JP5028191B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

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本発明は、被検体内の体腔路に内視鏡を挿入する内視鏡装置に関し、特に被検体の3次元領域の画像データに基づく体腔路の仮想画像を用い、挿入ナビゲーションを行う内視鏡装置に関する。
近年、3次元画像を用いた診断が広く行われるようになっている。例えば、X線CT(Computed Tomography)装置により被検体の断層像を撮像することにより被検体内の3次元画像データを得て、この3次元画像データを用いて目的部位の診断が行われるようになっている。
CT装置では、X線照射位置および検出位置を連続的に回転させつつ、被検体を連続的に移動することにより、被検体を螺旋状の連続スキャン(ヘリカルスキャン:helical scan)する。そして、連続した被検体の多数の断層2次元画像から、3次元画像を形成される。
診断が広く行われている3次元画像の1つに、肺の気管支の3次元画像がある。気管支の3次元画像は、例えば肺癌等が疑われる異常部の位置を3次元的に把握するのに利用される。そして、異常部を生検によって確認するために、気管支内視鏡を挿入して先端部から生検針や生検鉗子等を出して組織のサンプルを採取することが行われる。
気管支のように、多段階の分岐を有する体内の管路では、異常部の所在が分岐の末梢に近いときには、内視鏡の先端を短時間で正しく目的部位に到達させることが難しい。このため、例えば、特開2004−180940号公報または特開2005−131042号公報には、被検体の3次元領域の画像データに基づいて前記被検体内の管路の3次元像を形成し、3次元像上で管路に沿って目的点までの経路を求め、経路に沿った前記管路の仮想的な内視像を前記画像データに基づいて形成することが開示されている。そして、図32に示すように、仮想的な内視像画像6dと内視鏡画像6fとを左右に並べて表示することで、気管支内視鏡を目的部位にナビゲーションする内視鏡装置が提案されている。また、前記内視鏡装置においては、図32に示すように、進む経路穴にマーカ6Gを表示するとともに、仮想的な内視像画像と内視鏡画像とを画像処理を用いて類似度を比較し所定値以上の類似度の場合には、仮想的な内視像画像を回転し内視鏡画像と同じ方向に表示することが開示されている。
特開2004−180940号公報 特開2005−131042号公報
しかしながら、特開2004−180940号公報または特開2005−131042号公報に開示された内視鏡装置を用いていても、仮想的な内視像画像と内視鏡画像とを画像処理を用いて類似度を比較した際に、類似度が所定値以下の場合には、分岐部を誤認した挿入と判断される。このため、術者は左右に表示されている仮想的な内視像画像6dと内視鏡画像6fとを比較しながら、仮想的な内視像画像6fと類似した内視鏡画像6dが得られるように内視鏡を操作していた。しかし、術者にとって、左右に表示されている2つの画像の比較は、容易でないこともあった。また、術者には、仮想的な内視像画像6dと内視鏡画像6fとを、どの程度まで位置合わせをすれば、画像処理により正しく認識されるか明らかではなかった。
本発明は、内視鏡を目的部位に確実かつ迅速に挿入することができる内視鏡装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の一態様の内視鏡装置は、被検体の3次元領域の画像データに基づいて前記被検体内の体腔路の仮想画像を生成する仮想画像生成手段と、前記仮想画像に基づき、前記体腔路の分岐部のガイド画像を生成するガイド画像生成手段と、前記体腔路の内視鏡画像と、前記体腔路で前記内視鏡画像の撮像位置より末梢側の次の分岐部の前記ガイド画像とを重畳し表示する画像合成手段とを備え、前記ガイド画像は、仮想内視鏡画像、仮想内視鏡模式図画像、移動方向表示画像であって、表示された前記内視鏡画像における前記分岐部と前記仮想内視鏡画像における前記分岐部とを一致させるために、当該内視鏡画像を取得する内視鏡の移動方向を示す画像である移動方向表示画像およびテンプレート画像から選ばれる一以上の画像である。
本発明の他の態様の内視鏡装置は、被検体の3次元領域の画像データに基づいて前記被検体内の体腔路における仮想的な内視鏡画像を生成する仮想内視鏡画像生成手段と、前記体腔路における内視鏡画像に対して当該体腔路における次の分岐部の仮想内視鏡画像に基づいた仮想内視鏡模式図画像、移動方向表示画像であって、表示された前記内視鏡画像における前記分岐部と前記仮想内視鏡画像における前記分岐部とを一致させるために、当該内視鏡画像を取得する内視鏡の移動方向を示す画像である移動方向表示画像およびテンプレート画像から選ばれる一以上の画像を生成するガイド画像生成手段と、前記内視鏡画像と前記ガイド画像とを重畳し表示する画像合成手段と、画像処理手段を備え、前記画像処理手段は、前記分岐部における前記内視鏡画像と、前記仮想内視鏡画像との比較に基づいて前記仮想内視鏡画像を回転させる画像処理手段を備える。
本発明は、内視鏡を目的部位に確実かつ迅速に挿入することができる内視鏡装置を提供するものである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態>
<装置構成の説明>
図1は、本発明の第1の実施の形態の内視鏡装置1の構成を示す構成図である。図1に示すように、本実施の形態の内視鏡装置1は、被検体の患者の体腔路である気管支に挿入し気管支内を撮像し気管支末端の関心部位組織を生検する内視鏡2Aを有する気管支鏡装置2と、CT画像データに基づき気管支内部の仮想気管支内視鏡画像( Virtual Bronchus Scope :以下、仮想内視鏡画像またはVBS画像と記す)を生成すると共に撮像部2aからの撮像信号に基づき、気管支鏡装置2により得られるリアルタイムの内視鏡画像6f(以下、内視鏡画像またはライブ画像と記す)と、内視鏡2Aの挿入ガイドとなる図4等に示すガイド画像6Zとを重畳合成してモニタ6に重畳して表示し内視鏡2Aの気管支への挿入ナビゲーションを行う挿入支援装置5と、挿入支援装置5に術者の指示を入力する第1の入力部8と、挿入支援装置5の経路設定指示を入力する第2の入力部19とを備えて構成される。
気管支鏡装置2は、被検体の体腔路に挿入される内視鏡2Aと、内視鏡2Aを制御する内視鏡制御部2Bとからなる。内視鏡2Aの先端部2bには、CCD等の撮像手段2a(以下「カメラ」という)等が配設されている。
挿入支援装置5は、患者のX線断層像を撮像する図示しない公知のCT装置で生成された3次元画像データを、例えばMO(Magneto Optical disk)装置またはDVD(Digital Versatile Disk)装置等の可搬型の記憶媒体を介して取り込むCT画像データ取り込み部11と、CT画像データ取り込み部11によって取り込まれた3次元画像データを格納するCT画像データ格納部12と、CT画像データ格納部12に格納されている3次元画像データに基づきMPR( MultiPlanar Reconstruction)画像を生成するMPR画像生成部13と、MPR画像生成部が生成したMPR画像から内視鏡2Aの気管支関心部位への挿入経路(以下、挿入経路またはルートという)を設定する経路設定手段および再経路設定手段を有するルート設定部14と、CT画像データ格納部12に格納されている3次元画像データに基づきルート設定部14によって設定されたルートの連続したVBS画像をフレーム単位で生成する仮想内視鏡画像生成手段を有するVBS画像生成部15と、VBS画像生成部15が生成したVBS画像を格納するVBS画像格納部16と、後述する表示画面を生成する画像合成手段、ガイド画像生成手段およびマッチング処理手段を有する画像処理手段である画像処理部17と、ルート設定部14が生成した挿入経路および画像処理部17が生成したナビゲーション画面等をモニタ6に表示させる画像表示制御部18とから構成される。
