JP7150522B2 - 電源基板を有する装置及び画像形成装置 - Google Patents

電源基板を有する装置及び画像形成装置 Download PDF

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本発明は、電源基板を有する装置、及び、電子写真複写機、電子写真プリンタなどの画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、帯電部において帯電された感光体に静電潜像を形成し、その静電潜像を現像部においてトナー像として現像し、現像されたトナー像を転写部においてシートに転写して画像を形成する。ここで帯電部、現像部、転写部には、数百ボルトから数キロボルトの高電圧が印加される。このため画像形成装置は、プリント基板上に高電圧を生成する高圧電源回路を有する電源基板を備えている。
電源基板で生成された高電圧を上記各部に印加するために給電経路として電源基板と上記各部とを高圧ケーブルで接続する場合、組立性の悪化やコストアップを招来する。そこで高圧ケーブルを使用することなく、電源基板と上記各部とを電気的に接続する構成が広く用いられている。
例えば特許文献1では、電源基板と帯電部とをねじりコイルばねにより電気的に接続する構成が記載されている。また特許文献1に記載の構成では、ねじりコイルばねの一端を電源基板の貫通孔に設けられた電気接点部であるジャンパー線に接触させる構成が記載されている。これにより、圧縮コイルばねのコイル部分を電源基板の電気接点部に押し当てて電源基板と帯電部とを電気的に接続する構成と比較して、電源基板における電気接点部の面積を小さくし、省スペースを図ることができる。
特開2015-142105号公報
しかし特許文献1に記載の構成では、ねじりコイルばねを取り付ける際、ねじりコイルばねの環状部を軸部などに取り付け、さらにアーム部を引っ掛ける必要がある。このため、電源基板に複数の電気接点部を設け、複数のねじりコイルばねにより電気的接続を行う構成では組立作業が煩雑となる。
そこで本発明はこれに鑑み、電源基板の複数の電気接点部に複数のねじりコイルばねを接触させて電源基板と被給電体との電気的接続を取る構成において、組立作業性を向上させることができる装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明代表的な構成は、被給電体に電圧を供給する電源基板であって、複数の電気接点部を有する電源基板と、導電性を有し、一方の端部において前記電気接点部と接触し、他方の端部において前記被給電体と電気的に接続されたワイヤーと接触する複数のねじりコイルばねと、前記複数のねじりコイルばねの環状部を挿通し、前記複数のねじりコイルばねを間隔を空けて保持する絶縁体である保持部材と、前記保持部材を装着する装着部と、を備え、前記ワイヤーは、前記被給電体と電気的に接続された圧縮コイルばねと接触し、前記圧縮コイルばねは、スリットが形成された筒状体の内側に嵌合して保持され、前記ワイヤーは、前記筒状体のスリットから前記筒状体の内側に進入して前記圧縮コイルばねと接触することを特徴とする。
本発明によれば、電源基板の複数の電気接点部に複数のねじりコイルばねを接触させて電源基板と被給電体との電気的接続を取る装置において、組立作業性を向上させることができる。
画像形成装置の断面概略図である。 画像形成装置を側面から見たときの概略図である。 電源基板周囲の斜視概略図である。 電源基板周囲の斜視概略図である。 電源基板周囲の斜視概略図である。 電源基板の電気接点部の拡大斜視図である。 接点バネとホルダの斜視図である。 電源基板と中間転写ユニットの斜視図である。 中間転写ユニットの斜視図である。 接点バネと接点バネ保持部材の斜視図である。 ホルダに取り付けられた状態の接点バネの斜視図である。 電源基板の取り付け動作を説明する説明図である。 変形例の構成を示す図である。 接点バネと給電線と電気接点部の接触部分の拡大斜視図である。
(第1実施形態)
<画像形成装置>
以下、第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成を画像形成時の動作とともに図面を参照しながら説明する。なお、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
本実施形態に係る画像形成装置は、イエローY、マゼンダM、シアンC、ブラックKの4色のトナーを中間転写ベルトに転写した後、紙などのシートに画像を転写して画像を形成する電子写真方式の画像形成装置である。なお、以下の説明において、上記各色のトナーを使用する部材には添え字としてY、M、C、Kを付するものの、各部材の構成や動作は使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同じであるため、区別を要する場合以外は添え字を適宜省略する。
