JP7148778B1 - 関心情報出力方法、関心情報出力プログラム及び関心情報出力システム - Google Patents

関心情報出力方法、関心情報出力プログラム及び関心情報出力システム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの了解ないし同意を前提として、包括的な情報解析を行ったうえで、好適な情報提供を可能とする。【課題を解決するための手段】ウェブブラウザに所定機能の追加有無を判断する追加有無判断ステップと、前記判断結果が所定機能の追加ありとの内容である場合に同機能を通じて所定のユーザによるウェブブラウザの利用に関する情報である利用情報を取得する利用情報取得ステップと、取得した利用情報を用いて前記ユーザの嗜好を解析する嗜好解析ステップと、前記解析により得られる情報である解析情報を用いて、ウェブブラウザを通じて提供可能な情報である関心情報を選択する関心情報選択ステップと、選択された関心情報を前記ウェブブラウザに対し重畳表示出力するための重畳表示ステップと、をコンピュータにて実行する関心情報出力方法などを提案する。【選択図】図5

Description

本発明は、ウェブブラウザを通じてユーザの関心に適合した情報提供を可能にする技術に関する。
ウェブブラウザを通じて提供される各種のウェブサービスは、買い物やゲーム、趣味など多くの側面においてユーザの生活に多くの選択肢を与えてくれる。その一方で、あまりに情報過多となっていることもまた事実であり、ユーザが、自らにとって好適な情報を自身で探索したり選択したりすることはどんどん困難になっており、それがゆえECでの商品購入やサービス提供を受ける機会を逸する「カゴ落ち」のような現象が生じていたりしていた。
この点について、従来からユーザのウェブ閲覧履歴などの情報を取得して解析を行い、当該ユーザの嗜好にあった情報を好適に適示ための技術が知られてきた。例えば特許文献1記載の技術のように、サイト訪問者の状況や考えを行動履歴の形式にて取得して訪問先サイトのコンテンツと紐づけたうえ、ポップアップ画面上での対話処理を通じて当該ユーザの嗜好に適合したウェブページへの案内表示を行うような技術が開示されている。同技術においては、上記ポップアップ表示制御を行うアドインを実装したり、Cookieなどの技術を用いたりすることで、ウェブサイトを訪れるユーザを一意に識別することとされている。
特開2021-149633
ただ、これらの従来技術では、わざわざウェブサイトごとにユーザの個人情報を登録しないとユーザの一意識別ができないばかりか当該ウェブサイト内でしか効果を享受できない欠点があり、また、Cookieを使った識別処理については、個人情報・個人データ管理を巡る意識の高まりに対応できるとは言いがたかった。
以上のような課題を解決すべく、本発明は、ウェブブラウザに所定機能の追加有無を判断する追加有無判断ステップと、前記判断結果が所定機能の追加ありとの内容である場合に同機能を通じて所定のユーザによるウェブブラウザの利用に関する情報である利用情報を取得する利用情報取得ステップと、取得した利用情報を用いて前記ユーザの嗜好を解析する嗜好解析ステップと、前記解析により得られる情報である解析情報を用いて、ウェブブラウザを通じて提供可能な情報である関心情報を選択する関心情報選択ステップと、選択された関心情報を前記ウェブブラウザに対し重畳表示出力するための重畳表示ステップと、をコンピュータにて実行する関心情報出力方法などを提案する。
また上記発明に関連して、関心情報選択ステップは、前記ウェブブラウザに表示されている内容と関連する関心情報を選択する関連選択サブステップをさらに有する関心情報出力方法なども提案する。
また上記各発明に関連し、重畳表示ステップが、ウェブブラウザ以外の出力手段を用いる限定表示サブステップをさらに有する関心情報出力方法なども提案する。
また上記各発明に関連し、ウェブブラウザに所定機能の追加有無を判断する追加有無判断ステップと、前記判断結果が所定機能の追加ありとの内容である場合に同機能を通じて所定のユーザによるウェブブラウザの利用に関する情報である利用情報を取得する利用情報取得ステップと、取得した利用情報を用いて前記ユーザの嗜好を解析することで得られる情報である解析情報を用いて選択される関心情報を取得する関心情報取得ステップと、取得した関心情報を前記ウェブブラウザに対し重畳表示出力するための重畳表示ステップと、をコンピュータにて実行可能とするための関心情報出力プログラムなども提案する。
また、ユーザ端末にて閲覧可能なウェブブラウザに所定機能の追加有無を判断する追加有無判断部と、前記判断結果が所定機能の追加ありとの内容である場合に同機能を通じて所定のユーザによるウェブブラウザの利用に関する情報である利用情報を取得する利用情報取得部と、取得した利用情報を用いて前記ユーザの嗜好を解析する嗜好解析部と、前記解析により得られる情報である解析情報を用いて、ウェブブラウザを通じて提供可能な情報である関心情報を選択する関心情報選択部と、選択された関心情報を前記ウェブブラウザに対し重畳表示出力するための重畳表示部と、を有する関心情報出力システムについても提案する。
主に以上のような構成をとる本発明によって、ユーザの了解ないし同意を前提として、包括的な情報解析を行ったうえで、好適な情報提供を可能とする。
