JP7147659B2 - 逆浸透膜装置の運転方法及び逆浸透膜装置 - Google Patents
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Description
図6に示す逆浸透膜システムにおいて、原水供給水量4.7L/min、回収率15%の条件で試験を行った。原水は、生物処理水にIPAを1mg/L、リン酸二水素ナトリウム0.001mg/Lを添加した合成排水である。バイオファウリング防止剤(栗田工業株式会社製クリバーター(登録商標)IK110)を24時間毎に3時間にわたって40mg/Lで間欠添加した。
実施例1の実験期間中、並行してモジュール差圧(図6のP1-P2)の経時変化を測定した。結果を図8に示す。図8の通り、モジュール差圧は11日目に0.0025MPaの差圧上昇を示した。
図6に示す逆浸透膜システムにおいて、原水供給水量4.8L/min、回収率75%で通水115分、フラッシング5分を繰り返す試験を行った。供給水は純水にSiO2100mg/L、Al 0.1mg/L、Ca 10mg/L、CO360mg/L、スケール分散剤(栗田工業株式会社製クリバーター(登録商標)N195)12.5mg/Lを添加し、pHを7.1に調整した合成排水を用いた。
実施例2の実験期間中、並行して膜間差圧(図6の(P1+P2)/2-P3)の経時変化を測定し、図10に示した。
実施例2と同様の通水試験を行い、アルカリ洗浄による膜性能の回復を試験した。試験は図11の手順で行い、膜性能は最後尾エレメントの通水前フラックスとの比で示した。
図12に最後尾エレメントの膜性能が88%まで低下し、膜間差圧の上昇は検知していない条件で洗浄を行った結果を示す。1hの洗浄では膜性能が93%まで回復し、24hの洗浄では100%まで回復することが認められた。
2 ベッセル
10,20,30 膜エレメント
11,21,31 集水管
12,22,32 袋状膜エレメント
15,25 ブラインシール
Claims (11)
- 第1ないし第n(nは2以上の整数)の膜エレメントを備え、第1の膜エレメントに原水が供給され、第k(kは1以上でnよりも小さい整数)の膜エレメントの濃縮水が第k+1の膜エレメントに供給され、第nの膜エレメントからの濃縮水が装置外に取り出され、各膜エレメントの透過水が装置外に取り出される逆浸透膜装置を運転する方法において、
第1、第n又は通水方向に連なる複数(ただしnよりも少数)の膜エレメントから装置外に取り出される単位時間当りの透過水流量を測定することを特徴とする逆浸透膜装置の運転方法。 - 前記第1の膜エレメントから装置外に取り出される透過水流量を測定することを特徴とする請求項1の逆浸透膜装置の運転方法。
- 原水にバイオファウリング防止剤を添加する工程を有することを特徴とする請求項2の逆浸透膜装置の運転方法。
- 前記第nの膜エレメントから装置外に取り出される透過水流量を測定することを特徴とする請求項1の逆浸透膜装置の運転方法。
- 原水にスケール分散剤を添加する工程を有することを特徴とする請求項4の逆浸透膜装置の運転方法。
- 2以上の前記膜エレメントが1つの圧力容器内に設置されていることを特徴とする請求項1~5のいずれかの逆浸透膜装置の運転方法。
- 前記測定された透過水流量に基づいて前記膜エレメントの洗浄又は交換を行うことを特徴とする請求項1~6のいずれかの逆浸透膜装置の運転方法。
- 第1ないし第n(nは2以上の整数)の膜エレメントを備え、第1の膜エレメントに原水が供給され、第k(kは1以上でnよりも小さい整数)の膜エレメントの濃縮水が第k+1の膜エレメントに供給され、第nの膜エレメントからの濃縮水が装置外に取り出され、各膜エレメントの透過水が装置外に取り出される逆浸透膜装置であって、
2以上の前記膜エレメントが1つの円筒状の圧力容器内に設置されているとともに、
前記膜エレメントは、それぞれ、集水管の外周に袋状膜が巻回されたスパイラル型膜エレメントであり、前記圧力容器内に同軸上に設置されており、
先頭の前記膜エレメントの集水管と次段の前記膜エレメントの集水管とは、エンドキャップにより隔絶されており、
前記先頭の膜エレメントから装置外に取り出される透過水の流量測定手段と、前記次段の膜エレメントから装置外に取り出される透過水の流量測定手段とを有することを特徴とする逆浸透膜装置。 - 先頭の前記膜エレメントの集水管の端部と次段の前記膜エレメントの集水管の端部とに、それぞれ別体のエンドキャップを装着するか、または、双方の集水管の端部に一体のエンドキャップを装着することを特徴とする請求項8の逆浸透膜装置。
- 第1ないし第n(nは2以上の整数)の膜エレメントを備え、第1の膜エレメントに原水が供給され、第k(kは1以上でnよりも小さい整数)の膜エレメントの濃縮水が第k+1の膜エレメントに供給され、第nの膜エレメントからの濃縮水が装置外に取り出され、各膜エレメントの透過水が装置外に取り出される逆浸透膜装置であって、
2以上の前記膜エレメントが1つの円筒状の圧力容器内に設置されているとともに、
前記膜エレメントは、それぞれ、集水管の外周に袋状膜が巻回されたスパイラル型膜エレメントであり、前記圧力容器内に同軸上に設置されており、
最後尾の前記膜エレメントの集水管と前段の前記膜エレメントの集水管とは、エンドキャップにより隔絶されており、
前記最後尾の膜エレメントから装置外に取り出される透過水の流量測定手段と、前記前段の膜エレメントから装置外に取り出される透過水の流量測定手段とを有することを特徴とする逆浸透膜装置。 - 最後尾の前記膜エレメントの集水管の端部と前段の前記膜エレメントの集水管の端部とに、それぞれ別体のエンドキャップを装着するか、または、双方の集水管の端部に一体のエンドキャップを装着することを特徴とする請求項10の逆浸透膜装置。
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