図1に示す様に、画像形成装置Aは、紙などのシートにトナー像を転写して画像を形成する画像形成部と、画像形成部に向けてシートを供給するシート給送部と、シートにトナー像を定着させる定着部を備える。
画像形成部は、感光体としての感光ドラム2(2Y、2M、2C、2K)、感光ドラム2表面を帯電させる帯電部としての帯電ローラ3(3Y、3M、3C、3K)、現像部としての現像装置5(5Y、5M、5C、5K)を備える。また転写部としての一次転写ローラ7(7Y、7M、7C、7K)、露光部としてのレーザスキャナユニット4、クリーニングブレード6(6Y、6M、6C、6K)、中間転写ユニット40を備える。なお、感光ドラム2、帯電ローラ3、現像装置5は、画像形成装置Aの装置本体に着脱可能なカートリッジ100としてユニット化されている。
中間転写ユニット40は、中間転写ベルト8、二次転写ローラ11、二次転写対向ローラ9、テンションローラ10を備える。中間転写ベルト8は、二次転写対向ローラ9、テンションローラ10に張架された無端状のベルトであり、二次転写対向ローラ9が駆動源の駆動力により回転し、その回転に従動して周回移動する。
次に、画像形成動作について説明する。まず不図示の制御部が画像形成ジョブ信号を受信すると、給送ローラ17、搬送ローラ18、レジストローラ19によってシート積載部16に積載収納されたシートSが、二次転写ローラ11と二次転写対向ローラ9から形成される二次転写部に送り込まれる。
一方、画像形成部においては、まず帯電部としての帯電ローラ3に帯電バイアスが印加されることで感光体としての感光ドラム2表面が一様に帯電させられる。その後、不図示の外部機器等から送信された画像データに応じて露光部としてのレーザスキャナユニット4が各色の感光ドラム2表面にレーザ光Lを照射して露光する。このように露光部としてのレーザスキャナユニット4が感光体としての感光ドラム2を露光することで、感光ドラム2表面に静電潜像が形成される。
その後、現像部としての現像装置5が有する現像スリーブ12(12Y、12M、12C、12K)に現像バイアスを印加する。これにより露光部としてのレーザスキャナユニット4により感光ドラム2表面に形成された静電潜像に各色のトナーを付着させる。これにより感光ドラム2表面にトナー像が形成される。
次に、感光ドラム2表面に形成されたトナー像は、転写部としての一次転写ローラ7に一次転写バイアスが印加されることで、被転写体としての中間転写ベルト8にそれぞれ一次転写される。これにより被転写体としての中間転写ベルト8表面にフルカラーのトナー像が形成される。なお、一次転写後に感光ドラム2表面に付着したトナーは、クリーニングブレード6に掻き取られて除去される。
その後、被転写体としての中間転写ベルト8が周回移動することでトナー像が二次転写部に送られる。そして二次転写部において二次転写ローラ11に二次転写バイアスが印加されることで、被転写体としての中間転写ベルト8上のトナー像がシートSに転写される。
次に、トナー像が転写されたシートSは、定着装置20において加熱、加圧処理が施され、これによりシートS上のトナー像がシートSに定着される。その後、トナー像が定着されたシートSは、画像形成装置Aの排出ローラ23により排出部24に排出される。
<カートリッジへの給電構成>
次に、カートリッジ100への給電構成について説明する。
図2は、画像形成装置Aを側面から見たときの概略図である。図2に示す様に、画像形成装置Aには、カートリッジ100よりも上方(+Z側)に、電源基板51が設けられている。電源基板51は、不図示のトランスを備え、商用電源から供給される電力に基づいて高電圧を生成する回路がプリント基板上に実装されたものであり、被給電体である帯電ローラ3、現像スリーブ12などに電圧を供給する
電源基板51は、画像形成装置Aの枠体である前側板25と後側板26との間の位置において、中間転写ベルト8の上方に水平配置されている。また電源基板51とカートリッジ100は、ワイヤーであり導電体でもある8つの給電線43を介して電気的に接続されている。なお、ワイヤーであり、導電体でもある給電線43は、例えばはんだメッキ軟銅線など、絶縁被覆のない柔らかい線材で構成されているため、給電経路がそれぞれ異なっていても1つの種類の給電線43で対応することができる。