本発明の概略図 本発明が適用されるウェブブラウザの表示の一例を示す図 実施形態1の関心情報出力システムの機能ブロックの一例を示す図 実施形態1の関心情報出力システムの追加有無判断処理の一例を示す図 実施形態1の関心情報出力システムの重畳表示処理の一例を示す図 実施形態1の関心情報出力システムの機能的な各構成をまとめて一のハードウェアとして実現した際の構成の一例を示す概略図 実施形態1の関心情報出力システムにおける処理の流れの一例を示す図 実施形態2の関心情報出力システムの機能ブロックの一例を示す図 実施形態2の関心情報出力システムにおける処理の流れの一例を示す図 実施形態3の関心情報出力システムの機能ブロックの一例を示す図 実施形態3の関心情報出力システムにおける処理の流れの一例を示す図
まず図1を示す。図1は本発明の概要のうちごく一例を示す図である。同図に示されているように、本発明は、個々のユーザが自己の端末であるユーザ端末にインストールされたアプリを起動し、同端末を操作してウェブサービスの閲覧をおこなう際に用いられるものであり、ネットワークを介してそれらのウェブサービスを運営するサーバその他一又は複数の外部サーバとの間で情報の送受信をおこなう。
上記説明をより具体的に述べると、ユーザ端末0111、0112は、外部サーバとネットワークを介して接続されているところ、例えば、ウェブサービスを運営するためのサービスサーバ0101はもちろん、同端末から送信されたウェブブラウザの閲覧履歴の情報を格納する格納サーバ0121や、当該格納された閲覧履歴の情報を用いて嗜好を解析するための嗜好解析サーバ0131、解析結果と関心情報とを関連付け、前記ユーザ端末に出力する関連付けサーバ0141などのサーバが相互にオンライン又はオフラインのネットワークを介して接続することで用いることが考えられる。
ここでユーザ端末については、その種別を特に限定することはなく、例えば、スマートフォン0111やタブレット0112、パソコン0113などが考えられ、その他にもスマートグラスやスマートゴーグルなどのスマートデバイスであってももちろんよい。
ここで図2を示す。同図は本発明が適用されるウェブブラウザの表示の一例を示す図であって、スマートフォン0200上で起動するウェブブラウザにて、腕時計の購入を検討しているような場合のディスプレイ0201上の表示の一例を示した図である。ユーザは特定の品番(ID:666)の腕時計の購入を検討しており、16時45分前後に、同図にて表示されているウェブサイト上のページを始め、同商品が掲載されていたり、販売している種々のウェブサイトやウェブページを閲覧したりしている。本発明においては、このようなウェブブラウザの利用、閲覧の履歴に関する情報を取得したうえで解析をし、当該ユーザに好適な情報を出力することを一の目的として提供する。
以下、本発明の各実施形態について図面とともに説明する。まず実施形態と請求項の相互の関係は、以下のとおりである。まず、実施形態1は主に請求項1、5、6などに対応する。実施形態2は主に請求項2などに対応する。実施形態3は主に請求項3などに対応する。実施形態4は主に請求項4などに対応する。ただし、各実施形態にて説明する技術的特徴は、他の実施形態にて説明する技術的特徴と組み合わせて用いられることも可能である。
なお、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではなく、技術常識に従って特許請求の範囲の各請求項に記載の技術的思想を有し、その要旨を逸脱しない範囲内において、様々な態様で実施し得る。
<<実施形態1>>
<概要>
図3は、本実施形態の関心情報出力システムの機能ブロックの一例を示す図である。同図において示されているように、本実施形態の「関心情報出力システム」0300は、「追加有無判断部」0301と、「利用情報取得部」0302と、「嗜好解析部」0303と、「関心情報選択部」0304と、「重畳表示部」0305と、を有する。
なお、以下で詳しく説明する関心情報出力システムは、その機能の一又は複数の機能を複数の装置(例えば、ユーザ端末と外部サーバ)にて実現するようにも構成され得るものであって、その機能ブロックは、いずれもハードウェア又はソフトウェアとして実現され得る。コンピュータを用いるものを例にすれば、CPUやメインメモリ、GPU、TPU、画像メモリ、バス、二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ)、キーボードやマイク、タッチパネル、タッチパネルをタッチするための電子ペンなどの各種入力デバイス、スピーカ、ディスプレイその他各種出力デバイス、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部、またその外部周辺装置用のインタフェース、通信用インタフェース、それらのハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他のアプリケーションプログラムなどが挙げられる。
そしてメインメモリ上に展開したプログラムに従った演算処理によって、入力デバイスやその他インタフェースなどから入力されメモリやハードウェア上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、前記各ハードウェアやソフトウェアを制御するための命令が作成されたりする。ここで、上記プログラムは、モジュール化された複数のプログラムとして実現されてもよいし、2以上のプログラムをクラウドコンピューティングその他の方法により組み合わせて一のプログラムとして実現されても良い。
