JP7149844B2 - コンパクト容器 - Google Patents

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Description

本発明は、コンパクト容器に関する。
コンパクト容器として、上下2段構成のものが知られている。この種のコンパクト容器は、第1内容物が収容されるとともに、第1内容物を取り出す第1取出口が形成された上容器と、第2内容物が収容されるとともに、第2内容物を取り出す第2取出口が形成された下容器と、を備えている。例えば、下記特許文献1に記載されたコンパクト容器では、上容器には、第1取出口を開閉するキャップが螺着されている。下容器は、上容器の下方において、上容器に対して旋回可能に取り付けられている。下容器の閉位置において、第2取出口は上容器によって閉塞されている。
特開2009-125117号公報
しかしながら、特許文献1発明にあっては、キャップの回転操作(上容器の開閉操作)の際に、下容器が上容器に対して相対回転することで、第2取出口が開放されてしまう可能性がある。
また、第2取出口が開放された状態(下容器が上容器に対して平面視でずれた状態)において、例えば第1内容物を取り出そうとした場合、上容器に作用する荷重によって上容器が傾いてしまう可能性もある。
本発明は、優れた操作性を具備させることができるコンパクト容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を提案している。
本発明の一態様に係るコンパクト容器は、第1取出口が形成された第1収容部を有する上容器と、前記上容器から下方に延びて下端面が接地面とされるとともに、前方に向けて開口する脚部と、前記上容器に対する相対回転により、前記第1取出口を開閉可能とするキャップと、第2取出口が形成された第2収容部を有するとともに、前後方向にスライド移動可能に前記脚部に支持された下容器と、を備え、前記下容器は、前記上容器の下方に配置され、前記上容器によって前記第2取出口が閉塞された閉位置と、前記脚部に対する前方へのスライド動作に伴い、前記第2取出口が開放された開位置と、の間を移動し、前後方向にスライド移動可能に前記脚部に支持されるとともに、最前端位置において前記脚部から前方に突出する下容器支持部を有するスライドレールを備え、前記下容器は、前記スライドレールに対して前後方向にスライド移動可能に前記下容器支持部に支持されている
本態様によれば、上容器に対する相対回転により第1取出口を開閉するキャップが上容器に着脱可能に装着され、下容器が脚部にスライド可能に支持されている。そのため、下容器が上容器に対して旋回可能な従来の構成と異なり、キャップの着脱操作(回転操作)に伴って下容器が予期せず移動するのを抑制できる。
しかも、本態様では、下容器が上容器から下方に延びる脚部にスライド可能に支持されている。そのため、コンパクト容器の接地面として脚部を利用できるため、下容器が開位置にあるときであっても、上容器が脚部によって安定して支持される。これにより、下容器が開位置にあるときに、例えば上容器から第1内容物を取り出す際に容器本体に対して上方から作用する荷重によって、上容器が傾いたりするのを抑制できる。
その結果、優れた操作性を具備させることができる。
態様によれば、スライドレールの最前端位置において下容器支持部が脚部よりも前方に突出するとともに、下容器がスライドレール(下容器支持部)を介して脚部にスライド移動可能に構成されている。そのため、下容器と脚部との係合代を確保する必要がないので、下容器が脚部に直接支持されている構成に比べて、開位置における下容器の脚部からの突出量を確保できる。そのため、開位置における第2取出口の前後方向での開口幅を確保し易くなる。これにより、第2内容物の容積を増加させたり、第2取出口を通じた第2内容物の取り出しを容易にできたりするので、操作性の更なる向上を図ることができる。
上記態様に係るコンパクト容器において、前記下容器は、前記第2収容部が設けられた抽斗本体と、前記抽斗本体から左右方向の外側に張り出し、前記下容器支持部に下方から支持される外フランジ部と、を備えていてもよい。
本態様によれば、下容器が外フランジ部を介して下容器支持部に下方から支持される。これにより、下容器が左右方向の凹凸等によってスライドレールに支持される構成に比べ、第2収容部(第2取出口)の左右方向の幅を確保した上で、下容器のスライド操作時におけるがたつき等を抑制できる。