ここで、画像マッチングについて説明する。画像マッチングは、画像処理部17のマッチング処理手段が行う画像処理であり、VBS画像と内視鏡画像6fとの類似度を比較し、所定値以上の類似度の場合には、両画像が同一の分岐部を示した画像であると判断する処理である。マッチングは、公知の画像処理により行われ、画素データレベルのマッチングと画像から抽出した特徴のレベルにおけるマッチングのいずれを用いてもよい。またマッチング可能あるいはマッチング成功、とは、画像処理部17がマッチング処理を行った2枚の画像が同一の分岐部を示した画像であると判断することをいう。
マッチングの際に、VBS画像と内視鏡画像6fとが、同一の分岐部を示す画像であるにも関わらず画像処理部17が誤認識してしまうことがある。この画像処理部17の誤認識は、より高度なマッチング処理により、ある程度は解決するが処理速度の低下等の問題もある。このため、本実施の形態の内視鏡装置1の挿入支援装置5は、正しい挿入経路へのナビゲーションに加えて、マッチングに適した内視鏡画像6fを撮像するためのナビゲーションも行う。
ライブ画像と仮想内視鏡画像6dのマッチングにおいては、ライブ画像のフレーム単位で行われるため、実際のマッチング処理は静止内視鏡画像と仮想内視鏡画6dのマッチングとなる。ライブ画像の全フレームについてマッチング処理を行う必要はなく適当な間隔で行う。
マッチング処理は、仮想内視鏡画像6dを含むガイド画像と内視鏡画像6fの表示方向を一致するために、画像補正手段が仮想内視鏡画像6dを回転する回転処理を行う際にも使用される。この場合には、画像処理部17が、マッチング処理により仮想内視鏡画像6dと内視鏡画像6fとが、類似画像と判断すると、自動的に、あるいは手動で回転処理を行うことができる。
なお、CT画像データ格納部12およびVBS画像格納部16は、1つのハードディスク装置によって構成してもよく、また、MPR画像生成部13、ルート設定部14、VBS画像生成部15および画像処理部17は1つの演算処理回路で構成することができる。また、CT画像データ取り込み部11はMOあるいはDVD等の可搬型の記憶媒体を介してCT画像データを取り込みとしたが、CT装置あるいはCT画像データを保存している院内サーバが院内LANに接続されている場合には、CT画像データ取り込み部11を該院内LANに接続可能なインターフェイス回路により構成し、院内LANを介してCT画像データを取り込むようにしてもよい。
次に、被検体の3次元領域の画像データに基づいて、体腔外から被検体内の関心部位まで内視鏡2Aの先端部2bを挿入するための、体腔路の挿入経路を設定する経路設定手段を有するルート設定部14および仮想内視鏡画像生成手段を有するVBS画像生成部15について説明する。
内視鏡2Aの挿入に先立ち、挿入支援装置5は、CT画像データ取り込み部11によりCT装置で生成された患者の3次元画像データを取り込み、取り込んだ3次元画像データをCT画像データ格納部12に格納する。そして、患者の例えば3つの異なる断面像からなるMPR画像がMPR画像生成部により生成され、ルート設定部14は、このMPR画像の、図2に示す体腔外に近い体腔内の挿入始点A1と、被検体内の関心部位100B近傍の挿入終点E1とが、第2の入力部19により指定されると、挿入始点A1と挿入終点E1を結ぶ体腔路を設定するルート設定処理を行い、内視鏡2Aの挿入経路R1を設定する。挿入経路R1が設定されると、VBS画像生成部15は、設定した経路の連続した2次元の仮想内視鏡画像6dをフレーム単位で生成し、生成した仮想内視鏡画像6dをVBS画像格納部16に格納する。
なお、仮想内視鏡画像6dはVBS画像生成部15で生成されるが、分岐部の仮想内視鏡画像6dは分岐部のガイド画像として画像処理部17のガイド画像生成手段においても、後述するするように仮想内視鏡V2Aの撮像条件を変えながら生成される。また、画像処理部17のガイド画像生成手段は、分岐部のガイド画像として仮想内視鏡画像6dだけでなく、図4に示す仮想内視鏡模式図画像6J、移動方向表示画像6Hも生成する。また、後述する分岐部のガイド画像であるテンプレート画像6Tも画像処理部17のガイド画像生成手段により生成される。また、仮想内視鏡画像を含むガイド画像の回転処理を行う画像補正手段、および内視鏡画像とガイド画像とを重畳し表示する画像合成手段も画像処理部17に含まれている。
挿入支援装置5は、挿入経路を設定し、VBS画像を生成し格納すると、挿入経路等をモニタ6に表示する。図3は挿入経路等を表示した表示画面6aの例を示す図である。図3に示すように表示画面6aには、患者情報や分岐部の情報等6Aと、内視鏡2Aの挿入経路R1を表示する画像6Bと、および詳細は図示しないVBS画像6C等とが表示される。画像6Bには、3次元画像から生成された患者の気管支画像100Aに重畳して、体腔内の内視鏡2Aの挿入始点A1から、被検体内の関心部位100B近傍の内視鏡2Aの挿入終点E1と、ルート設定部14が設定した内視鏡2Aの挿入経路R1が表示されている。
<表示画面の説明>
次に、図4は、モニタ6の表示画面6aの挿入ナビゲーション時の表示形態を示す図である。なお、図1においてはモニタ6は1台のみ図示したが、複数のモニタを用いて異なる表示形態の表示画面を同時に表示することも可能である。
図4に示すように表示画面6aの左側には、挿入経路R1にある気管支の分岐部Jのライブ画像表示エリア6Fにライブ画像6fと、ガイド画像が重畳表示されている。ここで、表示画面6aは4番目の分岐部における表示画面であるため、ガイド画像は、仮想内視鏡模式図画像6J4および移動方向表示画像である矢印画像6Hの2つである。重畳表示するガイド画像は、現在のカメラ位置よりも末梢側の次の分岐部のガイド画像、すなわち、内視鏡の挿入操作において次に到達する分岐部、言い換えれば、体腔路における内視鏡画像に対して当該体腔路における次の分岐部、さらに言い換えれば次にマッチング処理を行う分岐部のガイド画像である。
また、重畳表示とは同一の表示エリアに重ねて表示することであり、一般的には異なるレイヤの画像を同時に表示することで重畳表示することができる。なお、これらの画像は画像処理部17の画像合成手段にて処理され重畳表示されている。また、同一の表示画面6aの複数の画像表示エリアのそれぞれに表示することは重畳表示には該当しない。
表示画面6aは4番目の分岐部における表示画面であるため、右側のVBS画像表示エリア6Dには、体腔路内で内視鏡2Aのカメラ2aの位置より末梢側の次の分岐部である分岐部J4のVBS画像6d4と、分岐部J4の仮想内視鏡模式図画像(以下、VBS模式図画像という)6J4と、挿入経路R1に沿って進むための経路穴にマーカ6Gを重畳して表示している。VBS画像表示エリア6Dに表示されているVBS模式図画像6J4のVBS画像表示エリア6D内での位置および大きさと、ライブ画像表示エリア6Fに表示されている仮想内視鏡模式図画像6J4のライブ画像表示エリア6F内での位置および大きさとは、同じである。すなわち、VBS画像表示エリア6Dの仮想内視鏡模式図画像6J4のみをライブ画像表示エリア6Fに複写し重畳表示している。そして、ライブ画像表示エリア6Fに表示されているガイド画像とライブ画像表示エリア6Fに表示されているガイド画像とは連動して移動する。このため、術者はライブ画像表示エリア6Fのみに注目していてもVBS画像6dとライブ画像6fのずれを確認できる。
表示画面6aの下側のVBS画像表示エリア6Eに表示されている分岐サムネイルVBS画像の中で、VBS画像6d4に対応する6E4の枠が太枠あるいはカラー表示され、他の分岐サムネイルVBS画像と識別可能となっており、術者はVBS画像表示エリア6Dに表示されるVBS画像がどの分岐部の画像かを容易に認識できるようになっている。
次に、表示画面6aに表示される各画像について説明する。VBS画像は前述のように、気管支100Aの3次元気管支画像データから形成された2次元画像である。言い換えれば、VBS画像は仮想の気管支100Aの管腔を仮想の内視鏡で撮像した仮想の画像である。VBS画像は気管支100Aの全ての管腔箇所について形成可能であるが、挿入支援装置5が画像マッチング処理の際に、表示画面6aに表示するのは、分岐部JのVBS画像である。
