記絶縁性液体の圧力を調整する圧力調整手段を備えることが好ましい。
また、前記アルカリ電池において、前記電極体の外周側面には、弾性絶縁部材が設けられていることが好ましい。
また、前記アルカリ電池において、前記弾性絶縁部材は、シリコーンゴム、シリコーンゲル又はフッ素ゴムであることが好ましい。
また、前記アルカリ電池において、前記絶縁性液体は、フッ素系絶縁性液体、鉱油を主成分とする絶縁油、 アルキルベンゼンを主成分とする絶縁油、ポリブテンを主成分とする絶縁油、アルキルナフタレンを主成分とする絶縁油、シリコーン油を主成分とする絶縁油から選択される少なくとも1種を含むことが好ましい。
また、前記アルカリ電池において、前記負極活物質は水素吸蔵合金を含み、前記電池ケース内の前記絶縁性液体の圧力は、前記水素吸蔵合金の水素平衡圧より高いことが好ましい。
本実施形態によれば、電池ケース内に収容されたアルカリ電解液が、電池ケース外へ漏洩することを抑制することができる。
実施形態に係るアルカリ電池の一例を示す断面図である。 正極、セパレータ、負極及び導電性隔壁板(積層前の各部材)の斜視図である。 本実施形態に係るアルカリ電池の製造方法の一例を示すフロー図である。 本実施形態に係るアルカリ電池の他の一例を示す断面図である。 正極集電体及び負極集電体を導電性隔壁板に接合した状態を示す断面図である。 正極集電体及び負極集電体を導電性隔壁板に接合する前の各部材の分解断面図である。 正極集電体及び負極集電体を導電性隔壁板に接合する前の各部材の分解斜視図である。
以下、実施形態の1例のアルカリ電池について詳細に説明する。実施形態の説明で参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された構成要素の寸法比率などは、現物と異なる場合がある。具体的な寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。また、以下で説明する形状、材料、個数などは説明のための例示であって、アルカリ電池の仕様により変更が可能である。以下では同様の構成には同一の符号を付して説明する。
以下で説明するアルカリ電池は、例えば、電気自動車またはハイブリッド車の駆動電源等に利用される。
図1は、実施形態に係るアルカリ電池の一例を示す断面図である。図1に示すアルカリ電池1は、電極体10と、アルカリ電解液(不図示)と、絶縁性液体12と、正極端子14と、負極端子16と、これらを収容する密閉型の電池ケース18と、を備える。密閉型の電池ケース18は、例えば、開口部を有する外装体18aと、外装体18aの開口部を封口する封口体18bとを備える。また、アルカリ電池1は、後述する圧力調整装置20を備えることが好ましい。
図1に示す電極体10は、電極素子22が複数積層された積層体と、複数の電極素子22間に設けられた導電性隔壁板24とを有する。図1に示すように、導電性隔壁板は、複数の電極素子22間だけでなく、電極体10の積層方向の両端にも設けられることが好ましい(図1に示す導電性隔壁板24a)。導電性隔壁板24,24aは、電気を厚さ方向に通すが、イオンを厚さ方向に遮断する板部材である。
図1に示すように、正極端子14は、電極体10の積層方向の一端(正極側)に設置されている。正極端子14の突出部14bは、封口体18bに設けられた端子孔を貫通して、その先端が封口体18bの外部に露出している。また、負極端子16は、電極体10の積層方向の他端(負極側)に設置されている。負極端子16の突出部16bは、外装体18aに設けられた端子孔を貫通して、突出部の先端が外装体18aの外部に露出している。図1に示すように、正極端子14と封口体18bとの間及び負極端子16と外装体18aとの間には、絶縁部材26が設けられることが好ましい。
電極素子22は、正極28、負極30、正極28及び負極30の間に設けられるセパレータ32を備える。より具体的には、電極素子22は、平板状の負極30、平板状のセパレータ32、平板状の正極28の順で積層されている。
電極素子22には、アルカリ電解液(不図示)が含浸されている。電極素子22に含浸されているアルカリ電解液は、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等の水系電解液である。アルカリ電解液の含浸量は、特に限定されるものではないが、アルカリ電解液が表面張力によって電極素子22から流出しない量とすることが望ましい。