上記態様に係るコンパクト容器において、前記脚部のうち、前記スライドレールの下方に位置する部分には、左右方向の内側に張り出し、前記スライドレールを下方から支持するレール支持部が形成されていてもよい。
本態様によれば、外フランジ部、スライドレール及びレール支持部が上下方向に並ぶので、下容器、スライドレール及び脚部が左右方向の凹凸等で支持し合う構成に比べ、第2取出口の左右方向での開口幅を確保し易くなる。これにより、第2内容物の容積を増加させたり、第2取出口を通じた第2内容物の取り出しを容易にできたりするので、操作性の更なる向上を図ることができる。
上記態様に係るコンパクト容器において、前記脚部のうち、前記下容器の後方に位置する後壁部には、前記後壁部を前後方向に貫通するとともに、前記下容器を露出させる露出部が形成されていてもよい。
本態様によれば、露出部を通じて下容器を前方に押し込むことで、下容器を開位置に向けてスライドさせることができる。これにより、操作性の更なる向上を図ることができる。
しかも、下容器の前壁部に摘み用の突起等を設ける場合に比べて、コンパクト容器全体の平面視外形を小さくすることも可能になる。
上記態様に係るコンパクト容器において、前記下容器は、後方に向けて突出するとともに、前記閉位置において前記露出部内に収容される突起部を備え、前記突起部の後面と、前記後壁部の後面と、が面一に配置されていてもよい。
本態様によれば、突起部の後面と、後壁部の後面と、を面一に配置することで、突起部の後面と、後壁部の後面と、が滑らかに連なる。これにより、露出部を形成した場合であっても、コンパクト容器の見映えを維持できる。
本発明の各態様によれば、優れた操作性を具備させることができる。
第1実施形態に係るコンパクト容器において、下容器が閉位置にあるときの断面図である。 第1実施形態に係るコンパクト容器において、下容器が閉位置にあるときの断面図である。 図2のIII-III線に沿う断面図である。 第1実施形態に係るコンパクト容器において、下容器が開位置にあるときの断面図である。 図6のV-V線に沿う断面図である。 第2実施形態に係るコンパクト容器において、下容器が閉位置にあるときの断面図である。 第2実施形態に係るコンパクト容器の未使用状態を示す断面図である。 第2実施形態に係るコンパクト容器において、下容器が開位置にあるときの部分断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。以下の各実施形態において、対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
(第1実施形態)
図1、図2に示すように、コンパクト容器1は、直方体形状に形成されている。本実施形態のコンパクト容器1は、上容器2及び下容器3が上下方向に重ねられた2段構成のものである。以下の説明では、コンパクト容器1において、上容器2及び下容器3の積層方向を上下方向といい、上下方向に沿う上容器2側を上方といい、下容器3側を下方という。また、上下方向に直交する方向のうち、第1方向を前後方向L1といい、第2方向を左右方向L2という。
コンパクト容器1は、容器本体11と、キャップ12と、上述した下容器3と、を備えている。
容器本体11は、上述した上容器2と、脚部22と、を備えている。
上容器(第1収容部)2は、有底筒状に形成されている。上容器2内には、第1内容物が収容される。第1内容物としては、例えば化粧料(ファンデーション等)や、化粧具(刷毛、パフ等)が挙げられる。但し、第1内容物は、化粧料や化粧具以外の内容物であってもよい。なお、上容器2は、上容器2の内側に中皿等の収容部(第1収容部)を有する構成であってもよい。
上容器2の上端開口部は第1内容物を取り出す第1取出口2aを構成している。上容器2の筒部において、外周面には雄ねじ部が形成されている。なお、上容器2における筒部の下端部には、容器側回り止め部24が形成されている。
上容器2の底部は、筒部の下端開口を閉塞するとともに、筒部よりも前後方向L1及び左右方向L2に張り出している。
脚部22は、上容器2における底部の外周縁から下方に延設されている。本実施形態の脚部22は、上容器2の底部において、前辺を除く三辺に形成されている。すなわち、脚部22は、前方及び下方に向けて開口している。脚部22の下端面は、コンパクト容器1がテーブルや手等に載置される際の接地面とされている。具体的に、脚部22は、左右両側に位置する一対の脚側壁部31と、脚側壁部31の後端部同士を接続する脚後壁部32と、を備えている。