次に、分岐サムネイルVBS画像とは、VBS画像を縮小し簡略化した画像である。なお、分岐サムネイルVBS画像表示エリア6EはVBS画像選択アイコンの機能も有しており、所望の分岐サムネイルVBS画像を選択することで、VBS画像表示エリアに表示するVBS画像を変更することもできる。
VBS模式図画像6Jは、VBS画像6dまたは分岐サムネイルVBS画像または3次元気管支画像データを基に形成された各分岐部の末梢側の複数の穴のそれぞれの内壁の輪郭線を示す図形、すなわち、複数の輪郭線図形から構成されている画像である。また、図4には表示されていない内視鏡模式図画像は、内視鏡画像を基に形成された各分岐部の末梢側の複数の穴のそれぞれの内壁の輪郭線を示す図形、すなわち、複数の輪郭線図形から構成されている画像である。
移動方向表示画像である矢印画像6Hは、内視鏡画像6fの分岐部の中心位置をVBS画像6dの分岐部の中心位置と一致するために、内視鏡2Aを操作すべき移動方向を術者に示す矢印である。本実施の形態において、矢印画像6Hは内視鏡画像6fの分岐部の中心位置からVBS画像6dの分岐部の中心位置を結んでいるために、矢印画像6Hは、内視鏡2Aを操作すべき移動方向だけでなく移動距離も示している。
なお、本実施の形態の表示画面6aの変形例として、図5に、内視鏡画像6fと、仮想内視鏡画像6d、仮想内視鏡模式図画像6Jおよび矢印画像6Hをひとつの画面に重畳表示した状態を示す。図5では表示を解りやすくするため仮想内視鏡画像6dは表示していない。仮想内視鏡画像6dは内視鏡画像6fの視認性を妨げることがないように、内視鏡画像6fより薄く目立たないように表示することが好ましい。
次に、図6は、画像処理部17の構成を説明するための構成図である。画像処理部17は内視鏡画像6fおよびVBS画像等から分岐部の輪郭線図形を抽出し、類似度比較等を行う分岐抽出部17aと、輪郭線図形から模式図画像等のガイド画像等を生成する画像生成部17bと、画像を格納しておく画像格納部17dと、内視鏡画像6fとガイド画像等を重畳表示するための画像合成手段である画像重畳部17cと、ナビゲーションのための各表示画面を生成するナビ画面生成部17eを有する。
次に、画像処理部17による各画像の生成方法について説明する。VBS模式図画像6Jは、VBS画像6dまたは分岐サムネイルVBS画像6Eまたは3次元気管支画像データを基に形成される。形成方法は、VBS画像6dまたは分岐サムネイルVBS画像6Eを用い2値化処理による方法と、3次元気管支画像データを用い仮想断面画像から形成する方法がある。
<2値化処理によるVBS画像からVBS模式図画像を形成する方法>
まず、図7および図8を用い2値化処理によるVBS模式図画像6Jの形成方法を説明する。図7は2値化処理の過程を説明するための図であり、図8は、分岐サムネイルVBS画像6Eを基にした2値化処理によるVBS模式図画像6Jの形成処理の流れを説明するためのフローチャートである。2値化処理はグレイスケール画像を白黒画像に変換し、白黒画像の境界から輪郭線を抽出する方法である。図8は、入経路にある複数の分岐部のVBS模式図画像6Jを形成するための画像処理部17の動作を示すフローチャートである。
画像処理部17は、輪郭線の抽出、すなわちグレイスケールの分岐サムネイルVBS画像6Eから、それぞれの穴の輪郭線を抽出し、複数の輪郭線図形からなるVBS模式図画像6Jの形成を開始する。
<ステップS11>
画像処理部17は、挿入経路にある全ての分岐部JのVBS模式図画像6Jを形成するために、選択する分岐サムネイルVBS画像6Eの番号nの初期値として1を入力する。
<ステップS12>
画像処理部17は、図7(A)に示すように、n番目の分岐サムネイルVBS画像データを読み込む。
<ステップS13>
画像処理部17は、図7(B)に示すように、分岐サムネイルVBS画像データの画素データの中で、あらかじめ定めた閾値よりも暗い画素のみを抽出し、当該画素を黒とし、それ以外の画素を白とする2値化処理を行う。挿入する分岐部の奥の領域、すなわち遠い領域は比較的暗い画像として捉えられるため、挿入方向の先にある分岐部の末梢側の管腔断面の輪郭像を得ることができる。
<ステップS14>
画像処理部17は、図7(C)に示すように、2値となった分岐サムネイルVBS画像データが示す分岐部の各穴の一番外側の輪郭線を抽出する。図7(C)では閉じた輪郭線からなる2つの輪郭線図形が抽出されている。この輪郭線図形からなる模式図がVBS模式図画像6Jである。
<ステップS15、S16>
画像処理部17は、番号nを1ずつ増加し、上記と同様の処理を行い、それぞれの分岐部のVBS模式図画像6Jを形成し、挿入経路にある全ての分岐部JのVBS模式図画像6Jを形成したら処理を完了する。
<仮想断面画像からVBS模式図画像を形成する方法1>
次に、3次元気管支画像データを用い仮想断面画像からVBS模式図画像6Jを形成する2つの方法について、図9および図10を用いて順に説明する。図9および図10は分岐部J付近の3次元気管支画像データに基づき仮想3次元画像100Vを管腔方向に垂直な視点から観察した図を示している。この仮想画像は、気管支の内壁100VIの情報と、気管支の中心を示す芯線100V1の情報から構成されている。VY1は、芯線上の分岐点を示している。そして、仮想内視鏡先端部V2bの仮想のカメラV2aは、分岐点VY1から予め定めた距離L2の位置の芯線上にある。
図9に示す第1の仮想断面画像からVBS模式図画像6Jを形成する方法では、仮想のカメラV2aの位置と分岐点VY1とを結ぶ芯線100V1を延長した線上の、分岐点VY1からの予め定めた距離L1の位置にある点VLを含む前記延長線に対して垂直な平面が、体腔路芯線と交わる点c1およびc2を含む体腔路の断面画像を用いる。すなわち、図9(A)において、CI−CI線で表示されている点c1を含む管腔内壁の仮想断面画像と、CII−CII線で表示されている点c2点を含む管腔内壁の仮想断面画像を、仮想カメラV2aにより撮像した仮想画像が、図9(B)に示す輪郭線図形6JIと輪郭線図形6JIIからなるVBS模式図画像6Jである。なお、距離L1および距離L2はマッチングが確実に行える距離として求め、予め設定しておく。
<仮想断面画像からVBS模式図画像を形成する方法2>
図10に示す第2の仮想断面画像からVBS模式図画像6Jを形成する方法では、予め定めた分岐点VY1からの芯線距離がL3の位置にある点c3およびc4を含む体腔路に対して垂直方向の断面画像を用いる。すなわち、図10(A)において、CIII−CIII線で表示されている点c3を含む管腔内壁の仮想断面画像と、CIV−CIV線で表示されているc4を含む管腔内壁の仮想断面画像を、仮想カメラのV2aにより撮像した画像が、図10(B)に示す輪郭線図形6JIIIと輪郭線図形6JVIからなるVBS模式図画像6Jである。なお、距離L1および距離L3はマッチングが確実に行える距離として求め、予め設定しておく。
なお、輪郭線図形として、上記処理で得られた図形6JI等を、さらに楕円近似して、より簡単な図形としてもよい。
<第1の移動方向表示画像>
次に、図11から図20を用いて、移動表示画像の形成について説明する。図11から図13は、各模式図画像の各輪郭線図形の外接円を用いた移動方向表示画像を形成する方法を説明するための図であり、図14および図15は移動方向表示画像を形成するための画像処理部17の動作の流れを説明するためのフローチャートであり、図16から図20は移動表示画像を表示した表示画面6aの例を示す図である。
図11(A)は、第1の移動方向表示画像を説明するための図であり、ライブ画像表示エリア6Fを示しており、ライブ画像表示エリア6Fには、ライブ画像6fに、内視鏡模式図画像6Kと、内視鏡模式図画像6Kを構成する輪郭線図形の外接円6KCが重畳して表示されている。
一方、図11(B)は、VBS画像表示エリア6Dを示しており、この場合にVBS画像表示エリア6Dには、VBS画像6dに、仮想内視鏡模式図画像6Jと、仮想内視鏡模式図画像6Jを構成する輪郭線図形の外接円6JCが重畳して表示されている。すなわち、図12に示す表示レイヤP4に該当する。図12のレイヤP4とレイヤP2とは連動しているため、いずれかのレイヤを回転すると他のレイヤも同じ回転を行う。