図1に示す複数の電極素子22は、導電性隔壁板24を介して、直列に接続されている。具体的には、図1に示すように、導電性隔壁板24を介して隣り合う一方の電極素子(22a)の負極30と、他方の電極素子(22b)の正極28とを導電性隔壁板24を介して対向させることにより、これらの電極素子は直列に接続された構造となる。但し、一方の電極素子(22a)と他方の電極素子(22b)との間におけるアルカリ電解液中のイオンの授受は導電性隔壁板24によって遮断されるため、これらの電極素子の短絡(液絡)は生じていない。
図2は、正極、セパレータ、負極及び導電性隔壁板(積層前の各部材)の斜視図である。
セパレータ32の材質としては、例えば、ポリアミド繊維製不織布、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン繊維製不織布等が挙げられる。図2に示すセパレータ32は、厚み方向から見た平面視において円形形状を成しているが、セパレータ32の形状は特に限定されるものではなく、例えば、厚み方向から見た平面視において矩形形状等でもよい。セパレータ32の厚みは、特に限定されるものではないが、例えば、60μm~300μmの範囲である。
正極28は、例えば、正極集電体と、正極集電体に保持されている正極合剤とを有する。正極集電体としては、例えば、複数の孔を有する金属基材等が挙げられ、当該金属基材の孔内に正極合剤が充填される。複数の孔を有する金属基材(正極集電体)は、例えば、パンチングメタル、エキスパンデッドメタル、ニッケルネット、発泡ニッケル基材等が挙げられる。
正極合剤は、正極活物質を含み、必要に応じて、導電剤や結着剤等を含む。正極活物質としては、特に限定されないが、水酸化ニッケル粒子、あるいは、コバルト、亜鉛、カドミウム等を固溶した水酸化ニッケル粒子等が挙げられる。導電剤としては、例えばコバルト化合物等が挙げられる。結着剤としては、例えば、親水性若しくは疎水性のポリマー等が挙げられる。
図2に示す正極28は、厚み方向から見た平面視において円形形状を成しているが、正極28の形状は特に限定されるものではなく、例えば、厚み方向から見た平面視において矩形形状等でもよい。正極28の厚みは、特に限定されるものではないが、例えば、30μm以上である(用途によっては3mm以上もあり得る)。
負極30は、負極集電体と、負極集電体に保持されている負極合剤とを有する。負極集電体としては、例えば、複数の孔を有する金属基材等が挙げられ、当該金属基材の孔内に負極合剤が充填される。複数の孔を有する金属基材(負極集電体)は、パンチングメタル、エキスパンデッドメタル及びニッケルネット等が挙げられる。
負極合剤は、負極活物質を含む。負極活物質は、ニッケル水素電池であれば、例えば、水素を吸蔵及び放出可能な水素吸蔵合金を含み、ニッケルカドミウム電池であれば、例えば、カドミウム金属を含み、ニッケル亜鉛電池であれば、例えば、亜鉛金属を含む。水素吸蔵合金は、特に限定されないが、例えば、LaNiやMmNi(Mmはミッシュメタル)等のAB型系、あるいは、希土類-マグネシウム-ニッケル系水素吸蔵合金等のAB型系のものが挙げられる。また、負極合剤は、必要に応じて、導電剤や結着剤等を含む。導電剤としては、例えば、黒鉛等の炭素材料等が挙げられる。結着剤としては、例えば、スチレン-ブタジエン共重合ゴム(SBR)、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン等が挙げられる。
図2に示す負極30は、厚み方向から見た平面視において円形形状を成しているが、負極30の形状は特に限定されるものではなく、例えば、厚み方向から見た平面視において矩形形状等でもよい。負極30の厚みは、特に限定されるものではないが、例えば、ニッケル水素電池であれば、正極28の厚みの1/3~1/2の範囲であることが好ましい。
導電性隔壁板24は、前述したように、電気を厚さ方向に通すが、イオンを厚さ方向に遮断する板部材であればよく、さらには電池反応に影響の少ない材料が好ましい。例えば、ニッケル、金等の金属板、黒鉛シート等のカーボンシート等が挙げられる。導電性隔壁板24aも同様である。