ワイヤーであり、導電体でもある8つの給電線43は、まず後側板26の8つの開口26aを通って画像形成装置Aの背面側(+Y方向の側)へ這い回される。次に、カートリッジ100内の部材を駆動させるためのモータやギアを有する駆動ユニット28と後側板26との間の位置で電源基板51に対して垂直方向(-Z方向)へ這い回される。次に後側板26の8つの開口26bを通って画像形成装置Aの正面側(-Y側)に這い回されてカートリッジ100に接続される。このようにワイヤーであり導電体でもある給電線43は、中間転写ベルト8を迂回するように後側板26の背面を通って配線されている。
また、電源基板51と中間転写ベルト8を含む中間転写ユニット40は、電源基板51とカートリッジ100とを電気的に接続する上述した8つの給電線43とは別の2つの給電線43を介して電気的に接続されている。この2つの給電線43は、まず後側板26の2つの開口26aを通って画像形成装置Aの背面側(+Y方向の側)へ這い回される。次に、駆動ユニット28と後側板26との間の位置で電源基板51に対して垂直方向(-Z方向)へ這い回される。次に、2つの給電線43は、後側板26の開口26dから突出した接点バネ71(図10)を介して、中間転写ユニット40に電気的に接続される。接点バネ71や中間転写ユニット40への給電構成に関しては、後に詳しく説明する。
図3、図4、図5は、電源基板51周囲の斜視概略図である。ここで図3~図5においては、電源基板51とカートリッジ100との接続関係を示すために、中間転写ユニット40、カートリッジ100、画像形成装置Aの枠体である前側板25や後側板26等を適宜省略している。図6は、電源基板51の電気接点部の拡大斜視図である。
図3~図6、図14に示す様に、カートリッジ100と給電線43との電気的な接続は、導電性の圧縮コイルばねである8つのバネ41を介して行われる。バネ41は、一方の端部において給電線43と接触するとともに、他方の端部においてカートリッジ100の電気接点部である給電板101又は給電板102に接触する。給電板101は被給電体としての現像装置5が有する現像スリーブ12と電気的に接続されており、給電板102は被給電体としての帯電ローラ3と電気的に接続されている。
なお、バネ41と給電板101又は給電板102の間、及び、バネ41と給電線43の間には、バネ41の弾性力によって所定の接触圧が生じている。またバネ41は、例えばばね鋼鋼材、ピアノ線、ステンレス鋼線等、一般的にバネ材と呼ばれる線材で形成される。また本実施形態では、バネ41を圧縮コイルばねとしたものの、ねじりコイルばね等の他の種類のバネとしてもよい。
また給電線43は、ホルダ300に保持される。ホルダ300は、絶縁性の樹脂部材であり、後側板26と駆動ユニット28の間の位置に配置され、後側板26に対してビス80で固定されている。ビス80は、ホルダ300のビス穴300aと後側板26のビス穴26cに挿通される。このようにホルダ300を絶縁性の部材とすることで、後側板26や駆動ユニット28が導電性部材で、且つ、ホルダ300が接する場合でも、これらの部材とホルダに保持された給電線43との電気的接続がホルダ300によって遮断される。従って、後側板26や駆動ユニット28と給電線43との絶縁を行うことができる。なお、図4においては10つの給電線43が図示されているものの、このうちの2つの給電線43は後述する電源基板51と一次転写ローラ7との電気的接続で用いられる。
ホルダ300は、給電線43をガイドしながら保持する保持部301と、圧縮コイルばねであるバネ41を保持する筒状体としての保持部302を有する。圧縮コイルばねであるバネ41は、その螺旋軸が筒状体としての保持部302の母線と平行になるように筒状体としての保持部302の内部(筒内)に挿入して嵌合される。さらに筒状体としての保持部302には、給電線43を挿入するためのスリットVがそれぞれ二箇所ずつ形成されている。保持部302aにおいては、スリットVに沿って給電線43を保持部302の内側に進入させ、その後に保持部302にバネ41を挿入することで給電線43とバネ41とが接触する。つまりバネ41は、スリットVが形成された保持部302aの内側に嵌合して保持され、給電線43は、保持部302aのスリットVから保持部302aの内側に進入してバネ41と接触する。
また電源基板51と給電線43との電気的な接続は、導電性のねじりコイルバネである複数の接点バネ61を介して行われる。図14に示す様に、接点バネ61は、一方の端部が給電線43に接触するとともに、他方の端部が電源基板51に取り付けられたジャンパー線である電気接点部52に接触している。電気接点部52であるジャンパー線は、電源基板51に半田付けされるとともに、電源基板51に形成された導電パターンに接続されている。なお、図4においては10つの接点バネ61が図示されているものの、このうちの2つの接点バネ61は後述する電源基板51と一次転写ローラ7との電気的接続で用いられる。