図1に示すように、脚部22は、脚側壁部31の下端部から左右方向L2の内側に向けて突出するガイド部33を有している。図1、図3に示すように、脚側壁部31の前端部において、ガイド部33に対して上方に位置する部分には、左右方向L2の内側に突出する抜け止め突起34が形成されている。抜け止め突起34は、平面視で台形状に形成されている。具体的に、抜け止め突起34は、後面が左右方向L2に延びる平坦面に形成され、前面が後方に向かうに従い左右方向L2の内側に延びる傾斜面とされている。
図2、図3に示すように、脚後壁部32には、脚後壁部32を貫通する露出部35が形成されている。露出部35は、正面視で台形状に形成されている。露出部35は、脚後壁部32の下端縁で開口している。なお、露出部35の形状等は、下容器3の開操作時に例えば指等が挿通可能な大きさであれば適宜変更が可能である。
図1に示すように、キャップ12は、上容器2に着脱可能に構成され、第1取出口2aを開閉する。具体的に、キャップ12は、キャップ本体41と、外装体42と、を備えている。
キャップ本体41は、有頂筒状に形成されている。キャップ本体41における筒部の内周面には、雌ねじ部が形成されている。キャップ本体41は、上容器2に着脱可能に螺着される。但し、キャップ本体41は、上容器2に対する相対回転により着脱可能な構成であればよい。このような構成として、ねじ形状以外に螺旋状の溝に対して凸部が係合する構成等であってもよい。
キャップ本体41における筒部の下端部には、キャップ側回り止め部43が形成されている。キャップ側回り止め部43は、キャップ12の締め込み時において、上容器2の周方向で容器側回り止め部24に当接することで、上容器2に対するキャップ12の相対回転を規制する。
キャップ本体41の頂部には、シール筒45が形成されている。シール筒45は、キャップ12の閉位置において、上容器2における筒部の内周面に密接する。
外装体42は、キャップ本体41の上方及び側方からキャップ本体41を取り囲んでいる。外装体42の平面視形状は、例えば矩形状に形成されている。但し、外装体42(キャップ12)の平面視形状は、円形状や三角形状等、適宜変更が可能である。
下容器3は、抽斗部61と、中皿(第2収容部)62と、中皿保持枠63と、を備えている。
抽斗部61は、上方に開口する箱型に形成されている。抽斗部61は、脚側壁部31に前後方向L1にスライド可能に支持されている。図3に示すように、下容器3は、脚部22の内側に収容された閉位置(図3における符号P)と、少なくとも前部が脚部22から前方に突出して中皿62の上端開口部(以下、第2取出口62aという。)が開放された開位置(図3における符号Q)と、の間をスライドする。本実施形態の下容器3は、閉位置Pにおいて、上容器2の底部と平面視で重なり合うとともに、下容器3の上端開口部が上容器2の底部により閉塞されている。
図1、図3に示すように、抽斗部61の周壁部60において、左右両側に位置する抽斗側壁部65には、左右方L2向の内側に窪むスライド溝66が形成されている。スライド溝66は、抽斗側壁部65の前後両端部で終端している。
図1に示すように、各抽斗側壁部65の下端部には、左右方向L2の内側に窪む収容溝67が形成されている。各収容溝67内には、上述したガイド部33がそれぞれ収容されている。ガイド部33は、収容溝67の内面を収容溝67の下方若しくは左右方向L2の外側から摺動可能に支持している。なお、抽斗部61の下面は、ガイド部33の下面に対して面一若しくは上方に位置している。
抽斗部61の周壁部60において、後方に位置する抽斗後壁部68には、後方に向けて突出する突起部71が形成されている。突起部71は、前後方向L1から見た正面視で、上述した露出部35に倣った台形状に形成されている。突起部71は、下容器3の閉位置において、露出部35内に収容されている。本実施形態において、突起部71の後面は、脚後壁部32の後面に対して面一に配置されている。なお、突起部71の平面視形状は、露出部35の平面視形状と異なっていてもよい。また、抽斗部61の抽斗前壁部73に摘み等を設けてもよい。
中皿62は、上方に開口する箱型に形成されている。中皿62は、嵌合等によって抽斗部61内に保持されている。なお、本実施形態では、下容器3の開位置において、第2取出口62aの全てが開放される。但し、下容器3の開位置において、第2取出口62aの少なくとも一部が開放されれば、下容器3のスライド量は適宜設定が可能である。