図2に示す導電性隔壁板24は、厚み方向から見た平面視において円形形状を成しているが、導電性隔壁板24の形状は特に限定されるものではなく、例えば、厚み方向から見た平面視において矩形形状等でもよい。但し、導電性隔壁板24の一方の面に一方の電極素子(22a)を配置し、導電性隔壁板24の他方の面に他方の電極素子(22b)を配置した際に、これらの電極素子の各部材(正極28、負極30、セパレータ32)が、導電性隔壁板24の周縁よりも内側に配置されるように、導電性隔壁板24の面は、電極素子の各部材の面よりも大きいことが好ましい。これにより、導電性隔壁板24を介して隣り合う一方の電極素子(22a)及び他方の電極素子(22b)に含浸させたそれぞれのアルカリ電解液が、導電性隔壁板24を伝って接触することが効果的に抑制されるため、これらの電極素子の短絡(液絡)をより効果的に防止することができる。導電性隔壁板24の厚みは、特に限定されるものではないが、例えば、20μm~50μmの範囲である。導電性隔壁板24aも同様である。
図1に示すように、電極体10の外周側面には、弾性絶縁部材34が設けられることが好ましい。電極体10の外周側面に弾性絶縁部材34を設けることにより、導電性隔壁板24同士の接触による短絡や、アルカリ電解液による液絡を効果的に防止することができる。また、弾性絶縁部材34は、後述する絶縁性液体12からの圧力によって弾性変形することが好ましく、例えば、JIS K6253;2012に規定される硬度が、A50以下であることが好ましく、A30~A10の範囲であることがより好ましい。弾性絶縁部材34が後述する絶縁性液体12からの圧力によって弾性変形することにより、電極体10との密着性が高くなり、アルカリ電解液による液絡をより効果的に防止することができる。弾性絶縁部材は、例えば、シリコーンゴム、シリコーンゲル、フッ素ゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム等が挙げられる。
図1に示すように、絶縁性液体12は、電池ケース18の内部であって、電極体10の周囲空間に充填されている。そして、絶縁性液体12は、電極素子22に含浸されているアルカリ電解液よりも表面張力の小さい液体である。絶縁性液体12は、絶縁性を有し、アルカリ電解液よりも表面張力の小さい液体であれば特に限定されるものではないが、アルカリ電池液の表面張力(概ね80mN/m~100mN/mの範囲)より小さい液体であることが好ましく、具体的には40mN/m以下の液体であることが好ましい。表面張力とは、25℃での表面張力を指し、滴下法により求めることができる。絶縁性液体12は、電池短絡が生じない程度の絶縁性を有していればよく、例えば、体積抵抗率が1×10Ω・cm~1×1013Ω・cmの範囲であることが好ましい。絶縁性液体12の粘度は、特に限定されないが、例えば、25℃で0.5mPa・s~100mPa・sの範囲であることが好ましい。
絶縁性液体12としては、例えば、パーフルオロカーボン、ハイドロフルオロエーテル、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系絶縁性液体、鉱油を主成分とする絶縁油、 アルキルベンゼンを主成分とする絶縁油、ポリブテンを主成分とする絶縁油、アルキルナフタレンを主成分とする絶縁油、シリコーン油を主成分とする絶縁油等が挙げられる。主成分とは、質量基準で最も多く含まれる成分を意味する。
図1に示すアルカリ電池1では、電極体10の外周側面に弾性絶縁部材34が設けられているため、電極素子22内のアルカリ電解液が電極素子22外へ漏洩し難い構造となっている。しかし、例えば、経時的劣化や電池の過充電によるガス発生等の何らかの原因によって、弾性絶縁部材34が剥がれたり亀裂が生じたりした場合でも、電極素子22に含浸されたアルカリ電解液の表面張力より小さい絶縁性液体12が、電池ケース18の内部であって、電極体10の周囲空間に充填されているため、電極素子22内のアルカリ電解液が絶縁性液体12に浸み出ることが抑えられる。これは、電池の過充電によるガス発生によって、電池の内圧が上昇した場合でも、電極素子22内のアルカリ電解液が絶縁性液体12に浸み出ることが抑えられる。このように、アルカリ電解液は電極素子22内に保持されるため、電池ケース18外への漏洩が抑えられる。また、アルカリ電解液が電池ケース18と接触することも抑えられるので、金属製の電池ケース18を用いた場合において、電池ケース18の腐食も抑制される。なお、電極体10の周囲空間に絶縁性液体12が存在していても、アルカリ電解液と絶縁性液体12との表面張力の差から、絶縁性液体12が電極素子22内に侵入することも抑えられているので、安定な電池性能が維持される。