なお、以上の構成をユーザ端末で起動する所定のアプリケーションプログラムを用いて実行する場合、当該プログラムでは、ウェブブラウザに所定機能の追加有無を判断する追加有無判断ステップと、前記判断結果が所定機能の追加ありとの内容である場合に同機能を通じて所定のユーザによるウェブブラウザの利用に関する情報である利用情報を取得する利用情報取得ステップと、取得した利用情報を用いて前記ユーザの嗜好を解析することで得られる情報である解析情報を用いて選択される関心情報を取得する関心情報取得ステップと、取得した関心情報を前記ウェブブラウザに対し重畳表示出力するための重畳表示ステップと、がユーザ端末において処理可能と構成することが考えられる。そして各機能の一例については、以下機能的構成において説明する処理が行われうる。
<機能的構成>
「追加有無判断部」0301は、ウェブブラウザに所定機能の追加有無を判断するように構成されている。ここで判断対象となるウェブブラウザとは、所定のユーザ端末にて閲覧可能なウェブブラウザのことを指す。すなわち、当該ユーザ端末ないしユーザと紐付けられたアカウント単位でウェブブラウザにおける所定機能の追加有無を判断する。
ここでいう所定機能とは、後述する利用情報取得を可能とするための機能であって、その詳細な機能については、ウェブブラウザごとにより種々であってよい。追加有無判断部においては、それらのウェブブラウザにおいて、もともとは利用情報あるいは利用情報に類するようなユーザによるウェブブラウザの利用に関する情報の取得が不可能ないし制限されており、当該制限を解除ないし開放する機能としての所定機能が追加されているか否かを判断する。
追加有無判断部では、所定機能が追加されているか否かを判断するが、ここでいう追加とは、新たな機能をダウンロードしたりインストールしたりするなどして追加する処理のほか、予め制限付きで提供可能になっている機能の利用を可能にするための当該制限を解除する処理をも含んでよい。その他、従前は利用ができなかった機能が、ユーザによる人為的な操作を通じて行われる処理を通じて利用可能になる態様であれば、広くここでいう「追加」に含めてよい。ここでいう追加は、ユーザが自身のウェブブラウザの利用に関する情報の活用を許諾ないし許容することの意思表示としての操作に基づく処理である必要があるため、当該意思表示と評価できない処理は、ここでいう「追加」には含まれない。
ここで図4を示す。同図は、本実施形態の関心情報出力システムの追加有無判断処理の一例を示す図であり、ユーザ端末であるスマートフォン0400上のディスプレイに表示されたウェブブラウザ0401上で追加有無判断のための処理を行う場合の一例が示されている。同図では、ウェブブラウザの機能拡張をおこなうために利用可能なアドインプログラムが複数リストアップされており、「ON」「OFF」との表示と紐付けられたそれらのアドインについて、すでに機能追加がなされているかどうかが視認可能である。そしてそれらのアドインのうち「閲覧機能を使ってお薦め商品をレコメンドします」との説明が記載されているものについて同図では「OFF」との表示がなされている0402ところ、同表示をタップするなどして機能追加を要求すると、同表示が「ON」に変わるとともに、以後利用情報の取得が可能となる。
なお、図4を用いて示した例は、ユーザにおいて所定機能の追加処理を行う場合の一例であり、追加有無判定部においては、当該追加処理がなされているか否かを判断することになる。具体的には、ウェブブラウザにおいて上記機能を有するアドインの利用が可能となっているか否かを判断する。判断のタイミングは様々であってよいが、ユーザ端末においてウェブブラウザの利用が開始されたタイミングや、所定時間利用が継続したと判断されたタイミング、商品購入やサービス利用など利用情報の利用が見込まれると予め設定されるウェブサイト又はウェブページが閲覧されたタイミングなどで随時行われることが望ましい。そして、追加処理がなされていないと判断した場合には、ポップアップ画面を表示させたり、プッシュ通知を出力したりする方法などで、所定機能の追加を促すメッセージを表示するような仕組みを採用してもよい。ここでいうプッシュ通知は、ウェブブラウザを用いて表示される場合のほか、当該ウェブブラウザの拡張機能を通じてあるいはユーザ端末のOSを利用して処理される他の機能を通じて行われる場合などが考えられる。当該構成を採用することにより、ユーザにとり有益な利用情報を、好適なタイミングで取得し利用可能とする機会を確保することが可能となる。
「利用情報取得部」0302は、前記判断結果が所定機能の追加ありとの内容である場合に同機能を通じて所定のユーザによるウェブブラウザの利用に関する情報である利用情報を取得するように構成されている。ここで取得する利用情報は具体的には、ユーザが閲覧したウェブサイト又はウェブページのURLや閲覧時刻、閲覧時間、画面遷移の経緯その他のログ情報が想定される。そして、それらのログ情報を加工して得られる二次情報もまた広く利用情報に含まれうる。
取得対象の利用情報は、ウェブブラウザの利用権限と紐付けられており、より具体的には、ウェブブラウザ利用と紐付けられたアカウントやウェブブラウザ利用の際に登録したユーザ情報と紐付けられて取得される。また、それらの利用情報は一義的にはウェブブラウザの運営サーバへ収集され、同サーバを介して利用情報取得部にて取得される。ユーザが追加機能の利用を許諾したのはウェブブラウザの運営者に対してであるから、まずは当該許諾にもとづき、ウェブブラウザ側において利用情報の取得が行われる。ウェブブラウザ側で取得した利用情報は、そこで匿名化処理などの加工を施したうえで二次情報としての利用情報として、利用情報取得部における取得対象となったりする場合もある。当該構成を採用すれば、個人情報の漏洩や、ユーザの意図しない目的の利用を回避したり抑制したりするなどしてユーザの安心感を担保することも可能となる。
