以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
(第1の実施形態)
図1から図15Cは、第1の実施形態に係るものである。
内視鏡システム1は、例えば、図1に示すように、内視鏡10と、本体装置20と、挿入形状検出装置30と、外力情報取得装置40と、入力装置50と、表示装置60と、を有して構成されている。図1は、実施形態に係る内視鏡制御装置を含む内視鏡システムの要部の構成を示す図である。
内視鏡10は、被検体内に挿入される挿入部11と、挿入部11の基端側に設けられた操作部16と、操作部16から延設されたユニバーサルコード17と、を有して構成されている。ここで、内視鏡10は、ユニバーサルコード17の端部に設けられたスコープコネクタ(不図示)を介し、本体装置20に対して着脱自在に接続されるように構成されている。
なお、上述した挿入部11、操作部16及びユニバーサルコード17の内部には、本体装置20から供給される照明光を伝送するためのライトガイド(不図示)が設けられている。
挿入部11は、可撓性及び細長形状を有して構成されている。また、挿入部11は、硬質の先端部12と、湾曲自在に形成された湾曲部13と、可撓性を有する長尺な可撓管部14と、を先端側から順に設けて構成されている。
また、先端部12、湾曲部13及び可撓管部14の内部には、本体装置20から供給されるコイル駆動信号に応じた磁界を発生する複数のソースコイル18が挿入部11の長手方向に沿って所定の間隔で配置されている。
先端部12には、挿入部11の内部に設けられたライトガイドにより伝送された照明光を被写体へ出射するための照明窓(不図示)が設けられている。また、先端部12には、本体装置20から供給される撮像制御信号に応じた動作を行うとともに、照明窓を経て出射される照明光により照明された被写体を撮像して撮像信号を出力するように構成された撮像部110(図1では不図示)が設けられている。
湾曲部13は、後述の湾曲制御部242の制御に応じて湾曲することができるように構成されている。また、湾曲部13は、操作部16に設けられたアングルノブ(不図示)の操作に応じて湾曲することができるように構成されている。
操作部16は、術者等のユーザが把持して操作することが可能な形状を具備して構成されている。ここで、操作部16には、挿入部11の長手軸に対して交差する上下左右の4方向に湾曲部13を湾曲させるための操作を行うことができるように構成されたアングルノブが設けられている。また、操作部16には、ユーザの入力操作に応じた指示を行うことが可能な1つ以上のスコープスイッチ(不図示)が設けられている。
図1に示すように、本体装置20は、1つ以上のプロセッサ20Pと、記憶媒体20Mと、を有して構成されている。また、本体装置20は、ユニバーサルコード17を介し、内視鏡10に対して着脱自在に接続されるように構成されている。
また、本体装置20は、挿入形状検出装置30、入力装置50及び表示装置60の各部に対して着脱自在に接続されるように構成されている。また、本体装置20は、入力装置50からの指示に応じた動作を行うように構成されている。また、本体装置20は、内視鏡10から出力される撮像信号に基づいて内視鏡画像を生成するとともに、当該生成した内視鏡画像を表示装置60に表示させるための動作を行うように構成されている。
本実施形態において本体装置20は、内視鏡10の動作を制御するための様々な制御信号を生成して出力するように構成されている。また、本体装置20は、内視鏡制御装置としての機能を具備し、挿入形状検出装置30から出力される挿入形状情報(後述)を用いて挿入部11の挿入操作に係る制御を行うように構成されている。
さらに、本体装置20は、挿入形状検出装置30から出力される挿入形状情報に応じた挿入形状画像を生成するとともに、当該生成した挿入形状画像を表示装置60に表示させるための動作を行うように構成されている。
挿入形状検出装置30は、挿入部11に設けられたソースコイル18各々から発せられる磁界を検出するとともに、当該検出した磁界の強度に基づいて複数のソースコイル18各々の位置を取得するように構成されている。また、挿入形状検出装置30は、前述のように取得した複数のソースコイル18各々の位置を示す挿入形状情報を生成して本体装置20及び外力情報取得装置40へ出力するように構成されている。
すなわち、挿入形状検出装置30は、被検体内に挿入されている挿入部の挿入形状を検出して挿入形状情報を取得するとともに、当該取得した挿入形状情報を本体装置20及び外力情報取得装置40へ出力するように構成されている。
外力情報取得装置40には、例えば、外力が加えられていない状態における挿入部11の所定の複数の位置の曲率(または曲率半径)及び湾曲角度のデータと、想定されるあらゆる方向から挿入部11の任意の位置に所定の外力を加えた状態で取得した当該所定の複数の位置の曲率(または曲率半径)及び湾曲角度のデータと、が格納されている。
本実施形態において外力情報取得装置40は、例えば、挿入形状検出装置30から出力される挿入形状情報に基づいて挿入部11に設けられた複数のソースコイル18各々の位置を特定し、当該複数のソースコイル18各々の位置における曲率(または曲率半径)及び湾曲角度に基づいて予め格納されている各種データを参照することにより、当該複数のソースコイル18各々の位置における外力の大きさ及び方向を取得するように構成されている。
さらに、外力情報取得装置40は、前述のように取得した複数のソースコイル18各々の位置における外力の大きさ及び方向を示す外力情報を生成して本体装置20へ出力するように構成されている。
なお、本実施形態においては、外力情報取得装置40が挿入部11に設けられた複数のソースコイル18各々の位置における外力を算出するための手法として、日本国特許第5851204号公報に開示された手法が用いられるものであってもよく、または、日本国特許第5897092号公報に開示された手法が用いられるものであってもよい。
また、本実施形態においては、例えば、歪センサ、圧力センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、及び、無線素子等の電子部品が挿入部11に設けられている場合に、外力情報取得装置40が当該電子部品から出力される信号に基づいて複数のソースコイル18各々の位置における外力を算出するように構成されていてもよい。
入力装置50は、例えば、マウス、キーボード及びタッチパネル等のような、ユーザにより操作される1つ以上の入力インターフェースを有して構成されている。また、入力装置50は、ユーザの操作に応じた指示を本体装置20へ出力することができるように構成されている。
表示装置60は、例えば、液晶モニタ等を有して構成されている。また、表示装置60は、本体装置20から出力される内視鏡画像等を画面上に表示することができるように構成されている。
次に、本第1の実施形態の内視鏡制御装置を含む内視鏡システムの具体的な構成について、図2を参照して説明する。
図2は、本第1の実施形態に係る内視鏡システムの具体的な構成を説明するためのブロック図である。
図2に示すように、内視鏡10は、ソースコイル18と、撮像部110と、進退機構141と、湾曲機構142と、AWS機構143と、回転機構144と、を有して構成されている。図2は、第1の実施形態に係る内視鏡システムの具体的な構成を説明するためのブロック図である。
撮像部110は、例えば、照明光により照明された被写体からの戻り光が入射される観察窓と、当該戻り光を撮像して撮像信号を出力するカラーCCD等のイメージセンサと、を有して構成されている。
進退機構141は、例えば、挿入部11を挟んで対向する位置に配置された一対のローラと、当該一対のローラを回転させるための回転駆動力を供給するモータと、を有して構成されている。また、進退機構141は、例えば、本体装置20から出力される進退制御信号に応じてモータを駆動するとともに、当該モータから供給される回転駆動力に応じて一対のローラを回転させることにより、挿入部11を前進させるための動作、及び、挿入部11を後退させるための動作のうちのいずれか一方の動作を選択的に行うことができるように構成されている。
湾曲機構142は、例えば、湾曲部13に設けられた複数の湾曲駒と、当該複数の湾曲駒に連結された複数のワイヤと、当該複数のワイヤを牽引するための回転駆動力を供給するモータと、を有して構成されている。また、湾曲機構142は、例えば、本体装置20から出力される湾曲制御信号に応じてモータを駆動するとともに、当該モータから供給される回転駆動力に応じて複数のワイヤ各々の牽引量を変化させることにより、湾曲部13を上下左右の4方向に湾曲させることができるように構成されている。
AWS(Air feeding, Water feeding, and Suction)機構143は、例えば、内視鏡10(挿入部11、操作部16及びユニバーサルコード17)の内部に設けられた送気送水管路及び吸引管路の2つの管路と、当該2つの管路のうちの一方を開放しつつ他方を閉塞する動作を行う電磁弁と、を有して構成されている。
また、本実施形態においてAWS機構143は、例えば、本体装置20から出力されるAWS制御信号に応じ、送気送水管路を開放するための動作が電磁弁において行われた場合に、本体装置20から供給される水及び空気のうちの少なくとも一方を含む流体を当該送気送水管路に流通させることができるとともに、先端部12に形成された排出口から当該流体を排出することができるように構成されている。
さらに、AWS機構143は、例えば、本体装置20から出力されるAWS制御信号に応じ、吸引管路を開放するための動作が電磁弁において行われた場合に、本体装置20において発生した吸引力を当該吸引管路に作用させることができるとともに、先端部12に形成された吸引口の付近に存在する物体を当該吸引力により吸引することができるように構成されている。
回転機構144は、例えば、可撓管部14の基端側において挿入部11を把持する把持部材と、当該把持部材を回転させるための回転駆動力を供給するモータと、を有して構成されている。また、回転機構144は、例えば、本体装置20から出力される回転制御信号に応じてモータを駆動するとともに、当該モータから供給される回転駆動力に応じて把持部材を回転させることにより、挿入部11を挿入軸(長手軸)周りに回転させることができるように構成されている。
<本体装置20の詳細>
本体装置20は、図2に示すように、光源部210と、画像処理部220と、コイル駆動信号生成部230と、内視鏡機能制御部240と、表示制御部250と、システム制御部260と、を有して構成されている。
光源部210は、例えば、1つ以上のLEDまたは1つ以上のランプを光源として有して構成されている。さらに、光源部210は、挿入部11が挿入される被検体内を照明するための照明光を発生するとともに、当該照明光を内視鏡10へ供給することができるように構成されている。また、光源部210は、システム制御部260から供給されるシステム制御信号に応じて照明光の光量を変化させることができるように構成されている。
画像処理部220は、例えば、画像処理回路を有して構成されている。また、画像処理部220は、内視鏡10から出力される撮像信号に対して所定の処理を施すことにより内視鏡画像を生成するとともに、当該生成した内視鏡画像を表示制御部250及びシステム制御部260へ出力するように構成されている。
コイル駆動信号生成部230は、例えば、ドライブ回路を有して構成されている。また、コイル駆動信号生成部230は、システム制御部260から供給されるシステム制御信号に応じ、ソースコイル18を駆動させるためのコイル駆動信号を生成して出力するように構成されている。
内視鏡機能制御部240は、システム制御部260から供給される挿入制御信号に基づき、内視鏡10により実現される機能を制御するための動作を行うように構成されている。具体的には、内視鏡機能制御部240は、進退機構141により実現される進退機能、湾曲機構142により実現される湾曲機能、AWS機構143により実現されるAWS機能、及び、回転機構144により実現される回転機能のうちの少なくとも1つの機能を制御するための動作を行うように構成されている。また、内視鏡機能制御部240は、進退制御部241と、湾曲制御部242と、AWS制御部243と、回転制御部244と、を有して構成されている。
進退制御部241は、システム制御部260から供給される挿入制御信号に基づき、進退機構141の動作を制御するための進退制御信号を生成して出力するように構成されている。具体的には、進退制御部241は、システム制御部260から供給される挿入制御信号に基づき、例えば、進退機構141に設けられたモータの回転状態を制御するための進退制御信号を生成して出力するように構成されている。
湾曲制御部242は、システム制御部260から供給される挿入制御信号に基づき、湾曲機構142の動作を制御するための湾曲制御信号を生成して出力するように構成されている。具体的には、湾曲制御部242は、システム制御部260から供給される挿入制御信号に基づき、例えば、湾曲機構142に設けられたモータの回転状態を制御するための湾曲制御信号を生成して出力するように構成されている。
AWS制御部243は、システム制御部260から供給される挿入制御信号に基づいて図示しないポンプ等を制御することにより、水及び空気のうちの少なくとも一方を含む流体を内視鏡10へ供給するための動作、及び、先端部12の吸引口の付近に存在する物体を吸引するための吸引力を発生させるための動作のうちのいずれか一方の動作を選択的に行うことができるように構成されている。
また、AWS制御部243は、AWS機構143の動作を制御するためのAWS制御信号を生成して出力するように構成されている。具体的には、AWS制御部243は、システム制御部260から供給される挿入制御信号に基づき、例えば、AWS機構143に設けられた電磁弁の動作状態を制御するためのAWS制御信号を生成して出力するように構成されている。
回転制御部244は、システム制御部260から供給される挿入制御信号に基づき、回転機構144の動作を制御するための回転制御信号を生成して出力するように構成されている。具体的には、回転制御部244は、システム制御部260から供給される挿入制御信号に基づき、例えば、回転機構144に設けられたモータの回転状態を制御するための回転制御信号を生成して出力するように構成されている。
すなわち、内視鏡機能制御部240は、システム制御部260から供給される挿入制御信号に基づき、内視鏡10の機能により実現される基本操作に対応する制御信号として、挿入部11を前進させるための操作に相当する押し操作、挿入部11を後退させるための操作に相当する引き操作、湾曲部13を湾曲させて先端部12の向きを挿入部11の挿入軸(長手軸)に対して交差する方向(例えば8方向のうちの一の方向)に向けるための操作に相当するアングル操作、挿入部11を挿入軸(長手軸)周りに回転させる操作に相当する捻り操作、先端部12の前方へ気体を噴出させるための送気操作、先端部12の前方へ液体を噴出させるための送水操作、及び、先端部12の前方の組織等を吸引させるための吸引操作の各操作に対応する制御信号を生成して出力することができるように構成されている。
表示制御部250は、画像処理部220から出力される内視鏡画像を含む表示画像を生成するための処理を行うとともに、当該生成した表示画像を表示装置60に表示させるための処理を行う。また、表示制御部250は、システム制御部260から出力される挿入形状画像(後述)を表示装置60に表示させるための処理を行う。
システム制御部260は、操作部16及び入力装置50からの指示等に応じた動作を行わせるためのシステム制御信号を生成して出力する。また、システム制御部260は、挿入形状画像生成部261と、挿入形状分類部262と、挿入制御部263と、分類結果記録部264と、を有して構成されている。
挿入形状画像生成部261は、挿入形状検出装置30から出力される挿入形状情報(後述)に基づき、被検体内に挿入されている挿入部11の挿入形状を2次元的に示す挿入形状画像を生成する。また、挿入形状画像生成部261は、前述のように生成した挿入形状画像を表示制御部250へ出力する。
挿入形状分類部262は、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像に基づき、当該挿入形状画像に含まれる挿入部11の挿入形状の種類を所定の複数の種類のうちの一の種類に分類した分類結果を得るための処理を行う。
<挿入形状分類部262の構成>
ここで、本実施形態における挿入形状分類部262の構成の具体例について説明する。