図1に示すように、アルカリ電池1は、電池ケース18内の絶縁性液体12の圧力を調整する圧力調整装置20を備えることが望ましい。図1に示す圧力調整装置20は、蓄圧室36と、蓄圧室36内に設置される袋状体38と、ガス供給管40と、蓄圧室36と電池ケース18と接続する連通管42と、を備えている。袋状体38は、例えば、ゴム等の弾性材料で形成された袋状の部材である。ガス供給管40は、ガス供給管40に導入されたガスが袋状体38内部に供給されるように、蓄圧室36内の袋状体38に接続されている。ガス供給管40には、ガス供給管40を通るガスの圧力を検知する圧力センサ40aが設置されることが望ましい。なお、図1に示す圧力調整装置20の蓄圧室36の底部には、絶縁性液体供給管44が接続されており、後述するように、絶縁性液体12が絶縁性液体供給管44から導入されて、蓄圧室36内及び電池ケース18内に充填される。
以下に、圧力調整装置20の動作の一例を説明する。
電池ケース18内の絶縁性液体12の圧力を上げる場合には、ガス供給管40からガスを導入して、袋状体38を膨張させる。これにより、蓄圧室36内の絶縁性液体12が押し出され、連通管42から電池ケース18内に移動するため、電池ケース18内の絶縁性液体12の圧力が上昇する。このように、電池ケース18内の絶縁性液体12の圧力を上げることにより、絶縁性液体12で電極体10を加圧することができるため、アルカリ電解液を電極素子22内に閉じ込める力が強く作用し、電極素子22からアルカリ電解液が漏洩することを効果的に抑制でき、ひいてはアルカリ電解液が電池ケース外へ漏洩することを効果的に抑制できる。また、例えば、電池ケース18や導電性隔壁板24が金属である場合には、それらの腐食も抑制できる。
また、図1に示すアルカリ電池1では、絶縁性液体12の圧力を上げることにより、電極体10の外周側面に配置された弾性絶縁部材34が電極体10側に弾性変形し、弾性絶縁部材34と電極体10との密着性を向上させること可能である。その結果、電極素子22からアルカリ電解液が漏洩することを効果的に抑制でき、ひいてはアルカリ電解液が電池ケース18外へ漏洩することを効果的に抑制できる。
電池ケース18内の絶縁性液体12の圧力を下げる場合には、袋状体38内のガスをガス供給管40から排出して、袋状体38を収縮させる。これにより、電池ケース18内の絶縁性液体12が連通管42から蓄圧室36内に移動するため、電池ケース18内の絶縁性液体12の圧力が低下する。
圧力調整装置20は、電池ケース18内の絶縁性液体12の圧力を調整する機能を有するものであれば、図1に示す構成に限定されるものではない。例えば、袋状体38は、膨張収縮(伸縮)して自身の体積を増減する部材であるが、そのような部材としては、袋状体38に限定されず、例えば、蛇腹状の伸縮容器、ピストンシリンダー等でもよい。
電池ケース18内の絶縁性液体12の圧力は、電池の種類、大きさ等によって適宜設定されればよいが、例えば、負極活物質が水素吸蔵合金を含む場合、電池ケース18内の絶縁性液体12の圧力を、水素吸蔵合金の水素平衡圧より高く設定することが好ましい。これにより、水素吸蔵合金からの水素ガス圧力が上昇しても、例えば、弾性絶縁部材34の加圧力が残るため、電極体10から水素ガスが漏れ難くなる。ここで、25℃で大気圧以上の水素平衡圧を有する水素吸蔵合金は、水素吸蔵量が大きく、また低温での充放電レートが高いという利点を有する反面、外気温の上昇や過充電等により、多量の水素ガスが発生し、電池内圧が上昇し、電極体10から水素ガスが漏れ易いという欠点を有しているため、従来のニッケル水素電池では選択することができない材料であった。しかし、本実施形態によれば、電池ケース18内の絶縁性液体12の圧力を、上記のような水素吸蔵合金の水素平衡圧より高く設定することで、電極体10から水素ガスが漏れることを抑制できるため、従来のニッケル水素電池では、実用上使用することができなかった水素吸蔵合金を使用することが可能となる。