中皿62内には、第2内容物が収容されている。中皿62の上端開口部は、第2内容物を取り出す第2取出口62aを構成している。なお、第2内容物としては、例えば化粧料(ファンデーション等)や、化粧具(刷毛、パフ等)が挙げられる。但し、第2内容物は、化粧料や化粧具以外の内容物であってもよい。図示の例では中皿62の内部を1つの収容空間としているが、例えば複数の仕切り壁によって中皿62の内部を複数の収容空間に仕切る構成としても構わない。この場合には、例えば各収容空間内に異なる内容物を別個に収容することが可能となる。なお、下容器3は、中皿62を有さない構成であってもよい。
中皿保持枠63は、抽斗部61の周壁部60と中皿62との間に介在している。
次に、上述したコンパクト容器1の使用方法について説明する。
第1内容物を取り出す際には、キャップ12を上容器2から取り外す。具体的には、脚部22を把持した状態で、容器本体11に対してキャップ12を緩み方向に回転させる。すると、キャップ12が上容器2から取り外され、第1取出口2aが開放される。これにより、第1取出口2aを通じて第1内容物を取り出すことができる。なお、第1内容物を取り出した後、上容器2を閉塞する場合には、上容器2に対してキャップ12を締め付け方向に回転させる。この際、容器側回り止め部24及びキャップ側回り止め部43同士が周方向で当接する位置までキャップ12を締め付ける。これにより、上容器2に対するキャップ12の締め付け方向への回転が規制される。
図3、図4に示すように、第2内容物を取り出す際には、容器本体11に対して下容器3を前方に引き出す。具体的には、露出部35を通じて突起部71を前方に押し出す。すると、下容器3が脚部22に対して前方に移動する。これにより、第2取出口62aが開放され、第2取出口62aを通じて第2内容物を取り出すことができる。なお、下容器3の開操作時において、スライド溝66の後端面が抜け止め突起34の後面に抜け止め突起34の後方から突き当たるまで下容器3を押し込むことで、容器本体11に対する下容器3の前方移動が規制される。
ここで、本実施形態では、上容器2に対する相対回転により第1取出口2aを開閉するキャップ12が上容器2に着脱可能に装着される一方、下容器3が脚部22にスライド可能に支持された構成とした。
この構成によれば、下容器が上容器に対して旋回可能な従来の構成と異なり、キャップ12の着脱操作(回転操作)に伴って下容器3が予期せず移動するのを抑制できる。
しかも、本実施形態では、下容器3が上容器2から下方に延びる脚部22にスライド可能に支持される構成とした。
この構成によれば、コンパクト容器1の接地面として脚部22を利用できるため、下容器3が開位置にあるときであっても、上容器2が脚部22によって安定して支持される。これにより、下容器3が開位置にあるときに、例えば上容器2から第1内容物を取り出す際に容器本体11に対して上方から作用する荷重によって、上容器2が傾いたりするのを抑制できる。
その結果、優れた操作性を具備させることができる。
本実施形態では、脚部22の脚後壁部32に下容器3を露出させる露出部35が形成されている構成とした。
この構成によれば、露出部35を通じて下容器3を前方に押し込むことで、下容器3を開位置に向けてスライドさせることができる。これにより、操作性の更なる向上を図ることができる。
しかも、下容器3の抽斗前壁部73に摘み用の突起等を設ける場合に比べて、コンパクト容器1全体の平面視外形を小さくすることも可能になる。
本実施形態では、抽斗部61から後方に突出するとともに、下容器3の閉位置において露出部35内に収容される突起部71を備え、突起部71の後面と、脚後壁部32の後面と、を面一に配置される構成とした。
この構成によれば、突起部71の後面と、脚後壁部32の後面と、を面一に配置することで、突起部71の後面と、脚後壁部32の後面と、が滑らかに連なる。これにより、露出部35を形成した場合であっても、コンパクト容器1の見映えを維持できる。
本実施形態では、脚側壁部31の下端部から左右方向L2の内側に向けてガイド部33が突出している構成とした。
この構成によれば、例えばガイド部が脚側壁部31における上下方向の中央部に形成されている場合に比べ、脚部22の接地面を広く確保できるので、上容器2がより安定して支持される。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態を説明する。本実施形態のコンパクト容器100は、下容器3がスライドレール101を介して脚部22にスライド可能に支持されている点で、上述した実施形態と相違している。