「嗜好解析部」0303は、取得した利用情報を用いて前記ユーザの嗜好を解析するように構成されている。ここでいう「取得した利用情報を用いて」とは、利用情報を解析対象の情報とすることを意味している。当該解析処理を行う際には、他のユーザの利用情報を用いる場合もありえ、その場合には、それらの利用情報を分析用に用いるためのデータベースが別途用意されるようなことも考えられる。当然ながら、それらのデータベースで管理される利用情報については、上述した匿名化等の加工処理が施されることが望ましく、逆にそれらの加工処理が施されることで、多くの利用情報を用いた実効性ある嗜好解析処理を行うことが可能となる。
嗜好解析部における解析処理の具体的な仕組みは様々なあってよく、特に個別の処理を限定する必要はない。ただその一例を示すと、特定のアルゴリズムを用いた機械学習あるいは深層学習を通じた解析処理を行うことが考えられる。ユーザは自分自身の嗜好を十分自覚していないかもしれず、また、人々の購買活動がどのような要素にもとづいて定まり変化しうるのか明確でない場合もあるため、深層学習のような処理態様は、本発明の効果をより実効性あるものたらしめるものとして有用に機能しうる。そのため、嗜好解析部においては、取得した利用情報を解析処理に用いるものの、上述のように他のユーザの利用情報を用いる事もあれば、他にも種々の外部データをも用いることが考えられる。日時や天気、気温、行事、ニュース、位置などの情報も外部のウェブサイトやAPI連携、ユーザ端末その他ハードウェアに備えられた各種センサなどから種々の情報を取得し、それらの情報をも用いて解析処理を行いうる。
なお、ここで得られる「ユーザの嗜好」とは、ユーザの一般的な嗜好のことを指すのではなく、上記利用情報と関連する嗜好のことを意味する。すなわち、図2や図4などを用いて説明した例との関係で言えば、ユーザがどのような物品に興味をもっているのか(時計あるいはID:666の時計)や、いつもどのウェブサイトを使って買い物をしているのか(「watchsellshop」とのドメインのサイト)、どのような価格帯の商品購入を検討しているのか(約44,000円前後)などの情報がここでいう「ユーザの嗜好」に該当する。また、それらの情報に基づいて、当該ユーザに商品購入等を促す好適と言いうる施策もまた「ユーザの嗜好」に含まれうる。例えば、クーポン情報の案内やタイムセールの案内などである。あくまで利用情報に紐づいた嗜好解析処理のみをおこなうことで、ユーザ自身が望むようなフィードバックに適した情報を適時に提示することが可能となる。
「関心情報選択部」0304は、前記解析により得られる情報である解析情報を用いて、ウェブブラウザを通じて提供可能な情報である関心情報を選択するように構成されている。ここでいう解析情報とは、一義的には上述した嗜好解析部の処理結果であるが、当該処理結果を加工して得られる二次的な情報もまた、ここでいう解析情報に含まれる。当該加工は関心情報選択を容易にするために行われ、例えば、解析処理結果に対応したタグ付けを行う処理などが考えられる。
関心情報の具体例としては、まず当該ユーザの興味・趣味・嗜好・購買意欲などに沿った最適なキャンペーン情報などが考えられる。さらに、上記タグ付け処理を例に取って説明すると、例えば、「クーポン」とのタグ付けと関連して「●●サイトでは、特典クーポンを使うと、商品購入が10%OFF」との情報あるいは当該●●サイトのURLなどの情報が考えられる。また、「ID:666の時計」とのタグ付けに関連して「△月□日より、同じタイプの腕時計購入の方にボーナスポイントプレゼント」といったキャンペーン告知の情報などが表示されたりしてもよい。
ここで選択対象となる関心情報は、当該関心情報と紐付けられる特定のウェブサイトないしウェブページの運営元のサーバから当該関連情報を取得したうえで保持しておくことが考えられる。関心情報はそれらのサーバとの間で常時情報の送受信をおこなうことで最新の状態にアップデートされることが可能である。すなわち、運営元のサーバから関心情報を取得し、解析情報に基づいて当該取得した関心情報を選択するような場合が考えられるものの、運営元のサーバに存在する関心情報のうち、解析情報に基づいて取得されるべき情報を選択するような構成も考えられる。運営元のサーバとの情報の送受信が行われる過程において、解析情報が任意の目的で当該運営元のサーバに送信され、当該サーバにおいて種々の目的で利活用されることもまた排除されない。いずれにしても、運営元による情報が逐次更新され、その更新が適宜選択対象となる関心情報にも反映される構成を採用することにより、ユーザは、自らの嗜好に適合した最新の関心情報を得ることが出来るようになる。
「重畳表示部」0305は、選択された関心情報を前記ウェブブラウザに対し重畳表示出力するように構成されている。ここではまず、関心情報選択部にて選択された関心情報が、ユーザ端末にてウェブブラウザが起動している際に、当該ブラウザの閲覧よりも優先的に閲覧されるような表示態様で重畳表示されることが考えられる。この場合には、前記ウェブブラウザの全部又は一部に対し相対的にユーザに対し視認可能に重なるような領域に関心情報が表示されればよく、現にウェブブラウザの表示に重畳されていなければならないわけではない。すなわち、ウェブブラウザが他のアプリケーションプログラムの実行などにより直接ユーザに視認可能に表示されていない場合であっても、当該アプリケーションプログラムの実行による画面表示に重畳表示されていさえすれば、ここでいう重畳表示出力のための処理に含まれる。