図3は、本実施形態に係るアルカリ電池の製造方法の一例を示すフロー図である。図3(A)に示すように、導電性隔壁板24と、アルカリ電解液を含浸した電極素子22(負極30/セパレータ32/正極28)とを交互に積層して、電極体10を作製した後、電極体10の積層方向の一端(正極側)に正極端子14、電極体10の積層方向の他端(負極側)に負極端子16を配置する。次に、図3(B)に示すように、電極体10及び各端子の外周側面に、シリコーンゴム等の弾性絶縁部材34を配置する。そして、図3(C)に示すように、電極体10等を電池ケース18に収容する。具体的には、図3(B)で作製した電極体10等を外装体18aに収容し、封口体18bを、外装体18aの開口部上に配置し、外装体18aの開口部を封口する。開口部の封口は、例えばレーザ等を用いた溶接、かしめ等により行われる。そして、図3(D)に示すように、絶縁性液体12を絶縁性液体供給管44に導入して、蓄圧室36及び電池ケース18に絶縁性液体12を充填する。また、必要に応じて、ガスをガス供給管40に導入して、蓄圧室36内の袋状体38を膨張させて、電池ケース18内の絶縁性液体12の圧力を調整する。
図4は、本実施形態に係るアルカリ電池の他の一例を示す断面図である。また、図5は、正極集電体及び負極集電体を導電性隔壁板に接合した状態を示す断面図である。
図4に示すアルカリ電池2において、導電性隔壁板24を介して隣り合う一方の電極素子(22a)の負極30は、図5に示すように、導電性隔壁板24に設けられた複数の孔47を有する負極集電体46を有する。そして、負極活物質を含む負極合剤が、図5に示す負極集電体46の複数の孔47に充填されることにより、図4に示す一方の電極素子(22a)の負極30が形成される。また、図4に示すアルカリ電池2において、導電性隔壁板24を介して隣り合う他方の電極素子(22b)の正極28は、図5に示すように、導電性隔壁板24に設けられた複数の孔49を有する正極集電体48を有する。そして、正極活物質を含む正極合剤が、図5に示す正極集電体48の複数の孔49に充填されることにより、図4に示す他方の電極素子(22b)の正極28が形成される。負極集電体46及び正極集電体48は、例えば、ニッケル、アルミ等の金属から構成されている。なお、電極体10の一端の導電性隔壁板24aには、複数の孔49を有する正極集電体48のみが設けられ、複数の孔49に正極活物質が充填されている。また、電極体10の他端の導電性隔壁板24bには、複数の孔47を有する負極集電体46のみが設けられ、複数の孔47に負極活物質が充填されている。
図6は、正極集電体及び負極集電体を導電性隔壁板に接合する前の各部材の分解断面図であり、図7は、正極集電体及び負極集電体を導電性隔壁板に接合する前の各部材の分解斜視図である。図6及び図7に示すように、負極集電体46は、例えば、複数の孔47を有する2枚の集電体(46a~46b)から構成されている。負極集電体46は、例えば、これら2枚の集電体を重ねて導電性隔壁板24に接合され、導電性隔壁板24と一体化される。正極集電体48は、例えば、複数の孔49を有する4枚の集電体(48a~48d)から構成されている。正極集電体48は、例えば、これらの4枚の集電体(48a~48d)を重ねて導電性隔壁板24に接合され、導電性隔壁板24と一体化される。接合方法は、正極集電体48及び負極集電体46と導電性隔壁板24との導電性を確保しながら一体化できる接合方法であれば特に制限はなく、例えば、抵抗溶接、導電性接着剤による接合、拡散接合(熱圧着)等が挙げられる。これらの中では、高い接合強度を確保できる点等で、拡散接合が好ましい。
負極集電体46及び正極集電体48はそれぞれ、前述したように複数の孔を有する集電体を複数重ねて接合したものでもよいし、複数の孔を有する1枚の集電体から構成されたものでもよい。なお、複数の孔を有する集電体を複数重ねて接合する場合には、隣接する集電体において、孔の配置、孔の大きさ又は孔の形状等が相違していることが好ましい。これにより、負極集電体46や正極集電体48の厚み方向に複雑な孔の経路が形成されるため、負極活物質や正極活物質が集電体に保持され易く、また活物質から集電体までの距離を短くし電気抵抗を低くすることができる。
負極集電体46及び正極集電体48の孔形状は、厚み方向から見た平面視において、例えば、六角形、四角形等の多角形でもよく、円形でもよく、特に限定されない。負極集電体46及び正極集電体48の合計の厚みは、特に限定されるものではないが、例えば、0.3mm~3mmの範囲である。
このように、導電性隔壁板24の一方の面に負極集電体46を接合し、他方の面に正極集電体48を接合することにより、負極集電体46及び正極集電体48と導電性隔壁板24とが接合されていない場合と比較して、電極素子22と導電性隔壁板24との電気抵抗が低減するため、例えば、電池の出力性能が向上する。