なお、接点バネ61と電気接点部52の間、及び、接点バネ61と給電線43の間には接点バネ61の弾性力によって所定の接触圧が生じている。つまり接点バネ61は電源基板51に圧接している。また接点バネ61は、例えば、ばね鋼鋼材、ピアノ線、ステンレス鋼線等、一般的にバネ材と呼ばれる線材で形成される。
また複数の接点バネ61は、保持部材としての接点バネ保持部材42に間隔を空けて保持されている。保持部材としての接点バネ保持部材42は、樹脂製であり、表面に肉抜きのための多数の窪みが形成された中実の円柱状の絶縁体であり、隣接する接点バネ61との絶縁がなされるようになっている。これは、絶縁体である接点バネ保持部材42が剛性を確保しつつ、接点バネ61の環状部61cに挿入でき、挿入後に接点バネ61が挿入方向に移動しないように溝を形成できる程度の太さが必要である。このため、接点バネ保持部材42は、ある程度の太さが必要になる。そこで、コストを少しでも下げるために、表面に肉抜きした窪みが多数形成されている。そのため、接点バネ保持部材42の剛性が確保できれば中空の軸を用いてもよい。
また接点バネ保持部材42は、ホルダ300に着脱可能に構成されている。ホルダ300における接点バネ保持部材42の装着部である軸受部304(図7)は、後側板26の開口26aから装置本体の内部側(-Y側)に露出するように設けられている。これによりホルダ300を後側板26に固定した後、本体内部側から接点バネ保持部材42を装着することができる。
つまりホルダ300を後側板26に取り付ける前にホルダ300に接点バネ保持部材42を取り付ける場合、小さい開口26aが複数連続する構成では、接点バネ保持部材42を開口26aから露出させる際に接点バネ保持部材42が引っ掛かる。このため、開口26aを接点バネ保持部材42の長手方向に連通させる必要があり、後側板26の強度が損なわれる。しかし本実施形態の構成では、先にホルダ300を後側板26に取り付けて、ホルダ300の接点バネ保持部材42の装着部である軸受部304を開口26aから露出させ、その後に接点バネ保持部材42を取り付ける。このため、1つの接点バネ61毎に後側板26に小さな開口26aを複数設ける構成を採用することができ、後側板26の強度低下を抑えることができる。
<接点バネ61の取り付け方法>
次に、ホルダ300に接点バネ61を取り付ける方法について説明する。
図7は、接点バネ61とホルダ300の斜視図である。ここで図7(a)は、接点バネ61を取り付ける前の状態を示し、図7(b)は接点バネ61を取り付けた後の状態を示す。
図7に示す様に、接点バネ61を取り付ける際は、まず10つの接点バネ61の環状部61cを所定の間隔で同軸上に配列し、その環状部61cに絶縁体である接点バネ保持部材42を挿通させる。なお、このとき、接点バネ61のアーム部61a、61bは自由な状態にある。
次に、不図示の取付け工具によって、接点バネ保持部材42の両端を把持し、接点バネ61と接点バネ保持部材42を共に把持する。取付け工具は、絶縁体である接点バネ保持部材42の軸方向における複数の接点バネ61のそれぞれの間隔が一定となるように位置決め可能な形状を備えている。なお、それぞれの接点バネ61の間隔は、高電圧を印加した際にお互いにリークしない沿面距離を確保した間隔とする。
次に、接点バネ保持部材42を矢印K1方向に移動させ、ホルダ300の当接部303先端に接点バネ61のアーム部61aを突き当てて当接させる。その後、当接部303にアーム部61aを押し付けながら、接点バネ保持部材42を矢印K1方向に押し込む。これによりアーム部61aは、当接部303によって電気接点部52に向かって屈曲させられる。つまり当接部303は、接点バネ61のアーム部61aに当接して、アーム部61aを電気接点部52に向かって屈曲させる。
次に、接点バネ保持部材42の両端部をホルダ300の溝状の軸受部304に嵌合させる。このとき、ホルダ300には突起としての凸部305が形成されており、接点バネ保持部材42を突起としての凸部305を乗り越えてから軸受部304に嵌合させる。突起としての凸部305は、接点バネ保持部材42が抜ける方向への移動を規制するため、軸受部304から接点バネ保持部材42が抜けにくくなる。つまり突起としての凸部305は、軸受部304に装着された接点バネ保持部材42に当接して接点バネ保持部材42の軸受部304への嵌合が解除されることを規制する。なお、接点バネ保持部材42の回転軸方向の位置は、ホルダ300に当接することで決めされる。このようにして接点バネ61は装着部としてのホルダ300の軸受部304に装着される。