また、表示出力される関心情報は一の情報でなければならないわけではない。すなわち、複数の関心情報を表示することも可能である。例えば、複数のクーポンイベントに関する情報を順次表示させたり、複数の類似商品の掲載ページに関する情報を順次表示させたりするような構成も考えられる。また、関心情報とともに天気やイベントなどの付随関連する情報をともに出力したりしてもよい。当該構成を採用することにより、ブラウザを閲覧しようとしたユーザに対し、一度特定のウェブサイトから離脱した後などであっても、その後のウェブ閲覧の経緯なども踏まえた好適なタイミングで価値の高い情報を提示することが可能となる。
ここで図5を示す。同図は本実施形態の関心情報出力システムの重畳表示処理の一例を示す図である。同図では、ユーザ端末0500で図2で示した腕時計の商品ページを閲覧している例において、別のタイミング(18時22分)で同ウェブページを閲覧した場合のディスプレイ0501の表示の一例である。図2における閲覧時点から嗜好が解析された結果、関心情報としてさらに価格の安い商品購入が可能なウェブサイトへの誘導を促すメッセージが、上記商品ページに重畳される領域0502に表示されている。当該領域のように、ブラウザの中心付近に表示されることで、効率的な画面遷移を促すことができ、ユーザは関心情報の出力を見逃すこと無く、好適な買い物を楽しむことができるようになる。
なお、重畳表示をおこなう場合には、当該重畳表示に際してウェブブラウザにて表示されているサービスの提供者とは異なる事業者から出力されていることを示す情報がともに表示されるように制御することが望ましい。図5で示した例の場合には「サービス★★★★からのお知らせ」と表示されており、当該重畳表示が、「watchsellshop」ドメインのサービスを提供している事業者以外の事業者により表示されていることが視認可能としている。当該構成を採用することにより、混乱したユーザにより誤った問い合わせに連絡をするなどして生じる種々の混乱を回避することが可能となる。
<具体的な構成>
ここで図6を示す。同図は本実施形態の関心情報出力システムの機能的な各構成をまとめて一のハードウェアとして実現した際の構成の一例を示す概略図である。各装置はいずれも、それぞれ各種演算処理を実行するための「CPU」0601と、「記憶装置(記憶媒体)」0602と、「メインメモリ」0603と、「入出力インタフェース」0604、「ネットワークインタフェース」0605と、を備え、入出力インタフェースを介して、例えば「ディスプレイ」0606などの外部周辺装置と情報の送受信を行う。
なお、本実施形態の関心情報出力システムは、ネットワークインタフェースを介して複数の「ユーザ端末」0607や各種ウェブサービスを提供するための「サービスサーバ」0608、そしてなどの外部装置と情報の送受信を行いうる。このネットワークインタフェースの具体的な態様は有線、無線を問わず、また通信の方法も、両端末間で直接、間接なされるかを問わない。よって特定の外部装置ないし同装置の利用者と紐づけられた外部サーバとの間で情報の送受信を行ういわゆるクラウドコンピューティングの形式を採用することも可能である。
記憶装置には以下で説明するような各種プログラムが格納されており、CPUはこれら各種プログラムをメインメモリのワーク領域内に読み出して展開、実行する。なお、これらの構成は、「システムバス」0699などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う(以上の構成の基本的な構成は、以下で説明する他の装置のいずれについても同様である。
(追加有無判定部の具体的な構成)
追加有無判定部は、コンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、端的にはユーザ端末により実現されうる。より具体的には、CPUが記憶装置から「追加有無判定プログラム」0610をメインメモリに読み出して実行し、当該ユーザ端末において閲覧可能なウェブブラウザに所定機能が追加されているか否かを判断する。
(利用情報取得部の具体的な構成)
利用情報取得部は、コンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、端的にはユーザ端末あるいは外部サーバにより実現されうる。具体的には、前記追加有無判断プログラムの処理結果が所定機能の追加ありとの内容である場合に、CPUが記憶装置から「利用情報取得プログラム」0620をメインメモリに読み出して実行し、同機能を通じて所定のユーザによるウェブブラウザの利用に関する情報である利用情報を取得してメインメモリの所定のアドレスに格納する。
(嗜好解析部の具体的な構成)
嗜好解析部は、コンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、端的には外部サーバにより実現されうる。具体的には、前記追加有無判断プログラムの処理結果が所定機能の追加ありとの内容である場合に、利用情報取得プログラムの実行により取得した利用情報を読み出したうえでCPUが記憶装置から「嗜好解析プログラム」0630をメインメモリに読み出して実行し、当該利用情報を用いて前記ユーザの嗜好を解析する処理を行う。
(関心情報選択部の具体的な構成)