また、図での説明は省略するが、本実施形態のアルカリ電池は、負極30の負極集電体46、正極28の正極集電体48の一方が導電性隔壁板24に接合されていれば、他方が導電性隔壁板24に接合されていなくてもよい。このような形態であっても、負極集電体46及び正極集電体48と導電性隔壁板24とが接合されていない場合と比較して、電極素子22と導電性隔壁板24との電気抵抗が低減するため、例えば、電池の出力性能が向上する。
また、本実施形態においては、複数の電極素子22が導電性隔壁板24を介して直列に接続された構造を有する電極体10を例に説明したが、本実施形態の電極体10は、導電性隔壁板24を備えず、1つの電極素子22から構成されるものでもよい。
1,2 アルカリ電池、10 電極体、12 絶縁性液体、14 正極端子、14b,16b 突出部、16 負極端子、18 電池ケース、18a 外装体、18b 封口体、20 圧力調整装置、22 電極素子、24 導電性隔壁板、26 絶縁部材、28 正極、30 負極、32 セパレータ、34 弾性絶縁部材、36 蓄圧室、38 袋状体、40 ガス供給管、40a 圧力センサ、42 連通管、44 絶縁性液体供給管、46 負極集電体、47,49 孔、48 正極集電体。

Claims (8)

  1. 正極活物質を含む正極、負極活物質を含む負極、前記正極及び前記負極の間に設けられたセパレータを備える電極素子を有する電極体と、
    前記電極素子に含浸されたアルカリ電解液と、
    前記電極体及び前記アルカリ電解液を収容する密閉型の電池ケースと、
    前記電池ケースの内部であって、前記電極体の周囲空間に充填される、前記アルカリ電解液よりも表面張力の小さい絶縁性液体と、を備え
    前記電極体は、前記電極素子が複数積層された積層体と、前記複数の電極素子間に設けられた導電性隔壁板とを備え、
    前記複数の電極素子は、前記導電性隔壁板を介して、直列に接続されていることを特徴とするアルカリ電池。
  2. 前記導電性隔壁板の一方の面側に配置されている前記電極素子の前記正極又は前記負極は、前記導電性隔壁板の一方の面に接合された複数の孔を有する集電体を有し、前記集電体の前記孔内に前記正極活物質又は前記負極活物質が充填されていることを特徴とする請求項に記載のアルカリ電池。
  3. 前記導電性隔壁板を介して隣り合う一方の前記電極素子の前記負極は、前記導電性隔壁板の一方の面に接合された複数の孔を有する負極集電体を有し、前記負極集電体の前記孔内に前記一方の電極素子の前記負極活物質が充填され、
    前記導電性隔壁板を介して隣り合う他方の前記電極素子の前記正極は、前記導電性隔壁板の他方の面に接合された複数の孔を有する正極集電体を有し、前記正極集電体の前記孔内に前記他方の電極素子の前記正極活物質が充填されていることを特徴とする請求項に記載のアルカリ電池。
  4. 前記電池ケース内の前記絶縁性液体の圧力を調整する圧力調整手段を備えることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のアルカリ電池。
  5. 前記電極体の外周側面には、弾性絶縁部材が設けられていることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のアルカリ電池。
  6. 前記弾性絶縁部材は、シリコーンゴム、シリコーンゲル又はフッ素ゴムであることを特徴とする請求項に記載のアルカリ電池。
  7. 前記絶縁性液体は、フッ素系絶縁性液体、鉱油を主成分とする絶縁油、アルキルベンゼンを主成分とする絶縁油、ポリブテンを主成分とする絶縁油、アルキルナフタレンを主成分とする絶縁油、シリコーン油を主成分とする絶縁油から選択される少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のアルカリ電池。
  8. 前記負極活物質は水素吸蔵合金を含み、
    前記電池ケース内の前記絶縁性液体の圧力は、前記水素吸蔵合金の水素平衡圧より高いことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のアルカリ電池。
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