図11(C)は、ライブ画像表示エリア6Fを示しており、ライブ画像表示エリア6Fには、ライブ画像6fに、内視鏡模式図画像6Kと、外接円6KCと、仮想内視鏡模式図画像6Jと、外接円6JCとが重畳表示されているが、説明のためライブ画像6fは表示していない。すなわち、図12に示すように、外接円6KCを表示する表示レイヤP1と、外接円6Jを表示する表示レイヤP2と、ライブ画像6fと内視鏡模式図画像6Kを表示する表示レイヤP3とが重畳して表示されている画像である。矢印画像6hは、外接円6KCの中心から外接円6JCの中心への方向および距離を示している。
図16は、ライブ画像6fに移動方向表示画像である2つの円6KCと6JCが重畳して表示されている表示画面6aを示している。図16に示すように、VBS画像表示エリア6Dには、VBS画像6dに挿入経路に沿って進むための経路穴を示すマーカ6G等が重畳して表示されている。マーカ6Gは、進むための経路穴を明示できるものであれば、穴の輪郭を強調したり、特定の術者の注意を引きやすい色で表示する等、種々のマーカ表示を使用することができる。
次に図14のフローチャートを用いて、画像処理部17の動作の流れを説明する。
ライブ画像6fの表示が開始すると画像処理部17の動作が開始する。
<ステップS31>
画像処理部17は、分岐サムネイルVBS画像表示エリア6Eのアイコン等で選択されたVBS画像を2値化処理して、輪郭線図形を抽出し、仮想内視鏡模式図画像6Jを形成する。
<ステップS32>
画像処理部17は、抽出された輪郭線図形の外接円6JCを求める。ここで、外接円とは、全ての輪郭線図形を包含する最小径の円をいう。
<ステップS33>
画像処理部17は、外接円6JCをレイヤP2に複写し、ライブ画像表示レイヤP3と重畳する。
<ステップS34>
画像処理部17は、内視鏡画像を2値化処理して、輪郭線図形を抽出し、内視鏡模式図画像6Kを形成する。ここで内視鏡画像とは静止内視鏡画像である。
<ステップS35>
画像処理部17は、抽出された輪郭線図形の外接円6KCを求める。
<ステップS36>
画像処理部17は、外接円6KCをレイヤP1に複写し、ライブ画像表示レイヤP3と重畳する。
<ステップS37>
画像処理部17は、別のVBS画像が選択されるまで、ライブ画像から静止内視鏡画像を生成し、再び処理を行い、常に新規な状態の外接円6KCの位置をライブ画像表示レイヤP3と重畳する。
<ステップS38>
画像処理部17は、別の分岐部に到達し、異なるVBS画像が選択された場合には、その分岐部の仮想内視鏡画像を基に処理を継続する。画像処理部17は、終了信号があるまで動作を継続する。
術者は、図16に示すように、内視鏡画像の分岐部の外接円6KCの中心が、仮想内視鏡画像の分岐部の外接円6JCの中心と一致するように、内視鏡2Aを操作する。すると、術者は、図17に示すように、容易にライブ画像6fと仮想内視鏡画像6dの分岐点の中心位置を一致することができる。すなわち、この2つの円6KCおよび6JCが、第1の移動方向表示画像である。2つの円の中心位置が一致すると、画像処理部17は誤動作なくマッチング処理を行い、仮想内視鏡画像6dを回転する回転処理を行う。回転処理後は、図18に示したように、仮想内視鏡画像6dとライブ画像6fの表示方向が一致しているため、術者は挿入経路に沿って進むための経路穴を示すマーカ6Gとライブ画像6fとの対応を容易に認識することができる。
<第2の移動方向表示画像>
次に、図11、図13、図15および図19を用いて、第2の移動方向表示画像である2つの外接円の中心点を結ぶ矢印画像について説明する。
図11(D)は、ライブ画像表示エリア6Fを示しており、ライブ画像表示エリア6Fには、ライブ画像6fに、矢印画像6Hとが重畳表示されているが、説明のためライブ画像6fは表示していない。図11(D)の画像は、図13に示すように、3つの表示レイヤP1、P2およびP3が重畳表示されている。図19は、表示画面6aを示し、ライブ画像6fの重畳表示されている矢印画像6Hは、外接円6KCの中心点6Kcと外接円6JCの中心点6Jcを結ぶ矢印である。一方、VBS画像表示エリア6Dには、VBS画像6dに挿入経路に沿って進むための経路穴を示すマーカ6G等が重畳して表示されている。
次に図15のフローチャートを用いて、画像処理部17の動作の流れを説明する。ステップ51からステップ55までは、図14のフローチャートのステップ31からステップ35までと同じであるため説明を省略する。
<ステップ56>
円6KCの中心点6Kcから、円6JCの中心点6Jcに至る矢印画像6Hを生成する。
<ステップ57>
矢印画像6HをレイヤP2に表示し、ライブ画像表示レイヤP3と重畳して表示する。
なお、図13および図15では、円6KCおよび円6JCも、矢印画像6Hとともにライブ画像表示レイヤP3と重畳して表示しているが、図19等に示すように矢印画像6Hのみをライブ画像表示レイヤP3と重畳して表示してもよい。あるいは、図4に示したように、矢印画像6Hと仮想内視鏡模式図画像6Jを重畳してライブ画像表示レイヤP3と重畳して表示してもよいし、内視鏡模式図画像6Kをライブ画像表示レイヤP3と重畳して表示してもよい
なお、円6KCは、内視鏡画像6fから生成された図形であり、仮想内視鏡画像6dから生成されていない。しかし、仮想内視鏡画像6dから生成された円6JCと組み合わさることにより1つのガイド画像を形成するものである。
<第3の移動方向表示画像>
次に、第3の移動表示画像として、分岐部の重心点を用いた移動表示画像の形成方法について説明する
図20は、分岐部の重心点を用いて移動表示画像を形成する方法を説明するための図である。図20(A)は、ライブ画像表示エリア6Fを示しており、この場合にライブ画像表示エリア6Fには、ライブ画像6fに、内視鏡模式図画像6Kと内視鏡模式図画像6Kの分岐部の重心位置を示すマーク6Mとが重畳して表示されている。ここで、内視鏡模式図画像6Kは、前述の種々の仮想画像からVBS模式図画像6Jを形成する方法と同様の方法により形成する。
一方、図20(B)は、VBS画像表示エリア6Dを示しており、この場合にVBS画像表示エリア6Dには、VBS画像6dに、仮想内視鏡模式図画像6Jと、仮想内視鏡模式図画像6Jの分岐部の重心位置を示すマーク6Nとが重畳して表示されている。ここで、重心位置とは、ライブ画像またはVBS画像の濃淡パターンを基に決定される位置であり、グレイスケール画像を白黒画像に変換する2値化処理を行い、画像全体に占める黒画素の合計数が一定比率以下になった時の、各黒画素の座標の平均値から求めることができる。
以下、図21を用いて、画像処理部17による分岐部の重心位置の決定方法の動作について詳細に説明する。
<ステップ61>
画像処理部17が、ライブ画像またはVBS画像を白黒画像に変換する2値処理を行う際の閾値として、予め決められた初期値tを設定する。
<ステップ62>
画像処理部17は、閾値を初期値tとして、2値処理を行い、黒画素の合計数nを算出する。
<ステップ63、ステップ64>
画像処理部17は、ステップ62で算出した黒画素の合計数nが、画面全体の画素数に対して予め定めた比率K(例えば20%)より大きいか小さいかを判定し、大きい場合は、閾値を微少値Δtだけ減少させてから、再度ステップ62に戻り、黒画素の合計数nを算出する。
すなわち、ステップ63を通過する状態では、閾値は、黒画素の合計数nが、画面全体の画素数に対して予め定めた比率(例えば20%)より小さくなるように設定される。なお、予め定めた比率Kは通常のライブ画像またはVBS画像を2値化処理した際に、気管支分岐の形状が部分的に抽出されているような値が選択される。
<ステップ65、ステップ66>
画像処理部17は、ステップ63の段階で、黒画素の合計数nが、画面全体の画素数に対して予め定めた比率K(例えば20%)より大きいか小さいかを判定し、小さい場合には、閾値を微少値Δtだけ増加させてから、黒画素の合計数nを算出する。
<ステップ67、ステップ68>
画像処理部17は、黒画素の合計数nが、画面全体の画素数に対して予め定めた比率K(例えば20%)より大きいか小さいかを判定し、黒画素の比率がKを越えるまで繰り返す。
<ステップ69>