関心情報選択部は、コンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、端的には外部サーバにより実現されうる。具体的には、嗜好解析プログラムの実行により得られた解析情報を読み出したうえでCPUが記憶装置から「関心情報選択プログラム」0640をメインメモリに読み出して実行し、前記解析情報を用いてウェブブラウザを通じて提供可能な情報である関心情報を選択し、メインメモリの所定のアドレスに格納する。
(重畳表示部の具体的な構成)
重畳表示部は、コンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、端的にはユーザ端末あるいは外部サーバにより実現されうる。具体的には、CPUが記憶装置から「重畳表示プログラム」0650をメインメモリに読み出して実行し、関心情報選択プログラムの実行により選択された関心情報を前記ユーザ端末のウェブブラウザに対し重畳表示出力するための処理をおこなう。
<処理の流れ>
図7は、本実施形態の関心情報出力システムにおける処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS0701では、ユーザ端末にて閲覧可能なウェブブラウザに所定機能の追加有無を判断する(追加有無判断ステップ)。ここでの判断結果が所定機能の追加ありとの内容である場合にはステップS0702以下の処理に移行し、追加なしとの内容である場合には、その後の処理を行わない。ただし、ユーザ端末に対し所定機能の追加を促すメッセージを出力するような処理を行ってももちろんよい。
ステップS0702では、前記所定の機能を通じて所定のユーザによるウェブブラウザの利用に関する情報である利用情報を取得する(利用情報取得ステップ)。同ユーザによるウェブブラウザの閲覧が継続的におこなわれれば、それに応じて利用情報の取得も継続的に行われる。そしてステップS0703では、取得した利用情報を用いて前記ユーザの嗜好を解析し(嗜好解析ステップ)、ステップS0704では、前記解析により得られる情報である解析情報を用いて、ウェブブラウザを通じて提供可能な情報である関心情報を選択する(関心情報選択ステップ)。そして、ステップS0705では、あらたな利用情報が取得されたかどうかを判断する。取得されたとの判断結果である場合には、ステップS0703以降の処理を繰り返し、取得されていないとの判断結果である場合には、ステップS0706以下の処理に移行する。
ステップS0706では、ユーザ端末にてウェブブラウザが閲覧されているか否かを判断する。ここでの判断結果が閲覧を意味する内容である場合には、ステップS0707で前記選択された関心情報を前記ウェブブラウザに対し重畳表示出力するための処理を行う(重畳表示ステップ)。閲覧を意味しない内容である場合には、ステップS0706の処理を繰り返す。
<効果>
以上の構成を採用する関心情報出力システムを利用することにより、ユーザの了解ないし同意を前提として、包括的な情報解析を行ったうえで、好適な情報提供を可能とする。
<<実施形態2>>
<概要>
本実施形態の関心情報出力システムは、基本的には実施形態1に記載の関心情報出力システムの構成と同様であるが、関心情報選択に際して、前記ウェブブラウザに表示されている内容と関連する関心情報を選択する点において更なる特徴を有している。
<機能的構成>
図8は、本実施形態の関心情報出力システムの機能ブロックの一例を示す図である。同図において示されているように、本実施形態の「関心情報出力システム」0800は、「追加有無判断部」0801と、「利用情報取得部」0802と、「嗜好解析部」0803と、「関心情報選択部」0804と、「重畳表示部」0805と、を有し、関心情報選択部は、「関連選択手段」0814をさらに有する。基本的な構成は、実施形態1の図3を用いて説明した関心情報出力システムと共通するため、以下では相違点である「関連選択手段」0814の機能について説明する。
「関連選択手段」0814は、関心情報選択部において、前記ウェブブラウザに表示されている内容と関連する関心情報を選択するように構成されている。具体的には、ウェブブラウザにて表示されているウェブページが商品購入に関する内容である場合には、当該商品や関連商品の購入に関する関心情報に限り選択するといった具合である。すなわち、関連選択手段に置いては、適宜ユーザ端末上のウェブブラウザの表示内容に関する情報を取得して、関連情報を選択する。ユーザにとって経済的物理的時間的等、様々なコスト削減その他の利益に資する内容以外の重畳表示を無作為におこなうことになると、ユーザにとってそれらの表示はノイズとしかならない。本実施形態の構成を採用することで、そのような弊害を回避し、真にユーザに好適な情報を適時のタイミングで提供することが可能となる。
<具体的な構成>
本実施形態の関心情報出力システムのハードウェア構成は、基本的には、図6を用いて説明した実施形態1の関心情報出力システムにおけるハードウェア構成と同様である。そこで以下については、これまで説明していない「関連選択手段」の具体的な処理について説明する。
(関連選択手段の具体的な構成)
関連選択手段は、具体的にはコンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、関心情報選択プログラムの実行に際して、CPUが記憶装置から「関連選択サブプログラム」をメインメモリに読み出して実行し、前記ウェブブラウザに表示されている内容と関連する関心情報を選択するような制御をおこなう。
<処理の流れ>