本実施形態において挿入形状分類部262は、例えば、入力層と、1つ以上の畳み込み層と、出力層と、を含む多層のニューラルネットワークに相当するCNN(Convolutional Neural Network)における各結合係数(重み)をディープラーニング等の学習手法で学習させることにより作成された分類器(例えば、分類器CLP)を用いた処理を行うことにより、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像に含まれる挿入部11の挿入形状の種類を所定の複数の種類のうちの一の種類に分類した分類結果を得るように構成されている。
前述の分類器CLPの作成時においては、例えば、挿入形状画像生成部261により生成されるものと同様の挿入形状画像と、当該挿入形状画像に含まれる挿入部11の挿入形状を所定の複数の種類のうちの一の種類に分類した分類結果を示すラベルと、を含む教師データを用いた機械学習が行われる。
ここで、前述の所定の複数の種類各々は、例えば、被検体内への挿入部11の挿入が開始された時点から当該被検体内における挿入部11の挿入が終了する時点までの期間において形成され得る様々な挿入形状のうち、挿入部11の挿入操作を手動あるいは自動で行う場合における操作の成否に係る判断及び操作内容の変更の要否に係る判断に資するような特徴的な形状を有する挿入形状の種類として設定されている。
前述の教師データの作成時においては、例えば、一の挿入形状画像に含まれる挿入部11の挿入形状が所定の複数の種類のうちのどの種類に属するかを熟練者が目視で判断した際の判断結果に応じたラベルを当該一の挿入形状画像に付与するための作業が行われる。
そのため、前述の分類器CLPによれば、例えば、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像に含まれる各画素の画素値等の多次元データを取得し、当該多次元データを入力データとしてニューラルネットワークの入力層に入力することにより、当該挿入形状画像に含まれる挿入部11の挿入形状の種類として分類され得る種類各々に対応する複数の尤度を当該ニューラルネットワークの出力層から出力される出力データとして取得することができる。
また、前述の分類器CLPを用いた処理によれば、例えば、ニューラルネットワークの出力層から出力される出力データに含まれる複数の尤度の中で最も高い一の尤度に対応する一の挿入形状の種類を、挿入部11の挿入形状の分類結果として得ることができる。
すなわち、挿入形状分類部262は、挿入部11の挿入形状を示す挿入形状画像と、当該挿入形状画像に含まれる挿入部11の挿入形状を所定の複数の種類のうちの一の種類に分類した分類結果を示すラベルと、を含む教師データを用いて機械学習を行うことにより作成された分類器CLPを用いた処理を行うことにより、被検体内に挿入されている挿入部11の挿入形状の種類を示す分類結果を得るように構成されている。
ここで、前述の分類器CLPを用いた処理により得られる挿入部11の挿入形状の分類結果の具体例について説明する。なお、以下においては、被検体内に挿入された挿入部11により形成され得る様々な挿入形状のうち、αループの形成開始直前から解除完了直後までに現れる挿入形状の種類に応じた分類結果が得られる場合を例に挙げて説明する。
挿入形状分類部262は、例えば、図3に示すような挿入形状画像SGAに含まれる各画素の画素値を分類器CLPに入力して得られた出力データに基づいて処理を行うことにより、挿入部11の挿入形状を種類TAとして分類した分類結果を取得する。図3は、第1の実施形態に係る内視鏡システムにおいて生成される挿入形状画像の一例を示す図である。
前述の種類TAは、例えば、挿入部11が略直線形状を維持したまま先端部12が肛門付近からS状結腸の入口付近までの区間内に位置している状態に対応する分類結果として取得される。
挿入形状分類部262は、例えば、図4Aに示すような挿入形状画像SGB1、または、図4Bに示すような挿入形状画像SGB2に含まれる各画素の画素値を分類器CLPに入力して得られた出力データに基づいて処理を行うことにより、挿入部11の挿入形状を種類TBとして分類した分類結果を取得する。図4A及び図4Bは、第1の実施形態に係る内視鏡システムにおいて生成される挿入形状画像の一例を示す図である。
前述の種類TBは、例えば、先端部12がS状結腸の内部に位置しているとともに、挿入部11がαループの元となる屈曲形状を形成した状態に対応する分類結果として取得される。
挿入形状分類部262は、例えば、図5Aに示すような挿入形状画像SGC1、または、図5Bに示すような挿入形状画像SGC2に含まれる各画素の画素値を分類器CLPに入力して得られた出力データに基づいて処理を行うことにより、挿入部11の挿入形状を種類TCとして分類した分類結果を取得する。図5A及び図5Bは、第1の実施形態に係る内視鏡システムにおいて生成される挿入形状画像の一例を示す図である。
前述の種類TCは、例えば、先端部12が湾曲部13または可撓管部14のいずれかと交差することによりαループを形成し始めた状態から、先端部12が当該αループの上端部付近に到達した状態までに対応する分類結果として取得される。
挿入形状分類部262は、例えば、図6Aに示すような挿入形状画像SGD1、または、図6Bに示すような挿入形状画像SGD2に含まれる各画素の画素値を分類器CLPに入力して得られた出力データに基づいて処理を行うことにより、挿入部11の挿入形状を種類TDとして分類した分類結果を取得する。図6A及び図6Bは、第1の実施形態に係る内視鏡システムにおいて生成される挿入形状画像の一例を示す図である。
前述の種類TDは、例えば、先端部12がαループの上端部を僅かに超える位置に到達した状態に対応する分類結果として取得される。
挿入形状分類部262は、例えば、図7Aに示すような挿入形状画像SGE1、または、図7Bに示すような挿入形状画像SGE2に含まれる各画素の画素値を分類器CLPに入力して得られた出力データに基づいて処理を行うことにより、挿入部11の挿入形状を種類TEとして分類した分類結果を取得する。図7A及び図7Bは、第1の実施形態に係る内視鏡システムにおいて生成される挿入形状画像の一例を示す図である。
前述の種類TEは、例えば、先端部12が脾湾曲部付近に到達した状態、及び、先端部12がαループの上端部から十分離れた位置に到達した状態のうちのいずれかに対応する分類結果として取得される。
挿入形状分類部262は、例えば、図8Aに示すような挿入形状画像SGF1、または、図8Bに示すような挿入形状画像SGF2に含まれる各画素の画素値を分類器CLPに入力して得られた出力データに基づいて処理を行うことにより、挿入部11の挿入形状を種類TFとして分類した分類結果を取得する。図8A及び図8Bは、第1の実施形態に係る内視鏡システムにおいて生成される挿入形状画像の一例を示す図である。
前述の種類TFは、例えば、挿入部11により形成されたαループの解除の進行に伴って当該αループが縮小した状態に対応する分類結果として取得される。
挿入形状分類部262は、例えば、図9Aに示すような挿入形状画像SGG1、または、図9Bに示すような挿入形状画像SGG2に含まれる各画素の画素値を分類器CLPに入力して得られた出力データに基づいて処理を行うことにより、挿入部11の挿入形状を種類TGとして分類した分類結果を取得する。図9A及び図9Bは、第1の実施形態に係る内視鏡システムにおいて生成される挿入形状画像の一例を示す図である。
前述の種類TGは、例えば、挿入部11により形成されたαループの解除の進行に伴って当該αループがNループに類似する形状に移行した状態から、当該αループが完全に解除された直後の状態までに対応する分類結果として取得される。
挿入形状分類部262は、例えば、図10に示すような挿入形状画像SGHに含まれる各画素の画素値を分類器CLPに入力して得られた出力データに基づいて処理を行うことにより、挿入部11の挿入形状を種類THとして分類した分類結果を取得する。図10は、第1の実施形態に係る内視鏡システムにおいて生成される挿入形状画像の一例を示す図である。
前述の種類THは、例えば、先端部12が横行結腸の入口付近に到達した状態、及び、挿入部11がαループの解除後に略直線形状に移行した状態のうちのいずれかに対応する分類結果として取得される。
挿入形状分類部262は、例えば、図11Aに示すような挿入形状画像SGI1、または、図11Bに示すような挿入形状画像SGI2に含まれる各画素の画素値を分類器CLPに入力して得られた出力データに基づいて処理を行うことにより、挿入部11の挿入形状を種類TIとして分類した分類結果を取得する。図11A及び図11Bは、第1の実施形態に係る内視鏡システムにおいて生成される挿入形状画像の一例を示す図である。
前述の種類TIは、例えば、先端部12が横行結腸の内部に位置している状態に対応する分類結果として取得される。
挿入形状分類部262は、例えば、図12Aに示すような挿入形状画像SGJ1、または、図12Bに示すような挿入形状画像SGJ2に含まれる各画素の画素値を分類器CLPに入力して得られた出力データに基づいて処理を行うことにより、挿入部11の挿入形状を種類TJとして分類した分類結果を取得する。図12A及び図12Bは、第1の実施形態に係る内視鏡システムにおいて生成される挿入形状画像の一例を示す図である。
前述の種類TJは、例えば、先端部12が上行結腸から盲腸付近までの区間内に位置している状態に対応する分類結果として取得される。
なお、本実施形態によれば、例えば、分類器CLPの作成時において、種類TA~TJ各々に対応する10種類のラベルうちの少なくとも1つの種類のラベルを変更した挿入形状画像を用いて学習を行うことにより、または、当該種類TA~TJ各々に対応する10種類のラベルのいずれとも異なる新たな種類のラベルを付加した挿入形状画像を追加して学習を行うことにより、αループとは異なる一の形状の形成開始直前から解除完了直後までに現れる挿入形状の種類に応じた分類結果が得られるようにしてもよい。
具体的には、本実施形態によれば、例えば、裏αループ、逆αループ、Nループ、γループ、及び、ステッキ形状のうちの少なくとも1つの形状の形成開始直前から解除完了直後までに現れる挿入形状の種類に応じた分類結果が得られるようにしてもよい。
また、本実施形態によれば、例えば、分類器CLPの作成時に用いられる学習用の挿入形状画像に対するラベルの付与方法を適宜変更することにより、被検体内への挿入部11の挿入が開始された時点から当該被検体内における挿入部11の挿入が終了する時点までの期間において形成され得る所望の挿入形状の種類に対応する分類結果が得られるようにしてもよい。
挿入制御部263は、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像と、のうちの少なくとも1つと、挿入形状分類部262により得られた分類結果と、に基づき、挿入部11の挿入操作に係る制御を行うための情報を含む挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力するように構成されている。
具体的には、挿入制御部263は、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つと、挿入形状分類部262により得られた分類結果と、に基づき、挿入部11の挿入操作に係る制御として、例えば、当該挿入操作の開始、当該挿入操作の継続、当該挿入操作の中断、当該挿入操作の再開、当該挿入操作の停止、及び、当該挿入操作の完了のうちの少なくとも1つに係る制御を行うための情報を含む挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力するように構成されている。
また、挿入制御部263は、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つと、挿入形状分類部262により得られた分類結果と、に基づき、挿入部11の挿入操作における操作量、当該挿入操作における操作速度、及び、当該挿入操作における操作力のうちの少なくとも1つを制御するための情報を含む挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力するように構成されている。
ここで、本実施形態の挿入制御部263は、例えば、挿入形状分類部262により得られた分類結果として示される挿入部11の現在の挿入形状の種類に応じ、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つに基づいて制御内容を設定し、当該設定した制御内容を用いて挿入部11の挿入操作に係る制御を行うための情報を含む挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力することができるように構成されている。
そのため、挿入制御部263は、挿入形状分類部262により得られた分類結果として示される挿入部11の現在の挿入形状の種類に応じ、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つに基づき、例えば、内視鏡10の機能により実現される各基本操作の中から選択した基本操作を単独で実行させて挿入部11の挿入操作を行うための制御内容を有する操作制御群CGAを設定し、当該設定した操作制御群CGAに係る情報を含む挿入制御信号を生成して出力することができる。
具体的には、操作制御群CGAには、例えば、押し操作を実行する際の前進量、前進速度、及び、操作力等に係る制御内容が含まれている。
また、挿入制御部263は、挿入形状分類部262により得られた分類結果として示される挿入部11の現在の挿入形状の種類に応じ、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つに基づき、例えば、内視鏡10の機能により実現される各基本操作の中から選択した複数の基本操作を組み合わせて実行させて挿入部11の挿入操作を行うための制御内容を有する操作制御群CGBを設定し、当該設定した操作制御群CGBに係る情報を含む挿入制御信号を生成して出力することができる。
具体的には、操作制御群CGBには、例えば、引き操作及び捻り操作を組み合わせて実行する際の後退量、後退速度、回転角度、回転方向、及び、操作力等に係る制御内容が含まれている。
なお、操作制御群CGBは、内視鏡10の機能により実現される各基本操作の中から選択した複数の基本操作を連続的にまたは同時に実行させるような制御内容として設定される。すなわち、操作制御群CGBの制御内容は、操作制御群CGAの制御内容よりも複雑な制御内容として設定される。
すなわち、挿入制御部263は、挿入形状分類部262により得られた分類結果として示される挿入部11の現在の挿入形状の種類に応じた制御として、内視鏡10の機能により実現される各基本操作の中から選択した基本操作を単独で実行させて挿入部11の挿入操作を行うための制御内容を有する操作制御群CGA、及び、内視鏡10の機能により実現される各基本操作の中から選択した複数の基本操作を組み合わせて実行させて挿入部11の挿入操作を行うための制御内容を有する操作制御群CGBのうちのいずれかに基づく制御を行うように構成されている。
また、挿入制御部263は、内視鏡10により被検体内を撮像して得られた画像、挿入部11に対して加えられている外力の大きさを示す情報、及び、挿入部11の挿入形状を示す情報のうちの少なくとも1つと、挿入形状分類部262により得られた分類結果と、に基づいて挿入部11の挿入操作に係る制御を行う。
分類結果記録部264は、挿入形状分類部262により得られた分類結果を時系列に記録するための動作を行うことができるように構成されている。
本実施形態においては、本体装置20の少なくとも一部の機能が、プロセッサ20Pにより実現されるようにすればよい。また、本実施形態においては、本体装置20の少なくとも一部が、個々の電子回路として構成されていてもよく、または、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路における回路ブロックとして構成されていてもよい。
また、本実施形態に係る構成を適宜変形することにより、例えば、コンピュータが、本体装置20の少なくとも一部の機能を実行させるためのプログラムをメモリ等の記憶媒体20Mから読み込むとともに、当該読み込んだプログラムに応じた動作を行うようにしてもよい。
挿入形状検出装置30は、図2に示すように、受信アンテナ310と、挿入形状情報取得部320と、を有して構成されている。
受信アンテナ310は、例えば、複数のソースコイル18各々から発せられる磁界を3次元的に検出するための複数のコイルを有して構成されている。また、受信アンテナ310は、複数のソースコイル18各々から発せられる磁界を検出するとともに、当該検出した磁界の強度に応じた磁界検出信号を生成して挿入形状情報取得部320へ出力するように構成されている。