画像処理部17は、各黒画素a1、a2〜anのそれぞれの画面上の座標値a1(x1、y1)、a2(x2、y2)〜an(xn、yn)を求め、それらの座標値の平均値A((x1+x2+、、+xn)/n、(y1+y2+、、+yn)/n)を算出し、分岐部の重心位置NまたはMとする。
なお、 図20(C)は、ライブ画像表示エリア6Fを示しており、ライブ画像表示エリア6Fには、ライブ画像6fに、矢印画像6Hとが重畳表示されているが、説明のためライブ画像6fは表示していない。
術者は、前記の外接円から形成された移動方向表示画像と同様に、内視鏡2Aを操作して、内視鏡先端部2bを矢印画像6Hに示されている移動方向に、矢印画像6Hに示されている移動量だけ移動すると、容易にライブ画像6fと仮想内視鏡画像6dの分岐点の中心位置を一致することが可能となる。
なお、矢印画像等による移動方向表示画像の表示とともに、実際に必要な内視鏡先端部の移動量の情報を表示してもよい。例えば、X方向、Y方向にそれぞれ、何mm移動すればライブ画像6fと仮想内視鏡画像6dとの中心位置が一致するという情報である。
<テンプレート画像6Tによるナビゲーション>
前述のように、移動方向表示画像等のガイド画像のナビゲーションに従った術者の内視鏡操作により、内視鏡画像6fの分岐部の中心位置が、仮想内視鏡画像6fの分岐部の中心位置と一致すると、両画像は、画像処理部17がマッチングしやすい状態となる。このため画像処理部17は、誤動作することなくマッチングし、その結果、仮想内視鏡画像6dを自動的に回転することができる。しかし、上記操作後であってもマッチングできないことがある。
一方、回転処理を行わなくとも、最初から、ある程度、内視鏡画像6fと仮想内視鏡画像6dとの方向が一致している場合においても、画像処理部17がマッチングに失敗することがある。
これは、画像処理部17によるマッチング処理には、マッチング処理速度や挿入支援装置装置のコスト等の観点から制約があるためである。具体的には、内視鏡2Aのカメラ2aの気管支内の位置が、仮想内視鏡画像を撮像した仮想のカメラV2aの仮想気管支位置に対して、上下左右方向(XY方向)にずれていてもマッチング可能な範囲に制約がある。また、内視鏡2Aのカメラ2aの気管支内の位置が、仮想内視鏡画像6dを撮像した仮想のカメラV2aの仮想気管支位置に対して、気管支管腔の奥行き方向(Z方向)のずれに対しても、マッチング可能な範囲に制約がある。さらには、前述したように内視鏡2Aのカメラ2aが、空間のどの方向を上にしているかという撮像条件についても、マッチング可能な範囲に制約がある。
図22は、内視鏡2Aのカメラ2aの気管支内の位置と内視鏡画像6fの関係等を説明するための図である。図22(A)は、(a)に気管支100A内の内視鏡2Aの位置を示し、(b)に仮想内視鏡画像6dを示し、(c)に内視鏡画像6fを示している。内視鏡2Aのカメラ2aは、仮想内視鏡V2Aの仮想カメラV2aが仮想内視鏡画像6dを撮像した箇所に相当する位置100Iにある。図22(A)の状態の内視鏡2Aであれば、仮想内視鏡画像6dを回転するだけで仮想内視鏡画像6dと内視鏡画像6fはマッチングが可能である。
これに対して、図22(B)に示した状態の内視鏡2Aでは、奥行き方向および上下方向でずれている。このため、内視鏡画像中の分岐部の穴を示す6Kは、仮想内視鏡画像中の分岐部の穴を示す6Lに比べて小さく、さらに少し分岐部の中心がずれている。また、図22(C)に示した状態の内視鏡2Aでは、中心軸がずれている。このため、内視鏡画像中の分岐部の穴を示す6Kは、分岐部の中心がずれている。また、図22(D)に示した状態の内視鏡2Aでは、内視鏡2Aの方向がずれている。このため、内視鏡画像中の分岐部の穴を示す6Kは、分岐部の中心がずれている。
術者は、内視鏡2Aの位置が、仮想内視鏡V2Aの仮想内視鏡画像撮像位置からずれている場合には、内視鏡2Aを図22(E)の2A1の状態から2A3の状態になるように操作する必要があった。しかし、術者は、どこまで操作すればマッチングが可能であるのかが不明であったため試行錯誤する必要があった。
本実施の形態の内視鏡装置1におけるテンプレート画像6Tは、前記の制約が具体的に、どれ程の範囲であるか、言い換えれば、その範囲内であればマッチング可能である範囲を、術者に示すガイド画像である。
以下、図23から図25を用い、テンプレート図形について説明する。図23はテンプレート図形を生成するための画像処理部17の動作の流れを示すフローチャートであり、図24および図25はテンプレート画像6Tの生成方法を説明するための図である。
最初に、図23のフローチャートにより画像処理部17の画像処理手段によるテンプレート生成動作の流れを説明する。
<ステップS71>
画像処理部17は、仮想内視鏡の仮想カメラV2aの位置、方向を設定した範囲で変動し、複数の仮想内視鏡画像を生成する。例えば、画像処理部17は、図24に示すように、中心条件の画像6dSに対して、カメラ方向を上下方向および左右方向に変化し、8枚の仮想内視鏡画像6d10〜6d17を生成する。画像処理部17は、さらに、それらの8枚の仮想内視鏡画像6d10〜6d17を中心条件の画像6dSとマッチング処理を行う。マッチングできた時には、さらに大きくカメラ方向を変化し、マッチングできない時は、カメラ方向の変化を小さくする。この処理を繰り返すことで、マッチング可能なカメラ方向の最大の上下方向および左右方向のずれが生じている時の仮想内視鏡画像が得られる。
<ステップS72>
画像処理部17は、各仮想内視鏡画像6dから、それぞれの仮想内視鏡模式図画像6Jを生成する。
<ステップS73>
画像処理部17は、全ての仮想内視鏡模式図画像6Jを重ねて、全ての輪郭線図形を包含する領域を設定する。
<ステップS74>
画像処理部17は、全ての輪郭線図形を包含する領域の外縁をテンプレート画像6TAとして記録する。図24に示すように、テンプレート画像6TAは多角形で構成され、仮想内視鏡模式図の全ての輪郭線図形を包含し、マッチング可能範囲の外縁を示すテンプレート画像である。
上記説明では、カメラ方向を変化したが、同様にカメラ位置及び回転方向についても同様の処理を行うことで、マッチング可能な範囲を示すテンプレート画像6Tを生成することができる。すなわち、本実施の形態のテンプレート画像6Tは、仮想画像に基づいて異なる仮想撮像手段の位置および/または方向の仮想内視鏡画像から生成された複数の仮想内視鏡模式図であって、仮想撮像手段の位置および方向が標準条件で撮像された仮想内視鏡画像から生成された標準仮想内視鏡模式図と、同一の分岐部の仮想内視鏡模式図であると画像処理手段が認識できる、すなわちマッチングできる複数の仮想内視鏡模式図を構成する輪郭線図形を包含する画像である。ここで、仮想撮像手段の位置および方向が標準条件とは、管腔の芯線上であって分岐部の形状が認識しやすい位置であって、芯線に平行な方向である。
術者は、ライブ画像6fに重畳して表示されたテンプレート画像6Tの中に、分岐部の穴が含まれるように、内視鏡2Aを操作することで、迅速にマッチング処理を行うことができる。
<テンプレート画像6Tの第1の変形例>
次に図25を用いて、テンプレート画像6Tの第1の変形例について説明する。図25は、カメラ位置がずれている場合のテンプレート画像6Tの生成方法を説明するための図である。
画像処理部17は、図25に示すように、中心条件の画像6dSに対して、カメラ位置、すなわち管腔路の奥行き方向位置を変化し、分岐部に近い場合の仮想内視鏡画像6d18および、分岐部に遠い場合の仮想内視鏡画像6d19を生成する。画像処理部17は、さらに、仮想内視鏡画像6d18または仮想内視鏡画像6d19を中心条件の画像6dSと、マッチングさせ、マッチングできた時には、さらに大きくカメラ位置を変化し、マッチングできない時は、カメラ位置の変化を小さくする。この処理を繰り返すことで、マッチング可能なカメラ位置の最近接位置と最遠位置における仮想内視鏡画像6dが得られる。
最近接位置における仮想内視鏡画像6dの外縁6Tb1と、最遠位置における仮想内視鏡画像6dの外縁6TB2に囲まれた範囲が、マッチング可能な範囲を示すテンプレート図形6TBである。テンプレート図形6TBは、マッチング可能な範囲の外縁および内縁を示すテンプレート画像6Tの構成要素であり、仮想内視鏡模式図の全ての輪郭線図形を包含する四角形で構成されている。