このようにねじりコイルばねである複数の接点バネ61を、接点バネ保持部材42により一体的に保持し、接点バネ保持部材42を装着部としてのホルダ300の軸受部304に装着する。これにより接点バネ61を画像形成装置Aに取り付ける際に、接点バネ61の環状部61cを軸部などに1つ1つ取り付ける必要がなくなるため、従来の構成と比較して、組立作業性を向上させることができる。電源基板51の交換作業等に伴って、接点バネ61に意図しない力がかかった場合でも、接点バネ61が接点バネ保持部材42から脱落しないため、脱落に伴う接点不良を防止することができる。
<一次転写ローラへの給電構成>
次に、電源基板51から被給電体としての一次転写ローラ7への給電構成について説明する。
図8は、電源基板51と中間転写ユニット40の斜視図である。図9は、中間転写ベルト8などの一部の部材を省略した中間転写ユニット40の斜視図である。
図8、図9に示す様に、一次転写ローラ7は、両端部を軸受206(206Y、206M、206C、206K)により回転自在に支持されるとともに、バネ205(205Y、205M、205C、205K)によって付勢されている。バネ205、軸受206は、導電性材料で形成されている。
また中間転写ユニット40には、電気接点部であり、ステンレス鋼等の金属板である2つの給電板203と、はんだメッキ軟銅線や鋼線等の絶縁被覆のない線材である2つの給電線204が設けられている。給電線204は、一方の端部において給電板203と接触し、他方の端部において4つのバネ205にそれぞれ接触している。つまり一次転写ローラ7は、バネ205、軸受206、給電線204を介して給電板203と電気的に接続されている。
また給電板203は、ねじりコイルばねである接点バネ71と接している。接点バネ71は、接点バネ61と接する給電線43の端部と接している。つまり一次転写ローラ7は、バネ205、軸受206、給電線204、給電板203、接点バネ71、給電線43、接点バネ61を介して電源基板51と電気的に接続されている。なお、接点バネ71の形状や材質は接点バネ61と同様である。
<接点バネ71の取り付け方法>
次に、接点バネ71をホルダ300に取り付ける方法について説明する。
図10は、接点バネ71と、接点バネ71を保持する接点バネ保持部材200の斜視図である。図10に示す様に、2つの接点バネ71は、その環状部71cに絶縁性の樹脂で形成された接点バネ保持部材200の軸部200aが挿通することで接点バネ保持部材200に保持される。
接点バネ71を保持した状態の接点バネ保持部材200は、矢印K2方向に移動され、後側板26の開口26dから突出しているホルダ300の軸受部308aに対して軸部200aが係合される。その後、接点バネ保持部材200のスナップフィット部200bを取り付け穴308bに差し込み、取り付けが完了する。
<中間転写ユニットの取り付け構成>
次に、中間転写ユニット40の取り付け構成について説明する。
図11は、ホルダ300に取り付けられた状態の接点バネ71の斜視図である。ここで図11(a)は中間転写ユニット40が取り付けられていない状態の図であり、図11(b)は取り付けられた状態の図である。
図11に示す様に、中間転写ユニット40を取り付ける前は、接点バネ71のアーム部71aは、ホルダ300の突当リブ308cに突き当たった状態となっている。中間転写ユニット40を取り付ける際は、中間転写ユニット40の給電板203を接点バネ71に接触させながら矢印K3方向(水平方向)にスライド移動させる。これにより接点バネ71は屈曲し、接点バネ71は給電板203に対して圧接する。これにより一次転写ローラ7と接点バネ71とが導通する。
このようにねじりコイルばねである複数の接点バネ71を、接点バネ保持部材200により一体的に保持し、接点バネ保持部材200をホルダ300に取り付けることで、接点バネ71を組み付ける。これにより複数の接点バネ71を簡単に組み付けることができ、組立作業性を向上させることができる。
<電源基板の取り付け方法>
次に、電源基板51をホルダ300に取り付ける方法について説明する。
図12は、電源基板51の取り付け動作を説明する説明図である。ここで図12(a)は電源基板51をホルダ300に取り付ける前に接点バネ61を取り付けた状態の図であり、図12(b)は電源基板51をホルダ300に取り付けた後の図である。
図12に示す様に、電源基板51を取り付ける際は、まず電源基板51を斜め下向きにし、電源基板51を矢印K4方向に移動させながら電源基板51に形成された切欠き部53に接点バネ61のアーム部61aを導入する。これにより電源基板51の電気接点部52と接点バネ61のアーム部61aとが接触する。