挿入形状情報取得部320は、受信アンテナ310から出力される磁界検出信号に基づき、複数のソースコイル18各々の位置を取得するように構成されている。また、挿入形状情報取得部320は、前述のように取得した複数のソースコイル18各々の位置を示す挿入形状情報を生成して挿入形状画像生成部261へ出力するように構成されている。
具体的には、挿入形状情報取得部320は、複数のソースコイル18各々の位置として、例えば、挿入部11が挿入される被検体の所定の位置(肛門等)が原点または基準点となるように仮想的に設定された空間座標系における複数の3次元座標値を取得する。また、挿入形状情報取得部320は、前述のように取得した複数の3次元座標値を含む挿入形状情報を生成して挿入形状画像生成部261へ出力する。
そして、このような場合においては、例えば、挿入形状情報取得部320から出力される挿入形状情報に含まれる複数の3次元座標値各々に対応する複数の2次元座標値を取得するための処理と、当該取得した複数の2次元座標値を補間するための処理と、当該補間した複数の2次元座標値に応じた挿入形状画像を生成するための処理と、が挿入形状画像生成部261により行われる。
本実施形態においては、挿入形状検出装置30の少なくとも一部が、電子回路として構成されていてもよく、または、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路における回路ブロックとして構成されていてもよい。また、本実施形態においては、例えば、挿入形状検出装置30が1つ以上のプロセッサ(CPU等)を具備して構成されていてもよい。
本実施形態によれば、例えば、挿入形状画像生成部261が被検体内に挿入されている挿入部11の挿入形状を3次元的に示す3次元挿入形状画像を生成するように構成されている場合に、挿入形状分類部262の分類器CLPが当該3次元挿入形状画像から取得される画素値等の多次元データを入力データとして用いて挿入部11の挿入形状の種類を分類するように構成されていてもよい。そして、このような場合においては、例えば、3D-CNN(3D Convolutional Neural Network)を用いて分類器CLPを作成するようにすればよい。
本実施形態によれば、例えば、挿入形状分類部262の分類器CLPが、挿入形状検出装置30から出力される挿入形状情報に含まれる複数の3次元座標値を入力データとして用いて挿入部11の挿入形状の種類を分類するように構成されていてもよい。そして、このような場合においては、例えば、公知の線形判別関数、または、公知のニューラルネットワークのような、数値を特徴量として挿入部11の挿入形状の種類を分類するような手法を用いて分類器CLPを作成するようにすればよい。
本実施形態によれば、例えば、分類器CLPの作成時において、挿入部11の挿入形状を所定の複数の種類のうちの一の種類に分類した分類結果を示すラベルが挿入形状画像に対して付与されるとともに、当該ラベルと、当該挿入形状画像の生成時に用いられた複数の3次元座標値と、を含む教師データを用いた機械学習が行われるようにしてもよい。
続いて、本実施形態の作用について説明する。なお、以降においては、肛門から大腸の腸管内に挿入された挿入部11の挿入操作に係る制御が行われる場合を例に挙げて説明する。また、以降においては、腸管内に挿入された挿入部11によりαループが形成される場合を例に挙げて説明する。
術者等のユーザは、内視鏡システム1の各部を接続して電源を投入した後、例えば、被検体の肛門または直腸付近に先端部12が位置するように挿入部11を配置する。
前述のようなユーザの操作によれば、光源部210から供給された照明光が被写体に照射され、当該照明光が照射された被写体が撮像部110により撮像されるとともに、当該被写体を撮像して得られた内視鏡画像が画像処理部220から表示制御部250及びシステム制御部260へ出力される。
また、前述のようなユーザの操作によれば、コイル駆動信号生成部230からコイル駆動信号が供給され、当該コイル駆動信号に応じて複数のソースコイル18各々から磁界が発せられ、当該磁界を検出して得られた挿入形状情報が挿入形状情報取得部320からシステム制御部260へ出力されるとともに、当該挿入形状情報に応じた挿入形状画像が挿入形状画像生成部261により生成される。
また、前述のようなユーザの操作によれば、複数のソースコイル18各々の位置における外力の大きさ及び方向を示す外力情報が外力情報取得装置40からシステム制御部260へ出力される。
ユーザは、前述のように挿入部11を配置した状態において、例えば、入力装置50の自動挿入スイッチ(不図示)をオンすることにより、本体装置20による挿入部11の挿入制御を開始させるための指示を行う。
分類結果記録部264は、挿入部11の挿入制御を開始させるための指示が行われたことを検出した際に、例えば、挿入形状分類部262により得られた分類結果を時系列にかつ一定時間毎に記録するための動作を開始する。
挿入制御部263は、挿入形状分類部262により得られた分類結果として示される挿入部11の現在の挿入形状の種類に応じ、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つに基づいて制御内容を設定する。
具体的には、挿入制御部263は、例えば、挿入形状分類部262により得られた分類結果として示される挿入部11の現在の挿入形状の種類が種類TA、TH、TI及びTJのうちのいずれかであることを検出した場合に、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つに基づいて制御内容を設定した操作制御群CGAに係る情報を含む挿入制御信号を生成して出力する。
また、挿入制御部263は、例えば、挿入形状分類部262により得られた分類結果として示される挿入部11の現在の挿入形状の種類が種類TB、TC、TD、TE、TF及びTGのうちのいずれかであることを検出した場合に、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つに基づいて制御内容を設定した操作制御群CGBに係る情報を含む挿入制御信号を生成して出力する。
すなわち、以上に述べた具体例によれば、挿入制御部263は、挿入部11の現在の挿入形状の種類がαループの形成開始直前から解除完了直後までに現れる挿入形状の種類に該当しないことを検出した場合に、操作制御群CGAに係る情報を含む挿入制御信号を生成して出力する。
また、以上に述べた具体例によれば、挿入制御部263は、挿入部11の現在の挿入形状の種類がαループの形成開始直前から解除完了直後までに現れる挿入形状の種類に該当することを検出した場合に、操作制御群CGAの制御内容よりも複雑な制御内容を有する操作制御群CGBに係る情報を含む挿入制御信号を生成して出力する。
なお、本実施形態においては、例えば、挿入制御部263が、画像処理部220から出力される内視鏡画像に基づいて制御内容を設定する場合に、後述の分類器CLQを用いた処理を行うようにすればよい。
さらに、本実施形態においては、挿入制御部263が、分類器CLQを用いた処理により得られる後述の処理結果画像PRGに基づき、例えば、当該処理結果画像PRGの中央部に管腔領域が存在する場合には、相対的に大きな前進量で挿入部11を前進させるための制御内容を設定するとともに、当該処理結果画像PRGの周縁部に管腔領域が存在する場合には、相対的に小さな前進量で挿入部11を前進させるための制御内容を設定するようにすればよい。
ユーザは、例えば、表示装置60に表示されている挿入形状画像に基づき、被検者の内部に挿入されている挿入部11の挿入形状が変化しなくなったことを確認した後で、入力装置50の自動挿入スイッチをオフすることにより、本体装置20による挿入部11の挿入制御を停止させるための指示を行う。
分類結果記録部264は、挿入部11の挿入制御を停止させるための指示が行われたことを検出した際に、挿入形状分類部262により得られた分類結果を時系列にかつ一定時間毎に記録するための動作を停止する。
ところで、大腸の腸管内に内視鏡の挿入部を挿入して検査を行う場合においては、例えば、当該大腸の走行状態、当該挿入部の挿入形状、及び、当該挿入部の挿入長等の組み合わせに応じた様々な状況が発生し得る。また、熟練医は、内視鏡の挿入部の挿入操作を手動で行う際に、現在の状況に対する状況判断の判断結果に応じ、例えば、当該挿入部に対して加える力の大きさ、及び、当該挿入部に対して行う操作の種類等を適宜決定するようにしている。
そして、内視鏡挿入部の挿入操作の自動化に関連する従来の提案においては、前述のような熟練医による主観的な状況判断の判断結果と同等の判断結果を取得しつつ、当該取得した判断結果に応じた制御を行うことが非常に困難である、という問題点が生じている。
これに対し、本実施形態によれば、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像に含まれる挿入部11の挿入形状の種類を、熟練者が挿入部11の挿入操作における操作の成否等を主観的に判断または評価する際の観点と略同等の観点に基づいて分類して分類結果を得るような処理が挿入形状分類部262において行われる。
また、本実施形態によれば、挿入形状分類部262により得られた分類結果として示される挿入部11の挿入形状の種類に応じた挿入制御が挿入制御部263において行われる。従って、本実施形態によれば、例えば、挿入部が挿入される被検体の内部状態の個体差、及び、当該被検体の内部における当該挿入部の挿入形状の時間的な変化等のような当該挿入部の挿入状況に応じた適切な挿入制御を行うことができる。
ところで、挿入形状検出装置30と同様の機能を有する装置を用いた従来の内視鏡観察によれば、被検体内の観察が行われている最中において内視鏡挿入部の挿入形状に関する情報を記録することができる反面、当該被検体内の観察が終了した後における当該情報の再利用が想定されていない、という問題点がある。そのため、挿入形状検出装置30と同様の機能を有する装置を用いた従来の内視鏡観察によれば、例えば、被検体内の観察が行われている最中における内視鏡挿入部の挿入形状の推移に対する評価及び解析等を、当該被検体内の観察が終了した後において行うことが困難である、という前述の問題点に応じた課題が生じている。
これに対し、以上に述べたような本実施形態の処理等によれば、入力装置50の自動挿入スイッチがオンされてからオフされるまでの期間において、挿入形状分類部262により得られた分類結果が分類結果記録部264に時系列に記録される。そのため、本実施形態によれば、分類結果記録部264に記録された情報を用いることにより、被検体内の観察が行われている最中における挿入部11の挿入形状の推移に対する評価及び解析等を、当該被検体内の観察が終了した後において行うことができる。
具体的には、例えば、表示制御部250が分類結果記録部264に記録された情報を可視化するための処理を行うことにより、図13A~図13Cに示すような、挿入形状分類部262の分類結果として得られた挿入部11の挿入形状の種類の時間的推移を表すグラフを含む表示画像を表示装置60に表示させることができる。図13A~図13Cは、第1の実施形態に係る内視鏡システムにおいて記録された情報を用いて挿入部の挿入形状の種類の時間的推移を可視化した場合の一例を示す図である。
図13AのグラフGRAは、挿入部11により形成されたαループを解除しつつ、先端部12を上行結腸に到達させた場合の挿入部11の挿入形状の種類の時間的推移を表すグラフとして作成されている。
図13AのグラフGRAによれば、挿入部11の挿入制御が開始された時刻NXから時刻NAまでの期間に相当する期間PKAにおいて、挿入部11の挿入形状の種類が種類TAに維持されている。そのため、図13AのグラフGRAによれば、例えば、期間PKAにおいて、挿入部11が略直線形状に維持された状態で先端部12がS状結腸の入口付近に到達したことを確認することができる。
図13AのグラフGRAによれば、時刻NAよりも後の時刻NBから時刻NCまでの期間に相当する期間PKBにおいて、挿入部11の挿入形状の種類が種類TBから種類TCに変化している。そのため、図13AのグラフGRAによれば、例えば、期間PKBにおいて、挿入部11がαループを形成し始めていることを確認することができる。
図13AのグラフGRAによれば、時刻NCよりも後の時刻NDから時刻NEまでの期間に相当する期間PKCにおいて、挿入部11の挿入形状の種類が種類TDから種類TGに変化している。また、図13AのグラフGRAによれば、期間PKCの途中において、挿入部11の挿入形状の種類が種類TE及び種類TFのうちのいずれかになるように振動的に変化している。そのため、図13AのグラフGRAによれば、例えば、期間PKCにおいて、挿入部11により形成されたαループの縮小を試みつつ当該αループの解除が行われていることを確認することができる。
図13AのグラフGRAによれば、時刻NEよりも後の時刻NFから時刻NGまでの期間に相当する期間PKDにおいて、挿入部11の挿入形状の種類が、種類TFから種類TGに変化した後、さらに、種類TG及び種類THのうちのいずれかになるように振動的に変化している。そのため、図13AのグラフGRAによれば、例えば、期間PKDにおいて、挿入部11により形成されたαループの解除が完了しつつあることを確認することができる。
図13AのグラフGRAによれば、時刻NGよりも後の時刻NHから時刻NIまでの期間に相当する期間PKEにおいて、挿入部11の挿入形状の種類が、種類THから種類TIを経て種類TJに変化している。そのため、図13AのグラフGRAによれば、例えば、期間PKEにおいて、先端部12が横行結腸を経て上行結腸に到達したことを確認することができる。
図13BのグラフGRBは、S状結腸の形状の個体差等に起因してαループの解除に難航した場合の挿入部11の挿入形状の種類の時間的推移を表すグラフとして作成されている。なお、図13Bにおいては、図示の便宜上、図13A及び図13Cとは横軸のスケールを異ならせているものとする。
図13BのグラフGRBによれば、挿入部11の挿入制御が開始された時刻NYよりも後の時刻NJから時刻NKまでの期間に相当する期間PKFにおいて、挿入部11の挿入形状の種類が種類TD、種類TE及び種類TFのうちのいずれかになるように振動的に変化している。そのため、図16BのグラフGRBによれば、例えば、期間PKFにおいて、挿入部11により形成されたαループの縮小を試みたにもかかわらず成功しなかったことを確認することができる。
図13BのグラフGRBによれば、時刻NKよりも後の時刻NLから時刻NMまでの期間に相当する期間PKGにおいて、挿入部11の挿入形状の種類が種類TB、種類TC、種類TD、種類TE及び種類TFのうちのいずれかになるように振動的に変化している。そのため、図13BのグラフGRBによれば、例えば、期間PKGにおいて、挿入部11の挿入を極力妨げないように腸管の形状を整えた状態で、挿入部11によるαループの再形成が行われていることを確認することができる。
図13BのグラフGRBによれば、時刻NMよりも後の時刻NNから時刻NPまでの期間に相当する期間PKHにおいて、挿入部11の挿入形状の種類が種類TC、種類TD、種類TE、種類TF及び種類TGのうちのいずれかになるように振動的に変化している。そのため、図13BのグラフGRBによれば、例えば、期間PKHにおいて、挿入部11により再形成されたαループの解除を試みていることを確認することができる。
図13BのグラフGRBによれば、時刻NPよりも後の時刻NQから時刻NRまでの期間に相当する期間PKIにおいて、挿入部11の挿入形状の種類が、種類TFから種類TGを経て種類THに変化している。そのため、図13BのグラフGRBによれば、例えば、期間PKIにおいて、挿入部11により再形成されたαループの解除が成功したことを確認することができる。
図13CのグラフGRCは、挿入部11によるαループの形成がない状態で先端部12を上行結腸に到達させた場合の挿入部11の挿入形状の種類の時間的推移を表すグラフとして作成されている。
図13CのグラフGRCによれば、挿入部11の挿入制御が開始された時刻NZ以降において、挿入部11の挿入形状の種類が、種類TA、種類TH、種類TI及び種類TJの順に変化している。そのため、図13CのグラフGRCによれば、例えば、大腸の全区間において、挿入部11の挿入に支障をきたすような問題が発生しなかったことを確認することができる。