<テンプレート画像6Tの第2の変形例>
次に、図26を用いて、テンプレート画像6Tの第2の変形例について説明する。術者は内視鏡挿入の際に何回か内視鏡2Aの抜き刺しを繰り返すことがある。すなわち、同じ分岐部への内視鏡挿入が複数回行われる。図26(A)の3画像は、画像処理部17が過去に内視鏡画像6fと、マッチングが可能であった3つの仮想内視鏡模式図画像6J20、6J21および6J22を示している。図26(B)は、前記の3つの仮想内視鏡模式図画像中の、2つの穴を示す個々の輪郭線図形をそれぞれ重ね合わせた状態を示す。図26(C)は、前記2つの穴を示す個々の輪郭線図形のそれぞれを包含する範囲の外縁を曲線で近似する状態を示し、図26(D)は、前記曲線から構成されている2つの輪郭線図形により、マッチングが可能であった範囲を示すテンプレート画像6Tを示している。本変形例においては、図26(D)に示す画像を、ライブ画像6fと重畳するテンプレート画像6Tとして使用する。
すなわち、図26(D)は、同一の分岐部において、画像処理部17がマッチング可能であった複数の仮想内視鏡模式図画像6Jの個々の輪郭線図形を包含する曲線で構成されているテンプレート画像6Tである。
本変形例のテンプレート画像6Tは、実際にマッチングした実績のある仮想内視鏡模式図画像6Jを基に生成されているために、そのマッチング可能範囲の精度が高い。このため、内視鏡2Aの挿入操作が迅速となる。
なお、図26(B)に示す画像をテンプレート画像として用いることも可能である。
すなわち、過去にマッチングに成功した3つの仮想内視鏡模式図画像中の、2つの穴を示す個々の輪郭線図形をそれぞれ重ね合わせた画像である
また、異なる患者であっても、気管支の分岐部の形状は、それ程大きくは変わらない。このため、過去に行った複数の被検者のマッチングデータから同様の方法で各分岐部のテンプレート画像を生成することも可能である。
<テンプレート画像6Tの第3の変形例>
次に、図27を用いて、テンプレート画像6Tの第3の変形例について説明する。上記変形例で説明したように、術者は内視鏡挿入の際に何回か内視鏡2Aの抜き刺しを繰り返すことがある。図27(A)の3枚の画像は、画像処理部17が過去に内視鏡画像6fと、マッチングが可能であった3つの仮想内視鏡模式図画像6J30、6J31および6J32を示し、その3枚の画像の中で仮想内視鏡模式図画像6J32が直前のマッチング処理の際の画像である。本変形例において、この前回に画像処理部17がマッチングしたテンプレート画像6Tである仮想内視鏡模式図画像6J32を、ライブ画像6fと重畳するテンプレート画像6Tとして使用する。
なお、本変形例のテンプレート画像6Tは、マッチング可能範囲を示していないため厳密にはテンプレート画像でないが、テンプレート画像と同様の作用効果を奏するガイド画像であるため、ここではテンプレート画像とよぶ。本変形例のテンプレート画像6Tは、実際にマッチングした直前の仮想内視鏡模式図画像であるために、その近傍ではマッチングできる可能性が非常に高い。このため、本テンプレート画像をガイド画像として用いることにより、内視鏡2Aの挿入操作が迅速となる。
<ガイド画像の使い分け>
術者は挿入状態に応じて複数のガイド画像を使い分けることもできる。例えば、分岐部に到達した際に内視鏡画像6fと仮想内視鏡画像6dの関係が全く認識できないほどにずれていた場合には、最初に術者は、ガイド画像として移動方向表示画像を選択するとよい。そして、術者が、移動方向表示画像のナビゲーションに従い内視鏡2Aを操作し、分岐部の中心位置があうと、ライブ画像6fと仮想内視鏡画像6d、正確にはライブ画像のフレーム画像および仮想内視鏡画像のそれぞれの模式図画像、が穴形状によりマッチング処理されマッチングに成功すると両画像中の複数の穴の並んでいる方向が一致するように画像補正手段が仮想内視鏡画像6dを回転処理する。
回転処理後であっても、分岐部までの距離が長い等の理由で同一の分岐部かどうかのマッチングができない場合には、術者は、ガイド画像としてテンプレート画像を選択するとよい。なお、この段階では少なくとも両画像の分岐部の中心位置は一致しているので、ガイド画像として移動方向表示画像は不要であり選択されることはない。そして、術者が、テンプレート画像のナビゲーションに従い内視鏡2Aを操作し、テンプレート図形が示すマッチング可能範囲内に内視鏡画像中の分岐部を導入するとマッチング処理されマッチングに成功すると正しい挿入経路に従い挿入が行われていることが確認される。
上記の場合の2回のマッチング処理は、マッチング精度の異なるマッチング処理であり、最初の回転処理のためのマッチング処理は簡単なマッチング処理であり、後の同一の分岐部か否かのマッチングは複雑なマッチング処理となる。簡単なマッチング処理ではライブ画像から自動的にフレーム単位で画像をサンプリングし静止内視鏡画像としてマッチング処理に用いることができるが、複雑なマッチング処理では術者が内視鏡を静止させて自らボタンを操作し静止画像を撮像することが好ましい。
<固定手段>
次に、本発明の実施の形態の内視鏡装置1において、内視鏡2Aの先端部2bに先端部2bと体腔路とを固定可能な固定手段を有する内視鏡装置1について説明する。図28は、気管支100の管腔内に挿入されている内視鏡2Aの先端部2bを説明するための図であり、図29は固定手段の構成等を示すブロック図であり、図30は、固定装置2cの動作の流れを説明するためのフローチャートである。
図28に示すように、気管支の分岐部100Dまで挿入された内視鏡2Aの先端部2bは、気管支体腔路とを固定可能な固定手段であるバルーン2Cに流体が供給されており、膨張したバルーン2Cにより、内視鏡先端部2bは気管支の管壁と固定されている。バルーン2Cは、伸縮性に富んだ材料であるシリコーンゴムなどで生成されており、流体としては、二酸化炭素や空気を用いることができる。
また、図29に示すように、本発明の実施の形態の内視鏡装置1の固定装置2cは、固定具であるバルーン2Cと、バルーン2Cに流体を供給する流体供給部2Dと、固定装置の制御部2Eと、術者が制御部2Eに操作を指示するための3つの操作ボタン(開始ボタン2F1、停止ボタン2F2、解除ボタン2F3)とを有する。固定装置の制御部2Eは、挿入支援装置5の制御部5Bおよび気管支内視鏡2の制御部2Lと信号ケーブルで結ばれている。
次に、図30を用いて、固定手段の動作の流れを説明する。
内視鏡先端部2bが分岐部100Dの所定位置まで挿入されると固定手段は動作を開始する。
<ステップS82>
固定装置2cは、開始ボタン2F1からの信号入力があるまで待機している。
<ステップS83>
流体制御部2Dは、開始ボタン2F1からの信号入力があると、バルーン2Cに流体を注入開始する。
<ステップS84、S85、S86>
流体制御部2Dは、停止ボタン2F2からの信号があるか(S84)、あるいは、流体圧力が予め定めた既定値以上となったら(S85)、バルーン2Cへの流体注入を中止する(S86)。
<ステップS87>
固定装置2cは、バルーン2Cが膨張し、内視鏡先端部2bが気管支内壁に固定されている状態であるため、固定完了信号を、挿入支援装置5の制御部5Bおよび気管支内視鏡装置制御部2Lに伝送する。この固定完了信号を受けて、気管支内視鏡装置制御部2Lはカメラ2aにより内視鏡画像6fを撮像し、挿入支援装置5に送信する。挿入支援装置5は、内視鏡画像6fと仮想内視鏡画像等とを比較しマッチング処理を行う。
<ステップS88>
挿入支援装置5は、マッチング処理が終了すると、マッチング終了信号を固定装置2cに送信する。
<ステップS89>
固定装置2cは、マッチング終了信号を受信すると、流体を大気開放する。すると、バルーン2Cは収縮し、内視鏡先端部2bの気管支内壁への固定は解除される。解除ボタン2F3からの信号入力によっても内視鏡先端部2bの固定は解除される。
内視鏡先端部2bは自由に動く状態となり、内視鏡の挿入を継続する。次の分岐部の所定位置まで内視鏡先端部2bが挿入されると、ステップS81からの動作が再び行われる。