次に、電源基板51を矢印R1方向に回転させながら、電源基板51の先端をホルダ300の凹部306に挟み込ませるように押し込む。これにより電源基板51先端の位置決めが行われる。
次に、図6に示す電源基板51に形成された2つの位置決め穴54を、ホルダ300の2つのボス部307にそれぞれ嵌合させる。その後、アースを兼ねて、ステー27に対して電源基板51をビス55で締結し、電源基板51の取り付けが完了する。
次に本実施形態の変形例として、接点バネ保持部材42の形状を変えた例を説明する。図13は、変形例に係る接点バネ保持部材42の斜視図である。ここで図13(a)は接点バネ61に接点バネ保持部材42を挿通する前の図であり、図13(b)は挿通した後の図である。
図13に示す様に、円柱状の部材である接点バネ保持部材42の外周面において、接点バネ61を取り付ける部分に接点ばね61を位置決めするための溝42aを形成する。これにより接点バネ61の環状部61cが溝42aに落ち込み、接点バネ61の軸方向の位置決めを行うことができる。
3…帯電ローラ(被給電体、帯電部)
7…一次転写ローラ(被給電体、転写部)
42…接点バネ保持部材(保持部材)
42a…溝
43…給電線(導電体)
51…電源基板
52…電気接点部
61…接点バネ(ねじりコイルばね)
61c…環状部
300…ホルダ
304…軸受部(装着部)
A…画像形成装置
S…シート

Claims (10)

  1. 被給電体に電圧を供給する電源基板であって、複数の電気接点部を有する電源基板と、
    導電性を有し、一方の端部において前記電気接点部と接触し、他方の端部において前記被給電体と電気的に接続されたワイヤーと接触する複数のねじりコイルばねと、
    前記複数のねじりコイルばねの環状部を挿通し、前記複数のねじりコイルばねを間隔を空けて保持する絶縁体である保持部材と、
    前記保持部材を装着する装着部と、
    を備え
    前記ワイヤーは、前記被給電体と電気的に接続された圧縮コイルばねと接触し、
    前記圧縮コイルばねは、スリットが形成された筒状体の内側に嵌合して保持され、前記ワイヤーは、前記筒状体のスリットから前記筒状体の内側に進入して前記圧縮コイルばねと接触することを特徴とする装置。
  2. 前記保持部材は、前記装着部に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記装着部は、前記保持部材が嵌合する溝であることを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記装着部は、前記保持部材に当接して前記保持部材の前記溝への嵌合が解除されることを規制する突起を有することを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 前記保持部材は、樹脂製の中実の円柱状の部材であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の装置
  6. 前記保持部材は、外周面に前記ねじりコイルばねを位置決めするための溝が形成されていることを特徴とする請求項に記載の装置。
  7. 前記保持部材を前記装着部に装着する際に、前記複数のねじりコイルばねのそれぞれのアーム部に当接して、前記アーム部を前記電気接点部に向かって屈曲させる当接部を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記ねじりコイルばねは、前記電気接点部に圧接していることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の装置。
  9. 感光体を帯電させる帯電部と、
    前記帯電部により帯電された感光体を露光して静電潜像を形成する露光部と、
    前記静電潜像をトナー像として現像する現像部と、
    前記感光体に形成されたトナー像を被転写体に転写する転写部と、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の装置と、
    を備え、
    前記被給電体は、前記帯電部、前記現像部、前記転写部のいずれかであることを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記帯電部、前記現像部、前記転写部は、それぞれ複数設けられていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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