本実施形態によれば、分類結果記録部264が、挿入形状分類部262により得られた分類結果を時系列にかつ一定時間毎に記録するための動作を、挿入制御部263の制御により挿入部11が自動で挿入される場合に行うものに限らず、ユーザの操作により挿入部11が手動で挿入される場合に行うように構成されていてもよい。そして、このような分類結果記録部264の動作が挿入部11の手動挿入時に行われた場合には、ユーザの操作に伴う挿入部11の挿入形状の種類の時間的推移を表すグラフとして、図13A~図13Cに例示したものと類似のグラフを作成することができる。
また、前述のような分類結果記録部264の動作が挿入部11の手動挿入時に行われた場合には、例えば、ユーザにより行われた挿入部11の挿入操作を定量的に評価及び/または分析する際に利用可能なデータを取得することができる。
本実施形態によれば、分類結果記録部264が、挿入形状分類部262により得られた分類結果を時系列にかつ一定時間毎に記録するための動作を、被検体内に挿入部11が挿入される場合に行うものに限らず、当該被検体内に挿入された挿入部11が抜去される場合に行うように構成されていてもよい。
本実施形態によれば、分類結果記録部264に記録された情報を、図13A~図13Cに例示したようなグラフの作成以外の用途に用いることもできる。
具体的には、分類結果記録部264に記録された情報は、例えば、データマイニング及び統計的解析等のような解析手法における元データとして用いることができる。また、分類結果記録部264に記録された情報は、例えば、ユーザの操作により挿入部11を手動で挿入した場合における当該ユーザの熟練度の評価に用いることができる。また、分類結果記録部264に記録された情報は、例えば、所定の被検者に挿入部11を挿入する際の挿入難度の推定に用いることができる。
本実施形態によれば、分類結果記録部264が、例えば、内視鏡画像等のような、内視鏡システム1の動作により得られる所望の情報を挿入形状分類部262により得られた分類結果に関連付けて記録するための動作を行うように構成されていてもよい。
なお、本実施形態の挿入制御部263は、例えば、挿入形状分類部262により得られた分類結果として示される挿入部11の挿入形状の種類が変化したか否かを検出した検出結果に応じ、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つに基づいて制御内容を設定し、当該設定した制御内容を用いて挿入部11の挿入操作に係る制御を行うための情報を含む挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力するように構成されていてもよい。
具体的には、挿入制御部263は、例えば、図14に示すような制御を行うように構成されていてもよい。このような制御の概要について、以下に説明する。なお、以下においては、簡単のため、挿入形状分類部262により分類される所定の複数の種類の挿入形状に対応する制御内容を含む情報として作成された複数の挿入制御情報が記憶媒体20Mに予め格納され、挿入形状分類部262により得られた分類結果に応じた一の挿入制御情報が当該複数の挿入制御情報の中から選択されるとともに、挿入制御部263による1回分の制御が行われる毎に当該分類結果として示される挿入部11の挿入形状の種類が変化したか否かが検出される場合を例に挙げて説明する。図14は、第1の実施形態の変形例に係る内視鏡システムにおいて行われる制御の概要を説明するためのフローチャートである。
挿入制御部263は、挿入形状分類部262により得られた分類結果に基づき、記憶媒体20Mに予め格納されている複数の挿入制御情報の中から、当該分類結果として示される一の挿入形状の種類に対応する一の挿入制御情報を選択して読み込むための処理を行う(図14のステップS1)。
前述の複数の挿入制御情報各々には、挿入部11を前進可能な状態にするための方法に係る情報と、挿入部11により形成される所定の挿入形状を解除するための方法に係る情報と、のうちのいずれかの情報が含まれている。また、前述の複数の挿入制御情報各々には、内視鏡機能制御部240に含まれる各制御部のうちの少なくとも1つの制御部の動作、すなわち、内視鏡10の機能により実現される各基本操作のうちの少なくとも1つの基本操作に対応する1回分の制御内容(制御量等)を示す情報が含まれている。
挿入部11を前進可能な状態にするための方法に係る情報には、例えば、処理結果画像PRGに設定される後述の枠WG等のような、先端部12の移動先を設定する際の設定条件を示す情報が含まれている。また、挿入部11を前進可能な状態にするための方法に係る情報には、例えば、内視鏡10の機能により実現される各基本操作のうち挿入部11の前進時に単独で実行される基本操作を示す情報、及び、当該各基本操作のうち挿入部11の前進時に連続的にまたは同時に実行される複数の基本操作の組み合わせを示す情報のうちの少なくとも一方が含まれている。
挿入部11により形成される所定の挿入形状を解除するための方法に係る情報には、例えば、内視鏡10の機能により実現される各基本操作のうち当該所定の挿入形状の解除時に個別に実行される基本操作を示す情報、及び、当該各基本操作のうち当該所定の挿入形状の解除時に連続的にまたは同時に実行される複数の基本操作の組み合わせを示す情報のうちの少なくとも一方が含まれている。
挿入制御部263は、図14のステップS1により読み込んだ一の挿入制御情報に挿入部11を前進可能な状態にするための方法に係る情報が含まれているか否かを検出する(図14のステップS2)。
挿入制御部263は、図14のステップS1により読み込んだ一の挿入制御情報に挿入部11を前進可能な状態にするための方法に係る情報が含まれていないとの検出結果を得た場合(S2:NO)に、後述の図14のステップS4の処理を行う。
挿入制御部263は、図14のステップS1により読み込んだ一の挿入制御情報に挿入部11を前進可能な状態にするための方法に係る情報が含まれているとの検出結果を得た場合(S2:YES)に、当該一の挿入制御情報に含まれる制御内容と、画像処理部220から出力される内視鏡画像と、に基づき、挿入部11を前進可能な状態にするための制御を内視鏡機能制御部240に対して行う(図14のステップS3)。
挿入制御部263は、外力情報取得装置40から出力される外力情報等に基づき、図14のステップS1により読み込んだ一の挿入制御情報に含まれる制御内容、または、後述の図14のステップS6により設定された変更後の制御内容のいずれかに応じた1回分の制御を行うための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS4)。なお、前述の1回分の制御の具体例については、後程説明する。
挿入制御部263は、図14のステップS1の処理を行うタイミングで挿入形状分類部262により得られた分類結果と、図14のステップS4の1回分の制御を行った直後のタイミングで挿入形状分類部262により得られた分類結果と、を比較することにより、当該1回分の制御に応じて挿入部11の挿入形状の種類が変化したか否かを検出する(図14のステップS5)。
挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が変化したとの検出結果を得た場合(S5:YES)に、後述の図14のステップS8の処理を行う。また、挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が変化していないとの検出結果を得た場合(S5:NO)に、図14のステップS4において1回分の制御を行った際の制御内容を変更する必要があるか否かを判定する(図14のステップS6)。
挿入制御部263は、図14のステップS4において1回分の制御を行った際の制御内容を変更する必要がないとの判定結果を得た場合(S6:NO)に、当該制御内容を維持しつつ前述の図14のステップS2以降の制御を行う。また、挿入制御部263は、図14のステップS4において1回分の制御を行った際の制御内容を変更する必要があるとの判定結果を得た場合(S6:YES)に、変更後の制御内容を設定するための処理を行った(図14のステップS7)後で、前述の図14のステップS2以降の制御を行う。
挿入制御部263は、図14のステップS4の1回分の制御を行った直後のタイミングで挿入形状分類部262により得られた分類結果に基づき、挿入部11の挿入形状が所定の種類に変化したかを検出する(図14のステップS8)。
挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状が所定の種類に変化していないとの検出結果を得た場合(S8:NO)に、前述の図14のステップS1の制御を行う。また、挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状が所定の種類に変化したとの検出結果を得た場合(S8:YES)に、内視鏡機能制御部240に対する一連の制御を終了する。
すなわち、図14の一連の処理によれば、挿入制御部263は、挿入形状分類部262により得られた分類結果として示される一の種類の挿入形状に応じた制御内容を設定し、当該設定した制御内容に基づいて挿入部11の挿入操作に係る挿入制御を1回ずつ行うとともに、当該挿入制御を1回行う毎に、挿入形状分類部262により得られた分類結果を参照しつつ当該挿入制御における制御内容を変更するか否かを決定するように構成されている。
また、図14の一連の処理によれば、挿入制御部263は、記憶媒体20Mに予め格納されている複数の挿入制御情報の中から、挿入形状分類部262により得られた分類結果として示される種類TXの挿入形状に対応する制御内容を含む挿入制御情報CJXを選択するように構成されている。
さらに、図14の一連の処理によれば、挿入制御部263は、挿入制御情報CJXに含まれる制御内容に基づいて挿入制御を1回ずつ行うように構成されている。また、図14の一連の処理によれば、挿入制御部263は、前述の挿入制御を行った直後に挿入形状分類部262により得られた分類結果として示される挿入部11の挿入形状の種類が種類TXから種類TYに変化したことを検出した場合に、記憶媒体20Mに予め格納されている複数の挿入制御情報の中から、当該種類TYの挿入形状に対応する制御内容を含む挿入制御情報CJYを選択するように構成されている。
さらに、図14の一連の処理によれば、挿入制御部263は、前述の挿入制御を行った直後に挿入形状分類部262により得られた分類結果として示される挿入部11の挿入形状の種類が種類TXから変化しなかったことを検出した場合に、挿入制御情報CJXに含まれる制御内容を変更する必要があるか否かを判定するように構成されている。
なお、図14の一連の処理においては、例えば、挿入制御部263が、図14のステップS5の処理により挿入部11の挿入形状の種類が変化したとの検出結果を取得し、かつ、変化前の挿入形状の種類に対応する挿入制御情報を変化後の挿入形状の種類においても続けて利用可能であることを検出した場合に、図14のステップS1の処理をスキップして図14のステップS2以降の処理を行うものとする。
続いて、本変形例の作用について説明する。なお、以降においては、前述の図14の制御を肛門から大腸の腸管内に挿入される挿入部11に対して適用する場合を具体例として挙げつつ説明する。また、以下に述べる各挿入制御情報に含まれる制御内容(制御量等)は、大腸の腸管内に挿入部11を挿入する場合の例を示すものであるため、内視鏡10の適用部位等に応じて適宜変更してもよい。
術者等のユーザは、内視鏡システム1の各部を接続して電源を投入した後、例えば、被検体の肛門または直腸付近に先端部12が位置するように挿入部11を配置する。
前述のようなユーザの操作によれば、光源部210から供給された照明光が被写体に照射され、当該照明光が照射された被写体が撮像部110により撮像されるとともに、当該被写体を撮像して得られた内視鏡画像が画像処理部220から表示制御部250及びシステム制御部260へ出力される。
また、前述のようなユーザの操作によれば、コイル駆動信号生成部230からコイル駆動信号が供給され、当該コイル駆動信号に応じて複数のソースコイル18各々から磁界が発せられ、当該磁界を検出して得られた挿入形状情報が挿入形状情報取得部320からシステム制御部260へ出力されるとともに、当該挿入形状情報に応じた挿入形状画像が挿入形状画像生成部261により生成される。
さらに、前述のようなユーザの操作によれば、複数のソースコイル18各々の位置における外力の大きさ及び方向を示す外力情報が外力情報取得装置40からシステム制御部260へ出力される。
ユーザは、前述のように挿入部11を配置した状態において、例えば、入力装置50の自動挿入スイッチをオンすることにより、本体装置20による挿入部11の挿入制御を開始させるための指示を行う。
分類結果記録部264は、挿入部11の挿入制御を開始させるための指示が行われたことを検出した際に、挿入制御部263が挿入部11の挿入操作に係る挿入制御を内視鏡機能制御部240に対して1回行う毎に、当該挿入制御の基となった分類結果を時系列に記録するための動作を開始する。
なお、このような分類結果記録部264の動作が行われた場合においては、挿入制御部263の制御に伴う挿入部11の挿入形状の種類の時間的推移を表すグラフとして、例えば、図13A~図13Cに示したグラフの横軸を「時間」から「制御回数」に置き換えたグラフを作成することができる。
挿入形状分類部262は、例えば、図3に示したような挿入形状画像SGAが挿入形状画像生成部261により生成された場合に、挿入部11の挿入形状を種類TAとして分類した分類結果を取得する。
挿入制御部263は、挿入形状分類部262により得られた分類結果に基づき、挿入部11の挿入形状の種類が種類TAであることを検出した場合に、記憶媒体20Mに予め格納されている複数の挿入制御情報の中から、当該種類TAに対応する挿入制御情報CJAを選択して読み込むための処理を行う(図14のステップS1に相当)。
前述の挿入制御情報CJAには、挿入部11を前進可能な状態にするための方法に係る情報が含まれている。また、前述の挿入制御情報CJAには、1回分の制御内容を示す情報として、例えば、前進量50mm、前進速度毎秒30mm、及び、推進力2.0N以下の条件で挿入部11を前進させる旨の情報と、が含まれている。
挿入制御部263は、挿入制御情報CJAに挿入部11を前進可能な状態にするための方法に係る情報が含まれていることを検出した場合(S2:YESに相当)に、画像処理部220から出力される内視鏡画像に基づき、当該内視鏡画像における管腔領域の位置を検出するための処理を行う。
具体的には、挿入制御部263は、例えば、FCN(Fully Convolutional Neural Network)を有する学習済の分類器CLQに対して図15Aに示すような内視鏡画像EGを入力することにより、図15Bに示すような処理結果画像PRGを取得する処理を行う。図15Aは、実施形態に係る内視鏡システムにおいて生成される内視鏡画像の一例を示す図である。図15Bは、図15Aの内視鏡画像に対して管腔領域の位置を検出するための処理が行われた場合に得られる処理結果画像の一例を示す図である。
前述の分類器CLQの作成時においては、例えば、画像処理部220により生成されるものと同様の内視鏡画像と、当該内視鏡画像に含まれる各画素がエッジ、管腔、及び、その他の部分のうちのいずれに属するかを示すラベルと、を含む教師データを用いた機械学習が行われる。
そのため、前述の分類器CLQによれば、例えば、画像処理部220により生成された内視鏡画像に含まれる各画素の画素値等の多次元データを取得し、当該多次元データを入力データとしてニューラルネットワークの入力層に入力することにより、当該内視鏡画像におけるエッジ領域の位置及び管腔領域の位置を特定可能な処理結果画像PRGを出力データとして取得することができる。すなわち、前述の分類器CLQを用いた処理により得られた処理結果画像には、セマンティックセグメンテーションに相当する領域分割結果が含まれている。
なお、本変形例によれば、例えば、挿入制御部263が、処理結果画像PRGによる管腔領域の特定が困難であると判断した場合に、AWS機構143による送気、送水及び/または吸引が行われるようにAWS制御部243を動作させるための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力するようにしてもよい。
挿入制御部263は、挿入制御情報CJAに含まれる制御内容に基づき、画像処理部220から出力される内視鏡画像から検出された管腔領域を当該内視鏡画像の中央部を含む所定の領域内に入れるような動作を行わせるための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS3に相当)。