本発明の実施の形態の内視鏡装置1においては、内視鏡2Aのカメラ2aにより分岐部100Dの画像を撮像する際に、カメラがぶれることがなく鮮明な画像を撮像することができる。また、術者がカメラの撮像スイッチを操作してから実際の撮像が行われるまでの時間すなわちタイムラグによる撮影対象のズレ等が発生しない。このため、画像処理の際の精度が向上し、内視鏡を目的部位に、より確実にナビゲーションすることができる。
また、前記の挿入支援装置5による画像処理等が行われている間、あるいは術者が挿入を中断している間に、患者の咳等により、術者が意図していない内視鏡先端部2bの位置が移動してしまうことがない。このため、内視鏡を目的部位に、より迅速にナビゲーションすることができる。
なお、バルーン2C2bは内視鏡先端部に配設するかわりに、オーバーチューブのような内視鏡付属品に組み込んで、内視鏡2Aと組み合わせて使用してもよい。
<距離計測手段>
次に、本発明の実施の形態の内視鏡装置1においては、気管支の分岐部の内視鏡画像6fを撮像するカメラ2aを、分岐部100Dの分岐点から所定の距離に誘導する距離計測手段2G、2H、2I、2Jを備えていてもよい。図31(A)は距離計測手段2Gを備えた内視鏡2Aを分岐部100Dに挿入している状態を説明するための図であり、図31(B)は、異なる形状の距離計測手段2G、2H、2Iの例を示す図であり、図31(C)は非接触の距離計測手段2Jを備えた内視鏡2Aを分岐部100Dに挿入している状態を説明するための図であり、図31(D)は非接触の距離計測手段2Jにより分岐部までの距離を計測している際の内視鏡画像6fの例を示す図である。
既に説明してきたように、仮想内視鏡画像6dと内視鏡画像6fを効率的にマッチングするためには、内視鏡画像6dを撮像するカメラ2aの位置が分岐点から所定の距離にあることが重要である。カメラ2aの位置が分岐点から所定の距離より近いと分岐部の穴形状が大きすぎ、カメラ2aの位置が分岐点から所定の距離より遠いと分岐部の穴形状が小さすぎて、いずれの場合も、挿入支援装置5はマッチングがうまくできない場合がある。
図31(A)に示すように、内視鏡装置1は、気管支の分岐部100Dの内視鏡画像6fを撮像するカメラ2aから、分岐部100Dの分岐点の内壁までの距離を計測できる距離計測手段2Gを有している。距離計測器具2Gは図31(B)に示すように先端部2G2が丸く加工された細長い器具であり内視鏡2Aの鉗子チャンネルを通して内視鏡先端から出力できる。距離計測器具2Gは、位置決め用留め具2G1により所定の長さだけ、内視鏡先端から出力することができ、また、出力している長さを計測することもできる。このため、本実施の形態の内視鏡装置1においては、内視鏡先端部2bを正確に分岐点から所定の距離に誘導できる。このため、仮想内視鏡画像6dとマッチングしやすい内視鏡画像6fを撮像することが容易に、そして迅速に行うことができる。
距離計測手段としては、図31(B)に示すアタッチメントタイプ距離計測器具2Hや、組み込みタイプの距離計測器具2Iも用いることができる。あるいは、現行の他の用途がある公知の処置具に目盛りを付ける等の方法により距離計測器具として使用することも可能である。
なお、距離計測手段としては、内視鏡2Aのカメラ2aの視野を妨げない手段が好ましく、非接触の距離計測手段2Jが特に好ましい。図31(C)に非接触の距離計測手段2Jを有する内視鏡2Aを示す。非接触の距離計測手段2Jは赤外線等を発信し、その反射波を計測することで距離を計測する手段である。非接触の距離計測2Jでは赤外線や超音波等の可視光領域外の波動を使用するため、実際にどの箇所までの距離を計測しているのか判別が容易でない場合がある。このため、図31(D)に示すように、可視光線で測定箇所を表示することが好ましい。図31(D)は、内視鏡画像6fの例であり、管路6J1と管路6J2とに2分岐している分岐部100Dの分岐点内壁に可視光で距離測定箇所を表示する測定点マーク2Kが表示されている。
また、挿入支援装置5は、距離計測器具による計測結果からカメラ2aと分岐点が適切な距離の場合にのみ、静止内視鏡画像の撮像が可能となるように制御したり、あるいは、適切距離範囲に入ったことを表示画面6aに表示することも可能である。逆に、挿入支援装置5は、適切距離範囲外の場合には警告を出して術者に知らせることもできる。
<付記事項>
内視鏡挿入支援方法であって、被検体の3次元領域の画像データに基づいて前記被検体内の体腔路の仮想画像を生成する仮想画像生成工程と、前記仮想画像に基づき、前記体腔路の分岐部のガイド画像を生成するガイド画像生成工程と、前記体腔路の内視鏡画像と、前記体腔路で前記内視鏡画像の撮像位置より末梢側の次の分岐部の前記ガイド画像とを重畳し表示する画像合成工程と、画像処理工程を備え、前記ガイド画像は、前記仮想内視鏡画像、仮想内視鏡模式図画像、移動方向表示画像およびテンプレート画像から選ばれる一以上の画像であり、前記画像処理工程は、前記分岐部の前記内視鏡画像の表示方向と前記仮想内視鏡画像と前記ガイド画像との表示方向とを一致させる画像補正工程を備え、前記画像補正工程は少なくとも前記仮想内視鏡画像を含む一以上のガイド画像とを回転する内視鏡挿入支援方法。
本発明は、上述した実施の形態および変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
本発明の第1の実施の形態の内視鏡装置の構成を示す構成図である。 挿入経路等を表示した表示画面の例を示す図である。 挿入経路等を表示した表示画面の例を示す図である。 モニタの表示画面の挿入ナビゲーション時の表示形態を示す図である。 モニタの表示画面の挿入ナビゲーション時の表示形態の変形例を示す図である。 画像処理部の構成を説明するための構成図である。 2値化処理の過程を説明するための図である。 分岐サムネイルVBS画像を基にした2値化処理によるVBS模式図画像の形成処理の流れを説明するためのフローチャートである。 分岐部付近の3次元気管支画像データに基づき仮想3次元画像を管腔方向に垂直な視点から観察した図を示している。 分岐部付近の3次元気管支画像データに基づき仮想3次元画像を管腔方向に垂直な視点から観察した図を示している。 模式図画像の輪郭線図形の外接円を用いた移動方向表示画像を形成する方法を説明するための図である。 模式図画像の輪郭線図形の外接円を用いた移動方向表示画像を形成する方法を説明するための図である。 模式図画像の輪郭線図形の外接円を用いた移動方向表示画像を形成する方法を説明するための図である。 移動方向表示画像を形成するための画像処理部の動作の流れを説明するためのフローチャートである。 移動方向表示画像を形成するための画像処理部の動作の流れを説明するためのフローチャートである。 移動表示画像を表示した表示画面の例を示す図である。 移動表示画像を表示した表示画面の例を示す図である。 移動表示画像を表示した表示画面の例を示す図である。 移動表示画像を表示した表示画面の例を示す図である。 移動表示画像を表示した表示画面の例を示す図である。 重心位置決定ための画像処理部の動作の流れを示すフローチャートである。 内視鏡のカメラの気管支内の位置と内視鏡画像の関係等を説明するための図である。 テンプレート図形を生成するための画像処理部の動作の流れを示すフローチャートである。 テンプレート画像6Tの生成方法を説明するための図である。 テンプレート画像6Tの生成方法を説明するための図である。 テンプレート画像6Tの生成方法を説明するための図である。 テンプレート画像6Tの生成方法を説明するための図である。 気管支の管腔内に挿入されている内視鏡の先端部を説明するための図である。 固定手段の構成等を示すブロック図である。 固定装置の動作の流れを説明するためのフローチャートである。 距離計測手段を説明するための図である。 従来の内視鏡装置の表示画面を示す図である。
符号の説明
1…内視鏡装置、2…気管支鏡装置、2A…内視鏡、2C…バルーン、2b…内視鏡先端部、5…挿入支援装置、6…モニタ、6F…ライブ画像表示エリア、6G…マーカ、6H…矢印画像、6J…仮想内視鏡模式図画像、6JC、6KC…外接円、6Jc、6Kc…中心点、6a…表示画面、6d…仮想内視像画像、6f…内視鏡画像、100…気管支、P1、P2、P3、P4…レイヤ、R…挿入経路、V2a…仮想カメラ、V2b…仮想内視鏡先端部、VBS画像…仮想内視鏡画像