図5に示すコンパクト容器100において、ガイド部33における前後方向L1の中間部には、規制突起110が形成されている。規制突起110は、左右方向L2から見た側面視で三角形状に形成されている。具体的に、規制突起110は、後面が上下方向に延びる平坦面に形成され、前面が後方に向かうに従い上方に延びる傾斜面に形成されている。
図6に示すように、脚部22は、ガイド部33における左右方向L2の内側端部に、上方に延びる内側壁部111を有している。内側壁部111は、ガイド部33の全長に亘って延びている。本実施形態において、脚側壁部31、ガイド部33及び内側壁部111によって上方に開口するレール収容部112を構成している。
図5に示すように、スライドレール101は、容器本体11及び下容器3の双方に対して前後方向L1にスライド可能に構成されている。スライドレール101は、ベース部120と、本体支持部(前側本体支持部121及び後側本体支持部122)と、下容器支持部123と、を備えている。
ベース部120は、前後方向L1に延在している。ベース部120の後端部には、後方に開口する長溝125が形成されている。長溝125は、前後方向L1に延在している。これにより、ベース部120のうち、長溝125に対して下方に位置する部分は、上下方向に撓み変形可能な舌片部127を構成している。
前側本体支持部121は、ベース部120の前端部から下方に突出している。前側本体支持部121は、上述したレール収容部112内に収容されている。前側本体支持部121の後端面は、下容器3の閉位置において、規制突起110に規制突起110の前方から近接する。
後側本体支持部122は、ベース部120の後端部(舌片部127)から下方に突出している。後側本体支持部122は、上述したレール収容部112内に収容されている。すなわち、スライドレール101は、レール収容部112にスライドレール101の下方から支持されている。後側本体支持部122は、下容器3の開位置(図8参照)において、規制突起110の後面に規制突起110の後方から近接又は当接する。
図6に示すように、下容器支持部123は、ベース部120の前端部のうち、左右方向L2の内側寄りに位置する部分から上方に突出している。図7に示すように、下容器支持部123は、スライドレール101の最前端位置において、容器本体11から前方に突出する。
図6に示すように、下容器3の抽斗部130は、抽斗本体131と、外フランジ部132と、を備えている。
抽斗本体131は、上方に開口する箱型に形成されている。抽斗本体131内には、上述した中皿62が保持されている。抽斗本体131において、左右方向L2の両側に位置する側壁部135の下端部には、左右方向L2の内側に窪む収容溝136が形成されている。収容溝136内には、上述した内側壁部111が収容されている。上述した内側壁部111は、収容溝136の内面を収容溝136の下方若しくは左右方向L2の外側から摺動可能に支持している。
外フランジ部132は、抽斗本体131における側壁部135の上端部から左右方向L2の外側に張り出している。図5に示すように、外フランジ部132のうち、前後両端部を除く部分には、下方に開口するレール収容部140が形成されている。レール収容部140内には、レール収容部140の下方から上述した下容器支持部123が収容されている。すなわち、下容器支持部123は、レール収容部140内で下容器3を前後方向L1にスライド移動可能に支持している。このように、本実施形態では、外フランジ部132がスライドレール101に下方から支持されるとともに、スライドレール101が上述したガイド部33や内側壁部111によって下方から支持されている。すなわち、下容器3、スライドレール101及び脚部22のスライド支持部分が上下方向に並んでいる。なお、レール収容部140の前後両端面は、スライドレール101に対する下容器3の移動を規制する規制面として機能する。
図6に示すように、本実施形態のキャップ150は、キャップ本体41及び外装体42に加え、移行中栓151を備えている。
キャップ本体41の頂部には、引上筒152が形成されている。
移行中栓151は、有底筒状の容器嵌合部155と、容器嵌合部155の筒部から上方に延びるキャップ嵌合筒156と、を備えている。
容器嵌合部155は、上容器2内に嵌合可能に構成されている。