具体的には、挿入制御部263は、挿入制御情報CJAに含まれる制御内容に基づき、例えば、図15Cに示すように、図15Bの処理結果画像PRGを9×9の領域に分割するとともに、当該処理結果画像PRGに含まれる管腔領域の全域または略全域を、当該処理結果画像PRGの中央部を含む5×5の領域内(図15Cにおける枠WGの内部)に入れるように先端部12の向き及び/または挿入部11の回転角度を調整するための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する。
そして、このような挿入制御部263の制御に伴い、湾曲制御部242が湾曲機構142を介して湾曲部13を湾曲させるための制御と、回転制御部244が回転機構144を介して挿入部11を回転させるための制御と、のうちの少なくとも一方の制御が行われる。また、前述のような挿入制御部263の制御に伴い、挿入部11が前進可能な状態となる。図15Cは、図15Bの処理結果画像が得られた場合に行われる制御を説明するための図である。
挿入制御部263は、画像処理部220から出力される内視鏡画像の中央部を含む所定の領域内に管腔領域が入るまでの間、内視鏡機能制御部240に対する制御を繰り返し行う。
また、挿入制御部263は、画像処理部220から出力される内視鏡画像の中央部を含む所定の領域内に管腔領域が入ったことを検出した場合に、外力情報取得装置40から出力される外力情報に基づき、挿入制御情報CJAに含まれる制御内容に応じた1回分の制御を行うための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS4に相当)。そして、このような挿入制御部263の制御に応じ、進退機構141を介して挿入部11を前進させるための制御が進退制御部241により行われる。
挿入制御部263は、挿入形状分類部262により得られた分類結果に基づき、挿入制御情報CJAに含まれる制御内容による1回分の制御に応じて挿入部11の挿入形状の種類が種類TAから変化したか否かを検出する(図14のステップS5に相当)。
挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TAから変化していないとの検出結果を得た(S5:NOに相当)場合に、さらに、挿入制御情報CJAに含まれる制御内容を変更する必要があるか否かを判定する(図14のステップS6に相当)。
挿入制御部263は、例えば、外力情報取得装置40から出力される外力情報に基づき、挿入部11を前進させた際に加えられる外力が2.0N以下であることを検出した場合に、挿入制御情報CJAに含まれる制御内容を変更する必要がないとの判定結果を取得する(S6:NOに相当)。
また、挿入制御部263は、挿入制御情報CJAに含まれる制御内容を変更する必要がないとの判定結果を得た場合に、挿入部11を前進可能な状態にするための制御を行った後で、当該挿入制御情報CJAに含まれる制御内容に応じた1回分の制御を行うための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS2、ステップS3及びステップS4に相当)。
挿入制御部263は、例えば、外力情報取得装置40から出力される外力情報に基づき、挿入部11を前進させた際に加えられる外力が2.0Nを超えたことを検出した場合に、挿入制御情報CJAに含まれる制御内容を変更する必要があるとの判定結果を取得する(S6:YESに相当)。
また、挿入制御部263は、挿入制御情報CJAに含まれる制御内容を変更する必要があるとの判定結果を得た場合に、当該挿入制御情報CJAに含まれる制御内容に対してジグリングを加えたものを変更後の制御内容として設定する(図14のステップS7に相当)。そして、挿入制御部263は、挿入部11を前進可能な状態にするための制御を行った後で、前述の(ジグリングを含む)変更後の制御内容に応じた1回分の制御を行うための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS2、ステップS3及びステップS4に相当)。
なお、前述のジグリングは、挿入部11の手動挿入時において、腸管内に挿入された挿入部11を小刻みに前後させる操作として実施される。また、前述のジグリングは、例えば、腸管内に挿入された挿入部11のたわみ、当該腸管と挿入部11との間に生じる摩擦、及び、当該腸管内における挿入部11の引っ掛かり等のような、大腸内における挿入部11の手動挿入に支障をきたす現象の除去または軽減を目的とした操作として実施される。そのため、例えば、進退制御部241が、挿入部11を小刻みにかつ所定の回数繰り返し進退させるような制御を行うための進退制御信号を生成して進退機構141へ出力することにより、前述のジグリングに相当する操作を実現することができる。
そして、挿入制御情報CJAに含まれる制御内容に対してジグリングが加えられた場合には、1回分の制御として、挿入部11をジグリングさせつつ、当該挿入制御情報CJAに含まれる制御内容に応じて挿入部11を前進させるような制御が挿入制御部263により行われる。
なお、本変形例によれば、例えば、挿入制御情報CJAに含まれる制御内容に対してジグリングを加えた状態で所定回数分の制御が行われてもなお、挿入部11の挿入形状の種類が種類TAから変化していないことが検出された場合に、挿入部11を一定量後退させてから挿入部11をジグリング及び前進させるような制御が挿入制御部263により行われるようにしてもよい。
挿入形状分類部262は、例えば、図4Aに示したような挿入形状画像SGB1、または、図4Bに示したような挿入形状画像SGB2が挿入形状画像生成部261により生成された場合に、挿入部11の挿入形状を種類TBとして分類した分類結果を取得する。
挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TAから種類TBに変化したとの検出結果を得た(S5:YES及びS8:NOに相当)場合に、記憶媒体20Mに予め格納されている複数の挿入制御情報の中から、当該種類TBに対応する挿入制御情報CJBを選択して読み込むための処理を行う(図14のステップS1に相当)。
前述の挿入制御情報CJBには、挿入部11を前進可能な状態にするための方法に係る情報が含まれている。また、前述の挿入制御情報CJBには、1回分の制御内容を示す情報として、例えば、挿入部11をジグリングにより前進させた際に加えられる外力が3.0N以下であることを検出した後で、前進量20mm、前進速度毎秒10mm、及び、推進力3.0N以下の条件で挿入部11を前進させる旨の情報が含まれている。
挿入制御部263は、挿入制御情報CJBに挿入部11を前進可能な状態にするための方法に係る情報が含まれていることを検出した場合(S2:YESに相当)に、画像処理部220から出力される内視鏡画像に基づき、当該内視鏡画像における管腔領域の位置を検出するための処理を行う。
また、挿入制御部263は、挿入制御情報CJBに含まれる制御内容に基づき、前述の処理により検出された管腔領域を当該内視鏡画像の中央部を含む所定の領域内に入れるような動作を行わせるための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS3に相当)。
具体的には、挿入制御部263は、挿入制御情報CJBに含まれる制御内容に基づき、図15Bに例示したような処理結果画像PRGを取得して9×9の領域に分割するとともに、当該処理結果画像PRGに含まれる管腔領域の全域または略全域を、当該処理結果画像PRGの中央部を含む7×7の領域内に入れるように先端部12の向き及び/または挿入部11の回転角度を調整するための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する。
そして、このような挿入制御部263の制御に伴い、湾曲制御部242が湾曲機構142を介して湾曲部13を湾曲させるための制御と、回転制御部244が回転機構144を介して挿入部11を回転させるための制御と、のうちの少なくとも一方の制御が行われる。また、前述のような挿入制御部263の制御に伴い、挿入部11が前進可能な状態となる。
挿入制御部263は、画像処理部220から出力される内視鏡画像の中央部を含む所定の領域内に管腔領域が入るまでの間、内視鏡機能制御部240に対する制御を繰り返し行う。また、挿入制御部263は、画像処理部220から出力される内視鏡画像の中央部を含む所定の領域内に管腔領域が入ったことを検出した場合に、外力情報取得装置40から出力される外力情報に基づき、挿入制御情報CJBに含まれる制御内容に応じた1回分の制御を行うための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS4に相当)。
そして、このような挿入制御部263の制御に応じ、進退機構141を介して挿入部11をジグリングさせるための制御と、進退機構141を介して挿入部11を前進させるための制御と、が進退制御部241により順次行われる。
挿入制御部263は、挿入形状分類部262により得られた分類結果に基づき、挿入制御情報CJBに含まれる制御内容による1回分の制御に応じて挿入部11の挿入形状の種類が種類TBから変化したか否かを検出する(図14のステップS5に相当)。
挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TBから変化していないとの検出結果を得た(S5:NOに相当)場合に、さらに、挿入制御情報CJBに含まれる制御内容を変更する必要があるか否かを判定する(図14のステップS6に相当)。
挿入制御部263は、記憶媒体20Mから読み込んだ挿入制御情報CJBに応じた制御を行っている期間においては、当該挿入制御情報CJBに含まれる制御内容を変更する必要がないとの判定結果を取得する(S6:NOに相当)。
また、挿入制御部263は、挿入制御情報CJBに含まれる制御内容を変更する必要がないとの判定結果を得た場合に、挿入部11を前進可能な状態にするための制御を行った後で、挿入制御情報CJBに含まれる制御内容に応じた1回分の制御を行うための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS2、ステップS3及びステップS4に相当)。
挿入形状分類部262は、例えば、図5Aに示したような挿入形状画像SGC1、または、図5Bに示したような挿入形状画像SGC2が挿入形状画像生成部261により生成された場合に、挿入部11の挿入形状を種類TCとして分類した分類結果を取得する。
挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TBから種類TCに変化したとの検出結果を得た(S5:YES及びS8:NOに相当)場合に、記憶媒体20Mから読み込んだ挿入制御情報CJBに応じた制御を再度行う。すなわち、挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TBから種類TCに変化したことを検出した場合には、当該種類TBに対応する挿入制御情報CJBを続けて利用可能であると判断し、図14のステップS1の処理をスキップして図14のステップS2以降の処理を行う。
挿入形状分類部262は、例えば、図6Aに示したような挿入形状画像SGD1、または、図6Bに示したような挿入形状画像SGD2が挿入形状画像生成部261により生成された場合に、挿入部11の挿入形状を種類TDとして分類した分類結果を取得する。
挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TCから種類TDに変化したとの検出結果を得た(S5:YES及びS8:NOに相当)場合に、記憶媒体20Mに予め格納されている複数の挿入制御情報の中から、当該種類TDに対応する挿入制御情報CJDを選択して読み込むための処理を行う(図14のステップS1に相当)。
前述の挿入制御情報CJDには、挿入部11を前進可能な状態にするための方法に係る情報が含まれている。また、前述の挿入制御情報CJDには、1回分の制御内容を示す情報として、例えば、挿入部11をジグリングにより前進させた際に加えられる外力が2.5N以下であることを検出した後で、前進量20mm、前進速度毎秒20mm、及び、推進力2.5N以下の条件で挿入部11を前進させる旨の情報が含まれている。
挿入制御部263は、挿入制御情報CJDに挿入部11を前進可能な状態にするための方法に係る情報が含まれていることを検出した場合(S2:YESに相当)に、画像処理部220から出力される内視鏡画像に基づき、当該内視鏡画像における管腔領域の位置を検出するための処理を行う。
また、挿入制御部263は、挿入制御情報CJDに含まれる制御内容に基づき、前述の処理により検出された管腔領域を当該内視鏡画像の中央部を含む所定の領域内に入れるような動作を行わせるための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS3に相当)。
具体的には、挿入制御部263は、挿入制御情報CJDに含まれる制御内容に基づき、図15Bに例示したような処理結果画像PRGを取得して9×9の領域に分割するとともに、当該処理結果画像PRGに含まれる管腔領域の全域または略全域を、当該処理結果画像PRGの中央部を含む5×5の領域内に入れるように先端部12の向き及び/または挿入部11の回転角度を調整するための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する。
また、挿入制御部263は、例えば、湾曲部13の湾曲角度が最大値に達した状態で挿入部11を回転させてもなお前述の5×5の領域内に管腔領域が入っていないことを検出した場合に、処理結果画像PRGに含まれる当該管腔領域の全域または略全域を、当該処理結果画像PRGの中央部を含む7×7の領域内に入れるように先端部12の向き及び/または挿入部11の回転角度を調整するための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する。
そして、このような挿入制御部263の制御に伴い、湾曲制御部242が湾曲機構142を介して湾曲部13を湾曲させるための制御と、回転制御部244が回転機構144を介して挿入部11を回転させるための制御と、のうちの少なくとも一方の制御が行われる。また、前述のような挿入制御部263の制御に伴い、挿入部11が前進可能な状態となる。
挿入制御部263は、画像処理部220から出力される内視鏡画像の中央部を含む所定の領域内に管腔領域が入るまでの間、内視鏡機能制御部240に対する制御を繰り返し行う。
また、挿入制御部263は、画像処理部220から出力される内視鏡画像の中央部を含む所定の領域内に管腔領域が入ったことを検出した場合に、外力情報取得装置40から出力される外力情報に基づき、挿入制御情報CJDに含まれる制御内容に応じた1回分の制御を行うための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS4に相当)。
そして、このような挿入制御部263の制御に応じ、進退機構141を介して挿入部11をジグリングさせるための制御と、進退機構141を介して挿入部11を前進させるための制御と、が進退制御部241により順次行われる。
挿入制御部263は、挿入形状分類部262により得られた分類結果に基づき、挿入制御情報CJDに含まれる制御内容による1回分の制御に応じて挿入部11の挿入形状の種類が種類TDから変化したか否かを検出する(図14のステップS5に相当)。
挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TDから変化していないとの検出結果を得た(S5:NOに相当)場合に、さらに、挿入制御情報CJDに含まれる制御内容を変更する必要があるか否かを判定する(図14のステップS6に相当)。
挿入制御部263は、記憶媒体20Mから読み込んだ挿入制御情報CJDに応じた制御を行っている期間においては、当該挿入制御情報CJDに含まれる制御内容を変更する必要がないとの判定結果を取得する(S6:NOに相当)。
また、挿入制御部263は、挿入制御情報CJDに含まれる制御内容を変更する必要がないとの判定結果を得た場合に、挿入部11を前進可能な状態にするための制御を行った後で、挿入制御情報CJDに含まれる制御内容に応じた1回分の制御を行うための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS2、ステップS3及びステップS4に相当)。
挿入形状分類部262は、例えば、図7Aに示したような挿入形状画像SGE1、または、図7Bに示したような挿入形状画像SGE2が挿入形状画像生成部261により生成された場合に、挿入部11の挿入形状を種類TEとして分類した分類結果を取得する。
挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TDから種類TEに変化したとの検出結果を得た(S5:YES及びS8:NOに相当)場合に、記憶媒体20Mに予め格納されている複数の挿入制御情報の中から、当該種類TEに対応する挿入制御情報CJEを選択して読み込むための処理を行う(図14のステップS1に相当)。
前述の挿入制御情報CJEには、挿入部11により形成されるループ形状を解除するための方法に係る情報が含まれている。また、前述の挿入制御情報CJEには、1回分の制御内容を示す情報として、例えば、挿入部11を後退させる際の後退量BLAを示す情報と、挿入部11を後退させる際の後退速度BVAを示す情報と、が含まれている。
挿入制御部263は、挿入制御情報CJEに挿入部11により形成されるループ形状を解除するための方法に係る情報が含まれていることを検出した場合(S2:NOに相当)に、当該挿入制御情報CJEに含まれる後退量BLA及び後退速度BVAに応じた1回分の制御を行うための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS4に相当)。そして、このような挿入制御部263の制御に応じ、進退機構141を介して挿入部11を後退させるための制御が進退制御部241により行われる。
挿入制御部263は、挿入形状分類部262により得られた分類結果に基づき、挿入制御情報CJEに含まれる制御内容による1回分の制御に応じて挿入部11の挿入形状の種類が種類TEから変化したか否かを検出する(図14のステップS5に相当)。
挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TEから変化していないとの検出結果を得た(S5:NOに相当)場合に、さらに、挿入制御情報CJEに含まれる制御内容を変更する必要があるか否かを判定する(図14のステップS6に相当)。
挿入制御部263は、例えば、画像処理部220から出力される内視鏡画像と、外力情報取得装置40から出力される外力情報と、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像と、に基づき、αループの解除(縮小)が進行していることを検出した場合に、挿入制御情報CJEに含まれる制御内容を変更する必要がないとの判定結果を取得する(S6:NOに相当)。
また、挿入制御部263は、挿入制御情報CJEに含まれる制御内容を変更する必要がないとの判定結果を得た場合に、当該挿入制御情報CJEに含まれる制御内容に応じた1回分の制御を行うための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS2及びステップS4に相当)。
挿入制御部263は、例えば、画像処理部220から出力される内視鏡画像と、外力情報取得装置40から出力される外力情報と、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像と、に基づき、αループの解除(縮小)が進行していないことを検出した場合に、挿入制御情報CJEに含まれる制御内容を変更する必要があるとの判定結果を取得する(S6:YESに相当)。
また、挿入制御部263は、挿入制御情報CJEに含まれる制御内容を変更する必要があるとの判定結果を得た場合に、例えば、当該挿入制御情報CJEに含まれる後退量BLA及び後退速度BVAのうちの少なくともいずれか一方のパラメータを変更したものを変更後の制御内容として設定する(図14のステップS7に相当)。
または、挿入制御部263は、挿入制御情報CJEに含まれる制御内容を変更する必要があるとの判定結果を得た場合に、例えば、当該挿入制御情報CJEに含まれる制御内容に対して挿入部11の挿入操作に係る他の種類の制御内容を加えたものを変更後の制御内容として設定する(図14のステップS7に相当)。
そして、挿入制御部263は、前述の変更後の制御内容に応じた1回分の制御を行うための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS2及びステップS4に相当)。
なお、本変形例の挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TDから種類TEに変化したとの検出結果を得た直後に挿入制御情報CJEに応じた制御を開始するものに限らず、例えば、挿入部11の挿入形状の種類が当該種類TDから当該種類TEに変化したとの検出結果を1分間連続して得た場合に当該挿入制御情報CJEに応じた制御を開始するものであってもよい。
挿入形状分類部262は、例えば、図8Aに示したような挿入形状画像SGF1、または、図8Bに示したような挿入形状画像SGF2が挿入形状画像生成部261により生成された場合に、挿入部11の挿入形状を種類TFとして分類した分類結果を取得する。
挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TEから種類TFに変化したとの検出結果を得た(S5:YES及びS8:NOに相当)場合に、記憶媒体20Mに予め格納されている複数の挿入制御情報の中から、当該種類TFに対応する挿入制御情報CJFを選択して読み込むための処理を行う(図14のステップS1に相当)。
前述の挿入制御情報CJFには、挿入部11により形成されるループ形状を解除するための方法に係る情報が含まれている。また、前述の挿入制御情報CJFには、1回分の制御内容を示す情報として、例えば、挿入部11を挿入軸(長手軸)周りに右方向に回転させる際の回転角度BAAを示す情報が含まれている。
挿入制御部263は、挿入制御情報CJFに挿入部11により形成されるループ形状を解除するための方法に係る情報が含まれていることを検出した場合(S2:NOに相当)に、当該挿入制御情報CJFに含まれる回転角度BAAに応じた1回分の制御を行うための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS4に相当)。そして、このような挿入制御部263の制御に応じ、回転機構144を介して挿入部11を挿入軸(長手軸)周りに右方向に回転させるための制御が回転制御部244により行われる。
挿入制御部263は、挿入形状分類部262により得られた分類結果に基づき、挿入制御情報CJFに含まれる制御内容による1回分の制御に応じて挿入部11の挿入形状の種類が種類TFから変化したか否かを検出する(図14のステップS5に相当)。
挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TFから変化していないとの検出結果を得た(S5:NOに相当)場合に、さらに、挿入制御情報CJFに含まれる制御内容を変更する必要があるか否かを判定する(図14のステップS6に相当)。
挿入制御部263は、例えば、画像処理部220から出力される内視鏡画像と、外力情報取得装置40から出力される外力情報と、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像と、に基づき、αループの解除(縮小)が進行していることを検出した場合に、挿入制御情報CJFに含まれる制御内容を変更する必要がないとの判定結果を取得する(S6:NOに相当)。
また、挿入制御部263は、挿入制御情報CJFに含まれる制御内容を変更する必要がないとの判定結果を得た場合に、当該挿入制御情報CJFに含まれる制御内容に応じた1回分の制御を行うための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS2及びステップS4に相当)。
挿入制御部263は、例えば、画像処理部220から出力される内視鏡画像と、外力情報取得装置40から出力される外力情報と、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像と、に基づき、αループの解除(縮小)が進行していないことを検出した場合に、挿入制御情報CJFに含まれる制御内容を変更する必要があるとの判定結果を取得する(S6:YESに相当)。
また、挿入制御部263は、挿入制御情報CJFに含まれる制御内容を変更する必要があるとの判定結果を得た場合に、例えば、挿入部11を回転角度BAAで回転させる前に挿入部11を所定量だけ後退させる動作を加えたものを変更後の制御内容として設定する(図14のステップS7に相当)。
そして、挿入制御部263は、前述の変更後の制御内容に応じた1回分の制御を行うための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS2及びステップS4に相当)。
なお、本変形例によれば、例えば、挿入制御情報CJFに含まれる制御内容を変更した状態で所定回数分の制御が行われてもなお、αループの解除(縮小)が進行していないことが検出された場合に、当該αループが形成されたままの状態で挿入部11を前進させるような制御が挿入制御部263により行われるようにしてもよい。
挿入形状分類部262は、例えば、図9Aに示したような挿入形状画像SGG1、または、図9Bに示したような挿入形状画像SGG2が挿入形状画像生成部261により生成された場合に、挿入部11の挿入形状を種類TGとして分類した分類結果を取得する。
挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TFから種類TGに変化したとの検出結果を得た(S5:YES及びS8:NOに相当)場合に、記憶媒体20Mに予め格納されている複数の挿入制御情報の中から、当該種類TGに対応する挿入制御情報CJGを選択して読み込むための処理を行う(図14のステップS1に相当)。
前述の挿入制御情報CJGには、挿入部11により形成されるループ形状を解除するための方法に係る情報が含まれている。また、前述の挿入制御情報CJGには、1回分の制御内容を示す情報として、例えば、挿入部11を後退させる際の後退量BLBを示す情報と、挿入部11を後退させる際の後退速度BVBを示す情報と、挿入部11を挿入軸(長手軸)周りに右方向に回転させる際の回転角度BABを示す情報が含まれている。なお、前述の後退速度BVBは、例えば、毎秒15mm程度の速度に設定すればよい。
挿入制御部263は、挿入制御情報CJGに挿入部11により形成されるループ形状を解除するための方法に係る情報が含まれていることを検出した場合(S2:NOに相当)に、当該挿入制御情報CJGに含まれる後退量BLB、後退速度BVB及び回転角度BABに応じた1回分の制御を行うための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS4に相当)。
そして、このような挿入制御部263の制御に応じ、進退制御部241が進退機構141を介して挿入部11を後退させるための制御と、回転制御部244が回転機構144を介して挿入部11を挿入軸(長手軸)周りに右方向に回転させるための制御と、が同時に行われる。
挿入制御部263は、挿入形状分類部262により得られた分類結果に基づき、挿入制御情報CJGに含まれる制御内容による1回分の制御に応じて挿入部11の挿入形状の種類が種類TGから変化したか否かを検出する(図14のステップS5に相当)。
挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TGから変化していないとの検出結果を得た(S5:NOに相当)場合に、さらに、挿入制御情報CJGに含まれる制御内容を変更する必要があるか否かを判定する(図14のステップS6に相当)。
挿入制御部263は、記憶媒体20Mから読み込んだ挿入制御情報CJGに応じた制御を行っている期間においては、当該挿入制御情報CJGに含まれる制御内容を変更する必要がないとの判定結果を取得する(S6:NOに相当)。
また、挿入制御部263は、挿入制御情報CJGに含まれる制御内容を変更する必要がないとの判定結果を得た場合に、当該挿入制御情報CJGに含まれる制御内容に応じた1回分の制御を行うための挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力する(図14のステップS2及びステップS4に相当)。
挿入形状分類部262は、例えば、図10に示したような挿入形状画像SGHが挿入形状画像生成部261により生成された場合に、挿入部11の挿入形状を種類THとして分類した分類結果を取得する。
挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TGから種類THに変化したとの検出結果を得た(S5:YES及びS8:NOに相当)場合に、記憶媒体20Mに予め格納されている複数の挿入制御情報の中から、当該種類THに対応する挿入制御情報CJAを選択して読み込むための処理を行う(図14のステップS1に相当)。なお、挿入部11の挿入形状の種類が種類THである場合に挿入制御部263により行われる制御については、挿入制御情報CJAに含まれる制御内容に応じた既述の制御を適用可能であるため、具体的な説明を省略する。
ここで、本実施形態においては、挿入部11がαループを形成することなくS状結腸を通過するような状況が発生した場合には、挿入形状分類部262による分類結果として示される挿入部11の挿入形状の種類が種類TAのまま維持されるとともに、当該種類TAに対応する挿入制御情報CJAに含まれる制御内容に応じた制御が挿入制御部263により継続される。そのため、挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TAから種類THに変化したとの検出結果を得た(S5:YES及びS8:NOに相当)場合に、記憶媒体20Mから読み込んだ挿入制御情報CJAに応じた制御を再度行う。
すなわち、挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TAから種類THに変化したことを検出した場合には、当該種類TAに対応する挿入制御情報CJAを続けて利用可能であると判断し、図14のステップS1の処理をスキップして図14のステップS2以降の処理を行う。
挿入形状分類部262は、例えば、図11Aに示したような挿入形状画像SGI1、または、図11Bに示したような挿入形状画像SGI2が挿入形状画像生成部261により生成された場合に、挿入部11の挿入形状を種類TIとして分類した分類結果を取得する。
挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類THから種類TIに変化したとの検出結果を得た(S5:YES及びS8:NOに相当)場合に、記憶媒体20Mから読み込んだ挿入制御情報CJAに応じた制御を再度行う。
すなわち、挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類THから種類TIに変化したことを検出した場合には、当該種類THに対応する挿入制御情報CJAを続けて利用可能であると判断し、図14のステップS1の処理をスキップして図14のステップS2以降の処理を行う。
挿入形状分類部262は、例えば、図12Aに示したような挿入形状画像SGJ1、または、図12Bに示したような挿入形状画像SGJ2が挿入形状画像生成部261により生成された場合に、挿入部11の挿入形状を種類TJとして分類した分類結果を取得する。
挿入制御部263は、挿入部11の挿入形状の種類が種類TIから種類TJに変化したとの検出結果を得た(S5:YES及びS8:YESに相当)場合に、内視鏡機能制御部240に対する一連の制御を終了する。
ユーザは、例えば、表示装置60に表示されている挿入形状画像に基づき、被検者の内部に挿入されている挿入部11の挿入形状が変化しなくなったことを確認した後で、入力装置50の自動挿入スイッチをオフすることにより、本体装置20による挿入部11の挿入制御を停止させるための指示を行う。
分類結果記録部264は、挿入部11の挿入制御を停止させるための指示が行われたことを検出した際に、挿入形状分類部262の分類結果を時系列に記録するための動作を停止する。
以上に述べたように、本変形例によれば、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像に含まれる挿入部11の挿入形状の種類を、熟練者が挿入部11の挿入操作における操作の成否等を主観的に判断または評価する際の観点と略同等の観点に基づいて分類して分類結果を得るような処理が挿入形状分類部262において行われる。また、以上に述べたように、本変形例によれば、挿入形状分類部262により得られた分類結果として示される挿入部11の挿入形状の種類に応じた一の挿入制御情報に基づく挿入制御が挿入制御部263において行われる。