図9は、本実施形態の関心情報出力システムにおける処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは、以下のステップからなる。最初にステップS0901では、ユーザ端末にて閲覧可能なウェブブラウザに所定機能の追加有無を判断する(追加有無判断ステップ)。ここでの判断結果が所定機能の追加ありとの内容である場合にはステップS0902以下の処理に移行し、追加なしとの内容である場合には、その後の処理を行わない。ただし、所定機能の追加を促すメッセージを出力するような処理を行ってももちろんよい。
ステップS0902では、前記所定の機能を通じて所定のユーザによるウェブブラウザの利用に関する情報である利用情報を取得する(利用情報取得ステップ)。同ユーザによるウェブブラウザの閲覧が継続的におこなわれれば、それに応じて利用情報の取得も継続的に行われる。そしてステップS0903では、取得した利用情報を用いて前記ユーザの嗜好を解析し(嗜好解析ステップ)、ステップS0904では、前記解析により得られる情報である解析情報を用いて、ウェブブラウザを通じて提供可能な情報である関心情報を選択する(関心情報選択ステップ)。なおこのとき、ユーザ端末におけるウェブブラウザ表示内容を取得して、当該取得内容に応じた関心情報を選択することになる。そして、ステップS0905では、あらたな利用情報が取得されたかどうかを判断する。取得されたとの判断結果である場合には、ステップS0903以降の処理を繰り返し、取得されていないとの判断結果である場合には、ステップS0906以下の処理に移行する。
ステップS0906では、ユーザ端末にてウェブブラウザが閲覧されているか否かを判断する。ここでの判断結果が閲覧を意味する内容である場合には、ステップS0907で前記選択された、ウェブブラウザ表示内容と関連する関心情報を前記ウェブブラウザに対し重畳表示出力するための処理を行う(重畳表示ステップ)。閲覧を意味しない内容である場合には、ステップS0906の処理を繰り返す。
<効果>
本実施形態の関心情報出力システムを用いることにより、実施形態1の関心情報出力システムを用いる場合に比べて、ユーザに混乱やストレスを生じさせること無く好適な選択肢を提供することが可能となる。
<<実施形態3>>
<概要>
本実施形態の関心情報出力システムは、基本的には実施形態1や2に記載の関心情報出力システムの構成と同様であるが、重畳表示出力のための処理を行うにあたり、ウェブブラウザ以外の出力手段を用いる点を更なる特徴として備えている。
<機能的構成>
図10は、本実施形態の関心情報出力システムの機能ブロックの一例を示す図である。同図において示されているように、本実施形態の「関心情報出力システム」1000は、「追加有無判断部」1001と、「利用情報取得部」1002と、「嗜好解析部」1003と、「関心情報選択部」1004と、「重畳表示部」1005と、を有し、重畳表示部は、「限定表示手段」1015をさらに有する。基本的な構成は、実施形態1の図3を用いて説明した関心情報出力システムと共通するため、以下では相違点である「限定表示手段」1015の機能について説明する。
「限定表示手段」1015は、重畳表示部において、ウェブブラウザ以外の出力手段を用いて重畳表示のための処理を行うように構成されている。ウェブブラウザ以外の出力手段としては、例えば、ユーザ端末にインストールされたアプリケーションプログラムの実行を通じたポップアップ表示であったり、前記ウェブブラウザの所定の機能と連動してユーザ端末のOSを利用して行われるアラート表示であったりすることなどが考えられる。
なお、限定表示手段における出力手段は、ユーザによる設定により、ウェブブラウザによる表示手段と任意に選択可能とする構成があってもよい。また、ユーザ端末においてウェブブラウザの閲覧が行われているか否かを判断し、閲覧が行われている場合にはウェブブラウザによる表示出力のための処理を行ういっぽう、閲覧が行われていない場合には、ウェブブラウザ以外の出力手段を用いた重畳表示のための処理を行うような制御が行われてもよい。さらに言えば、ウェブブラウザ以外の出力手段として複数パターンの出力手段が選択可能に設けられてよく、それらのうち、ユーザによるユーザ端末の操作態様に応じた適宜の出力手段を選択のうえ重畳表示のための処理を行うような制御を行うことも考えられる。この場合には、ユーザ端末の操作態様に関する情報を、当該ユーザ端末との間で適示の情報送受信処理を通じて逐次把握することとなる。
このような制御の具体例を挙げると、ユーザ端末においてウェブブラウザの閲覧が行われていればウェブブラウザによる表示出力のための処理を行う制御をおこなういっぽう、所定の待機時間よりも少ない時間だけ継続してウェブブラウザの閲覧が行われていないような場合には、前記アプリケーションプログラムの実行を通じたポップアップ表示のための制御を行う。また、所定の待機時間を超える時間継続してウェブブラウザの閲覧が行われていないような場合には、OSを利用して行われるアラート表示を行うための制御を行う。このように、ウェブブラウザの閲覧時間が少なく、商品等のウェブページからの離脱が認められる場合であっても、当該離脱の態様に応じた表示出力を行うような処理を可能とすることで、ユーザが気付きづらいようなタイミングであっても当該ユーザに有益な利用情報を認識させる機会を提供することができる。
<具体的な構成>
本実施形態の関心情報出力システムのハードウェア構成は、基本的には、図6を用いて説明した実施形態1の関心情報出力システムにおけるハードウェア構成と同様である。そこで以下については、これまで説明していない「限定表示手段」の具体的な処理について説明する。
(限定表示手段の具体的な構成)