キャップ嵌合筒156は、キャップ本体41の引上筒152と、キャップ本体41の周壁部と、の間に嵌合可能に構成されている。なお、キャップ嵌合筒156と、キャップ本体41の引上筒152及び周壁部の間に作用する嵌合力(摩擦力)は、容器嵌合部155と、上容器2の内周面と、の間に作用する嵌合力よりも大きく設定されている。
図7に示すように、移行中栓151は、上容器2内への第1内容物の充填後、キャップ本体41とは別に上容器2内に装着される。その後、キャップ本体41を上容器2に装着させる際、締め付け方向に回転させると、上容器2に対するキャップ本体41の下方移動に伴い、キャップ本体41の引上筒152と、キャップ本体41の周壁部と、の間にキャップ嵌合筒156が嵌合される。これにより、キャップ本体41と移行中栓151が組み付けられる。その後、コンパクト容器1の使用時には、キャップ本体41を緩み方向に回転させることで、移行中栓151がキャップ本体41及び外装体42とともに、上容器2に対して上方移動する。これにより、上容器2の第1取出口2aが開放される。
このように、上容器2内への第1内容物の充填後に予め移行中栓151により上容器2(第1取出口2a)を閉塞しておくことで、第1内容物の充填後、キャップ本体41の装着までの期間を確保できる。これにより、キャップ本体41の選択の自由度を向上させるとともに、キャップ本体41の製造状況に関わらずに第1内容物の充填作業を行うことができる。
次に、本実施形態のコンパクト容器100の使用方法について説明する。なお、以下の説明では、第2内容物の取出方法について説明する。
図8に示すように、第2内容物を取り出す際には、露出部35を通じて突起部71を前方に押し出す。すると、下容器3が容器本体11及びスライドレール101に対して前方に移動するとともに、スライドレール101が容器本体11に対して前方に移動する。これにより、第2取出口62aが開放されることで、第2取出口62aを通じて第2内容物を取り出すことができる。下容器3の開操作時において、後側本体支持部122の前端面が規制突起110の後面に規制突起110の後方から突き当たるまで下容器3を押し込むことで、容器本体11に対するスライドレール101の前方移動が規制される。また、下容器3の開操作時において、レール収容部140の後端面が下容器支持部123の後端面に下容器支持部123の後方から突き当たるまで下容器3を押し込むことで(スライドレール101の最前端位置)、容器本体11及びスライドレール101に対する下容器3の前方移動が規制される。なお、下容器3の開位置において、下容器支持部123は容器本体11に対して前方に突出している。
本実施形態では、上述した実施形態と同様の作用効果を奏することに加え、以下の作用効果を奏する。
すなわち、スライドレール101の最前端位置において下容器支持部123が脚部22よりも前方に突出するとともに、下容器3がスライドレール101(下容器支持部123)を介して脚部22にスライド移動可能に構成されている。そのため、下容器3と脚部22との係合代を確保する必要がないので、下容器3が脚部22に直接支持されている構成に比べて、開位置における下容器3の脚部22からの突出量を確保できる。そのため、開位置における第2取出口62aの前後方向L1の開口幅を確保し易くなる。これにより、第2内容物の容積を増加させたり、第2取出口を通じた第2内容物の取り出しを容易にできたりするので、操作性の更なる向上を図ることができる。
本実施形態では、下容器3が外フランジ部132を介して下容器支持部123に下方から支持される構成とした。
この構成によれば、下容器3が左右方向L2の凹凸等によってスライドレール101に支持される構成に比べ、第2取出口62aの左右方向L2の幅を確保した上で、下容器3のスライド操作時におけるがたつき等を抑制できる。
本実施形態では、脚部22のうち、スライドレール101の下方に位置する部分には、左右方向L2の内側に張り出し、スライドレール101を下方から支持するガイド部33が形成された構成とした。