また、以上に述べたように、本変形例によれば、挿入部11の挿入形状の種類に応じた一の挿入制御情報に基づく挿入制御を1回行う毎に、挿入部11の挿入形状の種類が変化したか否かを検出するような動作が挿入制御部263において行われる。従って、本変形例によれば、例えば、挿入部が挿入される被検体の内部状態の個体差、及び、当該被検体の内部における当該挿入部の挿入形状の時間的な変化等のような当該挿入部の挿入状況に応じた適切な挿入制御を行うことができる。
なお、本変形例は、例えば、挿入制御情報CJF及びCJGに含まれる各回転角度を、挿入部11を挿入軸(長手軸)周りに左方向に回転させる際の角度に置き換えることにより、裏αループ及び逆αループの解除に係る制御に対して適用することができる。
また、本変形例は、図14の一連の制御における一部の制御内容を変更することにより、例えば、ステッキ及びγループ等のような、大腸内における挿入部11の挿入に支障をきたすような様々な挿入形状の解除に係る制御に対して適用することができる。
(第2の実施形態)
図16から図17Dは、第2の実施形態に係るものである。
なお、本実施形態においては、第1の実施形態と同様の構成等を有する部分に関する詳細な説明を適宜省略するとともに、第1の実施形態と異なる構成等を有する部分に関して主に説明を行う。
内視鏡システム1Aは、例えば、図16に示すように、内視鏡10と、本体装置20Aと、挿入形状検出装置30と、外力情報取得装置40と、入力装置50と、表示装置60と、を有して構成されている。図16は、第2の実施形態に係る内視鏡システムの具体的な構成を説明するためのブロック図である。
本体装置20Aは、1つ以上のプロセッサ20Pと、記憶媒体20Mと、を有して構成されている。また、本体装置20Aは、図16に示すように、光源部210と、画像処理部220と、コイル駆動信号生成部230と、内視鏡機能制御部240と、表示制御部250と、システム制御部270と、を有して構成されている。
システム制御部270は、操作部16及び入力装置50からの指示等に応じた動作を行わせるためのシステム制御信号を生成して出力するように構成されている。また、システム制御部270は、挿入形状画像生成部261と、挿入形状要素抽出部272と、挿入制御部273と、抽出結果記録部274と、を有して構成されている。
挿入形状要素抽出部272は、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像から挿入部11の挿入形状に関連する1つ以上の構成要素を抽出して抽出結果を得るための処理を行うように構成されている。
<挿入形状要素抽出部272の構成の具体例>
ここで、本実施形態における挿入形状要素抽出部272の構成の具体例について説明する。
挿入形状要素抽出部272は、FCN(Fully Convolutional Neural Network)を有する学習済の分類器(例えば、分類器CLR)を用いた処理を行うことにより、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像から挿入部11の挿入形状に関連する1つ以上の構成要素を抽出した抽出結果を得るように構成されている。
ここで、前述の分類器CLRの作成時においては、例えば、挿入形状画像生成部261により生成されるものと同様の挿入形状画像と、当該挿入形状画像に含まれる各画素が内視鏡先端部(以降、構成要素E1と称する)、相対的に大きな閉ループ(以降、構成要素E2と称する)、相対的に小さな閉ループ(以降、構成要素E3と称する)、開ループ(以降、構成要素E4と称する)、閉ループにおける交差部(以降、構成要素E5と称する)、Nループの基端側の屈折部(以降、構成要素E6と称する)、Nループの先端側の屈折部(以降、構成要素E7と称する)、閉ループの内部(以降、構成要素E8と称する)、内視鏡挿入部における当該構成要素E1~E8以外の部分(以降、構成要素E9と称する)、及び、背景(以降、構成要素E10と称する)のうちのどの構成要素に属するかを示すラベルと、を含む教師データを用いた機械学習が行われる。
ここで前述の構成要素E1~E10各々の有無等は、例えば、教師データとして用いられる挿入形状画像を目視で確認した熟練者の判断により決定される。
また、前述の構成要素E3に対応する閉ループは、例えば、熟練者が挿入部11に対して捻り操作を行うことによりループの解除を試みるような大きさを有するループとして表される。
さらに、前述の構成要素E2に対応する閉ループは、前述の構成要素E3よりも大きな大きさを有するループとして表される。
さらに、前述の構成要素E1~E8は、例えば、挿入部11の挿入形状を含む一の挿入形状画像から、挿入部11の挿入操作を手動あるいは自動で行う場合における操作の成否に係る判断及び操作内容の変更の要否に係る判断に資するような局所領域を抽出するための構成要素として設定されている。
そのため、前述の分類器CLRによれば、例えば、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像に含まれる各画素の画素値等の多次元データを取得し、当該多次元データを入力データとしてニューラルネットワークの入力層に入力することにより、当該挿入形状画像に含まれる画素各々を前述の構成要素E1~E10のうちのいずれか1つの構成要素に分類した分類結果を示す処理結果画像を出力データとして取得することができる。すなわち、前述の分類器CLRを用いた処理により得られた処理結果画像には、セマンティックセグメンテーションに相当する領域分割結果が含まれている。
挿入形状要素抽出部272は、例えば、挿入形状分類部262の処理により種類TBに分類されるような挿入形状を含む挿入形状画像が挿入形状画像生成部261により生成された場合に、当該挿入形状画像を分類器CLRに入力して処理を行うことにより、図17Aに示すような処理結果画像PBGを取得する。図17Aは、第2の実施形態に係る内視鏡システムにおいて生成される挿入形状画像から挿入部の挿入形状に関連する構成要素を抽出した抽出結果を示す画像の一例を示す図である。
図17Aの処理結果画像PBGは、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像を、構成要素E1として分類された画素群を有する領域EA1と、構成要素E4として分類された画素群を有する領域EA4と、構成要素E9として分類された画素群を有する領域EA9と、構成要素E10として分類された画素群を有する領域EA10と、の4つの領域に分割した領域分割結果を含む画像として生成される。
すなわち、図17Aの処理結果画像PBGは、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像から、挿入部11の挿入形状に関連する構成要素として、構成要素E1、E4及びE9に相当する3つの構成要素を抽出した抽出結果を示すような画像として取得される。
挿入形状要素抽出部272は、例えば、挿入形状分類部262の処理により種類TEに分類されるような挿入形状を含む挿入形状画像が挿入形状画像生成部261により生成された場合に、当該挿入形状画像を分類器CLRに入力して処理を行うことにより、図17Bに示すような処理結果画像PEGを取得する。図17Bは、第2の実施形態に係る内視鏡システムにおいて生成される挿入形状画像から挿入部の挿入形状に関連する構成要素を抽出した抽出結果を示す画像の一例を示す図である。
図17Bの処理結果画像PEGは、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像を、構成要素E1として分類された画素群を有する領域EA1と、構成要素E2として分類された画素群を有する領域EA2と、構成要素E5として分類された画素群を有する領域EA5と、構成要素E8として分類された画素群を有する領域EA8と、構成要素E9として分類された画素群を有する領域EA9と、構成要素E10として分類された画素群を有する領域EA10と、の6つの領域に分割した領域分割結果を含む画像として生成される。
すなわち、図17Bの処理結果画像PEGは、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像から、挿入部11の挿入形状に関連する構成要素として、構成要素E1、E2、E5、E8及びE9に相当する5つの構成要素を抽出した抽出結果を示すような画像として取得される。
挿入形状要素抽出部272は、例えば、挿入形状分類部262の処理により種類TFに分類されるような挿入形状を含む挿入形状画像が挿入形状画像生成部261により生成された場合に、当該挿入形状画像を分類器CLRに入力して処理を行うことにより、図17Cに示すような処理結果画像PFGを取得する。図17Cは、第2の実施形態に係る内視鏡システムにおいて生成される挿入形状画像から挿入部の挿入形状に関連する構成要素を抽出した抽出結果を示す画像の一例を示す図である。
図17Cの処理結果画像PFGは、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像を、構成要素E1として分類された画素群を有する領域EA1と、構成要素E3として分類された画素群を有する領域EA3と、構成要素E5として分類された画素群を有する領域EA5と、構成要素E8として分類された画素群を有する領域EA8と、構成要素E9として分類された画素群を有する領域EA9と、構成要素E10として分類された画素群を有する領域EA10と、の6つの領域に分割した領域分割結果を含む画像として生成される。
すなわち、図17Cの処理結果画像PFGは、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像から、挿入部11の挿入形状に関連する構成要素として、構成要素E1、E3、E5、E8及びE9に相当する5つの構成要素を抽出した抽出結果を示すような画像として取得される。
挿入形状要素抽出部272は、例えば、挿入形状分類部262の処理により種類TGに分類されるような挿入形状を含む挿入形状画像が挿入形状画像生成部261により生成された場合に、当該挿入形状画像を分類器CLRに入力して処理を行うことにより、図17Dに示すような処理結果画像PGGを取得する。図17Dは、第2の実施形態に係る内視鏡システムにおいて生成される挿入形状画像から挿入部の挿入形状に関連する構成要素を抽出した抽出結果を示す画像の一例を示す図である。
図17Dの処理結果画像PGGは、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像を、構成要素E1として分類された画素群を有する領域EA1と、構成要素E6として分類された画素群を有する領域EA6と、構成要素E7として分類された画素群を有する領域EA7と、構成要素E9として分類された画素群を有する領域EA9と、構成要素E10として分類された画素群を有する領域EA10と、の5つの領域に分割した領域分割結果を含む画像として生成される。
すなわち、図17Dの処理結果画像PGGは、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像から、挿入部11の挿入形状に関連する構成要素として、構成要素E1、E6、E7及びE9に相当する4つの構成要素を抽出した抽出結果を示すような画像として取得される。
すなわち、挿入形状要素抽出部272は、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像から、挿入部11の挿入形状に係る構成要素として、先端部12に相当する内視鏡先端部、挿入部11のうちのループ形状を形成している部分に相当するループ部、及び、挿入部11のうちの屈折している部分に相当する屈折部のうちの少なくとも1つを抽出して抽出結果を得るための処理を行うように構成されている。
また、挿入形状要素抽出部272は、挿入部11の挿入形状を示す挿入形状画像と、当該挿入形状画像に含まれる各画素を所定の複数の構成要素のうちの一の構成要素に分類した分類結果を示すラベルと、を含む教師データを用いて機械学習を行うことにより作成された分類器CLRを用いた処理を行うことにより、被検体内に挿入されている挿入部11の挿入形状に係る1つ以上の構成要素を抽出して抽出結果を得るように構成されている。
挿入制御部273は、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像と、のうちの少なくとも1つと、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果と、に基づき、挿入部11の挿入操作に係る制御を行うための情報を含む挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力するように構成されている。
具体的には、挿入制御部273は、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つと、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果と、に基づき、挿入部11の挿入操作に係る制御として、例えば、当該挿入操作の開始、当該挿入操作の継続、当該挿入操作の中断、当該挿入操作の再開、当該挿入操作の停止、及び、当該挿入操作の完了のうちの少なくとも1つに係る制御を行うための情報を含む挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力するように構成されている。
また、挿入制御部273は、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つと、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果と、に基づき、挿入部11の挿入操作における操作量、当該挿入操作における操作速度、及び、当該挿入操作における操作力のうちの少なくとも1つを制御するための情報を含む挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力するように構成されている。
ここで、本実施形態の挿入制御部273は、例えば、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果として示される挿入部11の現在の挿入形状に係る構成要素に応じ、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つに基づいて制御内容を設定し、当該設定した制御内容を用いて挿入部11の挿入操作に係る制御を行うための情報を含む挿入制御信号を生成して内視鏡機能制御部240へ出力することができるように構成されている。
そのため、挿入制御部273は、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果として示される挿入部11の現在の挿入形状に係る構成要素に応じ、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つに基づいて制御内容を設定することにより、例えば、内視鏡10の機能により実現される各基本操作の中から選択した基本操作を単独で実行させて挿入部11の挿入操作を行うための制御内容を有する操作制御群CGCを設定し、当該設定した操作制御群CGCに係る情報を含む挿入制御信号を生成して出力することができる。
また、挿入制御部273は、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果として示される挿入部11の現在の挿入形状に係る構成要素に応じ、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つに基づいて制御内容を設定することにより、例えば、内視鏡10の機能により実現される各基本操作の中から選択した複数の基本操作を組み合わせて実行させて挿入部11の挿入操作を行うための制御内容を有する操作制御群CGDを設定し、当該設定した操作制御群CGDに係る情報を含む挿入制御信号を生成して出力することができる。
なお、操作制御群CGDは、内視鏡10の機能により実現される各基本操作の中から選択した複数の基本操作を連続的にまたは同時に実行させるような制御内容として設定される。すなわち、操作制御群CGDの制御内容は、操作制御群CGCの制御内容よりも複雑な制御内容として設定される。
すなわち、挿入制御部273は、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果として示される挿入部11の現在の挿入形状に係る構成要素に応じた制御として、内視鏡10の機能により実現される各基本操作の中から選択した基本操作を単独で実行させて挿入部11の挿入操作を行うための制御内容を有する操作制御群CGC、及び、内視鏡10の機能により実現される各基本操作の中から選択した複数の基本操作を組み合わせて実行させて挿入部11の挿入操作を行うための制御内容を有する操作制御群CGDのうちのいずれかに基づく制御を行うように構成されている。