Claims (25)

  1. 被検体の3次元領域の画像データに基づいて前記被検体内の体腔路の仮想画像を生成する仮想画像生成手段と、
    前記仮想画像に基づき、前記体腔路の分岐部のガイド画像を生成するガイド画像生成手段と、
    前記体腔路の内視鏡画像と、前記体腔路で前記内視鏡画像の撮像位置より末梢側の次の分岐部の前記ガイド画像とを重畳し表示する画像合成手段とを備え、
    前記ガイド画像は、仮想内視鏡画像、仮想内視鏡模式図画像、移動方向表示画像であって、表示された前記内視鏡画像における前記分岐部と前記仮想内視鏡画像における前記分岐部とを一致させるために、当該内視鏡画像を取得する内視鏡の移動方向を示す画像である移動方向表示画像およびテンプレート画像から選ばれる一以上の画像であることを特徴とする内視鏡装置。
  2. 画像処理手段を備え、
    前記画像処理手段は、前記分岐部の前記内視鏡画像の表示方向と前記仮想内視鏡画像と前記ガイド画像との表示方向とを一致させる画像補正手段を備え、
    前記画像補正手段は、少なくとも前記仮想内視鏡画像を含む一以上のガイド画像を回転することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記画像合成手段は、前記内視鏡画像と内視鏡模式図画像とを重畳し表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡装置。
  4. 被検体の3次元領域の画像データに基づいて前記被検体内の体腔路における仮想的な内視鏡画像を生成する仮想内視鏡画像生成手段と、
    前記体腔路における内視鏡画像に対して当該体腔路における次の分岐部の仮想内視鏡画像に基づいた仮想内視鏡模式図画像、移動方向表示画像であって、表示された前記内視鏡画像における前記分岐部と前記仮想内視鏡画像における前記分岐部とを一致させるために、当該内視鏡画像を取得する内視鏡の移動方向を示す画像である移動方向表示画像およびテンプレート画像から選ばれる一以上の画像を生成するガイド画像生成手段と、
    前記内視鏡画像と前記ガイド画像とを重畳し表示する画像合成手段と、
    画像処理手段を備え、
    前記画像処理手段は、前記分岐部における前記内視鏡画像と、前記仮想内視鏡画像との比較に基づいて前記仮想内視鏡画像を回転させる画像処理手段を備えることを特徴とする内視鏡装置。
  5. 前記内視鏡模式図画像が、前記内視鏡画像の2値化処理により抽出された輪郭線を示す輪郭線図形により構成されていることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡装置。
  6. 前記仮想内視鏡模式図画像が、前記分岐部より体腔外側に位置する体腔路芯線上の仮想撮像手段の位置より、前記分岐部より末梢側の複数の穴の仮想断面画像を撮像した輪郭線を示す輪郭線図形で構成されていることを特徴とする請求項5に記載の内視鏡装置。
  7. 前記仮想内視鏡模式図画像が、前記分岐部より体腔外側に位置する体腔路芯線上の仮想撮像手段の位置より、前記分岐部より末梢側の複数の穴の仮想断面画像を撮像した輪郭線を示す輪郭線図形で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  8. 前記仮想断面画像が、前記撮像手段位置と前記分岐部の分岐点を結ぶ直線の延長上で、前記直線に対して垂直な平面が前記体腔路芯線と交わる点を含む断面の輪郭線を示す輪郭線図形で構成されていることを特徴とする請求項7に記載の内視鏡装置。
  9. 前記仮想断面画像が、前記分岐点から同じ芯線距離の点を含む断面の輪郭線を示す輪郭線図形で構成されていることを特徴とする請求項7に記載の内視鏡装置。
  10. 前記仮想内視鏡模式図画像が、前記仮想内視鏡画像を基に2値処理により抽出された輪郭線を示す輪郭線図形により構成されていることを特徴とする請求項5に記載の内視鏡装置。
  11. 前記仮想内視鏡模式図画像が、前記仮想内視鏡画像を基に2値処理により抽出された輪郭線を示す輪郭線図形により構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  12. 前記移動方向表示画像は、表示された前記内視鏡画像における前記分岐部の中心位置と前記仮想内視鏡画像における前記分岐部の中心位置とを一致させるために、当該内視鏡画像を取得する内視鏡の移動方向を示す画像であることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  13. 前記移動方向表示画像は、前記内視鏡の移動方向を矢印で示すことを特徴とする請求項12に記載の内視鏡装置。
  14. 前記内視鏡画像および前記仮想内視鏡画像のそれぞれの前記中心位置が、それぞれの前記分岐部の重心位置であることを特徴とする請求項13に記載の内視鏡装置。
  15. 前記内視鏡画像および前記仮想内視鏡画像のそれぞれの前記中心位置が、それぞれの前記輪郭線図形を包含する外接円の中心点であることを特徴とする請求項13に記載の内視鏡装置。
  16. 前記移動方向表示画像は、前記内視鏡模式図画像および前記仮想内視鏡模式図画像のそれぞれの前記輪郭線図形を包含する外接円であることを特徴とする請求項6から請求項10のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  17. 前記テンプレート画像は、前記仮想画像に基づく、異なる仮想撮像手段の位置および/または前記仮想撮像手段の方向の前記仮想内視鏡画像であって、前記画像処理手段がマッチング可能な複数の仮想内視鏡模式図の個々の輪郭線図形を包含する画像であることを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  18. 前記テンプレート画像は、同一の分岐部において、前記画像処理手段がマッチング可能であった複数の前記仮想内視鏡模式図画像の個々の輪郭線図形を包含する画像であることを特徴とする請求項2から請求項16のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  19. 前記テンプレート画像は、前記仮想内視鏡模式図の全ての輪郭線図形を包含する画像であることを特徴とする請求項18に記載の内視鏡装置。
  20. 前記テンプレート画像は、前記マッチング可能な範囲の外縁を示すことを特徴とする請求項17から請求項19のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  21. 前記テンプレート画像は、前記マッチング可能な範囲の外縁および内縁を示すことを特徴とする請求項17から請求項19のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  22. 前記テンプレート画像は、同一の分岐部において、前回に前記画像処理手段がマッチングした画像であることを特徴とする請求項2から請求項21のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  23. 前記体腔路を撮像する撮像手段を備え、
    前記内視鏡が先端部に前記先端部と前記体腔路とを固定可能な固定手段を有することを特徴とする請求項1から請求項22に記載のいずれか1項に記載の内視鏡装置
  24. 前記撮像手段が内視鏡画像を撮像する際に、前記固定手段により、前記先端部が前記体腔路に固定されていることを特徴とする請求項23に記載の内視鏡装置。
  25. 最初に選択される前記ガイド画像が、前記移動方向表示画像を含む一以上の画像であり前記画像補正手段による前記ガイド画像の回転処理後に、選択される前記ガイド画像が、前記テンプレート画像を含み、前記移動方向表示画像を含まない一以上の画像であることを特徴とする請求項2から請求項24に記載の内視鏡装置。
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