この構成によれば、外フランジ部132、スライドレール101及びガイド部33が上下方向に並ぶので、下容器3、スライドレール101及び脚部22が左右方向L2の凹凸等で支持し合う構成に比べ、第2取出口62aの左右方向L2での開口幅を確保し易くなる。これにより、第2内容物の容積を増加させたり、第2取出口を通じた第2内容物の取り出しを容易にできたりするので、操作性の更なる向上を図ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換及びその他の変更が可能である。本発明は上述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、上述した実施形態では、脚後壁部32の後面と、突起部71の後面と、が面一に配置された構成について説明したが、この構成のみに限られない。突起部71は、露出部35内に収容される構成であれば、脚後壁部32の後面よりも前方に位置していてもよい。露出部35内に突起部71が収容されることで、下容器3(突起部71)の後面と、脚後壁部32の後面と、の間の段差を小さくできる。これにより、露出部35を形成した場合であっても、コンパクト容器1の見映えを維持できる。
また、コンパクト容器は、露出部35のみを有する構成でもよく、露出部35及び突起部71の双方を有さない構成でもよい。
上述した実施形態では、脚部22が前方及び下方に開口している構成について説明したが、この構成のみに限られない。脚部22は、少なくとも前方に開口していれば、下方が閉塞されていてもよい。また、脚部22は、上容器2の底部に対して間欠的に形成されていてもよい。
上述した実施形態では、下容器3の下面と、脚部22の下端面と、が面一に配置された構成について説明したが、この構成のみに限られない。脚部22の下端面は、下容器3の下面よりも下方に延設されていてもよい。
上述した各実施形態において、第1実施形態では移行中栓151を有さないキャップ12を採用し、第2実施形態では移行中栓151を有するキャップ150を採用した場合について説明したが、この構成のみに限られない。すなわち、第1実施形態で移行中栓151を有するキャップ150を採用し、第2実施形態で移行中栓151を有さないキャップ12を採用してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…コンパクト容器
2…上容器(第1収容部)
2a…第1取出口
3…下容器
12…キャップ
22…脚部
32…脚後壁部
33…ガイド部(レール支持部)
35…露出部
62…中皿(第2収容部)
62a…第2取出口
71…突起部
100…コンパクト容器
101…スライドレール
111…内側壁部(レール支持部)
123…下容器支持部
150…キャップ

Claims (5)

  1. 第1取出口が形成された第1収容部を有する上容器と、
    前記上容器から下方に延びて下端面が接地面とされるとともに、前方に向けて開口する脚部と、
    前記上容器に対する相対回転により、前記第1取出口を開閉可能とするキャップと、
    第2取出口が形成された第2収容部を有するとともに、前後方向にスライド移動可能に前記脚部に支持された下容器と、を備え、
    前記下容器は、
    前記上容器の下方に配置され、前記上容器によって前記第2取出口が閉塞された閉位置と、
    前記脚部に対する前方へのスライド動作に伴い、前記第2取出口が開放された開位置と、の間を移動し、
    前後方向にスライド移動可能に前記脚部に支持されるとともに、最前端位置において前記脚部から前方に突出する下容器支持部を有するスライドレールを備え、
    前記下容器は、前記スライドレールに対して前後方向にスライド移動可能に前記下容器支持部に支持されているコンパクト容器。
  2. 前記下容器は、
    前記第2収容部が設けられた抽斗本体と、
    前記抽斗本体から左右方向の外側に張り出し、前記下容器支持部に下方から支持される外フランジ部と、を備えている請求項に記載のコンパクト容器。
  3. 前記脚部のうち、前記スライドレールの下方に位置する部分には、左右方向の内側に張り出し、前記スライドレールを下方から支持するレール支持部が形成されている請求項に記載のコンパクト容器。
  4. 前記脚部のうち、前記下容器の後方に位置する後壁部には、前記後壁部を前後方向に貫通するとともに、前記下容器を露出させる露出部が形成されている請求項1から請求項の何れか1項に記載のコンパクト容器。
  5. 前記下容器は、後方に向けて突出するとともに、前記閉位置において前記露出部内に収容される突起部を備え、
    前記突起部の後面と、前記後壁部の後面と、が面一に配置されている請求項に記載のコンパクト容器。
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