また、挿入制御部273は、内視鏡10により被検体内を撮像して得られた画像、挿入部11に対して加えられている外力の大きさを示す情報、及び、挿入部11の挿入形状を示す情報のうちの少なくとも1つと、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果と、に基づいて前記挿入部の挿入操作に係る制御を行うように構成されている。
また、挿入制御部273は、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果に含まれる少なくとも1つの構成要素の経時的な変化に応じ、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つに基づいて制御内容を変更するように構成されている。
抽出結果記録部274は、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果を時系列に記録するための動作を行うことができるように構成されている。
本実施形態においては、本体装置20Aの少なくとも一部の機能が、プロセッサ20Pにより実現されるようにすればよい。また、本実施形態においては、本体装置20の少なくとも一部が、個々の電子回路として構成されていてもよく、または、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路における回路ブロックとして構成されていてもよい。
また、本実施形態に係る構成を適宜変形することにより、例えば、コンピュータが、本体装置20Aの少なくとも一部の機能を実行させるためのプログラムをメモリ等の記憶媒体20Mから読み込むとともに、当該読み込んだプログラムに応じた動作を行うようにしてもよい。
続いて、本実施形態の作用について説明する。
術者等のユーザは、内視鏡システム1Aの各部を接続して電源を投入した後、例えば、被検体の肛門または直腸付近に先端部12が位置するように挿入部11を配置する。
前述のようなユーザの操作によれば、光源部210から供給された照明光が被写体に照射され、当該照明光が照射された被写体が撮像部110により撮像されるとともに、当該被写体を撮像して得られた内視鏡画像が画像処理部220から表示制御部250及びシステム制御部270へ出力される。また、前述のようなユーザの操作によれば、コイル駆動信号生成部230からコイル駆動信号が供給され、当該コイル駆動信号に応じて複数のソースコイル18各々から磁界が発せられ、当該磁界を検出して得られた挿入形状情報が挿入形状情報取得部320からシステム制御部270へ出力されるとともに、当該挿入形状情報に応じた挿入形状画像が挿入形状画像生成部261により生成される。
また、前述のようなユーザの操作によれば、複数のソースコイル18各々の位置における外力の大きさ及び方向を示す外力情報が外力情報取得装置40からシステム制御部270へ出力される。
ユーザは、前述のように挿入部11を配置した状態において、例えば、入力装置50の自動挿入スイッチをオンすることにより、本体装置20Aによる挿入部11の挿入制御を開始させるための指示を行う。
抽出結果記録部274は、挿入部11の挿入制御を開始させるための指示が行われたことを検出した際に、例えば、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果を時系列にかつ一定時間毎に記録するための動作を開始する。
挿入制御部273は、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果として示される挿入部11の現在の挿入形状に係る構成要素に応じ、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つに基づいて制御内容を設定する。
具体的には、挿入制御部273は、例えば、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果に構成要素E2またはE4が含まれていることを検出した場合に、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つに基づいて制御内容を設定した操作制御群CGCに係る情報を含む挿入制御信号を生成して出力する。
また、挿入制御部273は、例えば、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果に構成要素E3が含まれていることを検出した場合に、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つに基づいて制御内容を設定した操作制御群CGDに係る情報を含む挿入制御信号を生成して出力する。
挿入制御部273は、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果に含まれる少なくとも1つの構成要素の経時的な変化に応じ、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つに基づいて制御内容を変更する。
具体的には、挿入制御部273は、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像に含まれる領域EA1の位置の経時的な変化を検出するための処理として、例えば、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像を二値化して二値化画像を生成する処理、当該二値化画像に含まれる当該領域EA1の重心位置を特定するための処理、及び、当該重心位置の経時的な変化を検出する処理を行う。
また、挿入制御部273は、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像に含まれる領域EA8の面積の経時的な変化を検出するための処理として、例えば、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像を二値化して二値化画像を生成する処理、及び、当該二値化画像に含まれる当該領域EA8の画素数の経時的な変化を検出するための処理を行う。
また、挿入制御部273は、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像に含まれる領域EA8の形状の経時的な変化を検出するための処理として、例えば、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像を二値化して二値化画像を生成する処理、及び、当該二値化画像に含まれる当該領域EA8の円形度の経時的な変化を検出する処理を行う。
また、挿入制御部273は、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像に含まれる領域EA3の面積の経時的な変化を検出するための処理として、例えば、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像を二値化して二値化画像を生成する処理、及び、当該二値化画像に含まれる当該領域EA3の画素数の経時的な変化を検出する処理を行う。
また、挿入制御部273は、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像に含まれる領域EA3の長さの経時的な変化を検出するための処理として、例えば、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像を二値化して二値化画像を生成する処理、当該二値化画像に含まれる領域EA3を細線化して線分を生成するための処理、及び、当該線分の画素数の経時的な変化を検出する処理を行う。
そして、挿入制御部273は、例えば、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像に基づいて検出した領域EA1の位置、領域EA8の面積、当該領域EA8の形状、領域EA3の面積、当該領域EA3の長さのうちの少なくとも1つの経時的な変化に応じ、画像処理部220から出力される内視鏡画像、外力情報取得装置40から出力される外力情報、及び、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像のうちの少なくとも1つに基づいて制御内容を変更する。
ユーザは、例えば、表示装置60に表示されている挿入形状画像に基づき、被検者の内部に挿入されている挿入部11の挿入形状が変化しなくなったことを確認した後で、入力装置50の自動挿入スイッチをオフすることにより、本体装置20Aによる挿入部11の挿入制御を停止させるための指示を行う。
抽出結果記録部274は、挿入部11の挿入制御を停止させるための指示が行われたことを検出した際に、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果を時系列にかつ一定時間毎に記録するための動作を停止する。
以上に述べたように、本実施形態によれば、挿入形状画像生成部261により生成された挿入形状画像に含まれる1つ以上の構成要素を、熟練者が挿入部11の挿入操作における操作の成否等を主観的に判断または評価する際の観点と略同等の観点に基づいて抽出して抽出結果を得るような処理が挿入形状要素抽出部272において行われる。
また、本実施形態によれば、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果に含まれる1つ以上の構成要素に応じた挿入制御が挿入制御部273において行われる。従って、本実施形態によれば、例えば、挿入部が挿入される被検体の内部状態の個体差、及び、当該被検体の内部における当該挿入部の挿入形状の時間的な変化等のような当該挿入部の挿入状況に応じた適切な挿入制御を行うことができる。
なお、本実施形態の挿入制御部273は、例えば、挿入形状分類部262により得られた分類結果と、挿入形状要素抽出部272により得られた抽出結果と、を併用しつつ、第1の実施形態の変形例において述べた制御を行うように構成されていてもよい。このような場合において実施可能な処理等の具体例を以下に列挙する。
挿入制御部273は、例えば、挿入制御情報CJBに含まれる制御内容に応じてジグリングに係る制御を内視鏡機能制御部240に対して行う際に、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像に含まれる領域EA1の位置の経時的な変化を検出することにより、当該ジグリングの成否の判定に利用可能な補助情報HJAを取得する。前述の補助情報HJAは、例えば、挿入制御情報CJBに含まれる制御内容に応じた制御が行われている場合において、挿入部11と腸管との間に摩擦が生じているか否かに係る判定に利用することができるとともに、挿入部11に撓みが生じているか否かに係る判定に利用することができる。
挿入制御部273は、例えば、挿入制御情報CJDに含まれる制御内容に応じた制御を内視鏡機能制御部240に対して行う際に、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像に含まれる領域EA8の面積が所定値を超えたことを検出した場合に、挿入部11を所定の後退量だけ後退させた後で挿入部11を前進させるような制御を行う。そして、このような制御によれば、αループを僅かに縮小させつつ挿入部11を前進させることができる。
挿入制御部273は、例えば、挿入制御情報CJDに含まれる制御内容に応じた制御を内視鏡機能制御部240に対して行う際に、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像に含まれる領域EA3の面積または長さが所定値を超えたことを検出した場合に、挿入部11を所定の後退量だけ後退させた後で挿入部11を前進させるような制御を行う。そして、このような制御によれば、αループを僅かに縮小させつつ挿入部11を前進させることができる。
挿入制御部273は、例えば、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像における領域EA4がEA2に変化したこと、及び、当該処理結果画像に領域EA5が新たに出現したことを検出した場合に、挿入部11の挿入形状が種類TBから種類TCに変化したとの検出結果を取得する。
挿入制御部273は、例えば、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像における領域EA2が領域EA3に変化したことを検出した場合に、挿入部11の挿入形状が種類TEから種類TFに変化したとの検出結果を取得する。
挿入制御部273は、例えば、挿入部11により形成されたαループの解除に係る制御を内視鏡機能制御部240に対して行う際に、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像に含まれる領域EA8の面積に基づき、挿入部11の挿入形状が種類TE、種類TF及び種類TGのうちのいずれであるかを検出する。
挿入制御部273は、例えば、挿入制御情報CJEに含まれる制御内容に応じた制御を内視鏡機能制御部240に対して行う際に、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像に含まれる領域EA1の位置の経時的な変化を検出することにより、挿入部11の後退状態に応じた補助情報HJBを取得する。前述の補助情報HJBは、例えば、挿入制御情報CJEに含まれる後退量BLA及び後退速度BVAの変更の要否に係る判定に利用することができる。
挿入制御部273は、例えば、挿入制御情報CJGに含まれる制御内容に応じた制御を内視鏡機能制御部240に対して行う際に、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像に含まれる領域EA1の位置の経時的な変化を検出することにより、挿入部11の後退状態に応じた補助情報HJCを取得する。前述の補助情報HJCは、例えば、挿入制御情報CJGに含まれる後退量BLB、後退速度BVB及び回転角度BABの変更の要否に係る判定に利用することができる。
挿入制御部273は、例えば、挿入制御情報CJFに含まれる制御内容に応じた制御を内視鏡機能制御部240に対して行うことにより、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像における領域EA3及び領域EA8が消失したこと、並びに、当該処理結果画像に領域EA6及び領域EA7が新たに出現したことを検出した場合に、挿入部11の挿入形状が種類TFから種類TGに変化したとの検出結果を取得する。
挿入制御部273は、例えば、挿入制御情報CJGに含まれる制御内容に応じた制御を内視鏡機能制御部240に対して行う際に、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像に含まれる領域EA6と領域EA7との位置関係に応じた補助情報HJDを取得する。前述の補助情報HJDは、例えば、挿入制御情報CJGに含まれる後退量BLB、後退速度BVB及び回転角度BABの変更の要否に係る判定に利用することができる。
挿入制御部273は、例えば、挿入制御情報CJGに含まれる制御内容に応じた制御を内視鏡機能制御部240に対して行うことにより、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像における領域EA6及び領域EA7が消失したことを検出した場合に、挿入部11の挿入形状が種類TGから種類THに変化したとの検出結果を取得する。
挿入制御部273は、例えば、挿入制御情報CJFに含まれる制御内容に応じた制御を内視鏡機能制御部240に対して行うことにより、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像に領域TH2から領域TH8までのいずれの領域も含まれていないことを検出した場合に、挿入部11の挿入形状が種類TGから種類THに変化したとの検出結果を取得する。
挿入制御部273は、例えば、挿入制御情報CJAに含まれる制御内容に応じた制御を内視鏡機能制御部240に対して行ってもなお、挿入形状要素抽出部272により得られた処理結果画像に領域EA4が出現しなかった場合に、当該処理結果画像に含まれる領域EA1の位置を追跡することにより、挿入部11の挿入形状が種類TAから種類THに変化したとの検出結果を取得する。
本発明は、上述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や応用が可能であることは勿論である。