限定表示手段は、具体的にはコンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、重畳表示プログラムの処理に際し、CPUが記憶装置から「限定表示サブプログラム」をメインメモリに読み出して実行し、ウェブブラウザ以外の出力手段を用いて重畳表示のための処理を行う。
<処理の流れ>
図11は、本実施形態の関心情報出力システムにおける処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS1101では、ユーザ端末にて閲覧可能なウェブブラウザに所定機能の追加有無を判断する(追加有無判断ステップ)。ここでの判断結果が所定機能の追加ありとの内容である場合にはステップS1102以下の処理に移行し、追加なしとの内容である場合には、その後の処理を行わない。ただし、所定機能の追加を促すメッセージを出力するような処理を行ってももちろんよい。
ステップS1102では、前記所定の機能を通じて所定のユーザによるウェブブラウザの利用に関する情報である利用情報を取得する(利用情報取得ステップ)。同ユーザによるウェブブラウザの閲覧が継続的におこなわれれば、それに応じて利用情報の取得も継続的に行われる。そしてステップS1103では、取得した利用情報を用いて前記ユーザの嗜好を解析し(嗜好解析ステップ)、ステップS1104では、前記解析により得られる情報である解析情報を用いて、ウェブブラウザを通じて提供可能な情報である関心情報を選択する(関心情報選択ステップ)。そして、ステップS1105では、あらたな利用情報が取得されたかどうかを判断する。取得されたとの判断結果である場合には、ステップS1103以降の処理を繰り返し、取得されていないとの判断結果である場合には、ステップS1106以下の処理に移行する。
ステップS1106では、ウェブブラウザ以外の出力手段を用いて重畳表示のための処理を行うべきか否かを判断し、行うべきと判断した場合はステップS1107で前記選択された関心情報を前記ウェブブラウザに対しウェブブラウザ以外の出力手段を用いて重畳表示出力するための処理を行う(限定表示ステップ)。行うべきでないと判断した場合は、ステップS1108で、関心情報を前記ウェブブラウザに重畳表示出力するための処理を行う(重畳表示ステップ)。
<効果>
本実施形態の関心情報出力システムを用いることにより、実施形態1の関心情報出力システムを用いる場合に比べて、ユーザによる端末操作の実態に応じた多様な手段での出力手段を通じた気づきの機会提供の豊富化を図ることが可能となる。
0200・・・関心情報出力システム、0201・・・追加有無判断部、0202・・・利用情報取得部、0203・・・嗜好解析部、0204・・・関心情報選択部、0205・・・重畳表示部

Claims (5)

  1. ウェブブラウザに所定機能の追加有無を判断する追加有無判断ステップと、
    前記判断結果がユーザ端末の人為的な操作を通じて行われる機能追加要求に基づく所定機能の追加ありとの内容である場合に同機能を通じて所定のユーザによるウェブブラウザの利用に関する情報である利用情報を取得する利用情報取得ステップと、
    取得した利用情報を用いて前記ユーザの嗜好を解析する嗜好解析ステップと、
    前記解析により得られる情報である解析情報を用いて、ウェブブラウザを通じて提供可能な情報である関心情報を選択する関心情報選択ステップと、
    選択された関心情報を前記ウェブブラウザに対し重畳表示出力するための重畳表示ステップと、
    をコンピュータにて実行する関心情報出力方法。
  2. 関心情報選択ステップは、
    前記ウェブブラウザに表示されている内容と関連する関心情報を選択する関連選択サブステップをさらに有する請求項1に記載の関心情報出力方法。
  3. 重畳表示ステップは、
    ウェブブラウザ以外の出力手段を用いる限定表示サブステップをさらに有する請求項1に記載の関心情報出力方法。
  4. ウェブブラウザに所定機能の追加有無を判断する追加有無判断ステップと、
    前記判断結果がユーザ端末の人為的な操作を通じて行われる機能追加要求に基づく所定機能の追加ありとの内容である場合に同機能を通じて所定のユーザによるウェブブラウザの利用に関する情報である利用情報を取得する利用情報取得ステップと、
    取得した利用情報を用いて前記ユーザの嗜好を解析することで得られる情報である解析情報を用いて選択される関心情報を取得する関心情報取得ステップと、
    取得した関心情報を前記ウェブブラウザに対し重畳表示出力するための重畳表示ステップと、
    をコンピュータにて実行可能とするための関心情報出力プログラム。
  5. ユーザ端末にて閲覧可能なウェブブラウザに所定機能の追加有無を判断する追加有無判断部と、
    前記判断結果がユーザ端末の人為的な操作を通じて行われる機能追加要求に基づく所定機能の追加ありとの内容である場合に同機能を通じて所定のユーザによるウェブブラウザの利用に関する情報である利用情報を取得する利用情報取得部と、
    取得した利用情報を用いて前記ユーザの嗜好を解析する嗜好解析部と、
    前記解析により得られる情報である解析情報を用いて、ウェブブラウザを通じて提供可能な情報である関心情報を選択する関心情報選択部と、
    選択された関心情報を前記ウェブブラウザに対し重畳表示出力するための重畳表示部と、
    を有する関心情報出力システム。
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